JP2015164243A - 災害通信システム、災害通信方法、基地局装置及び移動局装置 - Google Patents

災害通信システム、災害通信方法、基地局装置及び移動局装置 Download PDF

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康史 中谷
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Abstract

【課題】災害の発生時において、移動局装置が行う災害関連情報の通信を条件付きで許可する技術を提供する。【解決手段】災害が発生してネットワークを介した通信が不能となった場合、基地局20は、接続可能な移動局10へ測位要求を送信する(S31A,B)。移動局10は測位処理を行い、位置情報を基地局20へ送信する(S32A,B)。基地局20は、移動局10と災害発生地との距離に応じた第1距離スコアを特定する(S33A,B)。次に、基地局20は、CPU使用率を特定して移動局10を送信し、応答信号を受信した移動局10を対象として、災害関連情報の通信を行うときの移動局10の通信優先度及び通信相手数を決定する(S34A,B〜S37A,B)。この際、基地局20は、第1距離スコアが大きい移動局10ほど通信優先度を高くし、通信優先度及び通信相手数に基づいて移動局10へ避難マップを送信する(S38A,B)。【選択図】図13

Description

本発明は、災害発生時の通信に関する。
地震や津波、竜巻その他の災害が発生した場合、特に、規模の大きい災害が発生した場合、災害発生地を含む災害発生エリアにおいて、安否確認や災害の発生状況の連絡、救助要請等を目的とした通信の量が増大する。これがネットワークの輻輳の原因となり、例えば、災害発生エリアからの緊急性の高い通信が遅延したり、不能になったりすることがある。ネットワークとの通信が不能になった場合に、ユーザが所有する移動局装置へ情報を発信する技術が、例えば特許文献1,2に開示されている。特許文献1は、緊急警報情報の受信後にネットワークとの通信が不能となった場合に、無線基地局が、無線端末から受信した災害関連情報を同報送信することを開示している。特許文献2は、緊急警報放送で災害の発生を検知すると、携帯通信端末が、マルチホップ通信機能によって、アドホックネットワークを通じて、特定の相手と音声又はデータを送受信することを開示している。なお、災害の発生を検知する技術として、特許文献3は、災害発生時に、写真撮影時の位置情報を元に災害が発生している場所を特定することを開示している。
特開2012−205721号公報 特開2006−319555号公報 特開2009−211659号公報
特許文献1に開示された技術では、無線端末が、無線基地局に接続できる環境にあっても、当該無線基地局から災害関連情報を受信できない場合がある。例えば、無線基地局に接続する無線端末の数が増大すると、無線基地局における処理負荷が過大となり、無線基地局が通信不能となる可能性がある。特許文献2に開示された技術によれば、複数の無線通信端末間で情報を共有することができる。しかし、情報の拡散を目的としてやみくもに通信を行うと、携帯通信端末の電池残量の減少を早めてしまう。よって、災害の発生時の通信は条件付きで許可されることが望ましい場合がある。
そこで、本発明の目的は、災害の発生時において、移動局装置が行う災害関連情報の通信を条件付きで許可する技術を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明の災害通信システムは、ネットワークに接続する基地局装置と、前記基地局装置に接続する複数の移動局装置とを備え、前記基地局装置は、災害が発生して前記ネットワークとの通信が不能となった場合、災害関連情報の通信を行うときの前記移動局装置毎の優先度又は前記移動局装置の数を決定する決定部と、前記決定部が決定した前記優先度又は前記数に基づいて、前記複数の移動局装置と前記災害関連情報の通信を行う第1通信制御部とを有する。
本発明の災害通信システムにおいて、前記決定部は、前記移動局装置と災害発生地との距離、前記第1通信制御部として機能するプロセッサの使用率、及び、前記移動局装置から受信した災害関連情報の生成時刻のうちの1つ以上に基づいて、前記優先度又は前記数を決定してもよい。
本発明の災害通信システムにおいて、前記移動局装置は、前記災害の発生状況又は救助要請を示す災害関連情報を、前記基地局装置へ送信してもよい。
本発明の災害通信システムにおいて、前記決定部は、前記基地局装置に接続可能な前記移動局装置の上限数未満で、前記優先度又は前記数を決定し、前記第1通信制御部は、救助要請を示す災害関連情報については、前記決定部が決定した前記優先度又は前記数に関わらず受信してもよい。
本発明の災害通信システムにおいて、前記複数の移動局装置は、前記基地局装置を介さないで相互に接続して、災害関連情報のマルチホップ通信を行うことが可能であり、前記移動局装置は、前記基地局装置との通信が不能となった場合、一の災害関連情報が経由することが可能な前記移動局装置の数を示すホップ数を設定するホップ数設定部と、前記ホップ数設定部が設定した前記ホップ数に基づいて、前記マルチホップ通信を制御する第2通信制御部とを有してもよい。
本発明の災害通信システムにおいて、前記ホップ数設定部は、災害発生地と前記移動局装置との距離、前記マルチホップ通信で送信される災害関連情報の生成時刻、及び、接続先の前記移動局装置の電池残量のうちの1つ以上に基づいて、前記ホップ数を設定してもよい。
本発明の災害通信システムにおいて、前記複数の移動局装置は、第1移動局装置と第2移動局装置とを含み、前記第2通信制御部は、接続した前記第1移動局装置の電池残量が閾値未満である場合、当該第1移動局装置へ災害関連情報を送信する一方で、電池残量が前記閾値以上である前記第2移動局装置に接続して、当該災害関連情報を送信してもよい。
本発明の災害通信方法は、ネットワークに接続する基地局装置と、前記基地局装置に接続する複数の移動局装置とで実現される災害通信方法であって、前記基地局装置が、災害が発生して前記ネットワークとの通信が不能となった場合、災害関連情報の通信を行うときの前記移動局装置毎の優先度又は前記移動局装置の数を決定するステップと、決定した前記優先度又は前記数に基づいて、前記複数の移動局装置と前記災害関連情報の通信を行うステップとを有する。
本発明の基地局装置は、ネットワーク及び複数の移動局装置に接続する基地局装置であって、災害が発生して前記ネットワークとの通信が不能となった場合、災害関連情報の通信を行うときの前記移動局装置毎の優先度、又は、前記移動局装置の数を決定する決定部と、前記決定部が決定した前記優先度又は前記数に基づいて、前記複数の移動局装置と前記災害関連情報の通信を行う通信制御部とを備える。
本発明の移動局装置は、ネットワークに接続された基地局装置に接続し、更に、前記基地局装置を介さないで他の移動局装置に接続して災害関連情報のマルチホップ通信を行うことが可能な移動局装置であって、災害が発生して前記基地局装置との通信が不能となった場合、一の災害関連情報が経由することが可能な前記他の移動局装置の数を示すホップ数を設定するホップ数設定部と、前記ホップ数設定部が設定した前記ホップ数に基づいて、前記マルチホップ通信を制御する通信制御部とを備える。
本発明によれば、災害の発生時において、移動局装置が行う災害関連情報の通信を条件付きで許可する技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る通信システムの全体構成を示すブロック図。 同実施形態に係る移動局のハードウェア構成を示すブロック図。 同実施形態に係る基地局のハードウェア構成を示すブロック図。 同実施形態に係る移動局及び基地局の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る通信システムで災害発生時に実行される処理の流れを示すシーケンス図。 同実施形態に係る移動局における災害発生時の避難マップの表示例を示す図。 同実施形態に係る通信システムで災害データ生成時に実行される処理の流れを示すシーケンス図。 同実施形態における災害データ生成処理の流れを示すフローチャート。 同実施形態における災害データ生成処理中の画面遷移の説明図。 同実施形態に係る災害の発生状況を示す災害データの構成例を示す図。 同実施形態に係る移動局における災害データに応じた避難マップの表示例を示す図。 同実施形態に係る通信システムでコアネットワークを介した通信が不能になったときに実行される処理の流れを示すシーケンス図。 同実施形態に係る通信システムで基地局モードのときに実行される処理の流れを示すシーケンス図。 同実施形態に係る移動局に決定された通信優先度を示す図。 同実施形態に係る移動局が基地局との通信が不能となったときに実行する処理の流れを示すフローチャート。 同実施形態に係る通信システムで基地局の通信が不能となったときに実行される処理の流れを示すシーケンス図。 同実施形態に係る移動局に決定されたホップ数を示す図。 同実施形態に係る通信システムで基地局の通信が不能となったときに実行される処理の流れを示すシーケンス図。 同実施形態のマルチホップ通信における避難マップの送信経路の説明図。 同実施形態における基地局モードの動作の説明図。
以下、図面を参照して、本発明の災害通信システムの一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る通信システム1の全体構成を示すブロック図である。通信システム1は、複数の移動局10と、複数の基地局20と、災害管理サーバ30とを備える。図1には、複数の基地局20のうち、基地局20A,20Bが示されている。更に、図1には、基地局20Aに接続可能な通信エリア(セル)Cel−A内にある移動局10として、移動局10A−1,10A−2及び10A−3が示され、基地局20Bに接続可能な通信エリアCel−B内にある移動局10として、移動局10B−1,10B−2,10B−3,10B−4及び10A−3が示されている。即ち、移動局10A−3は、基地局20A,20Bのどちらにも接続可能である。
基地局20及び災害管理サーバ30の各々は、本発明のネットワーク(通信網)に相当するコアネットワーク100に接続する。基地局20は、本発明の基地局装置に相当する広域基地局である。移動局10は、本発明の移動局装置に相当し、本実施形態では、ユーザによって使用されるスマートフォンである。
災害管理サーバ30は、基地局20を介して移動局10と通信することにより、災害に関連する災害関連情報を、移動局10から収集したり、移動局10へ提供したりするサーバ装置である。災害関連情報は、本実施形態では、移動局10と災害管理サーバ30との間で送受信される情報に相当する。災害管理サーバ30は、例えば、移動局10のユーザに対して避難指示を行うための避難指示データを生成し、移動局10へ送信する。避難指示データは、本実施形態では、移動局10のユーザを避難場所に誘導するための避難マップを示すデータである。
災害報知装置40は、例えば気象庁に設置されたコンピュータ装置であり、災害の発生時には、発生した災害を報知するための災害報知信号を、災害管理サーバ30へ送信する。
図2は、移動局10のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、移動局10は、制御部11と、操作部12と、表示部13と、撮影部14と、記憶部15と、センサ部16と、無線通信部17と、近距離通信部18と、電池部19とを備える。
制御部11は、例えば、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112及びRAM(Random Access Memory)113を有するマイクロコンピュータである。CPU111は、ROM112又は記憶部15に記憶されたプログラムをRAM113に読み出して実行することにより、移動局10の各部を制御する。
操作部12は、例えば、表示部13の表示面に重ねて設けられたタッチスクリーン及び物理キーを有し、ユーザが行った操作を受け付ける操作装置である。表示部13は、例えば液晶ディスプレイを有し、表示面に画像(画面)を表示する表示装置である。撮影部14は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を有し、撮影画像(静止画又は動画)を示す映像データを生成する。記憶部15は、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)又はフラッシュメモリであり、各種のデータを記憶する記憶装置である。記憶部15は、移動局10にインストールされた災害用アプリケーションプログラムAPを記憶する。災害用アプリケーションプログラムAPは、例えば、災害の発生状況又は救助要請を示すデータ(以下「災害データ」という。)を生成するために実行される。
センサ部16は、測位センサ及び方位センサを含む各種のセンサを備える。測位センサは、ここではGPS(Global Positioning System)センサであり、移動局10の位置情報(より具体的には、現在位置の緯度及び経度)を得るための測位処理を行う。方位センサは、移動局10が向く方向(方位)、例えば撮影部14が撮影する方位を検出する。
無線通信部17は、例えば無線通信回路及びアンテナを有し、基地局20に接続してコアネットワーク100を介した通信を行う。近距離通信部18は、例えば通信回路及びアンテナを有し、コアネットワーク100を介さないで、他の移動局10に接続して、近距離無線通信(直接通信)を行う。即ち、近距離通信部18は、アドホックネットワークを介して通信するが、一例としてIEEEE802.11x又はBluetooth(登録商標)に準拠した無線通信を行う。電池部19は、電源としての電池から移動局10の各部に電源電位を供給したり、電池残量を測定したりする。
図3は、基地局20のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、基地局20は、制御部21と、移動局通信部22と、ネットワーク通信部23と、記憶部24とを備える。
制御部21は、例えば、プロセッサとしてのCPU211、ROM212及びRAM213を有するマイクロコンピュータである。CPU211は、ROM212又は記憶部24に記憶されたプログラムをRAM213に読み出して実行することにより、基地局20の各部を制御する。移動局通信部22は、例えば通信回路及びアンテナを備え、基地局20に通信エリア内にある移動局10と通信する。ネットワーク通信部23は、例えば通信回路及びアンテナを備え、コアネットワーク100を介した通信を行う。記憶部24は、不揮発性メモリ(例えばハードディスク)を備え、基地局20を動作させるための制御プログラムを含む各種のデータを記憶している。
図4は、移動局10及び基地局20の機能構成を示すブロック図である。基地局20の制御部21は、制御プログラムを実行することにより、通信制御部201と、決定部202と、第1避難制御部203とに相当する機能を実現する。
通信制御部201(第1通信制御部)は、基地局20が行う通信の制御を司る。具体的には、通信制御部201は、移動局通信部22を介して、移動局10と通信する。また、通信制御部201は、ネットワーク通信部23を介して、コアネットワーク100との通信を行う。
決定部202は、災害が発生してコアネットワーク100を介した通信が不能となった場合、災害関連情報の通信を行うときの移動局10の優先度(以下「通信優先度」という。)、及び、移動局10の数(以下「通信相手数」という。)を決定する。ここでの災害関連情報は、例えば、移動局10で生成された災害データ及び移動局10に提供される避難マップを含む。決定部202は、以下の(a)〜(c)の各パラメータを特定して、移動局10毎の通信優先度又は移動局10の通信相手数を決定する。
(a)移動局10と災害発生地との距離に応じたスコア(以下「第1距離スコア」という。)
(b)CPU211の使用率(CPU使用率)
(c)移動局10における災害データの生成時刻
(a)のパラメータに関し、決定部202は、移動局10と災害発生地との距離が近く、第1距離スコアが大きい場合ほど、通信優先度を高くする。(b)のパラメータに関し、決定部202は、CPU使用率が低い場合ほど、移動局10の通信相手数を多くする。(c)のパラメータに関し、決定部202は、災害データの生成時刻が現在日時に近く、即ち新しい災害データを生成した移動局10ほど、通信優先度を高くする。通信制御部201は、決定部202が決定した通信優先度及び通信相手数に基づいて、移動局10と災害関連情報の通信を行う。
第1避難制御部203は、災害が発生してコアネットワーク100との通信が不能となった場合に、移動局10のユーザに避難指示を行うための制御を司る。具体的には、第1避難制御部203は、災害管理サーバ30に代わって、避難マップを生成する。
移動局10の制御部11は、災害用アプリケーションプログラムAPを実行することにより、災害データ生成部101と、通信制御部102と、ホップ数設定部103と、マルチホップ通信制御部104と、第2避難制御部105とに相当する機能を実現する。
災害データ生成部101は、災害データ生成処理を実行することにより、災害データを生成する。災害データ生成処理の詳細なアルゴリズムについては、後で説明する。
通信制御部102は、無線通信部17を介して基地局20と行う通信の制御を司る。
ホップ数設定部103は、基地局20との通信が不能となった場合に、マルチホップ通信において一の災害関連情報が経由することが可能な移動局10の数を示すホップ数を設定する。
マルチホップ通信制御部104(第2通信制御部)は、近距離通信部18を介して、他の移動局10と行うマルチホップ通信の制御を司る。本実施形態のマルチホップ通信は、相互に接続可能な複数の移動局10の間で、避難マップを送受信する通信である。マルチホップ通信制御部104は、ホップ数設定部103により設定されたホップ数に基づいて、マルチホップ通信を行う。
ホップ数設定部103は、以下の(I)〜(III)の各パラメータを特定して、ホップ数を設定する。
(I)移動局10と災害発生地との距離に応じたスコア(以下「第2距離スコア」という。)
(II)マルチホップ通信で送信される避難マップの生成時刻
(III)接続先の移動局10の電池残量
(I)のパラメータに関し、ホップ数設定部103は、移動局10と災害発生地との距離が近く、第2距離スコアが大きい場合ほど、ホップ数を多くする。(II)のパラメータに関し、ホップ数設定部103は、避難マップの生成時刻が現在日時に近く、新しいほど、ホップ数を多くする。(III)のパラメータに関し、ホップ数設定部103は、接続先の移動局10の電池残量が多いほど、ホップ数を多くする。
第2避難制御部105は、移動局10のユーザに避難指示を行うための制御を司る。例えば、第2避難制御部105は、避難マップを表示部13に表示させる。また、第2避難制御部105は、災害が発生して基地局20との通信が不能となった場合に、基地局20に代わって、避難マップを生成する。
次に、通信システム1の動作を説明する。
<災害発生時の動作>
図5は、災害発生時に通信システム1で実行される処理の流れを示すシーケンス図である。
災害が発生した場合、災害報知装置40は、通信システム1内の各装置に災害報知信号を送信する。具体的には、災害管理サーバ30は、災害報知装置40から災害報知信号を受信すると、災害発生エリアにある基地局20へ転送する。更に、この災害報知信号は、基地局20から、当該基地局20に接続する移動局10へ転送される(ステップS1)。災害報知信号を受信した災害管理サーバ30、基地局20及び移動局10の各装置は、当該災害報知信号に含まれる情報を認識し、認識した情報を記憶しておく。
災害報知信号は、例えば、災害時通信モード、発生した災害に関して発表された警報、災害の種類、災害発生日時(年月日及び時刻)、災害発生地(地震の場合は、震源地の地域名及び震源地の緯度及び経度)、災害の規模(地震の場合は、マグニチュード及び最大震度)、及び、災害発生エリアの各情報を含む。ただし、災害時通信モードの情報は、例えば、災害管理サーバ30又は基地局20によって付与される。災害時通信モードは、災害発生時における通信システム1の通信に関するモードである。災害報知信号により指定される災害時通信モードは、コアネットワーク100を介した通信を行うネットワークモードである。また、災害報知信号は、発生した災害に応じた情報を含んでいればよく、例えば津波の場合には、第1波の到達予想日時の情報を含んでいてもよい。
次に、移動局10は、災害報知信号の受信に応答して測位処理を行い、自装置の位置情報を基地局20へ送信する。この位置情報は、基地局20から災害管理サーバ30へ転送される(ステップS2)。災害管理サーバ30は、受信した位置情報に基づいて避難マップを生成し(ステップS3)、基地局20へ送信する。この避難マップは、基地局20から、位置情報の送信元の移動局10へ転送される(ステップS4)。そして、移動局10は、受信した避難マップを表示する(ステップS5)。
図6は、避難マップの一例を示す図である。図6には、移動局10A−1で表示される避難マップRM1が示されている。避難マップRM1において、移動局10A−1の現在位置が「☆」で示され、移動局10A−1のユーザを誘導する避難場所が「★」で示されている。また、避難マップRM1には、ユーザを避難場所へ誘導するための移動経路が矢印で示されている。移動局10A−1のユーザは、避難マップRM1を参考にして、避難場所へと移動する。
通信システム1では、移動局10が周期的に(所定の間隔で)位置情報を送信することにより、ステップS2〜S5の処理が繰り返し実行される。これにより、移動局10で表示される避難マップは、位置情報の送信周期に応じて逐一更新される。
<災害データ生成時の動作>
図7は、移動局10で災害データ生成時に通信システム1で実行される処理の流れを示すシーケンス図である。
移動局10は、ユーザが行った操作により災害データの生成が指示されると、災害データ生成処理を行う(ステップS11)。
図8は、災害データ生成処理の流れを示すフローチャートである。図9は、災害データ生成処理中の表示部13における画面遷移を説明する図である。
まず、移動局10は、ユーザが行った操作に基づいて、救助要請を行うかどうかを判断する(ステップS111)。移動局10は、救助要請を行わない場合には(ステップS111;NO)、自装置の周辺での災害の発生状況を示す災害データを生成する処理を開始する。
次に、移動局10は、撮影部14による撮影を開始させ、図9(a)に示す表示画面SC1に遷移させる。表示画面SC1においては、撮影部14の撮影画像IMに重ねて、災害アイコンI1〜I3と、撮影モードボタンb1,b2と、プルダウンメニューpmとが配置される。災害アイコンI1〜I3は、発生した災害を指定するためにユーザが操作するアイコンである。災害アイコンI1〜I3は、順に、地震、津波、竜巻に対応する。撮影モードボタンb1,b2は、静止画又は動画のどちらの映像データを記録するのかを指定するために、ユーザが操作するアイコンである(図9(a)の例では動画が指定されている。)。撮影モードボタンb1は、静止画に対応し、撮影モードボタンb2は、動画に対応する。プルダウンメニューpmは、ユーザが現在居る建物の階を指定するために操作するプルダウンメニューである(図9(a)の例では3階が指定されている。)。
次に、移動局10は、災害に関する事象の発生位置を特定する(ステップS112)。撮影画像IMでは、地震を原因として発生した津波Wが撮影されている。この場合、ユーザは、図9(b)の表示画面SC2に示すように、津波に対応する災害アイコンI2に指Fを触れさせて、津波Wの位置まで移動させる操作を行う。移動局10は、移動後の災害アイコンI2の位置に応じて、津波の発生位置(x1,y1,z1)を特定する。ここにおいて、x1は経度に対応し、y1は緯度に対応し、z1は高度に対応する。移動局10は、移動後の災害アイコンI2の位置のほか、センサ部16により測定される撮影部14の撮影方向及び撮影条件と、自装置の位置情報とに基づいて、津波の発生位置(x1,y1,z1)を特定する。
次に、移動局10は、災害に関する事象の移動方向を特定する(ステップS113)。ここでは、移動局10は、津波Wの移動方向を特定する。ユーザは、図9(c)の表示画面SC3に示すように、津波Wが移動した位置に指Fを触れさせる操作を行う。この操作に応じて、移動局10は、災害アイコンI2の位置を始点とし、指Fの位置を終点とする矢印画像Arを表示する。そして、移動局10は、矢印画像Arの終点の位置に対応して、津波の移動方向(x2,y2,z2)を特定する。ここにおいて、x2は経度に対応し、y2は緯度に対応し、z2は高度に対応する。移動局10は、事象の発生位置の場合と同じく、指Fの位置のほか、センサ部16により測定される撮影部14の撮影方向及び撮影条件と、自装置の位置情報とに基づいて、津波の移動方向(x2,y2,z2)を特定する。
なお、移動局10は、ユーザが、指Fを矢印画像Arの終点の位置に触れさせたまま移動させる操作を受け付けて、事象の移動方向を調整(微調整)するようにしてもよい。また、ユーザが、指Fを矢印画像Arの始点の位置に触れさせたまま移動させる操作を受け付けて、事象の発生位置を調整(微調整)するようにしてもよい。また、移動局10は、撮影部14の撮影画像(撮影動画)から、波の移動する方向や高さを分析するアプリケーションプログラムを使用して、当該波の移動方向及び高さを特定してもよい。
なお、ユーザによる事象の移動方向の指定が省略されてもよい。移動局10は、表示画面SC3上の「方向登録しない」と記されたボタンb3が操作された場合には、津波の移動方向を特定しない。
移動局10は、(x1,y1,z1)及び(x2,y2,z2)のデータセットを、災害に関連する事象の発生位置及び移動方向をベクトル化したベクトルデータとする。
次に、移動局10は、電池部19における電池残量を測定する(ステップS114)。電池残量は、フル充電時を基準とした百分率の値により表される。
そして、移動局10は、災害の発生状況を示す災害データを生成する(ステップS115)。
図10は、災害の発生状況を示す災害データの構成例を示す図である。図10(a)には、ステップS114の処理で測定された電池残量が閾値以上の場合の災害データが示されている。図10(b)には、ステップS114の処理で測定された電池残量が閾値未満の場合の災害データが示されている。ここにおいて、電池残量の閾値は予め決められた電池残量であり、例えば50%である。
図10(a)に示すように、電池残量が閾値以上の場合、災害の発生状況を示す災害データは、災害時通信モード(ここではネットワークモード)と、移動局10が受信した緊急速報と、災害の種類、災害発生日時と、撮影した映像種別(静止画又は動画)と、電池残量と、映像の撮影日時と、移動局10の位置情報(緯度及び経度)と、移動局10のユーザが居るフロアと、ユーザが選択した災害アイコンによって特定される災害コードと、ベクトルデータと、撮影画像を示す映像データ及び当該映像データのサイズとの各情報を含む。図10(b)に示すように、電池残量が閾値未満の場合、災害データは、映像データ及び映像データサイズの情報を含まないが、それ以外は、電池残量が閾値以上の場合と共通の情報を含む。移動局10の電池残量が閾値以上の場合には、災害の発生状況を詳細に伝えるために、災害データが映像データを含む。移動局10は、映像データのデータサイズを所定サイズ以下(例えば500キロバイト)以下に加工して、災害データを生成してもよい。他方、移動局10の電池残量が閾値未満の場合には、移動局10の電池残量の低下を抑えるために、災害データに映像データが含まれないようにする。この場合、移動局10は、当該映像データを送信せずに、記憶部15に記憶しておく。この際に、移動局10は、電池残量と、災害データに含まれる情報の緊急性とを総合的に判断して、災害データの送信タイミングを判断してもよい。情報の緊急性は、例えば、事象の発生位置が人物の居るエリアに近いとか、事象の移動方向が人物の居るエリアを向いているといった要件に基づいて特定される。
図8に戻り、ステップS111の処理で救助要請を行うと判断した場合(ステップS111;YES)、移動局10は、電池部19における電池残量を測定する(ステップS116)。そして、移動局10は、救助要請を示す災害データを生成する(ステップS117)。救助要請を示す災害データは、例えば、移動局10の位置情報及び電池残量の情報を含んでいる。
災害データ生成処理の説明は以上である。
図7に戻り、移動局10は、生成した災害データを基地局20へ送信する。移動局10は、当該災害データに、移動局10を識別する端末識別子(例えば電話番号)を付加してから送信する。移動局10が送信した災害データは、基地局20から災害管理サーバ30へ転送される(ステップS12)。
映像データを含まない災害データを送信した場合には、移動局10は、電池残量が閾値以上に回復したタイミングで、災害データとは別に、当該映像データを災害管理サーバ30へ送信する。
災害管理サーバ30は、受信した災害データ及び位置情報に基づいて、避難マップを生成(更新)し(ステップS13)、基地局20へ送信する。この避難マップは、基地局20から、位置情報の送信元の移動局10へ転送される(ステップS14)。移動局10は、受信した避難マップを表示する(ステップS15)。
図11は、ステップS15の処理で表示される災害データに応じた避難マップの一例を示す図である。図11には、移動局10A−1に提供される避難マップRM2が示されている。図11に示すように、避難マップRM2には、避難マップRM1で説明した事項のほかに、ベクトルデータ(x1,y1,z1),(x2,y2,z2)に基づいて、事象(津波)の発生位置と移動方向とが矢印画像Imaを用いて示されている。図11に示す矢印画像Imb,Imbは、移動局10A−1以外の移動局10が生成した災害データに基づいて付されている。また、図11に示す「◎」の各々は、矢印画像Imb,Imcを得るための撮影が行われた位置を意味する。移動局10A−1のユーザは、避難マップRM2を参考にして、避難場所へ移動するとともに、災害(津波)の発生状況を把握することができる。
以上が、基地局20がコアネットワーク100との通信が可能なときの通信システム1の動作の説明である。
<基地局モード時の動作>
災害の発生時において、例えば、コアネットワーク100の輻輳又はネットワークの切断が生じて通信が不能になった場合、基地局20は、移動局10との通信に関して以下で説明する動作を行う。
図12は、基地局20がコアネットワーク100と通信が不能になったときに通信システム1で実行される処理の流れを示すシーケンス図である。
基地局20は、コアネットワーク100との通信が不能となった場合、災害時通信モードを基地局モードへ遷移させる(ステップS21)。基地局モードは、基地局20が、災害管理サーバ30に代わって避難マップを生成するモードである。そして、基地局20は、基地局モードに遷移したことを移動局10へ通知する(ステップS22)。基地局モードを通知する情報は、前述の災害関連情報に相当する。その後、移動局10は、災害データ処理を実行して災害データを生成すると、これを基地局20へ送信する(ステップS23,S24)。ここでの災害データ生成処理は、ステップS11の処理と同じでよい。ただし、基地局20が基地局モードで動作するときには、移動局10は、災害時通信モードとして基地局モードを指定し、且つ、電池残量に関わらず映像データを含まない災害データを生成する。そして、基地局20は、受信した災害データに基づいて、避難マップを生成(更新)する(ステップS25)。ここでは、基地局20は、災害管理サーバ30と同じく、ベクトルデータに基づく矢印画像や移動局10の現在位置(撮影位置)を地図上に付す処理を行う。
そして、基地局20は、受信した災害データに基づいて避難マップを生成して、移動局10へ送信する(ステップS26)、移動局10は、基地局20から受信した避難マップを表示する(ステップS27)。
基地局モードで動作するとき、基地局20が移動局10と通信するに際して、図13で説明する処理が通信システム1で実行される。通信システム1では、例えば周期的に(所定の間隔で)で、図13で説明する処理が実行される。
以下、基地局20Aが実行する処理ステップについては、符号の末尾に「A」を付し、基地局20Bが実行する処理ステップについては、符号の末尾に「B」を付す。基地局20Aと基地局20Bとが同じ処理を実行する場合には、「基地局20」と総称し、移動局10A−1〜10A−3と移動局10B−1〜10B−4とが同じ処理を実行する場合には、「移動局10」と総称する。
まず、基地局20は、接続可能な移動局10に測位要求を送信する(ステップS31A,S31B)。移動局10は、受信した測位要求に応答して測位処理を行い、自装置の位置情報を基地局20へ送信する(ステップS32A,32B)。移動局10A−3は、基地局20A及び20Bに接続可能であるから、これらの両方に位置情報を送信する。
次に、基地局20は、移動局10から受信した位置情報に基づいて、当該移動局10と災害発生地との距離に応じた第1距離スコアを特定する(ステップS33A,S33B)。ここにおいて、災害発生地は、例えば災害報知信号に基づいて特定される。基地局20は、ここでは、災害発生地と移動局10との距離が1km未満の場合、第1距離スコアを「3」、1km以上3km未満の場合、第1距離スコアを「2」、3km以上の場合、第1距離スコアを「1」とする。なお、第1距離スコアを「1」とする最大範囲は、隣接県までとされてもよい。
次に、基地局20は、CPU211のCPU使用率を特定する(ステップS34A,34B)。基地局20は、特定したCPU使用率を、接続可能な移動局10へ送信する(ステップS35A,S35B)。移動局10は、CPU使用率を受信すると、送信元の基地局20へ応答信号を送信する(ステップS36A,S36B)。ただし、基地局20A,20BからCPU使用率を受信した移動局10A−3は、CPU使用率が小さい一方の基地局20へ応答信号を送信する。ここで、基地局20AのCPU使用率を20%、基地局20BのCPU使用率を40%とした場合、移動局10A−3は、基地局20Aへ応答信号を送信する。
そして、基地局20は、応答信号の送信元の移動局10毎に、通信優先度を決定する(ステップS37A,S37B)。基地局20は、ここでは、図14の表に示すとおりに通信優先度を決定する。図14に示すように、基地局20は、第1距離スコアが大きい移動局10ほど、通信優先度を高くする。更に、第1距離スコアが同じ移動局10が複数ある場合には、基地局20は、生成時刻(生成日時)が現在日時に近い、未送信の災害データを記憶する移動局10の通信優先度を高くする。災害データの生成時刻については、基地局20が移動局10に問い合わせることにより特定してもよいし、ステップS36A,S36Bで送信される応答信号に含められていてもよい。
なお、通信優先度が高いほど、通信優先度の値は小さいものとする。
そして、基地局20は、決定した通信優先度に従い、移動局10へ避難マップを送信する(ステップS38A,S38B)。この際、基地局20は、CPU使用率に基づいて避難マップを送信する移動局10の通信相手数を決定する。CPU使用率などを原因として、接続可能な全ての移動局10に避難マップを送信できない場合には、基地局20は、通信優先度が高い移動局10を優先的に選択して、避難マップを送信する。
基地局20は、災害発生地に近い移動局10に対し、優先的に避難マップを送信するので、災害に巻き込まれる危険がより高いユーザの移動局10へ避難マップを送信することができる。また、基地局20は、より新しい災害データを生成した移動局10については、この災害データを優先的に受信して複数の移動局10で情報を共有できるように、通信優先度を高くする。
更に、基地局20A,20Bに接続可能な移動局10A−3は、CPU使用率がより低い基地局20へ接続するように誘導される。このため、仮に基地局20BのCPU使用率が高い場合であっても、移動局10A−3は避難マップを受信できる可能性が高くなる。
以上が、基地局20がコアネットワーク100との通信が不能なときの通信システム1の動作の説明である。
<端末モード時の動作>
災害の発生時において、例えば、基地局20の処理負荷が増大又は基地局20が故障して基地局20との通信が不能になった場合、移動局10は、以下で説明する動作を行う。
図15は、基地局20と通信が不能となったときに移動局10が実行される処理の流れを示すフローチャートである。
移動局10は、基地局20との通信が不能となった場合、端末モードへ遷移する(ステップS41)。端末モードは、移動局10が、基地局20に代わって、避難マップを更新するモードである。移動局10は、電池残量が所定量以上(例えば、50%)の場合に、端末モードへ遷移する。端末モードへ遷移した後に、移動局10が災害の発生状況を示す災害データを生成すると(ステップS42)、生成した災害データに基づいて、自装置で記憶している避難マップを更新する(ステップS43)。ステップS42の処理で生成される災害データは、ステップS23の処理で生成される災害データと同じでよい。ステップS43の処理は、災害管理サーバ30又は基地局20が避難マップを生成するときの処理と同じでよい。
また、端末モードは、複数の移動局10が相互にして避難マップを送受信するモードでもある。
図16は、移動局10が基地局20と通信が不能となったときに通信システム1で実行される処理の流れを示すシーケンス図である。以下、移動局10A−1〜10A−3,10B−1〜10B−4が、端末モードへ遷移する条件を満たしているものとする。端末モードへ遷移すると、移動局10は、基地局20から受信した避難マップを記憶しているかどうかを判断する。ここでは、移動局10A−1と10B−1とが避難マップを記憶し、移動局10A−2〜10A−3,10B−2〜10B−4は避難マップを記憶していないものとする。
避難マップを記憶している移動局10A−1,10B−1は、自装置の位置情報が示す現在位置と災害発生地との距離に応じて、第2距離スコアを特定する(ステップS51A,S51B)。本実施形態では、災害発生地と自装置との距離が1km未満の場合、第2距離スコアを「3」、1km以上3km未満の場合、第2距離スコアを「2」、3km以上の場合、第2距離スコアを「1」とする。
次に、移動局10A−1,10B−1は、近距離通信部18により接続可能な移動局10に対して測位要求を送信し(ステップS52A,S52B)、更に、電池残通知要求を送信する(ステップS53A,S53B)。電池残通知要求は、接続先の電池部19の電池残量の通知を要求するデータである。ここで、移動局10A−1が移動局10A−2と接続した場合、移動局10A−2は、自装置の位置情報と電池残量の測定結果とを移動局10A−1へ送信する(ステップS54A,S55A)。また、移動局10B−1が移動局10B−2と接続した場合、移動局10B−2は、自装置の位置情報と電池残量の測定結果とを移動局10B−1へ送信する(ステップS54B,S55B)。そして、移動局10A−1,10B−1は、避難マップを送受信するマルチホップ通信におけるホップ数を設定する(ステップS56A,S56B)。
本実施形態において、移動局10は、第2距離スコアが「3」の場合ホップ数を「15」、第2距離スコアが「2」の場合ホップ数を「10」、第2距離スコアが「1」の場合ホップ数を「5」とする。また、移動局10は、接続先の移動局10が自装置よりも後の生成時刻である避難マップを記憶しているか、又は、同じ避難マップ(例えば、IDが同じ避難マップ)を記憶している場合、ホップ数を「0」とし、マルチホップ通信により避難マップを送信しないものとする。また、移動局10は、接続先の移動局10の電池残量が閾値未満(例えば60%未満)の場合、ホップ数を「1」に設定する。
ここでは、基地局20A,20Bは、図17の表に示すとおりに、ホップ数を設定する。そして、移動局10A−1は、マルチホップ通信を行うことにより、避難マップと、設定したホップ数を示すホップ数情報とを、近距離通信部18により移動局10A−2へ送信する(ステップS57A,S58A)。ここでは、ホップ数「15」を示すホップ数情報が送信される。また、移動局10B−1は、マルチホップ通信を行うことにより、避難マップと、設定したホップ数を示すホップ数情報とを、近距離通信部18により移動局10B−2へ送信する(ステップS57B,S58B)。ここでは、ホップ数「10」を示すホップ数情報が送信される。
移動局10A−2,10B−2は、受信した避難マップを、受信したホップ数情報に基づいて、更に別の移動局10へ送信することが可能である。以下、移動局10A−2の動作を例に挙げて説明する。
図18に進み、移動局10A−2は、第2距離スコアを特定する(ステップS61)。次に、移動局10A−2は、近距離通信部18により接続可能な移動局10A−3に対して、測位要求を送信し(ステップS62)、更に、電池残通知要求を送信する(ステップS63)。ここで、移動局10A−2が移動局10A−3(第1移動局装置)と接続したとする。この場合、移動局10A−3は、自装置の位置情報と電池残量の測定結果とを、移動局10A−2へ送信する(ステップS64,S65)。この電池残量は、閾値未満であるとする。接続先の移動局10A−2の電池残量が閾値未満である場合、移動局10A−2は、近距離通信部18により接続可能な別の移動局10を探索する。移動局10B−3(第2移動局装置)を探索した場合、移動局10A−2は、近距離通信部18により移動局10B−3へ測位要求を送信し(ステップS66)、更に、電池残通知要求を送信する(ステップS67)。ここで、移動局10B−3は、自装置の位置情報と電池残量の測定結果とを移動局10A−2へ送信する(ステップS68,S69)。この電池残量は、閾値以上であるとする。
そして、移動局10A−2は、マルチホップ通信におけるホップ数を決定する(ステップS70)。ここにおいて、移動局10A−2は、電池残量が閾値未満の移動局10A−3に対してホップ数を「1」に設定し、電池残量が閾値以上の移動局10B−3に対してホップ数を「15」から「1」を減じた「14」に設定する。
そして、移動局10A−2は、移動局10A−3に対して、ホップ数「1」を示すホップ数情報と、避難マップとを送信する(ステップS71,S72)。他方、移動局10A−2は、移動局10B−3に対しては、移動局10A−1で設定されたホップ数を基に、、ホップ数「14」を示すホップ数情報と、避難マップとを送信する(ステップS73,S74)。
以降のマルチホップ通信については、以上の説明から類推可能であり、説明を省略する。
図19は、マルチホップ通信における避難マップの送信経路を説明する図である。図19において、基地局20から直接に受信した移動局10には斜線が示されている。また、移動局10A−1を始点とする避難マップの送信経路が実線矢印、移動局10B−1を始点とする避難マップの送信経路が破線矢印で示されている。また、ホップ数情報が示すホップ数が括弧書きで示されている。
図19に示すように、移動局10A−2は、ホップ数を「1」に設定してマルチホップ通信を行うことにより、電池残量が閾値未満である移動局10A−3が他装置へ避難マップを送信できないようにする。これにより、移動局10A−2は、移動局10A−3に避難マップを提供しつつも、マルチホップ通信によって移動局10A−3の電池残量が減少するのを抑制する。他方、電池残量が閾値以上である移動局10B−3は、受信した避難マップを、移動局10A−2から引き継いだホップ数に基づいて、更に別の移動局10へ送信する。また、図19には示していないが、接続先の移動局10が自装置よりも後の生成時刻である避難マップを記憶しているか、又は、同じ避難マップを記憶していた場合には、移動局10は、ホップ数を「0」とする。これにより、不要な避難マップの送信を原因とした移動局10の電池残量の減少が抑制される。
また、図19の例で、移動局10B−3,10B−4は、2つの避難マップを受信している。この場合、2つに避難マップには別々の情報が含まれているので、移動局10B−3,10B−4は、2つのマップをマージ(統合)した避難マップを生成して、マルチホップ通信で送信してもよい。
以上説明した実施形態によれば、基地局20は、移動局10の通信優先度及び通信相手数を決定することにより、基地局モード時における移動局10との通信を条件付きで許可する。移動局10は、マルチホップ通信におけるホップ数を設定することにより、端末モード時における他の移動局10との通信を条件付きで許可する。通信システム1によれば、災害の発生時において、基地局20における処理負荷の増大を抑えつつ、移動局10の電池残量の減少を抑制して、移動局10の通信を許可することができる。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(変形例1)
基地局20は、第1距離スコアを、ラウンドトリップタイム(RTT;Round-Trip Time)に基づいて特定してもよい。この場合、RTTは、基地局20から移動局10に送ったダウンリンクの伝送時刻(送信時刻)と、移動局10からの応答信号のアップリンクの基地局20への到達時刻との差分を求めることにより特定される。RTTは、基地局20と移動局10との距離に応じて変化するので、基地局20は、RTTに基づいて移動局10がある場所を予測することができる。基地局20は、RTTにより予測した距離に基づいて第1距離スコアを特定した後は、上述した実施形態と同じ処理を行う。
(変形例2)
基地局20は、図20に示すように、基地局モードでは、基地局20に接続可能な移動局10の上限数未満で、通信優先度を決定したり、通信相手数を決定したりしてもよい。そして、基地局20は、残りの接続枠を、救助要請を示す災害データの受信用に確保する。そして、基地局20は、救助要請を示す災害データについては、通信優先度及び通信相手数に関わらず、残りの接続枠を用いて受信する。これにより、通信システム1では、特に緊急性の高い通信をより確実に実行することができる。
(変形例3)
上述した実施形態で説明した構成及び処理の一部が省略されてもよい。例えば、基地局20は、移動局10と災害発生地との距離、CPU使用率、及び、移動局10から受信した災害データの生成時刻のうちの1つ以上を考慮しないで、基地局モードに遷移させる移動局10を決定してもよい。また、基地局20は、災害発生地と移動局10との距離、自装置における災害データの生成時刻、及び、他の移動局10における電池残量のうちの1つ以上を考慮しないで、ホップ数を設定してもよい。反対に、通信システム1では、更に別の情報に基づいて、移動局10の通信優先度や通信相手数、マルチホップ通信におけるホップ数が設定されてもよい。
また、上述した実施形態では、基地局20は、第1距離スコア、CPU使用率、災害データの生成時刻に基づいて、通信優先度及び数を決定していたが、どちらか一方のみを決定してもよい。
(変形例4)
上述した実施形態の通信システム1においては、災害報知信号の受信に基づいて災害の発生を検知していたが、この例に限られない。例えば、基地局20は、移動局10からの災害データの受信量に基づいて、災害の発生を検知してもよい。一例として基地局20は、災害データの単位時間当たりの受信量が閾値以上になった場合に、災害の発生を検知する。また、基地局20は、災害データの単位時間当たりの受信量の時間的変化を参照してもよい。この場合、基地局20は、例えば、単位時間当たりの受信量の増加量が閾値以上になると、災害の発生を検知してもよい。
(変形例5)
上述した実施形態の通信システム1においては、避難マップに基づいて、移動局10のユーザに対する避難指示が行われていた。避難指示の方法は、この例に限られない。例えば、音声案内やアラーム音の出力で避難指示を行うための避難指示データが生成されてもよい。
また、通信システム1において、災害管理サーバ30が省略されてもよい。
また、上述した実施形態で列挙した各数値はあくまで一例であり、適宜変更されてよい。
また、上述した実施形態で説明したユーザが行う操作と移動局10で実行される処理との関係はあくまで一例である。
また、上述した実施形態では、移動局10は、GPSセンサを用いて測位処理を行っていたが、例えば、基地局測位等の他方式で測位処理を行ってもよい。
本発明の災害通信システムが対応する災害の種類は、特に問われず、地震、津波及び竜巻以外にも、例えば、台風や落雷、水害、火山の噴火、土砂崩れ等がある。このため、災害データ生成処理でベクトルデータの生成の対象となる事象は、津波に限られない(例えば、竜巻や土砂)。
(変形例6)
移動局10は、スマートフォンに限らず、フィーチャフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、モバイルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽プレーヤ等の、他の装置(移動通信端末)であってもよい。また、移動局10は、各種のウェアラブルコンピュータにより実現されてもよい。
上述した各実施形態において、移動局10の制御部11、基地局20の制御部21が実現する各機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の連係によって実現されうる。制御部11の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、災害通信方法として把握することも可能である。
1…通信システム、10,10A,10A−1〜10A−3,10B,10B−1〜10B−4…移動局、100…コアネットワーク、101…災害データ生成部、102…通信制御部、103…ホップ数設定部、104…マルチホップ通信制御部、105…第2避難制御部、11…制御部、111…CPU、112…ROM、113…RAM、12…操作部、13…表示部、14…撮影部、15…記憶部、16…センサ部、17…無線通信部、18…近距離通信部、19…電池部、20,20A,20B…基地局、201…通信制御部、202…決定部、203…第1避難制御部、21…制御部、211…CPU、212…ROM、213…RAM、22…移動局通信部、23…ネットワーク通信部、24…記憶部、30…災害管理サーバ、40…災害報知装置。

Claims (10)

  1. ネットワークに接続する基地局装置と、
    前記基地局装置に接続する複数の移動局装置と
    を備え、
    前記基地局装置は、
    災害が発生して前記ネットワークとの通信が不能となった場合、災害関連情報の通信を行うときの前記移動局装置毎の優先度又は前記移動局装置の数を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記優先度又は前記数に基づいて、前記複数の移動局装置と前記災害関連情報の通信を行う第1通信制御部と
    を有する災害通信システム。
  2. 前記決定部は、
    前記移動局装置と災害発生地との距離、前記第1通信制御部として機能するプロセッサの使用率、及び、前記移動局装置から受信した災害関連情報の生成時刻のうちの1つ以上に基づいて、前記優先度又は前記数を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の災害通信システム。
  3. 前記移動局装置は、
    前記災害の発生状況又は救助要請を示す災害関連情報を、前記基地局装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の災害通信システム。
  4. 前記決定部は、
    前記基地局装置に接続可能な前記移動局装置の上限数未満で、前記優先度又は前記数を決定し、
    前記第1通信制御部は、
    救助要請を示す災害関連情報については、前記決定部が決定した前記優先度又は前記数に関わらず受信する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の災害通信システム。
  5. 前記複数の移動局装置は、前記基地局装置を介さないで相互に接続して、災害関連情報のマルチホップ通信を行うことが可能であり、
    前記移動局装置は、
    前記基地局装置との通信が不能となった場合、一の災害関連情報が経由することが可能な前記移動局装置の数を示すホップ数を設定するホップ数設定部と、
    前記ホップ数設定部が設定した前記ホップ数に基づいて、前記マルチホップ通信を制御する第2通信制御部と
    を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の災害通信システム。
  6. 前記ホップ数設定部は、
    災害発生地と前記移動局装置との距離、前記マルチホップ通信で送信される災害関連情報の生成時刻、及び、接続先の前記移動局装置の電池残量のうちの1つ以上に基づいて、前記ホップ数を設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の災害通信システム。
  7. 前記複数の移動局装置は、第1移動局装置と第2移動局装置とを含み、
    前記第2通信制御部は、
    接続した前記第1移動局装置の電池残量が閾値未満である場合、当該第1移動局装置へ災害関連情報を送信する一方で、電池残量が前記閾値以上である前記第2移動局装置に接続して、当該災害関連情報を送信する
    ことを特徴とする請求項6に記載の災害通信システム。
  8. ネットワークに接続する基地局装置と、
    前記基地局装置に接続する複数の移動局装置とで実現される災害通信方法であって、
    前記基地局装置が、
    災害が発生して前記ネットワークとの通信が不能となった場合、災害関連情報の通信を行うときの前記移動局装置毎の優先度又は前記移動局装置の数を決定するステップと、
    決定した前記優先度又は前記数に基づいて、前記複数の移動局装置と前記災害関連情報の通信を行うステップと
    を有する災害通信方法。
  9. ネットワーク及び複数の移動局装置に接続する基地局装置であって、
    災害が発生して前記ネットワークとの通信が不能となった場合、災害関連情報の通信を行うときの前記移動局装置毎の優先度、又は、前記移動局装置の数を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記優先度又は前記数に基づいて、前記複数の移動局装置と前記災害関連情報の通信を行う通信制御部と
    を備える基地局装置。
  10. ネットワークに接続された基地局装置に接続し、更に、前記基地局装置を介さないで他の移動局装置に接続して災害関連情報のマルチホップ通信を行うことが可能な移動局装置であって、
    災害が発生して前記基地局装置との通信が不能となった場合、一の災害関連情報が経由することが可能な前記他の移動局装置の数を示すホップ数を設定するホップ数設定部と、
    前記ホップ数設定部が設定した前記ホップ数に基づいて、前記マルチホップ通信を制御する通信制御部と
    を備える移動局装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021136206A1 (zh) * 2019-12-30 2021-07-08 合肥移顺信息技术有限公司 消息提醒方法、装置、控制设备及存储介质

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