JP2015162689A - ホーンアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置面積の増大を抑えつつ、複数種の周波数帯域の電磁波を送受信可能なホーンアンテナ装置を提供する。【解決手段】開口を有するホーンと前記ホーンに連通した給電導波管とを有する寸法の異なるホーンアンテナが複数入れ子状に構成され、前記ホーンアンテナの各々が、前記ホーンアンテナ毎に予め決められた周波数帯域の電磁波のみを反射し、それ以外の周波数帯域の電磁波を透過するホーンアンテナ装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、ホーンアンテナ装置に関する。
ホーンアンテナ装置は、方形や円形の給電導波管の一端を徐々に広げて所要の開口をもたせたものである。ホーンアンテナ装置は、単体の放射器として用いられるほか、反射鏡アンテナなどの一次放射器として用いられる。また、ホーンアンテナ装置は、インピーダンス特性が広帯域にわたって良いことも特長である(非特許文献1)。近年、ホーンアンテナ装置は、無線通信システムにおいて、複数種の周波数帯域を利用したサービスに用いられている。
田中祥次、6章開口面アンテナ、[online]、電子情報通信学会知識ベース知識の森、[平成26年2月17日検索]、インターネット<URL:http://www.ieice-hbkb.org/files/04/04gun_02hen_06.pdf>
しかしながら、ホーンアンテナ装置で複数種の周波数帯域を使用する際には、それぞれの周波数帯域に対応したホーンアンテナを用いる必要がある。よって、そのホーンアンテナを用いて、受信する対象となる信号の周波数帯域の種類が増加すると、ホーンアンテナ装置の数が増え、その設置面積が増大することが問題となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、設置面積の増大を抑えつつ、複数種の周波数帯域の電磁波を送受信可能なホーンアンテナ装置を提供することである。
本発明の一態様は、開口を有するホーンと前記ホーンに連通した給電導波管とを有する寸法の異なるホーンアンテナが複数入れ子状に構成され、前記ホーンアンテナの各々が、前記ホーンアンテナ毎に予め決められた周波数帯域の電磁波のみを反射し、それ以外の周波数帯域の電磁波を透過するホーンアンテナ装置である。
本発明の一態様は、上述のホーンアンテナ装置であって、前記ホーンアンテナの各々の壁面が、予め決められた周波数帯域の電磁波のみを反射するメタマテリアルで形成されている。
本発明の一態様は、上述のホーンアンテナ装置であって、前記複数のホーンアンテナのグランド板を共通とする。
本発明の一態様は、上述のホーンアンテナ装置であって、前記ホーンアンテナの各々の周波数帯域毎に設けられた放射素子を有する。
本発明の一態様は、上述のホーンアンテナ装置であって、前記ホーンアンテナの各々の周波数帯域の電磁波を放射する放射素子を有する。
以上説明したように、本発明によれば、複数種の周波数帯域の電磁波を送受信可能なホーンアンテナ装置を提供することで、アンテナ設置面積を削減することができる。
本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置1の側面図を示す図である。 本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置1の給電部3を示す図である。 実施例1に係るアンテナ装置の給電部を示す図である。 実施例1に係るアンテナ装置の給電部における給電導波管30a、30bの各辺の長さを説明する図である。 実施例1に係るアンテナ装置の給電部における給電導波管30aのメタマテリアル100の寸法を説明する図である。 実施例1に係るアンテナ装置の給電部における給電導波管30bのメタマテリアル200の寸法を説明する図である。 実施例1に係るアンテナ装置の放射する周波数が2.1GHz帯と4.1GHz帯とのVSWR(電圧定在波比:voltage standing wave ratio)特性を示した図である。 実施例1に係るホーンアンテナ装置の2.1GHz帯及び4.1GHz帯における水平放射パターンを示す図である。 実施例2に係るアンテナ装置の構成例を示す図である。 実施例2に係るアンテナ装置の給電部における給電導波管40a、40bの各辺の長さを説明する図である。 実施例2に係るホーンアンテナ装置の2.0GHz帯及び4.0GHz帯における水平放射パターンを示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置の側面図を示す図である。この図において、符号1はホーンアンテナ装置を示す。なお以降の説明に用いる各図面においては、それぞれの図に図示した空間において互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の方向を規定して説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置1は、給電部3とホーン部2とを有する。ホーンアンテナ装置1は、主にマイクロ波以上の周波数帯の電磁波を送信または受信するために用いられる。
ホーン部2は、給電部3の先端側に設けられたホーンであり、入れ子状に構成されたホーン2a、2b、2cとアンテナ開口部6a、6b、6cとを有する。具体的には、ホーン2c内にホーン2bが、ホーン2b内にホーン2aが入れ子状に重なるように構成されている。また、ホーン2cの上面からホーン2bの一部が飛び出た状態に構成されている。また、ホーン2bの上面からホーン2aの一部が飛び出た状態に構成されている。ここで、入れ子状とは、その内部に外径の異なる複数の類似形状の一部又は全体を包含する状態である。ただし、本発明は、複数のホーンが入れ子状に構成されていればよい。つまり、ホーン2cの上面からホーン2bの一部が飛び出た状態に構成されていなくてもよい。また、ホーン2bの上面からホーン2aの一部が飛び出た状態に構成されていなくてもよい。
ホーン2a、2b、2cの各々は、横断面形状が長方形であり、X方向に向かうに従って、X軸に垂直な面の面積が漸次拡大した四角錐台状に形成されている。そして、ホーン2a、2b、2cは、壁面がメタマテリアルで形成されている。
メタマテリアルは、誘電体や導体のパターンなどを周期配列する構造体であり、その周期配列構造に応じて、入射される電磁波のうち特定の周波数帯域に属する電磁波のみを反射する特性を有する。
ホーン2a、2b、2cの各々は、壁面がそれぞれ異なった周期配列構造のメタマテリアルで構成されている。よって、ホーン2a、2b、2cの各々は、壁面を構成するメタマテリアルによって、それぞれ異なった周波数帯域に属する電磁波を反射する。
ホーン2a、2b、2cの各々の先端側はアンテナ開口部6a、6b、6cとなっている。また、ホーン2a、2b、2cの各々は、ホーン2a、2b、2cの各々の内部空間と給電導波管3a、3b、3c(後述)の内部空間とを連通させるように、先端側とは反対側の基端側が給電導波管3a、3b、3cの各々の先端側に接続されている。
給電部3は、ホーン部2の基端側に設けられている。給電部3は、給電導波管3a、3b、3cとケーブル4と励振線5とグランド板7とを有している。給電部3は、入れ子状に給電導波管3a、3b、3cを有している。例えば、給電導波管3cの中に給電導波管3bが配置され、給電導波管3bの中に給電導波管3aが配置されている。また、給電導波管3a、3b、3cの各々は、グラウンド板を共通化している。
図2は、本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置1の給電部3を示す図である。図2(a)は、本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置1の給電部3の斜視図である。図2(b)は、本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置1の給電部3の正面図である。図2(c)は、本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置1の給電部3の側面図である。
給電導波管3a、3b、3cは、基端側が閉塞されると共に先端側が開口し、横断面形状が長方形の角筒体である。
給電導波管3aは、先端側がホーン2aの基端側と接続されており、壁面がホーン2aと同一のメタマテリアルで構成されている。給電導波管3bは、先端側がホーン2bの基端側と接続されており、壁面がホーン2bと同一のメタマテリアルで構成されている。給電導波管3cは、先端側がホーン2cの基端側と接続されており、壁面がホーン2cと同一のメタマテリアルで構成されている。
給電導波管3a、3b、3cの各々は、壁面がそれぞれ異なった周期配列構造のメタマテリアルで構成されている。よって、給電導波管3a、3b、3cの各々は、壁面を構成するメタマテリアルによって、それぞれ異なった周波数帯域に属する電磁波を反射する。
よって、ホーン2aと給電導波管3a、ホーン2bと給電導波管3b、ホーン2cと給電導波管3cとの各々は、それぞれ異なった周波数帯域の電磁波を送信または受信するホーンアンテナとして構成される。また、ホーンアンテナ装置1は、上述したように、それぞれのホーンアンテナが入れ子状に構成されているような構造である。
ケーブル4は、例えば同軸ケーブルからなる給電線であり、給電部3の上面に固定されている。
励振線5は、例えば細長い円柱状に形成され、ケーブル4の中心導体に電気的に接続されると共に、その先端側が給電導波管3aの内部空間内に突出している。励振線5は、ケーブル4を介して不図示の送信機から高周波信号が給電されると、励振線5とグランド板7との間に高周波の電圧が印加され、電磁波(例えばマイクロ波)を放射する。また、励振線5は、給電導波管3a、3b、3c内の電磁波をケーブル4に向けて出力する。
励振線5は、複数種の周波数帯域の電磁波を大気中へ放射する周波数共用素子である。
グランド板7は、給電部3の上面に設けられており、給電導波管3a、3b、3cの共通のグランド板である。
次に本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置1が電磁波を放射する動作について説明する。
なお、ホーン2aと給電導波管3aの壁面を構成するメタマテリアルが反射する電磁波の周波数帯域を帯域A、ホーン2bと給電導波管3bの壁面を構成するメタマテリアルが反射する電磁波の周波数帯域を帯域B、ホーン2cと給電導波管3cの壁面を構成するメタマテリアルが反射する電磁波の周波数帯域を帯域Cとする。
励振線5は、送信機(図示せず)からケーブル4を介して高周波信号が給電されると励振し、電磁波を放射する。励振線5から放射した電磁波が帯域Aの場合、帯域Aの電磁波は、給電導波管3aのメタマテリアルに反射されるため、給電導波管3aを透過しない。よって、帯域Aの電磁波は、給電導波管3a内をTE10モードで伝搬し、ホーン2a内に伝送される。ホーン2a内において、帯域Aの電磁波は、ホーン2aのメタマテリアルに反射されるため、ホーン2aを透過しない。よって、帯域Aの電磁波は、ホーン2aにおいて、TE(Transverse Magnetic)10モードからTEM(Transverse Electric Magnetic)波に変換され、アンテナ開口部6aから空中に放射される。
励振線5から放射した電磁波が帯域Bの場合、帯域Bの電磁波は、給電導波管3aのメタマテリアルに反射されずに、給電導波管3aを透過する。しかし、帯域Bの電磁波は、給電導波管3bのメタマテリアルに反射されるため給電導波管3bを透過しない。よって、帯域Bの電磁波は、給電導波管3b内をTE10モードで伝搬し、ホーン2b内に伝送される。ホーン2b内において、帯域Bの電磁波は、ホーン2bのメタマテリアルに反射されるため、ホーン2bを透過しない。よって、帯域Bの電磁波は、ホーン2bにおいて、TE10モードからTEM波に変換され、アンテナ開口部6bから空中に放射される。
励振線5から放射した電磁波が帯域Cの場合、帯域Cの電磁波は、3a、3bのそれぞれのメタマテリアルに反射されずに、給電導波管3a、3cを透過する。しかし、帯域Cの電磁波は、給電導波管3cのメタマテリアルに反射されるため給電導波管3cを透過しない。よって、帯域Cの電磁波は、給電導波管3c内をTE10モードで伝搬し、ホーン2c内に伝送される。ホーン2c内において、帯域Cの電磁波は、ホーン2cのメタマテリアルに反射されるため、ホーン2cを透過しない。よって、帯域Cの電磁波は、ホーン2cにおいて、TE10モードからTEM波に変換され、アンテナ開口部6cから空中に放射される。
上述したように、本発明の実施形態によると、ホーンアンテナ装置1は、それぞれ異なる寸法の複数のホーンアンテナが入れ子状に構成され、各ホーンアンテナの壁面を特定の周波数帯域の電磁波のみを反射し、それ以外の周波数帯域の電磁波を透過するメタマテリアルで形成されている。また、メタマテリアルは、ホーンアンテナ毎に反射する周波数帯域が異なる。これにより、1つの周波数帯域の送受信を行う従来のホーンアンテナ装置と比べて、本発明の実施形態に係るホーンアンテナ装置1は、複数種の周波数帯域を送受信することが可能になるため、ホーンアンテナの設置面積を削減することが可能となる。
<実施例1>
次に、本実施形態の実施例1について説明する。
図3は、実施例1に係るアンテナ装置の給電部を示す図である。
図3に示すように、実施例1の給電部は、給電導波管30aと給電導波管30bとケーブル4と励振線5とグランド板7とを有する。給電導波管30aは、給電導波管30bの中に包含されている。また、給電導波管30aと給電導波管30との各々は、上面が共通のグランド板7である。ケーブル4は、給電部の上面に固定されている。また、励振線5は、ケーブル4の中心導体に電気的に接続されると共に、その先端側が給電導波管30aの内部空間内に突出している。
図4は、実施例1に係るアンテナ装置の給電部における給電導波管30a、30bの各辺の長さを説明する図である。
実施例1に係るアンテナ装置の給電部は、給電導波管30a、30bの各辺の長さが図4に示す通りに設定されている。
図4(a)は、実施例1に係るアンテナ装置の給電部の側面図である。図4(b)は、実施例1に係るアンテナ装置の給電部の正面図である。図4(c)は、実施例1に係るアンテナ装置の給電部の平面図である。
給電導波管30aは、X方向とY方向の辺の長さが49.4mmであり、Z方向の辺の長さが24.7mmである。給電導波管30bは、X方向とY方向の辺の長さが98.8mmであり、Z方向の辺の長さが49.4mmである。つまり、給電導波管30aは、X方向とY方向とZ方向の辺の長さの各々が給電導波管30bのX方向とY方向とZ方向の辺の長さの各々の半分の長さである。また、図4(a)、(b)に示す通り、給電導波管30aは、上面が給電導波管30bの上面に固定されている。また、図4(c)に示す通り、給電導波管30aは、X方向とY方向の辺からなる正方形の中心点が給電導波管30bのX方向とY方向の辺からなる正方形の中心点と一致するように配置されている。
また、励振線5は、図4(c)に示す通り、辺EFからX方向に24.7mm、辺DEからY方向に49.4mmの位置に固定されている。
図5は、実施例1に係るアンテナ装置の給電部における給電導波管30aのメタマテリアル100の寸法を説明する図である。
メタマテリアル100は、誘電体110と図5に示す斜線で塗られた導体パターン120を有している。誘電体110は、例えば、厚さ1.6mmであり、比誘電率2.6である。また、導体パターン120は、例えば銅箔のパターンであり、厚さ35μmである。
誘電体110は、例えば1辺の長さd1が24.7mmに設定される。また、導体パターン120は、例えば1辺の長さa1が21.7mmで、パターンの太さw1が3.0mmに設定される。給電導波管30aの壁面は、上述した長さの誘電体110と導体パターン120とを有するメタマテリアル100が複数配置されることで形成されている。
図6は、実施例1に係るアンテナ装置の給電部における給電導波管30bのメタマテリアル200の寸法を説明する図である。
メタマテリアル200は、誘電体210と図6に示す斜線で塗られた導体パターン220を有している。誘電体210は、例えば、厚さ1.6mmであり、比誘電率2.6である。また、導体パターン220は、例えば銅箔のパターンであり、厚さ35μmである。
誘電体210は、例えば1辺の長さd2が49.4mmに設定される。また、導体パターン220は、例えば1辺の長さa2が43.4mmで、パターンの太さw2が6.0mmに設定される。給電導波管30bの壁面は、上述した長さの誘電体210と導体パターン220とを有するメタマテリアル200が複数配置されることで形成されている。
なお、上述したように、給電導波管30a、30bの各々の壁面のメタマテリアル100、200は、それぞれ異なる周期配列構造である。
図7は、実施例1に係るアンテナ装置の放射する周波数帯域が2.1GHz帯と4.1GHz帯とのVSWR(電圧定在波比:voltage standing wave ratio)特性を示した図である。図7に示すように、横軸が周波数(GHz)、縦軸がVSWRを示している。
図7に示す結果より、ホーンアンテナ装置の放射する周波数帯域が2.1GHz帯と4.1GHz帯において、VSWRが2.5以下になっていることがわかる。これより、ホーンアンテナ装置は、十分なVSWR特性を得ることができ、2.1GHz帯及び4.1GHz帯の2つの周波数帯域の電磁波を送受信することができる。
図8は、実施例1に係るホーンアンテナ装置の2.1GHz帯及び4.1GHz帯における水平放射パターンを示す図である。図8の示す実線のパターンは、放射する電磁波の周波数帯域が2.1GHz帯である実施例1に係るアンテナ装置の特性を表している。図8の示す破線のパターンは、放射する電磁波の周波数帯域が4.1GHz帯である実施例1に係るアンテナ装置の特性を表している。
ここで、図8に示す水平放射パターンの水平面は、XY平面であり、実施例1に係るアンテナ装置が配された位置を中心として、その水平面(XY平面)に沿った全方位についての電磁波の放射強度を図示される。
図8に示すように、実施例1に係るアンテナ装置は、周波数帯域が2.1GHz帯と4.1GHz帯の2つの周波数帯域が同様な強度で放射されていることがわかる。
<実施例2>
次に、本実施形態の実施例2について説明する。
図9は、実施例2に係るアンテナ装置の構成例を示す図である。図9(a)は、実施例2に係るアンテナ装置の斜視図である。図9(a)は、実施例2に係るアンテナ装置の側面図である。
図9に示すように、実施例2に係るアンテナ装置において、給電部は、給電導波管40aと給電導波管40bとケーブル4と励振線5とグランド板7とを有する。また、ホーン部は、ホーン20aとホーン20bとを有する。なお、実施例2のメタマテリアルの構造と構造パラメータとは、実施例1と同様である。
給電導波管40aは、給電導波管40bの中に包含されている。また、給電導波管40aの先端側である開口面が、給電導波管40bの先端側である開口面と揃うように配置されている。また、給電導波管40aと給電導波管40との各々は、上面が共通のグランド板7である。
ケーブル4は、給電部の上面に固定されている。また、励振線5は、ケーブル4の中心導体に電気的に接続されると共に、その先端側が給電導波管40aの内部空間内に突出している。
ホーン20aは、ホーン20bの中に包含されている。つまり、ホーン2aは、ホーン部20bの内部に配置されている状態、もしくは、ホーン2aは、上面がホーン2bの上面と一致する状態に構成されている。
図10は、実施例2に係るアンテナ装置の給電部における給電導波管40a、40bの各辺の長さを説明する図である。
図10(a)は、実施例2に係るアンテナ装置の給電部の斜視図である。図10(b)は、実施例2に係るアンテナ装置の給電部の側面図である。
実施例2は、給電導波管40aと給電導波管40bの各辺の長さが以下の通り設定されたものである。
辺Lx1の長さは148.2mmであり、辺Ly1の長さは49.4mmであり、辺Lz1の長さは24.7mmである。また、辺Lx2の長さが167.0mmであり、辺Ly2の長さが110.0mmであり、辺Lz2の長さが55.0mmである。また、辺s1の長さは18.8mmであり、辺s2の長さは37.5mmである。
図11は、実施例2に係るホーンアンテナ装置の2.0GHz帯及び4.0GHz帯における水平放射パターンを示す図である。図11(a)は、実施例2に係るホーンアンテナ装置の2.0GHz帯における水平放射パターンを示す図である。また、図11(b)は、実施例2に係るホーンアンテナ装置の4.0GHz帯における水平放射パターンを示す図である。
ここで、図11に示す水平放射パターンの水平面は、XY平面であり、実施例2に係るアンテナ装置が配された位置を中心として、その水平面(XY平面)に沿った全方位についての電磁波の放射強度を図示される。
図11に示すように、実施例2に係るアンテナ装置は、周波数帯域が2.0GHz帯と4.0GHz帯の2つの周波数帯域が同様な強度で放射されていることがわかる。また、実施例2に係るアンテナ装置は、周波数帯域が2.0GHz帯と4.0GHz帯の2つの周波数帯域の水平放射パターンがほぼ同一の特性となっている。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
上述の実施形態では、励振線5が1つの場合について説明したが、本発明の実施形態は、これに限られるものではなく、例えば、給電導波管3a、3b、3cの各々に励振線を設けてもよい。その場合は、励振線は、複数種の周波数帯域の電磁波を放射する周波数共用素子ではなく、それぞれ異なる周波数帯域の電磁波を放射する放射素子でもよい。
1 ホーンアンテナ装置
2 ホーン部
3 給電部
2a、2b、2c ホーン
3a、3b、3c 給電導波管
6a、6b、6c アンテナ開口部
100、200 メタマテリアル
110、210 誘電体
120、220 導体パターン

Claims (5)

  1. 開口を有するホーンと前記ホーンに連通した給電導波管とを有する寸法の異なるホーンアンテナが複数入れ子状に構成され、
    前記ホーンアンテナの各々が、前記ホーンアンテナ毎に予め決められた周波数帯域の電磁波のみを反射し、それ以外の周波数帯域の電磁波を透過するホーンアンテナ装置。
  2. 前記ホーンアンテナの各々の壁面が、予め決められた周波数帯域の電磁波のみを反射するメタマテリアルで形成されている請求項1に記載のホーンアンテナ装置。
  3. 前記複数のホーンアンテナのグランド板を共通とする請求項1又は請求項2に記載のホーンアンテナ装置。
  4. 前記ホーンアンテナの各々の周波数帯域毎に設けられた放射素子を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のホーンアンテナ装置。
  5. 前記ホーンアンテナの各々の周波数帯域の電磁波を放射する放射素子を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のホーンアンテナ装置。
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