JP2015184455A - 表示端末装置、プログラム、及び、サーバ装置 - Google Patents

表示端末装置、プログラム、及び、サーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことが可能な表示端末装置等を提供すること。【解決手段】携帯用通信端末装置10は、文章データなどの電子書籍を読書する際に、表示する文字を所定の角度に回転させつつ(傾けつつ)、行の先頭を前後の行とずらし、かつ、一行の文字数を最大限に表示することによって、文章の個々の行を容易にかつ的確に認識させることができるとともに、スクロール移動する文字列への認識を容易にし、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことが可能な読書を補助する機能を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、電子書籍等の文章を画像として表示する表示端末装置、プログラム及びサーバ装置に関する。
近年、タブレット型情報通信端末、スマートフォン、電子書籍閲覧用端末装置等の情報通信端末装置(以下、「通信端末装置」という)の機能向上及び普及に伴い、ユーザは、自身の所望する書籍に対応する文章データ(いわゆる、電子書籍)をWWW(World Wide Web)上のサーバ装置から取得して、いつでも閲覧(読書)できるようになっている。
この種の通信端末装置においては、文章データを表示する際に、当該通信端末装置における画面の表示設定に従い、当該文章が表示されるようになっている。読者は表示された文章を視認しながら内容を理解する。一般的に、人間の視野は、解像度の高いおよそ直径5度の中心視野と、そのまわりの解像度の低い周辺視野から構成されている。文字の認識には中心視野の解像度を必要とするため、人間は中心視野を2〜6文字程度の間隔で移動させつつ、文章を読み進めていく。そして、読書中の眼球運動は、文字を認識している間の注視状態を示す「停留」と、次の停留点への移動運動を示す「サッカード」を繰り返すことが知られている。停留中には中心視によって文字認識すると同時に、周辺視によって次の停留場所の選定を行う。
一方、読書を行うユーザの中には、読書中の視点移動に不慣れなユーザも存在する。視点移動に不慣れなユーザは、周辺視による停留先選定が難しく、その結果、サッカードの距離が短くなって、文章を読み終えるまでにより多くの停留を必要としたり、内容を読み取るのに最適な文字に停留できず何度も戻って読んだり、自身が読んでいる場所を見失ったりする結果、読むのに時間がかかって読み効率が低下する傾向がある。
そこで、最近では、表示された文章の行末と次行の行頭に同一のマークを付与することによって、ユーザの読書を補助する表示装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−295856号
しかしながら、上記特許文献1に記載の表示装置にあっては、文字認識に加えてマーク認識を必要とするため、行末から行頭へのサッカードを誘導する効果が期待できるものの、読む効率を高めるには不十分である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、各行を容易にかつ的確に認識させることができるので、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことが可能な表示端末装置等を提供することにある。
(1)上述した課題を解決するため、本発明の表示端末装置は、予め作成された文章に対応する文章データを表示する表示端末装置であって、前記文章データを取得する取得手段と、
前記取得された文章データを解析する文章解析手段と、前記文章解析手段による解析結果に基づいて所定の文字数を最大とする単位によって改行を有する文章データを改行文章データとして生成する生成手段と、予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に前記生成された改行文章データを表示する表示手段と、前記垂直軸、又は、前記水平軸のいずれか一方に対する角度を規定する表示条件に従って、前記生成された改行文章データが前記表示手段に表示される際の各行の配列角度を変更する変更手段と、前記配列角度が変更された前記表示文章データの前記表示手段に対する表示を制御する表示制御手段と、を備える構成を有している。
この構成により、本発明の表示端末装置は、電子書籍等に対応する文章データを表示手段に表示させる際に、予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に文章における各行の配列角度を変更することができるので、当該配列角度に沿って表示された文章にユーザが視線を合わせると、行の先頭が前後の行とずれることにより、個々の行を容易にかつ的確に認識させることができる。
したがって、本発明の表示端末装置は、文字列の視認性を向上させ、かつ、ユーザの視点移動を的確に誘導させることができるとともに、一行としての表示可能な文字数の最大値を増加させることができるので、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことができる。
(2)また、本発明の表示端末装置は、前記変更手段が、前記配列角度に応じて前記改行文章データにおける各行の行間隔を変化させる、構成を有している。
この構成により本発明の表示端末装置は、配列角度に応じて、自動的に行間隔を調整することができるので、ユーザの視認性を向上させることができる。
(3)また、本発明の表示端末装置は、前記表示制御手段が、前記垂直軸、又は、前記水平軸に沿って、前記改行文章データの先頭から文末に向かって表示送りを行うスクロール表示制御を実行する、構成を有している。
この構成により、本発明の表示端末装置は、配列角度によって各行を表示手段の垂直軸、又は、水平軸から傾けて表示する場合であっても、垂直軸又は水平軸に沿ってスクロールすることができるので、新たな機能を付加すること無く、改行文章データの先頭から文末に向かって表示送りを行うことができる。
すなわち、本発明の表示端末装置は、各行を所定の角度に回転させる(傾ける)他は特別な機能を有す必要がないので、簡易な構成によって、文字列の視認性を向上させ、かつ、ユーザの視点移動を的確に誘導させることができるとともに、一行としての表示可能な文字数の最大値を増加させることができる。
(4)また、本発明の表示端末装置は、実空間上における垂直方向、又は、水平方向に対する当該表示端末装置の傾きを検出し、当該検出した傾きに基づいて表示条件を設定する設定手段を更に備え、前記変更手段が、前記設定手段により設定された表示条件に従って、前記生成された改行文章データにおける各行の配列角度を変更する構成を有している。
この構成により、本発明の表示端末装置は、ユーザが、自身の利用している通信端末装置を傾けた場合に、その傾きに合わせて、文字列の配列角度を変更することができるので、各セグメントを斜めに表示する際のユーザの操作性を向上させ、斜めに配列した各セグメントを適切に表示することができる。
(5)また、本発明の表示端末装置は、前記生成手段が、前記文章解析手段による解析結果を用いつつ、所定の分割条件に従って、前記取得された文章データによって構成される文章をユーザの視野角内に収まる単位のセグメントに複数分割し、当該分割したセグメントを連結して前記改行を有する文章データを改行文章データとして生成する、構成を有している。
この構成により、本発明の表示端末装置は、表示された改行文章データにおいても、ユーザの視野角内に収まる単位のセグメント単位で文章を構成することができるので、読書する際に眼球が文字を認識する間に注視する注視状態(停留)と次の注視点への移動(サッカード)を容易に行なわせることができる。
したがって、本発明の表示端末装置は、さらに、文字列の視認性を向上させ、かつ、ユーザの視点移動を的確に誘導させることができる。
(6)また、本発明の表示端末装置は、前記所定の分割条件は、読者が認識可能な視野角に基づいて、予め決定される、構成を有している。
この構成により、本発明の表示端末装置は、ユーザの視野角に応じて、予め文章の分割条件を定めて、分割態様を自由に制御することができるので、例えば、ユーザ毎に分割態様を変更し、視野狭窄があるユーザ、又は、読書に不慣れなユーザについては、セグメント長を短くするようにして、ユーザの読書速度を向上させることができる。
(7)また、上述した課題を解決するため、本発明のプログラムは、コンピュータを、文章データを取得する取得手段、前記取得された文章データを解析する文章解析手段、前記文章解析手段による解析結果に基づいて所定の文字数を最大とする単位によって改行を有する文章データを改行文章データとして生成する生成手段、予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に前記生成された改行文章データを表示する表示手段、前記垂直軸、又は、前記水平軸のいずれか一方に対する角度を規定する表示条件に従って、前記生成された改行文章データが前記表示手段に表示される際の各行の配列角度を変更する変更手段、及び、前記配列角度が変更された前記表示文章データの前記表示手段に対する表示を制御する表示制御手段、として機能させる構成を有している。
この構成により、本発明のプログラムは、電子書籍等に対応する文章データを表示手段に表示させる際に、予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に文章における各行の配列角度を変更することができるので、当該配列角度に沿って表示された文章にユーザが視線を合わせると、行の先頭が前後の行とずれることにより、個々の行を容易にかつ的確に認識させることができる。
したがって、本発明のプログラムは、文字列の視認性を向上させ、かつ、ユーザの視点移動を的確に誘導させることができるとともに、一行としての表示可能な文字数の最大値を増加させることができるので、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことができる。
(8)また、上述した課題を解決するため、本発明のサーバ装置は、予め作成された文章に対応する文章データをユーザの通信端末装置に配信するサーバ装置であって、前記文章データを取得する取得手段と、前記取得された文章データを解析する文章解析手段と、前記文章解析手段による解析結果に基づいて所定の文字数を最大とする単位によって改行を有する文章データを改行文章データとして生成する生成手段と、予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に前記生成された改行文章データを表示する表示手段と、前記垂直軸、又は、前記水平軸のいずれか一方に対する角度を規定する表示条件に従って、前記生成された改行文章データが前記表示手段に表示される際の各行の配列角度を変更し、前記改行文章データを表示文章データに変更する変更手段と、前記変更された表示文章データを前記ユーザの通信端末装置に配信する配信手段と、を備える構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、電子書籍等に対応する文章データを表示手段に表示させる際に、予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に文章における各行の配列角度を変更することができるので、当該配列角度に沿って表示された文章にユーザが視線を合わせると、行の先頭が前後の行とずれることにより、個々の行を容易にかつ的確に認識させることができる。
したがって、本発明のサーバ装置は、文字列の視認性を向上させ、かつ、ユーザの視点移動を的確に誘導させることができるとともに、一行としての表示可能な文字数の最大値を増加させることができるので、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことができる。
(9)また、上述した課題を解決するため、本発明のプログラムは、予め作成された文章に対応する文章データをユーザの通信端末装置に配信するサーバ装置を、前記文章データを取得する取得手段、前記取得された文章データを解析する文章解析手段、前記文章解析手段による解析結果に基づいて所定の文字数を最大とする単位によって改行を有する文章データを改行文章データとして生成する生成手段、予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に前記生成された改行文章データを表示する表示手段、前記垂直軸、又は、前記水平軸のいずれか一方に対する角度を規定する表示条件に従って、前記生成された改行文章データが前記表示手段に表示される際の各行の配列角度を変更し、前記改行文章データを表示文章データに変更する変更手段、及び、前記変更された表示文章データを前記ユーザの通信端末装置に配信する配信手段、として機能する構成を有している。
この構成により、本発明のプログラムは、電子書籍等に対応する文章データを表示手段に表示させる際に、予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に文章における各行の配列角度を変更することができるので、当該配列角度に沿って表示された文章にユーザが視線を合わせると、行の先頭が前後の行とずれることにより、個々の行を容易にかつ的確に認識させることができる。
したがって、本発明のプログラムは、文字列の視認性を向上させ、かつ、ユーザの視点移動を的確に誘導させることができるとともに、一行としての表示可能な文字数の最大値を増加させることができるので、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことができる。
本発明の表示端末装置等は、文字列の視認性を向上させ、かつ、ユーザの視点移動を的確に誘導させることができるとともに、一行としての表示可能な文字数の最大値を増加させることができるので、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことができる。
本発明の情報提供システムの一実施形態における構成を示すシステム構成図である。 一実施形態の情報提供システムにおいて実行される動作概要を示す図である。 一実施形態の通信端末装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態の通信端末装置に設けられる分割条件記録部に記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態の閲覧データの生成について説明するための図(その1)である。 一実施形態の閲覧データの生成について説明するための図(その2)である。 一実施形態の通信端末装置において実行される電子書籍閲覧処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、読書を行うユーザにより利用される通信端末装置と、当該通信端末装置とネットワークを介して接続される電子書籍サーバ装置と、を有する電子書籍提供システムに対し、本発明の表示端末装置、プログラム、及びサーバ装置を適用した場合の実施形態である。
[1]電子書籍提供システム
まず、図1及び図2を用いて本実施形態における電子書籍提供システム1の構成及び概要について説明する。
なお、図1は、本実施形態における情報提供システム1の構成を示すシステム構成図であり、図2は、本実施形態の電子書籍提供システム1において、電子書籍に対応する文章データを表示する際に、実行される処理の概要を示す図である。また、図が煩雑になることを防止するために、図1においては、一部のユーザのみを示している。すなわち、実際の電子書籍提供システム1においては、図1に表示するよりも多数の通信端末装置が存在している。
本実施形態の電子書籍提供システム1は、各ユーザに対して、電子書籍に対応する文書データに対して各文字の形態を変化させた当該文書データを含む電子書籍を閲覧可能に提供するシステムであり、ユーザによって利用される携帯用通信端末装置10と、ネットワーク20と、電子書籍を管理するための電子書籍提供サーバ装置30と、を有している。
本実施形態の携帯用通信端末装置10は、パーソナルコンピュータ、タブレット型情報通信端末装置、スマートフォン、電子書籍リーダ等の通信端末装置であり、ネットワーク20を介して、電子書籍提供サーバ装置30から文章データを取得(ダウンロード)する機能を有している。そして、携帯用通信端末装置10は、EPUB(イーパブ)等の形式にて記述された文章データを図示せぬ表示パネルに表示させるリーダ機能を有している。
また、携帯用通信端末装置10は、文章データなどの電子書籍を読書する際に、表示する文字を所定の角度に回転させつつ(傾けつつ)、行の先頭が前後の行とずらし、かつ、一行の文字数を最大限に表示することによって、文章の個々の行を容易にかつ的確に認識させることができるとともに、スクロール移動する文字列への認識を容易にし、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことが可能な読書を補助する機能を有している。
さらに、携帯用通信端末装置10は、表示パネル上にタッチパネルが設けられた構成になっており、ユーザが読書の進行に合わせてスクロール操作を行うと、当該入力操作に応じて、表示態様が変化した状態を保持しつつ、文章データの表示位置をスクロールさせて表示を行う構成を有している。
具体的には、本実施形態の携帯用通信端末装置10は、読書を補助する機能としては、
(1)文章データ(図2(A)参照)を電子書籍提供サーバ装置30から取得し、
(2)取得した文章データに対して、形態素解析(文章解析)を施して文章データを複数のセグメントに分割してセグメントデータを生成し(図2(B))、
(3)文字列を所定の角度に回転した場合に表示可能な最大文字数を算出するとともに、当該最大文字数に基づいてセグメントを連結し、所定の文字数を最大とする単位によって改行を有する文章データ(以下、「改行文章データ」という。)を生成し(図2(C))、
(4)文章データを表示する際の垂直軸、又は、水平軸のいずれか一方に対する角度を規定する表示条件に従って、改行文章データが表示される際の各行の配列角度を変更して改行文章データを表示するための文章データ(以下、「閲覧データ」という。)を生成し(図2(D))、
(5)生成した閲覧データによって形成される文章を表示し、
(6)スクロールなどの表示されている文章の表示を制御する、
電子書籍閲覧処理を実行する構成を有している。
一般的に、人間は、行の先頭が前後の行とずれることにより、個々の行を容易に認識することができるという性質を有している一方で、読書中の視点移動に不慣れなユーザは、行替えが行われる毎に、視点の移動先を見失い、円滑に、かつ、効率よく読むことができていない。
そこで、本実施形態の携帯用通信端末装置10は、電子書籍等に対応する文章データを表示画面に表示させる際に、ユーザの視野角内に収まる程度の文字列からなるセグメントを基準に各行を生成することができるとともに、各行を装置に対して斜めに配列することができるので、当該配列角度に沿って表示された文章にユーザが視線を合わせると、行の先頭が前後の行とずれることにより、個々の行を容易にかつ的確に認識させることができるようになっている。
そして、本実施形態の携帯用通信端末装置10は、このような構成を有することによって、文字列の視認性を向上させ、かつ、ユーザの視点移動を的確に誘導させることができるとともに、一行としての表示可能な文字数の最大値を増加させることができるので、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことができるようになっている。
すなわち、本実施形態の携帯用通信端末装置10は、各セグメントを斜めに表示するために、読書中に視点が移動する文字列への認識を容易にしてユーザの視点移動を的確に誘導することができるとともに、文字列が表示される表示領域を最大限に利用することができるので、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑な読書を実現し、効率よく読ませることができるようになっている。
電子書籍提供サーバ装置30は、ユーザに提供可能な電子書籍に対応する文章データが記録される電子書籍データベース40を有し、携帯用通信端末装置10からの要求に従って文章データを配信する構成を有している。
[2]通信端末装置
次に、図3及び図4を参照しつつ、本実施形態の携帯用通信端末装置10について説明する。なお、図3は、本実施形態の携帯用通信端末装置10の構成を示すブロック図であり、図4は、本実施形態の分割条件記録部153に記録されるデータの一例を示す図である。
本実施形態の携帯用通信端末装置10は、図3に示すように、ネットワーク20に通信接続されるネットワーク通信部110と、入出力(I/O)インターフェース120と、表示部130と、表示部130に対する画像の表示を制御する表示制御部140と、各種の情報に対応するデータが記録される記録部150とタッチパネルにより構成される操作部160と、端末管理制御部170と、アプリケーション実行部180と、を有し、上記の各部は、バスBによって相互に接続されている。
ネットワーク通信部110は、所定のネットワークインターフェースであり、端末管理制御部170及びアプリケーション実行部180の制御の下、基地局BSを介してネットワーク20に接続される電子書籍提供サーバ装置30、又は、図示しない他の通信端末装置と通信回線を構築し、電子書籍提供サーバ装置30又は図示しない他の通信端末装置と種々のデータの授受を行う。
I/Oインターフェース120は、例えば、USB(Uuniversal Serial bus)、無線LAN(IEEE208.11a、b、n、ac)等の入出力用インターフェースであり、接続された外部機器と、バスBとの間のデータの授受を中継する。また、I/Oインターフェース120は、ユーザの指示に基づいて、接続された図示しないメモリや記録装置から電子書籍に対応する文書データを取得し、記録部150に記録する。
例えば、I/Oインターフェース120は、外部機器としてCD(コンパクトディスク)プレーヤSDカードリーダと接続し、アプリケーション実行部180の制御の下、ユーザの指示に基づき、記録媒体に記録された、文章データの読み出しを行う。
表示部130は、所定のサイズ(例えば、5インチ、W480×H960ピクセル)の画像表示領域を有する液晶素子又はEL(Electro Luminescence)素子のパネルによって構成され、表示制御部140において生成された表示データに基づいて所定の画像を表示するようになっている。
特に、本実施形態において、表示部130は、表示パネルの上下ピクセル方向、及び、左右ピクセル方向に対する軸(すなわち、垂直軸及び水平軸)が設定されており、閲覧データの生成に際して、いずれか一方の軸を基準としつつ、文字列の配列角度を決定するようになっている。
表示制御部140は、端末管理制御部170及びアプリケーション実行部180の制御の下、表示部130に所定の画像を描画させるために必要な描画データを生成し、生成した描画データを当該表示部130に出力する。
記録部150は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリにより構成される。
そして、記録部150は、電子書籍閲覧処理を実行し、ユーザが電子書籍を閲覧(読書)するための電子書籍リーダアプリケーション(以下、「リーダアプリ」という。)を含む各種のアプリケーションが記録されるアプリケーション記録部151と、形態素解析用の辞書データが記録される辞書記録部152と、電子書籍閲覧処理に用いる分割条件の情報(以下、「分割条件情報」という。)が記録される分割条件記録部153と、表示条件の情報(以下、「表示条件情報」という。)が記録される表示条件情報記録部154と、電子書籍閲覧処理において文字の形態を変更する際に参照されるフォントデータが記録されるフォントデータ記録部155と、文章データ記録部156と、ワークエリアとして用いられるRAM157と、を有している。
特に、分割条件記録部153には、電子書籍閲覧処理において文章データをセグメントに分割するための分割条件情報が記録されている。具体的には、分割条件記録部153には、図4に示すように、読書モードと、分割条件情報と、が対応付けて記録される。また、図4に例示する場合には、読書モード「1」に対して、分割レベル「Lv1〜3」が設けられるとともに、読書モード「2」に対して、「Lv4〜6」、「速読モード」に対して「Lv7」が設けられており、分割条件記録部153には、これらのモードに対応付けられて、当該読書モードが選択されたときに、文章データを分割すべき基準となる文字数(以下、「セグメント化基準文字数」という。)が記録されている。
なお、本実施形態においては、ユーザが読書を行う場合には、自身の読書モードをユーザが指定するようになっており、当該指定された読書モードの中から一の分割レベルを選択できるようになっている。
また、本実施形態においては、「速読モード」の分割条件とは、例えば、文章を文章の理解に不必要な停留を伴わずなめらかに速く読むことのできるユーザ(例えば、速読者)の視点移動パターンであり、視点移動パターンに合わせて、セグメント化基準文字数を可変させたものである。視点移動の効率が極めて高い速読者の停留場所と同じ位置に誘導することで、速読者と同じ速度で読み進められる効果が得られる。また、文章の後半に進むに従いセグメント化基準文字数を長く設定するようにしてもよいし、ユーザの慣れに合わせてセグメント化基準文字数を変更することも読み効率向上には有効である。したがって、このようにセグメント化基準文字数を可変にすることによってより効率的な読みを促すことができるので、本実施形態においては、上述のように種々のレベルを用意している。
一方、表示条件情報記録部154には、電子書籍閲覧処理を実行する際に、文章データを表示部130に表示するときに用いられる条件情報であって、当該表示部130の表示パネルにおける垂直軸、又は、水平軸に対する角度を規定した角度情報と、文章データの各行(具体的にはセグメント毎)の行間隔を予め定めた行間隔情報と、を含む表示条件情報が記録されている。
また、表示条件情報記録部154には、例えば、5インチ、及び、W480×H960ピクセルといった携帯用通信端末装置10における表示部130のサイズの情報(以下、「サイズ情報」という。)が記録されている。
なお、表示条件情報記録部154には、上記の行間隔情報に代えて、角度情報の入力に基づいて行間隔を出力する関数の情報が記録されていてもよい。
他方、文章データ記録部156は、文章IDなどの所定の情報に対応付けて電子書籍提供サーバ装置30から取得した電子書籍に対応する文章データを記録する。
操作部160は、各種の確認ボタン、各操作指令を入力する操作ボタン、テンキー等の多数のキーであって、表示部130上に設けられたタッチセンサにより構成され、各操作を行う際に用いられるようになっている。特に、操作部160は、文章データを閲覧する際にページ送り(ページめくり)その他操作を行う際に用いられる。
端末管理制御部170は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されるとともに、キー入力ポート、表示制御ポート等の各種入出力ポートを含み、携帯用通信端末装置10の全般的な機能及び情報提供プログラムを実行するための全般的な機能を総括的に制御する。
アプリケーション実行部180は、独立した中央演算処理装置(CPU)によって構成され、又は、端末管理制御部170の中央演算処理装置(CPU)を用いて構成されるとともに、端末管理制御部170による制御の下、リーダアプリを実行することにより、電子書籍閲覧処理を実行する。
具体的には、アプリケーション実行部180は、電子書籍に対応する文章データを取得するデータ取得部181と、文章データを分割してセグメントデータを生成する文章分割処理部182と、セグメントデータを表示する行毎に連結して改行文章データを生成しつつ、表示条件情報に基づいて、当該生成した改行文章データの各行における配列角度及び行間隔を変更し、閲覧データを生成する閲覧データ生成部183と、を実現する。
なお、例えば、本実施形態のデータ取得部181は、本発明の取得手段を構成し、文章分割処理部182は、本発明の分割手段を構成する。また、例えば、本実施形態の閲覧データ生成部183は、本発明の生成手段、変更手段、及び、表示制御部140と連動して表示制御手段を構成する。
データ取得部181は、電子書籍提供サーバ装置30と連動し、操作部160のユーザ操作に基づいて、電子書籍に対応する文章データを取得する。そして、データ取得部181は、取得した文章データを文章データ記録部156に記録する。
なお、データ取得部181は、I/Oインターフェース120に外部記録装置が接続される場合には、この外部記録装置から文章データを取得する構成にしてもよい。
また、データ取得部181は、表示制御部140及び操作部160と連動し、電子書籍閲覧処理を実行する際に、ユーザの指示に基づいて該当する文章データを文章データ記録部156から読み出すとともに、ユーザの操作部160に対する入力操作に基づいて、電子書籍閲覧処理を実行し、文章データの閲覧表示(すなわち、閲覧データに基づく表示)又はI/Oインターフェース120への出力を実行する。
具体的には、データ取得部181は、表示制御部140と連動し、ユーザの操作部160に対する入力操作に基づいて、閲覧データ生成部183によって生成された閲覧データを順次表示部130に出力する。特に、データ取得部181は、任意の範囲の閲覧データを表示している際に、操作部160に対してスクロール操作を行うと、表示制御部140と連動しつつ、当該操作に応じて、表示部130の表示画面をスクロールさせつつ、表示画像を変更する。
文章分割処理部182は、表示制御部140及び操作部160と連動し、電子書籍閲覧処理を実行する際に、文章データからセグメントデータを生成する。
具体的には、文章分割処理部182は、ユーザの操作部160に対する入力操作に基づいて、自機のユーザに対応する読書レベルを決定し、当該レベルに属する分割条件を分割条件記録部153から読み出す。特に、文章分割処理部182は、表示制御部140と連動し、ユーザに読書レベル及び分割レベルを選択させるための画面を表示部130に表示させつつ、ユーザが選択した読書レベル等に対応する分割条件情報を分割条件記録部153から読み出す。
そして、文章分割処理部182は、当該読み出した分割条件情報に従って、該当する文章データを分割し、複数のセグメントデータを生成する。特に、文章分割処理部182は、辞書記録部152に記録された辞書に基づき、文章データに対して、形態素解析を施して、この結果から得られる形態素を分割条件に従って連結し、各セグメントに対応するセグメントデータを生成する。
閲覧データ生成部183は、電子書籍閲覧処理を実行する際に、表示条件情報記録部154に記録された表示条件情報及びサイズ情報とフォントデータ記録部155に記録されたフォントデ−タを読み出すとともに、所定の文字数として、文字列が傾いた場合の1行の最大文字数を算出し、当該最大文字数に基づいて生成されたセグメントデータを文章の文頭から順に連結して、表示部130に表示する際の行毎の文章を含む改行文章データを生成する。
そして、閲覧データ生成部183は、表示条件情報に基づいて、生成した改行文章データが表示部130に表示される際の各行の配列角度を変更し、当該配列角度を変更した改行文章データを読み出したフォントデータに基づいて表示部130に表示しつつ、文章データ記録部156に記録する。
なお、本実施形態における閲覧データ生成部183の詳細及び閲覧データの生成手法については以下に説明する。
[3]閲覧データ生成部
次に、図5及び図6を参照しつつ本実施形態の閲覧データ生成部183の詳細及び閲覧データの生成手法について説明する。なお、図5及び図6は、一実施形態の閲覧データの生成について説明するための図である。
本実施形態の閲覧データ生成部183は、
(A)表示条件情報記録部154に記録された表示部130の表示パネルにおける垂直軸、又は、水平軸に対する角度を規定した角度情報と、文章データの各行(具体的にはセグメント毎)の行間隔を予め定めた行間隔情報と、を含む表示部130の表示条件情報と、
(B)表示条件情報記録部154に記録された表示部130(表示パネル)のサイズを示すサイズ情報と、
(C)フォントデータ記録部155に記録されたフォントサイズ(フォントの大きさ)を含むフォントデ−タを読み出し、
これらの情報に基づいて、文字列が傾いた場合の1行の最大文字数を算出しつつ、改行文章データを介して閲覧データを生成する。
特に、閲覧データ生成部183は、
(1)読み出した表示条件情報、サイズ情報及びフォントデータと、予め設定されたフォント種別及びフォントサイズと、に基づいて文字列が傾いた場合の1行の最大文字数を算出し、
(2)算出した最大文字数を基準に生成されたセグメントデータを文章の文頭から順に連結して改行文章データを生成し、
(3)フォントデータ及び予め定められたサイズによって改行文章データの表示するためのデータに変換しつつ、表示条件情報に基づいて改行文章データの各行の文字列を回転させて閲覧データを生成し、
生成した閲覧データを表示部130に表示しつつ、文章データ記録部156に記録する。
なお、本実施形態においては、閲覧データを表示する際に用いられるフォント種別及びフォントサイズについては、予めデフォルトとして設定されていてもよいし、電子書籍閲覧処理を実行する際に、ユーザによって設定されてもよい。ただし、フォント種別及びフォントサイズがユーザによって設定される場合には、当該電子書籍閲覧処理を開始する際に、ユーザの操作に基づいて設定される。
(最大文字数の算出)
閲覧データ生成部183は、予め設定されたフォント種別及びフォントサイズと、読み出したフォントデータとによって、文章データを表示する際の一文字当たりのサイズを算出する。また、閲覧データ生成部183は、例えば、図5に示すように、表示条件情報とサイズ情報とに基づいて、文字列を角度αで回転させた場合の文字の配列方向における表示部130(具体的には表示パネル)の表示領域、すなわち、各行を傾かせた場合の表示可能な最大の幅領域Wを算出する。そして、閲覧データ生成部183は、算出した一文字当たりの文字サイズと幅領域Wに基づいて、文字列が角度αで傾いた場合の一行に表示可能な最大文字数を算出する。
なお、本実施形態においては、閲覧データ生成部183は、行の文字列の左右に、予め定められた余白を設定しつつ、最大文字数を算出する。
また、閲覧データ生成部183は、上記の最大の幅領域Wの算出に代えて、表示パネルの幅、すなわち、表示パネルを傾ける前の画面幅(例えば、上記のように、5インチ、W480×H960ピクセルの場合には、これらの数値によって特定される幅)をそのまま用いてもよく、また、予めユーザによって指定された値(指定値)であってもよい。
(改行文章データの生成)
閲覧データ生成部183は、最大文字数を算出すると、当該最大文字数に基づいて、セグメントデータを文章の文頭から順に連結するとともに、一のセグメントが複数行に跨がる場合に、すなわち、一のセグメントが一の行の行末と次の行の行頭に分かれる場合には、当該一の行の直前のセグメントで改行を実行し、文頭から文末まで行毎の文章を含む改行文章データを生成する。
例えば、閲覧データ生成部183は、最大文字数のボックスを用意し、各ボックスにセグメントを当てはめていき、当該ボックスにセグメントの全部の文字が入り切らない場合に、当該セグメントの直前のセグメントに行区切りを設けるようになっている。
なお、本実施形態においては、セグメントデータを用いて改行文章データを生成しているが、セグメントデータを生成する前の文章データを直接用いて改行文章データを生成してもよい。
(閲覧データの生成)
閲覧データ生成部183は、表示条件情報に含まれる角度情報によって表示パネルの垂直軸、又は、水平軸に対する改行文章データの各行の文字列を所定の角度に回転させつつ、行間隔情報に基づいて、各行の文字列における行間隔を調整して閲覧データを生成し、当該生成した閲覧データを文章データ記録部156に記録する。
具体的に、閲覧データ生成部183は、図5(B)に示すように、改行文章データを文章として表示するための表示部130上の表示領域において、例えば、各行の行頭の左上隅を基準点Pとして、各行の文字列をそれぞれ所定の角度に回転させる。特に、閲覧データ生成部183は、図6(A)に示すように、当該表示部130の表示パネルにおける水平軸に対する角度「α度」を規定した角度情報に基づいて、文字列の配列方向に沿って表示できるように、表示パネルの水平軸の方向からα度傾けた配列角度に、改行文章データの各行の文字列を回転させる。
そして、閲覧データ生成部183は、図6(B)に示すように、固定値又は角度情報の角度に応じて定められた値によって改行文章データにおける各行の行間隔を調整して閲覧データを生成する。
なお、本実施形態おいては、各行の行頭の左上隅を基準点Pとして各行の文字列を回転させているが、当該行頭の左下隅の他に、行末の右上隅及び右下隅、又は、一行の文字列の配列方向における中央の上端部分、その中央の下端部分若しくはその中心など、各行が形成された行頭から文末までの領域の中のいかなる点を基準点Pとして用いてもよい。ただし、基準点Pの場所及び回転角度によっては上下の行と重畳される場合もあるので、その場合には、下記のように行間隔情報に基づいてその補正を行う。
また、行間隔情報は、各行間に空白の改行を挿入する等して、十分に広く設定する場合には、固定値となっている。ただし、適切な表示を行う場合には、角度情報の角度「α」の値に比例し、各行の文字列が重畳されないように、行間隔情報が規定されている。
さらに、例えば、図6(A)に例示する場合であって、閲覧データの配列角度に基づく傾きが垂直軸に近接して傾いているとすると、閲覧データ生成部183は、垂直軸に沿ってスクロールを実行する。
[4]電子書籍閲覧処理
次に、図7を参照しつつ本実施形態の携帯用通信端末装置10において実行される電子書籍閲覧処理の動作について説明する。なお、図7は本実施形態の携帯用通信端末装置10において実行される電子書籍閲覧処理を示すフローチャートである。
本動作においては、記録部150には、表示条件情報及び図4に例示する分割条件が記録済みの状態にあるものとし、電子書籍に対応する文章データを取得しつつ、当該文章データの閲覧を実行する処理を用いて説明する。
また、本動作に先立ち携帯用通信端末装置10においては、端末管理制御部170が、所定のホーム画面を表示させつつ、ユーザによるリーダアプリの起動指示を待機する状態となっているものとする。そして、閲覧データを表示する際のフォント種別及びフォントサイズは、予め設定されているものとする。
まず、データ取得部181は、操作部160を介してリーダアプリの起動を指示する入力を検出すると(ステップS100)、アプリケーション記録部151から、リーダアプリを読み出し、電子書籍提供サーバ装置30から該当する電子書籍に対応する文章データを取得し、文章データ記録部156に記録する(ステップS101)。
このとき、データ取得部181は、表示制御部140及び操作部160と電子書籍提供サーバ装置30と連動して、取得可能な電子書籍を表示部130に表示し、ユーザの選択に基づいて、一の電子書籍に対応する文章データを取得する。
また、このとき、文章分割処理部182は、表示制御部140と連動し、読書レベル及び分割レベルをユーザに選択可能に表示する。例えば、文章分割処理部182は、表示部130に「あなたの読書レベルを選択して下さい」等の文字列とともに設定可能な読書レベル及び分割レベルをユーザに選択させるためのタッチ可能なチェックボックスを表示させ、ユーザによる、レベル選択を促す。
次いで、文章分割処理部182は、操作部160を介してユーザ操作を検出すると(ステップS102)、当該ユーザの操作入力によって読書レベル及び分割レベルを設定し、設定した読書レベル及び分割レベルに基づいて、対応する分割条件を分割条件記録部153から読み出す(ステップS103)。
次いで、文章分割処理部182は、読み出した分割条件に従って文章データ記録部156に記憶された文章データを分割し、複数のセグメントデータを生成する(ステップS104)。このとき、文章分割処理部182は、辞書記録部152に記録された辞書データを参照しつつ、文章データに形態素解析を施すとともに、当該形態素解析の結果によって得られた形態素を分割条件に合致するように連結し、セグメントデータを生成する。また、このとき、文章分割処理部182は、各セグメントの末尾に存在する品詞に対応する全ての文字を前側のセグメントに組み込みつつセグメントデータを生成する。
次いで、閲覧データ生成部183は、表示条件情報及びサイズ情報を表示条件情報記録部154から読み出すとともに、フォントデ−タをフォントデータ記録部155から読み出す(ステップS105)。
次いで、閲覧データ生成部183は、予め設定されたフォント種別及びフォントサイズと、読み出した表示条件情報、サイズ情報及びフォントデータと、に基づいて、文字列が傾いた場合の1行の最大文字数を算出し(ステップS106)、当該文字数に基づいて生成されたセグメントデータを文章の文頭から順に連結して、表示部130に表示する際の行毎の文章を含む改行文章データを生成する(ステップS107)。
次いで、閲覧データ生成部183は、予め設定されたフォント種別及びフォントサイズと、読み出した表示条件情報及びフォントデータと、に基づいて、改行文章データの各行に対応する文字列の配列角度を「α」度回転させて変更するとともに、行間隔を変更し、閲覧データを生成する(ステップS108)。
次いで、閲覧データ生成部183は、生成した閲覧データを表示制御部140に供給し、閲覧データの表示部130における表示を開始させて(ステップS109)、本動作を処理させる。なお、ステップS109の処理においては、表示部130には、図5に例示するように、各セグメントに対応する文字列が表示部130の垂直軸、又は、水平軸に対して「α度」傾斜(回転)した状態にて、閲覧データに対応する文章が表示される。
そして、閲覧データ生成部183は、この処理の終了後に操作部160を介して入力されたユーザの操作指示に基づいて、ページめくり、ページ戻し、リーダアプリの終了、又は、リーダアプリの一時停止を実行する。
特に、操作部160に対してスクロール操作が行われると、閲覧データ生成部183は、表示部130の表示パネルにおける操作の開始位置の座標からスクロール操作の終了位置の座標に基づいて、当該表示パネルの垂直軸における操作距離として算出し、垂直軸又は水平軸に沿って、閲覧データの先頭から文末に向かって当該算出された操作距離に対応した距離の表示送りを行うスクロール表示制御を実行する。
なお、垂直軸に沿ってスクロールが実行されるか、水平軸に沿ってスクロールされるかは、配列角度がどちらの軸に近接して傾いているかによって決定されるようになっている。
以上、本実施形態の携帯用通信端末装置10は、電子書籍等に対応する文章データを表示させる際に、予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に、文章における各行の配列角度を変更することができるので、当該配列角度に沿って表示された文章にユーザが視線を合わせると、行の先頭が前後の行とずれることにより、個々の行を容易にかつ的確に認識させることができる。
したがって、携帯用通信端末装置10は、文字列の視認性を向上させ、かつ、ユーザの視点移動を的確に誘導させることができるとともに、一行としての表示可能な文字数の最大値を増加させることができるので、読書中の視点移動に不慣れなユーザ等であっても、円滑に読書を行えるとともに、効率よく読むことができる。
また、本実施形態の携帯用通信端末装置10は、配列角度に応じて、自動的に行間隔を調整することができるので、ユーザの視認性を向上させることができるとともに、配列角度によって各行を表示手段の垂直軸、又は、水平軸から傾けて表示する場合であっても、垂直軸又は水平軸に沿ってスクロールすることができるので、新たな機能を付加すること無く、改行文章データの先頭から文末に向かって表示送りを行うことができる。
また、本実施形態の携帯用通信端末装置10は、ユーザの読書レベルに応じて分割条件を変更することができるので、読書に不慣れなユーザや視野狭窄のあるユーザであっても、円滑な読書を行えるようにセグメント長を変更することができる。特に、本実施形態の携帯用通信端末装置10は、分割条件として「速読モード」を設けているため、ユーザに速読等の練習をさせ、ユーザの読書に対する習熟度を向上させることができる。
[4]変形例
[4.1]変形例1
上記実施形態においては、予め定めた表示条件に基づいて、表示部130に表示される各行の配列角度を変更する構成を採用したが、実空間上における携帯用通信端末装置10の垂直方向、又は、水平方向に対する傾きを検出し、当該検出した傾きに基づき表示条件を設定するようにしてもよい。
この場合には、携帯用通信端末装置10に角度センサを設け、角度センサにより検出された携帯用通信端末装置10の傾きに応じて、「α」の値を決定するようにすればよい。したがって、この場合、「検出された角度=α」と設定することにより、各セグメントに対応する文字列が、実空間上の水平方向と平行になるように表示文章データを生成することができる。
[4.2]変形例2
上記実施形態においては、セグメントの配列角度及び行間隔を変更する構成を採用したが、配列角度のみを変更するようにしてもよい。
[4.3]変形例3
上記実施形態においては、文章データを携帯用通信端末装置10にて変更する構成を採用したが、電子書籍提供サーバ装置30において、同様の処理を実行して、生成した閲覧データを携帯用通信端末装置10に提供し、ユーザに閲覧可能に表示するようにしてもよい。
具体的には、電子書籍提供サーバ装置30は、電子書籍に対応する文章データを分割してセグメントデータを生成する文章分割処理部182と、セグメントデータから改行文章データを生成し、当該改行文章データに対して各行の配列角度のみの変更、又は、配列角度及び行間隔の双方を変更して閲覧データを生成する閲覧データ生成部183と、同等の機能を有するデータ処理部を有し、生成した閲覧データを携帯用通信端末装置10に配信する。
また、この場合には、携帯用通信端末装置10は、電子書籍提供サーバ装置30から生成された閲覧データを取得してユーザに閲覧可能に表示する。
なお、電子書籍提供サーバ装置30は、閲覧データまででなく、セグメントデータの生成、又は、改行文章データの生成までの処理を実行し、それ以降の処理を携帯用通信端末装置10によって実現してもよい。
1 … 電子書籍提供システム
10 … 通信端末装置
30 … 電子書籍提供サーバ装置
40 … 電子書籍データベース
110 … ネットワーク通信部
120 … I/Oインターフェース
130 … 表示部
140 … 表示制御部
150 … 記録部
151 … アプリケーション記録部
152 … 辞書記録部
153 … 分割条件記録部
154 … 表示条件情報記録部
155 … フォントデータ記録部
156 … 文章データ記録部
157 … RAM
160 … 操作部
170 … 端末管理制御部
180 … アプリケーション実行部
181 … データ取得部
182 … 文章分割処理部
183 … 閲覧データ生成部

Claims (9)

  1. 予め作成された文章に対応する文章データを表示する表示端末装置であって、
    前記文章データを取得する取得手段と、
    前記取得された文章データを解析する文章解析手段と、
    前記文章解析手段による解析結果に基づいて所定の文字数を最大とする単位によって改行を有する文章データを改行文章データとして生成する生成手段と、
    予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に前記生成された改行文章データを表示する表示手段と、
    前記垂直軸、又は、前記水平軸のいずれか一方に対する角度を規定する表示条件に従って、前記生成された改行文章データが前記表示手段に表示される際の各行の配列角度を変更する変更手段と、
    前記配列角度が変更された前記表示文章データの前記表示手段に対する表示を制御する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする、表示端末装置。
  2. 請求項1に記載の表示端末装置であって、
    前記変更手段が、前記配列角度に応じて前記改行文章データにおける各行の行間隔を変化させる、表示端末装置。
  3. 請求項1又は2に記載の表示端末装置であって、
    前記表示制御手段が、前記垂直軸、又は、前記水平軸に沿って前記改行文章データの先頭から文末に向かって表示送りを行うスクロール表示制御を実行する、表示端末装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示端末装置であって、
    実空間上における垂直方向、又は、水平方向に対する当該表示端末装置の傾きを検出し、当該検出した傾きに基づいて表示条件を設定する設定手段を更に備え、
    前記変更手段が、前記設定手段により設定された表示条件に従って、前記生成された改行文章データにおける各行の配列角度を変更する、表示端末装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示端末装置であって、
    前記生成手段が、前記文章解析手段による解析結果を用いつつ、所定の分割条件に従って、前記取得された文章データによって構成される文章をユーザの視野角内に収まる単位のセグメントに複数分割し、当該分割したセグメントを連結して前記改行を有する文章データを改行文章データとして生成する、表示端末装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示端末装置において、
    前記所定の分割条件は、読者が認識可能な視野角に基づいて予め決定される、表示端末装置。
  7. コンピュータを、
    文章データを取得する取得手段、
    前記取得された文章データを解析する文章解析手段、
    前記文章解析手段による解析結果に基づいて所定の文字数を最大とする単位によって改行を有する文章データを改行文章データとして生成する生成手段、
    予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に前記生成された改行文章データを表示する表示手段、
    前記垂直軸、又は、前記水平軸のいずれか一方に対する角度を規定する表示条件に従って、前記生成された改行文章データが前記表示手段に表示される際の各行の配列角度を変更する変更手段、及び、
    前記配列角度が変更された前記表示文章データの前記表示手段に対する表示を制御する表示制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 予め作成された文章に対応する文章データをユーザの通信端末装置に配信するサーバ装置であって、
    前記文章データを取得する取得手段と、
    前記取得された文章データを解析する文章解析手段と、
    前記文章解析手段による解析結果に基づいて所定の文字数を最大とする単位によって改行を有する文章データを改行文章データとして生成する生成手段と、
    予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に前記生成された改行文章データを表示する表示手段と、
    前記垂直軸、又は、前記水平軸のいずれか一方に対する角度を規定する表示条件に従って、前記生成された改行文章データが前記表示手段に表示される際の各行の配列角度を変更し、前記改行文章データを表示文章データに変更する変更手段と、
    前記変更された表示文章データを前記ユーザの通信端末装置に配信する配信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  9. 予め作成された文章に対応する文章データをユーザの通信端末装置に配信するサーバ装置を、
    前記文章データを取得する取得手段、
    前記取得された文章データを解析する文章解析手段、
    前記文章解析手段による解析結果に基づいて所定の文字数を最大とする単位によって改行を有する文章データを改行文章データとして生成する生成手段、
    予め規定された垂直軸及び水平軸を基準に前記生成された改行文章データを表示する表示手段、
    前記垂直軸、又は、前記水平軸のいずれか一方に対する角度を規定する表示条件に従って、前記生成された改行文章データが前記表示手段に表示される際の各行の配列角度を変更し、前記改行文章データを表示文章データに変更する変更手段、及び、
    前記変更された表示文章データを前記ユーザの通信端末装置に配信する配信手段、
    として機能することを特徴とするプログラム。
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