JP2004287473A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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中野 正剛
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Abstract

【課題】表示するポインタの振動の抑制と、ポインタ移動の応答性の良さやスムースさ等とを両立する情報処理装置を提供する。
【解決手段】表示装置150上に表示するポインタの表示座標を、入力装置110からの入力座標に基づいて定める情報処理装置100は、時系列としてサンプリングされた複数の入力座標間の移動距離を算出する移動距離算出部120と、サンプリングされた1以上の入力座標を平均して表示座標を算出する平均算出部130と、移動距離に基づき、平均算出部130が表示座標の算出に使用する入力座標の、時系列における範囲を変更する範囲変更部140とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。特に本発明は、表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デスクトップ型やノート型等のパーソナルコンピュータ、携帯情報端末、端末装置等の情報処理装置へ座標を入力する手段として、マウス、トラックボール、トラックポイント(商標)、タッチパネル、タッチパッド、又はタブレット等のポインティングデバイスによる入力装置が多用されている。この様な入力装置は、主に、表示装置上に表示された文字又は図形を指示するポインタの表示座標を指定又は変更するために使用される。
【0003】
この様な入力装置は、主に人間の操作をディジタル値である入力座標に変換する。この変換の過程で、ノイズによる誤差、人間の指の微小な震え、操作を入力したアナログ値が2つのディジタル値の境界に位置することによるゆれ等の要因で、入力座標の下位ビットに変動が生じる。この結果、表示装置上のポインタが細かく振動する。
【0004】
以上に示した振動要因を抑える技術は、例えば特開2000−200151や、特開平9−62450に開示されている。
特開2000−200151は、ポインタの一種であるカーソルの振動を検出し、その振動を平均化してカーソル位置表示とする技術を開示する。
特開平9−62450は、ポインタの移動加速度を算出し、移動加速度が所定の範囲を越える場合に入力座標の指定位置を誤検出したと判別する技術を開示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上に示した従来技術においては、平均化による抑制又は誤検出による除外を行うことにより、人間の指の震えやノイズによる誤差を低減する。一方、入力装置としては、ポインタの振動の抑制と、ポインタ移動の応答性の良さやスムースさ等とを両立することが望ましい。
【0006】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置であって、時系列としてサンプリングされた複数の前記入力座標間の移動距離を算出する移動距離算出部と、サンプリングされた1以上の前記入力座標を平均して前記表示座標を算出する平均算出部と、前記移動距離に基づき、前記平均算出部が前記表示座標の算出に使用する前記入力座標の、前記時系列における範囲を変更する範囲変更部とを備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0008】
前記範囲変更部は、前記移動距離に対応して、前記平均算出部が前記表示座標の算出に使用する前記入力座標の、前記時系列における時間幅を変更してもよい。
【0009】
前記範囲変更部は、前記移動距離が大きい場合の前記時間幅を、前記移動距離が小さい場合の前記時間幅と比較し小さくしてもよい。
【0010】
前記範囲変更部は、直前に前記平均算出部が使用した前記入力座標より過去にサンプリングされた前記入力座標を、前記平均算出部が使用する前記入力座標の前記範囲から除外してもよい。
【0011】
前記範囲変更部は、前記移動距離の変化量に対応して、前記平均算出部が前記表示座標の算出に使用する前記入力座標の、前記時系列における時間幅を変更してもよい。
【0012】
前記範囲変更部は、前記移動距離に基づき前記入力装置に前記入力座標の移動が入力されていないと判断した場合における前記入力座標の変動を低減する様に、前記平均算出部が前記表示座標の算出に使用する前記入力座標の、前記時系列における時間幅を設定してもよい。
【0013】
前記範囲変更部は、前記時間幅を前記入力座標の変動の周期以上に設定してもよい。
【0014】
前記入力装置は、操作者が前記入力装置に入力した力の大きさを検出するセンサを有してもよい。
【0015】
本発明の第2の形態によると、表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置であって、前記入力装置に入力される移動の加速度が略同一である2つの操作について、前記表示装置上の前記ポインタの移動速度が相対的に小さい方の前記操作における前記表示装置上の前記ポインタの移動の加速度を、前記表示装置上の前記ポインタの移動速度が相対的に大きい方の前記操作における前記表示装置上の前記ポインタの移動の加速度より小さく設定できることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0016】
本発明の第3の形態によると、表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置であって、操作者が、前記入力装置に一定の移動速度を入力する第1の操作と、前記入力装置に前記第1の操作の移動速度と比較し小さい一定の移動速度を入力する第2の操作のそれぞれを、前記入力装置が操作されていない状態において行った場合に、前記第1の操作の開始から前記ポインタの移動速度が前記第1の操作の移動速度に達するまでに要する時間が、前記第2の操作の開始から前記ポインタの移動速度が前記第2の操作の移動速度に達するまでに要する時間と比較し短かく設定できることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0017】
本発明の第4の形態によると、表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置用のプログラムであって、前記情報処理装置に、時系列としてサンプリングされた複数の前記入力座標間の移動距離を算出させる移動距離算出手段と、サンプリングされた1以上の前記入力座標を平均して前記表示座標を算出させる平均算出手段と、前記移動距離に基づき、前記平均算出部が前記表示座標の算出に使用する前記入力座標の、前記時系列における範囲を変更させる範囲変更手段とを備えることを特徴とするプログラムを提供する。
【0018】
本発明の第5の形態によると、表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置用のプログラムであって、前記情報処理装置に、前記入力装置に入力される移動の加速度が略同一である2つの操作について、前記表示装置上の前記ポインタの移動速度が相対的に小さい方の前記操作における前記表示装置上の前記ポインタの移動の加速度を、前記表示装置上の前記ポインタの移動速度が相対的に大きい方の前記操作における前記表示装置上の前記ポインタの移動の加速度より小さく設定可能とさせることを特徴とするプログラムを提供する。
【0019】
本発明の第6の形態によると、表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置用のプログラムであって、前記情報処理装置に、操作者が、前記入力装置に一定の移動速度を入力する第1の操作と、前記入力装置に前記第1の操作の移動速度と比較し小さい一定の移動速度を入力する第2の操作のそれぞれを、前記入力装置が操作されていない状態において行った場合に、前記第1の操作の開始から前記ポインタの移動速度が前記第1の操作の移動速度に達するまでに要する時間が、前記第2の操作の開始から前記ポインタの移動速度が前記第2の操作の移動速度に達するまでに要する時間と比較し短かく設定可能とさせることを特徴とするプログラムを提供する。
【0020】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0022】
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の構成を示す。本実施形態に係る情報処理装置100は、入力装置110、移動距離算出部120、平均算出部130、範囲変更部140及び表示装置150を備える。
【0023】
入力装置110は、情報処理装置100の操作者による操作に基づき、移動距離算出部120に入力座標を与える。本実施形態に係る入力装置110は、タッチパネル160、ADコンバータ180、及びインターフェイス190を有する。
タッチパネル160は、操作者が指又は専用のペン等を用いてタッチパネル160上で入力するx座標及びy座標を、入力座標のアナログ信号として出力する。タッチパネル160は、センサ170を含む。センサ170は、操作者がタッチパネル160に触れたことを感知して、アナログ信号を生成する。ADコンバータ180は、タッチパネル160が出力した入力座標のアナログ信号を、ディジタル信号に変換する。インターフェイス190は、ADコンバータ180が出力した入力座標のディジタル信号を例えば一定周期毎等の時系列としてサンプリングする。そして、インターフェイス190は、サンプリングしたディジタル値である入力座標を、例えば定期的に移動距離算出部120に送信する。
【0024】
入力装置110は、本実施形態に係るタッチパネル160、ADコンバータ180、及び/又はインターフェイス190に代えて、マウス、トラックボール、トラックポイント(商標)、タッチパッド、又はタブレット等のポインティングデバイスを有してもよい。この様なポインティングデバイスとしては、タッチパネル160に対応する部品として、入力座標のアナログ信号又はディジタル信号を出力するもの、入力された移動量のアナログ信号又はディジタル信号を出力するもの、入力された移動方向のアナログ信号又はディジタル信号を出力するもの等が用いられる。いずれの場合においても、入力装置110からの入力から表示装置150上のポインタの表示座標を算出する過程で、インターフェイス190に相当する回路又はデバイスドライバ等のプログラムが入力座標に相当する情報を生成する。
また、入力装置110は、トラックポイント(商標)等のポインティングデバイスを有する場合、センサ170として、例えば圧電素子や歪みゲージ式センサ等の、操作者がポインティングデバイスに入力した力の大きさを検出するセンサを含んでもよい。この場合、入力装置110は、センサ170から入力された力の大きさを、例えば移動速度の大きさ等と見なして入力座標を算出する。
【0025】
移動距離算出部120は、時系列としてサンプリングされた複数の入力座標を入力装置110から取得し、入力座標間の移動距離を算出する。本実施形態に係る移動距離算出部120は、一例として、入力装置110から受信した入力座標と、直前に入力した入力座標とを用いて移動距離を算出する。ここで、移動距離算出部120は、移動距離としてユークリッド距離を用いてもよいし、非ユークリッド距離を用いてもよい。
【0026】
平均算出部130は、入力装置110から入力された入力座標を移動距離算出部120を介して取得する。そして、平均算出部130は、範囲変更部140により指定される範囲に属する1以上の入力座標を平均して表示装置150上にポインタを表示する表示座標を算出する。ここで、平均算出部130は、平均の算出方法として、相加平均に代えて、加重平均、相乗平均等の種々の方法を用いてもよい。
【0027】
範囲変更部140は、移動距離算出部120が算出した移動距離に基づき、平均算出部130が表示座標の算出に使用する入力座標の、時系列における範囲を変更する。本実施形態に係る範囲変更部140は、この様な時系列における範囲の変更の一例として、平均算出部130が表示座標の算出に使用する入力座標の、時系列における時間幅を変更する。他の形態として、例えば範囲変更部140は、平均算出部130が表示座標の算出に使用する入力座標の、時系列における位置及び時間幅の両方を変更してもよい。
【0028】
表示装置150は、範囲変更部140が算出した表示座標に対応する位置に、ポインタを表示する。
【0029】
本実施形態において、情報処理装置100は、本発明に係る入力座標及び表示座標の一例である2次元座標を使用する。ただし、本発明に係る入力座標及び表示座標は、2次元座標の他に、1次元座標や3次元座標等の種々の座標であってよい。例えば入力装置110は、例えば手の動きを入力するグローブ状の入力装置等の3次元座標の入力装置であってよい。また、表示装置150は、例えば工作機械やロボット等の機械的に3次元空間内で動作して位置を表現する装置や、3次元座標を2次元に投影して画面に表示する表示装置等の3次元座標の表示装置であってよい。
【0030】
また、入力装置110及び/又は表示装置150は、一部又は全部が情報処理装置100の外部に設けられてもよい。すなわち例えば、入力装置110及び/又は表示装置150は、情報処理装置100とコネクタ等で接続されてもよい。この様な場合においても、移動距離算出部120、平均算出部130及び範囲変更部140を備える情報処理装置は、本発明に係る情報処理装置に相当する。
【0031】
図2は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の処理の流れを示す。本実施形態に係る範囲変更部140は、移動距離算出部120が算出した移動距離に基づき、平均算出部130が表示座標の算出に使用する、連続する入力座標の個数Nを変更する。範囲変更部140は、このNの値を変更することにより、入力座標の時系列における時間幅を変更することができる。具体的には、範囲変更部140は、予め設定された移動距離のしきい値TH1及びTH2(ただし、0<TH1<TH2)と、Nの設定値N1、N2及びN3(ただし、N1>N2>N3>0)を用いて、移動距離<TH1の場合にN=N1、TH1≦移動距離<TH2の場合にN=N2、TH2≦移動距離の場合にN=N3とする。
本実施形態に代えて、範囲変更部140は、1若しくは3以上のしきい値、及びそれぞれのしきい値に対応するNの設定値を用いて、Nの値を設定してもよい。また、範囲変更部140は、移動距離を入力とし、Nの設定値を出力とする関数を用いてNの値を設定してもよい。
【0032】
まず、入力装置110は、操作者の操作に基づき時系列として入力座標を取得し、移動距離算出部120に送信する(S200)。次に、移動距離算出部120は、時系列としてサンプリングされた複数の入力座標を入力装置110から取得し、入力座標間の移動距離を算出する(S210)。
【0033】
次に、範囲変更部140は、移動距離算出部120が算出した移動距離を、TH1と比較する(S220)。移動距離がTH1と比較し小さい場合、範囲変更部140は、Nの新しい設定値であるNnewをN1とし、処理をS270に進める(S240)。
一方、移動距離がTH1と比較し小さくない場合、範囲変更部140は、移動距離算出部120が算出した移動距離を、TH2と比較する(S230)。移動距離がTH2と比較し小さい場合、範囲変更部140は、NnewをN2とする(S250)。一方、範囲変更部140は、移動距離がTH2と比較し小さくない場合、範囲変更部140は、NnewをN3とする(S260)。
ここで、範囲変更部140は、S220及び/又はS230の比較で使用する移動距離として、種々のものを用いてよい。例えば、範囲変更部140は、移動距離算出部120から取得した最新の移動距離を用いて、S220及びS230の比較を行ってもよい。あるいは例えば、範囲変更部140は、最新のN2個の移動距離の最大値を用いてS220の比較を行い、最新のN3個の移動距離の最大値を用いてS230の比較を行ってもよい。
【0034】
次に、範囲変更部140は、Nnewの値に基づきNを変更する(S270)。S270の処理の一例として、本実施形態に係る範囲変更部140は、Nnewが直前に使用したNの値より大きい場合には、Nを1増加させてNの値をNnewに近づける。また、範囲変更部140は、Nnewが直前に使用したNの値以下の場合には、NにNnewを代入する。これにより、範囲変更部140は、入力座標の取得毎に最大で1ずつNを増加させる。従って、範囲変更部140は、直前に平均算出部130が使用した入力座標より過去にサンプリングされた入力座標を、平均算出部130が表示座標の算出で使用する入力座標の範囲から除外することができる。
この処理に代えて、例えば範囲変更部140は、Nを例えば1ずつ増減してNnewに徐々に近づける処理を行ってもよい。
【0035】
次に、平均算出部130は、入力装置110から入力された入力座標を移動距離算出部120を介して取得する。そして、平均算出部130は、最新のN個の入力座標を平均して、表示装置150上にポインタを表示する表示座標を算出する(S280)。表示装置150は、範囲変更部140が算出した表示座標に対応する位置に、ポインタを表示する。
【0036】
以上に示した様に、範囲変更部140は、S220〜S260において、移動距離<TH1の場合にNnew=N1、TH1≦移動距離<TH2の場合にNnew=N2、TH2≦移動距離の場合にNnew=N3を設定する。これにより、範囲変更部140は、移動距離が大きい場合の時間幅を、移動距離が小さい場合の時間幅と比較し小さくする。これにより、情報処理装置100は、移動距離が小さい場合に十分な時間幅を設定して表示装置150に表示されるポインタの振動を抑えると共に、移動距離が大きい場合に時間幅を小さくして応答性を高める。この様に、情報処理装置100は、移動距離に応じて適切なNの値を設定することにより、ポインタの振動の抑制と、ポインタの移動の応答性の良さやスムースさを両立する。
【0037】
図3は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における入力座標の移動速度と表示の関係の一例を示す。図3のグラフは、横軸に時間、縦軸に入力座標又は表示座標の座標値をとる。本グラフにおける座標は、説明の便宜上x座標の座標値のみを示すが、y座標についても同様である。
【0038】
本グラフは、操作者が入力装置110を操作せず静止状態とした区間A、入力装置110をTH1<移動距離<TH2となる速度で動かした区間B、及び入力装置110を移動距離>TH2となる速度で動かした区間Cにおける入力座標と出力座標の関係を示す。
【0039】
区間Aにおいて、操作者は、入力装置110を操作していない。この場合、入力装置110が移動距離算出部120に送信する入力座標は、ノイズによる誤差、人間の指の微小な震え、操作を入力したアナログ値が2つのディジタル値の境界に位置することによるゆれ等の要因で変動する。範囲変更部140は、平均算出部130が平均の算出に使用する入力座標の個数を、N2及びN3と比較し大きいN1とする。ここで範囲変更部140は、入力装置110における入力座標のサンプル周期や人間の指の震えの周期等と比較し、十分大きい時間幅を指定する様N1の値を設定しておく。この設定により、範囲変更部140は、移動距離<TH1の場合、入力装置110に入力座標の移動が入力されていないものと判断し、入力座標の変動を低減する様に時系列における時間幅を設定することができる。また、この設定により、範囲変更部140は、移動距離<TH1の場合、入力装置110に入力座標の移動が入力されていないものと判断し、入力座標の変動を低減する様に時間幅を入力座標の変動の周期以上に設定することができる。
【0040】
区間B及び区間Cにおいて、操作者は、入力装置110に入力される移動の加速度が同一値αである操作を、区間Bにおけるサンプル点B1及び区間Cにおけるサンプル点C1で行っている。
区間Bにおいて、平均算出部130は、N2個の入力座標の平均値を算出し、表示座標とする。このため、等速の移動においてサンプル点B1の入力座標のみを加速度α分移動させると、表示座標の移動の加速度β1は、α/N2となる。一方、区間Cにおいて、平均算出部130は、N3個の入力座標の平均値を算出し、表示座標とする。このため、等速の移動においてサンプル点C1の入力座標のみを加速度α分移動させると、表示座標の移動の加速度β2は、α/N3となる。
【0041】
ここでN2>N3に設定することで、本実施形態に係る情報処理装置100は、表示装置150上のポインタの移動速度がより小さい操作である区間Bにおける表示装置150上のポインタの移動の加速度を、表示装置150上のポインタの移動速度がより大きい操作である区間Cにおける表示装置150上のポインタの移動の加速度と比較し小さくすることができる。この様にして、情報処理装置100は、移動速度が小さい場合に表示装置150に表示されるポインタの加速度を小さくして振動を抑えると共に、移動速度が大きい場合に加速度を大きくしてポインタ移動の応答性を高める。
【0042】
図4は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における入力座標の移動開始時における表示の一例を示す。図4のグラフは、入力装置110が操作されていない状態(サンプル点I3までの状態)において、操作者が入力装置110に一定の移動速度を入力する操作を行った場合における、時間と座標値の関係を示す。図4の上側のグラフは、移動距離がTH2より大きい移動速度の操作Dを行った場合における時間と座標値の関係を示す。図4の下側のグラフは、TH1<移動距離<TH2の移動速度の操作Eを行った場合における時間と座標値の関係を示す。本グラフにおける座標は、説明の便宜上x座標の座標値のみを示すが、y座標についても同様である。また、図4においては、本実施形態に係るN2及びN3の一例として、N2=5、N3=3が設定されているものとする。
【0043】
図4の上側のグラフにおいて、平均算出部130は、3(=N3)個の入力座標の平均値を表示座標とする。すなわち、例えばI4が入力された時点で平均算出部130は、I2、I3、及びI4の平均値を表示座標とする。また、例えばI5が入力された時点で平均算出部130は、I3、I4、I5の平均値を表示座標とする。このことから、操作Dにおいては、I5の時点で、ポインタの移動速度が入力された移動速度に達することがわかる。
【0044】
一方、図4の下側のグラフにおいて、平均算出部130は、5(=N2)個の入力座標の平均値を表示座標とする。すなわち、例えばI6が入力された時点で平均算出部130は、I2〜I6の平均値を表示座標とする。また、例えばI7が入力された時点で平均算出部130は、I3〜I6の平均値を表示座標とする。このことから、操作Eにおいては、I7の時点で、ポインタの移動速度が入力された移動速度に達することがわかる。
【0045】
すなわち、N2>N3に設定されると、本実施形態に係る情報処理装置100は、操作者が、入力装置110に一定の移動速度を入力する操作Dと、操作Dの移動速度と比較し小さい一定の移動速度を入力する操作Eのそれぞれを、入力装置110が操作されていない状態において行った場合に、操作Dの開始からポインタの移動速度が操作Dの移動速度に達するまでに要する時間が、操作Eの開始からポインタの移動速度が操作Eの移動速度に達するまでに要する時間と比較し短かくすることができる。これにより、情報処理装置100は、移動速度が大きい場合におけるポインタ移動の応答性を高める。
【0046】
図5は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における入力座標の使用範囲と表示の関係の一例を示す。図5のグラフは、移動距離>TH2となる一定の移動速度を入力装置110に入力した後移動を停止した場合における、時間と座標値の関係を示す。図5の上側のグラフは、図2のS270において、範囲変更部140が常にNにNnewを代入する場合における、入力座標と表示座標の関係を示す。一方、図5の下側のグラフは、図2のS270において、範囲変更部140が、Nnewが直前に使用したNの値より大きい際にNを1増加させる場合における、入力座標と表示座標の関係を示す。本グラフにおける座標は、説明の便宜上x座標の座標値のみを示すが、y座標についても同様である。また、図5においては、本実施形態に係るN1及びN3の一例として、N1=6、N3=3が設定されているものとする。
【0047】
図5の上側のグラフにおいて、範囲変更部140は、時刻t6の時点でN=N3を設定する。このため、平均算出部130は、時刻t6において、入力座標I4〜I6の平均を算出し表示座標とする。次に、範囲変更部140は、時刻t7の時点でN=N1に設定する。このため、平均算出部130は、時刻t7において、入力座標I2〜I7の平均を算出し表示座標とする。この場合、平均算出部130が出力する表示座標は、時刻t6より過去の入力座標であるI2及びI3を時刻t7で使用する結果、時刻t6と時刻t7の間で入力座標の移動と反対の方向に移動する。情報処理装置100は、この様な表示を行うと、ポインタ移動のスムースさを損ねる。
【0048】
一方、図5の下側のグラフにおいて、範囲変更部140は、時刻t6の時点でN=N3を設定する。このため、平均算出部130は、時刻t6において、入力座標I4〜I6の平均を算出し表示座標とする。次に、範囲変更部140は、時刻t7以降においてNの値を1ずつ増加させ、時刻t9の時点でN=N1に設定する。このため、平均算出部130は、時刻t7以降において、入力座標I4以降を使用して平均を算出し表示座標とする。この様に、範囲変更部140は、時刻t7以降において、直前の時刻t6で平均算出部130が使用した入力座標I4〜I6より過去にサンプリングされたI3以前の入力座標を、平均算出部130が表示座標の算出で使用する入力座標の範囲から除外する様に、Nの値を設定する。これにより、情報処理装置100は、図5の上側のグラフの様な移動を防止し、ポインタ移動をスムースに行うことができる。
【0049】
図6は、本発明の実施形態に係る表示装置150におけるポインタ510の表示の一例を示す。図6において、操作者は、入力装置110を操作していない。この場合、入力装置110が移動距離算出部120に送信する入力座標は、ノイズによる誤差、人間の指の微小な震え、操作を入力したアナログ値が2つのディジタル値の境界に位置することによるゆれ等の要因で変動する。図中のx方向及びy方向の矢印は、この要因によるポインタ510の振動を示す。図3の区間Aにおいてx座標を例として示した様に、情報処理装置100は、入力装置110における入力座標のサンプル周期や人間の指の震えの周期等と比較し十分大きい時間幅を用いて、入力座標の振動を平均化して表示座標を算出する。そして、情報処理装置100は、算出した表示座標を用いてポインタ510を表示する。これにより、情報処理装置100は、ポインタ510の振動を抑制することができる。
【0050】
図7は、本発明の実施形態に係る表示装置150における入力軌跡610、表示軌跡A620及び表示軌跡B630の関係の一例を示す。
【0051】
入力軌跡610は、操作者が入力装置110に入力した入力座標を画面500上に示した軌跡の一例である。表示軌跡A620は、平均算出部130が常にN1個の入力座標を平均して表示座標を算出した場合における、入力軌跡610に対応する表示座標の軌跡の一例である。表示軌跡B630は、本実施形態に係る情報処理装置100による、入力軌跡610に対応する表示座標の軌跡の一例である。
【0052】
表示軌跡A620においては、図3及び図4におけるTH1<移動速度<TH2の場合と同様に、表示軌跡B630と比較しポインタの移動の加速度が小さくなる。この結果、入力軌跡610の移動に対する応答性が、表示軌跡B630と比較し悪化する。一方、情報処理装置100は、表示軌跡B630の表示において、移動速度が大きい場合におけるポインタの移動の加速度を、表示軌跡A620と比較し大きくしている。これにより、情報処理装置100は、ポインタ移動の応答性の良さ及びスムースさを実現することができる。
【0053】
図8は、本発明の実施形態の変形例に係る情報処理装置100の処理の流れを示す。本実施形態に係る情報処理装置100においては、移動距離算出部120は、移動距離の時間変化に基づき移動距離の変化量、すなわち移動の加速度を算出する。また、範囲変更部140は、移動距離算出部120が算出した移動距離の変化量に基づき、平均算出部130が表示座標の算出に使用する、連続する入力座標の個数Nを変更する。範囲変更部140は、このNの値を変更することにより、入力座標の時系列における時間幅を変更することができる。具体的には、範囲変更部140は、予め設定された移動距離の変化量のしきい値TH1及びTH2(ただし、0<TH1<TH2)と、Nの設定値N1、N2及びN3(ただし、N1>N2>N3>0)を用いて、移動距離の変化量<TH1の場合にN=N1、TH1≦移動距離の変化量<TH2の場合にN=N2、TH2≦移動距離の変化量の場合にN=N3とする。
本実施形態に代えて、範囲変更部140は、1若しくは3以上のしきい値、及びそれぞれのしきい値に対応するNの設定値を用いて、Nの値を設定してもよい。また、範囲変更部140は、移動距離の変化量を入力とし、Nの設定値を出力とする関数を用いてNの値を設定してもよい。
【0054】
まず、入力装置110は、操作者の操作に基づき入力座標を取得し、移動距離算出部120に送信する(S700)。次に、移動距離算出部120は、時系列としてサンプリングされた複数の入力座標を入力装置110から取得し、入力座標間の移動距離及び移動距離の変化量を算出する(S710)。
【0055】
次に、範囲変更部140は、移動距離算出部120が算出した移動距離の変化量を、TH1と比較する(S720)。移動距離の変化量がTH1と比較し小さい場合、範囲変更部140は、Nの新しい設定値であるNnewをN1とし、処理をS770に進める(S740)。
一方、移動距離の変化量がTH1と比較し小さくない場合、範囲変更部140は、移動距離算出部120が算出した移動距離の変化量を、TH2と比較する(S730)。移動距離の変化量がTH2と比較し小さい場合、範囲変更部140は、NnewをN2とする(S750)。一方、範囲変更部140は、移動距離の変化量がTH2と比較し小さくない場合、範囲変更部140は、NnewをN3とする(S760)。
ここで、範囲変更部140は、S720及び/又はS730の比較で使用する移動距離の変化量として、種々のものを用いてよい。例えば、範囲変更部140は、移動距離算出部120から取得した最新の移動距離の変化量を用いて、S720及びS730の比較を行ってもよい。あるいは例えば、範囲変更部140は、最新のN2個の移動距離の変化量の最大値を用いてS720の比較を行い、最新のN3個の移動距離の変化量の最大値を用いてS730の比較を行ってもよい。
【0056】
次に、範囲変更部140は、Nnewの値に基づきNを変更する(S770)。S270の処理の一例として、本実施形態に係る範囲変更部140は、Nnewが直前に使用したNの値より大きい場合には、Nを1増加させてNの値をNnewに近づける。また、範囲変更部140は、Nnewが直前に使用したNの値以下の場合には、NにNnewを代入する。これにより、範囲変更部140は、入力座標の取得毎に最大で1ずつNを増加させる。従って、範囲変更部140は、直前に平均算出部130が使用した入力座標より過去にサンプリングされた入力座標を、平均算出部130が表示座標の算出で使用する入力座標の範囲から除外することができる。
この処理に代えて、例えば範囲変更部140は、Nを例えば1ずつ増減してNnewに徐々に近づける処理を行ってもよい。
【0057】
次に、平均算出部130は、入力装置110から入力された入力座標を移動距離算出部120を介して取得する。そして、平均算出部130は、最新のN個の入力座標を平均して、表示装置150上にポインタを表示する表示座標を算出する(S780)。表示装置150は、範囲変更部140が算出した表示座標に対応する位置に、ポインタを表示する。
【0058】
以上に示した様に、範囲変更部140は、S720〜S760において、移動距離の変化量<TH1の場合にNnew=N1、TH1≦移動距離の変化量<TH2の場合にNnew=N2、TH2≦移動距離の変化量の場合にNnew=N3を設定する。これにより、範囲変更部140は、移動距離の変化量が大きい場合の時間幅を、移動距離の変化量が小さい場合の時間幅と比較し小さくする。これにより、情報処理装置100は、移動距離の変化量が小さい場合に十分な時間幅を設定して表示装置150に表示されるポインタの振動を抑えると共に、移動距離の変化量が大きい場合に時間幅を小さくしてポインタの移動の応答性を高める。また、範囲変更部140は、移動距離に代えて移動距離の変化量に基づき時間幅を変更することにより、ポインタを一定速度で移動させている場合においてもポインタの振動を抑えることができる。
【0059】
図9は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成を示す。本実施形態に係る情報処理装置100の機能は、CPU810、ROM820、RAM830、通信インターフェイス840、ハードディスクドライブ850、入力装置110、及び表示装置150を備える計算機800と、計算機800上で実行されるプログラムとの連携により実現される。計算機800は、フロッピーディスクドライブ860及び/又はCD−ROMドライブ870を更に備えてもよい。
【0060】
情報処理装置100を実現するプログラムは、入力装置モジュールと、移動距離算出モジュールと、平均算出モジュールと、範囲変更モジュールと、表示装置モジュールとを備える。これらのモジュールは、計算機800を、入力装置110、移動距離算出部120、平均算出部130、範囲変更部140、及び表示装置150として動作させるプログラムである。
【0061】
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フロッピーディスク880、CD−ROM890の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムを計算機800に提供してもよい。
【0062】
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0063】
例えば、タッチパネル160等の入力座標を直接操作者に指示させるポインティングデバイスを用いる場合において、移動距離算出部120は、入力装置110から指又はペン等が離れたことを、入力装置110からの信号、移動距離、又は移動距離の変化量に基づき検出してもよい。そして、範囲変更部140は、入力装置から指又はペン等が離れた場合に、Nを1に設定してもよい。これにより、情報処理装置100は、操作者が入力した入力座標が不連続な場合において、2以上の入力座標の平均を算出することを防止し、不連続な表示座標を出力することができる。
【0064】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置において、ポインタの振動の抑制と、ポインタ移動の応答性の良さやスムースさ等とを両立する情報処理装置及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置100の構成を示す図。
【図2】本発明の実施形態に係る情報処理装置100の処理を示す流れ図。
【図3】本発明の実施形態に係る情報処理装置100における入力座標の移動速度と表示の関係の一例を示す図。
【図4】本発明の実施形態に係る情報処理装置100における入力座標の移動開始時における表示の一例を示す図。
【図5】本発明の実施形態に係る情報処理装置100における入力座標の使用範囲と表示の関係の一例を示す図。
【図6】本発明の実施形態に係る表示装置150におけるポインタ510の表示の一例を示す図。
【図7】本発明の実施形態に係る表示装置150における入力軌跡610、表示軌跡A620及び表示軌跡B630の関係の一例を示す図。
【図8】本発明の実施形態の変形例に係る情報処理装置100の処理を示す流れ図。
【図9】本発明の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成を示す図。
【符号の説明】
100 情報処理装置
110 入力装置
120 移動距離算出部
130 平均算出部
140 範囲変更部
150 表示装置
160 タッチパネル
170 センサ
180 ADコンバータ
190 インターフェイス
500 画面
510 ポインタ
610 入力軌跡
620 表示軌跡A
630 表示軌跡B
800 計算機
810 CPU
820 ROM
830 RAM
840 通信インターフェイス
850 ハードディスクドライブ
860 フロッピーディスクドライブ
870 CD−ROMドライブ
880 フロッピーディスク
890 CD−ROM

Claims (13)

  1. 表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置であって、
    時系列としてサンプリングされた複数の前記入力座標間の移動距離を算出する移動距離算出部と、
    サンプリングされた1以上の前記入力座標を平均して前記表示座標を算出する平均算出部と、
    前記移動距離に基づき、前記平均算出部が前記表示座標の算出に使用する前記入力座標の、前記時系列における範囲を変更する範囲変更部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記範囲変更部は、前記移動距離に対応して、前記平均算出部が前記表示座標の算出に使用する前記入力座標の、前記時系列における時間幅を変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記範囲変更部は、前記移動距離が大きい場合の前記時間幅を、前記移動距離が小さい場合の前記時間幅と比較し小さくすることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記範囲変更部は、直前に前記平均算出部が使用した前記入力座標より過去にサンプリングされた前記入力座標を、前記平均算出部が使用する前記入力座標の前記範囲から除外することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記範囲変更部は、前記移動距離の変化量に対応して、前記平均算出部が前記表示座標の算出に使用する前記入力座標の、前記時系列における時間幅を変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記範囲変更部は、前記移動距離に基づき前記入力装置に前記入力座標の移動が入力されていないと判断した場合における前記入力座標の変動を低減する様に、前記平均算出部が前記表示座標の算出に使用する前記入力座標の、前記時系列における時間幅を設定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 前記範囲変更部は、前記時間幅を前記入力座標の変動の周期以上に設定することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 前記入力装置は、操作者が前記入力装置に入力した力の大きさを検出するセンサを有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  9. 表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置であって、
    前記入力装置に入力される移動の加速度が略同一である2つの操作について、
    前記表示装置上の前記ポインタの移動速度が相対的に小さい方の前記操作における前記表示装置上の前記ポインタの移動の加速度が、前記表示装置上の前記ポインタの移動速度が相対的に大きい方の前記操作における前記表示装置上の前記ポインタの移動の加速度より小さく設定できることを特徴とする情報処理装置。
  10. 表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置であって、
    操作者が、前記入力装置に一定の移動速度を入力する第1の操作と、前記入力装置に前記第1の操作の移動速度と比較し小さい一定の移動速度を入力する第2の操作のそれぞれを、前記入力装置が操作されていない状態において行った場合について、
    前記第1の操作の開始から前記ポインタの移動速度が前記第1の操作の移動速度に達するまでに要する時間が、前記第2の操作の開始から前記ポインタの移動速度が前記第2の操作の移動速度に達するまでに要する時間と比較し短かく設定できることを特徴とする情報処理装置。
  11. 表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置用のプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    時系列としてサンプリングされた複数の前記入力座標間の移動距離を算出させる移動距離算出手段と、
    サンプリングされた1以上の前記入力座標を平均して前記表示座標を算出させる平均算出手段と、
    前記移動距離に基づき、前記平均算出部が前記表示座標の算出に使用する前記入力座標の、前記時系列における範囲を変更させる範囲変更手段と
    を備えることを特徴とするプログラム。
  12. 表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置用のプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記入力装置に入力される移動の加速度が略同一である2つの操作について、
    前記表示装置上の前記ポインタの移動速度が相対的に小さい方の前記操作における前記表示装置上の前記ポインタの移動の加速度を、前記表示装置上の前記ポインタの移動速度が相対的に大きい方の前記操作における前記表示装置上の前記ポインタの移動の加速度より小さく設定可能とさせることを特徴とするプログラム。
  13. 表示装置上に表示するポインタの表示座標を、入力装置からの入力座標に基づいて定める情報処理装置用のプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    操作者が、前記入力装置に一定の移動速度を入力する第1の操作と、前記入力装置に前記第1の操作の移動速度と比較し小さい一定の移動速度を入力する第2の操作のそれぞれを、前記入力装置が操作されていない状態において行った場合に、
    前記第1の操作の開始から前記ポインタの移動速度が前記第1の操作の移動速度に達するまでに要する時間が、前記第2の操作の開始から前記ポインタの移動速度が前記第2の操作の移動速度に達するまでに要する時間と比較し短かく設定可能とさせることを特徴とするプログラム。
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