JP2015173089A - 電子部品ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板の導電部と基板接続用端子との接触信頼性が十分得られるようにした電子部品ユニットを提供する。
【解決手段】それぞれ回路基板2の両端面2a,2bに沿って延在し相互間に挟持用間隙tを形成した一対のバネ弾性部31a,31bを有し、各バネ弾性部31a,31bにより回路基板2を挟持する挟持部31と、挟持部31から延出し相手方端子41に接続されるコンタクト部32と、が形成された基板接続用端子3を適用する。回路基板2には、両端面2a,2b間を貫通する切り欠き部6が形成され、切り欠き部6の貫通面7と切り欠き部6の周縁側との間に、回路基板2の導電部21が形成される。各バネ弾性部31a,31bは、各バネ弾性部31a,31bの一部から挟持方向に膨出した湾曲部34を有し、その湾曲部34の少なくとも膨出方向側が切り欠き部6に没入して係止し導電部21と電気的接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばLED照明ユニット等に係るものであって、基板接続用端子を有した電子部品ユニットに関するものである。
LEDコネクタアッシー等のような電子部品ユニットは、電子部品(例えばLED,ダイオード,抵抗器等)を実装可能な回路基板の導電部(例えば回路基板の配線パターン等)と、回路基板に対して電力を供給するコネクタ等の相手方端子とを、回路基板を挟持する挟持部を有した基板接続用端子を用いて電気的接続する構成が知られている。
例えば、相互間に挟持用間隙を形成した一対のバネ弾性部により回路基板を挟持する挟持部と、その挟持部から延出(コネクタ等の相手方端子側に延出)し相手方端子に接続されるコンタクト部と、が形成された基板接続用端子を備えた構成が挙げられる。また、前記挟持部の各バネ弾性部において、各バネ弾性部の挟持方向に屈曲した屈曲部や、回路基板の導電部のパッドと接触する接点部(パッドに圧接されるインデント)を形成し、回路基板においては、当該回路基板の所定位置に前記の各屈曲部が係止する係止孔(屈曲部の頂部が没入して係止する係止孔)を形成しておくことにより、回路基板の所定位置に基板接続用端子を安定的に保持させ易くした構成も知られている(例えば特許文献1)。
その他にも種々の構成(例えば特許文献2〜4)が検討されているが、基板接続用端子においては、前記のように回路基板の所定位置の係止孔に係止させて回路基板に対して保持させ易くするだけではなく、回路基板の導電部との接触信頼性を高めることも求められる。
特開2012−146564号公報 特開2009−37794号公報 特開2012−86620号公報 特開2009−239255号公報
本発明は、前記の事情を鑑みてなされたものであって、前記のように単に基板接続用端子を回路基板に保持させ易くするだけではなく、回路基板の導電部と基板接続用端子とにおいて十分な接触信頼性が得られるようにした電子部品ユニットの提供を目的とする。
この発明に係る電子部品ユニットは、前記の課題を解決できる創作であり、具体的に、この発明の一態様は、それぞれ回路基板の両端面に沿って当該回路基板の周縁から中央部側に延在し相互間に挟持用間隙を形成した一対のバネ弾性部を有し、当該各バネ弾性部により回路基板を両端面側から挟持する挟持部と、前記挟持部から延出し相手方端子に接続されるコンタクト部と、が形成された基板接続用端子を備え、前記回路基板には両端面間を貫通する切り欠き部が形成され、前記切り欠き部の貫通面と、前記両端面のうち少なくとも何れか一方の面における切り欠き部の周縁側と、の間に回路基板の導電部が形成され、前記挟持部の各バネ弾性部は、各バネ弾性部の一部から挟持方向に膨出した湾曲部を有し、その湾曲部の少なくとも膨出方向側が前記切り欠き部に没入して係止し前記導電部と電気的接続することを特徴とする。
また、前記コンタクト部は、回路基板と相手方端子との間を仕切る仕切り壁を貫通し、当該コンタクト部の中央部に形成された返し部が、前記仕切り壁の相手方端子側に係止するものでも良い。さらに、前記の基板接続用端子を複数個有し、各基板接続用端子それぞれに対応する各切り欠き部が、バネ弾性部の延在方向に向かって互い違いの位置に形成されたものであっても良い。さらにまた、前記切り欠き部の貫通面と、回路基板の両端面のうち少なくとも何れか一方の面における切り欠き部の周縁側と、の間にテーパー面が形成されたものであっても良い。
本発明に係る電子部品ユニットによれば、回路基板の導電部と基板接続用端子とにおいて十分な接触信頼性を得ることが可能となる。
本実施形態の電子部品ユニットをLED照明ユニットに適用した一例を示した分解斜視図。 回路基板2に保持された端子3の斜視図。 図2の部分断面図(図8のX−X線断面図の一部に相当する部分断面図)。 図1の電子部品ユニット1の組み付けの一例を示す斜視図。 図1の電子部品ユニット1の組み付けの一例を示す斜視図。 図1の電子部品ユニット1の組み付けの一例を示す斜視図。 図1の電子部品ユニット1の組み付けの一例を示す斜視図。 図1の電子部品ユニット1の組み付けの一例を示す斜視図。 電子部品ユニット1の概略断面図(図8のX−X線断面図)。 本実施形態の電子部品ユニットをLED照明ユニットに適用した他例を示した分解斜視図。 端子8の斜視図。 図10の電子部品ユニット10の組み付けの一例を示す斜視図。 電子部品ユニット10の概略断面図(図8のX−X線断面図に相当する図)。 回路基板2および端子3の変形例を示す斜視図。 導電部21の変形例を示す部分断面図(図8のX−X線断面図の一部に相当する部分断面図)。
本発明の実施形態に係る電子部品ユニットは、単に基板接続用端子を回路基板に保持させ易くした構成ではなく、回路基板の両端面間を貫通し基板接続用端子が係止する切り欠き部の貫通面と、前記両端面のうち少なくとも何れか一方の面における切り欠き部の周縁側と、の間に回路基板の導電部を形成したものである。
このように回路基板の導電部を形成したことにより、基板接続用端子が切り欠き部に係止するだけで、導電部と基板接続用端子との両者が互いに電気的接続されることになる。また、前記のように係止している限り、当該両者の電気的接続を保ち易くなり、前述した従来の構成と比較すると、当該両者間の接触信頼性が良好なものとなる。
<電子部品ユニットの一例>
本実施形態の電子部品ユニットは、前述のように基板接続用端子が回路基板を挟持し切り欠き部に係止するだけで、導電部と基板接続用端子とが互いに電気的接続される構成であれば良く、例えば自動車分野,コネクタ分野,照明分野,電線分野,回路分野等の各種分野で一般的に知られている技術を適用して適宜変更することが可能であり、その一例として以下に示す具体例が挙げられる。
まず、図1〜図9によって示される電子部品ユニット1は、本実施形態の適用例であるLED照明ユニットの一例であって、LED素子L,ツェナーダイオードD,抵抗体R等の電子部品(以下、適宜まとめて電子部品LDRと称する)が実装された回路基板2の両端面2a,2bに沿って当該回路基板2の周縁から中央部側に延在し相互間に挟持用間隙(回路基板2を挟持できる間隙)t1を形成した一対のバネ弾性部31a,31bを有し、当該各バネ弾性部31a,31bにより回路基板2の例えば周縁側を両端面2a,2b側から挟持する挟持部31と、その挟持部31からコネクタ4側(相手方端子側)に延出し相手方端子であるコネクタ端子41に接続されるコンタクト部32と、が形成された一対の基板接続用の端子3A,3B(以下、適宜まとめて端子3と称する)を備えている。
回路基板2および端子3は、回路基板2および端子3の挟持部31を収容可能な空間部C1が形成されたケースCと、回路基板2を収容したケースCを封止するカバーFと、コネクタ4を収容するための接続口S1が形成され当該コネクタ4と嵌合可能な接続部Sと、を備えたハウジングユニットH内に収容される。
回路基板2は、例えば矩形平板状の基板であって、両端面2a,2bのうち少なくとも何れか一方の面(図1等では端面2a)の中央部側には電子部品LDRが実装される。回路基板2の四方を包囲する周縁のうち、バネ弾性部31a,31bの延在方向に沿った互いに対向する一対の周縁23a,23b側(図1等では周縁23a,23bのうちコネクタ4が装着される方向側)には、両端面2a,2b間を貫通する切り欠き部6a,6b(以下、適宜まとめて切り欠き部6)が互いに距離を隔てて形成され、それら切り欠き部6a,6b間に括れ部6cが形成されている。また、当該両端面2a,2bのうち少なくとも何れか一方の面(図1等では端面2a)には、電子部品LDRと電気的に導通する所望パターンの導電部21が形成されている。また、前記の導電部21は、前記切り欠き部6の貫通面7と、前記両端面2a,2bのうち少なくとも何れか一方の面における切り欠き部6の周縁側と、の間にも、電子部品LDRと電気的に導通するように形成されている。
端子3A,3Bにおいては、特に図2,図3に示すように、それぞれ挟持部31に形成された一対のバネ弾性部31a,31bが、前述した相互間の挟持用間隙(回路基板2を挟持できる間隙)t1を形成できるように、支持部(図中ではコ字状の支持部)33によって支持されている。また、コンタクト部32は、挟持部31からコネクタ4側(相手方端子側)に延出(図2,図3等ではバネ弾性部31bから延出)するように形成されている。各バネ弾性部31a,31bにおいては、例えば延板状に延在して成形されたものであって、当該バネ弾性部31a,31bの一部(図2,図3等ではバネ弾性部の延在方向の先端側)に当該一部から挟持方向に膨出した湾曲部34がそれぞれ形成され、各湾曲部34の少なくとも膨出方向側が、各々の切り欠き部6a,6b内に没入し位置決めされて係止(例えば節度感を持って係止)し、複数個の接点部、例えば図3に示すように接点部35を複数個(図3中では各湾曲部34において2個ずつ)形成して、前記導電部21と電気的接続できるように構成されている。
前述したような端子3とは異なる構成、例えば、挟持部31において湾曲部34(膨出方向側)が単に回路基板2の両端面2a,2bの導電部21に係止して当該回路基板2を挟持するような構成の端子(すなわち、切り欠き部6内に没入しない構成;以下、従来構成端子と称する)の場合には、接点部35の個数が少なくなり(例えば各湾曲部34において1個ずつ)、接触信頼性が十分に得られない可能性がある。また、単に回路基板2の両端面2a,2bに係止する構成であるため、その係止位置からの位置ズレが生じ易く、回路基板2の保持性が低くなる可能性がある。さらに、バネ弾性部31a,31b間の挟持用間隙t1が拡張されたままの状態になり易く、応力緩和の影響を受ける可能性がある。
一方、端子3のように湾曲部34の少なくとも膨出方向側が切り欠き部6内に没入し位置決めされて係止する構成よれば、複数個(例えば図3等では各湾曲部34において2個ずつ)の接点部35を確保し易く、接触信頼性が得られ易くなる。また、端子3の係止位置からの位置ズレが抑制され、回路基板2の保持性も得られ易くなる。さらに、湾曲部34が切り欠き部6に没入し、弾性変形されたバネ弾性部31a,31bが弾性回復(例えば没入に応じて弾性回復)する方向に変形するため、応力緩和の影響が抑制されることになる。
なお、挟持用間隙t1は、目的とする回路基板2の厚さに応じて適宜設定できるものであり。例えば回路基板2の厚さよりも小さく(例えば僅かに小さく)設定するなどにより、切り欠き部6内に没入して係止する各湾曲部34において、当該切り欠き部6に対して圧接するように係止させることが可能となる。
ハウジングユニットHのケースCは、矩形平板状の底壁C2と、底壁C2の四方のうち互いに対向する二方(回路基板2の切り欠き部6側)を囲むように突出した周壁C3,C4と、を備えて回路基板2および端子3の挟持部31を収容可能な空間部C1を形成している。空間部C1における底壁C2側(図1等では底壁C2の図示上側)には、回路基板2を当該回路基板2の端面2b側にて支持する支持台C13が設けられている。
カバーFは、ケースCの空間部C1を封止するものであって、LED素子L用の照明開口部Faが形成されケースCにおける周壁C3,C4の突出方向側の開口(図1等では図示上側の開口)C5を覆う天井蓋F1と、天井蓋F1の四方のうち接続部Sの反対側の周縁から底壁方向に突出し、ケースCにおける接続部Sの反対側に位置する開口C6を覆う側壁蓋F2と、を有している。天井蓋F1や側壁蓋F2の周縁には、それぞれフック部F11,F12が突出形成され、ケースCを封止する際に、当該ケースCにおける各フック部F11,F12に対応した位置に形成されたフック係合穴C71,C72と係合させることにより、両者を互いに固定できるようになっている。照明開口部Faにおいては、例えばレンズ等の透光性部材(例えば半球状の部材;図示省略)によって蓋をすることにより、LED素子Lからの光が当該透光性部材を介して外部に向けて出射する構造にすることが可能である。
接続部Sは、有底筒状側壁S2から成るものであって、接続口S1を介して後述のコネクタ4を有底筒状側壁S2内に収容して嵌合し、前記のコンタクト部32とコネクタ端子41とを接続できるように構成されている。有底筒状側壁S2の底壁側に位置する仕切り壁S21には、前記のコンタクト部32が貫通(例えば圧入によって貫通)可能な形状で当該貫通したコンタクト部32を保持する保持孔S3が形成されている。この仕切り壁S21により、ケースCの空間部C1と接続部S内との間(すなわち、回路基板と相手方端子との間)が仕切られている。
コネクタ4は、電源側電線等(図示省略)が接続されたものであって、前記のコンタクト部32に対応した相手方端子(図1等では雌型端子)であるコネクタ端子41を有し、前記接続部S内に収容されて嵌合可能な略柱状のハウジング部によってコネクタ端子41を包囲するように構成されている。このコネクタ4と前記接続部Sとの嵌合構造においては、例えばロックビークや可塑ロックアームを用いた周知の着脱自在な嵌合構造(例えば特許第4031374号のロックビーク41や可塑ロックアーム21)を構成することが挙げられる。具体例としては、コネクタ4において可塑ロックアーム43を形成し、接続部Sの有底筒状側壁S2内にロックビーク(図示省略)を形成しておくことにより、可塑ロックアーム43がロックビークを乗り越えるようにしてコネクタ4と前記接続部Sとが嵌合する構造が挙げられる。
<電子部品ユニット1の組み付け例>
まず、図4中の白抜き矢印(以下、単に矢印)に示すように、端子3のコンタクト部32を移動させて、ハウジングユニットHのケースCにおける空間部C1側から接続部Sの保持孔S3に対し圧入し、コンタクト部32の先端側が有底筒状側壁S2の軸心方向に沿って延在するように貫通させる。これにより、例えば図5に示すように、端子3が接続部Sの保持孔S3によって保持される。本実施例の端子3の挟持部31は、前記のようにコンタクト部32を保持孔S3に圧入して貫通させる際のストッパーとして機能(貫通し過ぎを防止し保持孔S3に対する被保持位置が位置ズレしないように機能)し、仕切り壁S21から空間部C1へ突出した状態となる。
次に、図5中の矢印で示すように、回路基板2を、当該回路基板2の切り欠き部6a,6b側の周縁側からケースCの空間部C1へ進入するように移動させていき、端子3のバネ弾性部31a,31b間を弾性変形により拡張しながら、回路基板2の切り欠き部6a,6b側の周縁側を当該バネ弾性部31a,31b間に受容させ、切り欠き部6a,6b上に湾曲部34が位置するまで移動させて、回路基板2を支持台C13に支持させる。これにより、例えば図6(または図2等)に示すように、前記のように弾性変形されたバネ弾性部31a,31bが弾性復帰する方向に変形し、各湾曲部34の少なくとも膨出方向側が、各々の切り欠き部6a,6b内に没入して係止し、端子3と導電部21とが互いに電気的接続することになる。端子3の挟持部31において、例えば図6(または図2等)のように湾曲部34が切り欠き部6に係止した状態で支持部33が回路基板2の周縁に係止するように構成したことにより、支持部33をストッパーとして機能させることができる。
次に、図6中の矢印で示すように、ケースCの空間部C1を覆うようにカバーFを移動させ、そのカバーFに形成された各フック係合穴C71,C72を、各々対応した位置におけるケースCのフック係合穴C71,C72と係合させることにより、例えば図7に示すように、ケースCとカバーFとを互いに固定することができる。
そして、図7中の矢印で示すように、コネクタ4を、接続口S1を介して接続部Sの有底筒状側壁S2内に収容するように移動させ、接続部Sのコンタクト部32をコネクタ4のコネクタ端子41で受容するように、例えば図8および図9に示すように接続部Sと嵌合させる。これにより、回路基板2に対して電力を供給することができる。
<電子部品ユニットの他例>
図10〜図13によって示される電子部品ユニット10は、本実施形態の適用例であるLED照明ユニットの他例であって、電子部品ユニット1と同様の構成であり、端子3の替わりに一対の端子8A,8B(以下、適宜まとめて端子8と称する)を適用したものである。なお、この電子部品ユニット10において、図1〜図9に示したものと同様のものには同一符号を用いる等により、その詳細な説明を適宜省略する。
端子8A,8Bは、図10〜図13に示すように、端子3と同様の挟持部31およびコンタクト部(本実施例では延板状のコンタクト部)32を有している。また、コンタクト部32の中央部には、当該中央部からコンタクト部32の径方向外側に突出(図示上方側に突出)した返し部80が形成され、図13に示すようにコンタクト部32を空間部C1側から仕切り壁S21の保持孔S3に対し圧入して貫通させた状態で、当該返し部80が仕切り壁S21のコネクタ4側の内壁面81(仕切り壁S21の相手方端子側)に係止し、コンタクト部32の保持孔S3に対する被保持位置が空間部C1側へ位置ズレしないように抑制できる構成となっている。
本実施例の返し部80においては、特に図11に示すように、コンタクト部32の先端側(相手方端子側)から挟持部31側にかけて当該コンタクト部32の径方向外側(コンタクト部32から離反する方向)に所望角度で傾斜しながら延在した舌片状であり、その傾斜角度が変化するように弾性変形できる形状となっている。このような返し部80が形成されたコンタクト部32を空間部C1側から仕切り壁S21の保持孔S3に対し圧入して貫通させる場合、当該返し部80は傾斜角度を小さくするように弾性変形(コンタクト部32に近接する方向に弾性変形)しながら保持孔S3に圧入して、その保持孔S3を通過後は弾性復帰(前記所望角度で傾斜するように弾性復帰)する方向に変形し、当該返し部80の延在方向側の先端(自由端)80aが仕切り壁S21の内壁面81(保持孔S3の開口縁)に係止する。
返し部80と挟持部31との間の距離t2においては、仕切り壁S21や保持孔S3の形状に応じて適宜設定することができ、例えば仕切り壁S21の厚さ(保持孔S3の貫通長さ)t3と距離t2とが同等になるように設定する。これにより、コンタクト部32は、前述のように保持孔S3に貫通させた場合、図13に示すように、返し部80と挟持部31とにより仕切り壁S21を挟持しながら保持孔S3に保持され、当該コンタクト部32の保持孔S3に対する被保持位置の位置ズレ(空間部C1側への位置ズレだけでなく、保持孔S3の貫通方向に対する位置ズレ)が抑制される。
以上示したように、端子8は、端子3と同様の構成で返し部80を有したものであるため、当該端子3と同様の作用効果を奏する他に、コンタクト部32の保持孔S3に対する被保持位置の位置ズレが抑制される作用効果を奏する。
<電子部品ユニット10の組み付け例>
以上示した電子部品ユニット10においては、電子部品ユニット1と同様の方法により組み付けることが可能であり、図1〜図9に示したものと同様のものには同一符号を用いる等により、その詳細な説明を適宜省略する。
まず、図11中の矢印に示すように、端子8のコンタクト部32を移動させて、ハウジングユニットHのケースCにおける空間部C1側から接続部Sの保持孔S3に対し圧入し、コンタクト部32の先端側が有底筒状側壁S2の軸心方向に沿って延在するように貫通させる。これにより、例えば図5に示した端子3と同様に、端子8が接続部Sの保持孔S3によって保持され、端子8の挟持部31が仕切り壁S21から空間部C1へ突出した状態となる。また、返し部80の先端80aは仕切り壁S21の内壁面81に係止する。
次に、図5〜図7に基づいて前述したように、回路基板2をケースCの空間部C1へ進入させて支持台C13に支持すると共に端子8と導電部21とを互いに電気的接続し、ケースCとカバーFとを互いに固定する。そして、コネクタ4を、接続口S1を介して接続部Sの有底筒状側壁S2内に収容するように移動させ、接続部Sのコンタクト部32をコネクタ4のコネクタ端子41で受容するように、例えば図8および図13に示すように接続部Sと嵌合させる。これにより、回路基板2に対して電力を供給することができる。
端子8のように返し部80の先端80aが仕切り壁S21の内壁面81に係止する構成であれば、コネクタ4と接続部Sとの嵌合の際の外力がコンタクト部32にかかること(例えばコンタクト部32とコネクタ端子41との摩擦)があっても、コンタクト部32の保持孔S3に対する被保持位置の位置ズレが抑制され、所望の接触信頼性を維持することが可能となる。
なお、例えば端子8の替わりに従来構成端子を適用した場合、前記の外力によりコンタクト部32の保持孔S3に対する被保持位置が位置ズレし、回路基板2に対する係止位置が位置ズレしたり回路基板2の導電部21等に衝撃がくわわることにもなり、接触信頼性が損なわれる可能性(導電部21のクラックや導通不良等を起こす可能性)がある。また、ケースCの空間部C1側に従来構成端子を保持する保持部(例えば特許文献4の保持部53)を形成し、前記のような従来構成端子の保持位置の位置ズレを抑制できたとしても、ケースCおよび回路基板2の各熱収縮率が異なる場合には、雰囲気温度の変化により、前記のように回路基板2に対する係止位置が位置ズレしたり回路基板2の導電部21等に衝撃がくわわることにもなり、接触信頼性が損なわれる可能性がある。
<その他>
前記の端子3,8において、適用する個数は、例えば図1〜図9に示したような2個(一対)に限定されるものではなく、それぞれ目的とする電子部品ユニット1,10に応じて適宜設定することが可能である。また、端子3,8において適用する個数が複数個の場合、各端子3,8それぞれに対応する各切り欠き部6が形成される位置において、バネ弾性部31a,31bの延在方向に向かって互い違いとなるように設定、例えば図14に示すように回路基板2のコネクタ4側の周縁からの距離が異なるように設定し、それら互い違いの位置に湾曲部34が係止するように、各挟持部31におけるバネ弾性部31a,31bの延在距離もそれぞれ設定(回路基板2の周縁から中央部側に延在する方向の長さも互いに異なるように設定)することが挙げられる。このような構成により、ある一定の姿勢の場合(例えば、図14に示すように回路基板2の端面2aが図示上方側に向いた姿勢の場合)だけ、各端子3,8におけるバネ弾性部31a,31bの湾曲部34を各々対応する切り欠き部6と係止させることができ、例えば端子3,8の誤組付などを認識し易く、当該誤組付を抑制することも可能となる。
また、図15Aに示すように、前記切り欠き部6の内側と、回路基板2の両端面2a,2bのうち少なくとも何れか一方の面における切り欠き部6の周縁側と、の間にテーパー面71を形成しても良い。このようにテーパー面71を形成することにより、湾曲部34と切り欠き部6とが互いに係止し易く、また接点部35の接触面積を確保し易くなるため、より十分な接触信頼性が得られることになる。
さらに、導電部21においては、切り欠き部6と係止する湾曲部34と接触して電気的接続できる形状であれば適宜設定でき、例えば図11A,Bに示すように、切り欠き部6の貫通面7の一部のみに形成したり、全面に亘って形成しても良い。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変更等が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変更等が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
ここで、以上示した各実施例等から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に列挙する。
<イ>切り欠き部の貫通面と、回路基板の両端面のうち少なくとも何れか一方の面における切り欠き部の周縁側と、の間にテーパー面が形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電子部品ユニット。
1,10…電子部品ユニット
2…回路基板
21…導電部
2a,2b…端面
3(3A,3B),8(8A,8B)…基板接続用端子
31…挟持部
31a,31b…バネ弾性部
32…コンタクト部
33…支持部
34…湾曲部
4…コネクタ
41…コネクタ端子(相手方端子)
6(6a,6b)…切り欠き部
7…貫通面
71…テーパー面
80…返し部
S21…仕切り壁
t1…挟持用間隙

Claims (3)

  1. それぞれ回路基板の両端面に沿って当該回路基板の周縁から中央部側に延在し相互間に挟持用間隙を形成した一対のバネ弾性部を有し、当該各バネ弾性部により回路基板を両端面側から挟持する挟持部と、
    前記挟持部から延出し相手方端子に接続されるコンタクト部と、が形成された基板接続用端子を備え、
    前記回路基板には両端面間を貫通する切り欠き部が形成され、
    前記切り欠き部の貫通面と、前記両端面のうち少なくとも何れか一方の面における切り欠き部の周縁側と、の間に回路基板の導電部が形成され、
    前記挟持部の各バネ弾性部は、各バネ弾性部の一部から挟持方向に膨出した湾曲部を有し、その湾曲部の少なくとも膨出方向側が前記切り欠き部に没入して係止し前記導電部と電気的接続することを特徴とする電子部品ユニット。
  2. 前記コンタクト部は、回路基板と相手方端子との間を仕切る仕切り壁を貫通し、当該コンタクト部の中央部に形成された返し部が、前記仕切り壁の相手方端子側に係止することを特徴とする請求項1記載の電子部品ユニット。
  3. 前記の基板接続用端子を複数個有し、各基板接続用端子それぞれに対応する各切り欠き部が、バネ弾性部の延在方向に向かって互い違いの位置に形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の電子部品ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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