JP2015164556A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
(I) 複数の図柄がそれぞれの周面に配された複数のリールと、前記リールの周面に配された複数の図柄の一部を表示する図柄表示領域とを有する図柄表示手段と、
所定の開始条件が充足されたことに基づいて、前記リールを回転させることにより、前記図柄表示領域に表示されている図柄を変動させる図柄変動手段と、
所定の開始条件が充足されたことに基づいて、複数の役の中から所定の確率で内部当籤役を決定する内部抽籤手段と、
前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられ、遊技者の停止操作を受け付ける複数の停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されることに応じて、操作された前記停止操作手段に対応する前記リールの回転の停止を指令する停止指令信号を出力する停止指令手段と、
前記停止指令信号が出力されたことに応じて、前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役に基づいて、前記リールの回転を停止させることにより、前記図柄表示領域に表示されている図柄の変動を停止させるリール停止制御手段と、
前記リール停止制御手段により前記図柄の変動が停止されたときに、前記図柄表示領域において表示された図柄の組合せが前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役に対応する図柄の組合せと一致するか否か判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により前記複数の役のうち遊技価値を払い出すこととなる払出役に対応する図柄の組合せが表示されたと判定されることに応じて、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
前記入賞判定手段により前記複数の役のうち特別役に対応する図柄の組合せが表示されたと判定されることに応じて特別遊技状態の作動を行う特別遊技状態作動手段と、
前記内部抽籤手段により前記特別役が内部当籤役として決定された場合に、当該特別役に対応する図柄の組合せが前記図柄表示領域に表示されるまでの間、前記特別役を内部当籤役として持ち越す持越手段と、
前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役と、前記持越手段により持ち越されている内部当籤役とに基づいて、内部当籤役を確定する内部当籤役確定手段と、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている場合に、前記複数の役のうち再遊技の作動に係る再遊技役が内部当籤役として決定される確率を前記持越手段により前記特別役が持ち越されていない状態に比べて高くする再遊技確率変更手段と、
を備え、
前記リール停止制御手段は、
前記内部当籤役確定手段により前記特別役及び前記再遊技役が同時に内部当籤役として確定された場合、又は、前記内部当籤役確定手段により前記特別役及び前記払出役が同時に内部当籤役として確定された場合には、前記再遊技役又は前記払出役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が、前記図柄表示領域に表示されるように前記リールの回転を停止する制御を行う一方、
前記内部当籤役確定手段により前記特別役のみが内部当籤役として確定された場合には、内部当籤役として確定された前記特別役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示され得るように前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記払出役は、特殊役を含んでおり、
前記リール停止制御手段は、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている状態において、前記内部抽籤手段により前記特殊役が内部当籤役として決定され、前記停止指令手段から出力された前記停止指令信号が所定の停止操作に応じたものである場合には、前記特殊役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示されるように、前記リールの回転を停止する制御を行う一方、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている状態において、前記内部抽籤手段により前記特殊役が内部当籤役として決定され、前記停止指令手段から出力された前記停止指令信号が前記所定の停止操作に応じたものでない場合には、前記特別役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示され得るように前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記内部抽籤手段は、前記持越手段により前記特別役が持ち越されている状態において、抽籤結果がハズレである確率を0として、前記複数の役のうちいずれかの役を必ず内部当籤役として決定する、
ことを特徴とする遊技機。
(II) 複数の図柄がそれぞれの周面に配された複数のリールと、前記リールの周面に配された複数の図柄の一部を表示する図柄表示領域とを有する図柄表示手段と、
所定の開始条件が充足されたことに基づいて、前記リールを回転させることにより、前記図柄表示領域に表示されている図柄を変動させる図柄変動手段と、
所定の開始条件が充足されたことに基づいて、複数の役の中から所定の確率で内部当籤役を決定する内部抽籤手段と、
前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられ、遊技者の停止操作を受け付ける複数の停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されることに応じて、操作された前記停止操作手段に対応する前記リールの回転の停止を指令する停止指令信号を出力する停止指令手段と、
前記停止指令信号が出力されたことに応じて、前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役に基づいて、前記リールの回転を停止させることにより、前記図柄表示領域に表示されている図柄の変動を停止させるリール停止制御手段と、
前記リール停止制御手段により前記図柄の変動が停止されたときに、前記図柄表示領域において表示された図柄の組合せが前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役に対応する図柄の組合せと一致するか否か判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により前記複数の役のうち遊技価値を払い出すこととなる払出役に対応する図柄の組合せが表示されたと判定されることに応じて、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
前記入賞判定手段により前記複数の役のうち特別役に対応する図柄の組合せが表示されたと判定されることに応じて特別遊技状態の作動を行う特別遊技状態作動手段と、
前記内部抽籤手段により前記特別役が内部当籤役として決定された場合に、当該特別役に対応する図柄の組合せが前記図柄表示領域に表示されるまでの間、前記特別役を内部当籤役として持ち越す持越手段と、
前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役と、前記持越手段により持ち越されている内部当籤役とに基づいて、内部当籤役を確定する内部当籤役確定手段と、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている場合に、前記複数の役のうち再遊技の作動に係る再遊技役が内部当籤役として決定される確率を前記持越手段により前記特別役が持ち越されていない状態に比べて高くする再遊技確率変更手段と、
を備え、
前記リール停止制御手段は、
前記内部当籤役確定手段により前記特別役及び前記再遊技役が同時に内部当籤役として確定された場合、又は、前記内部当籤役確定手段により前記特別役及び前記払出役が同時に内部当籤役として確定された場合には、前記再遊技役又は前記払出役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が、前記図柄表示領域に表示されるように前記リールの回転を停止する制御を行う一方、
前記内部当籤役確定手段により前記特別役のみが内部当籤役として確定された場合には、内部当籤役として確定された前記特別役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示され得るように前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記払出役は、特殊役を含んでおり、
前記リール停止制御手段は、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている状態において、前記内部抽籤手段により前記特殊役が内部当籤役として決定され、前記停止指令手段から出力された前記停止指令信号が所定の停止操作に応じたものである場合には、前記特殊役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示されるように、前記リールの回転を停止する制御を行う一方、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている状態において、前記内部抽籤手段により前記特殊役が内部当籤役として決定され、前記停止指令手段から出力された前記停止指令信号が前記所定の停止操作に応じたものでない場合には、前記特別役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示され得るように前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記特別役は、複数種類設けられており、
前記内部抽籤手段は、前記持越手段により複数種類の前記特別役のうちいずれかの特別役が持ち越されている状態において、持ち越されている特別役の種類によって、互いに異なる確率で、前記複数の役のうちいずれの役も内部当籤役として決定せず、抽籤結果をハズレに決定する、
ことを特徴とする遊技機。
(III) 前記(I)又は(II)の遊技機であって、
前記内部抽籤手段は、前記持越手段により前記特別役が持ち越されていない状態で前記特別役を内部当籤役として決定した場合には、前記払出役又は前記再遊技役も同時に内部当籤役として決定することを特徴とする。
複数の図柄がそれぞれの周面に配された複数のリールと、前記リールの周面に配された複数の図柄の一部を表示する図柄表示領域とを有する図柄表示手段と、
所定の開始条件が充足されたことに基づいて、前記リールを回転させることにより、前記図柄表示領域に表示されている図柄を変動させる図柄変動手段と、
所定の開始条件が充足されたことに基づいて、複数の役の中から所定の確率で内部当籤役を決定する内部抽籤手段と、
前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられ、遊技者の停止操作を受け付ける複数の停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されることに応じて、操作された前記停止操作手段に対応する前記リールの回転の停止を指令する停止指令信号を出力する停止指令手段と、
前記停止指令信号が出力されたことに応じて、前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役に基づいて、前記リールの回転を停止させることにより、前記図柄表示領域に表示されている図柄の変動を停止させるリール停止制御手段と、
前記リール停止制御手段により前記図柄の変動が停止されたときに、前記図柄表示領域に形成された複数の入賞判定ラインのいずれかにおいて表示された図柄の組合せが前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役に対応する図柄の組合せと一致するか否か判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により前記複数の役のうち遊技価値を払い出すこととなる払出役に対応する図柄の組合せが前記入賞判定ラインに表示されたと判定されることに応じて、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
前記入賞判定手段により前記複数の役のうちボーナス役に対応する図柄の組合せが前記入賞判定ラインに表示されたと判定されることに応じて遊技者にとって相対的に有利なボーナスの作動を行うボーナス作動手段と、
前記内部抽籤手段によりボーナス役が内部当籤役として決定されることを条件に、当該ボーナス役に対応する図柄の組合せが前記入賞判定ラインに表示されるまでの間、前記ボーナス役を内部当籤役として持ち越す持越手段と、
前記持越手段により前記ボーナス役が持ち越されていることを条件に、前記複数の役のうち再遊技の作動に係る再遊技役が内部当籤役として決定される確率を前記持越手段により前記ボーナス役が持ち越されていない状態に比べて高くする再遊技確率変更手段と、
を備え、
前記リール停止制御手段は、
前記ボーナス役、前記払出役、又は前記再遊技役が内部当籤役として決定された場合には、内部当籤役として決定された前記ボーナス役、前記払出役、又は前記再遊技役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が常に前記入賞判定ラインに表示されるように前記リールの回転を停止するとともに、
前記ボーナス役、及び前記払出役又は前記再遊技役、が同時に内部当籤役として決定された場合には、前記払出役又は前記再遊技役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が、前記入賞判定ラインに表示されるように前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記持越手段により前記ボーナス役が持ち越されていない状態において、前記内部抽籤手段により前記複数の役のうち特殊役が内部当籤役として決定された場合に、前記複数の入賞判定ラインのうち所定数の入賞判定ラインにおいて、前記特殊役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が表示されるように、前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記持越手段により前記ボーナス役が持ち越されている状態において、前記内部抽籤手段により前記特殊役が内部当籤役として決定され、前記停止指令手段から出力された前記停止指令信号が所定の停止操作に応じたものである場合には、前記所定数よりも多くの入賞判定ラインにおいて、前記特殊役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が表示されるように、前記リールの回転を停止する制御を行う一方、
前記持越手段により前記ボーナス役が持ち越されている状態において、前記内部抽籤手段により前記特殊役が内部当籤役として決定され、前記停止指令手段から出力された前記停止指令信号が前記所定の停止操作に応じたものでない場合には、前記特殊役に対応する図柄の組合せを構成する図柄を前記図柄表示領域に表示させずに、前記ボーナス役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が必ず前記図柄表示領域に表示されるように前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記内部抽籤手段は、前記持越手段により前記ボーナス役が持ち越されていない状態で前記ボーナス役を内部当籤役として決定した場合には、前記払出役又は前記再遊技役も同時に内部当籤役として決定することを特徴とする遊技機。
本発明の遊技機に係る実施の形態について、以下図面を参照しながら説明する。初めに、図1を参照して、本実施の形態における遊技機(以下、パチスロ)1の機能フローについて説明する。
ここで、本実施の形態では、抽出された乱数値が同一であっても、遊技状態が異なる場合には、決定される内部当籤役が異なる場合がある。本実施の形態では、このような遊技状態として一般遊技状態、RT1遊技状態、RT2遊技状態、RT3遊技状態、MB1遊技状態、MB2遊技状態、MB3遊技状態(以下、RT1〜RT3遊技状態を総称して「RT遊技状態」とし、MB1〜MB3遊技状態を総称して「MB遊技状態」とする)、及びCB遊技状態を設けている(なお、MB遊技状態とCB遊技状態とは等価の遊技状態である)。一般遊技状態、RT1遊技状態、RT2遊技状態、及びRT3遊技状態では、再遊技の作動といった特典が遊技者に与えられる確率がそれぞれ異なる。すなわち、再遊技の作動といった特典が遊技者に与えられる「リプレイ」が内部当籤役として決定される確率がそれぞれ異なる。また、MB(CB)遊技状態は、ボーナスの作動が行われることにより移行する遊技状態であり、他の遊技状態に比べて1ゲームあたりに払い出されるメダルの数が相対的に多い遊技状態である。
このような遊技状態の移行を実現するためのパチスロ1の具体的な構造について以下説明する。
図3は、本実施の形態におけるパチスロ1の外部構造を示す。
パチスロ1は、リール3L,3C,3Rや回路基板等を収容するキャビネット1aと、キャビネット1aに対して開閉可能に取り付けられるフロントドア2とを備える。キャビネット1aの内部には、3つのリール3L,3C,3Rが横並びに設けられている。各リール3L,3C,3Rは、円筒状のフレームの周面に、複数の図柄(例えば21個)が回転方向に沿って連続的に配された帯状のシートを貼り付けて構成されている。
フロントドア2には、遊技者による操作の対象となる各種装置が設けられている。メダル投入口10は、遊技者によって外部から投下されるメダルを受け入れるために設けられる。メダル投入口10に受け入れられたメダルは、所定枚数(例えば3枚)を上限として1回の遊技に投入されることとなり、所定枚数を超えた分はパチスロ1内部に預けることが可能となる(いわゆるクレジット機能)。
7セグ表示器13は、7セグメントLEDからなり、今回の遊技に投入されたメダルの枚数(以下、投入枚数)、特典として遊技者に対して払い出すメダルの枚数(以下、払出枚数)、パチスロ1内部に預けられているメダルの枚数(以下、クレジット枚数)等の情報を遊技者に対してデジタル表示する。
図4は、本実施の形態におけるパチスロ1の内部構造を示す。フロントドア2が開放され、フロントドア2の裏面側の構造及びキャビネット1a内部の構造が現れた状態が示されている。
パチスロ1の構造についての説明は以上である。次に、図5及び図6を参照して、本実施の形態におけるパチスロ1が備える回路の構成について説明する。本実施の形態におけるパチスロ1は、主制御回路71、副制御回路72及びこれらと電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)を備える。
図5は、本実施の形態におけるパチスロ1の主制御回路71の構成を示す。
主制御回路71は、回路基板上に設置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素としている。マイクロコンピュータ30は、CPU(以下、メインCPU)31、ROM(以下、メインROM)32及びRAM(以下、メインRAM)33により構成される。
メインCPU31には、クロックパルス発生回路34、分周器35、乱数発生器36及びサンプリング回路37が接続されている。クロックパルス発生回路34及び分周器35は、クロックパルスを発生する。メインCPU31は、発生されたクロックパルスに基づいて、制御プログラムを実行する。乱数発生器36は、予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路37は、発生された乱数の中から1つの値を抽出する。
マイクロコンピュータ30の入力ポートには、スイッチ等が接続されている。メインCPU31は、スイッチ等の入力を受けて、ステッピングモータ49L,49C,49R等の周辺装置の動作を制御する。ストップスイッチ7Sは、3つのストップボタン7L,7C,7Rのそれぞれが遊技者により押されたこと(停止操作)を検出する。また、スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6が遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出する。
マイクロコンピュータ30により動作が制御される周辺装置としては、ステッピングモータ49L,49C,49R、7セグ表示器13及びホッパー40がある。また、マイクロコンピュータ30の出力ポートには、各周辺装置の動作を制御するための回路が接続されている。
図6は、本実施の形態におけるパチスロ1の副制御回路72の構成を示す。
パチスロ1が備える回路の構成についての説明は以上である。次に、図7〜図18を参照して、メインROM32に記憶されている各種データテーブルの構成について説明する。
図7を参照して、図柄配置テーブルについて説明する。図柄配置テーブルは、各リール3L,3C,3Rの回転方向における各図柄の位置と、各位置に配された図柄の種類を特定するデータ(以下、図柄コード)とを規定している。
図8を参照して、図柄組合せテーブルについて説明する。本実施の形態では、入賞判定ラインに沿って各リール3L,3C,3Rにより表示される図柄の組合せが、図柄組合せテーブルにより規定されている図柄の組合せと一致する場合に、入賞と判定され、メダルの払い出し、再遊技の作動、ボーナスゲームの作動といった特典が遊技者に対して与えられる。
図9を参照して、ボーナス作動時テーブルについて説明する。ボーナス作動時テーブルは、ボーナスの作動が行われるときに、メインRAM33に設けられた各種格納領域に格納するデータを規定している。
図10を参照して、メインCPU31が内部抽籤テーブル及び抽籤回数を決定するときに用いる内部抽籤テーブル決定テーブルについて説明する。
図11を参照して、内部抽籤テーブルについて説明する。内部抽籤テーブルは、当籤番号に応じて、データポインタと抽籤値とを規定している。データポインタは、内部抽籤テーブルを参照して行う抽籤の結果として取得されるデータであり、後述の内部当籤役決定テーブルにより規定されている内部当籤役を指定するためのデータである。データポインタには、小役・リプレイ用データポインタ及びボーナス用データポインタが設けられている。
図12を参照して、内部当籤役決定テーブルについて説明する。内部当籤役決定テーブルは、データポインタに応じて内部当籤役を規定している。データポインタが決定されると、内部当籤役が一義的に取得される構成となっている。
図13を参照して、停止テーブル選択テーブルについて説明する。停止テーブル選択テーブルは、小役・リプレイ用データポインタ及びボーナス用データポインタに対応する停止テーブルの情報を規定している。
次に、図14〜図17を参照して、停止テーブル選択テーブルにより選択される停止テーブルの具体的な構成について説明する。
図18の(1)を参照して、メインCPU31が滑り駒数を取得するときに用いる優先順序テーブルについて説明する。
図18の(2)を参照して、メインCPU31が優先引込順位データを決定するときに用いる優先順位テーブルについて説明する。
メインROM32に記憶されているデータテーブルの内容についての説明は以上である。次に、図19及び図20を参照して、メインRAM33に設けられている各種格納領域の構成について説明する。なお、各種格納領域は、メインRAM33に設けるとともにサブRAM83にも設けることとしてもよい。
図19の(1)は、当たり要求フラグを示すデータが格納される内部当籤役格納領域及び表示役に係るデータが格納される表示役格納領域を示す。例えば、内部抽籤処理において内部当籤役としてリプレイ(小役・リプレイ用データポインタ「1」)が決定された場合には、内部当籤役格納領域のビット0に「1」が格納される。
図19の(2)は、持越役に係るデータが格納される持越役格納領域を示す。例えば、内部抽籤処理において内部当籤役としてMB1が決定された場合には、持越役格納領域のビット5に「1」が格納される。ここで、持越役は、後述の内部抽籤処理において決定されたデータポインタに対応する図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って表示されることが一又は複数のゲームにわたり許容される場合に、当該データポインタをメインCPU31が識別するために設けられた情報である。
図19の(3)は、遊技状態フラグを示すデータが格納される遊技状態フラグ格納領域を示す。図19の(3)に示す内容の欄には、遊技状態フラグ格納領域の各ビットに対応する遊技状態フラグの内容が示されている。例えば、遊技状態フラグ格納領域に格納される値が「00000001」であるときには、RT1遊技状態フラグがオンであることを示す。
図20の(1)は、図柄の識別子が格納される図柄格納領域を示す。図柄格納領域は、入賞ラインに沿って表示される図柄の組合せ毎に、図柄の識別子を格納する。すなわち、メインCPU31は、図柄格納領域に格納される値に基づいて、入賞ラインに沿って表示された図柄の組合せ毎に図柄の識別子を取得することができる。
図20の(2)は、各図柄位置データに対応して優先引込順位データが格納される表示役予想格納領域を示す。表示役予想格納領域は、左リール用表示役予想格納領域、中リール用表示役予想格納領域、及び右リール用表示役予想格納領域により構成される。各表示役予想格納領域は、当該表示役予想格納領域に対応するリール3L,3C,3Rの図柄位置データのそれぞれについて、優先引込順位データを格納する。優先引込順位データは、一の図柄位置データに位置する図柄がセンターラインの位置で表示された場合に、何れの表示役に係る図柄の組合せ又はその一部が入賞判定ラインの何れかに沿って表示されるかを示すデータである。
メインRAM33に設けられる各種格納領域の構成についての説明は以上である。次に、図21を参照して、副制御回路72のサブROM82に格納される各種データテーブルの構成について説明する。
サブROM82に設けられるデータテーブルの構成についての説明は以上である。次に、図22〜図33を参照して、主制御回路71のメインCPU31により実行されるプログラムの内容について説明する。
まず、図22を参照して、メインCPU31の制御によるメインフローチャートについて説明する。パチスロ1に電源が投入されると、初めに、メインCPU31は、初期化処理を行う(ステップS1)。次に、メインCPU31は、メインRAM33における指定格納領域のクリアを行う(ステップS2)。この処理では、例えば、内部当籤役格納領域や表示役格納領域(図19)等、1回の遊技毎に消去が必要となる格納領域に格納されたデータがクリアされる。
次に、図23を参照して、メダル受付・スタートチェック処理について説明する。初めに、メインCPU31は、自動投入枚数カウンタは0であるか否かを判別する(ステップS21)。自動投入枚数カウンタは0であると判別したときには、メダル通過許可を行う(ステップS22)。この処理では、セレクタ42のソレノイドの駆動が行われ、セレクタ42内のメダルの通過が促される。
次に、図24を参照して、内部抽籤処理について説明する。初めに、メインCPU31は、内部抽籤テーブル(図11)及び抽籤回数を決定する(ステップS51)。遊技状態フラグ格納領域(図19の(3))が参照され、ボーナスの作動の有無等に応じて、内部抽籤テーブル及び抽籤回数が決定される。なお、抽籤回数は、内部抽籤テーブルにより規定された各当籤番号について、抽籤値の減算及び桁かりが生じたか否かの判定を行う回数を示す。
図25を参照して、メインCPU31がリール3L,3C,3Rの回転を停止する制御に係る処理の初期化を行う処理の手順を示したリール停止初期設定処理について説明する。
図26を参照して、メインCPU31が各図柄位置データに応じて表示役を予想し、予想した表示役に基づいて決定した優先引込順位データを取得する処理の手順を示した表示役予想格納処理について説明する。
図27を参照して、メインCPU31が、入賞判定ラインに沿って表示される図柄の組合せに基づいて表示役等を決定し、これらを各領域の所定の領域に格納する処理の手順を示した表示役検索処理について説明する。
図28を参照して、優先引込順位データ取得処理について説明する。
図29を参照して、メインCPU31が内部当籤役や遊技者による停止操作のタイミング等に基づいてリール3L,3C,3Rの回転を停止させる処理の手順を示したリール停止制御処理について説明する。
図34を参照して、メインCPU31が滑り駒数を決定する処理の手順を示した優先引込制御処理について説明する。
次に、図32を参照して、ボーナス作動チェック処理について説明する。初めに、メインCPU31は、表示役はMBであるか否かを判別する(ステップS191)。メインCPU31は、表示役はMBであると判別したときには、ボーナス作動時テーブル(図9)を参照し、MB作動時処理を行う(ステップS192)。この処理では、MB遊技状態フラグがオンにされ、ボーナス終了枚数カウンタに所定値がセットされる。
次に、図32を参照して、ボーナス終了チェック処理について説明する。初めに、メインCPU31は、ボーナス終了枚数カウンタは0であるか否かを判別する(ステップS201)。メインCPU31は、ボーナス終了枚数カウンタは0であると判別したときには、MB終了時処理を行う(ステップS202)。この処理では、MB遊技状態フラグ及びCB遊技状態フラグがオフされ、ボーナスの終了契機を管理するための各種カウンタがクリアされる。次に、メインCPU31は、ボーナス終了コマンドを副制御回路72に対して送信する(ステップS203)。この処理が終了すると、ボーナス終了チェック処理を終了する。
次に、図22を参照して、メインCPU31の制御による割込処理(1.1173mSec)について説明する。初めに、メインCPU31は、レジスタの退避を行う(ステップS211)。次に、メインCPU31は、入力ポートチェック処理を行う(ステップS212)。この処理では、ストップスイッチ7S等の各種スイッチから入力される信号がチェックされる。
主制御回路71のメインCPU31により実行されるプログラムの内容についての説明は以上である。次に、図34〜図38を参照して、副制御回路72のサブCPU81により実行されるプログラムの内容について説明する。
図34を参照して、サブCPU81により行われる主基板通信タスクについて説明する。初めに、サブCPU81は、主制御回路71から送信されたコマンドの受信チェックを行う(ステップS301)。次に、サブCPU81は、コマンドを受信した場合、そのコマンドの種別を抽出する(ステップS302)。
次に、図35を参照して、サブCPU81により行われる演出登録タスクについて説明する。初めに、サブCPU81は、メッセージキューからメッセージを取り出す(ステップS311)。次に、サブCPU81は、メッセージは有るか否かを判別する(ステップS312)。サブCPU81は、メッセージは有ると判別したときには、メッセージから遊技情報を複写する(ステップS313)。例えば、パラメータによって特定される、内部当籤役、回転が停止したリールの種別、表示役、作動中フラグ等といった各種データがサブRAM83に設けられた格納領域に複写される。
次に、図36を参照して、サブCPU81により実行される演出内容決定処理のフローチャートについて説明する。初めに、サブCPU81は、スタートコマンド受信時であるか否かを判別する(ステップS321)。サブCPU81は、スタートコマンド受信時であると判別したときには、後で図37を参照して説明するスタートコマンド受信時処理を行う(ステップS322)。この処理では、今回のゲームにおいて行われる演出の内容を決定する。続いて、サブCPU81は、決定された演出内容に基づいてスタート時の演出データを登録する(ステップS323)。演出データは、アニメーションデータ、サウンドデータ及びランプデータを指定するデータである。演出データが登録されると、対応するアニメーションデータ等が決定され、映像の表示等の演出が実行される。この処理が終了すると、演出内容決定処理を終了する。
次に、図37を参照して、サブCPU81により実行されるスタートコマンド受信時処理のフローチャートについて説明する。初めに、サブCPU81は、内部当籤役がいずれかのMBであるか否かを判別する(ステップS341)。サブCPU81は、内部当籤役がいずれかのMBであると判別したときには、AT抽籤テーブル(図21)を参照して、当籤したMBの種類に基づいてナビポイントを抽籤する(ステップS342)。続いて、サブCPU81は、抽籤したナビポイントをサブRAM83のナビポイント格納領域に加算するとともに(ステップS343)、RT開始演出をセットする(ステップS344)。サブCPU81は、この処理が終了すると、スタートコマンド受信時処理を終了する。なお、MBは持越役であるところ、ステップS342〜ステップS344の処理はMBが持ち越されている状態では行われない。すなわち、MBが内部当籤役として決定してからMBが入賞するまでの間のうち、最初にMBが内部当籤役として決定されたゲームのみ(MB初当たり時のみ)、ステップS341の判別がYESとなる。
次に、図38を参照して、サブCPU81により実行される表示コマンド受信時処理のフローチャートについて説明する。初めに、サブCPU81は、表示役がMBであるか否かを判別する(ステップS361)。サブCPU81は、表示役がMBでない場合には表示コマンド受信時処理を終了する一方で、表示役がMBである場合にはRT終了演出をセットし(ステップS362)、表示コマンド受信時処理を終了する。
以上、パチスロ1の主制御回路71及び副制御回路70の構成について説明したが、このような構成とすることで得られる作用効果について、以下説明する。
MBが内部当籤役として決定されると、遊技状態が一般遊技状態からRT遊技状態に移行し、MBが入賞すると、遊技状態がMB遊技状態に移行する。ここで、一般遊技状態においてMBは単独で内部当籤役として決定されることはなく、常に、リプレイ、ベル、又はベル+特殊役が同時に内部当籤役として決定される。そして、この同時に内部当籤役として決定される役は、MBよりも引き込み優先順位が高く、また、引込み1(100%)の役である。
また、パチスロ1では、同時に狙うことのできない赤チェリーと黒チェリーとを設け、RT遊技状態中ではナビポイントに基づいて内部当籤した赤チェリー又は黒チェリーを報知する。そして、この同時に狙うことのできない役を取りこぼした場合にMBが入賞することとしている。ここで、MBは引込み1の役であり、取りこぼすことはない。そのため、赤チェリー又は黒チェリーが入賞できないタイミングで停止操作が行われた場合にMBが入賞しない場合はない。その結果、遊技者はRT遊技状態中の報知に対して緊張感を持って遊技に望むことになる。
また、パチスロ1では、特殊役(小役・リプレイ用データポインタ「5」)についての停止テーブルはMBが持ち越されている状態(RT遊技状態)とMBが持ち越されていない状態(一般遊技状態)とで異なる(図13参照)。すなわち、MBが持ち越されていない状態では停止テーブル1が選択されるのに対して、MBが持ち越されている状態では停止テーブル2が選択される。
3L,3C,3R リール
6 スタートレバー
7L,7C,7R ストップボタン
31 CPU
32 ROM
33 RAM
71 主制御回路
72 副制御回路
Claims (3)
- 複数の図柄がそれぞれの周面に配された複数のリールと、前記リールの周面に配された複数の図柄の一部を表示する図柄表示領域とを有する図柄表示手段と、
所定の開始条件が充足されたことに基づいて、前記リールを回転させることにより、前記図柄表示領域に表示されている図柄を変動させる図柄変動手段と、
所定の開始条件が充足されたことに基づいて、複数の役の中から所定の確率で内部当籤役を決定する内部抽籤手段と、
前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられ、遊技者の停止操作を受け付ける複数の停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されることに応じて、操作された前記停止操作手段に対応する前記リールの回転の停止を指令する停止指令信号を出力する停止指令手段と、
前記停止指令信号が出力されたことに応じて、前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役に基づいて、前記リールの回転を停止させることにより、前記図柄表示領域に表示されている図柄の変動を停止させるリール停止制御手段と、
前記リール停止制御手段により前記図柄の変動が停止されたときに、前記図柄表示領域において表示された図柄の組合せが前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役に対応する図柄の組合せと一致するか否か判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により前記複数の役のうち遊技価値を払い出すこととなる払出役に対応する図柄の組合せが表示されたと判定されることに応じて、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
前記入賞判定手段により前記複数の役のうち特別役に対応する図柄の組合せが表示されたと判定されることに応じて特別遊技状態の作動を行う特別遊技状態作動手段と、
前記内部抽籤手段により前記特別役が内部当籤役として決定された場合に、当該特別役に対応する図柄の組合せが前記図柄表示領域に表示されるまでの間、前記特別役を内部当籤役として持ち越す持越手段と、
前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役と、前記持越手段により持ち越されている内部当籤役とに基づいて、内部当籤役を確定する内部当籤役確定手段と、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている場合に、前記複数の役のうち再遊技の作動に係る再遊技役が内部当籤役として決定される確率を前記持越手段により前記特別役が持ち越されていない状態に比べて高くする再遊技確率変更手段と、
を備え、
前記リール停止制御手段は、
前記内部当籤役確定手段により前記特別役及び前記再遊技役が同時に内部当籤役として確定された場合、又は、前記内部当籤役確定手段により前記特別役及び前記払出役が同時に内部当籤役として確定された場合には、前記再遊技役又は前記払出役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が、前記図柄表示領域に表示されるように前記リールの回転を停止する制御を行う一方、
前記内部当籤役確定手段により前記特別役のみが内部当籤役として確定された場合には、内部当籤役として確定された前記特別役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示され得るように前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記払出役は、特殊役を含んでおり、
前記リール停止制御手段は、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている状態において、前記内部抽籤手段により前記特殊役が内部当籤役として決定され、前記停止指令手段から出力された前記停止指令信号が所定の停止操作に応じたものである場合には、前記特殊役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示されるように、前記リールの回転を停止する制御を行う一方、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている状態において、前記内部抽籤手段により前記特殊役が内部当籤役として決定され、前記停止指令手段から出力された前記停止指令信号が前記所定の停止操作に応じたものでない場合には、前記特別役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示され得るように前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記内部抽籤手段は、前記持越手段により前記特別役が持ち越されている状態において、抽籤結果がハズレである確率を0として、前記複数の役のうちいずれかの役を必ず内部当籤役として決定する、
ことを特徴とする遊技機。 - 複数の図柄がそれぞれの周面に配された複数のリールと、前記リールの周面に配された複数の図柄の一部を表示する図柄表示領域とを有する図柄表示手段と、
所定の開始条件が充足されたことに基づいて、前記リールを回転させることにより、前記図柄表示領域に表示されている図柄を変動させる図柄変動手段と、
所定の開始条件が充足されたことに基づいて、複数の役の中から所定の確率で内部当籤役を決定する内部抽籤手段と、
前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられ、遊技者の停止操作を受け付ける複数の停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されることに応じて、操作された前記停止操作手段に対応する前記リールの回転の停止を指令する停止指令信号を出力する停止指令手段と、
前記停止指令信号が出力されたことに応じて、前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役に基づいて、前記リールの回転を停止させることにより、前記図柄表示領域に表示されている図柄の変動を停止させるリール停止制御手段と、
前記リール停止制御手段により前記図柄の変動が停止されたときに、前記図柄表示領域において表示された図柄の組合せが前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役に対応する図柄の組合せと一致するか否か判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により前記複数の役のうち遊技価値を払い出すこととなる払出役に対応する図柄の組合せが表示されたと判定されることに応じて、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
前記入賞判定手段により前記複数の役のうち特別役に対応する図柄の組合せが表示されたと判定されることに応じて特別遊技状態の作動を行う特別遊技状態作動手段と、
前記内部抽籤手段により前記特別役が内部当籤役として決定された場合に、当該特別役に対応する図柄の組合せが前記図柄表示領域に表示されるまでの間、前記特別役を内部当籤役として持ち越す持越手段と、
前記内部抽籤手段により決定された内部当籤役と、前記持越手段により持ち越されている内部当籤役とに基づいて、内部当籤役を確定する内部当籤役確定手段と、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている場合に、前記複数の役のうち再遊技の作動に係る再遊技役が内部当籤役として決定される確率を前記持越手段により前記特別役が持ち越されていない状態に比べて高くする再遊技確率変更手段と、
を備え、
前記リール停止制御手段は、
前記内部当籤役確定手段により前記特別役及び前記再遊技役が同時に内部当籤役として確定された場合、又は、前記内部当籤役確定手段により前記特別役及び前記払出役が同時に内部当籤役として確定された場合には、前記再遊技役又は前記払出役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が、前記図柄表示領域に表示されるように前記リールの回転を停止する制御を行う一方、
前記内部当籤役確定手段により前記特別役のみが内部当籤役として確定された場合には、内部当籤役として確定された前記特別役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示され得るように前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記払出役は、特殊役を含んでおり、
前記リール停止制御手段は、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている状態において、前記内部抽籤手段により前記特殊役が内部当籤役として決定され、前記停止指令手段から出力された前記停止指令信号が所定の停止操作に応じたものである場合には、前記特殊役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示されるように、前記リールの回転を停止する制御を行う一方、
前記持越手段により前記特別役が持ち越されている状態において、前記内部抽籤手段により前記特殊役が内部当籤役として決定され、前記停止指令手段から出力された前記停止指令信号が前記所定の停止操作に応じたものでない場合には、前記特別役に対応する図柄の組合せを構成する図柄が前記図柄表示領域に表示され得るように前記リールの回転を停止する制御を行い、
前記特別役は、複数種類設けられており、
前記内部抽籤手段は、前記持越手段により複数種類の前記特別役のうちいずれかの特別役が持ち越されている状態において、持ち越されている特別役の種類によって、互いに異なる確率で、前記複数の役のうちいずれの役も内部当籤役として決定せず、抽籤結果をハズレに決定する、
ことを特徴とする遊技機。 - 前記内部抽籤手段は、前記持越手段により前記特別役が持ち越されていない状態で前記特別役を内部当籤役として決定した場合には、前記払出役又は前記再遊技役も同時に内部当籤役として決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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