JPS63304313A - タッチ位置測定方法及びタッチパネル装置 - Google Patents

タッチ位置測定方法及びタッチパネル装置

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JPS63304313A
JPS63304313A JP63122968A JP12296888A JPS63304313A JP S63304313 A JPS63304313 A JP S63304313A JP 63122968 A JP63122968 A JP 63122968A JP 12296888 A JP12296888 A JP 12296888A JP S63304313 A JPS63304313 A JP S63304313A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、使用者によるタッチ感応表面上のタッチ位置
を測定するタッチ位置測定方法及びタッチパネル装置に
関する。
本発明は使用者が選択する情報を表示する各種の表示装
置に広く応用し得る。−例として、使用者がタッチによ
って項目を選択するラップベルト(膝のせ)型タブレッ
トへの応用がある。他の例として、コンピュータ情報処
理システムに接続された端末等の表示画面上の情報項目
を使用者が選択する装置への応用がある。
[従来の技術] 表示画面上に複数のタッチ区分の設定パターンを有する
タッチパネルを配置したCRT表示端末装置は周知であ
る。この端末装置では上記パターンのどの区分へのタッ
チにも応答し、その区分の位置を確認できる。このよう
なシステムでは静電容量検出技術を採用しているのが一
般的である。
即ち、コントローラは絶えずタッチパネル面に走査信号
を送り続け、タッチを検出するまでタッチ区分の監視を
続ける。使用者がタッチ区分の1つにタッチすると、使
用者の身体の静電容量が、この回路に加えられる。コン
トローラはこの静電容量の変化を検出し、そのタッチ区
分を確認する。
このようなタッチ応答型端末装置の一例はユタ州ソルト
・レイク・シティのRGBダイナミックス社により製造
されている。この装置では、タッチ感応表面はガラス基
板に被着したインジウム・スズ酸化物より構成されてい
る。この表面被覆は各タッチ区分が分離するようパター
ン化して電気的検出回路と導体により接続している。こ
のようにパターン化すると、パターン化したタッチ区分
の寸法でタッチ検出分解能が制限されてしまう。
また、タッチ検出自体、形成したタッチ区分の特定パタ
ーンに制限されてしまう、更に、パターン化した各タッ
チ区分と電気的接触をする複雑な配線も必要である。こ
のような複雑な接続構造では簡単な構造のものに比べ故
障し易く経費もかかる。
他の周知の実用例としては、画面上に透明な機械的スイ
ッチを配置したものがある。カリフォルニア州シルマー
のシェラシン・イントレフクス・プロダクツ社がこの型
のスイッチをトランスフレックス(Transflex
 )の商標で販売している。こ−の型の装置では複数の
薄膜シートを用い、使用者がタッチするとシート間を押
圧して電気的接触させている。この薄1臭シートのある
位置を押圧すると、電流が特定回路に流れて、その押圧
位置が確認される。他の薄膜型タッチパネルはドーマン
等による米国特許第4.484.038号公報に開示さ
れているう また、マサチューセッツ州アンドーバーのドーマン・ホ
ドノフ社の製品カタログによれば、パターン化していな
い薄膜を用いたタッチ・パネル・スイッチの1000シ
リーズタツチ・スクリーン装置の従来技術がある。この
+000シリーズタツチ・パネル装置は、タッチ・スク
リーンのX及びY軸間のスイッチング電流によって透明
タッチ・スクリーントのスイッチの開閉を検出するコン
トローラを具えている。このタッチ・スクリーンの種々
のスイッチを通過した電流は電圧に変換され、次にアナ
ログX/Y信号更にデジタルX/Y位置座標に変換され
る。このような薄膜型スイッチ装置では、薄膜はキズが
つき易い、また、この装置に用−いられている多重枚に
より、光の反射率が高くなり、光の等価率及び分解能が
比較的低くなり易いという欠点がある。
タッチパネルの周囲に光源及び検出器のアレイを形成し
て、タッチパスル上のタッチした位置を検出する方法も
周知である。或は、超音波発振器及び超音波検出器のア
レイをタッチパネルのJ¥1囲に形成することもある。
いずれの場合でも、信号係及び検出器は電気的システム
と接しkしていて、信号源から検出器に送られる信号が
パネルにタッチすることにより妨害されるのに応じてそ
の位置を検出する。
他の静電容量タッチ検出装置はNg等による米国特許第
4,476.463号公報に開示されている。この特定
装置には導電性タッチ感応被覆表面が用いられ、この被
覆には4本のm長い導電性バー状電極が接続されている
。このタッチ感応被覆の各辺にこのバー状電極が1本ず
つ設けられている。この特許公報に記載されている如く
、静電容量性タッチによってタッチ検出表面を含む抵抗
−静電容量(R−C)回路に起こるインピーダンスの変
化が測定される。このインピーダンス測定をするには、
2本の交差する直線軸の各端部より繰返し行われる測定
により上記R−C回路の時定数を測定する。この測定結
果を総合してタッチした位置を検出する。この特許の一
実施例では、交流測定信号が電極に入力し、その信号に
応じて発生する電圧波形がこの電極で監視される。この
測定信号の周波数は監視される電圧波形が選択した条件
に達するまで変化する。この選択した条件と合う測定信
号周波数より、信号の入力した電極丘に於けるタ・7チ
位置を決めることができる。他の実施例では、2つの選
択した幅の直流信号を連続的に電極に加えている。この
信号の入力した電極上に於けるタッチ位置は電極に加え
た2つの直流信号による電極での電圧から決めることが
できる。即ち、第1測定信号はタッチにより生じた静電
容量を含んだタッチ感応被覆の静電容量を既知のレベル
まで充電する。それから、第2測定信号はタッチ感応被
覆の抵抗を介して部分的に放電させる。この一部分的放
電後に残る電極電圧により電極上に於けるタッチの位置
を求めることができる。この特許公報に記載されている
回路は入力信号の周波数を変化させたり、2つの連続し
た直流信号を入力させたりする必要性がある等、相当?
1雑になるという欠点があった。
タッチ感応表面を有する別のタッチ・パネル装置がペラ
パー・ジュニアによる米国特許第4,353゜5.52
号公報に開示されている。この装置によれば、使用者は
指又は他の身体の部分又は導電性のスタイラス等でタッ
チ感応表面にタッチする。このタッチ感応表面の複数の
終端部(即ち、4つの角A。
B、C,D)は発振器により同じ瞬時レベルに同時に駆
動される一、タッチ感応表面にタッチすると、電流がこ
れら終a部を介して流れ、使用者のタッチによるインピ
ーダンス変化とは無関係に、これらの電流によってタッ
チのX及びY座標が決められる。この方法ではタッチの
位置決定が不正確になるという問題があり、且つある応
用例では有用であるインピーダンス情報がなくなるとい
う欠点がある。一実施例では、ペラパーはタッチ位置の
圧力が闇値を越えると感応する圧力センサも用いている
。このようなタッチ位置決定方法により、ビデオ・ゲー
ムの遊戯中に銃を発射するというような2つの作用を制
御し得る。
以上の多くのタッチパネル装置の精度は使用環境内のノ
イズの影響により低化する。特に、CR′Fフライバッ
ク信号の如き一定周波数の干渉信号スペクトルによって
起こる。また、表示装置によってはフライバンク信号の
周波数は装置の動作につれて変化するものもある。この
事が、そのような信号の影響を補償するのを困難にして
いる。従来斯る欠点を解決したタッチパネル装置が存在
しなかった。
[発明が解決しようとする課題] 使用者がタッチ感応表面上の指又はスタイラス等のタッ
チ位置を一定に維持していたとしても、タッチ位置の測
定値には僅かながら変動が生じることが発見された。こ
れらのタッチ位置の測定値の変動は、ノイズに起因する
もので、正確な動作に支障を来たすことも有り得る。こ
れと比較して、使用者が指でタッチ感応表面上を横切っ
たり、成るタッチ位置から別の位置へ指を移動した場合
には、これらのノイズに起因する変動は、余り問題にな
らない。後者の場合、タッチ位置の測定値の変動は、主
として指或いはスタイラスの移動に起因するものである
。従って、この場合のタッチ位置の測定値の変動は必要
な情報であり、タッチ信号から除去すべき情報ではない
使用者の指或いはスタイラスのタッチ位置が一定の場合
、タッチ位置の測定値の変動を補償する1つの方法は、
タッチ位置の測定の際に平均化処理をするサンプル数を
実質的に増加することである。しかし、サンプル数を増
加すればタッチ位置の測定に時間がかかり、タッチパネ
ル・システムの応答が遅くなってしまう。更に、使用者
が指或いはスタイラスをタッチ感応表面上で移動した場
合を考えてみよう。この場合、サンプル数を増加すると
、使用者の指又はスタイラスが移動するにつれて求めら
れるタッチ位置の測定値の数が減少してしまう。このタ
ッチ位置の測定値の減少により、成る位置から別の位置
までの指の移動経路を正確に測定することが困難となり
得る。即ち、指の移動経路を正確に測定するには、移動
経路に沿って測定される各タッチ位置の取り込みサンプ
ルの数を減少して測定されるタッチ位置の数を増加する
ことが望ましい。従って、タッチ位置の移動速度にかか
わらず、タッチ位置の測定の際に平均化するサンプル数
を単純に増加するという方法には重大な欠点が存在する
ことになる。
[発明の目的] 従って、本発明の目的は、タッチ感応表面上のタッチ位
置が移動した場合でも最適な測定精度及び信頼性を得ら
れるタッチ位置測定方法及びタッチパネル装置を提供す
ることである。
本発明の他の目的は、タッチ感応表面上のタッチ位置が
静止している場合、タッチパネル装置ノ動作中に発生す
るノイズの影響を最少にしタッチ位置測定方法及びタッ
チパネル装置を提供することである。
[発明の概要コ 本発明のタッチパネル装置は人間の指等でタッチパネル
のタッチ感応表面上のどこにタッチしてもそのタッチを
検出する。このタッチ感応表面上のタッチ位置は典型的
には針によって正確にタッチしたものとしてX−Y座標
系により決められる。
このタッチ位置は、交流電圧パネル走査信号をタッチ感
応表面に選択的に印加し、それから発生するタッチ信号
(即ち電流)により決定される。
−走査方法によれば、これらパネル走査信号はタッチ感
応表面の第1辺から反対側の第2辺まで第1方向に交流
電圧勾配を形成するように印加される。このように走査
され、使用者がタッチ感応表面にタッチすると、第1タ
ツチ電流が使用者を介して流れ、検出される。更に、共
通の交流電圧パネル走査信号がタッチ感応表面の第1及
び第2辺の両辺に同時に印加されると、インピーダンス
・タッチ電流が使用者を介して流れ、検出される。
この第1方向に関するタッチ位置が検出された第1及び
インピーダンス・タッチ電流により決められる。また、
交流電圧走査パネル信号がタッチ感応表面の第3辺から
第4辺まで第2方向に交流電圧勾配を形成するように印
加される。パネルがタッチされると、第2タツチ電流が
流れ、検出される。一般に、第1&び第2方回は互いに
iK交していて、X−Y座標系に対応している。それか
ら、タッチ位置は第1.第2.及びインピーダンス・タ
ッチ電流によりこのX−Y座標系に対して決められる。
他の過当な走査法を採用してもよい。
本発明によれば、タッチ信号は、タッチ感応表面上のタ
ッチ位置から次のタッチ位置までの移動速度の変化量に
応じてフィルタリングされる。より具体的に言えば、タ
ッチ信号の低域通過フィルタによる遮断領域は、タッチ
の移動速度が減少するにつれて拡大する。本発明の実施
例によれば、プロセッサがタッチの移動速度に応じてタ
ッチ位置のデータをデジタル的にフィルタ処理して修正
することにより、この可変フィルタ処理、即ち適応フィ
ルタ処理が実行される。また、本発明によれば、タッチ
位置を測定する為に平均化される夕・。
子信号のサンプル数は、この適応フィルタ処理を施す為
に変更される。この方法では、平均化されるサンプル数
は、タッチの移動速度が減少するにつれて増加する。本
発明の他の実施例では、この移動速度の変化に応じてタ
ッチ信号のフィルタ処理を調整する為に、プロセッサは
、可変アナログ・フィルタを制御する。
タッチ位置は使用者の指と同様に導電性のスタイラスで
タッチされても求めることができる。また、手袋をして
タッチした場合でも手袋が導電性物質であるか、或いは
導電性でなくとも充分に薄くてパネル走査信号の周波数
で容量性タッチ電流を測定できれば、正確にタッチ位置
を求められる。
このようなタッチ電流を生じさせるようなものであれば
、他の方法でタッチしてもよい、ここに述べたように、
手袋をした指とかスタイラスとかによるタッチは、タッ
チ電流を生じさせるような物に国定されると理解された
い。
〔実施例〕
肝炎 第1図に示すように一本発明の夕・ノチバネル装置は表
示画面(14)を有する表示装置(12)を具えている
0図の表示装置はCRTコンビ二−タ端末装置を含むの
で、表示画面(14)はCRTの表面を含んでいる。光
学的に透明なタッチパネル(16)が画面(14)に重
ねられているので、タッチパネル(16)を等価して画
面(14)を見ることができる。これは光学的透明とい
うことであり、画面(14)上の画像がタッチパネル(
16)を介して見えるということである。他の応用例で
は表示装置(12)を削除する0例えば、質問及び回答
シートのような情報を含んだ一枚の用紙をタッチパネル
(16)の下に置き、この質問及び回答シート−に関す
るデータを入力するのにタッチパネル(16)を利用し
てもよい、別の応用例では、タッチパネル(16)は透
明でなくてもよい0例えば、タッチパネル(16)を単
にデータ人カバソドとして用い、タッチした位置によっ
てコンピュータ或いは他の装置にデータを入力してもよ
い。
タッチパネル(16)はガラス或いは他の光学的通過性
物質の基板を含み、その基板の外側表面上には導電性波
ff1(18)を被着している。被ri(18)はタッ
チ・パネルを施して表示画面(14)全体を覆ってもよ
く、或いは画面の一部のみを覆って、そこに使用者の選
択項目(メニュ)を表示するようにしてもよい。
第2図に概要を示しているように、(詳細11に述する
)被1(18’)は、複数の電気的コンタクト或いは電
極(この場合20個のA乃至′「のコンタクト)を有す
るタッチ感応表面を含んでいる。これらのコンタクトの
第1組(22) 、叩ちP乃至Tのコンタクトはタッチ
感応表面(18)の1辺に1列に配置している。コンタ
クトの第2組(24) 、即ちF乃至Jのコンタクトは
第1組(22)の対向する辺に1列に配置している。つ
まり、第1及び第2組(22)及び(24)はタッチ感
応表面(18)の第1方向の両端に夫々位置する離れた
列を形成している。コンタクトの第3組(28)、即ち
に乃至0のコンタクトはタッチ感応表面(18)の下側
(第3)辺に1列に配置している。また、コンタクトの
第4組(26) 、部ちA乃至Eのコンタクトはこの面
の上側(第4)辺に1列に配置している。
従って、第3及び第4組(28)及び(26)はタッチ
感応表面の第2方向の両端に互いに離れて位置している
。これらコンタクトは約0.2平方インチの空気乾燥し
た銀接触塗料スポットであってもよい、各コンタクトに
は電気的接触を容易にするため導線が接続されている。
歪を軽減する為、コンタクトとの接続部分、付近の各導
線の一部はエポキシ樹脂などでタッチパネル基板の縁に
固定してもよい。
この構成では、コンタクトの第1及び第2組(22)及
び(24)は、タッチパネルの水平方向0対向する両端
に離れて位置している。別のコンタクトの組(26)及
び(28)はタッチパネルの鉛直方向の対向する両端に
夫々離れて位置している。
コンタクトの各組は必ずしも1列に並んでいなくともよ
いが、各組が夫々直線上にあり、且つ第1及び第2方向
が互いに垂直で゛あれば、コンタクトにより基準座標系
が定義される。タッチ位置はこの座標系に従って、以下
に説明する回路により求められる。更に、タッチ・パネ
ルを固定し、校正しておけば、コンタクトは画面(14
)に関して既知の位置にある。従って、タッチ感応表面
(18)上でのタッチ位置を求めれば、これに対応する
画面(14)上での位置を求めることができる0本発明
はこの特定のコンタクトの構成に限定されるものではな
いことに留意されたい、また、タッチ感応表面の各辺に
設けたコンタクトの数は増減してもよい。
第2図のタッチ位置検出システムでは、タッチ感応表面
(18)上で2つの方向に関してタッチ位置を求めるの
に、対向するコンタクトの組のベア(22) 、  (
24)及び別のベア(26) 、  (28)の2つの
ベアを用いている。もし、■方向に関してのみタッチ位
置を求めるのなら、一方のベアのみが使用される。即ち
、コンタクトの組(22)及び(24)は第1  (X
)方向のタッチ位置を求めるのに用いられ、また、組(
26)及び(28)は第2(Y)方向のタッチ位置を求
めるのに用いられる。
また、第1図及び第2図を参照すると、関数発生器部ち
、可変周波数信号源(30)は出力端(36)に交流電
圧タッチパネル走査信号を出力する。パネル駆!l]増
幅器(38)はパネル走査信号を受け、この信号を増幅
し、出力端(40)に出力したその信号をタッチパネル
駆動変成器(44)の1次巻線(42)に供給する。こ
れは変成器の2次巻線(46)の両端、即ち信号プラス
(SIG+)出力端(48)及び信号マイナス(SIG
−)出力端(5o)間に交流電圧を発生させる。マルチ
プレクサ(叩ちスイッチ回路”)  (52)により、
2次巻線の出力端(48)及び(50)からのパネル走
査信号を、以下に説明するように、選択的にタッチパネ
ル・コンタクトの組に加える。これらパネル走査信号に
応じて、パネル出力タッチ信号(即ち、タッチ電流信号
)がタッチ感応表面がタッチされると変成器(44)の
中央タップ(54)に発生する。これらタッチ電流信号
は、パネル出力信号処理回路(56)で処理され、タッ
チ位置及び他の情報が求められる。
このパネル出力信号処理回路(56)では、中央タップ
(54)からのタッチ電流信号は線路(6o)を伝わり
、電流検出演算増幅器のようなタッチ電流構出!(62
)に送られる。この検出器(62)の出力は中央タップ
(54)からのタッチ電流信号に対応している。この検
出器(62)の出力は出力線(64)に出力され、フィ
ルタ(66)  (、第3B図)を介してアナログ・マ
ルチプライヤ(69)の1入力端(68)へ送られる。
可変周波数信号源(3o)の交流電圧基準出力は線路(
70)によって、マルチプライヤ基準回路(72)と接
続している。このマルチプライヤ基準回路(72)から
出力するマルチプライヤ基準電圧信号は、線路(74)
を伝わり−、アナログ・マルチプライヤ(69)の基準
入力端(76)に入力する。この基準電圧信号により、
アナログ・マルチプライヤ(69)の乗算とタッチ感応
表面(18)に入力する交流電圧信号とが同期する。
この乗算されたタッチ電流信号は線路(78)を経て増
幅器とフィルタ回路(8o)に送られる。この回路(8
0)の出力は線路(82)に出力し、積分回路タイミン
グ・スイッチ(84)を介して、これらの信号を積分す
る積分回路(86)に入力する。
この積分回路タイミング・スイッチ(84)は積分タイ
ミング信号(INT)に応じて、積分期間中に閉じる。
この積分タイミング信号(「マ〒)は後述するように発
生し、積分タイミング入力端子(88)に入力する。こ
のスイッチ(84)が閉じると、積分回路(86)に送
られた信号が、そこで積分される。積分回路(86)は
互いに並列な積分コンデンサ(90)及び増幅器(92
)を含んでいる。
これらに加えて、積分コンデンサ放電スイッチ(94)
も内蔵し、このスイッチは線路(96)の放電信号(m
)に応じて選択的に積分コンデンサ(90)を放電させ
る。この放電信号(DIS)、(即ち積分回路の零化信
号)の発生については後述する。この積分されたタッチ
電流信号は線路(98)を経て、信号をデジタル化する
アナログ・デジタル変換器回路即ちADC(100)に
入力する。このデジタル化された信号はデータ・バス(
102) 、  (104)を経テ、MPU(108)
のデータ人力1fl(106)ニ送られル、 MP U
 (108)は他の処理の合間に、タッチ電流信号から
タッチ位置及び他の所望の情報を計算する。
動的フィルタ、即ち可変周波数低域通過フィルタ(85
)を、増幅器及びフィルタ回路(80)と積分回路(8
6)の間に挿入し得る。この実施例の記載の中で適応フ
ィルタ処理に関連して後述するように、動的フィルタ(
85)は、タッチ位置の変化速度を表す変化量に応じて
タッチ電流の信号をフィルタ処理する為に用いられる。
この動的フィルタ(85)は、使用する場合には、変圧
器の中央タップ(54)と積分回路(86)の間のどこ
か適当な位置に配置しても良い。線路(87)上のフィ
ルタ制御信号は、動的フィルタ(85)のフィルタ処理
の制御するが、この信号の発生に関しては後述する。
MPU(108)は、バス(104) 、  (110
)、並列出力ラッチ(112)及びバス(113)を介
してコンピュータ(114)と接続している。このコン
ピュータ(114”)は線路(116)により表示端末
装置(12)と接続している。このように接続したこと
により、コンピュータ(114)を用いて選択した情報
を画面(14)上に表示させることができる。また、コ
ンピュータ(114’)により、タッチ位置に応じて表
示情報をソフトウェアに従って・変更してもよい、この
ように、所望の応用に適合するように従来の手法により
実現できる。MPU(108)はバス(118)によっ
て周知のR5232型通信インターフェース回路(12
0)にも接続している。これによって、タッチパネルで
遠方のデータ処理局と通信回線を介して通信できる。こ
のインターフェース回路(120)には典型的な例とし
て直列データ出力fi(122)を設けている。
MPU(108)からの制御信号はMO及びMl出力端
から夫々線路(124)及び(126)を経てマルチプ
レクサ(52)へ送られる。これらの制御信号により、
マルチプレクサ(52)はパネル走査信号をコンタクト
の所望の組へと接続する。このようにして、タッチ位置
を決めるタッチ電流信号が発生する。典型的な走査方法
については後述する。
第1図のパネル出力信号処理回路(56)はデコーダ・
デマルチプレクサ(130)も含んでいる。
デコーダ・デマルチプレクサ(130)はMPU(10
8)からの線路(132) 、  (134)及び(1
36)の入力信号をデコードし、それに応じて、タッチ
パネル回路の種々の機能を制御する信号を出力する6例
えば、デコーダ・デマルチプレクサ(130)は線路(
88)に積分タイミング信号(INT)を出力する。こ
の信号を受けるとスイッチ(84)が閉じて、タッチ位
置の決定が必要になるとタッチ電流信号の積分が始まる
。この積分はINT信号のパルス幅の期間続く、デコー
ダ・デマルチプレクサ(130)は線路(96)に積分
コンデンサ放電信号(丁TT)も出力する。この信号に
よりスイッチ(94)が閉じて、積分コンデンサ(90
)は各連続的な積分の前に放電される。 MPU (1
0B)は信号源(30)の基準出力から出た線路(14
0)上の同期信号を受ける同期入力端を有する。従って
、積分はパネル走査信号のタッチ感応表面(18)への
印加と同期している。デコーダ・デマルチプレクサ(1
30)は線路(142)でADC(100)にも接続し
ている。 ADC(100)は積分されたタッチ信号を
デジタル変換した信号をMPtJ(108)に送る・更
に、デコーダ(130)は、線路(87)を介して動的
フィルタ(85)に送られるフィルタ制御信号(FIL
T、)を発生する。このフィルタ制御信号により動的フ
ィルタ(85)は、夕・シチ感応表面上のタッチ位置の
動きに応じてタッチ信号のフィルタ処理を制御する。
ADC(100)が所望の範囲内の値の出力を発生すれ
ばより正確なタッチ電流及びタッチ位置の決定が行える
。もしこれが小さすぎると、タッチ電流の小さな変動が
見のがされ、スプリアス信号の影響がより大きくなる。
もし大きすぎればADC(100)はオーバーフローし
て、不正確なタッチ電流信号の指示を与える。このよう
な可能性を最小にする為、MPLI(108)はADC
(100)の出力値を監視している。この値が所望の範
囲外のとき、MPU(108)はデコーダ・デマルチプ
レクサ(130)に送る積分タイミング制御信号のパル
ス幅を調整する。これに応じてlN′r’信号のパルス
幅、即ち積分期間が調整され、ADC(100)の出力
が所望のレベルまで戻される。これによって、広範囲に
タッチ電流が変化するように条件が広範囲に変化しても
、容易にこのパネル装置を使用できる。 (Jllえば
、タッチ感応表面(1B)へのタッチがスタイラスの使
用によるものとか、指や他自動零化回路(150)はタ
ッチ感応表面がタッチされない時、変成器(44)の中
央タップ(S4)のタッチ電流信号を0にするように調
整する。この零化後、中央タップ(54)に電流が存在
すると、(少くともノイズ闇値レベル以上の電流がある
と)、それはタッチ感応表面がタッチされたことを指示
する。一般に自動零化回路(150)は、タッチされな
い状況下では中央タップ(54)に自動的に適当なオフ
セット電流を供給し、その中央タップの電流を全て打ち
消して0にする。
これを実行する為、第1図の自動零化回路では、実質的
な静電容量性負荷をパネル走査出力の1つ(この場合、
線路152を介してSIG+出力端(4B))に選択的
に接続している。自動零化回路(150)はMPU(1
08)からバス(104)及び(154)を介して入力
する零化信号に応答する。
自動零化回路(150)によりSIG+出力端(48)
と接続された実質的静電容量性負荷の値は零化信号に応
じて変化し、それによって零化動作に影響する。典型的
に、オフセット零化コンデンサ(158)が5IG−パ
ネル走査出力端(50)と接続し、中央タップ(54)
に自動零化回路から供給されるオフセント電流と逆の方
向に初期オフセット電流を供給する。その結果、自動零
化回路(150)によりSIG+パネル走査出力端(4
8)に静電容量が加えられると、コンデンサ(158)
から流れる初期オフセット電流とイtの周辺信号とが釣
り合う。
別のオフセット・コンデンサ(16B)がスイッチ(1
70)により選択的に5IG−パネル走査出力1(50
)に接続される。スイッチ(170)はマルチプレクサ
(52)から線路(172)に出力する信号に応じて、
インピーダンス・タッチ電流の決定中に閉じられる。コ
ンデンサ(15B)及び(16B)が両方共この回路に
接続されると、インピーダンス・タッチ電流の決定中に
生じる典型的な電流漏れがより大きくなるので、初期オ
フセット電流はより大きくなる。
第1図のパネル出力信号処理回路(56)は、自動周波
数制御手段も含んでいる。これはタッチパネル装置が使
用されている環境での、CRT水平−フライバック信号
のような一定周波数の混信スペクトルによって影響を受
けないレベルまでパネル走査信号の周波数を変化させる
ためのものである。
ここで用いた「一定周波数の混信スペクトル」とは、タ
ッチパネル装置と併用する装置によって典型的に発生す
る周期信号及びそれらの高調波信号を言う、この用語は
CRT表示装置の変動する多重水平フライバック信号の
ように、ある時間一定で、その後別の一定値に変化する
ような信号も含んでいる。これは、またタッチパネル装
置のパネル励起周波数の調整可能速度より遅い速度で変
化する周辺ノイズ信号も含んでいる。タッチパネル装置
をこのような一定周波数混信スベクトルの周波数付近で
動作させると、タッチ位デの決定を著しく損ない、場合
によっては決定したタッチ位置が全く信頼性を欠くもの
になる。
第1図の構成に於て、信号源(30)は可変周波数信号
発生器を内蔵している。この信号源(30)は周波数制
御入力端(17B)を有し、ここに入力する周波数制御
信号に応じて可変の交流電圧出力信号を線路(36) 
、  <70)に出力する手段を内蔵している。 MP
U (108)の制御により、自動周波数制御回路(1
78)は周波数制御信号を出力し、周波数制御入力端(
176)に線路(180)を介して送る。より具体的に
はMPU(108)が周波数調整を必要と判断した時点
で、デジタル周波数制御信号がバス(104)及び(1
82)を経て自動周波数制御回路(178)へ送られる
。デジタル・アナログ変換B(DAC)(184)はデ
コーダ・デマルチプレクサ(130)からの線路<18
6)の信号に応じて、バス([12)から入力した周波
数制御信号を自動周波数制御回路に伝える。典型的には
、周波数の調整は零化調整の頻度が高(なり過ぎた時、
零化調整の頻度を減少させるレベルまで動作周波数を変
化させる目的で行われる。MPU(108)はこの周波
数の変化方向(増加又は減少)も予め定める。
第1図のタッチ・パネル装置は過大なタッチ電流からパ
ネル出力信号処理回路(56)及びタッチ感応表面(1
8)を保護するという特徴もある。具一体的に、MPU
(108)はタッチ電流が最大安全闇値を越え、積分回
路(86)がその信号を最小積分期間積分していること
を判断していると仮定する。この場合、MPU(108
)により、デコーダ・デマルチプレクサ(130)は線
路(190)のOSC,EN、出力を打ち切る。これに
よりスイッチ(192)が閉じて、信号#(30)のデ
ィセーブル・入力端(194)を接地する。こうなると
、信号源(30)の出力は停止し、タッチ感応表面(1
8)へのパネル走査信号は遮断される。保護の為に、M
PU(108)のMO及びM1出力は、SIG+及び5
IG−パネル走査出力端とタッチ感応表面との間の接続
を断ち切るようにマルチプレクサ(52)を制御するデ
ジタル論理レベルに変化する。
手動制御スイッチ(198)が制御線路(200)によ
りMPU(108)と接続している。詳細は後述するが
、スイッチ(198)の設定により、タッチ位置信号を
並列出力端(113)に送るか或いは直列データ出力!
(122)に送るかというような処理パラメータが選択
される。
パ゛ル  ゛ び −チ)の? より詳細に後述する通り、MPU(108)はマルチプ
レクサ(52)を制御して、所定の方法でタッチ感応表
面(18)の辺に変成器(44)のSIG+及び5IG
−出力端(48)及び(50)を夫々接続する。この結
果性じるタッチ電流信号によりタッチ位置及び他の情報
が決められる。
走査方法の第1の具体例として第2図を参照し、タッチ
感応表面がタッチされずに零化回路(150)によりタ
ッチ電流が0に調整されていると仮定する。また、X−
Y座標系の原点をタッチ感応表面(18)の中心に設定
したものとする。点Pがタッチされたとすると、この点
の位置は第2図のX及びY座標で与えられる。(ここで
は、時々Xp。
Ypと表わす。) この第1走査方法の第1モードでは、5IG−出力端(
50)がコンタクトの組(22)と、SIG+出力L4
(48)はコンタクトの組(24)と夫々接続している
。その上、他のコンタクトの組(26)及び(28)は
(その必要性は特にないが)開路に−なっている。この
モードでは交流電圧勾配がタッチ感応表面(18)の第
1方向く即ち、X方向)に形成される。この場合では、
第1方向は水平方向でX軸を含んでいる。後述するよう
に、マルチプライヤ(69)の乗算及びフィルタ通過後
、第1(X)方向のタッチ電流は次式で表わされる。
この方程式で、ixは上述の結果によるタフ・千電流で
第1  (fflちX)タッチ電流を表わす。また、■
は変成器の中央タップ(54)の仮想接地に対する2次
巻線出力端(48)の電圧である。Ztは使用者がタッ
チ感応表面にタッチした時この回路に加えられるインピ
ーダンスであり、Kxは定数である。また、V/Ztは
使用者のタッチによって流れるインピーダンス・タッチ
電流に相当している。Xはタッチ位置のX座標である。
第1走査方法の第2モードでは、SIG+出力端(48
)はタッチ感応表面の第1及び第2辺(22)(24)
の少くとも一方、典型的には同時に両方と接続する。こ
れにより一様な交流電圧が第1 (×)方向に形成され
る。このモードでは中央タンプ(54)のどのタッチ電
流も使用者を介して流れるインピーダンス・タッチ電流
に相当する6乗算及びフィルタ通過後のインピーダンス
・タッチ電流は次式で表わされる。
インピーダンス電流走査モードの他の方法としては、パ
ネル走査出力端の一方(即ち、SIG+出力端)をタッ
チ感応表面の1辺だけと接続したり、隣接する2辺と接
続したり、4辺全部と接続したりする。
上記2つの方程式を連立して解けば、Xタッチ位置は次
式で与えられる。
z Kx K z / K xを求める為に、タッチ感応表面(1
8)の既知のχ位置にタッチする0例えば、4隅、即ち
X座標の右端及び左端にタッチする。複数の既知のX座
標を上記(C1式に代入して、その結果を平均すればK
 2 / K XO値が求められる。一旦KZ/KxO
値が求まれば、未知のXタッチ位置は第1及びインピー
ダンスタッチ電流信号から上記方程式を使って計算でき
る。
2次元のタッチ情報が望ましい場合には、第1走査方法
を第3モードにする。第3モードでは、SIG+出力端
(48)はタッチ感応表面(18)の上辺(26)と接
続し、5IG−出力端(50)は底辺(28)と接続す
る。これにより交流電圧勾配がタッチ感応表面(18)
の第2(即ちY)方向に形成される0乗算及びフィルタ
通過後の第2 (Y)タッチ電流信号iyは次式で表わ
せる。
この方程式でYはYタッチ位置、KyはKxと同様に決
まる定数である。第1図ではKx、Ky及びKzは夫々
略1に等しい、従って、これら定数を求める必要がない
、方程式(b)及び(dlを連立して解けば、Yタッチ
位置は次式で与えられる。
jz K)’ この方程式で、K z / K yはK z / K 
xと同様に決まる定数である。
以上述べた3つのモードでタッチ感応表面(18)を走
査して得たタッチ電流信号から、タッチ位置PのX及び
X座標が求められる。所定の回数走査サイクルを繰返し
て、その結果を総合、(即ち平均)してタッチ位置を正
確に求めることができる。
しかし、精度は及ばないが、多くの応用例では、複数の
結果を平均しなくても十分な精度でタッチ位置を求める
ことができる0種々のモード間の切換えはMPU(10
B)からの信号MO及びMlの制御により、マルチプレ
クサ(52)が実行する。
タッチパネル(16)上のタッチ位置より、コンピュー
タ(114)は表示端末(12)に表示されたほどの情
報項目を使用者が選択したかを確認する。
それから表示端末は周知の方法で使用者の選択に応答す
る。
タッチ位置の決定に加えて、生じたタッチ電流から付加
的情報が得られる0例えば、X及びX座標を連続して計
算し、その上インピーダンス・タッチ電流izも監視し
た場合がある。X及びYが不変で12だけが変化すれば
、これは使用者がタッチ感応表面の特定の位置をタッチ
し続け、単にタッチの仕方が変ったという事を示す0例
えば、これは使用者がタッチ位置をより強く押えている
場合かも知れない、この場合にはタッチ感応表面のタッ
チされている面積が変化する。この結果生じるインピー
ダンス・タッチ電流の変化は付加的機能を制御する為コ
ンピュータ(114)が使用できる0例えば、タッチ画
面が同じ位置で単により強く押されただけなら、インピ
ーダンス・タッチ電流の変化は検出され、それはタッチ
位置で決まるデータ上で動作する特性のサブルーチンを
呼び出すのに用いられる。
所望のX及びYタッチ電流及びインピーダンス・タッチ
電流を与える他の走査方法を以下に説明する。この第2
の走査方法では前述した3つのモードの代りに、4つの
モードでタッチ感応表面を走査する。第2図に於て、こ
の走査方法によればタッチ位置の点PはXs 、X2 
、Yz 、Ylの4つで記述される。卯ち、タッチ感応
表面のX方向の両端間の距離は既知で、それがXl及び
X2の和に等しい、また、Xlは第2図のパネルの左辺
から点Pまでの水平距離で定義され、他方X2はパネル
の右辺から点Pまでの水平距離で定義される。また、こ
のパネルのY方向の両端の距離は既知で、それはYl及
びYlの和に等しい、Yt及びYlは夫々タッチ感応表
面の底辺及び上辺から点Pまでの距離として定義される
この第2走査方法の第1モードでは、マルチプレクサ(
52)によりSIG+出力端(48)はタッチ感応表面
(18)の右辺と接続し、中央タップ(54)はタッチ
感応表面(18)の左辺と接続している。これによって
、タッチ感応表面のX方向に右端から左端へと交流電圧
勾配が形成される。タッチ感応表面(18)がタッチさ
れない時零化回路によってタッチ電流は0に調整され、
またタッチ電流の乗算及びフィルタ通過も行われたもの
と仮定する。これらの条件で、中央タップの第1タツチ
電流ixxは次式で与えられる。
また、第2モードの時、SIG+出力端(48)及び中
央タップ(54)は夫々タッチ感応表面の左辺及び右辺
に接続される。これによってタッチ感応表面のX方向に
今度は左端から右端へ交流電圧勾配が形成される。この
場合の第2タツチ電流ix2は次式で与えられる。
X1+X2  Zt 方程式(fl及び(幻を加算すれば、インピーダンス・
タッチ電流izxは次式で与えられる。
結局、方程式+fl及びfh)より、タッチ位置の点P
OX軸位置x1は次式で与えられる。
以上の方程式でKxは定数で、タッチ感応表面(18)
の既知の位置にタッチして前述したのと同様の方法で求
めることができる。
また、前述の通り、XlとXlの和は既知である。従っ
て上記2渕定の結果からタッチ位置(点P)のX軸位置
情報は計算でき、また、インピーダンス・タッチ電流1
3に関する変化の情報も得られる。
Y軸についての位置情報は以下の方法で求められる。こ
の第2走査方法の第3モードに於て、SIG+出力端(
48)及び中央タップ(54)は夫々タッチ感応表面(
18)の上辺及び底辺と接続する。その結果、第3タツ
チ電流iy1は次式で与えられる。
第4モードでは、SIG+出力端(48)及び中央タッ
プ(54)は夫々タッチ感応表面(18)の底辺及び上
辺と接続する。この結果、第4タツチ電流i ytは次
式で与えられる。
方程式(」)及び(klを加算すれば、インピーダンス
・タッチ電流izyは次式で与えられる。
■ 更に、方程式(1)及び(11より、Ylは次式で与え
られる。
上述のように、Yl及びY2の和は既知であり、また定
数Kyは定数KXと同様にして求めることができる。よ
って、Xl及びYlはタッチ電流から求めることができ
、またインピーダンス・タッチ電流の変化も自在に監視
できる。
当業者には明らかなように、タッチ感応表面に交流電圧
勾配を形成する他の走査方法及びモードを採用すること
により、所望の位置情報を求め得るようなタッチ電流信
号を発生させることが可能である。
タッチ・パネルの ゛ 再び第2図を参照して、タッチ・パネル(16)の全面
領域を覆うタッチ感応表面(18)はタッチ位置決定回
路と接続され、使用者のタッチを検出するのに用いられ
る。前述のように、タッチ・パネル(16)は導電性フ
ィルムでタッチ感応表面を被覆した基板を臭えている。
このようなフィルムの好適な一例は、面固有抵抗が20
0Ω/面、52On+++の波長の光透過率が85%の
インジウム・スズ酸化物である。このようなフィルムで
被覆した基板は、カリフォルニア州すンタ・ローザのオ
プティカル・コーティング・ラボラトリ社から市販され
ている、このフィルムの面固有抵抗はそれ程厳密でな(
ともよく、50〜2000Ω/面かそれ以上でも好適で
ある0面固有抵抗200Ω/面より相当低い場合には特
別に低抵抗スイッチを必要とし、比較的大電力を消費す
ることになるかも知れない。
この基板は特定の形状に限定されるものではない、従っ
て、画面(14)に適合するように、円形、凹面、球面
、曲面、平面等どんな面でもよい、また、この基板は光
学的に透明であれば種々の好適材料ものでもよい。背景
からの反射光による眩しさを低減する為、基板は市販の
防眩ガラスのものでもよい、このガラスも平面或いは表
示画面の曲面に合うような曲面であってもよい、このよ
うな基板の販売元の1つはウェスト・バージニア州チャ
ールスバーグのイーグル・コンベックス・グラス社であ
る。
前述のように、どのようなコンタクト配置構造を採用す
るかは上述の例に応じて種々変更し得る。
勿論、具体的なマルチフラクサ(即ちスイッチ回路) 
 (52)は選択したコンタクト配置構造に応じて変わ
る。一般に、比較的一様な交流電圧勾配を所望の方向に
タッチ感応表面上に容易に形成し得るものならどんなコ
ンタクト配置構造を採用してもよい。
タッチパネル駆動回路 交流電圧信号を発生し、タッチ感応表面(18)に印加
する回路の詳細は第3図に示している。
もっと具体的に述べると、図の構成に於て、信号源(3
0)はエグザ・カンパニー〇XR8038A 型集積回
路信号源で代表される周知の正弦波信号源を含み、第3
図のように周知の方法で接続されている。信号源(30
)は正弦波出力をビン2、即ち出力!(36)に出力す
る。決定的条件ではないが、この信号発生器の典型的出
力信号の周波数は15〜300KHz (好適値200
KHz)である、理由は後述するが、この周波数はタッ
チ処理回路によって自動的に調整される。この信号源(
30)は矩形基準信号もピン9 (出力端(70) )
 に出力する。この基準信号により同期信号(OSC,
5YNCH,)が線路(140)に出力され、またマル
チプライヤ基準回路(72)を経て、この基準電圧信号
がアナログ・マルチプライヤ(69)に送られる。
図のパネル駆動増幅器(38)は演算増幅器(210)
及びディスクリート型ブシュ・プル・フォロア回路(2
12)を含んでいる。パネル駆動増幅器(38)の出力
は線路(40)により1μFのセラミック製DC遮断コ
ンデンサ(213)を介して変成器(44)の1次巻線
(42)と接続している。コンデンサ(213)は直流
電流によって変成器(44)が飽和−するのを防止する
。典型的に、信号源(30)及び駆動増幅回路(38)
により変成器(44)は2次巻線の出力端(48)及び
(50)間に最高最低(ピーク・トウ・ピーク)il圧
値で約12Vの電圧を出力する。この変成器は1次対2
次の電圧比が1対1のものを用いているので、同じ電圧
が1次巻線(42)の入力端間に供給されている。
好適実施例では変成器(44)は環状(トロイダル)コ
アを有する。この変成器(44)によって、タッチ感応
表面(18)を駆動する電流と信号源(30)の出力す
る電流とがF?Jtiされる。その結果、中央タップ(
54)に生じる電流はタッチ電流のみとなる。このよう
な変成器(44)の駆動構成により、パネル走査電流を
除いてタッチ電流のみを得る為の複雑な回路は不必要と
なる。
信号発生器(30)及び駆動増幅図¥!&(38)に好
適な抵抗器及びコンデンサは先の説明にはなかったが、
この実施例の最後の表1に記載している。
第2図のマルチプレクサ(52)はパネル走査信号をタ
ッチ感応表面に供給するスイッチ回路を含んでいる。こ
れらのパネル走査信号により、タッチ感応表面(18)
上に所望の方向で交流電圧勾配を形成する0図示したタ
ッチ・コンタクトの配置に関して、マルチプレクサ(5
2)は図のように相互接続した6つの2極双投CMOS
マナログ・スイッチ(260)乃至(270)及び状態
デコーダ回路(272>を含んでいる。具体例として、
スイッチ(260)乃至(270)はジー・イー・イン
ターシル社製lH3O45型スイツチを用いてもよく、
また状態デコーダ回路(272>は周知の74LSO2
型NORゲートの回路でもよい、SIG+出力fi(4
8)及び5rG−出力端(50)のパネル走査信号はマ
ルチプレクサ(52)の走査入力端に送られる。一般に
、スイッチ(260”)乃至(270)はMPU(10
8)から制御線路(124) 、  (126)を介し
て状態デコーダ回路(272’)に送られる制御信号M
O及びMlに応じて種々の状態に切換えられる。マルチ
プレクサ(52)のλ力/出カ線路(274)は第2図
に示したようにタッチ感応表面(18)のコンタクトA
乃至Tに夫々接続している。
論理状態“0”(MO)及び論理状態“1”(Ml)の
信号がMPU(108)から制御線路(124) 及ヒ
(126)に夫々出力されると、スイッチ回路は第1 
 (X)タッチ電流検出状態(X状!3)に入る。この
第1状態のとき、コンタクトの組(22)のP乃至Tは
電気的接続し、またコンタクトの組(24)のF乃至J
も電気的接続する。それに、コンタク)A乃至E及びに
乃至0は開路(オープン)になっている、また、この第
1状態のとき、SIG+出カ端(48)の出力はコンタ
クトの組(24)に印加し、5IG−出力端(50) 
(7)出力はコンタクトの組(22)に印加する。これ
らの条件下で、タッチ感応表面(18)の第1 (x)
方向に交流電圧勾配が形成される。
更に、制御線路(124)に出力したMO制御信号が論
理状態“1°で、制御線路(126)のM1制御信号が
論理状態“0゛のとき、マルチプレクサ(52)は第2
(Y)タッチ電流検出状態(Y状ri)となる、この第
2状態ではコンタクトの組(26)のA乃至Eは電気的
接続し、SIG+出力fi(48)からの信号が入力す
る。また、コンタクトの組(28)のに乃至0も電気的
接続し、5IG−出力端(50)からの信号が入力する
。コンタクトP乃至T及びF乃至Jは開路となっている
。この条件下で、タッチ感応表面(18)の上辺及び底
辺のコンタクト間に第2(Y)方向で交流電圧勾配が形
成される。
マルチプレクサ(52)はMO及びM1制御信号が共に
O°のとき、第3 (即ちインピーダンス)タッチ電流
検出状、l:i(Z状態)になる、この第3状態ではコ
ンタクトの組(22)及び(26)は夫々電気的接続し
、SIG+出力端(48)と接続する。
また、他のコンタクトの組(24)及び(2日)は開路
となっている。交流電圧がタッチ感応表面(18)の2
つの隣接する辺に同時に印加する。その結果、中央タッ
プ(54)に流れるタッチ電流は、タッチ感応表面が使
用者にタッチされた時発生するインピーダンス電流に直
接対応している。前述した型の付加的なCMOSアナロ
グ・スイッチを追加使用すれば、タッチ・パネルの総て
の辺に同時に間じ信号を加えることもできる。また、多
くの場合、インピーダンス電流は、タッチ感応表面の単
一の辺のみを駆動するだけでも検出することができる。
勿論、この辺によって形成したタッチ表面上の一様な交
流電界によって他の辺のコンタクトは刺激されている。
最後に、マルチプレクサ(52)はMO及びM1制御信
号が両方共“1′のとき、第4 (オフ)状態となる。
スイッチ(260)乃至(270)がオフ状態になると
、タッチ感応表面(18)へのパネル走査信号の印加が
遮断される。過大出力電流が検出されると、このオフ状
態に切換わるようにし得るので、これによりタッチ感応
表面及び回路は過大電流から保護される。また、回路を
保護する為に通常、スイッチ(260)乃至(270)
は、X。
Y、及びZ状態間の切換時及び回路のリセット時にはオ
フ状態に切換わる。
次の状態表は上述の4つの状態を示している。
この表で、英文字R,L、T及びBは状態デコーダ(2
72)の出力信号の論理状態を示し、夫々タッチ感応表
面(18)の4辺右辺、左辺、上辺及び底辺と対応して
いる。
1、 動作中、MPLI(108)はタッチ感応表面(18)
の走査を周期的に繰返している。各サイクルについてマ
ルチプレクサ(52)は次の順序で切換わる。
即ち、第3 (Z)−オフー第1 (X)−オフー第2
 (Y)−オフー第3 (Z)−オフ・・・の如くであ
る。過大電流に関するテストは通常Z状態中に実行され
、この状態切換順序に於ける各走査サイクルの開始及び
終了時点毎にチェックされる。
また、インピーダンス(Z)電流はX及びY軸上−の位
置を決めるのに用いられるので、X及びY電流の検出の
場合より高い周波数でZ電流を検出し直すことが望まし
い、勿論、他の走査方法を用いてもよい、この結果求め
たタッチ電流から、前述の方程式(a)乃至(e)を用
いてタッチ位置が決定される0通常、マルチプレクサ(
52)の3状態間の走査切換サイクルは比較的高速で、
30〜100OH2である。一般に、マルチプレクサ(
52)の切換周波数が遅くなればなる程、処理回路がタ
ッチ位置を決定するに要する時間は長くなる。
同様にして、適当なマルチプレクサにより、前述の方程
式(f)乃至(ホ)に関して説明したように、4つのタ
ッチ電流ixx、  ix2.  iys及びiyzを
発生させてもよい。
タッチ検出回路を駆動するのに変成器を用いたことによ
り回路構成が簡単になった上に他の利点もあるが、タッ
チ感応表面(18)に所望の交流電圧勾配を形成するの
に別の回路を用いてもよい。
例えば、正弦波駆動信号出力端(40)を利得一定の反
転増幅器を介して5tC−出力端(50)に接続しても
よい、同時に駆動信号出力#(40)を直接SIG十出
力端(48)に接続してもよい、それから、SIG+及
びSIG〜出力端(4B) 、  (50)の差動電流
は差動電流検出器に入力し、処理されてタッチ位置が決
められる。更に、タッチ・パネルがタッチされない時及
び零化回路(150)により零化調整されている時には
、後述するようにこの差動電流は0になる。
付加的保護装置として、第2図のタッチ・パネル駆動信
号印加回路には、タッチ検出回路から高電圧を放電する
付加的手段を具えている。このような電圧は、例えば使
用者の静電気に起因して発生する。この手段は4組のク
ランプ・ダイオードから成り、1組は第2図で(280
)の番号を付して示している。これらの各組はタッチ感
応表面の各辺と夫々接続している0例えば、組(208
)はパネル上辺の中央コンタクトCと接続している。
同様に他の組もパネルの他の辺の中央のコンタクトと夫
々接続している0組(280)の第1ダイオード(28
2)はカソードをタッチ感応表面に、アノードを一12
VのDC電源に夫々接続し、第2ダイオード(284)
はアノードをタッチ感応表面に、カソードを+12Vの
DC電源に夫々接続している。
パネル上辺の電圧が+12V越えると、ダイオード(2
84)が順バイアスで導通し、この電圧を放電する。同
様に、この電圧か−・12Vより低くなると、ダイオー
ド(282)が導通してこの電圧を放電させる。従って
、タッチ感応表面の電圧は+12Vの範囲内の電圧に有
効に制限される。第1ツエナー・ダイオード(285)
はアノードを一12V ’i源に接読し、カソードを接
地している。第2ツエナー・ダイオード(286)はカ
ソードを+12V W源に接続し、アノードを接地して
いる。これらのツェナー・ダイオードのブレーク・ダウ
ン電圧は供給電圧より高く、例えば+18Vである。従
って、ダイオードの組(280)及び他のダイオードの
組を介して放電された電圧が電源の吸収し得る電圧を越
えても、その電圧はツェナー・ダイオードを介して接地
端に流れる。このような高電圧の保護以外にはこれらク
ランプ・ダイオード及びツェナー・・ダイオードは通常
のタッチ位置検出中に電流を余計に流すことはない、よ
って、この保護回路の漏れ電流によってタッチ位置決定
精度が影響されるということもない。
引き続き第2図を参照すると、第3 (Z)タッチ電流
検出中にオフセント・コンデンサ(16B)を5IG−
出力端(50)に接続する回路がある。
具体的に言えば、MO及びM1出力がダイオード(28
B) 、  (290)及び抵抗器(292)より成る
ワイヤードORゲートを介してスイッチ(170)に接
続している。スイッチ(170)は制御入力の状態が“
0”のとき閉じる周知の反転スイッチである。このスイ
ッチ(170)が閉じるのは、MO及びM1制御入力が
共に0゛、且つパネルが第3(Z)状態、即ちインピー
ダンス電流検出状態のときである。このオフセット・コ
ンデンサ(168)の機能については、自動零化回路(
150)に関連して後述する。
パネル  量 八 回 再び第3図に戻り、電流検出器(62)は電流・電圧変
換器としての演算増幅器を含み、この増幅器の反転入力
端は変成器(44)の中央タップ(54)と接続してい
る。また非反転入力端は接地している。この電流検出増
幅器(62)の再入力端間に並列且つ逆方向に1対のダ
イオードを接続している。
これらのダイオードにより、この増偏器(62)は過大
電流及び電圧から保護される。220Ωの帰還抵抗器(
302)が増幅器(62)の出力端(64)及び反転入
力端間に接続している0以上の結線の結果、増@器(6
2)の出力端(64)の電圧は、変成器の中央タップ(
54)に流れる電流、即ち第1(X)、第2 (Y) 
、及び第3(Z)の各タッチ電流に夫々対応している。
これらのタッチ電流信号はフィルタ回路(66)を通っ
てアナログ・マルチプライヤ(69)の入力端(68)
に送られる。フィルタ(66)は受動型高域通過フィル
タである。
このフィルタ(66)には、1000ρFのDC遮断コ
ンデンサ(304)及びアナログ・マルチプライヤ入力
端(68)及び接地間に接続した4、7にΩの抵抗器(
302)が含まれている。また、−12■電源も4.7
XΩの抵抗器(306)を介して入力端(68)に接続
している。
アナログ・マルチプライヤ(69)は信号源(30)の
出力端(70)から基準信号を受ける。出力端(70)
の信号は変成器(44)を駆動するのに用いる正弦波出
力端(36)の信号と90°位相のずれた矩形波である
。出力端(70)は4.7xΩの抵抗器(310)を介
して接続点(311)と接゛続し、ここからIOKΩの
抵抗器(312)を介して+12V電源に接続している
。接続点(311)はまた3、9にΩの抵抗器(314
’)を介して接地端にも接続している。
この回路によって、矩形波出力の電圧がTTLロジック
回路に適合する電圧まで分圧される。ダイオード(31
6”)により矩形波出力信号の負の半周期がクリップさ
れて切り取られる。この結果、OSC,5YNC)1.
出力端(140)の同期信号として正の半周期が残され
る。接続点(311)は1000pFのDC遮断コンデ
ンサ(318)及び1対のIOKΩの抵抗器(320)
 、  (322)を介してアナログ・マルチプライヤ
(69)の入力fi(76)に接続している。 150
pFのフィルタ用コンデンサ(324“)が抵抗器(3
20) 、  (322)間の接続点と接地間に接続し
ている。また、アナログ・マルチプライヤ(69)の入
力端(76)はIKΩの抵抗器(328)を介して接地
している。これらコ゛ン°デンサ及び抵抗器のフィルタ
を通過して、クリンプされた矩形波出力信号は基準周波
数信号としてアナログ・マルチプライヤに入力する。ア
ナログ・マルチプライヤ(69)にはモトローラ社のM
C1496型アナログ・マルチプライヤを用いてもよい
、この回路に第3B図に示すように接続されている周知
のバイアス抵抗器は表1.0中に示している。
後述するように、零化回路によって使用者がタッチして
いないとき、変成器の2次巻線の中央タップ(54)の
電圧は正確に0■になる。これは、たとえ検出回路がな
くても実行される。使用者がパネルにタッチすると電流
がある程度接地端に流れる。電荷保存則により、この電
流は変成器の中央タップのワイヤ(54)にも流れる。
この結果流れる中央タップの電流はパネル駆動周波数W
o(7)信号及び実質的ノイズ成分より成る。X、Y及
びZのタッチ・データは各電流信号の振幅の変化によっ
て表わされる。この振幅のデータのみに注目すればよい
ので、同期検出器は振幅変調したタッチ電流信号を復調
するのに使用し得る。アナログ・マルチプライヤ(69
)がこの同期検出の為に用いられ、ノイズの除去効果が
高まり、それによってより正確なタッチ位置の決定が行
える。復調する為に中央タップの電流信号は、信号tA
(30)の出力端(70)から送られた搬送信号と乗算
される。
数学的に示すと、第1 (×)タッチ電流)食出状態で
、タッチによって接地端に対して一定のインピーダンス
21が生じているものと仮定すると、次のような結果が
得られる。
X Vo cos WQ t これらの式は信号の処理中に打消される定数も含んでい
る。同様の式がY及びZのタッチ電流検出状態の場合に
も得られる。マルチプライヤの基準信号に対するタッチ
電流の位相のずれφが90”でなければ、COSφは0
にはならず、マルチプライヤの出力は有効なデータを与
える。タッチ電流は通常容量性であるが、信号源(3o
)の矩形波出力信号は正弦波出力信号から90°位相が
ずれているので、結局位相差φは0°に近く、正確な情
報が得られる。マルチプライヤの出力の増幅器及びフィ
ルタ回路(80)はVo cos 2wo tの項及び
ノイズの殆どを効果的に除去する低域通過フィルタを含
んでいる。この結果得られる信号は前述した方程式a、
  b及びdで夫々示したIX+13’及び12に対応
している。タッチ位置はこれらの信号を処理して決定さ
れる。
より具体的に言えば、アナログ・マルチプライヤ(69
)の出力ピン(9)は47にΩの抵抗器(346)を介
して演算増幅器(34B )の反転入力端に接続してい
る。アナログ・マルチプライヤ(69)の出力ピン(6
)は別の47にΩの抵抗器(350)を介して演算増幅
器(348)の非反転入力端に接続している。この増幅
器の非反転入力端は47にΩの抵抗器(352)を介し
て接地端にも接続している。また、47にΩの帰還抵抗
器(354)が増幅器(34B )の出力端及び反転入
力端間に接続している。更に、0.022μFのコンデ
ンサ(356) 、  (35B )が夫々出力ピン(
9)及び(6)と接地端との間に接続している。
21は広範囲に変化するので、出力端(82)の信号レ
ベルも相当大幅に変化する。出力端(82)のtx、i
y及びizの信号を単にデジタル・データに変換して前
述の方程式a、b及びdに従って分離するだけでは、得
られる精度は所謂丸めの誤差の為微小信号に対して低く
なってしまう、そうならないように、これらの信号は積
分され、夫−々txi×、ty iy及びtz izの
の値を得る。
この積分回数t×、ty、tzはMPU(108)によ
り積分値の大きさを制限範囲内で最大にし、誤差を最小
にするように制御される*  tX+  ty及びtz
!1−MPU (108)には既知なので、夫々異なる
積分回数がタッチ位置検出中にMPtJ(108)によ
って設定される。この積分操作により更にノイズを除去
し得る。
更に、タッチ信号に適応フィルタ処理を施す為に動的フ
ィルタ(85)を使用しても良い。後述するように、こ
のフィルタ処理はタッチ感応表面上をタッチが動く速さ
に応じて変化する。フィルタ(85)の代わりに、デジ
タル適用フィルタ技術を使用することも出来る。MPU
 (108)は、デコーダ(130)を介して動的フィ
ルタ(85)の処理を制御する。
再び第3B図に戻り、増幅器(348)の出力端(82
)は2.2にΩの抵抗器(360)を介して積分器スイ
ッチ(84)に接続している。論理rOJの保持信号(
INT)がMPU(108)によりデコーダ(130)
から線路(88)に入力していれば、スイッチ(84)
は閉じている。このとき、増幅器(34B)の出力端(
82)は積分コンデンサ(90)と接続している。出力
端(82)の信号は保持信号< rr’r’ >のパル
ス幅で決まる積分期間に積分ささる。積分コンデンサ(
90)は0.02μFのコンデンサで、積分増幅器(9
2)の反転入力端及び出力端(98)間に接続している
。増幅器(92)の非反転入力端は2.2にΩの抵抗器
(362”)を介して接地している。積分器放電スイッ
チ(94)と390Ωの放@電流制限抵抗器(364)
の直列回路が積分コンデンサ(90)と並列接続してい
る。MPU(108)の制御によりデコーダ(130)
からの線路(96)の論理状態“0”の信号(LrrT
)に応じてスイッチ(94)が閉じてコンデンサ(90
)を放電させる。この放電は積分の直前に行われる。積
分回路(86)の出力端(98)の信号は正或いは負の
アナログ電圧信号である。この出力信号は変成器(44
)の中央タップ(54)に発生したタッチ電流の積分ア
ナログ信号に相当する。
この積分回路出力端(98)は演算増幅器回路(366
)を介してADC(100)のデータ入力端ピン(6)
に接続している0回路(366’)により積分回路出力
端(98)の信号はADC(100)の入力範囲に合う
ようにレベル・シフト及び減衰される。
回路(366)も別のフィルタ段を含んでいる。1対の
ツェナー・ダイオード(38B )は抵抗器(380)
及び(386)間の接続点と接地間に接続している。
これらのダイオードによりこの接続点の電圧は約±6.
8■にクランプされ、演算増幅回路(366)に印加す
る電圧範囲が制限される。
ADC(100)はナショナル・セミコンダクタ社のA
DC100I型回路を用いてもよい、この回路の8本の
出力データ線路は線路(102)及び(104)により
、MPU(10B)のデータ人出力ピン(32)乃至(
39)に接続している。 ADC(100)のσ丁入力
ビン(1)は線路(142)を介してデコーダ(130
)と接続しており、ADC(100)は[了ピン(2)
、TKビン(3)及びr丁酉ピン(5)を有している。
周知のように、これらのピンはMPU(108)によっ
て制御され、積分サイクルが完了し、その積分したタッ
チ電流信号をデジタル化すると、このデジタル化された
タッチ電流データがMPLJ(108)に送られる。 
ADC(100)及び回路(366)に接続又は含まれ
ている抵抗器及びコンデンサの値は表1に載っている。
積分回路(86)からの負の出力値をデジタル化する際
に、2つの相補的方法を使用し得る。デジータル化され
た値の符号からタッチ位置の点Pがどの象限にあるかが
決められる0例えば、タッチ感応表面(18)の中央に
ぶ点を設定したX−Y座標系に於て、負のXタッチ電流
値はタッチ位置が原点より左側にあることを示している
。逆に、正のXタッチ電流値はタッチ位置が原点右側で
あることを示す、同様に、負のXタッチ電流値はタッチ
位置が原点より下側であることを示し、正のXタッチ電
流値はタッチ位置が原点より上側であることを示す。
MPU(108)によりマルチプレクサ(52)(第2
図)の状態を切換えて、上記積分サイクルが繰り返され
、連続的にデジタル化した第1 (χ)、第2(Y)及
びインピーダンス(Z)タッチ電流値が得られる。これ
らの値が処理されて、パネルのタッチ位置が求められる
図のMPU(108)はインテル社製プログラマブル8
751型EPRO?Iマイクロコントローラである。
また、デコーダ(130)は74LS138型デコ一ダ
/デマルチプレクサ回路を含んでいる。更に、通信−用
インターフェース(120)はナショナル・セミコンダ
クタ社、1Ds1489型クワッド・ライン・レシーバ
(Quad Line Receiver)及び051
488型クワフド・ライン・ドライバ(Quad Li
ne Driver)で構成してもよい0図の構成に於
て、MPU(10B)のピン(10)は直列入力ポート
を含み、ピン(9)は論理状態“1°でタッチ検出回路
をリセットするリセット入力端を含み、ピン(13)は
外部割込入力端を含んでいる。 MPtJ (10B)
の出力ピン(6)は送信要求信号を送るのに用いられ、
ピン(7)はデータ送信用送信可能信号線であり、ピン
(11)は直列データ出力線を含んでいる。これらのピ
ンを周知の方法で制御して、MPU(108)はインタ
ーフェース(120)を介して通信ネットワークとデー
タの送受信を行う、また、データを直列送受信すること
も可能である。並列出力ラッチ(112)は8本の並列
データ出力ピン及び対応する入力ピンを有する74LS
377型8D・フリップ・フロップでもよい、 MPU
 (108)はピン(11)でこのラッチ(112)を
制御する。また、ラッチ(112)のイネーブル入力ピ
ン(1)はMPU(108)の入出力ピン(8)と接続
している。 MPL+ (108)からのイネーブル信
号に応じて、ラッチ(112)から並列データが送信さ
れる。
制御スイッチ(198)はMPU(108)の入力ピン
(21)乃至(27)に接続した7つの出力端を有する
手動スイッチを含んでもよい、これらの出力端はスイッ
チの設定に応じて論理状態“1″又は“O″になる0通
常、この制御スイッチのピン(13)及び(14)の論
理状態によりタッチを検出するモードが決まる0例えば
、ピン(13)及び(14)が夫々“0”及び“1”な
らば、タッチ接触(on make )モードが指示さ
れる。このモードでは、タッチの最初の検出に応じてタ
ッチ位置データがラッチ(112)或いはインターフェ
ース(120)を介して送られる。また、これらの論理
状M、が夫々“1”及び°O”のときはタッチ解除(o
n break)モードが指示される。このモードでは
、例えば使用者がタッチ感応表面から指を離すというよ
うなタッチ位置の解除に応じてタッチ位置データが送ら
れる。更に、ピン(13)及び(14)の出力が共に“
O”のときは連続モードが指示される。このモードでは
、タッチ位置データが連続的に送られ、タッチ感応表面
上での使用者の指の動きが監視される。また、ピン(1
1)及び(12)の論理状態によって、並列出力ランチ
(112)か直列出力のどちらを用いるかが決まるほか
、通信出力の送信速度(ボー)も(例えば1200; 
9.600 ;19.200ボーのように)決まる。ピ
ン(9)及び(10)の論理状態により、これらのデー
タのパリティ(奇偶性)が決められる。最後に、ピン(
8)の状態により、データが8ビツトの2進形式か又は
別の形式で伝送されるかが決まる。スイッチ(198)
は実際にはどのような形式のものでもよく、信号処理の
際に指定されたパラメータを制御するときの必要に応じ
てより大きくしても又は小さくしてもよい。
最後に、MPU(108)のピン(1日)及び(19)
は夫々、33pFのコンデンサを介して、接地している
0両方のピンの間にMPU(108)の基準周波数の発
振器となる水晶発振器が接続されている。
また、タッチパネル回路(56)には多くの電源用デカ
ップリング(減結合)コンデンサ(例えばコンデンサ(
374) ”)が含まれている。
信号の積分やタッチ位置の決定をしたり、自動零化制御
及び自動周波数制御等を行うMPU(108)の動作に
ついては、第9図乃至第16図の流れ図を参照して後述
する。
1肱笠匿亘1 本発明の別の側面として、パネル出力信号処理回路は、
第1(X)、第2 (Y)及びインピーダンス(Z)タ
ッチ電流をOにする自動零化回路(150)を含んでい
る。零化の意味はタッチ感応表面(18)がタッチされ
ない時、中央タップ(54)のタッチ電流が効果的に相
殺されて0になるということである。この零化を行うこ
とにより、比較的微小なタッチ電流を発生するような、
例えば手袋をした指によるタッチの場合でも、そのタッ
チ電流をより正確且つ容易に検出し得る。即ち、タッチ
電流がタッチと関係なく中央タップ(54)に発生する
潜在的周囲電流信号に隠さhていることがない、従って
、本発明のタッチパネル装置はエレクトロルミネセンス
表示器も含んだ比較的ノイズの多い種々の環境でも広く
応用することができる。
一般に、オフセント電流即ち、零化電流は、非タッチ状
態の条件で変成器の中央タップ(54)に実質的に加え
られて、X、Y、及びZのタッチ電流を相殺してOにす
る。この零化電流の値はMPU(108)に制御され、
処理が続くにつれて自動的に調整される。零化回路の具
体例では、実質的な容量性負荷が零化回路によって、第
1及び第2パネル走査出力端(48) 、  (50)
の内の一方に接続される。この容量性負荷の静電容量は
MPU(10B)からの零化制御信号に応じて変化し、
それによって変成器の中央タップ(54)の電流信号を
零化する零化電流を変えている。
自動零化回路の一実施例を第3A図に示している。この
場合、零化回路(150)はランチ(390)のような
零化制御デバイスを含んでいる。タッチ(390’)は
並列出力ラッチ(112)と類似していて、MPU(1
08)のデータ・ピン(32)乃至(39)からバス(
154)を介して零化信号を受ける。クロック信号もM
PU(10B)からランチ(390)のピン(11)に
送られる。MPU(108)の制御によりデコーダ(1
30)から線路(156)を介してランチ(390)の
ピン+11に入力するイネーブル入力信号に応じて、デ
ジタル零化制御信号がラッチ(390)の入力端から出
力端に送られる。
流れ図に関連して後述するように、これは通常MPU(
108)がタッチ感応表面(18)がタッチされていな
いことを検出した時、及びX、Y及びZタッチ電流のど
れかが過大であることを検出時に起こることである。ラ
ッチ(390”)の出力端は1対のスイッチ回路(39
2)、  (394’)の制御ピン(1) 、 (81
、(9)及び(16)に図のように接続している。実施
例のスイッチ回路はGEインターシル社製DG211型
CMOS 4チヤンネル・アナログ・スイッチを含んで
いる。これらのスイッチ回路の出力ピン(3)、 (6
)、  (11)及び(14)は相互接続しており、線
路(152)によってパネル走査信号出力端の一方(例
えばSIG+出力端(48) )に接続している。これ
らのスイッチ回路の入力ピンは夫々コンデンサ・パンク
(396) 、  (398)のコンデンサに接続して
いる。SIG+パネル走査出力婦出力続される静電容量
の値はラッチ(390)の出力端の論理状態に応じて決
まる。もって具体的に言えば、スイッチ回路(392)
のピン+2)、 +7)、  (10)及び(15)は
夫々1pF、2pF、4pF及び89Fのコンデンサ群
(400)乃至(406)を介して接地している。同様
に、スイッチ(394)のピン+21 、 (71。
(10)及び(15)は夫々16pF、 32pF、 
64pF及び128pFのコンデンサ群(408’I乃
至(414)を介して接地している。コンデンサのこの
ような配置により、零化回路(150)によってSIG
+出力端(48)に加えられる容量性負荷の値を1pF
の分解能でO〜255pFまで可変できる。所望により
、スイッチ回路(392) 、  (394)及びラン
チ(390)をもって制御能力のある部品に変更して、
もっと大きなコンデンサ・バンク(396) 、  (
398)を用いて可変容量範囲を拡大してもよい。
特定のタッチ電流を最も有効に零化するようにSIG+
出力端(48)に与える容量性負荷を決めるのに種々の
方法を利用し得る。この零化の為の容量性負荷はX、Y
及びZタッチ電流の各測定状態に応じて決められるもの
と仮定する。この容量性負荷は通常非タッチ条件下でタ
ッチ感応表面に発生するタッチ電流が所定の零閾値を越
えない限り一定のままである。タッチ電流がこの零閾値
を越えると、そのタッチ電流の測定値が闇値以下になる
ように容量性負荷が調整される。
通切な容量性負荷を自動的に選択する1方法として、非
タッチ条件下でインピーダンス(Z)タッチ電流が零閾
値を越えた場合を考える。この場合、静電容量が最大の
零化コンデンサ(414)がSIG+出力端に接続し、
可変容量範囲の中央の静電容量を結合しているものとす
る。その後、非タッチ条件下でZタッチ電流が負になっ
て、所望の闇値を越えたとすると、これはコンデンサ(
414)の値では零化するのに不十分であることを意味
する。2番目に大きなコンデンサ(412’)がSIG
+出力端に追加され、非タッチ条件下のZタッチ電流を
再検査する。逆に、SIG+出力端にコンデンサ(41
4”)が接続していた時、非タッチ条件下でZタッチ電
流が正になって零閾値を越えたとすると、これはコンデ
ンサ(414)の値が大き過ぎることになる。コンデン
サ(4145は回路から離され、コンデンサ(412)
に置換される。その後、零化検査が継続する。その後こ
の手][が繰返され、所望の零化を達成するように通切
な容量性負荷が接続される。勿論、容量性負荷を結合す
るのに他の方法を用いてもよい。
オフセント・コンデンサ(158)  (第1図及び第
3B図)は通常120pFのコンデンサから成り、5I
G−出力端(50)と接地間を接続している。
このコンデンサにより中央タップ(54)のタッチ電流
に初期零化オフセントを与える。この初期オフセントの
方向は、典型的にコンデンサ・バンク(396) 、 
 (398)の中央付近の静電容量によってX及びYタ
ッチ電流をOにするようになっている。Zタッチ電流の
検出中に、特にタッチ感応表面の全通が同時にSIG+
出力により駆動されている場合には漏れ電流が比較的大
きくなる。従って、この時付加的なオフセット静電容量
を加えて、零化回路(150)の総静電容量の中央付近
のどこかで、非タッチ条件下のインピーダンス(Z)タ
ッチ電流にオフセットを与えるようにしてもよい。
故に、付加的オフセット・コンデンサ(168)がZタ
ッチ電流検出中に5IG−出力端(5o)に追加される
。第2図に関して前述した通り、スイッチ(170)は
Zタッチ電流の測定をしている時のみコンデンサ(16
8)を接続する。それ以外の時、このコンデンサ(16
8)は回路から切り離されている。付加的オフセント・
コンデンサ(16B)の代表的な値は約650pFであ
る。もし自動零化回路(150)の静電容量の可変範囲
を拡大すれば、コンデンサ(16B)を継続して回路に
接続しておいてもよい。
非タッチ条件下でインピーダンス(Z)タッチ電流を測
定していると仮定する。この場合、総浮遊容量及びタッ
チパネルに接続しているオフセント静電容量の和が零化
回路(150)による零化静電容量Czと等しければ、
変成器の中央タップ(54)から仮想接地へと電流は流
れない、これが零化条件であり、この時中央タップの電
流はタッチ・インピーダンスのみの関数となる。この為
タッチ位置が変ってもあまり電圧変化を生じない。
X及びYタッチ電流の検出中に零化回路(150)によ
ってタッチ感応表面(18)に接続される零化静電容量
Cx及びcyは、同様に非タッチ条件下で中央タップ(
54)に零化電流を与えるように調整される。3つの全
状態について零化されると、タッチ感応表面(18)が
タッチされた時のみ中央タップ(54)に電流が流れる
タッチ感応表面がタッチされない時、タッチ信号を0に
する為MPU(108)はオフセット零化信号を発生す
るソフトウェアを含んでいる。これらオフセント信号、
は非タッチ条件下のタッチ電流を事実上0にするように
微調整する。この詳細については第9図乃至第16図の
流れ図の説明の中で後述する。
零化回路(150)を種々の形式で実現してもよい0例
えば、第6図に示すように、ランチ(390)を、スイ
ッチ回路(392) 、  (394)の各制御入力端
に接続する出力端を有するループ・カウンタ或いはシフ
ト・レジスタ(422)と入れ換えてもよい。カウンタ
の場合には、MPU(108)から線路(154)を介
して入力する計数パルスに応じて、カウンタ(422)
は計数値を増加して、それによってSIG+出力端(4
8)に接続する容量性負荷を種々切換える。この静電容
量は、各タッチ電流検出状態に対して所望の零化静電容
量が決まるまで、1ステツプずつ連続的に変る。シフト
・レジスタに置換した場合には、シフト・レジスタ(4
22)はMPU(10B)に接続したデータ入力端及び
MPtJ(10B)のストローブ出力端に接続したスト
ローブ入力端を有する。ストローブ信号に応じて零化コ
ンデンサの特定の組合せを決める零化信号データはMP
U(108)からシフト−レジスタ(422)に送られ
る。第3図に関連して前。
述した反復技法を用いてシフト・レジスタ(422)に
入力する適当な零化データを決めてもよい。
他の例として、MPU(108)の制御により乗算用D
AC回路を用いてタッチ感応表面に接続する容量性負荷
を変化させてもよい、第4図に於て、周知の乗算用DA
C回路(424”)はパネル駆動増幅器(38)の出力
端(40)に接続した入力端を有する。この回路(42
4)の出力端は演算増幅器(426)の非反転入力端に
接続している。この演算項@器の出力端及び反転入力端
間に帰還抵抗器(428)が接続している。使用する演
算増@器(426)の型に応じて、零化コンデンサ(4
30)は、[a)・・・演算増幅器の反転入力端及び5
IG−パネル走査出力端(50)間を接続(第4図に実
線で示す)、或いはTo)・・・演算増幅器の出力端及
び5IG−出力端間を接続(第4図に破線で示す)のど
ちらかの接続になる。第5図は乗算用DAC回路(42
4)を使用する点で第4図と類似している。
しかし、第5図の回路(424)の出力端は直接550
pFの零化コンデンサ(430)に接続している°。
32にΩの抵抗器(431)は回路(424)の全スケ
ール範囲を減少し、他方229Fのコンデンサ(433
)は回路(424’)のスプリアス発振を防止する。従
って、零化コンデンサ(430)は零化回路の容量性負
荷の一形式である。 MPU (108)は線路(15
4)を介して零化制御信号を乗算用DAC回路(424
)へ送る。この信号に応じて、コンデンサ(430)の
容量性負荷効果が変化する。上述したように容量性負荷
が変化して、パネルがタッチされない時X、Y及びZタ
ッチ電流がOに調整される。
第7図の実施例に於て、信号源(30)に含まれる周知
の矩形波発振器の第1出力端(36)はパネル駆動増幅
器(38)に接続している。この例では、乗算用DAC
回路(424)に矩形波発振器(30)の第2出力端(
70)から第1出力端(36)の信号と90”位相のず
れた信号が入力する。この乗算用DAC回路の出力端は
抵抗器(432)を介して5IG−パネル走査出力端(
50)に接続している。
矩形波発振器の出力端(36)及び(70)の出力信号
の位相が90°ずれているので、抵抗器(432”)は
実質的に5IG−出力端に対して容量性負荷の如(ふる
まう、この実効的容量性負荷の値はMPU(108)か
ら線路(154)を介して送られる零化信号に応じて変
化する。この値は各タッチ電流に対して零化条件を満た
すように調整される。
第8図にはオフセット電流を電流検出器(62)の前の
位置で直接中央タップ(54)に加える零化回路の例を
開示している。この例では中央タップ(54)は演算項
@器(434)の反転入力端に接続している。この増1
!il器(434)の出力端及び反転入力端間に帰還抵
抗器(436)が接続している。
増幅器(434)の出力端は抵抗器(43B)を介して
別の演算項@器(440)の反転入力端に接続している
。演算増幅器(440)も出力端及び反転入力端間に帰
還抵抗器(442)を有し、この出力端は電流検出器(
62)の入力端(60)に接続している。これら増幅B
 (434)及び(440)の各非反転入力端は接地し
ている。更に乗算用DAC回路(424)の出力端はコ
ンデンサ(444)を介して増幅器(440)の反転入
力端に接続している0乗算用DAC回路(424)の第
1入力端はパネル駆動増幅器(38)の出力端(40)
と接続している。
回路(424) l@ 2 (?fil1m) 入7[
KハM P U(108)から零化信号が入力している
。このように接続すると、乗算用DAC回路(424)
により中央タップ(54)に生じたタッチ電流に零化電
流が加えられる。この零化電流の値はMPU(108)
の制御により調整され、パネルがタッチされない時タッ
チ電流を0にする。
以上の例により、タッチ・パネル装置に生じるタッチ電
流信号の自動的零化が行われる。また、タッチ・パネル
装置の動作中にタッチ電流をOにするようにこの零化を
行える。
1軌l改改肌1 第1図及び第3図に於て、タッチ・パネル装置は、この
システムが使用されている環境内の信号とパネル走査信
号が干渉しないようにパネル走査信号の周波数を環境信
号の周波数スペクトルから自動的にすらす″手段を含ん
でいる。この手段はタッチ電流検出の際に干渉する周波
数スペクトルの影響を効果的に除去する。このような干
渉スペクトル信号源の主な一例はCRT表示装置の水平
フライバンク信号である。このフライバック信号の周波
数は装置によって変化し、且つ特定の装置が動作しても
変化する。この干渉周波数スペクトルからパネル走査周
波数を自動的にずらすようにしたので、予期される種々
の干渉周波数スペクトルに対し、種々のタッチパネル装
置を特別に設計する必要がない。卯ち、本発明のタッチ
パネル・システムはこのような周波数変化に対し自動的
に補償されるので干渉周波数スペクトルを避ける為に逐
−作る必要がない。
第1図に於て、信号源(30)に含まれる可変周波数信
号発生器は制御人力a(176)に入力する周波数制御
信号に制御された周波数の出力を発生する。具体的には
、信号源(30)は自動周波数制御回路(178)の信
号に応じて可変周波数信号を出力する電圧制御発@器(
VCO)を含んでもよい。
MPU(108)はタッチ電流データにより駆動信号周
波数を変化させるかどうか決める。1つの方法として、
この決定はタッチ電流出力の零化調整の必要頻度を監視
して行われる。もし零化調整頻度が予め定めた頻度を越
えると、駆動周波数が干渉信号の周波数に近過ぎるレベ
ルにあるものと見なされる。この場合、MPU(101
’l)が自動周波数制御回路(178)を制御して信号
発生器(30)の出力するパネル走査信号の周波数を調
整する。
通常、最初に調整した周波数は比較的高い、最初の動作
周波数を選択後、動作周波数の更新は通常少しずつ増加
して行われる。また、流れ図に関して後述するように、
この周波数を調整すべき方向を決める手段が用意されて
いる。
第3図に於て、MPU(108)の出力ピン(32)乃
至(39)からデジタル周波数制御信号がバス(104
)及び(182)を介してDAC(184)のデータ入
力ピン(4)、乃至(11)に送られる。DAC(18
4)は自動周波数制御回路の一部を構成し、第3B図の
ように接続したアナログ・デバイス社製AD7524型
DACを含んでもよい、この回路に用いたフィルタ用コ
ンデンサ及びバイアス抵抗器は表1に記載されている。
 DAC(184)のWR入力ピン(13)はMPU(
1081のW玉出力ビン(16)に接続している。また
、DAC(184)の苺ピン(12)はデコーダ(13
0)に線路(186)を介して接続している0MPU 
(108)の制御によりC3及びV1人人力ン(12)
及び(13)が共に論理“0′になると、DAC(18
4)はビン(4)乃至(11)のデータ・バス入力信号
に応答する。
C入力信号が論理“1″になると、データ・バス入力信
号は遮断される。逆に、WR大入力“1′になると、D
AC(184)はWl又は63人力信号が“1′になっ
た時データ入力端に最後に存在するデータを保持する。
 DAC(184”)の出力ピン(1)は演算増幅器(
460)の反転入力端に接続している。増幅器(460
)の出力端はDAC(184)の帰還ピン(16)に接
続している。lμFのコンデンサ(462)はDAC(
184)のビン(1)及び(16)間を接続し、増幅器
(460)の非反転入力端は接地している。また、増幅
器(460)の出力端は68にΩの抵抗器(464)を
介して別の演算増幅器(466)の反転入力端に接続し
ている。信号源(30)のF Mバイアス端(176a
)は47にΩの抵抗器(468)を介して増幅器(46
6)の非反転入力端に接続している。増幅器(466)
の出力端は信号源(30)の周波数掃引入力端(176
b)に接続するほか、IOKΩの帰還抵抗器(470)
を介して自身の反転入力端にも接続している。上述の構
成により、MPU(108)の周波数制御信号に応じて
信号源出力端(36) 、  (70)の信号の周波数
は約130〜230KHzの範囲で可変できる。この可
変範囲は所望により増減可能である。
タッチパネル装置を過大電流から保護する為、MPU(
108)は絶えずデジタル化タッチ電流信号を監視して
いる。典型的にはインピーダンス(Z)タッチ電流信号
が特に過大電流になるか監視されるが、他のタッチ電流
を同様に監視してもよい、Zタッチ電流信号が予め定め
た値を越えると、MPU(108)によりデコーダ(1
30)からOSC,EN、信号が線路(190)を介し
て信号源(30)用のディセーブル・スイッチ(192
)の制御入力端に送られる。これによってスイッチ(1
92)が閉じると、信号源(30)のビン(10)が接
地され、信号出力が遮断される。同時にパネル走査状態
がオフ状態に通常切換わる。これでパネルのコンタクト
とタッチ検出回路群との接続が離れ、タッチ処理回路群
も過大電流から保護される。
上述したタッチ電流システムは動作するのに比較的小さ
な電力(!l]ち、通常3W以下)しか消費しない。更
に、回路基板の寸法、使用部品点数及び経費も低減して
いる。また、通常この装置全体が広範囲に応用できる基
準装置であるが、オフセント・コンデンサ(158)及
び(168)は実際のPJ境に適合させる為に時には変
更できる。従って、使用者による調整は最小限度となる
。また、マルチプレクサ(52)を設計変更せずに1ピ
ンから6ピンまでをタッチ感応表面の各辺に接続するの
に使用できる。これによって本タッチ・パネル装置の汎
用性は更に拡大される。
Lユl」[uと圏 第9図乃至第16図の流れ図は第1図のタッチ・パネル
・システムを動作させる一手順を示している。これら流
れ図には自動零化、自動周波数制御の手順及びデジタル
・タッチ電流信号をタッチ位面データに処理する手順も
含まれている。適応フィルタ処理の方法に関しては第1
7図及び第18図によって説明する。
第9図では全般的手順を示している。開始ブロック(4
80)(これは装置のリセットを含んでいてもよい)か
ら始まり、初期周波数ブロック(482)に至る。ブロ
ック(482)は初期タッチ・パネル動作周波数を選択
するサブルーチン及び初期零化サブルーチンを呼び出す
サブルーチンにも相当する0次のブロック(484)で
はX及びYがOに設定される。またZはFFhに設定さ
れる。このFFhは16進数のFF(10進数では25
5)を示している。これらの値は非タッチ状態に対応し
ている。この後、この装置はX、Y及びZを出力し、こ
の初期設定が完了したことを示す、その後、ブロック(
486)では以前のX、 Y及びZの値(旧(X、Y、
Z))  として(X、Y、Z)が設定される。その後
、ブロック(488)に達すると新しいX、Y及びZの
値が決められる。ブロック(488)は第13図及び第
14図に示したサブルーチンに相当する0次に、ブロッ
ク(489)に進んでも良い。
しのブロックに関しては第17図を参照して後述するが
、このブロックではタッチ位置の測定に際し、ノイズの
影響を低減する為の可変フィルタ処理を行う。このノイ
ズは、成るタッチ位置から次のタッチ位置まで指或いは
スタイラスが動く速さに応じて変化する。
ブロック(488)から処理はループ(490)、(4
95)及び(497)へ継続していく。これらのループ
ではタッチ・パネル装置が特定の動作モードにある時折
しいxlY及びZの値を新しい値として認めるかどうか
を決める。より詳しく言えば、ループ(490)はこの
装置が連続モードで動作中であるどうかを検査する判断
ブロック(492)を含んでいる。第3A図に関して上
述したように、これは制御スイッチ(19B)の設定に
よって決まる。もしYESならばタッチ・パネル装置は
判断ブロック(494”)でX、Y及びZの値の変化を
操業する。もし値の変化がなければ(即ちNoならば)
、処理はブロック(498)へ進む、もし値が変化して
いれば(YESならば)、ブロック(496)で新しい
X、Y及びZの値がタッチパネル検出回路群から出力さ
れる。その後処理手順は継続する。
ループ(490)の処理の後、ループ(495)では制
御スイッチ(198)によってタッチ接触モードが選択
されている場合にこのモードを評価する。
このモードの時には、X、Y及びZの値の最初の変化に
応じて新しい値が出力される。タッチパネル装置がタッ
チ接触モードであれば、判断ブロック(498)から判
断ブロック(500)に処理が進む、もし、旧Zの値が
FFh (非タッチ)であって、新しいZの値がFFh
に等しくなければ、パネルがタッチされていることにな
る。この場合、ブロック(496)に進み新しいX、Y
及びZの値が出力される。その後、ブロック(496)
から、或いは新しいタッチが検出されなかった場合には
ブロック(500)から処理は継続する。
ループ(497”)の判断ブロック(502)では、タ
ッチ・パネル装置がタッチ解除モードにあるかどうかが
判断される。これは制御スイッチ(198)の設定で決
まり、もしこのモードにあればタッチパネル装置は使用
者がタッチ感応表面からタッチを離す最初の瞬間を監視
する。ブロック(504)では旧Zの値がタッチ状態に
対応していて且つ新しいZの値が非タッチ状態に対応し
ているかどうかを判断する。もしYESならば、タッチ
感応表面からタッチが解除されたことになるので、記憶
されていた旧X、 Y及びZの値が出力される。これら
の値は使用者の指又はスタイラスがタッチ感応表面から
離された泣面に対応している。ブロック(506)又は
ブロック(504)から処理が継続する。
ブロック(508)では信号源(3o)がOSC,EN
信号によって停止されたかどうかを判断する。もし停止
状態になれば、ブロック(510)で任意の遅延時間(
例えば1秒より僅かに長い時間)を加えて、過大電流源
を取り除(時間を与える。この遅延時間後に処理がi1
続する。第9図には示していないが、絶えず遅延時間を
監視することができる。また、累積遅延時間が予め定め
た時間を越えた場合、全処理を停止するようにしてもよ
い、この場合、MPU(108)は過大タッチ電流の為
に、所定の最大遅延時間を越えて、信号源(30)を停
止し続ける。これはシステムを検査する必要があること
を意味する。
第10図を参照すると、第9図から呼出された初期周波
数サブルーチンはブロック(512)から開始する。ブ
ロック(514)では周波数FREQ、は7Fhに初期
設定される。これは信号源(3o)の周波数制御の為に
DAC(184)に送られた最初の周波数である。この
初期値はDAC(184)の出力範囲の略中央値から始
まる。後続のブロック“ (516) 、  (518
”)及び(520)ではある初期条件が設定される。変
数F constは最初0に設定される。この変数はタ
ッチが検出されずに走査周波数の設定が一定のまま走査
した走査サイクルの数を表わしている* F cons
tの前の値OL D F constは最初周波数が安
定であると仮定しているので、FFhに設定される。変
数F offsetも最初Oに設定される。また、F 
n+odフラグは1に設定される。
このF modフラグは周波数の変化方向を制御する。
F IIod −1のとき周波数の調整は増加方向であ
る。
Fmodm−1のときは周波数調整が減少方向であるこ
とを意味する。ブロック(520)から初期零化ブロッ
ク(522)に進む、このブロックはX。
Y及びZタッチ電流を最初0に設定する初期零化サブル
ーチンである。このサブルーチンについては第11図に
関連して後述する。
その後、判断ブロック(524)ではX、Y及びZタッ
チ電流が十分に零化されているかどうかを判断する。こ
れは、各電流の値を零化閾値と比較して行われる。答が
NOであれば、初期周波数が干渉周波数スペクトルに近
過ぎることを意味する。
例えば、初期周波数が、この装置を使用しているCRT
表示器の水平フライバンク周波数の高調波のどれかに近
いものかも知れない、この場合には、ブロック(526
)で周波数は大きなステップ(即ち、10単位)だけ増
加される。これはMPU(108)と自動周波数制御回
路(178)とによって行われる0判断ブロック(52
B > では全周波数が試験済かどうかが評価される。
答がYESなら、処理はブロック(530)で停止する
。まだ全周波数が試験済でなければ、処理はブロック(
52B)から信号の再零化の為ブロック(522)へと
戻る。
ブロック(524)でX、Y及びZタッチ電流が閾値範
囲内と判断されたと仮定する。この場合にはサブループ
(532)に処理が進む、このサブループでは、タッチ
電流(例えばZタッチ電流)が予め定めたサイクル数の
期間十分に一定であったかどうか評価する。十分一定で
あれば、最初の動作周波数は以下述べるように更新され
るまで、そのまま保持される。Zタッチ電流がこのサイ
クル期間中に一定でなければ、周波数を少しだけ増加し
てから初期周波数選択手順が継続する。結局、周波数を
選択した結果Zタッチ電流は所定の測定サンプル数の期
間で略一定となる。そして、この初期周波数サブルーチ
ンが終了する。
詳しく言えば、ブロック(524)からYES分岐によ
りブロック(534)に進み、ここで測定サンプル数C
0UNTが設定される。測定サンプル数をいくつに選ん
でもよいが、10が好適例である。ブロック(536)
では旧インピーダンス・タッチ電流0LDZとしてZの
値が記憶され、次のブロック(538)では新しいイン
ピーダンスタッチ電流Zが測定される。タッチ電流の測
定については第12図に関連して後述する。ブロック(
540)では旧ZとZとの差の絶対値を闇値(即ち1)
と比較する。もし、閾値より大きければ、ブロック(5
42)に進み、駆動周波数FREQ、は小さなステップ
(即ち1単位)だけ増加する。その後処理はブロック(
524)へ継続する。しかし、もしインピーダンス・タ
ッチ電流がこの闇値の許容範囲内で一定であれば、ブロ
ック(540)からブロック(543)に進み、C0L
INTの値が1減少される0次のブロック(544)で
は測定サンプル全てが検査されたかどうかを判断する。
まだなら処理はブロック(536)に戻される。全て検
査が終れば一定かどうか評価中のZタッチ電流或いは他
のタッチ電流は所定の測定サンプル数の期間、十分に一
定であったことになる。その後、この結果によって初期
動作周波数が確定する。ブロック(546)から処理は
第9図のブロック(482)に戻る。
第10図のブロック(522)で呼出された初期零化サ
ブルーチンは、第11図のブロック(550)から開始
する。このサブルーチン零化手順によって、各タッチ電
流信号を零化する為に必要な零化静電容量を選択する。
第4図乃至第8図に示した種々の零化回路の例に対して
も同様の手順が好適である。ブロック(552)では、
積分器の利得GAINは0に初期設定される。これは最
長有効時間(例えば約30m5)の積分に対応している
。また、零化制御信号NULLは0に初期設定される。
この零化制御信号はMPU(108)からランチ(39
0)(第3A図)に送られる信号である。また、最終零
化フラグLAST NULLを論理状態“偽”  (F
ALSE)に初期設定する。このフラグは、後の零化を
更新する際に用いられる。
ブロック(554)では、変数BITが80h (16
進数)に設定される。このBITはランチ(390)の
出力に対応し、16進数形式で表わされる。BITが8
Qhに設定されると、可変範囲の中間値のコンデンサ(
即ち、1289Fのコンデンサ(414) )が選択さ
れ、SIG+走査出力端(48)に接続される。ブロッ
ク(556)では、零化制御信号NULLとBITの和
を新しいNLILLに設定する。このループを最初通過
するとき、零化制御信号NtlLLは80hに等しい、
もし、Xタッチ電流を零化している時なら、ブロック(
558”)でXタッチ電流が第12図のサブルーチンに
従って測定される。同様に、Y及びZタッチ電流も各零
化中には測定される。
ブロック(560)では、測定したXタッチ電流の値(
或いはY又はZタッチ電流の値)が0より大きいかどう
かを判断する。答がYESならば、SIG+出力端に接
続した静電容量が大き過ぎることになる、この場合、ブ
ロック(562)でNtlLt。
からBITを引いた値を新しいNULLとする。これで
自動零化回路(150)からコンデンサが切離される。
初期状態ではコンデンサ(414)がSIG+出力端に
結合していたとする。ブロック(560)でもし測定し
たタッチ電流が0より大きくなければ、これはSIG+
出力端に十分な静電容量が接続していないことを意味す
る。この場合、ブロック(564)でBITの値が半分
になる6次のブロック(566)では、この半分になっ
たBITの値が0かどうかを判断する。答がYESなら
ばコンデンサ選択過程が完了したことになる。第1回目
では答はNoで処理はブロック(556)に戻ることに
なる。ブロック(560)で、もし自動零化回路の静電
容量が不十分と判断されたら(即ち、NOのとき)、ブ
ロック<562)は迂回され、その後プロ7り(556
)に戻った時、コンデンサ(414”)及び(412)
が共にこの回路に接続する。
その後、処理が継続する0反対に、ブロック(560)
で自動零化回路の静電容量が大き過ぎると判断されると
、ブロック(556)に戻った時コンデンサ(414)
がはずされ、コンデンサ(412)が加えられる。SI
G+出力端に接続した総静電容量により、零化タッチ電
流の値が僅かに負で0に非常に近づいた時、このコンデ
ンサ選択手順は停止する。この種々のコンデンサを組合
せた結果、BIT−〇になると、ブロック(588)に
進んで非タッチ条件下のX、Y及びZタッチ電流が測定
される。
また、ブロック(570)にて、X、Y及びZの零化オ
フセットがこれらの測定値に等しく設定される。これら
の測定値は初期零化処理が完了後の非タッチ条件下に於
ける残留X、Y及びZタッチ電流に対応している。これ
ら零化オフセントは零化処理を更新するかどうかの後の
判断に用いられる。
即ち、SIG+出力端(4日)に零化回路(150)が
接続するコンデンサを変更するかどうかを判断する場合
である。ブロック(570)からブロック(582)へ
進み、処理は第10図のブロック(524)へ戻る。
第12図のタッチ電流の測定サブルーチンはブロック(
590)から開始する。ブロック(592)では、マル
チプレクサ(52)を制御して、タッチ電流検出の為所
望の状態に装置を設定する0例えば、X電流検出中には
SIG+出力端をパネルの右側辺に接続し、5IG−出
力端を左側辺に接続する。
ブロック(594)では、適当な零化状態を設定する。
換言すれば、特定のタッチ電流(即ちXタッチ電流)を
検出する為以前決めたラッチ(390)の設定を用いて
、以前決めたコンデンサをSIG+出力端に接続するの
である。ブロック(596)では、スイッチ(94) 
 (、第1.3図)を閉じて、積分準備の為積分用コン
デンサ(90)を放電させる。ブロック(598)では
、アナログ・デジタル(A/D)オフセットが決められ
る。具体的には、積分用コンデンサを放電した時、AD
C(100)から7Eh (中央値)以外の出力を発生
させてもよい。A/Dオフセットは記憶され、データの
ずれを補償する為に用いられる。
”  ブロック(600)では、積分期間を、最長積分
期間MAχ、TIME割る設定利得値gain (便宜
的にGAINと書くこともある)を指数とする2の累乗
(即ち、?IAX、TI?IE/ 2 gaLn) ニ
等しくする。最初、この利得gainはOである。しか
し、後述するように、この利得は第13図の位置読込サ
ブルーチンで調整される。一般に、丸め誤差を低減する
為に、タッチ電流をデジタル化した時、ADC(100
)の出力範囲を逸脱しない範囲で最も長い期間積分を行
うことが望ましい、ブロック(602)では、X、Y。
Zのどれであっても積分回路の出力をデジタル化した値
を測定したタッチ電流の値(VALUE )とする、ブ
ロック(604)では、この値VALIJEからブロッ
ク(59B )で決めたA/Dオフセント(A/D 0
FFSET )を引いて新たな値VALtiEとする。
その後、ブロック(606)ではマルチプレクサ(52
)を切換えてスイッチをオフ状態にする。この手順は測
定された各タッチ電流について繰返される。
以上のタッチ電流測定の完了後、ブロック (608)
からこの測定サブルーチンを呼出した元の処理ブロック
へ処理は戻される。
新しいX、Y及びZの値を返すサブルーチンを第13図
及び第14図に示す、このサブルーチンは第13図のブ
ロック(610)から開始する。総ての場合に不可欠と
いう訳ではないが、通常タッチ電流信号は平均化され、
この平均化によりタッチ位置が決められる。ブロック(
612)では平均化処理する測定サンプルの数を設定す
る。この数(N)は積分回路の設定利得GAINの開数
f1 (即ち、N−f 1(GAIN) )に等しく設
定される。より詳しく言えば、fl(GAIN)の値は
、設定利得が0か10時2に等しく、設定利得が2又は
3の時4に等しく、設定利得が4又は5の時8に等しく
、設定利得が6又は7の時16に等しい、この測定サン
プル数の選択は、平均化によってノイズを有効に除去し
、他方妥当な応答時間を維持するように決められる。他
の利得関数も所望により用いてもよい・更に、第18図
を参照して後述するように、適応フィルタ処理を実行す
る際に、タッチ信号のサンプル数を調整しても良い。
ブロック(614)では、測定したX、Y及びZタッチ
電流をデジタル化したデータを累計するアキュムレータ
をOに設定する。その後、プロ・ツク(616)に進み
、Zタッチ電流が測定される。この時X或いはYタッチ
電流を測定することもできるが、通常はZタッチ電流を
測定し、これが過大タッチ電流の存在及び設定利得の調
整の必要性も判断する為に評価される。この測定したZ
タッチ電流は、ブロック(618)で予め定めた最大値
?IAX、Zより大きいかどうか判断される。もしYE
Sなら、ブロック(620)でこの設定利得が、最短積
分時間に対応する値Oであるかどうかチェックされる。
もし設定利得がOであれば、最短積分時間を用いても尚
Zタッチ電流が所定の最大値を越えていることから、過
大Zタッチ電流が流れていることを意味する。この場合
、ブロック(621)で信号源(30)の動作を停止し
、マルチプレクサ(52)のスイッチも遮断される。更
に、X及びYの値は夫々以前の値0LDX及び○LDY
に等しく設定され、2は0に設定され、停止条件を示す
また、最終零化フラグしAST NtlLLは後の零化
の更新に用いるので論理状態”偽(FALSIE ) 
 ”に設定される。その後、処理はブロック(624)
から元に戻される。第9図のブロック(508)に達す
ると、停止状態が指示され、ブロック(510)で遅延
時間が発生する。
第13図のブロック(620)で設定利得GAINが0
でないと判断されると、この利得はブロック(622)
でOに設定される。その後処理はブロック(612)か
ら継続する。再びブロック(618)に達し、YES分
岐に進めば設定利得はOなので停止状態になる。しかし
、Zタッチ電流が所定の最大値MAX、Z以下ならば、
ブロック(626)に処理が進む、このブロック(62
6)ではZタッチ電流が最小所望値旧N、Zより小さい
かどうか判断される。
もし、小さければ、サブルーチン(628)で利得調整
が行われる。即ち、ブロック(626)からブロック(
630)に進み、利得GAINが最大設定利得MAX、
GAINに等しいかどうか判断される。もし等しければ
、ブロック(632)でX、Y及びZは非タッチ状態を
示すように(即ちX、Y−0,Z=FFh)夫々設定さ
れる。換言すれば、微小インピーダンス電流信号は最長
積分期間を設定したことにより検出され、タッチされた
ことを指示できる、ブロック(632)から処理は周波
数及び零化のオフセット更新サブルーチン(634)に
進む。
このサブルーチン実行後、ブロック(636)から処理
が戻される。この処理手順では、オフセット更新サブル
ーチン(634)には非タッチ条件の時以外進まない。
従って、タッチが検出されている時には周波数及び、$
化の調整(即ち更新)は行われない。
ブロック(630)に於て、設定利得GAINが最大設
定値ではないと判断されるとブロック(638)に進む
、ここでは設定利得(即ち積分期間)が1増加する。ま
た、ここではZを再測定せずに単純に2倍(2Z)に設
定する。その後、ブロック(640)では、Zが最小所
望値?IIN、Zより小さいかどうかが確認される。も
し、Zが小さければ(YESならば)、処理は上記ブロ
ック(630)に戻る。もしZが小さくなければ(No
ならば)、処理はブロック(612)に戻り、本タッチ
・パネル装面は前と異なる設定利得にて動作する。
ブロック([)26 >に於て、Zタッチ電流がMIN
、Zの値より小さくないと判断されると(Noならば)
、これはZの値が所望の旧N、ZからMAχ、2の範囲
内にあり、タッチが検出されたことを意味する。ブロッ
ク(629”)では測定したZタッチ電流を累計し、且
つX及びYタッチ電流を測定及び累計する。
ブロック(631’)では測定サンプル数Nが1減少す
る。その後、ブロック(633)では、ブロック(61
2)で設定した全ての測定サンプルが得られたかどうか
が判断される。もし、まだ全て得られていなければ(N
oならば)、処理はブロック(616)からil!続す
る。もし全測定サンプルが揃っていれば(YESならば
)、処理はブロック(635)から第14図のブロック
(637)に進む。
その後、第14図のブロック(639) 、  (64
1)及び(642)に於て、X、Y及びZの各累計値が
調整されて、第11図のブロック(570)で最初設定
したX、Y及びZのオフセット値或いは第15図のサブ
ルーチンで更新されたX、 Y及びZのオフセット値の
影響を除去している。これらのオフセット値(X of
fset、 Y offset、 Z offset)
は、積分回路の利得をOに設定して決められている。し
かし、X、Y及びZの測定値は必ずしも同じ設定利得で
決められてはいない、従って、この調整の中で、上記オ
フセット値(X offset、 Y offset。
Zoffset)は設定利得gainを指数とした2の
累乗(即ち2gain)で割算される。更に、このオフ
セット値に累計範囲内の測定サンプルの総数Nを剰算し
て総オフセント値が決められる。従ってMPU(108
)は残留零化オフセント電流を?i償しているのである
。ブロック(644)及び(646)では、X及びYの
タッチ位W (Xp、Yp)が計算される。また、イン
ピーダンス値Zpは利得GAIN及びZの累計値ΣZの
関数f2に設定される。具体的に言えば、f2  (G
AIN、ΣZ)−((?IAX、GAIN−caIN)
 x16) + (ΣZ/2’ )である。この関数は
設定利得の基数2を底とする対数の値が利得の設定範囲
に収まるように選ばれたものである。その後、ブロック
(650’Iで、最終零化フラグLASTNULLが“
IA(FALSE )  ”に設定され、ブロック(6
52)で処理が戻る。
第15図を参照して、零化オフセット及びパネル駆動周
波数の更新サブルーチンについて以下に述べる。このサ
ブルーチンはブロック(660)から開始する。ブロッ
ク(662)では、零化更新フラグUPDATE NU
LLを1偽(FALSE )  ”に、また旧Zの値0
LDZをZの値と等しく設定する。ブロック(664)
では、すぐ前の走査サイクルも非タッチ状態であったか
どうかの判断がされる。もしYESであれば、Z、 X
及びYオフセット(Zoffset。
X offset、 Y offset)が順次オフセ
ットの更新の必要性を判断する為に検査される。換言す
れば、零化更新を行う前に少くとも1サイクル期間非タ
ッチ状態が継続していなければならない。
零化更新を行う場合には、処理はブロック(664)か
らブロック(666)へ進む、このブロック(666)
では、Zオフセット(Zoffset)はZ offs
etと旧Zの値(OLDZ)の関数f1に等しく設定さ
れる。
即ち、f >  (Zoffset、 0LDZ) −
(Zoffset −Z offset/ 25+ 0
LDZ/ 25)である、flは他の関数でもよいが、
この特定の関数はオフセット値をフィルタ処理する為に
選ばれたものである。
その後、ブロック(66B )でこのZ offset
は評価され、最大Zオフセント値MAX、Z offs
etより大きいかどうかが判断される。もし、大きけれ
ば(YESならば)、自動零化回路(150)を調整し
てSIG+出力端に結合する静電容量を減少する必要が
ある。これはブロック(670)にて、1ステップ零化
信号(Znull)を減少して行われる。
ブロック(670)からブロック(672)に進み、こ
こではZ offsetをOに設定し、更新零化フラグ
(tlPDATE NLILL ”)を1真(TRUE
)  ”に設定する。
このフラグは零化更新が実行されたことを示している。
このサブルーチンの処理は、その後位置(674)から
継続する。
プo−)り (668)に於て、Z offsetがM
AX、Zof−fset以下と判断された場合には、ブ
ロック(67B )に進んでZ offsetが最小Z
オフセット値MIN、 Z of−fsetより大きい
かどうかが判断される。もし、大きければ、自動零化回
路が十分な静電容量をSIG+出力端に結合していない
ことになる。その為、ブロック(678)では零化信号
(Z null)が1ステツプ増加し、静電容量を付加
する。ブロック(678)からブロック(672)に進
み、ここでは上述のブロック(672)の処理が実行さ
れる。もし、ブロック(66B >及びブロック(67
6)で共にNoの判断がされて位ff1(674)に達
した場合、これはZ offsetの調整が不要である
ことを意味する。
X offsetはZ offsetと同様の手法で評
価される。
従って、Z offsetの場合に述べたブロックに対
応するブロックには同じ番号にaを付加して記入してい
る。同様に、Y offsetの評価の場合でも、各対
応ブロックには同じ番号にbを付加して記入している。
また、関数f1についてもZ offsetの場合と同
様に、f 1(X offset、 0LDX) −(
X offset−X offset/ 25+ OL
DX/25〕及びfl (Yof−fset、 0LD
Y) = (Yoffset−Yoffset/ 25
+0LDY/25〕となる。
零化オフセントを評価し、必要に応じて更新してから、
処理はブロック(680)から継続する。
ブロック(680)では、Xタッチ電流を測定(第12
図参照)し、旧Xの値(OLDX)をXに等しく設定す
る。それからブロック(6B2)ではYタッチ電流を測
定し、旧Yの値(0LDY)をYに等しく設定する。ブ
ロック(684)では最終零化フラグ(LAST NU
LL )を”真(TRUE)  ’に設定する。ブロッ
ク(686)では以下に述べる周波数更新サブルーチン
(第16図)が実行される。この周波数更新サブルーチ
ン終了後、処理はブロック(688)にて、戻される。
第16図のサブルーチンではパネル駆動周波数の調整が
必要かどうかが判断される。このサブルーチンはブロッ
ク(690)から開始し、ブロック(692)へ進む、
ブロック(692)では、変数F offsetを、F
 offsetと零化更新フラグUPDATENtlL
Lの開数f1に等しく設定する。この関数f1は自動零
化回路がSIG+出力端に接続する容量性負荷の調整頻
度を評価するのに用いる。この零化調整の頻度が高過ぎ
ると、タッチパネルの駆動周波数が環境内の固定周波数
干渉スペクトルに近過ぎることを意味する。この場合に
は、MPtJ(108)により駆動周波数が調整される
具体例として、f 1(F offset、 UPDA
TE NULL )=  (F offset −F 
offset/ 23+  (16又は0)〕(但し、
右辺第3項は零化更新フラグUPDATE NtlLL
が“真°のとき16. UPDATE NULLが“偽
”のとき0である。ブロック(694)に於て、変数F
 offsetがF offsetの所定の最大値MA
X、 F offsetより大きいかどうかが判断され
る。大きくない(Noの)場合、零化調整の実行頻度が
最大値を越えていないことを意味する。従って、ブロッ
ク(696)に於て、変数F constをF con
st + 1に等しく設定し、次のブロック(698)
から処理が戻される。
従って、変数F constO値は非タッチ条件下でF
 offsetがMAX、 F offsetを越えな
い限り、毎回更新される。換言すれば、変数F con
stはパネル駆動周波数の調整時点間に於てパネルがタ
ッチされずに且つ十分に零化されていた期間を示してい
る。
ブロック(694>  に於て、F offsetがM
AX、F or−fsetより大きいと判断された場合
には、プロフク(700)に処理が進み、現在のF c
onstの値と旧F constO値(OL D F 
const )が比較される。
即ち、零化調整を行わない期間が以前の動作周波数の場
合より現在の動作周波数の場合の方が長いかどうかを判
断している。もし、YESであれば、以前の周波数変化
が適切な方向に行われたことを意味している。この場合
、ブロック(702)に於て旧F constの値(O
L D F const )をF constO値に等
しく設定する0反対に、ブロック(700)に於て現在
の駆動周波数によって以前の周波数の場合よりも零化調
整頻度が高くなった場合(N。
のとき)、ブロック(704)に処理が進む、ブロック
(704)では、フラグF sodの正負符号を逆にし
て、以前の誤りの周波数変化方向とは反対の方向に次の
周波数変化を変更する。その後、ブロック(702)の
処理後、ブロック(706)に進み、F const及
びFoffsetを共に0に設定する。更に、ブロック
(708)ではX、 Y及びZオフセット(offse
t (X、  Y、  Z) )を全て0に設定する。
また、プロ7り(’710)では周波数FREQ、を1
ステフプF modだけ通切な方向に調整している。そ
の後、ブロック(712)からこのサブルーチンは第1
5図に戻る。
所定のX−Y座標は通過な方法で使用者のコンピュータ
(114)  (第F図)により利用し得る。
例えば、特定の位置に於けるタッチの場合にサブルーチ
ンを呼出すようにしてもよい、また、上述の説明で明ら
かなように、タッチ感応表面上をすべらせてタッチ位置
を連続的に決めてもよい、このような連続的タッチ位置
決定法をコンピュータ(114)で用いて、例えば表示
端末画面(14)上の画像をトレースするようにしても
よい、第9図乃至第16図の流れ図に示した手順も、他
の走査方法に応用してもよい、即ち、本発明は上述の処
理手順に限定されるものではない。
二皿スエ止l孤旦 タッチパネル・システムに適応フィルタ処理技術を応用
することによりタッチ位置の測定精度を実質的に改善す
る方法が発明された。
一般に、この技術ではタッチ感応表面上のタッチの移動
速度に応じてタッチ信号のフィルタ処理を調整する。よ
り具体的に言えば、本発明のフィルタ処理の程度は、タ
ッチ位置の移動速度に逆比例の関係で調整される。即ち
、移動速度が0或いは低速度の場合にフィルタ処理によ
って遮断される領域が広くなり、移動速度が増加するに
つれてフィルタによる遮断領域が狭くなる。この結果、
移動速度が低速度の場合に特に重要となるノイズに起因
する測定値の変動が効果的に除去される。
これと対照的に、使用者の指又はスタイラスの移動に関
連する、より高周波数のタッチ信号成分は保存される。
この高周波数の成分が保存されることにより、使用者の
指又はスタイラスがタッチ感応表面上で移動される時に
タッチ位置の測定精度を同上することが出来る。
適応フィルタ処理の第1の方法として、第1図及び第3
図の動的フィルタ(85)を使用しても良い。MPU(
108)からの信号に基づいてデコーダ(130)が線
路(87)を介して入力するフィルタ制御信号(FIL
T、)に応じて、フィルタ(85)の処理が調整される
。具体例として、フィルタ(85)は、デジタル制御の
容量切り換え型動的低域通過フィルタでも良い。このよ
うなフィルタのタッチ信号の通過許容帯域は、約O〜1
)(zの低周波数からより高周波数の可変レベルまでに
亘るように設計されている。タッチ位置の測定の際に、
タッチ信号の低周波数成分が重要なのは、タッチ位置が
一定の場合か、或いは指又はスタイラスが非常にゆっく
り移動する場合である。
その反対に、指又はスタイラスの移動速度が増加するに
つれて、タッチ信号の高周波数成分が重要になってくる
。従って、タッチ位置の移動速度が増加するにつれて、
フィルタ制御信号により、フィルタ(85)の遮断周波
数が増加する。このような応用例に好適なフィルタの例
として、モデルRF5609A及びモデルRF5613
Aの容量切り換え型低域通過フィルタがある。このフィ
ルタ(85)は、図に示したように増幅器及びフィルタ
回路(80)と積分回路(86)の間に挿入しても良く
、或いは積分回路(86)と変成器(44)の中央タッ
プ(60)との間のどこか別の位置に配置しても良い。
また、アナログ適応フィルタ技術の代わりに、本発明に
よればデジタル適応フィルタ処理方法を利用しても良い
。再び、このフィルタ処理では、タッチ感応表面上のタ
ッチ位置の移動速度の減少に伴ってフィルタ処理の範囲
(除去される範囲)が拡大される。第9図では、このデ
ジタル・フィルタ処理が施される位置はブロック(48
9)で示されている。このフィルタ処理方法に関して第
17図に詳細に示している。
一般に、第17図に於いてフィルタ処理開始プロ”ツタ
(489)からリセット・ブロック(720)に処理が
進む。この選択ブロックでは、タッチ感応表面が予め定
めた期間だけタッチされない状態が経過後に初めてタッ
チされた場合、適応フィルタをリセットしてフィルタ処
理を行わないか又は最少のフィルタ処理範囲の状態に設
定して、処理を第9図のブロック(492)に進める。
フィルタがリセットされない場合には、処理がブロック
(724)に進み、タッチ位置の移動速度が測定される
。この移動速度は、前回の測定されたタッチ位置と現在
のタッチ位置との間の距離の絶対値を計算することによ
って求められる。これは必須要件ではないが、タッチ位
置の測定が一定な時間間隔で周期的に実行されている場
合を考えてみる。
この場合には連続的に測定されるタッチ位置の間隔が直
ちに移動速度を表している。タッチ感応表面上に直交(
x −y)座標系を設けた場合、次のような周知の公式
を用いて距離りを計算し得る。
この式で、X及びyは現在のタッチ位置のX座標及びY
座標を表し、o l dx及びoldyは前回測定され
たタッチ位置のX座標及びY座標を表している。
タッチ位置の移動速度に応じて、ブロック(726)で
はタッチ信号に基づくタッチ位置の情報が適正にフィル
タ処理される。一般に、フィルタ処理の範囲は、移動速
度の範囲を複数設けることにより可変することが可能で
あり、各移動速度の範囲に対してデジタル・タッチ信号
が所定の範囲でフィルタ処理される。即ち、このような
フィルタ処理の範囲(遮断される範囲)は、移動速度が
低速度から高速度に変化するにつれて狭くなる。
このデジタル・フィルタが遮断周波数Fc=1/2πR
Cを有する単極低域通過フィルタと等価であると仮定し
てみよう。この場合、このデジタル・フィルタは次式に
よって表される。
0ut=Out ・ (1−K)+に−Inここで、K
=1−e−2πFc/Fsで、Fcは遮断周波数、Fs
はサンプリング周波数である。こノ式に於いて、Kを制
御すればデジタル・フィルタの処理を適正に変更するこ
とが出来る。
この場合、MPU (108)はフィルタ制御係数Ki
 (i=1.2.  ・・*、 n)の表を記憶してい
る。Kiの各値は計算された距離(移動速度)の各範囲
と対応しており、n個の計算された距離の範囲がある。
MPU (108)は、計算された距離りに対応するフ
ィルタ制御係数Kiを表から選択し、この選択されたK
iの関数としてタッチ位置の測定値を修正し、デジタル
・タッチ信号のフィルタ処理を行う。
MPU(108)は、多数の異なる式に応じてタッチ位
置の測定値を修正する。これらの式によれば、移動速度
が増加するにつれてフィルタ処理のレベルは減少し、こ
の修正は例えば次式に従う。
%式% ここで、oldX及びoldYは前回測定されたタッチ
位置のX座標及びY座標、X及びYは新しいタッチ位置
の修正されたX座標及びY座標である。
フィルタ制御係数Kiの表の具体例は、所望の結果を得
る為に次の表の値を用いても良い。
ここで、Dは前回測定されたタッチ位置とその後に測定
されたタッチ位置との間の距離の絶対値である。
タッチ位置の測定値を修正後、処理はブロック(726
)からブロック(492)へ戻り、後の処理を継続する
上記応用例で使用したデジタル・フィルタは、好適な無
限インパルス応答形(IIR)フィルタの例である。単
極フィルタで充分であるが、所望により多極フィルタ及
び多数のデジタル等価式を使用することも可能である。
第17図にも示すように、動的アナログ・フィルタ(8
5)を使用した場合、ブロック(724)で移動速度を
測定後、処理はプ0.7り(730)に進み、フィルタ
(85)が調整される。この調整はフィルタ制御信号に
よって行われ、フィルタ処理は所望のレベルに変更され
る。このフィルタ処理は、デジタル・フィルタ処理の場
合に説明したのと同様に調整される。
別の適応フィルタ処理方法として、タッチ位置の測定の
際の平均化処理されるサンプル数を移動速度に応じて変
化させることも出来る。例えば、移動速度が低速の場合
、平均化処理されるサンプル数は増加される。反対に、
移動速度が高くなるにつれて、平均化処理されるサンプ
ル数は減少される。この移動速度は、ブロック(724
)に関連して前述したのと同様にして計算することが出
来る。しかし、平均化処理されるサンプル数を変化する
ことによって、タッチ位置の測定間隔を調整することが
出来る。即ち、より多くのサンプルを取り込む程、タッ
チ位置の測定間隔はより長くなる。この結果、タッチ位
置の移動速度は、計算された距離りに直接対応しなくな
る。しかし普通の状態では、この距離りは移動速度に十
分に対応していると考えられるので、平均化処理をする
サンプル数を変化させたとしても、距離りを移動速度と
して使用する事が可能である。
特定実施例として第18図を参照する。取り込みサンプ
ル数を設定する第13図のブロック(612)は第18
図に示すように修正することが出来る。即ち、タッチ位
置の移動速度が測定され、この測定値からKの値が選択
される。上述のように、Kの(tmヲ選択するのにルッ
ク・アップ・テーブルを使用しても良い。その後、サン
プル数Nを1/Dに比例するように調整する。(Dは連
続的に測定されたタッチ位置間の距離である。)換言す
れば、この距離りが長くなればサンプル数Nが減少する
。特定の実施例として、サンプル数Nを以下の式のよう
に設定することも出来る。
N= [ft (GAIN)  (1/K) ]ここで
、f 1 (GAIN)は第13図のブロック(612
)に関して述べた関数である。タッチ位置の測定の際に
平均化するサンプル数を適宜変化させる方法は、有限イ
ンパルス応答フィルタを使用するのと同等である。
同様に、サンプル数を変更するのでなく、サンプルの平
均重みをタッチ位置の移動速度の関数として変化させる
ことも出来る。即ち、移動速度が増加すると、その後の
サンプルは以前のサンプルより高い重み付けがされる。
反対に、使用者の指又はスタイラスがタッチ感応表面上
で止まっている場合には、各サンプルの重み付けは一定
となり、1に設定しても良い。
以上の適応フィルタを用いた方法によって、タッチ位置
の測定が改善された。即ち、使用者の指又はスタイラス
が止まっている時、タッチ位置の測定値に対するノイズ
の影響を最少にすることが出来る。その上、使用者の指
又はスタイラスがタッチ感応表面上を素早く移動した場
合にもタッチ位置の重要な情報を失うことがなくなる。
表  1 以上、本発明の原理についていくつかの好適実施例を用
いて説明したが、本発明の要旨を変更することなく、種
々の変形及び変更が可能であることは当業者には明らか
であろう。
[発明の効果] 本発明によれば、適応フィルタ処理技術を利用すること
により、タッチ位置の移動速度に応じて適宜タッチ信号
を処理する低域通過フィルタの遮断周波数を調整し得る
ので、タッチ位置が止まっている時にはタッチ位置の測
定値の変動の原因になるノイズを除去するように遮断周
波数を減少して遮断領域を広くし、タッチ位置の移動速
度が増加するにつれて遮断周波数を増加して遮断領域を
狭くして必要な情報を確保し得る。従って、タッチ位置
の測定値に対するノイズの影響を最少にし、且つタッチ
位置の移動速度に応じて最適の情報が得られるので、タ
ッチ位置の測定精度及び信頼性を格段に向上したタッチ
位置測定方法及びタッチパネル装置を提供している。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明によるタッチパネル装置全体のブロック
図、第2図は第1図のマルチプレクサ(52)及びタッ
チパネル(16)を詳細に示す回路図、第3A図及び第
3B図は第1図から第2図の部分を除いた部分を詳細に
表す回路図、第4図乃至第8図は第1図及び第3A図の
自動零化回路(150)の他の実施例を夫々示す回路図
、第9図は第1図のMPUの全体的処理を示す流れ図、
第10図は初期パネル走査周波数を決定する処理手順を
示す流れ図、第11図は初期零化処理手順を示す流れ図
、第12図はタッチ電流信号の測定処理手順を示す流れ
図、第13図及び第14図はタッチ位置を測定する処理
手順を示す流れ図、第15図は非タッチ状態時にタッチ
電流信号を零化する処理手順を示す流れ図、第16図は
パネル走査信号の周波数を変更する処理手順を示す流れ
図、第17図は、本発明によるフィルタ処理手順を示す
流れ図、第18図は、本発明の為に修正したタッチ位置
測定の際のサンプル数の設定ブロックの流れ図である。 (18):タッチ感応表面 (56):タッチ信号処理手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、タッチ感応表面上のタッチに応じてタッチ信号を発
    生する手段と、上記タッチ信号から上記タッチ感応表面
    上のタッチ位置を測定する信号処理手段とを有するタッ
    チパネル装置のタッチ位置測定方法に於いて 上記タッチ感応表面上のタッチ位置の移動速度を測定し
    、 上記タッチ位置の移動速度に応じて上記タッチ信号を処
    理する低域通過フィルタの遮断周波数を調整することを
    特徴とするタッチ位置測定方法。 2、タッチ感応表面上のタッチに応じてタッチ信号を発
    生する手段と、上記タッチ信号から上記タッチ感応表面
    上のタッチ位置を測定する信号処理手段とを有するタッ
    チパネル装置に於いて、 上記タッチ信号をフィルタ処理する低域通過フィルタ手
    段と、 上記タッチ感応表面上のタッチ位置の移動速度に応じて
    上記低域通過フィルタ手段の遮断周波数を調整する調整
    手段とを具えることを特徴とするタッチパネル装置。
JP63122968A 1987-06-04 1988-05-19 タッチ位置測定方法及びタッチパネル装置 Granted JPS63304313A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US5832087A 1987-06-04 1987-06-04
US058320 1987-06-04

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JPS63304313A true JPS63304313A (ja) 1988-12-12
JPH0477929B2 JPH0477929B2 (ja) 1992-12-09

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Cited By (10)

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