JP2015169418A - 空調制御装置、空調システム、空調制御方法およびプログラム - Google Patents

空調制御装置、空調システム、空調制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】現在の室内温度に対する意思を表明していないユーザの意思も反映させた最適な設定温度の変更値を求めて室内温度を適切に調整する。
【解決手段】空調制御装置10は、ユーザごとに意思情報を取得する取得部11と、各ユーザから取得された意思情報を所定の集計タイミングで集計し、集計した結果に基づいて設定温度の変更値を決定する決定部13と、各ユーザから取得された意思情報を、該意思情報を取得したときの室内温度およびユーザ名に関連付けて蓄積する蓄積部12と、を備える。決定部13は、集計タイミングまでに意思情報を取得できていないユーザについて、蓄積部12から現在の室内温度に基づいて抽出した過去の意思情報をもとに意思情報を推定し、推定した意思情報を、取得された意思情報と併せて集計した結果に基づいて、設定温度の変更値を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調制御装置、空調システム、空調制御方法およびプログラムに関する。
複数のユーザにより共有される室内の温度を調整する空調システムにおいて、各ユーザが現在の室内温度に対して抱く意思(暑い/寒い)を集計し、多数決によって設定温度の変更値を算出するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術では、ユーザが操作する端末装置に設定温度の上昇を要求する温度上昇投票スイッチと、設定温度の下降を要求する温度下降投票スイッチとを設けている。そして、温度上昇投票スイッチが押された数と温度下降投票スイッチが押された数とを所定の集計タイミングで集計し、その集計の結果に基づいて設定温度の変更値を算出する。この際、スイッチを押下しないユーザは現状維持希望として、設定温度の変更値の算出に組み込むことにより、操作負担の低減と公平性の確保とを両立させるようにしている。
しかし、例えばオフィスで業務を行うワーカなどは、現在の室内温度に満足していない場合であっても、スイッチ操作によって業務が中断されることで業務効率の低下を招くことを避けるために、スイッチ操作を行わないことも想定される。このような場合、特許文献1に記載の技術では、スイッチ操作を行わないユーザの本来の意思を反映させた最適な設定温度の変更値を算出することができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、現在の室内温度に対する意思を表明していないユーザの意思も反映させた最適な設定温度の変更値を求めて室内温度を適切に調整することができる空調制御装置、空調システム、空調制御方法およびプログラムを提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のユーザにより共有される室内の温度を設定温度に近づけるように動作する空調機を制御する空調制御装置であって、現在の室内温度に対する各ユーザの意思を数値化した意思情報をユーザごとに取得する取得部と、各ユーザから取得された前記意思情報を所定の集計タイミングで集計し、集計した結果に基づいて前記設定温度の変更値を決定する決定部と、各ユーザから取得された前記意思情報を、該意思情報を取得したときの室内温度およびユーザ識別情報に関連付けて蓄積する蓄積部と、を備え、前記決定部は、前記集計タイミングまでに前記意思情報を取得できていないユーザについて、前記蓄積部から現在の室内温度に基づいて抽出した過去の前記意思情報をもとに前記意思情報を推定し、推定した前記意思情報を、取得された前記意思情報と併せて集計した結果に基づいて、前記設定温度の変更値を決定することを特徴とする。
本発明によれば、現在の室内温度に対する意思を表明していないユーザの意思も反映させた最適な設定温度の変更値を求めて室内温度を適切に調整することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態の空調システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、ユーザ端末に提供するWeb画面の一例を示す図である。 図3は、蓄積部に蓄積されるデータ例を示す図である。 図4は、蓄積部から抽出したデータ例を示す図である。 図5は、空調制御装置による処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、空調制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る空調制御装置、空調システム、空調制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る空調システム1の構成例を示すブロック図である。この空調システム1は、複数のユーザにより共有される室内の温度を調整するものであり、図1に示すように、空調制御装置10と、空調機20と、複数のユーザが各々使用する複数のユーザ端末30と、温度センサ40とを備える。
本実施形態では、複数のワーカ(ユーザ)が業務を行うオフィスの室内温度を調整することを想定する。オフィスを利用するワーカは固定であり、どのワーカがオフィスの室内で業務を行うかの情報(例えば、オフィスを利用するワーカを識別するユーザ名など)は予め登録されているものとする。なお、適用可能な例はこれに限らず、本実施形態は、複数のユーザにより共有される室内の温度を調整する場合に広く適用できる。
空調機20は、複数のユーザにより共有される室内に設置され、この室内の温度(室内温度)を、空調制御装置10からの指令に応じて設定/変更される設定温度に近づけるように動作する。
ユーザ端末30は、ユーザが現在の室内温度に対する意思(暑い/寒い/満足)を入力するために操作する端末装置であり、例えば、後述の空調制御装置10により提供されるWeb画面を表示するためのWebブラウザを備える。このようなユーザ端末30の例としては、例えば、オフィスの室内の各席に設置されたPC(Personal Computer)や、オフィスの室内で業務を行う各ユーザが携帯するスマートフォンなどの携帯端末などが挙げられる。
なお、本実施形態では、ユーザが現在の室内温度に対する意思を入力するためのインターフェースを、空調制御装置10が提供するWeb画面により実現するが、これに限らない。例えば、ユーザ端末30に、ユーザが現在の室内温度に対する意思を入力するための専用のスイッチなどを設けるようにしてもよい。
また、各ユーザが使用するユーザ端末30は、必ずしも各ユーザに専用のものである必要はない。例えば、フリーオフィスにおけるPCのように、各ユーザが自由に使用できるユーザ端末であってもよい。この場合、例えば後述のログイン画面によってユーザがログインの操作を行うことで、ユーザ端末30を操作したユーザを特定することができる。各ユーザに対して専用のユーザ端末30を用いる場合は、そのユーザとユーザ端末30との対応関係を予め登録しておくことにより、ログインなどの操作は不要となる。
温度センサ40は、室内温度を随時検出して空調制御装置10に供給する。温度センサ40は、空調機20とは独立して設けられていてもよいし、空調機20に設けられたものであってもよい。
空調制御装置10は、空調機20に設定されている設定温度の最適な変更値を算出し、設定温度の変更指令を空調機20に供給することにより空調機20を制御するものであり、図1に示すように、取得部11、蓄積部12、および決定部13の各処理機能を備える。本実施形態では、この空調制御装置10は、空調機20や各ユーザ端末30と通信可能なネットワーク上のサーバ装置として実現されているものとする。この場合、上記の各処理機能は、単一のサーバ装置上に実現されていてもよいし、複数のサーバ装置に分散して実現されていてもよい。また、上記の各処理機能は、クラウドシステム上の仮想マシンによって実現されていてもよい。
取得部11は、現在の室内温度に対する各ユーザの意思を数値化した意思情報をユーザごとに取得する。取得部11は、例えばWebサーバの機能を持ち、室内の各ユーザが使用するユーザ端末30にユーザの意思を入力するためのインターフェースとしてWeb画面を提供する。そして、取得部11は、ユーザがこのWeb画面に対して現在の室内温度に対する意思を入力する操作を行うと、その入力操作に応じた意思情報を取得する。
図2は、ユーザ端末30に提供するWeb画面の一例を示す図である。図2(a)は、ユーザ端末30からのアクセスに応じて最初にユーザ端末30のディスプレイに表示させるログイン画面100の一例を示し、図2(b)は、ログインに成功した場合にユーザ端末30のディスプレイに表示させる意思入力画面200の一例を示している。
ユーザ端末30から空調制御装置10に対してアクセスがあると、取得部11は、まず図2(a)に示すログイン画面100の画面データをユーザ端末30に送信して、ユーザ端末30のディスプレイにこのログイン画面100を表示させる。このログイン画面100には、ユーザ名を入力するためのテキストボックス101と、パスワードを入力するためのテキストボックス102と、「ログイン」ボタン103とが設けられている。
ユーザは、このログイン画面100のテキストボックス101に自身の識別情報であるユーザ名を入力し、テキストボックス102にパスワードを入力して、「ログイン」ボタン103を押す。この操作により、ユーザ名およびパスワードを含むログイン情報がユーザ端末30から空調制御装置10に送信される。
取得部11は、ユーザ端末30から送信されたログイン情報に基づいてログイン処理を行い、ログインに成功したら、図2(b)に示す意思入力画面200の画面データをユーザ端末30に送信して、ユーザ端末30のディスプレイにこの意思入力画面200を表示させる。この意思入力画面200には、現在の室内温度に対する意思を入力するための「暑い」ボタン201、「寒い」ボタン202、および「満足」ボタン203と、「送信」ボタン204とが設けられている。
ユーザは、この意思入力画面200に設けられた「暑い」ボタン201、「寒い」ボタン202、および「満足」ボタン203のうち、自身が現在の室内温度に対して抱いている意思に沿ったボタンを押し、「送信」ボタン204を押す。この操作により、ユーザの意思を数値化した意思情報がユーザ端末30から空調制御装置10に送信される。
本実施形態では、「暑い」ボタン201が押された場合に「−1」の数値が与えられ、「寒い」ボタン202が押された場合に「+1」の数値が与えられ、「満足」ボタン203が押された場合に「0」の数値が与えられて、これらの数値を意思情報として扱うものとする。ただし、数値の例はこれに限らず、後述の設定温度の変更値を算出する計算方法に応じて最適な数値を用いればよい。また、本実施形態では、現在の室内温度に対するユーザの意思を暑い/寒い/満足の3段階で表すものとしたが、より多くのレベルで表すこととし、そのレベルに応じた数値を与えるようにしてもよい。
取得部11は、ユーザ端末30から意思情報が送信されると、これを受信(取得)してユーザ名に関連付けて決定部13に渡す。また、取得部11は、ユーザ端末30から意思情報を取得すると、グローバルタイムを提示する図示しない時計などから現在の日時を示す日時情報を取得するとともに、温度センサ40から現在の室内温度を取得する。そして、取得部11は、ユーザ端末30から取得した意思情報を、現在の日時、ユーザ名(例えばログイン情報から取得)、および現在の室内温度と関連付けて、蓄積部12に格納する。
蓄積部12は、取得部11によって各ユーザから取得された意思情報を蓄積する。図3は、蓄積部12に蓄積されるデータ例を示す図である。図3に示すように、蓄積部12には、各ユーザから取得された意思情報が、その意思情報が取得されたときの日時、意思情報の取得先であるユーザのユーザ名、および意思情報が取得されたときの室内温度に関連付けて蓄積される。なお、蓄積部12は、空調制御装置10からアクセス可能な外部装置に設けられてもよい。
決定部13は、取得部11により各ユーザから取得された意思情報を所定の集計タイミングで集計し、集計した結果に基づいて空調機20の設定温度の変更値を決定する。決定部13は、内部に時間を計測するタイマを持ち、例えば1時間などの予め定められた周期で集計タイミングを定め、前回の集計タイミングから今回の集計タイミングまでの間(以下、集計期間という。)に取得部11によって各ユーザから取得された意思情報を集計する。
集計対象の意思情報は、各ユーザについて1つずつとする。集計期間の間に同じユーザから複数の意思情報が取得された場合は、最後に取得された意思情報を集計対象としてもよいし、最初に取得された意思情報を集計対象として、2回目以降の意思情報を無効としてもよい。また、ユーザが上述した意思入力画面200を用いて意思を入力する操作を行った後、次の集計期間になるまでは、意思入力画面200による入力操作を行えないようにしてもよい。
決定部13は、集計期間の間に取得部11から渡された各ユーザの意思情報を集計タイミングになるまで保持し、集計タイミングになると、これらの意思情報を集計して設定温度の変更値を求める。この際、決定部13は、集計タイミングですべてのユーザから意思情報を取得できているか否かを確認し、意思情報を取得できていないユーザがあれば、そのユーザの意思情報を、過去の意思情報に基づいて推定する。
具体的には、決定部13は、集計タイミングで意思情報を取得できていないユーザについて、例えば、蓄積部12が蓄積している過去120時間(5日)分の意思情報の中から、現在の室内温度との差分が例えば±0.5℃の範囲内の室内温度に関連付けられている意思情報を抽出する。そして、決定部13は、抽出した意思情報を平均化し、例えば、平均値が−1〜−0.3の範囲内であれば意思情報を「−1」、平均値が−0.3〜+0.3の範囲内であれば意思情報を「0」、平均値が+0.3〜+1の範囲内であれば意思情報を「+1」と推定する。
図4は、決定部13が蓄積部12から抽出したデータ例を示す図である。この図4に示す例は、ユーザAの過去の意思情報を蓄積部12から抽出した場合の例であり、現在の室内温度が27.3℃であった場合の例である。図4に示す例では、抽出された過去の意思情報の平均値は−0.25であるため、ユーザAの意思情報は「0」と推定される。

なお、上述した意思情報を抽出する時間範囲(過去120時間分)、現在の室内温度との差分の範囲(現在の室内温度±0.5℃)、および平均値を分類する区分(−1〜−0.3/−0.3〜+0.3/+0.3〜+1)などのパラメータはこの例に限らず、任意に設定することができる。
また、決定部13は、蓄積部12から抽出した過去の意思情報を、現在の日時との関係に基づいて定められる重みを用いた重み付け平均によって得られた値を、推定した意思情報としてもよい。重みの例としては、例えば、現在の日時に近い日時に関連付けられている意思情報ほど重みを大きくするといった例や、現在時刻に近い時刻に関連付けられている意思情報ほど重みを大きくするといった例が考えられる。また、意思情報を抽出する時間範囲を大きくとった場合、例えば、一年前の同じ日時に関連付けられている意思情報に大きな重みをつけるといった例も考えられる。
決定部13は、所定の集計タイミングに、室内の各ユーザから取得した意思情報に対し、以上のように推定した意思情報を含めて意思情報の集計を行い、空調機20に現在設定されている設定温度の変更値を決定する。例えば、推定された意思情報を含めた各ユーザからの意思情報の合計値をΣ、ユーザ総数をU、設定温度の単位変化量をSとしたときに、設定温度の変更値ΔTは、下記式(1)によって求めることができる。
ΔT=S・Σ/U ・・・(1)
決定部13は、このように設定温度の変更値を決定すると、その変更値に従って空調機20の設定温度を変更させるための制御指令を空調機20に送信する。これにより、室内温度に対する意思表明のための入力操作を行っていないユーザも含めて、室内のすべてのユーザの意思を反映させた最適な設定温度が空調機20に設定され、室内温度が適切に調整されることになる。
図5は、本実施形態の空調制御装置10による処理手順の一例を示すフローチャートである。以下、この図5に沿って、空調制御装置10の動作の概要を説明する。この図5のフローチャートで示す処理は、集計期間ごとに空調制御装置10によって実行される。
取得部11は、ユーザからの意思情報を取得すると(ステップS101:Yes)、その意思情報を決定部13に渡す。そして、取得部11は、現在の日時を示す日時情報を取得するとともに、現在の室内温度を温度センサ40から取得し(ステップS102)、ステップS101で取得した意思情報を、現在の日時、ユーザ名、および現在の室内温度と関連付けて、蓄積部12に格納する(ステップS103)。取得部11は、所定の集計タイミングになるまで(ステップS104:No)、以上のステップS101〜ステップS103の処理を繰り返す。
その後、所定の集計タイミングになると(ステップS104:Yes)、決定部13は、意思情報を取得できていないユーザがいるか否かを判定する(ステップS105)。そして、意思情報を取得できていないユーザがいれば(ステップS105:Yes)、決定部13は、そのユーザについての過去の意思情報を上述した方法により蓄積部12から抽出し(ステップS106)、抽出した過去の意思情報に基づいて、そのユーザの現在の意思情報を推定する(ステップS107)。なお、すべてのユーザから意思情報を取得できている場合は(ステップS105:No)、ステップS106およびステップS107の処理は行われない。
その後、決定部13は、各ユーザから取得された意思情報を集計し、その集計結果に基づいて、空調機20の設定温度の変更値を決定する(ステップS108)。この際、ステップS107で意思情報の推定が行われている場合には、この推定された意思情報も含めて集計が行われ、設定温度の変更値が決定される。
最後に、決定部13は、ステップS108で決定した変更値に従って空調機20の設定温度を変更させるための制御指令を、空調機20に送信する(ステップS109)。これにより、空調機20の設定温度が変更されて室内温度が適切に調整される。
以上具体的な例を挙げながら説明したように、本実施形態の空調制御装置10は、ユーザから取得した意思情報を蓄積部12に蓄積しておき、集計タイミングまでに意思情報を取得できていないユーザがいれば、そのユーザの意思情報を、現在の室内温度に基づいて蓄積部12から抽出した過去の意思情報をもとに推定する。そして、推定した意思情報を含めて、すべてのユーザの意思情報を集計した結果に基づいて、空調機20の設定温度の変更値を決定する。したがって、本実施形態によれば、現在の室内温度に対する意思を表明していないユーザの意思も反映させた最適な設定温度の変更値を求めて、室内温度を適切に調整することができる。
次に、本実施形態の空調制御装置10のハードウェア構成について図6を用いて説明する。図6は、本実施形態の空調制御装置10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
本実施形態の空調制御装置10は、例えば図6に示すように、CPU51、ROM52、RAM53、HDD(Hard Disk Drive)54、ネットワークに接続して通信を行う通信I/F55、これら各部を接続するバス56などを備えた、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。本実施形態の空調制御装置10の取得部11や決定部13の処理機能は、例えば、CPU51(プロセッサ)がRAM53(主記憶)をワークメモリとして利用し、所定のプログラムを実行することによって実現される。また、空調制御装置10の蓄積部12は、上記プログラムによって例えばHDD54の記憶領域が利用されて実現される。
本実施形態の空調制御装置10で実行されるプログラムは、例えば、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の空調制御装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の空調制御装置10で実行されるプログラムをインターネットなどのネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、本実施形態の空調制御装置10で実行されるプログラムを、ROM52などに予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施形態の空調制御装置10で実行されるプログラムは、上述した各処理機能(取得部11、蓄積部12、決定部13)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU51(プロセッサ)が上記記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上述した各処理機能がRAM53(主記憶)上にロードされ、RAM53(主記憶)上に生成されるようになっている。なお、上記の各処理機能の一部または全部を、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアにより実現することもできる。
以上、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で様々な変形や変更を加えながら具体化することができる。例えば、上述した実施形態では、空調制御装置10を空調機20とは独立した装置として構成したが、空調制御装置10を空調機20が有する1つの機能として実現してもよい。
1 空調システム
10 空調制御装置
11 取得部
12 蓄積部
13 決定部
20 空調機
30 ユーザ端末
40 温度センサ
100 ログイン画面
200 意思入力画面
特開2010−236732号公報

Claims (7)

  1. 複数のユーザにより共有される室内の温度を設定温度に近づけるように動作する空調機を制御する空調制御装置であって、
    現在の室内温度に対する各ユーザの意思を数値化した意思情報をユーザごとに取得する取得部と、
    各ユーザから取得された前記意思情報を所定の集計タイミングで集計し、集計した結果に基づいて前記設定温度の変更値を決定する決定部と、
    各ユーザから取得された前記意思情報を、該意思情報を取得したときの室内温度およびユーザ識別情報に関連付けて蓄積する蓄積部と、を備え、
    前記決定部は、前記集計タイミングまでに前記意思情報を取得できていないユーザについて、前記蓄積部から現在の室内温度に基づいて抽出した過去の前記意思情報をもとに前記意思情報を推定し、推定した前記意思情報を、取得された前記意思情報と併せて集計した結果に基づいて、前記設定温度の変更値を決定することを特徴とする空調制御装置。
  2. 前記決定部は、現在の室内温度との差が所定範囲内の室内温度に関連付けて蓄積されている過去の前記意思情報を前記蓄積部から抽出し、抽出した過去の前記意思情報を平均化した値を、推定した前記意思情報とすることを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置。
  3. 前記蓄積部は、各ユーザから取得した前記意思情報を、該意思情報を取得した日時とさらに関連付けて蓄積し、
    前記決定部は、現在の室内温度との差が所定範囲内の室内温度に関連付けて蓄積されている過去の前記意思情報を前記蓄積部から抽出し、抽出した過去の前記意思情報を、現在日時との関係に基づいて定められる重みを用いた重み付け平均によって得られた値を、推定した前記意思情報とすることを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置。
  4. 前記取得部は、ユーザが使用する端末装置にユーザの意思を入力するためのインターフェースを提供し、該インターフェースからの入力に応じた前記意思情報を取得することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空調制御装置。
  5. 複数のユーザにより共有される室内の温度を調整する空調システムであって、
    室内温度を設定温度に近づけるように動作する空調機と、
    現在の室内温度に対する各ユーザの意思を数値化した意思情報をユーザごとに取得する取得部と、
    各ユーザから取得された前記意思情報を所定の集計タイミングで集計し、集計した結果に基づいて前記設定温度の変更値を決定する決定部と、
    各ユーザから取得された前記意思情報を、該意思情報を取得したときの室内温度およびユーザ識別情報に関連付けて蓄積する蓄積部と、を備え、
    前記決定部は、前記集計タイミングまでに前記意思情報を取得できていないユーザについて、前記蓄積部から現在の室内温度に基づいて抽出した過去の前記意思情報をもとに前記意思情報を推定し、推定した前記意思情報を、取得された前記意思情報と併せて集計した結果に基づいて、前記設定温度の変更値を決定することを特徴とする空調システム。
  6. 複数のユーザにより共有される室内の温度を設定温度に近づけるように動作する空調機を制御する空調制御方法であって、
    取得部が、現在の室内温度に対する各ユーザの意思を数値化した意思情報をユーザごとに取得する取得工程と、
    決定部が、各ユーザから取得された前記意思情報を所定の集計タイミングで集計し、集計した結果に基づいて前記設定温度の変更値を決定する決定工程と、
    蓄積部が、各ユーザから取得された前記意思情報を、該意思情報を取得したときの室内温度およびユーザ識別情報に関連付けて蓄積する蓄積工程と、を含み、
    前記決定工程では、前記集計タイミングまでに前記意思情報を取得できていないユーザについて、前記蓄積部から現在の室内温度に基づいて抽出した過去の前記意思情報をもとに前記意思情報を推定し、推定した前記意思情報を、取得された前記意思情報と併せて集計した結果に基づいて、前記設定温度の変更値を決定することを特徴とする空調制御方法。
  7. 複数のユーザにより共有される室内の温度を設定温度に近づけるように動作する空調機を制御するコンピュータに、
    現在の室内温度に対する各ユーザの意思を数値化した意思情報をユーザごとに取得する取得部の機能と、
    各ユーザから取得された前記意思情報を所定の集計タイミングで集計し、集計した結果に基づいて前記設定温度の変更値を決定する決定部の機能と、
    各ユーザから取得された前記意思情報を、該意思情報を取得したときの室内温度およびユーザ識別情報に関連付けて蓄積する蓄積部の機能と、を実現させ、
    前記決定部は、前記集計タイミングまでに前記意思情報を取得できていないユーザについて、前記蓄積部から現在の室内温度に基づいて抽出した過去の前記意思情報をもとに前記意思情報を推定し、推定した前記意思情報を、取得された前記意思情報と併せて集計した結果に基づいて、前記設定温度の変更値を決定することを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017180939A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP2018155435A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 三菱電機株式会社 空気調和機制御装置および空気調和機制御方法

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