JP2015177226A - 無線機および近距離無線通信方法 - Google Patents

無線機および近距離無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コマンドの処理が迅速に行える無線機を提供する。
【解決手段】無線機1の近距離無線通信モジュール4が有するMCU10で処理するとされたデータを、MCU10に換えて近距離無線通信モジュール4が有するデジタルシグナルプロセッサ11で処理する。近距離無線通信モジュール4が有するMCU10で処理するとされたデータは、近距離無線通信における仮想シリアルポートを用いて行う無線シリアル通信に関するデータであり、近距離無線通信モジュール4は、近距離無線通信に関するデータを、無線シリアル通信に関するデータと、それ以外のデータとに判別する判別部と、判別部によって近距離無線通信に関するデータから判別された無線シリアル通信に関するデータをデジタルシグナルプロセッサ11に出力して処理させる制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は無線機および近距離無線通信方法に関するものである。
従来から、無線機装置として、PTT(Push To Talk)スイッチ付き無線機と、使用者の便宜が図れるPTTスイッチ付きヘッドセットとを備えたものがある。この種の無線機装置においては、上記ヘッドセットを無線化してさらに利便性を高めたい、という要望がある。
このような要望を応えるべく、無線機装置として、ブルーツース(登録商標)通信規格等の近距離無線通信規格に準拠した無線ヘッドセットと無線機とを組み合わせたものが開発されている。
特開2008−141744号公報
無線ヘッドセットを用いて無線機装置でPTT機能を実現するため、無線機に、無線ヘッドセットとの間で近距離無線通信を行う近距離無線通信モジュールが組み込まれる。近距離無線通信モジュールは、MCU(マイクロコントーラユニット)とDSP(デジタルシグナルプロセッサ)とを備える。MCUは、近距離無線のリンク等を管理するHCIファームウェア層(HCI:ホストコントローラインターフェイスを含む)と、ホストソフトウェア及びこのホストソフトウェア上で動作するアプリケーション層とを含む。
一方、近距離無線通信によるPTT機能を実現するためには、近距離無線通信規格にPTT機能に関する規定が必要となるが、現在の近距離無線通信規格にはそのような規定はない。そのため、近距離無線通信によるPTT機能を実現するための専用の無線シリアル通信コマンド(以下、PTTコマンドと称する)を用意する必要がある。このPTTコマンドは、PTT機能を実現するための独自のコマンドをSPP(Serial Port Profil)を用いることで実現できる。SPPとは、ブルーツースのプロファイルの一つで、仮想シリアルポートを用いて二台のデバイスを接続するためのものである。SPPを用いて受け取った既存の無線シリアル通信コマンドやPTTコマンドは、前記アプリケーション層に実装されるソフトウェアで処理される。ところが、現在の近距離無線通信では、HCIファームウェア層で実行される処理がアプリケーション層で実行される処理より高い優先順位となっている。
このような優先順位が設定されているため、アプリケーション層で処理されるPTTコマンドの処理に遅れが生じてしまい、このことが近距離無線通信によってPTT機能を実現するうえでの障害となっている。
特に、無線ヘッドセットを用いたPTT処理を近距離無線通信を介して行う場合、無線ヘッドセットと無線機との間では、無線シリアル通信に関するコマンドとともに音声データ通信等も行われる。しかしながら、現在の近距離無線通信では、音声データ処理は無線シリアル通信に関するコマンドの処理より優先順位が高い。そのため、無線シリアル通信に関するコマンドの処理に優先して音声データ処理が行われるため、さらに通信の高速化が困難になるという問題がある。
また、近距離無線通信によって無線機にデータ端末(いわゆるタブレット端末を含む)を無線接続する場合、仮想シリアルポートを用いて両者を無線接続したうえで、両者の間でSPP(シリアルポートプロファイル)に準拠した無線シリアル通信が実施される。しかしながら、SPPを用いて受信されるデータも、上述したPTTコマンドと同様、近距離無線通信モジュールのアプリケーション層に実装されるソフトウェアで処理される。そのため、アプリケーション層に実装されるソフトウェアで処理されるSPPを用いて受信されるデータの処理にも、上述したものと同じ理由で遅れが生じてしまい、このことが無線機とデータ端末との間の無線シリアル通信を実現するうえでの障害となっている。
そこで、本発明は、近距離無線通信における仮想シリアルポートを用いて行う通信(無線シリアル通信)におけるコマンドの処理の迅速化を図ることができる無線機の提供を目的としてなされたものである。
本発明の無線機は、
外部の通信端末との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信モジュールを備えた無線機であって、
前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータを、前記MCUに換えて前記近距離無線通信モジュールが有するデジタルシグナルプロセッサで処理する。
本発明の近距離無線通信方法は、
外部の通信端末と無線機との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信方法であって、
前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータを、前記MCUに換えて前記近距離無線通信モジュールが有するデジタルシグナルプロセッサで処理する。
以下、本発明の特徴をさらに説明する。近距離無線通信規格に準拠した通信端末との間で近距離無線通信を行うために、無線機には近距離無線通信モジュールが組み込まれている。近距離無線通信モジュールは、マイクロコントロ−ルユニット(MCU)とデジタルシグナルプロセッサ(DSP)とを備えており、MCUは、HCIファームウェア層とアプリケーション層とを含む。近距離無線通信で必要となる無線シリアル通信コマンドはアプリケーション層に実装されているソフトウェアで処理される。ここで、前述したように、現在の近距離無線通信ではアプリケーション層で実行される処理がHCIファームウェア層で実行される処理より低い優先順位となっている。そのため、従来の構成では、アプリケーション層に実装されるソフトウェアで処理される無線シリアル通信コマンドの処理に遅れが生じてしまい、このことが近距離無線通信において仮想シリアルポートを用いて行う通信(無線シリアル通信)を実現するうえでの障害となっている。
そこで、本発明では、近距離無線通信モジュールが有するデジタルシグナルプロセッサ(DSP)に着目する。本発明は、近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータ、例えば、アプリケーション層に実装されたソフトウェアで処理される近距離無線通信で必要となる無線シリアル通信に関するデータを、近距離無線通信モジュールのMCUで処理させることなく、近距離無線通信モジュール内に設けられたDSPで処理(コマンド解釈処理等)する。これにより、上述した現在の近距離無線通信規格における処理の優先順位の影響を受けることなく、無線シリアル通信コマンド等の処理を迅速に行うことができる。
さらに、無線ヘッドセットを用いたPTT処理を近距離無線通信を介して行う場合、現在の近距離無線通信規格における処理では、近距離無線通信における仮想シリアルポートを用いて行う通信(無線シリアル通信)は、音声データ処理が優先して実行されるため、無線シリアル通信の高速化がさらに困難になってしまう可能性もある。これに対して本発明では、近距離無線通信モジュールは、前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータ、この場合には無線シリアル通信に関するコマンドの処理を近距離無線通信モジュールのMCUで処理することなく、モジュール自身が有するデジタルシグナルプロセッサ(DSP)によってその処理を行うので、音声データ処理が優先されることによる無線シリアル通信の遅延が生じにくくなり、その分でも処理の迅速化を図ることができる。
本発明の無線機には、
前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータは、前記近距離無線通信における仮想シリアルポートを用いて行う無線シリアル通信に関するデータであり、
前記近距離無線通信モジュールは、
近距離無線通信に関するデータを、前記無線シリアル通信に関するデータと、それ以外のデータとに判別する判別部と、
前記判別部によって前記近距離無線通信に関するデータから判別された前記無線シリアル通信に関するデータを前記デジタルシグナルプロセッサに出力して処理させる制御部と、
を備える、という態様がある。
本発明の近距離無線通信方法には、
前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータは、前記近距離無線通信における仮想シリアルポートを用いて行う無線シリアル通信に関するデータであり、
前記近距離無線通信に関するデータを、前記無線シリアル通信に関するデータと、それ以外のデータとに判別する判別ステップと、
前記判別ステップによって前記近距離無線通信に関するデータから判別された前記無線シリアル通信に関するデータを前記デジタルシグナルプロセッサに出力して処理させる制御ステップと、
を含む、という態様がある。
これらの態様によれば、判別部が近距離無線通信に関するデータを、無線シリアル通信に関するデータ(コマンド等)とそれ以外のデータとに判別したうえで、判別した無線シリアル通信に関するデータ(コマンド等)を、制御部がデジタルシグナルプロセッサに出力して処理させるので、必要最小限の構成で本発明を実現することができる。
また、本発明の無線機や近距離無線通信方法には、
前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータは、コマンドである、
という態様がある。
また、本発明の無線機には、
前記通信端末は、当該無線機のPTT(Push To Talk)機能制御用のPTTスイッチを備えた無線ヘッドセットであり、
前記無線シリアル通信は、前記PTT機能の制御に関するデータ通信を含み、
前記近距離無線通信モジュールは、PTTスイッチ動作制御部をさらに備え、
前記PTTスイッチ動作制御部は、前記PTTスイッチが前記PTT機能の第1の機能を行うスイッチとして設定されている状態では、前記PTTスイッチのチャタリング誤動作抑制処理を行わず、前記PTTスイッチが前記PTT機能の第2の機能を行うスイッチとして設定されている状態では、前記PTTスイッチのチャタリング誤動作抑制処理を行い、
前記第1の機能は、スイッチ押圧時には当該無線機を送信状態にし、スイッチ非押圧時には当該無線機を受信状態にする機能であり、
前記第2の機能は、スイッチ押圧毎に当該無線機を送信状態と受信状態とで順次切り換える機能である、
という態様がある。
また、本発明の近距離無線通信方法には、
前記通信端末は、当該無線機のPTT(Push To Talk)機能制御用のPTTスイッチを備えた無線ヘッドセットであり、
前記無線シリアル通信は、前記PTT機能の制御に関するデータ通信を含み、
前記PTTスイッチが前記PTT機能の第1の機能を行うスイッチとして設定されている状態では、前記PTTスイッチのチャタリング誤動作抑制を行わず、前記PTTスイッチが前記PTT機能の第2の機能を行うスイッチとして設定されている状態では、前記PTTスイッチのチャタリング誤動作抑制を行うチャタリング誤動作抑制ステップをさらに含み、
前記第1の機能は、スイッチ押圧時には当該無線機を送信状態にし、スイッチ非押圧時には当該無線機を受信状態にする機能であり、
前記第2の機能は、スイッチ押圧毎に当該無線機を送信状態と受信状態とで順次切り換える機能である、
という態様がある。
これらの態様によれば、次のような作用効果が得られる。PTTスイッチの押圧操作時または押圧操作時から非押圧とする操作時のチャタリングによる誤動作を防止するために、サンプリング期間を若干長くする等のチャタリング誤動作抑制処理を行う必要がある。しかしながら、このようなチャタリング誤動作抑制処理を実施すると、全体としての処理時間の長期化を招いてしまう。そこで、第1、第2の機能を実施する際の無線機内の動作を詳細に検討してみると、次のことがわかる。
すなわち、チャタリング誤動作抑制処理を行うことなくPTTスイッチの押圧操作または非押圧操作を行うと、チャタリングによる誤動作が発生する可能性がある。しかしながら、無線機内にあるCPUと無線部との間のデータ送受処理には予め一定の待機時間(送受信状態をロックするのに要する待ち時間)が必要である。また、第1の機能においては、PTTスイッチの押圧操作または非押圧操作を維持しているため、第1の機能が設定されている場合、チャタリング誤動作抑制処理を行うことなく、PTTスイッチの押圧操作または非押圧操作を実施しても、上記一定の待機時間がチャタリング誤動作抑制処理として機能してチャタリングによる誤動作が抑制される。そこで、本態様では、PTTスイッチが、第2の機能を行うスイッチとして設定されている状態でのみPTTスイッチのチャタリング誤動作抑制処理を行い、PTTスイッチが第1の機能を行うスイッチとして設定されている状態では、チャタリング誤動作抑制処理を行わない、という制御を行う。これにより、その分、さらに処理の迅速化を図ることができる。
本発明によれば、無線機のホスト上で動作するアプリケーションが近距離無線通信における仮想シリアルポートを用いて行う通信(無線シリアル通信)におけるコマンドの処理等の処理の迅速化が図れる。
本発明の一実施形態にかかる無線機の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の無線機の要部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の無線機のさらに要部の構成を示すブロック図である。 本発明の無線機の特性と従来例の特性を示す第1の表である。 本発明の無線機の特性と従来例の特性を示す第2の表である。
以下に、本発明にかかる無線機を、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に示したブロック図において、1は無線機であり、2は近距離無線通信を介して無線機1を遠隔操作する機能を有する通信端末の一例である無線ヘッドセットであり、3はデータ端末である。無線機1と無線ヘッドセット2とデータ端末3とにより無線機装置が構成される。無線機1は、無線通信機能を備えるほかに、無線ヘッドセット2やデータ端末3との間でブルーツース通信等の近距離無線通信を行う機能を有する。無線ヘッドセット2は、操作者の頭部に装着されて、無線機1との間で近距離無線通信を介して音声データの送受を行う装置であって、近距離無線通信モジュール2aとPTT(Push To Talk)スイッチ2bとイヤホンまたはヘッドホン2cとマイクロホン2dと近距離無線アンテナ2eとを備える。近距離無線通信モジュール2aは、マイクロコントロールユニット(以下、MCUを称する)2fを備える。無線ヘッドセット2においてMCU2fは、PTT動作制御部を構成する。データ端末3は、無線機1との間で近距離無線通信を介した各種のデータの送受を行う装置であって、近距離無線通信モジュール3aと近距離無線アンテナ3bとを備える。なお、図1においては、イヤホンまたはヘッドホン2cの一例として片耳用ヘッドホンを図示している。
無線機1は、無線ヘッドセット2やデータ端末3との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信モジュール4と、無線機全体を制御するCPU5と、図示しない他の無線機との間で無線通信を行う無線部6と、無線機1の操作に関する表示並びに無線機操作者による操作入力を受け付ける表示/操作部7と、無線ヘッドセット2やデータ端末3との間で近距離無線の送受信を行う近距離無線アンテナ8と、図示しない他の無線機との間で無線の送受信を行う無線アンテナ9とを備える。
近距離無線通信モジュール4は、MCU10とデジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPと称する)11とを備える。MCU10は、HCIファームウェア層10aとアプリケーション層10bとを備える。アプリケーション層10bに実装されるソフトウェアはバーチャルマシン(以下、VMと称す)の管理下で動作する。VMはMCU10上において、HCIファームウェア層10aやアプリケーション層10bの動作をエミュートするソフトウェアやフレームワークである。HCIファームウェア層10aには、HCI(ホストコントローラインタフェース)のプロトコルで動作するHCIファームウェアが実装されている。HCIファームウェアには、近距離無線通信の通信制御を行うソフトウェアが含まれる。
アプリケーション層10bには、ホストソフトウェアおよびホスト上で動作するアプリケーションが実装されている。アプリケーション層10bに実装されているアプリケーションには、SPPコントローラ12と、UARTコントローラ13とが含まれる。UARTコントローラ13は、近距離無線通信によるPTT機能を実現するための無線シリアル通信コマンド等の送信を行うUARTの制御を行う。
SPPコントローラ12は、判別部12aと制御部12bとを備える。判別部12aは、アプリケーション層10bに実装されたホストソフトウェアおよびホスト上で動作するアプリケーションを実行する際に処理されるデータの中から、近距離無線通信を行うためのブルーツースプロファイルで使用されるコマンドと、それ以外のデータとを判別して抽出する。また、ブルーツースプロファイルで使用されるコマンド以外の独自のコマンドを使用している場合も、コマンドとして判別される。以降、ブルーツースプロファイルで使用されるコマンドと、それ以外の独自のコマンドを総称してコマンドと称す。また、本実施の形態では、独自のコマンドは、例えばPTTコマンドである。判別部12aは、例えば、入力されるデータのデータ構成を解析することで、コマンドをそれ以外のデータから判別する。具体的には、データの先頭に付加されるヘッダおよびデータの末尾に付加されるフッダを判別することによってコマンドをそれ以外のデータから判別する。制御部12bは、判別部12aによって判別されて抽出されたコマンドをDSP11に送って処理させたうえで処理後のコマンドをDSP11から受け取り、さらに受け取った処理後のコマンドを必要に応じてアプリケーション層10b内のホストソフトウェアまたはアプリケーションに引き渡す。
UARTコントローラ13は、MCU10と無線機1のCPU5等との間で送受されるシリアルデータの通信制御を行う。
DSP11は、メッセージハンドラ15とデータ処理部16とを備える。メッセージハンドラ15はMCU10(具体的には、制御部12b)との間でメッセージ(コマンド等のデータを含む)の送受を行う。データ処理部16は、メッセージハンドラ15がMCU10から受け取ったメッセージ(コマンド等)を、処理したうえで処理後のメッセージをメッセージハンドラ15に戻す。
本実施の形態の無線機1における近距離無線通信モジュール4では、判別部12aで判別されたコマンドは、DSP11で解釈される。
次に、この無線機1による近距離無線通信の第1の例として、無線ヘッドセット2を用いた無線機1におけるPTT(Push To Talk)機能の実行処理を説明する。
まず、操作者が無線機1の表示/操作部7等を操作することで、無線ヘッドセット2においてPTT機能における第1、第2の機能のどちらを実行するかを設定する。ここで、第1の機能とは、無線ヘッドセット2のPTTスイッチ2bの押圧時には無線機1を送信状態にし、PTTスイッチ2bの非押圧時には無線機1を受信状態にする機能(PTT機能)である。第2の機能は、PTTスイッチ2bの押圧毎には無線機1を送信状態と受信状態とで順次切り換える機能である(ワンタッチPTT機能)。
第1の機能および第2の機能のいずれかが設定されると、そのことが無線機1から近距離無線通信を用いて無線ヘッドセット2に通知される。後に詳述するが、無線ヘッドセット2のMCU2fは、無線機1からの通知に基づき、チャタリング誤動作抑制処理の実施の有無を制御する。設定された第1、第2の機能は表示されており、操作者は機能を目視により確認することが可能となる。また、送信状態であるのかもしくは受信状態であるのかも、表示/操作部7に表示されており、操作者は送信/受信を目視により確認することが可能となる。
以上の初期設定処理を完了すると、操作者は、無線ヘッドセット2を操作者自身の頭部に装着したうえで無線ヘッドセット2のPTTスイッチ2b等を用いて無線機1を近距離無線通信を用いて操作する。
無線ヘッドセット2のPTTスイッチ2bを用いた無線の送受信を切り換える操作には、
・第1の機能が設定されたうえで送信から操作を開始する第1のパターン、
・第2の機能が設定されたうえで送信から操作を開始する第2のパターン、
・第1の機能が設定された状態で、送信状態から受信状態に切り換える第3のパターン、
・第2の機能が設定された状態で、送信状態から受信状態に切り換える第4のパターン、
という4つのパターンがある。
なお、上述の初期設定完了後は受信状態であり、図示しない他の無線機からの入感を待つ。この後、送信状態に切り換えるため、操作者は、上述の第1のパターン、または、第2のパターンの操作を行う。また、送信を行っていない間は、受信状態としなければならいない。
まず、第1のパターンの処理の前段を説明する。この場合、操作者は、表示/操作部7の表示により第1の機能状態であることを確認すると、無線ヘッドセット2のPTTスイッチ2bを押圧操作しかつPTTスイッチ2bの押圧状態を維持しながらマイクロホン2dを介して送話処理を行う。すると、マイクロホン2dで音声から変換された電気信号が、近距離無線通信モジュール2aにおいて近距離無線信号(音声)に変換されて近距離無線アンテナ2eから無線機1に向けて送信される。近距離無線アンテナ8を介して上記近距離無線信号(音声)を受信したMCU10は、その近距離無線信号(音声)を電気信号(音声)に変換したうえで音声データ処理用のソフトウェア(以下、音声処理ソフトウェアと称する)に送る。
次に、第2のパターンの処理の前段を説明する。この場合、操作者は、表示/操作部7の表示により第2の機能状態であることを確認すると、無線ヘッドセット2のPTTスイッチ2bを押圧操作することで次にPTTスイッチ2bを押圧操作するまでの間、PTTスイッチ2bの非押圧状態を維持しながらマイクロホン2dを介して送話処理を行う。すると、マイクロホン2dで音声から変換された電気信号が、近距離無線通信モジュール2aにおいて近距離無線信号(音声)に変換されたうえで、変換後の近距離無線信号(音声)が近距離無線アンテナ2eから無線機1に向けて送信される。MCU10は、近距離無線アンテナ8を介して受信した上記近距離無線信号(音声)を音声処理ソフトウェアで処理する。
次に第1、第2のパターンにおける処理の後段を含む他の処理を説明する。上述した第1、第2のパターンにおける処理の前段において、無線ヘッドセット2の近距離無線通信モジュール2aは、音声データの送信と、PTTスイッチ2bの押圧操作状態に応じたPTTコマンドを近距離無線信号(データ)として近距離無線アンテナ2eを介して無線機1に送信する。無線機1側の近距離無線通信モジュール4のMCU10は、近距離無線アンテナ8を介して無線ヘッドセット2からこの近距離無線信号(データ)を受信すると、受信した近距離無線信号(データ)をSPPコントローラ12の判別部12aに送る。
判別部12aは、受け取ったデータのデータ判別を実施する。受け取ったデータにPTTコマンドなどのコマンドが含まれている場合、判別部12aはそのことをSPPコントローラ12の制御部12bに通知する。通知を受けた制御部12bは、そのデータをDSP11のメッセージハンドラ15に送る。メッセージハンドラ15は受け取ったデータをデータ処理部16で処理させたうえで処理後のデータを制御部12bに送り返す。
処理後のデータを受け取った制御部12bは、処理後のデータをUARTを介してCPU5に送る。CPU5は、設定された第1の機能/または第2の機能のいずれかに応じ、受け取ったデータに基づいて、PTTスイッチ2bが押圧/または非押圧操作状態のいずれの状態であるのかを検知したうえで、無線部6を送信状態/または受信状態のいずれの状態とするのかを判断する。
具体的には、以下の二つの状態である場合、CPU5は、無線機1を送信状態となるように制御する。
・無線機1の設定が第1の機能であり、かつ現在、PTTスイッチ2bは押圧状態である。
または、
・無線機1の設定が第2の機能であり、かつ最直近にPTTスイッチ2bの押圧操作がない状態、または、無線部6が受信状態においてPTTスイッチ12bが1回押圧操作されたときである。つまり、PTTスイッチ12bの押圧操作が、奇数回なされたときである。
一方、以下の二つの状態である場合、CPU5は、無線機1は受信状態にある、と判断する。
・無線機1の設定が第1の機能であり、かつ現在、PTTスイッチ2bは非押圧状態である。
または、
・無線機1の設定が第2の機能であり、PTTスイッチ2bの押圧操作が一度もなされていない、または、PTTスイッチ2bの押圧操作が、偶数回されたときである。
第1、第2のパターンの場合、CPU5は、上記条件を参照することで、送受信のいずれの状態であるかを判断する。そして、送信状態であると判断した場合、次の送信処理を実行する。
このときDSP11によるPTTコマンドの解釈と並行してMCU10は、近距離無線アンテナ8を介して受信した近距離無線信号(音声)に、必要に応じて音声処理を施したうえで、アナログの音声信号に変換する処理を行い無線部6に出力する。そして、送話状態であることを判断したCPU5は、入力されているアナログ音声信号を変調して無線アンテナ9を介して他の無線機(図示省略)に向けて送信するように無線部6を制御する。
次に第3のパターンの処理を説明する。この場合、操作者は、表示/操作部7の表示により第1の機能状態であることを確認したうえで、無線ヘッドセット2においてPTTスイッチ2bの操作を押圧操作(送信)から非押圧操作(受信)に切り換える、もしくは非押圧操作(受信)から押圧操作(送信)に切り換える。そして、PTTスイッチ2bの操作変更状態を維持しながら前述した送信または受信処理を行う。すると、近距離無線通信モジュール2aは、PTTスイッチ2bの操作状態に応じたPTTコマンドを、近距離無線信号(データ)として、近距離無線アンテナ2eを介して無線機1に送信する。無線機1側の近距離無線通信モジュール4のMCU10は、近距離無線アンテナ8を介して無線ヘッドセット2からこの近距離無線信号(データ)を受信すると、受信した近距離無線信号(データ)をSPPコントローラ12の判別部12aに送る。
判別部12aは、受け取ったデータのデータ判別を実施する。受け取ったデータにPTTコマンドなどのコマンドが含まれている場合、判別部12aはそのことをSPPコントローラ12の制御部12bに通知する。通知を受けた制御部12bは、そのデータをDSP11のメッセージハンドラ15に送る。メッセージハンドラ15は受け取ったデータをデータ処理部16で処理させたうえで処理後のデータを制御部12bに送り返す。
処理後のデータを受け取った制御部12bは、処理後のデータをUARTを介してCPU5に送る。CPU5は、設定された第1の機能/または第2の機能のいずれかに応じ、受け取ったデータに基づいて、PTTスイッチ2bが押圧から非押圧操作状態に切り換わったのか否かを検知し、無線部6を送信状態から受信状態に切り換える。
受信状態で他の無線機からの入感があった場合、無線部6で復調された音声信号が近距離無線通信モジュール4のMCU10を介して無線ヘッドセット2に送信され、無線ヘッドセット2のイヤホンまたはヘッドホン2cから出力される。
次に第4のパターンの処理を説明する。この場合、操作者は、表示/操作部7の表示により第2の機能状態であることを確認したうえで、無線ヘッドセット2においてPTTスイッチ2bを一回押圧操作することで、無線機1の操作状態を、送信から受信、もしくは受信から送信に切り換える。そして、そして変更した操作状態に応じた送信または受信処理を行う。すると、近距離無線通信モジュール2aは、PTTスイッチ2bの操作状態に応じたPTTコマンドを近距離無線信号(データ)として、近距離無線アンテナ2eを介して無線機1に送信する。無線機1側の近距離無線通信モジュール4のMCU10は、近距離無線アンテナ8を介して無線ヘッドセット2からこの近距離無線信号(データ)を受信すると、受信した近距離無線信号(データ)をSPPコントローラ12の判別部12aに送る。
判別部12aは、受け取ったデータのデータ判別を実施する。受け取ったデータにPTTコマンドなどのコマンドが含まれている場合、判別部12aはそのことをSPPコントローラ12の制御部12bに通知する。通知を受けた制御部12bは、そのデータをDSP11のメッセージハンドラ15に送る。メッセージハンドラ15は受け取ったデータをデータ処理部16で処理させたうえで処理後のデータを制御部12bに送り返す。
処理後のデータを受け取った制御部12bは、処理後のデータをUARTを介してCPU5に送る。CPU5は、第2の機能が設定されており、かつ直近の状態が送信/受信のいずれの状態であったかに応じて、受け取ったデータに基づいて、PTTスイッチ2bが押圧されたことを検知したうえで無線部6を送信状態/または受信状態のいずれかの状態に切り換える。
送信状態と判断した場合は、第1のパターンで詳述した通りであるため、その説明は省略する。受信状態で他の無線機からの入感があった場合、無線部6で復調された音声信号が近距離無線通信モジュール4のMCU10を介して無線ヘッドセット2に送信され、無線ヘッドセット2のイヤホンまたはヘッドホン2cから出力される。
CPU5はその判断(状態切り換え)を、無線部6に報知する。このとき上記状態切り換えの通知処理とは並行して、送信状態の場合、音声処理ソフトウェアには、無線ヘッドセット2から送信対象となる電気信号(音声)が入力されている。送信対象となる電気信号(音声)は、音声処理ソフトウェアで音声処理が施された後、アナログの音声信号に変換され、無線部6に入力される。そして、状態切り換えを報知された無線部6は、入力されているアナログの音声信号を変調し、無線アンテナ9を介して他の無線機(図示省略)に向けて送信する。また、受信状態の場合、状態切り換えを報知された無線部6は、無線アンテナ9を介して他の無線機(図示省略)が送信した電波を復調し、近距離無線通信モジュール4のMCU10に出力する。MCU10は、無線部6から入力された復調信号を音声処理ソフトウェアで音声処理を施した後、近距離無線アンテナ8を介して、無線ヘッドセット2に送信する。
以上説明した第1〜第4のパターンの処理において無線ヘッドセット2は、次のようなチャタリング誤動作の抑制処理を実施している。すなわち、PTTスイッチ2bにおけるスイッチ切り換え時のチャタリングによる誤動作を防止するためには、スイッチのサンプリング期間を若干長くする等のチャタリング誤動作抑制処理を行う必要がある。しかしながら、このようなチャタリング誤動作抑制処理を実施すると、全体としての処理時間の長期化を招いてしまう。チャタリング誤動作抑制処理を行うことなくPTTスイッチ2bでの押圧操作または非押圧操作を行うと、チャタリングによる誤動作が発生する可能性がある。ところが、CPU5と無線部6との間のデータ送受処理には予め一定の待機時間(送受信状態をロックするのに要する待ち時間)が必要であり、第1の機能においては、PTTスイッチ2bの押圧操作または非押圧操作を維持しているため、第1の機能が設定されている場合、上述したチャタリング誤動作抑制処理を行うことなくPTTスイッチ2bで押圧操作または非押圧操作を実施しても、上記一定の待機時間がチャタリング誤動作抑制処理として機能してチャタリングによる誤動作が発生しない。そこで、無線ヘッドセット2は、第2の機能が設定されている状態でのみPTTスイッチ2bのチャタリング誤動作抑制処理を行い、PTTスイッチ2bで第1の機能が設定されている状態では、チャタリング誤動作抑制処理を行わない。これにより、第1の機能においては、さらに処理の迅速化を図ることができる。以上説明したように、本実施の形態では、MCU2fは、PTTスイッチ動作制御部として機能する。
また、以上説明した第1〜第4のパターンの処理においては、PTTコマンドは、近距離無線通信のコア処理に関連するデータ(HCIファームウェア層で処理されるデータ)とは異なるため、DSP11で処理される。一方、近距離無線通信のコア処理に関連するデータは、従前通り近距離通信モジュール4のMCU10に送られて処理される。このように、無線機1の近距離無線通信モジュール4では、コマンドは、コマンド以外のデータと同様にMCU10で処理されることなく、選別されたうえで、無線シリアル通信に関するデータはDSP11に送られてここで処理される。そのため、従来では、MCU10の処理上の優先順位によって、無線シリアル通信に関するデータの処理が遅れるといった不具合があったが、本実施の形態の無線機1では、このような不具合は生じない。
図4は、本発明の無線機において、UARTを介して近距離無線通信モジュール4のMCU10との間で送受されるシリアルデータを含むデータについて、受信したデータを折り返し送信するループバック動作を100回繰り返した際における各データサイズでの処理時間の平均値と換算処理時間を示している。図示はしないがUARTを介して送受信されるデータを含むデータを従前の構成で処理する際における換算処理時間が10Kbps程度であることからみて、約4倍の処理速度の向上が認められる。
図5は、本発明の無線機と従来例の無線機とにおいて、SPPを使用して制御コマンドおよび制御コマンド以外のシリアルデータを含むデータについて、受信したデータを折り返し送信するループバック動作を100回繰り返した際における各データサイズでの処理時間の平均値と換算処理時間を示している。上記データを従前の構成で処理する際における換算処理時間からみて、約5〜9倍の処理速度の向上が認められる。
1 無線機
2 無線ヘッドセット
2a 近距離無線通信モジュール
2b PTTスイッチ
2c イヤホンまたはヘッドホン
2d マイクロホン
2e 近距離無線アンテナ
2f MCU
3 データ端末
3a 近距離無線通信モジュール
3b 近距離無線アンテナ
4 近距離無線通信モジュール
5 CPU
6 無線部
7 表示/操作部
8 近距離無線アンテナ
9 無線アンテナ
10 MCU
10a HCIファームウェア層
10b アプリケーション層
11 DSP
12 SPPコントローラ
12a 判別部
12b 制御部
13 UARTコントローラ
15 メッセージハンドラ
16 データ処理部

Claims (8)

  1. 外部の通信端末との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信モジュールを備えた無線機であって、
    前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータを、前記MCUに換えて前記近距離無線通信モジュールが有するデジタルシグナルプロセッサで処理する、
    ことを特徴とする無線機。
  2. 前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータは、前記近距離無線通信における仮想シリアルポートを用いて行う無線シリアル通信に関するデータであり、
    前記近距離無線通信モジュールは、
    近距離無線通信に関するデータを、前記無線シリアル通信に関するデータと、それ以外のデータとに判別する判別部と、
    前記判別部によって前記近距離無線通信に関するデータから判別された前記無線シリアル通信に関するデータを前記デジタルシグナルプロセッサに出力して処理させる制御部と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線機。
  3. 前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータは、コマンドである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線機。
  4. 前記通信端末は、当該無線機のPTT(Push To Talk)機能制御用のPTTスイッチを備えた無線ヘッドセットであり、
    前記無線シリアル通信は、前記PTT機能の制御に関するデータ通信を含み、
    前記近距離無線通信モジュールは、PTTスイッチ動作制御部をさらに備え、
    前記PTTスイッチ動作制御部は、前記PTTスイッチが前記PTT機能の第1の機能を行うスイッチとして設定されている状態では、前記PTTスイッチのチャタリング誤動作抑制処理を行わず、前記PTTスイッチが前記PTT機能の第2の機能を行うスイッチとして設定されている状態では、前記PTTスイッチのチャタリング誤動作抑制処理を行い、
    前記第1の機能は、スイッチ押圧時には当該無線機を送信状態にし、スイッチ非押圧時には当該無線機を受信状態にする機能であり、
    前記第2の機能は、スイッチ押圧毎に当該無線機を送信状態と受信状態とで順次切り換える機能である、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の無線機。
  5. 外部の通信端末と無線機との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信方法であって、
    前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータを、前記MCUに換えて前記近距離無線通信モジュールが有するデジタルシグナルプロセッサで処理する、
    ことを特徴とする近距離無線通信方法。
  6. 前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータは、前記近距離無線通信における仮想シリアルポートを用いて行う無線シリアル通信に関するデータであり、
    前記近距離無線通信に関するデータを、前記無線シリアル通信に関するデータと、それ以外のデータとに判別する判別ステップと、
    前記判別ステップによって前記近距離無線通信に関するデータから判別された前記無線シリアル通信に関するデータを前記デジタルシグナルプロセッサに出力して処理させる制御ステップと、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の近距離無線通信方法。
  7. 前記近距離無線通信モジュールが有するMCUで処理するとされたデータは、コマンドである、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の近距離無線通信方法。
  8. 前記通信端末は、当該無線機のPTT(Push To Talk)機能制御用のPTTスイッチを備えた無線ヘッドセットであり、
    前記無線シリアル通信は、前記PTT機能の制御に関するデータ通信を含み、
    前記PTTスイッチが前記PTT機能の第1の機能を行うスイッチとして設定されている状態では、前記PTTスイッチのチャタリング誤動作抑制を行わず、前記PTTスイッチが前記PTT機能の第2の機能を行うスイッチとして設定されている状態では、前記PTTスイッチのチャタリング誤動作抑制を行うチャタリング誤動作抑制ステップをさらに含み、
    前記第1の機能は、スイッチ押圧時には当該無線機を送信状態にし、スイッチ非押圧時には当該無線機を受信状態にする機能であり、
    前記第2の機能は、スイッチ押圧毎に当該無線機を送信状態と受信状態とで順次切り換える機能である、
    ことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の近距離無線通信方法。
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