JP2015185351A - コネクタ組立体 - Google Patents

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尚貴 橋本
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Shinichi Hashimoto
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Suenori Taguchi
季位 田口
毅 中島
Takeshi Nakajima
毅 中島
木村 毅
Takeshi Kimura
毅 木村
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Abstract

【課題】回路基板上に実装される略直方体形状のハウジングを有するコネクタとこのコネクタに嵌合する相手コネクタとからなるコネクタ組立体のロック構造として適した構造の、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材を用いたコネクタ組立体を提供する。
【解決手段】コネクタ組立体1において、コネクタ2は、ハウジング10と、ハウジング10の長手方向端部に実装される、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材16とを備える。相手コネクタ3は、ロックロッド部材16に係止する第1及び第2ロックアーム62,63を備える。第1及び第2ロックアーム62,63がロックロッド部材16に係止する際に、第1及び第2ロックアーム62,63は、ロックロッド部材16を両側から挟み込むようにして係合し、それぞれロックロッド部材16に沿って側方に撓んだ後、元の位置に復帰する。
【選択図】図3

Description

本発明は、回路基板上に実装される略直方体形状のハウジングを有するコネクタとこのコネクタに嵌合する相手コネクタとからなるコネクタ組立体のロック構造として適した構造の、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材を用いたコネクタ組立体に関する。
従来より、互いに嵌合するコネクタ及び相手コネクタからなるコネクタ組立体のロック構造として、断面円形の金属製のロック部材を用いたコネクタ組立体が知られている。ロック構造に金属製のロック部材を用いることにより、ロック強度の向上と耐久性の向上を図ることができる。
従来のこの種のコネクタ組立体として、例えば、特許文献1に記載されたコネクタ組立体が知られている。
特許文献1に記載されたコネクタ組立体は、互いに嵌合するコネクタ断面が円形のコネクタ及び相手コネクタを備えている。そして、コネクタ及び相手コネクタの嵌合をロックするためにカップリングを設けている。カップリングは、円筒型に形成され、コネクタ及び相手コネクタが嵌合した状態で、コネクタ及び相手コネクタを被嵌する。カップリングには、その内周にロックリングが設けられるとともに、その先端外周には断面円形の金属製のロックバネが設けられている。そして、カップリングをコネクタ及び相手コネクタに被嵌しロックリングをコネクタに設けられたスライド溝終端に係止した状態で、カップリングを回す。すると、その回した位置に応じて、ロックバネが相手コネクタ側のシェルの外周面の環状溝内に入り込んでロックされた状態となる。
このコネクタ組立体によれば、プッシュオン型のロック機能を有するため、ねじ込み作業が不要であると共に、作業性に優れたコネクタ組立体が実現できる。
なお、コネクタ組立体のロック構造として、断面円形の金属製のロックバネを用いているので、ロックバネを線材により簡単に製作できるという利点を有する。また、線材の断面を円形に形成してあるので、カップリングの回転操作時に手がロックバネに当たっても回転操作をスムーズに行えるという利点を有する。
特開2010−177003号公報
しかしながら、この従来の特許文献1に記載されたコネクタにあっては、以下の問題点があった。
即ち、コネクタ及び相手コネクタの断面が円形をなし、カップリングも円筒型に形成され、断面円形の金属製のロックバネは環状に形成されてカップリングの先端外周に設けられている。このため、断面円形の金属製のロックバネは断面が円形をなすコネクタ及び相手コネクタのロック専用に用いられる構造となっている。このため、回路基板上に実装される略直方体形状のハウジングを有するコネクタとこのコネクタに嵌合する相手コネクタとからなるコネクタ組立体のロック構造に用いるには、当該ロックバネは適した構造となっていない。
例えば、携帯電話やスマートフォンなどの電子機器に搭載されるコネクタ組立体においては、回路基板上に実装される略直方体形状のハウジングを有するコネクタ及びこのコネクタに嵌合する相手コネクタからなるのが一般的となっている。
従って、本発明は、この従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、回路基板上に実装される略直方体形状のハウジングを有するコネクタとこのコネクタに嵌合する相手コネクタとからなるコネクタ組立体のロック構造として適した構造の、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材を用いたコネクタ組立体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある態様に係るコネクタ組立体は、コネクタと該コネクタと嵌合する相手コネクタとからなり、前記コネクタが、回路基板上に実装される略直方体形状を有するハウジングと、該ハウジングに固定されるとともに前記相手コネクタに接触するコンタクトと、前記ハウジングの長手方向端部に実装される、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材とを備え、前記相手コネクタが、前記ハウジングに実装された前記ロックロッド部材に係止する第1ロックアーム及び第2ロックアームを備え、前記第1及び第2ロックアームが前記ロックロッド部材に係止する際に、前記第1及び第2ロックアームは、前記ロックロッド部材を両側から挟み込むようにして係合し、それぞれ前記ロックロッド部材に沿って側方に撓んだ後、元の位置に復帰することを特徴としている。
また、このコネクタ組立体において、前記相手コネクタは前記コネクタに対して上方から下方に向けて嵌合するとともに、前記第1及び第2ロックアームは前記相手コネクタから下方に向けて延びる片持ち梁状に形成されて前記ロックロッド部材に上方から下方に向けて係止され、前記第1ロックアームの先端に、前記ロックロッド部材の外周面のうち一側下方部分に係合するロック突起を設け、前記第2ロックアームの先端に前記ロックロッド部材の外周面のうち前記一側下方部分とは反対側の他側下方部分に係合するロック突起を設けることが好ましい。
また、このコネクタ組立体において、前記ロックロッド部材は、金属製のペグにより覆われて前記ハウジングから抜け止めされることが好ましい。
更に、このコネクタ組立体において、前記ロックロッド部材は、その中心軸が前記ハウジングの短手方向に延びる方向に配置され、前記第1及び第2ロックアームは、それぞれ前記ロックロッド部材を前記ハウジングの長手方向外側及び内側から挟み込むようにして係合するようにしてもよい。
また、このコネクタ組立体において、前記ロックロッド部材は、その中心軸が前記ハウジングの長手方向に延びる方向に配置され、前記第1及び第2ロックアームは、それぞれ前記ロックロッド部材を前記ハウジングの短手方向前側及び後側から挟み込むようにして係合するようにしてもよい。
加えて、このコネクタ組立体において、前記相手コネクタが、前記コンタクトに接触するパターンを有するフレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板に付着される金属製のシェルとからなるものであってもよい。
本発明に係るコネクタ組立体によれば、コネクタが、回路基板上に実装される略直方体形状を有するハウジングと、ハウジングの長手方向端部に実装される、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材とを備える。また、相手コネクタが、コネクタのハウジングに実装されたロックロッド部材に係止する第1ロックアーム及び第2ロックアームを備える。そして、第1及び第2ロックアームがロックロッド部材に係止する際に、第1及び第2ロックアームは、ロックロッド部材を両側から挟み込むようにして係合し、それぞれ前記ロックロッド部材に沿って側方に撓んだ後、元の位置に復帰する。このため、相手コネクタの第1及び第2ロックアームが、コネクタのハウジングに実装されたロックロッド部材を確実にロックし、相手コネクタとコネクタとの嵌合状態を確実にロックすることができる。これにより、回路基板上に実装される略直方体形状のハウジングを有するコネクタとこのコネクタに嵌合する相手コネクタとからなるコネクタ組立体のロック構造として適した構造の、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材を用いたコネクタ組立体を提供できる。
そして、ロックロッド部材として、金属製のロックロッド部材を用いているので、ロック強度の向上と耐久性の向上を図ることができる。
また、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材を用いているので、ピアノ線やステンレスワイヤなどの線材を使用でき、ロックロッド部材の形状を高精度に製造することができる。
本発明に係るコネクタ組立体の第1実施形態の斜視図である。 図1に示すコネクタ組立体の平面図である。 (A)は図2における3A−3A線に沿う断面図、(B)は(A)における矢印3Bで示す部分の拡大図である。 図2における4−4線に沿う断面図であり、(A)は相手コネクタの嵌合時においてフレキシブル回路基板がコンタクトの接触部に接触したときの状態を示し、(B)は相手コネクタの嵌合が完了したときの状態を示している。 図1に示すコネクタ組立体を構成するコネクタの斜視図である。 図1に示すコネクタ組立体を構成するコネクタの平面図である。 (A)は図6における7A−7A線に沿う断面図、(B)は(A)における矢印7Bで示す部分の拡大図である。 図6における8−8線に沿う断面図である。 図5に示すコネクタの分解斜視図である。 図5に示すコネクタから可動プレートを取り外した状態の平面図である。 図1に示すコネクタ組立体を構成する相手コネクタの前方上面側から見た斜視図である。 図1に示すコネクタ組立体を構成する相手コネクタの前方裏面側から見た斜視図である。 本発明に係るコネクタ組立体の第2実施形態の斜視図である。 図13に示すコネクタ組立体の平面図である。 図13に示すコネクタ組立体において、相手コネクタをコネクタに嵌合させる前の斜視図である。 図14における16−16線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2には、本発明に係るコネクタ組立体の第1実施形態が示されている。図1及び図2に示すコネクタ組立体1は、携帯電話やスマートフォンなどの電子機器に用いられるものであり、コネクタ2とこのコネクタ2と嵌合する相手コネクタ3とからなっている。相手コネクタ3は、コネクタ2に対し、図3(A),(B)及び図4(A),(B)における矢印Xで示す下方向(上方から下方に向けて)に嵌合し、コネクタ2から矢印Yで示す上方向(下方から上方に向けて)に抜去される。
ここで、コネクタ2は、前記電子機器の回路基板(図示せず)上に実装されるものであり、図5及び図6に示すように、ハウジング10と、複数のコンタクト20と、可動プレート30と、1対の金属製のペグ40とを備えている。
ハウジング10は、図5乃至図10に示すように、長手方向(図6及び図10における左右方向)に長く延びる略直方体形状を有し、絶縁性の合成樹脂を成形することによって形成される。そして、ハウジング10は、図8乃至図10に示すように、長手方向に長く延びる略矩形板状の底板部11を備えている。ハウジング10は、回路基板上に実装される。
また、ハウジング10は、底板部11の長手方向両端に、図10に示すように、1対のロックロッド部材実装部12を備えている。各ロックロッド部材実装部12は、ハウジング10の長手方向と同一の長手方向に長く延びる略直方体形状に形成されている。各ロックロッド部材実装部12の長手方向の中央部には、ハウジング10の短手方向と同一のロックロッド部材実装部12の短手方向に延びるロックロッド部材実装用凹部12aが形成されている。ロックロッド部材実装用凹部12aは、図9に示す断面円形の金属製のロックロッド部材16が入り込むように半円形凹状に形成される。断面円形をなす直線状の軸部材で、例えばピアノ線、ステンレスワイヤなどの金属製の線材で構成される。ロックロッド部材16は、ロックロッド部材実装用凹部12aに実装されると、ロックロッド部材16の中心軸がハウジング10の短手方向に延びる方向に配置されることになる。また、各ロックロッド部材実装部12は、ロックロッド部材実装用凹部12aを挟んで長手方向外側に2つの第1ロックアーム用貫通孔12bを有する。また、各ロックロッド部材実装部12は、ロックロッド部材実装用凹部12aに対し長手方向内側に1つの第2ロックアーム用貫通孔12cを有する。第2ロックアーム用貫通孔12cは、図10に示すように、平面から見て2つの第1ロックアーム用貫通孔12bの間に配置されている。
また、ハウジング10は、図8乃至図10に示すように、底板部11の長手方向両端であってロックロッド部材実装部12に隣接した箇所に、1対の可動プレート当接部13を備えている。可動プレート当接部13の上面の位置は、図9に示すように、ロックロッド部材実装部12の上面の位置よりも低く設定されている。各可動プレート当接部13には、図7(A),(B)及び図9に示すように、後述する可動プレート30の抜け止めアーム33が入り込む2つの貫通孔13aが形成されている。また、各可動プレート当接部13のロックロッド部材実装部12に隣接した箇所には、2つの貫通孔13aに対応する上方に、2つの抜け止め突起13bが形成されている。
また、ハウジング10の底板部11の前縁(図10における下方の縁)及び後縁には、図8乃至図10に示すように、複数のコンタクト20を固定するための1対の固定部14が設けられている。各固定部14は、底板部11の長手方向両端に設けられた1対の可動プレート当接部13間を延び、且つ底板部11から上方に隆起している。また、1対の固定部14の夫々には、各コンタクト20を圧入固定するための圧入用スリット14aが複数設けられている。前側の固定部14に設けられた複数の圧入用スリット14aは、前側の固定部14の長手方向に沿って所定ピッチで配置されている。また、後側の固定部14に設けられた複数の圧入用スリット14aは、後側の固定部14の長手方向に沿って所定ピッチで配置されている。そして、前側の固定部14に設けられた圧入用スリット14aと後側の固定部14に設けられた圧入用スリット14aとは、前記長手方向に沿って千鳥配列されている。更に、底板部11には、図8に示すように、前側の固定部14の各圧入用スリット14aに固定された複数のコンタクト20の後述する弾性アーム23の一部が入り込み可能な複数の開口15が形成されている。また、底板部11には、図示はしないが、後側の固定部14の各圧入用スリット14aに固定された複数のコンタクト20の後述する弾性アーム23の一部が入り込み可能な複数の開口が形成されている。
次に、複数のコンタクト20は、図9に示すように、前側の固定部14の複数の圧入用スリット14a及び後側の固定部14の複数の圧入用スリット14aに固定され、底板部11の長手方向に沿って千鳥配列される。そして、各コンタクト20は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成されて弾性変形可能に構成される。各コンタクト8は、図8に示すように、各固定部14の各圧入用スリット14aに圧入固定される圧入固定部21を備えている。また、各コンタクト20は、圧入固定部21から下方に折り曲げられてから外方(前側の固定部14の圧入用スリット14aに固定されるコンタクトについては前方、後側の固定部14の圧入用スリット14aに固定されるコンタクトについては後方)に延びる基板接続部22を備えている。基板接続部22は、図示しない回路基板上のパターンに半田接続される。また、各コンタクト20は、圧入固定部21から下方に折り曲げられてから内方かつ斜め上方に延びる弾性アーム23を備えている。弾性アーム23は、固定部14に固定された圧入固定部21を固定端として片持ち梁状に形成され、上下方向に弾性変形可能となっている。そして、弾性アーム23の先端には、相手コネクタ3の後述するフレキシブル回路基板50に形成されたパターン51に接触する接触部24が設けられている。接触部24は、前側の固定部14の圧入用スリット14aに固定されるコンタクト20については後側の固定部14の上方に位置する。また、接触部24は、後側の固定部14の圧入用スリット14aに固定されるコンタクト20については、前側の固定部14の上方に位置する。
また、可動プレート30は、相手コネクタ3の非嵌合時(図5乃至図8参照)に、各コンタクト20を保護するものである。可動プレート30は、図8に示すコンタクト保護位置と、図4(A),(B)に示す下方位置との間を上下方向に移動可能に配置されている。図8に示すコンタクト保護位置は、相手コネクタ3の非嵌合時に位置してコンタクト20を保護する位置である。図4(A),(B)に示す下方位置は、コンタクト保護位置に対して下方に位置する。
ここで、可動プレート30は、図5乃至図8に示すように、ハウジング10の上面を覆うような長手方向(図6における左右方向)に長く延びる略矩形板状部材であり、絶縁性の合成樹脂を成形することによって形成される。この可動プレート30の前縁(図6における下方の縁)近傍には、可動プレート30の長手方向に沿って所定ピッチで配置された複数の貫通孔32が形成されている。一方、可動プレート30の後縁近傍にも、可動プレート30の長手方向に沿って所定ピッチで配置された複数の貫通孔32が形成されている。可動プレート30のこれら貫通孔32は、図8及び図4(A)、(B)に示すように、コンタクト保護位置及び下方位置間でコンタクト20の接触部24を露出するものである。複数のコンタクト20の接触部24は、底板部11の長手方向に沿って千鳥配列されているから、これら接触部24に対応して可動プレート30の複数の貫通孔32も前記長手方向に沿って千鳥配列されている。このように、コンタクト20は、ハウジング10に対して千鳥配列され、可動プレート30の貫通孔32もコンタクト20の接触部24に対応して千鳥配列されている。このため、ハウジング20及び可動プレート30の小型化を達成することができる。
そして、この可動プレート30は、図5及び図8に示すように、コンタクト保護位置にあるときには、コンタクト20の接触部24が貫通孔32を貫通して可動プレート30の上面から少しだけ露出している。また、このとき、可動プレート30は、コンタクト20の接触部24近傍上に載置されてコンタクト20の弾性力によって上方向に付勢されている。そして、可動プレート30は、図4(A)に示すように、相手コネクタ3の嵌合時に相手コネクタ3のフレキシブル回路基板50がコンタクト20の接触部24に接触すると、コンタクト20の付勢が解除されて自由落下し、下方位置に位置する。この下方位置では、可動プレート30は、ハウジング10の可動プレート当接部13上に位置する。
また、可動プレート30の長手方向両端には、図5乃至図7及び図9に示すように、それぞれ2個づつ抜け止めアーム33が設けられている。各抜け止めアーム33は、可動プレート30の長手方向端部から下方に延びるように形成されている。各抜け止めアーム33の先端部には、可動プレート30の長手方向外側に突出する係止突起33aが設けられている。ここで、これら抜け止めアーム33の先端側は、図7(A),(B)に示すように、ハウジング10の貫通孔13a内に入り込む。そして、各抜け止めアーム33に設けられた係止突起33aがハウジング10側に設けられた抜け止め突起13bに当接することによって可動プレート30の上方への抜け止めがなされる。
更に、可動プレート30の上面の中央部には、図5、図6及び図9に示すように、吸着面34が形成されている。吸着面34は、実装装置によりコネクタ10を図示しない回路基板上に実装する際に実装装置の部品吸着機構が吸着する部位である。これにより、コネクタ10を回路基板上に実装するときに、実装装置の部品吸着機構が吸着面34を吸着することができる。
また、1対の金属製のペグ40は、それぞれハウジング10の長手方向両端に設けられたロックロッド部材実装部12に取り付けられる。各ペグ40は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。各ペグ40は、図5、図6及び図9に示すように、ロックロッド部材実装部12上に横たわる矩形状の基板部41を備えている。基板部41の前端及び後端には、1対の半田接続部42が設けられている。1対の半田接続部42は、基板部41の前端及び後端から下方に折り曲げられ、下端が回路基板上に半田接続される。そして、基板部41の、ロックロッド部材実装部12に形成された2つの第1ロックアーム用貫通孔12bに対応する位置には、2つの第1ロックアーム用貫通孔44aが形成されている。また、基板部41の、ロックロッド部材実装部12に形成された第2ロックアーム用貫通孔12cに対応する位置には、第2ロックアーム用貫通孔44bが形成されている。2つの第1ロックアーム用貫通孔44a及び第2ロックアーム用貫通孔44bは、互いに連通するように開口している。更に、基板部41の2つの第1ロックアーム用貫通孔44a間には、ロックロッド部材押え片43が第2ロックアーム用貫通孔44bに向けて設けられている。ロックロッド部材押え片43は片持ち梁状に形成される。ロックロッド部材は、図5及び図6に示すように、ロックロッド実装用凹部12aに入り込んだロックロッド部材16の軸方向中央部を上方から押える。ロックロッド部材16の軸方向両端は、図5及び図6に示すように、基板部41が上方から押える。このため、ロックロッド部材26は金属製のペグ40により上方が覆われてロックロッド実装用凹部12aから抜け出すのが阻止される。つまり、ロックロッド部材16は、金属製のペグ40により上方が覆われてハウジング10から抜け止めされる。なお、ペグ40は、周知の圧入突起(図示せず)がハウジング10の圧入溝(図示せず)に圧入されることにより、ハウジング10に固定される。
次に、相手コネクタ3は、図11及び図12に示すように、フレキシブル回路基板(以下、FPCという)50と、FPC50に付着される金属製のシェル60とからなっている。
FPC50は、平板状に形成され、図12に示すように、その先端側の裏面に複数列(本実施形態にあっては2列)状に配置されたパターン51を有している。
また、シェル60は、図11及び図12に示すように、FPC50の表面を覆うように長手方向(図11における左右方向)に長く延びる矩形状の平板部61を備えている。平板部61は、FPC50の先端の表面に接着等により付着される。これにより、FPC50は、平板部60から前方(図11における手前方)に延びる。シェル60は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。
また、シェル60の平板部61の長手方向両端には、それぞれ2本の第1ロックアーム62及び1本の第2ロックアーム63とが設けられている。第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63は、コネクタ10に実装されたロックロッド部材16に係止するものである。各2本の第1ロックアーム62は、平板部61の長手方向端部から一旦外方に延び、更に下方に延びる片持ち梁状に形成されている。つまり、各2本の第1ロックアーム62は、相手コネクタ3から下方に延びる片持ち梁状に形成されている。各第1ロックアーム62は、平板部61の長手方向の外方及び内方に僅かに弾性変形可能に構成されている。そして、2本の第1ロックアーム62は、図1乃至図3(A),(B)に示すように、相手コネクタ3をコネクタ2に嵌合する際に、ペグ40に形成された2つの第1ロックアーム用貫通孔44a及に入り込む。そして、2本の第1ロックアーム62は、2つの第1ロックアーム用貫通孔44aに続いてロックロッド部材実装部12に形成された2つの第1ロックアーム用貫通孔12bに入り込む。また、第2ロックアーム63は、平板部60の長手方向両端の第1ロックアーム62間から一旦外方にその先端が第1ロックアーム62よりも内側の位置まで延び、更に下方に延びている。つまり、第2ロックアーム63は、相手コネクタ3から下方に延びる片持ち梁状に形成されている。第2ロックアーム63は、平板部61の長手方向の外方及び内方に僅かに弾性変形可能に構成されている。そして、第2ロックアーム63は、図1乃至図3(A),(B)に示すように、相手コネクタ3をコネクタ2に嵌合する際に、コネクタ2のペグ40に形成された第2ロックアーム用貫通孔44bに入り込む。そして、第2ロックアーム63は、第2ロックアーム用貫通孔44bに続いてロックロッド部材実装部12に形成された第1ロックアーム用貫通孔12cに入り込む。
更に、各第1ロックアーム62の先端内側には、図12及び図3(A),(B)に示すように、ロックロッド部材16の外周面のうち外側下方部分に係合するロック突部62aが設けられている。また、各第2ロックアーム63の先端外側には、図12及び図3(A),(B)に示すように、ロックロッド部材16の外周面のうち内側下方部分に係合するロック突部63aが設けられている。
次に、相手コネクタ3をコネクタ2に嵌合する方法について説明する。
先ず、相手コネクタ3をコネクタ2に嵌合する際には、相手コネクタ3をコネクタ2に対して図3及び図4における矢印Xで示す下方向(上方から下方に向けて)に嵌合する。この際に、第1ロックアーム62は、図1乃至図3(A),(B)に示すように、コネクタ2のペグ40に形成された2つの第1ロックアーム用貫通孔44aに入り込む。また、第1ロックアーム62は、第1ロックアーム用貫通孔44aに続いてロックロッド部材実装部12に形成された2つの第1ロックアーム用貫通孔12bに入り込む。また、第2ロックアーム63は、図1乃至図3(A),(B)に示すように、相手コネクタ3をコネクタ2に嵌合する際に、コネクタ2のペグ40に形成された第2ロックアーム用貫通孔44bに入り込む。そして、第2ロックアーム63は、第2ロックアーム用貫通孔44bに続いてロックロッド部材実装部12に形成された第1ロックアーム用貫通孔12cに入り込む。
そして、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63が、それぞれ、第1ロックアーム用貫通孔12b、第2ロックアーム用貫通孔12cに入り込むと、ロックロッド部材16をハウジング10の長手方向外側及び内側から挟み込むようにして係合する。そして、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63は、それぞれロックロッド部材16に沿って側方(第1ロックアーム62は長手方向外方、第2ロックアーム53は長手方向内方)に撓んだ後、元の位置に復帰する。これにより、第1ロックアーム62のロック突部62aがロックロッド部材16の外周面のうち外側下方部分に係合し、第2ロックアーム63のロック突部63aがロックロッド部材16の外周面のうち内側下方部分に係合する。これにより、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63はロックロッド部材16にロックされる。ここで、ロックロッド部材16は金属製のペグ40により上方が覆われてロックロッド実装用凹部12aから上方に抜け出すのが阻止されている。このため、相手コネクタ3をコネクタ2に対して上方に引き上げると、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム62がロックロッド部材16にロックされているため、その引き上げが阻止される。
このように、本実施形態に係るコネクタ組立体1によれば、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63がロックロッド部材16に係止する際に、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63は、ロックロッド部材16を両側から挟み込むようにして係合する。そして、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63は、それぞれロックロッド部材16に沿って側方に撓んだ後、元の位置に復帰する。このため、相手コネクタ3の第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63が、ロックロッド部材16を確実にロックし、相手コネクタ3とコネクタ2との嵌合状態を確実にロックすることができる。これにより、略直方体形状のハウジング10を有するコネクタ2を有するコネクタ組立体1のロック構造として適した構造の、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材16を用いたコネクタ組立体1を提供できる。
そして、ロックロッド部材16は、金属製のペグ40により覆われてハウジング10から抜け止めされている。このため、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63を引き上げる際に、ロックロッド部材16はハウジング10から抜け出すことはない。
また、ロックロッド部材16は、その中心軸がハウジング10の短手方向に延びる方向に配置される。第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63は、それぞれロックロッド部材16をハウジング10の長手方向外側及び内側から挟み込むようにして係合する。従って、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63のロックロッド部材16に対する係合が、ハウジング10の長手方向に対する相手コネクタ3の位置決め精度に貢献することになる。
なお、相手コネクタ3をコネクタ2から抜去するときには、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム62のロックロッド部材16に対するロック力よりも強い力で相手コネクタ3を引き上げればよい。
ここで、金属製のロックロッド部材16を用いたのは、以下の理由による。相手コネクタ3がコネクタ2に嵌合完了した際に、複数のコンタクト20の接触部24から相手コネクタ3に対して上方にかなり大きな荷重(大きな反力)がかかっている。このため、相手コネクタ3の第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63がかなり大きな力でロックロッド部材16を引き上げようとする。ここで、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63とロックロッド部材16とを樹脂製とすると、機械的強度が弱いため、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63のロックロッド部材16に対するロック状態が簡単に解除されてしまう。このため、相手コネクタ3の第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63を金属製とするとともに、ロックロッド部材16を金属製とし、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63のロックロッド部材16に対するロック強度を向上させている。
また、コネクタ組立体1においては、相手コネクタ3のコネクタ2に対する嵌合、嵌合解除が繰り返されるのが一般的である。この場合、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63とロックロッド部材16とを樹脂製とすると、機械的強度が弱いため、第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63とロックロッド部材16とが損傷してしまうおそれがある。このため、相手コネクタ3の第1ロックアーム62及び第2ロックアーム63を金属製とするとともに、ロックロッド部材16を金属製とし、耐久性を向上させている。
また、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材16を用いると、ピアノ線やステンレスワイヤなどの線材を使用でき、ロックロッド部材16の形状を高精度に製造することができる。ロックロッド部材16の形状を高精度に製造できることにより、ロックロッド部材16の形状の寸法公差を厳しく管理できる。金属板を打ち抜き及び曲げ加工等することによって断面円形の直線状のロックロッド部材16を製造しようとすると、ロックロッド部材16の形状を高精度に製造できず、形状の寸法公差を厳しくすることができない。
次に、本発明に係るコネクタ組立体の第2実施形態について、図13乃至図16を参照して説明する。図13乃至図16において、図1乃至図12と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図13乃至図16に示すコネクタ組立体1は、図1及び図2に示すコネクタ組立体1と基本構成は同様である。但し、コネクタ2におけるロックロッド部材16の配置の仕方及び相手コネクタ3における第1ロックアーム及び第2ロックアームの構成が相違している。
即ち、図13乃至図16に示すコネクタ組立体1においては、ロックロッド部材16は、その中心軸がハウジング10の長手方向に延びる方向に配置されている。また、第1ロックアーム67及び第2ロックアーム68は、それぞれロックロッド部材16をハウジング10の短手方向前側及び後側から挟み込むようにして係合するようにしてある。
具体的に述べると、ハウジング10の長手方向両端に設けられた1対のロックロッド部材実装部12の各々は、ハウジング10の長手方向と同一の長手方向に長く延びる略直方体形状に形成されている。各ロックロッド部材実装部12の短手方向の中央部には、図16に示すように、ハウジング10の長手方向と同一のロックロッド部材実装部12の長手方向に延びるロックロッド部材実装用凹部17aが形成されている。ロックロッド部材実装用凹部17aは、断面円形の金属製のロックロッド部材16が入り込むように半円形凹状に形成される。ロックロッド部材16は、ロックロッド部材実装用凹部17aに実装されると、図15に示すように、ロックロッド部材16の中心軸がハウジング10の長手方向に延びる方向に配置されることになる。また、各ロックロッド部材実装部12は、図16に示すように、ロックロッド部材実装用凹部17aを挟んで短手方向前側に第1ロックアーム用貫通孔17cを有する。また、各ロックロッド部材実装部12は、ロックロッド部材実装用凹部17aの短手方向後側に第2ロックアーム用貫通孔17bを有する。
また、各ロックロッド部材実装部12に取り付けられる金属製のペグ40は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。各ペグ40は、図13、図15及び図16に示すように、ロックロッド部材実装部12上に横たわる矩形状の基板部41を備えている。基板部41の前端及び後端には、1対の半田接続部42が設けられている。そして、基板部41の、ロックロッド部材実装用凹部17a、第1ロックアーム用貫通孔17c及び第2ロックアーム用貫通孔17bに対応する位置には、第1及び第2ロックアーム用貫通孔45が形成されている。そして、ロックロッド実装用凹部17aに実装されたロックロッド部材16の軸方向両端は、図15及び図16に示すように、基板部41が上方から押える。このため、ロックロッド部材26は金属製のペグ40により上方が覆われてロックロッド実装用凹部17aから抜け出すのが阻止される。つまり、ロックロッド部材16は、金属製のペグ40により上方が覆われてハウジング10から抜け止めされる。なお、ペグ40のハウジング10への固定構造は、第1実施形態と同様である。
更に、相手コネクタ3のシェル60の平板部61の長手方向両端には、それぞれ開口65が形成されている。そして、各開口65における平板部61の長手方向外側縁には、第1ロックアーム67及び第2ロックアーム68が設けられている。第1ロックアーム67及び第2ロックアーム68は、コネクタ10に実装されたロックロッド部材16に係止するものである。第1ロックアーム67は、開口65における平板部61の長手方向外側縁から下方に延びる片持ち梁状に形成されている。第1ロックアーム67は、平板部61の短手方向の前方及び後方に僅かに弾性変形可能に構成されている。そして、第1ロックアーム67は、図16に示すように、相手コネクタ3をコネクタ2に嵌合する際に、コネクタ2のペグ40に形成された第1及び第2ロックアーム用貫通孔45に入り込む。また、第1ロックアーム67は、第1及び第2ロックアーム用貫通孔45に続いてロックロッド部材実装部12に形成された第1ロックアーム用貫通孔17cに入り込む。また、第2ロックアーム68は、開口65における平板部61の長手方向外側縁であって第1ロックアーム67よりも後側から下方に延びる片持ち梁状に形成されている。第2ロックアーム68は、平板部61の短手方向の前方及び後方に僅かに弾性変形可能に構成されている。そして、第2ロックアーム68は、図16に示すように、相手コネクタ3をコネクタ2に嵌合する際に、コネクタ2のペグ40に形成された第1及び第2ロックアーム用貫通孔45に入り込む。また、第2ロックアーム68は、第1及び第2ロックアーム用貫通孔45に続いてロックロッド部材実装部12に形成された第2ロックアーム用貫通孔17bに入り込む。
そして、第1ロックアーム67の先端後側には、図16に示すように、ロックロッド部材16の外周面のうち前側下方部分に係合するロック突部67aが設けられている。また、第2ロックアーム68の先端前側には、図16に示すように、ロックロッド部材16の外周面のうち後側下方部分に係合するロック突部68aが設けられている。
そして、第1ロックアーム67及び第2ロックアーム68が、それぞれ、第1ロックアーム用貫通孔17c、第2ロックアーム用貫通孔17bに入り込む。すると、第1ロックアーム67及び第2ロックアーム68は、ロックロッド部材16をハウジング10の短手方向前側及び後側から挟み込むようにして係合する。そして、第1ロックアーム67及び第2ロックアーム68は、それぞれロックロッド部材16に沿って側方(第1ロックアーム67は短手方向前方、第2ロックアーム68は短手方向後方)に撓んだ後、元の位置に復帰する。これにより、第1ロックアーム67のロック突部67aがロックロッド部材16の外周面のうち前側下方部分に係合する。また、第2ロックアーム68のロック突部68aがロックロッド部材16の外周面のうち後側下方部分に係合する。これにより、第1ロックアーム67及び第2ロックアーム68はロックロッド部材16にロックされる。ここで、ロックロッド部材16は金属製のペグ40により上方が覆われてロックロッド実装用凹部17aから上方に抜け出すのが阻止されている。このため、相手コネクタ3をコネクタ2に対して上方に引き上げると、第1ロックアーム67及び第2ロックアーム68がロックロッド部材16にロックされているため、その引き上げが阻止される。
この実施形態に係るコネクタ組立体1によれば、ロックロッド部材16は、その中心軸がハウジング10の長手方向に延びる方向に配置されている。また、第1ロックアーム67及び第2ロックアーム68は、それぞれロックロッド部材16をハウジング10の短手方向前側及び後側から挟み込むようにして係合する。従って、第1ロックアーム67及び第2ロックアーム68のロックロッド部材16に対する係合が、ハウジング10の短手方向に対する相手コネクタ3の位置決め精度に貢献することになる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、相手コネクタ3としては、FPC50と、FPC50に付着される金属製のシェル60とからなる必要は必ずしもない。相手コネクタは、ロックロッド部材16を挟み込む第1及び第2ロックアームを備えていれば、ハウジングとコンタクトとを備えたコネクタであってFPC50に実装したものであってもよい。
また、第1ロックアーム62,67の数は、それぞれ2本の場合や1本の場合に限られず、少なくとも1本以上あればよい。また、第2ロックアーム63,68の数も、それぞれ1本の場合に限られず、少なくとも1本以上あればよい。
1 コネクタ組立体
2 コネクタ
3 相手コネクタ
10 ハウジング
16 ロックロッド部材
20 コンタクト
40 ペグ
50 フレキシブル回路基板(FPC)
51 パターン
60 シェル
62,67 第1ロックアーム
62a,63a ロック突部
63,68 第2ロックアーム
63a,68a ロック突部

Claims (6)

  1. コネクタと該コネクタと嵌合する相手コネクタとからなり、
    前記コネクタが、回路基板上に実装される略直方体形状を有するハウジングと、該ハウジングに固定されるとともに前記相手コネクタに接触するコンタクトと、前記ハウジングの長手方向端部に実装される、断面円形をなす直線状の軸部材である金属製のロックロッド部材とを備え、
    前記相手コネクタが、前記ハウジングに実装された前記ロックロッド部材に係止する第1ロックアーム及び第2ロックアームを備え、
    前記第1及び第2ロックアームが前記ロックロッド部材に係止する際に、前記第1及び第2ロックアームは、前記ロックロッド部材を両側から挟み込むようにして係合し、それぞれ前記ロックロッド部材に沿って側方に撓んだ後、元の位置に復帰することを特徴とするコネクタ組立体。
  2. 前記相手コネクタは前記コネクタに対して上方から下方に向けて嵌合するとともに、前記第1及び第2ロックアームは前記相手コネクタから下方に向けて延びる片持ち梁状に形成されて前記ロックロッド部材に上方から下方に向けて係止され、前記第1ロックアームの先端に、前記ロックロッド部材の外周面のうち一側下方部分に係合するロック突起を設け、前記第2ロックアームの先端に前記ロックロッド部材の外周面のうち前記一側下方部分とは反対側の他側下方部分に係合するロック突起を設けることを特徴とする請求項1記載のコネクタ組立体。
  3. 前記ロックロッド部材は、金属製のペグにより覆われて前記ハウジングから抜け止めされることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ組立体。
  4. 前記ロックロッド部材は、その中心軸が前記ハウジングの短手方向に延びる方向に配置され、前記第1及び第2ロックアームは、それぞれ前記ロックロッド部材を前記ハウジングの長手方向外側及び内側から挟み込むようにして係合することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のコネクタ組立体。
  5. 前記ロックロッド部材は、その中心軸が前記ハウジングの長手方向に延びる方向に配置され、前記第1及び第2ロックアームは、それぞれ前記ロックロッド部材を前記ハウジングの短手方向前側及び後側から挟み込むようにして係合することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のコネクタ組立体。
  6. 前記相手コネクタが、前記コンタクトに接触するパターンを有するフレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板に付着される金属製のシェルとからなることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載のコネクタ組立体。
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