JP2015178150A - 切断機 - Google Patents

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弘 後藤
有希 和田
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【課題】携帯マルノコと称される切断機において、一方の手で把持するメインハンドルと他方の手で把持するフロントハンドルを備える場合に、フロントハンドルの把持性をより一層高める。【解決手段】フロントハンドル32の側部に、把持した手の指先を当接させるための指当て部36を設ける。指当て部36としては、大中小三段階の凹部36a,36b,36cからなるすり鉢形の凹部を設けることができる。この指当て部36により把持した手の指先の滑り止めがなされて当該フロントハンドル32の把持性が高められる。【選択図】図9

Description

本発明は、例えば携帯マルノコ(Circular Saw)と称される切断機であって、円形の鋸刃を回転させつつ使用者が切断方向に移動させて切断加工を行う形態の切断機に関する。
この種の切断機は、切断材の上面に当接させるベースの上面に、電動モータを駆動源として回転する円形の鋸刃を有する工具本体を支持したもので、鋸刃の下部側はベースの下面側に突き出されており、この突き出し部分を切断材に切り込ませて前方へ押しながら移動させることにより切断加工がなされる。多くの場合、工具本体には、移動操作する際に使用者が一方の手で把持するメインハンドルと他方の手で把持するフロントハンドルが設けられている。下記の特許文献には、このメインハンドル及びフロントハンドルについて移動操作時の把持性を高めるための技術が記載されている。
特開2012−161900号公報
しかしながら、フロントハンドルについてはさらに改良を加える必要があった。本発明は、移動操作時におけるフロントハンドルの把持性を一層高めることを目的とする。
上記課題は下記の発明によって解決される。
第1の発明は、切断材の上面に当接させるベースと、このベースの上面に支持された工具本体を備え、ベースの下面側に突き出された円形の鋸刃を切断材に切り込ませて切り込み方向前方へ移動させることにより当該切断材の切断加工を行う切断機である。第1の発明は、工具本体に、使用者が一方の手で把持するメインハンドルと他方の手で把持するフロントハンドルを備えている。第1の発明は、フロントハンドルの側部に、把持した他方の手の指先を当接させるための指当て部を設けている。第1の発明によれば、フロントハンドルを把持した手の指先を指当て部にあてがうことにより、当該フロントハンドルを他方の手でしっかりと把持することができ、これによりフロントハンドルの把持性を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明において、指当て部は、指先の前方及び/又は後方への滑りを規制する引っ掛かり部を有する切断機である。第2の発明によれば、フロントハンドルを把持した他方の手の指の指先が引っ掛かり部に引っ掛かって切り込み方向前方及び/又は後方への滑り止めがなされることにより、当該フロントハンドルの把持性が一層高められる。
第3の発明は、第2の発明において、指当て部は、すり鉢形の凹形状を有する切断機である。第3の発明によれば、フロントハンドルを把持した他方の手の指先の全方向(フロントハンドルの側面を含む全面方向)の滑り止めがなされることにより当該フロントハンドルの把持性を一層高めることができる。
第4の発明は、第3の発明において、凹形状の底部に滑り止め部をさらに有する切断機である。第4の発明によれば、指当て部に対する指先の滑り止めがすり鉢形の凹形状によりなされ、さらにその底部の滑り止め部によりなされることにより、当該フロントハンドルの把持性が高められる。
第5の発明は、第4の発明において、滑り止め部として、側面視で前記鋸刃の切り込み方向に対して傾斜するリブを設けた切断機である。第5の発明によれば、滑り止め部として、鋸刃の切り込み方向に沿った(平行な)リブではなく、鋸刃の切り込み方向に対して傾斜するリブにより指当て部に対する指先の滑りをより効果的に防ぐことができ、これによりフロントハンドルの把持性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る切断機の全体側面図である。本図は、切断機の全体を鋸刃の切り込み方向に向かって右側の全体側面図を示している。 図1の(II)矢視図である。本図は、切断機の全体平面図を示している。 図1の(III)矢視図である。本図は、切断機の全体を鋸刃の切り込み方向前方から見た前面図を示している。 図3の(IV)矢視図である。本図は、切断機の全体を左側(モータ側)から見た左面図を示している。 切断機本体をベースに対して右側へ傾斜させた状態の前面図である。 切断機本体をベースに対して上方へ傾斜させて切り込み深さを最小にした状態の左側面図である。 図2の(VII)-(VII)線断面矢視図である。 図7の(VIII)-(VIII)線断面矢視図であって、ハンドル部を右側から見た側面図である。本図は、第1実施形態に係る指当て部を示している。 フロントハンドルの右側面図である。本図は、第1実施形態に係る指当て部を示している。 図9の(X)-(X)線断面矢視図であって、第1実施形態に係る指当て部の縦断面図である。 フロントハンドルの右側面図である。本図は、第2施形態に係る指当て部を示している。 図11の(XII)-(XII)線断面矢視図であって、第2実施形態に係る指当て部の縦断面図である。 フロントハンドルの右側面図である。本図は、第3実施形態に係る指当て部を示している。 図13の(XIV)-(XIV)線断面矢視図であって、第3実施形態に係る指当て部の横断面図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図14に基づいて説明する。図1に示すように本図では、切断機1の一例としていわゆる携帯マルノコ(Circular Saw)と称される切断機を例示する。この切断機1は、切断材Wの上面に当接させるベース2と、このベース2の上面に支持した工具本体10を備えている。この切断機1は、切断材Wに鋸刃13を切り込ませて前方(図1において右側)へ移動させることにより、切断材Wの切断加工が進行する。以下の説明において、切断加工が進行する方向であって鋸刃が切り込まれていく方向を前側とする。使用者は、当該切断機1の後方に位置している。また、左右方向については使用者を基準にして用いる。
図1〜図4に示すように工具本体10は、電動モータ20により回転する円形の鋸刃13を備えている。鋸刃13の上側ほぼ半周の範囲の周囲はブレードケース14で覆われている。図1に示すようにブレードケース14の右側面には、鋸刃13の回転方向が反時計回り方向であることを示す白抜き矢印14aが表示されている。
鋸刃13の下側は、ベース2の下面側に突き出されている。この突き出し部分が切断材Wに切り込まれて切断加工がなされる。この突き出し部分の周囲は開閉可能な可動カバー15によって覆われている。図1に示すようにこの可動カバー15の前端部を切断材Wに当接させて当該切断機1を前方へ移動操作することにより、この可動カバー15が図1において時計回り方向に開かれて鋸刃13が露出され、この露出部分が切断材Wに切り込まれて切断加工がなされる。可動カバー15は、鋸刃13の周囲に沿って回転させることにより手動操作によっても開閉させることができる。可動カバー15の後部側には、当該可動カバー15を手動操作により開閉する際に使用者が把持する取っ手15aが設けられている。
図2及び図3に示すようにブレードケース14の左側部に、減速ギヤ部18を介して電動モータ20が取り付けられている。減速ギヤ部18と電動モータ20の結合部付近には、使用者が把持するハンドル部30が設けられている。このハンドル部30は減速ギヤ部18の上面から後面に跨るループ形のメインハンドル31と、メインハンドル31の前部に一体に設けられたフロントハンドル32を備えている。使用者は一方の手でメインハンドル31を把持し、他方の手でフロントハンドル32を把持して、当該切断機1を移動操作することができる。図4に示すようにメインハンドル31の内周側に、使用者が当該メインハンドル31を把持した手の指先(主として人差し指)で引き操作するトリガ形式のスイッチレバー34が設けられている。また、メインハンドル31の後端部からは電源供給用の電源コード33が引き出されている。
図1〜図4に示すように工具本体10は、ベース2に対して鋸刃13を直交させた直角切り位置に位置させることができる。この直角切り位置では、切断材Wの上面に対して鋸刃13が直角に切り込まれていわゆる直角切りと称される切断加工がなされる。これに対して図5に示すように工具本体10は、ベース2に対して右側へ傾斜させることができる。図5は、工具本体10をベース2に対して右側へ45度傾斜させた状態を示している。工具本体10を右側へ傾斜させた状態では、鋸刃13が切断材Wの上面に対して45度傾斜した状態で切り込まれていわゆる傾斜切りと称される切断加工がなされる。
ベース2の上面前部には、アンギュラープレート6が一体に設けられている。図2に示すようにアンギュラープレート6の後面には、傾動ブラケット7が取り付けられている。この傾動ブラケット7は、左右傾動支軸16を介して左右に傾動可能に支持されている。この傾動ブラケット7に対してブレードケース14の前端部が上下傾動支軸11を介して上下に傾動可能に結合されている。このため、工具本体10の前部側は、上下傾動支軸11を介して上下に傾動可能であり、かつ左右傾動支軸16を介して左右に傾動可能な状態でアンギュラープレート6に支持されており、従ってベース2の上面前部付近に支持されている。アンギュラープレート6に対する傾動ブラケット7の傾動位置は、つまみねじ8を締め付けることにより固定される。
図3及び図5に示すように、つまみねじ8は、アンギュラープレート6に設けた円弧形状の溝孔6aに挿通されている。つまみねじ8は、この溝孔6a内に挿通されている。溝孔6aの外周側には、工具本体10の傾斜角度を指し示す角度目盛り(0°〜45°)が表示されている。使用者は角度目盛りを確認しつつ工具本体10を左右に傾動させた後、つまみねじ8を締め付けることにより、工具本体10を目的の直角切り位置若しくは傾斜位置に固定することができる。
工具本体10の後部側は、左右傾動支軸17を介して左右に傾動可能に支持されたデプスガイド3を介して左右に傾動可能に支持されている。後ろ側の左右傾動支軸17は、上記前側の左右傾動支軸16に対して同軸に配置されている。工具本体10は、ベース2の上面前部と上面後部に相互に同軸に配置された左右傾動支軸16,17を介して左右に傾動可能に支持されている。
上記したように工具本体10は、その前部において上下傾動支軸11を介して上下に傾動可能に支持されている。工具本体10のベース2に対する上下傾動位置を変更することにより、鋸刃13のベース下面側への突き出し寸法を変更することができ、これにより鋸刃13の切断材Wに対する切り込み深さを調整することができる(切り込み深さ調整機構)。
図2、図4及び図6に示すようにベース2の上面後部に、上記したデプスガイド3が支持されている。デプスガイド3は、左右傾動支軸17を介して左右に傾動可能な状態で支持されている。このデプスガイド3は、図2に示すように平面的に見てブレードケース14とハンドル部30との間においてブレードケース14の背面側に沿って上方へ起立する状態に設けられている。このデプスガイド3は、上下傾動支軸11を中心とする円弧形状に湾曲している。このデプスガイド3には、そのほぼ全長にわたる範囲で円弧形状の長い溝孔3aが形成されている。この溝孔3aには、固定ねじ4が挿通されている。この固定ねじ4は、ブレードケース14の背面に締め込まれている。固定ねじ4の左端部には操作レバー5が取り付けられている。使用者がこの操作レバー5を指先で摘む等して上下に傾動操作することにより固定ねじ4を締め付け方向又は緩め方向に回転操作することができる。操作レバー5の傾動操作により固定ねじ4を緩めると、工具本体10を上下傾動支軸11を中心にしてベース2に対して上下に傾動可能な状態となる。
固定ねじ4を緩めた状態で工具本体10をベース2に対して上下に傾動させ、これにより鋸刃13のベース2の下面側への突き出し寸法を変化させて切り込み深さを調整し、目的の切り込み深さに傾動させた状態で操作レバー5を締め込み方向に操作して固定ねじ4を締め込むと、工具本体10の上下傾動位置が固定されて切り込み深さが目的の寸法に固定される。図4は、ベース2に対して工具本体10を最も下側に傾動させて鋸刃13の切り込み深さを最大にした状態を示している。図6は、ベース2に対して工具本体10を最も上側に傾動させて鋸刃13の切り込み深さを最小(ゼロ)にした状態を示している。
図7には、電動モータ20の内部構造が示されている。この電動モータ20は、モータハウジング21内に、固定子22と回転子23と冷却ファン24を収容した構成を備えている。図4及び図6に示すようにモータハウジング21の後面(左側面)には、外気を導入するための吸気口21a〜21aが複数設けられている。冷却ファン24は、回転子23を支持するモータ軸25の右側(モータ軸線方向前側)に取り付けられている。モータ軸25は軸受け26,27を介してその軸線周りに回転自在に支持されている。モータ軸線方向前側の軸受け26は減速ギヤ部18のギヤハウジング18aに支持されている。モータ軸線方向後ろ側の軸受け27は、モータハウジング21の後部に支持されている。
冷却ファン24の回転により、吸気口21a〜21aを経て外気がモータハウジング21内に導入される。導入された外気(モータ冷却風)は、図7中黒く塗りつぶした矢印で示すように前方(図7において左方)へ流れる。このモータ冷却風によって固定子22及び回転子23等の冷却がなされる。前方へ流れたモータ冷却風は、減速ギヤ部18から放射方向へ排気される。また、モータ冷却風の一部は、切断部位に向けて吹き出される。吹き出されたモータ冷却風により切断部位で発生する切断粉が吹き飛ばされることにより、使用者は当該切断部位においてすみ線を目視しやすくなり、これによりすみ線に沿った正確な切断加工が可能となる。
モータ軸25の前部は減速ギヤ部18のギヤハウジング18a内に進入している。モータ軸25の前部には、駆動ギヤ25aが形成されている。駆動ギヤ25aは、従動ギヤ18bに噛み合わされている。従動ギヤ18bは、スピンドル19に固定されている。駆動ギヤ25aと従動ギヤ18bの噛み合いを経てモータ軸25の回転が減速されてスピンドル19に伝達される。スピンドル19はブレードケース14内に突き出されている。この突き出し部分に鋸刃13が取り付けられている。鋸刃13は、外側フランジ19aと内側フランジ19bにより板厚方向に挟み込まれた状態で固定ねじ19cの締め込みによりスピンドルに強固に取り付けられている。
使用者が把持するハンドル部30は、後ろ側のメインハンドル31と前側のフロントハンドル32から構成されている。図4,6,8に示すようにメインハンドル31は、モータハウジング21の上部から後面側に跨るループ形を有している。メインハンドル31の内周側にトリガ形式のスイッチレバー34が配置されている。使用者がメインハンドル31を把持した手の指先でこのスイッチレバー34を引き操作すると電動モータ20が起動して鋸刃13が回転する。スイッチレバー34の引き操作を止めると、電動モータ20が停止して鋸刃13が停止する。
メインハンドル31の主として上面及び左右側面には、エラストマ樹脂層35が被覆されている。このエラストマ樹脂層35により当該メインハンドル31の滑り止めがなされるとともに、その良好な把持性(手の平及び指先に対するフィット感)が持たされている。フロントハンドル32は、メインハンドル31の前部から前方へ突き出す状態に設けられている。フロントハンドル32は、その左右側部を除くほぼ全面にわたってエラストマ樹脂層35で被覆されている。使用者は、一方の手でメインハンドル31を把持し、他方の手でフロントハンドル32を把持して、当該切断機1を両手で把持して用いることができる。
フロントハンドル32の左右両側部には、把持した手の指の指先を当接させるための指当て部36,36が設けられている。左右の指当て部36,36は、左右対称に設けられている。フロントハンドル32を右手で把持した場合には左側の指当て部36に親指の指先を当接させることができ、左手で把持した場合は右側の指当て部36に親指の指先を当接させることができる。以下の説明では、図9以降に基づいて右側の指当て部36〜38について複数の実施形態を説明する。
各実施形態に係る指当て部36〜38は、概ね前後方向に長い長円形を有している。図9及び図10に示すように第1実施形態の指当て部36は、大きさが異なる3つの凹部36a〜36cが三段階に配置されたすり鉢形を有している。3つの凹部36a〜36cは、前後方向に長い概ね長円形を有し、大きさが三段階で異なっている。最も外周側の大凹部36aは、エラストマ樹脂層35により形成されている。大凹部36aの内側に中凹部36bが同心円状に形成されている。中凹部36bの内側に小凹部36cが同心円状に形成されている。この大中小三段階の凹部36a,36b,36cにより形成されるすり鉢形の凹部によって、当接させた親指の指先の滑り止めがなされる。親指のすべり止めは、前後左右を含む当該フロントハンドル32の側面を含む面方向の全方向についてなされる。当接した親指のあらゆる方向への滑り止めがなされることから、切断加工時において当該切断機1を前方へ移動させる操作について当該フロントハンドル32の把持性が高められるとともに、当該切断機1の後方へ戻す操作あるいは上方へ持ち上げる操作等についてその把持性を高めることができる。
以上のように構成した第1実施形態の指当て部36によれば、一方の手でメインハンドル31を把持し、他方の手でフロントハンドル32を把持して、当該切断機1を両手でしっかりと把持して正確な切断作業を行うことできる。しかも、フロントハンドル32の左右側部には、把持した手の親指の指先を当接させる指当て部36が設けられている。この指当て部36によれば、フロントハンドル32を把持した手の親指の指先が引っ掛かってその滑り止めがなされることにより当該フロントハンドル32の切断作業における操作性及び持ち運び時の取り扱い性が高められている。例示した指当て部36は大中小三段階の凹部36a,36b,36cからなるすり鉢形の凹部を構成しているのため、親指の前後左右方向のみならず、当該フロントハンドル32の側面を含む面方向について全方向の滑り止めがなされる。このことから、当該切断機1を前方へ押す際、後方へ戻す際のいずれについてもフロントハンドル32を把持した手の親指の滑り止めがなされて、その把持性が確保されている。
指当て部36には、種々変更を加えることができる。図11及び図12には、第2実施形態に係る指当て部37が例示されている。第2実施形態に係る指当て部37は、フロントハンドル32の側部に一つの凹部37aを設けた構成となっている。この凹部37aは、第1実施形態とは異なってエラストマ樹脂層35によっては形成されていない。第2実施形態では、エラストマ樹脂層35は、フロントハンドル32の側面からはみ出さない範囲で被覆されている。この第2実施形態は、第1実施形態における中凹部36b及び小凹部36cを省略した構成に類似する構成となっている。この一つの凹部37aによっても、当接した親指の指先の滑り止めがなされて当該フロントハンドル32の把持性を高めることができる。
図13及び図14には第3実施形態に係る指当て部38が示されている。この指当て部38は、第2実施形態に係る指当て部37と同じく、1つの凹部38bを備えている。第3実施形態は、この凹部38bの底部に4つ滑り止めリブ38a〜38aを追加して設けた点に特徴を有している。この指当て部38によれば、凹部38bと滑り止めリブ38a〜38aの双方によって一層確実な滑り止めがなされてその把持性が確保される。図示するように各滑り止めリブ38aは、鋸刃13の切り込み方向であって当該切断機1の押し方向(切断が進行する方向すなわち前方)に対して平行ではなく交差する方向に沿って延びている。これにより、当該滑り止めリブ38a〜38aによる親指の滑り止めが確実になされるようになっている。滑り止めリブ38a〜38aに代えて滑り止め溝部を設けた構成としてもよい。また、第1実施形態のようにエラストマ樹脂層35による滑り止め凹部を追加して設けてもよい。
以上説明した第2及び第3実施形態にはさらに様々な変更を加えて実施することができる。例えば、第2実施形態に係る指当て部37の凹部37aに滑り止め部としてエラストマ樹脂層を被覆した構成としてもよい。また、側部を含めてフロントハンドル32の全表面をエラストマ樹脂層で被覆し、側部を被覆するエラストマ樹脂層に凹部を設けて指当て部としてもよい。さらに、例示したような長円形の凹部に代えて滑り止め用のリブあるいは溝部あるいは凹凸部を設けて指当て部としてもよい。また、指当て部は、フロントハンドルの一方の側部にのみ設けた構成としてもよい。さらに、指当て部36,37,38に親指を当接させる構成を例示したが、例えば小指やその他の指を当接させる場合についても同様に適用することができる。
1…切断機
W…切断材
2…ベース
3…デプスガイド
4…固定ねじ
5…操作レバー
6…アンギュラープレート、6a…溝孔
7…傾動ブラケット
8…つまみねじ
10…工具本体
11…上下傾動支軸
13…鋸刃
14…ブレードケース、14a…白抜き矢印(回転方向表示)
15…可動カバー、15a…取っ手
16…左右傾動支軸(前側)
17…左右傾動支軸(後ろ側)
18…減速ギヤ部、18a…ギヤハウジング、18b…従動ギヤ
19…スピンドル
19a…外側フランジ、19b…内側フランジ、19c…固定ねじ
20…電動モータ
21…モータハウジング、21a…吸気口
22…固定子
23…回転子
24…冷却ファン
25…モータ軸、25a…駆動ギヤ
26,27…軸受け
30…ハンドル部
31…メインハンドル
32…フロントハンドル
33…電源コード
34…スイッチレバー
35…エラストマ樹脂層
36…指当て部(第1実施形態)
36a…大凹部、36b…中凹部、36c…小凹部
37…指当て部(第2実施形態)、37a…凹部
38…指当て部(第3実施形態)、38a…滑り止めリブ、38b…凹部

Claims (5)

  1. 切断材の上面に当接させるベースと、該ベースの上面に支持された工具本体を備え、前記ベースの下面側に突き出された円形の鋸刃を前記切断材に切り込ませて切り込み方向前方へ移動させることにより当該切断材の切断加工を行う切断機であって、
    前記工具本体に、使用者が一方の手で把持するメインハンドルと他方の手で把持するフロントハンドルを備えており、前記フロントハンドルの側部に、把持した他方の手の指先を当接させるための指当て部を設けた切断機。
  2. 請求項1記載の切断機であって、前記指当て部は、指先の前方及び/又は後方への滑りを規制する引っ掛かり部を有する切断機。
  3. 請求項2記載の切断機であって、前記指当て部は、すり鉢形の凹形状を有する切断機
  4. 請求項3記載の切断機であって、前記凹形状の底部に滑り止め部をさらに有する切断機。
  5. 請求項4記載の切断機であって、前記滑り止め部として、側面視で前記鋸刃の切り込み方向に対して傾斜するリブを設けた切断機。
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