JP2015186324A - コイルボビン、モーター、及びロボット - Google Patents

コイルボビン、モーター、及びロボット Download PDF

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JP2015186324A JP2014059796A JP2014059796A JP2015186324A JP 2015186324 A JP2015186324 A JP 2015186324A JP 2014059796 A JP2014059796 A JP 2014059796A JP 2014059796 A JP2014059796 A JP 2014059796A JP 2015186324 A JP2015186324 A JP 2015186324A
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牧野 浩士
Hiroshi Makino
浩士 牧野
智 正井
Satoshi Masai
智 正井
坂田 正昭
Masaaki Sakata
正昭 坂田
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Abstract

【課題】トルク向上、放熱性の改善に寄与するコイルボビン、モーター、及びロボットを
提供する。
【解決手段】コイルボビンは、モーターに含まれるコイルボビンであって、巻線55が複
数回の周回によって巻回される外円筒面54と、予め巻線55の巻回による変形の方向と
は逆方向に傾けて形成されているフランジ56,57と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイルボビン、モーター、及びロボットに関するものである。
産業用ロボットでは小型のモーターが随所に用いられ、モーターの性能がロボットの動
作性能を大きく左右している。ロボットでは、小型かつ大きなトルクを実現するモーター
が要求され、モーターにはコイルボビンに銅線を巻き付けたコイルが複数用いられている
小型のモーターでは、樹脂のコイルボビンに銅線を巻き付けたコイルが、ステーターに
複数取り付けられており、外部制御回路から各々のコイルを回転数に見合うよう励磁する
ことで、モーターの回転子を回転させる。一般的にモーターで、小型かつ高いトルクを実
現するためには、前述の銅線をより高い密度(占積率)で巻き付ける必要があり、コイル
ボビンの形状には様々な工夫がなされている。例えば、押し圧装置でフランジ内面の変形
を矯正する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
コイルの設計製作では、狭い空間により多くの銅線を巻き付けるため、コイルボビンの
肉厚は極力薄くすることが好ましい。
特開2008−43101号公報
しかし、肉が薄いコイルボビンでは、図10(A)に示すように、巻線(銅線)55を
巻き付ける際にかかる応力でコイルボビン95が変形する。その対策として樹脂の材質及
び、図10(B)に示すように、コイルボビン96の肉厚を工夫するが、コイルボビンの
肉厚は0.5mm程度が限界である。また、特許文献1では治具を外すと巻線の状態が不
均一になるおそれがある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るコイルボビンは、モーターに含まれるコイルボビンであっ
て、巻線が複数回の周回によって巻回される外円筒面と、予め前記巻線の巻回による変形
の方向とは逆方向に傾けて形成されているフランジと、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、巻線を巻き付けるコイルボビンにおいて、巻き付けの応力によるコ
イルボビンの変形を相殺するよう、前記の変形方向に対し、予め逆方向にコイルボビンの
形状が変形している。これにより、より肉厚が薄いコイルボビンを積極的に採用し、例え
ば、より狭い空間に高い占積率で巻線を巻き、巻線の占積率を上げるコイルボビンを提供
できる。
[適用例2]上記適用例に記載のコイルボビンにおいて、前記巻線の巻回後に、前記外
円筒面と前記フランジとが直角になることを特徴とする。
本適用例によれば、巻線の占積率を容易に上げることができる。
[適用例3]上記適用例に記載のコイルボビンにおいて、前記フランジは、前記外円筒
面側に傾斜していることを特徴とする。
本適用例によれば、巻き付けの応力によるコイルボビンの変形を容易に相殺できる。
[適用例4]上記適用例に記載のコイルボビンにおいて、前記フランジは、前記外円筒
面側の基部が先端部より肉厚であることを特徴とする。
本適用例によれば、より肉厚が薄いコイルボビンを容易に採用できる。
[適用例5]本適用例に係るモーターは、上記に記載のコイルボビンを有するステータ
ーを備えることを特徴とする。
本適用例によれば、上記に記載のコイルボビン構造を用いることで、巻線の占積率を上
げることができ、モーターのトルク向上、放熱性の改善が実現できる。
[適用例6]本適用例に係るロボットは、基台と、前記基台に連結され、前記基台に対
して回動可能なアームと、前記基台に対して前記アームを回動させる上記に記載のモータ
ーと、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、上記に記載のモーターによる効果を有するロボットを提供できる。
本実施形態に係るモーターを示す断面図。 本実施形態に係るコイルボビンの形状を示す図、(A)はコイル巻回前、(B)はコイル巻回後。 本実施形態に係る組立補助治具を示す図。 本実施形態に係るコイルボビンに組立補助治具をセットした状態を示す断面図。 本実施形態に係る組立補助治具を説明するための図。 本実施形態に係る組立補助治具を説明するための図。 本実施形態に係るモーターを適用したロボットを示す斜視図。 本実施形態に係るモーターを適用したロボットを示す斜視図。 変形例のコイルボビンの形状を示す図、(A)はコイル巻回前、(B)はコイル巻回後。 従来の巻き付けの応力によるコイルボビンの変形を説明するための図、(A)は変形あり、(B)は変形なしの図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図
面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大又は縮小して表示している
(第1実施形態)
(モーター)
図1は、本実施形態に係るモーターを示す断面図である。
本実施形態に係るモーター1は、図1に示すように、ハウジング(外装ケース)2と、
ステーター(電機子)4と、ローター5とを有している。なお、モーター1としては、特
に限定されず、例えば、サーボモーター、ステッピングモーター等が挙げられる。
ハウジング2の上壁及び底壁には軸受21,22が設けられている。そして、この軸受
21,22には回転軸3が回転可能に軸支されている。又はハウジング2内において、回
転軸3にはコア51が固定されている。ローター5は、円柱状をなし、回転軸3と、鉄等
の軟磁性材料で構成されたコア51と、コア51の外周に設けられた永久磁石52とによ
り構成されている。また、ローター5の周囲にはステーター4が配置されている。ステー
ター4は、円筒状をなしており、複数のコイルボビン53(図2参照)と、コイルボビン
53に巻回された、周方向に所定間隔で配置された複数のコイル41を有している。
永久磁石52は、円環柱状をなしている。また、永久磁石52は、その周方向に複数の
磁極が形成された多極構造を有している。
次に、本実施形態のコイルボビン53の形状について説明する。
図2は、本実施形態に係るコイルボビン53の形状を示す図である。(A)はコイル巻
回前、(B)はコイル巻回後である。
本実施形態のコイルボビン53は、中空円筒体の両側端に鍔状のフランジを全周に備え
た形状を有しており、このコイルボビン53の中空円筒体の外円筒面54に巻線55を多
重に巻回してコイル41が形成されている。コイルボビン53は、フランジとしての内ボ
ビン56及び外ボビン57を備えている。コイルボビン53は、内ボビン56と外ボビン
57とを連結する中空円筒体としての連結部58を備えている。連結部58は、巻線55
の巻回する外円筒面54を備えている。この連結部58の外円筒面54上に巻線55が巻
回される。
巻線55の巻回後に、外円筒面54と内ボビン56とが直角になる。また外円筒面54
と外ボビン57とが直角になる。これによれば、巻線55の占積率を容易に上げることが
できる。
内ボビン56及び外ボビン57は、コイル巻回後の巻線55の応力による変形を相殺で
きるように、変形している。内ボビン56及び外ボビン57は、コイル巻回後の巻線55
の応力による変形を相殺できるように、外円筒面54側に傾斜している。これによれば、
巻き付けの応力によるコイルボビン53の変形を容易に相殺できる。内ボビン56は、コ
イル巻回後の巻線55の応力による変形を相殺できるように、外ボビン57側に傾斜して
いる。外ボビン57は、コイル巻回後の巻線55の応力による変形を相殺できるように、
内ボビン56側に傾斜している。
連結部58の外円筒面54に対する内ボビン56及び外ボビン57の傾斜角60は、コ
イルボビン53の肉厚、及び巻線55の太さ、巻回数、張力等により決定されればよい。
例えば、コイルボビン53の肉厚が薄い場合、巻線55が太い場合、巻回数が多い場合、
あるいは張力が大きい場合は傾斜角60を小さくしてもよい。
コイルボビン53の材料としては、半田の熱に耐える耐熱性の高い液晶ポリマが使用さ
れているのが好ましい。また、ナイロン、PBT(ポリプチレンテレフタレート)樹脂材
が使用されていてもよい。コイルボビン53の巻線55用の線材は、ポリエステル、ポリ
ウレタンによる被膜銅線が使用されているのが好ましい。
(組立補助治具)
次に、巻線55をコイルボビン53に巻き付ける際の組立補助治具62について説明す
る。
図3は、本実施形態に係る組立補助治具62を示す図である。図4は、本実施形態に係
るコイルボビン53に組立補助治具62をセットした状態を示す断面図である。
前述したように、本実施形態のコイルボビン53の外円筒面54に巻線55を多重に巻
回してコイル41を形成するが、コイルボビン53の内ボビン56及び外ボビン57は、
コイル巻回後の巻線55の応力による変形を相殺できるように、変形している。このため
、巻回しが困難な場合がある。そこで、次のような組立補助治具62を用いることによっ
て、巻線55の巻回しを簡単かつ確実に行うことができる。
図3に示すように、組立補助治具62は、内ボビン56と係合する係合部(凹部)63
が形成された一対の第1治具64と、外ボビン57と係合する係合部(凹部)63が形成
された一対の第2治具65と、連結部58の中空内に挿入される直方体の第3治具66と
、を有している。これら各部材は、半田の熱に耐える耐熱性の高い液晶ポリマが使用され
ているのが好ましい。また、ナイロン、PBT(ポリプチレンテレフタレート)樹脂材が
使用されていてもよい。例えば、銅、アルミニウム、真鍮等の金属材料、ステンレス鋼等
の合金などで構成されていてもよい。
一対の第1治具64は、その大きさが内ボビン56の外形と略等しい。第1治具64は
、係合部(凹部)63によってコイルボビン53の内ボビン56に着脱自在に固定するこ
とができるようになっている。なお、第1治具64の内ボビン56への固定方法としては
、係合部(凹部63)に限定されず、例えば、ねじ止め、圧入、接着等であってもよい。
第1治具64には、第1治具64の平面視にて、長手方向にスリット67が形成されてい
る。スリット67は、第1治具64の端辺を二分するように形成されている。このスリッ
ト67には、第3治具66が挿入される。第1治具64の係合部(凹部)63が内ボビン
56と係合することによって、コイル巻回後の巻線55の応力による変形を相殺したよう
に、内ボビン56の変形が矯正される。言い換えると、コイルボビン53の外円筒面54
に巻線55を多重に巻回してコイル41を形成したときの状態に、内ボビン56の変形が
矯正される。第1治具64の対峙する係合部(凹部)63は、内ボビン56の幅と略等し
い幅を有している。そのため、内ボビン56を第1治具64の係合部(凹部)63に配置
した状態では、係合部(凹部)63内での内ボビン56のがたつきが防止される。
一対の第2治具65は、その大きさが外ボビン57の外形と略等しい。第2治具65は
、係合部(凹部)63によってコイルボビン53の外ボビン57に着脱自在に固定するこ
とができるようになっている。なお、第2治具65の外ボビン57への固定方法としては
、係合部(凹部)63に限定されず、例えば、ねじ止め、圧入、接着等であってもよい。
第2治具65には、第2治具65の平面視にて、長手方向にスリット67が形成されてい
る。スリット67は、第2治具65の端辺を二分するように形成されている。このスリッ
ト67には、第3治具66が挿入される。第2治具65の係合部(凹部)63が外ボビン
57と係合することによって、コイル巻回後の巻線55の応力による変形を相殺したよう
に、外ボビン57の変形が矯正される。言い換えると、コイルボビン53の外円筒面54
に巻線55を多重に巻回してコイル41を形成したときの状態に、外ボビン57の変形が
矯正される。第2治具65の対峙する係合部(凹部)63は、外ボビン57の幅と略等し
い幅を有している。そのため、外ボビン57を第2治具65の係合部(凹部)63に配置
した状態では、係合部(凹部)63内での外ボビン57のがたつきが防止される。
第3治具66は、連結部58の中空内に配置される部分であり、その断面が連結部58
の中空断面と略等しい。そのため、第3治具66を連結部58の中空内に配置した状態で
は、中空内での第3治具66のがたつきが防止される。第3治具66が連結部58の中空
内に挿入されることによって、コイル巻回後の巻線55の応力による連結部58の変形が
防止される。
以上、組立補助治具62の構成について説明した。
次に、この組立補助治具62を用いてステーター4を製造する方法(組立方法)につい
て説明する。まず、コイル41の巻回時には、図4に示すように、コイルボビン53に組
立補助治具62を挿入する。そして、コイルボビン53の外円筒面54に巻線55を多重
に巻回してコイル41を形成する。なお、コイル41の形成については周知技術であるた
め説明を省略する。
本実施形態によれば、巻線55を巻き付けるコイルボビン53において、巻き付けの応
力によるコイルボビン53の変形を相殺するよう、前記の変形方向に対し、予め逆方向に
コイルボビン53の形状が変形している。これにより、より肉厚が薄いコイルボビン53
を積極的に採用し、例えば、より狭い空間に高い占積率で巻線55を巻き、巻線55の占
積率を上げるコイルボビン53構造に関係し、モーター1のトルク向上、放熱性の改善に
寄与する。
(第2実施形態)
図5は、本実施形態に係る組立補助治具68を示す図である。図6は、本実施形態に係
るコイルボビン53に組立補助治具68をセットした状態を示す断面図である。以下、組
立補助治具68の構造を、図5及び図6を参照しながら説明する。
本実施形態の組立補助治具68は、コイルボビン53にセットされる構造が、第1実施
形態と異なっている。以下、第1実施形態と同じ構成部材には同一符号を付し、ここでは
それらの説明を省略又は簡略化する。
図5及び図6に示すように、本実施形態の組立補助治具68は、内ボビン56を吸着す
る吸着機構が形成された第4治具69と、外ボビン57を吸着する吸着機構が形成された
第5治具70と、連結部58の中空内に挿入される直方体の第3治具66と、を有してい
る。組立補助治具68はコイルボビン53を真空吸着させる機能を備えている。
第4治具69及び第5治具70の吸着機構は、真空排気口87と、真空排気通路88と
、真空排気管89と、を備えている。真空排気口87は、第4治具69及び第5治具70
の一方の面に各6か所設けられている。真空排気口87は、真空排気通路88上に設けら
れている。真空排気口87には、Oリング94が設けられている。
真空排気通路88は、第4治具69及び第5治具70の内部に各2系統設けられている
。真空排気通路88は、各真空排気口87に接続されている。真空排気通路88の一端は
、第4治具69及び第5治具70の側面で開放され真空排気管89に接続されている。
真空排気管89の一方は、真空排気通路88に接続されている。真空排気管89の他方
は、図示しない真空排気ポンプに接続されている。
第4治具69の真空排気口87は、内ボビン56の外面に接している。第5治具70の
真空排気口87は、外ボビン57の外面に接している。
第4治具69は、その大きさが内ボビン56の外形と略等しい。第4治具69は、吸着
機構によってコイルボビン53の内ボビン56に着脱自在に固定することができるように
なっている。第4治具69には、第4治具69の平面視にて、長手方向にスリット90が
形成されている。このスリット90には、第3治具66が挿入される。第4治具69が内
ボビン56に吸着することによって、コイル巻回後の巻線55の応力による変形を相殺し
たように、内ボビン56の変形が矯正される。
第5治具70は、その大きさが外ボビン57の外形と略等しい。第5治具70は、例え
ば、吸着機構によってコイルボビン53の外ボビン57に着脱自在に固定することができ
るようになっている。第5治具70には、第5治具70の平面視にて、長手方向にスリッ
ト90が形成されている。このスリット90には、第3治具66が挿入される。第5治具
70が外ボビン57に吸着することによって、コイル巻回後の巻線55の応力による変形
を相殺したように、外ボビン57の変形が矯正される。
なお、真空排気口87は、第4治具69及び第5治具70の一方の面に各6か所設けら
れているとしたが、真空排気口87の数は、6か所より多くても少なくてもよい。また、
真空排気通路88は、第4治具69及び第5治具70の内部に各2系統設けられていると
したが、真空排気通路88の数は、2系統より多くても少なくてもよい。
(ロボット)
図7は、本実施形態に係るモーター1を適用したロボット7を示す斜視図である。
次に、上述したモーター1を適用したロボットについて説明する。なお、ロボットの一
例として、以下に、水平多関節ロボット、垂直多関節ロボットを示すが、ロボットとして
はこれらに限定されず、双腕ロボット、その他の他軸ロボットであってもよい。
本実施形態に係るロボット7は、図7に示すように、水平多関節ロボットである。この
ようなロボット7は、基台71と、第1アーム72と、第2アーム73と、作業ヘッド7
4と、エンドエフェクター75とを有している。
基台71は、例えば、図示しない床面にボルト等によって固定されている。基台71の
上端部には第1アーム72が連結している。第1アーム72は、基台71に対して鉛直方
向に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。基台71内には、第1アーム72を回動
させるモーター1(1A)が設置されている。
第1アーム72の先端部には第2アーム73が連結している。第2アーム73は、第1
アーム72に対して鉛直方向に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。第2アーム7
3内には、第2アーム73を回動させるモーター1(1B)が設置されている。
第2アーム73の先端部には作業ヘッド74が配置されている。作業ヘッド74は、第
2アーム73の先端部に同軸的に配置されたスプラインナット741及びボールネジナッ
ト742と、スプラインナット741及びボールネジナット742に挿通されたスプライ
ンシャフト743とを有している。スプラインシャフト743は、第2アーム73に対し
て、その軸まわりに回転可能であり、かつ、上下方向に移動(昇降)可能となっている。
第2アーム73内には、モーター1(1C)と、モーター1(1D)とが配置されてい
る。モーター1Cの駆動力は、図示しない駆動力伝達機構によってスプラインナット74
1に伝達され、スプラインナット741が正逆回転するとスプラインシャフト743が鉛
直方向に沿うシャフトまわりに正逆回転する。一方、モーター1Dの駆動力は、図示しな
い駆動力伝達機構によってボールネジナット742に伝達され、ボールネジナット742
が正逆回転するとスプラインシャフト743が上下に移動する。
スプラインシャフト743の先端部(下端部)には、エンドエフェクター75が連結さ
れている。エンドエフェクター75としては、特に限定されず、例えば、被搬送物を把持
するもの、被加工物を加工するものなどが挙げられる。これによれば、上記に記載のモー
ター1による効果を有するロボット7を提供できる。
図8は、本実施形態に係るモーター1を適用したロボット8を示す斜視図である。
本実施形態に係るロボット8は、図8に示すように、垂直多関節(6軸)ロボットであ
る。このようなロボット8は、基台81と、4本のアーム82,83,84,85と、リ
スト86とを備え、これらが順に連結されている。
基台81は、例えば、図示しない床面にボルト等によって固定されている。このような
基台81の上端部にはアーム82が水平方向に対して傾斜した姿勢で連結しており、アー
ム82は、基台81に対して鉛直方向に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。また
、基台81内には、アーム82を回動させるモーター1(1E)が設置されている。
アーム82の先端部には、アーム83が連結しており、アーム83は、アーム82に対
して水平方向に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。また、アーム83内には、ア
ーム83をアーム82に対して回動させるモーター1(1F)が設置されている。
アーム83の先端部には、アーム84が連結しており、アーム84は、アーム83に対
して水平方向に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。また、アーム84内には、ア
ーム84をアーム83に対して回動させるモーター1(1G)が設置されている。
アーム84の先端部には、アーム85が連結しており、アーム85は、アーム84に対
してアーム84の中心軸に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。また、アーム85
内には、アーム85をアーム84に対して回動させるモーター1(1H)が設置されてい
る。
アーム85の先端部には、リスト86が連結している。リスト86は、アーム85に連
結されたリング状の支持リング861と、支持リング861の先端部に支持された円筒状
のリスト本体862とを有している。リスト本体862の先端面は、平坦な面となってお
り、例えば、腕時計等のような精密機器を把持するマニピュレーターが装着される装着面
となる。
支持リング861は、アーム85に対して水平方向に沿う回動軸まわりに回動可能とな
っている。また、リスト本体862は、支持リング861に対してリスト本体862の中
心軸に沿う回動軸まわりに回動可能となっている。また、アーム85内には、支持リング
861をアーム85に対して回動させるモーター1(1I)と、リスト本体862を支持
リング861に対して回動させるモーター1(1J)とが配置されている。モーター1I
,1Jの駆動力は、それぞれ、図示しない駆動力伝達機構によって支持リング861、リ
スト本体862に伝達される。これによれば、上記に記載のモーター1による効果を有す
るロボット8を提供できる。
なお、実施形態は上記に限定されず、以下のような形態で実施することもできる。
(変形例)
上記した第1実施形態において、フランジの形状に限定されず、例えば、図9に示す形
状でもよい。
図9は、変形例のコイルボビン91の形状を示す図である。(A)はコイル巻回前、(
B)はコイル巻回後である。フランジとしての内ボビン56及び外ボビン57は、外円筒
面54側の基部92が先端部93より肉厚であってもよい。これによれば、より肉厚が薄
いコイルボビン91を容易に採用できる。
以上、コイルボビン、モーター、及びロボットについて、図示の実施形態に基づいて説
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有す
る任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物が付加さ
れていてもよい。
1…モーター 7,8…ロボット 2…ハウジング 3…回転軸 4…ステーター 5
…ローター(回転子) 21,22…軸受 41…コイル 51…コア 52…永久磁石
53,91…コイルボビン 54…外円筒面 55…巻線 56…内ボビン 57…外
ボビン 58…連結部 60…傾斜角 62,68…組立補助治具 63…係合部(凹部
) 64…第1治具 65…第2治具 66…第3治具 67…スリット 69…第4治
具 70…第5治具 71…基台 72…第1アーム 73…第2アーム 74…作業ヘ
ッド 75…エンドエフェクター 81…基台 82,83,84,85…アーム 86
…リスト 87…真空排気口 88…真空排気通路 89…真空排気管 90…スリット
92…基部 93…先端部 94…Oリング 741…スプラインナット 742…ボ
ールネジナット 743…スプラインシャフト 861…支持リング 862…リスト本
体。

Claims (6)

  1. モーターに含まれるコイルボビンであって、
    巻線が複数回の周回によって巻回される外円筒面と、
    予め前記巻線の巻回による変形の方向とは逆方向に傾けて形成されているフランジと、
    を備えることを特徴とするコイルボビン。
  2. 請求項1に記載のコイルボビンにおいて、
    前記巻線の巻回後に、前記外円筒面と前記フランジとが直角になることを特徴とするコ
    イルボビン。
  3. 請求項1又は2に記載のコイルボビンにおいて、
    前記フランジは、前記外円筒面側に傾斜していることを特徴とするコイルボビン。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコイルボビンにおいて、
    前記フランジは、前記外円筒面側の基部が先端部より肉厚であることを特徴とするコイ
    ルボビン。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のコイルボビンを有するステーターを備えることを
    特徴とするモーター。
  6. 基台と、
    前記基台に連結され、前記基台に対して回動可能なアームと、
    前記基台に対して前記アームを回動させる請求項5に記載のモーターと、
    を備えることを特徴とするロボット。
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