JP2015167110A - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池容量の低下を抑えつつ、電極間における絶縁機能の向上を図ることのできる蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置は、正極電極と負極電極30とそれら電極間を絶縁するセパレータとが層状の構造をなす電極組立体と、同電極組立体を収容するケースと、を備える。また蓄電装置は、負極電極30における負極活物質層32の一面(上記セパレータに対向する面)に同面を覆う保護層34を有する。保護層34は中空構造の二酸化珪素の粒子34aを一成分としている。【選択図】図5
Description
本発明は、電極組立体を備えた蓄電装置に関するものである。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。二次電池は、正極電極と負極電極とそれら電極間を絶縁するセパレータとが層状の構造をなす電極組立体や、同電極組立体を収容するケースを備えている。
従来、そうした二次電池として、電極組立体における電極の表面を覆う保護層を塗工したものが提案されている(例えば特許文献1参照)。この二次電池では、保護層によって正極電極と負極電極との間を絶縁する機能が高められている。
ここで、上記二次電池において保護層による絶縁機能を十分に高くするためには同保護層を厚くすればよい。しかしながら、保護層を厚くすると、ケース内における電池反応に寄与しない部分の体積が大きくなるため、電池容量の低下を招くおそれがある。
この発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、電池容量の低下を抑えつつ、電極間における絶縁機能の向上を図ることのできる蓄電装置を提供することにある。
上記課題を達成するための蓄電装置は、正極電極と負極電極とそれら電極間を絶縁するセパレータとが層状の構造をなす電極組立体、および同電極組立体を収容するケースを備えている。また上記蓄電装置は、前記正極電極と前記セパレータとの各対向面および前記負極電極と前記セパレータとの各対向面のうちの少なくとも一面に同面を覆う保護層を有している。この保護層は中空構造の二酸化珪素の粒子を一成分としている。
上記蓄電装置では、保護層の一成分である中空構造の二酸化珪素の粒子の内部に空気が満たされているため、同保護層が、内部に絶縁機能の高い空気が詰まった空間を多数有する構造になる。これにより、上記保護層の単位体積当たりの絶縁機能を上記粒子を含まない保護層よりも高くすることができるため、保護層を薄くしても十分に高い絶縁機能が得られるようになる。しかも、比較的薄い保護層で高い絶縁機能が得られるため、ケース内における電池反応に寄与しない部分の体積の増加を抑えて、電池容量の低下を抑えることもできる。このように上記蓄電装置によれば、電池容量の低下を抑えつつ、電極間における絶縁機能の向上を図ることができる。
上記蓄電装置として、二次電池を採用することができる。
本発明によれば、電池容量の低下を抑えつつ、電極間における絶縁機能の向上を図ることができる。
以下、図1〜図6に従って、蓄電装置の一実施形態について説明する。
図1および図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10はケース11を備え、ケース11には電極組立体12が収容されている。ケース11は、四角箱状の本体部材14と、同本体部材14の開口部14aを閉塞する矩形平板状の蓋部材15とからなる。
図1および図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10はケース11を備え、ケース11には電極組立体12が収容されている。ケース11は、四角箱状の本体部材14と、同本体部材14の開口部14aを閉塞する矩形平板状の蓋部材15とからなる。
二次電池10は、正極端子16および負極端子17を備えている。正極端子16および負極端子17は、絶縁リング18によって絶縁された状態で、ケース11の蓋部材15を貫通している。なお、本実施形態の二次電池10はリチウムイオン電池であり、ケース11内にはリチウム塩を含む非水電解液が収容されている。
図3に示すように、電極組立体12は、正極電極20と負極電極30とセパレータ40とを備えている。それら正極電極20、負極電極30、およびセパレータ40はそれぞれ長方形状のシート状となっている。
正極電極20は、長方形状の金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)からなる正極集電体21と、当該正極集電体21の両面に配置された正極活物質を含む正極活物質層22とを備えている。正極集電体21と正極活物質層22とは一体に積層されている。正極電極20は、その一端に正極タブ23を有する。
負極電極30は、長方形状の金属箔(本実施形態では銅箔)からなる負極集電体31と、負極活物質を含む負極活物質層32と、中空構造の二酸化珪素の粒子34a(本実施形態では、シリナックス[登録商標])を一成分とする保護層34とを備えている。
図4に示すように、負極電極30は、上記保護層34、負極活物質層32、負極集電体31、負極活物質層32、保護層34の順に重ね合わせる態様で、それら保護層34、負極集電体31、および負極活物質層32が一体に積層されている。また負極電極30は、その一端に負極タブ33を有する。
図5に示すように、上記保護層34は、多数の粒子34aとそれら粒子34aを互いに結着するバインダーとによって構成されている。なお図5は、保護層34内における粒子34aの配置態様を模式的に示している。
また図6に示すように、上記粒子34aは、外形が略立方体形状をなし、その内部に略立方体形状の空間Sを有している。
図1または図3に示すように、前記電極組立体12は、正極電極20と負極電極30との間に両極を絶縁するセパレータ40を挟んだ状態で交互に重なることで層状となっている。これにより、上記二次電池10は、負極電極30における上記セパレータ40との対向面(負極活物質層32の対向面)に、同面を覆う形状の保護層34を有する構造になっている。
図1または図3に示すように、前記電極組立体12は、正極電極20と負極電極30との間に両極を絶縁するセパレータ40を挟んだ状態で交互に重なることで層状となっている。これにより、上記二次電池10は、負極電極30における上記セパレータ40との対向面(負極活物質層32の対向面)に、同面を覆う形状の保護層34を有する構造になっている。
また電極組立体12は、各正極タブ23が電極組立体12の積層方向(図中に矢印Tで示す方向)の一方から他方までの範囲で集められた正極タブ群23a(図1)を有している。この正極タブ群23aは、正極導電部材16aを介して正極端子16に電気的に接続されている。また、電極組立体12は、各負極タブ33が電極組立体12の積層方向Tの一方から他方までの範囲で集められた負極タブ群33aを有している。この負極タブ群33aは、負極導電部材17aを介して負極端子17に電気的に接続されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の二次電池10では、保護層34の一成分である中空構造の粒子34aの内部に空気が満たされているため、同保護層34が、内部に絶縁機能の高い空気が詰まった空間を多数有する構造になる。これにより、上記保護層34の単位体積当たりの絶縁機能が、上記粒子34aを含まない保護層や中実構造の粒子を含む保護層による絶縁機能よりも高くなるため、保護層34を薄くしても十分に高い絶縁機能が得られるようになる。しかも、比較的薄い保護層34で高い絶縁機能が得られるため、ケース11内における電池反応に寄与しない部分の体積の増加を抑えて、二次電池10の容量低下が抑えられる。
本実施形態の二次電池10では、保護層34の一成分である中空構造の粒子34aの内部に空気が満たされているため、同保護層34が、内部に絶縁機能の高い空気が詰まった空間を多数有する構造になる。これにより、上記保護層34の単位体積当たりの絶縁機能が、上記粒子34aを含まない保護層や中実構造の粒子を含む保護層による絶縁機能よりも高くなるため、保護層34を薄くしても十分に高い絶縁機能が得られるようになる。しかも、比較的薄い保護層34で高い絶縁機能が得られるため、ケース11内における電池反応に寄与しない部分の体積の増加を抑えて、二次電池10の容量低下が抑えられる。
上記二次電池10では、非水電解質中のリチウム塩とケース11内の水分とが反応してフッ化水素(HF)が発生することがある。フッ化水素はケース11内において一旦発生すると連鎖反応によって急速に増加する性質がある。ここで、フッ化水素は二酸化珪素と反応してフッ化珪素などを生成する。上記二次電池10は、そうした二酸化珪素からなる上記粒子34aを有している。そのため、ケース11内においてフッ化水素が発生した場合であっても、そのフッ化水素と粒子34aとの反応によって同フッ化水素を減少させることができ、これにより連鎖反応によるフッ化水素の増加を抑えることができる。このように保護層34中の粒子34aは、上記連鎖反応を停止させるトラップ剤としても機能するようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)二次電池10を、負極電極30における上記セパレータ40との対向面に同面を覆う形状の保護層34を有する構造にした。また保護層34を中空構造の二酸化珪素の粒子34aを含むものにした。そのため、二次電池10の容量低下を抑えつつ、正極電極20と負極電極30との間における絶縁機能の向上を図ることができる。
(1)二次電池10を、負極電極30における上記セパレータ40との対向面に同面を覆う形状の保護層34を有する構造にした。また保護層34を中空構造の二酸化珪素の粒子34aを含むものにした。そのため、二次電池10の容量低下を抑えつつ、正極電極20と負極電極30との間における絶縁機能の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
○ 負極活物質層32の一面を覆う保護層34に代えて、正極活物質層22の一面を覆う形状の保護層を採用したり、セパレータ40の一面を覆う形状の保護層を採用したりしてもよい。要は、正極電極20とセパレータ40との各対向面および負極電極30とセパレータ40との各対向面のうちの少なくとも一面に、同面を覆う保護層であって、中空構造の二酸化珪素の粒子を含む保護層を有していればよい。
○ 負極活物質層32の一面を覆う保護層34に代えて、正極活物質層22の一面を覆う形状の保護層を採用したり、セパレータ40の一面を覆う形状の保護層を採用したりしてもよい。要は、正極電極20とセパレータ40との各対向面および負極電極30とセパレータ40との各対向面のうちの少なくとも一面に、同面を覆う保護層であって、中空構造の二酸化珪素の粒子を含む保護層を有していればよい。
○ 上記実施形態の二次電池10は、シート状の正極電極20の片面のみに正極活物質層22を有する二次電池や、シート状の負極電極30の片面のみに負極活物質層32を有する二次電池にも適用することができる。この場合には、負極集電体における負極活物質層を有していない面であり且つセパレータの対向面に保護層を有する構造を採用したり、正極集電体における正極活物質層を有していない面であり且つセパレータの対向面に保護層を有する構造を採用したりすることもできる。
○ 電極組立体は、帯状の電極を捲回して積層したものであってもよい。また、二次電池は、ラミネート型のものでもよい。
○ 上記実施形態の蓄電装置は、例えばキャパシタなど、二次電池以外の蓄電装置にも適用することができる。
○ 上記実施形態の蓄電装置は、例えばキャパシタなど、二次電池以外の蓄電装置にも適用することができる。
10…二次電池、11…ケース、12…電極組立体、14…本体部材、14a…開口部、15…蓋部材、16…正極端子、16a…正極導電部材、17…負極端子、17a…負極導電部材、18…絶縁リング、20…正極電極、21…正極集電体、22…正極活物質層、23…正極タブ、23a…正極タブ群、30…負極電極、31…負極集電体、32…負極活物質層、33…負極タブ、33a…負極タブ群、34…保護層、34a…粒子、40…セパレータ。
Claims (2)
- 正極電極と負極電極とそれら電極間を絶縁するセパレータとが層状の構造をなす電極組立体、および同電極組立体を収容するケースを備える蓄電装置において、
当該蓄電装置は、前記正極電極と前記セパレータとの各対向面および前記負極電極と前記セパレータとの各対向面のうちの少なくとも一面に同面を覆う保護層を有してなり、
前記保護層は中空構造の二酸化珪素の粒子を一成分としていることを特徴とする蓄電装置。 - 前記蓄電装置は二次電池であることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
Priority Applications (1)
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JP2014041525A JP2015167110A (ja) | 2014-03-04 | 2014-03-04 | 蓄電装置 |
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JP2015167110A true JP2015167110A (ja) | 2015-09-24 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019192563A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池およびその製造方法 |
-
2014
- 2014-03-04 JP JP2014041525A patent/JP2015167110A/ja active Pending
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JP7008266B2 (ja) | 2018-04-27 | 2022-02-10 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池およびその製造方法 |
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