JP2015176404A - 投影装置及びプログラム - Google Patents

投影装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015176404A
JP2015176404A JP2014052961A JP2014052961A JP2015176404A JP 2015176404 A JP2015176404 A JP 2015176404A JP 2014052961 A JP2014052961 A JP 2014052961A JP 2014052961 A JP2014052961 A JP 2014052961A JP 2015176404 A JP2015176404 A JP 2015176404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input image
pointer
coordinates
projection
projection screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014052961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6264114B2 (ja
Inventor
友哉 牧野
Tomoya Makino
友哉 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2014052961A priority Critical patent/JP6264114B2/ja
Publication of JP2015176404A publication Critical patent/JP2015176404A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6264114B2 publication Critical patent/JP6264114B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】スケーリング倍率に拘わらず、ユーザが意図した場所にポインタを合わせやすくし、操作性を向上させる。【解決手段】投影装置1のCPU10は、入力画像の解像度と投影画面の解像度とに基づいて入力画像のスケーリング倍率を算出し、算出したスケーリング倍率に基づいて、入力画像に基づく投影画面31上のポインタの位置を検出する際に用いるフレーム数であるフィルタ数を設定する。そして、ポインティング装置2から取得した、設定されたフィルタ数分の座標を平均化し、当該平均化した座標を入力画像に基づく投影画面31上のポインタの座標として検出する。【選択図】図4

Description

本発明は、投影装置及びプログラムに関する。
従来、スクリーン等に投影された投影画面上をユーザがポインティング装置で指示すると、その指示位置の座標を取得して、指示された位置に応じた処理を行うシステムが知られている。このようなシステムにおいて、ユーザの意図する位置にポインタを合わせやすくするための技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、ポインティング装置のポインタの座標と投影画面上のアイコン等の選択対象の座標との座標差が所定範囲内である場合に、選択対象の座標へポインタの座標を変換することで、ユーザが意図する選択対象へポインタを自動で導くことができる技術が記載されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−77226号公報
ところで、投影装置では、入力画像の解像度(画像の総画素数)と投影画面の解像度が一致しない場合、入力画像にスケーリング処理を行って投影画面の解像度に変換してから投影を行っている。しかし、入力画像を1より小さいスケーリング倍率でダウンスケーリング(低解像度に変換)してから投影画面として投影すると、投影画面上のアイコンが小さく表示されるため(図6参照)、手振れ等によりポインタが合わせづらいといった問題があった。特許文献1には、このスケーリング倍率によって生じる操作性の問題については記載されていない。
本発明の課題は、スケーリング倍率に拘わらず、ユーザが意図した場所にポインタを合わせやすくし、操作性を向上させることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の投影装置は、
入力画像の解像度と投影画面の解像度とに基づいて、前記入力画像のスケーリング倍率を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出されたスケーリング倍率に基づいて、前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの位置を検出する際に用いるフレーム数を設定する設定手段と、
前記投影画面上でポインティング装置により指示された位置の座標を取得する取得手段と、
前記設定手段により設定されたフレーム数分の前記取得手段により取得された座標に基づいて、前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの座標を検出する検出手段と、
を備える。
本発明によれば、スケーリング倍率に拘わらず、ユーザが意図した場所にポインタを合わせやすくし、操作性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る投影システムの全体構成例を示す図である。 図1の投影装置の機能的構成を示すブロック図である。 図1のポインティング装置の機能的構成を示すブロック図である。 図2のCPUにより実行される投影制御処理を示すフローチャートである。 図4のステップS1において実行されるフィルタ数設定処理を示すフローチャートである。 入力画像を投影装置の出力解像度にダウンスケーリングして投影した投影画面の一例を示す図である。 入力画像をスケーリング処理なしで投影した投影画面の一例を示す図である。 入力画像を投影装置の出力解像度にアップスケーリングして投影した投影画面の一例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
[投影システム100の構成]
図1は、本発明に係る投影システム100の全体構成を示す図である。投影システム100は、投影装置1、ポインティング装置2、スクリーン3、PC(Personal Computer)4を備えて構成されている。この投影システム100は、PC4から出力された映像信号に基づく画像を投影装置1により投影画面31としてスクリーン3に投影するものである。スクリーン3には、投影画面31上のポインタの位置を示すカーソル32(ポインタ画像)が表示される。このカーソル32は、ポインティング装置2が指示した位置に応じて投影装置1がPC4から入力された画像に合成したもので、ユーザによるポインティング装置2の操作に応じて移動するようになっている。
[投影装置1の構成]
図2は、投影装置1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、投影装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、映像信号入力部13、光照射装置14、表示素子15、投影レンズ16、レンズ制御部17、無線通信部18、オーディオデバイス19、キー入力部101、USBコントローラ102部等を備えて構成されている。
CPU10は、ROM11に記憶されているプログラム11aを読み出し、RAM12のワークエリアに展開し、該プログラムに従って各部を制御して、後述する投影制御処理、フィルタ数設定処理を始めとする各種処理を実行する。CPU10は、投影制御処理を実行することにより、スケーリング手段、合成手段として機能する。また、フィルタ数設定処理を実行することにより、算出手段、設定手段、検出手段として機能する。また、CPU10は、無線通信部18との協働により、取得手段として機能する。
ROM11は、投影装置1に対応するプログラム11a及びこれらのプログラムで使用されるデータ等を記憶する。プログラム11aには、後述する投影制御処理及びフィルタ数設定処理を実行するためのプログラムが含まれる。
また、ROM11には、フィルタ数取得テーブル11bが記憶されている。フィルタ数取得テーブル11bについては後述する。
RAM12は、CPU10により実行制御される上記各種処理において、プログラム11a、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域を形成する。例えば、RAM12は、後述するフィルタ数設定処理において設定されたフィルタ数(詳細後述)を格納するためのフィルタ数設定領域12a、ポインティング装置2から取得した座標データを順次格納するための座標データ記憶領域12bを形成する。
映像信号入力部13は、例えば、HDMI(登録商標)端子、RGB端子、DVI端子等の映像入力端子を備え、PC4から映像入力端子を介して入力されたRGB信号やビデオ信号等の映像信号を所定の規格の画像データ(入力画像)や音声データに変換し、CPU10に出力する。
光照射装置14は、CPU10から出力される制御信号に従って、例えば、時分割でR(赤色光)、G(緑色光)、B(青色光)、および可視光以外の光(例えば、赤外光)を循環的に出射する。この光照射装置14からのR、G、Bの原色光および赤外光が、表示素子15に照射される。
表示素子15は、例えば、アレイ状に配列された複数個(XGAの場合、横1024画素×縦768画素)の微小ミラーを有するマイクロミラー素子である。表示素子15は、CPU10から出力される制御信号に応じて、各微小ミラーの傾斜角度を高速でオン/オフ動作して画像を表示することで、その反射光により光像を形成する。
表示素子15は、原色光が照射されている場合に入力画像に基づいた光像を形成し、赤外光が照射されている場合に、投影画面31の座標位置に応じて階調の異なる位置検出用画像パターンを投影するための光像を形成する。
投影レンズ16は、表示素子15によって形成された光像を投影レンズ16の光学ズームポジションで決定される所定の拡大倍率に応じてスクリーン3に投影する。光像がスクリーン3に投影されることによって、スクリーン3上に入力画像と位置検出用画像とが投影画面31として表示される。なお、位置検出用画像は、赤外光によって形成されるので人間の目には見えない。
レンズ制御部17は、投影レンズ16を制御してズームやフォーカシングを行う。
光照射装置14、表示素子15、投影レンズ16、レンズ制御部17は、投影手段として機能する。
無線通信部18は、CPU10から出力される制御信号に従ってポインティング装置2との通信を行う。
オーディオデバイス19は、D/Aコンバータ、増幅器、スピーカ等を備え、CPU10から出力される制御信号に従って映像信号の音声信号をD/Aコンバータによりアナログ信号に変換後、このアナログ音声信号を増幅器により所定の音量に増幅して、スピーカから音声として出力する。
キー入力部101は、複数の操作ボタン等から構成され、ユーザの操作信号をCPU10に出力する。
USBコントローラ(Universal Serial Bus)102は、PC4のUSBコントローラと通信を行い、ポインティング装置2から受信した座標データに基づいて検出されたポインタの座標データ(ポインタ座標データと呼ぶ)や操作データをPC4に送信する。
[ポインティング装置2の構成]
図3は、投影装置1の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、
ポインティング装置2は、制御部20、光センサ21、操作部22、無線通信部23等を備えて構成されている。
制御部20は、CPU、ROM、RAM等により構成される。制御部20のCPUは、ROMに記憶されているプログラムを読み出し、RAMのワークエリアに展開し、該プログラムに従って各部を制御する。
光センサ21は、スクリーン3に投影された位置検出用画像に対応する赤外光を受光し、受光した赤外光の強度に応じた電気信号を生成し、制御部20に出力する。制御部20は、光センサ21からの電気信号に基づいて、ポインティング装置2により指示された位置座標を示す座標データ生成し、無線通信部23により投影装置1に送信する。
操作部22は、例えば、右ボタン、左ボタン等を備え、各ボタンの操作信号を制御部20に出力する。制御部20は、操作部22からの各ボタンの操作信号に基づいて、各ボタンの操作データをその操作信号が入力されたタイミングに応じた座標データに対応付けて無線通信部23により投影装置1に送信する。
無線通信部23は、制御部20から出力される制御信号に従って投影装置1との通信を行う。
[PC4の構成]
PC4は、CPU、ROM、RAM、操作部、表示部、記憶部、映像信号出力部、USBコントローラ等を備えたコンピュータ装置である。PC4のCPUは、ROMに記憶されているプログラムに従って、映像信号に基づく画像を表示部に表示させるとともに、その映像信号を投影装置1に出力する。また、投影装置1からUSBコントローラを介して受信したポインタ座標データや操作データに基づいて、投影画面31上でのアイコン等の操作に応じた処理を実行する。
[投影装置1の動作]
次に、本実施形態の動作について説明する。
図4は、投影装置1のCPU10により実行される投影制御処理のフローチャートである。投影制御処理は、入力画像の入力が開始された際に、CPU10とROM11に記憶されているプログラム11aとの協働により実行される。
まず、CPU10は、フィルタ数設定処理を実行する(ステップS1)。
図5は、図4のステップS1において実行されるフィルタ数設定処理のフローチャートを示す。フィルタ数設定処理は、CPU10とプログラム11aとの協働により実行される。
フィルタ数設定処理において、CPU10は、まず、入力画像の解像度を取得する(ステップS101)。ここでいう解像度とは、画像における画素の密度をいうのではなく、画像の総画素数(画像の縦方向の画素数×画像の横方向の画素数)をいう。
次いで、CPU10は、投影画面31の解像度、即ち、投影装置1の出力解像度(表示素子15の解像度)を取得する(ステップS102)。
次いで、CPU10は、入力画像の解像度と投影装置1の出力解像度とに基づいて、スケーリング倍率を算出する(ステップS103)。ここでいうスケーリングとは、入力画像の画素数を増減すること(解像度変換)をいう。スケーリング倍率とは、画素数の増減の倍率をいう。画素数を増減しない場合は、スケーリング倍率は1倍となる。
次いで、CPU10は、ROM11に記憶されているフィルタ数取得テーブル11bを読み出して、ステップS103で算出したスケーリング倍率に応じたフィルタ数を取得し(ステップS104)、取得したフィルタ数をRAM12のフィルタ数設定領域12aに設定し(ステップS105)、図4のステップS2に移行する。
フィルタ数とは、入力画像に基づく(入力画像を投影した)投影画面31におけるポインタの座標を検出する際の座標平均化に使用する座標数(フレーム数)をいう。フィルタ数取得テーブル11bは、スケーリング倍率に対応付けて、そのスケーリング倍率に最適なフィルタ数を記憶したテーブルである。フィルタ数取得テーブル11bにおいては、スケーリング倍率が1倍のときのフィルタ数を基準として、スケーリング倍率が1倍より大きくなるほど少ないフィルタ数が対応付けられ、スケーリング倍率が小さくなるほど多くのフィルタ数が対応付けられている。
ここで、スケーリング倍率とフィルタ数の関係について説明する。
図6に、入力画像を投影装置1の出力解像度にダウンスケーリング(低解像度化)して投影した投影画面31の一例を示す。図6は、例として、1600×1200画素の入力画像を1024×768画素にダウンスケーリングして投影したときの投影画面31を示している。
図7に、入力画像をスケーリング処理なしで投影した投影画面31の一例を示す。図7は、例として、1024×768画素の投影画面31を示している。
図8に、入力画像を投影装置1の出力解像度にアップスケーリング(高解像度化)して投影した投影画面31の一例を示す。図8は、例として、800×600画素の入力画像を1024×768画素にアップスケーリングしたときの投影画面31を示している。
図6に示すように、入力画像をダウンスケーリングした場合、画像中のアイコンやボタン等の画素数もダウンスケーリングされ、投影画面31に表示されるアイコンやボタン等も小さくなる。ポインティング装置2を使用した場合、机により支持されて安定した操作が可能なパソコンのマウスに比べて手振れが起き易いため、小さいアイコン等にポインタを合わせることは難しく、ユーザのストレスとなる。
ポインティング装置2が指示した投影画面31上の位置座標の座標データは、投影画面31のフレーム毎にポインティング装置2により取得されて投影装置1に送信され無線通信部18により受信される。この座標データをそのままポインタの位置として検出した場合、ポインタ移動の応答性(追従性)は良いが、座標取得の誤りや手振れがそのまま反映されてしまう。そこで、投影装置1においては、フィルタ数として設定した数のフレームのそれぞれにおいて取得した座標データを平均化し、この平均化した座標をポインタの座標として検出し、投影画面31上の検出された座標の位置にカーソル32を表示したり、操作データとともにポインタ座標データをPC4に送信して操作に応じた処理を実行させたりする。フィルタ数を多くするほど、手振れ等による位置のブレが緩和されるため、スケーリング倍率が1より小さい場合、フィルタ数を基準よりも多くすることで、手ぶれ防止を図り、ユーザが意図した位置にポインタを合わせやすくし、操作性を向上させる。
一方、図8に示すように、入力画像をアップスケーリングした場合、画像中のアイコン等の画素数もアップスケーリングされ、投影画面31に表示されるアイコンやボタン等も大きくなる。アイコンやボタンが大きい場合、多少の手振れがあってもそこにポインタを合わせることは容易である。一方で、フィルタ数を多くするとポインティング装置2への操作に対してポインタの追従性が悪くなるため、ユーザはストレスを感じる。そこで、本実施形態においては、スケーリング倍率が1より大きい場合、フィルタ数を基準よりも少なくすることで、ポインタ移動の追従性を高め、操作性を向上させる。
図4に戻り、ステップS2において、CPU10は、入力画像の解像度と投影装置1の出力解像度に基づいて算出されるスケーリング倍率で入力画像をスケーリングする(ステップS2)。
次いで、CPU10は、無線通信部18によりポインティング装置2から送信された座標データ及び操作データを取得してRAM12の座標データ記憶領域12bに記憶する(ステップS3)。ここで、座標データ記憶領域12bには、フィルタ数取得テーブル11bに記憶されている最大のフィルタ数分の座標データをその座標データが取得されたフレームのフレーム番号に対応付けて記憶できるようになっており、ステップS3において、CPU10は、座標データ記憶領域12bに記憶されている座標データが規定数を超える場合は、最も古い座標データを削除して新たな座標データを座標データ記憶領域12bに記憶する。
次いで、CPU10は、フィルタ数設定領域12aに設定されているフィルタ数で座標平均化を行い、平均化した座標を入力画像に基づく投影画面31におけるポインタの座標として検出する(ステップS4)。例えば、CPU10は、座標データ記憶領域12bに記憶されているフィルタ数分の座標データを新しいものから読み出して、x座標、y座標のそれぞれの平均を算出することにより、座標の平均化を行う。なお、設定されたフィルタ数分の座標データが未だフィルタ数設定領域12aに記憶されていない場合は、フィルタ数設定領域12aに記憶されている座標データを用いて平均化を行う。
次いで、CPU10は、スケーリング済みの入力画像のステップS4で平均化された座標の位置にカーソル32の画像を合成するとともに(ステップS5)、平均化された座標の座標データをポインタ座標データとして、ポインティング装置2から取得した操作データとともにUSBコントローラ102を介してPC4に送信する(ステップS6)。そして、CPU10は、光照射装置14、表示素子15、レンズ制御部17を制御してカーソル32が合成された合成画像を投影画面31としてスクリーン3に投影する(ステップS7)。
次いで、CPU10は、次の入力画像(フレーム)が存在するか否かを判断する(ステップS8)。次の入力画像が存在すると判断した場合(ステップS8;YES)、CPU10は、入力画像の解像度に変更があったか否かを判断する(ステップS9)。入力画像の解像度に変更があったと判断した場合(ステップS9;YES)、CPU10は、ステップS1に戻る。入力画像の解像度に変更がないと判断した場合(ステップS9;NO)、CPU10は、ステップS2に戻る。
一方、ステップS8において、次の入力画像が存在しないと判断した場合(ステップS8;NO)、CPU10は、投影制御処理を終了する。
以上説明したように、投影装置1のCPU10によれば、入力画像の解像度と投影画面の解像度とに基づいて、入力画像のスケーリング倍率を算出し、算出したスケーリング倍率に基づいて、入力画像に基づく投影画面31上のポインタの位置を検出する際に用いるフレーム数であるフィルタ数を設定する。そして、ポインティング装置2から取得した、設定されたフィルタ数分の座標に基づいて、入力画像に基づく投影画面31上のポインタの座標を検出する。具体的に、CPU10は、設定したフレーム数分の座標を平均化し、当該平均化した座標を入力画像に基づく投影画面31上のポインタの座標として検出する。
従って、スケーリング倍率に拘わらず、ユーザが意図した場所にポインタを合わせやすくし、操作性を向上させることができる。
例えば、CPU10は、スケーリング倍率がダウンスケーリングの場合は、フィルタ数を予め定められた基準よりも多く設定する。従って、アイコン等が小さく表示されてしまうダウンスケーリングした投影画面31において、手振れ等によりユーザが意図したところにポインタを合わせづらいといった状態を緩和して、ユーザが意図した位置にポインタを置きやすくすることができ、操作性を向上させることができる。
また、例えば、CPU10は、スケーリング倍率がアップスケーリングの場合は、フィルタ数を予め定められた基準よりも少なく設定する。従って、アイコン等が大きく表示されるアップスケーリングした投影画面31において、ポインタ移動の追従性を高め、操作性を向上させることができる。
また、CPU10は、算出されたスケーリング倍率で入力画像をスケーリングし、
スケーリングされた入力画像のポインタの位置にカーソル32を合成し、カーソル32が合成された合成画像に基づいて投影画面31を投影する。従って、検出されたポインタの位置を可視化して投影画面31に反映させることができる。
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明に係る投影システムの好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、ポインティング装置2が光センサ21を備え、スクリーン3に対して赤外光によって形成された位置検出用画像を投影し、この位置検出用投影画像を光センサ21で受光することによりポインティング装置2の指示した位置座標を取得することとしたが、これに限定されない。例えば、投影装置1にスクリーン3の投影画面31を撮影する撮影手段を設け、この撮影手段により取得された撮影画像に基づいてポインティング装置2の位置座標を取得することとしてもよい。
また、例えば、上記実施形態においては、フィルタ数設定処理により設定されたフィルタ数分の座標を平均化することによりポインタの座標を検出することとしたが、例えば、フィルタ数分の座標に対し、取得された時期によって重み付けを行ってから(例えば、新しく取得された座標ほど重みを高くする等)平均化を行うこととしてもよい。
また、上記実施形態においては、投影装置1がマイクロミラー素子を利用したDLP(Digital Light Processing)(登録商標)プロジェクタである場合を例にとり説明したが、これに限定されず、例えば、CRTプロジェクタ、液晶プロジェクタ等のその他の方式のプロジェクタであってもよい。
その他、投影システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
以上に本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載に基づいて定められる。更に、特許請求の範囲の記載から本発明の本質とは関係のない変更を加えた均等な範囲も本発明の技術的範囲に含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
入力画像の解像度と投影画面の解像度とに基づいて、前記入力画像のスケーリング倍率を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出されたスケーリング倍率に基づいて、前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの位置を検出する際に用いるフレーム数を設定する設定手段と、
前記投影画面上でポインティング装置により指示された位置の座標を取得する取得手段と、
前記設定手段により設定されたフレーム数分の前記取得手段により取得された座標に基づいて、前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの座標を検出する検出手段と、
を備える投影装置。
<請求項2>
前記検出手段は、前記設定手段により設定されたフレーム数分の前記取得手段により取得された座標を平均化し、当該平均化した座標を前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの座標として検出する請求項1に記載の投影装置。
<請求項3>
前記設定手段は、前記スケーリング倍率がダウンスケーリングの場合は、前記座標数を予め定められた基準よりも多く設定する請求項1又は2に記載の投影装置。
<請求項4>
前記設定手段は、前記スケーリング倍率がアップスケーリングの場合は、前記座標数を予め定められた基準よりも少なく設定する請求項1〜3の何れか一項に記載の投影装置。
<請求項5>
前記入力画像を前記算出されたスケーリング倍率でスケーリングするスケーリング手段と、
前記スケーリングされた入力画像の前記検出されたポインタの位置にポインタ画像を合成する合成手段と、
前記ポインタ画像が合成された合成画像に基づいて前記入力画像に基づく投影画面を投影する投影手段と、
を備える請求項1〜4の何れか一項に記載の投影装置。
<請求項6>
コンピュータを、
入力画像の解像度と投影画面の解像度とに基づいて、前記入力画像のスケーリング倍率を算出する算出手段、
前記算出手段により算出されたスケーリング倍率に基づいて、前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの位置を検出する際に用いるフレーム数を設定する設定手段、
前記投影画面上でポインティング装置により指示された位置の座標を取得する取得手段、
前記設定手段により設定されたフレーム数分の前記取得手段により取得された座標に基づいて、前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの座標を検出する検出手段、
として機能させるためのプログラム。
100 投影システム
1 投影装置
10 CPU
11 ROM
11a プログラム
11b フィルタ数取得テーブル
12 RAM
12a フィルタ数設定領域
12b 座標データ記憶領域
13 映像信号入力部
14 光照射装置
15 表示素子
16 投影レンズ
17 レンズ制御部
18 無線通信部
19 オーディオデバイス
101 キー入力部
102 USBコントローラ
2 ポインティング装置
20 制御部
21 光センサ
22 操作部
23 無線通信部
3 スクリーン
31 投影画面
32 カーソル
4 PC

Claims (6)

  1. 入力画像の解像度と投影画面の解像度とに基づいて、前記入力画像のスケーリング倍率を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出されたスケーリング倍率に基づいて、前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの位置を検出する際に用いるフレーム数を設定する設定手段と、
    前記投影画面上でポインティング装置により指示された位置の座標を取得する取得手段と、
    前記設定手段により設定されたフレーム数分の前記取得手段により取得された座標に基づいて、前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの座標を検出する検出手段と、
    を備える投影装置。
  2. 前記検出手段は、前記設定手段により設定されたフレーム数分の前記取得手段により取得された座標を平均化し、当該平均化した座標を前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの座標として検出する請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記設定手段は、前記スケーリング倍率がダウンスケーリングの場合は、前記フレーム数を予め定められた基準よりも多く設定する請求項1又は2に記載の投影装置。
  4. 前記設定手段は、前記スケーリング倍率がアップスケーリングの場合は、前記フレーム数を予め定められた基準よりも少なく設定する請求項1〜3の何れか一項に記載の投影装置。
  5. 前記入力画像を前記算出されたスケーリング倍率でスケーリングするスケーリング手段と、
    前記スケーリングされた入力画像の前記検出されたポインタの位置にポインタ画像を合成する合成手段と、
    前記ポインタ画像が合成された合成画像に基づいて前記入力画像に基づく投影画面を投影する投影手段と、
    を備える請求項1〜4の何れか一項に記載の投影装置。
  6. コンピュータを、
    入力画像の解像度と投影画面の解像度とに基づいて、前記入力画像のスケーリング倍率を算出する算出手段、
    前記算出手段により算出されたスケーリング倍率に基づいて、前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの位置を検出する際に用いるフレーム数を設定する設定手段、
    前記投影画面上でポインティング装置により指示された位置の座標を取得する取得手段、
    前記設定手段により設定されたフレーム数分の前記取得手段により取得された座標に基づいて、前記入力画像に基づく投影画面上のポインタの座標を検出する検出手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2014052961A 2014-03-17 2014-03-17 投影装置及びプログラム Active JP6264114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014052961A JP6264114B2 (ja) 2014-03-17 2014-03-17 投影装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014052961A JP6264114B2 (ja) 2014-03-17 2014-03-17 投影装置及びプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017243451A Division JP6500974B2 (ja) 2017-12-20 2017-12-20 検出装置、検出方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015176404A true JP2015176404A (ja) 2015-10-05
JP6264114B2 JP6264114B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=54255529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014052961A Active JP6264114B2 (ja) 2014-03-17 2014-03-17 投影装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6264114B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06175807A (ja) * 1992-12-03 1994-06-24 Mitsubishi Electric Corp グラフィカルユーザインタフェース機器
JPH086724A (ja) * 1994-06-16 1996-01-12 Hitachi Ltd 指示位置の座標補正方法と装置および手ぶれ補正機能を有するプレゼンテーション装置
JP2004287473A (ja) * 2001-10-30 2004-10-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 情報処理装置及びプログラム
JP2004309659A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd プロジェクタシステム、プロジェクタ装置、画像投射方法
JP2013140266A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Seiko Epson Corp 表示装置、及び、表示制御方法
JP2013246614A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Kyocera Corp タッチ検出機能を有する電子機器、プログラムおよびタッチ検出機能を有する電子機器の制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06175807A (ja) * 1992-12-03 1994-06-24 Mitsubishi Electric Corp グラフィカルユーザインタフェース機器
JPH086724A (ja) * 1994-06-16 1996-01-12 Hitachi Ltd 指示位置の座標補正方法と装置および手ぶれ補正機能を有するプレゼンテーション装置
JP2004287473A (ja) * 2001-10-30 2004-10-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 情報処理装置及びプログラム
JP2004309659A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd プロジェクタシステム、プロジェクタ装置、画像投射方法
JP2013140266A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Seiko Epson Corp 表示装置、及び、表示制御方法
JP2013246614A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Kyocera Corp タッチ検出機能を有する電子機器、プログラムおよびタッチ検出機能を有する電子機器の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6264114B2 (ja) 2018-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170229099A1 (en) Display apparatus and method for controlling display apparatus
US9906762B2 (en) Communication apparatus, method of controlling communication apparatus, non-transitory computer-readable storage medium
US9171351B2 (en) Image processing device that synthesizes image
JP5768639B2 (ja) ポインタ制御装置、プロジェクタ及びプログラム
KR102280000B1 (ko) 표시 제어 장치, 표시 제어 방법 및 저장 매체
JP5870586B2 (ja) プロジェクタ制御装置、表示装置及びプログラム。
JP2016085380A (ja) 制御装置、制御方法、及び、プログラム
US20200007837A1 (en) Display system and information processing method
US10182184B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP6500974B2 (ja) 検出装置、検出方法及びプログラム
JP2011108251A (ja) プレゼンテーション制御装置及びプログラム
US20180270424A1 (en) Repositioning camera lenses during capturing of media
JP2016051199A (ja) 情報処理装置、画像投影装置および情報処理方法
JP6264114B2 (ja) 投影装置及びプログラム
US20160217580A1 (en) Detecting apparatus for detecting subject
JP2020035176A (ja) 投影装置、投影装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体
JP2016076853A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、撮像装置
US11190696B2 (en) Electronic device capable of remotely controlling image capture apparatus and control method for same
JP6304135B2 (ja) ポインタ制御装置、プロジェクタ及びプログラム
JP6304029B2 (ja) 撮像装置の画角を出力する装置、システム、方法およびプログラム
JP2013182462A (ja) 指示位置表示制御装置、プログラム及び指示位置表示制御方法
JP2017163261A (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
JP2015176025A (ja) 投影装置及びプログラム
JP2014059678A (ja) 画像出力装置、画像出力システム、画像出力プログラム
JP2019164440A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6264114

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150