JP2015185204A - 電気接続構造 - Google Patents

電気接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015185204A
JP2015185204A JP2014057490A JP2014057490A JP2015185204A JP 2015185204 A JP2015185204 A JP 2015185204A JP 2014057490 A JP2014057490 A JP 2014057490A JP 2014057490 A JP2014057490 A JP 2014057490A JP 2015185204 A JP2015185204 A JP 2015185204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
bus bars
pressing
connection structure
electrical connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014057490A
Other languages
English (en)
Inventor
克 今井
Katsu Imai
克 今井
一行 川下
Kazuyuki Kawashita
一行 川下
泰孝 宮崎
Yasutaka Miyazaki
泰孝 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2014057490A priority Critical patent/JP2015185204A/ja
Publication of JP2015185204A publication Critical patent/JP2015185204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Abstract

【課題】一対のバスバー2で一対の通電端子11aを適正な押圧力で押圧して固定することで、一対のバスバー2と一対の通電端子11aとの接続作業を簡略化し、製造コストを低減することができる電気接続構造1を提供する。
【解決手段】
一対の通電端子11aを一対のバスバー2の間に位置させた際に、一対のバスバー2の一端21bで一対の通電端子11aを押圧して、一対のバスバー2と一対の通電端子11aとを電気的に接続する電気接続構造1において、一対のバスバー2を保持し、押圧方向における一対のバスバー2を保持する保持間隔および一対のバスバー2の一端21bからの保持位置を調整することで、一対のバスバー2における一端21bの押圧を適正な押圧力とする押圧調整部材22と、を有することを特徴とする電気接続構造1。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気接続構造に関する。
自動車に搭載されるジャンクションブロック等の電気接続箱には様々な構成のものが用いられているが、例えば、電線の端末に設けられた端子とバスバーとをボルトにより接続する接続ユニットを備えた電気接続箱が知られている(特許文献1)。
また、電気接続箱において使用され、一対の電線の末端に設けられた端子とバスバーとを接続する構造として、図7に示す電気接続構造100がある。
電気接続構造100は、図7に示すように、端子取付部101に固定され、導通板102で接続した一対の端子固定部101aに、電子機器(不図示)から延出する電線103の導通端子103aと他の電子機器(不図示)から延出する電線104の導通端子104aを組付けて、2つの電子機器を電気的に接続している(従来例)。
特開2011−234427号公報
従来例の電気接続構造100では、図7に示すように、各電線103、104の導通端子103a、104aを端子固定部101aのネジ部105に挿通して、ナット106で締付けるため、ナット106をネジ部105に締付けるための工具が必要となり、端子固定部101aに電線103、104を組付ける作業が煩雑になるという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるものであって、一対のバスバーで一対の通電端子を適正な押圧力で押圧して固定することで、一対のバスバーと一対の通電端子との接続作業を簡略化することができる電気接続構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、弾性を有する一対のバスバーと、互いに接しないように位置が固定され、電流を通電する一対の通電端子と、を備え、前記一対の通電端子を前記一対のバスバーの間に位置させた際に、前記一対のバスバーの一端で前記一対の通電端子を押圧して、前記一対のバスバーと前記一対の通電端子とを電気的に接続する電気接続構造において、前記一対のバスバーを保持し、前記押圧方向における前記一対のバスバーを保持する保持間隔および前記一対のバスバーの前記一端からの保持位置を調整することで、前記一対のバスバーにおける前記一端の前記押圧を適正な押圧力とする押圧調整部材と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、一対のバスバーで一対の通電端子を適正な押圧力で押圧して固定することで、一対のバスバーと一対の通電端子との接続作業を簡略化し、製造コストを低減することができる。また、請求項1に記載の発明によれば、押圧調整部材の保持間隔および保持位置を調整することで、一対のバスバーを適正な押圧力で一対の通電端子に押圧することで、一対のバスバーと一対の通電端子とを簡単に固定することができる。さらに、請求項1に記載の発明は、押圧調整部材により一対のバスバーの押圧力を調整するため、仮に経年劣化により一対のバスバーの反力が低下した場合においても、押圧調整部材のみを交換することで、再度一対のバスバーを適正な押圧力で一対の通電端子に固定することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器の接続構造において、前記押圧調整部材には、前記一対のバスバーを圧入して保持する一対の圧入保持孔が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、一対の圧入保持孔の間隔を調整するだけで、一対のバスバーの一端における間隔をバラツキがなく、精度良く調整することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載した電気接続構造において、さらに、一端が開口し、前記一対の通電端子の外周を覆うものであって、前記開口端部が前記押圧調整部材に嵌合する覆部材を有し、前記押圧調整部材は、前記覆部材側へ突出し、前記覆部材と嵌合する際に、前記開口端部にガイドされるガイド部を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、ガイド部が開口端部にガイドされることで、押圧調整部材と覆部材とを円滑に嵌合し、こじり等をなくして、一対のバスバーを一対の通電端子に接続することができる。
本発明によれば、一対のバスバーで一対の通電端子を適正な押圧力で押圧して固定することで、一対のバスバーと一対の通電端子との接続作業を簡略化することができる。
第一実施形態の電気接続構造を示す斜視図である。 図1における電気接続構造を展開した斜視図である。 図1において覆部材を省略した際の斜視図である。 一対のバスバーの挟持端部側を拡大した際の拡大図である。 第一実施形態の電気接続構造を接続する前を示す概略図である。 第二実施形態のバスバー接続部を示す斜視図である。 従来例の電気接続構造を示す斜視図である。
(第一実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第一実施形態に係る電気接続構造1について説明する。
図1は、第一実施形態の電気接続構造1を示す斜視図であり、図2は、図1における電気接続構造1を展開した斜視図であり、図3は、図1において覆部材12を省略した際の斜視図であり、図4は、一対のバスバー2の押圧端部側21bを拡大した際の拡大図である。
なお、バスバー2の長手方向をx軸、バスバー2の幅方向をy軸、バスバー2の高さ方向をz軸とする。
本実施形態における電気接続構造1は、図1乃至3に示すように、電流を通電する正極および負極の一対の第1の通電端子11a(一対の通電端子)と、一対の第1の通電端子11aの外周を覆う覆部材12と、電流を通電する正極および負極の一対の第2の通電端子31と、一対の第2の通電端子31が固定された端子台3と、端子台3に一端(以下、固定端部21aと言う)を固定した一対のバスバー2と、一対のバスバー2を保持し、一対のバスバー2の他端(以下、押圧端部21bと言う)で一対の通電端子11aを押圧する押圧力を調整する押圧調整部材22と、を備える。
一対の第1の通電端子11aは、導電性の材料(例えば銅又は銅を多く含む銅合金)からなり、例えば一方の電子機器(不図示)から延出する第1の電線11の端部に圧着されている。
覆部材12は、図1および2に示すように、非導電性の材料(例えば合成樹脂材料)からなり、一端を開口した箱形状をしている。覆部材12は、開口部の裏面側に一対の第1の電線11を圧入する一対の電線圧入孔(不図示)が形成されており、上部に開口領域12aが形成されている。また、カバー部12の内側には、一対の第1の通電端子11aが互いに接触しないように、第1の通電端子11aを固定する固定壁(不図示)が形成されている。
一対の第2の通電端子31aは、導電性の材料(例えば銅又は銅を多く含む銅合金)からなり、例えば他方の電子機器(不図示)から延出する第2の電線31の端部に圧着されている。第2の通電端子31aは、例えばLA端子のように、後述の螺合部材3bが挿通する端子挿通孔31bが形成されている。
端子台3は、図2に示すように、一対の第2の通電端子31a間での接触を防ぐ仕切り壁3aと、一対の第2の通電端子31aに形成された端子挿通孔31bに挿通する一対の螺合部材3bと、一対の螺合部材3bに螺合する被螺合部材3cとを有する。螺合部材3bは、例えばスタットボルトであり、上方へ突出し、外周にネジ溝が形成されている。被螺合部材3cは、例えばナットおよび座金などであり、内周面にネジ溝が形成されている。
一対のバスバー2は、図2および3に示すように、導電性および弾性を有する材料(例えば銅又は銅を多く含む銅合金)からなる帯状板のものである。一対のバスバー2は、一対の第1の通電端子11aを間に位置させた際に、一対の第1の通電端子11aにより一対のバスバー2が拡開され、一対の第1の通電端子11aを内側へ押圧する押圧力が一対の押圧端部21bに生じる。
一対のバスバー2は、固定端部21aから押圧端部21bに進むにつれて、間隔が狭くなるように二段階に屈曲している。より詳しくは、一対のバスバー2は、押圧端部21bに近づくにつれて一対のバスバー2の間隔が狭くなる第1の屈曲部21cと、一対のバスバー2の間隔が略等しい第1のストレート部21dと、第1の屈曲部21cと同様に、一対のバスバー2の間隔が狭くなる第2の屈曲部21eと、一対のバスバー2の間隔が略等しい第2のストレート部21fにより構成されている。第2のストレート部21fは、固定端部21a側をL字に屈曲し、端子台3に当接する面に螺合部材3bを挿通する挿通孔21gが形成されている。
押圧調整部材22は、図2に示すように、非導電性の材料(例えば合成樹脂材料)からなり、押圧端部21b側(覆部材12側)へ突出するガイド部22aと、一対のバスバー2を圧入して保持する一対の圧入保持孔22bとを有する。
一対の圧入保持孔22bは、図3および4に示すように、一対の押圧端部21bの間隔(図4中のA)が、所定の間隔(適正な押圧力で一対の第1の通電端子11aを押圧して固定できる間隔)となるように形成されている。すなわち、一対の押圧端部21bで生じる押圧力が、一対の第1の通電端子11aを十分に固定でき、かつ一対の第1の通電端子11aの表面が削れない程度の押圧力となるように、一対の圧入保持孔22bの保持間隔(押圧方向(y軸方向)における一対のバスバー2を保持する保持間隔)(図4中のC)を調整する。
このように、本実施形態の電気接続構造1は、一対の押圧端部21bの間隔を一対の圧入保持孔22bの保持間隔のみで調整することで、バラツキを抑え、精度良く一対の押圧端部21bの間隔を所定の間隔に規定することができる。
ここで、本実施形態の電気接続構造1における一対の押圧端部21bで生じる押圧力について詳しく説明する。一対の押圧端部21bで生じる押圧力とは、一対の第1の通電端子11aを一対のバスバー2の間に位置させる際に、一対のバスバー2が拡開されることで生じる反力である。このため、一対の押圧端部21bの間隔が一対の通電端子の幅よりも若干狭い場合には、一対の押圧端部21bで生じる押圧力は小さくなり、逆に、一対の押圧端部21bの間隔が一対の通電端子の幅よりも狭い場合には、一対の押圧端部21bで生じる押圧力を大きくすることができる。
また、本実施形態の電気接続構造1では、押圧端部21bから押圧調整部材22までの保持長さ(押圧端部21bからの保持位置)(図4中のB)を調整することでも、一対の押圧端部21bで生じる押圧力を調整することができる。具体的には、保持長さが短い場合(保持位置が固定端部21a側に位置する場合)には、一対の押圧端部21bで生じる押圧力は弱くなり、逆に、保持長さが長い場合(保持位置が押圧端部21b側に位置する場合)には、一対の押圧端部21bで生じる押圧力は強くなる。
このように、本実施形態の電気接続構造1は、単に一対の圧入保持孔22bの保持間隔および押圧端部21bから押圧調整部材22までの保持長さを調整するだけで、一対の押圧端部21bで生じる押圧力を適正な押圧力となるように調整することができる。
このように、一対の押圧端部21bで生じる押圧力を適正な押圧力とすることで、一対の第1の通電端子11aに対して十分に固定することができる。このため、本実施形態の電気接続構造1においては、一対の第1の通電端子11aに一対のバスバー2を固定するために特にボルトやナットなどを必要とせず、ボルトやナットを締め付ける工具や作業が不要となり、作業を簡略化するとともに製造コストを低減することができる。
本実施形態の電気接続構造1は、一対の押圧端部21bの間隔を狭くしなくても、押圧端部21bから押圧調整部材22までの保持長さを短くすることで、一対の押圧端部21bで生じる押圧力を大きくすることができる。このため、一対の押圧端部21bで大きな押圧力を生じさせる場合においても、特に一対の押圧端部21bの間隔を一対の第1の通電端子11aに比べて極端に狭くしなくても良くなり、一対の押圧端部21bにより一対の第1の通電端子11aの表面が削れることを防止することができる。
また、本実施形態の電気接続構造1は、一対のバスバー2を押圧調整部材22で保持する構成としているため、一対の第1の通電端子11aを押圧する際に生じる応力の大部分を押圧調整部材22に加わる。このため、一対の第1の通電端子11aを押圧する際に生じる応力が一対のバスバー2に集中することがなく、一対のバスバー2が塑性変形して再度使用することができないことを防ぐことができる。
さらに、本実施形態の電気接続構造1は、一対の押圧端部21bで生じる押圧力を押圧調整部材22で調整する構成であるため、仮に経年劣化により一対の押圧端部21bの反力が低下しても、押圧調整部材22のみを交換すれば、再度一対の押圧端部21bで一対の第1の通電端子11aを押圧して固定することができる。
次に、本実施形態の電気接続構造1における一方の電子機器と他方の電子機器を接続する作業について説明する。一方の電子機器としては車両等に搭載される電子機器とし、他方の電子機器としてはジャンクションブロック(J/B)とする。初期条件としては、一対の第1の通電端子11aは覆部材12の固定壁に固定されているものとし、一対の第2の通電端子31aは端子台3(ジャンクションブロックの入口または出口の端子台3)に固定されているものとする。また、一対のバスバー2の固定端部21aは、端子台3に固定されており、一対の押圧端部21bは、押圧調整部材22により所定の間隔に調整されているものとする。
図5は、第一実施形態の電気接続構造1を接続する前を示す概略図である。
作業者は、覆部材12の開口端部を端子台3に固定された一対のバスバー2に近づける(図5)。この際、一対のバスバー2を保持する押圧調整部材22のガイド部22aが覆部材12の開口領域12aにガイドされ、一対のバスバー2と一対の第1の通電端子11aとの接続位置が調整される。作業者は、さらに、覆部材12を一対のバスバー2に近づけて、覆部材12の開口端部に押圧調整部材22のガイド部22aを圧入し、覆部材12とガイド部22aを嵌合する。これと同時に、一対のバスバー2の押圧端部21bが一対の第1の通電端子11aを押圧し、一対の第1の通電端子11aに対して一対のバスバー2が固定されて、作業者は、作業を終了する(図1)。
本実施形態の電気接続構造1は、このように、一対のバスバー2の押圧端部21bで一対の第1の通電端子11aを押圧して固定することで、端子台3に固定された一対の第2の通電端子31aに導通するジャンクションブロックと一対の第1の通電端子11aに導通する電子機器とを電気的に接続することができる。すなわち、本実施形態の電気接続構造1において、ジャンクションブロックと電子機器とを電気的に接続する際には、従来例のようにボルトやナットを螺合させる必要がないため、特に工具を必要とせず、従来例に比べて、ジャンクションブロックと電子機器との電気的な接続作業を簡略化することができる。
本実施形態の電気接続構造1は、覆部材12を押圧調整部材22に嵌合する際に、押圧調整部材22のガイド部22aが覆部材12の開口端部にガイドされることで、一対のバスバー2と一対の第1の通電端子11aとの位置を調整して、バスバー2と第1の通電端子11aとのこじりが生じることを防ぐことができる。
また、本実施形態の電気接続構造1は、押圧調整部材22のガイド部22aに覆部材12の開口領域12aを圧入するため、特にガイド部22aの側面の加工を粗くしても覆部材12の開口領域12aで誤差を吸収することができる。すなわち、本実施形態の電気接続構造1においては、ガイド部22aの加工精度を高くしなくても、覆部材12と押圧調整部材22とを嵌合することができる。
さらに、本実施形態の電気接続構造1は、一対のバスバー2により一対の第1の通電端子11aを押圧して固定するため、特に一対の第1の通電端子11aを端子台3に固定する必要がなく、従来例に比べて端子台3の大きさを小さくすることができる。これにより、本実施形態の電気接続構造1は、従来例の電気接続構造に比べて材料費を低減し、製造コストを低減することができる。
(第二実施形態)
次に、図面を参照して、本発明の第二実施形態に係る電気接続構造1について説明する。
図6は、第二実施形態の電気接続構造1を示す斜視図である。
なお、バスバー2の長手方向をx軸、バスバー2の幅方向をy軸、バスバー2の高さ方向をz軸とする。
本実施形態の電気接続構造1は、図6に示すように、略三角形状に屈曲したバスバー接続部23の一対の開放端部(以下、押圧端部21b’と言う)を押圧調整部材22’で保持し、一対の押圧端部21b’の間隔を所定の間隔(適正な押圧力で一対の通電端子(不図示)を押圧して固定できる間隔)に調整されている。また、本実施形態の電気接続構造1においては、一対の押圧端部21b’の間に正極および負極の電流が通電する一対の通電端子が位置しており、所定の間隔に調整された一対の押圧端部21b’で、一対の通電端子を内側へ押圧することで、バスバー接続部23と一対の通電端子とを電気的に接続する。本実施形態における一対の通電端子としては、例えば、バッテリ(不図示)のサービスプラグの一対の通電端子(不図示)である。
なお、押圧調整部材22’は、第一実施形態と同じ構成であるため、ここでの説明は省略する。
バスバー接続部23は、図6に示すように、導電性および弾性を有する材料(例えば銅又は銅を多く含む銅合金)からなる帯状板のものである。バスバー接続部23は、一対のバスバー2’と、一対のバスバー2’の一端を連結する連結部24とを有する。
一対のバスバー2’は、図6に示すように、押圧端部21b’へ近づくにつれて、一対の押圧端部21b’の間隔が狭くなるように、二段階に屈曲されている。より詳しくは、バスバー2’は、押圧端部21b’に近づくにつれて一対のバスバー2’の間隔が狭くなる第1の屈曲部21c’と、一対のバスバー2’の間隔が略等しい第1のストレート部21d’と、第1の屈曲部21c’と同様に、一対のバスバー2’の間隔が狭くなる第2の屈曲部21e’により構成されている。
本実施形態の電気接続構造1は、第一実施形態の電気接続構造1と同様に、押圧調整部材22’に形成された一対の圧入保持孔22b’の保持間隔と、押圧端部21b’から押圧調整部材22’までの保持長さ(押圧端部21b’からの保持長さ)を調整することで、一対の押圧端部21b’で生じる押圧力を適正な押圧力とすることができる。このようにして、本実施形態の電気接続構造1においても、一対の通電端子に固定するために、ボルトやナット等を必要とせず、作業を簡略化するとともに製造コストを低減することができる。
本実施形態の電気接続構造1は、第一実施形態の電気接続構造1と同様に、一対のバスバー22’を押圧調整部材22’で保持する構成のため、一対の通電端子を押圧する際に生じる応力の大部分が押圧調整部材22’に加わり、一対のバスバー2’が塑性変形することを防ぐことができる。
また、本実施形態の電気接続構造1は、第一実施形態の電気接続構造1と同様に、一対のバスバー2’における押圧端部21bで生じる押圧力を押圧調整部材22’で調整する構成であるため、仮に経年劣化により一対の押圧端部21b’で生じる押圧力が弱まった場合には、押圧調整部材22’のみを交換すれば、再度一対のバスバー2’で一対の通電端子を押圧して固定することができる。
さらに、本実施形態の電気接続構造1は、一対の通電端子にバスバー接続部23を接続する場合には、バスバー接続部23がバッテリ内の電流を通電する経路となるため、このバスバー接続部23に、例えばクランプメータ等の電流測定装置(不図示)を取り付けることで、バスバー接続部23内を流れる電流を測定することができる。すなわち、バッテリの電流値を簡単に測定することができる。
(その他の実施形態)
第一実施形態において、押圧調整部材22に設けられたガイド部22aを覆部材12に設けられた開口領域12aに圧入することで、押圧調整部材22とカバー部12を嵌合するものとして説明したが、特にこれに限られるものではない。例えば、覆部材12の内側に係止溝(不図示)を設け、ガイド部22aの側面に係止突起(不図示)を設ける構成として、覆部材12の係止溝にガイド部22aの係止突起を係止させて、押圧調整部材22と覆部材12を嵌合する構成としても良い。
第一実施形態において、一対のバスバー2を、押圧端部21bに近づくにつれて、一対の押圧端部21bの間隔が狭くなるように2段階に屈曲する構成として説明したが、特にこれに限られるものではない。例えば、一対の第1の通電端子11aの間隔が、一対の圧入保持孔22bに比べて広い場合は、一対のバスバー2を、押圧端部21bへ近づくにつれて一対のバスバー2の間隔が広くなるように屈曲する構成としても良い。また、一対の第1の通電端子11aの間隔が一対の圧入保持孔22bの間隔と略同じである場合には、一対のバスバー2をストレート状にする構成としても良い。
また、第一実施形態において、覆部材12の開口端部側に開口領域12aが形成されるものとして説明したが、押圧調整部材22のガイド部22aが覆部材12の開口端部に嵌合する構成であれば特にこれに限られるものではない。
さらに、第一実施形態において、一対の第1の通電端子11aは、覆部材12に形成された固定壁により互いに接しないように位置が固定されているものとして説明したが、一対の第1の通電端子11aが互いに接しないように位置が固定される構成であれば特にこれに限られるものではない。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、すべて本発明の範囲内のものである。
1…電気接続構造
11…第1の電線 11a…第1の通電端子(一対の通電端子) 12…覆部材 12a…開口領域
2、2’…バスバー
21a、21’a…固定端部 21b、21b’…押圧端部 21c、21c’…第1の屈曲部 21d、21d’…第1のストレート部 21e、21e’…第2の屈曲部 21f…第2のストレート部 21g…挿通孔 22、22’…押圧調整部材 22a…ガイド部 22b、22b’…圧入保持孔 23…バスバー接続部 24…連結部
3…端子台 3a…仕切り壁 3b…螺合部材 3c…被螺合部材
31…第2の電線 31a…第2の通電端子 31b…端子挿通孔

Claims (3)

  1. 弾性を有する一対のバスバーと、互いに接しないように位置が固定され、電流を通電する一対の通電端子と、を備え、前記一対の通電端子を前記一対のバスバーの間に位置させた際に、前記一対のバスバーの一端で前記一対の通電端子を押圧して、前記一対のバスバーと前記一対の通電端子とを電気的に接続する電気接続構造において、
    前記一対のバスバーを保持し、前記押圧方向における前記一対のバスバーを保持する保持間隔および前記一対のバスバーの前記一端からの保持位置を調整することで、前記一対のバスバーにおける前記一端の前記押圧を適正な押圧力とする押圧調整部材を有することを特徴とする電気接続構造。
  2. 請求項1に記載した電気接続構造において、
    前記押圧調整部材には、
    前記一対のバスバーを圧入して保持する一対の圧入保持孔が形成されていることを特徴とする電気接続構造。
  3. 請求項1または2に記載した電気接続構造において、
    さらに、一端が開口し、前記一対の通電端子の外周を覆うものであって、前記開口端部が前記押圧調整部材に嵌合する覆部材を有し、
    前記押圧調整部材は、
    前記覆部材側へ突出し、前記覆部材と嵌合する際に、前記開口端部にガイドされるガイド部を有することを特徴とする電気接続構造。
JP2014057490A 2014-03-20 2014-03-20 電気接続構造 Pending JP2015185204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014057490A JP2015185204A (ja) 2014-03-20 2014-03-20 電気接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014057490A JP2015185204A (ja) 2014-03-20 2014-03-20 電気接続構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015185204A true JP2015185204A (ja) 2015-10-22

Family

ID=54351573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014057490A Pending JP2015185204A (ja) 2014-03-20 2014-03-20 電気接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015185204A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021149748A1 (ja) * 2020-01-21 2021-07-29 株式会社オートネットワーク技術研究所 高電圧用コネクタ
JP2022007894A (ja) * 2020-01-21 2022-01-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 高電圧用コネクタ
WO2023223681A1 (ja) * 2022-05-19 2023-11-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子接続ユニット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021149748A1 (ja) * 2020-01-21 2021-07-29 株式会社オートネットワーク技術研究所 高電圧用コネクタ
JP2022007894A (ja) * 2020-01-21 2022-01-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 高電圧用コネクタ
JP7454135B2 (ja) 2020-01-21 2024-03-22 株式会社オートネットワーク技術研究所 高電圧用コネクタ
WO2023223681A1 (ja) * 2022-05-19 2023-11-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子接続ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9806441B2 (en) Connecting structure for bus bar and electrical wire
US20170352859A1 (en) Detection module
US10325748B2 (en) Electrical connection box
JP6426945B2 (ja) 蓄電装置
US8254126B2 (en) Electronic circuit device
JP2010063268A (ja) 電気接続箱
KR101479086B1 (ko) 고전압 퓨즈와 퓨즈홀더의 연결구조
KR20180025855A (ko) 배터리 상태 검지 장치 및 그 제조 방법
US20160141731A1 (en) Battery state detection apparatus and method for manufacturing same
US9531089B2 (en) Terminal connection structure
JP2015185204A (ja) 電気接続構造
US9410991B2 (en) Attachment structure of current sensor and electric conductive member
KR20130143713A (ko) 퓨즈 유닛
JP2015082406A (ja) 電池集合体と導電路付き端子との接続構造
JP2017020978A (ja) 短絡防止具
KR101518141B1 (ko) 급전선용 접속 장치
JP2007124751A (ja) バスバー接続部
JP5915941B2 (ja) 電気接続箱
KR20190126006A (ko) Pe-접점을 갖는 장착 프레임
JP5531565B2 (ja) 電気接続箱及び電気接続箱の製造方法
US11908653B2 (en) High voltage power distributor
JP2012175721A (ja) 集中配電部材
JP7399647B2 (ja) シャント抵抗式電流検出装置
US10811790B2 (en) Noise filter and wire harness
WO2012026256A1 (ja) 電流検出装置