JP2015176227A - 監視方法、監視装置および監視プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】陳列された商品の状況を正確に監視可能にする。【解決手段】監視装置1は、商品配置領域10に配置された商品11の移動の有無の検知結果を示す第1の情報2aと、商品配置領域10の周囲に位置する人物12の向きの検知結果を示す第2の情報2bとを取得し、第1の情報2aと第2の情報2bとに基づいて、警告情報2cを出力するかを判定する。人物12が購入を目的として商品11を手に取るという通常の場合とは異なる、万引き等の特殊な状況の発生を正確に監視できる。【選択図】図1

Description

本発明は、監視方法、監視装置および監視プログラムに関する。
近年、画像のデータやセンサデータを用いて、店舗内の状況を判定する技術が注目されている。例えば、監視画像から検出された人物画像に基づいてその人物の不審度を判定し、人物画像とその人物画像について設定された不審度を記憶する。そして、記憶された不審度が所定以上の人物画像と、監視画像から検出された人物画像とが一致したときに報知出力する技術が提案されている。
また、例えば、商品配置エリア毎に、商品に対して人が手を伸ばしたことを検知するためのセンサを設置し、そのセンサにより商品に対して人が手を伸ばしたことを検知された場合には、検知情報を分析サーバに送信する技術が提案されている。
特開2009−246799号公報 特開2009−98929号公報
ところで、店舗の店員は、顧客が商品の近くで立ち止まり、その商品の方向を向いたことに気づいた場合、その商品を顧客が手に取ることを予測できる。また、陳列された商品の位置が移動したことがセンサによって検知された場合にも、店員は、その商品を顧客が手に取ったと推定できる。顧客が商品を手に取ったと判断した場合、店員は、その商品が購入されると推定して、レジに向かう等の次に行うべき行動を判断できる。
しかしながら、陳列された商品の位置が移動する状況や、商品を顧客が手に取るという状況は、顧客が商品の購入を目的として行動した場合にのみ発生するとは限らない。例えば、万引き等の不正行為によって商品が持ち去られたケース、あるいは、その顧客が意図せずに、顧客が所持する荷物や顧客の身体の一部が商品に接触したケースも考えられる。しかし、このような詳細な商品の状況を店員が判別することは困難であった。
1つの側面では、本発明は、陳列された商品の状況を正確に監視可能にする監視方法、監視装置、監視プログラムを提供することを目的とする。
1つの案では、情報処理装置による監視方法が提供される。監視方法では、まず、情報処理装置は、商品配置領域に配置された商品の移動の有無の検知結果を示す第1の情報と、商品配置領域の周囲に位置する人物の向きの検知結果を示す第2の情報とを取得する。次に、情報処理装置は、第1の情報と第2の情報とに基づいて、警告情報を出力するかを判定する。
また、1つの案では、上記監視方法と同様の処理を実行する監視装置が提供される。
さらに、1つの案では、上記監視方法と同様の処理をコンピュータに実行させる監視プログラムが提供される。
一側面では、陳列された商品の状況を正確に監視できる。
第1の実施の形態の監視装置の構成例および処理例を示す図である。 第2の実施の形態の陳列管理システムの例を示す図である。 センサデバイスの配置例を示す図である。 センサデバイスのハードウェア構成例を示す図である。 陳列管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成例を示す図である。 商品が商品配置領域に存在するかの判定例を示す図である。 商品配置領域上で商品の位置が正しい位置から移動したかの判定例を示す図である。 顧客の手が商品に伸びたかの判定例を示す図である。 センサデバイス、陳列管理装置および端末装置の機能例を示す図である。 骨格情報の例を示す図である。 領域情報テーブルの例を示す図である。 商品情報テーブルの例を示す図である。 メッセージ情報テーブルの例を示す図である。 商品状況設定テーブルの例を示す図である。 第1のメッセージの表示例を示す図である。 第2のメッセージの表示例を示す図である。 第3のメッセージの表示例を示す図である。 第4のメッセージの表示例を示す図である。 メッセージの出力を制御する処理の例を示すフローチャートである。 メッセージを判定する処理の例を示すフローチャートである。 メッセージを判定する処理の例を示すフローチャート(続き)である。 メッセージを判定する処理の例を示すフローチャート(続き2)である。
以下、実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の監視装置の構成例および処理例を示す図である。監視装置1は、商品配置領域10に配置された商品11の状況や、商品配置領域10の周囲に位置する人物12の状況を監視するための装置である。監視装置1は、例えば、コンピュータとして実現される。この場合、監視装置1は、例えば、デスクトップ型のコンピュータでもよいし、ノート型のコンピュータでもよい。また、監視対象の人物12は、例えば、商品11が陳列されている店舗に訪れた顧客である。
監視装置1は、取得部1aおよび出力制御部1bを有する。取得部1aおよび出力制御部1bの処理は、例えば、監視装置1が備えるプロセッサが所定のプログラムを実行することで実現される。
取得部1aは、商品配置領域10に配置された商品11の移動の有無の検知結果を示す第1の情報2aと、商品配置領域10の周囲に位置する人物12の向きの検知結果を示す第2の情報2bとを取得する(ステップS1)。第1の情報2aおよび第2の情報2bは、他の装置や記録媒体から取得したものであってもよいし、画像やセンサデータを解析することで取得したものであってもよい。
出力制御部1bは、第1の情報2aと第2の情報2bとに基づいて、警告情報2cを出力するかを判定する(ステップS2)。警告情報2cとしては、例えば、陳列された商品11の状況を示す情報、その状況に応じた注意事項や取るべき行動の内容、その状況の発生原因を示す情報等が挙げられる。また、警告情報2cの出力は、例えば、監視装置1が有するディスプレイに警告情報2cの内容を表示させることで実現できる。あるいは、監視装置1は、監視装置1と通信可能なコンピュータ(例えば、店員が所持する携帯端末装置)へ警告情報2cを送信してもよい。この場合、送信された警告情報2cの内容が、携帯端末装置のディスプレイに表示されてもよい。
上記の監視装置1によれば、商品11の移動の有無と、商品配置領域10の周囲に位置する人物12の向きとに基づいて、警告情報2cを出力するかが判定される。これにより、陳列された商品11の状況を正確に監視できる。そして、このようにして出力された警告情報2cを認識したユーザ(例えば、店舗の店員)は、陳列された商品11の状況を正確に認識できる。例えば、ユーザは、単に商品11が移動したか否かだけでない詳細な状況を判別できる。
例えば、人物12が購入を目的として商品11を手に取って移動するケース(第1のケース)では、商品11が移動したことが検知されたとき、人物12は商品配置領域10の方向を向いている可能性が高い。一方、商品11が移動したことが検知されたとき、人物12が商品配置領域10の方向を向いていないケース(第2のケース)では、商品11の移動の発生原因は、人物12が購入を目的として商品11を手に取ったこととは考えにくい。
第2のケースにおける商品11の移動の発生原因の例としては、万引き等の不正行為によって商品11が持ち去られたことや、人物12が所持する荷物や人物12の身体の一部が、人物12が意図せずに商品11に接触したことが考えられる。このような状況は、店舗の店員が人物12の行動を常時、厳密に監視していない限り、店員が気づきにくい。また、店舗の店員は、第2のケースが発生したとき、上記の第1のケースとは異なる行動を起こす必要があることも考えられる。
例えば、出力制御部1bが、商品11が移動し、かつ、人物12が商品配置領域10の方向を向いていない場合に警告情報2cを出力することで、警告情報2cを認識したユーザは上記の第2のケースが発生したことを認識できる。これにより、ユーザは、商品11が移動したことを認識できるだけでなく、その移動の原因が、人物12が購入を目的として商品11を手に取ったことでないことも認識できる。
また、出力制御部1bは、商品11が移動したことが検知された場合に、人物12が向いている方向の検知結果に応じて、出力する警告情報2cの内容を変更してもよい。これにより、ユーザは、商品11が移動したことを認識できるだけでなく、その移動の原因も判別できる。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態の陳列管理システムの例を示す図である。陳列管理システム3は、商品の陳列の乱れの発生を判定するシステムに、顧客が商品の方向に向いていないのに商品の位置が移動するという特殊な状況下での商品の状況を判定する機能を新たに追加したシステムである。上記の特殊な状況の例として、顧客の荷物と商品との接触により商品の位置が移動した場合や、顧客の商品に対する不正行為(例えば、万引き)により商品が持ち去られた場合が挙げられる。
陳列管理システム3は、センサデバイス100、陳列管理装置200および端末装置300を有する。陳列管理装置200は、ネットワーク20を介して、センサデバイス100および端末装置300と接続されている。センサデバイスの数は、2台以上でもよい。また、センサデバイス100および陳列管理装置200は、商品が販売される店舗の中に配置される。あるいは、センサデバイス100のみが店舗の中に配置され、陳列管理装置200が店舗の外部に配置されてもよい。陳列管理装置200は、第1の実施の形態の監視装置1の一例である。
センサデバイス100は、画像を撮像する機能を有する。センサデバイス100は、店舗内の領域のうち、少なくとも商品が配置された領域を所定時間間隔(例えば、1/30秒等)で撮像する。商品が配置された領域の例として、商品が配置される商品棚の領域が挙げられる。
また、センサデバイス100は、画像に写った人物(ここでは顧客)の骨格情報を検出する。本実施の形態では、センサデバイス100は、顧客の骨格の部位として、少なくとも手首を検出する。また、骨格情報には、対応する骨格の部位の位置情報が含まれる。位置情報には、骨格の各部位についての画像における位置と、深度とが含まれる。深度とは、センサデバイス100から被写体までの画素毎の距離を意味する。
センサデバイス100は、撮像した画像のデータと、検出した骨格情報とを陳列管理装置200へ送信する。センサデバイス100は、これらの情報を陳列管理装置200へ所定時間間隔で送信する。なお、センサデバイス100は、画像のデータ等と共に、画像の画素毎の深度を示す情報を陳列管理装置200へ送信してもよい。
陳列管理装置200は、商品の状況を判定してその内容を報知する情報を出力するコンピュータである。陳列管理装置200は、センサデバイス100から画像のデータや骨格情報を受信する度に、受信した画像のデータや骨格情報等を解析し、商品の状況を判定する。商品の状況には、例えば、商品の位置が所定の位置からずれた状態で、センサデバイス100が撮像する領域から顧客が移動したこと、顧客が購入を目的として商品を手に取った状態で、センサデバイス100が撮像する領域から移動したことが挙げられる。あるいは、別の例として、万引き等の不正行為により商品が持ち去られたこと、顧客の荷物等が商品に接触することにより商品が落下したこと等が挙げられる。商品の状況は、商品の位置が移動したか、顧客の手が商品に伸びたか、および、顧客の向きにより判定される。
陳列管理装置200は、商品の状況に関するメッセージを生成して、端末装置300へ送信する。
端末装置300は、店舗に存在する店員が所持する装置である。端末装置300は、商品の状況を示すメッセージを陳列管理装置200から受信し、ディスプレイに表示させる。
図3は、センサデバイスの配置例を示す図である。図3の例では、商品棚31の上面に商品32が配置される。また、図3の右側が、顧客30が移動する領域となっている。センサデバイス100は、商品棚31に対して、顧客30の移動領域とは反対側の位置に配置される。この場合、センサデバイス100は、顧客30、商品棚31および商品32を被写体とした画像のデータと、顧客30の骨格情報とを陳列管理装置200へ送信することとなる。
このようなセンサデバイス100の配置方法により、陳列管理装置200は、センサデバイス100から受信した情報に基づいて、商品32が配置された商品棚31上の領域の状況を正確に監視できる。
図4は、センサデバイスのハードウェア構成例を示す図である。センサデバイス100は、プロセッサ101、RAM(Random Access Memory)102、フラッシュメモリ103、撮像カメラ104、深度センサ105および通信インタフェース106を有する。これらのユニットは、センサデバイス100内でバス107に接続されている。
プロセッサ101は、プログラムの命令を実行する演算器を含み、例えばCPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ101は、フラッシュメモリ103に記憶されているプログラムやデータの少なくとも一部をRAM102にロードしてプログラムを実行する。なお、プロセッサ101は複数のプロセッサコアを備えてもよい。また、センサデバイス100は、複数のプロセッサを備えてもよい。また、センサデバイス100は、複数のプロセッサまたは複数のプロセッサコアを用いて並列処理を行ってもよい。また、2以上のプロセッサの集合、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用回路、2以上の専用回路の集合、プロセッサと専用回路の組み合わせ等を「プロセッサ」と呼んでもよい。
RAM102は、プロセッサ101が実行するプログラムやプログラムから参照されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリである。なお、センサデバイス100は、RAM以外の種類のメモリを備えてもよく、複数個の揮発性メモリを備えてもよい。
フラッシュメモリ103は、ファームウェアやアプリケーションソフトウェア等のプログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。なお、センサデバイス100は、HDD(Hard Disk Drive)等の他の種類の記憶装置を備えてもよく、複数個の不揮発性の記憶装置を備えてもよい。
撮像カメラ104は、画像を撮像し、撮像された画像のデータをプロセッサ101へ出力する。
深度センサ105は、撮像カメラ104により撮像された画像の各画素について深度を計測し、プロセッサ101に出力する。深度の計測方式として、例えば、レーザ光線の往復時間により深度を計測するTOF(Time Of Flight)方式が挙げられる。また、別の計測方式として、反射する光線(例えば、赤外線等)のパターンのひずみで深度を計測するパターン照射方式等の様々な計測方式が挙げられ、何れの方式を採用してもよい。TOF方式およびパターン照射方式が採用される場合、深度センサ105は、レーザ光線や赤外線等の光線照射装置と、照射された光線の反射成分を検出するセンサとを有する。
通信インタフェース106は、ネットワーク20等のネットワークを介して他の情報処理装置(例えば、陳列管理装置200)と通信を行う。
なお、プロセッサ101に実行させるプログラムは、フラッシュメモリ103に他の記憶装置からコピーするようにしてもよい。また、センサデバイス100は、撮像した画像における人体の部位の位置および深度を検出できるものであれば、上記の構成に限るものではない。
図5は、陳列管理装置のハードウェア構成例を示す図である。陳列管理装置200は、プロセッサ201、RAM202、HDD203、画像信号処理部204、入力信号処理部205、ディスクドライブ206および通信インタフェース207を有する。これらのユニットは、陳列管理装置200内でバス208に接続されている。
プロセッサ201は、前述のプロセッサ101と同様に、プログラムの命令を実行する演算器を含む。RAM202は、前述のRAM102と同様に、プロセッサ201が実行するプログラムやデータを一時的に記憶する揮発性メモリである。
HDD203は、OS(Operating System)やファームウェアやアプリケーションソフトウェア等のソフトウェアのプログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。なお、陳列管理装置200は、フラッシュメモリ等の他の種類の記憶装置を備えてもよく、複数個の不揮発性の記憶装置を備えてもよい。
画像信号処理部204は、プロセッサ201からの命令に従って、陳列管理装置200に接続されたディスプレイ35に画像を出力する。ディスプレイ35としては、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)等を用いることができる。
入力信号処理部205は、陳列管理装置200に接続された入力デバイス36から入力信号を取得し、プロセッサ201に通知する。入力デバイス36としては、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイス、キーボード等を用いることができる。
ディスクドライブ206は、記録媒体37に記録されたプログラムやデータを読み取る駆動装置である。記録媒体37として、例えば、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDD等の磁気ディスク、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、光磁気ディスク(MO:Magneto-Optical disk)を使用できる。ディスクドライブ206は、プロセッサ201からの命令に従って、記録媒体37から読み取ったプログラムやデータをRAM202またはHDD203に格納する。
通信インタフェース207は、ネットワーク20等のネットワークを介して他の情報処理装置(例えば、センサデバイス100)と通信を行う。
なお、陳列管理装置200はディスクドライブ206を備えていなくてもよく、専ら他の端末装置から制御される場合には、画像信号処理部204や入力信号処理部205を備えていなくてもよい。また、ディスプレイ35や入力デバイス36は、陳列管理装置200の筐体と一体に形成されていてもよい。
図6は、端末装置のハードウェア構成例を示す図である。端末装置300は、プロセッサ301、RAM302、フラッシュメモリ303、ディスプレイ304、タッチパネル305および無線インタフェース306を有する。これらのユニットは、端末装置300内でバス307に接続されている。
プロセッサ301は、前述のプロセッサ101と同様に、プログラムの命令を実行する演算器を含むプロセッサである。RAM302は、前述のRAM102と同様に、プロセッサ301が実行するプログラムやデータを一時的に記憶する揮発性メモリである。
フラッシュメモリ303は、OSやファームウェアやアプリケーションソフトウェア等のプログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。なお、端末装置300は、HDD等の他の種類の記憶装置を備えてもよく、複数個の不揮発性の記憶装置を備えてもよい。
ディスプレイ304は、プロセッサ301からの命令に従って画像を表示する。ディスプレイ304としては、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等を用いることができる。
タッチパネル305は、ディスプレイ304に重ねて設けられており、ディスプレイ304に対するユーザのタッチ操作を検出してタッチ位置を入力信号としてプロセッサ301に通知する。タッチ操作には、タッチペン等のポインティングデバイスまたはユーザの指が用いられる。タッチ位置の検出方式には、例えば、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等の様々な検出方式があり、何れの方式を採用してもよい。なお、端末装置300は、複数の入力キーを備えたキーパッド等、他の種類の入力デバイスを備えてもよい。
無線インタフェース306は、無線通信を行う通信インタフェースである。無線インタフェース306は、受信信号の復調・復号や送信信号の符号化・変調等を行う。例えば、無線インタフェース306は、アクセスポイント(図示無し)を介してネットワーク20等に接続する。端末装置300は、複数の無線インタフェースを備えてもよい。
なお、プロセッサ301に実行させるプログラムは、フラッシュメモリ303に他の記憶装置からコピーするようにしてもよい。また、プロセッサ301に実行させるプログラムは、無線インタフェース306がネットワーク20等からダウンロードするようにしてもよい。
次に、商品の状況の判定方法について説明する。陳列管理装置200は、商品の位置が移動したか、顧客の手が商品に伸びたか、および、顧客の顔の向きが商品配置領域の方向かにより、商品の状況を判定する。
商品配置領域とは、所定の商品が配置される一定空間を指し、例えば、顧客の手がその商品に伸びたかの判定に用いられる。例えば、商品配置領域は、商品棚の上面における所定の商品が配置される領域から、その上側の一定の高さまでの領域である。
ただし、このような3次元空間に対する手の進入を判定する処理は複雑になる。このため、陳列管理装置200は、画像上に商品配置領域に対応する2次元領域を設定し、設定された2次元領域に顧客の手(例えば手首の代表位置)が含まれているかにより、商品配置領域に手が進入したかを判定する。以下、画像上に設定される、商品配置領域に対応する2次元領域を、“設定領域”と記載する場合がある。
顧客の向きの判定方法としては、例えば、センサデバイス100から受信した骨格情報に含まれる顧客の両肩の位置に基づいて判定する方法が挙げられる。この方法では、例えば、顧客の両肩間の距離が閾値より大きい場合に、顧客がセンサデバイス100の方向(すなわち商品の方向)を向いていると判定される。また、例えば、顧客の両肩間の距離が閾値より大きいことに加えて、顧客の手首の位置が検出されている(すなわち、手首が顧客の身体に遮られていない)場合、または、顧客の手首の深度が、その手首に接続している肩の深度より小さい場合に、顧客がセンサデバイス100の方向を向いていると判定してもよい。
また、顧客の向きの別の判定方法としては、センサデバイス100から顧客の首までの距離より、センサデバイス100から顧客の頭までの距離の方が短い場合に、顧客がセンサデバイス100の方向を向いていると判定する方法が挙げられる。さらに別の判定方法としては、センサデバイス100から受信した画像から顧客を示す領域を抽出し、抽出した領域を解析することにより、顧客の向きを判定する方法が挙げられる。例えば、顧客を示す領域における顔のパーツ(目、鼻等)の位置に基づいて顧客の向きを判定する方法がある。
商品の位置が移動したかの判定方法、および、顧客の手が商品に伸びたかの判定方法については、図7〜9を用いて説明する。
まず、図7〜8を用いて、商品の移動の有無についての判定方法について説明する。陳列管理装置200は、商品の画像を予め記憶している。また、陳列管理装置200は、商品を陳列してから商品の状況を監視する前に、商品配置領域に正しく商品を陳列した状態で撮像された画像を取得し、取得した画像上における商品の画像領域を示す情報を取得して記憶する。
商品が移動した状態には、商品が商品配置領域に存在しなくなった状態と、商品配置領域内で、商品の位置が正しい位置から移動した状態とが含まれる。陳列管理装置200は、センサデバイス100から受信した画像のうち、商品配置領域に対応する設定領域の画像から、予め記憶されている商品の画像と一致する画像が検出された場合、商品が商品配置領域に存在すると判定し、商品の画像と一致する画像が検出されなかった場合、商品が商品配置領域に存在しないと判定する。
また、陳列管理装置200は、上記の予め記憶されている商品の画像との比較により商品が商品配置領域に存在すると判定したときに、まず、検出された商品の画像領域を取得する。検出された商品の画像領域が、正しく陳列したときの商品の画像領域と一致しない場合、商品配置領域に配置された商品の位置が、正しく陳列したときの位置から移動したと判定する。
図7は、商品が商品配置領域に存在するかの判定例を示す図である。画像5は、センサデバイス100により撮像された画像である。画像5の被写体には、顧客30、商品棚31および商品32が含まれる。商品棚31は、センサデバイス100の正面に設置されている。顧客30は、センサデバイス100から見て商品棚31の奥側に存在する。
領域31aは、商品棚31における、所定の商品(ここでは商品32)が配置される商品配置領域に対応する設定領域であり、ユーザによって画像上に任意に設定される。商品棚31の前に顧客30が現れる前の状態では、商品32は、図7において点線で示すように、領域31aに対応する商品配置領域に配置されていたものとする。
また、陳列管理装置200は、陳列管理装置200が有する記憶装置(HDD203等)に商品32の画像を予め記憶している。
ここで、陳列管理装置200は、画像5のデータをセンサデバイス100から受信したとする。このとき、予め記憶されている商品32の画像と一致する画像は、画像5における領域31a内に存在しない。そのため、陳列管理装置200は、領域31aに対応する商品配置領域に商品32が存在しないと判定する。
図8は、商品配置領域上で商品の位置が正しい位置から移動したかの判定例を示す図である。図8において、図7と同じ内容については、説明を省略する。
画像6は、商品の状況の監視を実行する前に、画像5と同じ領域がセンサデバイス100により撮像されたときの画像である。画像6において、領域31aは、画像5と同様の位置・範囲に設定された設定領域であり、商品32に対応する。また、画像6において、商品32は対応する商品配置領域内の正しい位置に配置された状態で撮像されている。
画像7は、センサデバイス100により撮像された画像である。画像7が撮像された領域は、画像5および画像6が撮像された領域と同一である。画像7に写る商品配置領域の状態は、顧客30が商品32を手に取り、その後、商品32を商品配置領域に戻すことにより、商品32が商品配置領域内の正しい位置から移動した状態である。
ここで、陳列管理装置200は、商品の状況の監視を実行する前に、画像6のデータをセンサデバイス100から受信したとする。このとき、陳列管理装置200は、商品32が配置された画像上の領域31bを取得して、取得した領域31bを正しく配置された商品32の画像領域として、陳列管理装置200が有する記憶装置(HDD203等)に記憶する。
次に、画像7のデータをセンサデバイス100から受信したとする。このとき、画像7における商品32の画像領域と領域31bとが一致しない場合、陳列管理装置200は、領域31aに対応する商品配置領域上の商品32の位置が正しい位置から移動したと判定する。
なお、画像6における領域31bは、図8に示すように、画像6における商品32の外形より外側に設定されてもよい。この場合、陳列管理装置200は、画像7において商品32が写った領域の少なくとも一部が領域31bに含まれない場合に、商品32が正しい位置から移動したと判定する。これにより、例えば、顧客30が商品32を手に取ってから戻した場合でも、商品32の移動量が陳列をし直す必要のない程度であれば、商品32が移動したと判定されない。よって、商品32の移動量が陳列をし直す必要のない程度である場合にアラームが出力されることが防止される。
なお、商品の移動の有無の判定は、図7〜8で説明した方法に限定されるものではない。例えば、受信した画像を解析することで画像上の商品の形状が有する特徴を示す位置を抽出し、抽出した代表位置と、商品が配置される位置とを比較することで判定できる。また、各商品配置領域に設置された非接触方式のICリーダにより、各商品に設置されたICタグの情報の読み取りが可能かで、商品の位置の移動の有無が判定されてもよい。
次に、図9を用いて、顧客の手が商品に伸びたかの判定方法について説明する。陳列管理装置200は、画像に写る顧客の手首の位置が、商品配置領域に対応する設定領域の範囲内であるときに、顧客の手が商品に伸びたと判定する。
図9は、顧客の手が商品に伸びたかの判定例を示す図である。画像8は、画像7と同じ領域がセンサデバイス100により撮像された画像である。画像8の被写体には、画像7と同様に、顧客30、商品棚31および商品32が含まれる。以下、画像8において、画像7と同様の内容については説明を省略する。
画像8において、顧客30は、センサデバイス100から見て商品棚31の奥側に存在する。画像8において、顧客30の手首30aの位置は、領域31aに含まれていない。
ここで、陳列管理装置200は、画像8のデータをセンサデバイス100から受信したとする。このとき、手首30aの位置が領域31aに含まれていないため、陳列管理装置200は、顧客30の手が商品32に伸びていないと判定する。
画像9は、画像7と同じ領域がセンサデバイス100により撮像された画像である。以下、画像9において、画像7と同様の内容については説明を省略する。画像9において、手首30aの位置は、領域31aに含まれている。
ここで、陳列管理装置200は、画像9のデータをセンサデバイス100から受信したとする。このとき、手首30aの位置が領域31aに含まれているため、陳列管理装置200は、顧客30の手が商品32に伸びていると判定する。
なお、顧客の手が商品に伸びたかの判定は、図9で説明した方法に限定されるものではなく、例えば、各顧客が所持する非接触方式のICリーダにより、各商品に設置されたICタグの情報の読み取りが可能かで、商品の移動の有無が判定してもよい。
また、陳列管理システム3においては、1つの商品棚に1つの商品配置領域を設定するが、1つの商品棚に複数の商品配置領域を設定してもよい。また、1つの商品(例えば、商品32)に対応する商品配置領域が複数であってもよい。
図10は、センサデバイス、陳列管理装置および端末装置の機能例を示す図である。センサデバイス100は、画像取得部110、骨格検出部120および送信部130を有する。
画像取得部110は、撮像カメラ104によって撮像された画像のデータを所定時間間隔(例えば、1/30秒毎)で取得する。
骨格検出部120は、画像のデータと深度センサ105による深度情報とに基づき、画像に写る人物の手首等、予め決められた骨格の部位の位置を検出する。骨格検出部120は、画像取得部110が画像データを取得する度に骨格の部位の位置を検出し、骨格の各部位の位置情報を含む骨格情報を生成する。骨格の各部位の位置情報には、画像に写る顧客の各部位の画像上の座標を示す情報や、骨格の各部位の深度を示す情報を含む。“骨格の部位(例えば、手首)の深度”とは、骨格の各部位に対応する画素の深度を意味する。
送信部130は、撮像された画像のデータ、および画像に写る顧客の骨格情報を陳列管理装置200へ送信する。撮像された画像のデータには、センサデバイスを識別するためのデバイスID(identification)が含まれる。
なお、画像取得部110、骨格検出部120および送信部130の処理は、例えば、プロセッサ101が所定のプログラムを実行することで実現される。
陳列管理装置200は、管理情報記憶部210、移動判定部220、顧客向き判定部230、接触判定部240およびメッセージ制御部250を有する。
管理情報記憶部210は、商品の画像のデータを予め記憶する。商品の画像は、商品の移動の有無を判定する際に用いられる。以下、予め記憶されている商品の画像を“商品画像”と記載する場合がある。
また、管理情報記憶部210は、商品配置領域に対応する設定領域に関する情報を予め格納した領域情報テーブルを記憶する。また、管理情報記憶部210は、店舗で扱われる商品に関する情報を格納する商品情報テーブルや、商品の状況に関するメッセージを生成するための情報を格納するメッセージ情報テーブルを記憶する。さらに、管理情報記憶部210は、商品の状況に関する情報を一時的に格納する商品状況設定テーブルを記憶する。管理情報記憶部210は、例えば、HDD203等に確保された不揮発性の記憶領域として実現される。
移動判定部220は、センサデバイス100から、画像のデータおよび画像に写る顧客の骨格情報を受信する。移動判定部220は、受信した骨格情報に基づいて、顧客が商品配置領域付近に現れたことを検出する。移動判定部220は、検出された顧客に対応するレコードを商品状況設定テーブルに作成する。
また、移動判定部220は、商品の状況の監視を実行する前に受信した画像を解析して、正しい位置に配置されているときの商品の画像領域を取得し、取得した画像領域を示す情報を領域情報テーブルに登録する。移動判定部220は、商品の状況の監視を開始すると、撮像された画像の情報と、管理情報記憶部210に予め記憶されている商品画像と、領域情報テーブルに格納されている画像領域を示す情報とに基づいて、商品配置領域上の商品が移動したか判定する。
顧客向き判定部230は、顧客の骨格における1以上の部位(例えば、両肩)の位置等に基づいて、顧客の向きを判定する。そして、顧客向き判定部230は、領域情報テーブルを参照し、顧客の向きが設定領域に対応する商品配置領域の方向であるかを判定する。
接触判定部240は、画像における顧客の手首の位置と、商品配置領域に対応する設定領域との位置関係に基づいて、顧客の手が商品に伸びたかを判定する。顧客の手首の位置は、受信した骨格情報を基に判定される。設定領域の範囲は、領域情報テーブルを基に判定される。
メッセージ制御部250は、商品配置領域上の商品が移動したか、顧客の向き、および、顧客の手が商品に伸びたかの判定結果と、管理情報記憶部210に記憶されている各テーブルに格納された情報とに基づいて商品の状況を判定する。商品の状況を判定する際、メッセージ制御部250は、商品状況設定テーブルを用いる。商品配置領域上の商品が移動したかは、移動判定部220により判定され、顧客の向きは、顧客向き判定部230により判定され、顧客の手が商品に伸びたかは、接触判定部240により判定される。メッセージ制御部250は、商品の状況に関するメッセージを生成する。メッセージ制御部250は、生成したメッセージを端末装置300へ送信する。
なお、移動判定部220、顧客向き判定部230、接触判定部240およびメッセージ制御部250の処理は、例えば、プロセッサ201が所定のプログラムを実行することで実現される。
端末装置300は、メッセージ受信部310およびメッセージ表示部320を有する。メッセージ受信部310は、商品の状況に関するメッセージを陳列管理装置200から受信する。メッセージ表示部320は、受信したメッセージをディスプレイ304に表示させる。なお、メッセージ受信部310およびメッセージ表示部320の処理は、例えば、プロセッサ301が所定のプログラムを実行することで実現される。
なお、陳列管理システム3においては、陳列管理装置200が生成したメッセージを、端末装置300が表示するが、次のように、端末装置300が、メッセージを生成して表示させてもよい。まず、陳列管理装置200は、移動判定部220、接触判定部240および顧客向き判定部230による判定結果を示す情報と、陳列が乱れた商品の識別子を端末装置300に送信する。次に、端末装置300は、受信した情報に基づいてメッセージを生成し、ディスプレイ304に表示させる。この場合、商品情報テーブルおよびメッセージ情報テーブルは、陳列管理装置200ではなく、端末装置300に予め記憶される。
次に、図11〜14を用いて、陳列管理システム3で用いられるデータやテーブルについて説明する。
図11は、骨格情報の例を示す図である。骨格情報の例を示す図である。骨格情報121は、顧客の頭や手首の関節等の骨格の各部位の位置を示す情報である。骨格情報121は、骨格検出部120により生成される。骨格情報121は、顧客ID、部位および位置情報の項目を有する。
顧客IDの項目には、画像に写る顧客を識別するための識別子が設定される。部位の項目には、骨格の部位の種別を示す情報が設定される。
位置情報の項目には、部位の位置情報が設定される。陳列管理システム3において、位置情報は、“(X軸方向の位置,Y軸方向の位置,Z軸方向の位置)”で表される。X軸は、撮像カメラ104の光軸と直交する水平方向の軸であり、撮像カメラ104から見て左方向を正とする。Y軸は、撮像カメラ104の光軸と直交する垂直方向の軸であり、撮像カメラ104から見て上方向を正とする。Z軸は、撮像カメラ104の光軸の方向の軸であり、撮像カメラ104が向いている方向を正とする。すなわち、X軸およびY軸の座標により骨格の部位についての画像上の位置が示され、Z軸の座標により骨格の部位の深度が示される。
例えば、図11に示すように、骨格の部位として、右手首、左手首、右肩、左肩等が検出される。顧客30の右手首の画像上の座標が“(60,30)”であり、深度が“30”であるとすると、骨格情報121における顧客30の“右手首”に対応する位置情報の項目には、“(60,30,30)”が設定される。
なお、骨格の部位の位置情報は、上記の表現方法の他、緯度・経度・高さ等の別の方法により表されてもよい。
図12は、領域情報テーブルの例を示す図である。領域情報テーブル211は、設定領域に関する情報を予め格納している。領域情報テーブル211は、管理情報記憶部210に記憶されている。領域情報テーブル211は、領域ID、領域情報、商品ID、商品画像および商品画像領域の項目を有する。
領域IDの項目には、設定領域を識別するための識別子が設定される。
領域情報の項目には、設定領域を示す情報が設定される。陳列管理システム3において、設定領域は、四角形であるとする。また、設定領域を示す情報は、商品を配置する領域の四隅の座標により表される。四隅の各座標は、“(X軸方向の位置,Y軸方向の位置)”により表される。なお、設定領域は、四角形に限定されず、円や円形であってもよい。また、設定領域が長方形である場合、例えば、設定領域を示す情報は、例えば、右上と左下の座標のみで表されてもよい。
商品IDの項目には、設定領域に対応する商品配置領域に配置される商品を識別するための識別子が設定される。なお、異なる領域IDに対応する商品IDの項目に、同一の商品IDが設定されてもよい。
商品画像の項目には、商品に対応する商品画像を示す情報が設定される。商品画像を示す情報は、商品画像のデータでもよいし、商品画像のデータの格納先を示す情報でもよい。
商品画像領域の項目には、設定領域に対応する商品配置領域内の正しい位置に商品が配置されているときの、商品の画像領域を示す情報が設定される。陳列管理システム3において、撮像された画像内の商品の画像領域と、商品画像領域とが一致しない場合、商品が正しい位置から移動したと判定される。なお、撮像された画像内の商品の画像領域の少なくとも一部が、商品画像領域に含まれていない場合に、商品が正しい位置から移動したと判定してもよい。
図13は、商品情報テーブルの例を示す図である。商品情報テーブル212は、店舗で扱う商品に関する情報を予め格納している。商品情報テーブル212は、管理情報記憶部210に記憶されている。
商品情報テーブル212は、商品IDおよび商品名の項目を有する。商品IDの項目には、店舗で扱う商品を識別するための識別子が設定される。商品名の項目には、端末装置300に表示するための情報として、商品名を示す文字列が設定される。
なお、商品情報テーブル212には、上記項目の他、商品の価格を示す情報や、商品の画像を示す情報等が含まれていてもよい。
図14は、メッセージ情報テーブルの例を示す図である。メッセージ情報テーブル213は、商品の状況に関する情報を予め格納している。メッセージ情報テーブル213は、管理情報記憶部210に記憶されている。
メッセージ情報テーブル213は、メッセージIDおよびメッセージの項目を有する。メッセージIDの項目には、商品の状況に関するメッセージを識別するための識別子が設定される。メッセージの項目には、端末装置300に表示するためのメッセージを示す文字列が設定される。文字列内の“<商品ID>”には、陳列管理装置200がメッセージを生成する際、対象となる(移動した)商品の商品IDが設定される。また、文字列内の“<商品名>”には、陳列管理装置200がメッセージを生成する際、対象となる(移動した)商品の商品名が設定される。
メッセージIDが“MSG#0”であるメッセージは、陳列管理装置200が商品の状況の監視を実行する前に、商品が商品配置領域に配置されていない状態の商品配置領域が撮像された状況に対応するメッセージである。すなわち、メッセージIDが“MSG#0”であるメッセージは、商品配置領域に商品が配置されていない状態で、商品の監視を実行しようとした状況に対応するメッセージである。
メッセージIDが“MSG#1”であるメッセージは、顧客が購入を目的として商品を手に取って移動したことにより、商品が商品配置領域に存在しなくなった状況に対応するメッセージである。
メッセージIDが“MSG#2”であるメッセージは、顧客が商品配置領域付近から立ち去ったときに、商品配置領域内の商品が正しい位置から移動している等、商品の陳列が乱れている状況に対応するメッセージである。
メッセージIDが“MSG#3”であるメッセージは、顧客の持つ荷物や手以外の顧客の身体の一部が商品と接触して商品が商品棚から落下したことで、商品配置領域から商品がなくなった状況に対応するメッセージである。
メッセージIDが“MSG#4”であるメッセージは、商品に対して万引き等の不正行為が顧客により行われたことにより、商品配置領域から商品がなくなった状況に対応するメッセージである。
なお、メッセージIDが“MSG#1”〜“MSG#4”であるメッセージは、商品の状況を示すメッセージであるのに対し、メッセージIDが“MSG#0”であるメッセージは、商品の状況の監視を正常に実行できないことを示すメッセージであり、両者のメッセージの性質は異なる。
また、図14に示したメッセージは、第1の実施の形態の警告情報2cの一例である。
図15は、商品状況設定テーブルの例を示す図である。商品状況設定テーブル214は、商品の状況に関する情報を一時的に格納する。商品状況設定テーブル214は、管理情報記憶部210に記憶されている。商品状況設定テーブル214は、顧客ID、顧客向きフラグ、接触フラグおよびメッセージIDの項目を有する。
顧客IDの項目には、画像に写る顧客を識別するための識別子が設定される。顧客向きフラグの項目には、顧客の骨格が検出されて(顧客が商品配置領域付近に現れて)から、顧客の骨格が検出されなくなる(顧客が商品配置領域付近から立ち去る)までの間に、顧客が商品配置領域の方向に向いた状態が検出されたかを示す情報が設定される。例えば、この識別子の初期値を“FALSE”と設定し、その上で、顧客が商品配置領域付近に現れてから立ち去るまでの間に、顧客の体が商品配置領域の方向に向いた状態が一度でも検出された場合、顧客向きフラグの項目には“TRUE”が設定される。一方、顧客が商品配置領域付近に現れてから立ち去るまでの間に、顧客の体が商品配置領域の方向に向いた状態が一度も検出されなかった場合、顧客向きフラグの項目には“FALSE”が設定されたままになる。
接触フラグの項目には、顧客が商品配置領域付近に現れてから立ち去るまでの間に、顧客の手が商品に伸びた状態が検出されたかを示す情報が設定される。例えば、この情報の初期値を“FALSE”と設定し、その上で、顧客が商品配置領域付近に現れてから立ち去るまでの間に、顧客の手が商品に伸びた状態が一度でも検出された場合、接触フラグの項目には“TRUE”が設定される。一方、顧客が商品配置領域付近に現れてから立ち去るまでの間に、顧客の手が商品に伸びた状態が一度も検出されなかった場合、接触フラグの項目には“FALSE”が設定されたままになる。
メッセージIDの項目には、顧客が移動した商品配置領域に配置された商品について、その商品の状況に関するメッセージを識別するための識別子が設定される。本項目は、例えば、商品の状況に関する履歴情報を作成する際に用いられる。
次に、図16〜19を用いて、商品の状況に応じたメッセージの表示例について説明する。図16〜19では、商品IDが“商品#1”であり、商品名が“ミニトラック”である商品の状況に関するメッセージの表示例について説明する。また、図16〜19で説明する画像において、画像5と同様の内容については、説明を省略する場合がある。
図16は、第1のメッセージの表示例を示す図である。メッセージ画面321は、商品の状況に関するメッセージを表示する画面である。メッセージ画面321は、端末装置300が備えるディスプレイ304に表示される。
画像40は、センサデバイス100により撮像された画像である。画像40において、顧客30は、商品32に対応する商品配置領域の方向に向いている。また、画像40において、顧客30の右手首である手首30aの位置は、領域31aに含まれていない。すなわち、画像40に写る顧客30の手は、商品32に伸びていない状態である。
画像41は、画像40の撮像後に、センサデバイス100により撮像された画像である。また、画像41において、手首30aの位置は、領域31aに含まれている。すなわち、画像41に写る顧客30の手は、商品32に伸びた状態である。また、画像41において、顧客30は、商品32に対応する商品配置領域の方向に向いている。
画像42は、画像41の撮像後に、センサデバイス100により撮像された画像である。画像42において、顧客30は、商品32を手に取った状態で商品配置領域から離れようとしている。
ここで、陳列管理装置200は、顧客30の骨格情報の受信を開始し(すなわち、顧客30の骨格情報をはじめて受信し)、その後、画像40,41,42の順に画像データを受信したとする。このとき、まず、陳列管理装置200は、画像40の前に受信した画像(図示しない)に対応する顧客30の骨格情報の受信により、商品配置領域付近に顧客30が現れたことを検出する。
次に、陳列管理装置200は、画像40の解析により、顧客30の向きが、領域31aに対応する商品配置領域の方向であると判定する。また、陳列管理装置200は、画像40の後に受信した画像41の解析により、顧客30の手首30aが、領域31aに対応する商品配置領域に含まれていると判定する。すなわち、陳列管理装置200は、顧客30の手が商品32に伸びたと判定する。
その後、画像42に示すように顧客30が移動し、その移動に伴って顧客30の骨格の位置も移動する。このとき、商品32は、領域31aに対応する商品配置領域に存在しないものとする。そして、その後に受信される画像(図示せず)からは、顧客30の骨格情報が検出されなくなる。すなわち、センサデバイス100から受信される画像に顧客30が写らなくなる。この時点でも、商品32は、領域31aに対応する商品配置領域に存在しないままであるとする。
以上の経過を辿った場合、顧客が購入を目的として商品を手に取って移動したことにより、商品が商品配置領域からなくなったと、陳列管理装置200により判定される。そのため、図14に示した、メッセージIDが“MSG#1”に対応するメッセージが、陳列管理装置200により生成される。具体的には、まず、“MSG#1”を含むレコードが、メッセージ情報テーブル213から陳列管理装置200により検索される。次に、検索されたレコードのメッセージの“<商品ID>”の部分に“商品#1”が設定され、“<商品名>”の部分に“ミニトラック”が設定されたものが、商品の状況に関するメッセージとして生成される。
生成されたメッセージは、陳列管理装置200により端末装置300へ送信される。そして、図16右下側に示すように、メッセージを受信した端末装置300により、受信されたメッセージを含むメッセージ画面321が、ディスプレイ304に表示される。
顧客が商品の方向を向いた状態で商品を手に取って移動した場合、その顧客は、正当な目的で商品を手に取った移動したと考えられる。そのため、図16で説明したように、まず、骨格情報が検出される(顧客30が商品配置領域付近に現れる)。次に、顧客の向きが商品配置領域の方向である状態が検出され、顧客が商品に手を伸ばした状態が検出される。その後、骨格情報が検出されなくなった(顧客30が商品配置領域付近から立ち去った)ときに商品が商品配置領域に存在しない場合、陳列管理装置200は、顧客が購入を目的として商品を手に取って移動したと判定する。そして、そのことを報知するメッセージが端末装置300のディスプレイ304に表示される。これにより、店員が多忙により顧客や商品棚を目視できない場合でも、店員は、顧客がレジに移動したりすることを予測して行動することができると共に、商品の補充が必要になったことを認識できる。
図17は、第2のメッセージの表示例を示す図である。画像43は、センサデバイス100により撮像された画像である。画像43において、顧客30の体の向きは、センサデバイス100の方向に向いている。すなわち、顧客30の体は、領域31aに対応する商品配置領域の方向に向いている。また、画像43において、顧客30は、商品32を手に取ってから商品配置領域に戻している。このとき、商品32は、商品配置領域内の正しい位置から移動された状態となっている。領域31bは、正しい位置に配置されているときの商品32の配置領域を示す。
画像44は、画像43の撮像後に、センサデバイス100により撮像された画像である。画像44において、顧客30は、商品32を手に取っていない状態で、領域31aに対応する商品配置領域付近から立ち去ろうとしている。
ここで、陳列管理装置200は、顧客30の骨格情報の受信を開始し(すなわち、顧客30の骨格情報をはじめて受信し)、その後、画像43,44の順に画像データを受信したとする。このとき、まず、陳列管理装置200は、画像43の前に受信した画像(図示しない)に対応する顧客30の骨格情報の受信により、商品配置領域付近に顧客30が現れたことを検出する。
その後に受信する画像43において、商品32は、顧客30により商品配置領域内に戻されたことで、商品配置領域内の正しい位置から移動された状態となる。また、その後、画像44に示すように顧客30が移動し、その移動に伴って顧客30の骨格の位置も移動する。そして、その後に受信される画像(図示せず)からは、顧客30の骨格情報が検出されなくなる。この時点でも、商品32は、画像43と同様に、商品配置領域上の正しい位置から移動された状態である。
以上の経過を辿った場合、商品配置領域内の商品が正しい位置から移動して、その商品の陳列が乱れたと、陳列管理装置200により判定される。そのため、図16で説明した方法と同様の方法により、メッセージIDが“MSG#2”に対応するメッセージが、陳列管理装置200により生成され、端末装置300へ送信される。そして、図17右側に示すように、受信したメッセージを含むメッセージ画面321が、端末装置300によりディスプレイ304に表示される。
顧客が商品配置領域付近から立ち去ったときに、商品配置領域内の商品が、正しい位置から移動されている場合がある。このような例として、顧客が商品配置領域内の商品を手に取り、手に取った商品を商品配置領域に戻すことにより、商品が商品配置領域内の正しい位置から移動され、その後、その顧客が商品配置領域付近から立ち去る場合が挙げられる。そのため、図17で説明したように、まず、骨格情報が検出され、その後、骨格情報が検出されなくなったときに、商品配置領域の正しい位置から商品が移動している場合、陳列管理装置200は、商品の陳列が乱れたと判定する。そして、そのことを報知するメッセージが端末装置300のディスプレイ304に表示される。これにより、店員が多忙により顧客や商品棚を目視できない場合でも、店員は、商品の陳列が乱れたことを認識することができ、その商品の位置を正しい位置に戻す動作を起こすことができる。
図18は、第3のメッセージの表示例を示す図である。画像45は、センサデバイス100により撮像された画像である。画像45において、顧客30は、商品32に対応する商品配置領域以外の方向(センサデバイス100から見て左方向)に向いている。また、画像45において、顧客30の各手首の位置は、領域31aに含まれていない。すなわち、画像45に写る顧客30の手は、商品32に伸びていない状態である。
画像46は、画像45の撮像後に、センサデバイス100により撮像された画像である。画像46において、画像45と同様に、顧客30は、商品32に対応する商品配置領域以外の方向(センサデバイス100から見て左方向)に向いており、顧客30の手は、商品32に伸びていない。さらに、商品32は、顧客30が持つ荷物の接触により商品棚31から落下し、領域31aに対応する商品配置領域に存在しない。
ここで、陳列管理装置200は、顧客30の骨格情報の受信を開始し(すなわち、顧客30の骨格情報をはじめて受信し)、その後、画像45,46の順に画像データを受信したとする。このとき、まず、陳列管理装置200は、画像45の前に受信した画像(図示しない)に対応する顧客30の骨格情報の受信により、商品配置領域付近に顧客30が現れたことを検出する。
次に、陳列管理装置200は、画像45の解析により、顧客30の手首30aが、領域31aに対応する商品配置領域に含まれていないと判定する。すなわち、陳列管理装置200は、顧客30の手が商品32に伸びていないと判定する。また、陳列管理装置200は、画像45の解析により、顧客30の向きが領域31aに対応する商品配置領域以外の方向であると判定する。
次に、陳列管理装置200は、画像46の解析により、商品32が領域31aに対応する商品配置領域に存在しなくなったと判定する。また、陳列管理装置200は、画像46を受信するまでの間に、顧客30の向きが、領域31aに対応する商品配置領域以外の方向であり、顧客30の手が商品32に伸びていないと判定する。
以上の経過を辿った場合、顧客30の荷物や手以外の顧客30の身体の一部が商品32に接触したことにより、商品32が商品棚31から落下し、商品配置領域に存在しなくなったと、陳列管理装置200により判定される。そのため、図16で説明した方法と同様の方法により、メッセージIDが“MSG#3”に対応するメッセージが、陳列管理装置200により生成され、端末装置300へ送信される。そして、図18右側に示すように、受信したメッセージを含むメッセージ画面321が、端末装置300によりディスプレイ304に表示される。
顧客の荷物や手以外の顧客の身体の一部が、顧客が意図せずに商品に接触するとき、顧客の手は、商品に伸びていない状態となり、顧客の向きは、商品が配置されている商品配置領域以外の方向となる。また、商品棚から落下したとき、商品は、商品配置領域に存在しない状態となる。そのため、図18で説明したように、顧客の骨格情報が検出されてから、商品が商品配置領域に存在しなくなったときに撮像された画像を受信するまでの間に、顧客の手が商品に伸びた状態と、顧客の向きが商品配置領域の方向である状態との何れもが検出されなかった場合、陳列管理装置200は、顧客の荷物や手以外の顧客30の身体の一部の接触により商品が商品棚から落下したと判定する。
このような状況は、顧客が商品の近くを立ち止まることなく通り過ぎることで発生するため、顧客の行動を常に監視していない限り店員によって検知できない。陳列管理装置200によれば、店員は、顧客を目視していなくても、このような状況が発生したことを認識することができ、例えば、商品を元の位置に戻す動作を起こすことができる。
図19は、第4のメッセージの表示例を示す図である。画像47は、センサデバイス100により撮像された画像である。画像47において、顧客30は、商品32に対応する商品配置領域以外の方向(センサデバイス100から見て左方向)に向いている。また、画像47において、顧客30の右手首である手首30aの位置は、領域31aに含まれている。すなわち、画像47に写る顧客30の手が商品32に伸びた状態である。
画像48は、画像47の撮像後に、センサデバイス100により撮像された画像である。また、画像48において、顧客30は、商品32に対応する商品配置領域以外の方向(センサデバイス100から見て左方向)に向いており、顧客30の手は、商品32に伸びていない。また、画像48において、商品32は、顧客30により持ち去られ、領域31aに対応する商品配置領域に存在しない。
ここで、陳列管理装置200は、顧客30の骨格情報の受信を開始し(すなわち、顧客30の骨格情報をはじめて受信し)、その後、画像47,48の順に画像データを受信したとする。このとき、まず、陳列管理装置200は、画像47の前に受信した画像(図示しない)に対応する顧客30の骨格情報の受信により、商品配置領域付近に顧客30が現れたことを検出する。
次に、陳列管理装置200は、画像47の解析により、顧客30の手首30aが、領域31aに対応する商品配置領域に含まれていると判定する。すなわち、陳列管理装置200は、顧客30の手が商品32に伸びていると判定する。また、陳列管理装置200は、画像47の解析により、顧客30の向きが領域31aに対応する商品配置領域以外の方向であると判定する。
次に、陳列管理装置200は、画像48の解析により、商品32が領域31aに対応する商品配置領域に存在しなくなったと判定する。また、陳列管理装置200は、画像48を受信するまでの間に、顧客30の向きが、領域31aに対応する商品配置領域以外の方向であったと判定する。
以上の経過を辿った場合、商品に対する顧客の不正行為(例えば、万引き)により、商品配置領域内の商品が持ち去られたと、陳列管理装置200により判定される。そのため、図16で説明した方法と同様の方法により、メッセージIDが“MSG#4”に対応するメッセージが、陳列管理装置200により生成され、端末装置300へ送信される。そして、図19右側に示すように、受信したメッセージを含むメッセージ画面321が、端末装置300によりディスプレイ304に表示される。
ここで、顧客が商品に対して万引き等の不正行為をするとき、顧客の手は、商品に伸びた状態となる。しかし、顧客は立ち止まることなく通り過ぎる可能性が高いことから、顧客の向きは、商品が配置されている商品配置領域の方向を向いていない可能性が高い。そのため、図19で説明したように、顧客の骨格情報が検出されてから、商品が商品配置領域に存在しなくなったときに撮像された画像を受信するまでの間に、顧客の手が商品に伸びた状態が検出されたが、顧客の向きが商品配置領域の方向である状態が検出されなかったとする。このとき、陳列管理装置200は、顧客の不正行為により商品が持ち去られたと判定する。
図18の場合と同様に、図19のような状況は、顧客の行動を常に監視していない限り店員によって検知できない。陳列管理装置200によれば、店員は、顧客を目視していなくても、このような状況が発生したことを認識することができ、例えば、商品の有無を確認する、あるいは顧客を追いかけるといった動作を起こすことができる。
図16〜19で説明したように、陳列管理装置200は、商品の移動の有無、顧客の手が商品に伸びたか、および顧客の向きに基づいて、商品の状況、より具体的には、商品がどのように移動したかと、その移動の原因とを判定する。これにより、店員が顧客を常に目視していなくても、商品の状況を正確に監視できる。
また、判定した商品の状況に応じたメッセージが、陳列管理装置200により生成され、端末装置300へ送信され、送信されたメッセージを含むメッセージ画面321がディスプレイ304へ表示される。これにより、端末装置300を所持する店員は、表示されたメッセージを参照することで、商品の状況を把握でき、その状況に応じた必要な動作を起こすことができる。
なお、陳列管理システム3において、端末装置300は、メッセージの表示の他、商品の状況(メッセージID)に応じたアラームを鳴らしてもよい。
次に、図20〜23を用いて、商品の状況に関するメッセージを制御する処理について、フローチャートを用いて説明する。図20〜23において、撮像された画像に写る顧客は1人であるとする。また、図20〜23において、受信した画像上に1つの設定領域が存在するものとする。図20〜23の処理は、処理対象とする店舗のオペレータによる開始指示を受けて、もしくは営業開始時刻前にタイマーで起動し、処理を開始することが考えられる。また、図20〜23の処理は、処理対象とする店舗のオペレータによる終了指示を受けて、もしくは営業終了時刻後にタイマーで、処理を終了することが考えられる。起動してから終了するまでは、図20〜23の処理を繰り返し実行する。
図20は、メッセージの出力を制御する処理の例を示すフローチャートである。以下、図20に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S11)移動判定部220は、センサデバイス100により撮像された画像のデータをセンサデバイス100から受信する。
(S12)移動判定部220は、図7を用いて説明した方法で、対応する商品配置領域内に商品が存在するかを判定する。商品配置領域内に商品が存在しない場合、処理をステップS14へ進める。商品配置領域内に商品が存在する場合は、処理をステップS13へ進める。なお、後者の場合には、商品配置領域内の正しい位置に商品が配置されているものとする。
このとき、商品配置領域に対応する設定領域は、対応する領域IDを含むレコードを領域情報テーブル211から検索し、検索したレコードの領域情報を読み出すことで取得できる。また、商品の画像は、領域情報テーブル211から検索したレコードの商品画像を読み出すことで取得する。
(S13)移動判定部220は、ステップS12で存在すると判定された商品の画像領域の位置を取得する。移動判定部220は、ステップS12で検索されたレコードの商品画像領域の項目に、取得した画像領域の位置情報を登録する。なお、画像領域は、図8に示した領域31bのように、画像に写った商品の外形より大きく設定されてもよい。
このように、陳列管理装置200は、陳列管理装置200が商品の状況を監視する前に、ステップS11〜S13を実行することで、商品配置領域内の正しい位置に商品が配置されたときの商品画像領域の位置情報を取得する。
その後、陳列管理装置200は、ステップS15〜S19の処理により商品の状況の監視を実行する。
(S14)メッセージ制御部250は、メッセージIDが“MSG#0”に対応するメッセージを、次のように生成する。このメッセージは、商品の状況の監視前に、商品が商品配置領域に配置されていない状態で、商品配置領域を含む画像が撮像された状況に対応するものである。
まず、メッセージ制御部250は、“MSG#0”であるメッセージIDを含むレコードをメッセージ情報テーブル213から検索し、検索したレコードのメッセージの項目を読み出す。
次に、メッセージ制御部250は、設定領域に対応する領域IDを含むレコードを領域情報テーブル211から検索し、検索したレコードから商品IDを読み出す。そして、メッセージ制御部250は、商品IDを含むレコードを商品情報テーブル212から検索し、検索したレコードから商品名を読み出す。
そして、メッセージ制御部250は、読み出したメッセージの“<商品ID>”の部分を、読み出した商品IDに置換し、読み出したメッセージの“<商品名>”の部分を、読み出した商品名に置換する。
その後、処理をステップS19へ進める。
(S15)移動判定部220は、センサデバイス100により撮像された画像のデータを受信する。
(S16)移動判定部220は、ステップS15で画像データとともに骨格情報121が受信されたか判定する。骨格情報121が受信された場合、処理をステップS17へ進める。骨格情報121が受信されなかった場合、処理をステップS15へ進める。
すなわち、移動判定部220は、骨格情報121を受信するまで(顧客が商品配置領域付近に現れるまで)、ステップS15〜S16の処理を繰り返す。
(S17)移動判定部220は、商品状況設定テーブル214に新たなレコードを生成し、顧客IDの項目にステップS15で受信した骨格情報121に含まれる顧客IDを設定し、顧客向きフラグの項目および接触フラグの項目に“FALSE”を設定する。
(S18)陳列管理装置200は、センサデバイス100により撮像された画像のデータと、その画像に写る顧客の骨格情報121とを所定時間間隔でセンサデバイス100から受信し、受信した画像や骨格情報121に基づいて、商品の状況を示すメッセージの内容を判定する。詳細は、図21〜23で後述する。
(S19)メッセージ制御部250は、ステップS14およびステップS17内の処理で生成されたメッセージを端末装置300へ送信する。
なお、センサデバイス100により撮像された画像に複数の顧客が写っている場合(すなわち、センサデバイス100から受信した骨格情報121に複数の顧客の情報が含まれている場合)には、各顧客について、ステップS17〜S19の処理が実行される。
図21は、メッセージを判定する処理の例を示すフローチャートである。図21〜23の処理は、図20のステップS18で実行される。以下、図21〜23に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S171)移動判定部220は、センサデバイス100により撮像された画像のデータと、その画像に写る顧客の骨格情報121とを、所定時間間隔でセンサデバイス100から受信する。
(S172)移動判定部220は、受信した画像から該当する顧客が消失しているか判定する。具体的には、移動判定部220は、ステップS171において該当する顧客についての骨格情報121を受信しなかった場合、顧客が消失したと判定する。
画像から該当する顧客が消失している場合、処理をステップS173へ進める。画像から該当する顧客が消失していない場合、処理を図22のステップS191へ進める。
(S173)移動判定部220は、図20のステップS12と同様の方法により、対応する商品配置領域内に商品が存在するかを判定する。商品配置領域内に商品が存在しない場合、処理をステップS174へ進める。商品配置領域内に商品が存在する場合は、処理をステップS177へ進める。
(S174)メッセージ制御部250は、ステップS172で画像から消失したと判定された顧客(商品配置領域付近から立ち去った顧客)に対応する顧客向きフラグが“TRUE”であり、かつ、接触フラグが“TRUE”であるか判定する。すなわち、メッセージ制御部250は、1回目のステップS171の処理を実行してから本ステップを実行するまでの間に受信したいずれかの画像から、顧客の向きが商品配置領域の方向である状態と、顧客の手が商品に伸びた状態とを検出済みであるか判定する。
顧客向きフラグおよび接触フラグは、次にように取得できる。まず、ステップS172で画像から消失した顧客の顧客IDを特定する。次に、特定した顧客IDを含むレコードを商品状況設定テーブル214から検索する。そして、検索したレコードから顧客向きフラグおよび接触フラグを読み出す。
顧客向きフラグおよび接触フラグのいずれもが“TRUE”である場合、処理をステップS175へ進める。顧客向きフラグまたは接触フラグの少なくともいずれかが“FALSE”である場合、処理をステップS178へ進める。
(S175)メッセージ制御部250は、図20のステップS14と同様の方法により、メッセージIDが“MSG#1”に対応するメッセージを生成する。このメッセージは、顧客が購入を目的として商品を手にとって移動したときにおける、商品配置領域の状況に対応するものである。
(S176)メッセージ制御部250は、メッセージID“MSG#1”を商品状況設定テーブル214に、次のように登録する。
まず、ステップS172で画像から消失した顧客の顧客IDを特定する。次に、特定した顧客IDを含むレコードを商品状況設定テーブル214から検索する。そして、検索したレコードのメッセージIDの項目に、“MSG#1”を登録する。
(S177)移動判定部220は、図8を用いて説明した方法で、商品が商品配置領域内の正しい位置から移動しているか判定する。商品が正しい位置から移動している場合、処理をステップS178へ進める。商品が商品配置領域内の正しい位置のままである場合は、処理をステップS180へ進める。
このとき、商品配置領域に対応する設定領域は、対応する領域IDを含むレコードを領域情報テーブル211から検索し、検索したレコードの領域情報を読み出すことで取得できる。また、商品の画像は、検索されたレコードの商品画像を読み出すことで取得する。さらに、商品の正しい位置は、検索されたレコードの商品画像領域を読み出すことで取得できる。
(S178)メッセージ制御部250は、図20のステップS14と同様の方法により、メッセージIDが“MSG#2”に対応するメッセージを生成する。このメッセージは、顧客が商品配置領域付近から立ち去ったときに、商品配置領域に配置された商品の陳列が乱れている状況に対応するものである。商品の陳列が乱れている状況として、例えば、顧客が手に取った商品を商品配置領域に戻す行為により、商品配置領域内の商品が正しい位置から移動した場合等が挙げられる。
(S179)メッセージ制御部250は、ステップS176と同様の方法により、メッセージID“MSG#2”を商品状況設定テーブル214に登録する。
(S180)メッセージ制御部250は、図21のステップS176と同様の方法により、メッセージID“未送信”を商品状況設定テーブル214に登録する。
図22は、メッセージを判定する処理の例を示すフローチャート(続き)である。
(S191)図21のステップS172で、画像から該当する顧客が消失していないと判定された場合、メッセージ制御部250は、顧客に対応する顧客向きフラグが“TRUE”であるか判定する。すなわち、メッセージ制御部250は、1回目のステップS171の処理を実行してから本ステップを実行するまでの間に受信したいずれかの画像から、顧客の向きが商品配置領域の方向である状態を検出済みであるか判定する。顧客向きフラグは、図21のステップS174と同様の方法により取得できる。
顧客向きフラグが“TRUE”である場合、処理をステップS192へ進める。顧客向きフラグが“FALSE”である場合、処理をステップS195へ進める。
(S192)メッセージ制御部250は、顧客に対応する接触フラグが“TRUE”であるか判定する。すなわち、メッセージ制御部250は、1回目のステップS171の処理を実行してから本ステップを実行するまでの間に受信したいずれかの画像から、顧客の手が商品に伸びた状態を検出済みであるか判定する。接触フラグは、図21のステップS174と同様の方法により取得できる。
接触フラグが“TRUE”である場合、処理を図21のステップS171へ進める。接触フラグが“FALSE”である場合、処理をステップS193へ進める。
(S193)接触判定部240は、顧客の手が商品に伸びているか判定する。顧客の手が商品に伸びているかの判定方法は、図9を用いて説明した方法を用いる。
このとき、顧客の手首の位置は、骨格情報121における該当する顧客のレコードから、“右手首”若しくは“左手首”に対応付けられた位置情報を読み出すことで取得できる。
顧客の手が商品に伸びている場合は、処理をステップS194へ進める。顧客の手が商品に伸びていない場合は、処理を図21のステップS171へ進める。
(S194)メッセージ制御部250は、該当する顧客に対応する接触フラグを“TRUE”に設定する。接触フラグは、次にように設定できる。まず、該当する顧客の顧客IDを含むレコードを商品状況設定テーブル214から検索する。そして、検索したレコードの接触フラグに“TRUE”を設定する。
(S195)顧客向き判定部230は、顧客の向きが商品配置領域の方向であるかを判定する。顧客の向きは、例えば、前述のように、図21のステップS171で受信した骨格情報121に含まれる顧客の両肩間のXY平面上の距離や、首および頭のZ軸方向の位置関係に基づいて判定できる。
顧客の向きが商品配置領域の方向である場合、処理をステップS196へ進める。顧客の向きが商品配置領域以外の方向である場合、処理をステップS197へ進める。
陳列管理システム3において、顧客の向きは、例えば、センサデバイス100の撮像方向を示す“手前”と、センサデバイス100の撮像方向の反対方向を示す“奥”と、センサデバイス100の撮像方向に垂直で、かつ水平面と平行な“横”の何れかに分類される。言うまでもなく、顧客の向きの分類は、これらの方向に限定されるものではない。また、図20〜23の処理において、商品配置領域は、常に、センサデバイス100から見て顧客の“手前”に配置するものとする。このとき、顧客の向きが“手前”である場合、顧客の向きが商品配置領域の方向であると判定される。
なお、1つの店舗に商品配置領域が複数存在する場合、これらの商品配置領域それぞれは、顧客から見たときの任意の方向に設定されてもよい。これらの場合、例えば、商品配置領域が設定されたときの方向を示す“方向”の項目を、領域情報テーブル211に追加する。
(S196)メッセージ制御部250は、該当する顧客に対応する顧客向きフラグを“TRUE”に設定する。顧客向きフラグは、次にように設定できる。まず、該当する顧客の顧客IDを含むレコードを商品状況設定テーブル214から検索する。そして、検索したレコードの顧客向きフラグに“TRUE”を設定し登録する。
(S197)接触判定部240は、ステップS193と同様の方法により、顧客の手が商品に伸びているか判定する。顧客の手が商品に伸びている場合、処理をステップS198へ進める。顧客の手が商品に伸びていない場合、処理を図23のステップS211へ進める。
(S198)メッセージ制御部250は、ステップS194と同様の方法により、該当する顧客に対応する接触フラグを“TRUE”に設定する。
図23は、メッセージを判定する処理の例を示すフローチャート(続き2)である。
(S211)図22のステップS197で、顧客の手が商品に伸びていないと判定された場合、移動判定部220は、図20のステップS12と同様の方法により、対応する商品配置領域内に商品が存在するかを判定する。商品配置領域内に商品が存在しない場合、処理をステップS212へ進める。商品配置領域内に商品が存在する場合は、処理を図21のステップS171へ進める。
(S212)メッセージ制御部250は、図22のステップS192と同様の方法により、ステップS171で受信した画像に写る顧客に対応する接触フラグが“TRUE”であるか判定する。すなわち、メッセージ制御部250は、1回目のステップS171の処理を実行してから本ステップを実行するまでの間に受信したいずれかの画像から、顧客の手が商品に伸びた状態を検出済みであるか判定する。
接触フラグが“TRUE”である場合、処理をステップS213へ進める。接触フラグが“FALSE”である場合、処理をステップS215へ進める。
(S213)メッセージ制御部250は、図20のステップS14と同様の方法により、メッセージIDが“MSG#4”に対応するメッセージを生成する。このメッセージは、顧客の不正行為により商品が持ち去られたときにおける、商品配置領域の状況に対応するものである。
(S214)メッセージ制御部250は、図21のステップS176と同様の方法により、メッセージID“MSG#4”を商品状況設定テーブル214に登録する。
(S215)メッセージ制御部250は、図20のステップS14と同様の方法により、メッセージIDが“MSG#3”に対応するメッセージを生成する。このメッセージは、顧客の荷物等との接触により商品が商品棚から落下したときにおける、商品配置領域の状況に対応するものである。
(S216)メッセージ制御部250は、ステップS176と同様の方法により、メッセージID“MSG#3”を商品状況設定テーブル214に登録する。
図20〜23に示すフローでは、ステップS172でNO、ステップS191でNO、ステップS195でNO、ステップS197でNO、ステップS121でNOまたはステップS212でYESの場合に“MSG4”のメッセージを登録する例を示した。しかし、“MSG4”のメッセージを登録する例は、上記に限定されるものではない。例えば、顧客が消失した時点(ステップS172でYES)で判断する別の動きとして、ステップS174でNOの際に、「向きフラグが“FALSE”かつ、接触フラグが“TRUE”」か判断する処理をし、該当する場合に“MSG4”のメッセージを登録するようにしてもよい。
なお、商品の移動の有無、顧客の手が商品に伸びたか、および顧客の顔の向きが商品配置領域であるかの判定結果の組み合わせと、生成されるメッセージとの対応関係は、第2の実施の形態で説明したものに限るものではない。例えば、メッセージ制御部250は、ステップS174でNOと判定された場合に、“MSG#1”〜“MSG#4”に対応するメッセージ以外のメッセージを生成してもよい。
また、図21〜23の処理を、メッセージIDが“MSG#3”および“MSG#4”に対応する各メッセージのみ出力されるように変形してもよい。この場合、ステップS172で画像から顧客が消失したと判定された場合(顧客が商品配置領域付近から立ち去った場合)、商品配置領域内における商品の存在の有無に関わらず、メッセージの出力が行われない。例えば、顧客が商品領域の方向を向いている場合、顧客が商品領域の前で立ち止まり、顧客が立ち止まったことに店員が気づく可能性がある。そのため、商品が商品配置領域から取り出されたとしても、このような状況下においてはメッセージを送信しないことで、必要性が低い警告メッセージを出すことを防止できる。また、上記の陳列管理システム3を、顧客が商品の方向に向いていないのに商品の位置が移動するという特殊な状況を検知することに特化したシステムとすることもできる。
なお、前述のように、第1の実施の形態の情報処理は、監視装置1にプログラムを実行させることで実現でき、第2の実施の形態の情報処理は、センサデバイス100、陳列管理装置200および端末装置300にプログラムを実行させることで実現できる。このようなプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、記録媒体37)に記録しておくことができる。記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等を使用できる。磁気ディスクには、FDおよびHDDが含まれる。光ディスクには、CD、CD−R(Recordable)/RW(Rewritable)、DVDおよびDVD−R/RWが含まれる。
プログラムを流通させる場合、例えば、当該プログラムを記録した可搬記録媒体が提供される。コンピュータは、例えば、可搬記録媒体に記録されたプログラムまたは他のコンピュータから受信したプログラムを、記憶装置(例えば、HDD203)に格納し、当該記憶装置からプログラムを読み込んで実行する。ただし、可搬記録媒体から読み込んだプログラムを直接実行してもよい。また、上記の情報処理の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processing)、ASIC、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路で実現することも可能である。
以上の第1および第2の実施の形態を含む実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 情報処理装置が、
商品配置領域に配置された商品の移動の有無の検知結果を示す第1の情報と、前記商品配置領域の周囲に位置する人物の向きの検知結果を示す第2の情報とを取得し、
前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて、警告情報を出力するかを判定する、
ことを特徴とする監視方法。
(付記2) 前記判定では、前記第1の情報が、前記商品の移動があったことを示す場合に、前記警告情報を出力するとともに、前記第2の情報に基づいて、出力する前記警告情報の内容を決定することを特徴とする付記1記載の監視方法。
(付記3) 前記取得では、前記人物の手が前記商品に伸びたかの検知結果を示す第3の情報をさらに取得し、
前記判定では、前記第1の情報が、前記商品の移動があったことを示す場合に、前記第2の情報と前記第3の情報とに基づいて、出力する前記警告情報の内容を決定する、
ことを特徴とする付記2記載の監視方法。
(付記4) 前記判定では、前記第1の情報が、前記商品が移動したことを示し、かつ、前記第2の情報が、前記人物が前記商品配置領域の方向に向いていないことを示す場合に、前記警告情報を出力することを特徴とする付記1記載の監視方法。
(付記5) 前記判定では、前記警告情報を出力すると判定した場合、前記警告情報を前記情報処理装置と通信可能なコンピュータへ送信することを特徴とする付記1乃至4の何れか1つに記載の監視方法。
(付記6) 商品配置領域に配置された商品の移動の有無の検知結果を示す第1の情報と、前記商品配置領域の周囲に位置する人物の向きの検知結果を示す第2の情報とを取得する取得部と、
前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて、警告情報を出力するかを判定する出力制御部と、
を有することを特徴とする監視装置。
(付記7) 前記出力制御部は、前記第1の情報が、前記商品の移動があったことを示す場合に、前記警告情報を出力するとともに、前記第2の情報に基づいて、出力する前記警告情報の内容を決定することを特徴とする付記6記載の監視装置。
(付記8) 前記取得部は、前記人物の手が前記商品に伸びたかの検知結果を示す第3の情報をさらに取得し、
前記出力制御部は、前記第1の情報が、前記商品の移動があったことを示す場合に、前記第2の情報と前記第3の情報とに基づいて、出力する前記警告情報の内容を決定する、
ことを特徴とする付記7記載の監視装置。
(付記9) 前記出力制御部は、前記第1の情報が、前記商品が移動したことを示し、かつ、前記第2の情報が、前記人物が前記商品配置領域の方向に向いていないことを示す場合に、前記警告情報を出力することを特徴とする付記6記載の監視装置。
(付記10) 前記出力制御部は、前記警告情報を出力すると判定した場合、前記警告情報を前記情報処理装置と通信可能なコンピュータへ送信することを特徴とする付記6乃至9の何れか1つに記載の監視装置。
(付記11) コンピュータに、
商品配置領域に配置された商品の移動の有無の検知結果を示す第1の情報と、前記商品配置領域の周囲に位置する人物の向きの検知結果を示す第2の情報とを取得し、
前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて、警告情報を出力するかを判定する、
処理を実行させることを特徴とする監視プログラム。
1 監視装置
1a 取得部
1b 出力制御部
2a 第1の情報
2b 第2の情報
2c 警告情報
10 商品配置領域
11 商品
12 人物

Claims (7)

  1. 情報処理装置が、
    商品配置領域に配置された商品の移動の有無の検知結果を示す第1の情報と、前記商品配置領域の周囲に位置する人物の向きの検知結果を示す第2の情報とを取得し、
    前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて、警告情報を出力するかを判定する、
    ことを特徴とする監視方法。
  2. 前記判定では、前記第1の情報が、前記商品の移動があったことを示す場合に、前記警告情報を出力するとともに、前記第2の情報に基づいて、出力する前記警告情報の内容を決定することを特徴とする請求項1記載の監視方法。
  3. 前記取得では、前記人物の手が前記商品に伸びたかの検知結果を示す第3の情報をさらに取得し、
    前記判定では、前記第1の情報が、前記商品の移動があったことを示す場合に、前記第2の情報と前記第3の情報とに基づいて、出力する前記警告情報の内容を決定する、
    ことを特徴とする請求項2記載の監視方法。
  4. 前記判定では、前記第1の情報が、前記商品が移動したことを示し、かつ、前記第2の情報が、前記人物が前記商品配置領域の方向に向いていないことを示す場合に、前記警告情報を出力することを特徴とする請求項1記載の監視方法。
  5. 前記判定では、前記警告情報を出力すると判定した場合、前記警告情報を前記情報処理装置と通信可能なコンピュータへ送信することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の監視方法。
  6. 商品配置領域に配置された商品の移動の有無の検知結果を示す第1の情報と、前記商品配置領域の周囲に位置する人物の向きの検知結果を示す第2の情報とを取得する取得部と、
    前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて、警告情報を出力するかを判定する出力制御部と、
    を有することを特徴とする監視装置。
  7. コンピュータに、
    商品配置領域に配置された商品の移動の有無の検知結果を示す第1の情報と、前記商品配置領域の周囲に位置する人物の向きの検知結果を示す第2の情報とを取得し、
    前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて、警告情報を出力するかを判定する、
    処理を実行させることを特徴とする監視プログラム。
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