JP2015169603A - ガス付臭剤の滴下状況の監視方法および監視システム - Google Patents

ガス付臭剤の滴下状況の監視方法および監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015169603A
JP2015169603A JP2014046255A JP2014046255A JP2015169603A JP 2015169603 A JP2015169603 A JP 2015169603A JP 2014046255 A JP2014046255 A JP 2014046255A JP 2014046255 A JP2014046255 A JP 2014046255A JP 2015169603 A JP2015169603 A JP 2015169603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
odorant
signal
unit
gas
dropping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014046255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5579945B1 (ja
Inventor
成泰 楢島
Nariyasu Narashima
成泰 楢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OUME GAS KK
Original Assignee
OUME GAS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OUME GAS KK filed Critical OUME GAS KK
Priority to JP2014046255A priority Critical patent/JP5579945B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5579945B1 publication Critical patent/JP5579945B1/ja
Publication of JP2015169603A publication Critical patent/JP2015169603A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】サイトグラスを通過してガス管内のガスに滴下される付臭剤の滴下状況を簡易な構成で常に監視可能とすることができる監視方法およびシステムを提供する。【解決手段】ガス付臭剤の滴下状況の監視システムが備えるファイバセンサ10を構成する光ファイバユニット15は、アンプユニット20より伸びる光ファイバ16と、その先端に取り付けられた光センサによるセンサ部17とを備えており、防爆エリア内に配置される。一方、アンプユニット20は、非防爆エリア、つまり防爆エリア外に配置されており、このアンプユニット20から光ファイバ16を防爆エリアに伸ばすことにより、光ファイバユニット15が防爆エリア内に配置されるようになっている。【選択図】図2

Description

本発明は、防爆エリア内にある付臭設備のサイトグラスを通過してガス管内に流れるガスに滴下される付臭剤の滴下状況の監視方法および監視システムに関する。
天然ガス等のガス管を経て一般家庭や施設等に供給されるガスは、存在に気付かずに火気によって不意に引火や爆発する危険を排除するために、漏洩時に人が臭いを嗅げるように付臭剤を加えることが、ガス事業法で定められている。この付臭剤は、付臭設備よりサイトグラスを通過してガス管を流れるガスに滴下される。
付臭剤の滴下が停止すると無臭ガスを供給することになるため、最悪の場合は事故が発生し得る。そのため、付臭剤の滴下状況を監視することが必要となる。この付臭剤の滴下状況監視方法としては、巡回点検等、作業員の目視によるのが一般的であった。
しかし、目視では、作業員の勤務中しか確認することができず、夜間や休日に監視を行うことはできない。また、点検に出向いた際にしか確認することができない。
そこで、監視カメラを設けて監視する方法を単独あるいは目視とともに行う方法も適用されているが、サイトグラス設置箇所は引火や爆発の危険性が高く防爆エリアとなっているため、監視カメラも産業安全技術協会で認定を受けた防爆仕様とする必要があり極めてコストがかかる。また、監視自体はオペレータにより行うこととなるため、オペレータが不在であれば確認することができない。
ここで、特許文献1では、ガスの付臭剤濃度の測定に光センサを用いる方法および装置が提案されている。
また、医療分野では、特許文献2および3に示すように、点滴の有無をセンサにより監視するシステムが知られている。
特開平8−285766号公報 特開2009−240428号公報 特開2012−125450号公報
しかしながら、特許文献1の提案は、既に付臭剤が気体となってガスに混ざった後の濃度を測定しているものであり、付臭剤の滴下の有無を確認することはできない。
また、特許文献2および3のシステムは、異なる技術分野の提案であるため、防爆エリア内での使用を考慮した構成となっておらず、ガス付臭剤の滴下状況の監視に適用することはできない。
本発明の目的は、サイトグラスを通過してガス管内のガスに滴下される付臭剤の滴下状況を簡易な構成で常に監視可能とすることにある。
<1> 防爆エリア内にある付臭設備のサイトグラスを通過してガス管内に流れるガスに滴下される付臭剤の滴下状況の監視方法であって、センサ部を有する光ファイバユニットとアンプユニットとを備えるファイバセンサを用い、前記光ファイバユニットを前記防爆エリア内に配置する一方、前記アンプユニットを前記防爆エリア外に配置し、前記付臭剤の滴下状況を監視することを特徴とするガス付臭剤の滴下状況の監視方法である。
<2> 前記アンプユニットは、前記光ファイバユニットの前記センサ部を介して前記サイトグラスに照射した光と前記付臭剤に反射した光との光量の変化を捉え、この変化が、設定されたしきい値を超えた場合に前記付臭剤が滴下されていると判断し、設定されたしきい値を超えない場合に前記付臭剤が滴下されていないと判断する請求項1に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視方法である。
<3> 前記アンプユニットは警報ユニットと電気的に接続され、この警報ユニットより、前記付臭剤が滴下されていると判断される場合に滴下信号を出力させ、前記付臭剤が滴下されていないと判断される場合に警報信号を出力させる<2>に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視方法である。
<4> 前記警報ユニットは、前記付臭剤が滴下されていないと判断される状態が設定された時間を経ても続く場合に、前記警報信号を出力させる<3>に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視方法である。
<5> 前記警報ユニットは出力した前記滴下信号および前記警報信号の少なくとも一方を報知する装置と電気的に接続される<3>または<4>に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視方法である。
<6> 防爆エリア内にある付臭設備のサイトグラスを通過してガス管内に流れるガスに滴下される付臭剤の滴下状況の監視システムであって、センサ部を有し前記防爆エリア内に配置される光ファイバユニットと前記防爆エリア外に配置されるアンプユニットとを備え、前記アンプユニットが、前記光ファイバユニットの前記センサ部より前記サイトグラスに照射した光と前記付臭剤に反射した光との光量の変化を捉え、この変化が、設定されたしきい値を超えた場合に前記付臭剤が滴下されていると判断し、設定されたしきい値を超えない場合に前記付臭剤が滴下されていないと判断するファイバセンサと、前記付臭剤が滴下されていると判断される場合に滴下信号を出力し、前記付臭剤が滴下されていないと判断される場合に警報信号を出力する警報ユニットと、前記滴下信号および前記警報信号の少なくとも一方を伝送する信号伝送器と、この信号伝送器から伝送された前記滴下信号および前記警報信号の少なくとも一方を報知する装置と、をこの順に電気的に接続して備えることを特徴とするガス付臭剤の滴下状況の監視システムである。
<7> 前記アンプユニットは前記付臭剤が滴下されていないと判断される場合に前記警報ユニットに電流を流し、前記警報ユニットは、電流が流れると励磁するリレーコイルと、設定された時間を経ても電流が流れ続ける場合に励磁するタイマコイルと、前記信号伝送器と接続されて前記リレーコイルまたは前記タイマコイルとそれぞれ連動するスイッチとを少なくとも有するリレー回路から構成され、前記リレーコイルと連動する前記スイッチは、前記リレーコイルが励磁しない場合は前記信号伝送器に滴下信号を出力する一方、前記リレーコイルが励磁すると前記滴下信号の出力を中断し、前記タイマコイルと連動する前記スイッチは、前記タイマコイルが励磁すると前記警報信号を前記信号伝送器に出力する請求項6に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視システムである。
<8> 前記滴下信号および前記警報信号の少なくとも一方を報知する装置は、監視盤、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)および情報端末の少なくともいずれかである<6>または<7>に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視システムである。
<9> 前記情報端末は、画面上において前記滴下信号を表示する<8>に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視システムである。
なお、防爆エリアとは、「工場電気設備防爆指針」に準拠した本質防爆構造が要求されるエリアを意味する。
本発明のガス付臭剤の滴下状況の監視方法によれば、ファイバセンサを用い、光ファイバユニットを防爆エリア内に配置する一方、アンプユニットを防爆エリア外に配置し、付臭剤の滴下状況を監視するので、敢えて防爆仕様としなくてもサイトグラス内の付臭剤の滴下の有無を監視することができる。また、ファイバセンサによる滴下状況の判断を電気信号として出力すれば、人が介在する必要がなくなり常時、付臭剤の滴下状況を監視することができる。
本発明のガス付臭剤の滴下状況の監視システムによれば、ファイバセンサは、センサ部を有し防爆エリア内に配置される光ファイバユニットと防爆エリア外に配置されるアンプユニットとを備えるので、敢えて防爆仕様としなくてもサイトグラス内の付臭剤の滴下の有無を監視することができる。また、滴下信号および前記警報信号の少なくとも一方を報知する装置を備えるので、付臭剤の滴下状況を、人を介在させずに常時監視することができる。
図1は、本発明のガス付臭剤の滴下状況の監視システムの全体概要を示す図である。 図2は、本発明のガス付臭剤の滴下状況の監視方法を示す図である。 図3は、本発明における光ファイバユニットの設置例を示す写真である。 図4は、本発明におけるアンプユニットと信号伝送器との間の回路構成を示す図である。 図5は、本発明におけるコンピュータの画面上の表示例を示す図である。
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、全図において同一機能を有するものは原則として同一の符号を付すようにし、その繰り返しの説明は可能な限り省略するようにしている。また、本発明のガス付臭剤の滴下状況の監視方法は、そのシステム構成を説明しながら、合わせて説明する。
図1は本発明のガス付臭剤の滴下状況の監視システムの全体概要を示す図、図2はガス付臭剤の滴下状況の監視方法を示す図、図3は本発明における光ファイバユニットの設置例を示す写真、図4は本発明におけるアンプユニットと信号伝送器との間の回路構成を示す図、図5は本発明におけるコンピュータの画面上の表示例を示す図である。
図1に示すように、本発明のガス付臭剤の滴下状況の監視システム(以下、「監視システム」という。)1は、反射型のファイバセンサ10と、信号伝送器30と、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)40と、情報端末としてのコンピュータ50と、監視盤60とを、主に備えている。一方、防爆エリア内にはサイトグラスsを有する付臭設備(図1では示さず)が設けられており、サイトグラスsには図示しないガス管内に流れるガスに滴下する付臭剤(ガス付臭剤)の液滴dが通過する。監視システム1は、この液滴dの有無により、付臭剤の滴下状況を判断する。以下に、監視システム1の各構成要素の説明をしながら、その監視方法も説明する。
ファイバセンサ10は、図2に示すように、光ファイバユニット15と、アンプユニット20とから構成される。
光ファイバユニット15は、アンプユニット20より伸びる光ファイバ16と、その先端に取り付けられた光センサによるセンサ部17とを備えている。アンプユニット20は、非防爆エリア、つまり防爆エリア外に配置されており、このアンプユニット20から光ファイバ16を防爆エリアに伸ばすことにより、光ファイバユニット15が防爆エリア内に配置されるようになっている。
これにより、防爆エリア内に配置された光ファイバユニット15は、センサ部17がサイトグラスsに対向して設けられ、このセンサ部17により、サイトグラスsに光を当てると、サイトグラスs内を通過する付臭剤の液滴dにて反射する。より詳しくは、たとえば図3に示すように、センサ部17の基端に関節型クリップ等の折り曲げ可能な留め具18を取り付け、これをサイトグラスsの底部に取り付けた金属製のクリップ等よりなる非可撓性の補助留め具19に連結して、揺れ動かないように固定されている。なお、センサ部17は、複数の留め具18に取り付けて、より確実に液滴に光を反射させられるようにしてもよい。
アンプユニット20は、図1および図2に示すように、投光素子21と、受光素子22と、信号処理回路23と、感度調整機構24と、表示灯25とを主に備えている。付臭剤の監視時には、投光素子21から光ファイバ16を介してセンサ部17へ光を送ってサイトグラスs内の付臭剤の液滴に光を当てる。一方、これに反射して光ファイバ16から送られた光を受光素子22にて受光し、受光量と投光量の光量の差(変化)を信号処理回路23にて計測する。また、感度調整機構24は、図示しない表示部を有する機構であり、表示部の指標を見ながら、許容される光量の差(lx)の範囲を調整する。表示灯25は、信号処理回路23にて計測された光量差が、感度調整機構24により設定されたしきい値を超えない場合に点灯する。また、表示灯25は、逆に、信号処理回路23にて計測された光量差が、感度調整機構24により設定されたしきい値を超えた場合に点灯するように設定してもよい。なお、図2に示すように、アンプユニット20は、内部の機器を保護するためにケース体26内に収容されている。
ファイバセンサ10としては、図示のような投光素子21と受光素子22とが対象物に向けて並べて配置される反射型のセンサが好ましい。透過型のセンサの場合、センサ部がサイトグラスsを挟んで対向するように、サイトグラスsの両側に光ファイバ16を伸ばしてセンサ部17を配置する必要があるので、固定することが困難になるおそれがある。特に、防爆エリア内は、安全性を考慮して必要以上の器具を置かないことが一般的であり、エリア内の既存設備を利用して物を固定しにくいので、設置が容易な反射型のセンサであることが望まれる。
なお、ファイバセンサ10を構成する光ファイバユニット15およびアンプユニット20としては、両者がセットとなった市販品等を適宜選択して使用することができる。また、付臭剤は、ガスへの付臭剤として通常用いられているものであれば、特に制限はない。
アンプユニット20の信号処理回路23は、図4に示すように、光電センサ主回路23aを有しており、これに、トランジスタ23bと、3つのダイオード23c〜eから構成される回路が接続されるとともに、感度調整機構24および表示灯25が接続されている。なお、図4では示していないが、感度調整機構24は投光素子および受光素子と電気的に接続されている。
アンプユニット20と信号伝送器30の間には、警報ユニット65を備えている。この警報ユニット65は、リレーコイル66aと、タイマコイル66bと、リレーコイル66aと連動するスイッチ67a,bと、タイマコイル66bと連動するスイッチ67cと、スイッチング電源68とを有するリレー回路から構成されている。
この図4の回路構成による挙動について説明する。まず、スイッチング電源68により交流電流が直流電流に変換される。
一方、アンプユニット20においては、投光素子から発した光と受光素子で受光された光(各素子は図4では示さず)の光量の差が感度調整機構24による設定されたしきい値を超えた場合には、光電センサ主回路23aにて付臭剤が滴下されていると判断する。この光量の差のしきい値は、各現場の状況に応じて適宜設定すればよい。
付臭剤が滴下されている状態では、スイッチング電源68により変換された直流電流は、ダイオード23eを介して光電センサ主回路23aに流れるが、トランジスタ23bには電流が流れないようになっている。この状態では、警報ユニット65は、スイッチ67bが閉じており、これを介して信号伝送器30に滴下信号を出力する。
一方、上述の光量の差が設定されたしきい値を超えない場合には、光電センサ主回路23aにて付臭剤が滴下されていないと判断し、光電センサ主回路23aよりトランジスタ23bに電流が流れ、警報ユニット65のリレーコイル66aが励磁されてダイオード23dに電流が流れる。この際に、スイッチ67aは閉じる一方、スイッチ67bは開き滴下信号の出力が中断される。これにより、タイマコイル66bを励磁させるためのタイマスイッチが作動し、警報信号を信号伝送器30に伝送するためのスタンバイ状態となる。なお、この際には、表示灯25も点灯する。
ここで、ダイオード23cはチェナー(定電圧)ダイオードであり、スタンバイ状態と通常の状態との切替えは、微妙な電流変化によって頻繁に起こらないように、このダイオード23cによりオンディレイに設定されている。つまり、トランジスタ23bに電流が流れたり流れなくなったりしても、たとえば0.5秒間のように、その状態となってから、設定した所定の時間だけ遅れてリレーコイル66a等の挙動の切替えをさせるようになっている。
さらに、予め設定した時間を経ても付臭剤が滴下されていないと判断される場合には、タイマコイル66bが励磁(タイムアップ)し、スイッチ67cが閉じて信号伝送器30に警報信号として出力される。
一方、設定した時間内に付臭剤が滴下されていると判断された場合には、再びダイオード23eに電流が流れる一方で、リレーコイル66aには電流が流れなくなり、スイッチ67a〜cの開閉状態が逆転して元の状態に戻る。このように、警報ユニット65から出力される滴下信号および警報信号は、リレーで励磁させて無電圧接点信号に変換される。
この際のタイマコイル66bのタイムアップまでの設定時間は、任意に設定可能であるが、付臭剤はガス管内を流れるガス流量に比例して滴下することから、夜間や休日等の付臭剤の滴下の間隔が長くなることを考慮して設定する必要がある。この時間は、通常60秒以内であり、好ましくは30秒以内である。
このように、警報ユニット65は、付臭剤が滴下されていない場合に、アンプユニット20から出力される信号を利用して、リレー回路により警報信号を出力することにより、付臭剤が滴下されていないことを、簡易な構成で迅速かつ容易に伝えることができる。
ここで、警報ユニット65に相当するリレー回路は、一つの出力信号から二種類の信号を取り出し、一方の信号については設定時間後に信号を出力することを目的としていることから、市販品を使うことも可能である。しかし、市販品の場合、様々な処理を行えるように高価で必要以上の機能が備わっている反面、目的とする処理を行うための機能が不十分なこともある。
つまり、警報ユニット65は、上述のような光量差による付臭剤滴下の有無を伝えるという、付臭剤の滴下状況の監視に特化した回路構成としたため、安価かつ迅速に所望の目的を果たすことができる。ただし、本発明は、他の回路構成の市販品を用いてもよく、警報ユニット65のような構成に限定する意図ではない。
なお、アンプユニット20については、市販品を使用すればよいので、上述の構成以外であっても、投光素子と受光素子の光量差により付臭剤滴下の有無を判断し、警報ユニット65への電流の流れの有無を制御できれば特に制限はない。
信号伝送器30は、図1に示すように、測定現場側にある接点信号送信器32aと、これより専用線31を介して接続された、測定現場から離れた場所に設けられた接点信号受信器32bとから構成され、図4で説明したものは接点信号送信器32aとなっている。なお、専用線31は、同一敷地内など近隣の場合は他のネットワークを利用してもよい。
接点信号受信機32bは、PLC40および監視盤60と、それぞれ接続されており、PLC40はコンピュータ50に接続されている。
図4において接点信号送信器32aより送信された滴下信号は、接点信号受信器32bで受信され、滴下信号を報知する装置としての、コンピュータ50と監視盤60に送られる。
監視盤60では、滴下信号が送信されている際には表示灯61が点灯し、送信されない際には消灯するようになっている。つまり、監視盤60の表示灯61は、滴下信号送信の有無により点灯と消灯を繰り返すので点滅しているように見える。そのため、上述したアンプユニット20におけるオンディレイ設定は、監視盤60の表示灯61の点灯が判りにくくならないようにする目的もある。
また、接点信号送信器32aより送信された警報信号は、警報信号を報知する装置としてのPLC40に送られる。PLC40は、警報信号を受信すると、異常が発生した旨の電子メールmを配信する。これにより、監視盤60による滴下信号の状態表示が監視できない場合であっても付臭剤の滴下が停止したことを把握して対応することが可能となる。
なお、PLC40を介してコンピュータ50に警報信号を送り、コンピュータ50にて電子メールmを配信させるようにしてもよい。また、監視盤60にも警報信号を送り、それが受信された際には表示灯にて表示させたり、警報を鳴らすようにしてもよい。さらに、この監視盤60は、より小規模な警報装置であってもよい。
また、コンピュータ50では、PLC40を介して滴下信号が送信され、この滴下信号に基づき、付臭剤の滴下状況が、図5に示すように、コンピュータ50の画面51上で、ガス供給ラインにおける各設備ととともに表示される。
図5の例は、天然ガスの供給ラインに関する表示であり、画面51には、高圧ライン71、中圧ライン72、中間圧ライン73、熱交換器75、加温設備76、ガバナ80a〜c、圧縮天然ガス(CNG)スタンド設備85、SI(地震)センサ90、付臭設備95、サイトグラスs、ガス受入量を示すグラフg等が表示されている。
画面51の表示では、高圧ライン71により受け入れる天然ガスは、熱交換器75にて温められる。この熱交換器75では、加温設備76より往路の温水(図中の温水往)が送られて来る一方、復路の温水(図中の温水復)がポンプ77を介して加温設備に送られる。この際に、往路および復路の温水の温度やポンプの吸入圧および吐出圧が表示されるようになっている。温水の温度は、使用環境に応じて異なり得るが、通常は、往路で40℃台後半、復路で40℃台前半である。
熱交換器72を経たガスは、ガバナ80aを介して圧力が下げられ、中圧ライン72に進む。この際に、ガバナ80aにおいて正常に作動しない場合には、図示しない予備用のガバナが作動する。また、安全のため中圧ライン72の圧の数値が表示される。
中圧ライン72まで到達したガスは、サイトグラスsより付臭剤が滴下された後、一般家庭や事業所等の施設に供給されるものと、CNGスタンド設備85に供給されるものとに分けられ、一般家庭や事業所等の施設に供給されるものは、ガバナ80bを介して中間圧ライン73に進む。この際に、ガバナ80bが本系として機能するが、これにおいても正常に作動しない場合には、上述のガバナ80aの場合と同様に、予備系として設けられるガバナ80cが作動する。また、中圧ラインと同様に、圧力の数値が表示される。なお、ガス付臭剤が滴下される際のラインと、CNGスタンド設備85に向かうラインには、このラインの開閉によりガスの供給および停止を制御するバルブ86a,bが、それぞれ設けられている。
SIセンサ90では、地震の揺れの単位として、ガルとカインで表示される。また、グラフgでは、たとえばリアルタイムにガス受入量が表示される。
付臭剤は、付臭設備95の付臭剤タンク96に充填されており、付臭ポンプ97で吐出されてサイトグラスsを通過する。画面51上では、滴下信号がコンピュータ50に送信されるとサイトグラスs内で液滴dを示す点滅をするようになっている。また、付臭設備95の付臭剤タンク96における付臭剤の充填率が表示される。
本発明では、ガス付臭剤の滴下の有無がファイバセンサ10からの電気信号により判断されるので、電子的に模式化したガス供給ラインの表示において、それを表すことが可能となる。
なお、コンピュータ50は、サーバとして機能させ、これを介して携帯情報端末(PDA)等の他の情報端末に接続してもよいし、PDA等が接続可能なPLC40により直接PDAを接続してもよい。また、表示方法は、図5の例に限定されず、ガスの供給状況に応じて適宜変更してよいことは言うまでもない。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明したが、本発明のガス付臭剤の滴下状況の監視方法および監視システムは、上記各実施の形態に限定されず、その範囲内で想定されるあらゆる技術的思想を含んでもよい。
1 監視システム
10 ファイバセンサ
15 光ファイバユニット
16 光ファイバ
17 センサ部
18 留め具
19 補助留め具
20 アンプユニット
21 投光素子
22 受光素子
23 信号処理回路
23a 光電センサ主回路
23b トランジスタ
23c〜e ダイオード
24 感度調整機構
25 (アンプユニットの)表示灯
26 ケース体
30 信号伝送器
31 専用線
32a 接点信号送信器
32b 接点信号受信器
40 PLC
50 コンピュータ
51 画面
60 監視盤
61 (監視盤の)表示灯
65 警報ユニット
66a リレーコイル
66b タイマコイル
67a〜c スイッチ
68 スイッチング電源
71 高圧ライン
72 中圧ライン
73 中間圧ライン
75 熱交換器
76 加温設備
77 ポンプ
80a〜c ガバナ
85 CNGスタンド設備
86a,b バルブ
90 SIセンサ
95 付臭設備
96 付臭剤タンク
97 付臭ポンプ
s サイトグラス
d 液滴
m 電子メール
g グラフ

Claims (9)

  1. 防爆エリア内にある付臭設備のサイトグラスを通過してガス管内に流れるガスに滴下される付臭剤の滴下状況の監視方法であって、
    センサ部を有する光ファイバユニットとアンプユニットとを備えるファイバセンサを用い、
    前記光ファイバユニットを前記防爆エリア内に配置する一方、
    前記アンプユニットを前記防爆エリア外に配置し、前記付臭剤の滴下状況を監視することを特徴とするガス付臭剤の滴下状況の監視方法。
  2. 前記アンプユニットは、前記光ファイバユニットの前記センサ部を介して前記サイトグラスに照射した光と前記付臭剤に反射した光との光量の変化を捉え、
    この変化が、設定されたしきい値を超えた場合に前記付臭剤が滴下されていると判断し、
    設定されたしきい値を超えない場合に前記付臭剤が滴下されていないと判断する請求項1に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視方法。
  3. 前記アンプユニットは警報ユニットと電気的に接続され、
    この警報ユニットより、前記付臭剤が滴下されていると判断される場合に滴下信号を出力させ、
    前記付臭剤が滴下されていないと判断される場合に警報信号を出力させる請求項2に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視方法。
  4. 前記警報ユニットは、前記付臭剤が滴下されていないと判断される状態が設定された時間を経ても続く場合に、前記警報信号を出力させる請求項3に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視方法。
  5. 前記警報ユニットは出力した前記滴下信号および前記警報信号の少なくとも一方を報知する装置と電気的に接続される請求項3または4に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視方法。
  6. 防爆エリア内にある付臭設備のサイトグラスを通過してガス管内に流れるガスに滴下される付臭剤の滴下状況の監視システムであって、
    センサ部を有し前記防爆エリア内に配置される光ファイバユニットと前記防爆エリア外に配置されるアンプユニットとを備え、
    前記アンプユニットが、前記光ファイバユニットの前記センサ部より前記サイトグラスに照射した光と前記付臭剤に反射した光との光量の変化を捉え、
    この変化が、設定されたしきい値を超えた場合に前記付臭剤が滴下されていると判断し、
    設定されたしきい値を超えない場合に前記付臭剤が滴下されていないと判断するファイバセンサと、
    前記付臭剤が滴下されていると判断される場合に滴下信号を出力し、
    前記付臭剤が滴下されていないと判断される場合に警報信号を出力する警報ユニットと、
    前記滴下信号および前記警報信号の少なくとも一方を伝送する信号伝送器と、
    この信号伝送器から伝送された前記滴下信号および前記警報信号の少なくとも一方を報知する装置と、
    をこの順に電気的に接続して備えることを特徴とするガス付臭剤の滴下状況の監視システム。
  7. 前記アンプユニットは前記付臭剤が滴下されていないと判断される場合に前記警報ユニットに電流を流し、
    前記警報ユニットは、電流が流れると励磁するリレーコイルと、設定された時間を経ても電流が流れ続ける場合に励磁するタイマコイルと、前記信号伝送器と接続されて前記リレーコイルまたは前記タイマコイルとそれぞれ連動するスイッチとを少なくとも有するリレー回路から構成され、
    前記リレーコイルと連動する前記スイッチは、前記リレーコイルが励磁しない場合は前記信号伝送器に滴下信号を出力する一方、
    前記リレーコイルが励磁すると前記滴下信号の出力を中断し、
    前記タイマコイルと連動する前記スイッチは、前記タイマコイルが励磁すると前記警報信号を前記信号伝送器に出力する請求項6に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視システム。
  8. 前記滴下信号および前記警報信号の少なくとも一方を報知する装置は、監視盤、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)および情報端末の少なくともいずれかである請求項6または7に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視システム。
  9. 前記情報端末は、画面上において前記滴下信号を表示する請求項8に記載のガス付臭剤の滴下状況の監視システム。
JP2014046255A 2014-03-10 2014-03-10 ガス付臭剤の滴下状況の監視方法および監視システム Active JP5579945B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014046255A JP5579945B1 (ja) 2014-03-10 2014-03-10 ガス付臭剤の滴下状況の監視方法および監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014046255A JP5579945B1 (ja) 2014-03-10 2014-03-10 ガス付臭剤の滴下状況の監視方法および監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5579945B1 JP5579945B1 (ja) 2014-08-27
JP2015169603A true JP2015169603A (ja) 2015-09-28

Family

ID=51579133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014046255A Active JP5579945B1 (ja) 2014-03-10 2014-03-10 ガス付臭剤の滴下状況の監視方法および監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5579945B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016114428A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 日本システム開発株式会社 滴下監視装置、滴下監視システム及び滴下検出方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5734196A (en) * 1980-08-08 1982-02-24 Tokyo Gas Co Ltd Odorizing apparatus for town gas
JPH033563Y2 (ja) * 1987-04-25 1991-01-30
JP3392148B2 (ja) * 1991-09-17 2003-03-31 大阪瓦斯株式会社 ガスガバナの異常検出装置
JPH08285766A (ja) * 1995-04-14 1996-11-01 Osaka Gas Co Ltd 付臭剤濃度の測定方法及び付臭剤濃度測定装置
JP5270130B2 (ja) * 2007-10-22 2013-08-21 東京瓦斯株式会社 付臭剤添加装置及びその運転方法
JP5696297B2 (ja) * 2010-12-16 2015-04-08 秋田県 点滴モニタ装置
JP2012177598A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Japan Polyethylene Corp 管路監視装置及びそれを用いた管路監視方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5579945B1 (ja) 2014-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK2020560T3 (en) Electronic flow sensor
US6000931A (en) Gas safety control system
RU2406653C2 (ru) Система и способ подачи отбираемого воздуха в самолет
US6772598B1 (en) Refrigerant leak detection system
US10352564B2 (en) Liquid gas system
US10041628B2 (en) Gas filling apparatus
EP1859247A2 (en) Thermal dispersion flow meter with chronometric monitor for fluid leak detection
JPS5872011A (ja) ガス事故防止装置
JP5579945B1 (ja) ガス付臭剤の滴下状況の監視方法および監視システム
US8678050B2 (en) Overflow protection device for an oil tank trailer
US11735024B2 (en) Gas monitoring and alarm systems and methods
CN205689884U (zh) 智能电动阀门控制板
IE20140180A1 (en) Apparatus and method for reducing water wastage
KR102173033B1 (ko) 주거용 주방소화 시스템
KR200480988Y1 (ko) 발열선 상태 감시 시스템
JP2015099125A (ja) 漏水判定装置及び漏水判定方法
JP2007225422A (ja) 警報器対応システムメータ
Tanksale et al. Automated unified trolley system for LPG leakage detection with safety measures and refill booking
US20190086080A1 (en) Systems and methods for leak detection and remote, non-intrusive, automatic shutoff in residential regulators
JP4538134B2 (ja) ガス遮断装置
KR102156143B1 (ko) 출수온도제어장치 및 출수온도제어방법
JP2008210185A (ja) ガス漏れ警報器およびガス漏れ警報装置
US20070166653A1 (en) Vacuum level measurement apparatus and method
JP2016001458A (ja) 警報器
JP2008210186A (ja) 火災警報器および火災警報装置

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140708

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5579945

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250