JP2015173363A - 情報処理装置、接続先決定プログラム、情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、接続先決定プログラム、情報処理システム及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接続先サーバにかかる負荷を好適に分散することを課題とする。【解決手段】情報処理装置は、ログ情報管理部と、負荷状況検出部と、接続先決定部と、通信部とを有する。ログ情報管理部は、同一ホスト名が付与された複数の接続先サーバの何れかへの接続が行なわれた場合に、接続に関する接続ログ情報を生成する。負荷状況検出部は、接続ログ情報に基づいて、複数の接続先サーバの負荷状況を検出する。接続先決定部は、検出された負荷状況に応じて、接続を行なう接続先サーバを決定する。通信部は、決定された接続先サーバに接続する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、接続先決定プログラム、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
従来、同一ホスト名が付与された複数のサーバの何れかに接続し、リソースを取得する技術が知られている。かかる技術は、同一ホスト名が付与された複数のサーバには同一のリソースが保持されているため、接続先のサーバにかかる負荷の分散や、システムの冗長化のために利用される。例えば、上記技術の一つとしては、DNSラウンドロビンがある。そして、最近では、接続先サーバの決定において、実際に接続できなかったサーバを、接続先サーバのリストから除外することにより、接続できなかったサーバへの接続を試みないようにする技術がある。
しかしながら、上述した従来技術は、接続先サーバにかかる負荷を好適に分散することが困難であるという問題がある。具体的には、従来技術では、実際に接続できなかったサーバを接続先サーバのリストから除外しているものの、接続可能な接続先サーバにかかる負荷までは考慮しておらず、ある接続先サーバに対する接続が集中する可能性がある。この結果、従来技術は、接続先サーバにかかる負荷を好適に分散することができているとは言い難い。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接続先サーバにかかる負荷を好適に分散することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、同一ホスト名が付与された複数の接続先サーバの何れかへの接続が行なわれた場合に、接続に関する接続ログ情報を生成するログ情報管理部と、前記接続ログ情報に基づいて、複数の前記接続先サーバの負荷状況を検出する負荷状況検出部と、検出された前記負荷状況に応じて、接続を行なう接続先サーバを決定する接続先決定部と、決定された前記接続先サーバに接続する通信部とを有する。
本発明の一つの様態によれば、接続先サーバにかかる負荷を好適に分散することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る情報処理システムのシステム構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る接続ログ情報の例を示す図である。 図5は、実施の形態1に係る接続不可リストの例を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る接続先決定処理の流れの例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態2に係る情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 図8は、実施の形態2に係る接続先決定処理の流れの例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態3に係る情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 図10は、実施の形態3に係る接続ログ情報の例を示す図である。 図11は、実施の形態3に係る接続先決定処理の流れの例を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態4に係る接続ログ情報の例を示す図である。 図13は、実施の形態4に係る接続先決定処理の流れの例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る情報処理装置、接続先決定プログラム、情報処理システム及び情報処理方法の実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各実施の形態は、内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることができる。
(実施の形態1)
[システム構成]
図1を用いて、実施の形態1に係る情報処理システムのシステム構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る情報処理システムのシステム構成例を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、DNS(Domain Name System)サーバ20と、接続先サーバ30と、情報処理装置100とを有する。各装置は、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワーク10に接続される。かかるネットワーク10は、無線又は有線により実現される。なお、情報処理装置100や接続先サーバ30は複数配置されていても良い。図1では、複数の接続先サーバを接続先サーバ30aや接続先サーバ30b、複数の情報処理装置を情報処理装置100aや情報処理装置100bとして表している。
上述した構成において、情報処理装置100は、接続先となる接続先サーバ30のIPアドレスをDNSサーバ20に対して要求する。例えば、情報処理装置100は、PC(Personal Computer)やタブレット端末等の情報機器、又はプリンタ、FAX装置、複写機、プロジェクタ、テレビ会議装置等の画像処理機器である。DNSサーバ20は、IPアドレスの要求を情報処理装置100から受け付けると、接続先サーバ30のIPアドレスを要求元の情報処理装置100に対して送信する。例えば、DNSサーバ20は、予め決定された接続順序等に従い、該当する接続先サーバ30のIPアドレスを情報処理装置100に対して送信する。これにより、情報処理装置100は、DNSサーバ20によって送信されたIPアドレスに対応する接続先サーバ30に接続し、接続した接続先サーバ30からリソースを取得する。例えば、接続先サーバ30は、ブラウジングのための情報を保持するWebサーバや、認証のための情報を保持する認証サーバ等である。各接続先サーバ30には、同一のホスト名が付与されており、また、互いに異なるIPアドレスが割り当てられている。同一のホスト名が付与された各接続先サーバ30には同一のリソースが保持されているため、各接続先サーバ30にかかる負荷を分散することが可能となる。
ここで、DNSサーバ20は、複数の接続先サーバ30に対応する複数のIPアドレスを情報処理装置100に対して送信する場合がある。かかる場合に、情報処理装置100は、複数のIPアドレスに対応する複数の接続先サーバ30のうち、何れの接続先サーバ30に接続するかを決定することになる。本実施の形態において、情報処理装置100は、各接続先サーバ30への接続時に生成した接続ログ情報に基づいて、各接続先サーバ30の負荷状況を検出し、検出された負荷状況に応じて、接続を行なう接続先サーバ30を決定する。DNSサーバ20は、IPアドレス等接続先の装置を特定する情報である接続情報を提供する情報処理装置の一例である。また、接続先サーバは、情報処理装置100からの接続先となる情報処理装置の一例である。なお、情報処理装置100との混同を避ける場合には、それぞれを「第1情報処理装置」や「第2情報処理装置」といったように記載して区別する。
つまり、本実施の形態では、接続先サーバ30への接続時に生成された接続ログ情報をもとに検出した接続先サーバ30の負荷状況に応じて、接続する接続先サーバ30を決定するので、複数の接続先サーバ30にかかる負荷を好適に分散することができる。換言すると、本実施の形態では、接続先サーバ30の負荷状況に応じて接続する接続先サーバ30を決定するので、接続先サーバ30の負荷を考慮しない従来技術と比較して、接続先サーバ30にかかる負荷を好適に分散することができる。
[ハードウェア構成]
次に、図2を用いて、実施の形態1に係る情報処理装置100のハードウェア構成を説明する。図2は、実施の形態1に係る情報処理装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理装置100は、バス101に接続された、CPU(Central Processing Unit)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ROM(Read Only Memory)104とを有する。加えて、情報処理装置100は、バス101に接続された、操作部105と、表示部106と、通信I/F107とを有する。
CPU102は、情報処理装置100の動作を統括的に制御する。CPU102は、RAM103をワークエリア(作業領域)として、ROM104等に格納されたプログラムを実行することで、情報処理装置100全体の動作を制御する。操作部105は、ユーザ操作に応じた各種の入力を受け付ける、キーボードやマウス等の入力装置である。表示部106は、操作部105におけるユーザ操作に応じて、各種の情報を表示するモニタ等の出力装置である。なお、情報処理装置100がタブレット端末である場合、操作部105及び表示部106は、操作表示部として、ユーザ操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報を表示する。例えば、操作表示部は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)表示装置等である。通信I/F107は、各外部装置と通信するためのインタフェースである。
[実施の形態1に係る機能構成]
次に、図3を用いて、実施の形態1に係る情報処理装置100の機能構成を説明する。図3は、実施の形態1に係る情報処理装置100の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、DNSサーバ20は、記憶部21と、送信部22とを有する。記憶部21は、各接続先サーバ30への接続で利用する各IPアドレスを記憶する。送信部22は、情報処理装置100からの要求に応じて、該当するIPアドレスを情報処理装置100に対して送信する。送信部22は、複数のIPアドレスを送信する場合があり、かかる場合には、複数のIPアドレスに対応する接続順序の情報についても送信する。
また、情報処理装置100は、ログ情報管理部110と、ログ情報記憶部115と、接続不可リスト管理部120と、接続不可リスト記憶部125と、通信部130と、負荷状況検出部140と、接続先決定部150とを有する。なお、上記各部については、これらの一部又は全てがソフトウェア(プログラム)で実現されても良いし、ハードウェア回路で実現されても良い。
ログ情報管理部110は、接続ログ情報を生成する。より具体的には、ログ情報管理部110は、同一ホスト名が付与された複数の接続先サーバ30の何れかへの接続が通信部130を介して行なわれた場合に、該接続に関する接続ログ情報を生成する。そして、ログ情報管理部110は、生成した接続ログ情報をログ情報記憶部115に格納する。ログ情報記憶部115は、接続ログ情報を記憶する。
図4は、実施の形態1に係る接続ログ情報の例を示す図である。図4に示すように、接続ログ情報には、各接続ログ情報を一意に識別するための「ログ番号」と、接続先サーバ30のIPアドレスを表す「接続先」と、接続が行なわれたときの時刻を表す「時刻」とが対応付けて保持される。例を挙げると、接続ログ情報には、ログ番号「1」と、接続先「10.20.30.1」と、時刻「2013/08/27 15:15:01」とが対応付けて保持される。
接続不可リスト管理部120は、接続できなかった接続先サーバ30の接続先サーバ情報を接続不可リストに追加する。より具体的には、接続不可リスト管理部120は、通信部130によって接続先サーバ30への接続が試行された結果、接続できなかった接続先サーバ30のIPアドレスを、接続できなかった接続先サーバ30のリストを表す接続不可リストに追加する。また、接続不可リスト管理部120は、接続不可リストに含まれたIPアドレスに対応する接続先サーバ30への疎通確認を通信部130に実行させ、疎通確認の結果、接続できた接続先サーバ30のIPアドレスを、接続不可リストから除外する。例えば、疎通確認は、Pingコマンドを適宜実行することにより実現すれば良い。接続不可リスト記憶部125は、接続不可リストを記憶する。
図5は、実施の形態1に係る接続不可リストの例を示す図である。図5に示すように、接続不可リストには、各リストを一意に識別するための「リスト番号」と、接続先サーバ30のIPアドレスを表す「接続先」とが対応付けて保持される。例を挙げると、接続不可リストには、リスト番号「1」と、接続先「10.20.30.1」とが対応付けて保持される。上述したように、接続先「10.20.30.1」に対応する接続先サーバ30への疎通確認により疎通が確認できた場合には、リスト番号「1」である接続先「10.20.30.1」の情報は接続不可リストから除外される。
通信部130は、DNSサーバ20や各接続先サーバ30等と通信を行なう。より具体的には、通信部130は、DNSサーバ20によって送信される接続先サーバ30のIPアドレスを受信するための通信を行なう。上述したように、接続先サーバ30のIPアドレスは、接続先サーバ30がブラウジングのための情報を保持するWebサーバであれば、ユーザによるブラウザへの操作が行なわれたタイミングで要求に応じて受信される。また、接続先サーバ30のIPアドレスは、接続先サーバ30が認証のための情報を保持する認証サーバであれば、ユーザによる認証情報の入力及び認証実行の操作が行なわれたタイミングで要求に応じて受信される。
また、通信部130は、接続先サーバ30に接続し、該接続先サーバ30からリソースを取得する。何れの接続先サーバ30に接続するかについては、後述する接続先決定部150等によって指定される。また、通信部130は、接続不可リスト管理部120による疎通確認の要求がなされたときに、指定されたIPアドレスに対応する接続先サーバ30へ接続を試みて、疎通確認を行なう。
負荷状況検出部140は、接続ログ情報に基づいて、複数の接続先サーバ30の負荷状況を検出する。より具体的には、負荷状況検出部140は、ログ情報記憶部115に記憶された接続ログ情報を参照し、複数の接続先サーバ30それぞれへの接続回数を、各接続先サーバ30に対する負荷状況として検出する。例えば、負荷状況検出部140は、接続ログ情報(図4参照)の「時刻」をもとに一定期間内における、同一の「接続先」(IPアドレス)の数を、各接続先サーバ30への接続回数として導出する。このとき、負荷状況検出部140は、接続不可リスト記憶部125に記憶された接続不可リストを参照し、接続不可リストに含まれない接続先サーバ30の接続回数を導出する。すなわち、接続不可リストに「接続先」(IPアドレス)が含まれている接続先サーバ30に接続することは好ましくないため、接続する接続先サーバ30を決定するために行なう接続回数の導出対象から除外する。但し、接続不可リストは利用されなくても良い。
なお、接続回数を導出するために予め設定されている一定期間内の時間についての情報は適宜変更可能であっても良い。但し、接続先サーバ30の負荷状況を検出することを目的とした設定時間であることから、接続先サーバ30において処理を実行するときに要する時間に関連して設定するのが好適である。例えば、接続先サーバ30が認証を実行する認証サーバであった場合、1回の認証処理に要する平均時間を一定期間内の時間として設定しても良い。また例えば、所定回数分の処理に要する時間(1回の平均時間に回数を掛けた時間)を設定しても良い。またさらに、設定する一定期間内の時間を情報処理装置100が動的に設定、変更しても良い。例えば、既に設定されている一定期間内の時間における接続ログ情報から接続回数を導出し、接続先サーバ30が1回の接続に応じて実行する処理に要する平均時間に導出した接続回数を掛けた時間(一定期間内に接続先サーバ30が稼働していると推定される推定稼働時間)を次回以降の一定期間内の時間として設定しても良いし、複数回導出した推定稼働時間の平均を設定しても良い。つまり、接続回数と、接続先サーバ30において実行される処理に要する時間に関する情報(処理時間情報)とから、情報処理装置100において定期的に一定期間内の時間を設定するようにしても良い。この場合、情報処理装置100は、接続先サーバ30のそれぞれに対応する(又は、認証、ブラウジングといった機能毎にグルーピングされていれば、機能毎に対応する)処理時間情報を保持しておくことで実現できる。
接続先決定部150は、接続を行なう接続先サーバ30を決定する。より具体的には、接続先決定部150は、負荷状況検出部140によって導出された接続回数がより少ない接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する。このとき、接続先決定部150は、接続回数がより少ない接続先サーバ30が複数存在する場合に、複数存在する接続先サーバ30のうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定する。上述したように、接続順序は、DNSサーバ20において予め決定されているものである。これらにより、通信部130は、決定された接続先サーバ30に接続し、リソースを取得する。
[実施の形態1に係る接続先決定処理フロー]
次に、図6を用いて、実施の形態1に係る接続先決定処理の流れを説明する。図6は、実施の形態1に係る接続先決定処理の流れの例を示すフローチャートである。
図6に示すように、情報処理装置100は、DNSサーバ20から接続先サーバ30のIPアドレスを取得する(ステップS101)。そして、情報処理装置100は、取得したIPアドレスが複数存在するか否かを判定する(ステップS102)。このとき、負荷状況検出部140は、IPアドレスが複数存在すると判定された場合に(ステップS102:Yes)、接続不可リスト記憶部125に記憶された接続不可リストを参照し、接続不可リストに含まれたIPアドレスに対応する接続先サーバ30を、接続対象から除外する(ステップS103)。
そして、負荷状況検出部140は、ログ情報記憶部115に記憶された接続ログ情報を参照し、接続対象の「接続先」(IPアドレス)への一定期間における接続回数を検出(導出)する(ステップS104)。ここで、接続先決定部150は、負荷状況検出部140によって導出された接続回数がより少ない接続先サーバ30が複数存在するか否かを判定する(ステップS105)。
このとき、接続先決定部150は、接続回数がより少ない接続先サーバ30が複数存在しないと判定した場合に(ステップS105:No)、接続回数がより少ない接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する(ステップS106)。一方、接続先決定部150は、接続回数がより少ない接続先サーバ30が複数存在すると判定した場合に(ステップS105:Yes)、複数存在する接続先サーバ30のうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する(ステップS107)。
これらにより、通信部130は、接続先決定部150によって決定された接続先サーバ30に接続し、リソースを取得する(ステップS108)。また、IPアドレスが複数存在しないと判定された場合に(ステップS102:No)、通信部130は、該当するIPアドレスに対応する接続先サーバ30に接続し、リソースを取得する(ステップS108)。
[実施の形態1による効果]
情報処理装置100は、接続先サーバ30に接続したときに生成された接続ログ情報に基づいて、各接続先サーバ30の負荷状況を検出し、検出した負荷状況に応じて接続を行なう接続先サーバ30を決定する。この結果、情報処理装置100は、各接続先サーバ30にかかる負荷を好適に分散することができる。
また、情報処理装置100は、接続ログ情報をもとに、接続回数がより少ない接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定するので、各接続先サーバ30にかかる負荷を好適に分散することができる。また、情報処理装置100は、接続できない接続先サーバ30を除外したうえで、接続回数がより少ない接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定するので、より迅速に接続を行なう接続先サーバ30を決定することができる。また、情報処理装置100は、接続できない接続先サーバ30に対して疎通確認を適宜行ない、接続不可リストを更新するので、接続を行なう接続先サーバ30を好適に決定することができる。また、情報処理装置100は、接続回数がより少ない接続先サーバ30が複数存在する場合に、複数存在する接続先サーバ30のうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定するので、接続を行なう接続先サーバ30を好適に決定することができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、情報処理装置100によって保持されている接続ログ情報をもとに、接続先サーバ30の負荷状況を検出する場合を説明した。かかる負荷状況の検出については、他の情報処理装置100によって保持されている接続ログ情報もさらに利用しても良い。そこで、実施の形態2では、他の情報処理装置100によって保持されている接続ログ情報をさらに利用して、接続先サーバ30の負荷状況を検出する場合を説明する。なお、実施の形態2に係る情報処理システム1のシステム構成は、実施の形態1と同様である。
[実施の形態2に係る機能構成]
図7を用いて、実施の形態2に係る情報処理装置の機能構成を説明する。図7は、実施の形態2に係る情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。実施の形態2では、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付し、同様の構成については詳細な説明を省略する場合がある。具体的には、以下に示す負荷状況検出部240、ログ情報取得部260以外の機能及び構成、処理は実施の形態1と同様である。
図7に示すように、情報処理装置200は、ログ情報管理部110と、ログ情報記憶部115と、接続不可リスト管理部120と、接続不可リスト記憶部125と、通信部130と、負荷状況検出部240と、接続先決定部150と、ログ情報取得部260とを有する。なお、上記各部については、これらの一部又は全てがソフトウェア(プログラム)で実現されても良いし、ハードウェア回路で実現されても良い。
ログ情報取得部260は、他の情報処理装置100に対応する接続ログ情報を取得する。より具体的には、ログ情報取得部260は、通信部130を介して、他の情報処理装置100に対応する接続ログ情報を取得し、ログ情報記憶部115に格納する。他の情報処理装置100に対応する接続ログ情報を取得するトリガは、負荷状況検出部240によって負荷状況が検出されるとき、すなわちユーザ操作に応じて何れかの接続先サーバ30に接続しようとするときである。この他、他の情報処理装置100に対応する接続ログ情報の取得は、定期的に行なっても良い。
また、他の情報処理装置100に対応する接続ログ情報は、他の情報処理装置100と通信を行なうことで取得するようにしても良い。この他、他の情報処理装置100に対応する接続ログ情報は、各情報処理装置100の接続ログ情報を収集及び管理するログサーバ等から取得するようにしても良い。ログサーバ等を利用する場合には、何らかの理由により他の情報処理装置100との通信が行なえない状況であっても、より確実に接続ログ情報を取得することができる。また、ログ情報記憶部115に接続ログ情報を格納する場合には、自身の接続ログ情報とは異なるテーブルそれぞれに、他の情報処理装置100に対応する接続ログ情報それぞれを格納しても良い。この他、ログ情報記憶部115に接続ログ情報を格納する場合には、自身の接続ログ情報とマージしても良く、マージする場合は「時刻」に応じてログ番号を振り直せば良い。
負荷状況検出部240は、接続ログ情報に基づいて、複数の接続先サーバ30の負荷状況を検出する。より具体的には、負荷状況検出部240は、ログ情報記憶部115に記憶された、他の情報処理装置100に対応する情報を含む接続ログ情報を参照し、複数の接続先サーバ30それぞれへの接続回数を、各接続先サーバ30に対する負荷状況として検出する。なお、接続回数の導出については、実施の形態1と同様である。
[実施の形態2に係る接続先決定処理フロー]
次に、図8を用いて、実施の形態2に係る接続先決定処理の流れを説明する。図8は、実施の形態2に係る接続先決定処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、実施の形態1に係る接続先決定処理の流れと同様の処理については、詳細な説明を省略する。具体的には、ステップS201〜ステップS203は、ステップS101〜ステップS103における処理と同様である。また、ステップS205〜ステップS209は、ステップS104〜ステップS108における処理と同様である。
図8に示すように、ログ情報取得部260は、通信部130を介して、他の情報処理装置100に対応する接続ログ情報を取得し、ログ情報記憶部115に格納する(ステップS204)。例えば、ログ情報取得部260は、他の情報処理装置100、又は、各情報処理装置100の接続ログ情報を収集及び管理するログサーバ等から、他の情報処理装置100に対応する接続ログ情報を取得する。負荷状況検出部240は、ログ情報記憶部115に記憶された接続ログ情報を参照し、接続対象の「接続先」(IPアドレス)への一定期間における接続回数を検出(導出)する(ステップS205)。
[実施の形態2による効果]
情報処理装置200は、他の情報処理装置200の接続ログ情報を取得し、全ての接続ログ情報に基づいて、各接続先サーバ30の負荷状況を検出し、検出した負荷状況に応じて接続を行なう接続先サーバ30を決定する。この結果、情報処理装置200は、各接続先サーバ30にかかる負荷をより好適に分散することができる。
(実施の形態3)
上記実施の形態1では、情報処理装置100によって保持されている接続ログ情報をもとに、各接続先サーバ30への接続回数を負荷状況として検出し、接続回数がより少ない接続先サーバ30に接続を行なうことを決定する場合を説明した。かかる負荷状況の検出については、全ての接続先サーバ30へ接続したときの応答時間を採用しても良い。そこで、実施の形態3では、全ての接続先サーバ30へ接続したときの応答時間を負荷状況として検出する場合を説明する。なお、実施の形態3に係る情報処理システム1のシステム構成は、実施の形態1と同様である。
[実施の形態3に係る機能構成]
図9を用いて、実施の形態3に係る情報処理装置の機能構成を説明する。図9は、実施の形態3に係る情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。実施の形態3では、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付し、同様の構成については詳細な説明を省略する場合がある。具体的には、以下に示すログ情報管理部310、ログ情報記憶部315、負荷状況検出部340、接続先決定部350以外の機能及び構成、処理は実施の形態1と同様である。
図9に示すように、情報処理装置300は、ログ情報管理部310と、ログ情報記憶部315と、接続不可リスト管理部120と、接続不可リスト記憶部125と、通信部130と、負荷状況検出部340と、接続先決定部350とを有する。
ログ情報管理部310は、接続先サーバ30からの応答時間を含む接続ログ情報を生成する。より具体的には、ログ情報管理部310は、全ての接続先サーバ30への接続を通信部130に指示し、接続先サーバ30からの応答時間を含む接続ログ情報を生成する。応答時間を含む接続ログ情報を生成するトリガは、負荷状況検出部340によって負荷状況が検出されるとき、すなわちユーザ操作に応じて何れかの接続先サーバ30に接続しようとするときである。そして、ログ情報管理部310は、生成した接続ログ情報をログ情報記憶部315に格納する。ログ情報記憶部315は、応答時間を含む接続ログ情報を記憶する。
図10は、実施の形態3に係る接続ログ情報の例を示す図である。図10に示すように、接続ログ情報には、各接続ログ情報を一意に識別するための「ログ番号」と、接続先サーバ30のIPアドレスを表す「接続先」と、接続が行なわれたときの時刻を表す「時刻」と、接続先サーバ30に対して接続を試みてから応答を受け付けるまでの時間を表す「応答時間」とが対応付けて保持される。例を挙げると、接続ログ情報には、ログ番号「1」と、接続先「10.20.30.1」と、時刻「2013/08/27 15:15:01」と、応答時間「10(秒)」とが対応付けて保持される。また、接続ログ情報には、ログ番号「3」と、接続先「10.20.30.3」と、時刻「2013/08/27 15:17:03」と、応答時間「応答なし」とが対応付けて保持される。図10に示した「応答なし」とは、IPアドレスが「10.20.30.3」である接続先サーバ30に接続を試みたところ、応答がないままタイムアウトになってしまったことを表している。
負荷状況検出部340は、接続ログ情報に基づいて、複数の接続先サーバ30の負荷状況を検出する。より具体的には、負荷状況検出部340は、ログ情報記憶部315に記憶された接続ログ情報を参照し、複数の接続先サーバ30それぞれからの応答時間を、各接続先サーバ30に対する負荷状況として検出する。例えば、負荷状況検出部340は、接続ログ情報(図10参照)の「応答時間」を、接続先サーバ30に対する負荷状況として検出する。
接続先決定部350は、接続を行なう接続先サーバ30を決定する。より具体的には、接続先決定部350は、負荷状況検出部340によって検出された応答時間がより短い接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する。このとき、接続先決定部350は、応答時間がより短い接続先サーバ30が複数存在する場合に、複数存在する接続先サーバ30のうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定する。図10に示した接続ログ情報の例で説明すると、接続先決定部350は、応答時間がより短い「10(秒)」である接続先が複数存在するため、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定する。例えば、接続先「10.20.30.1」よりも接続先「10.20.30.2」の方がより高い接続順序であれば、接続先「10.20.30.2」に対応する接続先サーバ30が接続先として決定される。
これらにより、通信部130は、決定された接続先サーバ30に接続し、リソースを取得する。なお、負荷状況検出部340は、全ての接続先サーバ30からの応答が完了するまで待たなくても良い。つまり、何れかの接続先サーバ30から応答があった時点で、より短い応答時間となった接続先サーバ30へ接続することが決定されれば良い。
[実施の形態3に係る接続先決定処理フロー]
次に、図11を用いて、実施の形態3に係る接続先決定処理の流れを説明する。図11は、実施の形態3に係る接続先決定処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、実施の形態1に係る接続先決定処理の流れと同様の処理については、詳細な説明を省略する。具体的には、ステップS301〜ステップS303は、ステップS101〜ステップS103における処理と同様である。また、ステップS309は、ステップS108における処理と同様である。
図11に示すように、ログ情報管理部310は、全ての接続先サーバ30への接続を通信部130に指示し、接続先サーバ30からの応答時間を含む接続ログ情報を生成し、生成した接続ログ情報をログ情報記憶部315に格納する(ステップS304)。また、負荷状況検出部340は、ログ情報記憶部315に記憶された接続ログ情報を参照し、応答時間を検出する(ステップS305)。ここで、接続先決定部350は、負荷状況検出部340によって検出された応答時間がより短い接続先サーバ30が複数存在するか否かを判定する(ステップS306)。
このとき、接続先決定部350は、応答時間がより短い接続先サーバ30が複数存在しないと判定した場合に(ステップS306:No)、応答時間がより短い接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する(ステップS307)。一方、接続先決定部350は、応答時間がより短い接続先サーバ30が複数存在すると判定した場合に(ステップS306:Yes)、複数存在する接続先サーバ30のうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する(ステップS308)。
[実施の形態3による効果]
情報処理装置300は、接続を行なう接続先サーバ30の決定に関し、全ての接続先サーバ30へ接続したときの応答時間がより短い接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する。この結果、情報処理装置300は、各接続先サーバ30にかかる負荷を好適に分散することができる。
(実施の形態4)
さて、これまで本発明に係る制御システムの実施の形態について説明したが、上述した実施の形態以外にも種々の異なる形態にて実施されて良いものである。そこで、(1)接続試行時間、(2)構成、(3)プログラム、について異なる実施の形態を説明する。
(1)接続試行時間
上記実施の形態では、接続先サーバ30への接続回数や、接続先サーバ30からの応答時間を、接続先サーバ30に対する負荷状況として検出する場合を説明した。負荷状況については、接続先サーバ30への接続試行時間を利用しても良い。接続試行時間とは、接続先サーバ30への接続を試みてから、実際に接続ができるまでの時間を表す。また、接続試行時間は、応答時間を利用するときのように、一旦、全ての接続先サーバ30への接続を試みるわけではなく、接続先サーバ30への通常の接続に応じてログ情報管理部110によって生成されるものである。すなわち、接続試行時間は、応答時間を利用するときのように、負荷状況検出部340によって負荷状況が検出されるときに生成されるものではない。
図12は、実施の形態4に係る接続ログ情報の例を示す図である。図12に示すように、接続ログ情報には、各接続ログ情報を一意に識別するための「ログ番号」と、接続先サーバ30のIPアドレスを表す「接続先」と、接続が行なわれたときの時刻を表す「時刻」と、接続先サーバ30に対して接続を試みてから実際に接続ができるまでの時間を表す「接続試行時間」とが対応付けて保持される。例を挙げると、接続ログ情報には、ログ番号「1」と、接続先「10.20.30.1」と、時刻「2013/08/27 15:15:01」と、接続試行時間「10(秒)」とが対応付けて保持される。
負荷状況検出部140は、接続ログ情報に基づいて、複数の接続先サーバ30の負荷状況を検出する。より具体的には、負荷状況検出部140は、ログ情報記憶部115に記憶された接続ログ情報を参照し、複数の接続先サーバ30それぞれの接続試行時間の合計値を、各接続先サーバ30に対する負荷状況として検出する。例えば、負荷状況検出部140は、接続ログ情報(図12参照)の同一の「接続先」それぞれに対する一定期間における「接続試行時間」を合計し、各接続先サーバ30に対応する「接続試行時間」の合計値を導出する。このとき、負荷状況検出部140は、接続不可リスト記憶部125に記憶された接続不可リストを参照し、接続不可リストに含まれない接続先サーバ30の接続試行時間の合計値を導出する。
また、「応答なし」である接続試行時間については、30秒等の所定の接続試行時間として合計しないことが好ましい。これは、あるときに「応答なし」となっていたとしても、現在は接続できる可能性があるためである。また、接続できない接続先サーバ30については、上述した接続不可リストに含まれているため、接続試行時間の合計値が導出されることはない。図12に示した接続ログ情報を例に挙げると、負荷状況検出部140は、接続先が「10.20.30.1」である接続先サーバ30の接続試行時間の合計値「10(秒)」を導出する。同様に、負荷状況検出部140は、接続先が「10.20.30.2」である接続先サーバ30の接続試行時間の合計値「50(秒)」を導出する。つまり、接続先が「10.20.30.1」である接続先サーバ30は、あるときに接続できない状態になっていたものの、直近には接続可能な状態となっており、さらに、接続先が「10.20.30.2」である接続先サーバ30よりも負荷が小さいことがわかる。
接続先決定部150は、接続を行なう接続先サーバ30を決定する。より具体的には、接続先決定部150は、負荷状況検出部140によって導出された接続試行時間の合計値がより小さい接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する。このとき、接続先決定部150は、接続試行時間の合計値がより小さい接続先サーバ30が複数存在する場合に、複数存在する接続先サーバ30のうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定する。
また、接続試行時間の合計値ではなく、平均値を求めても良い。より具体的には、負荷状況検出部140は、ログ情報記憶部115に記憶された接続ログ情報を参照し、複数の接続先サーバ30それぞれの接続試行時間の平均値を、各接続先サーバ30に対する負荷状況として検出する。例えば、負荷状況検出部140は、接続ログ情報(図12参照)の同一の「接続先」それぞれに対する一定期間における「接続試行時間」の平均値を算出することで、各接続先サーバ30に対応する「接続試行時間」の平均値を導出する。このとき、負荷状況検出部140は、接続不可リスト記憶部125に記憶された接続不可リストを参照し、接続不可リストに含まれない接続先サーバ30の接続試行時間の平均値を導出する。なお、接続試行時間の合計値を利用する実施形態と同様に、「応答なし」である接続試行時間については、平均値の導出に利用しないことが好ましい。
接続先決定部150は、接続を行なう接続先サーバ30を決定する。より具体的には、接続先決定部150は、負荷状況検出部140によって導出された接続試行時間の平均値がより小さい接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する。このとき、接続先決定部150は、接続試行時間の平均値がより小さい接続先サーバ30が複数存在する場合に、複数存在する接続先サーバ30のうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定する。
次に、図13を用いて、実施の形態4に係る接続先決定処理の流れを説明する。図13は、実施の形態4に係る接続先決定処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、実施の形態1に係る接続先決定処理の流れと同様の処理については、詳細な説明を省略する。具体的には、ステップS401〜ステップS403は、ステップS101〜ステップS103における処理と同様である。また、ステップS408は、ステップS108における処理と同様である。また、図13では、接続試行時間の合計値を導出する場合を例に挙げる。
図13に示すように、負荷状況検出部140は、ログ情報記憶部115に記憶された接続ログ情報を参照し、「接続先」ごとに、一定期間内における「接続試行時間」の合計値を検出(導出)する(ステップS404)。ここで、接続先決定部150は、接続試行時間の合計値がより小さい接続先サーバ30が複数存在するか否かを判定する(ステップS405)。
このとき、接続先決定部150は、接続試行時間の合計値がより小さい接続先サーバ30が複数存在しないと判定した場合に(ステップS405:No)、接続試行時間の合計値がより小さい接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する(ステップS406)。一方、接続先決定部150は、接続試行時間の合計値がより小さい接続先サーバ30が複数存在すると判定した場合に(ステップS405:Yes)、複数存在する接続先サーバ30のうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定する(ステップS407)。
これらにより、情報処理装置100は、過去に接続したときの接続試行時間の合計値がより小さい接続先サーバ30を、接続を行なう接続先サーバ30として決定するので、各接続先サーバ30にかかる負荷を好適に分散することができる。
(2)構成
また、上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、図示した装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に、分散又は統合することができる。例えば、負荷状況検出部140と接続先決定部150とを、接続ログ情報をもとに負荷状況を検出し、検出した負荷状況に応じて接続を行なう接続先サーバ30を決定する「決定部」として統合しても良い。
(3)プログラム
また、情報処理装置100で実行されるプログラムは、一つの様態として、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。また、情報処理装置100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしても良い。また、情報処理装置100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。また、情報処理装置100で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
情報処理装置100で実行されるプログラムは、上述した各部(ログ情報管理部110、負荷状況検出部140、接続先決定部150)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が記憶媒体から上記プログラムを読み出して実行することにより、上記各部が主記憶装置上にロードされ、ログ情報管理部110、負荷状況検出部140、接続先決定部150が主記憶装置上に生成されるようになっている。
1 情報処理システム
20 DNSサーバ
21 記憶部
22 送信部
30 接続先サーバ
100 情報処理装置
110 ログ情報管理部
115 ログ情報記憶部
120 接続不可リスト管理部
125 接続不可リスト記憶部
130 通信部
140 負荷状況検出部
150 接続先決定部
特開2008−010919号公報 特開2005−084981号公報

Claims (13)

  1. 同一ホスト名が付与された複数の接続先サーバの何れかへの接続が行なわれた場合に、接続に関する接続ログ情報を生成するログ情報管理部と、
    前記接続ログ情報に基づいて、複数の前記接続先サーバの負荷状況を検出する負荷状況検出部と、
    検出された前記負荷状況に応じて、接続を行なう接続先サーバを決定する接続先決定部と、
    決定された前記接続先サーバに接続する通信部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通信部によって前記接続先サーバへの接続が試行された結果、接続できなかった接続先サーバの接続先サーバ情報を、接続できなかった接続先サーバのリストを表す接続不可リストに追加する接続不可リスト管理部をさらに有し、
    前記負荷状況検出部は、前記接続不可リストに含まれない前記接続先サーバの負荷状況を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記接続不可リスト管理部は、前記接続不可リストに含まれた接続先サーバ情報に対応する接続先サーバへの疎通確認を前記通信部に実行させ、疎通確認の結果、接続できた接続先サーバの接続先サーバ情報を、前記接続不可リストから除外することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 他の情報処理装置に対応する接続ログ情報を取得するログ情報取得部をさらに有し、
    前記負荷状況検出部は、取得された前記接続ログ情報に基づいて、前記負荷状況を検出することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の情報処理装置。
  5. 前記負荷状況検出部は、複数の前記接続先サーバそれぞれへの接続回数を前記負荷状況として検出し、
    前記接続先決定部は、前記接続回数がより少ない接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定することを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記接続先決定部は、前記接続回数がより少ない接続先サーバが複数存在する場合に、複数存在する接続先サーバのうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記ログ情報管理部は、前記接続先サーバへの接続が試行されてから、接続できるまでの時間を表す接続試行時間を含む前記接続ログ情報を生成し、
    前記負荷状況検出部は、複数の前記接続先サーバそれぞれへの前記接続試行時間を前記負荷状況として検出し、
    前記接続先決定部は、前記接続試行時間がより短い接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定することを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の情報処理装置。
  8. 前記接続先決定部は、前記接続試行時間がより短い接続先サーバが複数存在する場合に、複数存在する接続先サーバのうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記ログ情報管理部は、前記通信部に全ての前記接続先サーバへの接続を行なわせ、接続先サーバからの応答時間を含む前記接続ログ情報を生成し、
    前記負荷状況検出部は、前記応答時間を前記負荷状況として検出し、
    前記接続先決定部は、前記応答時間がより短い接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の情報処理装置。
  10. 前記接続先決定部は、前記応答時間がより短い接続先サーバが複数存在する場合に、複数存在する接続先サーバのうち、予め決定された接続順序がより高い接続先サーバを、接続を行なう接続先サーバとして決定することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 同一ホスト名が付与された複数の接続先サーバの何れかへの接続が行なわれた場合に、接続に関する接続ログ情報を生成するステップと、
    前記接続ログ情報に基づいて、複数の前記接続先サーバの負荷状況を検出するステップと、
    検出された前記負荷状況に応じて、接続を行なう接続先サーバを決定するステップと
    をコンピュータに実行させるための接続先決定プログラム。
  12. 第1情報処理装置と第2情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記第1情報処理装置は、
    同一ホスト名が付与された複数の接続先サーバへの接続で利用する接続情報を記憶する記憶部と、
    前記第1情報処理装置からの要求に応じて、前記接続情報を前記第1情報処理装置に対して送信する送信部と、を有し、
    前記第2情報処理装置は、
    複数の前記接続先サーバの何れかへの接続が行なわれた場合に、接続に関する接続ログ情報を生成するログ情報管理部と、
    前記接続ログ情報に基づいて、複数の前記接続先サーバの負荷状況を検出する負荷状況検出部と、
    検出された前記負荷状況に応じて、接続を行なう接続先サーバを決定する接続先決定部と、
    前記接続情報を用いて、決定された前記接続先サーバに接続する通信部と
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  13. 第1情報処理装置と第2情報処理装置とを有する情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    前記第1情報処理装置が、
    前記第1情報処理装置からの要求に応じて、同一ホスト名が付与された複数の接続先サーバへの接続で利用する接続情報を前記第1情報処理装置に対して送信するステップを含み、
    前記第2情報処理装置が、
    複数の前記接続先サーバの何れかへの接続が行なわれた場合に、接続に関する接続ログ情報を生成するステップと、
    前記接続ログ情報に基づいて、複数の前記接続先サーバの負荷状況を検出するステップと、
    検出された前記負荷状況に応じて、接続を行なう接続先サーバを決定するステップと、
    前記接続情報を用いて、決定された前記接続先サーバに接続するステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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