JP2015179710A - 電子部品実装方法及び電子部品実装基板 - Google Patents

電子部品実装方法及び電子部品実装基板 Download PDF

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Abstract

【課題】プリント基板に実装される電子部品が反りを生じたものであっても、作製される電子部品実装基板において、電子部品とプリント基板との間に接合不良が生じ難い電子部品実装方法を提供する。【解決手段】電子部品実装方法において、先ず、プリント基板2に設けられたランド電極21に半田ペースト3を付与する。次に、電子部品1がプリント基板2に搭載されたときに電子部品1が対向することになる搭載領域Rmに含まれる第1領域R1に、熱硬化性を持った第1補強材41を塗布する。ここで、第1領域R1は、搭載領域Rmの周縁部の少なくとも一部であると共に、半田ペースト3の一部に第1補強材41が接触することになる領域である。又、第1補強材41は、半田ペースト3との接触前には硬化開始温度が半田の融点より高く、且つ半田ペースト3との接触により硬化開始温度が半田の融点より低くなる性質を持っている。【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品実装方法及び電子部品実装基板に関し、特に反りを生じた電子部品の実装技術に関する。
プリント基板への電子部品の半田付けがリフロー工程を経て行われる実装技術では、プリント基板に実装される電子部品として、複数のバンプが格子状に配置されたボールグリッドアレイ(BGA)型の電子部品が多く用いられる(例えば、特許文献1参照)。又、電子部品実装基板の小型化及び低背化を実現させるべく、プリント基板に実装される電子部品として、樹脂基板であるインターポーザにベアチップの状態の半導体素子(例えば、IC(Integrated Circuit)チップ)が装着されたベアチップ装着品が多く用いられる。
ベアチップ装着品のインターポーザには、通常、室温において反りが生じている。インターポーザの反りは、次の様にして生じる。即ち、ベアチップ装着品が作製される過程で、インターポーザへのベアチップの装着(例えば、半田付けや熱圧着)が行われる際、インターポーザは、これに加熱が施されることにより膨張し、装着が行われた後の冷却過程において収縮する。ここで、インターポーザは主に樹脂から形成され、ICチップは主にシリコン(Si)から形成されている。このため、インターポーザの熱膨張率は、通常、ベアチップの熱膨張率より大きくなっている。従って、冷却過程でインターポーザが収縮する際には、インターポーザのチップ装着面にベアチップが半田接合や接着剤等により固定されている影響で、チップ装着面の収縮量が、チップ装着面とは反対側の面の収縮量より小さくなる。この収縮量の差により、インターポーザには、チップ装着面が凸面となる反りが生じる。
特開2008−300538号公報
プリント基板に実装される電子部品として、特にサイズの大きいベアチップ装着品が用いられる場合、上述したインターポーザの反りが顕著となる。この様な反りを生じたベアチップ装着品は、プリント基板に実装する際のリフロー工程にて次の様な問題を生じる。即ち、リフロー工程にてベアチップ装着品が加熱されたとき、インターポーザの温度が上昇するのに伴って、インターポーザが膨張する。このとき、チップ装着面にベアチップが固定されている影響で、チップ装着面の膨張量が、チップ装着面とは反対側の面の膨張量より小さくなる。この膨張量の差により、インターポーザには、チップ装着面が凹面となる反りが生じる。そして、この反りが、ベアチップ装着品とプリント基板との間に接合不良を生じさせる。具体的には、電子部品に設けられたバンプと、プリント基板に設けられたランド電極との間に、好ましい接合状態が形成され難くなる。
そこで本発明の目的は、プリント基板に実装される電子部品が反りを生じたものであっても、作製される電子部品実装基板において、電子部品とプリント基板との間に接合不良が生じ難い電子部品実装方法、及びその実装方法により作製された電子部品実装基板を提供することである。
本発明に係る第1の電子部品実装方法は、複数のバンプが設けられた主面を持つ樹脂基板を有する電子部品を、複数のバンプにそれぞれ対応する複数のランド電極を有し、電子部品が搭載される搭載面にランド電極が形成されているプリント基板に実装する方法であって、工程(i)〜(vi)を有する。ここで、プリント基板に実装される電子部品は、主面が凹面となる反りが室温において樹脂基板に生じたものである。又、電子部品は、室温からの温度の上昇に伴って、次の様な挙動を示す。即ち、室温からの温度の上昇により前記反りが緩和し、更なる温度の上昇により主面が凸面となる反りが樹脂基板に生じる。工程(i)では、ランド電極に半田ペーストを付与する。工程(ii)では、搭載面のうち、電子部品が搭載されたときに樹脂基板が対向することになる搭載領域に含まれる第1領域に、熱硬化性を持った第1補強材を塗布する。ここで、第1領域は、搭載領域の周縁部の少なくとも一部であると共に、工程(i)にて付与された半田ペーストの一部に第1補強材が接触することになる領域である。又、第1補強材は、半田ペーストとの接触前には硬化開始温度が半田の融点より高く、且つ半田ペーストとの接触により硬化開始温度が半田の融点より低くなる性質を持っている。工程(iii)では、搭載領域に含まれる第2領域に、第1補強材と同じ性質を持った第2補強材を塗布する。ここで、第2領域は、複数のランド電極のうちの外側のランド電極によって囲まれた領域内に設定されると共に、工程(i)にて付与された半田ペーストに第2補強材が接触することにならない領域である。工程(iv)では、バンプが、これらに対応するランド電極にそれぞれ対向する様に、電子部品をプリント基板に搭載する。工程(iv)の後、工程(v)において、半田ペーストに接触しているときの第1補強材の硬化開始温度以上であって且つ半田の融点より低い第1温度で、電子部品とプリント基板とを一括して加熱することにより、第2補強材の硬化を生じさせずに、樹脂基板の反りを緩和させると共に第1補強材の硬化を開始させる。工程(v)の後、工程(vi)において、半田の融点以上の第2温度で、電子部品とプリント基板とを一括して加熱することにより、バンプを溶融させると共に、第1補強材及び第2補強材を何れも硬化させる。
本発明に係る第2の電子部品実装方法は、複数のバンプが設けられた主面を持つ樹脂基板を有する電子部品を、複数のバンプにそれぞれ対応する複数のランド電極を有し、電子部品が搭載される搭載面にランド電極が形成されているプリント基板に実装する方法であって、工程(I)〜(VI)を有する。ここで、プリント基板に実装される電子部品は、主面が凹面となる反りが室温において樹脂基板に生じたものである。又、電子部品は、室温からの温度の上昇に伴って、次の様な挙動を示す。即ち、室温からの温度の上昇により前記反りが緩和し、更なる温度の上昇により主面が凸面となる反りが樹脂基板に生じる。工程(I)では、バンプに半田ペーストを転写する。工程(II)では、搭載面のうち、電子部品が搭載されたときに樹脂基板が対向することになる搭載領域に含まれる第1領域に、熱硬化性を持った第1補強材を塗布する。ここで、第1領域は、搭載領域の周縁部の少なくとも一部であると共に、電子部品がプリント基板に搭載されたときに、工程(I)にて転写された半田ペーストの一部に第1補強材が接触することになる領域である。又、第1補強材は、半田ペーストとの接触前には硬化開始温度が半田の融点より高く、且つ半田ペーストとの接触により硬化開始温度が半田の融点より低くなる性質を持っている。工程(III)では、搭載領域に含まれる第2領域に、第1補強材と同じ性質を持った第2補強材を塗布する。ここで、第2領域は、複数のランド電極のうちの外側のランド電極によって囲まれた領域内に設定されると共に、電子部品がプリント基板に搭載されたときに、工程(I)にて転写された半田ペーストに第2補強材が接触することにならない領域である。工程(IV)では、バンプが、これらに対応するランド電極にそれぞれ対向する様に、電子部品をプリント基板に搭載する。工程(IV)の後、工程(V)において、半田ペーストに接触しているときの第1補強材の硬化開始温度以上であって且つ半田の融点より低い第1温度で、電子部品とプリント基板とを一括して加熱することにより、第2補強材の硬化を生じさせずに、樹脂基板の反りを緩和させると共に第1補強材の硬化を開始させる。工程(V)の後、工程(VI)において、半田の融点以上の第2温度で、電子部品とプリント基板とを一括して加熱することにより、バンプを溶融させると共に、第1補強材及び第2補強材を何れも硬化させる。
本発明に係る電子部品実装基板は、樹脂基板を有する電子部品と、複数のランド電極を有するプリント基板とを備える。プリント基板において、ランド電極は、電子部品が搭載される搭載面に形成されている。ここで、電子部品は、樹脂基板の主面を搭載面に対向させた状態でプリント基板に搭載されている。ランド電極にはそれぞれ、それらのランド電極と電子部品とを互いに接合する複数の半田接合部が、搭載面と主面との間に介在した状態で形成されている。搭載面のうち、樹脂基板が対向した搭載領域の周縁部の少なくとも一部である第1領域に、樹脂基板をプリント基板に固着させてこれらの接合を補強する第1樹脂補強部が、半田接合部の少なくとも1つに接触した状態で形成されている。又、搭載領域に含まれた領域であって、複数のランド電極のうちの外側のランド電極によって囲まれた領域内に設定された第2領域に、樹脂基板をプリント基板に固着させてこれらの接合を補強する第2樹脂補強部が、半田接合部に非接触な状態で形成されている。
本発明に係る電子部品実装方法によれば、プリント基板に実装される電子部品が反りを生じたものであっても、作製される電子部品実装基板において、電子部品とプリント基板との間に接合不良が生じ難くなる。又、本発明に係る電子部品実装基板は、その様な電子部品実装方法により作製されたものである。
本発明の第1実施形態に係る電子部品実装方法においてプリント基板に実装される電子部品の概念図である。 電子部品実装方法にて実行される印刷工程の説明図である。 電子部品実装方法にて実行される塗布工程の説明図である。 第1補強材の描画塗布に関する2つの例を示した平面図である。 電子部品実装方法にて実行される転写工程の説明図である。 電子部品実装方法にて実行される搭載工程の説明図である。 電子部品実装方法にて実行されるリフロー工程においてリフロー炉内を通過するプリント基板の温度プロファイルを示した図である。 リフロー工程にて実行される第1加熱工程の説明図である。 電子部品実装方法により作製される電子部品実装基板の切断部端面図である。 本発明の第2実施形態に係る電子部品実装方法にて実行される転写工程の説明図である。
本発明者らは、プリント基板への電子部品の接合を補強する補強材に含まれている熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ樹脂)について、次の様な性質を見出した。即ち、熱硬化性樹脂が半田ペーストに接触することにより、半田ペーストとの接触前には半田の融点より高かった硬化開始温度が、半田の融点より低くなる。そして、本発明は、その様な熱硬化性樹脂の性質を利用して成されたものである。
先ず、本発明に係る電子部品実装方法及び電子部品実装基板について説明する。
本発明に係る第1の電子部品実装方法は、複数のバンプが設けられた主面を持つ樹脂基板を有する電子部品を、複数のバンプにそれぞれ対応する複数のランド電極を有し、電子部品が搭載される搭載面にランド電極が形成されているプリント基板に実装する方法である。第1の電子部品実装方法は、プリント基板に実装される電子部品の樹脂基板が、その主面が凹面となる反りを室温で生じている場合において、特に好ましい。この様な反りを生じた電子部品として、主面とは反対側の樹脂基板の面にベアチップが設けられたベアチップ装着品が挙げられる。又、上記反りを生じた電子部品は、室温からの温度の上昇に伴って、次の様な挙動を示す。即ち、室温からの温度の上昇により、主面が凹面となった樹脂基板の反りが緩和し、更なる温度の上昇により主面が凸面となる反りが樹脂基板に生じる。
具体的には、第1の電子部品実装方法は、工程(i)〜(vi)を有する。工程(i)では、ランド電極に半田ペーストを付与する。工程(ii)では、搭載面のうち、電子部品が搭載されたときに樹脂基板が対向することになる搭載領域に含まれる第1領域に、熱硬化性を持った第1補強材を塗布する。ここで、第1領域は、搭載領域の周縁部の少なくとも一部であると共に、工程(i)にて付与された半田ペーストの一部に第1補強材が接触することになる領域である。又、第1補強材は、半田ペーストとの接触前には硬化開始温度が半田の融点より高く、且つ半田ペーストとの接触により硬化開始温度が半田の融点より低くなる性質を持っている。工程(iii)では、搭載領域に含まれる第2領域に、第1補強材と同じ性質を持った第2補強材を塗布する。ここで、第2領域は、複数のランド電極のうちの外側のランド電極によって囲まれた領域内に設定されると共に、工程(i)にて付与された半田ペーストに第2補強材が接触することにならない領域である。工程(iv)では、バンプが、これらに対応するランド電極にそれぞれ対向する様に、電子部品をプリント基板に搭載する。工程(iv)の後、工程(v)において、半田ペーストに接触しているときの第1補強材の硬化開始温度以上であって且つ半田の融点より低い第1温度で、電子部品とプリント基板とを一括して加熱することにより、第2補強材の硬化を生じさせずに、樹脂基板の反りを緩和させると共に第1補強材の硬化を開始させる。工程(v)の後、工程(vi)において、半田の融点以上の第2温度で、電子部品とプリント基板とを一括して加熱することにより、バンプを溶融させると共に、第1補強材及び第2補強材を何れも硬化させる。
尚、工程(i)は、後述する第1実施形態の印刷工程に対応し、工程(ii)及び(iii)は、後述する第1実施形態の塗布工程に対応し、工程(iv)は、後述する第1実施形態の搭載工程に対応し、工程(v)及び(vi)は、後述する第1実施形態のリフロー工程に対応している。
工程(v)では、第1補強材の硬化が開始することにより、第1補強材の粘度及び弾性率が高まり、樹脂基板とプリント基板との第1補強材を介した接合強度が増すことになる。その一方で、工程(vi)において加熱温度が高まると、工程(v)で反りが緩和されていた樹脂基板は、更に膨張することにより、主面が凸面となる反りを生じんとする。しかし、樹脂基板とプリント基板との第1補強材を介した接合強度が増しているため、工程(vi)にて加熱温度が高まった場合でも、主面が凸面となる樹脂基板の反りの発生が、第1補強材により抑制されることになる。
又、第2補強材は、半田ペーストに接触していないため、第2補強材の硬化開始温度は、半田の融点よりも高いままである。従って、第2補強材の硬化は、加熱温度が半田の融点より低い工程(v)では開始せず、加熱温度が半田の融点以上となる工程(vi)において、加熱温度が第2補強材の硬化開始温度に達したときに開始することになる。このため、工程(vi)にて半田の溶融が開始した時点では、第2補強材は、粘度及び弾性率が低い状態のままである。よって、半田が溶融したときに、バンプが、電子部品の重みで樹脂基板とプリント基板とによって挟まれて変形し、これにより電子部品とプリント基板との間に、バンプを介した良好な接合状態が得られることになる。
一方で、第2補強材が、第1補強材と同様、半田の融点より低い加熱温度で硬化を開始するものであったとすれば、半田の溶融前に第2補強材の粘度及び弾性率が高くなる。このため、工程(vi)にて半田が溶融したとしても、上述した様なバンプの変形が生じ難くなり、その結果、電子部品とプリント基板との間に、バンプを介した良好な接合状態を得ることが困難になる。従って、バンプを介した良好な接合状態を得るためには、第1補強材と第2補強材とに硬化開始温度の違いを生じさせることが重要である。この様な違いを生じさせる上で、第1補強材を半田ペーストに接触させるという手法は、簡便であって特に好ましい。
よって、第1の電子部品実装方法によれば、第1補強材と第2補強材とに硬化開始温度の違いを生じさせた結果として、工程(vi)にて生じ易い樹脂基板の反りが抑制されると共に、電子部品とプリント基板との間に、バンプを介した良好な接合状態が得られることになる。よって、電子部品とプリント基板との間に接合不良が生じ難くなる。
工程(ii)において、好ましくは、第1領域は、複数のランド電極のうち、工程(iv)にて電子部品をプリント基板に搭載したときにバンプが着地することになるランド電極を基準として、そのランド電極の近くの位置に設定される。
第1補強材が持つ上記性質を発揮させるためには、第1補強材を接触させる半田ペーストが錫(Sn)を含むと共に、第1補強材がエポキシ樹脂を含み、更に、半田ペースト及び第1補強材の少なくとも何れか一方に、カルボン酸系の活性剤が含まれていることが好ましい。なぜなら、エポキシ樹脂の硬化開始温度を低下させる作用を、錫とカルボン酸とが有している、と考えられるからである。即ち、半田ペーストと第1補強材とが互いに接触することにより、錫、カルボン酸系の活性剤、及びエポキシ樹脂が混ざり合い、その結果、錫とカルボン酸との作用により、エポキシ樹脂の硬化開始温度が低下する、と考えられる。
工程(iii)では、工程(ii)にて用いる第1補強材と同じ補強材が、第2補強材として用いられることが好ましい。これにより、工程(ii)及び(iii)を同じ設備で一括して実行することが可能となり、その結果、第1補強材及び第2補強材を塗布する工程が簡略化されると共に、ランニングコストが低減される。
第1の電子部品実装方法は、工程(vi)の前に実行される次の工程(vii)を更に有していることが、バンプを介した良好な接合状態を得る上で好ましい。即ち、工程(vii)では、複数のバンプのうち、工程(iv)にて電子部品をプリント基板に搭載したときにランド電極に着地することになるバンプに、フラックスを含んだ接合補助材を転写する。尚、工程(vii)は、後述する第1実施形態の転写工程に対応している。
本発明に係る第2の電子部品実装方法は、複数のバンプが設けられた主面を持つ樹脂基板を有する電子部品を、複数のバンプにそれぞれ対応する複数のランド電極を有し、電子部品が搭載される搭載面にランド電極が形成されているプリント基板に実装する方法である。第2の電子部品実装方法は、プリント基板に実装される電子部品の樹脂基板が、その主面が凹面となる反りを室温で生じている場合において、特に好ましい。この様な反りを生じた電子部品として、主面とは反対側の樹脂基板の面にベアチップが設けられたベアチップ装着品が挙げられる。又、上記反りを生じた電子部品は、室温からの温度の上昇に伴って、次の様な挙動を示す。即ち、室温からの温度の上昇により、主面が凹面となった樹脂基板の反りが緩和し、更なる温度の上昇により主面が凸面となる反りが樹脂基板に生じる。
具体的には、第2の電子部品実装方法は、工程(I)〜(VI)を有する。工程(I)では、バンプに半田ペーストを転写する。工程(II)では、搭載面のうち、電子部品が搭載されたときに樹脂基板が対向することになる搭載領域に含まれる第1領域に、熱硬化性を持った第1補強材を塗布する。ここで、第1領域は、搭載領域の周縁部の少なくとも一部であると共に、電子部品がプリント基板に搭載されたときに、工程(I)にて転写された半田ペーストの一部に第1補強材が接触することになる領域である。又、第1補強材は、半田ペーストとの接触前には硬化開始温度が半田の融点より高く、且つ半田ペーストとの接触により硬化開始温度が半田の融点より低くなる性質を持っている。工程(III)では、搭載領域に含まれる第2領域に、第1補強材と同じ性質を持った第2補強材を塗布する。ここで、第2領域は、複数のランド電極のうちの外側のランド電極によって囲まれた領域内に設定されると共に、電子部品がプリント基板に搭載されたときに、工程(I)にて転写された半田ペーストに第2補強材が接触することにならない領域である。工程(IV)では、バンプが、これらに対応するランド電極にそれぞれ対向する様に、電子部品をプリント基板に搭載する。工程(IV)の後、工程(V)において、半田ペーストに接触しているときの第1補強材の硬化開始温度以上であって且つ半田の融点より低い第1温度で、電子部品とプリント基板とを一括して加熱することにより、第2補強材の硬化を生じさせずに、樹脂基板の反りを緩和させると共に第1補強材の硬化を開始させる。工程(V)の後、工程(VI)において、半田の融点以上の第2温度で、電子部品とプリント基板とを一括して加熱することにより、バンプを溶融させると共に、第1補強材及び第2補強材を何れも硬化させる。
尚、工程(I)は、後述する第2実施形態の転写工程に対応し、工程(II)及び(III)は、後述する第2実施形態の塗布工程に対応し、工程(IV)は、後述する第2実施形態の搭載工程に対応し、工程(V)及び(VI)は、後述する第2実施形態のリフロー工程に対応している。
第2の電子部品実装方法によれば、上記第1の電子部品実装方法と同様、第1補強材と第2補強材とに硬化開始温度の違いが生じ、その結果として、工程(VI)にて生じ易い樹脂基板の反りが抑制されると共に、電子部品とプリント基板との間に、バンプを介した良好な接合状態が得られることになる。よって、電子部品とプリント基板との間に接合不良が生じ難くなる。
本発明に係る電子部品実装基板は、上記第1又は第2の電子部品実装方法により作製されるものである。ここで、ランド電極にはそれぞれ、それらのランド電極と電子部品とを互いに接合する複数の半田接合部が、搭載面と主面との間に介在した状態で形成されている。搭載面のうち、樹脂基板が対向した搭載領域の周縁部の少なくとも一部である第1領域に、樹脂基板をプリント基板に固着させてこれらの接合を補強する第1樹脂補強部が、半田接合部の少なくとも1つに接触した状態で形成されている。又、搭載領域に含まれた領域であって、複数のランド電極のうちの外側のランド電極によって囲まれた領域内に設定された第2領域に、樹脂基板をプリント基板に固着させてこれらの接合を補強する第2樹脂補強部が、半田接合部に非接触な状態で形成されている。
より具体的には、樹脂基板に、その主面が凸面となる僅かな反りが生じており、その反りに応じて、第1樹脂補強部と接触した半田接合部についての搭載面からの高さが、第2樹脂補強部の近傍に位置する半田接合部についての搭載面からの高さより大きくなっている。
次に、本発明の実施形態について、図面に沿って具体的に説明する。
[1]第1実施形態
図1(a)及び(b)はそれぞれ、第1実施形態に係る電子部品実装方法においてプリント基板に実装される電子部品の切断部端面図及び底面図である。尚、図1(a)は、図1(b)に示されるA−B−C−D−E−F−G−H線に沿う組合せ切断部端面図である。図1(a)及び(b)に示す様に、電子部品1は、樹脂基板である矩形状のインターポーザ11と、そのインターポーザ11にベアチップの状態で装着されたICチップ12とを有している。インターポーザ11は、複数のバンプ13が格子状に設けられた主面11aと、主面11aとは反対側の面であってICチップ12が装着されたチップ装着面11bとを持っている。即ち、電子部品1は、ボールグリッドアレイ(BGA)型のベアチップ装着品である。本実施形態では、主面11aのうち、主面11aへのICチップ12の投影像に一致する領域Re1には、バンプ13が設けられていない。尚、本発明は、領域Re1にバンプ13が設けられている電子部品を除外するものではない。又、電子部品1において、インターポーザ11のチップ装着面11bには、1つに限定されない複数のICチップ12が装着されていてもよい。
本実施形態の特徴として、プリント基板に実装される電子部品1のインターポーザ11には、室温において、バンプ13が設けられている主面11aが凹面となる反りが生じている。この反りは、電子部品1が作製される過程で生じる。即ち、インターポーザ11へのICチップ12の装着(例えば、半田付けや熱圧着)が行われる際、インターポーザ11は、これに加熱が施されることにより膨張し、装着が行われた後の冷却過程において収縮する。ここで、インターポーザ11は主に樹脂から形成され、ICチップ12は主にシリコン(Si)から形成されている。このため、インターポーザ11の熱膨張率は、通常、ICチップ12の熱膨張率より大きくなっている。従って、冷却過程でインターポーザ11が収縮する際には、チップ装着面11bにICチップ12が半田接合や接着剤等により固定されている影響で、チップ装着面11bの収縮量が、主面11aの収縮量より小さくなる。この収縮量の差により、インターポーザ11には、その主面11aが凹面となる反りが生じる。
インターポーザ11の反りは、例えば、次の様に定量化される。即ち、電子部品1を、図1(a)に示す様にバンプ13を下方へ向けて配置したときに、凹状に反った主面11aの最下端及び最上端となる位置について、これらの位置の鉛直方向についてのズレ幅Δhが、インターポーザ11の反りを表す量として定められる。本実施形態において、インターポーザ11のサイズは、18mm×30mm×0.82mm(厚さ)であり、ズレ幅Δhは、50μm以上800μm以下である。
本実施形態の電子部品実装方法では、印刷工程と、塗布工程と、転写工程と、搭載工程と、リフロー工程とが、この順に実行される。尚、転写工程は、搭載工程の前であれば、塗布工程や印刷工程の前に実行されてもよいし、これらの工程に並行して行われてもよい。
図2(a)〜(c)は、印刷工程の説明図である。ここで、図2(a)は、プリント基板2の平面図であり、図2(b)及び(c)は、図2(a)に示されるA’−B’−C’−D’−E’−F’−G’−H’線に沿う組合せ切断部端面図である。印刷工程では、プリント基板2に対してスクリーン印刷が施される。尚、プリント基板2は、例えば、マガジン式基板ローダ等の基板供給装置(図示せず)から供給される。図2(a)に示す様に、プリント基板2は、電子部品1が搭載(実装)される搭載面2aを持ち、その搭載面2aには、電子部品1が搭載されたときにインターポーザ11が対向することになる矩形状の搭載領域Rmが設けられている。又、プリント基板2は、搭載領域Rmに形成された複数のランド電極21を有している。これらのランド電極21はそれぞれ、搭載領域Rmに搭載される電子部品1に設けられたバンプ13に対応している。尚、プリント基板2の搭載面2aには、1つに限定されない複数の搭載領域Rmが設けられ、各搭載領域Rmに電子部品1が搭載されてもよい。
印刷工程では、図2(b)及び(c)に示す様に、スクリーン61及びスキージ62を用いたスクリーン印刷を、プリント基板2の搭載面2aに施すことにより、ランド電極21の各々に半田ペースト3を付与する。半田ペースト3には、主成分である半田と、カルボン酸系の活性剤とが含まれている。尚、ランド電極21への半田ペースト3の付与には、スクリーン印刷に限らず、インクジェット印刷等、様々な印刷法を用いることが出来る。
図3(a)及び(b)は、塗布工程の説明図である。ここで、図3(a)は、プリント基板2の平面図であり、図3(b)は、図3(a)に示されるA’−B’−C’−D’−E’−F’−G’−H’線(図2(a)に示される線と同じ線)に沿う組合せ切断部端面図である。図3(a)及び(b)に示す様に、塗布工程では、搭載領域Rmに含まれる第1領域R1(図2(a)参照)に、熱硬化性を持った第1補強材41を塗布する。第1補強材41の塗布には、第1補強材41を吐出する塗布ノズル63を持った塗布装置が用いられる。塗布ノズル63からの第1補強材41の吐出量は、例えば、塗布装置が備えるディスペンサにより調整される。
具体的には、第1領域R1は、搭載領域Rmの周縁部の少なくとも一部であると共に、印刷工程にて付与された半田ペースト3の一部に第1補強材41が接触することになる領域である。本実施形態では、図3(a)に示す様に、第1領域R1は、矩形状の搭載領域Rmに存在する4つの隅の各々に、その隅に最も近いランド電極21に付与された半田ペースト3と第1補強材41とが互いに接触する様に設定されている。そして、第1領域R1に対して、第1補強材41が点状に塗布される。尚、第1領域R1は、搭載領域Rmの隅に限定されない周縁部内の様々な領域に設定されてもよい。又、第1補強材41の塗布には、第1補強材41を点状に塗布する点塗布に限らず、第1補強材41を線状に塗布する描画塗布が用いられてもよい。一例として、第1補強材41は、図4(a)に示す様に搭載領域Rmの周縁部に沿ってL字状に塗布されてもよいし、図4(b)に示す様に搭載領域Rmの周縁部に沿ってコの字状に塗布されてもよい。勿論、第1補強材41の塗布には、点塗布と描画塗布とが組み合わせて用いられてもよい。
好ましくは、第1領域R1は、インターポーザ11の反り形状に応じて設定される。一例として、第1領域R1は、搭載領域Rmに形成された複数のランド電極21のうち、後述する搭載工程(図6(b)参照)にて電子部品1を搭載領域Rmに搭載したときにバンプ13が着地することになるランド電極21を基準として、そのランド電極21の近くの位置に設定される。
第1補強材41は、半田ペースト3との接触前には硬化開始温度Tcが半田の融点Tmより高く、且つ半田ペースト3との接触により硬化開始温度Tcが半田の融点Tmより低くなる性質を持っている。ここで、半田の融点Tmは、半田ペースト3に含まれた半田又はバンプ13に含まれた半田の融点である。具体的には、第1補強材41は、その様な性質を持った熱硬化性樹脂を主成分として含んでいる。熱硬化性樹脂には、例えばエポキシ樹脂が用いられる。第1補強材41が持つ上記性質は、次の様に説明される。半田ペースト3中の半田に含まれる金属(主に錫(Sn))と、半田ペースト3中のカルボン酸とは、加熱によりカルボン酸金属塩を生成する。そして、第1補強材41が半田ペースト3と接触していた場合、エポキシ樹脂(熱硬化性樹脂)に含まれるエポキシ基へのカルボン酸金属塩の付加反応により、エポキシ基が開環してヒドロキシル基が生成される。このヒドロキシル基は、エポキシ基よりも低温で重合反応を生じる。このため、第1補強材41の硬化開始温度Tcは、半田ペースト3への第1補強材41の接触により低くなる。
第1補強材41が持つ上記性質を発揮させるためには、半田ペースト3への第1補強材41の接触に加えて、カルボン酸金属塩が生成されることが重要である。そして、このカルボン酸金属塩は、上述した様に、金属とカルボン酸とにより生成される。本実施形態では、カルボン酸系の活性剤は、半田ペースト3に含まれているが、これに代えて第1補強材41に含まれていてもよい。勿論、カルボン酸系の活性剤は、半田ペースト3及び第1補強材41の両方に含まれていてもよい。
塗布工程では更に、搭載領域Rmに含まれる第2領域R2(図2(a)参照)に、第1補強材41と同じ性質を持った第2補強材42を塗布する。本実施形態の塗布工程では、第1補強材41と同じ補強材が、第2補強材42として用いられる。第1補強材41と第2補強材42とに同じ材料を用いることにより、第1補強材41の塗布と第2補強材42の塗布とを同じ設備で一括して実行することが可能となり、その結果、塗布工程が簡略化されると共に、ランニングコストが低減される。
具体的には、第2領域R2は、複数のランド電極21のうちの外側のランド電極21によって囲まれた領域Rt内に設定されると共に、印刷工程にて付与された半田ペースト3に第2補強材42が接触することにならない領域である。本実施形態では、図3(a)に示す様に、第2領域R2は、領域Rtのうち、搭載領域Rmに電子部品1が搭載されたときに、バンプ13が設けられていない領域Re1と対向することになる矩形状の領域Re2(ランド電極21が形成されていない領域)に設定されている。より具体的には、第2領域R2は、矩形状の領域Re2に存在する4つの隅の各々に設定されている。そして、第2領域R2に対して、第2補強材42が点状に塗布される。尚、第2領域R2は、領域Re2に限定されない領域Rt内の様々な領域に設定されてもよい。但し、第2領域R2は、半田ペースト3に第2補強材42が接触することがない様に設定される。又、第2補強材42の塗布には、第2補強材42を点状に塗布する点塗布に限らず、第2補強材42を線状に塗布する描画塗布が用いられてもよい。勿論、第2補強材42の塗布には、点塗布と描画塗布とが組み合わせて用いられてもよい。
図5(a)〜(d)は、転写工程の説明図である。図5(a)〜(d)に示す様に、転写工程では、電子部品1に設けられたバンプ13に、フラックスを含んだ接合補助材5を転写する。接合補助材5には、半田や、カルボン酸系の活性剤が含まれていてもよい。接合補助材5の転写には、トレイ型の転写ステージ64と、スキージ65と、スクレーパ66とを持った補助材供給装置が用いられる。この補助材供給装置において、スキージ65の刃先と転写ステージ64との間には、補助材塗膜51を形成するための隙間が設けられている。この隙間の寸法は、接合補助材5の粘度と、形成せんとする補助材塗膜51の厚さとに応じて、調整される。又、スクレーパ66は、転写ステージ64上の接合補助材5を掻き集めることが可能となる様に、転写ステージ64に面接触している。
転写工程では先ず、図5(a)に示す様に、スキージ65とスクレーパ66との間に接合補助材5を注入する。その後、図5(b)に示す様に、スキージ65及びスクレーパ66を、転写ステージ64の表面に沿って水平な方向D1へ移動させることにより、転写ステージ64の表面に補助材塗膜51を形成する。
次に、電子部品1を、搭載装置が持つ吸着ノズル67の先端に、バンプ13が下方を向く様に吸着させる。そして、電子部品1を、補助材塗膜51の上方へ移動させた後、バンプ13を下方へ向けた状態で降下させる。これにより、図5(c)に示す様に、補助材塗膜51にバンプ13を着地させる。上述した様に、電子部品1のインターポーザ11には、その主面11aが凹面となる反りが生じている。従って、電子部品1を降下させたとき、主面11aに設けられた複数のバンプ13のうち、主に、搭載領域Rmに電子部品1が搭載されたときにランド電極21に着地することになるバンプ13が、補助材塗膜51に着地することになる。
その後、図5(d)に示す様に、電子部品1を引き上げることにより、バンプ13を補助材塗膜51から引き離す。この様にして、バンプ13に接合補助材5を転写する。これにより、主面11aに設けられた複数のバンプ13のうち、搭載領域Rmに電子部品1が搭載されたときにランド電極21に着地することになるバンプ13に対して、接合補助材5が転写されることになる。尚、転写工程では、搭載時にランド電極21に着地するバンプ13に限らず、インターポーザ11の反りが原因で搭載時にはランド電極21から離間してしまうバンプ13に対しても、接合補助材5が転写されてもよい。
バンプ13への接合補助材5の転写後、スキージ65及びスクレーパ66を、方向D1とは逆の方向D2へ移動させることにより、転写ステージ64上の接合補助材5を掻き集める(図5(a)参照)。そして、再び、スキージ65及びスクレーパ66を方向D1へ移動させることにより、次の転写に用いられる補助材塗膜51を準備する(図5(b)参照)。
図6(a)及び(b)は、搭載工程の説明図である。搭載工程では先ず、図6(a)に示す様に、電子部品1を、吸着ノズル67の先端に吸着させた状態のまま、プリント基板2に設けられている搭載領域Rmの上方へ搬送する。このとき、電子部品1に設けられたバンプ13が、これらに対応するランド電極21にそれぞれ対向する様に、搭載領域Rmの上方に電子部品1を配置する。次に、図6(b)に示す様に、電子部品1を降下させることにより、電子部品1を搭載領域Rmに搭載する。
リフロー工程では、電子部品1が搭載されたプリント基板2に、リフロー炉内を通過させる。図7は、リフロー炉内を通過するプリント基板2の温度プロファイルを示した図である。図7に示す様に、リフロー工程では、第1加熱工程と、第2加熱工程と、冷却工程とが、この順に実行される。
図8は、第1加熱工程の説明図である。第1加熱工程は、プリント基板2に対して予備加熱を行う工程であり、第1加熱工程では、予備加熱に適した第1温度T1で、電子部品1とプリント基板2とを一括して加熱する。ここで、第1温度T1は、半田ペースト3に接触しているときの第1補強材41の硬化開始温度Tc以上であって、且つ、半田の融点Tmより低い温度である。好ましくは、第1温度T1は、150℃以上180℃以下の温度である。
第1加熱工程によれば、第2補強材42の硬化を生じさせずに、図8に示す様にインターポーザ11の反りを緩和させると共に、第1補強材41の硬化を開始させることが出来る。インターポーザ11の反りの緩和は、予備加熱によりインターポーザ11が膨張する過程で生じる。具体的には、インターポーザ11が膨張する際、チップ装着面11bにICチップ12が半田接合や接着剤等により固定されている影響で、チップ装着面11bの膨張量が、主面11aの膨張量より小さくなる。この膨張量の差が、インターポーザ11の反りを緩和させる。そして、反りの緩和により、主面11aに設けられた全てのバンプ13が、これらに対応するランド電極21にそれぞれ着地することになる。又、第1補強材41の硬化が開始することにより、第1補強材41の粘度及び弾性率が高まり、インターポーザ11とプリント基板2との第1補強材41を介した接合強度が増すことになる。
第2加熱工程では、半田の融点Tm以上の第2温度T2で、電子部品1とプリント基板2とを一括して加熱する。好ましくは、第2温度T2は、220℃以上260℃以下の温度である。又、第2加熱工程でのピーク温度は、240℃以上260℃以下の温度であることが好ましい。第2加熱工程によれば、バンプ13及び半田ペースト3に含まれた半田が溶融することになる。
第2加熱工程において加熱温度が高まると、第1加熱工程で反りが緩和されていたインターポーザ11は、更に膨張することにより、主面11aが凸面となる反りを生じんとする。その一方で、加熱温度が高まる前(第2加熱工程が実行される前)に、第1加熱工程において第1補強材41の硬化が開始しており、インターポーザ11とプリント基板2との第1補強材41を介した接合強度が増している。このため、第2加熱工程にて加熱温度が高まった場合でも、主面11aが凸面となるインターポーザ11の反りの発生が、第1補強材41により抑制されることになる。
第2補強材42は、半田ペースト3に接触していないため、第2補強材42の硬化開始温度Tcは、半田の融点Tmよりも高いままである。従って、第2補強材42の硬化は、加熱温度が半田の融点Tmより低い第1加熱工程では開始せず、加熱温度が半田の融点Tm以上となる第2加熱工程において、加熱温度が第2補強材42の硬化開始温度Tcに達したときに開始することになる。このため、第2加熱工程にて半田の溶融が開始した時点では、第2補強材42は、粘度及び弾性率が低い状態のままである。よって、半田が溶融したときに、バンプ13が、電子部品1の重みでインターポーザ11とプリント基板2とによって挟まれて変形し、これにより電子部品1とプリント基板2との間に、バンプ13を介した良好な接合状態が得られることになる。
一方で、第2補強材42が、第1補強材41と同様、半田の融点Tmより低い加熱温度で硬化を開始するものであったとすれば、半田の溶融前に第2補強材42の粘度及び弾性率が高くなる。このため、第2加熱工程にて半田が溶融したとしても、上述した様なバンプ13の変形が生じ難くなり、その結果、電子部品1とプリント基板2との間に、バンプ13を介した良好な接合状態を得ることが困難になる。従って、バンプ13を介した良好な接合状態を得るためには、本実施形態の様に、第1補強材41と第2補強材42とに硬化開始温度Tcの違いを生じさせることが重要である。この様な違いを生じさせる上で、第1補強材41を半田ペースト3に接触させるという手法は、簡便であって特に好ましい。
又、半田の溶融が開始した時点では、第1補強材41の粘度及び弾性率が、第2補強材42の粘度及び弾性率より高くなっている。そして、第2加熱工程では、インターポーザ11は、その主面11aが凸面となる反りを生じんとする一方で、その反りが第1補強材41により抑制されている。従って、電子部品1の重みでバンプ13が変形する際、インターポーザ11には、その主面11aが凸面となる僅か反りが生じるに過ぎない(図9参照)。
その後、第1補強材41の硬化が進行すると共に、第2補強材42の硬化が開始する。その結果、第2加熱工程において、第1補強材41及び第2補強材42の何れもが硬化することになる。第1補強材41及び第2補強材42が硬化することにより、これらの硬化物である第1樹脂補強部71及び第2樹脂補強部72がそれぞれ形成される(図9参照)。第1樹脂補強部71及び第2樹脂補強部72は、インターポーザ11をプリント基板2に固着させて、これらの接合を補強する。
冷却工程では、電子部品1及びプリント基板2を冷却することにより、溶融していた半田を固化させる。これにより、各バンプ13と、これに対応するランド電極21上の半田ペースト3とが一体化され、その結果、ランド電極21と電子部品1とを互いに接合する複数の半田接合部73が、搭載面2aと主面11aとの間に介在した状態で形成される(図9参照)。
冷却工程では、インターポーザ11の温度の低下に伴って、インターポーザ11が収縮する。このとき、インターポーザ11は、その主面11aが凹面となる反りを生じんとする。しかし、この反りは、硬化が完了している第2樹脂補強部72により抑制され、インターポーザ11は、その主面11aが凸面となる僅か反りを生じた状態で維持される。その結果、図9に示された電子部品実装基板が完成する。
作製された電子部品実装基板では、第1樹脂補強部71は、半田接合部73の少なくとも1つに接触した状態で存在し、第2樹脂補強部72は、半田接合部73に非接触な状態で存在している。又、第1補強材41と第2補強材42とで硬化開始のタイミングをずらせた結果として、主面11aが凸面となるインターポーザ11の反りが抑制されている。即ち、インターポーザ11には、その主面11aが凸面となる僅か反りが生じているに過ぎない。そして、その反りに応じて、第1樹脂補強部71と接触した半田接合部73についての搭載面2aからの高さh1が、第2樹脂補強部72の近傍に位置する半田接合部73についての搭載面2aからの高さh2より大きくなっている。
高さh1が高さh2に比べて大きくなる程、第1樹脂補強部71と接触した半田接合部73において接合不良が生じ易くなる。そこで、上述した様に、本実施形態の転写工程では、対応するバンプ13に対して接合補助材5が塗布される。これにより、第1樹脂補強部71と接触した半田接合部73での接合不良の発生が防止されている。この様な接合不良の発生を防止するという観点からは、接合補助材5に半田が含まれていることが好ましい。
第1実施形態に係る電子部品実装方法によれば、第1補強材41と第2補強材42とに硬化開始温度Tcの違いを生じさせた結果として、リフロー工程にて生じ易いインターポーザ11の反りが抑制されると共に、電子部品1とプリント基板2との間に、バンプ13を介した良好な接合状態が得られることになる。よって、電子部品1とプリント基板2との間に接合不良が生じ難くなる。
[2]第2実施形態
上記第1実施形態において、印刷工程にてランド電極21の各々に半田ペースト3を付与することに代えて、転写工程にて半田ペースト3をバンプ13に転写してもよい。この態様を第2実施形態として、以下、具体的に説明する。尚、第2実施形態にて実行される搭載工程及びリフロー工程については、第1実施形態と同じであるので、説明を省略する。
図10(a)〜(d)は、本実施形態にて実行される転写工程の説明図である。図10(a)〜(d)に示す様に、本実施形態の転写工程では、接合補助材5に代えて半田ペースト3を用い、且つ、電子部品1に設けられた全てのバンプ13に半田ペースト3を転写する。半田ペースト3には、主成分である半田と、カルボン酸系の活性剤とが含まれている。
転写工程では先ず、図10(a)に示す様に、スキージ65とスクレーパ66との間に半田ペースト3を注入する。その後、図10(b)に示す様に、スキージ65及びスクレーパ66を、転写ステージ64の表面に沿って水平な方向D1へ移動させることにより、転写ステージ64の表面に半田ペースト塗膜31を形成する。
次に、電子部品1を、搭載装置が持つ吸着ノズル67の先端に、バンプ13が下方を向く様に吸着させる。そして、電子部品1を、半田ペースト塗膜31の上方へ移動させた後、バンプ13を下方へ向けた状態で降下させる。これにより、図10(c)に示す様に、電子部品1に設けられた全てのバンプ13を、半田ペースト塗膜31に着地させる。ここで、上述した様に、電子部品1のインターポーザ11には、その主面11aが凹面となる反りが生じている。従って、半田ペースト塗膜31は、これに対して全てのバンプ13を着地させることが可能な厚さを持つ様に形成されることが好ましい。或いは、半田ペースト塗膜31に対して全てのバンプ13を着地させるべく、バンプ13を転写ステージ64へ押し付けると共に電子部品1に加える荷重を調整することにより、インターポーザ11の反りを一時的に矯正してもよい。
その後、図10(d)に示す様に、電子部品1を引き上げることにより、バンプ13を半田ペースト塗膜31から引き離す。この様にして、主面11aに設けられた全てのバンプ13に対して、半田ペースト3を転写する。
塗布工程では、搭載領域Rmに含まれる第1領域R1に、熱硬化性を持った第1補強材41を塗布し、搭載領域Rmに含まれる第2領域R2に、第1補強材41と同じ性質を持った第2補強材42を塗布する(図2(a)、図3(a)及び(b)参照)。本実施形態の塗布工程では、第1補強材41と同じ補強材が、第2補強材42として用いられる。
ここで、本実施形態では印刷工程が実行されないため、ランド電極21には半田ペースト3が付与されていない。従って、第1領域R1は、搭載領域Rmの周縁部の少なくとも一部であると共に、搭載領域Rmに電子部品1が搭載されたときに、転写工程にて転写された半田ペースト3の一部に第1補強材41が接触することになる領域である。又、第2領域R2は、複数のランド電極21のうちの外側のランド電極21によって囲まれた領域Rt内に設定されると共に、搭載領域Rmに電子部品1が搭載されたときに、転写工程にて転写された半田ペースト3に第2補強材42が接触することにならない領域である。
第2実施形態に係る電子部品実装方法によれば、第1実施形態と同様、第1補強材41と第2補強材42とに硬化開始温度Tcの違いが生じ、その結果として、リフロー工程にて生じ易いインターポーザ11の反りが抑制されると共に、電子部品1とプリント基板2との間に、バンプ13を介した良好な接合状態が得られることになる。よって、電子部品1とプリント基板2との間に接合不良が生じ難くなる。
尚、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、本発明には、第1実施形態において転写工程がない電子部品実装方法も含まれる。又、上記実施形態の各部構成は、ベアチップ装着品をプリント基板に実装する場合に限らず、反りを生じた様々な電子部品をプリント基板に実装する場合にも適用することが出来る。
本発明に係る電子部品実装方法は、コンピュータ等の電子機器が備える電子部品実装基板(例えば、マイクロプロセッサ等)の製造に応用することが出来る。
1 電子部品
11 インターポーザ(樹脂基板)
11a 主面
11b チップ装着面
12 ICチップ(ベアチップ)
13 バンプ
2 プリント基板
2a 搭載面
21 ランド電極
3 半田ペースト
31 半田ペースト塗膜
41 第1補強材
42 第2補強材
5 接合補助材
51 補助材塗膜
61 スクリーン
62 スキージ
63 塗布ノズル
64 転写ステージ
65 スキージ
66 スクレーパ
67 吸着ノズル
71 第1樹脂補強部
72 第2樹脂補強部
73 半田接合部
D1、D2 方向
h1、h2 高さ
Rm 搭載領域
R1 第1領域
R2 第2領域
Rt 領域
Re1、Re2 領域
T1 第1温度
T2 第2温度
Tc 硬化開始温度
Tm 半田の融点
Δh ズレ幅

Claims (10)

  1. 複数のバンプが設けられた主面を持つ樹脂基板を有し、前記主面が凹面となる反りが室温において前記樹脂基板に生じており、前記室温からの温度の上昇により前記反りが緩和し、更なる温度の上昇により前記主面が凸面となる反りが前記樹脂基板に生じる電子部品を、前記複数のバンプにそれぞれ対応する複数のランド電極を有し、前記電子部品が搭載される搭載面に前記ランド電極が形成されているプリント基板に実装する方法であって、
    (i)前記ランド電極に半田ペーストを付与する工程と、
    (ii)前記搭載面のうち、前記電子部品が搭載されたときに前記樹脂基板が対向することになる搭載領域に含まれる第1領域に、熱硬化性を持った第1補強材を塗布する工程であって、前記第1領域は、前記搭載領域の周縁部の少なくとも一部であると共に、前記工程(i)にて付与された前記半田ペーストの一部に前記第1補強材が接触することになる領域であり、前記第1補強材は、前記半田ペーストとの接触前には硬化開始温度が半田の融点より高く、且つ前記半田ペーストとの接触により前記硬化開始温度が前記半田の融点より低くなる性質を持つ、工程と、
    (iii)前記搭載領域に含まれる第2領域に、前記第1補強材と同じ性質を持った第2補強材を塗布する工程であって、前記第2領域は、前記複数のランド電極のうちの外側のランド電極によって囲まれた領域内に設定されると共に、前記工程(i)にて付与された前記半田ペーストに前記第2補強材が接触することにならない領域である、工程と、
    (iv)前記バンプが、これらに対応する前記ランド電極にそれぞれ対向する様に、前記電子部品を前記プリント基板に搭載する工程と、
    (v)前記工程(iv)の後、前記半田ペーストに接触しているときの前記第1補強材の硬化開始温度以上であって且つ前記半田の融点より低い第1温度で、前記電子部品と前記プリント基板とを一括して加熱することにより、前記第2補強材の硬化を生じさせずに、前記樹脂基板の前記反りを緩和させると共に前記第1補強材の硬化を開始させる工程と、
    (vi)前記工程(v)の後、前記半田の融点以上の第2温度で、前記電子部品と前記プリント基板とを一括して加熱することにより、前記バンプを溶融させると共に、前記第1補強材及び前記第2補強材を何れも硬化させる工程と
    を有する、電子部品実装方法。
  2. 前記工程(ii)において、前記第1領域は、前記複数のランド電極のうち、前記工程(iv)にて前記電子部品を前記プリント基板に搭載したときに前記バンプが着地することになるランド電極を基準として、そのランド電極の近くの位置に設定されている、請求項1に記載の電子部品実装方法。
  3. 前記半田ペーストには、カルボン酸系の活性剤が含まれている、請求項1又は2に記載の電子部品実装方法。
  4. 前記第1補強材及び前記第2補強材には、カルボン酸系の活性剤が含まれている、請求項1〜3の何れか1つに記載の電子部品実装方法。
  5. 前記工程(iii)では、前記工程(ii)にて用いる前記第1補強材と同じ補強材が、前記第2補強材として用いられる、請求項1〜4の何れか1つに記載の電子部品実装方法。
  6. (vii)前記工程(iv)の前に、前記複数のバンプのうち、前記工程(iv)にて前記電子部品を前記プリント基板に搭載したときに前記ランド電極に着地することになるバンプに、フラックスを含んだ接合補助材を転写する工程
    を更に有する、請求項1〜5の何れか1つに記載の電子部品実装方法。
  7. 前記電子部品は、前記主面とは反対側の前記樹脂基板の面に設けられたベアチップを更に有する、請求項1〜6の何れか1つに記載の電子部品実装方法。
  8. 複数のバンプが設けられた主面を持つ樹脂基板を有し、前記主面が凹面となる反りが室温において前記樹脂基板に生じており、前記室温からの温度の上昇により前記反りが緩和し、更なる温度の上昇により前記主面が凸面となる反りが前記樹脂基板に生じる電子部品を、前記複数のバンプにそれぞれ対応する複数のランド電極を有し、前記電子部品が搭載される搭載面に前記ランド電極が形成されているプリント基板に実装する方法であって、
    (I)前記バンプに半田ペーストを転写する工程と、
    (II)前記搭載面のうち、前記電子部品が搭載されたときに前記樹脂基板が対向することになる搭載領域に含まれる第1領域に、熱硬化性を持った第1補強材を塗布する工程であって、前記第1領域は、前記搭載領域の周縁部の少なくとも一部であると共に、前記電子部品が前記プリント基板に搭載されたときに、前記工程(I)にて転写された前記半田ペーストの一部に前記第1補強材が接触することになる領域であり、前記第1補強材は、前記半田ペーストとの接触前には硬化開始温度が半田の融点より高く、且つ前記半田ペーストとの接触により前記硬化開始温度が前記半田の融点より低くなる性質を持つ、工程と、
    (III)前記搭載領域に含まれる第2領域に、前記第1補強材と同じ性質を持った第2補強材を塗布する工程であって、前記第2領域は、前記複数のランド電極のうちの外側のランド電極によって囲まれた領域内に設定されると共に、前記電子部品が前記プリント基板に搭載されたときに、前記工程(I)にて転写された前記半田ペーストに前記第2補強材が接触することにならない領域である、工程と、
    (IV)前記バンプが、これらに対応する前記ランド電極にそれぞれ対向する様に、前記電子部品を前記プリント基板に搭載する工程と、
    (V)前記工程(IV)の後、前記半田ペーストに接触しているときの前記第1補強材の硬化開始温度以上であって且つ前記半田の融点より低い第1温度で、前記電子部品と前記プリント基板とを一括して加熱することにより、前記第2補強材の硬化を生じさせずに、前記樹脂基板の前記反りを緩和させると共に前記第1補強材の硬化を開始させる工程と、
    (VI)前記工程(V)の後、前記半田の融点以上の第2温度で、前記電子部品と前記プリント基板とを一括して加熱することにより、前記バンプを溶融させると共に、前記第1補強材及び前記第2補強材を何れも硬化させる工程と
    を有する、電子部品実装方法。
  9. 樹脂基板を有する電子部品と、
    複数のランド電極を有し、前記電子部品が搭載される搭載面に前記ランド電極が形成されているプリント基板と
    を備え、
    前記電子部品は、前記樹脂基板の主面を前記搭載面に対向させた状態で前記プリント基板に搭載されており、
    前記ランド電極にはそれぞれ、それらのランド電極と前記電子部品とを互いに接合する複数の半田接合部が、前記搭載面と前記主面との間に介在した状態で形成されており、
    前記搭載面のうち、前記樹脂基板が対向した搭載領域の周縁部の少なくとも一部である第1領域に、前記樹脂基板を前記プリント基板に固着させてこれらの接合を補強する第1樹脂補強部が、前記半田接合部の少なくとも1つに接触した状態で形成されており、
    前記搭載領域に含まれた領域であって、前記複数のランド電極のうちの外側のランド電極によって囲まれた領域内に設定された第2領域に、前記樹脂基板を前記プリント基板に固着させてこれらの接合を補強する第2樹脂補強部が、前記半田接合部に非接触な状態で形成されている、電子部品実装基板。
  10. 前記樹脂基板には、その主面が凸面となる僅かな反りが生じており、前記反りに応じて、前記第1樹脂補強部と接触した前記半田接合部についての前記搭載面からの高さが、前記第2樹脂補強部の近傍に位置する前記半田接合部についての前記搭載面からの高さより大きい、請求項9に記載の電子部品実装基板。
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