JP2015185888A - 端末装置 - Google Patents

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Osamu Nakamura
理 中村
翔一 鈴木
Shoichi Suzuki
翔一 鈴木
淳悟 後藤
Jungo Goto
淳悟 後藤
中嶋 大一郎
Taiichiro Nakajima
大一郎 中嶋
泰弘 浜口
Yasuhiro Hamaguchi
泰弘 浜口
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Abstract

【課題】Rel−12CQIテーブルが設定されている場合に、差分CQIを用いることで、精度の高いCQIを通知する。
【解決手段】Rel−12CQIテーブルにおいて削除されたインデックスを含むCQIテーブルを定義し、該テーブルによって得られたワイドバンドCQIインデックスと、サブバンド毎のインデックスとの差を差分CQI値として基地局装置に通知する。
【選択図】図9

Description

本発明は、端末装置に関する。
近年のスマートフォン等の普及により、高速無線伝送の要求が高まっている。標準化団体の1つである3GPP(The Third Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)の仕様化を行なっており、現在はRel−11(Release 11)の仕様化がほぼ終了し、Rel−12の仕様化が行われている。
Rel−11までのLTEのダウンリンクでは、変調方式として、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)および64QAMがサポートされる。QPSKでは1変調シンボルで2ビットを送信可能であり、16QAMでは1変調シンボルで4ビットを送信可能であり、64QAMでは1変調シンボルで6ビットを送信可能である。つまり、QPSKよりも16QAMの方が周波数利用効率が高く、さらに16QAMよりも64QAMの方が周波数利用効率が高い。その一方、1変調シンボル中のビット数が多くなるに従い、ビット誤りが発生しやすくなる。LTEでは、基地局装置(eNB、evolved Node B)と端末装置(UE、User Equipment)との間のチャネル状態によって、適応的に変調方式が選択される、適応変調と呼ばれる技術が採用されている。なお、LTEでは変調方式に加えて誤り訂正符号の符号化率も適応的に変更される。例えば、基地局装置が送信した参照信号に基づき端末装置がダウンリンクのチャネル状態を推定し、端末装置が推定したチャネル状態に基づき生成したチャネル品質情報(チャネル品質指標)(CQI、Channel Quality indicator)を基地局装置に通知する。端末装置はCQIテーブルと呼ばれる4ビット(16値)のCQIからなるテーブルを有しており、推定したCQIに最も近いCQIテーブルの値に関連付けられたインデックスを基地局装置に通知する。基地局装置は端末装置と同様のCQIテーブルを有しており、通知されたCQIインデックスから対応するCQIを判断し、判断したCQIを考慮して変調方式および符号化率(MCS,Modulation and Coding scheme)を選択し、選択したMCSを用いてダウンリンクの伝送を行う。また、基地局装置はMCSテーブルと呼ばれるテーブルを有しており、MCSテーブルに含まれるMCSのいずれかを選択し、選択したMCSのインデックスを端末装置に通知するとともに、通知したMCSを用いて生成されたPDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)を用いたデータ伝送を行う。ここでLTEにおけるMCSテーブルは、変調方式と符号化率を規定する代わりに、変調方式とTBS(Transport Block Size)と呼ばれる値を規定している。TBSと割り当てられた無線リソースから、符号化率が決定されることになる。端末装置は基地局装置と同様のMCSテーブルを有しており、通知されたMCSインデックスから対応するMCSを判断し、判断したMCSを用いてPDSCHの復調処理、復号処理を行う。このようにLTEでは、チャネル状態に応じてMCSが適応的に選択されることにより、高いスループットを実現することができる。
また、LTEのRel−12において、1変調シンボルで8ビットを送信可能な256QAMを導入することが検討されている。Rel−11のLTEでは、64QAMまでを想定したCQIテーブル、MCSテーブルしか仕様化されていない。したがって、既存の仕様では、基地局装置は、256QAMを想定したMCSの制御情報をPDCCH(Physical Downlink Control CHannel)を用いて端末装置に通知することができない。また、既存の仕様では、端末装置は、256QAMを想定したCQIを基地局装置に通知することができない。そこで、LTEのRel−12において、256QAMのサポートを想定したCQIテーブルとMCSテーブル(以降、Rel−12CQIテーブルおよびRel−12MCSテーブル)の仕様化が検討されている。
Rel−12の標準化では、Rel−12で新しく導入されるCQIテーブルおよびMCSテーブル(以降、Rel−12CQIテーブルおよびRel−12MCSテーブル)のインデックスを通知するためのビット数は、Rel−11までのCQIテーブルおよびMCSテーブル(以降、Rel−8CQIテーブルおよびRel−8MCSテーブル)と同様にそれぞれ4ビットおよび5ビットとすることが合意されている。ここで、新しいCQIテーブルのインデックスを通知するためのビット数を既存のCQIテーブルのインデックスを通知するためのビット数から変えることなく256QAMのサポートを行うには、新しいCQIテーブルにおいて既存の仕様(例えば、Rel−8)でサポートされているCQIの何れかを含めないようにする必要がある。ここで、新しいMCSテーブルのインデックスを通知するためのビット数を既存のMCSテーブルのインデックスを通知するためのビット数から変えることなく256QAMのサポートを行うには、新しいMCSテーブルにおいて既存の仕様(例えば、Rel−8)でサポートされているMCSの何れかを含めないようにする必要がある。
Rel−12の標準化における検討では、既存の仕様のCQIテーブルでサポートされているCQIに関して、最も周波数利用効率の低いCQIインデックスは新しいCQIテーブルにサポートしつつ、既存の仕様のCQIテーブルでサポートされている周波数利用効率の低いCQIインデックス(最も周波数利用効率の低いCQIを除く)に関して、いくつかのCQIインデックスは新しいCQIテーブルに対してサポートせず、その分の情報量を256QAMをサポートするためのCQIインデックスに用いることが検討されている(非特許文献1)。これにより、急激な伝搬路の変化にある程度追従したCQIを通知できるため、高いスループットを実現することができる。
R1-140555, Nokia, NSN, "On CQI/MCS/TBS table design for 256QAM,"Prague, Czech Republic, Feb. 2014.
異なるタイプのCQIとして、ワイドバンドCQIとサブバンドCQIが存在する。ワイドバンドCQIは、システム帯域全体のCQIを表す。システム帯域は、サブバンドと呼ばれる単位に分割される。サブバンドCQIは、サブバンドのCQIを表す。
また差分値を用いてCQIが通知される場合がある。例えば、ワイドバンドCQIはCQIテーブルの絶対値(CQIテーブルの対応するCQIインデックスを直接的に示す方法)で示され、サブバンドCQIはワイドバンドCQIに対する差分値(CQIテーブルにおいて、通知されるあるCQIが対応するCQIのCQIインデックスを、通知される他のCQIが対応するCQIのCQIインデックスからの差分値(オフセットレベル)でCQIインデックスを間接的に示す方法)で示される。他にも例えば、第一のコードワード(codeword0)に対するワイドバンドCQIはCQIテーブルの絶対値で示され、第二のコードワード(codeword1)に対するワイドバンドCQIは第一のコードワード(codeword0)に対するワイドバンドCQIに対する差分値で示される。
しかしながら、既存の仕様では、差分値を用いたCQIの通知方法はCQIテーブルが1種類だけ用いられる場合しか想定されていない。新しいCQIテーブルを使って既存の仕様と同様の差分を用いたCQIの通知方法を用いると、差分値で示されるCQIも新しいCQIテーブルで示すことができるCQIしか表すことができない。ところで、上述のように、新しいCQIテーブルでは、いくつかの周波数利用効率の低いCQIインデックスが既存のCQIテーブルから削除されている。つまり、新しいCQIテーブルを用いた場合、新しいCQIテーブルでサポートされず既存のCQIテーブルではサポートされるCQI(CQIインデックス)は、差分値を用いたCQIの通知方法であっても通知することができない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、効率的にCQIの通知を行うことで、スループットを増加させることである。
上述した課題を解決するために本発明に係る端末装置の構成は、次の通りである。
(1)上記課題を解決するために、本発明の一様態にかかる端末装置は、ワイドバンドCQIと複数のサブバンドCQIを基地局装置に報告する端末装置であって、第1のCQIテーブルを構成する複数のCQIインデックスのそれぞれは変調方式と符号化率の組み合わせに対応し、前記第1のCQIテーブルの変調方式と符号化率の組み合わせに対して周波数利用効率の低い順にCQIインデックスが対応付けられ、前記第1のCQIテーブルに構成される第1の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせと、第2の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせであって、前記第1のCQIテーブルにおいて前記第1の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせに対応するCQIインデックスと前記第2の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせに対応するCQIインデックスは連続し、前記第1のCQIテーブルに構成されない第3の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせであって、前記第3の周波数利用効率は前記第1の周波数利用効率より高く、前記第2の周波数利用効率より低く、第2のCQIテーブルは前記第1のCQIテーブルを構成する周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせの全てと、少なくとも前記第3の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせとから構成され、前記第2のCQIテーブルの変調方式と符号化率の組み合わせに対して周波数利用効率の低い順にCQIインデックスが対応付けられ、前記ワイドバンドCQIが対応するCQIインデックスを前記第1のCQIテーブルに基づき選択し、複数のサブバンドのそれぞれに対して前記サブバンドCQIが対応するCQIインデックスを前記第2のCQIテーブルに基づき選択し、前記ワイドバンドCQIが対応するCQIインデックスを前記第2のCQIテーブルに基づき選択し、前記第2のCQIテーブルに基づき選択された前記サブバンドCQIが対応するCQIインデックスと、前記第2のCQIテーブルに基づき選択された前記ワイドバンドCQIが対応するCQIインデックスとのインデックスの差分である差分CQI値を前記複数のサブバンドのそれぞれに対して計算するCQI生成部と、前記第1のCQIテーブルに基づき選択された前記ワイドバンドCQIが対応するCQIインデックスと、前記複数のサブバンドのそれぞれに対して計算された複数の前記差分CQI値とを、基地局装置に送信する送信部とを備える。
(2)また、上記課題を解決するために、本発明の一様態にかかる端末装置は、前記第1の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせは、変調方式がQPSKであり、符号化率が78/1024であり、前記第2の周波数利用効率変調方式と符号化率の組み合わせは、変調方式がQPSKであり、符号化率が193/ 1024であり、前記第3の周波数利用効率変調方式と符号化率の組み合わせは、変調方式がQPSKであり、符号化率が120/1024である。
(3)また、上記課題を解決するために、本発明の一様態にかかる端末装置は、前記第1の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせは、前記第1のCQIテーブルにおいてCQIインデックス1に対応し、前記第2のCQIテーブルにおいてCQIインデックス1に対応し、前記第2の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせは、前記第1のCQIテーブルにおいてCQIインデックス2に対応し、前記第2のCQIテーブルにおいてCQIインデックス3に対応し、前記第3の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせは、前記第2のCQIテーブルにおいてCQIインデックス2に対応する。
(4)また、上記課題を解決するために、本発明の一様態にかかる端末装置は、前記差分CQI値は、オフセットレベルが0、+1,+2以上、−1以下の何れかを示す。
この発明によれば、制御情報の増加を抑え、256QAMの適用を効率的にサポートすることができる。
本発明の第1の実施形態における無線通信システムの構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る端末装置の構成を示す概略ブロック図である。 本発明のRel−8MCSテーブルの一例を示す図である。 本発明のRel−12MCSテーブルの一例を示す図である。 本発明のRel−8CQIテーブルの一例を示す図である。 本発明のRel−12CQIテーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る従来のCQI生成部の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の上位レイヤ設定モードにおけるサブバンド差分CQI値とオフセットレベルの対応表である。 本発明の第1の実施形態に係るCQI生成部の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の高精度CQIテーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る基地局装置の構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る従来のCQI抽出部の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るCQI抽出部の構成を示す概略ブロック図である。 本発明のUE設定モードにおけるサブバンド差分CQI値とオフセットレベルの対応表である。 本発明の空間差分CQI値とオフセットレベルの対応表である。 本発明の第2の実施形態に係るCQI生成部の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るCQI抽出部の構成を示す概略ブロック図である。
本明細書で述べられる技術は、符号分割多重アクセス(CDMA)システム、時分割多重アクセス(TDMA)システム、周波数分割多重アクセス(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、及びその他のシステム等の、種々の無線通信システムにおいて使用され得る。用語「システム」及び「ネットワーク」は、しばしば同義的に使用され得る。CDMAシステムは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)やcdma2000(登録商標)等のような無線技術(規格)を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))及びCDMAのその他の改良型を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95、及びIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))のような無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash‐OFDM(登録商標)などのような無線技術を実装し得る。3GPP LTE(Long Term Evolution)は、ダウンリンク上でOFDMAを、アップリンク上でSC−FDMAを採用するE−UTRAである。LTE−Aは、LTEを改良したシステム、無線技術、規格である。UTRA、E−UTRA、LTE、LTE−A及びGSMは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)と名付けられた機関からのドキュメントで説明されている。cdma2000及びUMBは、第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)と名付けられた機関からのドキュメントで説明されている。明確さのために、本技術のある側面は、LTE、LTE−Aにおけるデータ通信について以下では述べられ、LTE用語、LTE−A用語は、以下の記述の多くで用いられる。
以下、本発明に係る好適な実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。添付の図面と共に以下で開示する詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのものであって、本発明が実施され得る唯一の実施形態を示すためのものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的な細部事項を含む。しかし、当業者であれば、本発明がこのような具体的な細部事項がなくても実施され得ることが分かる。例えば、以下の詳細な説明は、移動通信システムが3GPP LTE、LTE―Aシステムである場合を仮定して具体的に説明するが、3GPP LTE、LTE―Aの特有の事項を除いては、他の任意の移動通信システムにも適用可能である。また、後述される用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語で、ユーザ、運用者の意図または慣例などによって変わり得る。したがって、その用語は、本明細書全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
実施形態を説明するにおいて本発明が属する技術分野に十分知られており、本発明と直接的に関係のない技術内容については説明を省略する。これは、不要な説明を省略することにより、本発明の要旨を不明瞭にせず、より明確に伝達するためである。よって、いくつかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために公知の構造及び装置は省略したり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で図示したりすることができる。本発明の要旨を不明瞭にせず、より明確に伝達するため、図面において一部の構成要素は、誇張されたり省略されたり概略的に示される。また、各構成要素の大きさは、実際の大きさを反映するものではない。また、本明細書全体で同一の構成要素については同一の図面符号を使用して説明する。
明細書全体において、一つの部分が一つの構成要素を「含む」とするとき、これは、特別に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素を更に含むことができることを意味する。さらに、詳細な説明または特許請求の範囲のいずれかで使用される“または”という用語は、排他的な“または”というよりむしろ、包含的な“または”を意味することを意図している。すなわち、そうではないと指定されていない限り、または、文脈から明らかでない限り、“XがAまたはBを用いる”というフレーズは、自然な包含的順列のうちのいずれかを意味することを意図している。すなわち、“XがAまたはBを用いる”というフレーズは、以下の例のうちのいずれのものによっても満たされる:XがAを用いる;XがBを用いる;または、XがAおよびBの双方とも用いる。加えて、本出願および添付した特許請求の範囲で使用した冠詞“a”および“an”は、そうではないと指定されていない限り、または、単数形を意図する文脈から明らかでない限り、一般的に、“1つ以上”を意味すると解釈すべきである。また、明細書に記載された「…部」、「…器」、「モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアやソフトウェア又はハードウェア及びソフトウェアの組合せで具現することができる。
併せて、以下の説明において、端末装置は、ユーザ装置(User Equipment: UE)、移動局(Mobile Station: MS, Mobile Terminal: MT)、移動局装置、移動端末、加入者ユニット、加入者局、ワイヤレス端末、移動体デバイス、ノード、デバイス、遠隔局、遠隔端末、ワイヤレス通信デバイス、ワイヤレス通信装置、ユーザエージェント、アクセス端末などの移動型又は固定型のユーザ端機器を総称するものとする。また、端末装置は、セルラ電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(SIP)電話機、スマートフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、タブレット、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星ラジオ、ワイヤレスモデムカード、USBモデム、ルーター、および/または、ワイヤレスシステムを通して通信するための別の処理デバイスとすることができる。また、基地局装置は、ノードB(NodeB)、強化ノードB(eNodeB)、基地局、アクセスポイント(Access Point: AP)などの端末と通信するネットワーク端の任意のノードを総称するものとする。なお、基地局装置は、RRH(Remote Radio Head、基地局装置より小型の屋外型の無線部を有する装置、Remote Radio Unit: RRUとも称す)(リモートアンテナ、分散アンテナとも呼称する。)を含むものとする。RRHは、基地局装置の特殊な形態とも言える。例えば、RRHは信号処理部のみを有し、他の基地局装置によってRRHで用いられるパラメータの設定、スケジューリングの決定などが行われる基地局装置と言うことができる。
本発明の端末装置は、下記で説明する各種処理に関連した命令を保持するメモリと、前記メモリに結合され、前記メモリ中に保持された前記命令を実行するように構成された、プロセッサを備えた構成でもよい。本発明の基地局装置は、下記で説明する各種処理に関連した命令を保持するメモリと、前記メモリに結合され、前記メモリ中に保持された前記命令を実行するように構成された、プロセッサを備えた構成でもよい。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。下記でCSI(Channel State Information)とは、ランク数を示すRI(Rank Indicator)と、プリコーディング行列のインデックスを示すPMI(Precoding Matrix Indicator)と、変調方式と符号化率の組み合わせを示すCQI(Channel Quality Indicator)とから構成される。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態における無線通信システムの構成の一例を示す。該システムは、基地局装置(マクロ基地局装置、スモール基地局装置、ピコ基地局装置、eNB)101、端末装置102から構成される。各装置に構成されるアンテナポート数は1であっても複数であってもよい。ここで、アンテナポートとは、物理的なアンテナではなく、通信を行う装置が認識できる論理的なアンテナを指す。
なお、本実施形態において基地局装置101は、端末装置102に対して、64QAMモード、または256QAMモードの設定を行う。ここで64QAMモードとは、256QAMでのPDSCHのデータ伝送を行うことが想定されないMCSテーブル、CQIテーブル等を用いる設定を意味し、PDSCHに適用されるMCSテーブルを構成する変調方式として256QAMが含まれない設定(構成)、あるいはPDSCHに適用されるMCSテーブルを構成する変調方式がQPSK、16QAM、64QAMから構成される設定(構成)、あるいはフィードバックに用いられるCQIテーブルを構成する変調方式として256QAMが含まれない設定(構成)、あるいはフィードバックに用いられるCQIテーブルを構成する変調方式がQPSK、16QAM、64QAMから構成される設定(構成)等を意味する。一方、256QAMモードとは、256QAMでのPDSCHのデータ伝送を行うことが想定されたMCSテーブル、CQIテーブル等を用いる設定を意味し、PDSCHに適用されるMCSテーブルを構成する変調方式として256QAMが少なくとも含まれる設定(構成)、あるいはPDSCHに適用されるMCSテーブルを構成する変調方式がQPSK、16QAM、64QAM、256QAMから構成される設定(構成)、あるいはフィードバックに用いられるCQIテーブルを構成する変調方式として256QAMが含まれる設定(構成)、あるいはフィードバックに用いられるCQIテーブルを構成する変調方式がQPSK、16QAM、64QAM、256QAMから構成される設定(構成)等を意味する。
基地局装置101が送信した信号は、チャネルを経由し、端末装置102で受信される。図2に端末装置102の構成例を示す。受信アンテナ200で受信された信号はDL受信部201に入力され、ダウンコンバージョン、帯域制限フィルタリング、離散フーリエ変換等の処理を適用される。DL受信部201から出力された信号は、参照信号抽出部202に入力される。参照信号抽出部202では、基地局装置101が送信するCRS(Cell-specific Reference Signal)、CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)、DMRS(UE-specific Reference Signal、Demodulation Reference Signal)等の参照信号が配置されたリソースが抽出され、抽出された参照信号がチャネル推定部206に入力される。チャネル推定部206では、入力された受信参照信号(受信された参照信号)(抽出された参照信号)を用いて基地局装置101と端末装置102との間のチャネル状態(伝搬路状態)が推定される。推定されたチャネル状態の推定値は、CQI生成部207に入力される。なお、図2では示していないが、推定されたチャネル状態の推定値は制御情報抽出部203とPDSCH復調部204にも入力され、PDCCHやPDSCHに配置された信号の復調に用いられる。
参照信号抽出部202において抽出された参照信号以外の信号は、制御情報抽出部203に入力される。例えば、PDCCHに配置された信号が、制御情報抽出部203に入力される。制御情報抽出部203では、受信信号の中から制御情報(ダウンリンク制御情報、DCIフォーマット)に関する情報が抽出される。抽出された制御情報に含まれるPDSCHのMCSインデックスに関する情報はPDSCH復調部204に入力される。ここで、MCSインデックスとは、MCSテーブル内のMCSの指定に用いるインデックスである。
制御情報抽出部203の出力はPDSCH復調部204に入力される。例えば、PDSCHに配置された信号がPDSCH復調部204に入力される。PDSCH復調部204では、制御情報抽出部203から入力されるMCS情報(MCSインデックス、MCSインデックスに関する情報)に基づいて、PDSCHの復調を行う。このとき、PDSCH復調部204は、RRC設定部208から入力される変調モード設定(64QAMモード、256QAMモード)に基づいて参照するMCSテーブルを選択し、選択されたMCSテーブルと通知されたMCSインデックスからMCSを判定し、判定したMCSを復調に用いる。例えば、PDSCH復調部204は、64QAMモードが設定されている場合、図3のRel−8MCSテーブルに基づいてMCSインデックスからMCSの判定を行い、256QAMモードが設定されている場合、図4のRel−12MCSテーブルに基づいてMCSインデックスからMCSの判定を行う。また、PDSCH復調部204は、64QAMモードが設定されているサブフレーム(ダウンリンクサブフレーム、サブフレームセット)においては図3のRel−8MCSテーブルに基づいてMCSインデックスからMCSの判定を行い、256QAMモードが設定されているサブフレーム(ダウンリンクサブフレーム、サブフレームセット)においては図4のRel−12MCSテーブルに基づいてMCSインデックスからMCSの判定を行う。各サブフレームに対して設定される変調モード設定が、RRC設定部208より示される。
PDSCH復調部204の出力は、RRC抽出部208に入力される。RRC抽出部208では、入力された信号にRRCシグナリングが含まれる場合、RRCシグナリングを抽出し、抽出したRRCシグナリングをRRC設定部208に入力する。RRC設定部208は、RRCシグナリングによって基地局装置が伝送した制御情報を用いて端末装置102の各処理部を制御する。つまり、制御パラメータを設定する処理を行う。例えば、RRC設定部208は、RRCシグナリングによって通知された変調モード設定に基づき、64QAMモードを適用するサブフレーム(サブフレームセット)と256QAMモードを適用するサブフレーム(サブフレームセット)を判断する。
CQI生成部207は、チャネル推定部206から入力されるチャネル推定値とRRC設定部208から入力される変調モード設定(64QAMモードか256QAMモードかの設定)を用いて、CQIに関する情報(例えばCQIインデックス)を生成する。ここでCQIとは、システム帯域全体のCQIであるワイドバンドCQIと、システム帯域を複数のサブバンドに分割した際のサブバンド毎のCQIであるサブバンドCQIを含む。CQI生成部207は、入力された変調モード設定に基づき、CQIインデックスの生成に用いるCQIテーブルを選択する。CQI生成部207は、入力されたチャネル推定値に基づき、あるCQIテーブルの何れかのCQIインデックスを選択する。CQI生成部207は、64QAMモードが設定されたサブフレーム(ダウンリンクサブフレーム、サブフレームセット、ダウンリンクサブフレームセット)に対しては、図5のRel−8CQIテーブルによってチャネル推定値から得られるCQIを量子化し、所定の誤り率となるCQIインデックスを選択し、選択したCQIインデックスをPUCCH生成部209、またはPUSCH生成部210に入力する。CQI生成部207は、256QAMモードが設定されたサブフレーム(ダウンリンクサブフレーム、サブフレームセット、ダウンリンクサブフレームセット)に対しては、図6のRel−12CQIテーブルによってチャネル推定値から得られるCQIを量子化し、所定の誤り率が得られるCQIインデックスを選択し、選択したCQIインデックスをPUCCH生成部209、またはPUSCH生成部210に入力する。CSIの通知は、周期的に通知する方法と非周期的に通知する方法がある。周期的CSI(Periodic CSI、P−CSI)の送信にはPUCCH、またはPUSCHが用いられる。非周期的CSIの送信には、PUSCHが用いられる。
ここで、サブバンドCQIの通知に、差分CQIが用いられた場合のCQI生成部207の処理について説明する。なお、サブバンドCQIの通知法としては、利用可能な全サブバンドのサブバンドCQIを基地局装置101に通知する上位レイヤ設定モード(Higher Layer−configured mode)(Mode 3−0、Mode 3−1、Mode 3−2)と、利用可能な全サブバンドの内、端末装置102が選択したサブバンドのサブバンドCQIを基地局装置101に通知するUE選択モード(UE selected mode)(Mode 2−0、Mode 2−1、Mode 2−2)とがあるが、本実施形態では、上位レイヤ設定モードが設定されているものとして説明を行う。なお、本発明はUE選択モードに対しても適用可能である。初めに、従来のRel−8CQIテーブル(第3のCQIテーブル)が設定されている場合におけるCQI生成部207の処理を図7を用いて説明する。まずRRC設定部208から入力されるRRCシグナリングは、CQIテーブル設定部700に入力される。CQIテーブル設定部700では、入力されたRRCシグナリングによってRel−8CQIテーブルとRel−12CQIテーブルのどちらかを選択し、その情報をワイドバンドCQIインデックス引き出し部703およびサブバンドCQIインデックス引き出し部703に入力する。一方、チャネル推定部206から入力されるチャネル推定値は、ワイドバンドCQIインデックス算出部701およびサブバンドCQIインデックス算出部702に入力される。ワイドバンドCQIインデックス算出部701では、入力されたチャネル推定値を用いて、ワイドバンド、つまりシステム帯域全体の平均CQIを算出し、算出して得られたCQIをワイドバンドCQIインデックス引き出し部703に入力する。一方、サブバンドCQIインデックス算出部702では、入力されたチャネル推定値を用いて、サブバンド毎のCQIを算出し、算出して得られたサブバンド毎のCQIをそれぞれサブバンドCQIインデックス引き出し部704に入力する。ワイドバンドCQIインデックス引き出し部703では、ワイドバンドCQIインデックス算出部701から入力されるCQIと、CQIテーブル設定部700から設定(指定)されるCQIテーブル(Rel−8CQIテーブル)とから、対応するワイドバンドCQIインデックスを引き出す。引き出されたワイドバンドCQIインデックスは、CQI情報結合部707およびオフセットレベル算出部705に入力される。
サブバンドCQIインデックス引き出し部704では、サブバンドCQIインデックス算出部702から入力されるサブバンド毎のCQIと、CQIテーブル設定部700から指定されるCQIテーブル(Rel−8CQIテーブル)とから、サブバンド毎に対応するサブバンドCQIインデックスを引き出す。引き出されたサブバンド毎のサブバンドCQIインデックスは、オフセットレベル算出部705に入力される。
オフセットレベル算出部705では、サブバンドCQIインデックス引き出し部704から入力される各サブバンドのサブバンドCQIインデックスから、ワイドバンドCQIインデックス引き出し部703から入力されるワイドバンドCQIインデックスを減算することで、各サブバンドにおけるワイドバンドCQIインデックスに対するオフセットレベルを算出する。オフセットレベル算出部705で算出されたオフセットレベルは、サブバンド差分CQI値引き出し部706に入力される。サブバンド差分CQI値引き出し部は、入力されたオフセットレベルと図8に示す対応表から、サブバンド差分CQI値をサブバンド毎に引き出し、引き出されたサブバンド差分CQI値をCQI情報結合部707に出力する。CQI情報結合部707は、入力されたワイドバンドCQIインデックス、および入力されたサブバンド差分CQI値を結合(例えば、パラレル‐シリアル変換)し、PUCCH生成部209あるいはPUSCH生成部210に入力する。このように、端末装置102は、ワイドバンドCQIインデックスからの差分CQIのみを、各サブバンドのCQIとして基地局装置101に通知する。
図5に示すRel−8CQIテーブルは、各CQIは隣接するインデックスが約2dBの受信品質差となるようにテーブル化されている。したがって、図8の対応表を用い、上記のようにインデックスの差分を通知する方法では、Rel−8CQIテーブルにおいては、ワイドバンドCQIからの差分CQIとして、+4dB以上、+2dB、±0dB、−2dB以下のいずれかのCQIであることを通知することが可能となる。しかしながら、Rel−12CQIテーブル(第1のCQIテーブル)を用いた場合においても同様に、図8の対応表を用いてインデックスの差分を通知する方法を適用した場合、周波数利用効率の高いCQIでは、ワイドバンドCQIからの差分CQIとして、+4dB以上、+2dB、±0dB、−2dB以下のいずれかのCQIであることを通知することができるが、周波数利用効率の低いCQIでは、図5に示すようなRel−8CQIテーブルと比較してCQIが間引かれているため、ワイドバンドCQIからの差分CQIとして、例えば、+8dB以上、+4dB、±0dB、−4dB以下の何れかのCQIであることを通知することになる。このように、Rel−12CQIテーブルに対して単に差分CQIの通知方法を適用しただけでは、従来と同様の粒度(精度)の差分CQIを通知することができない。
そこで、Rel−12CQIテーブル(図6)を用いた場合にも、ワイドバンドCQIインデックスによらず、オフセットレベルに関する図8の対応表を変更することなく、差分CQIを示すためのビット数を増加することなく、既存と同等レベルの周波数利用効率の細かさ(精度)のサブバンドCQIを通知するためのCQI生成部207について、以降で説明を行う。
図9に本実施形態におけるCQI生成部207の構成を示す。図7と比較して、高精度CQIインデックス引き出し部905が加えられている点と、CQIテーブル設定部900の出力がワイドバンドCQIインデックス引き出し部903のみに入力される点と、サブバンドCQIインデックス引き出し部704が高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部904に変更されている点のみが異なるため、上記に関連する箇所についてのみ説明を行う。
ワイドバンドCQIインデックス引き出し部903が出力するワイドバンドCQIインデックスは、高精度CQIインデックス引き出し部905に入力される。高精度CQIインデックス引き出し部905では、図10に記載のCQIテーブル(第2のCQIテーブル)に基づいて、ワイドバンドCQIのCQIインデックスを、高精度CQIインデックスに変換する。変換された高精度CQIインデックスは、オフセットレベル算出部906に入力される。
次に、高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部904について説明を行う。高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部904では、入力されたサブバンドCQIと、図10に示す高精度CQIテーブル(第2のCQIテーブル)とから、サブバンド毎に高精度CQIインデックスを引き出す。サブバンドCQIインデックス引き出し部704と異なり、CQIテーブル設定部900が指定するCQIテーブルに関する情報は、高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部904に入力されなくてもよい。図10の高精度CQIテーブルは、図6に示すRel−12CQIテーブルに記載のCQIと、図5に示すRel−8CQIテーブルに記載のCQIとから構成され、CQIのインデックスを周波数利用効率が昇順になるように振りなおしたものである。言い換えると、図5に示すRel−8CQIテーブルの周波数利用効率が低いCQIであって、Rel−12CQIテーブルを構成する際に間引かれたCQIをRel−12CQIテーブルのCQIに加えたCQIテーブルが、高精度CQIテーブルである。なお本発明の実施形態は、Rel−8CQIテーブルから間引きを行ったCQIをRel−12CQIテーブルに加えて高精度CQIテーブルを構成する場合に限定されず、Rel−12CQIテーブルにおいて隣接するCQIインデックスのSNRが2dB程度となるようにRel−12CQIテーブルを補間して高精度CQIテーブルを構成する場合に本発明の実施形態を適用することができる。また隣接するCQIインデックスが示すSNRの差は約2dBでなくてもよく、どのような値であってもよい。また隣接するCQIインデックスのSNRの差が一定でなくても良い。
高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部904は、引き出されたサブバンド毎の高精度サブバンドCQIインデックスをオフセットレベル算出部906に入力する。オフセットレベル算出部906は、高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部904から入力された高精度CQIインデックスから、高精度CQIインデックス引き出し部905から入力されるワイドバンドCQIのCQIインデックスを減算した値を、各サブバンドのオフセットレベルとする。オフセットレベル算出部906は、算出した各サブバンドのオフセットレベルをサブバンドCQI値引き出し部907に入力する。サブバンド差分CQI値引き出し部907は、図8の対応表に基づき、各サブバンドに対するサブバンド差分CQI値を引き出す。
このように、Rel−8CQIテーブル(第3のCQIテーブル)からあるCQIを間引きして構成されるRel−12CQIテーブル(第1のCQIテーブル)が設定されている場合に、サブバンドCQIインデックスとワイドバンドCQIインデックスをRel−12CQIテーブルに基づいて引き出し、Rel−12CQIテーブルに基づいて引き出されたサブバンドCQIインデックスとRel−12CQIテーブルに基づいて引き出されたワイドバンドCQIインデックスとの差分を単に通知するのではなく、通知されるワイドバンドCQIインデックスを高精度CQIテーブル(第2のCQIテーブル)から引き出される高精度ワイドバンドCQIインデックスに変換し、サブバンドCQIに対応する高精度サブバンドCQIインデックスを高精度CQIテーブルに基づき引き出し、引き出された高精度サブバンドCQIインデックスと変換された高精度ワイドバンドCQIインデックスとからサブバンド差分CQI値を得ることで、Rel−8CQIテーブルから間引きされたCQIをサブバンドCQIとして通知することが可能となる。この通知方法により、256QAM伝送を可能とすると同時に、Rel−8CQIテーブルを用いたときと同じ精度で、サブバンドCQIの通知を行うことができるようになる。
端末装置102が送信した信号は、チャネルを経由し、基地局装置101で受信される。図11に、基地局装置101の構成の一例を示す。なお、図11では、本発明の実施形態の説明に必要となるブロック(処理部)のみを示している。端末装置102が送信した信号は、受信アンテナ1101を介してUL受信部1102で受信される。なお、受信アンテナ1101は、複数のアンテナから構成され、受信ダイバーシチやアダプティブアレーアンテナ等の技術が適用されてもよい。UL受信部1102は、ダウンコンバージョンやフーリエ変換等の処理を行う。UL受信部1102の出力は、制御情報抽出部1103に入力される。制御情報抽出部1103では、端末装置102が送信した制御情報を抽出する。ここで、制御情報は、制御情報専用のチャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control CHannel)を用いて送信された制御情報、または情報データ送信用のチャネルであるPUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)を用いて送信された制御情報である。制御情報抽出部1103で抽出された制御情報は、CQI抽出部1104、またはRRC抽出部1105に入力される。RRC抽出部1105では、制御情報の中からRRCに関する情報を抽出する。
CQI抽出部1104では、制御情報抽出部1103から入力された制御情報の中から、各端末装置102が送信したワイドバンドCQIインデックスおよびサブバンドCQIインデックス(高精度サブバンドCQIインデックス)を抽出する。ただし、端末装置102が64QAMモードでCQI(単にCQIと記載する場合は、ワイドバンドCQIおよびサブバンドCQI、あるいはどちらかのCQIを意味する)を送信した場合と、端末装置102が256QAMモードでCQIを送信した場合とで、各CQIインデックスが対応する情報(変調方式と符号化率の組み合わせ)が異なる。CQI抽出部1104は、端末装置102が64QAMモードでCQIを送信したと判断した場合、図5のようなRel−8CQIテーブルによって端末装置102がCQIインデックスを通知したものと解釈する。CQI抽出部1104は、端末装置102が256QAMモードでCQIを送信したと判断した場合、ワイドバンドCQIインデックスおよびサブバンドCQIインデックスに対して図6のようなRel−12CQIテーブルによって端末装置102がCQIインデックスを通知したものと解釈する。またCQI抽出部1104は、端末装置102が256QAMモードでCQIを送信したと判断した場合、高精度サブバンドCQIインデックス(差分による通知方法で示されるサブバンドCQIインデックス)に対して図10のような高精度CQIテーブルによって端末装置102がCQIインデックスを通知したものと解釈する。ここで、図6のCQIテーブルは、図5のテーブルの内、QPSK伝送用のインデックスを削減し、さらに64QAM伝送用のCQIの内、周波数利用効率の高いものを256QAM伝送に置き換えたものである。なお、図6は256QAMモードでのCQIテーブルの一例であり、QPSK、16QAM、64QAMの一部またはすべてを含まず、256QAMを含むテーブルや図5のテーブルのCQIを等間隔に削除し、256QAMとしたものなど、図5のCQIテーブルと異なり、かつ256QAMでの伝送が想定されたCQIテーブルであればどのようなものであってもよい。
CQI抽出部1104で抽出された各端末装置102のCQIはスケジューリング部1106およびMCS設定部1107に入力される。スケジューリング部1106では、各端末装置102のCQIを用いて、各端末装置102へのリソース割り当てを行う。ここで、ダウンリンクでMIMO(Multiple Input Multiple Output)伝送が行われる場合、CQIに加えて、端末装置102から通知されるRI(Rank Indicator)やPMI(Precoding Matrix Indicator)を用いてスケジューリングが行われる。スケジューリング部1106が出力する各端末装置102の割り当て情報は、MCS設定部1107およびPDSCH生成部1108に入力される。
MCS設定部1107では、スケジューリング部1106から入力されるリソース割り当て情報とCQI抽出部1104から入力されるCQIを用いて、次回の伝送に用いるリソースにおけるチャネル品質(CQI)を推定する。推定されたCQIに基づき、所定の誤り率が得られるMCSを設定し、MCSインデックスを作成する。この時、作成されるMCSインデックスは、変調モードによって異なる。例えば、MCS設定部1107は、64QAMモードが設定されている場合、図3に示すようなRel−8MCSテーブルからMCSインデックスを選択する。例えば、MCS設定部1107は、256QAMモードが設定されている場合、図4に示すようなRel−12MCSテーブルからMCSインデックスを選択する。なお、本実施形態において、256QAMまでサポートされていれば、図4に記載のMCSテーブルとは異なるRel−12MCSテーブルが用いられてもよい。MCS設定部1107が設定したMCSインデックスはPDSCH生成部1108に入力されるとともに、制御情報生成部1109に入力される。制御情報生成部1109は、入力されたMCSインデックスを、割り当て情報などの他の制御情報とともにDCIフォーマットと呼ばれるフォーマットとして信号を生成する。DCIフォーマットとして生成された信号はPDCCHに配置される。
PDSCH生成部1108は、MCS設定部1107から入力されるMCSインデックスによって、各端末装置102宛の情報ビットに対して符号化および変調を行う。PDSCH生成部1108は、スケジューリング部1106から入力される割り当て情報に従って、各端末装置102宛ての信号をPDSCHに配置する。配置された信号は、DL送信部1111に入力される。また、RRC情報生成部1110が端末装置102に通知すべきRRC情報が存在する場合、PDSCH生成部1108に該RRC情報が入力され、該端末装置102宛のデータ信号としてPDSCHに配置されて送信される。該RRC情報とは、RRCシグナリングによって通知される情報であり、変調モード(256QAMモードと64QAMモード)の設定情報である変調モード設定や、CSI要求領域の値に対応するサービングセルセット(複数のセルの集合)もしくは特定のサービングセルの構成であるCSI要求設定等が含まれる。
DL送信部1111は、PDSCH生成部1108と制御情報生成部1109から入力される信号を多重した後、逆離散フーリエ変換、帯域制限フィルタリング、アップコンバージョン等の処理を行う。DL送信部1111が出力する信号は送信アンテナ1112を介して端末装置102に送信される。
次に、本実施形態のサブバンド差分CQI値を端末装置102が送信した場合における、基地局装置101のCQI抽出部1104の動作について説明を行う。まず、図10に示す高精度CQIテーブルを適用せず、Rel−8CQIテーブル(あるいはRel−12CQIテーブル)のみを用いてサブバンド差分CQI値が通知された場合のCQI抽出部1104での処理について、図12を用いて説明を行う。RRC抽出部1105から入力された情報は、CQIテーブル設定部1200に入力される。CQIテーブル設定部1200では、どのテーブルが設定されているかという情報をワイドバンドCQI引き出し部1202、およびサブバンド品質引き出し部1205に入力する。また、通知されたCQI情報は、CQI情報分離部1201に入力され、ワイドバンドCQIインデックスとサブバンド差分CQI値に分離される。分離されたワイドバンドCQIインデックスは、ワイドバンドCQI引き出し部1202およびCQIインデックス算出部1204およびに入力され、分離されたサブバンド差分CQI値はオフセットレベル引き出し部1203に入力される。ワイドバンドCQI引き出し部1202では、CQIテーブル設定部1200が設定するCQIテーブル(図5に示すRel−8CQIテーブル、あるいは図6に示すRel−12CQIテーブル)に基づいて入力されたワイドバンドCQIインデックスに対応するCQIを引き出し、ワイドバンドCQIとして引き出したCQIをCQI結合部1206に入力する。
オフセットレベル引き出し部1203は、入力されたサブバンド差分CQI値と図8の対応表を用いて、オフセットレベルを引き出す。得られたオフセットレベルは、CQIインデックス算出部1204に入力される。CQIインデックス算出部1204は、CQI情報分離部1201から入力されたワイドバンドCQIインデックスに、オフセットレベル引き出し部1203から入力されたオフセットレベルを加算することで、各サブバンドにおけるサブバンドCQIインデックスを算出する。得られた各サブバンドCQIインデックスは、サブバンドCQI引き出し部1205に入力される一方、サブバンドCQI引き出し部1205は、図5に示すRel−8CQIテーブルに基づいて入力されたサブバンドCQIインデックスに対応するCQIを引き出し、サブバンドCQIとして引き出したCQIをCQI情報結合部1206に入力する。CQI情報結合部1206では、入力されたワイドバンドCQIと各サブバンドのサブバンドCQIを結合し、スケジューリング部1106とMCS設定部1207に入力する。
次に、本実施形態における、Rel−12CQIテーブルがRRCシグナリングによって設定された場合におけるCQI抽出部204の動作について図13を用いて説明を行う。ただし、Rel−8CQIテーブル(あるいはRel−12CQIテーブル)のみが使用された場合のCQI抽出部204とは、高精度CQIインデックス引き出し部1303が加えられている点と、CQIテーブル設定部1300の出力がワイドバンドCQI引き出し部1302のみに入力される点と、サブバンドCQI引き出し部1205が高精度サブバンドCQI引き出し部1306となる点が異なり、説明の便宜上、変更箇所についてのみ説明を行う。
まず、CQI情報分離部1301が出力するワイドバンドCQIインデックスが高精度CQIインデックス引き出し部1303に入力される。高精度CQIインデックス引き出し部1303では、図9の高精度CQIインデックス引き出し部905と同様、図10に示す高精度CQIテーブルを用いて、ワイドバンドCQIインデックスを高精度CQIインデックスへ変換する。得られたワイドバンドCQIの高精度CQIインデックスは高精度CQIインデックス算出部1305に入力される。高精度CQIインデックス算出部1305は、高精度CQIインデックス引き出し部1303から入力されたワイドバンドCQIの高精度CQIインデックスに、オフセットレベル引き出し部1304から入力される各サブバンドのオフセットレベルを加算することで、高精度サブバンドCQIインデックスを得る。得られた各サブバンドの高精度サブバンドCQIインデックスは高精度サブバンドCQI引き出し部1306に入力される。高精度サブバンドCQI引き出し部1306は、図10に示す高精度CQIテーブルを用いて、高精度CQIインデックス算出部1304から入力される高精度サブバンドCQIインデックスに対応するCQIを引き出し引き出したCQIをサブバンド毎のサブバンドCQIとしてCQI結合部1307に入力する。サブバンドCQI引き出し部1205と異なり、CQIテーブル設定部1300が指定するCQIテーブルに関する情報は、高精度サブバンドCQI引き出し部1302に入力されなくてもよい。
このように、ワイドバンドCQIに用いるCQIテーブル(第1のCQIテーブル)(Rel−12CQIテーブル)の一部において隣接するインデックスで示すCQI差が異なる場合に、隣接するインデックスで示すCQI差が同一のCQIも含めたCQIテーブル(第2のCQIテーブル)(高精度CQIテーブル)を別途設け、該CQIテーブルを用いてサブバンドCQIを示す差分CQI値を求めることで、ワイドバンドCQIに用いるCQIテーブルには構成されないCQIをサブバンドCQIで示すことが可能となる。これにより、基地局装置はサブバンドCQIに関して精度の高いCQIを得ることができるため、より適切なMCSを設定できるようになり、スループットを向上させることができる。
なお、本実施形態では上位レイヤ設定モードの場合について説明を行ったが、仕様上、サブバンドの帯域幅が異なるものの、UE選択モードの場合でも同様にサブバンド差分CQI値に関して本発明を適用することができる。また、差分CQI値の生成に用いられるオフセットレベルは、図8に示す対応表ではなく、図14に示す対応表などが用いられてもよい。
なお、図10に示す高精度CQIテーブルを用いず、ワイドバンドCQIがある値の場合に、ワイドバンドCQIインデックスをRel−8CQIテーブル(第3のテーブル)に基づいて変換し、サブバンドCQIインデックスをRel−8CQIテーブルに基づいて引き出し、引き出されたサブバンドCQIインデックスと変換されたワイドバンドCQIインデックスとの差をオフセットレベルとする構成でもよい。
例えば、ワイドバンドCQIの変調方式が64QAM、または256QAMの場合、ワイドバンドCQIインデックスをRel−12CQIテーブル(第1のテーブル)に基づいて引き出し、サブバンドCQIインデックスをRel−12CQIテーブル(第1のテーブル)に基づいて引き出し、引き出されたサブバンドCQIインデックスと変換されたワイドバンドCQIインデックスとの差をオフセットレベルとする。例えば、ワイドバンドCQIの変調方式がQPSK、または16QAMの場合、ワイドバンドCQIインデックスをRel−12CQIテーブル(第1のテーブル)に基づいて引き出し、引き出されたワイドバンドCQIインデックスをRel−8CQIテーブル(第3のテーブル)に基づいて変換し、サブバンドCQIインデックスをRel−8CQIテーブルに基づいて引き出し、引き出されたサブバンドCQIインデックスと変換されたワイドバンドCQIインデックスとの差をオフセットレベルとする。
なお、変調方式によって参照するCQIテーブルを変更することに限定されず、Rel−8CQIテーブル(第3のテーブル)の所定の値以上のインデックスが引き出された場合には、ワイドバンドCQIインデックスをRel−12CQIテーブル(第1のテーブル)に基づいて引き出し、サブバンドCQIインデックスをRel−12CQIテーブル(第1のテーブル)に基づいて引き出し、引き出されたサブバンドCQIインデックスと変換されたワイドバンドCQIインデックスとの差をオフセットレベルとする。一方、Rel−12CQIテーブル(第1のテーブル)の所定の値以下のインデックスが引き出された場合には、ワイドバンドCQIインデックスをRel−8CQIテーブル(第1のテーブル)のインデックスに変換し、サブバンドCQIインデックスをRel−8CQIテーブル(第3のテーブル)に基づいて引き出し、引き出されたサブバンドCQIインデックスと変換されたワイドバンドCQIインデックスとの差をオフセットレベルとしてもよい。
図8に示すオフセットレベルの対応表では、オフセットレベルが2より大きい場合、オフセットレベルが2に丸めこまれる。図8に示すオフセットレベルの対応表では、オフセットレベルが−1より小さい場合、オフセットレベルが−1に丸めこまれる。よって、Rel−8CQIテーブルと比較して間引かれたQPSKのCQIが図8に示す対応表のオフセットレベルでは丸めこまれて差分CQI値が示される場合(例えば、ワイドバンドCQIの変調方式が64QAM、または256QAMの場合)は、ワイドバンドCQIインデックスもサブバンドCQIインデックスもRel−12CQIテーブルに基づき引き出し、引き出されたサブバンドCQIインデックスと引き出されたワイドバンドCQIインデックスとの差をオフセットレベルとし、Rel−8CQIテーブルと比較して間引かれたQPSKのCQIが図8に示す対応表のオフセットレベルでは丸めこまれずに差分CQI値が示される場合(例えば、ワイドバンドCQIの変調方式がQPSK、または16QAMQAMの場合)は、ワイドバンドCQIインデックスはRel−12CQIテーブルに基づき引き出し、サブバンドCQIインデックスはRel−8CQIテーブルに基づき引き出し、Rel−12CQIテーブルに基づき引き出されたワイドバンドCQIインデックスをRel−8CQIテーブルに基づき変換し、引き出されたサブバンドCQIインデックスと変換されたワイドバンドCQIインデックスとの差をオフセットレベルとすることにより、前述の高精度CQIテーブルを用いた場合と同様の効果を実現することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、ワイドバンドCQIインデックスに対するサブバンドCQIインデックスのオフセットレベルを算出し、オフセットレベルに基づいたサブバンド差分CQI値を通知する場合に、Rel−12CQIテーブルを用いた場合においても効率的にサブバンドCQIを通知する方法について説明を行った。なお、第1の実施形態でも記載した通り、上位レイヤ設定サブバンドフィードバックが設定された場合を主に説明を行ったが、UE選択サブバンドフィードバックにも適用可能である。またサブバンド差分CQI以外の差分CQIを通知する場合にも適用可能であり、例えばコードワード0のワイドバンドCQIインデックスとコードワード1のワイドバンドCQIインデックスの差分を示す差分CQIが、LTEでは仕様化されている。本実施形態では、コードワード間の差分CQIに適用した場合について説明する。なお本実施形態では、第1の実施形態と同様、上位レイヤ選択モードが設定されているものとして説明を行うが、UE選択モードが設定されている場合にも適用可能である。
LTEのダウンリンクでは、複数レイヤの同時送信が可能である。また例えば、2レイヤの同時送信の場合に、各レイヤで送信される符号語(コードワード)を同じにすることもできるし(コードワード数1)、それぞれ異なる符号化を行うこと(コードワード数2)もできる仕様となっている。各コードワードにおいて適切なMCSによって伝送を行うために、各コードワードに対する受信品質を端末装置が基地局装置に通知することができる仕様になっている。端末装置は、各コードワードのワイドバンドCQIを4ビットに量子化し送信することになるが、同じ端末装置が受信するコードワードであるため、2つのコードワードの受信品質は近いことが多い。そこで、コードワード0のみ4ビットによるワイドバンドCQIインデックスを通知し、コードワード1についてはコードワード0からの差分のみを3ビットで通知することで、通知情報量を削減することができる仕様になっている。差分の通知のための表を図15に示す。
ここでコードワード0に対してRel−12CQIテーブルが設定された場合、Rel−12CQIテーブルの低CQIは間引きが行われているため、空間差分CQI値が、サブバンド差分CQI値の場合と同様に、隣接するインデックスが示すSNRが2dBではなく4dB刻みとなるため、荒いCQIの通知しか行うことができない。そこで本実施形態では、Rel−12CQIテーブルがコードワード0に設定されている場合においても、高精度にコードワード1のワイドバンドCQIを通知する方法について説明する。なお、第1の実施形態で説明したサブバンド差分CQI値の通知法を併用することで、コードワード1については、高精度なワイドバンドCQI値を通知でき、さらにそのワイドバンドCQIからの差分CQIも第1の実施形態と同様、高精度なCQIの通知を行うことができる。
本実施形態に係る端末装置の構成としては、第1の実施形態で示した構成図である図2とほぼ同様であるため、処理が大幅に異なるブロックについてのみ説明を行う。ここで、本実施形態ではLTEの仕様に沿って、コードワード数を2つに限定した例を示すが、3以上のコードワード数についても同様に適用可能である。まずチャネル推定部206では、各コードワードに対するチャネル推定を行い、コードワード0とコードワード1に対するチャネル推定値をCQI生成部207に入力する。CQI生成部207では、各コードワードに関してワイドバンドCQIとサブバンドCQIを算出するが、ここでは本実施形態では、第1の実施形態と同様に、各コードワードのサブバンドCQIの通知法として、差分CQIが適用された場合について説明する。
以降、本実施形態に係るCQI抽出部207の処理について、図16を用いて説明を行う。チャネル推定部206からCQI抽出部207に入力される各コードワードに対するチャネル推定値は、コードワード0ワイドバンドCQIインデックス算出部1601、コードワード0サブバンドCQIインデックス算出部1602、コードワード1ワイドバンドCQIインデックス算出部1603およびコードワード1サブバンドCQIインデックス算出部1604に入力される。コードワード0ワイドバンドCQIインデックス算出部1601では、入力されたチャネル推定値を用いて、コードワード0のワイドバンドCQIを算出し、得られたCQIをコードワード0ワイドバンドCQIインデックス引き出し部1605に入力する。コードワード0ワイドバンドCQIインデックス引き出し部1605では、コードワード0ワイドバンドCQIインデックス算出部1601から入力されるCQIと、CQIテーブル設定部1600から指定されるCQIテーブル(例えば図6のRel−12CQIテーブル)とから、コードワード0ワイドバンドCQIインデックスを引き出す。ここでCQIテーブル設定部1600の出力は、コードワード0ワイドバンドCQIインデックス引き出し部1605のみに入力されればよい。引き出されたワイドバンドCQIインデックスは、CQI情報結合部1616および高精度CQIインデックス引き出し部1609に入力される。
一方、コードワード0サブバンドCQIインデックス算出部1602では、入力されたコードワード0に関するチャネル推定値を用いて、サブバンド毎のCQIを算出し、得られたサブバンド毎のCQIをコードワード0高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部1606に入力する。コードワード0高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部1606では、コードワード0サブバンドCQIインデックス算出部1602から入力されるサブバンド毎のCQIと、高精度CQIテーブル(図10)とから、サブバンド毎の高精度CQIインデックスを引き出す。引き出されたサブバンド毎の高精度CQIインデックスは、オフセットレベル算出部1610に入力される。
オフセットレベル算出部1610では、コードワード0高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部1606から入力される各サブバンドの高精度CQIインデックスから、高精度CQIインデックス引き出し部1609から入力されるコードワード0ワイドバンドCQIインデックスを減算することで、各サブバンドにおけるワイドバンドCQIインデックスに対するオフセットレベルを算出する。得られたサブバンド毎のオフセットレベルは、コードワード0サブバンドCQI値引き出し部1613に入力される。コードワード0サブバンドCQI値引き出し部1613では、入力された各サブバンドのオフセットレベルと図8から、サブバンド差分CQI値をサブバンド毎に算出し、得られたサブバンド差分CQI値をCQI情報結合部1616に入力する。
コードワード1ワイドバンドCQIインデックス算出部1603では、入力されたコードワード1に関するチャネル推定値を用いて、コードワード1のワイドバンドCQIを算出し、得られたCQIをコードワード1高精度ワイドバンドCQIインデックス引き出し部1607に入力する。コードワード1高精度ワイドバンドCQIインデックス引き出し部1607では、コードワード1ワイドバンドCQIインデックス算出部1603から入力されるCQIと、高精度CQIテーブルとから、コードワード1のワイドバンドCQIに関する高精度CQIインデックスを引き出す。算出された高精度CQIインデックスは、オフセットレベル算出部1611に入力される。
オフセットレベル算出部1611では、コードワード1ワイドバンドCQIインデックス引き出し部1607から入力されるワイドバンドCQIの高精度CQIインデックスから、高精度CQIインデックス引き出し部1609から入力されるコードワード0のワイドバンドCQIの高精度CQIインデックスを減算することで、コードワード0ワイドバンドCQIインデックスに対するコードワード1ワイドバンドCQIインデックスのオフセットレベルを算出する。得られたオフセットレベルは、コードワード1ワイドバンドCQI値引き出し部1614に入力される。コードワード1ワイドバンドCQI値引き出し部1614では、入力されたオフセットレベルと図15の対応表から、コードワード1のワイドバンドに関する差分CQI値を引き出し、得られたコードワード1のワイドバンドに関する差分CQI値をCQI情報結合部1614に入力する。
一方、コードワード1サブバンドCQIインデックス算出部1604では、入力されたコードワード1に関するチャネル推定値を用いて、コードワード1のサブバンド毎のCQIを算出し、得られたサブバンド毎のCQIをそれぞれコードワード1高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部1608に入力する。
コードワード1高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部1608では、コードワード1サブバンドCQIインデックス算出部1604から入力されるコードワード1のサブバンド毎のCQIと、図10の高精度CQIテーブルとから、サブバンド毎の高精度CQIインデックスを引き出す。引き出されたサブバンド毎の高精度CQIインデックスは、オフセットレベル算出部1612に入力される。
オフセットレベル算出部1612では、コードワード1サブバンドCQIインデックス引き出し部1608から入力されるコードワード1サブバンドCQIインデックスから、コードワード1ワイドワンドCQIインデックス引き出し部1607から入力されるコードワード1ワイドバンドCQIインデックスを減算することで、コードワード1ワイドバンドCQIインデックスに対するコードワード1の各サブバンドCQIインデックスのオフセットレベルを算出する。得られたオフセットレベルは、コードワード1サブバンドCQI値引き出し部1615に入力される。コードワード1サブバンドCQI値引き出し部1615では、入力されたコードワード1の各サブバンドのオフセットレベルと図8のサブバンド差分CQIテーブルから、コードワード1サブバンド差分CQI値を引き出し、得られたコードワード1サブバンド差分CQI値をCQI情報結合部1616に入力する。CQI情報結合部1616は、入力されたコードワード0ワイドバンドCQIインデックス、コードワード0サブバンド差分CQI値、コードワード1ワイドバンド差分CQI値、およびコードワード1サブバンド差分CQI値を結合(例えば、パラレル‐シリアル変換)し、PUCCH生成部209あるいはPUSCH生成部210に入力する。
このように、複数コードワードのワイドバンドCQIの通知に対して差分CQIを用いることで、少ない制御情報量の通知で、高精度なCQIの通知を行うことができる。また、コードワード数が1の場合、ワイドバンドCQIインデックスに関しては、高精度なCQIの通知を行うことができないのに対し、上述したようにコードワード数が2の場合、コードワード1のワイドバンドCQIに関しては、コードワード0ワイドバンドCQIインデックスからの差分CQIを通知することができるため、Rel−12CQIテーブルが設定された場合においても、高精度なCQIの通知を行うことが可能となる。
なお、上記の説明では、コードワード1サブバンド差分CQI値は、コードワード1ワイドバンドCQIインデックスからの差分として算出したが、コードワード0ワイドバンドCQIインデックスからの差分として算出してもよい。また、コードワード0のワイドバンドCQIを基準(参照)として他のCQIを算出する場合について示したが、これに限定されず、他のコードワードのワイドバンドCQI(あるいは所定のサブバンドCQI)を基準にしてもよい。
次に本実施形態における、基地局装置101のCQI抽出部1104の動作について図17を用いて説明を行う。通知されたCQI情報は、CQI情報分離部1701に入力され、コードワード0ワイドバンドCQIインデックス、コードワード0サブバンド差分CQI値、コードワード1ワイドバンド差分CQI値、コードワード1サブバンド差分CQI値に分離される。分離されたコードワード0ワイドバンドCQIインデックスは、コードワード0ワイドバンドCQI引き出し部1702および高精度CQIインデックス引き出し部1703に入力される。コードワード0ワイドバンドCQI引き出し部1702では、入力されたコードワード0ワイドバンドCQIインデックスとCQIテーブル設定部1700から設定されるCQIテーブル(例えば、図6のRel−12CQIテーブル)に基づいてコードワード0のワイドバンドCQIを引き出し、CQI結合部1713に入力する。ここでCQIテーブル設定部1700の出力は、コードワード0ワイドバンドCQI引き出し部1702のみに入力されればよい。
一方、CQI情報分離部1701で分離されたコードワード0サブバンド差分CQIインデックスは、オフセットレベル引き出し部1704に入力される。オフセットレベル算出部1704は、入力されたコードワード0サブバンド差分CQI値と図8の対応表から、各サブバンドにおけるオフセットレベルを引き出す。コードワード0の各サブバンドのオフセットレベルは、高精度CQIインデックス算出部1705に入力される。高精度CQIインデックス算出部1705では、高精度CQIインデックス引き出し部1703から入力されたコードワード0のワイドバンドCQIの高精度CQIインデックスに、オフセットレベル引き出し部1704から入力されたコードワード0のサブバンド毎のオフセットレベルを加算することで、コードワード0の各サブバンドにおける高精度CQIインデックスを算出する。得られた各コードワード0の各サブバンドの高精度CQIインデックスは、高精度コードワード0サブバンドCQI引き出し部1706に入力される。高精度コードワード0サブバンドCQI引き出し部1706は、図10の高精度CQIテーブルと、入力された高精度CQIインデックスに基づいてコードワード0の各サブバンドのCQIを算出し、CQI結合部1713に入力する。
CQI情報分離部1701で分離されたコードワード1ワイドバンド差分CQI値は、オフセットレベル引き出し部1707に入力される。オフセットレベル引き出し部1707では、入力されたコードワード1ワイドバンド差分CQI値と図15の対応表から、オフセットレベルを引き出す。引き出されたオフセットレベルは、高精度CQIインデックス算出部1708に入力される。高精度CQIインデックス算出部1708では、高精度CQIインデックス引き出し部1703から入力されたコードワード0のワイドバンドCQIの高精度CQIインデックスに、オフセットレベル引き出し部1707から入力されたオフセットレベルを加算することで、コードワード1のワイドバンドCQIの高精度CQIインデックスを算出する。得られた高精度CQIインデックスは、高精度コードワード1ワイドバンドCQI引き出し部1709、および高精度CQIインデックス算出部1711に入力される。高精度コードワード1ワイドバンドCQI引き出し部1709では、入力されたコードワード1ワイドバンドCQIインデックスと図10の高精度CQIテーブルに基づいて、コードワード1のワイドバンドCQIを算出し、CQI結合部1713に入力する。
CQI情報分離部1701で分離されたコードワード1サブバンド差分CQI値は、オフセットレベル引き出し部1710に入力される。オフセットレベル引き出し部1710では、入力されたコードワード1サブバンド差分CQI値と図15の対応表から、オフセットレベルを引き出す。引き出されたオフセットレベルは、高精度CQIインデックス算出部1711に入力される。また高精度CQIインデックス算出部1711では、高精度CQIインデックス算出部1708から入力されたコードワード1ワイドバンドCQIインデックスに、オフセットレベル引き出し部1710から入力されたコードワード1サブバンド差分CQI値を加算することで、サブバンド毎にコードワード1のサブバンドCQIインデックスを算出する。得られたコードワード1サブバンドCQIインデックスは、高精度コードワード1サブバンドCQI引き出し部1712に入力される。高精度コードワード1サブバンドCQI引き出し部1712では、入力されたコードワード1サブバンドCQIインデックスと図10の高精度CQIテーブルに基づいて、コードワード1のサブバンドCQIを算出し、CQI結合部1713に入力する。CQI結合部1713では、入力されたコードワード0のワイドバンドCQIと各サブバンドのサブバンドCQI、およびコードワード1のワイドバンドCQIと各サブバンドのサブバンドCQIを結合し、スケジューリング部1106とMCS設定部1107に入力する。
このように、コードワード数が複数の場合に、所定のワイドバンドCQIの通知に対して差分CQIを用いることで、少ない制御情報量の通知で、高精度なCQIの通知を受けることができる。本実施形態によれば、制御情報量を増加させることなく、コードワード0サブバンドCQI、コードワード1ワイドバンドCQI、コードワード1サブバンドCQIに関して、高精度なCQIを基地局装置は通知されることができる。高精度なCQI通知によって、基地局装置は適切なMCSを各コードワードに通知できるため、ダウンリンクのスループットを増加させることができる。
本発明に関わる基地局および端末で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態における基地局および端末の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。基地局および端末の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。各機能ブロックを集積回路化した場合に、それらを制御する集積回路制御部が付加される。
また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
また、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の端末は、移動局装置への適用に限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、又は非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などに適用出来ることは言うまでもない。
情報及び信号が、種々の異なるあらゆる技術及び方法を用いて示され得る。例えば前述の説明を通して参照され得るチップ、シンボル、ビット、信号、情報、コマンド、命令、及びデータは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光粒子、またはこれらの組み合わせによって示され得る。
本明細書の開示に関連して述べられた種々の例示的な論理ブロック、処理部、及びアルゴリズムステップが、電子的なハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組み合わせとして実装され得る。ハードウェアとソフトウェアとのこの同義性を明瞭に示すために、種々の例示的な要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、概してその機能性に関して述べられてきた。そのような機能性がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、個々のアプリケーション、及びシステム全体に課された設計の制約に依存する。当業者は、各具体的なアプリケーションにつき種々の方法で、述べられた機能性を実装し得るが、そのような実装の決定は、この開示の範囲から逸脱するものとして解釈されるべきではない。
本明細書の開示に関連して述べられた種々の例示的な論理ブロック、処理部は、本明細書で述べられた機能を実行するように設計された汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイシグナル(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものによって、実装または実行され得る。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであっても良いが、代わりにプロセッサは従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスを組み合わせたものとして実装されても良い。例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと接続された一つ以上のマイクロプロセッサ、またはその他のそのような構成を組み合わせたものである。
本明細書の開示に関連して述べられた方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはこれら2つを組み合わせたものによって、直接的に具体化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または本分野で既知のあらゆる形態の記録媒体内に存在し得る。典型的な記録媒体は、プロセッサが情報を記録媒体から読み出すことが出来、また記録媒体に情報を書き込むことが出来るように、プロセッサに結合され得る。別の方法では、記録媒体はプロセッサに一体化されても良い。プロセッサと記録媒体は、ASIC内にあっても良い。ASICは、端末装置(ユーザ端末)内にあり得る。あるいは、プロセッサ及び記録媒体は、ディスクリート要素として端末装置5内にあっても良い。
1つまたはそれ以上の典型的なデザインにおいて、述べられた機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらを組み合わせたもので実装され得る。もしソフトウェアによって実装されるのであれば、機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の一つ以上の命令またはコードとして保持され、または伝達され得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムをある場所から別の場所への持ち運びを助ける媒体を含むコミュニケーションメディアやコンピュータ記録メディアの両方を含む。記録媒体は、汎用または特殊用途のコンピュータによってアクセスされることが可能な市販のいずれの媒体であって良い。一例であってこれに限定するものではないものとして、このようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CDROMまたはその他の光ディスク媒体、磁気ディスク媒体またはその他の磁気記録媒体、または汎用または特殊用途のコンピュータまたは汎用または特殊用途のプロセッサによりアクセス可能とされ且つ命令またはデータ構造の形で所望のプログラムコード手段を持ち運びまたは保持するために使用可能な媒体を含むことが出来る。また、あらゆる接続が、適切にコンピュータ読み取り可能な媒体と呼ばれる。例えば、もしソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外、無線、またマイクロ波のような無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔ソースから送信される場合には、これらの同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外、無線、またマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk、disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光学ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、ブルーレイディスク、を含み、ディスク(disk)は、一般的に、磁気的にデータを再生する一方で、ディスク(disc)はレーザによって光学的にデータを再生する。前述のものを組み合わせたものもまた、コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるべきである。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
本発明は、無線基地局や無線端末や無線通信システムや無線通信方法に用いて好適である。
101・・・基地局装置、102・・・端末装置、200・・・受信アンテナ、201・・・DL受信部、202・・・参照信号抽出部、203・・・制御情報抽出部、204・・・PDSCH復調部、205・・・RRC抽出部、206・・・チャネル推定部、207・・・CQI生成部、208・・・RRC設定部、209・・・PUCCH生成部、210・・・PUSCH生成部、211・・・UL送信部、212・・・送信アンテナ、700・・・CQIテーブル設定部、701・・・ワイドバンドCQIインデックス算出部、702・・・サブバンドCQIインデックス算出部、703・・・ワイドバンドCQIインデックス引き出し部、704・・・サブバンドCQIインデックス引き出し部、705・・・オフセットレベル算出部、706・・・サブバンドCQI値引き出し部、707・・・CQI情報結合部、900・・・CQIテーブル設定部、901・・・ワイドバンドCQIインデックス算出部、902・・・サブバンドCQIインデックス算出部、903・・・ワイドバンドCQIインデックス引き出し部、904・・・高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部、905・・・高精度CQIインデックス引き出し部、906・・・オフセットレベル算出部、907・・・サブバンドCQI値引き出し部、908・・・CQI情報結合部、1101・・・受信アンテナ、1102・・・UL受信部、1103・・・制御情報抽出部、1104・・・CQI抽出部、1105・・・RRC抽出部、1106・・・スケジューリング部、1107・・・MCS設定部、1108・・・PDSCH生成部、1109・・・制御情報生成部、1110・・・RRC生成部、1111・・・DL送信部、1112・・・送信アンテナ、1200・・・CQIテーブル設定部、1201・・・CQI情報分離部、1202・・・ワイドバンドCQI引き出し部、1203・・・オフセットレベル引き出し部、1204・・・CQIインデックス算出部、1205・・・サブバンドCQI引き出し部、1206・・・CQI結合部、1300・・・CQIテーブル設定部、1301・・・CQI情報分離部、1302・・・ワイドバンドCQI引き出し部、1303・・・高精度CQIインデックス引き出し部、1304・・・オフセットレベル引き出し部、1305・・・高精度CQIインデックス算出部、1306・・・高精度サブバンドCQI引き出し部、1307・・・CQI結合部、1600・・・CQIテーブル設定部、1601・・・コードワード0ワイドバンドCQIインデックス算出部、1602・・・コードワード0サブバンドCQIインデックス算出部、1603・・・コードワード1ワイドバンドCQIインデックス算出部、1604・・・コードワード1サブバンドCQIインデックス算出部、1605・・・コードワード0ワイドバンドCQIインデックス引き出し部、1606・・・コードワード0高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部、1607・・・コードワード1高精度ワイドバンドCQIインデックス引き出し部、1608・・・コードワード1高精度サブバンドCQIインデックス引き出し部、1609・・・高精度CQIインデックス引き出し部、1610・・・オフセットレベル算出部、1611・・・オフセットレベル算出部、1612・・・オフセットレベル算出部、1613・・・コードワード0サブバンドCQI引き出し部、1614・・・コードワード1ワイドバンドCQI引き出し部、1615・・・コードワード1サブバンドCQI引き出し部、1616・・・CQI情報結合部、1700・・・CQIテーブル設定部、1701・・・CQI情報分離部、1702・・・コードワード0ワイドバンドCQI引き出し部、1703・・・高精度CQIインデックス引き出し部、1704・・・オフセットレベル引き出し部、1705・・・高精度CQIインデックス算出部、1706・・・高精度コードワード0サブバンドCQI引き出し部、1707・・・オフセットレベル引き出し部、1708・・・高精度CQIインデックス算出部、1709・・・高精度コードワード1ワイドバンドCQI引き出し部、1710・・オフセットレベル引き出し部、1711・・・高精度CQIインデックス算出部、1712・・・高精度コードワード1サブバンドCQI引き出し部、1713・・・CQI結合部

Claims (4)

  1. ワイドバンドCQIと複数のサブバンドCQIを基地局装置に報告する移動局装置であって、
    第1のCQIテーブルを構成する複数のCQIインデックスのそれぞれは変調方式と符号化率の組み合わせに対応し、
    前記第1のCQIテーブルの変調方式と符号化率の組み合わせに対して周波数利用効率の低い順にCQIインデックスが対応付けられ、
    前記第1のCQIテーブルに構成される第1の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせと、第2の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせであって、
    前記第1のCQIテーブルにおいて前記第1の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせに対応するCQIインデックスと前記第2の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせに対応するCQIインデックスは連続し、
    前記第1のCQIテーブルに構成されない第3の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせであって、
    前記第3の周波数利用効率は前記第1の周波数利用効率より高く、前記第2の周波数利用効率より低く、
    第2のCQIテーブルは前記第1のCQIテーブルを構成する周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせの全てと、少なくとも前記第3の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせとから構成され、
    前記第2のCQIテーブルの変調方式と符号化率の組み合わせに対して周波数利用効率の低い順にCQIインデックスが対応付けられ、
    前記ワイドバンドCQIが対応するCQIインデックスを前記第1のCQIテーブルに基づき選択し、
    複数のサブバンドのそれぞれに対して前記サブバンドCQIが対応するCQIインデックスを前記第2のCQIテーブルに基づき選択し、
    前記ワイドバンドCQIが対応するCQIインデックスを前記第2のCQIテーブルに基づき選択し、
    前記第2のCQIテーブルに基づき選択された前記サブバンドCQIが対応するCQIインデックスと、前記第2のCQIテーブルに基づき選択された前記ワイドバンドCQIが対応するCQIインデックスとのインデックスの差分である差分CQI値を前記複数のサブバンドのそれぞれに対して計算するCQI生成部と、
    前記第1のCQIテーブルに基づき選択された前記ワイドバンドCQIが対応するCQIインデックスと、前記複数のサブバンドのそれぞれに対して計算された複数の前記差分CQI値とを、基地局装置に送信する送信部とを備えることを特徴とする移動局装置。
  2. 前記第1の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせは、変調方式がQPSKであり、符号化率が78/1024であり、
    前記第2の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせは、変調方式がQPSKであり、符号化率が193/1024であり、
    前記第3の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせは、変調方式がQPSKであり、符号化率が120/1024であることを特徴とする請求項1記載の移動局装置。
  3. 前記第1の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせは、前記第1のCQIテーブルにおいてCQIインデックス1に対応し、前記第2のCQIテーブルにおいてCQIインデックス1に対応し、
    前記第2の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせは、前記第1のCQIテーブルにおいてCQIインデックス2に対応し、前記第2のCQIテーブルにおいてCQIインデックス3に対応し、
    前記第3の周波数利用効率の変調方式と符号化率の組み合わせは、前記第2のCQIテーブルにおいてCQIインデックス2に対応することを特徴とする請求項1記載の移動局装置。
  4. 前記差分CQI値は、オフセットレベルが0、+1、+2以上、−1以下の何れかを示すことを特徴とする請求項1記載の移動局装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015185932A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法

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