JP2015187416A - 内燃機関 - Google Patents

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宏朗 尾井
Hiroo Oi
宏朗 尾井
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Abstract

【課題】燃費を担保しつつ有効にドライバビリティを向上させ得る内燃機関を提供する。【解決手段】本発明に係る内燃機関は、吸気が流通する通路上にプラズマアクチュエータを配している内燃機関であって、スロットルバルブの開度が所定以上となるときにプラズマアクチュエータの電極に電圧を印加することでプラズマを発生させ、吸入空気量を増大させる。これにより、吸気通路を通る吸気の乱れを抑制し、スムーズな気筒への吸気の導入を実現する。【選択図】図6

Description

本発明は、車両に搭載される内燃機関に関するものである。
従来、車両のドライバビリティの向上のために、車体の表面や内燃機関の一部分にプラズマアクチュエータを配した内燃機関が提案されている(例えば、特許文献1参照)。斯かる特許文献1では、プラズマアクチュエータを配することによって、近傍の気流の剥離を抑制し、気流を所望の方向に導く事によって、車体の空気抵抗を低減したり、内燃機関の吸気の流れを促したりするという技術が開示されている。
特開2011−047320号公報
ここで、内燃機関においてドライバビリティの向上に対する課題の一つとして、スロットル開度を増大させている運転領域において、スロットル開度の増大に実際の吸入空気量の増大が伴わないといった課題が挙げられる。このような課題は特に自然吸気式の内燃機関に対しては顕著である。またプラズマアクチュエータを作動させるということは電極に電圧を印加することを意味する。すなわち、プラズマアクチュエータの作動に掛かる電力を無駄に増大してしまうと、かえって燃費の悪化を招来するとも考えられる。
本発明は、このような不具合に着目したものであり、燃費を担保しつつ有効にドライバビリティを向上させ得る内燃機関を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち本発明に係る内燃機関は、吸気が流通する通路上にプラズマアクチュエータを配している内燃機関であって、
スロットルバルブの開度が所定以上となるときにプラズマアクチュエータの電極に電圧を印加することでプラズマを発生させ、吸入空気量を増大させることを特徴とする。
このようなものであれば、所要のときにプラズマアクチュエータにより吸入空気量を増大させることで、ドライバの要求に応じたタイミングで所望のトルクを得ることができる。その結果、燃費を担保しつつ有効にドライバビリティを向上させ得る内燃機関を提供することができる。
本発明によれば、燃費を担保しつつ有効にドライバビリティを向上させ得る内燃機関を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る概略構成図。 本発明の一実施形態のプラズマアクチュエータを示す側断面図。 本発明の一実施形態のプラズマアクチュエータを示す側断面図。 本発明の一実施形態のプラズマアクチュエータを示す側断面図。 本発明の一実施形態のプラズマアクチュエータを示す側断面図。 同実施形態に係るフローチャート。 同実施形態に係る作用説明図。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、プラズマアクチュエータ1を内部に設置した本実施形態に係る内燃機関の一例である。この内燃機関は、吸気マニホルドを経由して流入する吸気aを吸気ポート8から気筒94内に取り入れる、例えばターボチャージャを配していない、所謂自然吸気式エンジンと称されるものである。同図には、複数気筒のうちの一気筒の要部を拡大して示している。各気筒94の吸気ポート8の内部は、吸気マニホルド側から気筒94内の燃焼室に向けて下方に湾曲した形状をなす。しかして、その吸気ポート8の内周の曲面8aの表層部、すなわち曲率的に吸気aの流れの剥離が生じやすいと思しき箇所に、プラズマアクチュエータ1を設ける。因みに、符号91は吸気弁、符号92は排気ポート、符号93は排気弁、符号95はピストンである。
続いて図2〜図5を用いてプラズマアクチュエータの具体的な構成について説明する。プラズマアクチュエータ1が生成したプラズマ0は、流入する吸気aに効率よく作用する。即ち、プラズマアクチュエータ1を設けている部位で誘導気流が生じる。
このプラズマアクチュエータ1は、上側電極21及び下側電極22の対と、これら電極間に挟まれる誘電体23とを要素とするユニット2を複数個、一定方向に沿って間欠的に配列してなる。
上側電極21は、前後方向(ユニット2の配列方向。図中横方向)に沿った幅寸法が下側電極22のそれよりも小さい。また、上下方向(電極21、22が誘電体23を挟む方向、または誘電体23の表面の法線方向。図中縦方向)の厚みも小さく薄い。各ユニット2の上側電極21は、誘電体23の表面に露出させる、または、下側電極22と比べてより誘電体23の表面に近い位置に配置する。後者の場合、上側電極21にプラズマ生成を妨げないコーティングを施すか、若しくは図5に示しているように、上側電極21を誘電体23の(プラズマ0が生成される)表面下に埋設するようにして、上側電極21を直接気流に触れさせないようにすることができる。
下側電極22は、上側電極21と比較して前後方向に大きく拡張する。各ユニット2の下側電極22は、図2、図4に示しているように誘電体23の裏面に露出させてもよく、図3、図5に示しているように誘電体23内に埋設してもよい。下側電極22は、同じユニット2を構成する上側電極21に対して前方に偏倚した位置にある。即ち、下側電極22の直上に上側電極21は存在していない。
誘電体23は、典型的には樹脂やセラミックである。誘電体材料としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド等のポリマー系絶縁体や、アルミナ、ジルコニア、窒化ケイ素等のセラミック系絶縁体を採用することが好適である。
各ユニット2の上側電極21と、当該ユニット2と隣り合う他のユニット2の下側電極22との間には、遮蔽部3を設ける。遮蔽部3は、一のユニット2の上側電極21と、他のユニット2の下側電極22との間でプラズマが生成されるのを阻害する役割を担う。遮蔽部3は、誘電体材料を主体とし、各ユニット2の上側電極21の後背にあって、電極21、22が挟んでいる誘電体23の表面から、少なくとも上側電極21の上面と略同じ高さまで迫り出している。図2、図3、図5に示しているものでは、遮蔽部3の高さが上側電極21の上面を越えており、また、遮蔽部3が上側電極21の上面の一部に覆い被さっている。図4に示しているものでは、遮蔽部3の高さが上側電極21の上面と略面一となっており、下側電極22の直上にある誘電体23の表面とがなだらかに連続している。
本プラズマアクチュエータ1を用いるに際しては、各ユニット2の上側電極21及び下側電極22間に、例えば1kVないし10kV程度の高圧、1kHzないし20kHz程度の周波数の、脈流電圧(直流パルス電圧)または交流電圧を印加する。印加電圧及び周波数は、電極21、22の寸法や電極21、22間の距離、誘電体23の誘電率等に応じて定める。
両電極21、22間に電圧を印加すると、下側電極22の直上にある誘電体23の表面にプラズマ0が生成され、このプラズマ0に起因して、誘電体23の表面上に気体の衝撃波41が発生する。衝撃波41は、同一のユニット2を構成する上側電極21から下側電極22に向かう方向に、換言すれば後方から前方に向かって流れる。プラズマ0を生成するユニット2が前後方向に並んでいることから、誘電体23の表面上を流れる衝撃波41は、あるユニット2から別のユニット2へと伝搬してゆくにつれて加速され、強化される。
しかして本実施形態では、スロットルバルブの開度が所定以上となるときにプラズマアクチュエータ1の電極21、22に電圧を印加することでプラズマを発生させ、吸入空気量を増大させることを特徴としている。ここで、本実施形態に係る制御について図6のフローチャートに基づいて説明する。
内燃機関の運転中、ドライバが急にアクセルペダルを踏み込む等によりスロットルバルブを全開か、或いはそれに近い開度である所定値にまで開くような運転を要求されたとき(ステップS1)、電極21、22に電圧を印可し(ステップS2)、プラズマアクチュエータ1からプラズマ0を発生させる。また、殆どの運転状態においてそうであるが、スロットルバルブを所定値にまで開くような運転を要求されていないとき(ステップS1)では、電極21、22に電圧を印加せず(ステップS3)電力の消費を抑えるようにする。
すなわち上記ステップS2となるとき、図7に示すように、プラズマアクチュエータ1を設けている部位では上述した通りプラズマ0が生じ、それに伴い衝撃波41が発生することに起因して誘導気流が生まれ、吸気ポート8の内周の曲面8aから近い箇所を流れる内側吸気a1の剥離が抑制されて曲面8aから遠い箇所を流れる外側吸気a2と内側吸気a1との干渉が抑制され、スムーズな吸気aの流れが実現される。結果として吸気aが円滑に気筒94に流れ込む。これにより、吸気充填効率の向上、燃費の向上を見込める。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る内燃機関は、ことが可能となる。所要のときにのみプラズマアクチュエータ1の電極21、22に電圧を印加することにより一時的に吸入空気量を増大させることで、ドライバの要求に応じたタイミングで所望のトルクを得ることができる。その結果、燃費を担保しつつ有効にドライバビリティを向上させ得る内燃機関を実現している。
また、スロットル開度が所定未満であればプラズマアクチュエータ1は作動させないことから、吸入空気量を多量に要求しない運転領域では電極21、22に電圧を印加するための電力を節約することができ、燃費の向上に資する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では吸気が流通する通路上のうち、気筒に近接している箇所にプラズマアクチュエータを設けた態様を開示したが勿論、プラズマアクチュエータを設ける箇所は斯かる箇所に限定されない。また電極や誘電体の具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は車両に搭載される内燃機関として利用することができる。
1…プラズマアクチュエータ
8…吸気ポート
0…プラズマ
a…吸気

Claims (1)

  1. 吸気が流通する通路上にプラズマアクチュエータを配している内燃機関であって、
    スロットルバルブの開度が所定以上となるときにプラズマアクチュエータの電極に電圧を印加することでプラズマを発生させ、吸入空気量を増大させる内燃機関。
JP2014064829A 2014-03-26 2014-03-26 内燃機関 Pending JP2015187416A (ja)

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