JP2015181682A - ステント - Google Patents

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Abstract

【課題】生体管腔内でステントを容易に展開させて留置し、さらに留置状態において生体管腔の形状に良好に追従させる。【解決手段】ステント10は、血管内で拡張可能であり、筒状に形成された骨格28と、生体吸収性を有する材料により構成され骨格28においてステント10の軸方向に隣接する部位同士を連結する連結部34と、を備える。連結部34は、複数の気泡を内在することにより、骨格28よりも脆弱に構成される。これにより連結部34は血管内で壊れて生体に吸収されることになり、ステント10は、血管に良好に追従することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、生体管腔内に留置されるステントに関する。
例えば、血管(生体管腔)内に生じた狭窄部の治療では、ステントデリバリーデバイスにより血管内を介して狭窄部にステントを送達して留置するステント留置術が行われている。留置されたステントは、狭窄部を押し広げて血液の流動を改善する。このような手技に用いられるステントとしては、例えば、特許文献1の実施例3に開示されたもの等が知られている。
具体的には、特許文献1に開示のステントは、所定のパターン形状に形成された線状(網状)の素材が、軸方向に所定長さ連なることで筒状部材に構成されている。また、特許文献1に開示のステントは、術後にステントに対する超音波診断を行うため、素線の構成材料として気孔を内在した多孔質金属を適用している。
特許第3735019号公報
ところで、血管等の生体管腔は、体内で複雑に屈曲したり、湾曲したりして蛇行している。これに対し、筒状に形成されたステントは、様々な血管に対し容易且つ連続的に展開するように、軸方向(長手方向)に所定の剛性を有する直線状に形成される。このため、ステントを血管内に留置すると、ステントは、血管の自然な形状に充分に追従せずに、むしろ血管に大きな応力をかけることになる。これにより、血管にかかる負荷が増す、血管の動きが低下する、血管周辺の臓器に影響を及ぼす、血管を損傷する等の不都合が生じるおそれがある。
この場合、軸方向に短いステント(例えば、リング状のステント)を用意して、血管に沿って複数配置することも考えられる。しかしながら、そのようなステントは、血管に対して展開及び留置していくことが難しいため、手技に多大な時間を要するようになると共に、ステントの留置精度の低下が懸念される。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、生体管腔内でステントを容易に展開させて留置することができ、さらに留置状態において生体管腔の形状に良好に追従させることができるステントを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、生体管腔内に留置されるステントであって、生体管腔内で拡張可能であり、筒状に形成された骨格と、生体吸収性を有する材料により構成され、前記骨格において前記ステントの軸方向に隣接する部位同士を連結する連結部と、を備え、前記連結部は、複数の気泡を内在することにより、前記骨格よりも脆弱に構成されることを特徴とする。
上記によれば、本実施形態に係るステントは、複数の気泡を内在する連結部によって、生体管腔内においてステントを拡張する際に、軸方向に連結する連結部が骨格を連動するように拡張して、生体管腔内に迅速且つ精度よく留置される。また、生体管腔内の留置状態で、生体吸収性を有する連結部は、所定作用や経時変化により容易且つ短時間に破壊又は吸収され、隣接する部位間を自由又は柔軟にする。その結果、ステントは、屈曲や湾曲する生体管腔に沿いつつ生体管腔を支持し、生体管腔やその周辺の臓器に対する影響を大幅に抑えて、生体管腔を良好に治療することができる。
この場合、前記連結部は、所定波長の超音波が照射された際、共振を起こして破壊されることが好ましい。
このように、連結部が超音波の照射により共振を起こして破壊されることで、ステントは、留置後直ちに連結部を排除することができる。よって、ステントを生体管腔に迅速に追従させ、生体管腔の治療促進を期待することができる。
上記構成に加えて、前記気泡は、直径50μm以下に形成されているとよい。
このように、気泡が直径50μm以下のいわゆるマイクロバブルに構成されていると、超音波に対し連結部がより共振し易くなるため、連結部の破壊が一層容易になる。
また、複数の前記気泡の直径は、略均一に設定されていることが好ましい。
このように、気泡の直径が略均一に構成されることで、多孔質体は所定波長の超音波によって、より確実に共振して破壊される。そのため、手技時の時間を短時間化することができる。
さらに、前記骨格は、生体吸収性を有する材料により構成されることが好ましい。
このように、骨格は、生体吸収性を有する材料により構成されることで、生体管腔を支持している間に徐々に生体に吸収される。従って、自由状態になった骨格が仮に生体管腔に対して移動したとしても、骨格の影響を可及的に低減して治療することができる。
ここで、前記骨格は、軸心回りを周方向に周回してリング状に形成された複数の素線により構成され、前記連結部は、軸方向に並ぶ前記素線同士を相互に連結する構成とすることが好ましい。
このように、ステントは、リング状に形成される複数の素線同士を連結部により連結することで、軸方向に連なった素線を分離することなく連続的に展開していくことができる。その一方で、連結部がなくなることで個々の素線が分離して生体管腔を支持するため、生体管腔に容易に追従することになる。
或いは、前記骨格は、軸心回りを連続的に巻回して螺旋状に形成された1本の素線により構成され、前記連結部は、軸方向に隣接する前記素線の所定部位同士を相互に連結する構成であってもよい。
このように、ステントは、螺旋状に形成される1本の素線の所定部位同士を連結部により連結することで、素線の拡張作用を軸方向に伝達してスムーズに展開していくことができる。
本発明によれば、生体管腔内でステントを容易に展開させて留置することができ、さらに留置状態において生体管腔の形状に良好に追従させることができる。
本発明の一実施形態に係るステントと、ステントを送達するステントデリバリーデバイスの構成を示す部分側面断面図である。 図2Aは、図1のステントの拡張状態を概略的に示す部分展開図であり、図2Bは、図2Aのステントから多孔質体が破壊された状態を概略的に示す部分展開図である。 図1のステントのストラット同士の連結状態を拡大して示す説明図である。 図4Aは、図1のステントの製造方法を示す第1説明図であり、図4Bは、図1のステントの製造方法を示す第2説明図である。また、図4Cは、図1のステントの別形態の製造方法を示す説明図である。 図5Aは、図1のステントを使用した手技を説明する第1側面断面図であり、図5Bは、図5Aに続く手技を説明する第2側面断面図であり、図5Cは、図5Bに続く手技を説明する第3側面断面図である。 第1変形例に係るステントを示す部分展開図である。 図7Aは、第2変形例に係るステントを示す斜視図であり、図7Bは、図7Aのステントを概略的に示す部分展開図であり、図7Cは、第3変形例に係るステントを概略的に示す部分展開図である。
以下、本発明に係るステントについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係るステントは、生体管腔である血管に生じた狭窄部(治療部位)を治療するために使用される。ステントは、血管内で展開及び留置され、狭窄部の内側を支持することで狭窄部を押し広げる留置部材として構成される。なお、ステントは、血管への適用に限定されるものではなく、種々の生体管腔(例えば、胆管、気管、食道、尿道、鼻腔、その他の臓器等)の治療に適用することが可能である。
このステント10は、図1に示すように、ステントデリバリーデバイス12に収容されて、血管内の狭窄部に挿入及び留置される。ステントデリバリーデバイス12は、血管内に挿入可能な可撓性を有する外管14と、外管14の内側の収容ルーメン16に配置される内管18と、内管18を支持するハブ20とを備える。外管14及び内管18は、内管18の内側のガイドワイヤルーメン22に挿入されるガイドワイヤ24に沿って血管内を案内される。
ステント10は、収容ルーメン16の先端側において内管18を囲うように載置され、収容ルーメン16を構成する外管14の壁部により弾性的に収縮して収容される。このため、内管18に対し外管14を後退移動すると、ステント10が弾性復元して径方向外側に拡張する。すなわち、このステント10は、血管内で外管14から開放されることで、収縮状態から拡張状態に自動的に移行する自己拡張機能を有する。なお、ステント10は、内側に配置されたバルーン(図示せず)により収縮状態から拡張状態に移行する、いわゆるバルーン拡張型ステントに構成されてもよい。
また、ステント10には、X線造影下で生体管腔内に留置されたステント10の位置を把握できるように、白金等のX線造影マーカーを設けておいてもよい。なお、ステント10を構成する部材が生分解性ポリマーの場合には、生分解性ポリマーに硫酸バリウム等のX線造影剤を添加してもよい。また、多孔質体38を構成する生分解性ポリマーに硫酸バリウム等のX線造影剤を添加してもよい。
ステント10は、素線である波状のストラット30により、全体として筒状の骨格28に形成される。ストラット30は、軸心回りを周回してリング状に形成され、且つ軸方向に略ジグザグ状に形成された波状リング32を構成している。波状リング32は軸方向に複数並び、隣接し合う波状リング32同士が連結部34により連結される。ステント10は、連結部34が複数の波状リング32を連ねることで、軸方向に連なって側周面が網目状を呈する筒状となる。ステント10の内側には、ステント10の長手方向(軸方向)に沿って貫通孔36が設けられ、この貫通孔36には内管18が通される。
以下、図2Aを参照して、波状リング32を構成するストラット30について具体的に説明する。ストラット30は、第1〜第4延在部41、42、43、44と、第1〜第4湾曲部51、52、53、54とにより一つの形状パターン31を形成している。波状リング32は、この形状パターン31が周方向に複数(図2A中では4つ)並ぶことで環状に形成されている。ステント10は、拡張状態で、第1〜第4湾曲部51、52、53、54により第1〜第4延在部41、42、43、44が相互に離間することで、所定の径及び周長を呈する。
第1延在部41は、ステント10の軸方向に沿って平行に延び、その両端部が第1及び第4湾曲部51、54に連結されている。第1湾曲部51は、第1延在部41から湾曲しつつ折り返すことで、第1延在部41に対し第2延在部42を比較的急角度に傾けて支持している。
第2延在部42は、第1湾曲部51から軸方向に対し斜めに延びて第2湾曲部52に連結されている。第2湾曲部52は、第2延在部42から湾曲しつつ折り返すことで、第3延在部43を第1湾曲部51よりも緩やかな角度に傾けて支持している。
第3延在部43は、第2湾曲部52から軸方向に対し斜めに延びて第3湾曲部53に連結されている。この第3延在部43は、第1、第2、第4延在部41、42、44よりも長く、若干クランクするように延びることで、第2延在部42と第4延在部44を周方向に比較的大きく離間させている。第3湾曲部53は、第3延在部43から第2湾曲部52と同程度に湾曲して折り返すことで、第4延在部44を傾けて支持している。
第4延在部44は、第3湾曲部53から軸方向に対し斜めに延びて第4湾曲部54に連結されている。第4湾曲部54は、第4延在部44から第1湾曲部51と同程度に湾曲して折り返すことで、隣接する形状パターン31の第1延在部41を軸方向に平行に支持している。
波状リング32は、上記のようなストラット30の形状パターン31が周方向に繰り返されて環状に形成される。この波状リング32は、図1に示すように、外管14に収容可能な縮小状態に容易に弾性変形する。すなわち、収縮状態では、第1〜第4延在部41、42、43、44が相互に近接するように弾性変形される。特に第1延在部41に対し、第2〜第4延在部42、43、44が軸方向に沿うように傾きを大きく変えることになり、周長を充分に短くすることが可能となる。
拡張状態(図2A参照)における波状リング32自体の寸法は、特に限定されるものではないが、例えば、軸方向長さは0.5mm〜2.0mm程度であり、好適には0.9mm〜1.5mmである。また例えば、拡張状態の直径は1.2mm〜4.0mm程度であり、収縮状態の直径は0.8mm〜2.5mm程度である。
波状リング32を構成するストラット30の寸法も、特に限定されるものではないが、例えば、幅は0.09mm〜0.30mm程度であり、肉厚は0.05mm〜0.25mm程度である。
そして、本実施形態に係るストラット30は、生体吸収性を有する生分解性ポリマーを含有して構成される。生分解性ポリマーは、ステント10を病変部に留置した際、徐々に生分解するものであって、人間又は動物の生体に悪影響を及ぼさないポリマーである。生分解性ポリマーとしては、特に限定されないが、生体安定性が高いものが好ましく、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、乳酸とグリコール酸との共重合体、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリヒドロキシブチレイト吉草酸、ポリリンゴ酸、ポリ−α−アミノ酸、ポリオルソエステル、セルロース、コラーゲン、ラミニン、ヘパラン硫酸、フィブロネクチン、ビトロネクチン、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、桂皮酸、及び桂皮酸誘導体からなる群から選択される少なくとも1つの重合体、重合体を構成する単量体が任意に共重合されてなる共重合体、並びに重合体と共重合体の混合物であることが好ましい。これらの中でも、特にポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、或いは乳酸−グリコール酸共重合体(PLGA)がさらに好ましい。生体内で分解すること考慮すると医学的に安全なものがよいからである。
ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、或いは乳酸−グリコール酸共重合体(PLGA)は、市販のものを購入しても合成してもよく、合成する場合は、例えば、L−乳酸、D−乳酸及びグリコール酸の中から必要とする構造のものを選んで原料とし、脱水重縮合することにより得ることができる。好ましくは、乳酸の環状二量体であるラクチド、グリコール酸の環状二量体であるグリコリドから必要とする構造のものを選んで開環重合することにより得ることができる。ラクチドにはL−乳酸の環状二量体であるL−ラクチド、D−乳酸の環状二量体であるD−ラクチド、D−乳酸とL−乳酸とが環状二量化したメソ−ラクチド及びD−ラクチドとL−ラクチドとのラセミ混合物であるDL−ラクチドがある。本発明ではいずれのラクチドも用いることができる。
また、生分解性ポリマーは、可塑剤を含有するものであってもよい。可塑剤を含有すれば、生分解性ポリマーの延性が向上し、ストラット30の曲げ柔軟性が向上し、またストラット30の変形時に生じる可能性があるひび割れを防ぐことができる。可塑剤としては、人間又は動物の生体に悪影響を及ぼさないものであれば、特に限定されないが、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリエチレングリセリルトリリシノレート、セスキオレイン酸ソルビタン、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸アセチルトリヘキシル、クエン酸ブチリルトリヘキシル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、モノグリセライド、及びアセチル化モノグリセライドからなる群から選択される少なくとも1つ、又はこれらの混合物であることが好ましい。このような可塑剤は、生分解性ポリマー素材に対して、0.01〜80質量%、好ましくは0.1〜60質量%、さらに好ましくは1〜40質量%含有するように使用する。
なお、ストラット30は、ステント10の留置状態で、血管に溶出する生物学的生理活性物質を含有するように構成されてもよい。或いは、ステント10の外面全体もしくは外面を部分的に被覆する生理活性物質含有樹脂層を備えてもよい。生理活性物質は、血管を治療する効果があるものであれば特に限定されず、任意に選択することができる。この場合、例えば、抗癌剤、免疫抑制剤、抗生物質、抗リウマチ剤、抗血栓薬、HMG−CoA還元酵素阻害剤、ACE阻害剤、カルシウム拮抗剤、抗高脂血症薬、抗炎症剤、インテグリン阻害薬、抗アレルギー剤、抗酸化剤、GPIIbIIIa拮抗薬、レチノイド、フラボノイド、カロチノイド、脂質改善薬、DNA合成阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、抗血小板薬、血管平滑筋増殖抑制薬、抗炎症薬、生体由来材料、インターフェロン、及びNO産生促進物質等からなる群から選択される少なくとも1つであることが好ましい。
一方、連結部34は、図2Aに示すように、上記のストラット30を連結するため部材であり、多数の気泡を内部に有する多孔質体38に構成されている。この多孔質体38は、ステント10の送達及び展開時には波状リング32を連結しているが、ステント10の展開後に超音波の照射により壊される。ステント10の骨格28は、多孔質体38の破壊により、複数の波状リング32が相互に分離した形態となる。そのため、血管は複数の波状リング32に支持されつつ、屈曲や湾曲等の自然状態を容易にとり得る。
多孔質体38は、図2A中に示す波状リング32の周方向に4つ並ぶ形状パターン31のうち、1つ飛ばしで2つの形状パターン31に設けられる。すなわち、周方向に並ぶ2つの多孔質体38は、180°間隔離間することで貫通孔36を介して対向し、隣接する波状リング32同士を連結する。
ここで、図2A中の複数の波状リング32を左から右に向かって第1〜第4波状リング32A〜32Dとした場合に、第1と第2波状リング32A、32B間の多孔質体38Aと、第2と第3波状リング32B、32C間の多孔質体38Bとは周方向に位相がずれている。また、第3と第4波状リング32C、32D間を連結する多孔質体38Cは、第1と第2波状リング32A、32B間を連結する多孔質体38Aと周方向に位相が一致している。つまり、軸方向に隣接する多孔質体38同士は、周方向に所定角度(90°)位相がずれることで、ステント10全体の物性の均一化を図っている。
また、図3に示すように、多孔質体38は、左側の波状リング32(例えば第1波状リング32A)の形状パターン31のうち第1湾曲部51と、右側の波状リング32(例えば第2波状リング32B)の形状パターン31のうち第4湾曲部54とを連結している。これにより、左側の波状リング32の第1延在部41と、右側の波状リング32の第1延在部41とが周方向に略一致する位置に配置される。従って、ステント10は、全体として形状パターン31が周方向に一致することになり、収縮状態及び拡張状態の変形が軸方向に沿って連動し易くなる。
多孔質体38は、貫通孔36を構成するステント10の側周面で、第1湾曲部51及び第4湾曲部54の平面形状を覆うように設けられる。多孔質体38は、ストラット30の幅よりも広い幅に形成されている。また、多孔質体38は、左側の波状リング32の第1湾曲部51から斜めに突出して、右側の波状リング32の第4湾曲部54を連結している。これにより、左側の波状リング32と右側の波状リング32の間で生じる可能性がある周方向の剪断応力を、多孔質体38で良好に受けることができる。
多孔質体38は、ストラット30と同様に、生体吸収生を有する生分解性ポリマーによって構成される。生分解性ポリマーは、上記のストラット30の構成材料で挙げたもののうち、適当なものを適用することができる。例えば、多孔質体38の構成材料としてポリ乳酸を用いた場合は、液状のポリ乳酸の内部に気泡を生じさせた状態で硬化させる。多孔質体38の具体的な製造方法については後述する。
多孔質体38に多数形成される気泡は、直径が50μm以下となるように設定され、より好ましくは0.5μm〜50μmの範囲で設定されるとよい。換言すれば、本実施形態に係る多孔質体38は、マイクロバブル39を内在するように形成される。マイクロバブル39は、通常の気泡(50μm以上の気泡)に対し物理的、化学的性質が変わることが知られており、例えば、所定波長の超音波に反応する。
つまり、マイクロバブル39を多数有する多孔質体38は、ステント10の留置後に、所定波長の超音波が照射されることで、共振を起こして容易に破壊される。多数のマイクロバブル39は、直径が略均一となって多孔質体38内に含まれることが好ましい。これにより、多孔質体38が一層共振し易くなる。
なお、多孔質体38は、超音波によって破壊されるだけでなく、例えば、血管内への留置後に経時変化により吸収されてもよい。つまり、ストラット30と多孔質体38が同じ構成材料で製造された場合、マイクロバブル39を有する多孔質体38のほうがストラット30に比べて脆弱になっており、早期に吸収が促されることになる。この場合、多孔質体38の吸収速度がストラット30に対し1/2以下の期間となるように、マイクロバブル39の状態(大きさや数)が適宜設定されるとよい。
次に、図4A〜図4Cを参照して、本実施形態に係るステント10の製造方法について説明する。なお、以下の説明では、ステント10のストラット30及び多孔質体38の構成材料として、共にポリ乳酸を適用したものについて詳述していく。本実施形態に係るステント10は、上述した波状リング32と多孔質体38を別の製造過程で生成する。
波状リング32は、ポリ乳酸により構成されストラット30の厚みに近い板材を用意して、その端辺同士を接合することでパイプ60を生成する。そして、パイプ60に対し所定の加工方法を営むことで、波状リング32のストラット30が取り出される。つまり、パイプ60の不要な部分(所定の形状パターン31以外の箇所)を除去することにより、ストラット30は、上述した形状パターン31を周方向に繰り返したリング状に成形される。
加工方法としては、フォトハブリケーションと呼ばれるマスキングと化学薬品を使用したエッチング方法、型による放電加工法、切削加工法(例えば、機械研磨、レーザー切削加工)等が挙げられる。波状リング32を成形した後、化学研磨或いは電解研磨によりストラット30のエッジを除去し、滑らかな面となるように仕上げる。さらに、パイプ60から波状リング32を取り出した後、焼なましを行ってもよい。
一方、多孔質体38は、ポリ乳酸等の生分解性ポリマーを、前記生分解性ポリマーを溶解する溶剤62とその溶剤62より高沸点の前記生分解性ポリマーを溶解しない非溶剤64との混合溶媒66に溶解して、溶剤62の沸点より低温で、前記生分解性ポリマーを含有する混合溶媒66から混合溶媒66のみを気散させることによって作成することができる。例えば、ポリ乳酸等の生分解性ポリマーを溶解する混合溶媒66は、溶剤62と非溶剤64の体積比率が一般に10:1〜10:10であればよい。
溶剤62としては、ポリ乳酸等の生分解性ポリマーを溶解でき、常温よりやや高い温度で気散しやすい低沸点の溶剤、例えば、塩化メチレン(CH2Cl2)、クロロホルム(CHCl3)、1,1−ジクロルエタン(CH3CHCl2)等を適用することができる。一方、非溶剤64は、1気圧で沸点が60℃〜110℃程度のもので、上記の溶剤62と相溶性があるものを選択するとよい。非溶剤64としては、例えば、一価アルコール、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール(イソプロピルアルコール)、2−ブタノール、ter−ブタノール、ter−ペンタノール等が挙げられる。また、これらの一価アルコールに、沈殿剤としての働きを有する水を少量加えてもよい。溶剤62と非溶剤64の組み合わせは、沸点と蒸気圧を勘案して適宜選択すればよい。
複数の波状リング32(ストラット30)を多孔質体38により連結する工程では、図示しない芯材等の外周面に複数の波状リング32を配置し、隣り合う波状リング32を架橋させるようにポリ乳酸等が溶解した生分解性ポリマー含有の混合溶媒66を添加する。その後、混合溶媒66を形成する溶剤62の沸点よりも低い温度で常圧又は減圧下に混合溶媒66を気散させる。このように生分解性ポリマー含有の混合溶媒66から混合溶媒66のみを気散させることで、隣り合う波状リング32を架橋させる多孔質体38を形成することができる。これにより、多孔質体38が波状リング32間を強固に連結し、所定長さを有する筒状のステント10が作成される。なお、波状リング32と多孔質体38の接合方法は、特に限定されるものではない。例えば、プレート状の多孔質体38を作成し、隣り合う波状リング32の間にプレート状の多孔質体38を配置する。そして、図4Cのように、多孔質体38と波状リング32を熱融着することにより、隣り合う波状リング32を架橋して接着させてもよい。
また、多孔質体38の製造方法は、上述に記載したものに限定されない。例えば、生分解性ポリマーを含有する粘度が高い溶液にマイクロバブル等の気泡を直接注入することで、マイクロバブルを含有する生分解性ポリマー溶液を作成する。そして、そのマイクロバブルを含有する生分解性ポリマー溶液を利用することで、多孔質体38を作成してもよい。
その後、波状リング32やステント10に対し血管内に溶出する薬剤をコーティングする等して、血管内に留置可能なステント10の製造が完了する。
本実施形態に係るステント10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下作用効果について説明する。
本実施形態に係るステント10は、ステント留置術により血管Vに生じた狭窄部Xに留置され、狭窄部Xを内側から押し広げるために適用される。具体的に、上記の製造方法で製造されたステント10は、図1に示すステントデリバリーデバイス12の先端部側の収容ルーメン16に収容される。ステント10は、ステントデリバリーデバイス12の収容状態で、その外周面が外管14に弾性的に押されて収縮状態を呈し、さらに軸方向の移動が規制されて内管18の外周面に載置される。
手技時において、術者は、例えばセルジンガー法により患者の所定位置(手首、腕部、足首、大腿部等)から血管V内にガイドワイヤ24を経皮的に挿入する。その後、術者は、ステントデリバリーデバイス12(内管18)のガイドワイヤルーメン22内にガイドワイヤ24を挿入し、ステント10の挿入及び送達を開始する。なお、ステントデリバリーデバイス12の適用前には、専用のデバイスを使用して狭窄部X付近の血管Vの診断又は治療等を行ってもよい。
ステントデリバリーデバイス12は、術者の操作により血管V内に挿入された後、ガイドワイヤ24に沿って血管V内をスムーズに移動する。そして、図5Aに示すように、ステント10の収容部が狭窄部Xに重なる位置まで達すると、移動を停止しステント10の展開位置を位置決めする。その後、術者は内管18に対し外管14を相対的に後退させることで、内管18に載置されているステント10を露出していく。ステント10は、収容ルーメン16から露出されると、弾性復元して収縮状態から拡張状態に自己拡張する。
ステント10の複数の波状リング32は、多孔質体38により軸方向に連なっており、相互が離間することなく外管14から順次露出されて血管V内に展開していく。図5Bに示すように、露出されたステント10は、血管V内で径方向外側に拡張することで血管Vを内側から外側に押し広げる。
ここで、ストラット30が多孔質体38によって軸方向に連なり、この軸方向に剛性を有した状態では、複雑に屈曲又は湾曲する血管Vに対し大きな負荷を与える。特に、ストラット30及び多孔質体38の材質としてポリ乳酸を適用した場合は、金属性の素線と比較して直線的に剛直となり、血管V内での曲がりや動きに対して追従性が低下する。そこで、本実施形態に係るステント10を用いた手技では、ステント10の展開後に外部からステント10の留置箇所に向けて、所定波長の超音波を照射する処置を実施する。
この処置では、例えば結石を破砕する公知の体外衝撃波装置を使用することが可能である。例えば、体外衝撃波装置は、X線造影下でステント10の留置位置を確認して、ステント10の留置箇所に対しピンポイントに超音波を照射する。この超音波により、マイクロバブル39が内在した多孔質体38は、共振を起こし、また波状リング32よりも脆弱に形成されていることから、血管V内で容易に壊される。一方、波状リング32は、マイクロバブル39を有していないことで、超音波によって殆ど振動(反応)しない性質を有している。このため、多孔質体38のみが一方的に共振することになり、特に波状リング32と多孔質体38の融着箇所の剥離が促される。また、マイクロバブル39が超音波により造影されることを利用し、超音波下でステント10の留置位置を確認する。その後、体外衝撃波装置等を用いてさらに周波数が高い超音波をステント10の留置箇所に照射することで、マイクロバブル39を内在した多孔質体38を破砕してもよい。
その結果、軸方向に連結していた複数の波状リング32は、図5Cに示すように、多孔質体38の破壊に基づき相互に開裂(分離)する。この際、波状リング32は、血管Vの内壁に弾性的に接触しつつ分かれるので、波状リング32自体の倒れ等が抑制されて血管Vの内壁を支持し続ける。血管Vは、分離状態の波状リング32により個別に支持されるため、自然な状態(軸方向に屈曲や湾曲等が容易な形態)をとることができ、ステント10による負荷が大幅に低減される。また、超音波により破壊された多孔質体38は、生体吸収性を有することで、患者に悪影響を及ぼすことなく、時間経過と共に吸収される。
複数の波状リング32は、血管Vの支持を継続して再狭窄防止の薬剤等を溶出することで、血管V内を治療する。また、この波状リング32は、生体吸収性を有するため、血管Vをある程度の期間支持し続け、その最中に徐々に吸収される。よって、血管Vの治療後にステント10が残ることがなくなり、血管Vを良好な状態とすることができる。また仮に、自由状態になったストラット30が血管Vに対して移動したとしても、ストラット30の影響を可及的に低減して治療することができる。
以上のように、ステント10は、複数のマイクロバブル39を内在する連結部34により、血管V内においてステント10を拡張する際に、軸方向に連結する連結部34が骨格28を連動するように拡張して、血管V内に迅速且つ精度よく留置される。また、血管V内の留置状態で、生体吸収性を有する連結部34は、超音波の照射により容易且つ短時間に破壊され、隣接する波状リング32間を自由状態とする。その結果、ステント10は、屈曲や湾曲する血管Vに沿いつつ血管Vを支持し、血管Vやその周辺の臓器に対する影響を大幅に抑えて、血管Vを良好に治療することができる。
なお、ステント10の連結部34は、生分解性ポリマーで形成され、且つ、気泡が含まれているため、ステント10の連結部34以外の箇所よりも早く壊れ易い。そのため、本発明に係るステント10は、血管V内の留置状態で、必ずしも超音波の照射をしなくてもよい。具体的には、ステント10の連結部34は、血管V内の留置後、気泡が含まれていない連結部と比較して、短時間で切断される。従って、ステント10は、気泡が含まれていない連結部を有するステントと比較して、屈曲や湾曲する血管Vに沿いつつ血管Vを支持し、血管Vを良好に治療することができる。
また、本発明に係るステント10は、手技時に超音波の照射することにより、血管V内の留置後、直ちに連結部34を破壊してもよい。この場合、ステント10は、直ぐに血管Vに追従するため、血管Vの治療促進を期待することができる。また、ステント10の気泡は、直径50μm以下のいわゆるマイクロバブル39に構成されている。そのため、ステント10の連結部は、超音波に対して共振し易くなり、連結部34の破壊が一層容易になる。さらに、マイクロバブル39の直径が略均一に構成されることで、多孔質体38は所定波長の超音波によって共振して血管V内においてより確実に破壊される。そのため、手技時の時間を短時間化することができる。
なお、本発明に係るステント10は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例及び応用例をとり得る。例えば、波状リング32を構成するストラット30は、生分解性ポリマーに限定されるものではなく、他の金属材料や樹脂材料を適用することができる。ステント10を構成する金属材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、例えば、Ni−Ti系合金のような擬弾性合金(超弾性合金を含む)、形状記憶合金、ステンレス鋼(例えば、SUS304、SUS303、SUS316、SUS316L、SUS316J1、SUS316J1L、SUS405、SUS430、SUS434、SUS444、SUS429、SUS430F、SUS302等、SUSの全品種)、タンタル系合金、コバルト系合金、金、白金のような貴金属、タングステン系合金、炭素系材料(ピアノ線を含む)等が挙げられる。
また、ステント10は、波状に形成されるだけでなく、周方向に直線状延びるストラット30により円環状に形成されてもよい。さらに、多孔質体38に形成される気泡は、マイクロバブル39に限定されず、0.5μm以下のナノバブルであってもよい。
図6に示す第1変形例に係るステント10Aは、骨格28Aを構成する波状リング70の形状パターン71が、本実施形態に係るステント10と異なる。すなわち、波状リング70のストラット72は、周方向に山部72aと谷部72bを交互に繰り返してジグザグ状に形成されている。
一方、連結部34は、本実施形態と同様に複数の波状リング70を軸方向に連結する多孔質体38として構成されるが、隣り合う波状リング70同士を周方向の一箇所で連結し、さらに他の箇所の連結部34と位相がずれるように形成される。このように形成しても、多孔質体38が波状リング70間を連結していることで、ステント10と同様の効果を得ることができる。要するに、骨格28、28Aの形状や連結部34の設置箇所等は、特に限定されるものではなく、任意に設計することができる。
図7A及び図7Bに示す第2変形例に係るステント10Bの骨格28Bは、1本のストラット82により螺旋状のコイル80に形成されている点で、ステント10、10Aと異なっている。ストラット82は、貫通孔36(すなわち軸心回り)を巻回するように形状記憶されている。一方、連結部34Aは、コイル80を構成するストラット82のうち軸方向に隣り合う部位同士を連結する棒状の多孔質体84となっている。この多孔質体84は、ストラット82の連結箇所を周方向にずらして支持している。
このように、コイル状のストラット82の軸方向を多孔質体84により連結すると、ストラット82の部位同士は軸方向の連動が高められる。よって例えば、展開時に先に拡張したストラット82に対し、多孔質体84に連なるストラット82がスムーズに追従して簡単に拡張する。また、多孔質体84は、ステント10の多孔質体38と同様に、超音波の照射により破壊可能であり、多孔質体84の破壊後、コイル80は柔軟な状態に移行する。これにより、血管Vへの影響を低減して血管Vを支持することができる。
図7Cに示す第3変形例に係るステント10Cの骨格28Cは、第2変形例に係るステント10Bと同様に1本のストラット92により螺旋状に形成されるが、さらに周方向に沿って山部90aと谷部90bを繰り返す波状コイル90に形成されている。このように波状コイル90でも、所定位置(山部90aと谷部90b)を多孔質体84により連結することで第2変形例と同様の効果を得ることができる。また、波状のストラット92は、山部90a及び谷部90bの相対的な弾性変形によって収縮状態と拡張状態間での移行を円滑に行うことができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10、10A、10B、10C…ステント
30、72、82、92…ストラット 32、70…波状リング
34、34A…連結部 38、84…多孔質体
39…マイクロバブル V…血管
X…狭窄部

Claims (7)

  1. 生体管腔内に留置されるステントであって、
    生体管腔内で拡張可能であり、筒状に形成された骨格と、
    生体吸収性を有する材料により構成され、前記骨格において前記ステントの軸方向に隣接する部位同士を連結する連結部と、を備え、
    前記連結部は、複数の気泡を内在することにより、前記骨格よりも脆弱に構成される
    ことを特徴とするステント。
  2. 請求項1記載のステントにおいて、
    前記連結部は、所定波長の超音波が照射された際、共振を起こして破壊される
    ことを特徴とするステント。
  3. 請求項2記載のステントにおいて、
    前記気泡は、直径50μm以下に形成される
    ことを特徴とするステント。
  4. 請求項2又は3のいずれか1項に記載のステントにおいて、
    複数の前記気泡の直径は、略均一に設定されている
    ことを特徴とするステント。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のステントにおいて、
    前記骨格は、生体吸収性を有する材料により構成される
    ことを特徴とするステント。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のステントにおいて、
    前記骨格は、軸心回りを周方向に周回してリング状に形成された複数の素線により構成され、
    前記連結部は、軸方向に並ぶ前記素線同士を相互に連結する
    ことを特徴とするステント。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のステントにおいて、
    前記骨格は、軸心回りを連続的に巻回して螺旋状に形成された1本の素線により構成され、
    前記連結部は、軸方向に隣接する前記素線の所定部位同士を相互に連結する
    ことを特徴とするステント。
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