JP2015171159A - 非接触充電システム - Google Patents

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【課題】受電装置に備えられる2次電池に対する充電をより好適に行うことが可能な非接触充電システムを提供する。【解決手段】非接触充電システムは、給電装置10と、受電装置30とを備える。給電装置10は、2次電池34に対する充電電流の大きさが異なる複数の充電態様を有する充電電流選択部としての電流設定部12aを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、非接触充電システムに関するものである。
従来、給電装置から受電装置へ非接触にて給電を行い、受電装置内の2次電池(バッテリ)で充電を行う非接触充電システムが存在する(例えば、特許文献1参照)。給電装置は電源からの電力を非接触にて受電装置に供給する。受電装置は、例えば携帯電話、デジタルカメラや電動工具等の電気機器に内蔵される電池パックであり、給電装置からの電力を受電すると、受電装置内の2次電池に充電を行う。
特開2003−204637号公報
ところで、上記のような非接触充電システムでは、例えば受電装置に備えられる2次電池に急速に充電する場合には、高電流が必要となったりするが、一方で急速充電は2次電池に対して負荷をかけて電池寿命が短くなる虞がある。このような点から、2次電池に対してより好適な充電が可能な非接触充電システムの開発が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、受電装置に備えられる2次電池に対する充電をより好適に行うことが可能な非接触充電システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、非接触充電システムは、給電装置と、該給電装置により非接触で給電されて充電が可能な2次電池を有する受電装置と、を備えた非接触充電システムであって、前記給電装置は、充電電流の大きさが異なる複数の充電態様を有する充電電流選択部を備えることを特徴とする。
また上記構成において、前記充電電流選択部は、使用者によって前記充電態様を選択可能に構成されることが好ましい。
また上記構成において、前記充電電流選択部は、前記受電装置の配置場所によって前記充電態様を選択可能に構成されることが好ましい。
また上記構成において、前記充電電流選択部は、前記受電装置に備えられる前記2次電池の状態に応じて自動で前記充電態様を選択することが好ましい。
本発明の非接触充電システムによれば、充電をより好適に行うことが可能となる。
第1実施形態における非接触充電システムの概略構成を示すブロック図である。 同上における給電装置の概略構成図である。 第2実施形態における非接触充電システムの給電装置の概略構成を示すブロック図である。 同上における給電装置の概略構成図である。 第3実施形態における非接触充電システムの概略構成を示すブロック図である。 同上における給電装置の概略構成図である。 別例における給電装置の概略構成図である。
(第1実施形態)
以下、非接触充電システムの第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、非接触充電システムは、給電装置10と、この給電装置10から非接触給電(非接触充電)される受電装置30とを有する。
(給電装置)
図2に示すように、給電装置10は、平板状の筐体Cで覆われてなる。筐体Cの一面(上面)には、受電装置30が載せられる給電面CFが形成されている。
図2に示すように、給電装置10には、前記筐体Cの表面に露出するように操作部14と表示部15とを有する。
操作部14は、使用者による操作が可能なものであって、例えば受電装置30の充電態様を切り替え操作することが可能となっている。
表示部15は、充電態様の表示、充電中や充電完了を表示することで使用者に対してその旨を報知するものである。
図1及び図2に示すように、給電装置10は、筐体Cの内部に電源回路11と、1次側制御部12と、給電ユニット13とを有する。
電源回路11は、外部電源(例えば商用電源)PSからの交流電力を適切な直流電圧に変換し、それを動作電力として給電ユニット13等に供給する。
1次側制御部12は、給電装置10内における各種の処理を行うものであり、例えば給電ユニット13の制御を行う。
(給電ユニット)
給電ユニット13は、励磁駆動回路21と、電流検出回路22と、1次側通信用回路23と、異物検出用回路24と、信号抽出回路25とを有する。
励磁駆動回路21には給電用コイルL1が、1次側通信用回路23には1次側通信用コイルL2が、異物検出用回路24には1次側異物検出用コイルL3がそれぞれ接続されている。給電用コイルL1、1次側通信用コイルL2及び1次側異物検出用コイルL3は、略平板状の筐体C内であって受電装置30を載置する給電面CF近傍に配設されている。
給電用コイルL1には、電流検出回路22が接続されている。この電流検出回路22は、給電用コイルL1に流れる電流を検出するとともに、その検出結果を1次側制御部12に出力する。
励磁駆動回路21は、1次側制御部12からの指令信号を受けて高周波電流(交流電流)を生成し、その生成した電流を給電用コイルL1に供給する。これにより、給電用コイルL1が励磁される。このとき、1次側制御部12は、電流検出回路22の検出結果に基づき、給電用コイルL1の周辺に物体が存在するか否かの存在検知を行う。
1次側制御部12は、給電用コイルL1の周辺(給電面CF)に物体が存在すると判断すると、認証用のID要求信号を生成し、その生成した信号を1次側通信用回路23に出力する。1次側通信用回路23は、ID要求信号を変調し、その変調した信号を1次側通信用コイルL2を介して無線送信する。
1次側通信用コイルL2は、受電装置30からのID信号を電磁誘導を利用して受信すると、その受信信号を1次側通信用回路23に出力する。1次側通信用回路23は、ID信号を復調し、その復調した信号を1次側制御部12に出力する。1次側制御部12は、復調したID信号に含まれるIDコードと、図示しないメモリに記憶されるIDコードとの照合を行う。
1次側制御部12は、IDコードの照合が成立したと判断したとき、給電面CFに載置された物体が正規の受電装置30であるとして、給電用コイルL1を励磁させることで給電を実行する。
異物検出用回路24は、1次側制御部12の指令信号を受けると高周波電流(高周波信号)を生成し、その生成した電流を1次側異物検出用コイルL3に供給する。これにより、1次側異物検出用コイルL3が励磁される。従って、1次側異物検出用コイルL3から高周波信号が送信される。なお、給電用コイルL1及び1次側異物検出用コイルL3は異なる周波数で励磁される。
なお、1次側異物検出用コイルL3に供給される高周波信号は、例えば後述する受電装置30による負荷変調によって、所定の周期で振幅が2値間で変化する。1次側異物検出用コイルL3と受電装置30との間に金属等の異物が存在する場合には、振幅が2値間で変化する周期が長くなる。信号抽出回路25は、高周波信号を検波し、その検波信号を1次側制御部12に出力する。1次側制御部12は、前記検波信号の周期に基づき、金属などの異物の有無を判断する。
また、本実施形態の給電装置10の1次側制御部12は、電流設定部12aを有する。電流設定部12aは、前記操作部14によって使用者が選択した充電態様となるように励磁駆動回路21を制御する。本実施形態では、充電態様として、「高速充電」、「中速充電」、「低速充電」の3種類が操作部14によって選択可能となっている。このため、電流設定部12aは、操作部14により「高速充電」が選択されると、受電装置30の2次電池34に供給される電流量が「低速充電」及び「中速充電」よりも高くなるように励磁駆動回路21を制御する。また、電流設定部12aは、操作部14により「中速充電」が選択されると、2次電池34に供給される電流量が「高速充電」よりも低く、「低速充電」よりも高くなるように励磁駆動回路21を制御する。さらに、電流設定部12aは、操作部14により「低速充電」が選択されると、2次電池34に供給される電流量が「高速充電」及び「中速充電」よりも低くなるように励磁駆動回路21を制御する。
(受電装置)
受電装置30は、例えば電動工具やその他の電気機器に着脱可能に接続される電池パックや、電動工具やその他の電気機器に内蔵される電池パックである。
図1に示すように、受電装置30は、整流回路31と、2次側通信用回路32と、2次側制御部33と、2次電池34とを有する。整流回路31には受電用コイルL4が、2次側通信用回路32には2次側通信用コイルL5がそれぞれ接続されている。
受電用コイルL4には、給電用コイルL1からの磁束の変化によって交流電力が誘起される。整流回路31は、受電用コイルL4に誘起される交流電力を整流する。整流回路31からの直流電圧を2次電池34の充電に利用する。
2次側制御部33は、例えばマイクロコンピュータで構成されるとともに、整流回路31で整流された電力(直流電力)の一部を受けて2次側電源部35を介して動作する。
2次側通信用コイルL5は、1次側通信用コイルL2からのID要求信号を、電磁誘導を利用して受信すると、その受信信号を2次側通信用回路32に出力する。2次側通信用回路32は、ID要求信号を復調し、その復調した信号を2次側制御部33に出力する。
2次側制御部33は、ID要求信号(復調した信号)を認識すると、図示しないメモリに記憶されるIDコードを含むID信号を生成し、その生成した信号を2次側通信用回路32に出力する。2次側通信用回路32は、ID信号を変調し、その変調した信号を2次側通信用コイルL5を介して無線送信する。
受電装置30は、充電電力検出部36を有する。充電電力検出部36は、整流回路31から2次電池34に供給される受電電力(電流)を検出し、その検出結果を2次側制御部33に出力する。2次側制御部33は、2次側通信用回路32及び2次側通信用コイルL5を介して、検出された受電電力(電流)の情報を送信する。
また、受電装置30は、電池電圧検出部37を有する。電池電圧検出部37は、2次電池34と接続され、2次電池34の電池電圧に関わる情報を取得して、その取得した情報を2次側制御部33に出力する。2次側制御部33は、2次側通信用回路32及び2次側通信用コイルL5を介して、検出された2次電池34の電池電圧に関わる情報を送信する。
また、受電装置30は、負荷変調を行う構成として、2次側異物検出用コイルL6と、整流回路41と、マルチバイブレータ42と、負荷43と、トランジスタ44とを有する。
2次側異物検出用コイルL6は、整流回路41に接続されている。また、整流回路41の後段には、前記マルチバイブレータ42が接続されている。そして、2次側異物検出用コイルL6とグランドとの間には負荷43が接続されている。トランジスタ44は、負荷43とグランドとの間に設けられている。トランジスタ44のエミッタ端子及びコレクタ端子は、それぞれ負荷43及びグランドに接続されている。トランジスタ44のベース端子にはマルチバイブレータ42が接続されている。
2次側異物検出用コイルL6は、1次側異物検出用コイルL3からの高周波信号を電磁誘導を利用して受信すると、それを整流回路41に出力する。整流回路41は、高周波信号を整流する。マルチバイブレータ42は、整流回路41からの信号に基づき、Hiレベル及びLoレベルの繰り返しからなるパルス波を生成し、それをトランジスタ44に出力する。トランジスタ44は、パルス波におけるHiレベル及びLoレベルに基づきオンオフ状態が切り替わる。トランジスタ44がオン状態にあるとき、2次側異物検出用コイルL6の電流の一部がグランドに流れる。従って、2次側異物検出用コイルL6における高周波信号は、トランジスタ44のオンオフ状態に応じて振幅が一定周期毎に2値間で変化する。これに伴って、1次側異物検出用コイルL3における高周波信号の振幅も一定周期毎に2値間で変化する(負荷変調)。
1次側異物検出用コイルL3及び2次側異物検出用コイルL6間に金属等の異物が存在する場合には、1次側異物検出用コイルL3及び2次側異物検出用コイルL6間で送受信される高周波信号の振幅が小さくなる。これにより、マルチバイブレータ42が生成するパルス波におけるHiレベル及びLoレベルの繰り返しの周期、ひいてはトランジスタ44におけるオンオフ状態の切り替わりの周期が長くなる。よって、2次側異物検出用コイルL6及び1次側異物検出用コイルL3間で送受信される高周波信号における振幅が2値間で変化する周期が長くなる。従って、上述のように、給電装置10において異物検知が可能となる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の非接触充電システムでは、先ず1次側制御部12は、給電ユニット13を介して存在検知を行う。1次側制御部12は、物体の存在を検知しない旨を判断すると、給電ユニット13を通じて金属等の異物の検知を行う。
1次側制御部12は、異物の存在を検知したとき、異常である旨を表示部15に表示する。1次側制御部12は、異物の存在を検知しないとき、給電ユニット13の1次側通信用回路23及び1次側通信用コイルL2を通じてID要求信号を送信する。このとき、受電装置30の2次側制御部33は、給電装置10からのID要求信号を受信(認識)すると、図示しないメモリに記憶されるIDコードを含むID信号を生成する。そして、2次側制御部33は、その生成した信号を2次側通信用回路32に出力する。2次側通信用回路32は、ID信号を変調し、その変調した信号を2次側通信用コイルL5を介して無線送信する。
そして、給電装置10の1次側制御部12は、受電装置30により送信されたID信号を1次側通信用コイルL2及び1次側通信用回路23を介して受信すると、ID信号に含まれるIDコードと、自身のメモリに記憶されるIDコードとの照合を行う。
1次側制御部12は、IDコードの照合が成立しない場合、正規の受電装置30でないとして表示部15にその旨を表示する。これにより、正規の受電装置30以外に対して給電されることを防止できる。
また、1次側制御部12は、IDコードの照合が成立した場合、励磁駆動回路21を介して給電用コイルL1に給電を開始する。このとき、例えば使用者による操作部14の操作に基づく充電態様となるように1次側制御部12の電流設定部12aは励磁駆動回路21を制御する。ここで、例えば、使用者が操作部14によって「低速充電」を選択することで、「高速充電」や「中速充電」の場合と比較して2次電池34に供給される電流量が低くなり、2次電池34の長寿命化を考慮した充電を行うことが可能となっている。また、使用者が操作部14によって「高速充電」を選択することで、「低速充電」や「中速充電」の場合と比較して2次電池34に供給される電流量が高くなり、2次電池34への充電時間を短縮することが可能となっている。
また、1次側制御部12は、受電装置30側から送信される2次電池34の電池電圧に関する情報を1次側通信用回路23及び1次側通信用コイルL2を通じて受信する。そして、1次側制御部12は、2次電池34の電池電圧に関する情報から2次電池34の電池電圧が指定の電圧になると充電完了と判断して、励磁駆動回路21による給電用コイルL1への通電を停止させて受電装置30への給電を停止させる。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)給電装置10は、充電電流の大きさが異なる複数の充電態様を有する充電電流選択部としての電流設定部12aを備える。これによって、2次電池に供給される充電電流(電流量)を切り替えることができるため、好適に充電を行うことが可能となる。
(2)充電電流選択部としての電流設定部12aは、使用者による操作部14の操作によって充電態様を選択可能に構成されるため、使用者の意志によって充電をより好適に行うことが可能となる。このとき、例えば使用者が2次電池34の劣化を懸念して低速充電を選択することで2次電池34の長寿命化に寄与できる。
(第2実施形態)
以下、非接触充電システムの第2実施形態を図面に従って説明する。
本実施形態の非接触充電システムは、給電装置10の構成が上記第1実施形態と異なるものであり、受電装置30については略同じ構成である。このため、主に給電装置10の変更点について説明し、その他の構成については同じ符号を付して説明の一部又は全部を割愛する。
図4に示すように、本実施形態の給電装置10は、平板状の筐体Cで覆われてなる。筐体Cの一面(上面)には、3つの給電面CF1〜CF3が形成されている。各給電面CF1〜CF3は、使用者に識別可能なように構成される。図4においては、給電面CF1は、3重の円環状のマークが付されている。給電面CF2は、2重の円環状のマークが付されている。給電面CF3は、1重の円環状のマークが付されている。
また、給電装置10は、前記各給電面CF1〜CF3に対応するとともに前記筐体Cの表面に露出するように各表示部15a〜15cを有する。各表示部15a〜15cは、
図4及び図3に示すように、給電装置10は、前記各給電面CF1〜CF3のそれぞれに対応するように3つの給電ユニット13a〜13cを有する。各給電ユニット13a〜13cは、上記第1実施形態の給電ユニット13と略同等の構成を有する。各給電ユニット13a〜13cは、1次側制御部12並びに各給電ユニット13a〜13c内の励磁駆動回路21によってそれぞれ受電装置30の2次電池34に対する充電電流(充電態様)が異なるように制御される。また、各給電ユニット13a〜13c内の給電用コイルL1の巻き数を変更することで充電態様が異なるような構成を採用してもよい。
給電面CF1に対応する高速給電ユニット13aは、自身の給電用コイルL1に通電されると3つの給電ユニット13a〜13cの内で2次電池34に対する充電電流が最も高くなるものである。
給電面CF2に対応する中速給電ユニット13bは、自身の給電用コイルL1に通電されると3つの給電ユニット13a〜13cの内で2次電池34に対する充電電流が2番目に高くなるものである。
給電面CF3に対応する低速給電ユニット13cは、自身の給電用コイルL1に通電されると3つの給電ユニット13a〜13cの内で2次電池34に対する受電電流が最も低くなるものである。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の非接触充電システムでは、先ず1次側制御部12は、各給電ユニット13a〜13cを介して存在検知を行う。1次側制御部12は、物体の存在を検知する旨を判断すると、給電ユニット13を通じて金属等の異物の検知を行う。
1次側制御部12は、異物の存在を検知したとき、異常である旨を表示部15に表示する。1次側制御部12は、異物の存在を検知しないとき、給電ユニット13の1次側通信用回路23及び1次側通信用コイルL2を通じてID要求信号を送信する。このとき、受電装置30の2次側制御部33は、給電装置10からのID要求信号を受信(認識)すると、図示しないメモリに記憶されるIDコードを含むID信号を生成する。そして、2次側制御部33は、その生成した信号を2次側通信用回路32に出力する。2次側通信用回路32は、ID信号を変調し、その変調した信号を2次側通信用コイルL5を介して無線送信する。
そして、給電装置10の1次側制御部12は、受電装置30により送信されたID信号を1次側通信用コイルL2及び1次側通信用回路23を介して受信すると、ID信号に含まれるIDコードと、自身のメモリに記憶されるIDコードとの照合を行う。
1次側制御部12は、IDコードの照合が成立しない場合、正規の受電装置30でないとして表示部15にその旨を表示する。これにより、正規の受電装置30以外に対して給電されることを防止できる。
また、1次側制御部12は、IDコードの照合が成立した場合、受電装置30が存在する給電面CF1〜CF3に対応する給電用コイルL1に給電を開始する。このとき、例えば使用者が給電面CF1に受電装置30を載置した場合、給電装置10から受電装置30(2次電池34)に対して高速充電が実施される。このとき、給電面CF1に対応する表示部15aが点灯される。
また、使用者が給電面CF2に受電装置30を載置した場合、給電装置10から受電装置30(2次電池34)に対して中速充電が実施される。このとき、給電面CF2に対応する表示部15bが点灯される。
また、使用者が給電面CF3に受電装置30を載置した場合、給電装置10から受電装置30(2次電池34)に対して低速充電が実施される。このとき、給電面CF3に対応する表示部15cが点灯される。
また、1次側制御部12は、受電装置30側から送信される2次電池34の電池電圧に関する情報を1次側通信用回路23及び1次側通信用コイルL2を通じて受信する。そして、1次側制御部12は、2次電池34の電池電圧に関する情報から2次電池34の電池電圧が指定の電圧になると充電完了と判断して、励磁駆動回路21による給電用コイルL1への通電を停止させて受電装置30への給電を停止させる。
上述したように、本第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)、(2)の効果に加えて以下の効果を有する。
(3)前記充電電流選択部は、受電装置30の配置場所によって前記充電態様を選択可能に構成される。このため、操作部等の操作をすることなく受電装置30の置く位置で簡単に充電電流(充電態様)を選択することができる。
(第3実施形態)
以下、非接触充電システムの第3実施形態を図面に従って説明する。
本実施形態の非接触充電システムは、主に受電装置30の構成が上記第1実施形態と異なるものである。
図5及び図6に示すように、給電装置10は、上記第1実施形態(図2)と比較して操作部が省略された構成とされるこのため、主に受電装置30の変更点について説明し、その他の構成については同じ符号を付して説明の一部又は全部を割愛する。
図5に示すように、受電装置30は、2次側制御部33に記憶部38が接続されている。記憶部38内には、2次電池34の電池寿命を推定するためのデータが記憶されている。電池寿命を推定するためのデータとしては、例えばその受電装置30(2次電池34)の充電回数が記憶されている。この他、放電の履歴や温度の履歴などを記憶部38内に記憶させて寿命推定の精度を向上させることも可能である。
受電装置30の2次側制御部33は、前記記憶部38内に記憶された電池寿命を推定するためのデータを2次側通信用回路32及び2次側通信用コイルL5を介して給電開始前に給電装置10側にデータを無線送信するようになっている。
次に本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の非接触充電システムでは、先ず1次側制御部12は、給電ユニット13を介して存在検知を行う。1次側制御部12は、物体の存在を検知しない旨を判断すると、給電ユニット13を通じて金属等の異物の検知を行う。
1次側制御部12は、異物の存在を検知したとき、異常である旨を表示部15に表示する。1次側制御部12は、異物の存在を検知しないとき、給電ユニット13の1次側通信用回路23及び1次側通信用コイルL2を通じてID要求信号を送信する。このとき、受電装置30の2次側制御部33は、給電装置10からのID要求信号を受信(認識)すると、図示しないメモリに記憶されるIDコードを含むID信号を生成する。そして、2次側制御部33は、その生成した信号を2次側通信用回路32に出力する。2次側通信用回路32は、ID信号を変調し、その変調した信号を2次側通信用コイルL5を介して無線送信する。
そして、給電装置10の1次側制御部12は、受電装置30により送信されたID信号を1次側通信用コイルL2及び1次側通信用回路23を介して受信すると、ID信号に含まれるIDコードと、自身のメモリに記憶されるIDコードとの照合を行う。
1次側制御部12は、IDコードの照合が成立しない場合、正規の受電装置30でないとして表示部15にその旨を表示する。これにより、正規の受電装置30以外に対して給電されることを防止できる。
また、1次側制御部12の電流設定部12aは、IDコードの照合が成立した場合、受電装置30から送信される電池寿命を推定するためのデータを基に、電池寿命を推定して充電電流を決定する。例えば、電池寿命が初期状態の1/3となった場合には、充電電流を1/2にして充電を実施することで2次電池34の長寿命化に寄与できるようになっている。
1次側制御部12は、決定した充電電流となるように励磁駆動回路21を介して給電用コイルL1を制御して受電装置30への給電を開始する。
また、1次側制御部12は、受電装置30側から送信される2次電池34の電池電圧に関する情報を1次側通信用回路23及び1次側通信用コイルL2を通じて受信する。そして、1次側制御部12は、2次電池34の電池電圧に関する情報から2次電池34の電池電圧が指定の電圧になると充電完了と判断して、励磁駆動回路21による給電用コイルL1への通電を停止させて受電装置30への給電を停止させる。
上述したように、本第3実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)の効果に加えて以下の効果を有する。
(4)充電電流選択部としての電流設定部12aは、受電装置30に備えられる2次電池34の状態に応じて自動で充電態様を選択する。このように自動で2次電池34の状態(寿命)を推定して充電電流を変更することで、使用者が電池の素性を確認しなくてもよく、2次電池34を好適に充電させ、電池34の長寿命化に寄与できる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1実施形態の給電装置10では、操作部14と表示部15とを別体で有する構成としたが、これに限らず、例えばタッチパネル等を採用して操作部14と表示部15とを一体構成としてもよい。
・上記第2実施形態では、3つの給電ユニット13a〜13cを有する構成としたが、2つ又は4つ以上の構成を採用してもよい。
・上記第2実施形態では特に言及していないが、複数の給電面CF1〜CF3の内の少なくとも2つ以上の給電面にそれぞれ別の受電装置30を載置した際に、同時に充電を実施する構成を採用してもよい。
・また、給電用コイルL1と受電用コイルL4の位置関係により電磁誘導の伝達効率は異なることを利用して、励磁駆動回路を同じように駆動させても受電用コイルL4から出力される電力(充電電流)を選択させる構成を採用してもよい。この場合、例えば図7に示すように、効率の異なる領域Ar1〜Ar3を明示すること使用者が充電電流(充電態様)を調整(選択)することが可能となる。これによって、給電ユニットを複数有する必要がないため部品点数や低コストを実現することが可能となる。この場合、伝達効率が悪くなると発熱を伴うので、給電装置10の内部に外部の空気を取り入れるためのファンや空気を取り入れるためのスリットを設けてもよい。また、その前記ファンは充電電流が低い(伝達効率が低い)時ほど回転数を高くたり、充電電流が低いときだけファンを回転させるという制御をしてもよい。
・上記各実施形態では、3つの充電電流(充電態様)に対応させる構成としたが、2つ以上であれば適宜変更してもよい。
10…給電装置、12a…電流設定部(充電電流選択部)、30…受電装置、34…2次電池。

Claims (4)

  1. 給電装置と、該給電装置により非接触で給電されて充電が可能な2次電池を有する受電装置と、を備えた非接触充電システムであって、
    前記給電装置は、充電電流の大きさが異なる複数の充電態様を有する充電電流選択部を備えることを特徴とする非接触充電システム。
  2. 請求項1に記載の非接触充電システムにおいて、
    前記充電電流選択部は、使用者によって前記充電態様を選択可能に構成されることを特徴とする非接触充電システム。
  3. 請求項2に記載の非接触充電システムにおいて、
    前記充電電流選択部は、前記受電装置の配置場所によって前記充電態様を選択可能に構成されることを特徴賭する非接触充電システム。
  4. 請求項1に記載の非接触充電システムにおいて、
    前記充電電流選択部は、前記受電装置に備えられる前記2次電池の状態に応じて自動で前記充電態様を選択することを特徴とする非接触充電システム。
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