JP2015185114A - 盗難防止装置 - Google Patents

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Masuhiro Mitsuyama
益弘 光山
玉玲 蕭
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玉玲 蕭
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Abstract

【課題】 大きな磁石を用いてもロックが解除できず、信頼性が向上した盗難防止装置を提供する。【解決手段】 盗難防止器具10と解除装置7とからなり、盗難防止器具10は、ケーシング1と、ケーシング1に挿入されるスライダ2と、ケーシング1に設けられた係止部5と、スライダ2に設けられ係止部5と係合する係合部22と、を有し、スライダ2はケーシング1に対して挿入方向には移動可能で、取り外す方向には解除装置7を用いない限りロック状態となり、係止部5は、磁石71により係合部22との係合が解除する方向に移動可能であり、ケーシング1の裏面に磁石により吸着できないように空隙を有するリブ18,19が設けられ、解除装置7にリブ18,19を収容する溝部76と、この溝部76にリブ18,19が嵌め込まれた状態でケーシング1の裏面の所定の位置に臨む磁石71,71とを有し、磁石71,71により、係止部5が係合部22との係合が解除する方向に移動するように構成した。【選択図】図19

Description

この発明は、店内に展示された商品が万引き等を行う不正者により窃盗され、店外に持ち出されることを未然に防ぐための盗難防止装置に関するものである。
従来、種々の店舗においては、展示商品の盗難を防止するため、各商品に防犯タグを貼着している。そこで、防犯タグを貼着したまま商品を店外に持ち出そうとすると、出入り口ゲートに設置された検知装置が警報を発し、盗難を防止する。
しかしながら、通常、防犯タグは、粘着剤により商品に貼着されており、防犯タグを剥がすことができ、店外に持ち出す前に商品から防犯タグを剥がし、廃棄されてしまうと、盗難防止の効果がない。また、粘着材が強いとレジカウンター等で店員が防犯タグを剥がすときに、商品からきれいに剥がれないという問題もある。
このため、商品に防犯タグを取り付けるための防犯タグ取付装置として、例えば、防犯タグを収納した取付体を商品の表面に載せた状態で、商品の裏面から頭付のピンを商品に突き刺して貫通させ、このピンの先端を取り付け体に抜け止め状に挿入ロックするように構成したものが提案されている(特許文献1参照)。
そこで、防犯タグをケーシングの内部に設けた盗難防止器具を商品に取り付け、解除装置により、盗難防止器具を商品から取り外すようにしたものが提案されている。例えば、特許文献1には、吊り下げ用商品包装体の吊り下げ用孔に盗難防止器具を取り付けるようにした商品盗難防止装置が提案されている。
前記取付体は、ピンを受け入れるキャビティの周囲に締着手段を配置し、キャビティに挿入されたピンの先端部を締着手段により掴むように構成されており、取り付け体の底部に磁石を臨ませると、前記締着手段が拡がることにより、キャビティからピンを抜き取ることができるように構成されている。
このような防犯タグ取付装置は、正当な顧客が商品を購入するときは、レジカウンター等において、店員が磁石を備えたアンロック装置を取り付け体の底部に臨ませることにより、ピンを取り付け体から抜き取り、防犯タグ取り付け装置を外した後、顧客に商品が引き渡される。
しかしながら、上記の装置においては、万引き等の不正者が磁石を持参して来店すると、1個の磁石を取付体の底部に臨ませるだけで、簡単にピンが抜き取られ、防犯タグ取り付け装置を商品から取り外すことができるので、盗難防止の実効性が極めて低い。
そこで、1個の磁石で簡単にロックが解除されないようにした盗難防止装置が提案されている(特許文献2参照)。この盗難防止装置は、ブザータグのロック装置と、その解除装置から成り、前記ロック装置は、筐体と、この筐体内へ挿脱自在に設けられたスライダと、このスライダの側面へ略直角方向に付勢されるとともに着磁性を有する複数個のロックピンと、前記スライダに設けられるとともに前記ロックピンに係合する係止部を設け、前記スライダの前記筐体への挿入により、前記ロックピンが前記係止部に係合して、前記スライダの挿入状態を保持するとともに、この挿入状態の解除は、前記各々のロックピンを外部の磁力により吸引して前記スライダとの係合を解除するものであり、前記ロックピンの設けられた位置に対応するとともに、不透明の筐体内に設けられた磁石を有する前記解除装置とで構成したものである。
この盗難防止装置により、1個の磁石で簡単にロックが解除できず、信頼性が向上する。
特許第4252713号公報 特開平10−228590号公報
しかしながら、上記した複数個のロックピンを備えた装置においても、ある程度面積が大きな磁石を用いれば、ロックピンが解除されることがあった。
そこで、この発明は、大きな磁石を用いてもロックが解除できず、信頼性が向上した盗難防止器具を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、盗難防止器具と解除装置とからなる盗難防止装置において、前記盗難防止器具は、ケーシングと、ケーシングに挿入されるスライダと、前記ケーシングに設けられた係止部と、前記スライダに設けられ前記係止部と係合する係合部と、を有し、前記スライダはケーシングに対して挿入方向には移動可能で、取り外す方向には解除装置を用いない限りロック状態となり、前記係止部は、磁石により前記係合部との係合が解除する方向に移動可能であり、前記ケーシングの裏面に磁石により吸引できないように空隙を有するリブが設けられ、
前記解除装置にリブを収容する溝部と、この溝部に前記リブが嵌め込まれた状態で前記ケーシングの裏面の所定の位置に臨む磁石とを有し、前記磁石により、前記係止部が前記係合部との係合が解除する方向に移動するように構成したものである。
前記ケーシングは、一端と上面が開放され、前記ケーシングの上面部には、縁部が設けられ、前記スライダは、前記縁部の下面と当接する段部が設けられた脚部を有し、この脚部は前記ケーシングの底面と縁部との間に嵌まり込み、前記スライダをケーシングに挿入するとケーシングの上面と一端を閉塞するように構成することができる。
また前記スライダの脚部に沿って一対の鋸歯状の係合部が設けられ、前記ケーシングに前記一対の係合部に対応する一対の腕部とその腕部に設けられた爪部とからなる係止部が設けられ、前記腕部の先端部には柱部が設けられ、この柱部に磁石に吸引される磁性部材を設けるとよい。
また、前記ケーシングの端部と前記係止部の磁性部材と磁性部材との間に位置するケーシングの裏面にリブを設けるとよい。
上記したように、この発明においては、ケーシングの係止部の底面にリブが設けられているので、リブの上に磁石を載せた状態では、係止部の吸引が防止される。このため、万引きを行おうとする者が底面を覆うような大きさの磁石を用いてもロックを解除することができず、防犯効果に優れた盗難防止装置を提供することができる。
この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を示す斜視図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を示す平面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を示す正面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を示す側面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を示す底面図である。 図2のA−A線断面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具のケーシングを示す上面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具のスライダを示す底面図である。 図7のB−B線断面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具のスライダを移動させた状態の斜視図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具の分解斜視図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を吊り下げ用商品包装体に装着する状態を示す断面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を吊り下げ用商品包装体に装着した状態を示す斜視図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を解除装置でロックを解除する状態を示す斜視図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を解除装置でロックを解除する状態を示す斜視図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具の係止部の拡大断面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具の係止部と係合部の拡大断面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を解除装置でロックを解除する状態を示す断面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を不正な磁石で解除しようとする状態を示す断面図である。 この発明の第2の実施形態に係る盗難防止器具を示す断面図である。 この発明の第2の実施形態に係る盗難防止器具のスライダを示す底面図である。 この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を不正な磁石で解除しようとする状態を示す断面図である。 この発明に係る盗難防止器具をボトルに取り付ける状態を示す斜視図である。 この発明に係る盗難防止器具をボトルに取り付けた状態を示す斜視図である。 この発明に係る盗難防止器具をボトルに取り付ける状態を示す斜視図である。 この発明に係る盗難防止器具をボトルに取り付けた状態を示す斜視図である。 この発明の第3の実施形態に係る盗難防止器具を示す斜視図である。 この発明の第3の実施形態に係る盗難防止器具を示す断面図である。 この発明の第3の実施形態に係る盗難防止器具を解除装置でロックを解除する状態を示す断面図である。 この発明の第3の実施形態に係る盗難防止器具を不正な磁石で解除しようとする状態を示す断面図である。 この発明の第3の実施形態に係る盗難防止器具を不正な磁石で解除しようとする状態を示す断面図である。
以下、この発明を実施するための形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明に係る盗難防止器具は、図13に示すように、吊り下げ用商品包装体への装着、図24、図26に示すように、ボトルへの装着等種々の商品形態に装着して使用される。
この発明の第1の実施形態に係る盗難防止器具を図1〜図19に従い説明する。
図13に示すように、商品包装体6は台紙等の保形シート60の正面側に収納室61を設けたブリスターパックが例示されており、前記収納室61に商品63を収納し、保形シート60のヘッダー部64に設けた取り付け孔62に陳列ロッド(図示しない)を挿入することにより、吊り下げられて陳列されるように構成されている。尚、図示はしていないが、通常、前記保形シート60の背面側には、商品の機能や使用方法等の商品情報が印刷等により施されている。
この盗難防止装置は、盗難防止器具10と解除装置7とからなり、盗難防止器具10は、商品包装体6の取り付け孔62に取り付けられる。解除装置7はレジカウンター等の店舗内で店員等の責任者の管理下に置かれ、後述するように、盗難防止器具10を解除装置7の所定の場所に置くことで、盗難防止器具10のロックが解除される。
図1〜図11に示すように、盗難防止器具10は、商品包装体6に取り付けられるロック用部材3と、ケーシング1と、ケーシング1に挿入されるスライダ2を有する。ロック用部材3には、陳列ロッドが挿入される吊り下げ用の孔35が設けられた摘み部32に連接して設けられている。盗難防止器具10は、樹脂成型により矩形状に形成され、ケーシング1の上部からロック用部材3が立設する。
ロック用部材3の先端部には、摘み部32が設けられている。ロック用部材3をケーシング1に嵌め込み、スライダ2でロック用部材3をロックした状態では、ケーシング1、スライダ2の上面とロック用部材3の摘み部32との下面との間には、商品包装体6のヘッダー部64の厚み以上の隙間が形成されるように構成されている。
また、摘み部32は、商品包装体6の取り付け孔62より大きな形状に形成され、取り付け孔62にロック用部材3を挿入し、ケーシング1に嵌め込み、スライダ2でロック用部材3をロック状態とすると、商品包装体6から盗難防止器具10が取り外されないように構成されている。
図6、図7、図10及び図11に示すように、ロック用部材3は、ケーシング1に設けられた上部から見てUの字状の収納凹所14に挿入される円柱状の柱部30が摘み部32から下方に連接されている。この柱部30には、溝部31が円周に沿って設けられている。
図6及び図8に示すように、ケーシング1に挿入されるスライダ2は、ロック用部材3の柱部30に当接するU字状の切り欠き部24が設けられ、この切り欠き部24の下方部に溝部31に嵌まり込む鍔部23が設けられている。スライダ2は、ケーシング1の上部の縁部13の下面と当接する段部21が設けられ、段部21に脚部25が設けられている。この脚部25と段部21がケーシング1の底面16と縁部13の間に嵌まり込み、ケーシング1にスライダ2が挿入される。スライダ2の端部26は、ケーシング1の外周を覆うように形成され、スライダ2をケーシング1に完全に嵌め込むと、ケーシング1の端部17に当接し、ケーシング1が蓋をされたような状態となる。
スライダ2の上板27のケーシング1側には、防犯タグ4の取付部27aが設けられ、この取付部27aに防犯タグ4が貼り付けられる。ケーシング1にスライダ2を挿入し、ケーシング1にスライダ2を取り付けると、防犯タグ4は、ケーシング1内に収容された状態となり、外部から剥離することができなくなる。
尚、この実施形態では、防犯タグ4をスライダ2に取り付けているが、防犯タグ4を取り付けずに、盗難防止器具10を用いることもできる。この場合、店舗の出入口に設置した検知ゲートにより、警報音等が鳴らすことはできないが、盗難を行う者には、防犯タグ4の有無は分からず、盗難防止器具10が商品包装体6に取り付けられた状態では、そのまま商品包装体6を店舗外に持ち出すことに不正感や警報が鳴るかもしれないという危機感を抱かせることにより、盗難を抑制することができる。従って、全ての盗難防止器具10に防犯タグ4を取り付けず、必要最小限の数だけ防犯タグ4を取り付けて店舗に商品を展示しても盗難防止の効果が得られ、コストを削減することが可能となる。
スライダ2の脚部25に沿って、スライダ2の略中央部までケーシング1に取り付けた係止部5と係合する一対の係合部22が設けられている。
この係合部22は、鋸歯状に形成され、後述するように、係止部5に対してスライダ2をケーシング1に対して挿入する方向には移動可能で、取り外す方向には、解除装置7を用いない限りロック状態になるように構成されている。
ケーシング1の収納凹所14にロック用部材3の柱部30を挿入し、スライダ2をケーシング1に挿入し、スライダ2をロック用部材3の柱部30に当接するまで移動させると、ロック用部材3の溝部31にスライダ2の鍔部23が嵌まり込み、ロック用部材3の取り外しが禁止され、ロック状態となる。ロック用部材3を抜くためには、解除装置7により、係合部22と係止部5との係合を解除して、スライダ2を移動させ、ロック用部材3の溝部31とスライダ2の鍔部23との嵌合を解除する。
図7、図9及び図16に示すように、ケーシング1は、矩形形状であり、一方の端部側に収納凹所14が設けられ、他方の端部及び上部は開放されている。一方の端部側には、陳列ロッド66が挿入される吊り下げ用の孔12を設けた突出片11が設けられている。他方の端部側には、スライダ2の係合部22と係合する係止部5が設けられている。この係止部5は、一対の係合部22に対応して、爪部51を有する腕部50が一対設けられている。爪部51は、一端部側から他端部側に向かってテーパー状の三角爪に形成され、スライダ2をケーシング1に対して挿入する方向には移動可能で、取り外す方向には係合部22に食い込む方向に力が加わり移動を禁止する。
図16に示すように、腕部50の先端部には、柱部52が設けられ、この柱部52の下端には磁性部材としての金属製の円板52aが設けられている。腕部50の根元部は薄肉状にしたヒンジ部50aが形成され、腕部50が下方に移動可能に構成されている。
また、ケーシング1の底面16の前記円板52aと対向する位置に凹所15が設けられている。図17に示すように、係止部5に対してスライダ2をケーシング1に対して挿入する方向には、鋸歯状の係合部22は、爪部51を乗り越え、腕部50を撓ませ、円板52aが凹所15内に入り込み、スライダ2が移動する。
ケーシング1の裏面に、係止部5と係合部22との係合を解除することを防止するために、ケーシング1の端部と係止部5の円板52aと円板52aとの間に位置する箇所にリブ18、19を設けている。後述するように、このリブ18、19に当接した状態で、強力な磁石を接触させたとしても、リブ19、19による間隙で、円板52aが磁石により吸引できないようになっている。このため、ロックを解除するためには、リブ18、19を収容した状態でケーシング1の裏面に磁石が臨むようにした解除装置7が用いられる。
係合部22と係止部5との係合を解除してロックを解除する場合には、解除装置7に設けられた2つの磁石71、71をケーシング1の裏面に接触させることにより、円板52aを吸引し、腕部50を撓ませ、円板52aを凹所15内に移動させ、係合部22と係止部5の爪部51との係合を解除し、スライダ2の移動を可能とする。
次に,この実施形態の盗難防止器具10の商品包装体6への取り付けにつき、図11及び図12を参照して説明する。
図11及び図12(a)に示すように、ケーシング1にスライダ2を装着し、ケーシング1の収納凹所14が見える状態し、収納凹所14と商品包装体6の取り付け孔62の位置を合わせ、商品包装体6のヘッダー部64の裏面側にケーシング1とスライダ2を配置する。そして、図12(b)に示すように、ロック用部材3の柱部30を取り付け孔62に通し、ケーシング1の収納凹所14に嵌め込む。
図12(c)に示すように、スライダ2をロック用部材3の柱部30に当接するまで移動させると、ロック用部材3の溝部31にスライダ2の鍔部23が嵌まり込み、ロック用部材3の取り外しが禁止され、ロック状態となる。
このようにして、図13に示すように、商品包装体6の取り付け孔62を介してこの実施形態の盗難防止器具10が装着される。商品包装体6の取り付け孔62には、ロック用部材3が装着されているので、陳列ロッド66には、ロック部材2に設けられた吊り下げ用の孔35を用いる。
次に,この実施形態に用いられる解除装置7について、図14〜図18を参照して説明する。この実施形態は、解除装置7内に強力な磁石71を設け、この磁石71の磁力により、円板52aを吸引し、腕部50を撓ませ、円板52aを凹所15内に移動させ、係合部22と係止部5の爪部51との係合を解除するものである。
解除装置7は、図22に示すように、上面73の一辺に位置決め用の壁部72が上面73から立ち上がるように設けられている。また、この壁部に72に直交するように位置決め用段部75が設けられている。この壁部72と段部75に盗難防止器具10を沿わせて位置決めすることにより、係合部22と係止部5の爪部51との係合を解除する。上面73には、下に磁石71が設けられた位置を示す金属プレート74が取り付けられている。
この第1の実施形態においては、リブ18、19が設けられているので、解除装置7もこのリブ18、19に対応するように、上面にリブ18、19が挿入される溝76、76が設けられておいる。溝76、76の間と、この溝76と壁部72との間に磁石71、71がそれぞれ設けられている。溝76、76にリブ18、19を挿入し、盗難防止器具10を所定の位置にセットすることにより、ケーシング1の裏面を磁石71、71に臨ませ、ロックが解除するように構成されている。
図14に示すように、溝76、76にケーシング1のリブ18、19を嵌め込み、壁部72、段部75を基準として、壁部72と段部75に盗難防止器具10を沿わせるように配置すると、2個の磁石71、71が係止部5の一対の円板52a、52aのそれぞれの下に位置する箇所に配置されるように、2個の磁石71、71が解除装置7に取り付けられている。
図14に示すように、溝76、76にケーシング1のリブ18、19を嵌め込み、壁部72、段部75に沿わして盗難防止器具10を金属プレート74のところに係止部5が位置するように配置すると、図18に示すように、磁石71、71の磁力により、それぞれの円板52a、52aを吸引し、腕部50を撓ませ、円板52aを凹所15内に移動させる。この結果、係合部22と係止部5の爪部51との係合が解除される。
レジカウンターなどにこの解除装置7を配置し、商品包装体6に装着された盗難防止器具10ケーシング1のリブ18、19を解除装置7の溝76、76に嵌め込み、壁部72、段部75に沿わして位置決めし、係合部22と係止部5の爪部51との係合を解除し、図15の矢印方向にスライダ2を移動させ、ロック用部材3の溝部31とスライダ2の鍔部23との嵌合を解除し、ロック用部材3を抜き取ることにより、商品包装体6から盗難防止器具10を取り外すことができる。
この第1の実施形態の盗難防止器具10は、ケーシング1の円板52a臨む側の底面にリブ18、リブ19が設けられている。図19に示すように、リブ18とリブ19の上に磁石90を載せた状態では、円板52a、52aの吸引が防止され、ロックが解除できない。また、どちらかのリブをよけて磁石90をケーシング1の裏に接触させると、磁石90がケーシング1の底面と接触した箇所の円板52aは吸引されるが、他の円板52aは吸引することができない。従って、一方の係合部22と係止部5の爪部51は係合状態が維持され、ロックを解除することはできない。
このように、この第1の実施形態では、万引きを行おうとするものが磁石を用いてもロックを解除することができず、防犯効果に優れた盗難防止器具を提供することができる。
次に、この発明の第2の実施形態につき図20〜図22を参照して説明する。上記した第1の実施形態は、係止部5が爪部51を有する腕部50が一対設けられている。これに対して、この第2の実施形態は、リブ18,19の間に1つの爪部51を有する腕部50からなる係止部5を設けている。このため、スライダ2には、係止部5に対応して1個の係合部22が設けられている。
この第2の実施形態も図14に示す解除装置7を用いて、溝76、76にリブ18、19を嵌め込むことで、ロックを解除することができる。しかし、図22に示すように、リブ18とリブ19の上に磁石90を載せた状態では、円板52aの吸引が防止され、ロックが解除できない。また、第1の実施形態に比べると、リブ18、19に磁石を嵌め込めばロックは、解除されるが、リブ18、19の間に磁石を嵌め込むのは難しく、万引きを行うことを躊躇させるには十分の効果が得られる。
図13に示すような商品包装体6であれば、第1、第2の実施形態の盗難防止器具10のロック用部材3を取り付け孔62に差し込んで取り付けることができる。しかし、取り付け孔62がロック用部材3の柱部30より深い或いは、商品包装体6のヘッダー部64が商品収納室61の中央部から出ている場合や、商品がボトルなどの場合には、盗難防止器具10のロック用部材3がケーシング1の収納凹所14に取り付けられない場合がある。このような場合には、図23〜図26に示すように、バンド8の両端にロック用部材3の柱部30が挿入される孔部81、81を設けたものを用いればよい。即ち、この両端部の孔部81、81にロック用部材3の柱部30を挿入し、柱部30をケーシング1の収納凹所14に挿入し、ケーシング1にスライダ2を挿入し、スライダ2の鍔部23をロック用部材3の溝部31に嵌め込み、ロック状態にする。なお、このロック用部材3aは、摘み部32に吊り下げ用孔を設けていないものを用いているが、吊り下げ用孔を有するロック部材3を用いてもよい。
図31に示すように、商品包装体6には、バンド8を介して盗難防止器具10が取り付けられる。このように、バンド8を用いることで、商品包装体6の取り付け孔62の位置や深さに左右されずに、盗難防止器具10を装着することができる。
次に、このバンド8を用いた盗難防止器具10の取り付けについて説明する。図23、図24は、酒瓶などボトル9のように、キャップに溝91を有するものにこの発明の実施形態の盗難防止器具10を取り付けたものである。
図23に示すように、バンド8の帯部80には、キャップの溝91に対応する突起83が設けられている。キャップの溝91にバンド8の突起83を嵌め込み、バンド8の孔81と孔81とを合わせ、この孔部81にロック用部材3の柱部30を挿入し、ケーシング1の収納凹所14にロック用部材3を挿入する。スライダ2をケーシング1に挿入し、スライダ2をロック用部材3の柱部30に当接するまで移動させると、ロック用部材3の溝部31にスライダ2の鍔部23が嵌合し、ロック用部材3の取り外しが禁止され、ボトル9のキャップに盗難防止器具10が取り付けられる。
図25、図26に示す例では、商品又は商品包装体に巻回されるバンド8の一端に前記ロック用部材3の柱部31が挿入される孔部81が設けられ、他端に前記ロック用部材3の柱部30が一体に取り付けられている。ボトル9のキャップ93の下の首部92にバンド8を巻回し、バンド8に一体に設けられた柱部をバンド8の一端に設けた孔部81に挿入して、ボトル9の首部92にバンド9を取り付けた後、柱部30をケーシング1の収納凹所14に挿入し、スライダ2を移動させてロックし、ボトル9に盗難防止器具10が取り付けられる。
次に,この発明の第3の実施形態につき、図27〜図31を参照して説明する。第1、第2の実施形態の盗難防止器具10では、ケーシング1の裏面にリブ18、19を設けているが、この第3の実施形態は、円板52a、52aの間に位置する箇所に1つのリブ19を設けたものである。
円板52a、52aの間に位置する箇所に1つのリブ19を設けることで、図30に示すように、リブ19の上に磁石90を載せて斜めに磁石を配置した状態では、円板52a、52aの吸引が防止され、ロックが解除できない。また、図31に示すように、どちらかのリブをよけて磁石90をケーシング1の裏に接触させると、磁石90が接触した箇所の円板52aは吸引されるが、他の円板52aは吸引することができない。従って、一方の係合部22と係止部5の爪部51は係合状態が維持され、ロックを解除することはできない。
このように、この第3の実施形態では、万引きを行おうとするものが磁石を用いてもロックを解除することができず、防犯効果に優れた盗難防止器具を提供することができる。
ところで、この第3の実施形態においては、リブ19が設けられているので、解除装置7もこの1つの19に対応したものを用意する。
図42に示すように、上面にリブ19が挿入される溝76が設けられ、この溝76、76にリブ18、19を挿入して、ケーシング1の裏面を磁石71、71に近づけ、ロックを解除するように構成している。
1 ケーシング
2 スライダ
3 ロック用部材
3a 突出片
4 防犯タグ
5 係止部
6 商品包装体
7 解除装置
8 バンド
10 盗難防止器具
11 突出片
12 孔
12 取り付け孔
13 縁部
14 収納凹所
15 凹所
16 底面
17 端部
18 リブ
19 リブ
21 段部
22 係合部
23 鍔部
24 切り欠き部
25 脚部
26 端部
27 上板
27a 取付部
30 柱部
31 溝部
32 摘み部
35 孔
50 腕部
50a ヒンジ部
51 爪部
52 柱部
52a 円板
60 保形シート
61 商品収納室
61 収納室
62 取り付け孔
62 孔
63 商品
64 ヘッダー部
75 位置決め用段部
75 段部
81 孔部
90 磁石

Claims (4)

  1. 盗難防止器具と解除装置とからなる盗難防止装置において、
    前記盗難防止器具は、ケーシングと、ケーシングに挿入されるスライダと、前記ケーシングに設けられた係止部と、前記スライダに設けられ前記係止部と係合する係合部と、を有し、前記スライダはケーシングに対して挿入方向には移動可能で、取り外す方向には解除装置を用いない限りロック状態となり、
    前記係止部は、磁石により前記係合部との係合が解除する方向に移動可能であり、前記ケーシングの裏面に磁石により吸着できないように空隙を有するリブが設けられ、
    前記解除装置にリブを収容する溝部と、この溝部に前記リブが嵌め込まれた状態で前記ケーシングの裏面の所定の位置に臨む磁石とを有し、前記磁石により、前記係止部が前記係合部との係合が解除する方向に移動することを特徴とする盗難防止装置。
  2. 前記ケーシングは、一端と上面が開放され、前記ケーシングの上面部には、縁部が設けられ、前記スライダは、前記縁部の下面と当接する段部が設けられた脚部を有し、この脚部は前記ケーシングの底面と縁部との間に嵌まり込み、前記スライダをケーシングに挿入するとケーシングの上面と一端を閉塞することを特徴とする請求項1に記載の盗難防止装置。
  3. 前記スライダの脚部に沿って一対の鋸歯状の係合部が設けられ、前記ケーシングに前記一対の係合部に対応する一対の腕部とその腕部に設けられた爪部とからなる係止部が設けられ、前記腕部の先端部には柱部が設けられ、この柱部に磁石に吸着される磁性部材が設けられていることを特徴とする請求項1また2に記載の盗難防止装置。
  4. 前記ケーシングの端部と前記係止部の磁性部材と磁性部材との間に位置するケーシングの裏面にリブが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の盗難防止装置。
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