JP2015167072A - 車両用灯具及びヒートシンクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光源等の基台を兼ねたヒートシンクを備えた車両用灯具であって、放熱フィンの変形が起きにくく、放熱フィン同士の間隔のずれを抑えることができ、所定の放熱性を得ることができる車両用灯具及びヒートシンクの製造方法を提供する。
【解決手段】 車両用灯具10は、半導体型光源22と、ヒートシンク20とを有する。ヒートシンク20は、半導体型光源22を搭載する搭載部21と、搭載部21の車両後方側に連なる立壁部23と、搭載部21の車両下側から立壁部23の車両後方側まで連続して車両幅方向に複数併設された断面略L字形の放熱フィン24とを有する。そして、複数併設された放熱フィン24は、放熱フィン24の車両後方側端部で車両幅方向に連結された連結部25を有する。このため、放熱フィン24の変形が起きにくく、放熱フィン24同士の間隔のずれを抑えることができ、所定の放熱性を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のヘッドランプ等の車両用灯具及び車両用灯具に設けられるヒートシンクの製造方法に関する。
従来、車両用灯具において光源等の基台を兼ねたヒートシンクを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車両用灯具(ヘッドランプの灯具ユニット)は、半導体型光源と、半導体型光源から射出された光の一部を反射するリフレクタと、光を集光して灯具前方に向けて照射する投影レンズを有する。これら半導体型光源と、リフレクタと、投影レンズとは、ヒートシンクに集約的に配設されている。
ヒートシンクは、下面から背面に亘って断面略L字状に形成され車両幅方向に列設された複数の放熱フィンを有する。
特開2010−080075号公報
前述したような従来の車両用灯具においては、ヒートシンクを製作する過程や車両用灯具に組付ける作業において、放熱フィンに余計な力がかかったりすると、放熱フィンが隣の放熱フィン側に倒れるような変形が起こる場合がある。
このような場合には、放熱フィン同士の間隔がずれることにより、放熱フィン同士の間に流れる空気の状態が不均一になって、設計通りの放熱効果が得られなくなる場合があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、光源等の基台を兼ねたヒートシンクを備えた車両用灯具であって、放熱フィンの変形が起きにくく、放熱フィン同士の間隔のずれを抑えることができ、所定の放熱性を得ることができる車両用灯具及びヒートシンクの製造方法を提供することを目的とする。
(1)本願発明に係る第1の態様は、車両用灯具であって、半導体型光源と、前記半導体型光源を搭載する搭載部と前記搭載部の車両後方側に連なる立壁部と前記搭載部の車両下側から前記立壁部の車両後方側まで連続して形成された断面略L字形の放熱フィンを車両幅方向に複数併設したヒートシンクと、を備え、 前記複数併設される前記放熱フィンは、前記放熱フィンの車両後方側端部で車両幅方向に連結された連結部を有することを特徴とする車両用灯具を提供する。
(2)上記(1)に記載の車両用灯具において、前記搭載部には、前記半導体型光源を取付ける取付構造が形成されているものであってもよい。
(3)上記(1)又は(2)に記載の車両用灯具において、前記搭載部より車両前方側に設けられるレンズを取付けるためのレンズホルダが前記ヒートシンクに一体形成されているものであっても良い。
(4)また、上記(1)から(3)のいずれかに記載の車両用灯具において、前記放熱フィン同士の間隔が6.0mm未満であり、前記放熱フィンの車両上下方向の先端厚みが1.0mm未満であってもよい。
(5)また、本願発明に係る第2の態様は、車両用灯具に用いるヒートシンクの製造方法であって、半導体型光源を搭載する搭載部と前記搭載部の車両後方側に連なる立壁部と前記搭載部の車両下側から前記立壁部の車両後方側まで連続して形成される断面略L字形の放熱フィンを車両幅方向に複数併設した形状を形成するための内部空間を形成するとともに、前記複数併設される前記放熱フィンの車両後方側端部となる部分に、前記車両後方側端部を車両幅方向に連結するように設けられたゲート口を有する型を用い、前記内部空間に前記ゲート口から溶融したヒートシンク用の材料を供給する工程と、前記立壁部よりも車両後方側となる前記放熱フィンの車両後方側端部が車両幅方向に連結された連結部を有するように、前記ゲート口で形成された部分の少なくとも一部を残すように切断する工程とを備えることを特徴とするヒートシンクの製造方法を提供する。
(6)上記(5)に記載のヒートシンクの製造方法において、前記型は、前記搭載部より車両前方側に設けられるレンズを取付けるためのレンズホルダを形成するためのレンズホルダの形状となる前記内部空間も形成しているものであってもよい。
(7)上記(5)又は(6)に記載のヒートシンクの製造方法において、前記内部空間は、前記放熱フィン同士の間隔が6.0mm未満であり、前記放熱フィンの車両上下方向の先端厚みが1.0mm未満となるように形成されているものであっても良い。
本発明は、放熱フィンの変形が起きにくく、放熱フィン同士の間隔のずれを抑えることができ、所定の放熱性を得ることができるという効果を有する車両用灯具及びヒートシンクの製造方法を提供できる。
本発明に係る実施形態の車両用灯具を後上方から見た斜視図である。 本発明に係る実施形態の車両用灯具を車両後方から見た背面図である。 本発明に係る実施形態の車両用灯具を車両前方から見た正面図である。 本発明に係るヒートシンクの製造に用いる型の内部空間を示す断面図である。 本発明に係るヒートシンクの製造方法を示す平面図である。 (A)は図5中“VI”位置を拡大図した平面図であり、(B)は(A)のB−B線断面図である。 図4の“VII”位置を拡大図した図であり、湯の流れを示す図である。
以下、本発明に係る実施形態の車両用灯具について、図面を用いて説明する。
図1ないし図3に示すように、本発明に係る実施形態の車両用灯具10は、例えば車両用ヘッドランプに用いることができる。
車両用灯具10は、車両後方側にヒートシンク20を有し、ヒートシンク20の車両前方側にレンズホルダ40を有しており、例えばアルミダイカスト鋳造により一体的に形成されている。
ヒートシンク20は、中央部に車両取付時において略水平となる平面状の搭載部21を有しており、搭載部21の上面211には、取付構造30を介して半導体型光源22が搭載される。
半導体型光源22は、例えば発光ダイオード(LED)や有機ELおよび無機ELを含むエレクトロルミネッセンス(EL)など、半導体に電圧を印加することによって得られるルミネッセンスを利用した光源である。
取付構造30は、例えばLEDチップを実装するLED基板の形状に合わせて設けられており、LED基板を支持する。
搭載部21の車両後方側には、搭載部21から車両上方に立ち上げられた立壁部23が車両幅方向に沿って設けられている。
搭載部21の下側及び立壁部23の車両後方側には、断面略L字形をした板状の放熱フィン24が複数枚所定間隔で設けられている。各放熱フィン24の車両後方側端部には、高さ方向(上下方向)の略中央部に、車両幅方向に連結する連結部25が設けられている。後述するが、連結部25は、立壁部23の下端部の車両後方側に対応する位置に設けられている。
放熱フィン24は、後述するが、隣接する放熱フィン24同士の間隔を6.0mm未満とし、放熱フィン24の車両上下方向の先端厚みを1.0mm未満とするのが望ましい。
なお、図1及び図3に示すように、搭載部21の車両幅方向両外側には、放熱フィン26が設けられており、さらに、搭載部21の車両前方側にも放熱フィン27が、放熱フィン24と平行に設けられている。放熱フィン27の上下方向の高さは、半導体型光源22から図示しない投影レンズ(単に、レンズという場合もある。)の下方に向かう光を遮光する図示しないシェードによって、光が遮光される範囲内に収まるようにされており、放熱フィン27に光が当たりグレア光が発生するのを抑制しつつ放熱効果を高めるようにしている。
また、搭載部21の車両前方側端部には、車両幅方向の両外側に張り出す取付部28と、下方に張り出す一対の取付部29が設けられている。図3に示すように、取付部28は取付孔281を有し、取付部29は取付孔291を有している。
レンズホルダ40は、円筒形状を呈しており、車両前方側に向かう取付空間41を有する。
また、図3に示すように、レンズホルダ40の取付空間41の少し半導体型光源22寄りの下部にも、放熱フィン42が設けられている。放熱フィン42は、ヒートシンク20の放熱フィン24と平行に複数枚設けられており、前述したシェードによって光が遮光されている範囲内に収まるように設けられ、放熱フィン42に光が当たりグレア光が発生するのを抑制しつつ放熱効果を高めるようにしている。
本実施形態の車両用灯具10は、例えばヘッドライト等に用いられる車両用灯具であり、半導体型光源22を光源とし、その光源からの光を図示しないリフレクタで投影レンズに反射させるプロジェクタタイプの車両用灯具である。図示していないが、リフレクタは半導体型光源22の光の出射方向(すなわち半導体型光源22の上側)及び車両後方側を覆うように凹面の反射面を有しており、半導体型光源22からの光を車両前方へ反射するようにヒートシンク20に取り付けられる。リフレクタの第1焦点は、半導体型光源22の発光中心若しくはその近傍に設けられ、リフレクタの第2焦点は、投影レンズの後方焦点若しくはその近傍に設けられる。
図示しない投影レンズは、レンズホルダ40の取付空間41に取り付けられる。投影レンズとしては、特に限定されないが一般的に非球面レンズが用いられる。また、投影レンズの下部に向かう光を遮光するシェード(図示せず)がリフレクタと投影レンズとの間に設けられる。具体的には、前述した放熱フィン27の近傍位置(放熱フィン27に近接する上方位置若しくは前方位置)にシェードが配置される。例えば、シェードはロービーム配光のカットオフラインを形成するように光を遮光する。
車両用灯具10は、ランプハウジングとアウターレンズとで形成される灯室内に収容されており、ヒートシンク20の取付部28及び取付部29をねじ等の締結具により車体に取り付けることにより取り付けられる。
上記構成の車両用灯具10は、半導体型光源22の発光時の熱が、取付構造30を介してヒートシンク20の搭載部21に吸収され、各放熱フィン(放熱フィン24、26、27、42など)に伝達されて放熱される。
次に、ヒートシンク20の製造方法について説明する。
アルミダイカスト鋳造によりヒートシンク20を製造する場合、樹脂成形の場合と異なり、鋳造型に供給される湯(溶融したヒートシンク用の材料)は、水のように粘度が低く、そして、鋳造型に供給されると一瞬で固化する。
したがって、鋳造型の内部空間の形状並びに湯を供給するゲート口の位置や形状は瞬時に鋳造型の隅々まで湯が行き届くようにすることが重要となる。
図4は、鋳造型の内部空間50を示した断面図である。具体的な鋳造型は、上下半割の型を合わせることで図4に示す内部空間50を形成するものを用いている。なお、図4では、主に搭載部21から車両後方側となる部分を形成する内部空間50を示し、放熱フィン24となる部分の空間と、搭載部21及び立壁部23となる部分の空間との境目を点線で示している。
図4に示されるように、図4の右側、つまり、放熱フィン24の車両後方側端部となる部分にゲート口51が設けられている。より具体的には、丁度、立壁部23となる部分の下端部と略同じ高さの位置にゲート口51が設けられている。後ほど説明するが、このゲート口51から少し放熱フィン24となる部分に入り込むように導入路52が形成されている。
図5は、ヒートシンク20を形成するための湯の供給部分であるゲート53の状態を示す図であり、図5に一点鎖線VIで示すゲート53部分をより詳細に拡大した図が図6(A)である。
図6(A)に示すように、図4で示した導入路52は、放熱フィン24の車両後方側端部の範囲D(例えば2mm程度)だけ放熱フィン24となる部分に入り込むように形成されており、車両幅方向に導入路52が繋がるように形成されている。
なお、図6(A)では、放熱フィン24同士の間になる導入路52の部分に入り込む湯の状態がわかるように斜線で示している。図6(A)では、この導入路52に入り込む湯の状態が車両前方側(図左側)で少しR形状になるように記載しているが、必ずしも、このようにしなければならないわけではなく、略直線状であっても問題ない。
図6(B)は、図6(A)のB−B線断面を示したものである。図6(A)、(B)に示すようにゲート口51には、湯を供給するゲート53が連結されている。
このゲート53は、図6(A)に示すように、放熱フィン24の車両後方側から取り付けられ、放熱フィン24の全幅W、つまり、車両幅方向に繋がるように形成されている導入路52の全幅にわたって設けられている。但し、ゲート53は、必ずしも放熱フィン24の全幅Wと同じ幅を有する必要があるわけではなく、良好な湯の供給ができる幅があれば良い。
図7は、図4の一点鎖線VIIの部分を示した図であり、図7に示される矢印は、ゲート口51から内部空間50に湯が供給されている状態を示すものである。
図7に示されるように、ゲート口51は、立壁部23の下端となる部分と略同じ高さに設けられているので、ゲート口51から供給された湯は、立壁部23を形成するための壁面に当たり、湯が車両後方側(放熱フィン24側)に跳ね返り、この跳ね返った湯が図7のA及びBとして斜線で示す放熱フィン24の車両後方側上端及び下端に行き渡り、湯が供給され難い図7のA及びBの斜線で示す部分にも良好に供給することができる。
一方、ゲート口51を図7に示される位置より上方に設けるようにしても、立壁部23を形成するための壁面に湯が当たり、上述のような跳ね返りは起きるものの、湯自体は、図7に示されるように、車両前方側(図の左側)にも供給される必要があり、その車両前方側への湯の流れができにくくなる。また、ゲート口51を図7に示される位置より下方に設けるようにすると、車両前方側へは湯を供給しやすくなるが、上述のような湯の跳ね返りが起きにくくなり、図7のA及びBの斜線で示す部分に湯を供給し難くなる。
このことから、ゲート口51は、立壁部23の下端となる部分と略同じ高さに設けられるのが良好である。
また、湯の供給路を確保するという面だけを考えれば、導入路52が立壁部23を形成するための壁面の近傍まである方が湯の供給は行い易い。
しかしながら、そのようにすると、放熱フィン24の上下方向の一部において、この導入路52を流れる湯が放熱フィン24の間を塞ぐような壁面を形成することになり、放熱フィン24同士の間を流れる空気の流れを阻害し、放熱効果が低下する。
したがって、図6(A)に示す導入路52を設ける範囲Dは、放熱フィン24の変形を抑制でき、放熱フィン24同士の間を流れる空気の流れを阻害しない程度とすることが好ましい。
図7を参照して説明した通り、ゲート口51の位置を立壁部23の下端となる部分と略同じ高さに設けるようにし、放熱フィン24の隅々まで湯が行き届くように考慮したので、放熱フィン24同士の間隔を6.0mm未満のように、短い間隔で形成でき、一般的に10mmピッチで配置されるような放熱フィンと比較して、数多くの放熱フィン24を設けることができる。また、放熱フィン24の車両上下方向の先端厚みも従来の1.3mm程度に比較して1.0mm未満と薄くすることができ、放熱フィン24の冷えを良くして放熱効果を高くすることができる。したがって、放熱効果の高いヒートシンク20を実現することが可能となる。
そして、図6(A)、(B)にカットラインCTとして示す部分で切断を行い、余計な部分を切断し、図1に示されるヒートシンク20が完成する。
図6(A)、(B)に示されるカットラインCTは、放熱フィン24から約2mm程度離れた位置に設けられている。なお、必ずしも2mm程度離さなければならないわけではなく、放熱フィン24と面一になる所でカットしても良く、また、放熱フィン24からもう少し離れた位置(例えば4mm)であってもよく、見栄えとカット時の作業性等を考慮してカット位置(カットラインCT)を決めればよい。
上記の通り、放熱フィン24から少し離れた部分を切断するようにすれば、切断時に放熱フィン24に余計な力が加わることなく、放熱フィン24の変形等を抑制できるので、設計通りの放熱フィン24の状態を保つように切断しやすい。
そして、このようにして形成された放熱フィン24には、放熱フィン24を車両幅方向に連結している部分が残り連結部25となるので、この連結部25が、車両用灯具にヒートシンクを組付ける作業などのときに、放熱フィン24に余計な力がかかったような場合でも、放熱フィン24が隣の放熱フィン24側に倒れ込むように変形することを抑制する。
次に、本発明の車両用灯具10の作用効果について説明する。
本発明に係る車両用灯具10は、半導体型光源22と、ヒートシンク20とを有する。ヒートシンク20は、半導体型光源22を搭載する搭載部21と、搭載部21の車両後方側に連なる立壁部23と、搭載部21の車両下側から立壁部23の車両後方側まで連続して車両幅方向に複数併設された断面略L字形の放熱フィン24とを有する。
そして、複数併設された放熱フィン24は、放熱フィン24の車両後方側端部で車両幅方向に連結された連結部25を有する。
このため、各放熱フィン24は車両幅方向の移動が規制されているため変形が起きにくいので、取付け作業などの際に、余計な力がかかったりしても放熱フィン24が隣の放熱フィン側に倒れるような変形が発生しにくい。したがって、放熱フィン24が隣の放熱フィン24側に倒れたりすることで、放熱フィン24同士の間に流れる空気の状態が不均一になることが抑制され、設計通りの放熱効率が得られなくなるようなことがない。
また、半導体型光源22は、取付構造30を介して搭載部21に取り付けられるので、容易に所定位置に取り付けることができる。
また、投影レンズを取付けるためのレンズホルダ40が、ヒートシンク20において搭載部21より車両前方側に一体形成されているので、投影レンズを車両前方側に容易に取り付けることができるとともに、一体形成することにより、ヒートシンク20と同じ材料からなるのでレンズホルダ40自体も放熱効果を発揮する。
さらに、放熱フィン24同士の間隔を6.0mm未満として多数設けるようにし、放熱フィン24の車両上下方向の先端厚みを1.0mm未満として放熱フィン24の冷えを良くしたので高い放熱効果が得られる。加えて、放熱フィン24の間の空気は、放熱フィンの放熱により温められるので、上昇気流となる。ここで、放熱フィン24の車両上下方向の先端厚みを薄くすることで、放熱フィン24の下方から上方に流れる空気の導入側(下側)及び排出側(上側)の放熱フィン24同士の間が広がり、放熱フィン24同士の間への空気の流入が起きやすく、且つ、排出がしやすいようにされているのでより高い放熱効果を得ることが可能となる。
次に、本発明のヒートシンク20の製造方法の作用効果について説明する。
鋳造型の内部空間50は、半導体型光源22を搭載する搭載部21と、搭載部21の車両後方側に連なる立壁部23と、搭載部21の車両下側から立壁部23の車両後方側まで連続して車両幅方向に複数併設された断面略L字形の放熱フィン24を形成するための空間を有するとともに、複数併設される放熱フィン24の車両後方側端部となる部分に車両幅方向に連結するように設けられたゲート口51を有する。
従って、ゲート口51から湯(溶融したヒートシンク20用の材料)を供給すると、各放熱フィン24を形成する部分から内部空間に進んで、搭載部21、立壁部23、複数の放熱フィン24を形成するとともに、放熱フィン24の車両後方側端部に車両幅方向に連結された連結部25を形成する。
そして、連結部25を残すように、放熱フィン24から少し離れた部分で切断を行い、余計な部分の切断を行うようにするので、切断時に放熱フィン24に余計な力が加わることなく、放熱フィン24の変形等を抑制できるので、設計通りの放熱フィン24の状態を保つように切断しやすい。
また、鋳造型の内部空間50は、搭載部21より車両前方側に設けられ投影レンズを取付けるためのレンズホルダ40を形成するための空間も有しているので、ヒートシンク20と同じ材料からなるレンズホルダ40をヒートシンク20と一体で形成することができ、レンズホルダ40自体も放熱部としての役目を果たし、放熱効果を高めることができる。
さらに、鋳造型の内部空間50は、放熱フィン24同士の間隔が6.0mm未満という小さい間隔で、放熱フィン24の車両上下方向の先端厚みが1.0mm未満と薄くなるように形成されている。
このため、間隔が小さい分、放熱フィン24の枚数を多くすることができ、放熱効率が向上する。また、放熱フィン24の車両上下方向の先端厚みを薄くしたので、放熱フィン24の空気の導入側及び排出側の放熱フィン24同士の間が広がり、放熱フィン同士の間への空気の導入及び排出が良好に行われ、放熱フィン24を冷却する気流がスムーズに流れるので放熱効率が向上する。
本発明の車両用灯具及びヒートシンクの製造方法は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形や改良等が可能である。
10 車両用灯具
20 ヒートシンク
21 搭載部
22 半導体型光源
23 立壁部
24 放熱フィン
25 連結部
30 取付構造
40 レンズホルダ
50 内部空間
51 ゲート口

Claims (7)

  1. 車両用灯具であって、
    半導体型光源と、
    前記半導体型光源を搭載する搭載部と前記搭載部の車両後方側に連なる立壁部と前記搭載部の車両下側から前記立壁部の車両後方側まで連続して形成された断面略L字形の放熱フィンを車両幅方向に複数併設したヒートシンクと、を備え、
    前記複数併設される前記放熱フィンは、前記放熱フィンの車両後方側端部で車両幅方向に連結された連結部を有することを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記搭載部には、前記半導体型光源を取付ける取付構造が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記搭載部より車両前方側に設けられるレンズを取付けるためのレンズホルダが前記ヒートシンクに一体形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記放熱フィン同士の間隔が6.0mm未満であり、前記放熱フィンの車両上下方向の先端厚みが1.0mm未満であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  5. 車両用灯具に用いるヒートシンクの製造方法であって、
    半導体型光源を搭載する搭載部と前記搭載部の車両後方側に連なる立壁部と前記搭載部の車両下側から前記立壁部の車両後方側まで連続して形成される断面略L字形の放熱フィンを車両幅方向に複数併設した形状を形成するための内部空間を形成するとともに、前記複数併設される前記放熱フィンの車両後方側端部となる部分に、前記車両後方側端部を車両幅方向に連結するように設けられたゲート口を有する型を用い、前記内部空間に前記ゲート口から溶融したヒートシンク用の材料を供給する工程と、
    前記立壁部よりも車両後方側となる前記放熱フィンの車両後方側端部が車両幅方向に連結された連結部を有するように、前記ゲート口で形成された部分の少なくとも一部を残すように切断する工程とを備えることを特徴とするヒートシンクの製造方法。
  6. 前記型は、前記搭載部より車両前方側に設けられるレンズを取付けるためのレンズホルダを形成するためのレンズホルダの形状となる前記内部空間も形成していることを特徴とする請求項5に記載のヒートシンクの製造方法。
  7. 前記内部空間は、前記放熱フィン同士の間隔が6.0mm未満であり、前記放熱フィンの車両上下方向の先端厚みが1.0mm未満となるように形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のヒートシンクの製造方法。
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