JP2015185350A - コネクタ及びコネクタ組立体 - Google Patents

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尚貴 橋本
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Shinichi Hashimoto
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Suenori Taguchi
季位 田口
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Takeshi Nakajima
毅 中島
木村 毅
Takeshi Kimura
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Abstract

【課題】可動プレートをコンタクト保護位置に向けて付勢する専用のばね部を必要とせずに、可動プレートによる相手コネクタの非嵌合時におけるコンタクトの保護を可能としたコネクタ及びコネクタ組立体を提供する。【解決手段】コネクタ2において、可動プレート30は、相手コネクタの非嵌合時に位置してコンタクト20を保護するコンタクト保護位置と、コンタクト保護位置に対して下方に位置する下方位置との間を上下方向に移動可能に配置されている。可動プレート30は、コンタクト20の接触部24を露出する貫通孔32を有する。可動プレート30は、コンタクト保護位置にあるときにはコンタクト20上に載置されてコンタクト20の弾性力によって上方向に付勢されており、相手コネクタ3の嵌合時に相手コネクタ3がコンタクト20の接触部24に接触すると、可動プレート30は、コンタクト20の付勢が解除されて自由落下し、下方位置に位置する。【選択図】図8

Description

本発明は、相手コネクタとの非嵌合時においてコンタクトを保護する可動プレートを備えたコネクタ及びコネクタ組立体に関する。
従来より、相手コネクタとの非嵌合時における、防塵やコンタクトの保護を目的としてシャッターや可動プレートを設けたコネクタが知られている。
従来のこの種のシャッター部材を設けたコネクタとして、例えば、特許文献1に記載されたコネクタが知られている。
特許文献1に記載されたコネクタは、互いのハウジングが嵌合する雄コネクタと雌コネクタとからなっている。そして、雄コネクタは、コンタクトを配列した配列板部を嵌合空間内に備えている。また、雌コネクタは、嵌合時に配列板部を受入孔内に受け入れて受入孔内のコンタクトが雄コネクタの対応コンタクトと接触する。
ここで、雄コネクタには、雌コネクタの非嵌合時に嵌合空間を塞いで防塵機能を果たし、雌コネクタの嵌合時には移動して雌コネクタのコンタクトと雄コネクタのコンタクトとの接触を可能とするシャッタ部材が設けられている。このシャッタ部材は、雌コネクタの非嵌合時にシャッタ本体の前方に位置して嵌合空間を塞ぐ板状のシャッタ本体と、シャッタ本体に一体に設けられたばね部とを有する絶縁部材で形成される。シャッタ本体は、雌コネクタの嵌合時に雌コネクタからの押圧力により嵌合空間の後方に移動するよう支持されている。ばね部は、嵌合空間内に位置しており、シャッタ本体を前方に向けて、即ちシャッタ本体が嵌合空間を塞ぐ方向に常に付勢している。
この特許文献1に記載されたコネクタによれば、シャッタ部材により雌コネクタの非嵌合時における防塵機能を果たすことができる。そして、雌コネクタの嵌合時には、シャッタが移動して、雌コネクタのコンタクトと雄コネクタのコンタクトとの接触が可能となる。
特開平7−282895号公報
しかしながら、この従来の特許文献1に記載されたコネクタにあっては、以下の問題点があった。
即ち、シャッタ部材には、シャッタ本体が嵌合空間を塞ぐ方向にシャッタ本体を常に付勢しているばね部がその付勢のために専用に設けられている。つまり、シャッタ本体を防塵機能を果たす位置に向けて付勢するばね部を、コンタクトとは別個に専用に設けている。このため、ばね部を配置するスペースが必要となり、コネクタ、特にシャッタ部材を配置している雄コネクタが大型化してしまう問題があった。近年においては、携帯電話やスマートフォンなどの電子機器に搭載されるコネクタの小型化の要請が顕著になっており、かかるコネクタを電子機器に搭載する場合、その要請にそぐわない。
また、ばね部は経年変化等によって損傷してしまうおそれがあり、ばね部が損傷した場合にはばね部を一体に設けたばね部材も使用できないおそれがあった。
従って、本発明は、これら従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、可動プレートをコンタクトを保護するコンタクト保護位置に向けて付勢する専用のばね部を必要とせずに、可動プレートによる相手コネクタの非嵌合時におけるコンタクトの保護を可能としたコネクタ及びコネクタ組立体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある態様に係るコネクタは、ハウジングと、弾性変形可能に構成されて前記ハウジングに固定されると共に、相手コネクタに接触する接触部を有するコンタクトと、該コンタクトを保護する可動プレートとを備え、前記可動プレートは、前記相手コネクタの非嵌合時に位置して前記コンタクトを保護するコンタクト保護位置と、該コンタクト保護位置に対して下方に位置する下方位置との間を上下方向に移動可能に配置されていると共に、前記コンタクト保護位置及び前記下方位置間で前記コンタクトの接触部を露出する貫通孔を有し、更に、前記可動プレートは、前記コンタクト保護位置にあるときには前記コンタクト上に載置されて前記コンタクトの弾性力によって上方向に付勢されており、前記相手コネクタの嵌合時に前記相手コネクタが前記コンタクトの接触部に接触すると、前記可動プレートは、前記コンタクトの付勢が解除されて自由落下し、前記下方位置に位置することを特徴としている。
また、このコネクタにおいて、前記コンタクトは、前記ハウジングに対して千鳥配列され、前記可動プレートの貫通孔も前記コンタクトの接触部に対応して千鳥配列されていることが好ましい。
更に、このコネクタにおいて、前記可動プレートの上面の中央部には吸着面が形成されていることが好ましい。
また、本発明の別の態様に係るコネクタ組立体は、上述のコネクタと、前記相手コネクタとからなり、前記相手コネクタが、前記コンタクトの接触部に接触するパターンを有するフレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板に付着される金属製のシェルとからなるものであってもよい。
本発明に係るコネクタ及びコネクタ組立体によれば、可動プレートは、相手コネクタの非嵌合時に位置してコンタクトを保護するコンタクト保護位置と、コンタクト保護位置に対して下方に位置する下方位置との間を上下方向に移動可能に配置されている。また、可動プレートは、コンタクト保護位置及び下方位置間でコンタクトの接触部を露出する貫通孔を有する。更に、可動プレートは、コンタクト保護位置にあるときにはコンタクト上に載置されてコンタクトの弾性力によって上方向に付勢されている。このため、可動プレートをコンタクトを保護するコンタクト保護位置に向けて付勢する専用のばね部を必要とせずに、可動プレートによる相手コネクタの非嵌合時におけるコンタクトの保護を可能とすることができる。これにより、可動プレートをコンタクト保護位置に向けて付勢する専用のばね部のスペースが不要となり、コネクタの小型化に貢献することになる。
また、相手コネクタの嵌合時に相手コネクタがコンタクトの接触部に接触すると、可動プレートは、コンタクトの付勢が解除されて自由落下し、下方位置に位置する。このため、相手コネクタの嵌合時において、相手コネクタとコンタクト
接触部とが接触したときには、可動プレートがコンタクトから離れるので、コンタクトの接触部の相手コネクタに対する反力が直接相手コネクタに付与されることになる。これにより、コンタクトの接触部と相手コネクタとの不完全な接触を回避することができる。
本発明に係るコネクタ組立体の実施形態の斜視図である。 図1に示すコネクタ組立体の平面図である。 (A)は図2における3A−3A線に沿う断面図、(B)は(A)における矢印3Bで示す部分の拡大図である。 図2における4−4線に沿う断面図であり、(A)は相手コネクタの嵌合時においてフレキシブル回路基板がコンタクトの接触部に接触したときの状態を示し、(B)は相手コネクタの嵌合が完了したときの状態を示している。 図1に示すコネクタ組立体を構成するコネクタの斜視図である。 図1に示すコネクタ組立体を構成するコネクタの平面図である。 (A)は図6における7A−7A線に沿う断面図、(B)は(A)における矢印7Bで示す部分の拡大図である。 図6における8−8線に沿う断面図である。 図5に示すコネクタの分解斜視図である。 図5に示すコネクタから可動プレートを取り外した状態の平面図である。 図1に示すコネクタ組立体を構成する相手コネクタの前方上面側から見た斜視図である。 図1に示すコネクタ組立体を構成する相手コネクタの前方裏面側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すコネクタ組立体1は、携帯電話やスマートフォンなどの電子機器に用いられるものであり、コネクタ2とこのコネクタ2と嵌合する相手コネクタ3とからなっている。相手コネクタ3は、コネクタ2に対し、図3(A),(B)及び図4(A),(B)における矢印Xで示す下方向に嵌合し、コネクタ2から矢印Yで示す上方向に抜去される。
ここで、コネクタ2は、前記電子機器の回路基板(図示せず)上に実装されるものであり、図5及び図6に示すように、ハウジング10と、複数のコンタクト20と、可動プレート30と、1対の金属製のペグ40とを備えている。
ハウジング10は、図5乃至図10に示すように、長手方向(図6及び図10における左右方向)に長く延びる略直方体形状を有し、絶縁性の合成樹脂を成形することによって形成される。そして、ハウジング10は、図8乃至図10に示すように、長手方向に長く延びる略矩形板状の底板部11を備えている。ハウジング10は、回路基板上に実装される。
また、ハウジング10は、底板部11の長手方向両端に、図10に示すように、1対のロックロッド部材実装部12を備えている。各ロックロッド部材実装部12は、ハウジング10の長手方向と同一の長手方向に長く延びる略直方体形状に形成されている。各ロックロッド部材実装部12の長手方向の中央部には、ハウジング10の短手方向と同一のロックロッド部材実装部12の短手方向に延びるロックロッド部材実装用凹部12aが形成されている。ロックロッド部材実装用凹部12aは、図9に示す断面円形の金属製のロックロッド部材16が入り込むように半円形凹状に形成される。断面円形をなす直線状の軸部材で、例えばピアノ線、ステンレスワイヤなどの金属製の線材で構成される。ロックロッド部材16は、ロックロッド部材実装用凹部12aに実装されると、ロックロッド部材16の中心軸がハウジング10の短手方向に延びる方向に配置されることになる。また、各ロックロッド部材実装部12は、ロックロッド部材実装用凹部12aを挟んで長手方向外側に2つの第1ロックアーム用貫通孔12bを、長手方向内側に1つの第2ロックアーム用貫通孔12cを有する。第2ロックアーム用貫通孔12cは、図10に示すように、平面から見て2つの第1ロックアーム用貫通孔12bの間に配置されている。
また、ハウジング10は、図8乃至図10に示すように、底板部11の長手方向両端であってロックロッド部材実装部12に隣接した箇所に、1対の可動プレート当接部13を備えている。可動プレート当接部13の上面の位置は、図9に示すように、ロックロッド部材実装部12の上面の位置よりも低く設定されている。各可動プレート当接部13には、図7(A),(B)及び図9に示すように、後述する可動プレート30の抜け止めアーム33が入り込む2つの貫通孔13aが形成されている。また、各可動プレート当接部13のロックロッド部材実装部12に隣接した箇所には、2つの貫通孔13aに対応する上方に、2つの抜け止め突起13bが形成されている。
また、ハウジング10の底板部11の前縁(図10における下方の縁)及び後縁には、図8乃至図10に示すように、複数のコンタクト20を固定するための1対の固定部14が設けられている。各固定部14は、底板部11の長手方向両端に設けられた1対の可動プレート当接部13間を延び、且つ底板部11から上方に隆起している。また、1対の固定部14の夫々には、各コンタクト20を圧入固定するための圧入用スリット14aが複数設けられている。前側の固定部14に設けられた複数の圧入用スリット14aは、前側の固定部14の長手方向に沿って所定ピッチで配置されている。また、後側の固定部14に設けられた複数の圧入用スリット14aは、後側の固定部14の長手方向に沿って所定ピッチで配置されている。そして、前側の固定部14に設けられた圧入用スリット14aと後側の固定部14に設けられた圧入用スリット14aとは、前記長手方向に沿って千鳥配列されている。更に、底板部11には、図8に示すように、前側の固定部14の各圧入用スリット14aに固定された複数のコンタクト20の後述する弾性アーム23の一部が入り込み可能な複数の開口15が形成されている。また、底板部11には、図示はしないが、後側の固定部14の各圧入用スリット14aに固定された複数のコンタクト20の後述する弾性アーム23の一部が入り込み可能な複数の開口が形成されている。
次に、複数のコンタクト20は、図9に示すように、前側の固定部14の複数の圧入用スリット14a及び後側の固定部14の複数の圧入用スリット14aに固定され、底板部11の長手方向に沿って千鳥配列される。そして、各コンタクト20は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成されて弾性変形可能に構成される。各コンタクト8は、図8に示すように、各固定部14の各圧入用スリット14aに圧入固定される圧入固定部21を備えている。また、各コンタクト20は、圧入固定部21から下方に折り曲げられてから外方(前側の固定部14の圧入用スリット14aに固定されるコンタクトについては前方、後側の固定部14の圧入用スリット14aに固定されるコンタクトについては後方)に延びる基板接続部22を備えている。基板接続部22は、図示しない回路基板上のパターンに半田接続される。また、各コンタクト20は、圧入固定部21から下方に折り曲げられてから内方かつ斜め上方に延びる弾性アーム23を備えている。弾性アーム23は、固定部14に固定された圧入固定部21を固定端として片持ち梁状に形成され、上下方向に弾性変形可能となっている。そして、弾性アーム23の先端には、相手コネクタ3の後述するフレキシブル回路基板50に形成されたパターン51に接触する接触部24が設けられている。接触部24は、前側の固定部14の圧入用スリット14aに固定されるコンタクト20については後側の固定部14の上方に位置する。また、接触部24は、後側の固定部14の圧入用スリット14aに固定されるコンタクト20については、前側の固定部14の上方に位置する。
また、可動プレート30は、相手コネクタ3の非嵌合時(図5乃至図8参照)に、各コンタクト20を保護するものである。可動プレート30は、図8に示すコンタクト保護位置と、図4(A),(B)に示す下方位置との間を上下方向に移動可能に配置されている。図8に示すコンタクト保護位置は、相手コネクタ3の非嵌合時に位置してコンタクト20を保護する位置である。図4(A),(B)に示す下方位置は、コンタクト保護位置に対して下方に位置する。
ここで、可動プレート30は、図5乃至図8に示すように、ハウジング10の上面を覆うような長手方向(図6における左右方向)に長く延びる略矩形板状部材であり、絶縁性の合成樹脂を成形することによって形成される。この可動プレート30の前縁(図6における下方の縁)近傍には、可動プレート30の長手方向に沿って所定ピッチで配置された複数の貫通孔32が形成されている。一方、可動プレート30の後縁近傍にも、可動プレート30の長手方向に沿って所定ピッチで配置された複数の貫通孔32が形成されている。可動プレート30のこれら貫通孔32は、図8及び図4(A)、(B)に示すように、コンタクト保護位置及び下方位置間でコンタクト20の接触部24を露出するものである。複数のコンタクト20の接触部24は、底板部11の長手方向に沿って千鳥配列されているから、これら接触部24に対応して可動プレート30の複数の貫通孔32も前記長手方向に沿って千鳥配列されている。このように、コンタクト20は、ハウジング10に対して千鳥配列され、可動プレート30の貫通孔32もコンタクト20の接触部24に対応して千鳥配列されている。このため、ハウジング20及び可動プレート30の小型化を達成することができる。
そして、この可動プレート30は、図5及び図8に示すように、コンタクト保護位置にあるときには、コンタクト20の接触部24が貫通孔32を貫通して可動プレート30の上面から少しだけ露出している。また、このとき、可動プレート30は、コンタクト20の接触部24近傍上に載置されてコンタクト20の弾性力によって上方向に付勢されている。そして、可動プレート30は、図4(A)に示すように、相手コネクタ3の嵌合時に相手コネクタ3のフレキシブル回路基板50がコンタクト20の接触部24に接触すると、コンタクト20の付勢が解除されて自由落下し、下方位置に位置する。この下方位置では、可動プレート30は、ハウジング10の可動プレート当接部13上に位置する。
また、可動プレート30の長手方向両端には、図5乃至図7及び図9に示すように、それぞれ2個づつ抜け止めアーム33が設けられている。各抜け止めアーム33は、可動プレート30の長手方向端部から下方に延びるように形成されている。各抜け止めアーム33の先端部には、可動プレート30の長手方向外側に突出する係止突起33aが設けられている。ここで、これら抜け止めアーム33の先端側は、図7(A),(B)に示すように、ハウジング10の貫通孔13a内に入り込む。そして、各抜け止めアーム33に設けられた係止突起33aがハウジング10側に設けられた抜け止め突起13bに当接することによって可動プレート30の上方への抜け止めがなされる。
更に、可動プレート30の上面の中央部には、図5、図6及び図9に示すように、吸着面34が形成されている。吸着面34は、実装装置によりコネクタ10を図示しない回路基板上に実装する際に実装装置の部品吸着機構が吸着する部位である。これにより、コネクタ10を回路基板上に実装するときに、実装装置の部品吸着機構が吸着面34を吸着することができる。
また、1対の金属製のペグ40は、それぞれハウジング10の長手方向両端に設けられたロックロッド部材実装部12に取り付けられる。各ペグ40は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成され、図5、図6及び図9に示すように、ロックロッド部材実装部12上に横たわる矩形状の基板部41を備えている。基板部41の前端及び後端には、1対の半田接続部42が設けられている。1対の半田接続部42は、基板部41の前端及び後端から下方に折り曲げられ、下端が回路基板上に半田接続される。そして、基板部41の、ロックロッド部材実装部12に形成された2つの第1ロックアーム用貫通孔12bに対応する位置には、2つの第1ロックアーム用貫通孔44aが形成されている。また、基板部41の、ロックロッド部材実装部12に形成された第2ロックアーム用貫通孔12cに対応する位置には、第2ロックアーム用貫通孔44bが形成されている。2つの第1ロックアーム用貫通孔44a及び第2ロックアーム用貫通孔44bは、互いに連通するように開口している。更に、基板部41の2つの第1ロックアーム用貫通孔44a間には、ロックロッド部材押え片43が第2ロックアーム用貫通孔44bに向けて設けられている。ロックロッド部材押え片43は、片持ち梁状に形成され、図5及び図6に示すように、ロックロッド実装用凹部12aに入り込んだロックロッド部材16の軸方向中央部を上方から押える。ロックロッド部材16に軸方向両端は、図5及び図6に示すように、基板部41が上方から押える。このため、ロックロッド部材26は金属製のペグ40により上方が覆われてロックロッド実装用凹部12aから抜け出すのが阻止される。なお、ペグ40は、周知の圧入突起(図示せず)がハウジング10の圧入溝(図示せず)に圧入されることにより、ハウジング10に固定される。
次に、相手コネクタ3は、図11及び図12に示すように、フレキシブル回路基板(以下、FPCという)50と、FPC50に付着される金属製のシェル60とからなっている。
FPC50は、平板状に形成され、図12に示すように、その先端側の裏面に複数列(本実施形態にあっては2列)状に配置されたパターン51を有している。
また、シェル60は、図11及び図12に示すように、FPC50の表面を覆うように長手方向(図11における左右方向)に長く延びる矩形状の平板部61を備えている。平板部60は、FPC50の先端の表面に接着等により付着される。これにより、FPC50は、平板部60から前方(図11における手前方)に延びる。シェル60は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。
また、シェル60の平板部61の長手方向両端には、それぞれ2本の第1ロックアーム62及び1本の第2ロックアーム63とが設けられている。第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63は、コネクタ10に実装されたロックロッド部材16に係止するものである。各2本の第1ロックアーム62は、平板部61の長手方向端部から一旦外方に延び、更に下方に延びている。各第1ロックアーム62は、平板部61の長手方向の外方及び内方に僅かに弾性変形可能に構成されている。そして、2本の第1ロックアーム62は、図1乃至図3(A),(B)に示すように、相手コネクタ3をコネクタ2に嵌合する際に、コネクタ2のペグ40に形成された2つの第1ロックアーム用貫通孔44a及びロックロッド部材実装部12に形成された2つの第1ロックアーム用貫通孔12bに入り込む。また、第2ロックアーム63は、平板部60の長手方向両端の第1ロックアーム62間から一旦外方にその先端が第1ロックアーム62よりも内側の位置まで延び、更に下方に延びている。第2ロックアーム63は、平板部61の長手方向の外方及び内方に僅かに弾性変形可能に構成されている。そして、第2ロックアーム63は、図1乃至図3(A),(B)に示すように、相手コネクタ3をコネクタ2に嵌合する際に、コネクタ2のペグ40に形成された第2ロックアーム用貫通孔44b及びロックロッド部材実装部12に形成された第1ロックアーム用貫通孔12cに入り込む。
更に、各第1ロックアーム62の先端内側には、図12及び図3(A),(B)に示すように、ロックロッド部材16の外周面のうち外側下方部分に係合するロック突部62aが設けられている。また、各第2ロックアーム63の先端外側には、図12及び図3(A),(B)に示すように、ロックロッド部材16の外周面のうち内側下方部分に係合するロック突部63aが設けられている。
第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63は、それぞれ第1ロックアーム用貫通孔12b、12cに入り込むと、ロックロッド部材16をハウジング10の長手方向外側及び内側から挟み込むようにして係合する。そして、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63は、それぞれロックロッド部材16に沿って側方(第1ロックアーム62は長手方向外方、第2ロックアーム53は長手方向内方)に撓んだ後、元の位置に復帰する。これにより、第1ロックアーム62のロック突部62aがロックロッド部材16の外周面のうち外側下方部分に係合し、第2ロックアーム63のロック突部63aがロックロッド部材16の外周面のうち内側下方部分に係合する。これにより、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63はロックロッド部材16にロックされる。ここで、ロックロッド部材16は金属製のペグ40により上方が覆われてロックロッド実装用凹部12aから上方に抜け出すのが阻止されている。このため、相手コネクタ3をコネクタ2に対して上方に引き上げると、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム62がロックロッド部材16にロックされているため、その引き上げが阻止される。
なお、相手コネクタ3をコネクタ2から離脱するときには、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム62のロックロッド部材16に対するロック力よりも強い力で相手コネクタ3を引き上げればよい。
ここで、金属製のロックロッド部材16を用いたのは、以下の理由による。相手コネクタ3がコネクタ2に嵌合完了した際に、複数のコンタクト20から相手コネクタ3に対して上方にかなり大きな荷重(大きな反力)がかかっている。このため、相手コネクタ3の第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63がかなり大きな力でロックロッド部材16を引き上げようとする。ここで、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63とロックロッド部材16とを樹脂製とすると、機械的強度が弱いため、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63のロックロッド部材16に対するロック状態が簡単に解除されてしまう。このため、相手コネクタ3の第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63を金属製とするとともに、ロックロッド部材16を金属製とし、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63のロックロッド部材16に対するロック強度を向上させている。
また、コネクタ組立体1においては、相手コネクタ3のコネクタ2に対する嵌合、嵌合解除が繰り返されるのが一般的である。この場合、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63とロックロッド部材16とを樹脂製とすると、機械的強度が弱いため、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63とロックロッド部材16とが損傷してしまうおそれがある。このため、相手コネクタ3の第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63を金属製とするとともに、ロックロッド部材16を金属製とし、耐久性を向上させている。
また、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材16を用いると、ピアノ線やステンレスワイヤなどの線材を使用でき、ロックロッド部材16の形状を高精度に製造することができる。
次に、可動プレート30の作用につき説明する。
先ず、コネクタ10が回路基板上に実装され、コネクタ2に相手コネクタ3が嵌合していないときには、可動プレート30は図5乃至図8に示すコンタクト保護位置に位置している。このとき、図5乃至図8に示すように、コンタクト20の接触部24が貫通孔32を貫通して可動プレート30の上面から少しだけ露出した状態で、可動プレート30は、コンタクト20の接触部24近傍上に載置されてコンタクト20の弾性力によって上方向に付勢されている。そして、可動プレート30によりハウジング10の上方が覆われ、コンタクト20はその接触部24の周囲が可動プレート30により覆われている。このため、コンタクト20は可動プレート30によって保護されている。これにより、コンタクト20が外部要因により変形してしまうおそれを回避することができる。
そして、可動プレート30は、コンタクト保護位置にあるときにはコンタクト20上に載置されてコンタクト20の弾性力によって上方向に付勢されている。このため、可動プレート30をコンタクト20を保護するコンタクト保護位置に向けて付勢する専用のばね部を必要とせずに、可動プレート30による相手コネクタ3の非嵌合時におけるコンタクト20の保護を可能とすることができる。これにより、可動プレート30をコンタクト保護位置に向けて付勢する専用のばね部のスペースが不要となり、コネクタ2の小型化に貢献することになる。
そして、可動プレート30がコンタクト保護位置にある状態から、図4(A)に示すように、相手コネクタ3の嵌合時に相手コネクタ3のFPC50がコンタクト20の接触部24に接触する。すると、可動プレート20に対するコンタクト20の付勢が解除されて可動プレート30は自由落下し、下方位置に位置する。この下方位置では、可動プレート30は、図4(A)に示すように、ハウジング10の可動プレート当接部13上に位置する。このため、相手コネクタ3の嵌合時において、相手コネクタ3に設けられたFPC50とコンタクト20の接触部24とが接触したときには、可動プレート30がコンタクト20から離れる。これにより、コンタクト20の接触部24のFPC50に対する反力が直接FPC50に付与されることになる。これにより、コンタクト20の接触部24とFPC50との不完全な接触を回避することができる。
ここで、FPC50が可動プレート30に接触し、可動プレート30がコンタクト20に接触する構造をとっていると、接触部24のFPC50に対する反力が可動プレート30及びFPC50の双方に付与されることになる。そうすると、接触部24とFPC50との不完全な接触が発生するおそれがある。
更に、FPC50がコンタクト20の接触部24に接触した状態から相手コネクタ3の嵌合が進み、相手コネクタ3の嵌合が完了すると、可動プレート30は、図4(B)に示すように、前述の下方位置から移動しない。この際に、図4(B)に示すように、コンタクト20の接触部24はFPC50に押圧されて下方に変位するが、接触部24は貫通孔32内に可動プレート30と非接触の状態で位置する。このため、コンタクト20の接触部24のFPC50に対する反力が直接FPC50に付与されることになり、コンタクト20の接触部24とFPC50との不完全な接触を回避することができる。なお、図4(B)に示すように、相手コネクタ3の嵌合が完了した状態においては、可動プレート30はコンタクト20の接触部24以外のいかなる部分にも接触していない。
なお、相手コネクタ3の嵌合が完了した時には、図3(A),(B)に示すように、相手コネクタ3に設けられた第1ロックアーム62のロック突部62aがロックロッド部材16の外周面のうち外側下方部分に係合する。また、相手コネクタ3に設けられた第2ロックアーム63のロック突部63aがロックロッド部材16の外周面のうち内側下方部分に係合する。これにより、相手コネクタ3はコネクタ2に対してロックされる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、相手コネクタ3としては、FPC50と、FPC50に付着される金属製のシェル60とからなる必要は必ずしもない。相手コネクタは、例えば、リジッド基板単体であったり、あるいは、ハウジングとコンタクトとを備えたコネクタであってFPC50に実装したものであってもよい。
1 コネクタ組立体
2 コネクタ
3 相手コネクタ
10 ハウジング
20 コンタクト
24 接触部
30 可動プレート
32 貫通孔
34 吸着面
50 フレキシブル回路基板(FPC)
60 シェル

Claims (4)

  1. ハウジングと、弾性変形可能に構成されて前記ハウジングに固定されると共に、相手コネクタに接触する接触部を有するコンタクトと、該コンタクトを保護する可動プレートとを備え、
    前記可動プレートは、前記相手コネクタの非嵌合時に位置して前記コンタクトを保護するコンタクト保護位置と、該コンタクト保護位置に対して下方に位置する下方位置との間を上下方向に移動可能に配置されていると共に、前記コンタクト保護位置及び前記下方位置間で前記コンタクトの接触部を露出する貫通孔を有し、
    更に、前記可動プレートは、前記コンタクト保護位置にあるときには前記コンタクト上に載置されて前記コンタクトの弾性力によって上方向に付勢されており、前記相手コネクタの嵌合時に前記相手コネクタが前記コンタクトの接触部に接触すると、前記可動プレートは、前記コンタクトの付勢が解除されて自由落下し、前記下方位置に位置することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記コンタクトは、前記ハウジングに対して千鳥配列され、前記可動プレートの貫通孔も前記コンタクトの接触部に対応して千鳥配列されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記可動プレートの上面の中央部には吸着面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のコネクタと、前記相手コネクタとからなり、前記相手コネクタが、前記コンタクトの接触部に接触するパターンを有するフレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板に付着される金属製のシェルとからなることを特徴とするコネクタ組立体。
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