JP2015185932A - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高次の変調方式をサポートする適応変調符号化(AMC)を可能とする。【解決手段】本発明のユーザ端末は、変調方式及び符号化率を示すチャネル品質識別子と仮想チャネル品質識別子とを関連付けるテーブルから、ワイドバンドのチャネル品質に対応する第1チャネル品質識別子と、前記第1チャネル品質識別子に関連付けられる第1仮想チャネル品質識別子と、サブバンドのチャネル品質に対応する第2チャネル品質識別子に関連付けられる第2仮想チャネル品質識別子とを取得する取得部と、前記第1チャネル品質識別子と、前記第1仮想チャネル品質識別子と前記第2仮想チャネル品質識別子とのオフセットを示すオフセット情報とを無線基地局に送信する送信部と、を具備する。【選択図】図8

Description

本発明は、適応変調符号化(AMC)が適用される無線通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
無線通信システムにおけるリンクアダプテーションとして、変調方式と符号化率との少なくとも一つを適応的に調整する適応変調符号化(AMC:Adaptive Modulation and Coding)が知られている。
例えば、ロングタームエボリューション(LTE)における適応変調符号化では、ユーザ端末からフィードバックされるチャネル品質識別子に基づいて、下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)の変調方式と符号化率との少なくとも一つが適応的に制御される(例えば、非特許文献1)。
具体的には、LTEにおける適応変調符号化では、ユーザ端末が、無線基地局からの信号のチャネル品質(例えば、SNR、SINRなど)に対応するチャネル品質識別子を、無線基地局にフィードバックする。無線基地局は、フィードバックされたチャネル品質識別子に対応する変調方式(例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAMなど)と符号化率とを適用して、PDSCHを送信する。
3GPP TS36.213"Physical layer procedures"
LTE−Advancedなどと呼ばれる将来の無線通信システムでは、ユーザ端末が、無線基地局からの信号をより高いチャネル品質で受信可能となることが想定される。特に、マクロセル内に設けられるスモールセルでは、ユーザ端末のチャネル品質がマクロセルよりも高くなることが想定される。このため、将来の無線通信システムにおける適応変調符号化では、例えば、256QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などの高次の変調方式をサポートすることにより、スペクトル効率を向上させることが望まれる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、高次の変調方式をサポートする適応変調符号化に適したユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明のユーザ端末は、変調方式及び符号化率を示すチャネル品質識別子と仮想チャネル品質識別子とを関連付けるテーブルから、ワイドバンドのチャネル品質に対応する第1チャネル品質識別子と、前記第1チャネル品質識別子に関連付けられる第1仮想チャネル品質識別子と、サブバンドのチャネル品質に対応する第2チャネル品質識別子に関連付けられる第2仮想チャネル品質識別子とを取得する取得部と、前記第1チャネル品質識別子と、前記第1仮想チャネル品質識別子と前記第2仮想チャネル品質識別子とのオフセットを示すオフセット情報とを無線基地局に送信する送信部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、高次の変調方式をサポートする適応変調符号化に適したユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供できる。
適応変調符号化(AMC)が適用される無線通信システムの説明図である。 CQIテーブルの一例を示す図である。 サブバンドのSINRの導出動作の一例を示すフローチャートである。 オフセットとオフセットインデックスとを関連付けるテーブルの一例を示す図である。 SCEシナリオの一例の説明図である。 256QAMをサポートするCQIテーブルの一例の説明図である。 本発明の第1態様に係る無線通信方法で用いられるテーブルの説明図である。 本発明の第1態様に係る無線通信方法を示すフローチャートである。 本発明の第2態様に係る無線通信方法を示すフローチャートである。 オフセットとオフセットインデックスとを関連付けるテーブルの他の例を示す図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係る無線基地局の詳細構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の詳細構成の説明図である。
図1−図2を参照し、適応変調符号化(AMC)について説明する。図1は、AMCが適用される無線通信システムの説明図である。図2は、AMCで用いられるCQIテーブルの一例を示す図である。
図1に示す無線通信システムにおいて、ユーザ端末(UE:User Equipment)は、無線基地局(eNB:eNodeB)からの参照信号(例えば、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS:Channel State Information-Reference Signal)、セル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal))に基づいてチャネル品質を測定し、測定されたチャネル品質に基づいてチャネル品質識別子(CQI:Channel Quality Indicator)インデックスを決定する。
具体的には、ユーザ端末は、図2に示すCQIテーブルを参照し、測定されたチャネル品質に適用可能な変調方式及び符号化率を示すCQIインデックスを決定する。ここで、チャネル品質とは、例えば、SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)や、SNR(Signal to Noise Ratio)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)などである。
図2に示すように、CQIテーブルでは、CQIインデックスと変調方式と符号化率とが関連付けられる。例えば、図2では、ユーザ端末におけるチャネル品質に応じて、変調方式及び符号化率の16種類の組み合わせが規定されている。このため、図2では、4ビットのCQIインデックスを設けることで、当該16種類の組み合わせを一意に識別できる。なお、CQIインデックスは、単に、チャネル品質識別子(CQI)と呼ばれてもよい。
ユーザ端末は、図2に示すCQIテーブルを参照して決定されたCQIインデックスを無線基地局にフィードバックする。なお、CQIインデックスは、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)などを用いて、フィードバックされる。
無線基地局は、ユーザ端末からフィードバックされたCQIインデックスに基づいて、下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)に適用する変調方式及び符号化率を決定する。具体的には、無線基地局は、図2に示すCQIテーブルを参照し、フィードバックされたCQIインデックスに対応する変調方式及び符号化率を取得する。無線基地局は、取得した変調方式及び符号化率に基づいて、PDSCHを送信する。
また、無線基地局は、PDSCHに適用される変調方式及び符号化率を示す変調符号化情報(例えば、MCS:Modulation and Coding Scheme)を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)を下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を送信する。ユーザ端末は、変調符号化情報に基づいて、PDSCHを復調及び復号する。
以上のように、図1に示す無線通信システムでは、ワイドバンドにおけるCQIインデックスがユーザ端末から無線基地局にフィードバックされる。また、図1に示す無線通信システムでは、無線基地局が、サブバンドのチャネル品質(以下では、SINRを一例として説明する)を導出(derive)可能に構成される。図3は、サブバンドのチャネル品質の導出動作を示すフローチャートである。なお、図3Aは、ユーザ端末の動作を示し、図3Bは、無線基地局の動作を示す。
ここで、ワイドバンドとは、ユーザ端末に割り当てられるシステム帯域幅(System bandwidth)であり、複数のリソースブロックを含んで構成される。また、サブバンドとは、ワイドバンドの一部の帯域であり、ワイドバンドを構成するリソースブロック数に応じた複数のリソースブロックを含んで構成される。
図3Aに示すように、ユーザ端末は、ワイドバンドのSINR(ワイドバンドSINR)を測定し、図2に示すCQIテーブルを参照し、測定されたワイドバンドSINRに適用可能な変調方式及び符号化率を示すCQIインデックス(ワイドバンドCQIインデックス)を導出する(ステップST11)。
ユーザ端末は、サブバンドのSINR(サブバンドSINR)を測定し、図2に示すCQIテーブルを参照し、測定されたサブバンドSINRに適用可能な変調方式及び符号化率を示すCQIインデックス(サブバンドCQIインデックス)を導出する(ステップST12)。
ユーザ端末は、ステップST12で導出されたサブバンドCQIインデックスからステップST11で導出されたワイドバンドCQIインデックスを減算して、ワイドバンドCQIインデックスとサブバンCQIインデックスとのオフセット(差)を算出する(ステップST13)。当該オフセットは、Differential CQI offset level、Differential CQI offset、Offset levelなどとも呼ばれる。
ユーザ端末は、図4に示すテーブルを参照し、算出されたオフセットを示すオフセットインデックスを決定する。当該、オフセットインデックスは、Subband differential CQI value、Differential CQI indexなどとも呼ばれる。例えば、サブバンドCQIインデックスが「15」であり、ワイドバンドCQIインデックスが「6」である場合、サブバンドCQIインデックスとワイドバンドCQIインデックスとのオフセット(差)は2以上であるので、オフセットインデックス(Subband differential CQI value)は2となる。
ユーザ端末は、決定されたオフセットインデックスと、ステップST11で導出されたワイドバンドCQIインデックスとを無線基地局にフィードバックする(ステップST14)。各サブバンドのサブバンドCQIインデックスの代わりに、オフセットインデックスをフィードバックすることで、無線基地局に対するフィードバック量を低減できる。
図3Bに示すように、無線基地局は、ユーザ端末からフィードバックされたワイドバンドCQIインデックスとオフセットインデックス(Differential CQI index)とを加算して、サブバンドCQIインデックスを算出する(ステップST21)。無線基地局は、算出されたサブバンドCQIインデックスに基づいて、サブバンドSINRを導出する(ステップST22)。
ところで、以上のような適応変調符号化(AMC)は、マクロセル内に配置されるスモールセルにおいても適用されることが検討されている。図5は、マクロセル内にスモールセルが配置される無線通信システム(HetNet(Heterogeneous Network)、SCE(Small Cell Enhancement)シナリオ)の一例を示す図である。
図5に示すように、SCEシナリオでは、特定範囲のクラスター(small cell cluster)内に高密度にスモールセルが配置される。なお、スモールセルの配置密度は、図5に示すように高密度であってもよいし(Dense small cell)、低密度であってもよい(Sparse small cell)。また、スモールセルは、屋内(indoor)に配置されてもよいし、屋外(outdoor)に配置されてもよい。
図5に示すSCEシナリオ(特に、スモールセルが屋内に配置される場合)においては、スモールセル内のユーザ端末のチャネル品質(例えば、SINR)が良好であり、高次の変調方式を適用可能となることが想定される。このため、スモールセルでは、64QAMよりも高次の変調方式(例えば、256QAM)をサポートすることで、スペクトル効率を向上させることが望まれる。
例えば、256QAMをサポートする場合、図6に示すCQIテーブルを用いることが考えられる。図6は、256QAMをサポートするCQIテーブルの一例を示す図である。図6において、C1−C4は、それぞれ、所定の符号化率を示し、C1<C2<C3<C4である。また、E1−E4は、それぞれ、スペクトル効率(EFFICIENCY)を示し、E1<E2<E3<E4である。なお、図6は、一例にすぎず、値等は、これに限られるものではない。例えば、図6のスペクトル効率(EFFICIENCY)は、省略されてもよい。
図6に示すように、256QAMをサポートするCQIテーブルは、一部のCQIインデックスが、既存の変調方式(例えば、QPSK)及び符号化率を示す代わりに、256QAM及び符号化率を示すように置換されたものである。例えば、CQIインデックス「2」は、図2に示すCQIテーブルではQPSK及び符号化率「120」を示すが、図6に示すCQIテーブルでは256QAM及び符号化率C1を示す。このように、一部のCQIインデックスが示す変調方式及び符号化率を置換することにより、256QAMのサポートによるCQIインデックスのビット数の増加を回避できる。
また、図6に示すCQIテーブルでは、図2において低次の変調方式(ここでは、QPSK)及び符号化率を示すCQIインデックス(例えば、「2」、「4」、「6」)が、より多く、256QAMと符号化率との組み合わせを示すように置換されている。これは、256QAMなどの高次の変調方式が適用される環境においては、QPSKなどの低次の変調方式が適用される確率は低くなることが想定されるためである。
また、図6に示すCQIテーブルでは、256QAM及び符号化率を示すCQIインデックス(例えば、「2」、「4」、「6」、「15」)以外のCQIインデックスは、図2に示すCQIテーブルと同じ変調方式及び符号化率を示す。このため、変調方式及び符号化率をスペクトル効率の昇順にソートしてCQIインデックスが再付与される場合と比較して、既存方式との互換性を向上させることができる。
しかしながら、図6に示すように変調方式及び符号化率をスペクトル効率の昇順にソートせずにCQIインデックスが付与されるCQIテーブルを用いて、図3に示す導出動作を行う場合、無線基地局がユーザ端末におけるサブバンドSINRを正しく導出できない恐れがある。
例えば、ユーザ端末が、図6に示すCQIテーブルを参照し、256QAM及び符号化率C3を示すCQIインデックス「6」をワイドバンドCQIインデックスとして導出し(図3AのステップST11)、256QAM及び符号化率C4を示すCQIインデックス「15」をサブバンドCQIインデックスとして導出(図3AのステップST12)する場合を考える。
この場合、サブバンドCQIインデックス「15」とワイドバンドCQIインデックス「6」の実質的な差は1段階であるのに、ユーザ端末は、サブバンドCQIインデックスとワイドバンドCQIインデックスとのオフセット(差)として「15−6=9」を算出してしまう(図3AのステップST13)。また、当該オフセット「9」は2以上であるので、ユーザ端末は、図4に示すテーブルに基づいて、オフセットインデックス(Subband differential CQI value、Differential CQI indexなどともいう)を「2」に決定してしまう。
上述のように、オフセットインデックス「2」は、サブバンドCQIインデックスとワイドバンドCQIインデックスとのオフセット(差)が2以上であることを示すにすぎない。このため、ユーザ端末からフィードバックされたワイドバンドCQIインデックス「6」とオフセットインデックス「2」とに基づいて、無線基地局がサブバンドCQIインデックスを算出する場合(図4のステップST21)、当該サブバンドCQIインデックスは、「8」−「15」のいずれかの値をとり得ることとなる。
ここで、図6に示すCQIテーブルによると、サブバンドCQIインデックスが「8」−「14」のいずれかである場合、当該サブバンドCQIインデックスに基づいて算出されるサブバンドSINRは、ワイドバンドCQIインデックス「6」に基づいて算出されるワイドバンドSINRよりも小さくなる。図6では、CQIインデックス「8」―「14」は16QAM又は64QAMを示すのに対して、CQIインデックス「6」は256QAMを示すためである。
一方、サブバンドCQIインデックスが「15」である場合、当該サブバンドCQIインデックスに基づいて算出されるサブバンドSINRは、ワイドバンドCQIインデックス「6」に基づいて算出されるワイドバンドSINRよりも大きくなる。図6では、CQIインデックス「15」及び「6」の双方が256QAMを示すが、CQIインデックス「15」が示す符号化率C4は、CQIインデックス「6」が示す符号化率C3よりも大きいためである。
このように、図6に示すCQIテーブル用いて図3に示す導出動作を行う場合、無線基地局は、ユーザ端末におけるサブバンドSINRがワイドバンドSINRよりも小さいのか又は大きいかを把握できず、サブバンドSINRを正しく導出できない恐れがある。そこで、本発明者らは、変調方式及び符号化率に対してスペクトル効率の昇順にソートせずにCQIインデックスが付与されるCQIテーブル(例えば、図6に示すCQIテーブル)を用いる場合に、ユーザ端末におけるサブバンドSINRを無線基地局が正しく導出可能とする方法を検討し、本発明に至った。
以下、本発明に係る無線通信方法を詳細に説明する。以下では、64QAMよりも高次の変調方式として256QAMをサポートする例を説明するが、これに限られない。また、本発明に係る無線通信方法において、無線基地局とは、スモールセルを形成する無線基地局(スモール基地局)であってもよいし、マクロセルを形成する無線基地局(マクロ基地局)であってもよい。
(第1態様)
本発明の第1態様に係る無線通信方法を説明する。図7は、本発明の第1態様に係る無線通信方法で用いられるテーブルの説明図である。なお、図7A及び7Bにおいて、C1−C4及びE1−E4は、図6で説明した通りである。
第1態様に係る無線通信方法では、図6に示すCQIテーブルのCQIインデックスと、仮想CQIインデックスとが関連付けられる。図7Aに示すように、仮想CQIインデックスは、既存のエントリ(既存の変調方式(例えば、QPSK、16QAM、64QAM)と符号化率との組み合わせ)を示す場合、CQIインデックスと同一の値である。一方、仮想CQIインデックスは、256QAM用のエントリ(256QAMと符号化率との組み合わせ)を示す場合、図7Bに示す規則に従って定められる。
図7Bにおいて、Y1、Y2、Y3、Y4は、既存の変調方式(例えば、QPSK)及び符号化率の組み合わせの代わりに、256QAM及び符号化率の組み合わせを示すように置換されたCQIインデックス(例えば、図7Aでは、「2」、「4」、「6」、「15」)である。また、Zは、64QAMを示す最大のCQIインデックス値(例えば、図7Aでは、「14」)であるが、これに限られない。
図7Aでは、Zが「14」であり、256QAMと符号化率C1との組み合わせを示す仮想CQIインデックスが、「15(=14+1)」である。同様に、256QAMと符号化率C2−C4との組み合わせを示す仮想CQIインデックスが、それぞれ、「16(=14+2)」、「17(=14+3)」、「18(=14+4)」である。
図8は、本発明の第1態様に係る無線通信方法を示すフローチャートである。なお、図8Aは、ユーザ端末の動作を示し、図8Bは、無線基地局の動作を示す。
図8Aに示すように、ユーザ端末は、図7Aに示すCQIテーブルを参照し、測定されたワイドバンドSINRに適用可能な変調方式及び符号化率を示すCQIインデックス(ワイドバンドCQIインデックス)と、当該CQIインデックスに関連付けられる仮想CQIインデックス(仮想ワイドバンドCQIインデックス)とを導出する(ステップST111)。例えば、ユーザ端末は、ワイドバンドCQIインデックス「6」と、仮想ワイドバンドCQIインデックス「17」と、を導出する。
ユーザ端末は、図7Aに示すCQIテーブルを参照し、測定されたサブバンドSINRに適用可能な変調方式及び符号化率を示す仮想CQIインデックス(仮想サブバンドCQIインデックス)を導出する(ステップST112)。例えば、ユーザ端末は、仮想サブバンドCQIインデックス「18」を導出する。
ユーザ端末は、ステップST112で導出された仮想サブバンドCQIインデックスからステップST111で導出された仮想ワイドバンドCQIインデックスを減算して、仮想サブバンドCQIインデックスと仮想ワイドバンドCQIインデックスとのオフセット(差)を算出する(ステップST113)。当該オフセット(Differential CQI offset)は、仮想サブバンドCQIインデックスと仮想ワイドバンドCQIインデックスとの差であり、サブバンドCQIインデックスとワイドバンドCQIインデックスとの差(図3のステップST13参照)とは異なる。
ユーザ端末は、図4に示すテーブルを参照し、算出されたオフセットに対応するオフセットインデックス(Subband differential CQI value、Differential CQI index)を決定する。例えば、仮想サブバンドCQIインデックスが「18」であり、仮想ワイドバンドCQIインデックスが「17」である場合、オフセットは「1(=18−17)」であるので、オフセットインデックスは「1」である。
ユーザ端末は、決定されたオフセットインデックスと、ステップST111で導出されたワイドバンドCQIインデックスとを無線基地局にフィードバックする(ステップST114)。例えば、ユーザ端末は、ワイドバンドCQIインデックス「6」と、オフセットインデックス「1」と、をフィードバックする。
図8Bに示すように、無線基地局は、ユーザ端末からフィードバックされたワイドバンドCQIインデックスに関連付けられる仮想ワイドバンドCQIインデックスを導出する(ステップST121)。例えば、無線基地局は、図7Aに示すCQIテーブルを参照し、ユーザ端末からフィードバックされたワイドバンドCQIインデックス「6」から、仮想ワイドバンドCQIインデックス「17」を導出する。
無線基地局は、ステップST121で導出された仮想ワイドバンドCQIインデックスとユーザ端末からフィードバックされたオフセットインデックス(Differential CQI index)とを加算して、仮想サブバンドCQIインデックスを算出する(ステップST122)。例えば、無線基地局は、仮想ワイドバンドCQIインデックス「17」とオフセットインデックス「1」とを加算して、仮想サブバンドCQIインデックス「18」を算出する。
無線基地局は、算出された仮想サブバンドCQIインデックスに基づいて、サブバンドSINRを導出する(ステップST123)。例えば、無線基地局は、仮想サブバンドCQIインデックス「18」からサブバンドSINRを導出する。
第1態様に係る無線通信方法によれば、図7Aに示すように、仮想CQIインデックスが、変調方式及び符号化率に対してスペクトル効率の昇順にソートして付与される。また、この仮想CQIインデックスを用いて、仮想サブバンドCQIインデックスと仮想ワイドバンドCQIインデックスとのオフセット(差)が算出される。このため、変調方式及び符号化率に対してスペクトル効率の昇順にソートせずにCQIインデックスが付与されるCQIテーブルを用いる場合であっても、無線基地局において、ユーザ端末におけるサブバンドSINRの導出精度を維持できる。
以上のように、第1態様に係る無線通信方法は、ユーザ端末において、変調方式及び符号化率を示すCQIインデックス(チャネル品質識別子)と仮想CQIインデックス(仮想チャネル品質識別子)とを関連付けるテーブル(図7A参照)から、ワイドバンドSINR(ワイドバンドのチャネル品質)に対応するワイドバンドCQIインデックス(第1チャネル品質識別子)と、前記ワイドバンドCQIインデックスに関連付けられる仮想ワイドバンドCQIインデックス(第1仮想チャネル品質識別子)と、サブバンドSINR(サブバンドのチャネル品質)に対応するサブバンドCQIインデックス(第2チャネル品質識別子)に関連付けられる仮想サブバンドCQIインデックス(第2仮想チャネル品質識別子)と、を導出(取得)する工程と、前記ユーザ端末において、前記ワイドバンドCQIインデックスと、前記仮想ワイドバンドCQIインデックスと前記仮想サブバンドCQIインデックスとのオフセットを示すオフセットインデックス(オフセット情報)とを無線基地局に送信する工程と、を有する。
また、第1態様に係る無線通信方法は、無線基地局において、前記ユーザ端末から、前記ワイドバンドCQIインデックスと前記オフセットインデックスとを受信する工程と、前記無線基地局において、前記ワイドバンドCQIインデックスに関連付けられる仮想ワイドバンドCQIインデックスと前記オフセットインデックスとに基づいて、前記仮想サブバンドCQIインデックスを算出する工程と、前記無線基地局において、前記仮想サブバンドCQIインデックスに基づいて、前記サブバンドSINRを取得する工程と、有する。
(第2態様)
本発明の第2態様に係る無線通信方法を説明する。第2態様に係る無線通信方法では、仮想サブバンドCQIインデックスと仮想ワイドバンドCQIインデックスとのオフセット(差)の代わりに、サブバンドSINRとワイドバンドSINRとのオフセット(差)を用いる点で、第1態様に係る無線通信方法と異なる。すなわち、第2態様に係る無線通信方法では、図6に示すCQIテーブルをそのまま用いることができる。以下、第1態様に係る無線通信方法との相違点を中心に説明を行う。
図9は、本発明の第2態様に係る無線通信方法を示すフローチャートである。なお、図9Aは、ユーザ端末の動作を示し、図9Bは、無線基地局の動作を示す。
図9Aに示すように、ユーザ端末は、図6に示すCQIテーブルを参照し、測定されたワイドバンドSINRに適用可能な変調方式及び符号化率を示すCQIインデックス(ワイドバンドCQIインデックス)を導出する(ステップST211)。
ユーザ端末は、サブバンドSINRとワイドバンドSINRとのオフセット(差)であるSINRオフセット(Differential SINR)を算出する(ステップST212)。例えば、ユーザ端末は、サブバンドSINRからワイドバンドSINRを減算して、SINRオフセットを算出する。
ユーザ端末は、ステップST212で算出したSINRオフセット(Differential SINR)を、サブバンドCQIインデックスとワイドバンドCQIインデックスとのオフセット(Differential CQI offset)として設定する(ステップST213)
ユーザ端末は、図10に示すテーブルを参照し、算出されたSINRオフセットに対応するオフセットインデックス(Subband differential CQI value、Differential CQI index)を決定する。なお、図10に示すSINRオフセット値は、例示にすぎず、これに限られない。SINRオフセット値とオフセットインデックス値との関連付けは、適宜変更可能である。
また、第2態様に係る無線通信方法では、図10に示すテーブルの代わりに、図4に示すテーブルを用いてオフセットインデックス(Subband differential CQI value、Differential CQI index)を決定することも可能である。この場合、ステップST213において、ユーザ端末は、ステップST212で算出したSINRオフセット(Differential SINR)を所定の係数で演算して(例えば、differential CQI offset = differential SINR/1.892のように、SINRオフセットを所定の係数で除算して)、サブバンドCQIインデックスとワイドバンドCQIインデックスとのオフセット(Differential CQI offset)として設定してもよい。
ユーザ端末は、決定されたオフセットインデックス(Differential CQI index)と、ステップST211で導出されたワイドバンドCQIインデックスとを無線基地局にフィードバックする(ステップST214)。
図9Bに示すように、無線基地局は、ユーザ端末からフィードバックされたワイドバンドCQIインデックスに基づいて、ワイドバンドSINRを導出する(ステップST221)。
無線基地局は、ユーザ端末からフィードバックされたオフセットインデックス(Differential CQI index)に基づいて、SINRオフセット(Differential SINR)を導出する(ステップST222)。
無線基地局は、ステップST221で導出されたワイドバンドSINRとステップST222で導出されたSINRオフセット(Differential SINR)とを加算して、サブバンドSINRを算出する(ステップST223)。
以上の第2態様に係る無線通信方法によれば、サブバンドSINRとワイドバンドSINRとの差であるSINRオフセット(Differential SINR)を用いてオフセットインデックスが導出される。このため、図6に示すように、変調方式及び符号化率に対してスペクトル効率の昇順にソートせずにCQIインデックスが付与されるCQIテーブルを用いる場合であっても、無線基地局において、ユーザ端末におけるサブバンドSINRの導出精度を維持できる。
以上のように、第2態様に係る無線通信方法は、ユーザ端末において、変調方式及び符号化率を示すCQIインデックス(チャネル品質識別子)とを関連付けるテーブル(図6参照)から、ワイドバンドSINR(ワイドバンドのチャネル品質)に対応するワイドバンドCQIインデックス(第1チャネル品質識別子)を導出(取得)する工程と、サブバンドSINR(サブバンドのチャネル品質)と前記ワイドバンドSINRとのオフセットを示すオフセットインデックス(オフセット情報)を導出(取得)する工程と、前記ユーザ端末において、前記ワイドバンドCQIインデックスと、前記オフセットインデックスとを無線基地局に送信する工程と、を有する。
また、第2態様に係る無線通信方法は、無線基地局において、前記ユーザ端末から、前記ワイドバンドCQIインデックスと前記オフセットインデックスとを受信する工程と、前記無線基地局において、前記ワイドバンドCQIインデックスに基づいて、前記ワイドバンドSINRを導出(取得)する工程と、前記オフセットインデックスが示すオフセットと前記ワイドバンドSINRとに基づいて、前記サブバンドSINRを算出する工程と、を有する。
(無線通信システム)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述の第1態様及び第2態様に係る無線通信方法が適用される。図11−図15を参照し、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成を説明する。
図11は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。なお、図11に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム、LTE−Aシステム、IMT−Advanced、4G、FRA(Future Radio Access)などが包含されるシステムである。
図11に示すように、無線通信システム1は、マクロセルC1を形成するマクロ基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成するスモール基地局12a及び12bとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。ユーザ端末20は、マクロ基地局11及びスモール基地局12の双方と無線通信可能に構成されている。
マクロセルC1及びスモールセルC2では、同一の周波数帯が用いられてもよいし、異なる周波数帯が用いられてもよい。マクロセルC1とスモールセルC2とで異なる周波数帯が用いられる場合、マクロセルC1では、例えば、800MHzや2GHzなどの相対的に低い周波数F1が用いられ、スモールセルC2では、例えば、3.5GHz、10GHzなどの相対的に高い周波数F2が用いられてもよい。なお、周波数F1のキャリアは、既存キャリア、レガシーキャリア、カバレッジキャリアなどと呼ばれてもよい。また、周波数F2のキャリアは、NCT(New Carrier Type)追加(additional)キャリア、キャパシティキャリアなどと呼ばれてもよい。
マクロ基地局11及び各スモール基地局12は、有線接続されてもよいし、無線接続されてもよい。マクロ基地局11及び各スモール基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
なお、マクロ基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB、無線基地局装置、送信ポイントなどと呼ばれてもよい。スモール基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、RRH(Remote Radio Head)、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、送信ポイント、eNodeBなどと呼ばれてもよい。
また、スモール基地局12によって形成されるスモールセルC2は、サブフレームの先頭最大3OFDMシンボルにPDCCHが配置されるタイプのセルであってもよいし、当該PDCCHが配置されないタイプ(NCT)のセルであってもよい。
以下、マクロ基地局11及びスモール基地局12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、図11に示す無線通信システムで用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCH(下り共有チャネル)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH、EPDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位レイヤ制御情報が伝送される。PDCCHにより、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。また、EPDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報等が伝送されてもよい。このEPDCCH(拡張下り制御チャネル)は、PDSCHと周波数分割多重される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPUSCH(上り共有チャネル)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACK等が伝送される。
図12は、本実施の形態に係る無線基地局10(マクロ基地局11及びスモール基地局12を含む)の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力された下り信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図13は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下り信号については、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下り信号に含まれるユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ(Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
次に、図14及び15を参照し、無線基地局10(マクロ基地局11、スモール基地局12を含む)と、ユーザ端末20との詳細構成について説明する。
図14は、本実施の形態に係る無線基地局10の詳細構成図である。なお、以下の機能構成は、無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104などによって構成される。図14に示すように、無線基地局10は、取得部301、CQIテーブル302を具備する。
取得部301には、送受信部103によってユーザ端末20から受信されたワイドバンドCQIインデックス(第1CQIインデックス)とオフセットインデックス(オフセット情報)とが入力される(第1態様、第2態様)。
取得部301は、CQIテーブル302(図7A)からワイドバンドCQIインデックスに関連付けられる仮想ワイドバンドCQIインデックス(第1仮想CQIインデックス)を取得し、当該仮想ワイドバンドCQIインデックスとユーザ端末20からのオフセットインデックスとに基づいて、仮想サブバンドCQIインデックス(第2仮想CQIインデックス)を算出する(第1態様)。また、取得部301は、仮想サブバンドCQIインデックスに基づいて、サブバンドSINR(サブバンドのチャネル品質)を取得する(第1態様)。
取得部301は、ワイドバンドCQIインデックスに基づいて、ワイドバンドSINR(ワイドバンドのチャネル品質)を取得する(第2態様)。取得部301は、オフセットインデックスが示すオフセットとワイドバンドSINRとに基づいて、サブバンドSINR(サブバンドのチャネル品質)を算出する(第2態様)。
CQIテーブル302は、図7Aに示すように、変調方式及び符号化率を示すCQIインデックス(チャネル品質識別子)と仮想CQIインデックス(仮想チャネル品質識別子)とを関連付けるテーブルである(第1態様)。CQIテーブル302では、変調方式及び符号化率におけるスペクトル効率の昇順にソートして、仮想CQIインデックスが付与される。一方、CQIテーブル302では、変調方式及び符号化率におけるスペクトル効率の昇順にソートせずに、CQIインデックスが付与される。
或いは、CQIテーブル302は、図6に示すように、変調方式と符号化率とチャネル品質識別子(CQIインデックス)とを関連付けるテーブルであってもよい(第2態様)。
図15は、本実施の形態に係るユーザ端末20の詳細構成図である。なお、以下の機能構成は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204などによって構成される。図15に示すように、ユーザ端末20は、測定部401、取得部402、CQIテーブル403、オフセットテーブル404を具備する。
測定部401は、無線基地局10からの参照信号(例えば、CSI−RS、CRS)を用いて、チャネル品質を測定する。チャネル品質は、例えば、SNR、SINRなどであってもよい。具体的には、測定部401は、ワイドバンドSINR(ワイドバンドのチャネル品質)と、サブバンドSINR(サブバンドのチャネル品質)と、を測定する。
取得部402は、CQIテーブル403(図7A)から、ワイドバンドSINRに対応するワイドバンドCQIインデックス(第1チャネル品質識別子)と、ワイドバンドCQIインデックスに関連付けられる仮想ワイドバンドCQIインデックス(第1仮想チャネル品質識別子)と、サブバンドSINRに対応するサブバンドCQIインデックス(第2チャネル品質識別子)に関連付けられる仮想サブバンドCQIインデックス(第2仮想チャネル品質識別子)とを取得する(第1態様)。
また、取得部402は、オフセットテーブル404(図4)から、仮想ワイドバンドCQIインデックスと仮想サブバンドCQIインデックスとのオフセットを示すオフセットインデックス(オフセット情報)を取得する(第1態様)。
また、取得部402は、CQIテーブル(図6)から、ワイドバンドSINR(ワイドバンドのチャネル品質)に対応するワイドバンドCQIインデックス(第1チャネル品質識別子)を取得する(第2態様)。また、取得部402は、オフセットテーブル404(図4又は図10)から、サブバンドSINR(サブバンドのチャネル品質)とワイドバンドSINRとのオフセットを示すオフセットインデックス(オフセット情報)を取得する。
取得部402によって取得されたワイドバンドCQIインデックスとオフセットインデックスとは、送受信部203に出力され、PUSCH又はPUCCHにより、無線基地局10に送信される(第1態様、第2態様)。
CQIテーブル403は、図7Aに示すように、変調方式及び符号化率を示すCQIインデックス(チャネル品質識別子)と仮想CQIインデックス(仮想チャネル品質識別子)とを関連付けるテーブルである(第1態様)。CQIテーブル403では、変調方式及び符号化率におけるスペクトル効率の昇順にソートして、仮想CQIインデックスが付与される。一方、CQIテーブル403では、変調方式及び符号化率におけるスペクトル効率の昇順にソートせずに、CQIインデックスが付与される。
或いは、CQIテーブル403は、図6に示すように、変調方式と符号化率とチャネル品質識別子(CQIインデックス)とを関連付けるテーブルであってもよい(第2態様)。
オフセットテーブル404は、図4に示すように、仮想サブバンドCQIインデックス(第1仮想チャネル品質識別子)と仮想ワイドバンドCQIインデックス(第2仮想チャネル品質識別子)とのオフセット(offset level)と、当該オフセットを示すオフセットインデックス(Subband differential CQI value)と、を関連付けるテーブルである(第1態様)。
或いは、オフセットテーブル404は、図10に示すように、サブバンドSINR(サブバンドのチャネル品質)とワイドバンドSINR(ワイドバンドのチャネル品質)とのSINRオフセット(offset level)と、当該SINRオフセットを示すオフセットインデックス(Subband differential CQI value)とを関連付けるテーブルであってもよい(第2態様)。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システム1によれば、64QAMよりも高次の変調方式をサポートする適応変調符号化(AMC)が可能となるので、スペクトル効率が向上する。また、変調方式及び符号化率に対してスペクトル効率の昇順にソートせずにCQIインデックスが付与されるCQIテーブルを用いる場合であっても、無線基地局において、ユーザ端末におけるサブバンドSINRの導出精度を維持できる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…無線通信システム
10…無線基地局
11…マクロ基地局
12、12a、12b…スモール基地局
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…伝送路インターフェース
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
301…取得部
302…CQIテーブル
401…測定部
402…取得部
403…CQIテーブル
404…オフセットテーブル

Claims (7)

  1. 変調方式及び符号化率を示すチャネル品質識別子と仮想チャネル品質識別子とを関連付けるテーブルから、ワイドバンドのチャネル品質に対応する第1チャネル品質識別子と、前記第1チャネル品質識別子に関連付けられる第1仮想チャネル品質識別子と、サブバンドのチャネル品質に対応する第2チャネル品質識別子に関連付けられる第2仮想チャネル品質識別子とを取得する取得部と、
    前記第1チャネル品質識別子と、前記第1仮想チャネル品質識別子と前記第2仮想チャネル品質識別子とのオフセットを示すオフセット情報とを無線基地局に送信する送信部と、を具備することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記テーブルでは、前記変調方式及び符号化率におけるスペクトル効率の昇順にソートして、前記仮想チャネル品質識別子が付与されることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記テーブルでは、前記変調方式及び符号化率におけるスペクトル効率の昇順にソートせずに、前記チャネル品質識別子が付与されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のユーザ端末。
  4. 前記変調方式は、256QAM(Quadrature Amplitude Modulation)を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のユーザ端末。
  5. ワイドバンドのチャネル品質に対応する第1チャネル品質識別子と、前記第1チャネル品質識別子に関連付けられる第1仮想チャネル品質識別子とサブバンドのチャネル品質に対応する第2チャネル品質識別子に関連付けられる第2仮想チャネル品質識別子とのオフセットを示すオフセット情報とを、ユーザ端末から受信する受信部と、
    前記第1チャネル品質識別子に関連付けられる第1仮想チャネル品質識別子と前記オフセット情報とに基づいて、前記第2仮想チャネル品質識別子を算出する算出部と、
    前記第2仮想チャネル品質識別子に基づいて、前記サブバンドのチャネル品質を取得する取得部と、を具備することを特徴とする無線基地局。
  6. ユーザ端末において、変調方式及び符号化率を示すチャネル品質識別子と仮想チャネル品質識別子とを関連付けるテーブルから、ワイドバンドのチャネル品質に対応する第1チャネル品質識別子と、前記第1チャネル品質識別子に関連付けられる第1仮想チャネル品質識別子と、サブバンドのチャネル品質に対応する第2チャネル品質識別子に関連付けられる第2仮想チャネル品質識別子とを取得する工程と、
    前記ユーザ端末において、前記第1チャネル品質識別子と、前記第1仮想チャネル品質識別子と前記第2仮想チャネル品質識別子とのオフセットを示すオフセット情報とを無線基地局に送信する工程と、を有することを特徴とする無線通信方法。
  7. 前記無線基地局において、前記第1チャネル品質識別子と、前記オフセット情報とを、前記ユーザ端末から受信する工程と、
    前記無線基地局において、前記第1チャネル品質識別子に関連付けられる第1仮想チャネル品質識別子と前記オフセット情報とに基づいて、前記第2仮想チャネル品質識別子を算出する工程と、
    前記無線基地局において、前記第2仮想チャネル品質識別子に基づいて、前記サブバンドのチャネル品質を取得する工程と、有することを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
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