JP2015180059A - データ送出システム、受信装置、およびプログラム - Google Patents

データ送出システム、受信装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】MMT方式の伝送において、データ受信が、いつ開始されてもファイルが全て受信されるようにすることができるデータ送出システムを提供すること。
【解決手段】コンテンツを構成するファイルを取得し、ファイルを格納したMMTPパケットを、繰り返し送出するデータ送出装置と、コンテンツを構成するファイル各々のパス名を記憶するテーブルを格納したMMTPパケットを送出する制御メッセージ生成装置と、データ送出装置が送出したMMTPパケットと、制御メッセージ生成装置が送出したMMTPパケットとを多重する多重装置とを具備し、ファイルを格納したMMTPパケットのパケットIDと、テーブルを格納したMMTPパケットのパケットIDとは異なることを特徴とするデータ送出システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ送出システム、受信装置、およびプログラムに関する。
現在、デジタル放送では、途中からデータの受信を開始してもデータ放送のコンテンツを構成するファイルがすべて受信できるよう、データカルーセル伝送方式(非特許文献1参照)を用いて、データ放送のコンテンツを構成するファイルを伝送している。このデータカルーセル伝送方式は、MPEG2−TSでの伝送を前提とした方式である。一方、スーパーハイビジョンなどを対象とした将来のデジタル放送では、伝送方式としてMMT(Mpeg Media Transport;ISO/IEC 23008-1)も採用されることが決まっており、MMT方式においては、映像などのストリームをMMTP(Mpeg Media Transport Protocol)パケットで伝送する。
しかしながら、MMT方式の伝送には、受信機がデータ受信をいつ開始してもコンテンツファイルをすべて受信できる伝送方法がないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、MMT方式の伝送において、データ受信が、いつ開始されてもファイルが全て受信されるようにすることができるデータ送出システム、受信装置、およびプログラムを提供する。
(1)この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様は、コンテンツを構成するファイルを取得し、前記コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットを、繰り返し送出するデータ送出装置と、前記コンテンツを構成するファイル各々のパス名を記憶するテーブルを格納したMMTPパケットを送出する制御メッセージ生成装置と、前記データ送出装置が送出したMMTPパケットと、前記制御メッセージ生成装置が送出したMMTPパケットとを多重する多重装置とを具備し、前記コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットのパケットIDと、前記テーブルを格納したMMTPパケットのパケットIDとは異なることを特徴とするデータ送出システムである。
(2)また、本発明の他の態様は、(1)に記載のデータ送出システムであって、前記データ送出装置が、前記コンテンツを構成するファイルを取得するファイル取得部と、前記ファイル取得部が取得したファイルをMMTPペイロードに格納するMMTPペイロード生成部と、前記MMTPペイロードを記憶するペイロード記憶部と、前記ペイロード記憶部が記憶する前記MMTPペイロードを、MMTPパケットに格納して送出することを繰り返す送出部とを備える。
(3)また、本発明の他の態様は、(1)または(2)に記載のデータ送出システムであって、前記テーブルは、データディレクトリ管理テーブルであることを特徴とする。
(4)また、本発明の他の態様は、繰り返し送出される、コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットと、前記コンテンツを構成するファイル各々のパス名を記憶するテーブルを格納したMMTPパケットとを受信する受信部と、前記テーブルを参照して、前記受信部が受信したMMTPパケットから、所望のパス名のファイルを復元するファイル復元部とを具備し、前記コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットのパケットIDと、前記テーブルを格納したMMTPパケットのパケットIDとは異なることを特徴とする受信装置である。
(5)また、本発明の他の態様は、コンピュータを、繰り返し送出される、コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットと、前記コンテンツを構成するファイル各々のパス名を記憶するテーブルを格納したMMTPパケットとを受信する受信部、前記テーブルを参照して、前記受信部が受信したMMTPパケットから、所望のパス名のファイルを復元するファイル復元部として機能させるためのプログラムであって、前記コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットのパケットIDと、前記テーブルを格納したMMTPパケットのパケットIDとは異なることを特徴とする。
この発明によれば、MMT方式の伝送において、データ受信が、いつ開始されてもファイルが全て受信されるようにすることができる。
この発明の一実施形態によるコンテンツ伝送システム10の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における放送設備11が送信するIPデータフローの構成例を示す模式図である。 同実施形態における放送設備11によるファイルの伝送方法を説明する模式図である。 同実施形態における放送設備11の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における制御メッセージ生成装置101の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるデータ送出装置104の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における受信装置12の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるデータ伝送メッセージのデータ構造を示す表である。 同実施形態におけるデータディレクトリ管理テーブルのデータ構造を示す表である。 同実施形態における伝送配置情報のデータ構造を示す表である。 同実施形態におけるデータアセット管理テーブルのデータ構造を示す表である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態によるコンテンツ伝送システム10の構成を示す概略ブロック図である。コンテンツ伝送システム10は、一つまたは複数のファイルから構成されるコンテンツ(マルチメディアコンテンツともいう)を、放送波を用いて伝送する。コンテンツ伝送システム10は、伝送のデータ形式として、下位層から順にTLV(Type Length Value)、IP(Internet Protocol)を用いた、MMT(MPEG Media Transport)方式によって伝送する。
コンテンツ伝送システム10は、放送設備11、受信装置12、出力装置13を有する。放送設備11は、コンテンツを構成するファイルを、放送波を用いて、繰り返し送出する。このファイルには、HTML(HyperText Markup Language)ファイルなどの文字情報、制御情報などを含むファイル、JavaScript(登録商標)などのアプリケーションを記述したファイル、JPEG(Joint Picture Experts Group)などの静止画像ファイル、MPEG−2オーディオなどの音声ファイルを含めることができる。受信装置12は、放送設備11が配信したファイルを受信し、受信したファイルをレンダリングしたり、実行したり、復号したりすることで、コンテンツの画像、音声を生成する。受信装置12は、このコンテンツの画像を表す画像信号と、音声を表す音声信号とを生成し、出力装置13に入力する。出力装置13は、液晶ディスプレイなどの表示デバイスと、スピーカとを有し、受信装置12が生成した画像信号が表す画像の表示と、音声信号が表す音声の出力とを行う。なお、受信装置12と、出力装置13とは、一体となっていてもよい。
図2は、放送設備11が送信するIPデータフローの構成例を示す模式図である。図2では、放送設備11から配信されるIPデータフローDF1で、一つのパッケージP1が伝送されている。その一つのパッケージP1で、データ伝送メッセージ(Data_Transmission_Message)DTM1(データ伝送情報)、複数のデータアセットDA1、DA2が伝送されている。データ伝送メッセージDTM1は、MMTで定義されるメッセージであり、本実施形態では、メッセージIDとして「0x8002」を用いる。データアセットDA1、DA2は、アイテムI1、I2、・・・として、コンテンツを構成するファイルを伝送する、MMTで定義されるアセットである。アセット各々は、それぞれ、特定のパケットID(packet_id)を持つMMTPパケットに格納されるビットストリームであり、コンポーネントなどともいう。
データ伝送メッセージDTM1は、データディレクトリ管理テーブル(Data_Directory_Management_Table)DM1(ディレクトリ管理情報)と、データアセット管理テーブル(Data_Asset_Management_Table)AM1、AM2(アセット管理情報)とを格納している。データディレクトリ管理テーブルDM1は、コンテンツを構成するファイルのパス名と、そのファイルのアイテムID(ファイル識別情報)とを対応付けている。アイテムIDは、パケットIDまたはアセットIDと組み合わせて、コンテンツを構成するファイルを、データフローにおいて識別する情報である。データディレクトリ管理テーブルDMは、これらの他に、IPデータフローおよびパケットIDも対応付けているが、ここでは、説明を省略する。なお、アセットIDと、パケットIDとの対応は、制御メッセージの一種であるPAメッセージ中のMPテーブルに記載されている。
データアセット管理テーブルAM1、AM2の各々は、対応する一つのアセットIDと、そのアセットIDのデータアセットに格納されているファイルのアイテムIDとを格納する。データアセット管理テーブルは、データアセットの数だけ、データ伝送メッセージに格納されている。
したがって、ファイルのパス名が与えられると、データディレクトリ管理テーブルDM1から、そのファイルのアイテムIDが得られる。さらに、得られたアイテムIDを格納しているデータアセット管理テーブルAM1から、アセットIDが得られる。そのアセットIDのデータアセットで伝送されている、得られたアイテムIDのアイテムが、パス名を与えられたファイルとなっている。
図3は、放送設備11によるファイルの伝送方法を説明する模式図である。図3に示すように、放送設備11は、伝送するファイルF1を、先頭から順に所定のサイズのブロックF1a、F1b、・・・に分割する。そして、放送設備11は、これらのブロックF1a、F1b、・・・に、それぞれ、MMTPペイロードヘッダPH1、PH2、・・・を付加して、MMTPペイロードPL1、PL2とする。これらのMMTPペイロードヘッダPH1、PH2、・・・には、アイテムID、フラグメンテーションインジケータ(Fragmentation Indicator)、フラグメントカウンター(fragment_counter)を含む。アイテムIDは、そのMMTPペイロードヘッダが付加されたブロックのファイルF1のアイテムIDである。
フラグメンテーションインジケータは、「0」から「3」の4つの値をとる。「0」のときは、そのMMTPペイロードヘッダが付加されたブロックのみで完結したファイルであることを示す。「1」のときは、そのMMTPペイロードヘッダが付加されたブロックが、ファイルの先頭であることを示す。「2」のときは、そのMMTPペイロードヘッダが付加されたブロックが、ファイルの先頭でも末尾でもないことを示す。「3」のときは、そのMMTPペイロードヘッダが付加されたブロックが、ファイルの末尾であることを示す。フラグメントカウンターは、同じファイルから分割されたMMTPが、あといくつあるかを示す。
放送設備11は、ペイロードPL1、PL2、・・・に、それぞれ、MMTPパケットヘッダH1、H2を付加して、MMTPパケットP1、P2とする。これらMMTPパケットヘッダH1、H2は、それぞれ、パケットID、パケットシーケンス番号、タイムスタンプを含む。パケットシーケンス番号は、同じパケットIDに振られる通し番号である。タイムスタンプは、そのMMTPパケットの1バイト目を送出するときの時刻を示す。
放送設備11は、これらのMMTPパケットP1、P2、・・・を繰り返し送出する。ただし、放送設備11は、MMTPパケットヘッダのパケットシーケンス番号、タイムスタンプについては、送出する度に、そのときの値を割当てる。例えば、放送設備11は、パケットシーケンス番号には、直前に送出した同じパケットIDのパケットシーケンス番号から連続した番号となるように、値を割当てる。
受信装置12は、これらのMMTPパケットP1、P2、P3、・・・を受信し、ファイルF1、ファイルF2、・・・を構築する。このとき、例えば、受信装置12が、MMPTパケットP3から受信を開始したとする。MMTPパケットP1、P2、P3・・・・は繰り返し送出されているので、受信装置12は、MMTPパケットP3以降を受信した後に、再び送出されるMMTPパケットP1、P2を受信する。このため、受信装置12は、MMTPパケットP1、P2、・・・の全てを受信し、コンテンツを構成する全てのファイルF1、F2、・・・を構築することができる。なお、伝送誤りなどにより、途中のMMTPパケットの受信に失敗したときも同様である。
図4は、放送設備11の構成を示す概略ブロック図である。放送設備11は、制御メッセージ生成装置101、映像送出装置102、音声送出装置103、データ送出装置104、多重装置105、配信装置106を含む。制御メッセージ生成装置101は、データ伝送メッセージを格納したMMTPパケットを生成する。データ伝送メッセージは、コンテンツを構成するファイルのパス名を示す情報と、そのファイルの伝送路における配置に関する情報とを対応付ける。この対応付けは、データ伝送メッセージに格納されているデータディレクトリ管理テーブルと、データアセット管理テーブルとで行う。制御メッセージ生成装置101は、その他にMPテーブルを格納するPAメッセージなどの制御メッセージを格納したMMTPパケットを生成してもよい。
映像送出装置102は、映像のアセットを格納したMMTPパケットを生成する。音声送出装置103は、音声のアセットを格納したMMTPパケットを生成する。データ送出装置104は、コンテンツを構成するファイルをアイテムとして伝送するアセット(データアセット)を格納したMMTPパケットを生成する。コンテンツを構成するファイルとしては、HTMLファイルなどの文字情報、制御情報などを含むファイル、JavaScript(登録商標)などのアプリケーションを記述したファイル、JPEGなどの静止画像ファイル、MPEG−2オーディオなどの音声ファイルなどがある。多重装置105は、制御メッセージ生成装置101、映像送出装置102、音声送出装置103、データ送出装置104の各々が生成したMMTPパケットを多重する。多重装置105は、多重したMMTPパケットを伝送するIPデータフローを生成する。配信装置106(配信部)は、多重装置105が生成したIPデータフローを伝送するTLVストリームを生成し、そのTLVストリームを放送波を用いて配信する。
図5は、制御メッセージ生成装置101の構成を示す概略ブロック図である。制御メッセージ生成装置101は、ディレクトリ管理テーブル生成部111、アセット管理テーブル生成部112、データ伝送メッセージ生成部113を含む。ディレクトリ管理テーブル生成部111は、コンテンツを構成する全てのファイルのパス名と、それらのファイルの伝送路における配置に関する情報とを対応付けるディレクトリ管理テーブルを生成する。
なお、ディレクトリ管理テーブルは、放送設備11によりファイルが伝送されている場合は、伝送路における配置に関する情報として、ファイルが伝送されているパッケージのパッケージIDと、ファイルに対応付けられたアイテムIDとを格納している。また、ディレクトリ管理テーブルは、IPネットワークを介して、マルチキャストまたはユニキャストによりファイルが伝送されている場合にも、伝送路における配置に関する情報を格納するが、詳細は省略する。
アセット管理テーブル生成部112は、コンテンツを構成するファイルのうち、このテーブルと同じパッケージで伝送されるものの伝送路における配置に関する情報を格納するアセット管理テーブルを生成する。アセット管理テーブルに格納されている、伝送路における配置に関する情報は、そのアセット管理テーブルに対応付けられたデータアセットのアセットIDと、そのデータアセットに格納されているファイルのアイテムIDである。データ伝送メッセージ生成部113は、ディレクトリ管理テーブル生成部111が生成したディレクトリ管理テーブルと、アセット管理テーブル生成部112が生成したアセット管理テーブルとを格納したデータ伝送メッセージを生成する。
図6は、データ送出装置104の構成を示す概略ブロック図である。データ送出装置104は、ファイル取得部141、MMTPペイロード生成部142、ペイロード記憶部143、MMTPパケット生成部144、データアセット送出部145を含む。MMTPパケット生成部144と、データアセット送出部145とで、送出部146として機能する。ファイル取得部141は、コンテンツを構成するファイルを取得する。MMTPペイロード生成部142は、ファイル取得部141が取得したファイルを、所定のサイズ以下に分割し、MMTPペイロードヘッダを付加して、MMTPペイロードを生成する。MMTPペイロード生成部142は、生成したMMTPペイロードをペイロード記憶部143に記憶させる。
MMTPパケット生成部144は、ペイロード記憶部143が記憶するMMTPペイロードを読み出し、読み出したMMTPペイロードにMMTPパケットヘッダを付加することで、MMTPパケットを生成する。MMTPパケット生成部144は、送出すべきMMTPペイロードを全て読み出してMMTPパケットを生成することを繰り返す。このとき、MMTPパケット生成部144は、MMTPパケットヘッダのパケットシーケンス番号が連続した番号となるように値を割り振る。データアセット送出部145は、MMTPパケット生成部144がMMTPパケットを生成すると、そのMMTPパケットを出力する。
図7は、受信装置12の構成を示す概略ブロック図である。受信装置12は、放送受信部201、分離部202、指定取得部203、受信制御部204、制御メッセージ処理部205、映像デコード部206、音声デコード部207、データレンダリング部208、映像合成部209、音声合成部210、ファイル復元部211を含む。放送受信部201は、放送設備11が送出した放送波を受信し、受信した放送波からTLVストリームを検出する。放送受信部201は、検出したTLVストリームに格納されているIPデータフローを抽出して、分離部202に入力する。
分離部202は、入力したIPデータフローからMMTPパケットを抽出する。分離部202は、受信制御部204から指定されたパケットIDのMMTPパケットを、それぞれ、制御メッセージ処理部205、映像デコード部206、音声デコード部207、ファイル復元部211に入力する。指定取得部203は、ユーザによるコンテンツの指定を取得する。本実施形態では、コンテンツの指定は、受信装置12のリモートコントローラを用いて、コンテンツを伝送するパッケージのパッケージIDに対応するボタンを押下することで行われる。指定取得部203は、押下されたボタンを検出し、そのボタンに対応するパッケージIDを、受信制御部204に入力する。
受信制御部204は、指定取得部203から入力されたパッケージIDに従い、受信するIPデータフローを決定し、その受信を放送受信部201に指示する。また、受信制御部204は、制御メッセージ処理部205から入力されたパッケージを構成する各アセットのパケットIDに従い、分離部202に、各部に入力するMMTPパケットのパケットIDを指示する。
制御メッセージ処理部205は、分離部202から入力されたMMTPパケットから、データ伝送メッセージ、PAメッセージなどの制御メッセージを抽出する。制御メッセージ処理部205は、PAメッセージから、パッケージを構成するアセットのパケットIDを取得し、受信制御部204に入力する。また、制御メッセージ処理部205は、データ伝送メッセージから、コンテンツを構成するファイルのパス名と、アイテムIDとの対応を取得し、ファイル復元部211に入力する。
映像デコード部206は、分離部202から入力されたMMTPパケットに格納されている映像データを抽出し、復号する。映像デコード部206は、復号して得られた映像信号を、映像合成部209に入力する。音声デコード部207は、分離部202から入力されたMMTPパケットに格納されている音声データを抽出し、復号する。音声デコード部207は、復号して得られた音声信号を、音声合成部210に入力する。データレンダリング部208は、例えば、HTMLブラウザであり、ファイル復元部211が復元したファイルをレンダリング、実行、復号などして、画像信号と、音声信号を生成する。なお、ファイル復元部211が復元したファイルには、データ送出装置104が送出したファイルであるので、HTMLファイルなどの文字情報、制御情報などを含むファイル、JavaScript(登録商標)などのアプリケーションを記述したファイル、JPEGなどの静止画像ファイル、MPEG−2オーディオなどの音声ファイルが含まれる。
映像合成部209は、映像デコード部206からの映像信号と、データレンダリング部208からの映像信号とを合成し、合成した映像信号を出力する。音声合成部210は、音声デコード部207からの音声信号と、データレンダリング部208からの音声信号とを合成し、合成した音声信号を出力する。
ファイル復元部211は、分離部202から入力されたMMTPパケットからファイルを復元する。例えば、図3のように、ファイルがMMTPパケットP1、P2、P3、・・・に分割され、繰り返し送出されていると、ファイル復元部211は、MMTPパケットP3から受信を開始しても、次の繰り返しでMMTPパケットP1、P2を受信し、そのファイルを復元することができる。ファイル復元部211は、制御メッセージ処理部205から入力されたパス名とアイテムIDとの対応を参照して、復元したファイルのパス名を特定する。ファイル復元部211は、データレンダリング部208から指定されたパス名のファイルを、データレンダリング部208に入力する。
図8は、該表において、No.は、該表における行の通し番号を示す欄である。データ構造は、データ伝送メッセージのデータ構造を示す欄である。ビット数は、該データ構造のビット数を示す欄である。ビット列表記は、該ビット数のデータ構造のデータ形式を示す欄である。ビット列表記のuimsbfは、unsigned integer most significant bit firstの略であり、符号無し整数、最上位ビットが先頭を意味する。
図8において、No.1の「Data_Transmission_message(){」は、以降、No.14の「}」までが、データ伝送メッセージのデータ構造であることを表す。当該メッセージの先頭に配置されているNo.2の「message_id」は、データ伝送メッセージのID(Identifier)を示す16ビットの領域であり、本実施形態では、「0x8002」が設定される。次に配置されているNo.3の「version」は、データ伝送メッセージのバージョン番号を示す8ビットの領域である。次に配置されているNo.4の「length」は、当該領域以降のデータ伝送メッセージのバイト数を示す32ビットの領域である。
次に配置されているNo.5の「num_of_tables」は、データ伝送メッセージに格納されているテーブルの数を示す8ビットの領域である。次のNo.6の「for(i=0;i<N;i++){」は、以降、「}」であるNo.10までを、N回、すなわち格納されているテーブルの数(num_of_tables)分繰り返すことを示す。次に配置されているNo.7の「table_id」は、データ伝送メッセージに格納されているテーブルのIDを示す8ビットの領域である。この領域の値は、各テーブルの先頭に配置されている「table_id」の値と同じである。
次に配置されているNo.8の「table_version」は、直前のNo.7のテーブルIDが示すテーブルのバージョン番号を示す8ビットの領域である。この領域の値は、該テーブルの「version」の値と同じである。次に配置されているNo.9の「table_length」は、直前のNo.7のテーブルIDが示すテーブルの長さを示す16ビットの領域である。この領域の値は、該テーブルの「length」の値と同じである。次のNo.10の「}」は、No.6の「{」に対応する。
次のNo.11の「for(i=0;i<N;i++){」は、以降、「}」であるNo.13までを、N回、すなわち格納されているテーブルの数(num_of_tables)分繰り返すことを示す。次のNo.12の「table()」は、テーブルが一つ格納されることを示す。
図9は、データディレクトリ管理テーブルのデータ構造を示す表である。該表において、No.は、該表における行の通し番号を示す欄である。データ構造は、データディレクトリ管理テーブルのデータ構造を示す欄である。ビット数は、該データ構造のビット数を示す欄である。ビット列表記は、該ビット数のデータ構造のデータ形式を示す欄である。ビット列表記のuimsbfは、unsigned integer most significant bit firstの略であり、符号無し整数、最上位ビットが先頭を意味する。また、ビット列表記のcharは、文字を意味する。
図9において、No.1の「Data_Directory_Management_Table(){」は、以降、No.33の「}」までが、データディレクトリ管理テーブルのデータ構造であることを表す。当該テーブルの先頭に配置されているNo.2の「table_id」は、データディレクトリ管理テーブルのIDを示す8ビットの領域である。本実施形態では、データディレクトリ管理テーブルのIDとして、「0x87」を用いる。次に配置されているNo.3の「version」は、データディレクトリ管理テーブルのバージョン番号を示す8ビットの領域である。次に配置されているNo.4の「length」は、当該領域以降のデータディレクトリ管理テーブルのバイト数を示す16ビットの領域である。
次に配置されているNo.5の「list_scheme」は、当該領域以降、No.32までのデータ構造を指定する32ビットの領域である。「list_scheme」の値が「1」であるときは、ファイルのパス名と、伝送路における配置に関する情報との対応付けを外部のファイルに格納することを示す。「list_scheme」の値が「2」であるときは、その対応付けを、このテーブル内に直接記述することを示す。次のNo.6の「if(list_scheme==1){」は、No.5の「list_scheme」の値が「1」であるときに、No.11の「}」までのデータ構造が配置されることを示す。No.7に配置されている「list_length」は、ファイルのパス名と、伝送路における配置に関する情報との対応付けを格納するファイルへの参照情報(例えば、URL)の長さを示す8ビットの領域である。
次のNo.8の「for(i=0;i<list_length;i++){」は、No.10の「}」まで、すなわち、No.9のデータ構造が「list_length」分だけ繰り返されることを示す。No.9の「list_value」は、「list_length」分だけ配置されて、ファイルのパス名と、伝送路における配置に関する情報との対応付けを格納するファイルへの参照情報を示す8ビットの領域である。
次のNo.12の「if(list_scheme==2){」は、No.5の「list_scheme」の値が「2」であるときに、No.32の「}」までのデータ構造が配置されることを示す。次に配置されているNo.13の「num_of_files」は、コンテンツを構成するファイルの数、すなわちこのデータディレクトリ管理テーブルに情報が格納されているファイルの数を示す8ビットの領域である。次のNo.14の「for(j=0;j<M;j++){」は、No.30の「}」までのデータ構造が、「num_of_files」の値分、繰り返し配置されることを示す。
次に配置されるNo.15の「Transport_location_info()」は、伝送路における配置に関する情報のうち、IPデータフロー、パッケージなどを指定する伝送配置情報の領域である。伝送配置情報の詳細は後述する。以降、No.25までで示されるファイルは、この伝送配置情報で指定された伝送路に配置される。次に配置されるNo.16の「location_type」は、伝送路の種類を示す8ビットの領域である。次のNo.17の「if(location_type==0x00||0x01||0x02){」は、直前のNo.16の「location_type」の値が「0x00」、「0x01」または「0x02」であるときに、No.18のデータ構造が配置されることを示す。No.18の「item_ID」は、放送設備11から配信されるファイルを、パッケージ内において識別するアイテムIDの値を示す32ビットの領域である。
次のNo.19の「}else{」は、直前のNo.16の「location_type」の値が「0x00」、「0x01」、「0x02」のいずれでもないときに、No.21の「}」まで、すなわちNo20のデータ構造が配置されることを示す。No.20の「transport_file_ID」は、配信設備12からIPマルチキャストにより配信されるファイルを、そのIPマルチキャストによるデータフロー内において識別するファイルIDの値を示す32ビットの領域である。
次に配置されているNo.22の「file_directory_length」は、ファイルのパス名の長さを示す8ビットの領域である。次の「for(k=0;k<file_directory_length;k++){」は、No.25の「}」まで、すなわちNo.24のデータ構造が、「file_directory_byte」分配置されることを示す。No.24の「file_directory_byte」は、「file_directory_length」分だけ配置されてファイルのパス名を示す8ビットの領域である。次に配置されるNo.26の「descriptor_loop_length」は、以降に配置される記述子の数を示す16ビットの領域である。次のNo.27の「for(l=0;l<N;l++){」は、No.29の「}」まで、すなわち、No.28のデータ構造が「descriptor_loop_length」分だけ繰り返されることを示す。No.28の「descriptor()」は、任意の記述子(descriptor)を配置するための領域である。
図10は、伝送配置情報のデータ構造を示す表である。該表において、No.は、該表における行の通し番号を示す欄である。データ構造は、伝送配置情報のデータ構造を示す欄である。ビット数は、該データ構造のビット数を示す欄である。ビット列表記は、該ビット数のデータ構造のデータ形式を示す欄である。ビット列表記のuimsbfは、unsigned integer most significant bit firstの略であり、符号無し整数、最上位ビットが先頭を意味する。また、ビット列表記のcharは、文字を意味する。
No.1の「Transport_location_info(){」は、No.34の「}」までが、伝送配置情報のデータ構造であることを示す。次に配置されるNo.2の「location_type」は、伝送路の種類を示す8ビットの領域である。次のNo.3の「if(location_type==0x00){」は、No.2の「location_type」の値が「0x00」であるときに、No.5の「}」までのデータ構造が配置されることを示す。「location_type」の値が「0x00」であるときは、ファイルが伝送されているのは、この伝送配置情報が伝送されているIPデータフローで伝送されているMMTPパケットである。No.4に配置されている「packet_id」は、MMTPパケットのパケットIDを示す16ビットの領域である。
次のNo.6の「if(location_type==0x01){」は、No.2の「location_type」の値が「0x01」であるときに、No.11の「}」までのデータ構造が配置されることを示す。「location_type」の値が「0x01」であるときは、ファイルが伝送されているのは、IPv4のIPマルチキャストによるIPデータフローで伝送されているMMTPパケットである。次に配置されているNo.7の「ipv4_src_addr」は、そのIPデータフローのソースアドレスを示す32ビットの領域である。次に配置されているNo.8の「ipv4_dst_addr」は、そのIPデータフローのマルチキャストアドレス(宛先アドレス)を示す32ビットの領域である。次に配置されているNo.9の「dst_port」は、そのIPデータフローの宛先ポート番号を示す16ビットの領域である。次に配置されているNo.10の「packet_id」は、そのMMTPパケットのパケットIDである。
次のNo.12の「if(location_type==0x02){」は、No.2の「location_type」の値が「0x02」であるときに、No.17の「}」までのデータ構造が配置されることを示す。「location_type」の値が「0x02」であるときは、ファイルが伝送されているのは、IPv6のIPマルチキャストによるIPデータフローで伝送されているMMTPパケットである。次に配置されているNo.13の「ipv6_src_addr」は、そのIPデータフローのソースアドレスを示す128ビットの領域である。次に配置されているNo.14の「ipv6_dst_addr」は、そのIPデータフローのマルチキャストアドレス(宛先アドレス)を示す128ビットの領域である。次に配置されているNo.15の「dst_port」は、そのIPデータフローの宛先ポート番号を示す16ビットの領域である。次に配置されているNo.16の「packet_id」は、そのMMTPパケットのパケットIDである。
次のNo.18の「if(location_type==0x03){」は、No.2の「location_type」の値が「0x03」であるときに、No.22の「}」までのデータ構造が配置されることを示す。「location_type」の値が「0x03」であるときは、ファイルが伝送されているのは、IPv4のIPマルチキャストによるIPデータフローである。次に配置されているNo.19の「ipv4_src_addr」は、そのIPデータフローのソースアドレスを示す32ビットの領域である。次に配置されているNo.20の「ipv4_dst_addr」は、そのIPデータフローのマルチキャストアドレス(宛先アドレス)を示す32ビットの領域である。次に配置されているNo.21の「dst_port」は、そのIPデータフローの宛先ポート番号を示す16ビットの領域である。
次のNo.23の「if(location_type==0x04){」は、No.2の「location_type」の値が「0x04」であるときに、No.27の「}」までのデータ構造が配置されることを示す。「location_type」の値が「0x04」であるときは、ファイルが伝送されているのは、IPv6のIPマルチキャストによるIPデータフローである。次に配置されているNo.24の「ipv6_src_addr」は、そのIPデータフローのソースアドレスを示す128ビットの領域である。次に配置されているNo.25の「ipv6_dst_addr」は、そのIPデータフローのマルチキャストアドレス(宛先アドレス)を示す128ビットの領域である。次に配置されているNo.26の「dst_port」は、そのIPデータフローの宛先ポート番号を示す16ビットの領域である。
次のNo.28の「if(location_type==0x05){」は、No.2の「location_type」の値が「0x05」であるときに、No.33の「}」までのデータ構造が配置されることを示す。「location_type」の値が「0x05」であるときは、ファイルは、ユニキャストにより伝送される。次に配置されているNo.29の「URL_length」は、そのファイルのURLの長さを示す8ビットの領域である。次のNo.30の「for(i=0;i<N;i++){」は、No.32の「}」まで、すなわちNo.31のデータ構造が、「URL_length」分配置されることを示す。No.31の「URL_byte」は、「URL_length」分だけ配置されてURLを示す8ビットの領域である。
図11は、データアセット管理テーブルのデータ構造を示す表である。該表において、No.は、該表における行の通し番号を示す欄である。データ構造は、データアセット管理テーブルのデータ構造を示す欄である。ビット数は、該データ構造のビット数を示す欄である。ビット列表記は、該ビット数のデータ構造のデータ形式を示す欄である。ビット列表記のuimsbfは、unsigned integer most significant bit firstの略であり、符号無し整数、最上位ビットが先頭を意味する。また、ビット列表記のcharは、文字を意味する。
図11において、No.1の「Data_Asset_Management_Table(){」は、以降、No.27の「}」までが、データアセット管理テーブルのデータ構造であることを表す。当該テーブルの先頭に配置されているNo.2の「table_id」は、データアセット管理テーブルのIDを示す8ビットの領域である。本実施形態では、データアセット管理テーブルのIDとして、「0x88」を用いる。次に配置されているNo.3の「version」は、データアセット管理テーブルのバージョン番号を示す8ビットの領域である。次に配置されているNo.4の「length」は、当該領域以降のデータディレクトリ管理テーブルのバイト数を示す16ビットの領域である。
次に配置されているNo.5の「asset_ID_scheme」は、アセットID(asset_ID)のスキーム(記述形式)を示す32ビットの領域である。次に配置されているNo.6の「asset_ID_length」は、アセットIDの長さ(バイト数)を示す8ビットの領域である。次のNo.7の「for(i=0;i<asset_ID_length;i++){」は、No.9の「}」まで、すなわちNo.8のデータ構造を、No.6の「asset_ID_length」分、繰り返すことを示す。次に配置されているNo.8の「asset_ID_byte」は、「asset_ID_length」分だけ配置されて、アセットIDを示す8ビットの領域である。このアセットIDは、このデータアセット管理テーブルがいずれのデータアセットに関する情報を格納しているかを示す。
次に配置されているNo.10の「num_of_item」は、No.8のアセットIDのデータアセットに格納されているアイテムの数を示す8ビットの領域である。次のNo.11の「for(j=0;j<M;j++){」は、No.14までのデータ構造を、No.10の「num_of_item」分、繰り返すことを示す。次に配置されているNo.12の「item_ID」は、アイテムIDを示す32ビットの領域である。このアイテムIDは、No.8のアセットIDのデータアセットに格納されているファイルのアイテムIDである。次に配置されているNo.13の「item_version」は、直前のNo.12の「item_ID」が示すファイルのバージョン番号を示す8ビットの領域である。
次のNo.15の「for(j=0;j<M;j++){」は、No.22までのデータ構造を、No.10の「num_of_item」分、繰り返すことを示す。次に配置されているNo.16の「item_ID」は、アイテムIDを示す32ビットの領域である。直後のNo.21までのデータ構造のデータは、このアイテムIDが示すファイルに関するデータである。次に配置されているNo.17の「item_checksum」は、ファイルのチェックサムを示す32ビットの領域である。このチェックサムには、例えば、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check;CRC)が用いられる。
次に配置されているNo.18の「item_location_length」は、直前のNo.16の「item_ID」が示すファイルのパス名の長さ(バイト数)を示す32ビットの領域である。次のNo.19の「for(k=0;k<item_location_length;k++){」は、No.21まで、すなわち、No.20のデータ構造がNo.18の「item_location_length」分、繰り返されることを示す。次に配置されているNo.20の「item_location_byte」は、「item_location_length」分、繰り返し配置されることで、パス名を示す8ビットの領域である。
次に配置されるNo.23の「descriptor_loop_length」は、直後に配置される記述子の数を示す16ビットの領域である。次のNo.24の「for(l=0;l<N;l++){」は、直前のNo.23の「descriptor_loop_length」分、No.26の「}」まで、すなわちNo.25のデータ構造が繰り返し配置されることを示す。次に配置されているNo.25の「descriptor()」は、記述子が配置されることを示す。
なお、本実施形態では、IPデータフローは、MMT多重化方式により伝送されているが、これに限定されない。例えば、IPネットワーク上で伝送されてもよいし、放送波により伝送されている、その他のビットストリームにより伝送されてもよい。また、TLVストリームは、例えば、ケーブルテレビなど放送波以外の媒体により伝送されてもよい。
このように、データ送出装置104は、コンテンツを構成するファイルを取得し、ファイルを格納したMMTPパケットを、繰り返し送出する。
また、受信装置12は、コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットを受信する放送受信部201と、受信したMMTPパケットからファイルを復元するファイル復元部211を備える。
これにより、MMT方式の伝送において、データ受信が、いつ開始されてもファイルが全て受信されるようにすることができる。
また、データ送出装置104は、ファイルをMMTPペイロードに格納するMMTPペイロード生成部142と、MMTPペイロードを記憶するペイロード記憶部143と、ペイロード記憶部143が記憶するMMTPペイロードを、MMTPパケットに格納して送出することを繰り返す送出部146とを備える。
これにより、繰り返し送出する際に、内容が同一となるMMTPペイロードを毎回生成する必要がなくなる。
また、放送設備11(データ送出システム)は、データ送出装置104と、コンテンツを構成するファイル各々のパス名を記憶するテーブルを格納したMMTPパケットを送出する制御メッセージ生成装置101と、データ送出装置104と制御メッセージ生成装置101が送出したMMTPパケットを多重する多重装置105とを具備する。
これにより、ファイルを伝送するアセットと、ファイルのパス名などを記憶するテーブルとのレートの組合せなどを、自由に変更することができる。
また、図1における放送設備11、受信装置12、図4における制御メッセージ生成装置101、データ送出装置104の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりこれらの装置を実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10…コンテンツ伝送システム、11…放送設備、12…受信装置、13…出力装置、101…制御メッセージ生成装置、102…映像送出装置、103…音声送出装置、104…データ送出装置、105…多重装置、106…配信装置、111…ディレクトリ管理テーブル生成部、112…アセット管理テーブル生成部、113…データ伝送メッセージ生成部、141…ファイル取得部、142…MMTPペイロード生成部、143…ペイロード記憶部、144…MMTPパケット生成部、145…データアセット送出部、146…送出部、201…放送受信部、202…分離部、203…指定取得部、204…受信制御部、205…制御メッセージ処理部、206…映像デコード部、207…音声デコード部、208…データレンダリング部、209…映像合成部、210…音声合成部、211…ファイル復元部

Claims (5)

  1. コンテンツを構成するファイルを取得し、前記コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットを、繰り返し送出するデータ送出装置と、
    前記コンテンツを構成するファイル各々のパス名を記憶するテーブルを格納したMMTPパケットを送出する制御メッセージ生成装置と、
    前記データ送出装置が送出したMMTPパケットと、前記制御メッセージ生成装置が送出したMMTPパケットとを多重する多重装置と
    を具備し、
    前記コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットのパケットIDと、前記テーブルを格納したMMTPパケットのパケットIDとは異なることを特徴とするデータ送出システム。
  2. 前記データ送出装置が、
    前記コンテンツを構成するファイルを取得するファイル取得部と、
    前記ファイル取得部が取得したファイルをMMTPペイロードに格納するMMTPペイロード生成部と、
    前記MMTPペイロードを記憶するペイロード記憶部と、
    前記ペイロード記憶部が記憶する前記MMTPペイロードを、MMTPパケットに格納して送出することを繰り返す送出部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ送出システム。
  3. 前記テーブルは、データディレクトリ管理テーブルであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ送出システム。
  4. 繰り返し送出される、コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットと、前記コンテンツを構成するファイル各々のパス名を記憶するテーブルを格納したMMTPパケットとを受信する受信部と、
    前記テーブルを参照して、前記受信部が受信したMMTPパケットから、所望のパス名のファイルを復元するファイル復元部と
    を具備し、
    前記コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットのパケットIDと、前記テーブルを格納したMMTPパケットのパケットIDとは異なることを特徴とする受信装置。
  5. コンピュータを、
    繰り返し送出される、コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットと、前記コンテンツを構成するファイル各々のパス名を記憶するテーブルを格納したMMTPパケットとを受信する受信部、
    前記テーブルを参照して、前記受信部が受信したMMTPパケットから、所望のパス名のファイルを復元するファイル復元部
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンテンツを構成するファイルを格納したMMTPパケットのパケットIDと、前記テーブルを格納したMMTPパケットのパケットIDとは異なることを特徴とするプログラム。
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