JP2015181551A - 姿勢矯正用背当て - Google Patents
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Abstract
【課題】接触対象物を人の体にフィットさせるために、人間工学の視点に基づいて、新規な背当てを提供する。
【解決手段】接触対象物、例えばランドセルの背板に取り付ける背当てである。枠体12と、前記枠体12内で複数の小区画15を形成するように設けられた骨組みを有する。前記枠体12の上部12aは後方(対象物側)に窪んでおり、前記枠体の下部12bは前方(人体側)に膨らんでおり、前記枠体の最下部12cは再び後方に窪んで、全体の縦断面がS字形である。好ましくは、前記骨組みは、水平方向に延びる複数の横桟13及び垂直方向に延びる少なくとも1本の縦桟14とからなる。
【選択図】図3
【解決手段】接触対象物、例えばランドセルの背板に取り付ける背当てである。枠体12と、前記枠体12内で複数の小区画15を形成するように設けられた骨組みを有する。前記枠体12の上部12aは後方(対象物側)に窪んでおり、前記枠体の下部12bは前方(人体側)に膨らんでおり、前記枠体の最下部12cは再び後方に窪んで、全体の縦断面がS字形である。好ましくは、前記骨組みは、水平方向に延びる複数の横桟13及び垂直方向に延びる少なくとも1本の縦桟14とからなる。
【選択図】図3
Description
本発明は姿勢矯正用背当てに関する。以下の明細書では、主としてランドセルを例にとって説明するが、その他に、リュックサック等の背負い形式のバッグ、椅子、乗り物の座席、等(以下、総称して「接触対象物」という)に使用することもできる。
ランドセルは日本独自のものであるが100年以上にわたって使用され続けている。そのため「ランドセルはこのようなもの」という固定観念が国民の間に強く根付いており、実際は使いづらいのに、あまり疑問にもたれることがない。
早急な解決が必要と思われるのは、特に小学校低学年の児童の場合に、ランドセルと児童の体がフィットしていないという問題である。背中上部は隙間が空いているが、下部は臀部上部のみに重みがかかっているため、児童の姿勢が悪くなり、ランドセルが左右にぐらつく原因となっている。そのため、両手で肩紐を持って前に引き付けて歩いている子供をよく見かける。
この問題に関連して、実用新案登録第3134277号や特開2002―153310では、ランドセルの背板にクッション板を設けることを提案している。また、ランドセルではないが、実用新案登録第3172515号では、リュックサックに関して、背中とリュックサックの間に通気を確保するスペーサを設けることを提案している。
しかし、上記従来技術は、いずれも夏季等の暑い時期に背中に汗をかきにくくする、又は汗をかいても蒸れないようにすることを主目的とするものである。
本発明は、ランドセルを児童の体にフィットさせることを含め、前記した接触対象物に体をフィットさせるために、人間工学の視点に基づいて開発された背当てを提供することを目的とする。
本発明は、接触対象物の背板21に取り付ける背当て1であって、枠体12と、前記枠体12内で複数の小区画15を形成するように設けられた骨組みを有し、前記枠体12の上部12aは後方(接触対象物側)に窪んでおり、枠体12の下部12bは前方(人体側)に膨らんでおり、枠体最下部12cは再び後方に窪んで、全体の縦断面がほぼS字形であることを特徴とする(請求項1)。
好ましくは、前記骨組みは、水平方向に延びる複数の横桟13及び垂直方向に延びる少なくとも1本の縦桟14とからなる(請求項2)。その他、前記骨組みの形態として、例えば、斜め格子、架橋された複数の同心円・渦巻き模様・波状模様・不定形模様、多数の穴をあけたシート等がある。
好ましくは、前記横桟13は8〜15本であり、前記縦桟14は1〜5本である(請求項3)。
好ましくは、前記横桟13及び/又は前記縦桟14に削除部分があって不連続となっている(請求項4)。
好ましくは、前記枠体12は洋ナシ型で、上部12aが上に向かって先細りになっている(請求項5)。
好ましくは、前記背当てがスチレン系の熱可塑性樹脂で形成されている(請求項6)。
好ましくは、前記枠体12、横桟13、縦桟14の厚みが2〜8mm程度である(請求項7)。
前記したように、この背当てはランドセル2、リュックサック、座席用の背当てとして使用可能である(請求項7〜11)。
請求項1の背当て1を使用すると次のような効果が得られる。
(1)枠体上部は人の肩部付近をしっかりと受け止め、枠体下部は人の腰部を押し出すようにするので、人と接触対象物が背当てを介して密着する。その結果、姿勢を矯正することができる。
(2)接触対象物と人の背中の間を背当てが介在するので、通気性がよくなり、汗だまりが発生しにくくなる。
請求項2~7の背当ては、それぞれ装着感の点で特に好ましい条件を特定しているものである。請求項5の枠体形状は肩甲骨の動きの妨げとなりにくいという利点がある。
以下、ランドセルの背当てを例にして、添付の図面に基づき、本発明の1実施例を説明する。
図1に示すように、本実施例の背当て1はランドセル2の背板21に紐(図示せず)などで固定する。その目的で背当ての上下には紐の貫通孔11が設けられている。特に児童が小学校低学年のときには背当て1は通常外す必要はないので、つけっ放しにしておくことが好ましい。児童が成長して背当てを必要としなくなったときには取り除く。標準身長であれば、3年生又は4年生で背当てを必要としなくなると考えられる。
背当て1の拡大斜視図を図2に示し、正投影図法により作成した(a)正面図、(b)背面図、(c)平面図、(d)底面図、(e)側面図を図3に示している。
この背当て1は、枠体12と、その枠体12内で水平方向に延びる複数の横桟13と、垂直方向に延びる少なくとも1本の縦桟14により構成されている。枠体12、横桟13、縦桟14により形成される多数の小区画15は遮るもののない空間である。
なお、複数の小区画を形成するためには、横桟13・縦桟14でなくても、小区画を支持する骨組みがあればよい。この骨組み形成のためには他に、斜め格子、架橋された複数の同心円・渦巻き模様・波状模様・不定形模様、多数の穴をあけたシート、等であってもよい。
枠体12は、正面から見れば(図3(a))、野球のベースを逆にしたような形、すなわち洋ナシ形であり、装着時に肩甲骨の動きの妨げとなりにくい。側面から見れば(図3(e))、椅子の背もたれのようにS字形に湾曲している。すなわち、枠体上部12aは児童の肩甲骨付近を支えるために後方(ランドセル2側)に窪んでおり、枠体下部12bは児童の腰椎を押し出すように前方(児童側)に膨らんでいる。枠体最下部12cは再び後方に窪んで臀部に当たらないようにしている。
枠体12は児童の背中にしっかりと当たる幅を有することが好ましく、その幅は20〜50mm程度である。さらに枠体12は、中央側から外方側に向かうにつれて、後方(ランドセル側)に向かって穏やかに下降している。
横桟13と縦桟14の数は材質や強度を計算して本数を調節することができる。図示の実施例では、横桟13が12本、縦桟14が1本であるが、一般的に横桟13は8〜15本程度が好ましく、縦桟14は1~3本程度が好ましい。各桟の太さは3〜10mm、好ましくは、5〜8mm程度である。
枠体12と横桟13・縦桟14の厚みは、やはり材質や強度にもよるが、一般には2〜8mm程度である。
この実施例では、横桟13の下から2本目と3本目の間の縦桟が取り除かれて不連続となっているのが見て取れる。装着実験の結果、この部分の縦桟14を除いた方がしなりがよくなり、装着感に優れていたからである。この部分以外にも、装着感を高めるために、横桟及び/又は縦桟をさらに部分的に削除することができる。
逆に、合成樹脂製の添え木(図示せず)を付属品としておき、必要であれば、横桟13や縦桟14にあてがってテープなどにより固定して補強することがあってもよい。
背当て1の材質は射出成型が可能な合成樹脂であればたいていのもの(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂)が使用可能であるが、特に好ましいのは「セプトン」(株式会社クラレの登録商標)として知られるスチレン系の熱可塑性樹脂である。「セプトン」は、耐熱性・耐候性・耐薬品性に優れ、高い電気絶縁性を保有するとともに、体内挿入用の点滴用チューブなど医療品にも使用されるほど安全性が高いからである。
このランドセルの背当てを使用することにより、次のような効果が得られる。
(1)枠体上部は児童の肩部付近をしっかりと受け止め、枠体下部は児童の腰部を押し出すようにするので、児童とランドセルが背当てを介して密着する。その結果、児童の姿勢がよくなると共に、ランドセルが安定的に支持され、ぐらつくことがない。
(2)ランドセルと児童の背中の間を背当てが介在するので、通気性がよくなり、汗だまりが発生しにくくなる。
(3)ランドセルのショルダー連結部には通常、金属やプラスチックの突起があって、直接当たることにより児童の背中に違和感や痛みを与えていたが、この背当てを介在させることにより、直接当たらなくなる。
(4)児童が成長してこの背当てを必要としなくなれば取り外せばよいので、低学年から高学年まで単一のランドセルで対応可能となる。
1 背当て
11 貫通孔
12 枠体
12a 枠体上部
12b 枠体下部
12c 枠体最下部
13 横桟
14 縦桟
15 小区画
2 ランドセル
21 背板
22 肩紐
11 貫通孔
12 枠体
12a 枠体上部
12b 枠体下部
12c 枠体最下部
13 横桟
14 縦桟
15 小区画
2 ランドセル
21 背板
22 肩紐
Claims (11)
- 接触対象物(21)に取り付ける背当て(1)であって、
枠体(12)と、
前記枠体(12)内で複数の小区画(15)を形成するように設けられた骨組みを有し、
前記枠体(12)の上部(12a)は後方(ランドセル側)に窪んでおり、前記枠体(12)の下部(12b)は前方(児童側)に膨らんでおり、前記枠体(12)の最下部(12c)は再び後方に窪んで、全体の縦断面がほぼS字形であることを特徴とする背当て。 - 前記骨組みは、水平方向に延びる複数の横桟(13)及び垂直方向に延びる少なくとも1本の縦桟(14)とからなる請求項1記載の背当て。
- 前記横桟(13)は8〜15本であり、前記縦桟(14)は1〜5本である請求項2記載の背当て。
- 前記横桟(13)及び/又は前記縦桟(14)に削除部分があって不連続となっている請求項2又は3記載の背当て。
- 前記枠体(12)は、全体が洋ナシ型で、上部(12a)が上に向かって先細りになっている請求項1〜4のいずれかに記載の背当て。
- 前記背当て(1)がスチレン系の熱可塑性樹脂で形成されている請求項1~5のいずれかに記載の背当て。
- 前記枠体(12)、前記横桟(13)及び前記縦桟(14)の厚みが2〜8mmである請求項2〜6記載の背当て。
- 前記接触対象物がランドセル(2)、リュックサック、座席のいずれかである請求項1〜7のいずれかに記載の背当て。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の背当てを取り付けたランドセル(2)。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の背当てを取り付けたリュックサック。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の背当てを取り付けた座席。
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US20100116861A1 (en) * | 2008-11-12 | 2010-05-13 | Peter Burrowes | Backpack ventilator |
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