JP2015172374A5 - - Google Patents

Description

上記目的を達成するため、請求項１に記載の発明では、回転軸（２ａ）を中心とする径方向外側にベルト（１２）が掛けられる溝（３１ａ）を形成する溝形成部（３１）と、溝形成部に対して回転軸を中心とする径方向内側に配置されて回転軸の軸線方向一端側に第１の壁（３３ａ）を形成する壁形成部（３３）とを備え、回転軸を中心として回転自在に支持されているロータ（３０）と、ロータに対して軸線方向一端側に配置されて回転軸に支持されて、第１の壁に対向する第２の壁（４０ａ）を形成するアーマチャ（４０）と、を備え、第１、第２の壁が接触した状態で、駆動源（１０）からベルトを介して伝達される回転力によって第１、第２の壁の間に摩擦が生じてロータ、アーマチャ、および回転軸が供回りし、溝形成部は、アーマチャの径方向外側端部（４０ｂ）に対して径方向外側から覆うように形成されているカバー部（３１ｂ）を備え、カバー部、アーマチャの径方向外側端部、および第１の壁は、回転軸を中心とするリング状に形成されて軸線方向一端側に開口する排出通路（９０）を形成し、カバー部は、排出通路のうち回転軸に直交する断面の面積が軸線方向一端側に向かうほど大きくなるテーパ状に形成されているテーパ面（１００）を備えており、
カバー部は、テーパ面に対して軸線方向他端側に配置されて回転軸の軸線方向に平行に形成されている平行面（１０１）を備えており、平行面における回転軸の軸線方向の距離は、平行面とアーマチャの径方向外側端部との間における回転軸を中心とする径方向の距離よりも、小さい。

Claims (2)

1. 回転軸（２ａ）を中心とする径方向外側にベルト（１２）が掛けられる溝（３１ａ）を形成する溝形成部（３１）と、前記溝形成部に対して前記回転軸を中心とする径方向内側に配置されて前記回転軸の軸線方向一端側に第１の壁（３３ａ）を形成する壁形成部（３３）とを備え、前記回転軸を中心として回転自在に支持されているロータ（３０）と、
   前記ロータに対して前記軸線方向一端側に配置されて前記回転軸に支持されて、前記第１の壁に対向する第２の壁（４０ａ）を形成するアーマチャ（４０）と、を備え、
   前記第１、第２の壁が接触した状態で、駆動源（１０）から前記ベルトを介して伝達される回転力によって前記第１、第２の壁の間に摩擦が生じて前記ロータ、前記アーマチャ、および前記回転軸が供回りし、
   前記溝形成部は、前記アーマチャの径方向外側端部（４０ｂ）に対して前記径方向外側から覆うように形成されているカバー部（３１ｂ）を備え、
   前記カバー部、前記アーマチャの径方向外側端部、および前記第１の壁は、前記回転軸を中心とするリング状に形成されて前記軸線方向一端側に開口する排出通路（９０）を形成し、
   前記カバー部は、前記排出通路のうち前記回転軸に直交する断面の面積が前記軸線方向一端側に向かうほど大きくなるテーパ状に形成されているテーパ面（１００）を備えており、
   前記カバー部は、前記テーパ面に対して前記軸線方向他端側に配置されて前記回転軸の軸線方向に平行に形成されている平行面（１０１）を備えており、
   前記平行面における前記回転軸の軸線方向の距離は、前記平行面と前記アーマチャの径方向外側端部との間における前記回転軸を中心とする径方向の距離よりも、小さいことを特徴とする摩擦クラッチ。
2. 前記ロータは、前記カバー部の平行面および前記第１の壁の間に断面曲面状の凹みを形成する曲面部（１０２）を備えることを特徴とする請求項１に記載の摩擦クラッチ。