JP2015178379A - インモールドラベル容器 - Google Patents

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【課題】ガスバリア性に優れ、外観構造を容易に変化させることができるインモールドラベル容器を提供する。【解決手段】インモールドラベル容器10は、胴部11と底部1とを備えている。インモールドラベル容器10は内面側から外面側に向ってこの順で配置された容器形状をもちガスバリア性を有するシート成形体3と、ガスバリア性を有するラベル4と、射出樹脂8とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、確実なガスバリア性を得ることができるインモールドラベル容器およびその製造方法に関する。
インモールドラベル容器は、射出成形時に金型にあらかじめヒートシール層をもつラベルをセットしておき、成形時の樹脂のもつ熱でラベルのヒートシール層を射出樹脂表面に融着させることにより得られる。
ガスバリア性のラベルを使用したインモールドラベル容器としては、胴部と底部とを有するインモールドラベル容器が知られている。このようなインモールドラベル容器において、胴部および底部に腰が強くガスバリア性の高いラベルがインサート材として固着されている。これにより、ラベルの腰の強さにより容器全体の機械的強度を高めたバリア性をもつインモールドラベル容器を提供することができる。ここで、ラベルとしては、腰の強い紙もしくは合成紙から成る本体層とガスバリア性の合成樹脂材料から成るバリア層が積層されたものが使用される。
しかしながら、従来のインモールドラベル容器において、とりわけ胴部にラベルが固着されているが、この胴部のラベルの端縁間に隙間が形成される。このため、このラベルの端縁間の隙間によりガスバリア性が低下する問題がある。
このような問題を解決するため、インモールドラベル容器の内側にガスバリア性を有する容器形状をもったシート成形品を設けることが考えられている。この場合、インモールドラベル容器の外観構造を容易に変化させることも求められている。
特開平8−132477号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、胴部のラベルの端縁間に隙間が形成されても確実なガスバリア性を得ることができ、かつ外観構造についてその設計の自由度を確保することができるインモールドラベル容器を提供することを目的とする。
本発明は、胴部と、底部とを備えたインモールドラベル容器において、胴部シートと底部シートとを含むとともに、容器形状をもち、ガスバリア性を有するシート成形体と、少なくとも底部ラベルと胴部ラベルとを含み、ガスバリア性を有するラベルと、射出樹脂とを備え、シート成形体と、ラベルと、射出樹脂は内面側から外面側に向ってこの順で配置されていることを特徴とするインモールドラベル容器である。
本発明は、シート成形体はガスバリア性および酸素吸収性を有するガスバリア/酸素吸収樹脂層を含むことを特徴とするインモールドラベル容器である。
本発明は、ガスバリア/酸素吸収樹脂層は、酸素吸収剤を含むガスバリア樹脂層を有することを特徴とするインモールドラベル容器である。
本発明は、ガスバリア/酸素吸収樹脂層は、ガスバリア樹脂層と、酸素吸収剤を含む酸素吸収樹脂層とを有することを特徴とするインモールドラベル容器である。
本発明は、ラベルはガスバリア層と、このガスバリア層の内面に配置された接着層とを有することを特徴とするインモールドラベル容器である。
以上のように本発明によれば、胴部のラベルの端縁間に隙間が形成された場合でも、インモールドラベル容器のガスバリア性を向上させることができ、かつ射出樹脂を用いて各種の外観構造を形成することができる。
図1は本発明の実施の形態によるインモールドラベル容器を示す側断面図。 図2はインモールドラベル容器を示す平面図。 図3はインモールドラベル容器を示す斜視図。 図4はシート成形体を示す斜視図。 図5はシート成形体を示す平面図。 図6はシート成形体の積層構造を示す側断面図。 図7(a)は胴部ラベルと底部ラベルとを有するラベルを示す展開図、図7(b)は胴部ラベルと底部ラベルを示す組立図。 図8はラベルの積層構造を示す側断面図。 図9(a)(b)(c)は本発明によるインモールドラベル容器の製造方法を示す図。 図10はシート成形体の積層構造の変形例を示す図。 図11(a)(b)はインモールドラベル容器の変形例を示す図。
<実施の形態>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図9は、本発明の実施の形態を示す図である。
図1乃至図3に示すように、インモールドラベル容器10はフランジ部14を有する略6角筒状の胴部11と、胴部11の下方に連結された底部12とを備えている。
また、インモールドラベル容器10は、ガスバリア性を有するシート成形体3と、ガスバリア性を有するラベル4と、射出樹脂8とを有し、シート成形体3と、ラベル4と、射出樹脂8はインモールドラベル容器10の内面側から外面側に向ってこの順で配置されている。
このうちシート成形体3はインモールドラベル容器10の内面側に位置し、胴部11に対応する胴部シート3aと、底部12に対応する底部シート3bと、フランジ部14に対応するフランジ部シート3cとを含む容器形状をもち、全体としてガスバリア性を有している(図4乃至図6参照)。
またラベル4はシート成形体3と射出樹脂8との間に位置し、胴部11に対応する胴部ラベル5と、底部12に対応する底部ラベル7とを含み、全体としてガスバリア性を有している(図7乃至図8参照)。ここでいうガスバリア性とは少なくとも酸素バリア性を有しているが、水蒸気バリア性を有していても良い。
また図7(a)(b)に示すように、ラベル4を構成する胴部ラベル5と底部ラベル7は一体に形成されている。そして胴部ラベル5は底部ラベル7の周縁から外方へ延びる複数の部分5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5hを有している。
さらに胴部ラベル5の各部分5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h間において、各部分5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5hは互いに重なり合って重なり部5Aを形成している。
上述のように胴部ラベル5および底部ラベル7は、いずれもガスバリア性を有する層を含むため、胴部ラベル5と底部ラベル7とを有するラベル4は高いガスバリア性をもつ。
この場合、胴部ラベル5は各部分5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h同士が重なり合って重なり部5Aを形成する。このため胴部ラベル5の部分5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h間に隙間が形成されることはなく、このことにより、インモールドラベル容器10全体として、ガスバリア性を向上させることができる。
ところで、図1乃至図3に示すように、インモールドラベル容器10の胴部11はフランジ部14を有している。そしてこのフランジ部14はシート成形体3の胴部シート3a上端に設けられたフランジ部シート3cと、このフランジ部シート3c上に射出された射出樹脂8とを有する。またインモールドラベル容器10の胴部11は、その下端周縁に下方へ突出する環状の糸じり部15を有している。この糸じり部15は後述のように射出樹脂8のみから形成される。
このような構成からなるインモールドラベル容器10内に液体状の内容物35が充てんされる。次にインモールドラベル容器10のフランジ部14にアルミ層30aと、ヒートシール層30bとからなる蓋材30が接着されて、インモールドラベル容器10が密閉される。
次に図4乃至図6により、シート成形体3について説明する。
シート成形体3は、上述のようにフランジ部シート3cを有する胴部シート3aと、底部シート3bとを含み、容器形状をもっている。この場合シート成形体3は、図6に示すような層構成をもつシート状の積層体23から構成されている。
すなわち図6に示すように、シート成形体3を構成する積層体23は、外側から順次配置された合成樹脂層としてのポリプロピレン層(PP)23aと、ガスバリア性と酸素吸収性を有するエチレンビニルアルコール共重合体層(EVOH)を含むガスバリア/酸素吸収樹脂層23bと、接着層としてのポリプロピレン層(PP)23cとを有する。
そしてこのように構成されたシート状の積層体23に対して真空成形を施すことにより、容器形状をもつシート成形体3を得ることができる。
次にシート成形体3について更に述べる。シート成形体3を構成する積層体23のうち、ガスバリア/酸素吸収樹脂層23bは、含有された酸素吸収剤を含む単層のEVOH層(ガスバリア樹脂層)からなり、ガスバリア性および酸素吸収性を有する。
このうち、EVOH層に含有される酸素吸収剤は、材料が酸素を吸収し得る限り特に限定されない。酸素吸収剤は、例えば、炭素−炭素二重結合を有する化合物、第二級又は第三級炭素原子を有する重合体、又はポリアミド樹脂などの有機化合物;又は還元可能な鉄又は還元可能な亜鉛などの還元可能な金属の粉末であってもよい。
炭素−炭素二重結合を有する化合物の例として、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリ(2−エチルブタジエン)、ポリ(2−ブチルブタジエン)及び任意の他のポリジエンであって、主として1,4−位におけるモノマー分子の重合により、それぞれ得られるもの(1,4−ポリブタジエンなど);任意のシクロオレフィンの開環メタセシス重合体(ポリオクテニレン、ポリペンテニレン、及びポリノルボルネンなど);及びスチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体などの各ポリジエンブロックを有するブロック共重合体が挙げられる。これらの例のうち、ポリブタジエン及びポリオクテニレンが好ましい。
酸素吸収剤が特に有機化合物である場合、1種又は複数種の遷移金属塩を層に組み込むと、酸素吸収性樹脂層の酸素吸収性能を改善することが可能になる。
遷移金属塩の例として、鉄塩、ニッケル塩、銅塩、マンガン塩、コバルト塩、ロジウム塩、チタン塩、クロム塩、バナジウム塩、及びルテニウム塩が挙げられる。しかしながら、金属塩はそれらに限定されない。これらの塩のうち、鉄塩、ニッケル塩、銅塩、マンガン塩、及びコバルト塩が好ましく、マンガン塩及びコバルト塩がさらに好ましく、コバルト塩がさらに一層好ましい。
次に胴部ラベル5および底部ラベル7を含むラベル4について、以下説明する。
胴部ラベル5および底部ラベル7を有するラベル4は、図8に示すような層構成をもつ積層体24からなる。
すなわち、図8に示すように、胴部ラベル5および底部ラベル7を有するラベル4は、シート成形体3側から射出樹脂8側へ向って順に(i)射出樹脂との接着層24aと、(ii)印刷基材層24bと、(iii)ガスバリア層24cと、(iv)接着層24dとから成る(ここで(i)の層と(ii)の層は兼用可能)。これら各層24a、24b、24c、24dは、それぞれ独立して製膜し接着剤を介して貼合(ドライラミネーション)するか、または、その一部もしくは全層を溶融押出(EC、共押出)することで形成することもできる。また、用途・目的に応じて印刷基材層を省略することもできる。
接着層24aとしては、射出樹脂と接着するものであれば特に限定されないが、通常、射出樹脂と同材質のプラスチックや、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)を含有するポリエチレン等の接着性を有する樹脂、又はそれら樹脂が共押し出し加工、あるいは、コーティング加工されたプラスチックフィルム等が好適に使用できる。
印刷基材層24bとしてのフィルムは、一般に印刷可能なものであれば特に限定されず、例えば、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム等が適宜使用できる。
ガスバリア層24cとしては、例えば、(a)アルミ箔(7〜25μm)、(b)金属又は金属酸化物を蒸着等でプラスチックフィルム等に積層したもの、例えば、酸化珪素蒸着プラスチックフィルム、酸化アルミ蒸着プラスチックフィルム、アルミ蒸着プラスチックフィルム、(c)その他、ポリアクリロニトリル系樹脂、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)フィルム、PVDCコート二軸延伸プラスチックフィルム等が挙げられ、所望の性能に応じて適宜選択され得る。
また接着層24dとしては、接着層24aと同様の材料を用いることができる。
なお、上記各層は常法に従い、ドライラミネーション法、押出ラミネーション法、押出コーティング法その他のコーティング法によって形成される。
具体的には、胴部ラベル5および底部ラベル7を有するラベル4として、シート成形体3側から射出樹脂8側へ向って順に、例えば以下の層構成のラベルを用いることができる。
(1)ヒートシール延伸ポリプロピレン層(HSOPP)30μ/アルミ箔7μ/ヒートシール延伸ポリプロピレン層(HSOPP)30μ
(2)ヒートシール延伸ポリプロピレン層(HSOPP)30μ/VM−PET12/ヒートシール延伸ポリプロピレン層(HSOPP)30μ
(3)ヒートシール剤コーティング/延伸ポリプロピレン層(OPP)30μ/アルミ箔7μ/ヒートシール延伸ポリプロピレン層(HSOPP)30μ
また、本発明のインモールドラベル容器10に用いられる射出樹脂8としては、射出成形可能な熱可塑性樹脂、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等が使用され得る。
次に図9(a)(b)(c)により、インモールドラベル容器の製造方法について述べる。
まずシート状の積層体23に対して真空成形を施すことにより、容器形状をもつシート成形体3を得る。また、胴部ラベル5と底部ラベル7とを有するラベル4を準備する。
次に図9(a)に示すようにキャビティ22と、コア21とを有する金型20を準備し、金型20のコア21にシート成形体3を吸着させる。
次に図9(b)に示すように金型20のキャビティ22にラベル4を吸着させる。
次にキャビティ22に対してコア21を接近させ、キャビティ22内にコア21を挿着し、キャビティ22とコア21とを型締めする。
この状態で、キャビティ22とコア21との間の空間に、キャビティ22に設けられた射出樹脂の注入口22aから射出樹脂8を射出する(図9(c))。この場合、注出口22aから射出された射出樹脂8は、ラベル4を加熱しながらラベル4をシート成形体3側へ押付ける。ラベル4は射出樹脂8により加熱され、接着層24a、24dが溶融し、ラベル4は接着層24aを介してシート成形体3に接着され、接着層24bを介して射出樹脂8に接着される。このようにしてインモールドラベル容器10が得られる。
この場合、インモールドラベル容器10の胴部11と底部12はシート成形体3と、ラベル4と、射出樹脂8とから形成され、フランジ部14はシート成形体3と射出樹脂8とから形成され、糸じり部15は射出樹脂8のみから形成される。
このようにして得られたインモールドラベル容器10は、金型20から外方へ取出される。
次にインモールドラベル容器10内へ液体状の内容物35が窒素雰囲気中で充てんされ、その後、インモールドラベル容器10のフランジ部14に蓋材30が接着されて、インモールドラベル容器10が密閉される(図1参照)。
この場合、内容物35の充てん時に、インモールドラベル容器10内へ酸素を含む空気が混入することがある。また、内容物35自体に酸素を含む空気が混入していることがある。
本実施の形態によれば、インモールドラベル容器10のシート成形体3は、インモールドラベル容器10の内面側に位置するとともに、ガスバリア/酸素吸収樹脂層23bを含む。このガスバリア/酸素吸収樹脂層23bはガスバリア性および酸素吸収性を有するため、インモールドラベル容器10内に存在する酸素を効果的に吸収することができる。このためインモールドラベル容器10内の内容物35の変質を効果的に防ぐことができる。
以上のように本実施の形態によれば、インモールドラベル容器10はガスバリア性を有し容器形状をもつシート成形体3と、シート成形体3の外面側のガスバリア性を有するラベル4と、ラベル4の外面側の射出樹脂8とを有するため、ラベル4の端縁に隙間が生じたとしても、シート成形体によりインモールドラベル容器10全体としてのガスバリア性を維持することができる。
さらにまた、インモールドラベル容器10の胴部11の下端周縁に環状の糸じり部15が設けられ、この環状の糸じり部15は射出樹脂8のみから形成されるため、容易かつ簡単に糸じり部15を形成することができる。このため、糸じり部15を容易に形成して、インモールドラベル容器10の外観構造を射出樹脂8により容易に変化させることができる。
また、ラベル4は射出樹脂8の外側に配置されるとともに、印刷基材層24bを含むため、インモールドラベル容器10の意匠性を向上させることができる。
<変形例>
次にシート成形体3を構成する積層体23の変形例について図10により説明する。図10に示すように、シート成形体3を構成する積層体23は外側から順次配置された合成樹脂層としてのポリプロピレン層(PP)23aと、ガスバリア性と酸素吸収性を有するガスバリア/酸素吸収樹脂層23bと、接着層としてのポリプロピレン層(PP)23cとを有する。
このうちガスバリア/酸素吸収樹脂層23bは、酸素吸収剤を含まないEVOH層(ガスバリア樹脂層)23b1と、含有された酸素吸収剤を含むEVOH層(酸素吸収樹脂層)23b2と、酸素吸収剤を含まないEVOH層(ガスバリア樹脂層)23b3とを有する三層構造となっている。また、各EVOH層23b1、23b3は、いずれもガスバリア性を有するが、酸素吸収剤を含むEVOH層23b2のみがガスバリア性および酸素吸収性を有することになる。
次にインモールドラベル容器10の変形例について図11(a)(b)により説明する。
図11(a)(b)に示すように、インモールドラベル容器10は、フランジ部14を有する円筒状の胴部11と、胴部11の下方に連結された底部12と、胴部11の下端周縁に設けられ下方へ突出する環状の糸じり部15とを有していてもよい。
図11(a)(b)に示す変形例において、他の構成は図1乃至図9(a)(b)(c)に示す実施の形態と略同一である。
図11(a)(b)に示すように、インモールドラベル容器10は、内面側から外面側に向って順に配置されたシート成形体3と、ラベル4と、射出樹脂8とを有するが、ラベル4の胴部ラベル5と底部ラベル7は互いに分離している(図11(b)参照)。
なお、上記各実施の形態において、胴部11の下端周縁に、下方へ突出する環状の糸じり部15を設けるとともに、この糸じり部15を射出樹脂8により形成した例を示したが、これに限らず、胴部11に断熱性をもたせた断熱性リブを設け、この断熱性リブを射出樹脂8により形成してもよい。
このように射出樹脂8をインモールドラベル容器10の外側へもってくることにより、糸じり部15あるいは断熱性リブを射出樹脂8により形成することができ、インモールドラベル容器10の外観構造を射出樹脂8により自由に変化させることができる。
さらにまた、上記各実施の形態において、シート成形体3がガスバリア性および酸素吸収性をもち、ラベル4がガスバリア性をもつ例を示したが、シート成形体3およびラベル4がガスバリア性をもつ限り、どのようなシート成形体3およびラベル4を用いてもよい。
例えば(1)シート成形体3およびラベル4の双方が、ガスバリア性および酸素吸収性をもっていてもよく、(2)シート成形体3がガスバリア性をもち、ラベル4がガスバリア性および酸素吸収性をもっていてもよく、(3)シート成形体3およびラベル4の双方がガスバリア性のみをもっていてもよい。
3 シート成形体
3a 胴部シート
3b 底部シート
3c フランジ部シート
4 ラベル
5 胴部ラベル
5A 重なり部
5a、・・・、5h 部分
7 底部ラベル
8 射出樹脂
10 インモールドラベル容器
11 胴部
12 底部
14 フランジ部
20 金型
21 コア
22 キャビティ
22a 注入口
23 積層体
23a 合成樹脂層
23b ガスバリア/酸素吸収樹脂層
23c 接着層
24 積層体
24a 接着層
24b 印刷基材層
24c ガスバリア層
24d 合成樹脂層
30 蓋材
30a アルミ層
30b ヒートシール層
35 内容物

Claims (5)

  1. 胴部と、底部とを備えたインモールドラベル容器において、
    胴部シートと底部シートとを含むとともに、容器形状をもち、ガスバリア性を有するシート成形体と、
    少なくとも底部ラベルと胴部ラベルとを含み、ガスバリア性を有するラベルと、
    射出樹脂とを備え、シート成形体と、ラベルと、射出樹脂は内面側から外面側に向ってこの順で配置されていることを特徴とするインモールドラベル容器。
  2. シート成形体はガスバリア性および酸素吸収性を有するガスバリア/酸素吸収樹脂層を含むことを特徴とする請求項1記載のインモールドラベル容器。
  3. ガスバリア/酸素吸収樹脂層は、酸素吸収剤を含むガスバリア樹脂層を有することを特徴とする請求項2記載のインモールドラベル容器。
  4. ガスバリア/酸素吸収樹脂層は、ガスバリア樹脂層と、酸素吸収剤を含む酸素吸収樹脂層とを有することを特徴とする請求項2記載のインモールドラベル容器。
  5. ラベルはガスバリア層と、このガスバリア層の内面に配置された接着層とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のインモールドラベル容器。
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