JP2015166620A - 駆動装置 - Google Patents

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英知 汐田
Hidetomo Shiota
英知 汐田
野崎 芳信
Yoshinobu Nozaki
芳信 野崎
広明 小寺
Hiroaki Kodera
広明 小寺
弘達 北畠
Hirotatsu Kitahata
弘達 北畠
健輔 秋本
Kensuke Akimoto
健輔 秋本
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Abstract

【課題】異なる油路を簡易かつ安価に設けること。【解決手段】動力伝達機構と、ケース11とハウジング12とエンドカバー13とによって形成された空間に前記動力伝達機構を収容するT/Aケース10と、を備えた駆動装置1において、T/Aケース10は、ケース11とハウジング12における互いの対向する合わせ面14a,15aに各々第1油路用溝部51と第2油路用溝部52とを形成し、そのそれぞれの合わせ面14a,15aの間に当該第1油路用溝部51と当該第2油路用溝部52とを塞ぐ断熱材からなる蓋部16を介在させること。【選択図】図3

Description

本発明は、動力の伝達を行う駆動装置に関する。
従来、車両に搭載されたこの種の駆動装置が知られている。例えば、下記の特許文献1及び2には、第1及び第2の回転機と、遊星歯車機構と、ケース及びハウジングの接合により形成された内部空間(動力及び動力伝達機構の収容部)に第1及び第2の回転機並びに遊星歯車機構を収容する筐体と、を備えた駆動装置が開示されている。その筐体には、ケースとハウジングの接合によって上記の収容部とは異なる内部空間が形成されている。この内部空間は、油を集める油捕集部や潤滑油貯留タンクとして利用されている。この油捕集部や潤滑油貯留タンクに貯留された油は、遊星歯車機構等に供給されて、潤滑や冷却に利用される。
特開2012−163146号公報 特開2012−017825号公報
ところで、油の供給対象には、それぞれに最適な油温がある。例えば、冷却を主な目的とする供給対象には、潤滑を主な目的とする供給対象と比較して、低温の油の供給が求められる。しかしながら、従来の駆動装置においては、どの供給対象に対しても油捕集部や潤滑油貯留タンクから同じ油温の油が供給されるので、供給対象毎の要求冷却油温に対応することが難しい。
そこで、本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、異なる油路が簡易かつ安価に設けられる駆動装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、動力伝達機構と、ケースとハウジングとエンドカバーとによって形成された空間に前記動力伝達機構を収容する筐体と、を備えた駆動装置であって、前記筐体は、前記ケースと前記ハウジングにおける互いの対向する合わせ面に各々第1油路用溝部と第2油路用溝部とを形成し、該それぞれの合わせ面の間に当該第1油路用溝部と当該第2油路用溝部とを塞ぐ断熱材からなる蓋部を介在させることを特徴としている。
本発明に係る駆動装置は、簡易かつ安価に2系統の油路(第1油路用溝部と蓋部との間の油路、第2油路用溝部と蓋部との間の油路)を構成することができる。よって、この駆動装置は、それぞれの油路から油温の異なる油を供給することができる。
図1は、ケースを接合面から見た図である。 図2は、ハウジングを接合面から見た図である。 図3は、図1のA−A線と図2のA−A線で切ったケースの第1油路とハウジングの第2油路の断面図である。
以下に、本発明に係る駆動装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[実施例]
本発明に係る駆動装置の実施例を図1から図3に基づいて説明する。
図1及び図2に示す駆動装置1について説明する。
この駆動装置1は、図示しない機械動力源と電気動力源の双方が搭載された車両であって、機械動力源の動力のみを用いたエンジン走行モードと、電気動力源の動力のみを用いたEV走行モードと、機械動力源及び電気動力源の双方の動力を用いたハイブリッド走行モードと、を適宜切り替えて運転される所謂ハイブリッド車両の動力伝達装置として利用されるものである。機械動力源とは、クランクシャフト(出力軸)から機械的な動力を出力する内燃機関や外燃機関等のエンジンである。電気動力源とは、モータジェネレータ等の回転機のことである。ここでは、2つの回転機(第1及び第2の回転機)を備えるものとして説明する。
この駆動装置1は、筐体としての中空のトランスアクスルケース(以下、「T/Aケース」という。)10を備える。このT/Aケース10は、ケース11とハウジング12とエンドカバー13を備える。このT/Aケース10においては、エンジン側から順に、ハウジング12、ケース11、エンドカバー13が配置される。ケース11とハウジング12は、互いの開口端の接合面11a,12a同士を合わせてボルト(図示略)で固定される。また、これと同じように、ケース11とエンドカバー13は、互いの開口端の接合面同士を合わせてボルト(図示略)で固定される。尚、ハウジング12の他方の開口端には、エンジンが取り付けられる。
このT/Aケース10においては、ケース11とハウジング12とエンドカバー13とによって形成された空間に第1回転機(MG1)と第2回転機(MG2)と動力伝達機構が収容される。例えば、ハウジング12の内方には、図示しないクラッチ等が収容される。また、ケース11の内方には、第1回転機と第2回転機と複数の歯車からなる歯車群(カウンタドライブギヤ21、カウンタドリブンギヤ22、ドライブピニオンギヤ23、MG2リダクションギヤ24、ファイナルリングギヤ25)とが収容される。
カウンタドライブギヤ21は、カウンタドリブンギヤ22よりも車両前後方向の前側に配置され、同心のインプットシャフト31に取り付けられる。そのインプットシャフト31は、エンジンの出力軸にクラッチ等を介して連結される。また、このインプットシャフト31は、図示しない遊星歯車機構を介して第1回転機の回転軸にも連結される。
カウンタドリブンギヤ22は、カウンタドライブギヤ21とMG2リダクションギヤ24とに噛み合わせた状態で同心のカウンタシャフト32に取り付けられている。そのカウンタシャフト32には、同心のドライブピニオンギヤ23が取り付けられている。そのドライブピニオンギヤ23は、図示しない差動装置のファイナルリングギヤ25と噛み合っている。そのファイナルリングギヤ25は、ドライブピニオンギヤ23よりも車両鉛直方向の下側に配置され、T/Aケース10の下部の第1油貯留部41の油を掻き上げる。
MG2リダクションギヤ24は、カウンタドリブンギヤ22よりも車両前後方向の後側に配置されている。このMG2リダクションギヤ24は、同心の第2回転機の回転軸33に取り付けられている。
T/Aケース10の内方における歯車群から見て上方(車両鉛直方向の上側)には、第1油路51と第2油路52とを形成する。その第1油路51は、ケース11に形成している。一方、第2油路52は、ハウジング12に形成している。その第1油路51と第2油路52には、それぞれに異なる油温の油が供給される。例えば、第1油路51と第2油路52の内の一方には、T/Aケース10の内方における歯車群の上方の第2油貯留部(図示略)の油が供給されるように構成する。その第2油貯留部には、ファイナルリングギヤ25で掻き上げられた第1油貯留部41の油が溜められている。また、第1油路51と第2油路52の内の他方には、その第2油貯留部とは異なる経路で油が供給されるように構成する。
ケース11は、その内方に例えばリブ状の油路構成部14を備える。その油路構成部14は、ケース11の開口端(ハウジング12との接合面を有する開口端)よりも内方で、かつ、歯車群から見た上方(車両鉛直方向の上側)に設ける。この例示の油路構成部14は、車両前後方向におけるケース11の前部と後部との間に延在させている。また、ハウジング12は、その内方に例えばリブ状の油路構成部15を備える。その油路構成部15は、ハウジング12の開口端(ケース11との接合面を有する開口端)よりも内方で、かつ、歯車群から見た上方(車両鉛直方向の上側)に設ける。この例示の油路構成部15は、車両前後方向におけるハウジング12の前部と後部との間に延在させている。
その油路構成部14におけるハウジング12側の端部と油路構成部15におけるケース11側の端部は、各々平面となるように加工する。そして、この油路構成部14,15は、ケース11とハウジング12を接合した際に、それぞれの平面同士が互いに当接して合わさる形状とする。つまり、そのそれぞれの平面は、ケース11とハウジング12を接合した際の合わせ面14a,15aとなる(図3)。この例示では、それぞれの合わせ面14a,15aをケース11とハウジング12のそれぞれの接合面と同一平面上に存在させている。
合わせ面14aには、車両前後方向におけるケース11の前部と後部とを繋ぐ溝(以下、「第1油路用溝部」という。)51が延在している。この駆動装置1においては、その第1油路用溝部51を第1油路51として利用する。また、合わせ面15aには、車両前後方向におけるハウジング12の前部と後部とを繋ぐ溝(以下、「第2油路用溝部」という。)52が延在している。この駆動装置1においては、その第2油路用溝部52を第2油路52として利用する。
ここで、その第1油路用溝部51と第2油路用溝部52は、ケース11とハウジング12を接合することで一体化し、1つの油路になってしまう。そこで、このT/Aケース10においては、それぞれの合わせ面14a,15aの間に第1油路用溝部51と第2油路用溝部52とを塞ぐ例えば板状の蓋部16を介在させることで、第1油路用溝部51と第2油路用溝部52とが連通しないようにする(図3)。この例示では、それぞれの合わせ面14a,15aに凹部14b,15bを形成し、その凹部14b,15bで蓋部16を挟み込むことによって、その蓋部16をケース11とハウジング12の間に取り付ける。このため、この駆動装置1においては、第1油路51と第2油路52という2系統の油路が形成されるので、その第1油路51と第2油路52の油をそれぞれに異なる供給対象へと供給することができる。その供給対象とは、T/Aケース10に収納されている歯車群の各歯車の歯面、その各歯車やインプットシャフト31等の回転軸を回転させるための軸受、第1回転機や第2回転機などである。
例えば、この駆動装置1においては、第1油路51に第2油路52よりも低温の油を供給することができる。このため、この駆動装置1は、潤滑を主な目的とする供給対象に対して第2油路52から油を供給し、冷却を主な目的とする供給対象に対して第1油路51から第2油路52よりも低温の油を供給することができる。ここで、蓋部16が熱伝導率の高い部材で形成されている場合には、蓋部16を介して第2油路52の油の熱が第1油路51の油に伝わってしまい、その第1油路51の油温を上昇させてしまう可能性がある。そこで、その蓋部16は、ケース11等よりも熱伝導率の低い部材(樹脂等)、つまり断熱材で形成することが望ましい。これにより、第1油路51と第2油路52のそれぞれの油温の変化を低減させることができるからである。
このように、この駆動装置1は、合わせ面14a,15aの第1油路用溝部51及び第2油路用溝部52と蓋部16とによって、第1油路51と第2油路52という2系統の油路を簡易かつ安価に構成することができる。
ところで、第1油路51と第2油路52には、それぞれの供給対象に油を導くための分岐油路を連通させている。その分岐油路は、該当する供給対象の上方に設ける。例えば、第1油路51の分岐油路としては、第1油路51と油路構成部14における下方(車両鉛直方向の下側)とを連通させる切欠きを合わせ面14aに形成し、この切欠きと蓋部16の壁面とで形成された空間を利用する。また、第2油路52の分岐油路としては、第2油路52と油路構成部15における下方(車両鉛直方向の下側)とを連通させる切欠きを合わせ面15aに形成し、この切欠きと蓋部16の壁面とで形成された空間を利用する。図3には、第2油路52の油をある1つの供給対象に向けて導くための分岐油路53を示している。
その分岐油路(分岐油路53)の下方には、分岐油路から排出された油を供給対象に案内する例えば板状の油案内部17を設ける。この駆動装置1においては、その分岐油路(分岐油路53)と油案内部17とによって、分岐油路から排出された油を供給対象に誘導することができる。
1 駆動装置
10 T/Aケース
11 ケース
12 ハウジング
13 エンドカバー
14,15 油路構成部
14a,15a 合わせ面
16 蓋部
17 油案内部
51 第1油路用溝部(第1油路)
52 第2油路用溝部(第2油路)
53 分岐油路

Claims (1)

  1. 動力伝達機構と、ケースとハウジングとエンドカバーとによって形成された空間に動力伝達機構を収容する筐体と、を備えた駆動装置であって、
    前記筐体は、前記ケースと前記ハウジングにおける互いの対向する合わせ面に各々第1油路用溝部と第2油路用溝部とを形成し、該それぞれの合わせ面の間に当該第1油路用溝部と当該第2油路用溝部とを塞ぐ断熱材からなる蓋部を介在させることを特徴とする駆動装置。
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