JP2015179007A5 - - Google Patents

Description

第１検出部１０は、慣性センサー１００の第１出力信号（Ｘ軸方向の出力信号）に基づいて衝撃入力の有無を検出する。第２検出部２０は、慣性センサー１００の第２出力信号（Ｙ軸方向の出力信号）に基づいて衝撃入力の有無を検出する。第３検出部３０は、慣性センサー１００の第３出力信号（Ｚ軸方向の出力信号）に基づいて衝撃入力の有無を検出する。なお、上述の第１検出部１０、第２検出部２０及び第３検出部３０と慣性センサー１００の検出軸との対応関係は一例であり、任意に組み合わせることができる。また、以下では、主として、検出軸のうちＸ軸とＹ軸を用いてタップ入力されたか否かを判定する例について説明する。

Ｘ軸正向き衝撃検出部１１（Ｙ軸正向き衝撃検出部２１、Ｚ軸正向き衝撃検出部３１）の出力信号は、ＡＮＤ回路１３（ＡＮＤ回路２３、ＡＮＤ回路３３）でイネーブル信号ＸＨＥ（イネーブル信号ＹＨＥ、イネーブル信号ＺＨＥ）との論理積がとられる。Ｘ軸負向き衝撃検出部１２（Ｙ軸負向き衝撃検出部２２、Ｚ軸負向き衝撃検出部３２）の出力信号は、ＡＮＤ回路１４（ＡＮＤ回路２４、ＡＮＤ回路３４）でイネーブル信号ＸＬＥ（イネーブル信号ＹＬＥ、イネーブル信号ＺＬＥ）との論理積がとられる。例えば、検出軸のうちＸ軸とＹ軸を用いてタップ入力されたか否かを判定する場合には、イネーブル信号ＺＨＥ及びイネーブル信号ＺＬＥはハイレベルであり、イネーブル信号ＸＨＥ、イネーブル信号ＸＬＥ、イネーブル信号ＹＨＥ及びイネーブル信号ＹＬＥはローレベルである。

衝撃検出回路１は、第１検出部１０の基準値と、第２検出部２０の基準値と、第３検出部３０の基準値とを、それぞれ独立して設定可能に構成されていてもよい。本実施形態においては、衝撃検出回路１は、レジスター５０を含んで構成されている。レジスター５０は、Ｘ軸正向き衝撃検出部１１の基準値を設定する基準値信号ＸＨＴＨ、Ｘ軸負向き衝撃検出部１２の基準値を設定する基準値信号ＸＬＴＨ、Ｙ軸正向き衝撃検出部２１の基準値を設定する基準値信号ＹＨＴＨ、Ｙ軸負向き衝撃検出部２２の基準値を設定する基準値信号ＹＬＴＨ、Ｚ軸正向き衝撃検出部３１の基準値を設定する基準値信号ＺＨＴＨ、及び、Ｚ軸負向き衝撃検出部３２の基準値を設定する基準値信号ＺＬＴＨを出力する。また、レジスター５０は、イネーブル信号ＸＨＥ、イネーブル信号ＸＬＥ、イネーブル信号ＹＨＥ、イネーブル信号ＹＬＥ、イネーブル信号ＺＨＥ及びイネーブル信号ＺＬＥを出力してもよい。

４．移動体
図８は、本実施形態に係る移動体４００の一例を示す図（上面図）である。なお、上述された各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。

Claims (11)

1. 互いに交差する方向である第１検出軸および第２検出軸を有する慣性センサーの前記第１検出軸の出力信号である第１出力信号に基づいて衝撃入力の有無を検出する第１検出部と、
   前記第２検出軸の出力信号である第２出力信号に基づいて衝撃入力の有無を検出する第２検出部と、
   前記第１検出部と前記第２検出部の両方が、衝撃入力があったと検出した場合に、衝撃入力されたと判定する衝撃検出判定部と、
   を含む、衝撃検出回路。
2. 請求項１に記載の衝撃検出回路において、
   前記第１検出部は、前記第１検出軸の正向きと負向きの少なくとも一方で、前記第１出力信号が、第１基準値を上回った後に前記第１基準値を下回った場合に、衝撃入力があったと検出し、
   前記第２検出部は、前記第２検出軸の正向きと負向きの少なくとも一方で、前記第２出力信号が、第２基準値を上回った後に前記第２基準値を下回った場合に、衝撃入力があったと検出する、衝撃検出回路。
3. 請求項２に記載の衝撃検出回路において、
   前記第１検出部は、前記第１検出軸の正向きと負向きの両方で、前記第１出力信号が、前記第１基準値を上回った後に前記第１基準値を下回った場合に、衝撃入力があったと検出し、
   前記第２検出部は、前記第２検出軸の正向きと負向きの両方で、前記第２出力信号が、前記第２基準値を上回った後に前記第２基準値を下回った場合に、衝撃入力があったと検出する、衝撃検出回路。
4. 請求項２又は３に記載の衝撃検出回路において、
   前記第１基準値と、前記第２基準値とを、それぞれ独立して設定可能に構成されている、衝撃検出回路。
5. 請求項２ないし４のいずれか１項に記載の衝撃検出回路において、
   前記衝撃検出判定部は、
   前記第１検出部と前記第２検出部の両方が、検出期間内に衝撃入力があったと検出した場合に、衝撃入力されたと判定する、衝撃検出回路。
6. 請求項５に記載の衝撃検出回路において、
   前記検出期間は、前記第１出力信号が前記第１基準値を上回ったタイミング、あるいは前記第２出力信号が前記第２基準値を上回ったタイミングから開始する、衝撃検出回路。
7. 請求項１ないし６のいずれか１項に記載の衝撃検出回路において、
   前記第１検出部は、ハイパスフィルター処理後の前記第１出力信号に基づいて、衝撃入力の有無を検出し、
   前記第２検出部は、ハイパスフィルター処理後の前記第２出力信号に基づいて、衝撃入力の有無を検出する、衝撃検出回路。
8. 請求項１ないし７のいずれか１項に記載の衝撃検出回路と、
   前記慣性センサーと、
   を含む、物理量検出装置。
9. 請求項１ないし７のいずれか１項に記載の衝撃検出回路を含む、電子機器。
10. 請求項１ないし７のいずれか１項に記載の衝撃検出回路を含む、移動体。
11. 互いに交差する方向である第１検出軸および第２検出軸を有する慣性センサーの前記第１検出軸の出力信号である第１出力信号に基づいて衝撃入力の有無を検出する第１検出工程と、
    前記第２検出軸の出力信号である第２出力信号に基づいて衝撃入力の有無を検出する第２検出工程と、
    前記第１検出工程と前記第２検出工程の両方において衝撃入力があったと検出した場合に、衝撃入力されたと判定する衝撃検出判定工程と、
    を含む、衝撃検出方法。