JP2015185209A - 発光装置、車両用灯具及び光ファイバ - Google Patents

発光装置、車両用灯具及び光ファイバ Download PDF

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【課題】車両用灯具の分野において望まれている輝度分布を形成することができる発光装置及び光ファイバを提供する。【解決手段】励起光源からの励起光が入射する入射端面と出射する出射端面とを含む光ファイバ14と、出射端面から出射する励起光を拡散する拡散部材16と、励起光の少なくとも一部を励起光と異なる波長の光に変換する波長変換部材18を備えており、光ファイバの出射端面は、第1出射端面14b1及び第1出射端面に対して傾いた第2出射端面14b2を含み、第1出射端面から出射する励起光が第1領域を照射するように配置され、第2出射端面から出射する励起光が第1領域以外の第2領域を照射するように配置され、第2出射端面と第2領域との間には、反射面が配置され、反射面は、第2出射端面の前方に、反射面、第2出射端面及び第2領域で取り囲まれた空間を形成している発光装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置及び光ファイバに係り、特に、光ファイバを用いた発光装置及びこれに用いられる光ファイバに関する。
従来、光ファイバを用いた発光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図11(a)は特許文献1に記載の発光装置201の概略図、図11(b)は発光装置201の部分拡大斜視図である。図12は、特許文献1に記載の発光装置201において波長変換部材207に形成される輝度分布B1及び車両用灯具の分野において望まれている輝度分布B2を説明するための図である。
図11(a)に示すように、特許文献1に記載の発光装置201は、励起光源203、複数の光ファイバ205、波長変換部材207等を備え、光ファイバ205の入射端部205bから導入され、出射端部205aから出射する励起光源203からの励起光により励起発光する波長変換部材207を光源とした発光装置である。各々の光ファイバ205の出射端部205aは、図11(b)に示すように、波長変換部材207のレーザー光照射面207aに当接した状態で配置されている。
ところで、車両用灯具の分野においては、カットオフラインを明瞭なものとし、かつ、配光フィーリングを良好なものとする観点から、一辺側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布が望まれている。
特開2011−222260号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発光装置201においては、1本の光ファイバ205に着目すると、当該1本の光ファイバ205の出射端部205a(ファイバ軸AXに対して垂直な出射端面)が波長変換部材207のレーザー光照射面207aに当接しているため、図12に符号B1で示すように、ファイバ軸AX上の輝度が最大で、かつ、ファイバ軸AXから離れると輝度が急峻に減少する輝度分布となり、図12に符号B2で示すように、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺E側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布を形成することができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、光ファイバを用いた発光装置において、1本の光ファイバであっても、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布を形成することができる発光装置及びこれに用いられる光ファイバを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、励起光源と、前記励起光源からの励起光が入射する入射端面と前記入射端面から導入される励起光が出射する出射端面とを含むコアと、前記コアの周囲を取り囲むクラッドと、を含む光ファイバと、第1の面とその反対側の第2の面とを含み、前記出射端面から出射して前記第1の面を照射する励起光を拡散し、前記第2の面から拡散光として出射する拡散部材と、第3の面とその反対側の第4の面とを含み、前記第2の面から出射して前記第3の面を照射する励起光の少なくとも一部を前記励起光と異なる波長の光に変換し、前記第4の面から出射する波長変換部材と、を備えており、前記光ファイバの出射端面は、第1出射端面及び当該第1出射端面に対して傾いた第2出射端面を含み、前記第1出射端面は、当該第1出射端面から出射する前記励起光が前記第1の面中の一辺近傍の第1領域を照射するように、前記第1領域に近接した位置において前記第1領域に対向した状態で配置され、前記第2出射端面は、当該第2出射端面から出射する前記励起光が前記第1の面中の前記第1領域以外の第2領域を照射するように、前記第2領域に対して傾いた状態で配置され、前記第2出射端面と前記第2領域との間には、反射面が配置され、前記反射面は、前記第2出射端面の前方に、当該反射面、前記第2出射端面及び前記第2領域で取り囲まれた空間を形成している発光装置であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、光ファイバを用いた発光装置において、1本の光ファイバであっても、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布を形成することができる発光装置を提供することができる。
一辺側の輝度が最大になるのは、第1出射端面が、第1の面中の一辺近傍の第1領域を照射するように、第1領域に近接した位置において第1領域に対向した状態で配置されている(その結果、第1出射端面と第1領域との間のフレネル反射等の接続損失が抑制される)ことによるものである。
一辺側から離れるに従って輝度がなだらかに減少するのは、詳細な理由は不明であるが、第2出射端面から出射した励起光が、反射面、第2出射端面及び第2領域で取り囲まれた空間において散乱され、複雑な経路を経て拡散部材(第2領域)に入射すること、すなわち、当該空間が散乱空間として機能することによるものと思われる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記拡散部材及び/又は前記波長変換部材の前記一辺側の側面は、反射面で覆われていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、一辺側の輝度をさらに高くすることができる。これは、波長変換部材及び/又は拡散部材の一辺側の側面から外部へ漏れ出る励起光が当該側面を覆う反射面の作用により波長変換部材及び/又は拡散部材へ戻されることによるものである。
請求項3に記載の発明は、励起光源と、前記励起光源からの励起光が入射する入射端面と前記入射端面から導入される励起光が出射する出射端面とを含むコアと、前記コアの周囲を取り囲むクラッドと、を含む光ファイバと、第5の面とその反対側の第6の面とを含み、前記出射端面から出射して前記第5の面を照射する励起光の少なくとも一部を前記励起光と異なる波長の光に変換し、前記第6の面から出射する波長変換部材と、を備えており、前記光ファイバの出射端面は、第1出射端面及び当該第1出射端面に対して傾いた第2出射端面を含み、前記第1出射端面は、当該第1出射端面から出射する前記励起光が前記第5の面中の一辺近傍の第1領域を照射するように、前記第1領域に近接した位置において前記第1領域に対向した状態で配置され、前記第2出射端面は、当該第2出射端面から出射する前記励起光が前記第5の面中の前記第1領域以外の第2領域を照射するように、前記第2領域に対して傾いた状態で配置され、前記第2出射端面と前記第2領域との間には、反射面が配置され、前記反射面は、前記第2出射端面の前方に、当該反射面、前記第2出射端面及び前記第2領域で取り囲まれた空間を形成している発光装置であることを特徴とする。
請求項3は、請求項1から拡散部材を省略したものに相当する。
請求項3に記載の発明によれば、光ファイバを用いた発光装置において、1本の光ファイバであっても、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布を形成することができる発光装置を提供することができる。
一辺側の輝度が最大になるのは、第1出射端面が、第3の面中の一辺近傍の第1領域を照射するように、第1領域に近接した位置において第1領域に対向した状態で配置されている(その結果、第1出射端面と第1領域との間のフレネル反射等の接続損失が抑制される)ことによるものである。
一辺側から離れるに従って輝度がなだらかに減少するのは、詳細な理由は不明であるが、第2出射端面から出射した励起光が、反射面、第2出射端面及び第2領域で取り囲まれた空間において散乱され、複雑な経路を経て波長変換部材(第2領域)に入射すること、すなわち、当該空間が散乱空間として機能することによるものと思われる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記波長変換部材の前記一辺側の側面は、反射面で覆われていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、一辺側の輝度をさらに高くすることができる。これは、波長変換部材の一辺側の側面から外部へ漏れ出る励起光が当該側面を覆う反射面の作用により波長変換部材へ戻されることによるものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記第1出射端面は、前記第1領域に当接していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、第1出射端面と第1領域との間のフレネル反射等の接続損失がさらに抑制されるため、第1出射端面が第1領域に当接していない場合と比べ、一辺側の輝度をさらに高くすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、前記第1出射端面は、ファイバ軸に対して垂直な出射端面であり、前記第2出射端面は、前記第1出射端面に対して傾いた出射端面であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1から5と同様の効果を奏することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、前記反射面は、前記第2出射端面とは反対側に傾いていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1から6と同様の効果を奏することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の発明において、前記コアは、ファイバ軸に対して垂直な断面が矩形又は略矩形のコアであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、コア断面が円形(又は略円形)のコアを含む光ファイバと比べ、一辺側に光ファイバの第1出射端面を密に配置することができるため、一辺側の輝度をさらに高くすることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載の発光装置と、前記発光装置からの光を前方に照射する光学系と、を備えた車両用灯具であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、光ファイバを用いた発光装置において、1本の光ファイバであっても、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布を形成することができる発光装置を用いた車両用灯具を提供することができる。なお、発光装置からの光を前方に照射する光学系は、ダイレクトプロジェクション型(直射型とも称される)の光学系を構成する投影レンズ等であってもよいし、プロジェクタ型の光学系を構成する投影レンズ、シェード、楕円系反射面等であってもよいし、リフレクタ型の光学系を構成する放物面系反射面等であってもよいし、導光光学系(RXI光学系)を構成する全反射を利用したレンズ体等であってもよいし、その他の光学系であってもよい。
請求項10に記載の発明は、励起光源からの励起光が入射する入射端面と前記入射端面から導入される励起光が出射する出射端面とを含むコアと、前記コアの周囲を取り囲むクラッドと、を含む光ファイバにおいて、前記出射端面は、第1出射端面及び当該第1出射端面に対して傾いた第2出射端面を含む光ファイバであることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、光ファイバを用いた発光装置において、1本の光ファイバであっても、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布を形成することができる発光装置に用いられる光ファイバを提供することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記第1出射端面は、ファイバ軸に対して垂直な出射端面であり、前記第2出射端面は、前記第1出射端面に対して傾いた出射端面であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、請求項10と同様の効果を奏することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の発明において、前記コアは、ファイバ軸に対して垂直な断面が矩形又は略矩形のコアであることを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、コア断面が円形(又は略円形)のコアを含む光ファイバと比べ、一辺側に光ファイバの出射端面を密に配置することができるため、一辺側の輝度をさらに高くすることができる。
本発明によれば、光ファイバを用いた発光装置において、1本の光ファイバであっても、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布を形成することができる発光装置及びこれに用いられる光ファイバを提供することが可能となる。
(a)図1(d)に示す発光装置10(波長変換部材18)のA1−A1断面における輝度分布、(b)図1(d)に示す発光装置10のA1−A1断面図、(c)図1(d)に示す発光装置10(波長変換部材18)のB1−B1断面における輝度分布、(d)本発明の一実施形態である発光装置10の上面図(拡散部材16及び波長変換部材18省略)である。 励起光源12、集光レンズ22及び光ファイバ14の位置関係を説明するための概略図である。 第1出射端面14b1、第2出射端面14b2から出射する励起光RayA、RayBの指向性を説明するための図である。 (a)図4(c)に示す拡散部材16のA2−A2断面における輝度分布(グラフ)、(b)図4(c)に示す拡散部材16に形成される輝度分布(写真)、(c)実験1で用いた発光装置の上面図、(d)図4(c)に示す発光装置のA2−A2断面図である。 (a)図5(c)に示す拡散部材16のA3−A3断面における輝度分布(グラフ)、(b)図5(c)に示す拡散部材16に形成される輝度分布(写真)、(c)実験2で用いた発光装置の上面図、(d)図5(c)に示す発光装置のA3−A3断面図である。 (a)図6(c)に示す拡散部材16のA4−A4断面における輝度分布(グラフ)、(b)図6(c)に示す拡散部材16に形成される輝度分布(写真)、(c)実験3で用いた発光装置の上面図、(d)図6(c)に示す発光装置のA4−A4断面図である。 拡散部材16を省略した発光装置10Aの縦断面図である。 (a)図8(d)に示す発光装置10B(拡散部材16)のA5−A5断面における輝度分布、(b)図8(d)に示す発光装置10BのA5−A5断面図、(c)図8(d)に示す発光装置10B(拡散部材16)のB2−B2断面における輝度分布、(d)発光装置10Bの上面図(拡散部材16及び波長変換部材18省略)である。 反射面20(散乱空間として機能する空間S)の変形例について説明するための図である。 発光装置10と、発光装置10からの光を前方に照射する光学系としての投影レンズ30と、を備えたダイレクトプロジェクション型(直射型とも称される)の車両用灯具100の例である。 (a)特許文献1に記載の発光装置201の概略図、(b)発光装置201の部分拡大斜視図である。 特許文献1に記載の発光装置201において波長変換部材207に形成される輝度分布B1及び車両用灯具の分野において望まれている輝度分布B2を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態である発光装置について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は図1(d)に示す発光装置10(波長変換部材18)のA1−A1断面における輝度分布、図1(b)は図1(d)に示す発光装置10のA1−A1断面図、図1(c)は図1(d)に示す発光装置10(波長変換部材18)のB1−B1断面における輝度分布、図1(d)は本発明の一実施形態である発光装置10の上面図(拡散部材16及び波長変換部材18省略)である。図2は、励起光源12、集光レンズ22及び光ファイバ14の位置関係を説明するための概略図である。
図1、図2に示すように、本実施形態の発光装置10は、励起光源12、光ファイバ14、拡散部材16、波長変換部材18、反射面20を備え、光ファイバ14の入射端面14aから導入され、出射端面14b(14b1、14b2)から出射し、拡散部材16で拡散された励起光源12からの励起光により励起発光する波長変換部材18を光源とした発光装置である。以下、3本の光ファイバ14を用いる例について説明するが、これに限定されず、光ファイバ14は1、2又は4本以上であってもよいのは無論である。なお、拡散部材16は、省略してもよい。
励起光源12は、例えば、青色域(例えば、発光波長が450nm)の励起光を放出するレーザーダイオード、LED等の半導体発光素子である。なお、励起光源12は、近紫外域(例えば、発光波長が405nm)の励起光を放出するレーザーダイオード、LED等の半導体発光素子であってもよい。励起光源12は、光ファイバ14と同数であってもよいし、光ファイバ14より少数であってもよいし、光ファイバ14より多数であってもよい。
図2に示すように、光ファイバ14は、集光レンズ22で集光された励起光源12からの励起光が入射する入射端面14aと入射端面14aから導入される励起光が出射する出射端面14b(14b1、14b2)とを含むコア断面が円形又は略円形のコア14cと、コア14cの周囲を取り囲むクラッド14dと、を含む光ファイバである。クラッド14dの周囲は、被覆14eで覆われている。
コア14c及びクラッド14dの材料は、石英ガラスであってもよいし、合成樹脂であってもよい。光ファイバ14は、マルチモード光ファイバであってもよいし、シングルモード光ファイバであってもよい。また、光ファイバ14は、ステップインデックス型光ファイバであってもよいし、グレードインデックス型光ファイバであってもよい。
光ファイバ14の出射端面14bは、第1出射端面14b1及び第1出射端面14b1に対して傾いた第2出射端面14b2を含んでいる。
第1出射端面14b1は例えばファイバ軸AXに対して垂直な平面形状の出射端面である。第2出射端面14b2は例えば第1出射端面14b1に対して45°傾いた平面形状の出射端面である。第1出射端面14b1及び第2出射端面14b2は、図1(d)に示すように、境界線Bを間に挟んで隣接した状態で配置されている。
第1出射端面14b1及び第2出射端面14b2は、例えば、コア断面が円形(又は略円形)の一般的な光ファイバの出射端部(ファイバ軸AXに対して垂直な出射端面を含む出射端部)の一部(図2中符号14f参照)をダイヤモンド研磨シート等で斜めにカット(研磨)することで形成することができる。このように第2出射端面14b2が第1出射端面14b1に対して傾いている結果、図3に示すように、第2出射端面14b2から出射する励起光RayBの指向性は、ファイバ軸AX寄りに傾いたものとなる。
拡散部材16は、図1(b)に示すように、下面16a(本発明の第1の面に相当)とその反対側の上面16b(本発明の第2の面に相当)とを含み、光ファイバ14の出射端面14b(14b1、14b2)から出射して下面16aを照射する励起光を拡散し、上面16bから拡散光として出射する外形が矩形形状の板状又は層状の拡散部材である。
拡散部材16の下面16aは、図1(d)に示すように、その一辺E(例えば、カットオフラインに対応する辺)を含む細幅の第1領域16a1及び第1領域16a1以外の第2領域16a2を含んでいる。第1領域16a1及び第2領域16a2は、境界線Bを含む直線を間に挟んで隣接した状態で配置されている。
拡散部材16は、図1(b)に示すように、第1領域16a1が光ファイバ14の第1出射端面14b1を覆い、かつ、第2領域16a2が光ファイバ14の第2出射端面14b2及び反射面20を覆った状態でアルミ等の金属製のフェルール24(上面)に固定されている。
拡散部材16は、アルミナ焼結体であってもよいし、それ以外の材料で形成されていてもよい。
光ファイバ14(本実施形態では、3本の光ファイバ14)は、各々の出射端部がフェルール24の上下面を貫通した貫通穴24a(本実施形態では、図1(d)に示すように一列に配置された3つの貫通穴24a)に挿入された状態でフェルール24に固定されている。
各々の光ファイバ14の第1出射端面14b1は、図1(b)に示すように、当該第1出射端面14b1から出射する励起光RayAが拡散部材16の下面16a中の一辺E近傍の第1領域16a1を照射するように、第1領域16a1に近接した位置において第1領域16a1に対向した状態(例えば、当接した状態)で配置されている。一方、各々の光ファイバ14の第2出射端面14b2は、当該第2出射端面14b2から出射する励起光RayBが拡散部材16の下面16a中の第2領域16a2を照射するように、第2領域16a2に対して傾いた状態で(第2領域16a2側を向いた状態で)配置されている。第1出射端面14b1と第2出射端面14b2との間の境界線Bは、一辺Eに対して平行となっている。
波長変換部材18は、図1(b)に示すように、下面18a(本発明の第3の面に相当)とその反対側の上面18b(本発明の第4の面に相当)とを含み、拡散部材16の上面16bから出射して下面18aを照射する励起光の少なくとも一部を励起光と異なる波長の光に変換し、上面18bから出射する外形が矩形形状の板状又は層状の波長変換部材である。波長変換部材18は、下面18aが拡散部材16の上面16bに面接触した状態で拡散部材16(上面16b)に固定されている。
拡散部材16及び波長変換部材18の側面は、フェルール24(上面)に固定されたアルミ等の金属製の枠体26で取り囲まれている。
励起光源12として青色域のレーザー光(例えば、発光波長が450nm)を放出するレーザーダイオードを用いる場合、波長変換部材18として青色域のレーザー光によって励起されて黄色光を発光する波長変換部材(例えば、蛍光体プレート等の蛍光体)が用いられる。この場合、励起光源12からの励起光(拡散部材16で拡散された拡散光)を受けた波長変換部材18は、これを透過する青色域のレーザー光と青色域のレーザー光による発光(黄色光)との混色による白色光(疑似白色光)を放出する。
一方、励起光源12として近紫外域のレーザー光(例えば、発光波長が405nm)を放出するレーザーダイオードを用いる場合、波長変換部材18として近紫外域のレーザー光によって励起されて赤、緑、青の3色の光を発光する波長変換部材(例えば、蛍光体プレート等の蛍光体)が用いられる。この場合、励起光源12からの励起光(拡散部材16で拡散された拡散光)を受けた波長変換部材18は、近紫外域のレーザー光による発光(赤、緑、青の3色の光)の混色による白色光(疑似白色光)を放出する。
光ファイバ14の第2出射端面14b2と拡散部材16の下面16a(第2領域16a2)との間には、反射面20が配置されている。
反射面20は、第2出射端面14b2の前方に、当該反射面20、第2出射端面14b2及び拡散部材16の下面16a(第2領域16a2)で取り囲まれた断面が略三角形の空間Sを形成している。反射面20は、第2出射端面14b2とは反対側に傾いている。
反射面20は、平面形状の反射面であってもよいし、曲面形状の反射面であってもよいし、平面と曲面が混在した反射面であってもよい。また、反射面20は、フェルール24の一部を加工することで形成された反射面であってもよいし、フェルール24に固定されたミラー等の反射面であってもよいし、フェルール24に蒸着された蒸着面(例えば、アルミや銀等の金属による蒸着面)等の反射面であってもよいし、フェルール24に塗布された白樹脂(例えば、酸化チタンを含有したシリコン樹脂)等の反射面であってもよいし、それ以外の反射面であってもよい。
上記構成の発光装置10においては、集光レンズ22で集光され、光ファイバ14の入射端面14aから導入され、出射端面14b(第1出射端面14b1及び第2出射端面14b2)から出射し、拡散部材16で拡散された励起光源12からの励起光により励起発光する波長変換部材18に、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、図1(a)に符号B2で示すように、一辺E側の輝度が最大で、かつ、そこから離れる(図1(a)中右側に離れる)に従って輝度がなだらかに減少する輝度分布が形成される。
一辺E側の輝度が最大になるのは、第1出射端面14b1が、拡散部材16の下面16a中の一辺E近傍の第1領域16a1を照射するように、第1領域16a1に近接した位置において第1領域16a1に対向した状態で配置されている(その結果、第1出射端面14b1と第1領域16a1との間のフレネル反射等の接続損失が抑制される)ことによるものである。
一辺E側の輝度は、拡散部材16及び/又は波長変換部材18の一辺E側の側面を反射面で覆うことでさらに高くすることができる。これは、波長変換部材18及び/又は拡散部材16の一辺E側の側面から外部へ漏れ出る励起光が当該側面を覆う反射面の作用により波長変換部材18及び/又は拡散部材16へ戻されることによるものである。この反射面は、枠体26の内側面26aであってもよいし、枠体26の内側面26aと波長変換部材18及び/又は拡散部材16の一辺E側の側面との間に充填された白樹脂(例えば、酸化チタンを含有したシリコン樹脂)等の反射面であってもよいし、それ以外の反射面であってもよい。
一辺E側から離れる(図1(a)中右側に離れる)に従って輝度がなだらかに減少するのは、詳細な理由は不明であるが、第2出射端面14b2から出射した励起光が、反射面20、第2出射端面14b2及び第2領域16a2で取り囲まれた空間Sにおいて散乱され、複雑な経路を経て拡散部材16(第2領域16a2)に入射すること、すなわち、当該空間Sが散乱空間として機能することによるものと思われる。
この空間Sを散乱空間として機能させるため、図1(b)に示すように、第2出射端面14b2の下端縁(拡散部材16の下面16a側とは反対側の縁)及び反射面20の下端縁(拡散部材16の下面16a側とは反対側の縁)は、両者間に段差ができないように、出来る限り近接した状態で配置するのが望ましい。
光ファイバ14の第1出射端面14b1は、拡散部材16の下面16a(第1領域16a1)に近接した位置において第1領域16a1に対向した状態で配置されていればよく、拡散部材16の下面16a(第1領域16a1)に当接していてもよいし、当接していなくてもよい。光ファイバ14の第1出射端面14b1が、拡散部材16の下面16a(第1領域16a1)に当接していている場合、第1出射端面14b1と拡散部材16の下面16a(第1領域16a1)との間のフレネル反射等の接続損失がさらに抑制されるため、第1出射端面14b1が拡散部材16の下面16a(第1領域16a1)に当接していない場合と比べ、一辺E側の輝度をさらに高くすることができる。
次に、上記構成の発光装置10の効果を確認するために行った実験結果について説明する。
<実験1>
図4(c)は実験1で用いた発光装置の上面図、図4(d)は図4(c)に示す発光装置のA2−A2断面図である。
実験1では、図4(c)、図4(d)に示すように、発光装置10と同様の発光装置を用いた。励起光源12としてTO−39缶パッケージのレーザーダイオード(最大出力:1.6W、波長:λp=450nm±5nm)を用い、光ファイバ14としてコア・クラッドタイプ、ステップインデックス型の光ファイバ(コア径:200μm、クラッド径:208μm、伝播モード:マルチモード、開口数(NA):0.21)を用い、拡散部材16としてアルミナ焼結体(縦0.4×横0.8×厚み300μm)を用いた。なお、波長変換部材18は省略した。拡散部材16に形成される輝度分布は、波長変換部材18に形成される輝度分布と同様と考えられるためである。
光ファイバ14の出射端面14bは、ファイバ軸AXに対して垂直な出射端面で、拡散部材16の下面16a(中央)に近接した位置において当該拡散部材16の下面16a(中央)に当接した状態で配置されている。実験1で用いた発光装置においては、上記実施形態で説明した散乱空間として機能する空間Sは形成されていない。
図4(a)は図4(c)に示す拡散部材16のA2−A2断面における輝度分布(グラフ)、図4(b)は図4(c)に示す拡散部材16に形成される輝度分布(写真)である。
図4(a)、図4(b)を参照すると、拡散部材16に形成される輝度分布は、ファイバ軸AX上の輝度が最大で、かつ、ファイバ軸AXから離れると輝度が急峻に減少する輝度分布となることが分かる。これは、実験1で用いた発光装置においては、上記実施形態で説明した散乱空間として機能する空間Sが形成されていないことによるものと思われる。
<実験2>
図5(c)は実験2で用いた発光装置の上面図、図5(d)は図5(c)に示す発光装置のA3−A3断面図である。
実験2では、図5(c)、図5(d)に示すように、発光装置10と同様の発光装置を用いた。実験1と同様、励起光源12としてTO−39缶パッケージのレーザーダイオード(最大出力:1.6W、波長:λp=450nm±5nm)を用い、光ファイバ14としてコア・クラッドタイプ、ステップインデックス型の光ファイバ(コア径:200μm、クラッド径:208μm、伝播モード:マルチモード、開口数(NA):0.21)を用い、拡散部材16としてアルミナ焼結体(縦0.4×横0.8×厚み300μm)を用いた。
光ファイバ14の出射端面14bは、ファイバ軸AXに対して垂直な第1出射端面14b1及び第1出射端面14b1に対して45°傾いた第2出射端面14b2を含んでいる。第1出射端面14b1は、拡散部材16の下面16a(中央)に近接した位置において当該拡散部材16の下面16a(中央)に当接した状態で配置されている。一方、第2出射端面14b2は、拡散部材16の下面16aに対して傾いた状態で配置されている。
光ファイバ14の第2出射端面14b2と拡散部材16の下面16aとの間には、反射面20が配置されている。なお、反射面20は、フェルール24の上下面を貫通した貫通穴24aに挿入したニードルを第2出射端面14b2とは反対側に傾けることでフェルール24に形成した。反射面20は、第2出射端面14b2の前方に、当該反射面20、第2出射端面14b2及び拡散部材16の下面16aで取り囲まれた断面が略三角形の空間S1を形成している。反射面20は、第2出射端面14b2とは反対側に傾いている。
図5(a)は図5(c)に示す拡散部材16のA3−A3断面における輝度分布(グラフ)、図5(b)は図5(c)に示す拡散部材16に形成される輝度分布(写真)である。
図5(a)、図5(b)を参照すると、拡散部材16に形成される輝度分布は、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺E1側の輝度が最大で、かつ、そこから離れる(図5(a)中右側に離れる)に従って輝度がなだらかに減少する輝度分布となることが分かる。
一辺E1側の輝度が最大になるのは、第1出射端面14b1が、拡散部材16の下面16a中の一辺E1近傍の領域16a1を照射するように、第1領域16a1に近接した位置において第1領域16a1に対向した状態で配置されている(その結果、第1出射端面14b1と第1領域16a1との間のフレネル反射等の接続損失が抑制される)ことによるものである。その結果、図4(a)に示す輝度分布と比べ、ピークが図5(a)中左にシフトする。
一辺E1側から離れる(図5(a)中右側に離れる)に従って輝度がなだらかに減少するのは、詳細な理由は不明であるが、実験1の実験結果と対比して考察すると、実験2で用いた発光装置においては、上記実施形態で説明した散乱空間として機能する空間Sと同様の空間S1が形成されており、第2出射端面14b2から出射した励起光が、当該空間S1において散乱され、複雑な経路を経て拡散部材16に入射することによるものと思われる。
<実験3>
図6(c)は実験3で用いた発光装置の上面図、図6(d)は図6(c)に示す発光装置のA4−A4断面図である。
実験3では、図6(c)、図6(d)に示すように、実験2で用いた発光装置と同様の発光装置を用いた。
但し、光ファイバ14は、ファイバ軸を中心に180°回転した状態で配置されている。
光ファイバ14の第2出射端面14b2と拡散部材16の下面16aとの間には、フェルール24の上下面を貫通した貫通穴24aの内壁(反射面20として機能する)が配置されている。貫通穴24aの内壁は、第2出射端面14b2の前方に、当該貫通穴24aの内壁、第2出射端面14b2及び拡散部材16の下面16aで取り囲まれた断面が略三角形の空間S2を形成している。
図6(a)は図6(c)に示す拡散部材16のA4−A4断面における輝度分布(グラフ)、図6(b)は図6(c)に示す拡散部材16に形成される輝度分布(写真)である。
図6(a)、図6(b)を参照すると、拡散部材16に形成される輝度分布は、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺E2側の輝度が最大で、かつ、そこから離れる(図6(a)中右側に離れる)に従って輝度がなだらかに減少する輝度分布となることが分かる。
一辺E2側の輝度が最大になるのは、第1出射端面14b1が、拡散部材16の下面16a中の一辺E2近傍の領域16a1を照射するように、第1領域16a1に近接した位置において第1領域16a1に対向した状態で配置されている(その結果、第1出射端面14b1と第1領域16a1との間のフレネル反射等の接続損失が抑制される)ことによるものである。
一辺E2側から離れる(図6(a)中右側に離れる)に従って輝度がなだらかに減少するのは、詳細な理由は不明であるが、実験1の実験結果と対比して考察すると、実験3で用いた発光装置においては、上記実施形態で説明した散乱空間として機能する空間Sと同様の空間S2が形成されており、第2出射端面14b2から出射した励起光が、当該空間S2において散乱され、複雑な経路を経て拡散部材16に入射することによるものと思われる。
図5(a)に示す輝度分布と図6(a)に示す輝度分布とを対比すると、図6(a)に示す輝度分布のピークが図5(a)に示す輝度分布のピークより右にシフトしている。これは、図6(d)に示す空間S2が図5(d)に示す空間S1より小さく(その結果、散乱されにくく)、拡散部材16により多くの励起光が入射する(入射する絶対光量が強い)ことによるものと思われる。
また、図5(a)に示す輝度分布と図6(a)に示す輝度分布とを対比すると、第2出射端面14b2に対する反射面20の傾きが大きい方(図5(a)参照)が、輝度がよりなだらかに減少する輝度分布となることが分かる。このことから、第2出射端面14b2に対する反射面20の傾きを大きくすることで、輝度がよりなだらかに減少する輝度分布を形成することができることが分かる。
また、図4(a)に示す輝度分布と図6(a)に示す輝度分布とを対比すると、第1出射端面14b1(拡散部材16の下面16a)に対する第2出射端面14b2の傾きが大きい方(図6(a)参照)が、輝度がよりなだらかに減少する輝度分布となることが分かる。このことから、第1出射端面14b1(拡散部材16の下面16a)に対する第2出射端面14b2の傾きを大きくすることで、輝度がよりなだらかに減少する輝度分布を形成することができることが分かる。
以上説明したように、本実施形態によれば、光ファイバ14を用いた発光装置10において、1本の光ファイバ14であっても、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺E側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布を形成することができる発光装置及びこれに用いられる光ファイバを提供することができる。
次に、変形例として、拡散部材16を省略した発光装置10Aについて説明する。
図7は、拡散部材16を省略した発光装置10Aの縦断面図である。
本変形例の発光装置10Aと上記第実施形態の発光装置10とを対比すると、上記実施形態の発光装置10においては、図1(b)に示すように、拡散部材16を用いていたのに対して、本変形例の発光装置10Aにおいては、図7に示すように、拡散部材16を省略した点で、両者は相違する。
それ以外、上記実施形態の発光装置10と同様の構成である。以下、上記実施形態の発光装置10との相違点を中心に説明し、上記実施形態の発光装置10と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
波長変換部材18の下面18aは、図7に示すように、その一辺E(例えば、カットオフラインに対応する辺)を含む細幅の第1領域18a1及び第1領域18a1以外の第2領域18a2を含んでいる。第1領域18a1及び第2領域18a2は、境界線Bを含む直線を間に挟んで隣接した状態で配置されている。
波長変換部材18は、第1領域18a1が光ファイバ14の第1出射端面14b1を覆い、かつ、第2領域18a2が光ファイバ14の第2出射端面14b2及び反射面20を覆った状態でアルミ等の金属製のフェルール24(上面)に固定されている。
光ファイバ14(本変形例では、3本の光ファイバ14)は、各々の出射端部がフェルール24の上下面を貫通した貫通穴24a(本変形例では、図1(c)に示すように一列に配置された3つの貫通穴24a)に挿入された状態でフェルール24に固定されている。各々の光ファイバ14の第1出射端面14b1は、図7に示すように、当該第1出射端面14b1から出射する励起光RayAが波長変換部材18の下面18a中の一辺E近傍の第1領域18a1を照射するように、第1領域18a1に近接した位置において第1領域18a1に対向した状態(例えば、当接した状態)で配置されている。一方、各々の光ファイバ14の第2出射端面14b2は、当該第2出射端面14b2から出射する励起光RayBが波長変換部材18の下面18a中の第2領域18a2を照射するように、第2領域18a2に対して傾いた状態で(第2領域18a2側を向いた状態で)配置されている。第1出射端面14b1と第2出射端面14b2との間の境界線Bは、一辺Eに対して平行となっている。
反射面20は、第2出射端面14b2の前方に、当該反射面20、第2出射端面14b2及び波長変換部材18の下面18a(第2領域18a2)で取り囲まれた断面が略三角形の空間Sを形成している。反射面20は、第2出射端面14b2とは反対側に傾いている。
本変形例によれば、上記実施形態と同様、光ファイバ14を用いた発光装置10Aにおいて、1本の光ファイバ14であっても、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺E側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布を形成することができる発光装置及びこれに用いられる光ファイバを提供することができる。
次に、変形例として、コア断面が矩形(又は略矩形)のコア14Acを含む光ファイバ14Aを用いた発光装置10Bについて説明する。
図8(a)は図8(d)に示す発光装置10B(拡散部材16)のA5−A5断面における輝度分布、図8(b)は図8(d)に示す発光装置10BのA5−A5断面図、図8(c)は図8(d)に示す発光装置10B(拡散部材16)のB2−B2断面における輝度分布、図8(d)は発光装置10Bの上面図(拡散部材16及び波長変換部材18省略)である。
本変形例の発光装置10Bと上記第実施形態の発光装置10とを対比すると、上記実施形態の発光装置10においては、図1(d)に示すように、コア断面が円形(又は略円形)のコア14cを含む光ファイバ14を用いていたのに対して、本変形例においては、図8(d)に示すように、コア断面が矩形(又は略矩形)のコア14Acを含む光ファイバ14Aを用いている点で、両者は相違する。
それ以外、上記実施形態の発光装置10と同様の構成である。以下、上記実施形態の発光装置10との相違点を中心に説明し、上記実施形態の発光装置10と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
光ファイバ14Aの出射端面14Abは、第1出射端面14Ab1及び第1出射端面14Ab1に対して傾いた第2出射端面14Ab2を含んでいる。
第1出射端面14Ab1は例えばファイバ軸AXに対して垂直な平面形状で、かつ、外形が矩形の出射端面である。第2出射端面14Ab2は例えば第1出射端面14Ab1に対して45°傾いた平面形状で、かつ、外形が矩形の出射端面である。第1出射端面14Ab1及び第2出射端面14Ab2は、境界線Bを間に挟んで隣接した状態で配置されている。
第1出射端面14Ab1及び第2出射端面14Ab2は、例えば、コア断面が矩形(又は略矩形)の光ファイバの出射端部(ファイバ軸AXに対して垂直な出射端面を含む出射端部)の一部をダイヤモンド研磨シート等で斜めにカット(研磨)することで形成することができる。このように第2出射端面14Ab2が第1出射端面14Ab1に対して傾いている結果、第2出射端面14Ab2から出射する励起光の指向性は、図3に示すように、ファイバ軸AX寄りに傾いたものとなる。
光ファイバ14A(本変形例では、3本の光ファイバ14A)は、各々の出射端部(クラッド14d)が融着されて一体化されており、この一体化された出射端部がフェルール24の上下面を貫通した貫通穴24Aaに挿入された状態でフェルール24に固定されている。なお、各々の出射端部(クラッド14d)は、融着されていなくてもよい。
各々の光ファイバ14Aの第1出射端面14Ab1は、図8(b)に示すように、当該第1出射端面14Ab1から出射する励起光RayAが拡散部材16の下面16a中の一辺E近傍の第1領域16a1を照射するように、第1領域16a1に近接した位置において第1領域16a1に対向した状態(例えば、当接した状態)で配置されている。一方、各々の光ファイバ14Aの第2出射端面14Ab2は、当該第2出射端面14Ab2から出射する励起光RayBが拡散部材16の下面16a中の第2領域16a2を照射するように、第2領域16a2に対して傾いた状態で(第2領域16a2側を向いた状態で)配置されている。第1出射端面14Ab1と第2出射端面14Ab2との間の境界線Bは、一辺Eに対して平行となっている。
反射面20は、第2出射端面14Ab2の前方に、当該反射面20、第2出射端面14Ab2及び拡散部材16の下面16a(第2領域16a2)で取り囲まれた断面が略三角形の空間Sを形成している。反射面20は、第2出射端面14Ab2とは反対側に傾いている。
本変形例によれば、上記実施形態と同様、光ファイバ14を用いた発光装置10Bにおいて、1本の光ファイバ14であっても、車両用灯具の分野において望まれている輝度分布、すなわち、一辺E側の輝度が最大で、かつ、そこから離れるに従って輝度がなだらかに減少する輝度分布を形成することができる発光装置及びこれに用いられる光ファイバを提供することができる。
また、本変形例の発光装置10Bによれば、コア断面が円形(又は略円形)のコア14cを含む光ファイバ14と比べ、一辺E側に光ファイバ14Aの第1出射端面14Ab1を密に配置することができるため、一辺E側の輝度をさらに高くすることができる。
次に、反射面20(散乱空間として機能する空間S)の変形例について説明する。
図9は、反射面20(散乱空間として機能する空間S)の変形例について説明するための図である。
反射面20(散乱空間として機能する空間S)は、第2出射端面14b2とは反対側に傾いた反射面(図1(d)参照)に限らず、フェルール24の上下面を貫通した貫通穴24aの内壁(図6(d)参照)であってもよいし、複数の反射面(図9参照)であってもよいし、それ以外の形状の反射面であってもよい。
次に、上記構成の発光装置10が適用された車両用灯具100(ダイレクトプロジェクション型の車両用灯具)の例について説明する。以下、車両用灯具100に発光装置10を適用する例について説明するが、それ以外の発光装置10A、10Bであっても同様に適用できるのは無論である。
図10は、発光装置10と、発光装置10からの光を前方に照射する光学系としての投影レンズ30と、を備えたダイレクトプロジェクション型(直射型とも称される)の車両用灯具100の例である。
車両用灯具100は、アウターレンズ32とこれに組み付けられたハウジング34とで構成される灯室36内に配置された、発光装置10、エクステンション38、投影レンズ30、光軸調整機構40等を備えている。励起光源12は、制御回路42、放熱板44、外部電源及び信号線46が接続された別体光源モジュールとして構成されている。発光装置10の波長変換部材18は、投影レンズ30の光学設計上の基準点F30に配置されている。
なお、発光装置10からの光を前方に照射する光学系は、ダイレクトプロジェクション型(直射型とも称される)の光学系を構成する投影レンズ30等に限らず、プロジェクタ型の光学系を構成する投影レンズ、シェード、楕円系反射面等であってもよいし、リフレクタ型の光学系を構成する放物面系反射面等であってもよいし、導光光学系(RXI光学系)を構成する全反射を利用したレンズ体等であってもよいし、その他の光学系であってもよい。
上記実施形態及び各変形例で示した各数値は全て例示であり、これと異なる適宜の数値を用いることができる。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10、10A、10B…発光装置、12…励起光源、14、14A…光ファイバ、14a…入射端面、14b、14Ab…出射端面、14b1、14Ab1…第1出射端面、14b2、14Ab2…第2出射端面、14c、14Ac…コア、14d…クラッド、14e…被覆、16…拡散部材、16a…下面、16a1…第1領域、16a2…第2領域、16b…上面、18…波長変換部材、18a…下面、18a1…第1領域、18a2…第2領域、18b…上面、20…反射面、22…集光レンズ、24…フェルール、24a、24Aa…貫通穴、26…枠体、26a…内側面

Claims (12)

  1. 励起光源と、
    前記励起光源からの励起光が入射する入射端面と前記入射端面から導入される励起光が出射する出射端面とを含むコアと、前記コアの周囲を取り囲むクラッドと、を含む光ファイバと、
    第1の面とその反対側の第2の面とを含み、前記出射端面から出射して前記第1の面を照射する励起光を拡散し、前記第2の面から拡散光として出射する拡散部材と、
    第3の面とその反対側の第4の面とを含み、前記第2の面から出射して前記第3の面を照射する励起光の少なくとも一部を前記励起光と異なる波長の光に変換し、前記第4の面から出射する波長変換部材と、
    を備えており、
    前記光ファイバの出射端面は、第1出射端面及び当該第1出射端面に対して傾いた第2出射端面を含み、
    前記第1出射端面は、当該第1出射端面から出射する前記励起光が前記第1の面中の一辺近傍の第1領域を照射するように、前記第1領域に近接した位置において前記第1領域に対向した状態で配置され、
    前記第2出射端面は、当該第2出射端面から出射する前記励起光が前記第1の面中の前記第1領域以外の第2領域を照射するように、前記第2領域に対して傾いた状態で配置され、
    前記第2出射端面と前記第2領域との間には、反射面が配置され、
    前記反射面は、前記第2出射端面の前方に、当該反射面、前記第2出射端面及び前記第2領域で取り囲まれた空間を形成している発光装置。
  2. 前記拡散部材及び/又は前記波長変換部材の前記一辺側の側面は、反射面で覆われている請求項1に記載の発光装置。
  3. 励起光源と、
    前記励起光源からの励起光が入射する入射端面と前記入射端面から導入される励起光が出射する出射端面とを含むコアと、前記コアの周囲を取り囲むクラッドと、を含む光ファイバと、
    第3の面とその反対側の第4の面とを含み、前記出射端面から出射して前記第3の面を照射する励起光の少なくとも一部を前記励起光と異なる波長の光に変換し、前記第4の面から出射する波長変換部材と、
    を備えており、
    前記光ファイバの出射端面は、第1出射端面及び当該第1出射端面に対して傾いた第2出射端面を含み、
    前記第1出射端面は、当該第1出射端面から出射する前記励起光が前記第3の面中の一辺近傍の第1領域を照射するように、前記第1領域に近接した位置において前記第1領域に対向した状態で配置され、
    前記第2出射端面は、当該第2出射端面から出射する前記励起光が前記第3の面中の前記第1領域以外の第2領域を照射するように、前記第2領域に対して傾いた状態で配置され、
    前記第2出射端面と前記第2領域との間には、反射面が配置され、
    前記反射面は、前記第2出射端面の前方に、当該反射面、前記第2出射端面及び前記第2領域で取り囲まれた空間を形成している発光装置。
  4. 前記波長変換部材の前記一辺側の側面は、反射面で覆われている請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記第1出射端面は、前記第1領域に当接している請求項1から4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記第1出射端面は、ファイバ軸に対して垂直な出射端面であり、
    前記第2出射端面は、前記第1出射端面に対して傾いた出射端面である請求項1から5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記反射面は、前記第2出射端面とは反対側に傾いている請求項1から6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記コアは、ファイバ軸に対して垂直な断面が矩形又は略矩形のコアである請求項1から7のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の発光装置と、
    前記発光装置からの光を前方に照射する光学系と、を備えた車両用灯具。
  10. 励起光源からの励起光が入射する入射端面と前記入射端面から導入される励起光が出射する出射端面とを含むコアと、前記コアの周囲を取り囲むクラッドと、を含む光ファイバにおいて、
    前記出射端面は、第1出射端面及び当該第1出射端面に対して傾いた第2出射端面を含む光ファイバ。
  11. 前記第1出射端面は、ファイバ軸に対して垂直な出射端面であり、
    前記第2出射端面は、前記第1出射端面に対して傾いた出射端面である請求項10に記載の光ファイバ。
  12. 前記コアは、ファイバ軸に対して垂直な断面が矩形又は略矩形のコアである請求項10又は11に記載の光ファイバ。
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