JP2015177887A - 注射針脱着装置及びそれを用いた注射針の脱着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤って指先を注射針に刺してしまうことを防止した薬剤注入装置の注射針脱着装置を提供する。【解決手段】上面に薬剤注入装置の針装着部側を挿入する開口部12を有する本体ケースと、この本体ケースの前記開口部の下方に設けた針ケース装着用のロータ13と、このロータを正転、逆転させるモータと、を備え、前記ロータには、針ケースの外周に向けて突出させた複数のリブが係合する溝を、所定間隔で複数設けた構成をしており、薬剤注入装置の針装着部を開口部に挿入すれば、この開口部の下方に設けたロータが回転し、これにより、薬剤注入装置の針装着部に対して、注射針を取り付けたり取り外したりすることができ、極めて安全性の高いものとなるのである。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、インスリンや成長ホルモンなどの薬剤を注入する薬剤注入装置に対して注射針を脱着させる注射針脱着装置及びそれを用いた注射針の脱着方法に関するものである。
薬剤注入装置の注射針装着部に装着される注射針には、安全のために、保護用の針ケースが装着されており、注射針を前記注射針装着部に装着するときには、この針ケースを装着したまま、注射針を、この注射針装着部に取り付けるようにしている。また前記注射針装着部から注射針を取り外すときには、注射針に針ケースを装着し、この状態で、注射針を取り外すようにしている(先行文献としては、例えば、下記特許文献1)。
特表2007−521845号公報
上記従来例においては、薬剤注入装置への注射針の装着とこの薬剤注入装置から注射針を取り外す操作は、いずれも手作業で行っていた。
しかしながら、特に、薬剤注入装置から注射針を取り外す時には、薬剤注入装置から突出した状態にある注射針に針ケースを装着することとなり、このときに、誤って指先を注射針に刺してしまうことがあり、安全性を高めることが求められている。
そこで、本発明は、注射針の脱着に対する安全性を高めることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために、本発明は、上面に薬剤注入装置の針装着部側を挿入する開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記開口部の下方に設けた針ケース装着用のロータと、このロータを正転、逆転させるモータと、を備え、前記ロータには、針ケースの外周に向けて突出させた複数のリブが係合する溝を、所定間隔で複数設け、これにより、所期の目的を達成するものである。
以上のように、本発明は、上面に薬剤注入装置の針装着部側を挿入する開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記開口部の下方に設けた針ケース装着用のロータと、このロータを正転、逆転させるモータと、を備え、前記ロータには、針ケースの外周に向けて突出させた複数のリブが係合する溝を、所定間隔で複数設けたので、注射針の脱着に対する安全性を高めることができる。
即ち、本発明においては、薬剤注入装置の針装着部に対して、注射針を取り付けたり取り外したりする場合には、薬剤注入装置の針装着部を開口部に挿入すれば、この開口部の下方に設けたロータが回転し、これにより、薬剤注入装置の針装着部に対して、注射針を取り付けたり取り外したりすることができ、極めて安全性の高いものとなるのである。
つまり、このように、薬剤注入装置の針装着部に対して、注射針を取り付けたり取り外したりする場合には、注射針は開口部内に位置した状態となり、指先に触れることが無いので、この指先に注射針が刺さることは無く、この結果として、極めて安全性の高いものとなるのである。
本発明の一実施形態に係る注射針脱着装置に用いる針ユニットを示す斜視図 同注射針脱着装置で注射針の脱着を行なう薬剤注入装置を示す斜視図 同注射針脱着装置で注射針の脱着を行なう薬剤注入装置を示す斜視図 同注射針脱着装置の斜視図 同注射針脱着装置の要部を示す斜視図 同注射針脱着装置の要部を示す斜視図 同注射針脱着装置の要部を示す斜視図 同注射針脱着装置の要部を示す上面図 同注射針脱着装置の要部を示す斜視図 同注射針脱着装置の断面図 同注射針脱着装置の断面図 同注射針脱着装置の要部を示す上面図 同注射針脱着装置の上面図 同注射針脱着装置の断面図 同注射針脱着装置の断面図 同注射針脱着装置の斜視図 同注射針脱着装置の断面図 同注射針脱着装置の断面図 (a)同注射針脱着装置の要部の断面図(b)同注射針脱着装置の要部の断面図 同注射針脱着装置の断面図 同注射針脱着装置で注射針の脱着を行なう薬剤注入装置を示す正面図 同注射針脱着装置の断面図 同注射針脱着装置の断面図 同注射針脱着装置の断面図 同注射針脱着装置の断面図 (a)同注射針脱着装置の要部の断面図(b)同注射針脱着装置の要部の断面図 同注射針脱着装置の断面図 本発明の他の実施形態に係る注射針脱着装置に用いる針ユニットを示す斜視図 同、注射針脱着装置の斜視図 同、注射針脱着装置の斜視図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係る注射針脱着装置に用いる針ユニットを示す斜視図であり、針ユニット1は、注射針2と、この注射針2の先端側に装着される針キャップ3と、この針キャップの外周に装着される針ケース4により、構成されている。
前記注射針2は、ハブ5の中心を貫通した状態となっており、ハブ5の内面には雌ネジ6が形成されている。
この針ユニット1は、図2に示す薬剤注入装置7の針装着部8に装着されるようになっている。
つまり、この薬剤注入装置7は、その一端側に針装着部8が形成され、此処に針ユニット1が装着されるようになっている。
なお、この薬剤注入装置7は、その内部に、ピストン(図示せず)が設けられ、このピストンをピストンモータ(図示せず)で、前方に押出すことで、カートリッジホルダ9に装着された製剤カートリッジ(図示せず)内の薬剤を、注射針2を介して、人体に注入する構成となっている。
本実施形態で特徴的なのは、薬剤注入装置7に針ユニット1を取り付けたり、取り外したりする場合には、この薬剤注入装置7の針装着部8を図3の如く、注射針脱着装置10を構成する本体ケース11の上面に設けた開口部12に挿入するようにしたことである。
即ち、注射針脱着装置10は、箱状の本体ケース11の上面に薬剤注入装置7の外周がはまり込む形状の開口部12が設けられ、この開口部12の下方には、針ユニット1を形成する針ケース4が装着されるロータ13が配置されている。また、開口部12の下方には、開口部12に薬剤注入装置7の針装着部8が挿入されたことを検知する挿入検知部14が設けられている。さらに、本体ケース11の上面には、ロータ13を正転と逆転とを切替える回転方向切替スイッチ15が設けられている。
前記ロータ13は、図5から図8に示すように、モータ16に、ウォーム17、ウォームホイール18、中間ギア19を介して、連結されており、前記モータ16の回転方向を変更することで、このロータ13を正転させたり、逆転させたりすることができる。
なお、本実施形態においては、前記モータ16、ウォーム17、ウォームホイール18、中間ギア19をロータユニット20内に搭載し、このロータユニット20を本体ケース11の開口部12に対してバネ21で、上下に昇降可能な状態としている。
また、ロータユニット20には、貫通口25が設けられており、この貫通口25の内部をガイドシャフト22が貫通するようになっている。
これにより、ロータユニット20の昇降は、貫通口25を貫通するガイドシャフト22によってガイドされた状態で行なわれるようになっているので、左右にぶれることなく上下にスムーズに昇降することが可能となっている。
以上の構成において、薬剤注入装置7の針装着部8に針ユニット1を取り付ける場合には、図9に示すように、回転方向切替スイッチ15を「取付」側に切替え、次に、図10、図11に示すように、開口部12から針ユニット1をロータ13に装着する。
前記ロータ13は、上面が開口した容器状となっており、針ユニット1を構成する針ケース4が、その中部より下方側が挿入されるようになっている。
つまり、このロータ13は、下方が小径で、上方は上部ほど拡径状態となっており、この上方の拡径部には、針ケース4の外周に向けて突出させた複数のリブ23が係合する溝24を、所定間隔で複数設けている。
なお、針ケース4の外周に向けて突出させた複数のリブ23は、図12に示すように90度間隔で4本設けられている。
これに対して、ロータ13に設けた溝24は、図13に示すように、45度間隔で8本設けられている。
また、図12、図13から理解されるように、リブ23の肉厚cより、溝24の幅dは、広くした状態となっている。
さらに、図14に示すように、針ケース4の先端部の径aよりも、ロータ13の底部の幅bは、大きくしている。
また、図15に示すように、針ケース4の先端側の開径角度αよりも、ロータ13の底部における開径角度βは大きなものとしている。
さらに、前記ロータ13は、ポリアセタールなどの摺動性に優れた樹脂によって形成している。
そして、図14から理解されるように、ロータ13は、開口部12の一方側に偏って配置され、さらに、挿入検知部14は、前記開口部12の他方側に偏って配置されている。
そして、この挿入検知部14は、図14の如く、開口部12の下方位置から上方に突出した状態となっている。
つまり、図5に示すロータユニット20は、本体ケース11には上面板26が取り付けられており、この上面板26から下方に延びたガイドシャフト22により、貫通口25を介してガイドされて、ロータユニット20が、バネ21を圧縮しながら下降し、またバネ21の反発力で、上昇するように上下自在な状態で配置される構成となっている。
次に、図16から図19により、注射針脱着装置10を使用して、薬剤注入装置7に針ユニット1を装着する場合を説明する。
まず、回転方向切替スイッチ15を「取付」側に切替える。
次に、注射針脱着装置10の本体ケース11の上面に設けた開口部12から、その開口部12の下方に位置するロータ13上に針ユニット1を載置する。
続いて、薬剤注入装置7の針装着部8側を下方に向け、開口部12に挿入すると、開口部12の下方部に設けた挿入検知部14により、薬剤注入装置7の装着を検出する。
図17は、この時の状態を示した断面図であり、挿入検知部14が薬剤注入装置7の挿入を検出しており、また、この時、薬剤注入装置7の針装着部8は、ロータ13に装着されている針ユニット1に対向した位置にセットされることになる。
また、挿入検知部14は、挿入検知スイッチロッド14aと挿入検知スイッチ14bから構成されている。
挿入検知部14の検出(挿入検知スイッチロッド14aを介した挿入検知スイッチ14bの検出)により、モータ16を起動し、モータ16に連結したウォーム17、ウォームホイール18及び中間ギア19などを経由して(図7、8参照)ロータ13を回転開始させると、図19(a)の状態から図19(b)の状態に変化し、針ユニット1が針装着部8に装着される。
つまり、ロータ13を正転・回転させることにより、針ユニット1も正転方向に回転し、針ユニット1のハブ5の内部に設けた螺旋状の雌ねじ6と、薬剤注入装置7の針装着部8の先端の螺旋状の雄ネジ27が係合して、針ユニット1が針装着部8に装着させることになる。
図18は、この装着が完了した状態を示す断面図である。
その後、図20に示すように、針ユニット1が針装着部8に装着された薬剤注入装置7を、注射針脱着装置10の開口部12から取り外す。これにより、挿入検知部14により薬剤注入装置7が取り外されたことを検知し、ロータ13の回転を停止させる。
次に、薬剤注入装置7を使用して、薬剤の注入操作を行なうわけであるが、これに先立ち、図21に示すように、針装着部8に装着した針ユニット1から、針ケース4を取り外した後、針キャップ3を取り外す。これにより、注射針2が露出し、注射可能な状態になる。
この後、薬剤注入装置7により、カートリッジホルダ9に内蔵した製剤カートリッジ(図示せず)の薬剤を、ピストンを駆動して、人体に刺した注射針を経由して、注入する。
上記の薬剤注入が完了すると、続いて、図22から図27を基に、注射針脱着装置10を使用して、薬剤注入装置7の針装着部8に装着した注射針2を脱着する方法について、説明する。
まず、回転方向切替スイッチ15を「取外」側に切替える(図9、図16など参照)。
次に、図22に示すように、注射針脱着装置10の本体ケース11の上面に設けた開口部12から、矢印の方向に向って、その開口部12の下方に位置するロータ13上に針ケース4を載置する。
なお、上記の注入操作間に取り外しておいた針ケース4を、その時点でロータ13に置いていても良い。また、ここでは、針キャップ3は使用しない。
続いて、図23に示すように、薬剤注入装置7の針装着部8側(図23では、注射針2が装着されている状態)を下方に向け、矢印方向に、注射針脱着装置10の開口部12に挿入すると、開口部12の下方部に設けた挿入検知部14により、薬剤注入装置7の注射針脱着装置10への装着を検出する。
図24は、この薬剤注入装置7が装着された時の状態を示した断面図であり、挿入検知部14の挿入検知スイッチ14bが、挿入検知スイッチロッド14aを介して薬剤注入装置7の挿入を検出しており、また、この時、薬剤注入装置7の針装着部8及び針装着部8に装着された注射針2は、ロータ13に載置されている針ケース4に対向した位置にセットされ、針ケース4の上方の内周面と注射針2と一体のハブ5の外周面が当接することになる。
この図24の状態で、挿入検知部14の検出(挿入検知スイッチロッド14aを介した挿入検知スイッチ14bの検出)により、注射針脱着装置10内のモータ16を起動し、モータ16に連結したウォーム17、ウォームホイール18及び中間ギア19などを経由して(図7、8参照)ロータ13を回転開始させると、図26(a)の状態から図26(b)の状態に変化し、注射針2が針ケース4内に取り込まれることになる。
つまり、ロータ13を逆転・回転させることにより、それに係合する針ケース4も逆転方向に回転し、針ケース4の内周に当接しているハブ5も一緒に回転することになり、注射針2と一体のハブ5の内部に設けた螺旋状の雌ねじ6と、薬剤注入装置7の針装着部8の先端の螺旋状の雄ネジ27との係合が解除され、注射針2が下方に下降する(図26(b)及び図25の状態)。この時、針ケース4が載置されているロータ13を含むロータユニット20はバネ21を押し下げるようにガイドシャフト22にガイドされながら、下方(上面板26とは反対の底面へ向う方向)に下降することになる。
また、確実に注射針2を取り外すため、この時(「取外し」時:つまり注射針2を脱着するとき)のトルクは、上記「取付け」時(つまり、注射針2を装着する時)のトルクよりも大きく設定している。
図25は、この注射針の脱着が完了した状態を示す断面図である。
その後、図27に示すように、針装着部8から注射針2が取り外された状態の薬剤注入装置7を、注射針脱着装置10の開口部12から矢印方向に取り外す。これにより、挿入検知部14(挿入検知スイッチロッド14aを介した挿入検知スイッチ14bの検出)により薬剤注入装置7が取り外されたことを検知し、モータ16の回転を停止することによりロータ13を停止させる。
薬剤注入装置7を開口部12から取り外した後は、注射針着脱装置10の開口部12から、指を入れて、ロータ13の上に載置されている針ケース4(内部に注射針2を含む)の側面から押し上げるようにして摘むことで、簡単に、ロータ13から、注射針2を包含した状態の針ケース4を取り出すことができる。
これは、図4や図13から分かるように針ケース4が置かれているロータ13の位置は、開口部12の長手方向の一端側に偏った位置にあり、開口部12の広い範囲に空間が確保されているために、指を入れる際にも、指が入れ易く、作業性が良い。
また、注射針2を包含する針ケース4は、ロータ13の上に載置されているだけであるので、上方向に対しては規制するものが無く、容易に取り出せる構造になっている。
即ち、針ケース4とロータ13は、回転方向においては、針ケース4のリブ23とロータ13の溝24が係合することで、お互いが干渉するようになっており、下方向及び横方向においては、ロータ13がテーパー状の形状(上が広い径で、下に行くほど徐々に狭い径になるような形状)をしており、これにより針ケース4を規制するようになっているが、上方向においては、上記のような干渉や規制が無いため、自在に取り出すことができる構造になっている。
また、ロータ13の位置であるが、薬剤注入装置7を取り外した後は、ロータ13を含むロータユニット20が、バネ21により、上方向(注射針脱着装置10の上面板26の方向)に押し上げられた状態となり、これにより、ロータ13は、開口部12の底面よりも上方向に突き出た位置まで押し上げられることになる。
つまり、ロータ13は、開口部12の底面よりも高い位置まで上昇しており、その状態でロータ13の上に載置された針ケース4は、開口部12から指を差し入れて、容易に取り出すことが出来るのである。
このことは、針ケース4を取り出す時のみならず、針ユニット1(注射針2と針キャップ3及び針ケース4から構成されているもので、使用前の状態のもの)を薬剤注入装置7に取り付けるために、本発明の注射針脱着装置10のロータ13に載置させる時にも、同様であり、作業性に優れたものとなっており、安全性を追求しながら作業性にも考慮したものとなっている。
(実施の形態2)
図28は、上述の実施の形態1に示した注射針脱着装置を内蔵した保存ケース30の外観を示している。
上述の実施の形態1と同じものに関しては同一符号を示し、ここでは、説明を省略する。
この保存ケース30は、図29及び図30に示すように、カバー31、本体部33から構成されており、また、本体部33の上面には、薬剤注入装置7を挿入するための開口部32が設けられている。この開口部32の下方には、薬剤注入装置7の挿入を検出する挿入検知部14及びロータ13が設けられている。さらに、本体部33の上面部には、ロータの回転方向を(「取付」側または「取外し」側に)切替える回転方向切替スイッチ15が設けられている。
これらの機能は、上述の実施の形態1で説明した内容と同様である。
また、上記回転方向切替スイッチ15は、実施の形態1及び実施の形態2では、上面に配置されているが、これに限られるわけではなく、本体ケース11または本体部33の側面に配置しても良い。
保存ケース30の本体部33には、上記以外にも、薬剤注入装置7を収納する第1収納部34や、針ユニット1を収納する第2収納部35が設けられている。
また、製剤カートリッジを収納する第3収納部(図省略)を設けても良い。
図29は、薬剤注入装置7及び針ユニット1を複数収納した状態を示している。
また、図30は、薬剤注入装置7を開口部32に挿入した状態を示している。
符号36は、薬剤注入装置7を取り出す時に指が入り易いように工夫した凹部36である。
此処では、使用前の針ユニット1用の第2収納部のみを示したが、使用済みの注射針2を収納した針ケース4を入れておく回収ポケットを、上記第1〜第3収納部とは隔離した場所(例えば、本体部33の側面部になどの場所)に設けても良い。
以上のように、本発明における上面に薬剤注入装置の針装着部側を挿入する開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記開口部の下方に設けた針ケース装着用のロータと、このロータを正転、逆転させるモータと、を備え、前記ロータには、針ケースの外周に向けて突出させた複数のリブが係合する溝を、所定間隔で複数設けたので、注射針の脱着に対する安全性を高めることができる。
従って、注射針を使用した薬剤注入に関わる装置に活用が期待されるものである。
1 針ユニット
2 注射針
3 針キャップ
4 針ケース
5 ハブ
6 雌ネジ
7 薬剤注入装置
8 針装着部
9 カートリッジホルダ
10 注射針脱着装置
11 本体ケース
12 開口部
13 ロータ
14 挿入検知部
14a 挿入検知スイッチロッド
14b 挿入検知スイッチ
15 回転方向切替スイッチ
16 モータ
17 ウォーム
18 ウォームホイール
19 中間ギア
20 ロータユニット
21 バネ
22 ガイドシャフト
23 リブ
24 溝
25 貫通口
26 上面板
30 保存ケース
31 カバー
32 開口部
33 本体部
34 第1収納部
35 第2収納部
36 凹部

Claims (11)

  1. 上面に薬剤注入装置の針装着部側を挿入する開口部を有する本体ケースと、
    この本体ケースの前記開口部の下方に設けた針ケース装着用のロータと、
    このロータを正転、逆転させるモータと、
    を備え、
    前記ロータには、針ケースの外周に向けて突出させた複数のリブが係合する溝を、所定間隔で複数設けた、
    注射針脱着装置。
  2. 前記本体ケースの開口部下方には、薬剤注入装置の挿入を検知する挿入検知部を設けた、
    請求項1に記載の注射針脱着装置。
  3. 前記ロータは、前記開口部の一方側に偏って配置した、
    請求項1または請求項2に記載の注射針脱着装置。
  4. 前記挿入検知部は、前記開口部の他方側に偏って配置した、
    請求項3に記載の注射針脱着装置。
  5. 前記ロータは、摺動性樹脂によって形成した、
    請求項1〜4のいずれかひとつに記載の注射針脱着装置。
  6. 前記本体ケースには、前記モータの正転と逆転を切替える回転方向切替スイッチを設けた、
    請求項1〜5のいずれかひとつに記載の注射針脱着装置。
  7. 前記ロータの溝は、このロータに装着される針ケースに設けたリブの数よりも多くした、
    請求項1〜6のいずれかひとつに記載の注射針脱着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかひとつに記載の注射針脱着装置を用いた注射針の脱着方法であって、
    注射針を薬剤注入装置に装着する時には、まず、前記針ケース内に注射針が装着された針ユニットを、ロータに装着し、
    次に、本体ケースの開口部に薬剤注入装置の針装着部側を挿入させ、
    その後、ロータを正転させることで、針ユニットを薬剤注入装置の針装着部に装着させる、
    注射針の脱着方法。
  9. 薬剤注入装置から注射針を取り外す時には、まず、前記ロータに針ケースを装着し、
    次に、本体ケースの開口部に薬剤注入装置の針装着部側を挿入させ、
    その後、ロータを逆転させることで、薬剤注入装置の針装着部から注射針を取り外して針ケース内に装着させる、
    請求項8に記載の注射針の脱着方法。
  10. 請求項1の注射針脱着装置と、
    製剤カートリッジを収納するカートリッジホルダ及び針ユニットを装着する針装着部を有する薬剤注入装置、及び、前記針ユニットを収納する収納部と、
    を備えた、保存ケース。
  11. 前記収納部は、さらに製剤カートリッジを収納することも出来る
    請求項10に記載の保存ケース。
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