JP2015175183A - 山留め壁構造及び山留め工法 - Google Patents

山留め壁構造及び山留め工法 Download PDF

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Abstract

【課題】 容易で効率的に施工可能で、且つ、強度に優れた山留め壁構造及びその施工方法を提供する。【解決手段】 法面Aに対向する位置に立設され、表面に複数の挿通孔21が設けられた型枠パネル2と、当該型枠パネル2の外側面に配設された端太部材3と、一端を前記型枠パネル2の外側面から前記一の挿通孔21に挿通し、他端を前記端太部材3に跨がせた状態で、前記型枠パネル2の外側面から当該他端を前記一又は他の挿通孔21に挿通した支線4と、前記法面A側に設けられて前記支線4の一端と他端とを固定した支線支持体5とからなる。【選択図】図1

Description

本発明は、容易に施工可能で強度に優れた山留め壁構造及び山留め工法に関する。
山留め工法は、開削等の際、周辺の地盤が崩れないように矢板等の山留め壁で土砂を押さえるものであり、従来、以下の簡易山留め壁及びその施工方法が開示されている。
当該簡易山留め壁及びその施工方法は、掘削面に埋設される支柱と当該掘削面から離れた位置に立設される型枠パネルの一方の面に配設される横端太部材とを、針金や鉄線、またはチェーンや鉄筋棒という支線を用い、当該支線の一端で横端太部材を固定するとともに他端で支柱に接続することで、前記型枠パネルと支柱とを固定し、型枠パネルの一方の面に側圧を支持するためのサポートを設けるという構成により、作業が容易であり、十分な強度を確保することができるというものである(特許文献1)。
特開2010‐144350号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の山留め壁及びその施工方法では、支線の一端及びその他端が、それぞれ支柱及び横端太部材に固定されているが、当該固定方法は、支線の一端及び他端をそれぞれ支柱及び横端太部材に結び付けたり、溶接したりして接続する等の方法が一般的に採用されている。
このような結び付けや溶接で接続する等の固定方法は、耐久性に乏しく、支線と支柱又は横端太部材との結び目が土砂の圧力によって外れたり、また、支線と支柱又は横端太部材との溶接箇所が切断したりして、型枠パネルが倒壊する等の強度上の問題を有していた。そのため、当該貧弱な耐久性を補強すべく、支保等のサポート部材を余計に設ける必要があり、当該サポート部材の運搬や取付け作業を要することから山留め壁の施工作業が非効率で高コストになるという問題も併せて有していた。
また、支柱側と横端太部材側の両側で支線の結び付けや溶接の作業を行う必要があるため、支柱側及び横端太部材側の二箇所で溶接等の作業を行わなければならず、溶接作業員等による作業にも手間が掛かって非効率になるという問題もあった。
そこで、本発明は、容易で効率的に施工可能で、且つ、強度に優れた山留め壁構造及びその施工方法を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に係る請求項1に記載の山留め壁構造は、法面に対向する位置に立設され、表面に複数の挿通孔が設けられた型枠パネルと、当該型枠パネルの外側面に配設された端太部材と、一端を前記型枠パネルの外側面から前記一の挿通孔に挿通し、他端を前記端太部材に跨がせた状態で、前記型枠パネルの外側面から当該他端を前記一又は他の挿通孔に挿通した支線と、前記法面側に設けられて前記支線の一端と他端とを固定した支線支持体とからなることを特徴としている。
また、請求項2に記載の山留め壁構造は、前記端太部材に、前記支線を係止する係止部が設けられていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の山留め工法は、法面に対向する位置に型枠パネルを立設する工程と、当該型枠パネルの外側面に端太部材を配設する工程と、法面側に支線の一端と他端とを固定する支線支持体を設ける工程と、前記型枠パネルの内側面から一端を前記一の挿通孔に挿通して前記端太部材を跨ぎ、前記型枠パネルの外側面から一端を前記一又は他の挿通孔に挿通する工程と、前記支線支持体に前記支線の一端と他端とを一度に固定する工程とを含むことを特徴としている。
本発明に係る請求項1に記載の山留め壁構造によれば、支線を支線支持体と端太部材との間で往復させる固定作業により、二重となって強度に優れた支線を極めて容易に固定させることができる。また、当該支線の固定作業において、端太部材側には支線の結び目や溶接箇所を設けることはないため、支線を端太部材に結び付けたり溶接したりする場合と比較して優れた強度を有するという効果をも奏することができる。
さらに、当該支線の固定作業において、支線支持体側の一箇所で一度に支線の固定作業を行えばよいため、作業者は、効率的に山留め壁構造の施工を行うことができ、且つ、溶接や結び付け作業等に係るコストの削減を図ることができる。また、当該山留め壁構造は、上記の通り優れた強度を有することから、従来のように支保等のサポート部材を改めて設けて山留め壁構造を補強する必要がなく、効率的に山留め壁構造の施工を行うことができ、且つ、当該サポート部材の物的及び人的な設置コストの削減を図ることができる。なお、ここで、「一度に支線の固定作業」とは、同時の作業で一度にという意味だけでは必ずしもなく、固定作業者が支線支持体側にいる間に、端太部材側等の他の場所に移動することなく、当該支線の一端と他端とを支線支持体への固定することができるという意味も含むものである。
また、請求項2に記載の山留め壁構造によれば、前記端太部材に支線の位置ズレを防止する係止部を設けたことにより、前記支線が端太部材と接する箇所において位置ズレすることなく堅固に端太部材に係止され、より安定的に土砂を押させることができる。
また、請求項3に記載の山留め工法によれば、支線支持体側で一度に支線の固定作業を行うことができるため効率的に山留め壁構造の施工が可能であり、且つ、支線の端太部材側には継ぎ目がなく、端太部材と支線支持体を往復する二重に形成されるため、強度に優れた山留め壁構造を構築することができる。
本発明に係る第一実施例の山留め壁構造を示す外観斜視図である。 当該山留め壁構造に係る型枠パネルを示す外観斜視図である。 当該山留め壁構造を示す拡大断面図である。 本発明に係る第二実施例の山留め壁構造を示す拡大断面図である。 本発明に係る第三実施例の山留め壁構造を示す外観斜視図である。 本発明に係る第四実施例の山留め壁構造を示す拡大断面図である。 本発明に係るその他実施例の山留め壁構造を示す拡大断面図である。 本発明に係るその他実施例の山留め壁構造を示す拡大断面図である。 本発明に係る山留め工法の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る山留め工法の手順を示すフローチャートである。
以下、図面に基づき、本発明に係る山留め壁構造1及び山留め工法について具体的に説明する。
まず、本発明に係る第一実施例の山留め壁構造1について詳細に説明する。図1は、当該第一実施例の山留め壁構造1を示す外観斜視図である。当該山留め壁構造1は、法面Aに対向する位置に立設され、一定の間隔で挿通孔21が形成された型枠パネル2と、当該型枠パネル2の外側、すなわち、法面Aとは反対側に横方向に配設された端太部材3と、前記型枠パネル2の外側面から一端を前記一の挿通孔21に挿通し、他端を前記端太部材3に跨がせた状態で、前記型枠パネル2の外側面から他端を他の挿通孔21に挿通した支線4と、前記法面A側に設けられて前記支線4の一端と他端とを固定した支線支持体5とから構成されている。また、型枠パネル2は、当該型枠パネル2の下端にランナー6が嵌合され、上端にキャップ7が嵌合されてビスを打ち込んで固定されている。
前記型枠パネル2は、図2に示すように、金属製薄板を屈曲させて片側面に開口する断面略コ字形のリブ部22を複数並列に形成された薄鋼板型枠パネルで構成され、また、前記挿通孔21が各リブ部22の底面に一定の間隔で複数設けられている。当該挿通孔21は、リブ部22の底面に形成されたC型スリットに囲まれた領域を押すことで開口させて形成されるものであり、コンクリート型枠としてはセパレータ孔として利用されるものである。また、当該型枠パネル2は、リブ部22と同じ縦方向に所定の間隔でスリット(図示せず。)が設けられており、当該スリットにより折り曲げ可能に形成されている。
前記端太部材3は、金属製の円柱状に形成された棒状体であって、前記型枠パネル2の外側面、すなわち、法面Aの方向とは反対側に横方向に配設されている。当該端太部材3は、金属製の他、木製や合成樹脂製であってもよく、また、円柱形状の他、楕円柱形状又は多角柱形状に形成されていてもよい。
前記支線4は、ワイヤー、針金、金属線又はチェーン等で構成されている。当該支線4は、図3の拡大断面図に示すように、前記型枠パネル2の外側面から端太部材3を跨がせた状態で、その一端及び他端を夫々他の挿通孔21に挿通され、ともに支線支持体5に結び付けて、端太部材3と支線支持体5との間を往復するように固定されている。当該支線4の支線支持体5への固定は、支線4の一端及び他端を支線支持体5へ溶接してもよく、また、図示はしないが、支線4の一端及び他端を支線支持体5に係止して固定するように構成してもよく、また、支線4を輪形状に形成し、支線支持体5に係止可能な水平方向の溝等を切欠いて設け、当該切欠き溝に支線4を係止して固定するように構成してもよい。なお、当該支線4は、型枠パネル2を押圧する土砂を支える強度を有し、且つ、ロープ状のものであればどのようなものであってもよい。
前記支線支持体5は、支柱状に形成され、当該支柱状の下部が法面Aに埋設された状態で複数突設されている。当該支線支持体5は、型枠パネル2の大きさや強度に応じてその設置数を変更可能である。本実施例では、当該支線支持体5は支柱状に形成したが、その他支線を支持固定できればどのような構成及び形状であってもよく、その構成及び形状について何ら限定されるものではない。
このように、本実施例の山留め壁構造1は、支線4を端太部材3と支線支持体5との間で往復させたことにより、支線4が二重となって極めて容易に強度に優れた支線4を構成することができ、また、当該支線4の端太部材3側には結び目や溶接箇所を設けることがないために優れた強度を提供することができる。また、当該支線4の固定作業において、支線支持体5側の一箇所で一度に支線4の固定作業を行えばよいため、作業者は、効率的に山留め壁構造1の施工を行うことができ、且つ、支線4の溶接や結び付け作業等に係るコストの削減を図ることができる。さらに、当該山留め壁構造1は、上記の通り、優れた強度を有することから、従来のように支保等のサポート部材を改めて設けて山留め壁構造1を補強する必要がなく、効率的に山留め壁構造1の施工を行うことができ、且つ、当該サポート部材の物的及び人的な設置コストの削減を図ることができる。
次に、第二実施例の山留め壁構造1について説明する。図4は、当該第二実施例の山留め壁構造1を示す拡大断面図である。当該実施例の山留め壁構造1において、支線4は、前記第一実施例の山留め壁構造1との相違点として、型枠パネル2の外側面から端太部材3を跨がせた状態で、その一端及び他端の両者とも同一の挿通孔21に挿通されて支線支持体5に固定されている。
これにより、当該第二実施例の山留め壁構造1では、同一の挿通孔21に支線4の一端及び他端を挿通させるため、一つの挿通孔21を形成すればよく、一本の支線4を挿通させる挿通孔21を複数形成する必要がないため、当該山留め壁構造1の施工作業をより効率化させることができる。
次に、第三実施例の山留め壁構造1について説明する。図5は、当該第三実施例の山留め壁構造1を示す外観斜視図である。当該第三実施例の山留め壁構造1では、前記第一実施例の山留め壁構造1と異なり、型枠パネル2が横方向に立設された場合で、端太部材3が当該型枠パネル2のリブ部22と直交するように当該型枠パネル2の外側面に縦方向に配設されている。前記実施例の山留め壁構造1では、横方向に配設された端太部材3に対して支線4を縦方向に跨がせている一方で、本実施例の山留め壁構造1では、縦方向に配設された端太部材3に対して支線4を横方向に跨がせて固定している。
すなわち、本発明に係る山留め壁構造1においては、端太部材3の設置方向が横方向でも縦方向でも、仮に斜め方向であってもその設置方向を問うものではなく、前記型枠パネル2のリブ部22と直交するように当該型枠パネル2の外側面に配設した端太部材3に支線4を跨がせることにより、容易に端太部材3を固定することができ、当該山留め壁構造1の施工の効率化を図ることができる。なお、このように、端太部材3を前記リブ部22に直交するように配設するのは、前記型枠パネル2が湾曲しやすいリブ部22の平行方向に対抗して端太部材3を配設することにより、山留め壁構造1の強度の向上を図るものである。よって、端太部材3をリブ部22の直交方向又は略直交方向に配設しない場合であっても、山留め壁構造1の強度の向上を図ることのできるものであれば、どのように端太部材3を型枠パネル2の外側面に配設してもよい。
また、当該型枠パネル2には、リブ部22に所定の間隔で複数の挿通孔21が形成されているために、端太部材3の形状を棒状に限定する必要もなく、図示はしないが、波形の棒状体、リング形状、多角形状の枠体、柵形状等、その他土砂の押圧に応じて強度を発揮できる最適な形状等に端太部材3を変更しても、当該形状に応じて型枠パネル2の所定の箇所で一又は複数の支線4を跨がせて固定すればよく、当該端太部材3を容易に型枠パネル2の外側面に配設することができる。
次に、第四実施例の山留め壁構造1について説明する。図6(a)は、当該第四実施例の山留め壁構造1を示す拡大断面図であり、図6(b)は、当該実施例の端太部材3を示す外観斜視図である。
当該第四実施例の山留め壁構造1では、前記第一実施例の山留め壁構造1と異なり、端太部材3に係止部として係止孔31が設けられている。当該係止孔31は、端太部材3の周面から当該端太部材3の長手方向と直交する方向に貫通する貫通孔により形成されている。当該係止孔31は、図6(a)に示すように、端太部材3を型枠パネル2に配設する際、第一実施例のように端太部材3の全体を支線4に跨がせるのではなく、端太部材3に係止孔31を設けて、当該係止孔31に支線4を挿通させることにより、当該端太部材3の型枠パネル2側の一部を跨がせるように構成されている。
このように係止部を設けたことにより、係止孔31内で支線4の動きが制限されることから、土砂の押圧に対して支線4が位置ズレすることなく、山止め壁1の強度を安定させることができる。
当該第四実施例の山留め壁構造1と同様に、支線4の安定性を向上させるその他実施例の係止部として、図7(a)(b)に示すように、端太部材3の周面に輪状の係止片32を設けてもよい。前記端太部材3に支線4を跨がせる際に、輪状の係止片32に支線4を通すことにより、土砂の押圧に対して支線4が位置ズレすることなく安定させることができる。
また、その他実施例の係止部としては、図8(a)(b)に示すように、端太部材3の周面を切欠いた係止溝33を設けてもよい。当該端太部材3周面の係止溝33に支線4を嵌め込んで係止することにより、土砂の押圧に対して支線4が位置ズレなく安定させることができる。
このように、支線4を端太部材3の表面で位置ズレさせずに安定させることにより、より安定して土砂の押圧に対することができため山留め壁構造1の強度を向上させるとともに、端太部材3に支線4を跨がせる位置を明確に把握できるため山留め壁構造1の施工作業の効率化を図ることができる。なお、当該係止部は、前記実施例の係止孔31、係止片32又は係止溝33に限られるものではなく、支線4を端太部材3に跨がせる際に、当該端太部材3の周面で位置ズレせずに安定させるものであればどのようなものであってもよい。
次に、本発明に係る山留め工法について具体的に説明する。図9は、当該山留め工法の手順を示すフローチャートである。
まず、捨てコンクリート上に墨出し部をし、当該墨出し部に沿ってランナー6を設置した後、当該ランナー6に型枠パネル2の下端を嵌合することにより、型枠パネル2を捨てコンクリート上に立設する(S1)。この際、ランナー6から型枠パネル2の下端を介して捨てコンクリート方向にビスを打ち込み、型枠パネル2の立位状態を固定するとともに、型枠パネル2の上端には補強用のキャップ7を嵌め込んでビスを打ち込み固定する。
次に、法面A側に支柱状の支線支持体5をその下部を法面A側に埋設させて突設する(S2)。当該支線支持体5は、以下の手順(S3)で型枠パネル2の外側面に配設する端太部材3の配置箇所や配置数に対応するように突設する。
次に、前記立設した型枠パネル2の外側面、すなわち、当該型枠パネル2の法面とは反対側の面に、端太部材3を配設する(S3)。
最後に、支線4を端太部材3と支線支持体5との間で往復させて固定する(S4)。
前記S4の支線4を固定する工程については、図10に示す工程に細分される。まず、支線4の一端を前記型枠パネル2の内側から挿通孔21に挿通する。この際、挿通孔21は、前記型枠パネル2に設けられたC型スリットに囲まれた領域を外側から内側に向かって押圧し、開口したものである(S4−1)。
次に、前記支線4の一端を端太部材3に跨がせる(S4−2)。この際、当該端太部材3に前記山留め壁構造1の係止部が形成されている場合には、当該係止部に支線4を係止させる。
次に、支線4の一端を型枠パネル2の外側から他の挿通孔21に挿通する(S4−3)。このように、支線4を端太部材3に跨がせながら、さらに、支線支持体5の方向へと支線4を往復させることにより、堅固に端太部材3を固定することができ、また、一度の作業で往復する二重の支線4を形成することができるため、効率的に施工作業を行うことができる。
最後に、支線4の一端及び他端を支線支持体5に固定する(S4−4)。この際、支線4と型枠パネル2とで端太部材3を挟み込んで堅固に固定することができるように支線4を端太部材3及び支線支持体5間で固定する。当該固定方法は、支線4の一端及び他端を支線支持体5に結び付け又は溶接等であり、支線支持体5側でのみ支線4の固定作業をすればよい。
このように施工する山留め工法によれば、支線支持体5側で一度に支線4の固定作業を行うことができるため効率的に山留め壁構造1の施工が可能であり、且つ、支線4の端太部材3側には継ぎ目がなく、端太部材3と支線支持体5を往復する二重に形成されるため、強度に優れた山留め壁構造1を構築することができる。
前記S4の支線4を固定する工程は、当該支線4の一端と他端を外側から端太部材3を跨ぐようにして一つの又は別々の挿通孔21に挿通した後、前記支線4の一端と他端とを支線支持体5に固定するようにしてもよい。
本発明に係る山留め壁構造1及び山留め工法は、建築物の基礎工事等で利用可能である。
1 山留め壁構造
2 型枠パネル
21 挿通孔
22 リブ
3 端太部材
31 係止孔
32 係止片
33 係止溝
4 支線
5 支線支持体
6 ランナー
7 キャップ
A 法面

Claims (3)

  1. 法面に対向する位置に立設され、表面に複数の挿通孔が設けられた型枠パネルと、当該型枠パネルの外側面に配設された端太部材と、一端を前記型枠パネルの外側面から前記一の挿通孔に挿通し、他端を前記端太部材に跨がせた状態で、前記型枠パネルの外側面から当該他端を前記一又は他の挿通孔に挿通した支線と、前記法面側に設けられて前記支線の一端と他端とを固定した支線支持体とからなることを特徴とする山留め壁構造。
  2. 前記端太部材には、前記支線を係止するための係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の山留め壁構造。
  3. 法面に対向する位置に型枠パネルを立設する工程と、
    法面側に支線の一端と他端とを固定する支線支持体を設ける工程と、
    当該型枠パネルの外側面に端太部材を配設する工程と、
    前記型枠パネルの内側面から一端を前記一の挿通孔に挿通して前記端太部材を跨がせて、前記型枠パネルの外側面から一端を前記一又は他の挿通孔に挿通する工程と、
    前記支線支持体に前記支線の一端と他端とを一度に固定する工程とを含むことを特徴とする山留め工法。
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