JP2015178569A - イグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物及びそれを用いたイグニッションコイル - Google Patents

イグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物及びそれを用いたイグニッションコイル Download PDF

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Abstract

【課題】硬化物が耐熱衝撃性に優れ、コイルへの含浸性に優れたコイルへの含浸性が良好なイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、(B)酸無水物80〜115質量部、(C)硬化促進剤0.1〜5質量部、及び(D)溶融シリカ150〜200質量部を必須成分とするエポキシ樹脂組成物であって、前記(D)成分の溶融シリカについてメジアン径が5〜12μmであり、粒径1.5μm以下の粒子の含有量が8質量%以下で、粒径24μm以上の粒子の含有量が3質量%以下であることを特微とするイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物および同イグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物によって注形されてなるイグニッションコイルである。
【選択図】なし

Description

本発明は、イグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物、及びそれを用いたイグニッションコイルに関する。
自動車等の各種機器に使用されるコイル、特にイグニッションコイルは、周囲に対して電気的絶縁性を確保しなければならないという観点から、樹脂組成物で注形封止して用いるのが常識となっている。このような樹脂組成物に対しては、高い含浸性、高い電気的絶縁性が要求され、このような観点から上記樹脂組成物としては、従来エポキシ樹脂組成物が汎用されている。
しかしながら、上述のようなイグニッションコイルには高電圧が印加されるため、単に通常のエポキシ樹脂組成物を用いたのみでは、絶縁性が不十分であって絶縁破壊等が生じる場合がある。また、封止樹脂硬化物の冷熱サイクルに起因した熱応力や機械的応力によって、封止樹脂硬化物にクラックが生じたりする場合があった。封止樹脂硬化物にクラックが生じると、イグニッションコイルに電流を流した際に、前記クラック部分で異常放電等が発生することになり、上記イグニッションコイルを正常に作動させることができない。そのため、樹脂組成物からなる硬化物には耐クラック性も求められる。
樹脂組成物からなる硬化物の耐クラック性を向上させる一般的手法は、当該樹脂組成物中にシリカを大量に添加して線膨張係数を低減することが考えられる。しかし、この手法は液状樹脂成分が含浸するために必要な銅線の隙間をシリカ微粉で塞いでしまい、結果として、二次巻線間に樹脂組成物が含浸せず絶縁不良に至る。従来の粉砕方法であるボールミル粉砕方式およびビーズミル方式により粉砕されたシリカでは、微細なシリカの含有率が高く、適切な含浸性を確保するためにはシリカの添加量に制約があった。
このような問題に鑑み、たとえば、特許文献1には、平均粒径2μm以下の球状シリカ、2種類の酸無水物、硬化促進剤、およびエポキシ樹脂とを含む2液型のエポキシ樹脂組成物が開示されている。そのエポキシ樹脂組成物を用いて線膨張率を低減させることによって耐冷熱サイクル性を向上させ、上述した熱応力によるクラックの発生を防止する試みがなされている。
しかしながら、特許文献1のシリカ粒子はボールミル粉砕後に篩いなどの乾式分級法で製造されているため、比較的サイズの小さな多量の粒子が含まれている。このようなサイズの小さな多量のシリカ粒子を含有させるとコイルヘの未含浸部位が発生する。
このため、湿式分級法により比較的サイズの小さな粒子を減少させたシリカ粒子が使用されるようになった。たとえば、特許文献2においては、液状エポキシ樹脂、液状酸無水物、硬化促進剤および平均粒径5〜20μmの粒子からなるコイル含浸注形用エポキシ樹脂組成物が提案されている。より具体的には、累積粒度分布における粒径1μm以下の粒子の割合が4%以下であるシリカ粉末が用いられている。
しかしながら、湿式分級法ではシリカ粒子のコストアップになってしまう。
そこで、特許文献3においては、エポキシ樹脂組成物に対して平均粒径10〜30μmのシリカ粒子をエポキシ樹脂組成物中に30〜85質量%含有させることによって、トリー経路を形成しにくくし、エポキシ樹脂組成物の絶縁破壊強度を向上させ、たとえば、イグニッションコイルに高電圧が印加された場合においても絶縁破壊が生じないような試みがなされている。
しかしながら、特許文献3のエポキシ樹脂組成物は平均粒径0.001〜0.1μmのシリカ微粒子を多量含んでいるため、含浸性が悪く、かつクラックが発生する場合がある。
また、特許文献4においては、粒径1μm未満の粒子含有量が0.1%未満で、体積平均粒径が10〜30μmの球状シリカ粉末を30〜85質量%含む注形用エポキシ樹脂組成物およびそれをイグニッションコイルに使用することが開示されている。
しかしながら、特許文献4の注形用エポキシ樹脂組成物は粒径1μm未満の粒子の含有量は0.1%未満であるが、体積平均粒径が10〜30μmの球状シリカ粉末を30〜85質量%も含んでいるため、樹脂組成物の含浸性が悪く、かつ硬化物にクラックが発生する場合があった。
さらに、特許文献5においては、ジェットミル法で粉砕され、長軸と短軸との比を規定したシリカ粒子を70質量%以上の割合で含むシリカ粒子を使用することで、エポキシ樹脂組成物中においてシリカ粒子の充填率を高くして、上述したような絶縁破壊や熱サイクルや機械的応力によるクラックの発生を防止する試みを行っている。 しかしながら、特許文献5においては、ジェットミル法で粉砕されているが、分級されていないため、大きなサイズのシリカ粒子がかなりの量存在していることが予想され、これを用いると細線コイルを注形封止する際、樹脂組成物のコイルへの含浸性は完全ではないため、絶縁破壊や冷熱サイクルや機械的応力によるクラックの発生を十分に防止することができず、さらなる改善が求められていた。
特開平11−71503号公報 特開2004−346114号公報 特開2008−195782号公報 特開2009−91471号公報 特開2011−201948号公報
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を実施した。その結果、イグニッションコイルの絶縁分野で現在封止樹脂としてエポキシ樹脂が汎用されていることに着目し、このエポキシ樹脂組成物において、添加する溶融シリカの調製法を種々工夫することで上記課題の解決を試みた。
その結果、上記エポキシ樹脂に対して特定の粒径分布を有する溶融シリカを所定量含有させることによって、コイルへの含浸性が良く、曲げ強度、曲げ伸びが良く、さらに冷熱サイクルによるクラックの発生を防止することが可能なイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物が得られることを見出した。
本発明は上記調製方式により製造された溶融シリカを使用して、硬化物が耐熱衝撃性に優れ、コイルへの含浸性に優れたイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物を提供しようとするものである。
すなわち、本発明は下記、
(1)(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、(B)酸無水物80〜115質量部、(C)硬化促進剤0.1〜5質量部、(D)溶融シリカ150〜200質量部を必須成分とするエポキシ樹脂組成物であって、前記(D)成分の溶融シリカのメジアン径が5〜12μmであり、粒径1.5μm以下の粒子の含有量が8質量%以下で、粒径24μm以上の粒子の含有量が3質量%以下であることを特微とするイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物、
(2)前記溶融シリカがジェットミル粉砕後にサイクロン分級したものである上記(1)に記載のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物、
(3)前記溶融シリカの粒子の長軸と短軸との比の平均値が0.66〜0.99の範囲である上記(1)または(2)に記載のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物、
(4)前記(B)成分の酸無水物が液体の酸無水物70〜100質量%および固体の酸無水物30〜0質量%からなる上記(1)〜(3)のいずれかに記載のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物、
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物によって注形されてなるイグニッションコイルを提供する。
本発明のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物によれば、絶縁破壊特性に優れ、冷熱サイクルによるクラックの発生を防止し、絶縁性及び含浸性に優れたイグニッションコイル注形用樹脂組成物及びこれを用いたイグニッションコイルを提供することができる。
ガラスビーズ法による含浸性評価法の手順を示す図である。 本発明のイグニッションコイルの構造と含浸の程度を示す断面図である。
以下、本発明のその他の特微及び利点について、発明を実施するための形態に基づいて詳細に説明する。
まず、イグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物の各成分について説明する。
本発明のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物は、(A)成分のエポキシ樹脂と、(B)成分の酸無水物と、(C)成分の硬化促進剤と(D)成分の溶融シリカからなり、新乾式分級方式(後で述べるサイクロンによる分級)により分級した特定の粒径の溶融シリカを含む注形用エポキシ樹脂組成物である。以下、本発明のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物のことを単に樹脂組成物と記載する場合がある。
(A)成分のエポキシ樹脂は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するものであれば、分子量、分子構造等に制限されることなく一般的に用いられているものを用いることができ、例えば、ビスフェノールA型、同F型、ノボラック型、ビフェニル型等の芳香族系エポキシ樹脂、ポリカルボン酸のグリシジルエーテル型、シクロヘキサン誘導体等のエポキシ化によって得られる脂環族系エポキシ樹脂等が挙げられ、これらは単独又は2種以上混合して使用することができる。
また、これらの他に、樹脂組成物の粘度を調製するために必要に応じて液体のモノエポキシ樹脂等を併用成分として使用することができ、さらに、難燃性を付与しようとする場合には、ハロゲン化合物やリン化合物などで変性したエポキシ樹脂を使用することもできる。
樹脂組成物中の(A)成分の配合量を100質量部として他の成分の配合量を下記各成分の説明のところで記載する。樹脂組成物中の(A)成分の配合割合の好ましい範囲は10〜40質量%である。
次に(B)成分の酸無水物について説明する。
酸無水物は、(A)成分のエポキシ樹脂と反応してそれを硬化させることが可能なものであれば、いかなるものでも使用することができる。たとえば常温で液体のメチルヘキサヒドロフタル酸無水物、メチルテトラヒドロフタル酸無水物、常温で固体のテトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物等が挙げられる。
これらの硬化剤は、単独であるいは硬化を阻害しない範囲において2種以上を混合して使用することができる。特に、樹脂組成物の適度な流動性と硬化性を確保するという観点から常温で液体の酸無水物と常温で固体の酸無水物を混合して用いることが好ましい。
(B)成分の酸無水物の配合量は(A)成分のエポキシ樹脂100質量部に対して(B)成分の酸無水物が80〜115質量部である。(B)成分としては、常温で液状の酸無水物が70〜100質量%、常温で固体の酸無水物が30〜0質量%であることが好ましい。上記比率とする理由はイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物に適切な流動性を持たせることによりコイルへの含浸性を良くするためである。
(B)成分の酸無水物の配合量は(A)成分のエポキシ樹脂との間で以下のような関係になるように決められる。すなわち、酸無水物のカルボキシル基当量とエポキシ樹脂のエポキシ当量との比(カルボキシル基当量/エポキシ当量)が0.5〜1.5の範囲になるように配合することが好ましい。上記の比を0.5以上とすることにより、硬化反応が十分に進行する。1.5以下とすることにより硬化物特性、特に耐湿性が劣化するのを防止することができる。
樹脂組成物中の(B)成分の配合量は、良好な硬化性や硬化物特性が得られるという観点から5〜40質量%、好ましくは10〜30質量%である。
さらに、上記樹脂組成物(イグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物)は、(C)成分の硬化促進剤を必須成分として含有する。硬化促進剤としては、(A)成分のエポキシ樹脂同士、又は(A)成分のエポキシ樹脂と(B)成分の酸無水物との反応を促進する作用を有するものであれば特に制限されるものではなく、例えば、N,N-ジメチルベンジルアミン等のアルキルアミン、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール類、ベンジルジメチルアミン、2、4、6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール,1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7(DBU)及びそのオクチル塩等の3級アミン類、トリエチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、ジフェニルホスフィン等が挙げられ、これらは単独又は2種類以上を混合して使用することができる。
(C)成分の系硬化促進剤の含有量は(A)成分のエポキシ樹脂100質量部に対して、0.1〜5質量部である。0.1質量部以上とすることにより、硬化性が不十分となることを防止することができる。5質量部以下とすることにより、得られる封止用樹脂組成物をイグニッションコイルに用いた場合においてイグニッションコイルの信頼性等が不十分となることを防止することができる。(C)成分の硬化促進剤の配合量は、0.15〜2質量部であり、0.20〜1.5質量部であることがより好ましい。
次に、成分(D)の溶融シリカについて述べる。
溶融シリカ自体は、後で述べるように、樹脂組成物の絶縁破壊電圧の増大及び発熱量の低減に寄与するが、樹脂組成物の強度を補完するという本来的な機能をも併せ持つ。
本発明で用いる溶融シリカの粒子は、ジェットミル粉砕後にサイクロン分級したものであることが好ましい。
例えばニューマチック工業製装置PJM−200SPを用いて、合成シリカ粒子をジェット気流圧2〜10kg/cmで投入することによって得ることができるが、適宜市販されているものを用いることができる。
サイクロン分級は、例えば、ニューマチック工業製の装置「DXF−10」を用いてジェットミル法で粉砕された溶融シリカを分級することにより、メジアン径が5〜12μmで、粒径1.5μm以下の粒子が8質量%以下で、粒径24μm以上の粒子が3質量%以下、好ましくは1質量%以下である溶融シリカの粒子を得る。メジアン径が5μmより小さいと含浸性が悪化し、12μmより大きいと沈降を起こしやすくなるおそれがある。粒径1.5μm以下の粒子が8質量%を超えると樹脂組成物のコイルへの含浸性が悪くなる。また、粒径24μm以上の粒子が3質量%を超えると、硬化物の弾性率が上昇し、冷熱サイクルにおいて硬化物にクラックが発生する。
溶融シリカの粒子の比表面積は1.6〜2.4(m/g)の範囲が好ましい。この範囲をより小さいと粒子径の粗い溶融シリカの粒子が多くなり、沈降を起こしやすくなる。また、大きいと微細シリカが多くなり、溶融シリカの粒子の凝集を起こしやすくなる。
ジェットミル粉砕法はボールミル粉砕法、ビーズミル粉砕法に比べ異形の粒子が少なく、微細なシリカ粒子の含有量が少なく、粒度分布の調製がしやすい。
一方、従来の乾式分級法に比べてサイクロン分級法が優れているのは吸い上げる力を調整することにより、微細な粒子の量を減少させることができることである。又、湿式分級法に比べコストの低減および、液体を利用しないため、粒子の表面状態を変えずに分級することが可能である。
したがって、ジェットミル粉砕後にサイクロン分級することにより、粒子の表面状態を変えずに粒度分布の制御が可能になるため、所望の粒度分布の溶融シリカを得ることができる。
溶融シリカの配合量は(A)成分のエポキシ樹脂100質量部に対して150〜200質量部である。
溶融シリカを150質量部以上とすることにより、樹脂組成物の強度が低下するのを防止し、使用中に変形、破損してしまうのを防止する。―方、溶融シリカを200質量部以下とすることにより、硬化前の樹脂組成物の粘度が増大してしまい、作業性が低下してしまうのを防止する。溶融シリカの配合量の好ましい範囲は160質量部〜190質量部である。
また、ジェットミル粉砕後にサイクロン分級した特定の粒径のシリカ粒子は、全シリカ粒子の60質量%以上であることが必要であり、70質量%以上であることがより好ましい。当該シリカ粒子が60質量%未満であると、コイル含浸性が不十分でボイドが残る場合がある。なお、シリカ粒子の全てをジェットミル粉砕後にサイクロン分級した特定の粒径のシリカ粒子とすることもできる。ジェットミル法で粉砕されたシリカ粒子は、例えばニューマチック工業製の装置PJM−200SPを用いて、合成シリカ粒子をジェット気流圧2〜10kg/cmで投入することによって得ることができるが、適宜市販されているものを用いることができる。
溶融シリカのメジアン径等は次のようにして求めることができる。サンプリングしたジェットミル粉砕後にサイクロン分級した溶融シリカを電子顕微鏡により500倍で撮影した写真を用い、任意に選択された100個の粒子について撮影面積に等しい円の直径を求め、その算術平均値をもってメジアン径とする。粒径1μm以下の粒子の含有量および粒径24μm以上の粒子の含有量はレーザー回折法(粒度分布測定装置、CILAS社製920型)により測定することができる。
ジェットミル法で粉砕されたシリカ粒子の数平均粒子径は5μm〜12μmであり、長軸と短軸との比の平均値が0.67〜0.99の範囲であることが好ましい。これによって、上述した絶縁破壊電圧の増大、粘度の低減及び発熱量を低減する効果がより助長されるようになる。
長軸及び短軸は、前記写真を用い、任意に選択された100個の粒子について粒子の外接円の直径を長軸、粒子輪郭に接する平行線間の最短距離を短軸とした。
なお、溶融シリカは、エポキシ樹脂との密着性を向上させる観点から表面処理することができる。表面処理剤としては、例えば有機シラン化合物(シランカップリング剤)、有機チタネート化合物、または有機アルミネート化合物が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上混合して用いることができる。
有機シラン化合物としては、例えばビニルトリエトキシシラン、ビニル−トリス−(2−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタアクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、β−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ一メルカプトプロピルトリメトキシシラン等が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上混合して用いることができる。
有機チタネート化合物としては、例えばテトラ−i−プロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタネート、ブチルチタネートダイマー、テトラステアリルチタネート、トリエタノールアミンチタネート、チタニウムアセチルアセトネート、テタニウムラクテート、オクチレングリコールテタネート、イソプロピル(N一アミノエチルアミノエチル)チタネート等が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上混合して用いることができる。また、有機アルミネート化合物としては、例えばアセトアルコキシアルミニウムジイソプロピネート等が挙げられる。
上記の中でも、エポキシ樹脂との密着性が優れているという観点から有機シラン化合物(シランカップリング剤)を用いることが好ましい。有機シラン化合物の配合量はエポキシ樹脂100質量部に対して、好ましくは0.1〜3質量部、より好ましくは0.3〜2質量部である。
本発明のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物には上記各成分の他に、本発明の目的に反しない限度において、任意成分として、その他の添加剤を配合してもよい。その他の添加剤としては、消泡剤、天然ワックス類や合成ワックス類等の離型剤、カーボンブラック、酸化チタン等の着色剤、ゴム系やシリコーン系ポリマーの低応力付与剤等が挙げられる。
その他の添加剤の配合量はイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物中、0〜5質量%が好ましく、0〜3質量%がより好ましい。
次に、本発明のイグニッションコイルについて説明する。
図2は、本発明のイグニッションコイルの構造と含浸の程度を示す断面図である。
イグニッションコイルは、磁性体の中心コア1、一次ボビン2、一次コイル3、ニ次ボビン4、二次コイル5、端子6などで構成されている。一次コイルは、例えば直径0.5mm程度のエナメル線を約200回、二次コイルは、例えば直径0、05mm程度のエナメル細線を20000回程度ボビンに巻線されている。一次コイルはバッテリーに接続され直流電流が流れるが、図示しない点火タイミング調整電子回路部品およびパワースイッチにより電流を断続させて磁束を変化させ、自己誘導作用により一次電圧を得る。この一次電圧を一次コイルと二次コイルの相互誘導作用により20〜40KVの高電圧とし、端子に接続した点火プラグに火花放電を起こさせる。
上述した中心コア1等は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)からなるケース7中に収納され、ケース7と中心コア1等との空隙は樹脂組成物8によって封止されている。
とりわけ現在主流となってきているペンタイプのイグニッションコイルは、直径2cm以下の縦長ケースにコイル部品が収納されたものであり、ケースと中心コア等との空隙が狭いため、1次コイル、2次コイルを封止するエポキシ樹脂はより含浸性の良いものが求められている。
図1に示すイグニッションコイルは、上述したように、図示しない点火タイミング調整電子回路部品およびパワースイッチにより生じた一次電圧が、一次コイル3及び二次コイル6に印加されるようになるので、瞬時に高電圧の一次電圧が印加され、電流の流入及び停止を頻繁に繰り返す場合がある。
このように高電圧が瞬時に印加されると、イグニッションコイルを封止している樹脂組成物8にも瞬時に高電圧が印加されるが、樹脂組成物8は、上述のように特定の溶融シリカを含んでいるので、曲げ強度および曲げ伸びがよく、また含浸性が高いためボイドが全くなく、また、冷熱サイクルによるクラックの発生もないため、信頼性に優れる。
本実施形態におけるイグニッションコイルの大きさは、用途に応じて適宜に設定することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。例中の「部」および「%」は「質量部」および「質量%」を表す。
以下の実施例および比較例においては、(D)成分および比較用(D)成分として、下記表1に記載の各粒子を配合して樹脂組成物を調製した。
(実施例1)
(A)成分のエポキシ樹脂として、ビスフェノールAジグリシジルエーテル〔三井化学(株)製、エポキシ当量189、表2ではR−140Pと記す〕100部に対して、(B)成分の酸無水物として、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸〔カルボキシル基当量168、液体の酸無水物、表2ではMHHPAと記す〕76.5部およびテトラヒドロ無水フタル酸〔カルボキシル基当量152、固体の酸無水物、表2ではTHPAと記す〕8.5部、(C)成分の硬化促進剤としてN,N-ジメチルベンジルアミン〔表2ではBDMAと記す〕0.5部、シランカップリング剤として3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン〔表2ではKBM−403と記す〕を0.5部、消泡剤としてシリコーンオイル〔表2ではTSA720と記す〕を0.1部、(D)成分として、メジアン径6.60μm、比表面積が1.92(m/g)であり、1.5μm以下の粒子が6.6%であり、同24μm以上の粒子が0.6%、長軸と短軸との比の平均値が0.70である、ジェットミル粉砕後にサイクロン分級した、溶融シリカ〔福島窯業(株)製、表2ではAF−07と記す〕の180部をダルトン社製の万能撹拌機を用いて混合してエポキシ樹脂組成物を調製した。
(実施例2)
(D)成分として、実施例1で使用したものと同じAF−07の160部に、メジアン径6.60μm、比表面積が2.0(m/g)、メジアン径1.5μm以下の粒子が6.2%であり、同24μm以上の粒子が6.0%で、長軸と短軸との比の平均値は0.69である、ボールミル粉砕後に湿式分級した溶融シリカ〔(株)龍森製、E−2〕を20部混合した以外は実施例1と同じ配合によりエポキシ樹脂組成物を調製した。
(比較例1)
(D)成分として、実施例2で使用したE−2を180部混合した以外は実施例1と同じ配合により比較用のエポキシ樹脂組成物を調製した。長軸と短軸との比の平均値は0.60である。
(比較例2)
(D)成分として、比表面積が1.92(m/g)であり、メジアン径が9.00 (μm)であり、1.5μm以下の粒子が9.0%であり、同24μm以上の粒子が3.3%で、長軸と短軸との比の平均値が0.70である、ジェットミル粉砕後にサイクロン分級した溶融シリ力「福島窯業(株)製の試作品1」180部を混合した以外は実施例1と同じ配合により比較用のエポキシ樹脂組成物を調製した。
(比較例3)
(D)成分として、比表面積が1.92(m/g)であり、メジアン径が9.14 (μm)であり、1.5μm以下の粒子が12%であり、同24μm以上の粒子が3.2%で、長軸と短軸との比の平均値が0.70である、ジェットミル粉砕後にサイクロン分級した溶融シリ力「福島窯業(株)製の試作品2」180部を混合した以外は実施例1と同じ配合により比較用のエポキシ樹脂組成物を調製した。
(比較例4)
(D)成分として、比表面積が1.92(m/g)であり、メジアン径が9.20 (μm)であり、メジアン径1.5μm以下の粒子が12%であり、同24μm以上の粒子が2.5%で、長軸と短軸との比の平均値が0.70である、ジェットミル粉砕後にサイクロン分級した溶融シリカ「福島窯業(株)製の試作品3」を180部混合した以外は実施例1と同じ配合により比較用のエポキシ樹脂組成物を調製した。
(比較例5)
(D)成分として、比表面積が1.88(m/g)であり、メジアン径が10.06 (μm)であり、1.5μm以下の粒子が4.0%であり、同24μm以上の粒子が6.0%で、長軸と短軸との比の平均値が0.60である、ボールミル粉砕後に振動篩を用いて乾式分級した溶融シリカ「東海硅微粉(株)製、1−C」を180部混合した以外は実施例1と同じ配合により比較用のエポキシ樹脂組成物を調製した。
次に、中心コア、一次ボビン、一次コイル、ニ次ボビン、二次コイル、端子をケース内に固定して実施例1〜2で調製したエポキシ樹脂組成物及び比較例1〜5で調製した比較用のエポキシ樹脂組成物を真空下で注形し加熱硬化して本発明のイグニッションコイルおよび比較用のイグニッションコイルを作製した。
各特性の測定値と試験方法
1.粘度
B型粘度計(No.4ローター使用、回転数12rpm)による80℃における(A)成分と(D)成分との混合物の粘度を測定した(単位:dPa・s)。
2.含浸性
含浸性モデル評価方法に基づいて、図1に示すガラスビーズ法によりガラスビーズの含浸性の試験を行なった〔樹脂取り込み量を測定して表2に示した。単位はg〕。硬化条件は70℃/2時間+90℃/2時間+150/2時間である。
別途、図2に示すように、イグニッションコイルにおける含浸性の試験を行なった〔巻き線の抜け長さを測定して表2に示した。単位はmm〕。
3. 曲げ強度、曲げ弾性率、曲げ伸び
100℃で3時間硬化させ、次いで150℃で3時間後硬化させて作製した測定用サンプルを、オートグラフ〔島津製作所(株)製〕を用いて、JIS C2105に準拠して3点曲げの測定を行なった。曲げ強度、曲げ弾性率、曲げ伸びとも、JIS K7171に準拠する。
4.絶縁破壊電圧
上記3.の曲げ強度、曲げ弾性率、曲げ伸びのサンプルと同条件で硬化させた硬化物について絶縁破壊試験機〔東京精電(株)製〕を用いて絶縁破壊電圧をJIS K6911により測定した。単位はkV/mmである。
5.クラック発生数
直径3cmのプラスチックケース中にアルミニウム製ボビンに導線を巻きつけたサンプルを入れてエポキシ樹脂組成物および比較用のエポキシ樹脂組成物を真空注入し、70℃で2時間加熱硬化させた。次いで、30分かけて温度を70℃から90℃に上昇させて90℃で0.5時間加熱硬化させた。
次いで、1時間かけて90℃から145℃に上昇させて145℃で2時間加熱硬化させてテスト用イグニッションコイル10個を作製した。
作製したテスト用イグニッションコイル10個を−40℃で30分と−130℃で30分の間で100サイクルの冷熱サイクル試験を行い、サンプルを軸方向に切断して切断面のクラックの発生数を調べた。結果を表2に示す。
表1および表2の結果より、以下のことが明らかである。
(D)成分として、粒径1.5μm以下の粒子の含有量が8質量%以下で、粒径24μm以上の粒子の含有量が3質量%以下である溶融シリカを配合した実施例1、2のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物は比較例のそれと比べてコイルへの含浸性に優れており、イグニッションコイルにおいて、クラックの発生が観察されない。
本発明のイグニッションコイル注形用樹脂組成物は絶縁性及び含浸性に優れており、特に自動車等に使用されるコイル、特にイグニッションコイルを調製するのに好適である。
1:中心コア
2:一次ボビン
3:一次コイル
4:二次ボビン
5:二次コイル
6:端子
7:ケース
8:エポキシ樹脂組成物

Claims (5)

  1. (A)エポキシ樹脂100質量部に対して、(B)酸無水物80〜115質量部、(C)硬化促進剤0.1〜5質量部、及び(D)溶融シリカ150〜200質量部を必須成分とするエポキシ樹脂組成物であって、前記(D)成分の溶融シリカのメジアン径が5〜12μmであり、粒径1.5μm以下の粒子の含有量が8質量%以下で、粒径24μm以上の粒子の含有量が3質量%以下であることを特微とするイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物。
  2. 前記溶融シリカがジェットミル粉砕後にサイクロン分級したものである請求項1に記載のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物。
  3. 前記溶融シリカの粒子の長軸と短軸との比の平均値が0.67〜0.99の範囲である請求項1または2に記載のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物。
  4. 前記(B)成分の酸無水物が液体の酸無水物70〜100質量%および固体の酸無水物30〜0質量%からなる請求項1〜3のいずれかに記載のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のイグニッションコイル注形用エポキシ樹脂組成物によって注形されてなるイグニッションコイル。
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