JP2015169869A - 転写装置 - Google Patents

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Yusuke Ozaki
雄亮 尾崎
啓太 廣中
Keita Hironaka
啓太 廣中
由宇多 内山
Yuta Uchiyama
由宇多 内山
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Abstract

【課題】用紙の後端部が案内フィルム上を通過するときに、用紙の後端部に生じる放電模様の発生を抑制し、案内フィルムの損傷を抑制する転写装置を提供する。【解決手段】案内フィルム110は、第1案内部111と、用紙の幅方向において第1案内部111よりも外側に配置された一対の第2案内部112とを備え、第1案内部111は、感光ドラムに向かう第1方向に延びる第1部分111aと、第1方向と交差するとともに転写ローラに向かう第2方向に延びる第2部分111bと、を備えている。一対の第2案内部112は、それぞれ第1方向に向けて延び、第1案内部111の幅方向端部を挟むように配置され、用紙の幅方向端P1に対応する位置に配置されている。第1部分111aにおける用紙搬送方向の下流端は、用紙の幅方向に沿って延びて、第2案内部112における用紙搬送方向の下流端112aを通る直線L1上に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、感光ドラムの外周面上に担持された現像剤像を搬送中の用紙に転写するための転写装置に関する。
レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置は、現像剤が収容されている現像ユニットと、現像剤像を担持するための感光ドラムと、感光ドラムから現像剤像を静電的に引き寄せるための転写バイアスが印加される転写ローラと、を備えている。この画像形成装置は、感光ドラムの外周面に静電潜像を形成し、現像ユニットから感光ドラムの外周面に現像剤を供給することにより、感光ドラムの外周面に現像剤像を形成する。その後、画像形成装置は、感光ドラムの外周面に形成された現像剤像を、感光ドラムと転写ローラとの間を通過する用紙に転写することによって、用紙上に画像を形成する。
この画像形成装置は、さらに、感光ドラムと転写ローラとが接触する転写位置よりも用紙搬送方向上流側に配置され、感光ドラムと転写ローラの間に案内するときに、用紙を感光ドラム側に近づけるための案内フィルムを備えている。
案内フィルムは、PET(ポリエチレンテレフタラート)からなり、先端部が感光ドラムに向けて延びるように構成されている。
しかしながら、このような構成によれば、用紙の後端部が案内フィルム上を通過した後に、用紙は、自重により転写ローラ側に移動する。すなわち、用紙の後端部と転写ローラとの間の距離は、小さくなる。
すると、用紙の後端部は、転写バイアス電圧を印加された転写ローラからの放電を受ける。そのため、転写位置よりも感光ドラムの回転方向上流側に担持された現像剤像は、用紙の後端部に向かって引き付けられる。その結果、用紙の後端部に、斑点状の放電模様が発生してしまうという問題があった。
そこで、前記した問題を解決するために、先端部が用紙を案内する案内面とは反対側の面に向けて屈曲している案内フィルムが提案されている。(特許文献1参照)
このように構成することによって、用紙の後端部は、感光ドラムと転写ローラとの接触位置に侵入する直前まで、感光ドラムに近接するように案内フィルムに支持される。そのため、用紙の後端部が案内フィルム上を通過した後において、用紙の後端部と感光ドラムとの間の距離は、小さくなる。つまり、用紙の後端部に、斑点状の放電模様が発生してしまうことを抑制することができる。
特開平10−260595号公報
しかしながら、特許文献1に記載の案内フィルムは、用紙を繰り返し転写位置へと案内することによって、損傷する恐れがある。具体的には、用紙と案内フィルムが摺接するときに、用紙と案内フィルムの摩擦力は、用紙の幅方向端に対応する位置において最も大きくなる。そのため、案内フィルムは、用紙の幅方向端に対応する位置を起点に擦り切れる恐れがある。
そこで、案内フィルムの用紙の幅方向における長さを、用紙の幅よりも短くすることが考えられる。このような構成によれば、用紙の幅方向端は、案内フィルムの屈曲部上を通過しない。しかしながら、このような構成によれば、用紙と案内フィルムが摺接するときに、用紙の幅方向端部は、下方に向けて撓む。すると、用紙と案内フィルムの摩擦力は、案内フィルムの屈曲部における用紙の幅方向端において最も大きくなる。そのため、案内フィルムは、屈曲部における用紙の幅方向端を起点に擦り切れる恐れがある。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、用紙の後端部が案内フィルム上を通過するときに、用紙の後端部に生じる放電模様の発生を抑制しつつ、案内フィルムの損傷を抑制することを目的とする。
(1)上記の課題を達成するために、本発明の転写装置は、感光ドラムに対向配置される転写ローラと、感光ドラムと転写ローラが対向する位置よりも用紙搬送方向上流側に配置されるとともに、感光ドラムと転写ローラが対向する転写位置へと用紙を案内するための案内フィルムと、を備えている。
案内フィルムは、感光ドラムに向かう第1方向に延びる第1部分と、第1方向と交差するとともに転写ローラに向かう第2方向に延びる第2部分と、を有している第1案内部と、用紙の幅方向において第1案内部よりも外側に配置され、第1方向に延びる第2案内部と、を有している。
第2案内部は、用紙の幅方向端部に対応する位置に配置されている。
第1案内部の第1部分における用紙搬送方向の下流端は、用紙の幅方向に沿って延びて、第2案内部における用紙搬送方向の下流端を通る直線上に配置されている。
このような構成によれば、案内フィルムとの摩擦力が小さい用紙の幅方向中央部が、第1案内部の第1部分と第2部分との間の屈曲部と接触しているときに、案内フィルムとの摩擦力が大きい用紙の幅方向端部は、第2案内部と接触している。
そのため、用紙の幅方向端部は、案内フィルムの屈曲部上を通過しない。その結果、用紙の幅方向端に対応する位置を起点に、案内フィルムが擦り切れることを抑制できる。また、用紙の幅方向端部は、直線状に形成された案内フィルムの第2案内部に支持される。その結果、案内フィルムの屈曲部における用紙の幅方向端を起点に、案内フィルムが擦り切れることを抑制できる。つまり、用紙の後端部が案内フィルムを通過するときに生じる放電模様の発生を抑制しつつ、案内フィルムの損傷を抑制することができる。
(2)第1案内部における用紙の幅方向に延びる長さは、第2案内部における用紙の幅方向に延びる長さよりも長いとよい。
このような構成によれば、第1案内部と用紙の接触面積は、第2案内部と用紙の接触面積よりも大きくなる。
そのため、第1案内部における用紙の幅方向に延びる長さが第2案内部における用紙の幅方向に延びる長さよりも短い構成よりも、用紙の後端部と案内フィルムの接触面積は、大きくなる。その結果、用紙の後端部は、より感光ドラムの外周面に近接した状態で転写位置に向けて搬送される。つまり、用紙の後端部が案内フィルムを通過するときに生じる放電模様の発生をより抑制することができる。
(3)第1案内部と第2案内部は、一体で成形されているとよい。
このような構成によれば、第1案内部と第2案内部がそれぞれ異なる部材で成形されている場合に比べて、部品点数を削減することができる。
つまり、転写装置の組立て工数を削減することができる。
(4)案内フィルムは、第1案内部と第2案内部との間にスリットを備えているとよい。
このような構成によれば、用紙の後端部が案内フィルム上を通過するときに、用紙の一部は、第1部分と第2部分の間に配置されたスリット上を通過する。すなわち、用紙の一部は、案内フィルムと摺接しない状態となる。
つまり、スリットが設けられていない構成よりも、案内フィルムと用紙の擦れによる紙粉の発生を抑制することができる。
(5)第2案内部の先端における用紙の幅方向における長さは、第2案内部の基端における用紙の幅方向における長さよりも短いとよい。
このような構成によれば、用紙と第2案内部との接触面積が小さくなるとともに、第2案内部の剛性の低下を抑制できる。
そのため、第2案内部と用紙との擦れにより紙粉の発生を抑制しつつ、第2案内部が撓むことにより生じる放電模様の発生を抑制することができる。
(6)転写装置は、案内フィルムと転写位置との間に、記録シートを支持するための緩衝部材をさらに備えているとよい。
また、緩衝部材は、第2案内部における用紙搬送方向の下流端に対応する位置にのみ配置されているとよい。
このような構成によれば、用紙の後端部における幅方向端部が第2案内部上を通過した後に、用紙の後端部における幅方向端部は、緩衝部材に支持される。
そのため、用紙の後端部における幅方向中央部だけでなく、用紙の後端部における幅方向端部も、感光ドラムと転写ローラとの接触位置に侵入する直前まで、感光ドラムに近接するように支持される。つまり、用紙の後端部が案内フィルムを通過するときに生じる放電模様の発生をより抑制することができる。
本発明によれば、用紙の後端部が案内フィルム上を通過するときに、用紙の後端部に生じる放電模様の発生を抑制しつつ、案内フィルムの損傷を抑制することができる。
レーザプリンタの断面の模式図。 図1に示すレーザプリンタの転写装置の断面の模式図。 図2に示す転写装置の斜視図。 図3のA−A’断面の模式図。 図2に示す転写装置において、用紙の搬送途中の状態を説明するための説明図。 図2に示す転写装置において、用紙の後端部が案内フィルムを通過し終わる直前の状態を説明するための説明図。 実施形態2における案内フィルムの斜視図。 図7に示す案内フィルムの第2案内部を正面から見た正面図。 実施形態3における転写装置の断面の模式図。 実施形態3における案内フィルムの撓みを説明するための説明図。 実施形態3における緩衝部材の位置を説明するための説明図。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
1.レーザプリンタ1の全体構成
まず、図1を参照して、レーザプリンタ1の全体構成を説明する。レーザプリンタ1は、本体ケーシング10と、用紙Pを給紙するための給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部30と、用紙Pを排紙するための排紙部40と、を備えている。
本体ケーシング10は、給紙部20と、画像形成部30と、排紙部40と、を内部に収容している。給紙部20は、内部に用紙Pを収容するための給紙カセット21と、給紙カセット21から用紙Pをピックアップして画像形成部に向けて搬送するための給紙ローラ22と、を備えている。給紙カセット21は、前後方向にスライドさせることによって本体ケーシング10に着脱可能に構成されており、本体ケーシング10の底部に配置されている。画像形成部30は、給紙部20の上側に配置されている。排紙部40は、画像形成部30の後側に配置され、画像形成部30から搬送された用紙Pを排紙するように構成されている。
画像形成部30は、さらに、感光ドラム82上に静電潜像を形成するための露光装置50と、プロセスユニット60と、用紙P上に形成された現像剤像を定着するための定着装置70と、を備えている。
露光装置50は、本体ケーシング10の上部に配置されている。
プロセスユニット60は、本体ケーシング10に着脱可能に構成され、ドラムユニット80と、現像装置の一例としての現像ユニット90と、を備えている。ドラムユニット80は、ドラムフレーム81と、感光ドラム82と、感光ドラム82の外周面上を一様に帯電させるための帯電器83と、感光ドラム82の外周面上に担持された現像剤を用紙Pに転写するための転写ローラ84と、を備えている。現像ユニット90は、ドラムユニット80に着脱可能に構成され、感光ドラム82に現像剤を供給するための現像ローラ91を備えている。
定着装置70は、画像形成部30の後側に配置され、加熱源としてのヒータが内部に配置された加熱ローラ71と、加熱ローラ71との間にニップ部を形成する加圧ローラ72と、を備えている。用紙Pに形成された現像剤像は、当該ニップ部を通過することによって、用紙P上に定着する。
2.転写装置100の構成
次に、図2から図6を参照して、転写装置100の構成を説明する。転写装置100は、図1に示したドラムユニット80の内部に配置されている。なお、図2から図6の構成は、図面の見やすさを考慮して、図1では省略している。
転写装置100は、図2に示すように、転写ローラ84と、用紙Pを感光ドラム82と転写ローラ84とが接触する転写位置Cに案内するための案内フィルム110と、案内フィルム110を支持するための支持フレーム120と、を備えている。
案内フィルム110は、転写位置Cよりも用紙搬送方向の上流側に配置され、基端部が支持フレーム120に支持され、先端部が自由端となるように構成されている。
また、案内フィルム110は、可撓性の樹脂フィルムからなり、たとえば、PET(ポリエチレンテレフタラート)フィルムからなる。この案内フィルム110は、レーザプリンタ1で使用する用紙(薄紙、厚紙、など)のうち最も軟らかい用紙よりも硬く、最も硬い用紙よりも軟らかくなるように構成される。たとえば、案内フィルム110がPET(ポリエチレンテレフタラート)フィルムからなる場合、案内フィルム110の厚みは、80μm〜200μmとなる。なお、案内フィルム110の厚みは、用紙搬送方向および用紙の幅方向に直交する方向の長さのことである。
また、案内フィルム110は、図3に示すように、用紙の幅方向中心に対して左右対称となるように構成され、第1案内部111と、用紙の幅方向において第1案内部111よりも外側に配置された一対の第2案内部112と、第1案内部111と一対の第2案内部112との間に配置された一対のスリット113と、を備えている。なお、一対の第2案内部112および一対のスリット113は、それぞれ同一構造である。そのため、以下からは、左側の第2案内部112およびスリット113について詳細に説明する。
また、案内フィルム110の用紙の幅方向における長さは、用紙Pの幅よりも長くなるように構成されている。
第1案内部111は、凸型に成形され、用紙搬送方向に延びる第1部分111aと、長方形に成形され、第1部分の111aの用紙搬送方向下流端部から第1部分111aとは異なる方向に延びる第2部分111bと、を備えている。
第1部分111aは、用紙の幅方向に所定の間隔を空けて配置された複数のスリット114を備えている。複数のスリット114は、長方形に成形され、第1部分111aにおける用紙搬送方向の先端から基端に向けて配置されている。また、複数のスリット114は、用紙搬送方向の長さおよび用紙の幅方向における長さが、それぞれ等しくなるように構成されている。
第2案内部112は、長方形に成形され、用紙の幅方向端P1に対応する位置に配置されている。また、第2案内部112は、第1案内部111の第1部分111aにおける用紙幅方向の端部から用紙幅方向に向けて延出するように配置され、第1案内部111の第1部分111aと一体で成形されている。
また、第2案内部112の用紙の幅方向における長さは、第1案内部111の用紙の幅方向における長さよりも短くなるように構成されている。一方、第2案内部112の用紙搬送方向における長さは、第1案内部111の第1部分111aの用紙搬送方向における長さと等しくなるように構成されている。
また、第2案内部112における用紙搬送方向の下流端112aは、用紙の幅方向に沿って延びて、第1案内部111の第1部分111aにおける用紙搬送方向の下流端111cを通過する直線L1上に配置されている。言い換えると、第1案内部111の第1部分111aにおける用紙搬送方向の下流端111cと、第2案内部112における用紙搬送方向の下流端112aとは、同一直線上に配置されている。さらに言い換えると、第2案内部112における用紙搬送方向の下流端112aは、用紙Pの幅方向(B方向)から投影したときに、第1案内部111の第1部分111aにおける用紙搬送方向の下流端111cと重なるように配置されている。
また、第2案内部112における用紙搬送方向の上流端112bは、用紙の幅方向に延びて、第1案内部111の第1部分111aにおける用紙搬送方向の上流端111dを通過する直線L2上に配置されている。言い換えると、第1案内部111の第1部分111aにおける用紙搬送方向の上流端111dと、第2案内部112における用紙搬送方向の上流端112bとは、同一直線上に配置されている。さらに言い換えると、第2案内部112における用紙搬送方向の上流端112bは、用紙Pの幅方向(B方向)から投影したときに、第1案内部111の第1部分111aにおける用紙搬送方向の上流端111dと重なるように配置されている。
すなわち、第1案内部111の第1部分111aは、用紙Pの幅方向(B方向)から投影したときに、第2案内部112と重なるように配置されている。
スリット113は、長方形に成形され、第1案内部における用紙搬送方向の上流側端部と、第2案内部における用紙搬送方向の上流側端部との間に配置されている。また、スリットは、複数のスリット114と並列になるように配置され、用紙搬送方向の長さおよび用紙の幅方向における長さが、複数のスリット114と等しくなるように構成されている。
また、第1案内部111の第1部分111aは、図4に示すように、第1案内部111における用紙搬送方向の上流端111cから第1方向Xに向けて延びている。第1案内部111の第2部分111bは、第1部分111aにおける用紙搬送方向の下流端111dから第2方向Yに向けて延びている。すなわち、第1部分111aと第2部分111bは、略V字状に屈曲している。このとき、第1部分111aと第2部分111bが屈曲する角度θは、120°以下となるように設定されている。本実施形態において、この角度θは、100°となっている。
支持フレーム120は、ドラムフレーム81の一部として構成され、図5に示すように、案内フィルム110の基端部を支持するための傾斜溝121を有している。傾斜溝121は、感光ドラム82の回転軸線軸方向に沿って配置され、断面視略V字状に成形されている。また、傾斜溝121は、第1面122と、第1面122よりも用紙Pの搬送方向下流側に配置された第2面123と、を備えている。
第1面122は、用紙搬送方向の上流側から下流側に向かって下方へ傾斜するように構成されている。具体的には、第1面122の傾斜方向は、第2方向Yと等しい。
第2面123は、用紙搬送方向の上流側から下流側に向かって上方へ傾斜するように構成されている。具体的には、第2面123の傾斜方向は、第1方向Xと等しい。また、第2面123の傾斜角度αは、仮想線L4に対して、10°<α≦35°となるように構成されている。なお、仮想線L4は、二点鎖線で示すように、感光ドラム82の回転中心82aと転写ローラ84の回転中心84aとを結ぶ線L3と直交する方向に延びて、かつ、感光ドラム82と転写ローラ84とが接触するニップ部を通過する線のことである。
3.用紙Pの搬送
次に、図5および図6を参照して、用紙Pの搬送について説明する。
画像形成動作が開始すると、給紙部20に収容されている用紙Pは、転写装置100に向かって搬送される。用紙Pが案内フィルム110に到達すると、用紙Pは、図5に示すように、案内フィルム110に支持される。具体的には、用紙Pの幅方向中央部は、第1案内部111に支持されている。一方、用紙Pの幅方向端部は、第2案内部112に支持されている。その後、用紙Pは、案内フィルム110によって、感光ドラム82に近接するように搬送される。
その後、用紙Pの後端部は、第1案内部111の第1部分111aと第2案内部112との間の屈曲部上を通過する。すると、用紙Pの後端部は、図6に示すように、第1案内部111の第2部分111bに支持される。具体的には、用紙Pの後端部の幅方向中央部は、第1案内部111の第2部分111bに支持されている。一方、用紙Pの後端部の幅方向端部は、すでに第2案内部上を通過しているため、案内フィルム110に支持されない状態となっている。
その後、用紙Pの後端部は、転写位置Cへと搬送され、用紙Pに形成された現像剤像を定着するために、定着装置70へ向けて搬送される。
5.実施形態1の作用効果
(1)案内フィルム110は、第1方向Xに延びる第1部分111aと、第1方向Xと交差するとともに転写ローラ84に向かう第2方向Yに延びる第2部分111bと、を有している第1案内部111と、用紙の幅方向において第1案内部111よりも外側に配置され、第1方向Xに延びる第2案内部112と、を有している。
また、第2案内部112は、用紙Pの幅方向端P1に対応する位置に配置されている。
また、第1案内部111の第1部分111aにおける用紙搬送方向の下流端111dは、用紙の幅方向に沿って延びて、第2案内部112における用紙搬送方向の下流端112bを通る直線L1上に配置されている。
このような構成によれば、案内フィルム110との摩擦力が小さい用紙Pの幅方向中央部が、第1案内部111の第1部分111aと第2部分111bとの間の屈曲部と接触しているときに、案内フィルム110との摩擦力が大きい用紙Pの幅方向端部は、第2案内部112と接触している。
そのため、用紙Pの幅方向端部は、案内フィルム110の屈曲部上を通過しない。その結果、用紙Pの幅方向端P1に対応する位置を起点に、案内フィルム110が擦り切れることを抑制できる。また、用紙Pの幅方向端部は、直線状に形成された案内フィルム110の第2案内部112に支持される。その結果、案内フィルム110の屈曲部における用紙の幅方向端を起点に、案内フィルム110が擦り切れることを抑制できる。つまり、用紙Pの後端部が案内フィルム110を通過するときに生じる放電模様の発生を抑制しつつ、案内フィルム110の損傷を抑制することができる。
(2)第1案内部112の用紙の幅方向における長さは、第2案内部112の用紙の幅方向における長さよりも長い。
このような構成によれば、用紙Pが案内フィルム110上を通過するときに、第1案内部111と用紙Pの接触面積は、第2案内部112と用紙Pの接触面積よりも大きくなる。
そのため、第1案内部111における用紙の幅方向に延びる長さが、第2案内部112における用紙Pの幅方向に延びる長さよりも短い構成よりも、用紙Pの後端部は、転写位置Cに侵入する直前まで、感光ドラム82に近接するように案内フィルム110に支持される。つまり、用紙Pの後端部が案内フィルム110を通過するときに生じる放電模様の発生をより抑制することができる。
(3)第1案内部111と第2案内部112は、一体で成形されている。
このような構成によれば、第1案内部111と第2案内部112がそれぞれ異なる部材で成形されている場合に比べて、部品点数を削減することができる。
つまり、転写装置100の組立て工数を削減することができる。
(4)案内フィルム110は、第1案内部111と第2案内部112との間にスリット113を備えている。
このような構成によれば、用紙Pが案内フィルム110上を通過するときに、用紙Pの一部は、第1案内部111と第2案内部112の間に配置されたスリット113上を通過する。すなわち、用紙Pの一部は、案内フィルム110と接触しない状態となる。
つまり、スリット113が設けられていない構成に比べて、案内フィルム110と用紙Pの擦れによる紙粉の発生を抑制することができる。
<実施形態2>
図8および図9を参照して、実施形態2の案内フィルム200の構成について説明する。なお、本実施形態は、実施形態1に係る案内フィルムの構成の一部を変更したものであるため、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
案内フィルム200は、第1案内部111と、一対の第2案内部210と、を備えている。第1案内部111は、一対の第2案内部210と別部材で構成されている。また、第1案内部111と一対の第2案内部210とは、所定の間隔を空けて配置されている。なお、一対の第2案内部210は、それぞれ同一構造である。そのため、以下からは、左側に配置された第2案内部210について詳細に説明する。
第2案内部210の先端211における用紙の幅方向における長さT1は、第2案内部210の基端212における用紙の幅方向における長さT2よりも短い。
具体的には、第2案内部の先端211は、図9に示すように、左右対称となるように構成され、用紙の幅方向に延びる第1部分211aと、用紙の幅方向において第1部分211aを挟むように配置された一対の第2部分211bと、を備えている。なお、一対の第2部分211bは、それぞれ同一構造である。そのため、以下からは、左側に配置された第2部分211bについて詳細に説明する。
第1部分211aは、用紙の幅方向と平行に配置されている。第2部分211bは、第1部分211aにおける用紙の幅方向端から、用紙搬送方向上流側に向かうにつれて、用紙の幅方向外側に向けて傾斜するように構成されている。
このような構成によれば、用紙Pと第2案内部210との接触面積が小さくなるとともに、第2案内部210の剛性の低下を抑制できる。
そのため、第2案内部210と用紙Pとの擦れにより紙粉の発生を抑制しつつ、第2案内部210が撓むことにより生じる放電模様の発生を抑制することができる。
<実施形態3>
図10から図12を参照して、実施形態3の転写装置300の構成について説明する。なお、本実施形態は、実施形態1に係る転写装置の構成の一部を変更したものであるため、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
転写装置300は、図10に示すように、転写ローラ84と、案内フィルム110と、支持フレーム310と、一対の緩衝部材320と、を備えている。なお、一対の緩衝部材320は、それぞれ同一構造である。そのため、以下からは、左側に配置された緩衝部材320について詳細に説明する。
支持フレーム310は、案内フィルム110を支持するための傾斜溝121と、傾斜溝121よりも用紙搬送方向の下流側に配置された平面部311と、を備えている。平面部311は、仮想線Lに沿うように構成され、緩衝部材320を支持している。
緩衝部材320は、弾性を有する部材からなり、たとえば、スポンジからなる。また、緩衝部材320は、転写位置Cよりも用紙搬送方向上流側に配置されている。具体的には、緩衝部材320は、用紙Pの後端部が第2案内部112から外れたときに、用紙Pの後端部と接触する位置に配置されている。なお、緩衝部材320は、ゴムまたはフェルトなどから構成されていてもよい。
また、緩衝部材320は、図11に示すように、第2案内部112が撓む範囲Rよりも外側に配置されている。また、緩衝部材320は、図12に示すように、略矩形状に成形され、第2案内部112と対応する位置にのみ配置されている。
このような構成によれば、用紙Pの後端部における幅方向端部が第2案内部112上を通過した後に、用紙Pの後端部における幅方向端部は、緩衝部材320に支持される。
そのため、用紙Pの後端部における幅方向中央部だけでなく、用紙Pの後端部における幅方向端部も、転写位置Cに侵入する直前まで、感光ドラム82に近接するように支持される。つまり、用紙Pの後端部が案内フィルム110を通過するときに生じる放電模様の発生をより抑制することができる。
<変形例>
本実施形態において、ドラムユニットは、転写ローラと、支持フレームと、案内フィルムと、を備えている。しかし、本発明は、これに限定されない。たとえば、転写ローラと、支持フレームと、案内フィルムと、を本体ケーシング側に配置してもよい。
また、本実施形態において、案内フィルムは、用紙の幅方向における長さが、用紙の幅よりも長くなるように構成されていた。しかし、本発明は、これに限定されない。たとえば、案内フィルムの用紙の幅方向における長さは、用紙の幅よりも短くなるように構成されていてもよい。言い換えると、第2案内部は、用紙の幅方向端よりも内側の部分と接触するように配置されていてもよい。
実施形態1において、第1案内部と第2案内部は、一体で成形されている。しかし、本発明は、これに限定されない。たとえば、第1案内部と第2案内部は、別部材で構成してもよい。
また、実施形態1において、一対のスリットは、用紙搬送方向の長さ、および、用紙の幅方向における長さが、複数のスリットと等しくなるように構成されている。しかし、本発明は、これに限定されない。たとえば、一対のスリットの用紙搬送方向の長さは、複数のスリットの用紙搬送方向の長さよりも長くなるように構成されていてもよい。また、一対のスリットの用紙の幅方向における長さは、複数のスリットの用紙の幅方向における長さよりも長くなるように構成されていてもよい。
また、実施形態1において、第1案内部の複数のスリットは、用紙搬送方向の長さ、および、用紙の幅方向における長さが、それぞれ等しくなるように構成されていた。しかし、本発明は、これに限定されない。たとえば、複数のスリットは、用紙搬送方向の長さ、および、用紙の幅方向における長さが、それぞれ異なるように構成されていてもよい。
実施形態3において、支持フレームと緩衝部材は、別部材で構成されている。しかし、本発明は、これに限定されない。たとえば、支持フレームと緩衝部材は、一体で成形されていてもよい。
1 レーザプリンタ
80 ドラムユニット
81 ドラムフレーム
82 感光ドラム
84 転写ローラ
100 転写装置
110 案内フィルム
111 第1案内部
111a 第1部分
111b 第2部分
111c 第1部分の用紙搬送方向上流端
111d 第1部分の用紙搬送方向下流端
112 第2案内部
112a 第2案内部の用紙搬送方向上流端
112b 第2案内部の用紙搬送方向下流端
113 スリット
120 支持フレーム
121 傾斜溝
122 第1面
123 第2面
200 案内フィルム
210 第2案内部
211 第2案内部の先端
212 第2案内部の基端
300 転写装置
310 支持フレーム
320 緩衝部材
P 用紙
P1 用紙の幅方向端
X 第1方向
Y 第2方向

Claims (6)

  1. 外周面上に現像剤像を形成する感光ドラムに形成された現像剤像を用紙に転写する転写装置であって、
    前記転写装置は、前記感光ドラムに対向配置される転写ローラと、前記感光ドラムと前記転写ローラが対向する位置よりも前記用紙搬送方向上流側に配置されるとともに、前記感光ドラムと前記転写ローラが対向する転写位置へと前記用紙を案内するための案内フィルムと、を備え、
    前記案内フィルムは、前記感光ドラムに向かう第1方向に延びる第1部分と、前記第1方向と交差するとともに前記転写ローラに向かう第2方向に延びる第2部分と、を有している第1案内部と、前記用紙の幅方向において前記第1案内部よりも外側に配置され、前記第1方向に延びる第2案内部と、を備え、
    前記第2案内部は、用紙の幅方向端部に対応する位置に配置され、
    前記第1案内部の前記第1部分における前記用紙搬送方向の下流端は、前記用紙の幅方向に沿って延びて、前記第2案内部における前記用紙搬送方向の下流端を通る直線上に配置されている、ことを特徴とする転写装置。
  2. 前記第1案内部における前記用紙の幅方向に延びる長さは、前記第2案内部における前記用紙の幅方向に延びる長さよりも長い、ことを特徴とする請求項1に記載の転写装置。
  3. 前記第1案内部と前記第2案内部は、一体で成形されている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の転写装置。
  4. 前記案内フィルムは、前記第1案内部と前記第2案内部との間にスリットを備えている、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の転写装置。
  5. 前記第2案内部の先端における前記用紙の幅方向における長さは、前記第2案内部の基端における前記用紙の幅方向における長さよりも短い、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の転写装置。
  6. 前記転写装置は、前記案内フィルムと前記転写位置との間に、記録シートを支持するための緩衝部材をさらに備え、
    前記緩衝部材は、前記第2案内部における前記用紙搬送方向の下流端に対応する位置にのみ配置されている、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の転写装置。
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