JP2015179019A - 光軸指向装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化と、全天に渡り目標の自動追尾を可能とする。【解決手段】実施形態によれば、光軸指向装置は、ベースと、レンズと、光源と、ビーム分離部と、画像センサと、画像処理部と、ガルバノスキャナと、を備えている。レンズは、ベースに支持される視野角度が広角である。光源は、第1光を生成する。ビーム分離部は、レンズへ射出する第1光とレンズから入射する第2光との少なくともいずれかを通過させる。画像センサは、ビーム分離部から第2光を取得し、第2光による画像を取得する。画像処理部は、画像を受け取り該画像に含まれる特徴点の位置を計算する。ガルバノスキャナは、第1光を入射しレンズを介して前記位置へ射出するように光路を設定する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、光軸指向装置に関する。
近年、移動する目標物に対してレーザーを使って自動的に追尾することで、目標物の位置情報を測量する計測システムや、目標に照明光を当てるようなレーザートラッキングシステムが多く商品化されている。これらのシステムはレーザーを照射する光学系とレーザーの光軸を指向させる機構系との両方を備えており、レーザートラッキングの利用範囲を広げるためにも、これらのシステムでは広範囲に渡り光軸を指向させることと小型化することとを両立することが重要になっている。
このようなレーザートラッキングシステムでは、全方向に渡り光軸を指向させるために、従来技術としてはジンバル構造を用いていることが多い。ジンバル構造では少なくとも2軸以上を備える必要がある。2軸ジンバルでは、対象物が天頂、もしくは天頂付近を通過する場合にはAz軸(アジマス(azimuth)軸)は瞬時に正面から背面へ向かうため180度近く回転する必要があり、モータトルクには制限があるためこの動作の実現は難しく、連続した追尾ができなくなるというジンバルロックと呼ばれる現象の課題がある。このため2軸ジンバル構造では、ジンバルロックが生じる天頂付近には指向することができず、全方向に渡り目標を連続して追尾することの実現が難しい。
また、従来のレーザートラッキングシステムでは、3軸ジンバル構造を用いることで、動作の自由度を増やし、角速度が過大とならないように、動きをAz軸とxEL軸(クロスエレベーション(cross elevation)軸)との動作に分配することで、実現可能なジンバル可動範囲を超えることなく、ジンバルロックを避け、全方向にわたり連続的に追尾させつつ、光軸を指向させようとしている。
また、ジンバル構造を用いずに広範囲に渡ってレーザー光を指向させる従来技術としては、広角レンズ列とガルバノミラー駆動系からなるx−y偏向装置モジュールによる機構が提案されている。
また、撮像画像に基づいてマーカーを認識させるために全天に渡る空間に投光させる従来技術としては、投光光学系に魚眼レンズ、パターンフィルタ、照明光源を備え、光路分割阻止としてビームスプリッタを備えている構成が提案されている。
特開2006−266762公報 特許第3344587号公報 特開2008−26731公報
このような従来技術では、小型化や目標を追従するための制御則が複雑になるという課題がある。例えば3軸ジンバル構造を採用する場合では、モータ等の駆動手段も増えるため、小型化や低コスト化が難しい。また3軸ジンバル構造では、カメラ等を搭載するためxEL軸の負荷慣性が大きく、Az軸とxEL軸との軸干渉の影響も生じる可能性があり、3軸ジンバル構造に特有の課題が生じてしまう。さらに、冗長軸によりAz軸の角速度を緩和することは可能であるが、他の軸と比べて必要となる角速度は大きいため、必要となる駆動トルクも大きくなってしまう課題がある。
また、ジンバル構造を用いずに広範囲に渡ってレーザー光を指向させる技術では、照射する対象が移動する場合には適用することができないという課題がある。この技術は、例えばコンピュータグラフィック画像をドーム型または球形の静止した観覧面上に映写することを目的としているため、特定の観覧面上で解像度や強度の低下を防止するために補正を行っており、照射対象である観覧面が動く場合には補正関係が保てないという課題がある。
また、撮像画像に基づいてマーカーを認識させるために、全天に渡る空間に投光させる技術では、照射する対象が移動する場合には適用することができないという課題がある。この技術は、例えばパターンフィルタを通過させた照明光に対して、魚眼レンズを介すことで全天に渡りパターンを投光している。この結果、空間に対しては固定のパターンの光が照射されるため、照射対象を追尾して光を継続して当てることができないという課題がある。
本発明が解決しようとする課題は、上記に鑑みてなされたものであって、レーザートラッキングシステムの小型化と、全天に渡り目標の自動追尾を可能とした光軸指向装置を提供することを目的とする。
実施形態によれば、光軸指向装置は、ベースと、レンズと、光源と、ビーム分離部と、画像センサと、画像処理部と、ガルバノスキャナと、を備えている。レンズは、ベースに支持される視野角度が広角である。光源は、第1光を生成する。ビーム分離部は、レンズへ射出する第1光とレンズから入射する第2光との少なくともいずれかを通過させる。画像センサは、ビーム分離部から第2光を取得し、第2光による画像を取得する。画像処理部は、画像を受け取り該画像に含まれる特徴点の位置を計算する。ガルバノスキャナは、第1光を入射しレンズを介して前記位置へ射出するように光路を設定する。
実施形態の光軸指向装置のブロック図。 空間から凸レンズへの入射光に対する特性を示す図。 等距離射影の変換方式の場合での入射角度と照射平面との関係を示す図。 等距離射影の変換方式の場合の照射平面と3次元仮想球面と対応関係を示す図。 2軸ガルバノスキャナの模式図。 図1のビーム形成部の一例を示す図。 図1の画像センサが取得する映像の一例を示す図。 目標物への移動する光軸を指向させるための制御系のブロック図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る光軸指向装置について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。実施形態の光軸指向装置は、移動する目標物へ追尾しながら光を照射するレーザーポインティングシステムに適用したものである。
本実施形態の光軸指向装置は、全天に渡り任意の方向の目標に対してビームを位置決め照射させるためのものである。本発明の実施形態によれば、光軸の指向には超広角なレンズと2軸ガルバノスキャナを用いているため、ジンバル構造より駆動力が小さいことから、小型化や軽量化ができるという効果を奏する。さらに実施形態によれば、光源からの照射系と対象物からの入射系とで同一の超広角なレンズを介した光学系となっており、目標の位置検出座標系と目標への光軸位置決め座標系とが同一となるため、簡便な制御則で目標に対して自動的に追尾して光を照射することができるという効果を奏する。またさらに実施形態によれば、光源からの照射された光束に対してビーム成形部を用いているため、ビーム指向方向によりビームを調整することで超広角なレンズからの射出光のビーム広がりを抑えることができるという効果を奏する。
実施形態の光軸指向装置について図1を参照して説明する。図1は光軸指向装置のブロック図である。
本実施形態の光軸指向装置は、凸レンズ101、凹レンズ102、補正レンズ103、ベース104、ビーム分離部105、画像センサ106、画像処理部107、制御部108、光源109、ビーム成形部110、絞りレンズ111、絞り制御部112、及びガルバノスキャナ113を備えている。ガルバノスキャナ113は、第1駆動部114、第1ガルバノミラー116、第2駆動部115、及び第2ガルバノミラー117を備えている。
凸レンズ101は、光源109からの光を、ビーム分離部105を介して広範囲の空間に照射する。また凸レンズ101は逆に、空間に存在する目標物150に反射した光または目標物150から放射される光を入射し、凹レンズ102を介してビーム分離部105に出射する。凸レンズ101は、半天球の特定の位置へ光を照射する、または半天球の任意の位置から到来する光を入射することができる。さらに凸レンズ101は、半天球よりも広範囲な領域のうちの特定の位置へ光を照射する、またはこの領域の任意の位置から光を入射するように設計されることも可能である。ここで、光軸指向装置からの照射光路と目標物150からの入射光路とは、実質的に同軸上にある。凸レンズ101としては例えば、非常に広角である超広角なレンズが用いられる。光源109は、光を生成して射出するものであれば、特に指定されない。光源109は、凸レンズ101、凹レンズ102、補正レンズ103、ビーム分離部105及び画像センサ106の特性に合った波長及び光量であれば特に限定されない。
凹レンズ102は、光源109の光を凸レンズ101に集光する。また逆に凹レンズ102は、凸レンズ101を経由した光を特有の射影方式で制御して散光し、撮像面に像を作る。
補正レンズ103は、収差を補正するために複数枚のレンズを精巧に組み合わせたものである。収差は、光学系による完全な結像からのずれのことであり、例えば球面収差、非対称収差(コマ)、非点収差、像面の湾曲、歪曲、及び色収差がある。
ベース104は、装置の部品に接続してこれら部品を支持して、平面上に光軸指向装置を設置するための土台となる。ベース104は、例えば凸レンズ101、凹レンズ102、補正レンズ103、ビーム分離部105、画像センサ106、画像処理部107、制御部108、光源109、ビーム成形部110、絞りレンズ111、絞り制御部112、及びガルバノスキャナ113を支持している。ベース104は、各部品の少なくとも1つが動くことができるように各部品を固定していてもよい。
ビーム分離部105は、入射する光の向きによって、入射した光を透過または反射する。ビーム分離部105は、凸レンズ101、画像センサ106、及びガルバノスキャナ113と光学的に接続している。ここで、AとBが光学的に接続しているとは、AからBへ光が入射する、またはBからAへ光が入射することを示す。ビーム分離部105は、ガルバノスキャナ113で反射した、光源109からの光を透過して、凸レンズ101へ入射する。またビーム分離部105は、凸レンズ101を介して目標物150からの光を反射して、画像センサ106へ入射する。本実施形態ではビーム分離部105は例えば、赤外線を透過し、可視光を反射する半透過反射部材からなる構成を取っており、ガルバノスキャナ113で反射した、光源109からの光は赤外光、画像センサ106へ入射する光は可視光としている。ただしビーム分離部105は、この構成に限定されるものではなく、例えば赤外光の周波数の違いによって赤外光を分離する構成でもよい。この場合、ビーム分離部105は、例えばある周波数帯域に含まれる周波数の赤外光は反射し、他の周波数帯域に含まれる周波数の赤外光は透過する。
画像センサ106は、ビーム分離部105で分離された光が通る光路上に配置され、凸レンズ101及びビーム分離部105を介して入射された光を撮像素子に入射して、目標物150の画像データを撮像し、画像処理部107へデータを転送する。
画像処理部107は、画像センサ106から入力した画像データに基づき、目標物150を認識するために、目標物150を示す特徴点の画像での位置を示す画像位置情報を演算処理によって求め演算データを得て、制御部108へ演算データを転送する。画像処理部107は、後に図8を参照して説明するように、レンズの射影変換関係によって直交座標系での位置ベクトルを計算する。
制御部108は、画像処理部107から転送された演算データに基づき、目標物150へ光を照射するためのガルバノスキャナ113の角度指令、ならびにビーム成形部110の成形量指令を生成し、角度指令をガルバノスキャナ113へ転送し、成形量指令をビーム成形部110へ転送する。角度指令は、ガルバノスキャナ113に含まれるガルバノミラーの角度を決定するための情報である。成形量指令は、ビーム成形部110から出射される光の形状を決定するための情報である。
ガルバノスキャナ113は、光源109からの光の、ビーム分離部105への入射角度を変える。本実施形態ではガルバノスキャナ113は、2軸のガルバノスキャナを示しており、ビーム分離部105の入射平面の任意の位置に光を指向することができる。ガルバノスキャナ113は、第1駆動部114、第2駆動部115、第1ガルバノミラー116、及び第2ガルバノミラー117を備えている。第1ガルバノミラー116は、光源109からの光を入射し、反射光を第2ガルバノミラー117へ入射させる。第2ガルバノミラー117は、第1ガルバノミラー116からの入射光を反射させ、この反射光をビーム分離部105へ入射させる。第1ガルバノミラー116の反射光の方向を調整する角度は、第1駆動部114によって調整される。第2ガルバノミラー117の反射光の方向を調整する角度は、第2駆動部115が調整する。第1駆動部114及び第2駆動部115は、モータが駆動することによってガルバノミラーを動かす。
ビーム成形部110は、光源109からの光の広がりを調整し、例えばガルバノスキャナ113に対する焦点距離及び/または光束量を変える。なお、光束量は光のスポット径に比例する。ビーム成形部110は例えば、絞りレンズ111、絞り制御部112を備えている。絞りレンズ111は、光源109からの光を絞ることによって、焦点距離及び光束量を変化させる。絞り制御部112は、絞りレンズ111の絞りの程度の大きさを調整する。
次に、凸レンズ101の外界の空間に対する照射、及び入射の光学特性について図2,3,及び4を参照して説明する。
まず、空間から凸レンズ101(超広角なレンズ。例えば魚眼レンズ)への入射光に対する特性について図2を参照して説明する。図2は、魚眼レンズの光路変換原理を説明するための図である。
一般的に超広角なレンズは主に、図2に示すように、凸レンズ101が光を屈折し集光し、凹レンズ102が照射平面に散光している。凸レンズ101ならびに凹レンズ102の複数の組み合わせで種々の光路の変換方式が存在している。本実施形態では、凸レンズ101は180度以上の視野角度を有するような超広角なレンズである、魚眼レンズで構成されている。ここでは超広角なレンズ及び魚眼レンズを総称して、視野角度が広角なレンズと称する。
一例として等距離射影の変換方式の場合について図3を参照して説明する。図3は、仮想球面に対する等距離射影の変換方式の場合の天頂からの入射角度と照射平面との関係を現している。
等距離射影では、照射平面の中心から射影点までの距離rに比例するように、射影変換方式となるように凸レンズ101が設計されている。この場合、入射角度βは、例えば単位をラジアンとして、
r=2β/π
の関係が成り立っている。
図4は、等距離射影の変換方式の場合の変換関係を、照射平面に対して3次元の仮想球面に対する関係を模擬して現している。照射平面を円周方向に等分割して現すと、3次元の仮想球面もこれに対応して半球底面の円周方向に同様に分割される関係となる。従って、照射平面の点と3次元仮想球面の点とが一意に対応関係を有している。この照射平面の点と3次元仮想球面の点との対応関係は、照射平面への入射光だけでなく、照射平面からの射出光にも同様に成立しており、照射平面への任意の光軸の位置決め制御を行うことで、3次元空間の任意に方向へ光軸を位置決めすることが可能となる。
次に、照射平面に対するガルバノスキャナによる光軸試行位置決めについて図5を参照して説明する。
図5は、2軸ガルバノスキャナを模擬して現している。本実施形態の光軸指向装置は、照射平面に対して回転自由度を備えるXミラー501、Yミラー502を備えている。本実施形態の光軸指向装置は、光源109からの光をモータ等で第1ガルバノミラー116及び第2ガルバノミラー117を回転させることで、照射平面の任意の位置に光を照射することが可能である。
次に、ビーム成形部110について図6を参照して説明する。
図6は、ビーム成形部110の一例として、カメラ等の撮影装置に使われる絞り羽を使った絞り機構を表している。ビーム成形部110は、絞り羽の重なり合わせを変えることにより、光を通過させる光路の大きさを変えることができる。この結果、ビーム成形部110はビームを成形することが可能である。
ここで、超広角なレンズでは、等距離射影の変換方式の場合の変換関係で表したように、仮想球面へと照射平面とで射影変換が生じるため、仮想平面の任意に位置で同一の光束を入射させても仮想球面から空間に照射される光のスポット径は大きさが異なってしまう。このため、ビーム成形部110により、照射位置に合わせて光を成形することで、空間上の任意の位置で均一な光照射を行うことが可能となる。
次に、画像センサ106及び画像処理部107から得られる、目標物150の画像位置情報について、図7を参照して説明する。
図7は、ビーム分離部105を介して画像センサ106に入射された光で撮影された目標物150の映像を模擬して現している。画像センサ106は、例えば図7の点線上の円の内部の映像を取得する。目標物150が発する光、もしくは光軸指向装置から照射された光の反射光に対して、画像処理部107は一般的な画像処理では2値化等を適用することで特徴点を抽出する。画像処理部107は、この特徴点の重心位置を計算することで、画像センサ106におけるセンサ平面上において、画素位置としての目標物の位置(ΔX,ΔY)を得ることができる。ここで、光軸指向装置からの照射光路と目標物150からの入射光路とが実質的に同軸上にあることから、画像センサ106で検出された目標物150の位置に、ガルバノスキャナ113により光軸を位置決めすることで、光軸指向装置は目標物150に光を照射することが可能である。画像センサ106に対するガルバノスキャナ113による光軸移動の位置関係は光学系の構成により一意に決まっているため、画像センサ106で検出された目標物150の位置に対して、ガルバノスキャナ113で照射光を位置決めさせることで、制御部108は、目標物150からの光に基づいた光軸指向制御や、反射光が得られている場合に目標物150が移動した場合に追尾させる光軸指向制御が可能となる。
次に、本実施形態での目標物150へ光を照射する光軸指向装置のシステムについて、図8を参照して説明する。
図8は、目標物150の移動する光軸を指向させるための制御系を説明するブロック線図である。画像センサ106は、目標物150からの光、もしくは光軸指向装置から照射された光の反射光を受光して目標物150を撮像する。この画像データに基づき、画像処理部107が特徴点を抽出して画像位置情報を演算する。制御部108が、この画像位置情報に基づき、3次元空間上の任意の位置に光軸を指向させるためのガルバノスキャナの角度指令を生成する。ガルバノスキャナ113は、この角度指令に基づきガルバノスキャナのミラー角度を制御することで、任意の方向へ光軸を指向させることが可能である。
ここで、目標物150からの位置情報によらず、3次元空間上の任意の位置へ光軸を指向させる場合を考える。例えば、目標物150からの位置情報が得られないが、別の目標物の検出手段により得られ、その位置に光軸を指向させることで目標物150からの反射光が得られ、目標物150が移動した場合の追尾させる光軸指向制御が可能となる場合である。この場合は、従来の2軸ジンバルと同様の球面座標系での2つの回転の角度で位置情報(θraz,θrel)が得られるとすると、直交座標系での位置ベクトル(eTx,eTy,eTz)には以下の関係式が成り立っている。ここで、θrazはr-azimuth angleを示し、θrelはr-elevation angleを示す。
ここで、等距離射影の射影変換方式の場合では、照射平面上の点(これは画像センサ106のセンサ平面に対応する)、(ΔXn,ΔYn)から、単位球である仮想球面上の3次元空間の点つまり、直交座標系での位置ベクトル(eTxn,eTyn,eTzn)への射影変換関係は、以下の関係が成り立っている。
従って、球面座標系での2つの回転の角度(θaz,θel)への射影変換関係は、球面座標系から直交座標系への逆変換の関係を用いて、以下の関係が成り立っている。ここで、θazは方位角(azimuth angle)を示し、θelは仰角(elevation angle)を示す。
従って、別検出系で得られた球面座標系での2つの回転の角度で位置情報(θraz,θrel)を目標値として、照射平面上の点、(ΔXn,ΔYn)から算出した球面座標系での2回転の角度(θaz,θel)を近づける制御を行うことで、目標物からの光が得られない場合でも、任意の位置へ光を指向させることが可能となる。
以上の実施形態によれば、画像センサ106からの目標物150の画像位置情報に基づき、ガルバノスキャナ113を回転させることで、超広角なレンズを介して空間上の任意の方向に光軸を指向させることができる。さらに、超広角なレンズにより照射平面の入射から3次元空間上への照射の光学変換がされることから、ガルバノスキャナ113によるXY平面だけの光軸指向制御の機構で3次元空間の任意の方向への指向が可能となる。従って本実施形態の光軸指向装置によれば、従来のようにジンバル機構よりも簡素化することで駆動力が小さくなり、小型化や軽量化を実現することができる。さらに、光源からの照射系と対象物からの入射系とで同一の超広角なレンズを介した光学系となっており、目標の位置検出座標系と目標への光軸位置決め座標系とが同一となるため、簡便な制御則で目標に対して自動的に追尾して光を照射することができる。さらに、光源からの照射された光束に対してビーム成形部110を用いているため、ビーム指向方向によりビームを調整することで超広角なレンズからの射出光のビーム広がりを抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、ビーム成形部は絞り機構に限定されたものではなく、複数レンズで構成することが可能であることは容易に類推することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
101…凸レンズ、102…凹レンズ、103…補正レンズ、104…ベース、105…ビーム分離部、106…画像センサ、107…画像処理部、108…制御部、109…光源、110…ビーム成形部、111…絞りレンズ、112…絞り制御部、113…ガルバノスキャナ、114…第1駆動部、115…第2駆動部、116…第1ガルバノミラー、117…第2ガルバノミラー、150…目標物、501…Xミラー、502…Yミラー。

Claims (6)

  1. ベースと、
    前記ベースに支持される視野角度が広角なレンズと、
    第1光を生成する光源と、
    前記レンズへ射出する前記第1光と前記レンズから入射する第2光との少なくともいずれかを通過させるビーム分離部と、
    前記ビーム分離部から前記第2光を取得し、該第2光による画像を取得する画像センサと、
    前記画像を受け取り該画像に含まれる特徴点の位置を計算する画像処理部と、
    前記第1光を入射し前記レンズを介して前記位置へ射出するように光路を設定するガルバノスキャナと、を具備する光軸指向装置。
  2. 前記位置に応じて前記第1光のスポット径及び焦点距離を調整する、前記光源と前記ガルバノスキャナとの間に配置されるビーム形成部をさらに具備する請求項1に記載の光軸指向装置。
  3. 前記レンズは、少なくとも180度の視野角度を有する請求項1に記載の光軸指向装置。
  4. 前記画像処理部は、前記画像センサのセンサ平面上の前記位置に対応する第1位置から、前記レンズの射影変換関係によって直交座標系での位置ベクトルを計算する請求項1に記載の光軸指向装置。
  5. 前記位置ベクトルを前記射影変換関係によって、前記ガルバノスキャナに含まれる複数のミラーの角度を計算し、該ミラーを制御する制御部をさらに具備する請求項4に記載の光軸指向装置。
  6. 前記ビーム分離部は、赤外線を透過し、可視光を反射する半透過反射部材からなる請求項1に記載の光軸指向装置。
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