JP2015174098A - 積層鉄心の製造方法及びその製造設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄心片のかしめ接合時に鉄心片を支持する受け台に加える荷重を設定圧力に容易、迅速、かつ正確に調整することが可能な積層鉄心の製造方法及びその製造設備を提供する。【解決手段】被加工材12を金型装置13に供給して順次打抜き加工を行った後に外形抜きパンチを用いてブランクダイ内に抜き込んだ鉄心片を、先にブランクダイ内に抜き込まれ、油圧シリンダ14で支持された受け台上で積層している鉄心片と順次かしめ接合する積層鉄心の製造方法において、受け台を上昇駆動する油圧シリンダ14の油供給側に、受け台に加える荷重を設定圧力に調整するリリーフ弁17を設け、リリーフ弁17の圧力調整を行うハンドル19に駆動モータ20を取付け、駆動モータ20を制御する操作盤21を金型装置13の操作側に設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、積層鉄心の製造方法及びその製造設備に関する。
積層鉄心は、図4、図5に示すように、材料送り装置80より帯状の被加工材81(例えば、電磁鋼板)を金型装置82(金型及びその他周辺装置を含む)に供給しながら順次打抜き加工を行った後にブランクダイ83内に外形打抜きされた鉄心片84を、先にブランクダイ83内に打抜きされ受け台85で受け止められて積層された鉄心片84にかしめ接合していくことにより形成される。
その際、順次かしめ接合される鉄心片84間に安定したかしめ締結力が与えられるように、鉄心片84をかしめ接合する際には、積層された鉄心片84を受け台85によって一定圧力(一定背圧)で支持すると共に、鉄心片84が積層されていくにつれて受け台85を徐々に下降させていく必要がある。
そのため、図4、図6に示すように、油圧シリンダ86を用いて受け台85を支持する場合、油圧シリンダ86の下部ポート87と油圧ユニット88を接続する圧油配管90に加えて、油圧ユニット88の油タンク89と下部ポート87との間にリリーフ弁91を備えたリリーフ回路92を設け、油圧シリンダ86内の油圧が設定圧力(一定の背圧)を超えるとリリーフ弁91が開状態となって、油圧シリンダ86内の余剰な圧油を下部ポート87から油タンク89に戻して、油圧シリンダ86内の油圧を一定に保つという方法が採られている。ここで、リリーフ弁91には、図7に示すように、リリーフ弁91が開状態となる際の圧力を設定する圧力調整用のハンドル93が設けられており、そのハンドル93を操作して、かしめ接合時に積層された鉄心片84が受け台85を介して適切な一定背圧で支持されるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
なお、符号88aは油タンク89から油を油圧シリンダ86に供給するポンプ、符号88bはポンプを駆動させるモータ、符号88cは油供給側のリリーフ弁、符号88dはアキュムレータ、符号88eは油供給側の圧力計、符号88fはポンプ88aから送り出された油の供給先と油タンク89に戻す油の回収先を設定して油の循環回路の切換え又は油の循環停止を行うソレノイドバルブ、符号88gは逆止弁である。また、符号94は外形打抜き用パンチ、符号95は受け台85を支持する油圧シリンダ86のロッド、符号95aはロッド95と連結するピストン、符号96は油圧シリンダ86の上部ポート、符号90aは油圧シリンダ86の上部ポート96と油圧ユニット88を接続する圧油配管、符号92aはリリーフ回路92内の圧力を測定する圧力計である。
特公昭58−23164号公報
通常、積層鉄心を製造する場合、作業者は主として、被加工材81から鉄心片84を形成する金型装置82の制御盤97が配置される金型装置82の正面側に位置して、金型装置82の操作を行っている。一方、油圧ユニット88は、設備スペースを考慮して、金型装置82の背面側等の制御盤97から離れた場所に設置されることが多い。ここで、図5に示すように、金型装置82を始動させて鉄心片84の打抜きを開始してからしばらくの間は、鉄心片84はブランクダイ83内に設けられているスクイズリング98からの側圧のみで保持されており、上限高さ位置まで上昇している受け台85とは接触していない。そのため、受け台85には背圧がかからない状態なので、油圧を適切に調整できず、ブランクダイ83内で積層された鉄心片84が受け台85と接触した段階で、作業者は、金型装置82の正面側から離れて油圧ユニット88まで移動し、リリーフ弁91のハンドル93を操作して受け台85にかかる背圧の微調整をすることになる。また、積層鉄心の製造中であっても、例えば、油の温度変化により、油圧の調整が必要なこともあり、その度に油圧ユニット88まで移動して油圧を確認し、ハンドル93を微調整することになる。
そのため、ハンドル93の調整作業の作業性が非常に悪く、かつハンドル93の調整に伴う鉄心片84のかしめ接合状況の変化を即座に確認できないという問題がある。そして、リリーフ弁91のハンドル93による背圧の微調整に手間取ると、その間にかしめ接合された鉄心片84間のかしめ締結力が変動し、積層鉄心の品質にも悪影響を及ぼすという問題がある。更には、制御盤97と油圧ユニット88が離れているため、リリーフ弁91のハンドル93の調整忘れの虞もあり、積層鉄心の品質低下のみならず、外形打抜き用パンチ94やブランクダイ83の損傷につながる虞もある。
その対策として、図8に示すように、油圧シリンダ86の下部ポート87と油タンク89の間にリリーフ弁91を備えたリリーフ回路92を設置する代わりに、リリーフ弁を設けたバルブユニット99を制御盤97の近くに設置し、バルブユニット99と油圧シリンダ86の下部ポート87を油圧ホース100を用いて、バルブユニット99と油タンク89を油圧ホース101を用いてそれぞれ接続することが考えられる。これにより、作業者は、制御盤97側でリリーフ弁のハンドルの調整が可能となるため作業性が向上し、更に、ハンドルの調整に伴って鉄心片84のかしめ接合状況の変化も即座に確認することが可能になる。しかしながら、油圧ホース100、101の長さが長くなることで油圧調整の応答性が悪くなるという問題が生じる。
また、リリーフ弁のハンドルの操作も作業者の経験に頼るところが大きく、作業者間でかしめ接合時に鉄心片84に加わる一定背圧の値が異なるため、積層鉄心の品質が変動するという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、鉄心片のかしめ接合時に鉄心片を支持する受け台に加える荷重を設定圧力に容易、迅速、かつ正確に調整することが可能な積層鉄心の製造方法及びその製造設備を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る積層鉄心の製造方法は、被加工材を金型装置に供給して順次打抜き加工を行った後に外形抜きパンチを用いてブランクダイ内に抜き込んだ鉄心片を、先に前記ブランクダイ内に抜き込まれ、油圧シリンダで支持された受け台上で積層している鉄心片と順次かしめ接合する積層鉄心の製造方法において、
前記受け台を上昇駆動する前記油圧シリンダの油供給側に、前記受け台に加える荷重を設定圧力に調整するリリーフ弁を設け、該リリーフ弁の圧力調整を行うハンドルに駆動モータを取付け、該駆動モータを制御する操作盤を前記金型装置の操作側に設けた。
第1の発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記操作盤は前記金型装置の制御盤内に配置することが好ましい。
前記目的に沿う第2の発明に係る積層鉄心の製造方法は、被加工材を金型装置に供給して順次打抜き加工を行った後に外形抜きパンチを用いてブランクダイ内に抜き込んだ鉄心片を、先に前記ブランクダイ内に抜き込まれ、油圧シリンダで支持された受け台上で積層している鉄心片と順次かしめ接合する積層鉄心の製造方法において、
前記受け台を上昇駆動する前記油圧シリンダの油供給側に、前記受け台に加える荷重を設定圧力に調整するリリーフ弁を設け、該リリーフ弁の圧力調整を行うハンドルに駆動モータを取付け、該駆動モータを制御する操作盤を前記油圧シリンダの油圧制御側に設けた。
第1、第2の発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記リリーフ弁を有するリリーフ回路に圧力センサを取付け、前記操作盤に前記圧力センサで得られた測定値を表示する表示器が取付けられていることが好ましい。
第1、第2の発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記ハンドルの回転操作は、前記圧力センサの前記測定値と前記設定圧力を比較して得られる該設定圧力に対する偏差量に応じて前記駆動モータを駆動させることにより行うことが好ましい。
第1、第2の発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記駆動モータとしてサーボモータを使用することができる。
また、前記駆動モータとしてステッピングモータを使用することもできる。
前記目的に沿う第3の発明に係る積層鉄心の製造設備は、被加工材を金型装置に供給して順次打抜き加工を行った後に外形抜きパンチを用いてブランクダイ内に抜き込んだ鉄心片を、先に前記ブランクダイ内に抜き込まれ、油圧シリンダで支持された受け台上で積層している鉄心片と順次かしめ接合する積層鉄心の製造設備において、
前記受け台を上昇駆動する前記油圧シリンダの油供給側に設けられ、前記受け台に加える荷重を設定圧力に調整するリリーフ弁と、該リリーフ弁の圧力調整を行うハンドルに取付けられた駆動モータと、前記金型装置の操作側に設けられ前記モータを制御する操作盤とを有し、前記受け台を常時押し上げ支持する際の前記油圧シリンダの圧力を調整する。
第1、第2の発明に係る積層鉄心の製造方法及び第3の発明に係る積層鉄心の製造設備においては、リリーフ弁の圧力調整を行うハンドルの回転操作を駆動モータにより行うので、従来のように作業者の経験に頼ることなく、受け台を押し上げ支持するために受け台に加える荷重を設定圧力に容易、迅速、かつ正確に合わせることができる。その結果、金型(外形打抜き用パンチ、ブランクダイ)の損傷を防止すると共に、安定した品質の積層鉄心を製造することが可能となる。
第1の発明に係る積層鉄心の製造方法において、操作盤を金型装置の制御盤内に配置する場合、作業者は、従来のように油圧ユニット(油供給側)まで移動することがなく、圧力調整を行うハンドルの調整作業の作業性が向上すると共に、ハンドルの調整に伴う鉄心片のかしめ接合状況の変化を即座に確認することが可能になる。
第1、第2の発明に係る積層鉄心の製造方法において、リリーフ弁を有するリリーフ回路に圧力センサを取付け、操作盤に圧力センサで得られた測定値を表示する表示器が取付けられている場合、積層鉄心の製造中に、受け台に加える荷重の値を常時把握することができ、例えば、鉄心片と受け台が接触することによる圧力変化、油の温度変化による圧力変化が生じた際に、すぐに圧力の調整を行うことができる。
第1、第2の発明に係る積層鉄心の製造方法において、ハンドルの回転操作が、圧力センサの測定値と設定圧力を比較して得られる設定圧力に対する偏差量に応じて駆動モータを駆動させることにより行う場合、積層鉄心の製造中に圧力変動が生じても、圧力を自動で設定圧力に合わせることができ、従来のようにハンドルの調整忘れに伴う積層鉄心の品質低下や金型損傷を回避できる。
第1、第2の発明に係る積層鉄心の製造方法において、駆動モータとしてサーボモータを使用する場合、ハンドルの高精度な回転操作を行うことができる。
また、駆動モータとしてステッピングモータを使用する場合、ハンドルの迅速な回転操作を簡単な構成で行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造設備のレイアウト図である。 同積層鉄心の製造設備の受け台を動作させる油圧回路の説明図である。 リリーフ弁のハンドルに駆動モータを取付けた際の説明図である。 従来例に係る積層鉄心の製造設備のレイアウト図である。 鉄心片のかしめ接合工程を説明する断面図である。 従来例に係る積層鉄心の製造設備の受け台を動作させる油圧回路の説明図である。 従来例に係るリリーフ弁の説明図である。 従来例に係る積層鉄心の製造設備の変形例のレイアウト図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造設備10は、材料送り装置11から被加工材の一例である帯状の電磁鋼板12を金型装置13に供給し、図示しない対となるパンチとダイを用いて順次打抜き加工を行った後、外形抜きパンチを用いてブランクダイ内に抜き込んだ鉄心片を、先にブランクダイ内に抜き込まれ、油圧シリンダ14のロッドで支持された受け台上で積層している鉄心片と順次かしめ接合することにより、積層鉄心を形成している。以下、詳細に説明する。
積層鉄心の製造設備10においては、順次かしめ接合される鉄心片間に安定したかしめ締結力が与えられるように、鉄心片をかしめ接合する際には、積層された鉄心片を受け台によって一定圧力で支持すると共に、鉄心片が積層されていくにつれて受け台を徐々に下降させていく。このため、図2に示すように、受け台を上昇駆動する油圧シリンダ14の油供給側に、具体的には、油圧シリンダ14を駆動させる油圧ユニット15内の油タンク16と油圧シリンダ14の下部ポートとの間に、受け台に加える荷重を発生する油圧シリンダ14内の圧力を設定圧力に調整するリリーフ弁17を有するリリーフ回路18を設けている。
ここで、油圧ユニット15は、図2に示すように、油圧シリンダ14に供給する油を貯留する油タンク16と、油タンク16から油を油圧シリンダ14に送り出すポンプ29と、ポンプ29を駆動するモータ30と、ポンプ29から油送配管31を介して送り出された油の供給先と油タンク16に戻す油の回収先を設定して油の循環回路の形成又は油の循環停止を行うソレノイドバルブ32とを有している。また、油送配管31の基側(ポンプ29側)及び先側(ソレノイドバルブ32側)にはそれぞれ逆止弁33が設けられ、油送配管31の中間部には、油送配管31内の油圧を所定圧力に調整するリリーフ弁34と、油送配管31内の油圧の安定化を図るアキュムレータ35が設けられている。なお、符号36は、油送配管31内の油圧を測定する圧力計である。
図3に示すように、リリーフ弁17の圧力調整用のハンドル19には、ハンドル19の回転操作を行うステッピングモータ20(駆動モータの一例)が取付けられ、ステッピングモータ20の駆動を制御する操作盤21を介してハンドル19を回転操作している。これにより、リリーフ弁17が開閉動作を行う際の圧力を、受け台に加える荷重を発生させる設定圧力に調整することができる。ここで、ハンドル19とステッピングモータ20の回転軸23とは、連結金具(カップリング)22を介して連結している。なお、図3では、連結金具22にステッピングモータ20の回転軸23を直接連結しているが、例えば、ベルトや歯車機構等の回転力伝達機構を介して連結金具22とステッピングモータ20の回転軸23とを連結してもよい。
また、リリーフ回路18には、リリーフ回路18内(従って、油圧シリンダ14内)の油圧を測定する圧力センサ24が設けられ、操作盤21には圧力センサ24で測定された測定値(油圧値)を表示する表示器25が取付けられている。そして、操作盤21及び表示器25は、金型装置13の運転操作を行う制御盤26内に配置されている。
図2において、符号27は油圧シリンダ14の上部ポートと油圧ユニット15のソレノイドバルブ32の一方の接続口とを接続する油圧配管、符号28は油圧シリンダ14の下部ポートと油圧ユニット15のソレノイドバルブ32の他方の接続口とを接続する油圧配管である。ソレノイドバルブ32を調節することにより、油タンク16から油圧配管27を介して油圧シリンダ14に油を供給し、油圧配管28を介して油タンク16に油を回収する油の循環回路を形成すると、ピストンが下降し、受け台を下降駆動させることができる。また、ソレノイドバルブ32を調節することにより、油タンク16から油圧配管28を介して油圧シリンダ14に油を供給し、油圧配管27を介して油タンク16に油を回収する油の循環回路を形成すると、ピストンが上昇し、受け台を上昇駆動させることができる。
更に、図1に示すように、ソレノイドバルブ32を調節して、油の循環を停止すると、油圧シリンダ14の上部ポートから油圧配管27を介して油が流出することは、油圧ユニット15内の油送配管31の先側に設けられた逆止弁33により防止され、油圧シリンダ14の下部ポートから油圧配管28を介して油が流出することは、ソレノイドバルブ32により防止され、油圧シリンダ14内のピストンが停止する。これにより、油圧シリンダ14のピストンと連結するロッドで支持された受け台も停止する。ここで、受け台を設定圧力の油圧で上昇させて停止させると、受け台には設定圧力で決まる荷重を加えることができ、この荷重で受け台を常時押し上げ支持することができる。
ここで、リリーフ回路18のリリーフ弁17が開閉動作を行う際の圧力を設定圧力に調整しておくと、油圧配管28(即ち、受け台を上昇駆動する油圧シリンダ14の油供給側内)の油圧が設定圧力を超えた場合、リリーフ弁17が開状態となって余剰な圧油がリリーフ回路18を介して油タンク16に回収され、油圧配管28の油圧を設定圧力に保持することができる。なお、油圧シリンダ14から余剰な圧油が排出されると、ピストン(受け台)は下降するが、図2に示すように、油圧シリンダ14の上部ポート側には油圧ユニット15から設定圧力の油圧が常時負荷されているので、リリーフ回路18を介して排出された圧油に相当する量の圧油が油圧シリンダ14の上部ポート側から油圧シリンダ14内に流入する。このため、ピストン(受け台)は下降した位置で再び停止し、受け台は設定圧力で決まる荷重で常時押し上げ支持される。
操作盤21には、リリーフ弁17が開閉動作を行う際の圧力値として設定圧力値の入力を受付ける機能を備えた入力部と、圧力センサ24で測定された測定値を取得し、測定値と入力された設定圧力値とを比較して設定圧力値に対する偏差量を求め、偏差量に応じて圧力調整用のハンドル19の回転操作を行う際の回転角度を求める機構を備えた演算部と、演算部で求めた回転角度だけハンドル19を回転させるのに必要なステッピングモータ20の回転軸23の回転角度を求め、ステッピングモータ20に動作用の信号を入力する機能を備えた動作制御部とが設けられている。これにより、受け台を常時押し上げ支持する際の荷重を自動で調整することができる。
ここで、圧力調整用のハンドル19の回転角度は、ハンドル19の回転角度とリリーフ弁17が開閉動作を行う際の圧力の変化量の関係を表す圧力調整ハンドルデータ(例えば、ハンドル19の回転角度と圧力の変化量の関係を示した数表、演算式等)を予め求めておき、偏差量が解消されるような圧力の変化量を特定し、この変化量に対応するハンドル19の回転角度を圧力調整ハンドルデータから求めている。
更に、操作盤21には、ステッピングモータ20に動作用の信号を任意に入力して、ハンドル19の回転操作を行う手動操作部が設けられている。これにより、圧力センサ24で測定され表示器25に表示されている測定値を確認しながら、リリーフ弁17が開閉動作を行う際の圧力値を設定圧力値に調整することができる。
続いて、本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造設備10を用いた積層鉄心の製造方法の作用について説明する。
積層鉄心の製造方法では、図1に示すように、材料送り装置11を用いて電磁鋼板12を金型装置13に供給し、順次打抜き加工を行った後に外形抜きパンチを用いてブランクダイ内に抜き込んだ鉄心片を、先にブランクダイ内に抜き込まれ、油圧シリンダ14のロッドで支持された受け台上で積層している鉄心片と順次かしめ接合する際に、図2に示すように、受け台を上昇駆動する油圧シリンダ14の油供給側に、即ち、油圧ユニット15内の油タンク16と油圧シリンダ14の下部ポート間に、受け台に加える荷重を設定圧力(受け台に加える荷重を発生させるために必要な油圧シリンダ14内の油圧値)に調節するリリーフ弁17を有するリリーフ回路18を設け、リリーフ弁17の圧力調整用のハンドル19に、ハンドル19の回転操作を行うステッピングモータ20を取付けている。
これにより、従来のように作業者の経験に頼って行っていたハンドル19の回転操作を、ステッピングモータ20の操作盤21を用いて行うことができ、受け台に加える荷重を発生する油圧シリンダ14内の圧力を設定圧力に調整することを容易、迅速、かつ正確に行うことが可能になる。その結果、金型(外形打抜き用パンチ、ブランクダイ)の損傷を防止すると共に、安定した品質の積層鉄心を製造することが可能となる。
また、金型装置13の制御盤26内に(即ち、金型装置13の操作側に)、ステッピングモータ20の操作盤21を配置するので、作業者は、従来のように油圧ユニット15まで移動する必要がなくなり、圧力調整用のハンドル19の調整作業の作業性が向上すると共に、ハンドル19の調整に伴う鉄心片のかしめ接合状況の変化を即座に確認することが可能になる。
そして、リリーフ回路18に圧力センサ24を取付けて、圧力センサ24で得られた測定値を操作盤21に取付けた表示器25で確認するので、積層鉄心の製造中に、受け台を押し上げ支持している荷重を発生させている圧力値を常時把握することができる。これにより、積層鉄心の製造中に受け台を押し上げ支持している荷重を発生させている圧力に変化が生じた際(例えば、鉄心片と受け台が接触することにより、油の温度変化により圧力に変化が生じた際)、例えば、ハンドル19を手動操作して、リリーフ弁17が開閉動作を行う際の圧力を設定圧力とするための調整を直ちに行うことができる。
更に、操作盤21の入力部に、リリーフ弁17が開閉動作を行う際の圧力値として設定圧力値を予め入力しておくと、操作盤21によるハンドル19の回転操作が、圧力センサ24で得られた測定値と設定圧力値を比較して得られる設定圧力値に対する偏差量に応じてステッピングモータ20を駆動させることにより行うことができる。このため、積層鉄心の製造中に受け台を押し上げ支持している荷重を発生させている圧力に変化が生じた際、ハンドル19を自動で操作して、リリーフ弁17が開閉動作を行う際の圧力を設定圧力とするための調整を行うことができる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、本実施の形態では、ステッピングモータの操作盤を金型装置の制御盤内に配置したが、操作盤を油圧ユニット側(油圧制御側)に設置し、圧力センサの測定値を表示する表示器のみ制御盤内に配置することもできる。
また、ステッピングモータの代わりに、サーボモータを使用することもできる。
10:積層鉄心の製造設備、11:材料送り装置、12:電磁鋼板、13:金型装置、14:油圧シリンダ、15:油圧ユニット、16:油タンク、17:リリーフ弁、18:リリーフ回路、19:ハンドル、20:ステッピングモータ、21:操作盤、22:連結金具(カップリング)、23:回転軸、24:圧力センサ、25:表示器、26:制御盤、27、28:油圧配管、29:ポンプ、30:モータ、31:油送配管、32:ソレノイドバルブ、33:逆止弁、34:リリーフ弁、35:アキュムレータ、36:圧力計

Claims (6)

  1. 被加工材を金型装置に供給して順次打抜き加工を行った後に外形抜きパンチを用いてブランクダイ内に抜き込んだ鉄心片を、先に前記ブランクダイ内に抜き込まれ、油圧シリンダで支持された受け台上で積層している鉄心片と順次かしめ接合する積層鉄心の製造方法において、
    前記受け台を上昇駆動する前記油圧シリンダの油供給側に、前記受け台に加える荷重を設定圧力に調整するリリーフ弁を設け、該リリーフ弁の圧力調整を行うハンドルに駆動モータを取付け、該駆動モータを制御する操作盤を前記金型装置の操作側に設けたことを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  2. 請求項1記載の積層鉄心の製造方法において、前記操作盤は前記金型装置の制御盤内に配置することを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  3. 被加工材を金型装置に供給して順次打抜き加工を行った後に外形抜きパンチを用いてブランクダイ内に抜き込んだ鉄心片を、先に前記ブランクダイ内に抜き込まれ、油圧シリンダで支持された受け台上で積層している鉄心片と順次かしめ接合する積層鉄心の製造方法において、
    前記受け台を上昇駆動する前記油圧シリンダの油供給側に、前記受け台に加える荷重を設定圧力に調整するリリーフ弁を設け、該リリーフ弁の圧力調整を行うハンドルに駆動モータを取付け、該駆動モータを制御する操作盤を前記油圧シリンダの油圧制御側に設けたことを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層鉄心の製造方法において、前記リリーフ弁を有するリリーフ回路に圧力センサを取付け、前記操作盤に前記圧力センサで得られた測定値を表示する表示器が取付けられていることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  5. 請求項4記載の積層鉄心の製造方法において、前記ハンドルの回転操作は、前記圧力センサの前記測定値と前記設定圧力を比較して得られる該設定圧力に対する偏差量に応じて前記駆動モータを駆動させることにより行うことを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  6. 被加工材を金型装置に供給して順次打抜き加工を行った後に外形抜きパンチを用いてブランクダイ内に抜き込んだ鉄心片を、先に前記ブランクダイ内に抜き込まれ、油圧シリンダで支持された受け台上で積層している鉄心片と順次かしめ接合する積層鉄心の製造設備において、
    前記受け台を上昇駆動する前記油圧シリンダの油供給側に設けられ、前記受け台に加える荷重を設定圧力に調整するリリーフ弁と、該リリーフ弁の圧力調整を行うハンドルに取付けられた駆動モータと、前記金型装置の操作側に設けられ前記駆動モータを制御する操作盤とを有し、前記受け台を常時押し上げ支持する際の前記油圧シリンダの圧力を調整することを特徴とする積層鉄心の製造設備。
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