JP2015175313A - ハイブリッド車両の始動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハイブリッド車両の始動装置において、内燃機関の始動時に、電気負荷への電力を確保し、且つコストを低減することにある。【解決手段】始動装置(8)は、スタータモータ(9)へ電力を供給する第1蓄電器(10)及び第2蓄電器(11)と、第2蓄電器(11)から走行用モータ(3)へ電力を供給する第1配線(12)と、第2蓄電器(11)からスタータモータ(9)へ電力を供給する第2配線(15)と、第2配線(15)の途中に設けられて第2蓄電器(11)からスタータモータ(9)への電力供給と遮断とを切り替えるリレー(16)と、リレー(16)よりも第2蓄電器(11)側の第2配線(15)に接続された電気負荷(19)とを備える。また、始動装置(8)は、内燃機関(1)の始動時に第2蓄電器(11)からスタータモータ(9)への電力供給を遮断するようにリレー(16)を制御する制御装置(23)を備える。【選択図】図1
Description
この発明は、ハイブリッド車両の始動装置に係り、特に内燃機関と走行用モータとを備えたハイブリッド車両の始動装置に関する。
車両に適用された内燃機関において、内燃機関の始動は、一般的に、スタータモータによって行われる。
従来、内燃機関を始動するために、バッテリ(蓄電器)からスタータモータへ電力を供給すると、バッテリの出力電圧が低下することが知られている。このとき、バッテリに接続されたヘッドライトやワイパモータなどの電気負荷の動作が不安定になることがあった。
この問題を解決するために、例えば、以下のような先行技術文献がある。
従来、内燃機関を始動するために、バッテリ(蓄電器)からスタータモータへ電力を供給すると、バッテリの出力電圧が低下することが知られている。このとき、バッテリに接続されたヘッドライトやワイパモータなどの電気負荷の動作が不安定になることがあった。
この問題を解決するために、例えば、以下のような先行技術文献がある。
特許文献1に係るアイドルストップ車の給電システムは、第1蓄電デバイス(バッテリ:蓄電器)とスタータ(スタータモータ)とを接続する第1配線と、第2蓄電デバイス(キャパシタ)から出力される電圧を降圧するためのDC−DCコンバータと、第2蓄電デバイスとDC−DCコンバータの入力側回路とを接続する第2配線と、DC−DCコンバータの出力側回路と第1蓄電デバイスとを接続する第3配線と、第3配線の途中に介装されたリレーとを含む構成である。
上記の構成によれば、リレーの接点が閉じられると、DC−DCコンバータの出力側回路と第1蓄電デバイス及びスタータとが電気的に接続される。この状態で、DC−DCコンバータから出力される電圧により、第1蓄電デバイスを充電することができる。一方、リレーの接点が開かれると、スタータが第2蓄電デバイスから電気的に切り離される。この状態で、第1配線により、スタータと第1蓄電デバイスとの電気的な接続は維持される。従って、第1蓄電デバイスからスタータに電力を供給することができる。リレーの接点を開いて、スタータを第2蓄電デバイスから切り離した状態で、第1蓄電デバイスから出力される電力でスタータを起動させることにより、スタータの起動に起因する第2蓄電デバイスの出力電圧の低下を防止することができる。そして、第2蓄電デバイスからスタータ以外の電気負荷に電力が供給される構成にすれば、そのスタータ以外の電気負荷に供給される電圧が低下することを防止できる。その結果、スタータ以外の電気負荷に電力を安定して供給することができる。
上記の構成によれば、リレーの接点が閉じられると、DC−DCコンバータの出力側回路と第1蓄電デバイス及びスタータとが電気的に接続される。この状態で、DC−DCコンバータから出力される電圧により、第1蓄電デバイスを充電することができる。一方、リレーの接点が開かれると、スタータが第2蓄電デバイスから電気的に切り離される。この状態で、第1配線により、スタータと第1蓄電デバイスとの電気的な接続は維持される。従って、第1蓄電デバイスからスタータに電力を供給することができる。リレーの接点を開いて、スタータを第2蓄電デバイスから切り離した状態で、第1蓄電デバイスから出力される電力でスタータを起動させることにより、スタータの起動に起因する第2蓄電デバイスの出力電圧の低下を防止することができる。そして、第2蓄電デバイスからスタータ以外の電気負荷に電力が供給される構成にすれば、そのスタータ以外の電気負荷に供給される電圧が低下することを防止できる。その結果、スタータ以外の電気負荷に電力を安定して供給することができる。
ところで、上記の特許文献1に開示された給電システムでは、電気負荷と第2蓄電デバイス(キャパシタ)との間にDC−DCコンバータが備えられるため、コストが高くなるという問題があった。
そこで、この発明は、内燃機関の始動時に、電気負荷への電力を確保し、且つコストを低減することができるハイブリッド車両の始動装置を提供することを目的とする。
この発明は、内燃機関と走行用モータとを備えたハイブリッド車両の始動装置において、前記内燃機関を始動させるスタータモータと、前記スタータモータへ電力を供給する第1蓄電器及び第2蓄電器と、前記第2蓄電器から前記走行用モータへ電力を供給する第1配線と、前記第2蓄電器から前記スタータモータへ電力を供給する第2配線と、前記第2配線の途中に設けられて前記第2蓄電器から前記スタータモータへの電力供給と遮断とを切り替えるリレーと、前記リレーよりも前記第2蓄電器側の前記第2配線に接続された電気負荷と、前記内燃機関の始動時に前記第2蓄電器から前記スタータモータへの電力供給を遮断するように前記リレーを制御する制御装置とを備えることを特徴とする。
この発明は、内燃機関の始動時に、電気負荷への電力を確保し、且つコストを低減することができる。
この発明は、内燃機関の始動時に、電気負荷への電力を確保し、且つコストを低減する目的を、第2蓄電器から走行用モータへ電力を供給する第1配線と、第2蓄電器からスタータモータへ電力を供給する第2配線と、この第2配線に設けたリレーとを備えて実現するものである。
図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。
図1に示すように、ハイブリッド車両(以下「車両」という)1は、パワーユニット2と、このパワーユニット2に接続された走行用モータ3とを備える。パワーユニット2は、内燃機関4と、この内燃機関4に連結されたトランスミッション5とから構成される。このトランスミッション5には、走行用モータ3が接続される。パワーユニット2には、駆動輪6・6が取り付けられた車軸7・7が連結される。
内燃機関4には、始動装置8が備えられる。
この始動装置8は、内燃機関4を始動させるスタータモータ9を備えるとともに、このスタータモータ9へ電力を供給する第1蓄電器(12V鉛電池)10及び第2蓄電器(電池パック)11を備える。
第2蓄電器11は、図2に示すように、3つの電池モジュール11−1と、各電池モジュール内に配置された電池セル11−2と、高電圧出力端子(プラス)11−3と、高電圧出力端子(マイナス)11−4と、12V出力端子(プラス)11−5と、12V出力端子(マイナス)11−6と、高電圧ヒューズ11−7と、12Vヒューズ11−8、6つのダイオード11−9とを備える。
第2蓄電器11には、この第2蓄電器11から走行用モータ3へ電力を供給する第1配線(高電圧ライン)12が接続される。
この第1配線12の途中には、インバータ13が配置される。このインバータ13は、車両制御装置(コントローラ)14に接続され、この車両制御装置14によって制御される。また、車両制御装置14は、内燃機関4に接続され、この内燃機関4を制御する。
第2蓄電器11には、この第2蓄電器11からスタータモータ9へ電力を供給する第2配線(電源ライン)15が接続される。
図1に示すように、ハイブリッド車両(以下「車両」という)1は、パワーユニット2と、このパワーユニット2に接続された走行用モータ3とを備える。パワーユニット2は、内燃機関4と、この内燃機関4に連結されたトランスミッション5とから構成される。このトランスミッション5には、走行用モータ3が接続される。パワーユニット2には、駆動輪6・6が取り付けられた車軸7・7が連結される。
内燃機関4には、始動装置8が備えられる。
この始動装置8は、内燃機関4を始動させるスタータモータ9を備えるとともに、このスタータモータ9へ電力を供給する第1蓄電器(12V鉛電池)10及び第2蓄電器(電池パック)11を備える。
第2蓄電器11は、図2に示すように、3つの電池モジュール11−1と、各電池モジュール内に配置された電池セル11−2と、高電圧出力端子(プラス)11−3と、高電圧出力端子(マイナス)11−4と、12V出力端子(プラス)11−5と、12V出力端子(マイナス)11−6と、高電圧ヒューズ11−7と、12Vヒューズ11−8、6つのダイオード11−9とを備える。
第2蓄電器11には、この第2蓄電器11から走行用モータ3へ電力を供給する第1配線(高電圧ライン)12が接続される。
この第1配線12の途中には、インバータ13が配置される。このインバータ13は、車両制御装置(コントローラ)14に接続され、この車両制御装置14によって制御される。また、車両制御装置14は、内燃機関4に接続され、この内燃機関4を制御する。
第2蓄電器11には、この第2蓄電器11からスタータモータ9へ電力を供給する第2配線(電源ライン)15が接続される。
第2配線15は、第2蓄電器11からスタータモータ9へ供給される電力の供給と遮断とを切り替えるリレー(電源リレー)16と、電気負荷17とを備える。この電気負荷17は、リレー16よりもスタータモータ9側の第2配線15に接続された通常負荷18と、リレー16よりも第2蓄電器11側の第2配線15に接続された被保護負荷19とからなる。つまり、リレー16は、通常負荷18と被保護負荷19との間の第2配線15に配置される。第1蓄電器10は、リレー16よりもスタータモータ9側の第2配線15に配置される。
第2配線15は、リレー16よりもスタータモータ9側にスタータスイッチ20を備える。また、第2配線15は、スタータスイッチ20と第1蓄電器10との間にオルタネータ21を備える。
スタータスイッチ20は、車両制御装置14に接続され、この車両制御装置14によって開閉動作される。
第2配線15は、リレー16よりもスタータモータ9側にスタータスイッチ20を備える。また、第2配線15は、スタータスイッチ20と第1蓄電器10との間にオルタネータ21を備える。
スタータスイッチ20は、車両制御装置14に接続され、この車両制御装置14によって開閉動作される。
第2蓄電器11は、スイッチ(供給スイッチ)22を備える。このスイッチ22は、第2配線15の途中に設けられた電気負荷17への電力供給を遮断する。
また、第2蓄電器11は、制御装置(バッテリ制御装置)23を備える。この制御装置23は、内燃機関1の始動時に、第2蓄電器12からスタータモータ9への電力供給を遮断するように、スイッチ22を制御する。
制御装置23は、第2蓄電器11の残量が少ないときに、第2蓄電器11から電気負荷17への電力供給を遮断するようにスイッチ22を制御し、第1蓄電器10からスタータモータ9と電気負荷17とへ電力が供給されるようにリレー16を制御する。
第2蓄電器11においては、アイドリングストップの状態に入る時から第1蓄電器10の電圧を用い、スタータモータ9によって内燃機関4の始動が完了して第1蓄電器10の電圧が12Vを超えるまで、車両制御装置14からの制御信号で制御装置23がスイッチ22を閉じて(接続)、部分的な電圧を12V電源ラインである第2配線15に供与する。
また、第2蓄電器11は、制御装置(バッテリ制御装置)23を備える。この制御装置23は、内燃機関1の始動時に、第2蓄電器12からスタータモータ9への電力供給を遮断するように、スイッチ22を制御する。
制御装置23は、第2蓄電器11の残量が少ないときに、第2蓄電器11から電気負荷17への電力供給を遮断するようにスイッチ22を制御し、第1蓄電器10からスタータモータ9と電気負荷17とへ電力が供給されるようにリレー16を制御する。
第2蓄電器11においては、アイドリングストップの状態に入る時から第1蓄電器10の電圧を用い、スタータモータ9によって内燃機関4の始動が完了して第1蓄電器10の電圧が12Vを超えるまで、車両制御装置14からの制御信号で制御装置23がスイッチ22を閉じて(接続)、部分的な電圧を12V電源ラインである第2配線15に供与する。
次いで、この実施例に係る内燃機関1の始動制御について、図3のフローチャートに沿って説明する。
図3に示すように、この内燃機関1の始動制御のプログラムがスタートすると(ステップA01)、先ず、アイドリングストップが実行中か否かを判断する(ステップA02)。つまり、このステップA02では、制御装置23は、車両制御装置14からアイドリングストップ信号を受信したか否かを判定する。
このステップA02がYESの場合には、制御装置23がスイッチ22を閉じる(接続)(ステップA03)。つまり、このステップA03では、図5に示すように、制御装置23は、スイッチ22を閉じ、電気負荷17へ電力供給を開始する。
そして、内燃機関1の再始動条件が成立したか否かを判断する(ステップA04)。つまり、このステップA04では、制御装置23は、車両制御装置14から再始動信号を受信したか否かを判定する。このステップA04がNOの場合には、この判断を継続する。
このステップA04がYESの場合には、第2蓄電器11の残量が設定値を超えたか否かを判断する(ステップA05)。つまり、このステップA05では、制御装置23は、再始動信号を受信した場合、第2蓄電器11の残量が設定値を超えたか否かを判定する。
このステップA05がYESでかつ、第2蓄電器11の残量が十分の場合には、制御装置23は、スイッチ22を閉じた状態(接続)で(ステップA06)、リレー16を開く(非接続)(ステップA07)。つまり、このステップA06及びステップA07では、図6に示すように、制御装置23は、スタータモータ9とオルタネータ21と通常負荷18とには第1蓄電器10から電力供給を開始し、被保護負荷19には第2蓄電器11から電力供給を開始する。
一方、前記ステップA05がNOでかつ、第2蓄電器11の残量が十分でない場合には、制御装置23は、スイッチ22を開き(非接続)(ステップA08)、そして、リレー16を閉じる(接続)(ステップA09)。つまり、このステップA08及びステップA09では、図7に示すように、制御装置23は、第2蓄電器11から電気負荷17への給電を停止し、第1蓄電器10からスタータモータ9とオルタネータ21と電気負荷17とへ電力供給を開始する。
制御装置23は、前記ステップA07の処理後、又は前記ステップA09の処理後は、スタータスイッチ20を閉じる(接続)(ステップA10)。つまり、このステップA10では、制御装置23は、スイッチ22及びリレー16の制御が完了した場合、車両制御装置14へ完了信号を送信する。完了信号を受信した車両制御装置14は、スタータスイッチ20を閉じる。
そして、車両制御装置14は、内燃機関4の始動が完了したか否かを判断する(ステップA11)。このステップA11がNOの場合には、車両制御装置14は、この判断を継続する。
このステップA11がYESの場合には、車両制御装置14は、スタータスイッチ20を開く(非接続)(ステップA12)。つまり、このステップA12では、車両制御装置14が、内燃機関4の始動が完了したことを判定し、完了と判定した場合は、スタータスイッチ20を開き(非接続)、制御装置23へ始動が完了したことを通知する。
そして、制御装置23は、リレー16を閉じ(接続)(ステップA13)、スイッチ22を開く(非接続)(ステップA14)。つまり、このステップA13及びステップA14では、制御装置23は、始動完了信号を受信すると、図4に示すように、内燃機関4の始動が完了したと判断し、リレー16を閉じ(接続)、スイッチ22を開く(非接続)。
このステップA14の処理後、又は前記ステップA02がNOの場合には、制御装置23は、このプログラムをリターンする(ステップA15)。
図3に示すように、この内燃機関1の始動制御のプログラムがスタートすると(ステップA01)、先ず、アイドリングストップが実行中か否かを判断する(ステップA02)。つまり、このステップA02では、制御装置23は、車両制御装置14からアイドリングストップ信号を受信したか否かを判定する。
このステップA02がYESの場合には、制御装置23がスイッチ22を閉じる(接続)(ステップA03)。つまり、このステップA03では、図5に示すように、制御装置23は、スイッチ22を閉じ、電気負荷17へ電力供給を開始する。
そして、内燃機関1の再始動条件が成立したか否かを判断する(ステップA04)。つまり、このステップA04では、制御装置23は、車両制御装置14から再始動信号を受信したか否かを判定する。このステップA04がNOの場合には、この判断を継続する。
このステップA04がYESの場合には、第2蓄電器11の残量が設定値を超えたか否かを判断する(ステップA05)。つまり、このステップA05では、制御装置23は、再始動信号を受信した場合、第2蓄電器11の残量が設定値を超えたか否かを判定する。
このステップA05がYESでかつ、第2蓄電器11の残量が十分の場合には、制御装置23は、スイッチ22を閉じた状態(接続)で(ステップA06)、リレー16を開く(非接続)(ステップA07)。つまり、このステップA06及びステップA07では、図6に示すように、制御装置23は、スタータモータ9とオルタネータ21と通常負荷18とには第1蓄電器10から電力供給を開始し、被保護負荷19には第2蓄電器11から電力供給を開始する。
一方、前記ステップA05がNOでかつ、第2蓄電器11の残量が十分でない場合には、制御装置23は、スイッチ22を開き(非接続)(ステップA08)、そして、リレー16を閉じる(接続)(ステップA09)。つまり、このステップA08及びステップA09では、図7に示すように、制御装置23は、第2蓄電器11から電気負荷17への給電を停止し、第1蓄電器10からスタータモータ9とオルタネータ21と電気負荷17とへ電力供給を開始する。
制御装置23は、前記ステップA07の処理後、又は前記ステップA09の処理後は、スタータスイッチ20を閉じる(接続)(ステップA10)。つまり、このステップA10では、制御装置23は、スイッチ22及びリレー16の制御が完了した場合、車両制御装置14へ完了信号を送信する。完了信号を受信した車両制御装置14は、スタータスイッチ20を閉じる。
そして、車両制御装置14は、内燃機関4の始動が完了したか否かを判断する(ステップA11)。このステップA11がNOの場合には、車両制御装置14は、この判断を継続する。
このステップA11がYESの場合には、車両制御装置14は、スタータスイッチ20を開く(非接続)(ステップA12)。つまり、このステップA12では、車両制御装置14が、内燃機関4の始動が完了したことを判定し、完了と判定した場合は、スタータスイッチ20を開き(非接続)、制御装置23へ始動が完了したことを通知する。
そして、制御装置23は、リレー16を閉じ(接続)(ステップA13)、スイッチ22を開く(非接続)(ステップA14)。つまり、このステップA13及びステップA14では、制御装置23は、始動完了信号を受信すると、図4に示すように、内燃機関4の始動が完了したと判断し、リレー16を閉じ(接続)、スイッチ22を開く(非接続)。
このステップA14の処理後、又は前記ステップA02がNOの場合には、制御装置23は、このプログラムをリターンする(ステップA15)。
次いで、スタータモータ9・電気負荷17への各電力供給状態について説明する。
図4には、走行中の電力供給状態を示す。図4に示すように、スタータモータ9・電気負荷17には、第1蓄電器10から電力が供給される。また、第1蓄電器10は、オルタネータ21から充電を受ける。
図5には、アイドリングストップ時の電力供給を示す。図5に示すように、アイドリングストップが判定されると、スイッチ22が閉じられ、スタータモータ9・第1蓄電器10・電気負荷17・オルタネータ21には、第2蓄電器11からの電力が供給される。
図6には、内燃機関1の再始動時の電力供給を示す。図6に示すように、内燃機関1の再始動が判定され、且つ第2蓄電器11の残量が少ない場合には、リレー16を開き、スタータモータ9・通常負荷18・オルタネータ21には、第1蓄電器10からの電力が供給される一方、被保護負荷19には、第2蓄電器11からの電力が供給される。
図7には、第2蓄電器11の残量が少ない場合の電力供給を示す。図7に示すように、スタータモータ9・電気負荷17・オルタネータ21には、第1蓄電器10からの電力が供給される。
図4には、走行中の電力供給状態を示す。図4に示すように、スタータモータ9・電気負荷17には、第1蓄電器10から電力が供給される。また、第1蓄電器10は、オルタネータ21から充電を受ける。
図5には、アイドリングストップ時の電力供給を示す。図5に示すように、アイドリングストップが判定されると、スイッチ22が閉じられ、スタータモータ9・第1蓄電器10・電気負荷17・オルタネータ21には、第2蓄電器11からの電力が供給される。
図6には、内燃機関1の再始動時の電力供給を示す。図6に示すように、内燃機関1の再始動が判定され、且つ第2蓄電器11の残量が少ない場合には、リレー16を開き、スタータモータ9・通常負荷18・オルタネータ21には、第1蓄電器10からの電力が供給される一方、被保護負荷19には、第2蓄電器11からの電力が供給される。
図7には、第2蓄電器11の残量が少ない場合の電力供給を示す。図7に示すように、スタータモータ9・電気負荷17・オルタネータ21には、第1蓄電器10からの電力が供給される。
以上、この発明の実施例について説明してきたが、上述の実施例の構成を請求項毎に当てはめて説明する。
先ず、請求項1に係る発明では、始動装置8は、内燃機関1を始動させるスタータモータ9と、スタータモータ9へ電力を供給する第1蓄電器10及び第2蓄電器11と、第2蓄電器11から走行用モータ3へ電力を供給する第1配線12と、第2蓄電器11からスタータモータ9へ電力を供給する第2配線15と、第2配線15の途中に設けられて第2蓄電器11からスタータモータ9への電力供給と遮断とを切り替えるリレー16と、リレー16よりも第2蓄電器11側の第2配線15に接続された電気負荷17の被保護負荷19とを備える。また、始動装置8は、内燃機関1の始動時に第2蓄電器11からスタータモータ9への電力供給を遮断するようにリレー16を制御する制御装置23を備える。
このような構成により、始動装置8は、第2蓄電器11から走行用モータ3へ電力を供給する第1配線12と、第2蓄電器11からスタータモータ9へ電力を供給する第2配線15とを備えるため、DC−DCコンバータを備える必要が無く、低価格な構成とすることができる。
また、第2配線15は、第2蓄電器11とスタータモータ9との電力を遮断するリレー16を備える。また、電気負荷17の被保護負荷19は、リレー16よりも第2蓄電器11側の第2配線15に接続する。そして、内燃機関1の再始動時に、制御装置23がリレー16を遮断状態にすることで、スタータモータ9は、第1蓄電器10から電力供給を受けるようになる一方、電気負荷17の被保護負荷19は、第2蓄電器11から電力供給を受けることになる。従って、電気負荷17がスタータモータ9の消費電力に影響を受けることがない。
請求項2に係る発明では、第1蓄電器10は、リレー16よりもスタータモータ9側の第2配線15に接続されている。第2蓄電器11は、第2配線15の途中に設けられた電気負荷17への電力供給を遮断するスイッチ22を備える。制御装置23は、第2蓄電器11の残量が少ないときに、第2蓄電器11から電気負荷17への電力供給を遮断するようにスイッチ22を制御し、第1蓄電器10からスタータモータ9と電気負荷17へ電力が供給されるようにリレー16を制御する。
このような構成により、第2蓄電器11の残量が低下したことを検出した場合、制御装置23は、第2蓄電器11から電気負荷17への電力供給を遮断し、第1蓄電器10からスタータモータ9と電気負荷17へ電力が供給されるようにリレー16を制御する。従って、第2蓄電器11の残量が低下した第2蓄電器11からの過剰な放電が防止され、走行用モータ3に十分な電力を供給できる。また、第1蓄電器10は、第2蓄電器11の残量が低下するまで、電力消費が抑えられている。従って、第1蓄電器10は、十分な電力量が確保されているため、スタータモータ9による電力消費が生じたとしても、電気負荷17への電力供給が不足することがない。
先ず、請求項1に係る発明では、始動装置8は、内燃機関1を始動させるスタータモータ9と、スタータモータ9へ電力を供給する第1蓄電器10及び第2蓄電器11と、第2蓄電器11から走行用モータ3へ電力を供給する第1配線12と、第2蓄電器11からスタータモータ9へ電力を供給する第2配線15と、第2配線15の途中に設けられて第2蓄電器11からスタータモータ9への電力供給と遮断とを切り替えるリレー16と、リレー16よりも第2蓄電器11側の第2配線15に接続された電気負荷17の被保護負荷19とを備える。また、始動装置8は、内燃機関1の始動時に第2蓄電器11からスタータモータ9への電力供給を遮断するようにリレー16を制御する制御装置23を備える。
このような構成により、始動装置8は、第2蓄電器11から走行用モータ3へ電力を供給する第1配線12と、第2蓄電器11からスタータモータ9へ電力を供給する第2配線15とを備えるため、DC−DCコンバータを備える必要が無く、低価格な構成とすることができる。
また、第2配線15は、第2蓄電器11とスタータモータ9との電力を遮断するリレー16を備える。また、電気負荷17の被保護負荷19は、リレー16よりも第2蓄電器11側の第2配線15に接続する。そして、内燃機関1の再始動時に、制御装置23がリレー16を遮断状態にすることで、スタータモータ9は、第1蓄電器10から電力供給を受けるようになる一方、電気負荷17の被保護負荷19は、第2蓄電器11から電力供給を受けることになる。従って、電気負荷17がスタータモータ9の消費電力に影響を受けることがない。
請求項2に係る発明では、第1蓄電器10は、リレー16よりもスタータモータ9側の第2配線15に接続されている。第2蓄電器11は、第2配線15の途中に設けられた電気負荷17への電力供給を遮断するスイッチ22を備える。制御装置23は、第2蓄電器11の残量が少ないときに、第2蓄電器11から電気負荷17への電力供給を遮断するようにスイッチ22を制御し、第1蓄電器10からスタータモータ9と電気負荷17へ電力が供給されるようにリレー16を制御する。
このような構成により、第2蓄電器11の残量が低下したことを検出した場合、制御装置23は、第2蓄電器11から電気負荷17への電力供給を遮断し、第1蓄電器10からスタータモータ9と電気負荷17へ電力が供給されるようにリレー16を制御する。従って、第2蓄電器11の残量が低下した第2蓄電器11からの過剰な放電が防止され、走行用モータ3に十分な電力を供給できる。また、第1蓄電器10は、第2蓄電器11の残量が低下するまで、電力消費が抑えられている。従って、第1蓄電器10は、十分な電力量が確保されているため、スタータモータ9による電力消費が生じたとしても、電気負荷17への電力供給が不足することがない。
この発明に係るハイブリッド車両の始動装置を、他の各種電動車両にも適用可能である。
1 車両
2 パワーユニット
3 内燃機関
4 トランスミッション
8 始動装置
9 スタータモータ
10 第1蓄電器
11 第2蓄電器
12 第1配線
14 車両制御装置
15 第2配線
16 リレー
17 電気負荷
18 通常負荷
19 被保護負荷
20 スタータスイッチ
21 オルタネータ
22 スイッチ
23 制御装置
2 パワーユニット
3 内燃機関
4 トランスミッション
8 始動装置
9 スタータモータ
10 第1蓄電器
11 第2蓄電器
12 第1配線
14 車両制御装置
15 第2配線
16 リレー
17 電気負荷
18 通常負荷
19 被保護負荷
20 スタータスイッチ
21 オルタネータ
22 スイッチ
23 制御装置
Claims (2)
- 内燃機関と走行用モータとを備えたハイブリッド車両の始動装置において、前記内燃機関を始動させるスタータモータと、前記スタータモータへ電力を供給する第1蓄電器及び第2蓄電器と、前記第2蓄電器から前記走行用モータへ電力を供給する第1配線と、前記第2蓄電器から前記スタータモータへ電力を供給する第2配線と、前記第2配線の途中に設けられて前記第2蓄電器から前記スタータモータへの電力供給と遮断とを切り替えるリレーと、前記リレーよりも前記第2蓄電器側の前記第2配線に接続された電気負荷と、前記内燃機関の始動時に前記第2蓄電器から前記スタータモータへの電力供給を遮断するように前記リレーを制御する制御装置とを備えることを特徴とするハイブリッド車両の始動装置。
- 前記第1蓄電器は、前記リレーよりも前記スタータモータ側の前記第2配線に接続され、前記第2蓄電器は、前記第2配線の途中に設けられた前記電気負荷への電力供給を遮断するスイッチを備え、前記制御装置は、前記第2蓄電器の残量が少ないときに、前記第2蓄電器から前記電気負荷への電力供給を遮断するように前記スイッチを制御し、前記第1蓄電器から前記スタータモータと前記電気負荷とへ電力が供給されるように前記リレーを制御することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の始動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014053537A JP2015175313A (ja) | 2014-03-17 | 2014-03-17 | ハイブリッド車両の始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014053537A JP2015175313A (ja) | 2014-03-17 | 2014-03-17 | ハイブリッド車両の始動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015175313A true JP2015175313A (ja) | 2015-10-05 |
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ID=54254729
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014053537A Pending JP2015175313A (ja) | 2014-03-17 | 2014-03-17 | ハイブリッド車両の始動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015175313A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11155221B2 (en) | 2018-12-21 | 2021-10-26 | Subaru Corporation | Power supply device for vehicle |
JP7313273B2 (ja) | 2019-12-25 | 2023-07-24 | 株式会社Subaru | 電動車両 |
-
2014
- 2014-03-17 JP JP2014053537A patent/JP2015175313A/ja active Pending
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