JP2015178264A - インクジェットヘッド記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェットヘッドの製造コストを抑えつつ、アクチュエータ内のインク温度を高精度で検出するインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】圧電セラミックスの体積変化に基づいてノズルからインクを吐出するアクチュエータと、アクチュエータに一端が接続され、電圧を印加する駆動IC42と、駆動IC42の他端に接続されたプリント配線基板41と、アクチュエータにインクを供給するインク供給管5の長手方向の外周面に受光面を対向配置してプリント配線基板上41に固定され、インク供給管5の表面温度Tsを測定する赤外線温度センサ43と、駆動IC42および赤外線温度センサ43にプリント配線基板41を介して接続され、赤外線温度センサ43が測定した表面温度Tsに基づいて駆動IC42に印加電圧調整用の制御信号を出力する制御回路と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、インクジェットヘッド記録装置に関する。
画像データを記録媒体に出力する装置として、インクジェット方式を採用したインクジェット記録装置が知られている。このインクジェット記録装置には、微小なインク滴を用紙等の記録媒体に吐出するインクジェットヘッドが用いられる。
シェアモードシェアウォール方式のインクジェットプリントヘッドの製造方法においては、分極方向が向き合うように接着した2枚の圧電セラミックスをベースプレートに接着する。圧電セラミックス部分を機械加工にて台形状に形成した後、ダイシングソー等でオリフィス(吐出孔)の数と同数の溝を形成し、続いてメッキ法などで電極を形成することで、ベースプレート上にアクチュエータが形成される。インクジェットヘッドは、電極に接続されている駆動ICから電圧が印加されることで、内部の溝の体積が変化し、オリフィス(吐出孔)からインクを吐出する。また、温度が上がるとインクの粘度が下がるとともにアクチュエータの効率が高くなってインクが吐出し易くなるため、駆動ICがアクチュエータに印加する電圧はインク温度に基づいて調整される。
従来、インク温度は、サーミスタなどの温度センサをアクチュエータの壁面やインク室内に直接接触させることで検出していた。しかし、一般にヘッド駆動回路(制御回路)の電気部品は温度を検出したいインク室やアクチュエータから離れた場所にあるため、温度検出用センサの場所からヘッド駆動回路の電気部品の場所まで配線が必要となる。温度センサとしてサーミスタなどの安価なものを使用した場合でも、コネクタやフレキシブルケーブル等の配線用電気部品の材料費が必要となり、部品点数の増加により組み立て工数も増大してしまう。
特開2013−43330号公報
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、インクジェットヘッドの製造コストを抑えつつ、アクチュエータ付近のインク温度を高精度で検出できるインクジェットヘッド記録装置を提供するものである。
本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッド記録装置は、圧電セラミックスの体積変化に基づいてノズルからインクを吐出するアクチュエータと、前記アクチュエータに一端が接続され、電圧を印加する駆動ICと、前記駆動ICの他端に接続されたプリント配線基板と、前記アクチュエータにインクを供給するインク供給管の長手方向の外周面に受光面を対向配置して前記プリント配線基板上に固定され、前記インク供給管の表面温度Tsを測定する赤外線温度センサと、前記駆動ICおよび前記赤外線温度センサに前記プリント配線基板を介して接続され、前記赤外線温度センサが測定した前記表面温度Tsに基づいて前記駆動ICに印加電圧調整用の制御信号を出力する制御回路と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態1におけるインクジェットヘッドの斜視図。 図1に示すインクジェットヘッドのアクチュエータの分解図。 図1に示す矢印S方向から見たインクジェットヘッドの側面図。 図3の断面Aにおけるインクジェットヘッドの断面図。 図3に示す赤外線温度センサにおける赤外線の受光角度と応答性の関係を説明する図。 図1に示す赤外線温度センサとインク供給管の位置関係を説明する図。 図1に示すインクジェットヘッドにおける構成要素間の関係を示すブロック図。 本発明の実施形態2におけるインクジェットヘッドの側面図。 図8に示す断面Bにおけるインクジェットヘッドの断面図。 図8に示すインクジェットヘッドにおける構成要素間の関係を示すブロック図。 本発明の実施形態3における赤外線温度センサ、インク供給管およびインク排出管の位置関係を説明する断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
以下、本実施形態に係るインクジェットヘッド記録装置について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、シェアモードシェアウォール方式のインクジェットヘッドを例に説明する。
シェアモードシェアウォール方式のインクジェットヘッドのインク吐出の原理は、板厚方向に分極された板状の2枚の圧電セラミックス(圧電素子)をその分極方向が逆向きとなるようにお互いに接着剤で貼り合わせ、その2枚の圧電セラミックスに所定の間隔で複数の溝部を形成し、溝部を圧力室(インク室)として各圧力室内にそれぞれ電極を形成する。そして、複数の電極に電圧をそれぞれ印加することにより、各圧力室の相互間を仕切る側壁(各圧電セラミックス)を変形させて各圧力室にインク吐出用の圧力を加え、各圧力室に通じるノズルからインク滴を吐出させる方式である。
図1は、本実施形態におけるインクジェットヘッド1の斜視図である。また、図2は、インクジェットヘッド1のアクチュエータ2の分解図である。図1に示すように、インクジェットヘッド1は、アクチュエータ2、一対の(片側のみ図示)ヒートシンク3および一対の(片側のみ図示)回路基板4を備えている。インクジェットヘッド1は、インクジェットプリンタ(図示省略する)に搭載されている。アクチュエータ2は、インクを吐出するための装置であり、図2に示すように、ベースプレート21、オリフィスプレート22、枠部材23および一対の圧電素子24を備えている。
ベースプレート21は、例えばアルミナのようなセラミックスによって矩形の板状に形成されている。ベースプレート21は、平坦な実装面21aを有している。実装面21aには、複数の供給孔26および排出孔27が形成されている。
また、供給孔26は、ベースプレート21の中央部において、ベースプレート21の長手方向に所定の間隔で並んで設けられている。供給孔26は、インク供給管5を介してインクタンク(図示省略する)に接続されている。
オリフィスプレート22は、耐熱性の部材であり、例えばポリイミド製の矩形状のフィルムによって形成されている。オリフィスプレート22は、ベースプレート21の実装面21aに対向し、圧電素子24および枠材23と接着している。オリフィスプレート22には、複数のオリフィス22aが長手方向に沿って二列に並んで設けられている。
枠部材23は、例えば表面を絶縁処理したニッケル合金によって矩形の枠状に形成されており、ベースプレート21の実装面21aとオリフィスプレート22との間に配置されている。オリフィスプレート22は、枠部材23を介してベースプレート21に取り付けられている。
圧電素子24は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)によって形成された板状の二つの圧電セラミックスによって形成されている。この二つの圧電セラミックスは、分極方向がその厚さ方向に互いに逆向きになるように貼り合わされている。
圧電素子24は、実装面21aより突出して接着されている。そして、圧電素子24は、二列に並ぶオリフィス22aに対応して、インク室の中に平行に配置されている。圧電素子24の頂部は、オリフィスプレート22に接着される。
また、圧電素子24には、インクの流路を形成する複数の溝部24aが設けられている。溝部24aは、圧電素子24の長手方向と交差する方向にそれぞれ延びており、圧電素子24の長手方向に並んでいる。複数の溝部24aは、オリフィスプレート22の複数のオリフィス22aに対向しており、各溝部24aの内面を覆うように電極が設けられている。ベースプレート21の実装面21aには、複数の配線パターン28が設けられている。配線パターン28は、圧電素子24の長手方向と交差する方向にベースプレート21の両側端から延びており、対応する電極とそれぞれ電気的に接続している。電極および配線パターン28は、例えば無電解メッキ法によりニッケル薄膜などの金属膜を形成した後に、レーザーパターニングを施すことによって形成される。
図3は、図1に示す矢印S方向から見たインクジェットヘッド1の側面図である。図3に示すように、回路基板4は、プリント配線基板41、駆動IC42、赤外線温度センサ43およびインターフェースコネクタ44を備えている。プリント配線基板41は、所定の剛性を有する配線基板である。駆動IC42は、ICチップ42aとフレキシブル配線板フィルム42bを備えている。
フレキシブル配線板フィルム42bには、ICチップ42aの出力側(図3では左側)と入力側(図3では右側)に、図示しない複数の配線を備えている。フレキシブル配線板フィルム42b上の複数の出力側配線は、ICチップ42aの各駆動出力と、ベースプレート21上の配線パターン28を接続している。即ち、ICチップ42aの各駆動出力は、フレキシブル配線板フィルム42bの出力側配線、配線パターン28を経由してアクチュエータ2の各電極に伝えられる。フレキシブル配線板フィルム42b上の複数の入力側配線は、ICチップ42aの電源及び制御入力をプリント配線基板41へ接続している。ICチップ42aの電源及び制御入力は、プリント配線基板41を介してインターフェースコネクタ44に接続されている。
赤外線温度センサ43は、被測定部材から放出される赤外線放射エネルギーを計測し、被測定部材の表面温度を電気信号として出力するセンサである。インターフェースコネクタ44には、駆動IC42および赤外線温度センサ43に電力を供給する電源(図示省略)と、ヘッドの駆動電圧と駆動波形を制御する制御回路10がそれぞれ接続されている。駆動IC42は、制御回路10から入力された制御信号に基づいて電極に電圧を印加する。
図4は、図3の断面Aにおけるインクジェットヘッド1の断面図である。図3および図4に示すように、赤外線温度センサ43の受光面はインク供給管5の外周面に対向して配置されている。インク供給管5の外周面に黒色のシール(図示省略する)を貼り付けておくと、温度検出の精度が高まるので好適である。また、図4においては、赤外線温度センサ43の受光面の幅はインク供給管5の管径よりも十分小さい。なお、赤外線温度センサ43は、プリント配線基板41を介してインターフェースコネクタ44に接続されており、インターフェースコネクタ44を介して電源(図示省略する)から電力供給される。赤外線温度センサ43が検出したインク供給管5の表面温度の値はシリアルデータに変換され、インターフェースコネクタ44を介して制御回路10へ戻される。
図5は、図3に示す赤外線温度センサ43における赤外線の受光角度と応答性の関係の具体例を示す図である。また、図6は、図1に示す赤外線温度センサ43とインク供給管5の位置関係を説明する図である。
赤外線温度センサ43の応答範囲にインク供給管5以外のものがあると、インク供給管5以外のものからやって来る赤外線がノイズとなる。赤外線温度センサ43がインク供給管5の温度を正しく検知するためには、赤外線温度センサ43から見て応答のある角度範囲に亘ってインク供給管5が見えるように、赤外線温度センサ43をインク供給管5に近づける必要がある。少なくとも赤外線温度センサ43の応答性が20%以上ある範囲に亘ってインク供給管5の温度を正しく検出する必要があるとするなら、図6に示すように赤外線温度センサ43の受光部からインク供給管5の外周面(被測定面)への接線と赤外線温度センサ43の受光面への垂線とが為す角度θが−55°≦θ≦55°となる位置に赤外線温度センサ43を配置すればよい。ノイズを避けるためには、赤外線温度センサ43をインク供給管5にできるだけ近づけるか、又はインク供給管5を扁平にする、或いは熱伝導率の大きな部材をインク供給管5に付加するなどして、赤外線温度センサ43からインク供給管5を見込む角度をなるべく大きく取ると良い。
続いて、上記のように構成されたインクジェットヘッド記録装置におけるインクジェットヘッドの駆動制御の動作例を図7に基づいて説明する。図7は、図1に示すインクジェットヘッド1における構成要素間の関係を示すブロック図である。
制御回路10に画像データの印字要求が入力されると、赤外線温度センサ43が検出したインク供給管5の表面温度Tsはシリアルデータに変換され、インターフェースコネクタ44を介して制御回路10へ戻される。
次に、制御回路10は、インク供給管5の表面温度Tsに基づいてアクチュエータ2内のインク温度Tを算出すると、インク温度Tに基づいてアクチュエータ2の駆動電圧および駆動波形を調整する制御信号を生成し、この制御信号をインターフェースコネクタ44を介して駆動IC42に出力する。ここで検出した表面温度Tsは供給するインクの温度によって決まる温度だが、アクチュエータを駆動するとアクチュエータが発熱するので、アクチュエータ2内のインク温度Tは一般には表面温度Tsよりも高くなる。アクチュエータ2内のインク温度Tは、駆動IC42から印加される電圧や画像データの印字率の値によって変化するので、これらの値に応じた温度上昇については予め実験的あるいは理論的に求めておくと好適である。
例えば、制御回路10は、印字率kと駆動電圧vに基づいて算出した補正式をf(k,v)、インク供給管5の表面温度Tsを入力として、アクチュエータ2内のインク温度TをT=Ts+f(k,v)に基づいて算出し、制御信号を生成する。
一般に、温度が上がるとインクの粘度が下がるとともにアクチュエータ2の効率が高くなってインクが吐出し易くなるので、制御回路10は、駆動電圧を下げるとともに駆動波形を調整してこれを補償し、温度が変わっても吐出特性が変化しないように制御する。
そして、制御回路10から入力した制御信号に基づいて、駆動IC42がアクチュエータ2の電極に対して所定の電圧を印加すると、圧電素子24に形成された溝部24aの側壁はシェアモード変形し、電極が設けられた溝部24aの容積が増減させられる。これにより、溝部24aの中のインクの圧力が変化し、インクがオリフィス22aから吐出される。
このように、本実施形態に係るインクジェット記録装置は、アクチュエータ2から離間してプリント配線基板41上に配置された赤外線温度センサ43によってインクの温度を検出する。
赤外線温度センサ43をプリント配線基板41上に設置する構成のため、アクチュエータ2と赤外線温度センサ43の間には余分な配線を設ける必要がない。このため、配線用電気部品の部品点数を抑えることができ、インクジェットヘッド記録装置の製造コストおよび組み立て工数を抑えることができる。
<実施形態2>
図8は、本発明の実施形態2におけるインクジェットヘッド1の側面図である。また、図9は、図8に示す断面Bにおけるインクジェットヘッド1の断面図である。図10は、図8に示すインクジェットヘッド1における構成要素間の関係を示すブロック図である。尚、実施形態1において付された符号と共通する符号は同一の対象を表すため説明を省略し、以下では実施形態1と異なる箇所について詳細に説明する。
本実施形態で使用するアクチュエータ2は、インク室にインクを供給するインク供給管5の他に、インク室を通過したインクを排出するインク排出管6に接続されたインク循環式アクチュエータである。
赤外線温度センサ43は、アクチュエータ2内のインクを排出するインク排出管6の長手方向の外周面に受光面を対向配置してプリント配線基板41上に固定され、インク排出管6の表面温度Tdを測定する。制御回路10は、駆動IC42および赤外線温度センサ43にプリント配線基板41を介して接続されているため、赤外線温度センサ43が測定したインク排出管6の表面温度Tdに基づいて駆動IC42に印加電圧調整用の制御信号を出力する。
アクチュエータ2のインク室から排出したインクの持っている熱はインク排出管6を通過する間に排出管6の周囲へ伝達し温度が低下するものと考えられる。このため、赤外線温度センサ43が測定したインク排出管6の表面温度Tdはアクチュエータ2内のインク温度Tよりも若干低いと考えられる。検出したインク温度Tdと周囲温度Taとの差が大きい程、又循環流量Qが小さい程この温度低下が大きくなるので、関数g(Td−Ta,Q)を補正係数とし、アクチュエータ2内のインク温度TをT=Td+g(Td−Ta,Q)と予測することができる。制御回路10は、このようにしてアクチュエータ2内のインク温度Tを予測し、制御信号を生成する。尚、周囲温度Taは例えば回路基板41上の適当な場所にサーミスタ(図示省略する)を実装するなどして検出すればよい。又、流量Qが十分大きければ補正を省略して表面温度Tdはそのままアクチュエータ2内のインク温度Tであると考えても良い。
このように、本実施形態に係るインクジェット記録装置は、インク排出管6の表面温度Tdに基づいてインク排出管6よりもインク循環方向上流に位置するアクチュエータ2内のインク温度を間接的に検出する構成である。従来のように、温度検出用のセンサをアクチュエータ2の壁面やインク室内のインクに直接接触させない構成のため、センサ周辺の限定された範囲の温度ではなく、インク室を通過した排出インクが集めたインク室全体のインク温度を高精度で間接的に検出することができる。このため、制御回路10は駆動IC42が印加する電圧値を正確なインク温度に基づいて調整でき、インクジェット記録装置の性能を向上させることができる。
<実施形態3>
図11は、本発明の実施形態3における赤外線温度センサ43、インク供給管5およびインク排出管6の位置関係を説明する断面図である。尚、実施形態1・2において付された符号と共通する符号は同一の対象を表すため説明を省略し、以下では異なる箇所について詳細に説明する。
図11に示すように、本実施形態では、2台の赤外線温度センサ43がインク供給管5およびインク排出管6の外周面にそれぞれ対向してプリント配線基板41上に設けられており、各赤外線温度センサ43はインターフェースコネクタ44を介して制御回路10に接続されている。
本実施形態において、制御回路10は、実施形態2の補正係数g(Td−Ta,Q)の代わりに、補正係数としての関数h(Ts,Td,Q)を利用し、T=Td+h(Ts,Td,Q)として計算したアクチュエータ2内のインク温度Tを利用することができる。
このように、本実施形態に係るインクジェット記録装置では、制御回路10がインク循環経路上流に位置するインク供給管5の表面温度Tsと、下流に位置するインク排出管6の表面温度Tdの両方を考慮してアクチュエータ2内のインク温度Tをより正確に推定し、駆動IC42に制御信号を出力する。このため、上記実施形態1・2に比べてきめ細かな制御が可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…インクジェットヘッド、
2…アクチュエータ、
3…ヒートシンク、
4…回路基板、
5…インク供給管、
6…インク排出管、
10…制御回路、
41…プリント配線基板、
42…駆動IC、
43…赤外線温度センサ、
44…インターフェースコネクタ。

Claims (5)

  1. 圧電セラミックスの体積変化に基づいてノズルからインクを吐出するアクチュエータと、
    前記アクチュエータに一端が接続され、電圧を印加する駆動ICと、
    前記駆動ICの他端に接続されたプリント配線基板と、
    前記アクチュエータにインクを供給するインク供給管の長手方向の外周面に受光面を対向配置して前記プリント配線基板上に固定され、前記インク供給管の表面温度Tsを測定する赤外線温度センサと、
    前記駆動ICおよび前記赤外線温度センサに前記プリント配線基板を介して接続され、前記赤外線温度センサが測定した前記表面温度Tsに基づいて前記駆動ICに印加電圧調整用の制御信号を出力する制御回路と、
    を備えることを特徴とするインクジェットヘッド記録装置。
  2. 前記制御回路は、印字率kと駆動電圧vに基づいて算出した補正関数f(k,v)、前記インク供給管の表面温度Tsを入力として、前記アクチュエータ内のインク温度TをT=Ts+f(k,v)に基づいて算出し、前記制御信号を生成することを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド記録装置。
  3. 前記アクチュエータ内のインクを排出するインク排出管の外周面と対向して前記プリント配線基板上に接続され、前記インク排出管の表面温度Tdを測定する他の赤外線温度センサを更に備え、
    前記制御回路は、前記インク供給管の表面温度Ts、前記インク排出管の表面温度Tdとインク排出管を流れるインクの流量Qによる補正関数をh(Ts,Td,Q)として、前記アクチュエータ内のインク温度TをT=Td+h(Ts,Td,Q)に基づいて算出し、前記制御信号を生成することを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド記録装置。
  4. 圧電セラミックスの体積変化に基づいてノズルからインクを吐出するアクチュエータと、
    前記アクチュエータに一端が接続され、電圧を印加する駆動ICと、
    前記駆動ICの他端に接続されたプリント配線基板と、
    前記アクチュエータ内のインクを排出するインク排出管の長手方向の外周面に受光面を対向配置して前記プリント配線基板上に固定され、前記インク排出管の表面温度Tdを測定する赤外線温度センサと、
    前記駆動ICおよび前記赤外線温度センサに前記プリント配線基板を介して接続され、前記赤外線温度センサが測定した前記表面温度Tdに基づいて前記駆動ICに印加電圧調整用の制御信号を出力する制御回路と、
    を備えることを特徴とするインクジェットヘッド記録装置。
  5. 周囲温度Taを検出する温度センサを更に備え、前記制御回路は、前記表面温度Tdと、周囲温度Taと、前記インク排出管を流れるインクの流量Qとに基づいて前記アクチュエータ内のインク温度Tを算出し、前記制御信号を生成することを特徴とする請求項4記載のインクジェットヘッド記録装置。
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