JP2015180243A - モジュール型調理システムとその方法 - Google Patents

モジュール型調理システムとその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015180243A
JP2015180243A JP2015000931A JP2015000931A JP2015180243A JP 2015180243 A JP2015180243 A JP 2015180243A JP 2015000931 A JP2015000931 A JP 2015000931A JP 2015000931 A JP2015000931 A JP 2015000931A JP 2015180243 A JP2015180243 A JP 2015180243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure cooker
pressure
remote communication
communication module
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015000931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6807633B2 (ja
Inventor
ローラン ブライユ エリック
Laurent Baraille Eric
ローラン ブライユ エリック
デクロゼ ニコラス
Decroze Nicolas
デクロゼ ニコラス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEB SA
Original Assignee
SEB SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEB SA filed Critical SEB SA
Publication of JP2015180243A publication Critical patent/JP2015180243A/ja
Priority to JP2019148847A priority Critical patent/JP6925387B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6807633B2 publication Critical patent/JP6807633B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/08Pressure-cookers; Lids or locking devices specially adapted therefor
    • A47J27/0802Control mechanisms for pressure-cookers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J36/00Parts, details or accessories of cooking-vessels
    • A47J36/32Time-controlled igniting mechanisms or alarm devices
    • A47J36/321Time-controlled igniting mechanisms or alarm devices the electronic control being performed over a network, e.g. by means of a handheld device

Abstract

【課題】遠隔通信モジュールとタイマーモジュールを交互に圧力調理器に着脱可能に取り付けられる調理システムを提供する。
【解決手段】圧力を設定値に保つよう設計された調整弁付きの圧力調理器1を備えた調理システムであって、圧力調理器1と遠隔通信モジュール11とタイマーモジュール12は相補的な留め具13A、13B、13Cを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理用鍋タイプの調理器具の一般的な技術分野に関し、具体的には、圧力調理器の領域、すなわち、内部の蒸気圧で食品を調理する圧力調理器に関する。
さらに具体的には、本発明は、家庭用食品調理システムであって圧力調理器内に行き渡る圧力を略設定値に保つよう設計された圧力調整弁付きの圧力調理器を含む家庭用食品調理システムに関する。
本発明はさらに、遠隔通信モジュールに関する。
本発明はさらに、圧力調理器内に行き渡る圧力を略設定値に保つよう設計された圧力調整弁付きの圧力調理器を用いた家庭用の食品調理方法に関する。
家庭用圧力調理器はよく知られている。周知の圧力調理器は、一般的に金属製の料理を入れるための容器と、同じく金属製の蓋であって容器に取り付けてロックすることによって容器と協働して密閉料理筐体を形成する蓋で構成されている。このような圧力調理器は、筐体内の圧力や温度の上昇を可能にし、それによってその筐体内の食品を圧力下で調理可能にするために、熱源(ホットプレート等)の作用を受けるよう構成されている。
このように周知の圧力調理器の作動はたとえば、
・容器に対して蓋のロックおよびロック解除を可能にするロック/ロック解除手段、
・筐体内の圧力を所定の設定点レベルまたは(弁が目盛を調整可能な目盛付き弁の場合、選択的に調整可能な)「作動圧力」に保つすることを可能にする圧力調整弁、
・または、特に料理工程の終了時に安全と認められる状態でユーザが蓋を開けられるように筐体内の圧力を低下させる減圧部材、
のような様々な部材によって統制される。
これらの機能はそれぞれユーザが手動で作動させる一つ以上の対応制御手段によってユーザによって制御される。
具体的には、圧力調理器具は、料理筐体を減圧し、特に料理する食品の種類に応じて調整弁の目盛を調整するよう、ユーザが手動で制御できる制御把手を備えているものとして知られている。したがって、このような周知の圧力調理器において当該制御把手は5つの位置間、すなわち、
・料理筐体の減圧発生に対応する第1の位置、
・野菜の調理に適した第1の圧力設定点レベルに対応する第2の位置、
・でんぷん食物の調理に適した第2の圧力設定点レベルに対応する第3の位置、
・肉類の調理に適した第3の圧力設定点レベルに対応する第4の位置、および
・魚類の調理に特に適した第4の圧力設定点レベルに対応する第5の位置、
を移動するよう取り付けられている。
制御把手に加え、容器に対して蓋のロック/ロック解除を制御するための制御手段と、温度センサによって作動が制御されるプログラム可能なタイマーが備えられている。
これらに鑑みると、このような圧力調理器はまず第一に、家庭での使用を望む通常の知識を有するユーザにとって比較的複雑であり、ユーザは使用を躊躇したり、および/または、負担に感じたりすると思われる。
このような圧力調理器の制御は比較的複雑であるため、正しく使用された場合には感覚器官的にも栄養的にも非常に格別な調理結果をもたらすことが可能である一方で、ユーザが最適に圧力調理器を使用することができず、その特長すべてを最大限利用することができないというおそれもある。
このような欠点を解消するため、圧力調理器に電子制御システムを装備させ、表示画面等によって圧力調理器がより直観的に作動するよう圧力調理器の使用を人間工学的に改善させることが検討され得る。
たとえば、スマートフォンが非常に多くの消費者に広く普及していることに鑑み、そのような電話機で使用をサポートするアプリケーションを実行して利用することも検討され得る。
このような着想は一見効果的のようであるが、(厳格な安全要求を満たす必要がある加圧調理器具である)圧力調理器の特異性に鑑み、また、家庭用製品であるため産業上製造し販売する上で非常に特殊な制約があることに鑑みると、実現は非常に困難である。
具体的には、使用が容易で全面的に安全であることが圧力調理器にとって必要不可欠であると思われるが、スマートフォンがなくても(具体的には、充電がされていない等、スマートフォンが使用できない理由に関係なく)圧力調理器はかなり人間工学的な使用が可能である。
欧州特許出願公開第1458268号公報 国際公開第2010/081994号公報
したがって、本発明に課された目的は上記の問題を解決することである一方で、上記で列挙した様々な欠点に対処することでもあり、その目的のために設計が特にシンプルで、アップルグレード可能で、安価であり、使用が簡単で、人間工学的で、安全である、新たな家庭用食品調理システムを提案することである。
本発明の別の目的は、シンプルで頑丈な構造の新たな家庭用食品調理システムを提案することである。
本発明の別の目的は、あらゆる状況で確実に使用可能な新たな家庭用食品調理システムを提案することである。
本発明の別の目的は、ユーザが全く任意で、特に進化したサポートを素早くかつ直観的に使用することを可能にした新たな家庭用食品調理システムを提案することである。
本発明の別の目的は、非常に簡単に使用できる2つの異なる使用モード、すなわち、完全独立モードおよび「コンピュータ利用」モードが使用可能な新たな家庭用食品調理システムを提案することである。
本発明の別の目的は、特に高信頼かつコンパクトな構造である新たな家庭用食品調理システムを提案することである。
本発明の別の目的は、可能な限り少ない別部品を活用した新たな家庭用食品調理システムを提案することである。
本発明の別の目的は、非常に簡単かつ直観的な方法で圧力調理器の人間工学的かつ安全な使用の向上を可能にする新たな遠隔通信モジュールを提案することである。
また、本発明の別の目的は、人間工学的およびユーザに提供されるサポートによって異なる従来の圧力調理器の2つの使用モードからユーザが非常に簡単に選択することを可能にする新たな家庭用食品調理方法を提案することである。
本発明に課された目的は家庭用食品調理システムによって達成可能であり、家庭用食品調理システムは、圧力調理器内に行き渡る圧力を略設定値に保つよう設計された圧力調整弁付きの圧力調理器を含み、さらに、独立型遠隔通信モジュールと独立型タイマーモジュールを含むことを特徴とする。圧力調理器、遠隔通信モジュール、およびタイマーモジュールは相補的な留め具を備えており、遠隔通信モジュールとタイマーモジュールを交互に圧力調理器に着脱可能に取り付けることができる。遠隔通信モジュールは圧力調理器に取り付けられた場合、圧力調理器の作動に関する少なくとも一つの信号を無線リンクを介して独立型コンピュータ端末へ送信することができる。一方、タイマーモジュールは圧力調理器に取り付けられた場合、圧力調理器内に行き渡る圧力が最初に設定値に略到達した時点から所定の時間カウントダウンすることができる。
本発明に課された目的は、
・まず圧力調理器内に行き渡る圧力を略設定値に保つよう設計された圧力調整弁を備え、次に留め具を備えた圧力調理器と、
・遠隔通信モジュールから独立したタイマーモジュールであって、圧力調理器に備えられた留め具と相補的な留め具を備えることにより圧力調理器に着脱可能に取り付けることができ、圧力調理器に取り付けられた場合、圧力調理器内に行き渡る圧力が最初に設定値に略到達した時点から所定の時間カウントダウンすることができるタイマーモジュールとをさらに備える家庭用食品調理システムの部品として作用する、遠隔通信モジュールによっても達成可能である。
この遠隔通信モジュールはさらに、圧力調理器に備えられた留め具と相補的な留め具を備えることにより、タイマーモジュールの代わりに圧力調理器に着脱可能に取り付けられ、圧力調理器に取り付けられた場合、圧力調理器の作動に関する少なくとも一つの信号を無線リンクを介して独立型コンピュータ端末へ送信することができる。
本発明に課された目的は、圧力調理器内に行き渡る圧力を略設定値に保つよう設計された圧力調整弁付きの圧力調理器を用いた家庭用の食品調理方法によっても達成可能である。この方法は、独立型遠隔通信モジュールと独立型タイマーモジュールが交互に圧力調理器に着脱可能に取り付けられる工程を含むことを特徴とし、遠隔通信モジュールは圧力調理器に取り付けられた場合、圧力調理器の作動に関する少なくとも一つの信号を無線リンクを介して独立型コンピュータ端末へ送信することができ、タイマーモジュールは圧力調理器に取り付けられた場合、圧力調理器内に行き渡る圧力が最初に設定値に略到達した時点から所定の時間カウントダウンすることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、単に非限定的な説明として提示された添付の図面を参照しながら以下の記載によってより明確になるだろう。
まず圧力調理器、次に独立型遠隔通信モジュールおよび独立型タイマーモジュールを含み、モジュールが圧力調理器から取り外された状態を示す、本発明の家庭用食品調理システムの斜視図である。 図1の拡大詳細図である。 図1および2の圧力調理器と、圧力調理器に取り付けられた図1および2の遠隔通信モジュールを示す図である。 圧力調理器に取り付けられているものが遠隔通信モジュールの代わりにタイマーモジュールである以外は図3とほぼ同じ図である。 タイマーモジュールのみを示す図である。 遠隔通信モジュールのみを示す図である。 蓋と結合する一体型サブアセンブリにあり、遠隔通信モジュールまたはタイマーモジュールのいずれか一方を交互に同じように装着させる凹部を形成する、前述の図の圧力調理器の実装細部を示す図である。
本発明は家庭用食品調理システム、すなわち、家庭用調理システムに関するものであり、具体的には、飲食業用に関するものではない。
本発明の家庭用食品調理システムは蒸気圧で調理する圧力調理器1を含む。圧力調理器1はこの例においては当然家庭用圧力調理器であり、具体的には(手で場所を移動して運ぶことができるよう)持ち運び可能で独立した台所用具であることを前提とする。有利な点としては、本発明の圧力調理器は、受熱式、すなわち、ホットプレート等の外部の熱源の作用によって圧力を上昇させるよう設計されている。しかし、本発明を逸脱しない範囲で、(電気圧力調理器のように)熱源が圧力調理器1の一部であるとすることも十分可能である。
周知のように、本発明の圧力調理器1は、調理用鍋を形成して中心縦軸を中心に効果的に略円対称である容器2を含む。たとえば容器2は、従来は、アルミニウムやステンレス鋼のような未加工の金属材料をダイスタンプ加工することによって製造されていた。熱伝導底部2Aは、ダイスタンプ加工によって形成された鍋底部にホットスタンプ加工等を施すことにより効果的に取り付けられて、熱伝導底部を備えた容器2を形成する。
本発明の圧力調理器1はさらに、容器2と連係することによってその容器と協働して料理筐体を形成する蓋3を備え、料理筐体内の圧力は常圧より高い(以下の説明のとおり調整弁によって調整された)設定値に到達可能となる。このように料理筐体はほぼ密閉された状態である。すなわち、たとえば4キロパスカル(kPa)から150kPaの範囲の値だけ常圧を超えるレベル(設定値)まで内部の圧力を大幅に高めることが可能になるよう料理筐体は十分に気密性がある。蓋3は、金属材料(ステンレス鋼製等)によって形成されることが好ましく、容器2の形状と相補的であり連係することによって料理筐体を形成する円板型の一般的形状であることが好ましい。
蓋3は容器2に対して自由にロック/ロック解除できるように設計され、蓋3をロックすることによって、圧力調理器内の圧力の作用によって蓋3がはずれないように筐体内で圧力を上昇させる。このため、圧力調理器1は容器2に蓋3をロック/ロック解除するロック/ロック解除手段を含み、この手段はこの例において、当業者に知られている手段(ロッキングバー、バヨネット嵌合、挟持部、セグメント等を備えたロックシステム)のうちいずれのタイプでもよい。ロック/ロック解除手段は、従来の方法では、容器2に蓋3をロックするロック構成で、圧力を上昇させるよう蓋3を容器2に固定する構成(図1に示す構成)と、容器2から蓋3をロック解除するロック解除構成(図示せず)で、ユーザが手動で容器2から蓋3を自由に取り外せる構成との間を移行させるために適した手段である。
周知のように、本発明のシステムの圧力調理器1は圧力調整弁を含む。この圧力調整弁は、好ましくは蓋3に取り付けられ(さらにはそこに組み込まれ)、圧力調理器1内(すなわち、容器2と蓋3の結合によって形成された料理筐体)に行き渡る圧力を、一般的に「作動圧力」または「調整圧力」といわれる略設定値、および、例えば4kPaから150kPaおよび好ましくは15kPaから150kPaの範囲の値だけ常圧を超える略設定値に保つよう設計されている。
調整弁は、料理筐体内に行き渡る圧力を感知し、少なくとも、第1の位置であって、内部圧力が設定値に対応する所定の圧力P0以下である限り筐体と外部の連通を遮断する第1の位置と、第2の位置であって、内部圧力が所定の圧力P0を大幅に超えるとすぐに筐体内部と外部を連通させる第2の位置との間を移動するよう取り付けられるように、効果的に設計されている。このように調整弁は、(設定値に対応する)所定の閾値P0に圧力を保つことができ、この値を超えると弁は蒸気を漏出させ、圧力調理器の内部圧力を調整する。この調整弁は当業者に知られているいずれのタイプのものでもよく、たとえば、おもり又は圧縮ばねを備えた弁によって形成され、蓋上を移動するよう取り付けられていてもよい。この調整弁は、自重によって(または、圧縮ばねによる戻り力によって)蓋3の穴に設けられた弁座に戻される位置である、密閉低位置(遮断位置)に配置される。この弁はさらに、圧力が所定の作動値P0を超える場合、圧力調理器内に行き渡る内部圧力の作用によって高位置へ押し出される。この位置において、弁は上昇し、蓋に設けられた開口部を開放してそこから外部へ蒸気を排出する。
有利には、圧力調理器1は蒸気排出ダクト10を含み、これを介して、圧力調理器内に行き渡る圧力が設定値を超えた場合すぐに調整弁が蒸気を圧力調理器1から排出させる。このため、ダクト10は、蒸気が排出される方向に対して調整弁の下方に効果的に取り付けられ、よって、この弁は蓋3および排出ダクトの間に設けられた穴に介挿される。したがって、圧力調理器1内に行き渡る圧力が設定値を超える場合、弁は(その自重に反し、および/または、あらゆる圧縮ばねによって加えられる戻り力に反して)上昇し、蓋3に設けられた穴を開放する。そして、蒸気はこの穴から排出され、その後、圧力調理器1外部に流す排出ダクト10を通る。
当業者に周知のように、好ましくは圧力調整弁は調整可能な目盛を有する目盛付き弁で、ユーザが圧力調理器内の食品の種類に応じて複数の所定値の中から所定の設定値(作動圧力P0)の選択を可能にする目盛付き弁であってもよい。このように、調整弁は、弁に戻り力を作用させて遮断位置に戻させる圧縮ばねによって形成された目盛システムを備えていることが好ましい。周知のように、このときの戻り力の大きさは変動してもよく、ばねを異なる程度まで圧縮することにより調整されてもよい。
本発明のシステムの圧力調理器1はさらに、圧力調理器1のそれぞれ異なる作動状態に応じて異なる位置へ移動するよう取り付けられた少なくとも一つの手動制御部材4を備えている。つまり、手動制御部材4によって、ユーザは圧力調理器1の機能のうち1つ以上の機能を制御することができる。たとえば、単なる例示でこれに限られないが、料理筐体の減圧、および/または、作動圧力レベルの調整、および/または、容器2に対する蓋3のロック/ロック解除等の機能が制御できる。
図に示す例において、圧力調理器1は複数の手動制御部材を備えている。その中でも特に手動制御部材4は、ユーザが圧力調理器1の減圧と、さらには作動圧力レベルの調整の両方を手動で制御することを可能にする。容器2に対する蓋3のロック/ロック解除は別の手動制御部材5によって制御され、この例においては、蓋3に対してロック把持部6Aおよび6Bの径方向の動きを制御するよう設計された回動リングによって形成される。
手動制御部材4が配置される所定の各位置は圧力調理器1の例えば(ユーザがはっきり見えるように)蓋3表面に位置する識別マーク7、8、9(図1参照)のそれぞれと所定の配置で対応する。識別マーク7、8、9は、どの機能が手動制御部材4のどの位置に対応するのかをユーザが直接的または間接的に確認できるよう設計されている。たとえば図1の実施例において、第1の識別マーク7は器具の減圧に対応し、第2および第3の識別マーク8および9は2つの異なる作動圧力レベル(設定値)にそれぞれ対応する。識別マーク7、8、9はそれぞれ、手動制御部材4の当該位置に対応する機能を表す絵文字によって効果的に定められている。圧力調理器1が簡単かつ直観的に使用できるように、手動制御部材4の配置は一定間隔および/または角度セクタによって離間された所定位置に配置される。対応する識別マーク7、8、9はそれぞれ圧力調理器1において効果的に一定の位置に配置され、好ましくは、蓋3の表面に配置される。すなわち、これらの識別マーク7、8、9の位置は蓋3に固定されている。一方、手動制御部材4は蓋3に効果的に組み込まれ、蓋に対して上記の様々な異なる位置間を移動するように取り付けられている。
手動制御部材4は効果的には、把持部材であって、上記の様々な異なる位置間をユーザが手動で移動できるよう構成された把持部材と、ポインタ部材であって、手動制御部材4自体の瞬間的な所定位置に対応する識別マークを指すポインタ部材とを含む。たとえば、手動制御部材4は、把持部材とポインタ部材の両方を形成するカーソル4Aを含む。このカーソル4Aは、たとえば、(容器2の回転軸に対応する)中心縦軸の周りを回転するよう取り付けられている。
上述したように、手動制御部材4は目盛を調整するよう効果的に設計されており、よって、手動制御部材4の少なくとも2つの位置は2つの異なる目盛、すなわち、2つの異なる所定設定値にそれぞれ対応する。したがって、好ましい実施例において、手動制御部材4は調整弁を目盛付けするばねを様々な程度まで圧縮させるよう設計されることにより設定値を調整している。
図に示す好適な実施例および上記で述べたように、圧力調理器1は、作動したときに圧力調理器1内に行き渡る圧力を低下させるよう設計された作動可能な減圧装置を含む。この減圧装置は好ましくは、筐体内部を外部と連通させて蒸気を排出させるために、筐体内の圧力レベルに関係なく作動するよう設計されている。そしてこれにより、筐体内の圧力はユーザに全く危険のない状態で蓋3を容器2からロック解除できるレベルまで低下させる。たとえば、作動可能な減圧装置は圧力調整弁によって実装される。ここで、圧力調整弁は、作動している減圧装置に対応する漏出位置に配置させたり、筐体内に行き渡る圧力を大幅に低下させるような非常に低い設定値に目盛を調整させたりするように設計されていてもよい。
手動制御部材4は減圧装置を作動させるよう設計されていることが好ましい。
したがって、図に示す好適な実施例では、手動制御部材4は、第1の識別マーク7に対応する位置にある場合はまず減圧装置を作動させ、次に、調整弁の目盛が第2および第3の識別マーク8および9にそれぞれ対応する異なる設定値に調整されるよう設計されている。
本発明において、家庭用食品調理システムは独立型遠隔通信モジュール11と独立型タイマーモジュール12を含む。つまり、各モジュール、すなわち遠隔通信モジュール11とタイマーモジュール12は、圧力調理器1とは別個の装置を形成し、「手持ち式」または「可動式」であることが好ましい。すなわち、各モジュール、つまり遠隔通信モジュール11またはタイマーモジュール12に対応するこれらの各装置は、ユーザによって把持されまたは自由に取り扱いできることが好ましい。遠隔通信モジュール11はタイマーモジュール12とは別個独立している。ただし、遠隔通信モジュール11がタイマーモジュール12で構成されたりまたはその逆であることを除外するわけではない。たとえば、遠隔通信モジュール11は、タイマーモジュール12とタイマーモジュール12に着脱可能に連結される相補的な電子装置とを組み合わせることによって、タイマーモジュール12を変形させて遠隔通信モジュール11を構成する新たな一体型サブアセンブリとして構成されてもよい。一方、タイマーモジュール12は、遠隔通信モジュール11とそれに着脱自在に連結するよう構成された(必要に応じて表示画面を含む)相補的な電子装置とを組み合わせことにより形成されることにより、タイマーモジュール12を構成する新たな独立型装置を形成してもよい。
本発明において、圧力調理器1、遠隔通信モジュール11、およびタイマーモジュール12は相補的な留め具13A、13B、13Cを備えており、遠隔通信モジュール11またはタイマーモジュール12のいずれかを圧力調理器1に交互に着脱可能に取り付けられるようになっている。
換言すると、遠隔通信モジュール11とタイマーモジュール12は交互に圧力調理器1に取り付けられるように設計されており、遠隔通信モジュール11とタイマーモジュール12のいずれも同等に装着できるよう構成された一つの位置に取り付けられることが好ましい(ただし両方を同時に取り付けない方が好ましい)。つまり、圧力調理器1に備えられた留め具13Aは、遠隔通信モジュール11に備えられた相補的な留め具13Bと相互作用するように設計されており、これにより、圧力調理器1と遠隔通信モジュール11が一体型サブアセンブリを形成するように、遠隔通信モジュール11は圧力調理器1に着脱可能に固定される。同様に、圧力調理器1に備えられた留め具13Aはタイマーモジュール12に備えられた相補的な留め具13Cと協働するように設計されており、これにより、圧力調理器1とタイマーモジュール12が一体型サブアセンブリを形成するよう、タイマーモジュール12は圧力調理器1に着脱可能に固定される。当然のことながら、遠隔通信モジュール11と圧力調理器1の結合およびタイマーモジュール12と圧力調理器1の結合はどちらも全く可能であり、ユーザは自身の判断で遠隔通信モジュール11またはタイマーモジュール12のいずれかを圧力調理器1に取り付け、これらのモジュールのいずれかを圧力調理器1から自由に(好ましくは、道具を全く使用せずに完全に手動で)取り外すことができる。
このように、遠隔通信モジュール11とタイマーモジュール12は交換可能であり、より詳細に後述されるように、圧力調理器1の使用状況および所望モードに応じてユーザはいつでもモジュールのいずれかを圧力調理器1に取り付けることができる。したがって、図に示す実施例において、圧力調理器1は、遠隔通信モジュール11に具備された相補的な留め具13Bとタイマーモジュール12に具備された相補的な留め具13Cの両方と協働(同時でないことが好ましい)することができる単一の留め具12Aを有することが好ましい。
本発明において、遠隔通信モジュール11は圧力調理器1に取り付けられている場合に、圧力調理器1の作動に関する少なくとも一つの信号を無線リンクを介して独立型コンピュータ端末へ送信することができる。つまり、遠隔通信モジュール11が上述の相補的な留め具13Aおよび13Bによって圧力調理器1に取り付けられた場合、遠隔通信モジュール11と圧力調理器1の間に機能リンクが確立される。これにより、遠隔通信モジュール11は非物理的リンクを介して圧力調理器1の作動に関する信号を圧力調理器1とは別個のコンピュータ端末へ送信することができる。
無線リンクは、たとえば電磁波、および好ましくは、電波、赤外線波、その他の波を搬送するリンクであって、(有線またはケーブル式の物理的リンクを使わずに)アナログおよび/またはデジタルデータを遠隔通信モジュール11と上記の遠隔端末の間で転送可能にするリンクである。無線リンクは、特に有利には「Bluetooth4.0、Bluetooth low energy(登録商標)」プロトコルに基づいたBluetooth(登録商標)リンクであることが好ましい。つまりこれは、遠隔通信モジュール11と上記の独立型コンピュータ端末がともにBluetooth(登録商標)技術を備えることによってそれらの間に双方向通信を可能にしていることを意味する。効果的に本発明のシステムの部分である当該コンピュータ端末11は、完全に圧力調理器1から独立しており、持ち運び可能または「可動」式であることが効果的である。すなわち、ユーザが片手または両手で持ち運んで操作できるような設計であることが好ましい。当該コンピュータ端末は上述のようにBluetooth(登録商標)技術を備えていることが好ましいスマートフォン、(Apple iPad(登録商標)式の)タッチセンサ式のタブレット、またはラップトップコンピュータのそれぞれによって構成されることが効果的である。上述のコンピュータ端末は、圧力調理器1の使用をサポートするグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を実行するために表示画面を備えていることが効果的である。このように、GUI10はコンピュータ端末にインストールされた一つ(または複数)のソフトウェアとして実行され、記述式または図式情報をコンピュータ端末の画面に生成することが好ましい。そしてこれにより、圧力調理器1を使用する際に好ましくはリアルタイムで仮想インストラクタのようにユーザをガイドする。当該GUIは双方向式であることが効果的であり、これは遠隔通信モジュール11が圧力調理器1の作動に関する信号を送信することによって可能となっている。これにより、独立型コンピュータ端末が、圧力調理器1の作動に関する信号であって、圧力調理器1に取り付けられた遠隔通信モジュール11から送信される信号を受信でき、その信号を処理してユーザが圧力調理器1を最適に使用する上で役立つであろう情報およびデータをユーザに対して表示する。独立型コンピュータ端末の使用により、当然ながら、特に表示および計算能力に関するコンピュータ端末特有の機能全てを効果的に活用できるようになる。そして、これによって、特に豊富で、直観的で、人間工学的で、詳細な情報をユーザに提供することができる。
このように、特に効果的な実施例において、遠隔通信モジュール11は、圧力調理器1とソフトウェアを実行する市販の外部通信コンピュータツール(スマートフォン、タブレット等)であって特に使用をサポートするためにグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を作成するコンピュータツールの間に無線機能リンクを確立させることができる。
タイマーモジュール12は圧力調理器1に取り付けられている場合、圧力調理器1内に行き渡る圧力が最初に設定値に略到達した時点から所定の時間カウントダウンすることができる。このように、タイマーモジュール12は、到達した設定値を検知して、所定の時間カウントダウンするタイマーを起動させることによって反応するよう設計されており、この例において、所定の時間とは作動圧力で調理する所望の調理時間をいう。所定の時間は、タイマーモジュール12に備えられた(ボタン、タッチセンサ画面、またはその他のタイプのような)プログラミング手段等によってユーザが効果的にプログラム可能である。よって、ユーザは状況に応じて(特にユーザがタッチセンサ式タブレットまたはスマートフォン式のコンピュータ端末を所有しているか否かに応じて)圧力調理器1に、
・ユーザが所有する独立型コンピュータ端末を介して特に幅広い使用サポートを受けられる遠隔通信モジュール、または
・完全に独立した操作をするためのタイマーモジュール12であって、独立型コンピュータ端末の使用を要しないが、圧力調理器内の圧力が設定値に到達した(タイマーモジュール12によって自動的に検知された)時点からカウントされる(効果的にプログラム可能な)所定時間をカウントダウンすることができるタイマーモジュール12、のいずれかを取り付けることを選択できる。
留め具13A、13B、13Cは遠隔通信モジュール11に組み込まれた第1連結部130B、タイマーモジュール12に組み込まれた第2連結部130C、および圧力調理器1に組み込まれた連結口130Aを備えることが好ましい。連結口130Aは第1連結部130Bおよび第2連結部130Cと交換可能に相互作用して、連結口130Aを第1連結部130Bまたは第2連結部130Cにそれぞれ機械的かつ機能的に結合させるよう設計されている。このように、第1連結部130Bが連結口130Aと機械的かつ機能的に協働することにより遠隔通信モジュール11が圧力調理器1に連結され、第2連結部130Cが同じ連結口130Aに機械的かつ機能的に協働することによりタイマーモジュール12が圧力調理器1に連結される。本明細書で使用する「機能的に連結する」または「機能的連結」という用語は少なくとも、
・遠隔通信モジュール11が圧力調理器1の作動を表す信号を送信すること、および
・タイマーモジュール12が圧力調理器内に行き渡る圧力が最初に設定値に到達した時点を検知することにより所定時間カウントダウンすること、を可能にする連結をいう。
連結口130Aは圧力調理器1の蓋3に組み込まれていることが効果的である。たとえば、図に示すように、連結口130Aは蓋3の外表面において凹部形状を形成しており、各モジュールすなわち遠隔通信モジュール11およびタイマーモジュール12はその凹部形状と略相補的な形状をしているため、その凹部は遠隔通信モジュール11とタイマーモジュール12を交互に装着することができる。このように、この好適な実施例においては、連結口130Aは蓋3上に陥凹している凹形状によって構成され、遠隔通信モジュール11およびタイマーモジュール12をユーザの判断で交互に装着できるよう構成されている。
図に示すように、圧力調理器1は蓋3に取り付けられ、より正確には蓋の外表面に取り付けられた制御デッキ14を含むことが効果的である。デッキ14は蓋3に固定されていても着脱可能に取り付けられていてもよい。デッキ14は圧力調理器1の主要制御および調整部材を効果的に組み込んだ一体型サブアセンブリを形成する。具体的には、目盛付けおよび減圧を制御する制御部材4、ロック/ロック解除を制御する制御部材5、圧力調整弁と、その圧力調整弁、あらゆる過剰圧力安全弁、あらゆる開放安全部材と連係する蒸気排出弁10、および連結口130Aを形成する凹部によって形成される。
第1および第2連結部である130Bと130Cはそれぞれ弾性留め具で形成され、連結口130Aを形成する凹部に遠隔通信モジュール11またはタイマーモジュール12が取り付けられた場合に少なくとも一つの作用構造をとるよう設計されることが効果的である。そしてこれにより、留め具を結合時に変形させ、連結口130Aと対応モジュール(遠隔通信モジュール11またはタイマーモジュール12)を固定する力を凹部の相補的形状に加える。つまり、第1連結部130Bと第2連結部130Cをそれぞれ形成する各弾性留め具は連結口130Aと相互作用する際に変形させることが可能であり、この相互作用があるかぎり当該弾性留め具の変形が生じる。この変形は反作用の際に弾性復元力によって圧力調理器1に対して当該モジュールを固定させる力を生じさせる。このように、これら各モジュール、すなわち遠隔通信モジュール11とタイマーモジュール12はスナップ式留め具によって圧力調理器1に結合されるよう効果的に設計されている。取り外しは1本または2本の指を使って手動で(道具を使わずに)当該連結部(第1連結部130Bまたは第2連結部130C)に取り外す力を加えることによって行われることにより、弾性復元力を抑制して当該モジュールを凹部から取り出す。このような機械的結合システムは特に製造および使用が簡単である上、丈夫で信頼性も高い。さらに、このような留め具システムは全体的にプラスチック素材で製造することも可能であるため、システムの製造が容易となり、製造コストを抑えることができる。
遠隔通信モジュール11は第1検知器15を含むことが効果的である。この第1検知器15は、相補的な留め具13Aと13Bの係合により遠隔通信モジュール11が圧力調理器1に取り付けられた場合に圧力調理器1内の圧力および/または温度を表す第1信号を発生することができる。ここで第1信号は、圧力調理器1の作動に関する信号を形成し、またはその中に含まれており、および/または、その取得を可能にする。第1検知器15は、遠隔通信ダクト11が圧力調理器1に取り付けられている場合に蒸気排出ダクト10内および/またはその近傍に配置されるよう設計された第1温度センサ15Aを備えることが好ましい。これにより、温度センサ15Aは、圧力調理器1内に行き渡る圧力が設定値を超えた場合に生じるダクト10からの蒸気の排出による温度上昇を検知することができる。
同様に、タイマーモジュール12は、タイマーモジュール12が圧力調理器1に取り付けられた場合に圧力調理器1内の圧力および/または温度を表す第2信号を発生することができる第2検知器16を効果的に備え、これに基づき、タイマーモジュール12は圧力調理器1における圧力が最初に設定値に略到達した時点を決定するよう設計されている。
好適な実施例において、第2検知器16は、タイマーダクト12が圧力調理器1に取り付けられている場合に蒸気排出ダクト10内および/またはその近傍に配置されるよう設計された第2温度センサ16Aを備える。これにより、圧力調理器10内に行き渡る圧力が設定値を超える度に調整弁がダクト10を通して蒸気の排出を可能にした場合、第2温度センサ16Aは、ダクト10からの蒸気の排出による温度上昇を検知することができる。
上記の第1および第2検知器15、16はそれぞれ、引用により本明細書に組み込まれている特許文献1の記載に基づいて作動するよう効果的に設計されている。たとえば、第1および第2の温度センサの一つまたは両方は、温度を表す電気信号を送信可能な熱電対プローブを含む。
温度センサ15Aおよび16Aはそれぞれモジュール11および12の対応端部に効果的に配置される。これにより、モジュール11および12が圧力調理器1に取り付けられたときに、連係された温度センサ15Aおよび16Aは蒸気の流路である排出ダクト10の排気口に配置され、よって、圧力設定値に到達したことを示す、ダクト10における蒸気の第1の流れの出現に伴う温度上昇を検知する。したがって、圧力調理器に取り付けられたモジュールのタイプ(遠隔通信モジュール11またはタイマーモジュール12)に応じた他の作動モードも可能である。遠隔通信モジュール11が圧力調理器に取り付けられた場合、第1センサ15Aによって検知された温度を表す電気信号は(たとえばその用途に応じてマイクロコントローラを組み込んだ)遠隔通信モジュール11で処理されることにより、圧力調理器1において圧力設定値に到達した時点を検知する。その後遠隔通信モジュール11はその情報を遠隔コンピュータ端末に送信することにより、そのコンピュータ端末で実行するGUIはその情報(たとえば、所定の調理時間のカウントダウンを始めるための情報)を使用できる。一方、第1温度センサ15Aによって発生された温度信号は(デジタルまたはアナログ処理をせずに)「未処理」の状態で遠隔通信モジュール11によって遠隔端末へ送信可能である。これにより信号が解析され、圧力設定値に到達した時点を決定することができる。この状況において、温度信号は遠隔通信モジュール11によって連続的または一定間隔で遠隔端末に送信され、よって、遠隔端末は設定圧力値に到達したことによる温度上昇時点を決定することができる。
ユーザが送信モジュール11ではなくタイマーモジュール12に圧力調理器1を取り付けることを選んだ場合、コンピュータ端末は第2温度センサ16Aによって圧力設定値に最初に到達した時点を決定することができる。その後、タイマーモジュール12は単独で、設定値に到達した時点から所定の時間を自動的にカウントダウンすることができる。
ユーザはこのように、単独で所定の圧力調理時間をカウントダウンするタイマーモジュール12によって温度信号を完全に処理する「局所」使用モード、または、遠隔通信モジュール11が無線リンクを介して遠隔端末に温度信号を通信する「遠隔」モードを選択することができ、これにより、好ましくは使用をサポートするグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を実行する端末において所定の時間を効果的にカウントダウンする。
どちらの場合においても、システムは所定の時間のカウントダウンを表示するよう効果的に設計されているため、ユーザが圧力調理の残り時間を即座におよび恒常的に確認できる。このため、タイマーモジュール12は少なくとも所定時間のカウントダウンを表示する表示画面12Aを含む。遠隔通信モジュール11が圧力調理器1と共に使用された場合、独立型コンピュータ端末に効果的に備えられた画面によって所定の圧力調理時間のカウントダウンが表示される。この端末は、第1温度センサ15Aによって検知された温度の急上昇に応じて遠隔通信モジュール11によって送信された信号を受信する。遠隔通信モジュールは、タイマーモジュール12とは異なり表示画面を備えていないことが好ましい。
遠隔通信モジュール11は第3検知器(図示せず)を含むことが効果的である。この第3検知器は、遠隔通信モジュール11が圧力調理器1に取り付けられている(この例では、連結口130Aに装着されている)場合、手動制御部材4が配置される位置を表す第3信号を発生することができる。ここで第3信号は、圧力調理器1の作動に関する信号を形成し、またはその中に含まれており、および/または、その取得を可能にする。
この技術的に効果的な構造により、独立型コンピュータ端末によって実行される使用をサポートするソフトウェアは、手動制御部材4の実際の位置を恒常的に把握することができ、それに応じてユーザに供給される情報およびデータを対応させて、ユーザが最適に圧力調理器1を使用できるようサポートしている。
このように、第3検知器は、制御部材4の瞬間的位置を表す電気信号を効果的に発生させる。この電気信号は、遠隔通信モジュール11によって好ましくは即座に遠隔コンピュータ端末に送信され、信号は端末によって実行されるGUIによって処理される。この処理は、たとえば、端末の画面に表示される仮想ポインタの位置制御処理でもよく、これによって、仮想ポインタの位置はリアルタイムで手動制御部材4の瞬間的位置を示す。
第3検知器は当業者に周知のどのようなタイプのものでもよい。たとえば、第3検知器は第1の複数の磁気抵抗センサを含む。一方、手動制御部材4は、手動制御部材4の位置に応じて選択的かつ遠隔的に一つ以上の磁気抵抗センサを励起するよう設計された第1磁気活性体を実装する。これにより、引用により本明細書に組み込まれている特許文献2に教示されているように制御部材の位置をコード化する。このように、遠隔通信モジュール11は一定間隔で配置された(たとえば相補形金属酸化膜半導体(CMOS)技術を使用して製造された)一連の磁気抵抗センサを円弧状に実装する。一方、回転によって効果的に上昇する手動制御部材4は、上述の説明のとおり、一つ以上の磁気抵抗センサを選択的に励起可能な磁石を実装する。
このように(図に示す実施例に対応する)特に好適な実施例において、遠隔通信モジュール11は、
・圧力調理器1内の圧力および/または温度を表し、第1温度センサ15Aによって取得される上記の第1信号と、
・手動制御部材4の配置を表し、遠隔通信モジュール11に実装された磁気抵抗センサの組み合わせおよび手動制御部材4に実装された励起磁石によって取得された、上記の第3信号とを独立型コンピュータ端末に送信可能である。
したがって、上記の圧力調理器1の「作動に関する信号」は、この状況において、遠隔通信モジュール11によって異なる時点で独立型コンピュータ端末に送信された複数の信号からなる。よって、遠隔端末によって効果的に実行されたGUIは、第1信号および第3信号からの情報によって、特に単純かつ人間工学的方法でユーザに圧力調理器1の瞬間的作動状態を恒常的に知らせることができ、圧力調理器を制御することによって実際に応答することもできる。
タイマーモジュール12は第4検知器をさらに含むことが効果的である。この第4検知器は、タイマーモジュール12が圧力調理器1に取り付けられた場合に、手動制御部材4の位置を表す第4信号を発生することができる。そしてこの信号に基づき、タイマーモジュール12は表示画面12A上に手動制御部材4の位置を表す情報を表示する。第4検知器は第2の複数の磁気抵抗センサを含み、手動制御部材4は、手動制御部材4の位置に応じて選択的かつ遠隔的に一つ以上の磁気抵抗センサを励起するよう設計された第2磁気活性体を実装し、よってその位置をコード化することが効果的である。この好適な実施例において、第4検知器の構造および作動は遠隔通信モジュール11の説明で述べた第3検知器の構造および作動とほぼ同じである。
第1および第2磁気活性体は単一の共通活性体によって構成されていることが効果的である。すなわち、手動制御部材4は、(遠隔通信モジュール11が圧力調理器1に取り付けられた場合)第1の複数の磁気抵抗センサまたは(タイマーモジュール12が圧力調理器1に取り付けられた場合)第2の複数の磁気抵抗センサのいずれかと協働可能な(永久磁石等の)単一の共通磁気活性体を実装して、手動制御部材4の瞬間的位置をコード化し、当該モジュールに位置を表す信号を発生させる。ここで、信号は(タイマーモジュール12がその画面12Aに手動制御部材4の位置を表す絵文字式またはその他の様式の情報を表示する)局所的または(無線リンクによって遠隔端末に送信された位置情報を、遠隔端末がその後コンピュータ端末の画面に手動制御部材4の位置を表す情報を表示するため等に使用する)遠隔的な方法で使用されるよう設計されている。
要するに、図に示す特に好適な実施例において、遠隔通信モジュール11およびタイマーモジュール12はともに、
・圧力および/または温度を表す信号(圧力調理器内の圧力は圧力調理器内の温度によって変化し、その逆もまた同様であると解される)と、
・手動制御部材4の位置を表す信号と、を発生することができる。
2つのモジュール11と12の本質的な違いは、タイマーモジュール12は、直接それ自身によって、たとえば、所定の調理時間のカウントダウンや手動制御部材4の位置等に関する情報を備え付けの画面12Aに表示することによって、上記の信号からの情報を処理する一方、遠隔通信モジュール11は、到達した設定値および手動制御部材4の位置に関する情報を遠隔端末に送信可能であり、その情報を使用をサポートするソフトウェアによって処理することができる。
しかし、これらのモジュール、すなわち遠隔通信モジュール11とタイマーモジュール12のいずれも上述のセンサの全てを使用しないことも十分可能である。「第1」、「第2」、「第3」および「第4」という用語はしたがって上記において説明した要素(検知器、センサ、信号等)を単に明確に識別するために使用したものである。要するに、たとえば上記の第2検知器16だけを備えていて第1検知器15を備えていないシステム、またはその逆のシステムも十分可能である。
本発明は上記システムの遠隔通信モジュール11に関するものでもある。この遠隔通信モジュール11はしたがって家庭用食品調理システムの一部として作用し、家庭用食品調理システムは上述のように、
・まず圧力調理器1内に行き渡る圧力を略設定値に保つよう設計された圧力調整弁を備え、次に留め具13Aを備えた圧力調理器1と、
・遠隔通信モジュール11から独立したタイマーモジュール12であって、圧力調理器1に備えられた留め具13Aと相補的な留め具13Cを備えることにより圧力調理器1に着脱可能に取り付けることができ、圧力調理器1に取り付けられた場合、圧力調理器1内に行き渡る圧力が最初に設定値に略到達した時点から所定の時間カウントダウンすることができるタイマーモジュール12、とをさらに備える。
上述のように、遠隔通信モジュール11は圧力調理器1に備えられた留め具13Aと相補的な留め具13Bも備えており、これによって、タイマーモジュール12の代わりに圧力調理器1に遠隔通信モジュール11を着脱可能に取り付けることができる。上述のように、圧力調理器1に取り付けられた場合、遠隔通信モジュール11は圧力調理器1の作動に関する少なくとも一つの信号を無線リンクを介して独立型コンピュータ端末へ送信することができる。
遠隔通信モジュール11は少なくとも無線送信機を備えていることが好ましく、Bluetooth(登録商標)送信システムを備えていることが好ましい。上記で説明したとおり、遠隔通信モジュール11が無線通信機のみならず温度センサ15Aと位置センサ、または、磁気抵抗センサ等の位置センサ素子も備えていることが特に好ましい。
最後に、本発明は本来圧力調理器1を用いた家庭用食品調理方法に関するものであり、この方法は上述のシステムによって実行されることが好ましい。
したがって、上記記載はすべて本発明の家庭用調理方法に準用される。本発明はさらに、圧力調理器1内に行き渡る圧力を略設定値に保つよう設計された圧力調整弁付きの圧力調理器1を用いた家庭用の調理方法に関する。
当該方法は、独立型遠隔通信モジュール11と独立型タイマーモジュール12が交互に圧力調理器1に着脱可能に取り付けられる工程を含み、遠隔通信モジュール11は圧力調理器1に取り付けられた場合、圧力調理器1の作動に関する少なくとも一つの信号を無線リンクを介して独立型コンピュータ端末へ送信することができ、タイマーモジュール12は圧力調理器1に取り付けられた場合、圧力調理器1内に行き渡る圧力が最初に設定値に略到達した時点から所定の時間カウントダウンすることができる。
このように、本発明は(タイマーモジュール12を介して実行されるモードである)サポートを減らした完全独立型作動モード、または、遠隔通信モジュール11を介して実行される遠隔高サポートモードのいずれかをユーザが選択可能にであり、圧力調理器1は、モジュール11および12を同じように装着されるよう設計された単一の口を備えており、これらモジュールはともに圧力調理器1の使用モードによってユーザが選択できるようにユーザが所持していることが好ましい。以上により、当該単一の口は、遠隔通信モジュール11またはタイマーモジュール12のいずれかと機械的(係合)および機能的に連結が可能となる。

Claims (19)

  1. 圧力調理器(1)内に行き渡る圧力を設定値に保つよう設計された圧力調整弁付きの圧力調理器(1)を備えた家庭用食品調理システムであって、
    独立型遠隔通信モジュール(11)と独立型タイマーモジュール(12)をさらに備え、
    前記圧力調理器(1)、前記遠隔通信モジュール(11)、および前記タイマーモジュール(12)は相補的な留め具(13A、13B、13C)を備えることによって前記遠隔通信モジュール(11)と前記タイマーモジュール(12)を前記圧力調理器(1)に交互に着脱可能に取り付けることができ、
    前記遠隔通信モジュール(11)は圧力調理器(1)に取り付けられた場合、圧力調理器(1)の作動に関する少なくとも一つの信号を無線リンクを介して独立型コンピュータ端末へ送信することができ、前記タイマーモジュール(12)は前記圧力調理器(1)に取り付けられた場合、圧力調理器(1)内に行き渡る圧力が最初に前記設定値に略到達した時点から所定の時間カウントダウンすることができることを特徴とする、家庭用食品調理システム。
  2. 前記留め具は、遠隔通信モジュール(11)に組み込まれた第1連結部(130B)、タイマーモジュール(12)に組み込まれた第2連結部(130C)、および圧力調理器(1)に組み込まれた連結口(130A)を備え、
    前記連結口(130A)は第1連結部(130B)および第2連結部(130C)と交換可能に相互作用して、連結口(130A)を第1連結部(130B)および第2連結部(130C)とそれぞれ機械的かつ機能的に交互に結合させるよう設計されていることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記圧力調理器(1)は容器(2)と、容器(2)と連係することによって内部の圧力が前記設定値に到達可能な料理筐体を形成する蓋(3)とを備え、
    前記連結口(130A)は前記蓋(3)に組み込まれていることを特徴とする、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記連結口(130A)は蓋(3)の表面において凹部形状を形成しており、前記モジュールすなわち遠隔通信モジュール(11)およびタイマーモジュール(12)はそれぞれ前記凹部形状と略相補的な形状を有しているため、前記凹部は遠隔通信モジュール(11)とタイマーモジュール(12)を交互に装着することができることを特徴とする、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記圧力調理器は蒸気排出ダクト(10)を含み、圧力調理器(1)内に行き渡る圧力が前記設定値を超えるときは常に調整弁が蒸気排出ダクト(10)を通して蒸気の排出を可能にすることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 遠隔通信モジュール(11)は第1検知器(15)を含み、前記遠隔通信モジュール(11)が前記圧力調理器(1)に取り付けられた場合、第1検知器(15)は圧力調理器(1)内の圧力および/または温度を表す第1信号を発生することができ、前記第1信号は前記圧力調理器(1)の作動に関する前記信号を形成し、またはその中に含まれており、および/または、その取得を可能にすることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記第1検知器(15)は、前記遠隔通信モジュール(11)が前記圧力調理器(1)に取り付けられている場合に蒸気排出ダクト(10)内および/またはその近傍に配置されるよう設計された第1温度センサ(15A)を備えることにより、前記第1温度センサ(15A)が前記ダクト(10)からの前記蒸気の排出による温度上昇を検知できることを特徴とする、請求項5または6に記載のシステム。
  8. タイマーモジュール(12)は、前記タイマーモジュール(12)が前記圧力調理器(1)に取り付けられた場合に圧力調理器(1)内の圧力および/または温度を表す第2信号を発生することができる第2検知器(16)を含み、これに基づき、前記タイマーモジュール(12)は圧力調理器(1)における圧力が最初に設定値に略到達した前記時点を決定するよう設計されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のシステム。
  9. 前記第2検知器(16)は、前記タイマーモジュール(12)が前記圧力調理器(1)に取り付けられている場合に蒸気排出ダクト(10)内および/またはその近傍に配置されるよう設計された第2温度センサ(16A)を備えることにより、前記第2温度センサ(16A)が前記ダクト(10)からの前記蒸気の排出による温度上昇を検知できることを特徴とする、請求項5および8に記載のシステム。
  10. 前記圧力調理器(1)は、前記圧力調理器(1)のそれぞれ異なる作動状態に応じて異なる位置へ移動するよう取り付けられた少なくとも一つの手動制御部材4を備えていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のシステム。
  11. 前記遠隔通信モジュール(11)は、前記遠隔通信モジュール(11)が圧力調理器(1)に取り付けられている場合に手動制御部材(4)が配置される位置を表す第3信号を発生することができる第3検知器を含み、前記第3信号は、前記圧力調理器(1)の作動に関する前記信号を形成し、またはその中に含まれており、および/または、その取得を可能にすることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記第3検知器は第1の複数の磁気抵抗センサを含み、手動制御部材(4)は手動制御部材(4)の位置に応じて選択的かつ遠隔的に一つ以上の前記磁気抵抗センサを励起するよう設計された第1磁気活性体を実装することにより、前記手動制御部材の前記位置をコード化することを特徴とする、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記タイマーモジュール(12)は少なくとも所定時間の前記カウントダウンを表示する表示画面(12A)を含むことを特徴とする、請求項1から12のいずれか1項に記載のシステム。
  14. 前記タイマーモジュール(12)は第4検知器をさらに含み、第4検知器は前記タイマーモジュール(12)が圧力調理器(1)に取り付けられた場合に手動制御部材(4)の位置を表す第4信号を発生することができ、この信号に基づき、前記タイマーモジュールは前記表示画面上に手動制御部材(4)の位置を表す情報を表示することを特徴とする、請求項10から13のいずれか1項に記載のシステム。
  15. 前記第4検知器は第2の複数の磁気抵抗センサを含み、手動制御部材(4)は手動制御部材(4)の位置に応じて選択的かつ遠隔的に一つ以上の前記磁気抵抗センサを励起するよう設計された第2磁気活性体を実装することによって前記位置をコード化することを特徴とする、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記第1および第2磁気活性体は単一の共通活性体によって構成されていることを特徴とする、請求項12および15に記載のシステム。
  17. 前記無線リンクはBluetooth(登録商標)リンクであることを特徴とする、請求項1から16のいずれか1項に記載のシステム。
  18. ・まず圧力調理器(1)内に行き渡る圧力を略設定値に保つよう設計された圧力調整弁を備え、次に留め具(13A)を備えた圧力調理器(1)と、
    ・前記遠隔通信モジュール(11)から独立したタイマーモジュール(12)であって、圧力調理器(1)に備えられた留め具(13A)と相補的な留め具(13C)を備えることにより圧力調理器(1)に着脱可能に取り付けることができ、前記圧力調理器(1)に取り付けられた場合、圧力調理器(1)内に行き渡る圧力が最初に前記設定値に略到達した時点から所定の時間カウントダウンすることができるタイマーモジュール(12)とをさらに備える家庭用食品調理システムの部品として作用する遠隔通信モジュール(11)であって、
    圧力調理器(1)に備えられた前記留め具(13A)と相補的な留め具(13B)をさらに備えることにより、前記タイマーモジュール(12)の代わりに前記圧力調理器(1)に着脱可能に取り付けられ、圧力調理器(1)に取り付けられた場合、圧力調理器(1)の作動に関する少なくとも一つの信号を無線リンクを介して独立型コンピュータ端末へ送信することができることを特徴とする、遠隔通信モジュール(11)。
  19. 圧力調理器(1)内に行き渡る圧力を略設定値に保つよう設計された圧力調整弁付きの圧力調理器(1)を用いた家庭用の食品調理方法であって、
    独立型遠隔通信モジュール(11)と独立型タイマーモジュール(12)が交互に前記圧力調理器(1)に着脱可能に取り付けられる工程を含み、前記遠隔通信モジュール(11)は圧力調理器(1)に取り付けられた場合、圧力調理器(1)の作動に関する少なくとも一つの信号を無線リンクを介して独立型コンピュータ端末へ送信することができ、前記タイマーモジュール(12)は前記圧力調理器(1)に取り付けられた場合、圧力調理器(1)内に行き渡る圧力が最初に前記設定値に略到達した時点から所定の時間カウントダウンすることができることを特徴とする、家庭用の食品調理方法。
JP2015000931A 2014-01-07 2015-01-06 モジュール型調理システムとその方法 Active JP6807633B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019148847A JP6925387B2 (ja) 2014-01-07 2019-08-14 モジュール型調理システムとその方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1450103A FR3016118B1 (fr) 2014-01-07 2014-01-07 Systeme de cuisson modulaire et procede afferent
FR1450103 2014-01-07

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019148847A Division JP6925387B2 (ja) 2014-01-07 2019-08-14 モジュール型調理システムとその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015180243A true JP2015180243A (ja) 2015-10-15
JP6807633B2 JP6807633B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=50231440

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015000931A Active JP6807633B2 (ja) 2014-01-07 2015-01-06 モジュール型調理システムとその方法
JP2019148847A Active JP6925387B2 (ja) 2014-01-07 2019-08-14 モジュール型調理システムとその方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019148847A Active JP6925387B2 (ja) 2014-01-07 2019-08-14 モジュール型調理システムとその方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9962029B2 (ja)
EP (1) EP2898800B1 (ja)
JP (2) JP6807633B2 (ja)
CN (1) CN104757873B (ja)
ES (1) ES2745548T3 (ja)
FR (1) FR3016118B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102049935B1 (ko) * 2018-11-02 2019-11-29 주식회사 선도전자 스마트 압력솥
WO2020250860A1 (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 株式会社タニタ カバー、被収容部及びこれらを備える物品

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3036939B1 (fr) * 2015-06-04 2017-07-14 Seb Sa Autocuiseur pourvu d'une soupape demontable et d'un capteur de temperature
US10342375B2 (en) * 2015-07-09 2019-07-09 Hangzhou Tuohai Electronic Co., Ltd Mobile-phone controlled intelligent steam cooker
FR3049840B1 (fr) * 2016-04-08 2019-04-05 Seb S.A. Autocuiseur pourvu d'une ouverture de couvercle
US20180153329A1 (en) * 2016-12-01 2018-06-07 Dov Z. Glucksman Pressure cooking appliance
CN110520020B (zh) * 2017-04-10 2021-11-09 夏普株式会社 加热调理器、行动终端装置、调理预约程序及存储介质
CN108784382A (zh) * 2017-04-27 2018-11-13 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电热器具、电热器具时间显示方式控制方法及装置
CN112716274A (zh) 2017-08-09 2021-04-30 沙克忍者运营有限责任公司 烹饪系统
US10849342B2 (en) * 2017-10-13 2020-12-01 National Presto Industries, Inc. Electric pressure canner with digital control
CN110115500B (zh) * 2018-02-05 2022-02-15 浙江绍兴苏泊尔生活电器有限公司 烹饪器具及其烹饪压力控制方法和装置
USD914436S1 (en) 2018-06-19 2021-03-30 Sharkninja Operating Llc Air diffuser with food preparation pot
USD883015S1 (en) 2018-08-09 2020-05-05 Sharkninja Operating Llc Food preparation device and parts thereof
USD903413S1 (en) 2018-08-09 2020-12-01 Sharkninja Operating Llc Cooking basket
USD934027S1 (en) 2018-08-09 2021-10-26 Sharkninja Operating Llc Reversible cooking rack
USD883014S1 (en) 2018-08-09 2020-05-05 Sharkninja Operating Llc Food preparation device
CN110934480B (zh) * 2018-09-25 2022-10-04 浙江绍兴苏泊尔生活电器有限公司 烹饪器具、设置预约时间的方法和装置
CN108937559A (zh) * 2018-09-28 2018-12-07 杭州若奇技术有限公司 智能压力锅及智能压力锅的使用方法
US11051654B2 (en) 2019-02-25 2021-07-06 Sharkninja Operating Llc Cooking device and components thereof
US11751710B2 (en) 2019-02-25 2023-09-12 Sharkninja Operating Llc Guard for cooking system
ES2791123A1 (es) * 2019-04-30 2020-10-30 Isogona S L Tapa para recipientes de coccion a presion
USD918654S1 (en) 2019-06-06 2021-05-11 Sharkninja Operating Llc Grill plate
USD982375S1 (en) 2019-06-06 2023-04-04 Sharkninja Operating Llc Food preparation device
US11113933B1 (en) * 2020-02-28 2021-09-07 Therm-Omega-Tech, Inc. Visual indication system for feedback controller
US11647861B2 (en) 2020-03-30 2023-05-16 Sharkninja Operating Llc Cooking device and components thereof
FR3117758B1 (fr) * 2020-12-18 2023-04-21 Seb Sa Autocuiseur a baionnette pourvu d’un organe de commande au comportement dynamique ameliore
FR3117757B1 (fr) * 2020-12-18 2023-04-21 Seb Sa Autocuiseur a baionnette pourvu d’un module de commande
CN114098425B (zh) * 2021-11-04 2023-10-20 浙江金嫂子工贸有限公司 一种智能不粘导热锅

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050028678A1 (en) * 2001-12-27 2005-02-10 Baraille Eric Laurent Appliance for cooking foods under pressure comprising a temperature sensor
JP2012515033A (ja) * 2009-01-15 2012-07-05 セブ ソシエテ アノニム 電子情報装置を備えた加圧調理器
WO2013064348A1 (de) * 2011-10-31 2013-05-10 Wmf Württembergische Metallwarenfabrik Ag Steuerungs-, regelungs- und bedienvorrichtung für ein gargerät

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2836806B1 (fr) * 2002-03-08 2004-09-10 Seb Sa Appareil de cuisson d'aliments sous pression comportant un module de couvercle
ATE439071T1 (de) * 2007-06-12 2009-08-15 Silit Werke DAMPFDRUCKKOCHGEFÄß
FR2940899B1 (fr) * 2009-01-15 2011-02-25 Seb Sa Appareil de cuisson a cuisson sequentielle, systeme et procede afferents
US8648282B2 (en) * 2009-07-09 2014-02-11 Wal-Mart Stores, Inc. Cooking apparatus and method
DE102010051060B4 (de) * 2010-11-11 2015-11-26 Fissler Gmbh Druckerfassungssystem für einen Schnellkochtopf
JP2013017557A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Panasonic Corp 炊飯器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050028678A1 (en) * 2001-12-27 2005-02-10 Baraille Eric Laurent Appliance for cooking foods under pressure comprising a temperature sensor
JP2012515033A (ja) * 2009-01-15 2012-07-05 セブ ソシエテ アノニム 電子情報装置を備えた加圧調理器
WO2013064348A1 (de) * 2011-10-31 2013-05-10 Wmf Württembergische Metallwarenfabrik Ag Steuerungs-, regelungs- und bedienvorrichtung für ein gargerät

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102049935B1 (ko) * 2018-11-02 2019-11-29 주식회사 선도전자 스마트 압력솥
WO2020250860A1 (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 株式会社タニタ カバー、被収容部及びこれらを備える物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019193893A (ja) 2019-11-07
FR3016118A1 (fr) 2015-07-10
EP2898800A1 (fr) 2015-07-29
ES2745548T3 (es) 2020-03-02
US20150190008A1 (en) 2015-07-09
EP2898800B1 (fr) 2019-08-14
US9962029B2 (en) 2018-05-08
JP6925387B2 (ja) 2021-08-25
JP6807633B2 (ja) 2021-01-06
FR3016118B1 (fr) 2016-02-05
CN104757873B (zh) 2018-10-16
CN104757873A (zh) 2015-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019193893A (ja) モジュール型調理システムとその方法
CN105595802B (zh) 具有数据采集装置的压力烹饪系统
CN104757872B (zh) 在使用中为用户提供帮助的蒸煮系统
CN106575469B (zh) 辅助家电设备的使用的系统
TWI590795B (zh) 電動廚房用具
US20180310759A1 (en) Control system for cooking
CN105030035B (zh) 用于提供关于家用设备的操作信息的电子信息单元
US11477859B2 (en) Method for automatic pairing for communication between a cooking utensil and an element of an induction cooktop
CN109419336B (zh) 烹饪器具的控制方法
CN114424881A (zh) 一种智能锅
CN105159185B (zh) 智能控制压力锅的方法及装置
CN103207581A (zh) 电热烹饪器具的控制方法和控制装置
CN105785888B (zh) 智能型开关控制系统及其实施方法
CN102783908A (zh) 具有降压控制部件的增压烹饪家用设备
US20120075065A1 (en) Electrical household appliance
CN205849261U (zh) 用于烹饪器具的无线供电系统和烹饪器具
US20170143159A1 (en) Kitchen appliance
CN211432216U (zh) 锅具及烹饪器具
JP6184448B2 (ja) 成分検知装置
JP2017042215A (ja) 加熱調理器
CN215686634U (zh) 慢炖锅
CN206096795U (zh) 一种烟机、灶具、炊具的组合控制系统
EP3418639A1 (en) Cooking appliance
US20200211356A1 (en) Boiling detection and alert system and method for cooking applications
CN110192067A (zh) 一种用于调节烹饪过程的装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190423

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20190814

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200512

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200902

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20200929

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20201110

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6807633

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250