JP2015176048A - プロジェクター、及びアピアランス変更方法 - Google Patents

プロジェクター、及びアピアランス変更方法 Download PDF

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Abstract

【課題】投写された画像の一部のアピアランスを簡易に変更することができるプロジェクターを提供すること。【解決手段】プロジェクターは、投写画像を投写する投写部と、前記投写画像が投写された被照明面上の領域であって投写画像を含む領域を撮像画像として撮像する撮像部と、前記撮像画像から指示体を検出する指示体検出部と、前記指示体検出部による前記指示体の検出結果に応じた前記投写画像上の閉領域を検出する領域検出部と、前記投写画像を変更することにより前記閉領域のアピアランスを変更する変更部と、を備える。【選択図】図3

Description

この発明は、プロジェクター、及びアピアランス変更方法に関する。
プロジェクターにより壁や物体等のスクリーン以外に画像を投写することで、疑似的に部屋を装飾する方法や、物体の輪郭を強調する方法等が研究・開発されている。
これに関連し、物体が撮像された撮像画像中の白飛びを検出し、物体上の白飛びが生じている箇所へ白飛びが生じていることを示す情報を表示する画像処理装置が知られている(特許文献1参照)。
また、被写体が撮像された撮像画像に基づいて画像データを生成し、生成された画像データに基づいて輝度分布又は色分布の補正データを生成し、生成された補正データに基づいた画像パターンを被写体に投影することで、被写体の輝度分布又は色分布を所定範囲内に収める画像入力装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2010−81320号公報 特開2007−49226号公報
しかしながら、従来の装置では、プロジェクターに投写させる画像自体をPC(Personal Computer)等によって加工することで、プロジェクターから壁や物体等に投写された画像の一部のアピアランスを変更することができたが、画像処理の方法が複雑であり、画像処理に関する専門的な知識を有していないユーザーにとって画像の一部のアピアランスを変更することは困難であった。
そこで本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、投写された画像の一部のアピアランスを簡易に変更することができるプロジェクター、及びアピアランス変更方法を提供する。
本発明の一態様は、投写画像を投写する投写部と、前記投写画像が投写された被照明面上の領域であって前記投写画像を含む領域を撮像画像として撮像する撮像部と、前記撮像画像から指示体を検出する指示体検出部と、前記指示体検出部による前記指示体の検出結果に応じた前記投写画像上の閉領域を検出する領域検出部と、前記投写画像を変更することにより前記閉領域のアピアランスを変更する変更部と、を備えたプロジェクターである。
この構成により、プロジェクターは、投写画像を投写し、投写画像が投写された被照明面上の領域であって投写画像を含む領域を撮像画像として撮像し、撮像画像から指示体を検出し、この指示体の検出結果に応じた投写画像上の閉領域を検出し、投写画像を変更することにより閉領域のアピアランスを変更する。これにより、プロジェクターは、投写された画像の一部のアピアランスを簡易に変更することができる。
また、本発明の他の態様は、プロジェクターにおいて、前記領域検出部は、前記指示体検出部による前記指示体の検出結果に応じて前記投写画像の特徴量を検出し、検出された前記特徴量に基づいて閉領域を検出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクターは、指示体の検出結果に応じて投写画像の特徴量を検出し、検出された特徴量に基づいて閉領域を検出する。これにより、プロジェクターは、指示体により閉領域の範囲をなぞることによって示す必要がなく、ユーザーに対して閉領域を検出するためのより平易な操作方法を提供することができる。
また、本発明の他の態様は、プロジェクターにおいて、前記指示体検出部は、前記撮像画像に基づいて前記指示体の第1動作を前記検出結果として検出し、前記領域検出部は、前記第1動作に基づいて前記閉領域を検出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクターは、撮像画像に基づいて指示体の第1動作を検出結果として検出し、検出した第1動作に基づいて閉領域を検出する。これにより、プロジェクターは、投写画像が投写された領域内において指示体の第1動作に応じた領域を閉領域として選択することができ、その結果、閉領域のアピアランスを変更することができる。
また、本発明の他の態様は、プロジェクターにおいて、前記指示体検出部は、前記撮像画像に基づいて前記指示体の第2動作を検出し、前記変更部は、前記第2動作に応じて、前記閉領域のアピアランスを変更する、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクターは、撮像画像に基づいて指示体の第2動作を検出し、検出した第2動作に応じて、閉領域のアピアランスを変更する。これにより、プロジェクターは、アピアランスを変更するための操作ボタン等への操作を行うことなく、より簡易に閉領域のアピアランスを変更することができる。
また、本発明の他の態様は、投写画像を投写し、前記投写画像が投写された被照明面上の領域であって前記投写画像を含む領域を撮像画像として撮像し、前記撮像画像から指示体を検出し、検出した前記指示体に応じた閉領域であって、前記投写画像上の閉領域を検出し、前記投写画像を変更することにより前記閉領域のアピアランスを変更する、アピアランス変更方法である。
この構成により、アピアランス変更方法は、投写画像を投写し、投写画像が投写された被照明面上の領域であって投写画像を含む領域を撮像画像として撮像し、撮像画像から指示体を検出し、検出された指示体に応じた閉領域であって、投写画像上の閉領域を検出し、投写画像を変更することにより閉領域のアピアランスを変更する。これにより、アピアランス変更方法は、投写された画像の一部のアピアランスを簡易に変更することができる。
以上により、プロジェクター、及びアピアランス変更方法は、投写画像を投写し、投写画像が投写された被照明面上の領域であって投写画像を含む領域を撮像画像として撮像し、撮像画像から指示体を検出し、検出された指示体に応じた閉領域であって、投写画像上の閉領域を検出し、投写画像を変更することにより閉領域のアピアランスを変更する。これにより、プロジェクター、及びアピアランス変更方法は、投写された画像の一部のアピアランスを簡易に変更することができる。
本実施形態に係るプロジェクター1が使用される様子の一例を模式的に示す図である。 投写画像Pの一例を示す図である。 プロジェクター1の機能構成の一例を示す図である。 制御部20がプロジェクター1の初期設定を行うための処理の流れの一例を示すフローチャートである。 三次元位置検出部23による投写面SCの三次元形状を表す三次元位置情報を検出するための方法の一例を説明するための図である。 制御部20が閉領域の色相を変更するための処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ユーザーが色相を変更したい投写面SC上の所望の箇所を指F(指示体の一例)でタップした状態を示す図である。 ユーザーによりタップされた撮像画像上の点の色相に基づいた色域指定によって検出された閉領域の一例を示す図である。 閉領域が検出され、検出された閉領域の色相が変更されるまでの流れを説明する模式図である。 タップの回数に応じて周期的に変更される3つのガンマ特性の一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るプロジェクター1が使用される様子の一例を模式的に示す図である。本実施形態では、プロジェクター1は、撮像部10を備える。
プロジェクター1は、投写面SCに投写画像を投写する。投写面SCとは、例えば、スクリーンであるが、これに代えて、壁や物体等の表面であってもよい。投写面SCは、被照明面の一例である。プロジェクター1は、レールRに吊り下げられており、天井側から壁側の投写面SCへ向けて投写画像を投写するように設置される。なお、プロジェクター1は、図1に示したようなレールRに吊り下げられる構成に代えて、テーブル等の台上や床面、壁面等に設置されてもよい。
撮像部10は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を備えたカメラである。本実施形態では、撮像部10は、プロジェクター1と統合されたハードウェアとなっている。撮像部10は、プロジェクター1と統合されるのに代えて、プロジェクター1とは別体として有線又は無線によってプロジェクター1と通信可能に接続されてもよい。なお、撮像部10は、プロジェクター1により投写される投写画像を撮像可能な位置に配置される。
ここで、図2を参照することで、プロジェクター1の機能の概要について説明する。図2は、投写画像Pの一例を示す図である。図2において、プロジェクター1は、投写面SCに三角形T1と、四角形S1と、円C1を含む投写画像Pを投写している。以下では、ユーザーが、図示しない指示体によって、投写画像Pのうちの円C1にタップしたとして説明する。なお、指示体とは、例えば、指であるが、これに代えて、指し棒等であってもよい。プロジェクター1は、撮像部10により投写画像Pを含む一部又は全部の範囲を撮像し、撮像された撮像画像に基づいて、投写画像Pとプロジェクター1との間の指示体の動作(この一例では、円C1へのタップ)を検出する。
そして、プロジェクター1は、検出された指示体の動作に基づいて、投写画像P上の閉領域を検出する。以下では、プロジェクター1が閉領域を検出するために検出した指示体の動作を、指示体の第1動作と称して説明する。閉領域とは、指示体の第1動作に基づいて検出される投写画像P上の閉じた領域である。
プロジェクター1は、検出された閉領域のアピアランスを変更するための動作を検出し、検出された動作に応じて、閉領域のアピアランスを変更する。以下では、プロジェクター1が閉領域のアピアランスを変更するための動作を、第2動作と称して説明する。アピアランスとは、例えば、色相であるが、これに代えて、彩度や明度、テクスチャー等であってもよい。以下では、説明の便宜上、アピアランスを色相として説明する。また、プロジェクター1は、投写画像Pの一部分を閉領域として検出するとして説明するが、当該一部分として投写画像の全体を閉領域として選択することもできる。
図2(A)は、色相を変更する前の投写画像Pの一例を示し、図2(B)は、色相を変更した後の投写画像Pの一例を示す。以下では、プロジェクター1は、指示体の第1動作に基づいて円C1の内部を閉領域として検出した場合を説明する。プロジェクター1は、撮像部10によって指示体による第2動作を検出し、検出された指示体の第2動作に応じて、図2(A)に示した円C1の色相を、図2(B)に示した円C2の色相のように変更する。
このように、プロジェクター1は、投写画像P上の閉領域のアピアランスを変更するため、例えば、投写画像により行われた空間演出を変更したい場合、プロジェクター1へ投写画像として入力する画像データそのものを他の装置(PC等)によって加工することなく撮像画像から検出される第1動作及び第2動作に基づいて変更することができる。空間演出の変更とは、例えば、空間演出として投写面SCに赤い花弁の花を表示させている場合、投写されている花の花弁の色を赤色から青色への変更させること等である。
次に、図3を参照して、プロジェクター1の機能構成について説明する。図3は、プロジェクター1の機能構成の一例を示す図である。プロジェクター1は、撮像部10に加えて、制御部20と、液晶パネル駆動部30と、投写光学系40と、画像取得部50と、入力受付部60と、記憶部70を備える。
制御部20は、撮像画像取得部21と、画像処理部22と、三次元位置検出部23と、指示体検出部24と、動作判定部25と、領域検出部26と、色相変更部27を備える。本実施形態では、制御部20が備えるこれらの機能部のうち一部又は全部は、図示しないFPGA(Field-Programmable Gate Array)を用いて構成されているが、これに代えて、図示しないCPU(Central Processing Unit)が記憶部70により記憶される各種プログラムを読み込み、読み込んだプログラムを実行することで構成されてもよい。
制御部20は、入力受付部60により受け付けられたユーザーからの操作によって、プロジェクター1のモードを、初期設定モードと色相変更モードとのいずれかに切り替える。また、制御部20は、ユーザーへの各種メッセージを表示するように、画像処理部22を制御する。
撮像画像取得部21は、撮像部10により撮像された撮像画像を、撮像部10から取得する。
画像処理部22は、画像取得部50から取得した画像信号を、RGBのそれぞれ(Red、Green、Blue)毎に、投写光学系40が備える液晶パネル41の各画素の階調を表す画像情報に変換する。また、画像処理部22は、色相変更部27からの要求に従い、液晶パネル41の該当する画素の階調を変更する。また、画像処理部22は、制御部20からの要求に従い、投写画像上にユーザーへの各種メッセージが表示されるように画像情報を制御する。
三次元位置検出部23は、初期設定モードのプロジェクター1において、撮像部10から取得した撮像画像に基づいて、投写面SCの三次元形状を表す三次元位置情報を検出する。投写面SCの三次元形状を表す三次元位置情報とは、例えば、投写面SC上の各点までの撮像部10の光学中心を原点とする座標系の三次元座標等であるが、これに代えて、ワールド座標系等の他の座標系における三次元座標であってもよい。
指示体検出部24は、撮像部10から取得した撮像画像に基づいて、指示体の位置を検出する。また、指示体検出部24は、検出した指示体の位置の変化に基づいて、指示体の動作を検出する。
動作判定部25は、指示体検出部24によって検出された指示体の動作が、前述の第1動作又は第2動作か否かを判定する。また、動作判定部25は、指示体検出部24によって検出された指示体の動作が、初期設定モードへのモード変更を了承することを示すための動作か否かを判定する。初期設定モードへのモード変更を了承することを示すための動作とは、例えば、指示体が円軌道で動くことであるが、楕円軌道で動くことであってもよく、他の何らかの軌道で動くことであってもよく、タップ等の動作であってもよい。
また、動作判定部25は、指示体検出部24によって検出された指示体の動作が、指示体により色相変更モードへのモード変更を了承することを示すための動作か否かを判定する。色相変更モードへのモード変更を了承することを示すための動作とは、例えば、指示体が円軌道で動くことであるが、楕円軌道で動くことであってもよく、他の何らかの軌道で動くことであってもよく、タップ等の動作であってもよい。なお、初期設定モードへのモード変更を了承することを示すための動作と、色相変更モードへのモード変更を了承することを示すための動作は、互いに異なる動作であってもよく、同じ動作であってもよい。
領域検出部26は、指示体検出部24により撮像画像から検出された指示体の第1動作に基づいて、上述した閉領域を投写画像P上から検出する。
色相変更部27は、領域検出部26により検出された投写画像P上の閉領域に対して、指示体検出部24により撮像画像から検出された指示体の第2動作に応じた色相の変更を行うように、画像処理部22へ要求する。
液晶パネル駆動部30は、制御部20の画像処理部22から入力される画像情報に応じた駆動電圧を、投写光学系40が備える液晶パネル41の各画素に印加(駆動)する。この印加によって、液晶パネル駆動部30は、投写光学系40が備える図示しない光源から液晶パネル41へ入射した光を、画像情報に応じた画像を映し出す光として、液晶パネル41に形成させる。
投写光学系40は、液晶パネル41を備える。投写光学系40は、光源が放射した光を液晶パネル41側に反射するリフレクターを含み、反射した光を画像情報に応じた画像を映し出す光として、液晶パネル41に形成する。そして、投写光学系40は、液晶パネル41に形成された画像を映し出す光を、図示しない投写レンズを通して投写面SCに投写する。なお、光源は、例えば、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプであるが、光源ランプに限られず、LED(Light Emitting Diode)光源やレーザー光源等を用いてもよい。
液晶パネル41は、例えば、一対の透明基板間に液晶が封入された、光の三原色であるRGBそれぞれに対応した透過型の液晶パネルである。なお、液晶パネル41は、透過型の液晶パネルに限られず、反射型の液晶パネルであってもよい。また、液晶パネル41に代えて、DMD(Digital Mirror Device)等が用いられてもよい。
画像取得部50は、画像入力端子等を介して外部からの画像信号を取得し、取得した画像信号を制御部20へ出力する。
入力受付部60は、例えば、ユーザーからの指示等を受け付ける各種の操作ボタンや操作キー、タッチパネル等である。なお、入力受付部60は、プロジェクター1に備えられた(内蔵された)ものに限らず、ユーザーからの入力を受け付ける各種の操作ボタンや操作キー、タッチパネル等を備えてユーザーから受け付けた入力を表す情報を無線又は有線で送信するリモートコントローラー等であってもよい。その場合、プロジェクター1は、リモートコントローラーから送信された情報を受信する受信部を備える。
記憶部70は、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスター、あるいは、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等を含む。記憶部70は、プロジェクター1が処理する各種の情報やプログラム等を格納する。
以下、図4を参照することにより、制御部20がプロジェクター1の初期設定を行う処理について説明する。図4は、制御部20がプロジェクター1の初期設定を行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、撮像画像取得部21は、撮像部10により撮像された撮像画像を、撮像部10から取得する(ステップS100)。次に、制御部20は、初期設定モードへのモード変更を入力受付部60がユーザーから受け付けるまで待機する(ステップS110)。制御部20は、初期設定モードへのモード変更を入力受付部60がユーザーから受け付けた場合(ステップS110−Yes)、初期設定モードへのモード変更を行うか否かの確認メッセージを表示するように画像処理部22を制御する(ステップS120)。
次に、三次元位置検出部23は、ステップS120において表示した確認メッセージに対して、指示体により初期設定モードへのモード変更を了承することを示すため動作が指示体検出部24により検出されたと動作判定部25が判定するまで待機する(ステップS130)。指示体による初期設定モードへのモード変更を了承することを示すため動作が指示体検出部24により検出されたと動作判定部25が判定した場合(ステップS130−Yes)、三次元位置検出部23は、投写面SCの三次元形状を表す三次元位置情報を検出する(ステップS140)。
ここで、図5を参照して、三次元位置検出部23による投写面SCの三次元形状を表す三次元位置情報を検出する処理について説明する。図5は、三次元位置検出部23による投写面SCの三次元形状を表す三次元位置情報を検出する方法の一例を説明するための図である。
図5において、投写面SCは、物体Oの表面である。ここでは、物体Oの表面を投写面SCであるとしたが、投写画像が物体Oの表面の周囲まで投写されてもよい。つまり、以下の説明は、投写画像が物体Oの表面のみに投写される場合だけではなく、投写画像が物体Oの表面及びその周辺に投写される場合にも適用される。
原点O1は、プロジェクター1の投写光学系40の光学中心を示し、原点O2は、撮像部10の光学中心を示す。また、液晶パネル41上に形成された投写画像と、投写面SCに投写された投写画像とを区別するため、液晶パネル41上に形成された投写画像を投写画像Yと示し、投写面SCに投写された投写画像を投写画像Pと示す。なお、投写画像Yの各点と投写画像Pの各点との関係を示すため、投写面SCと原点O1との間に仮想的に投写画像Yを示した。また、投写画像Pの各点と撮像画像Zの各点との関係を示すため、投写面SCと原点O2との間に仮想的に撮像画像Zを示した。
距離Lは、原点O1と原点O2の間の距離であり、プロジェクター1の設計・製造段階で決定される値である。また、プロジェクター1の投写光学系40の光学中心と投写画像Yの各点(例えば、点Xを表示する点YX)とを結ぶ直線と、原点O1と原点O2とを結ぶ直線との間の角度θ1は、投写画像Yの各点と予め対応付けられている。また、撮像部10の光学中心と撮像画像Zの各点(例えば、点Xが表示された点ZX)とを結ぶ直線と、原点O1と原点O2とを結ぶ直線との間の角度θ2は、撮像画像Zの各点と予め対応付けられている。
三次元位置検出部23は、距離Lと、角度θ1、θ2とを用いた三角測量法により、原点O2から点Xまでの距離を算出する。そして、三次元位置検出部23は、算出した距離と撮像画像Zに基づいて、点Xの三次元座標を導出する。これを投写画像Yのすべての点について行うことで、三次元位置検出部23は、投写面SCの三次元形状を表す三次元位置情報を検出する。制御部20は、三次元位置検出部23が投写面SCの三次元形状を表す三次元位置情報を検出し終えると、記憶部70に検出された三次元位置情報を記憶し、初期設定モードを終了する。
以下、図6を参照することにより、制御部20が閉領域の色相を変更する処理について説明する。図6は、制御部20が閉領域の色相を変更する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、撮像画像取得部21は、撮像部10により撮像された撮像画像を撮像部10から取得する(ステップS200)。次に、制御部20は、色相変更モードへのモード変更を入力受付部60がユーザーから受け付けるまで待機する(ステップS210)。制御部20は、色相変更モードへのモード変更を入力受付部60がユーザーから受け付けた場合(ステップS210−Yes)、色相変更モードへのモード変更を行うか否かの確認メッセージを表示するように画像処理部22を制御する(ステップS220)。
次に、領域検出部26は、ステップS220において表示した確認メッセージに対して、指示体による色相変更モードへのモード変更を了承することを示すための動作が指示体検出部24により検出されたと動作判定部25が判定するまで待機する(ステップS230)。
色相変更モードへのモード変更を了承することを示すための動作が指示体検出部24により検出されたと動作判定部25が判定した場合(ステップS230−Yes)、領域検出部26は、指示体による第1動作が指示体検出部24により検出されたと動作判定部25が判定するまで待機する(ステップS240)。ここで、第1動作とは、例えば、投写画像Pが投写された投写面SCへの指示体によるタップであるが、これに代えて、閉領域を示す軌道に沿って指示体を動かすこと等であってもよい。領域検出部26は、指示体による第1動作が指示体検出部24により検出されたと動作判定部25が判定した場合(ステップS240−Yes)、指示体によって示された領域を閉領域として検出する(ステップS250)。
ここで、図7及び図8を参照して、領域検出部26によって閉領域を検出する処理について説明する。図7は、ユーザーが色相を変更したい投写面SC上の所望の箇所に対して、第1動作として指F(指示体の一例)でタップした状態を示す図である。領域検出部26は、取得した撮像画像に基づいて、指Fがタップした位置を検出する。そして、領域検出部26は、検出した位置であって、撮像画像上の点(画素)の色相を検出する。
領域検出部26は、検出された色相に基づいた色域指定によって閉領域を検出する。これにより、検出された閉領域は、投写面上で指示体により指示された位置と、指示体により指示された位置の色相と同一又は許容範囲にある色相を有する位置と、を含んだ閉領域であって、投写面上の閉領域に対応することとなる。ここで、色域指定の許容値は、予め決められている構成としてもよく、ユーザーにより入力受付部60からその都度受け付ける構成としてもよい。なお、検出された色相は、特徴量の一例である。また、領域検出部26は、指Fがタップした位置が示す撮像画像上の点の色相を検出する構成に代えて、輝度等の他の何らかの特徴量を検出する構成であってもよい。
なお、領域検出部26は、指示体の位置を示す座標(撮像部10の光学中心を原点とする座標系における三次元座標)を三次元位置検出部23が行った三角測量法に基づいて検出し、検出された位置と、記憶部70に記憶された投写面SCの三次元形状を表す三次元位置情報に基づいて、指示体によって投写面SCをタップされたか否かを判定する。
図8は、ユーザーによりタップされた撮像画像上の点の色相に基づいた色域指定によって検出された閉領域の一例を示す図である。図8に示したように、領域検出部26は、指Fによってタップされた点の色相に基づいて、領域CSを色域指定によって閉領域として検出する。なお、領域検出部26は、第1動作が閉領域を示す軌道に沿って指示体を動かすことであった場合、第1動作が示す軌道を検出し、検出された軌道によって表される閉じた領域を閉領域として検出する。
次に、領域検出部26は、検出した閉領域の輪郭を表示するように画像処理部22を制御する(ステップS260)。なお、領域検出部26は、検出した閉領域の輪郭を表示させるように画像処理部22を制御することに代えて、検出した閉領域を示す代表点を表示させるように画像処理部22を制御してもよく、他の何らかの方法によって閉領域を表示させるように画像処理部22を制御してもよい。また、領域検出部26は、閉領域を表示させない構成であってもよい。
次に、色相変更部27は、指示体による第2動作が指示体検出部24により検出されたと動作判定部25が判定するまで待機する(ステップS270)。指示体による第2動作が指示体検出部24により検出されたと動作判定部25が判定した場合(ステップS270−Yes)、色相変更部27は、判定された動作に応じて閉領域の色相を変化させる(ステップS280)。
ここで、図9を参照して、検出された閉領域の色相が変更されるまでの流れを模式的に説明する。図9(A)は、閉領域が検出される前の状態の投写画像Pの一例を示す図である。図9(B)は、第1動作として、指F1によってタップ操作が行われた状態を示す図である。図9(B)に示したように、閉領域は、指F1によってタップされた箇所の色相に基づいた色域指定によって円C3の内側として検出され、円C3の輪郭を表す太線によってその範囲が表される。
図9(C)は、閉領域に対して第2動作が行われた状態を示す図である。第2動作とは、例えば、閉領域に対する1回以上の回数のタップである。図9(C)に示したように、色相変更部27は、閉領域に対して行われたタップの回数に応じて、図9(B)に示した円C3の色相を円C4の色相のように変更する。なお、第2動作は、1回以上の回数のタップに代えて、1回転以上の円軌道を示す動作等の他の何らかの動作であってもよい。この場合、色相変更部27は、円軌道を示す動作の回転数に応じて、図9(B)に示した円C3の色相を円C4の色相のように変更する。
次に、制御部20は、入力受付部60が色相変更モードを終了させるための操作をユーザーから受け付けたか否かを判定する(ステップS290)。制御部20は、入力受付部60が色相変更モードを終了させるための操作をユーザーから受け付けたと判定した場合(ステップS290−Yes)、処理を終了する。一方、制御部20は、入力受付部60が色相変更モードを終了させるための操作をユーザーから受け付けていないと判定した場合(ステップS290−No)、ステップS240に戻ってユーザーが色相を変更したい次の閉領域を検出する。
このように、プロジェクター1は、投写面SCに投写された投写画像Pを撮像した撮像画像に基づいて、投写画像Pのうち少なくとも一部分を含む閉領域を検出し、検出された閉領域のアピアランスを変更することができる。なお、プロジェクター1は、閉領域のアピアランスを変更する構成として、例えば、ガンマ特性を変更する構成であってもよい。
図10は、タップの回数に応じて周期的に変更される3つのガンマ特性の一例を示す図である。プロジェクター1は、閉領域へのタップの回数に応じて、図10(A)〜(C)に示した曲線G1〜G3によって表されるガンマ特性を周期的に入れ替えるように変更する。なお、図10(A)〜(C)における直線は、ガンマ値が1の時の入力に対する出力の大きさを示している。
以上説明したように、本実施形態に係るプロジェクター1は、投写画像Pを投写し、投写画像Pが投写された投写面SC上の領域であって投写画像Pを含む領域を撮像画像として撮像し、撮像画像から指示体を検出し、この指示体の検出結果に応じた投写画像Pの閉領域を検出し、投写画像Pを変更することにより閉領域のアピアランスを変更する。これにより、プロジェクターは、投写された画像の一部のアピアランスを簡易に変更することができる。
また、プロジェクター1は、指示体の検出結果に応じて投写画像Pの特徴量を検出し、検出された特徴量に基づいて閉領域を検出する。これにより、プロジェクター1は、指示体により閉領域の範囲をなぞることによって示す必要がなく、ユーザーに対して閉領域を検出するためのより平易な操作方法を提供することができる。
また、プロジェクター1は、撮像画像に基づいて指示体の第1動作を検出結果として検出し、検出した第1動作に基づいて閉領域を検出する。これにより、プロジェクター1は、投写画像Pが投写された領域内において指示体の第1動作に応じた領域を閉領域として選択することができ、その結果、閉領域のアピアランスを変更することができる。
また、プロジェクター1は、撮像画像に基づいて指示体の第2動作を検出し、検出した第2動作に応じて、閉領域のアピアランスを変更する。これにより、プロジェクター1は、アピアランスを変更するための操作ボタン等への操作を行うことなく、より簡易に閉領域のアピアランスを変更することができる。
なお、以上に説明したプロジェクター1における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM:Random Access Memory)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 プロジェクター、10 撮像部、20 制御部、21 撮像画像取得部、22 画像処理部、 23 三次元位置検出部、24 指示体検出部、25 動作判定部、26 領域検出部、27 色相変更部、30 液晶パネル駆動部、40 投写光学系、41 液晶パネル、50 画像取得部、60 入力受付部、70 記憶部

Claims (5)

  1. 投写画像を投写する投写部と、
    前記投写画像が投写された被照明面上の領域であって前記投写画像を含む領域を撮像画像として撮像する撮像部と、
    前記撮像画像から指示体を検出する指示体検出部と、
    前記指示体検出部による前記指示体の検出結果に応じた前記投写画像上の閉領域を検出する領域検出部と、
    前記投写画像を変更することにより前記閉領域のアピアランスを変更する変更部と、
    を備えたプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記領域検出部は、前記指示体検出部による前記指示体の検出結果に応じて前記投写画像の特徴量を検出し、検出された前記特徴量に基づいて前記閉領域を検出する、
    プロジェクター。
  3. 請求項1又は2に記載のプロジェクターであって、
    前記指示体検出部は、前記撮像画像に基づいて前記指示体の第1動作を前記検出結果として検出し、
    前記領域検出部は、前記第1動作に基づいて前記閉領域を検出する、
    プロジェクター。
  4. 請求項1から3のうちいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記指示体検出部は、前記撮像画像に基づいて前記指示体の第2動作を検出し、
    前記変更部は、前記第2動作に応じて、前記閉領域のアピアランスを変更する、
    プロジェクター。
  5. 投写画像を投写し、
    前記投写画像が投写された被照明面上の領域であって前記投写画像を含む領域を撮像画像として撮像し、
    前記撮像画像から指示体を検出し、
    前記指示体の検出結果に応じた前記投写画像上の閉領域を検出し、
    前記投写画像を変更することにより前記閉領域のアピアランスを変更する、
    アピアランス変更方法。
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