JP2015162019A - 車両用表示制御装置 - Google Patents

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健史 山元
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一博 松井
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Hiroko Nakamura
裕子 中村
鈴木 孝光
Takamitsu Suzuki
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Abstract

【課題】ユーザが前回の停車中にどのような操作をしていたのかを思い出すのを支援する車両用表示制御装置を提供する。
【解決手段】操作履歴格納処理部F9及び結果履歴格納処理部F10は、逐次ユーザの操作に関わるデータをメモリ1aに格納していく。そして、車両が停車したと走行状態判定部F3が判定した場合、表示制御部F1は、メモリ1aが記憶しているユーザ操作に関連するデータに基づいて想起画面を生成して表示する。この想起画面には、現在の画面に至るまでの複数の画面遷移の流れと、各画面においてユーザが選択したボタンが表されているため、ユーザは、この想起画面を見ることによって、ユーザは現在の画面に至った経緯を思い出すことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用表示制御装置に関する。
従来、タッチパネルやハプティックデバイスなどの入力装置を介してユーザからの操作を受け付け、車両に設けられた表示装置に表示する画面を制御する車両用表示制御装置が知られている。この種の車両用表示制御装置は、周知のナビゲーションシステムやオーディオシステムなどと連携しており、ユーザは、表示装置に表示される画面に応じた操作入力を実施することで、各システムが備える所望の機能を実行させることができる。
しかし、ユーザが実行させたい機能の種別によっては、その機能を実行させるために複数の入力操作を必要とする場合がある。例えば、目的地までの走行経路を案内する経路案内機能を動作させたい場合、目的地を設定する過程においても目的地の検索方法の選択や、施設名称の入力、住所の選択、検索結果から所望の目的地を選択する操作など、複数回の入力操作が必要となる。また目的地を設定した後でも、当該施設までの案内経路を複数の候補の中から決定する入力操作を求められる場合もある。以降では、このように機能を実行させるために複数の一連のユーザ操作を必要とする機能を複合タスクと称する。
ところで、一般的に、車両用表示制御装置には、走行中の画面表示に関わる操作を制限する、いわゆる走行強制機能が実装されている(例えば特許文献1)。
特開平9−159468号公報
特許文献1に例示されるように、車両走行中においては走行強制がかかってしまうため、ユーザは、複合タスクを実行させるための一連の操作を、信号待ちなどの停車時間を使って実施することになる。しかしながら、ユーザが、信号待ちしている時間などに複合タスクを実行させるための一連の操作を開始したものの、その停車中に全ての操作入力が完了する前に、信号機の表示が青に変わってしまうことがある。この場合、ユーザは、操作が完了していない状態で走行を開始し、次の信号待ちなどの停車時に、前回の停車中に行った一連の操作の続きを実施せざるを得ない。このような場合、一連の操作の途中で走行を開始してから次に停車するまでに、途中状態となった操作そのものの目的や、達成状況を忘れてしまうことがある。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、ユーザが前回の停車中にどのような操作をしていたのかを思い出すのを支援する車両用表示制御装置を提供することにある。
その目的を達成するための本発明は、車両で用いられ、入力装置(3)を介してユーザの操作を受け付ける操作受付部(F2)と、操作受付部が受け付けた操作に基づいて表示装置(2)に表示する画面を制御する表示制御部(F1)と、車両が停車しているか否かを判定する停車判定部(F3)と、少なくとも車両が停車中であると停車判定部が判定している間に、操作受付部が受け付けた操作に関連する情報である操作関連データを記憶する操作情報記憶部(1a)と、を備え、表示制御部は、停車判定部によって車両が停車したと判定されると、操作情報記憶部が記憶する操作関連データのうち、停車中において受け付けたユーザ操作の履歴の一部又は全部を表す想起情報を表示装置に表示することを特徴とする。
以上の構成では、車両が停車したと停車判定部が判定すると、表示制御部は、操作情報記憶部が記憶する操作関連データに基づいて、前回、ユーザの操作を受け付けた停車中におけるユーザの操作の一部又は全部を表す想起情報を表示させる。
ユーザは、この想起情報を見ることによって、前回の停車中におけるユーザの操作、及び車両停車時に現状の画面に至った経緯を認識することができる。すなわち、以上の構成によれば、前回の停車時にどんな操作をしていたのかの記憶を思い出しやすくなる。
本実施形態における車両内マルチメディアシステム100の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 制御部1の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 表示装置2に表示する画面の一例である。 制御部1が実施する保存関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 制御部1が実施する想起情報表示関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 想起画面の一例である。 制御部1の表示制御部F1が実施する想起情報表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態による作動と、比較構成における作動との差異を説明するための図である。 変形例1における想起情報の表示態様を説明するための概念図である。 変形例2における想起情報の表示態様を説明するための概念図である。
以下、本発明の実施形態の一例について図を用いて説明する。図1は、本発明に係る車両内マルチメディアシステム100の概略的な構成の一例を示す図である。図1に示すように、車両内マルチメディアシステム100は、制御部1、表示装置2、入力装置3、動作検出部4、車載センサ群6、外部記憶部7、地図データベース(以降、地図DB)8、及び通信装置9を備える。動作検出部4は、ユーザが入力装置3を操作しようとする動作を検出する装置であって、より細かくは、近接センサ41及び顔部撮像カメラ42を備えている。以降ではユーザとして、運転者を想定して説明を実施するが、もちろん、運転者以外の乗員をユーザとしてもよい。
制御部1と、表示装置2、入力装置3、近接センサ41、車載センサ群6、外部記憶部7、地図DB8、及び通信装置9とは、それぞれ周知の車両内ネットワークによって相互通信可能に接続されている。以下では、この車両内マルチメディアシステム100が搭載されている車両を自車両と称する。
制御部1は、表示装置2に表示する画面を制御する機能の他、一例として経路案内機能や、オーディオ再生機能を備えており、ユーザ操作に基づいてこれらの機能を実行する。経路案内機能は、周知のナビゲーション装置と同様に、現在地からユーザが設定した目的地までの案内経路の走行を案内する機能であり、オーディオ再生機能は、後述する外部記憶部7に保存されている楽曲データを再生する機能である。これらの機能は、1つのコンピュータにより実現されていてもよいし、別々のコンピュータにより実現されていてもよい。表示装置2に表示する画面を制御する機能を有する制御部1が請求項に記載の車両用表示制御装置に相当する。
また、制御部1が実施する機能の中には、その機能をユーザが動作させるために、複数のユーザ操作を必要とするものがある。以降においては、そのように1つの機能を実行するために複数のユーザ操作を必要とする機能を複合タスクと称し、複合タスクを実行するために呼び出され、ユーザ操作を要求する処理のそれぞれを呼出タスクと称する。
すなわち、複合タスクは、少なくとも1つ以上の呼出タスクを備えており、その複合タスクが備える全ての呼出タスクが完了した場合に、当該複合タスクに応じたサービスを受けることができる。呼出タスクは、その呼出タスクに応じたユーザ操作を受け付けることで完了となる。
例えば、後述する経路案内処理が複合タスクに相当し、経路案内処理が備える、目的地を設定するための、地点入力処理や、都道府県の取得処理、市町村の取得処理、目的地候補選択処理などのそれぞれが呼出タスクに相当する。これらの処理を実行する制御部1については、後述する。
表示装置2は、制御部1からの指示に基づいてテキストや画像を表示し、種々の情報をユーザに報知する。表示装置2は、例えばフルカラー表示が可能なものであり、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等を用いて構成することができる。本実施形態において表示装置2は、インストゥルメントパネルの車幅方向中央付近に配置されるセンターディスプレイとする。他の態様として、表示装置2はインストゥルメントパネルの運転席側の上部に配置されたマルチインフォメーションディスプレイであってもよい。
入力装置3は、ユーザが、制御部1に対して各種機能の実行指示を行うための装置であって、本実施形態では一例として、表示装置2が備える表示パネルと一体になったタッチパネルとする。入力装置3としてのタッチパネルがユーザのタッチ位置を検出する方式は、静電用容量式、感圧式のどちらでもよく、さらにはその他の方式であってもよい。入力装置3としてのタッチパネルは、ユーザからのタッチ操作を検出すると、タッチパネル上のタッチされた位置を示す制御信号を、制御部1に逐次出力する。制御部1は、入力装置3がタッチ位置から、表示画面上に表示しているボタンのうち、どのボタンをタッチしたのかを特定することができる。
なお、入力装置3は、タッチパネルの他、メカニカルなボタンなどであってもよい。また、入力装置3は、表示装置2の画面上に表示されるカーソルの移動、及び当該ポインタが指し示す対象の選択などを行うポインティングデバイスとして構成されたハプティックデバイスであってもよい。
ユーザは、入力装置3を操作することによって、例えば、目的地を設定して経路案内処理を開始させたり、外部記憶部7に保存されている複数の楽曲データから、再生させたい曲を選択して再生させたりすることができる。
近接センサ41は、予め規定された空間内に存在する有体物を検知する構成であって、操作者の手の接近を検知する検知手段として設けられている。本実施形態にて用いられる近接センサ41は、例えば赤外線を射出して、操作者の手等の検知物によって反射した赤外線を検出することにより、当該近接センサ41から検知物までの距離を検知する。近接センサ41が検出した検知物までの距離を示す距離データは、逐次を制御部1に出力される。
近接センサ41は、その検知エリアが入力装置3付近に形成されるように、例えば入力装置3と並べて配置すればよい。すなわち、本実施形態において入力装置3は表示装置2と一体化したタッチパネルであるため、近接センサ41は、表示装置2と並んで、インストゥルメントパネルの車幅方向中央部付近に配置される。このようにその検知エリアが入力装置3の付近に形成されるように近接センサ41を配置することで、入力装置3に対するユーザの手の接近を検出することができる。すなわち、入力装置3を操作しようとするユーザの動作を検出することができる。
顔部撮像カメラ42は、撮像面をユーザに向けた姿勢にて、車両の室内に設置されており、ユーザの顔を含む範囲を逐次(例えば100ミリ秒ごと)撮像し、その撮影画像の画像データを、制御部1に逐次出力する。本実施形態では顔部撮像カメラ42を、バックミラー部分に取り付けるものとするが、その他の態様として、ステアリングコラムカバーの上などに取付けてもよい。
また、本実施形態では顔部撮像カメラ42として、赤外線を検出することにより、可視光の少ない環境下においても撮像可能な赤外線カメラを用いる。もちろん、顔部撮像カメラ42は、赤外線カメラのほかに、例えばCMOSカメラやCCDカメラ等、可視光を感知する光学式のカメラ等であってもよい。
音声出力装置5は、スピーカ等から構成され、制御部1から入力される音声データを音声(単なる音も含む)に変換して出力する。
車載センサ群6は、自車両の状態を検出する種々のセンサであって、例えば、車速センサや、加速度センサ、ジャイロセンサ、GNSS受信機、操舵角センサ、ブレーキストロークセンサ、アクセルペダルセンサ、方向指示レバー位置センサなどが含まれる。
車速センサは自車両の走行速度を検出し、加速度センサは自車両に作用する加速度を検出する。GNSS受信機は、GNSS(Global Navigation Satellite System)で用いられる衛星からの電波を受信することで、GNSS受信機の現在位置を示すデータを取得する。もちろん、GNSS受信機としては、例えばGPS受信機を用いることができる。
ジャイロセンサは自車両の鉛直軸周りの回転角速度を検出し、操舵角センサはステアリングの切れ角に基づいて操舵角を検出する。ブレーキストロークセンサはブレーキペダルの踏込量を検出し、アクセルペダルセンサはアクセルペダルの踏込量を検出する。方向指示レバー位置センサは、方向指示レバーが左折位置又は右折位置になっているかを検出する。
外部記憶部7は、電気的または磁気的に書き換え可能な不揮発性の記憶媒体と、その記憶媒体に対してデータの読み出し及び書き出しを行う装置と、を備えている。外部記憶部7は、例えばSDカード等の、取り外し可能な記憶媒体とする。もちろん、外部記憶部7が備える記憶媒体は、その他、DVD、CD、HDDなどを用いて実現してもよい。
外部記憶部7は、例えば複数の楽曲データや動画データなどを記憶している。楽曲データは、その楽曲が収録されているアルバムや、アーティスト、音楽ジャンルなどの属性毎に区別して管理されており、また、属性毎に階層化したデータ構造を有しているものとする。
地図DB8は、地図データを格納しているデータベースであって、例えばHDD(Hard Disk Drive)などの、書き換え可能な不揮発性の記憶媒体を用いて実現される。もちろん、地図DB8において地図データを格納する記憶媒体は、HDDなどの磁気記憶媒体に限らず、DVDなどの光学記憶媒体等であってもよい。また、書き換え不可能な記憶媒体であってもよい。地図データは、道路の接続関係(すなわち道路網)を示す道路データなどを備えている。
道路データは、複数の道路が交差、合流、分岐する地点(ノードとする)に関するノードデータと、その地点間を結ぶ道路(すなわちリンク)に関するリンクデータを有する。ノードデータは、ノード毎に固有の番号を付したノードID、ノードの座標(緯度・経度)、ノード名称、ノードに接続する全てのリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、及び信号機が設置されているか否か、などの各データを備える。
リンクデータは、道路毎に固有の番号を付したリンクID、リンク長、リンクの始端及び終端ノード、リンク上の各地点の座標データ、高速道路や一般道路などの道路種別、道路幅員、リンク方位、道路名称、車線数、制限速度などの各データを備える。
通信装置9は、送受信アンテナを備え、例えば電話回線やインターネットなどのネットワークを介して、外部に設けられた交通情報センタ(図示略)などと通信を行う。交通情報センタは、渋滞情報や、信号機の点灯情報などを配信する。この通信装置9が請求項に記載の信号機情報取得部に相当する。
なお、通信装置9は、ここでは一例として、公知の第3世代移動体通信システムで用いられる通信モジュールによって実現されるものとする。もちろん、通信装置9として、この他、DCM(Data Communication Module)といった車載通信モジュールなどの様々なものを採用することができる。
制御部1は、通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU、ROMやEEPROM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAMなどの揮発性メモリ、I/O、及びこれらの構成を接続するバスライン(何れも図示略)などを備えている。不揮発性メモリには、種々の処理を実行するためのプログラムモジュールやデータが格納されている。
制御部1が備えるメモリ1aは、書き換え可能な記憶媒体であって、例えば制御部1が備えるフラッシュメモリなどによって実現される。メモリ1aは、後述の操作履歴データや結果履歴データを記憶する。この操作履歴データや結果履歴データが請求項に記載の操作関連データに相当し、メモリ1aが請求項に記載の操作情報記憶部に相当する。
ここで図2を用いて、この制御部1が、メモリ1aに格納されている種々のプログラムモジュールを実行することによって実現される機能について説明する。制御部1は、図2に示すように機能ブロックとして、表示制御部F1、操作受付部F2、走行状態判定部F3、位置検出部F4、オーディオ部F5、ナビゲーション部F6、操作完了判定部F7、準備動作判定部F8、操作履歴格納処理部F9、及び結果履歴格納処理部F10を備える。
表示制御部F1は、表示装置2に表示する画面を制御する。例えば表示制御部F1は、ナビゲーション部F6やオーディオ部F5などからの指示に基づいて表示装置2に表示する画面を切り替える。
表示制御部F1が表示する種々の画面は、ユーザによって選択されうる複数の選択肢のそれぞれに対応する画像(以降、ボタンとする)を備えている。ユーザは、それらのボタンを選択(ここではタッチ操作)することで、車両内マルチメディアシステム100に種々の機能を実行させることができる。各画面には、固有の識別子(画面IDとする)や、画面の名称など、その画面の特定するための情報が設定されており、表示制御部F1は、表示すべき画面の画面IDを取得すればその画面を表示することができるものとする。
また、表示制御部F1は、後述する所定の想起情報表示条件が満たされた場合に、ユーザが前回の停車中に行っていたユーザ操作の目的や達成状況を思い出すことを支援する情報(想起情報とする)を表示する。この想起情報表示条件及び想起情報についても、後述する。
操作受付部F2は、入力装置3から入力される信号から、ユーザが入力装置3に対して為した操作に対応する処理を受け付ける。例えば操作受付部F2は、入力装置3が出力するユーザのタッチ位置と、現在表示装置2に表示されている種々のボタンの位置とから、ユーザによって選択されたボタンを特定する。各ボタンには、そのボタンを特定するためのボタンIDが設定されている。操作受付部F2は、ユーザによって選択されたボタンを特定すると、そのボタンに対応するボタンIDを、ナビゲーション部F6など、現在実行中の処理を管理する機能ブロック(実行中処理部とする)に処理上の引数として渡す。なお、ユーザによって選択されたボタンの特定及びボタンIDの取得は、実行中処理部が行ってもよい。
走行状態判定部F3は、車載センサ群6からの入力信号に基づいて、自車両が走行しているか否かを判定する。例えば、車速が0となった場合に自車両が停車したと判定し、車速が0よりも大きい状態になった場合に走行を開始したと判定する。また、車速が0となったときに停止判定するのではなく、車速が所定速度以下となったときに停止と判定してもよいし、サイドブレーキがオンとなっている場合に、自車両は停車していると判定してもよい。この走行状態判定部F3が請求項に記載の停車判定部に相当する。
位置検出部F4は、GNSS受信機や、車速センサ、ジャイロスコープなどから入力される信号に基づいて、自車両の現在位置(以下、車両位置)を検出する。車両位置は、例えば緯度、経度で表されるものとする。位置検出部F4は、逐次(例えば100ミリ秒毎)に車両位置を取得する。
なお、車両位置を検出するために用いられるセンサ群は、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。もちろん、各センサの精度によっては、上述したセンサの一部の出力値を用いても良い。この位置検出部F4が請求項に記載の位置取得部に相当する。
オーディオ部F5は、外部記憶部7に保存されている楽曲データを読み出し、読み出した楽曲データに基づく音声信号を音声出力装置5に出力する。
オーディオ部F5は、再生する楽曲データを特定するための処理として、アーティストの選択をユーザに要求するアーティスト取得処理や、アルバムの選択をユーザに要求するアルバム取得処理、楽曲データの選択をユーザに選択する楽曲取得処理を実施する。楽曲データの再生するための一連の処理が、1つの複合タスクに相当し、アルバム取得処理や、楽曲取得処理などの処理が、いずれも呼出タスクに相当する。
ナビゲーション部F6は、位置検出部F4が検出した車両位置に基づいて、案内経路の走行を案内する処理(すなわち経路案内処理)を行う。ナビゲーション部F6は、経路案内処理を実施するためのより細かい処理単位として、目的地設定処理や、経路計算処理、案内制御処理を備える(何れも図示略)。すなわち、経路案内処理が複合タスクに相当し、目的地設定処理や経路計算処理が、呼出タスクに相当する。もちろん、目的地設定処理が備えるさらに細かい処理もまた呼出タスクに相当する。目的地設定処理、経路計算処理、案内制御処理を実行するプログラムモジュールを、目的地設定処理部や、経路計算処理部、案内制御処理部とも称する。
目的地設定処理では、入力装置3を介してユーザが指定した地点を目的地として設定する。目的地設定処理は、より細かい処理として、例えば、入力装置3を介してユーザが指定した地点名称を検索語として、地図DB8が記憶する施設の中から検索語に一致(完全な一致にかぎらず、部分一致なども含む)する施設を取得する施設名称検索処理を実施する。もちろん、施設を検索する際の検索語としては、地点名称の他、郵便番号や、電話番号などを用いることができる。
また、施設検索処理の他の形態として、施設のジャンルから目的地とする施設を検索する施設ジャンル検索処理や、目的地とする施設の住所で検索する住所検索処理も実施する。施設ジャンル検索処理では、目的地として設定したい施設が属するジャンル(食事や観光など)を選択することで指定地点を絞り込み、ユーザの選択したジャンルに属する施設を取得する。
また、住所検索処理では、例えば、全国の都道府県のリストを表示し、ユーザが目的地として設定したい地点の住所に該当する都道府県を選択するように要求する。ユーザによって都道府県が選択されると、その選択された都道府県が備える市町村の候補リストを表示し、都道府県の選択時と同様に、ユーザが目的地として設定したい地点の住所に該当する市町村を選択するように要求する。
そして、ユーザによって市町村が選択されると、その選択された市町村が備える番地のリストを表示する。なお、市町村選択画面の次に表示する画面の種別は、市町村選択画面D2で選択された市町村の構成に応じて定まり、番地選択画面に移る場合もあれば、町名選択画面に移る場合もある。ユーザは、このように階層的な構造となっている選択肢を順次選択していくことで、所望の地点を目的地に設定することができる。
経路計算処理では、例えば現在の車両位置などの出発地から目的地までの距離優先や時間優先等の予め設定された条件を満たす推奨経路を公知の探索法を用いて計算する。
案内制御処理では、表示装置2や音声出力装置5を介して案内経路についての情報をドライバに報知する処理を行う。案内経路は、経路計算処理によって計算した推奨経路であって、ユーザの経路確定操作により確定された経路である。例えば案内制御処理では、案内経路及び自車両の車両位置を示した電子地図を表示装置2に逐次表示させるとともに、案内交差点の手前に自車両が到達したとき等に、右折、左折等を指示する案内音声信号を音声出力装置5に出力する。なお、案内制御処理を実行している状態が、経路案内処理に対応するサービスをドライバが受けている状態を意味する。
もちろん、ナビゲーション部F6は、上記以外の処理も実施する。例えば、現在地周辺の地図画像を生成し、表示制御部F1に渡して表示させる。現在地周辺の地図画像を表示している画面を、現在地地図画面と称する。現在地地図画面は、現在地地図画面を表示するための現在地ボタン(図示略)がユーザに押下されたことを検出した場合に表示すればよい。
ここで、表示制御部F1、操作受付部F2、及びナビゲーション部F6の作動について、図3を用いて説明する。図3は、ナビゲーション部F6が目的地設定処理を実施する際に表示する画面(目的地設定メニュー画面)の一例であって、ユーザが目的地を検索する方法を選択するための画面である。目的地設定メニュー画面は、複数のボタンB11〜18を備えている。なお、ここでは一例として、各ボタンB11〜18のボタンIDは、1011〜1018とする。目的地設定処理は、これらボタンB11〜18のいずれがユーザによって選択された場合、その選択されたボタンのボタンIDに応じた処理(呼出タスク)を呼び出して実行する。この目的地設定メニュー画面を表示している時の実行中処理部は、目的地設定処理部である。
例えば、ボタンB11は、ユーザが目的地として設定したい施設の名称から、その目的地を検索するためのボタン、すなわち施設名称検索処理を実行するためのボタンである。
このボタンB11が表示されている領域をユーザがタッチ操作したことを操作受付部F2が検出すると、このボタンB11のボタンID(ここでは1011)を取得して、目的地設定処理部に返す。目的地設定処理部は、ボタンB11に対応するボタンIDを取得すると、施設名称検索処理を呼び出して、検索語とする施設名称の入力をユーザに求める画面(施設名称入力画面)を表示させる。
施設名称入力画面は、ひらがなやアルファベットなどの文字に対応するボタンを備え、ユーザが画面上をタッチした位置から、ユーザが選択した文字を順次決定していき、その文字を保持する。ユーザから入力が完了した旨の操作を受け付けると、一連の文字列を引数として取得する。そして、当該文字列を検索語とする検索処理を実行し、該当する施設の一覧を表示するなどすればよい。
なお、目的地設定メニュー画面のように、複数の機能のうち、どの機能を実行させるかを選択するための画面を機能選択画面と称し、上述した都道府県の選択画面など、より細かい選択肢を表示するための画面を、候補選択画面と称する。
操作履歴格納処理部F9は、操作受付部F2が受け付けたユーザ操作を、操作履歴データとしてメモリ1aに保存する。ここでのユーザ操作とは、ユーザが選択したボタンのボタンIDや、選択入力された文字などを指す。もちろん、ボタンIDに代わって、ユーザがタッチした位置及びそのときに表示されていた画面の種別を操作履歴データとして保存していてもよい。
さらに、本実施形態では入力装置としてタッチパネルを想定しているが、他の態様として、入力装置3としてハプティックデバイスなどのポインティングデバイスを採用している場合には、そのカーソルの移動軌跡などもユーザ操作の履歴として保存してもよい。もちろん、そのように入力装置3としてポインティングデバイスを採用している場合も、その入力装置3を介してユーザが選択したボタンのボタンIDなどを記憶する。
結果履歴格納処理部F10は、ユーザ操作に対する処理結果を、結果履歴データとして保存する。例えば、結果履歴格納処理部F10は、ユーザが選択したボタンから定まる処理上の引数を、結果履歴データとして保存する。
処理上の引数とは、例えば住所検索処理において、ユーザが選択したボタンに対応する都道府県の名称や、市町村の名称、または、新たに呼び出される機能の名称、検索語として入力された文字列などである。また、オーディオ再生処理においては、ユーザが選択したジャンルやアーティスト、アルバムなどの名称などである。
また、結果履歴データとしては、表示装置に表示した画面の履歴を記憶していても良い。画面の履歴としては、その画面の特定するための情報(例えば画面IDや画面名称)であってもよいし、画像データそのものを保存していても良い。画像データを保存する場合には、ユーザがボタンを選択した時点またはその直前の画面に表示している画像を保存しておく。
操作完了判定部F7は、ユーザが実施している操作が、ある複合タスクを実行するための一連のユーザ操作の途中であるか否かを判定する。言い換えれば、操作完了判定部F7は、現在実行している処理が、呼出タスクであるか否かを判定する。
本実施形態においては、画面毎に、ある複合タスクを実行するための一連の処理の途中であるか否かを判定するためのフラグが設定されている構成とする。例えば、目的地設定処理中に表示される目的地設定メニュー画面や、施設名称入力画面などには、複合タスクを実行するための一連の処理の途中であることを示すフラグ(未完了フラグとする)を設定する。一方、現在地地図画面には、複合タスクを実行するための一連の処理の途中ではないことを示すフラグ(完了フラグとする)を設定する。
操作完了判定部F7は、画面に設定されているフラグを参照することによって、ある複合タスクを実行するための一連の処理の途中であるか否かを判定する。もちろん、その他の態様として、画面自体にフラグは設定せずに、画面の種別毎(例えば画面ID毎)に、複合タスクを実行するための一連の処理の途中であるか否かを対応付けたデータを備えておき、そのデータに基づいて判定する構成としてもよい。
また、操作受付部F2が受け付けた操作の種別に応じて、ユーザが実施している操作が、ある複合タスクを実行するための一連のユーザ操作の途中であるか否かを判定してもよい。例えば、ユーザによって選択されたボタンのボタンID毎に、完了フラグ、未完了フラグを設定していてもよい。
準備動作判定部F8は、近接センサ41の検出結果や、顔部撮像カメラ42が出力する画像データに基づいて、ユーザが入力装置3を操作するための準備動作を行っているか否かを判定する。例えば準備動作判定部F8は、近接センサ41が入力装置3に対するユーザの手の接近を検出した場合に、ユーザが入力装置3を操作するための準備動作を行っていると判定する。
また、準備動作判定部F8は、顔部撮像カメラ42が撮影した画像データを逐次取得し、その画像データから、公知の画像処理技術によって、顔領域と、顔領域における目領域と、黒目部分などを検出する。顔部撮像カメラ42は自車両に固定して設置されているとともに、撮像方向も固定されているため、画像データにおける顔領域の位置や大きさに応じて、顔部撮像カメラ42に対するユーザの顔部の実空間における位置を推定できる。
準備動作判定部F8は、顔領域の大きさと顔領域における目領域の位置および黒目の位置から、ユーザの顔の向き及び視線方向を算出し、ユーザの視線が表示装置2の方向を向いているか否かを判定する。視線方向が表示装置2の方向を向いているか否かは、自車両内における顔部撮像カメラ42及び表示装置2の設置位置と、ユーザの頭の位置と、ユーザの視線方向と、から判定すればよい。
そして、準備動作判定部F8は、ユーザの視線が表示装置2の方向を向いている場合に、ユーザが入力装置3を操作するための準備動作を行っていると判定する。
なお、本実施形態において準備動作判定部F8は、近接センサ41が入力装置3に対するユーザの手の接近を検出した場合、又は、ユーザの視線が表示装置2の方向を向いていると判定した場合に、ユーザが入力装置3を操作するための準備動作を行っていると判定する構成とするがこれに限らない。準備動作判定部F8は、近接センサ41が入力装置3に対するユーザの手の接近を検出し、かつ、ユーザの視線が表示装置2の方向を向いていると判定した場合に、ユーザが入力装置3を操作するための準備動作を行っていると判定してもよい。
(保存関連処理について)
次に、図4に示すフローチャートを用いて、制御部1が実施する、操作履歴データや結果履歴データを保存する際の一連の処理(以降、保存関連処理)について説明する。図4に示すフローチャートは、一例として自車両のイグニッション電源がオンとなって、制御部1に電力が供給されている状態において、逐次(例えば20ミリ秒毎に)実施する構成とする。なお、本実施形態では制御部1に電力が供給されている状態において逐次、当該保存関連処理を実行する構成とするが、これに限らない。少なくとも停車中における操作履歴データや結果履歴データを保存することができればよい。すなわち、停車中において当該保存関連処理を逐次実行する構成としてもよい。
まず、ステップS10では、操作受付部F2がユーザ操作を受け付けたか否かを判定する。ここでは一例として、ユーザがボタンをタッチする操作を受け付けたときに、ユーザ操作を受け付けたと判定する。もちろん、他の態様として、入力装置3としてハプティックデバイスなどのポインティングデバイスを採用している場合には、そのカーソルの移動させるユーザ操作を受け付けた場合にも、ユーザ操作を受け付けたと判定すればよい。
ステップS10でユーザ操作を受け付けたと判定した場合には、ステップS10がYESとなってステップS11に移る。一方、ステップS10でユーザ操作を受け付けたと判定しなかった場合には、ステップS10がNOとなって、本フローを終了する。
ステップS11では操作履歴格納処理部F9が、ステップS10で操作受付部F2が受け付けたユーザ操作を、操作履歴データとしてメモリ1aに保存して、ステップS12に移る。ステップS12では、結果履歴格納処理部F10が、そのユーザ操作に対する処理結果を、結果履歴データとして保存する。処理結果とは、前述の通り、ユーザ操作に応じて定まる遷移先の画面の画面IDなどである。ステップS12での保存処理が完了すると、本フローを終了する。
(想起情報表示関連処理)
次に、図5に示すフローチャートを用いて、制御部1が実施する、想起情報を表示する際の一連の処理(以降、想起情報表示関連処理)の流れについて説明する。図5に示すフローチャートは、一例として自車両のイグニッション電源がオンとなって、制御部1に電力が供給されている状態において、逐次(例えば100ミリ秒毎に)実施する構成とする。
ここでの想起情報表示条件は、一例として、以下に示す条件1〜3の全てを満たした場合とする。
条件1:車両が停車中であること。
条件2:最後に受け付けたユーザ操作が、複合タスクを実行させるための一連の操作の途中となっていること(すなわち、ユーザ操作が完了していないこと)。
条件3:ユーザが入力装置3を操作しようとする準備動作を検出していること。
条件1を設定する理由は次の通りである。前述の通り、想起情報はユーザが前回の停車中に行っていたユーザ操作を思い出すのを支援する情報である。したがって、ユーザが操作を実施することが可能な停車中に表示する必要がある。このことを鑑み、車両が停車中であることを、想起情報表示条件として設定する。
また、ユーザ操作の種別によっては、最後に受け付けたユーザ操作が、複合タスクを実行させるための一連の操作の途中となっていない場合もある。すなわち、既にユーザの操作が完了しており、前回の操作の続きの操作を入力する必要がない場合がある。このような場合、ユーザは前回の停車中における操作を思い出す必要は無い為、想起情報を表示してもユーザにとっての有用性は相対的に小さい。したがって、ユーザ操作が完了していない場合に想起情報が表示されるように、条件2を設定している。
さらに、ユーザにとっては、ユーザが入力装置3を操作しようとしている場合に、想起情報が表示されたほうが、ユーザにとってその後の操作の手順や目的を思い出すために有用性が高いと考える。一方、操作しようとしていない場合や表示装置2を見ていない場合には想起情報を表示しても、ユーザにとっての有用性は低いと考えられる。これらの事情を鑑みて条件3を設定する。
なお、想起情報表示条件として、条件1から3の全てが必須であるわけではなく、条件1と条件2だけにしてもよい。想起情報表示条件としては、少なくとも条件1があればよい。
まず、ステップS20では走行状態判定部F3が、車載センサ群6のセンサ値に基づいて、車両が停車しているか否かを判定する。車両が停車していると判定した場合には、ステップS20がYESとなってステップS21に移る。一方、車両が停車していると判定しなかった場合には、ステップS20がNOとなって本フローを終了する。
ステップS21では操作完了判定部F7が、ユーザが実施している操作が、ある複合タスクを実行するための一連のユーザ操作の途中であるか否かを判定する。言い換えると、ユーザの実行している操作が完了しているか否かを判定する。ユーザが実施している操作が、複合タスクを実行するための一連のユーザ操作の途中である場合には、ステップS21がYESとなってステップS22に移る。一方、ユーザが実施している操作が、複合タスクを実行するための一連のユーザ操作の途中ではない場合には、ステップS21がNOとなってステップS20に戻る。
ステップS22では準備動作判定部F8が、ユーザが入力装置3を操作するための準備動作を行ったか否かを判定する。ユーザが入力装置3を操作するための準備動作を行ったと判定した場合には、ステップS22がYESとなってステップS23に移る。一方、ユーザが入力装置3を操作するための準備動作を行っていないと判定した場合には、ステップS22がNOとなってステップS20に戻る。
ステップS23では表示制御部F1が、想起情報を表示する想起情報表示処理を実施して、本フローを終了する。想起情報表示処理では、想起情報として、中断されている一連の操作のうち、既にユーザによって実施されているユーザ操作の一部又は全部を表す情報を、表示装置2に表示する。
この想起情報表示処理において表示装置2に表示する画面(想起画面とする)の一例を図6に示す。なお、以下では、ユーザ操作に基づいて住所検索処理を実施している状況を想定して説明を行う。より具体的には、ユーザは、目的設定メニュー画面(図3参照)においてボタンB15を選択し、住所検索処理の操作中である。住所検索処理において、都道府県の選択、市町村の選択まで完了しているが、町名の選択を実施する画面において未入力の状態であるとする。すなわち、経路案内機能を実行させるための一連の(すなわち、連続的な)操作の途中となっている。
図6に示すように本実施形態における想起画面は、中断されている連続的な操作に対応する複数の画面の遷移の過程と、各画面においてユーザが選択したボタンを1画面にまとめて表示したものである。表示制御部F1は、各画面においてユーザによって選択されたボタンを、他の選択されていないボタンとは異なる表示態様(色や明度、ハッチングなど)で表示する。
この想起画面は、操作履歴データや結果履歴データから生成されればよい。例えば、操作履歴データを参照することによって、現在の画面に至る経緯、すなわち、表示された画面と、ユーザが選択したボタンを特定することができる。
そして、表示制御部F1は、現在の画面に至る過程において表示した複数の画面の画像を、時系列が分かるように配置することで、想起画面として表示するための画像データを生成する。ここでは、現在の画面に至るまでの画面のうち、古い画面ほど小さく奥側に配置し、新しい画面ほど手前に大きく配置する構成としている。また、各画面においてユーザによって選択されたボタンに対しては、そのボタンの周囲に沿うように枠線を配置することで、他のボタンよりも強調表示する構成としている。
なお、想起画面は、図6に示すように、当該想起画面を終了させるためのボタン(スキップボタンとする)B20を備えていてもよい。ユーザは、このスキップボタンB20をタッチすることで、想起画面を終了して元の画面に戻ることができる。このスキップボタンB20は、任意の要素である。また、想起画面に表示する過去の画面中のボタンは、ボタンとしての機能は備えない。
表示制御部F1が実施する、この想起画面を表示する際の処理(すなわち、想起情報表示処理)の流れの一例について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。図7に示すフローチャートは、図5のステップS23に移った時に実行されればよい。
まず、ステップS231では、現在表示している画面を、後で再び表示できるようにメモリ1aなどにいったん退避させる。そして、ステップS232に移り、前述の図6に示す想起画面を表示する。想起画面の表示時間Tpは適宜されればよい。本実施形態では表示時間Tpは一定時間(例えば4秒)とする。
ステップS232に移ってから表示時間Tpが経過すると、ステップS233に移る。もちろん、表示時間Tp内であっても、ユーザが前述のスキップボタンB20をタッチしたことを操作受付部F2が検出した場合には、ステップS233に移ることとする。ステップS233では、想起画面を終了し、ステップS231で退避させていた元の画面を表示して、本フローを終了する。
次に図8を用いて、上述した想起情報表示関連処理の作動及び効果について述べる。図8の(A)は、本発明を適用していない従来の車両内マルチメディアシステム(以降、比較構成と称する)における作動例を示しており、図8の(B)が、本実施形態における作動例を示している。
また、(A)及び(B)に示す図の横軸は時間軸を表しており、上段は各時刻における自車両の走行状態を、下段は各時刻において表示装置2に表示している画面の種別を、それぞれ表している。(A)及び(B)の何れにおいても、走行状態は停車中となっている状態から始まっており、また、時刻T1から時刻T2まで自車両は走行している。
すなわち、時刻T1は、走行を開始した時刻を指し示しており、時刻T2は停車した時刻を指し示している。車両走行中においては安全性の観点から、ユーザ操作を受け付けないように制御する、いわゆる走行強制機能が作動するため、ユーザは、時刻T1から時刻T2までの間は、操作を入力することが出来ない。
以降、図8を用いてユーザの操作と表示画面の関係を説明する。まずユーザは、時刻T1になるまでの停車中、操作A〜Cを実施する。便宜上、図8中のD0は目的地設定メニュー画面とし、操作Aを、目的地設定メニュー画面において、住所検索処理ボタンB15をタッチする操作だとする。
目的地設定メニュー画面D0を表示している状態において、操作Aを受け付けた操作受付部F2は、そのタッチ位置をナビゲーション部F6に渡す。ナビゲーション部F6は、そのタッチ位置から、ユーザがタッチしたボタンB15のボタンIDを取得し、当該ボタンIDに応じた処理を実施する。ここでは、住所検索処理を呼び出し、都道府県選択画面(図8中のD1)を表示させる。このとき、操作履歴格納処理部F9が、ボタンB15のボタンIDを操作履歴データとして保存し、結果履歴格納処理部F10が、都道府県選択画面の画面IDや、都道府県選択処理を呼び出すための引数(命令コードなど)、呼び出される処理の名称(すなわち都道府県選択処理)など、を結果履歴データとして保存する。
そして、都道府県選択画面D1において、ユーザが所望の都道府県を選択する操作Bを受け付けた操作受付部F2は、そのタッチ位置をナビゲーション部F6に渡す。ナビゲーション部F6は、そのタッチ位置から選択された都道府県のボタンに対応するボタンIDを取得し、ユーザに選択された都道府県の名称を取得する。操作履歴格納処理部F9は、そのボタンIDなどを操作履歴データとして保存し、結果履歴格納処理部F10は、ユーザによって選択された都道府県の名称を、結果履歴データとして保存する。
また、操作Bに対する処理として、表示制御部F1はナビゲーション部F6からの要求に基づいて、表示画面を都道府県選択画面D1から市町村選択画面D2に切り替える。操作Cは、市町村選択画面D2において、ユーザが所望の都道府県を選択する操作である。操作Cに対しても、操作Bと同様の処理を経て、表示制御部F1は表示画面を、市町村選択画面D2から町名選択画面D3に遷移させる。
市町村選択画面D2から町名選択画面D3に遷移した後、この町名選択画面D3に対してユーザ操作を受け付ける前に、自車両は走行を開始する(時刻T1)。したがって、走行強制がかかり、ユーザは操作入力を実施することができない。
その後、時刻T2において、自車両が停止すると走行強制が解除され、ユーザは再び入力装置3を介して種々の入力操作が実施できるようになる。操作Dは、町名選択画面D3で表示されている複数の町名のリストからユーザが所望の町名を選択する操作である。
ここで、比較構成において、時刻T1から時刻T2の間が比較的に短い場合などには、ユーザは、時刻T2以降においてユーザは表示装置2を見ても、すぐに自身が為すべきことを認識し、適切な町名を選択する操作を実施できる可能性が高い。
しかしながら、時刻T1から時刻T2の間が比較的に長い場合には、一連の操作A〜Cの目的や、経路案内機能を実行させるための一連の操作における達成状況を忘れてしまい、時刻T2以降においてユーザは表示装置2を見ても、すぐには自身が為すべきことを認識出来ない場合が考えられる。また、時刻T1から時刻T2の間が比較的に短い場合であっても、走行中においてユーザは、運転操作に集中する必要があるため、やはりユーザは表示装置2を見ても、すぐには自身が為すべきことを認識出来ない場合が考えられる。
一方、本実施形態によれば、時刻T2において、ユーザが表示装置2を見るなどの準備動作を実施すると、表示制御部F1は、図5のフローチャートのステップS23を実施する。そして、図6に示すような想起画面Reを表示する。想起画面Reを表示してから表示時間Tpが経過すると、再び町名選択画面D3に戻り、ユーザによる操作入力を待機する。
想起画面には、現在の画面に至るまでの複数の画面遷移の流れと、各画面においてユーザが選択したボタンが表されているため、ユーザは、この想起画面Reを見ることによって、ユーザは町名選択画面D3に至った経緯を認識することができる。
これによって、ユーザは、町名選択画面D3において自身が為すべきこと、すなわち前回の停車時間において町名選択画面D3で選択しようとしていた町名をすぐに認識する事ができ、操作Dをよりスムーズに実行することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(変形例1)
以上では想起情報表示処理において、想起情報として、複数に渡る画面遷移の流れとユーザが選択したボタンを1つの画面にまとめた想起画面(図6参照)を表示する例を示したが、これに限らない。
表示制御部F1は想起情報として、停車を検出した時点において表示している画面、すなわち現在の画面の所定の数(以降、遷移表示数)N個前の画面から、各画面においてどのボタンを選択したのかを表示しつつ、順次遷移させて表示しても良い(想起画面遷移表示とする)。遷移表示数Nは、例えば1や、2、3などとすれば良い。
この想起画面遷移表示の具体例を、遷移表示数N=3として、図9を用いて説明する。この想起画面遷移表示は、前述の図7に示すステップS232のタイミングにおいて想起画面の表示に代わって実施すればよい。
図9の(a)は、図7のステップS231で退避させた画面から3つ前に表示した画面である。ここでの図7のステップS231で退避させた画面とは、停車時に表示している画面であって、図8においては町名選択画面D3に相当する。また、図7のステップS231で退避させた画面から3つ前に表示した画面とは、図8においては目的地設定メニュー画面D0に相当する。
また、図9の(b)は、図7のステップS231で退避させた画面から2つ前に表示した画面であり、図8においては、都道府県選択画面D1に相当する。図9の(c)は、図7のステップS231で退避させた画面から1つ前に表示した画面であり、図8においては、市町村選択画面D2に相当する。
また、一例として図9の(a)〜(c)の何れの画面においても、各画面においてユーザによって選択されたボタンに対しては、そのボタンの周囲に沿うように枠線を配置することで、ユーザが選択していないボタンよりも強調表示する構成としている。この想起画面遷移表示で表示する各画面は、実施形態で述べた想起画面と同様に、操作履歴データや結果履歴データから表示制御部F1によって生成されればよい。
そして、図7のステップS231で退避させた画面から3つ前に表示した画面から、現在の画面に至る順に遷移表示させていく。なお、想起画面遷移表示中においても、実施形態と同様に、スキップボタンB20を表示しておき、ユーザは、当該スキップボタンB20を選択することでこの想起画面遷移表示を終了させることができることとする。
すなわち、以上で述べた変形例1の構成によっても、ユーザに現在の画面に至った経緯を表示することができるため、実施形態と同様の効果を奏することができる。また、各画面が遷移しながら表示されるため、ユーザは前回の停車中における操作をより思い出しやすくなる。
(変形例2)
実施形態及び変形例1では想起情報として、現在の画面に至る過程において表示した複数の画面、及びその画面内でのユーザの選択対象を、時系列が分かるように表示する例を示したが、これに限らない。
想起情報を表示することによってユーザが現在の画面に至った経緯を認識できれば良いため、想起情報は、図10に示すように、ユーザの操作の履歴を表すテキスト(要約テキスト)として表示されてもよい。要約テキストは、ユーザ操作によって作動した処理の名称(例えば目的地設定処理など)や、ユーザによって選択された候補の名称(例えば都道府県の名称)を表すものであって、操作履歴データや結果履歴データから生成する。
図10は、図8などで説明した状況に対応するユーザ操作の要約テキストを表している。すなわち、ホーム画面などから目的地設定メニュー画面を呼び出して、住所検索処理を作動させたことを表している。また、その住所検索処理において、都道府県選択画面において愛知県を選択し、市町村選択画面において刈谷市を選択したことを表している。
この変形例2においても、ユーザに現在の画面に至った経緯を表示することができるため、実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、実施形態や変形例1では、想起情報の視認性を確保しようとすると、表示装置2が備える画面領域において、要約情報が表示される領域が、画面領域全体に渡ることが想定される。この場合、ユーザは、この要約情報が表示されている間、元の画面(すなわち、停車時点での画面)に対して操作入力を実施することができなくなってしまう。
しかしながら、変形例2のように要約情報を要約テキストとして表示する場合には、表示画面領域において要約情報が表示される領域が、実施形態や変形例1に比べて小さくすることができる。したがって、元の画面(図8においては町名選択画面D3)の表示も維持することが出来、ユーザは要約情報が表示されている状態においても、一連の操作の続きを入力することができる。
もちろん、図10に示すように要約テキストとして要約情報を表示する場合であっても、この要約情報を表示してから一定時間経過するなどの所定の条件を満たした場合には、その表示を解除すればよい。
(変形例3)
前述の実施形態においては、条件1、条件2、及び条件3を満たした場合に、想起情報表示処理(図5 S23)を実施する構成としたがこれに限らない。例えば、条件3に代わって、以下の条件4を設定してもよい。
条件4:自車両が信号がある交差点において停車していること。
信号がある交差点で停車しているか否かは、例えば、位置検出部F4が検出した位置情報と、地図DB8に格納されている道路データとから、自車両が信号機のある交差点付近に存在しているか否かを判定すればよい。
また、信号機付近に設置された路側機(図示略)が、その信号機の点灯状態などを含む信号機情報を同報通信方式などで配信しており、通信装置9がその信号機情報を受信できる構成となっている場合には、その信号機情報を用いて自車両が信号機のある交差点付近に存在しているか否かを判定してもよい。すなわち、通信装置9が路側機から配信される信号機情報を受信した場合に、自車両が信号機のある交差点付近に存在していると判定する。ここでの点灯状態とは、青や赤などの色、及び点滅による表示の状態の他、矢印などによる指示表示の状態なども含む。この条件4の判定は、制御部1が備えるどの機能ブロックが実施してもよいが、一例として表示制御部F1が実施することとする。
(変形例4)
さらに、想起情報表示条件として、自車両が停車している原因を用いても良い。例えば、想起情報表示条件として、
条件5:自車両が信号機の停止指示表示(すなわち、赤信号)によって停車していること、を追加してもよい。
自車両が赤信号で停車しているか否かは例えば次のように判定すればよい。まず、信号機が設定された交差点付近で停車したと判定すると、通信装置9を介して取得した信号機情報から、自車両の進行方向に存在する信号機の信号機情報を抽出する。なお、路側機から信号機情報を受信した場合には、その信号機情報は、その送信元となる路側機に対応する信号機、すなわち自車両が停車している交差点に設置されている信号機の情報である。そして、その信号機情報から、自車両の進行方向が赤信号となっている場合には、自車両は赤信号で停車していると判定する。
また、自車両が信号機のある交差点付近で停車してあって、かつ、車々間通信によって自車両と同じ進行方向となっている周辺車両も停車している場合にも、自車両は赤信号で停車していると判定すれば良い。
一方、信号機から一定距離(例えば20m)以上離れた地点で停車している場合には、赤信号以外の理由で停車していると判定する。さらに、交通情報センタが配信する渋滞情報に含まれる渋滞箇所に自車両が存在している場合には、渋滞によって停車していると判定する。また、信号機が設定された交差点付近で停車している場合であっても、信号機情報から、自車両の進行方向は進行許可表示(すなわち青信号)となっている場合には、赤信号で停車しているとは判定しない。
ところで、ユーザが入力装置3を操作する状況としては、一時停止指示などで安全確認のためにいったん停車した場合ではなく、赤信号によって相対的に長い時間停車している場合であると考えられる。
したがって、条件5を満たす場合に想起情報を表示するようにすれば、ユーザが入力装置3を操作しようとする、より適切なタイミングで想起情報を表示することができる。
(変形例5)
また、変形例4において、信号機情報がその信号機の点灯状態に加えて、その点灯状態が継続する残り時間(以降、継続時間)を含んでいる場合には、その継続時間を用いて、想起画面の表示時間Tpなどを調整してもよい。これは、自車両が赤信号で停車している場合に取得した継続時間とは、信号が青に変わるまでの時間を表すため、継続時間は残りの停車時間を表しているためである。すなわち、表示制御部F1は、点灯状態の継続時間に基づいて、想起画面の表示時間Tpや、想起画面遷移表示における遷移表示数N、遷移させる速度を調整することで、停車中においてユーザが操作入力可能な時間を確保することができる。
例えば、停車時間が予め定められた閾値よりも小さい場合には、表示時間Tpを短くし、停車時間が予め定められた閾値以上である場合には、表示時間Tpを長くすればよい。また、同様に、停車時間が予め定められた閾値よりも小さい場合には、遷移表示数Nを小さくしたり、遷移速度を速めたりし、一方、停車時間が予め定められた閾値以上である場合には、遷移表示数Nを増加させたり、遷移速度を速めたりする。
また、停車時間が予め定められた閾値以上である場合には、実施形態の想起画面や、変形例1の想起画面遷移表示によって想起情報を表示する一方、停車時間が予め定められた閾値よりも小さい場合には、変形例2のように要約テキストで想起情報を表示してもよい。
このような構成によれば、限られた停車時間に応じた想起情報の表示の仕方をすることができ、例えば、停車時間が相対的に短い場合には、想起情報が表示されている時間も短くすることができる。これによって、想起情報が表示することによってユーザが続きの操作を実施する時間がなくなってしまう恐れを低減でき、想起情報を表示することによってかえってユーザが煩わしく感じてしまう恐れを低減することができる。
(その他の変形例)
また、上述した実施形態では、想起情報として、停止時に前回停止したときに表示した内容を表示する場合を例にとって記載したが、前回停止した時間が短く、ユーザ操作がなされなかったときには、前々回以前の停車中において行われたユーザ操作の操作内容を表示してもよい。すなわち、複数回の停車のうち、前回ユーザ操作受けた停車中におけるユーザ操作が完了していない場合には、想起情報として、その停車中におけるユーザ操作の操作内容を表示してもよい。
また、入力装置3として音声入力装置を用いる場合には、ユーザが発話した音声コマンドを操作履歴データとして保存しておけばよい。さらに、走行時間が一定時間(例えば1分)未満である場合には、条件1〜3を満たしていても、想起情報を表示しない構成としてもよい。これは、走行を再開してから停止までの時間が非常に短い場合には、ユーザが前回の停車中での操作を覚えている可能性が高いためである。
100 車両内マルチメディアシステム、1 制御部(車両用表示制御装置)、F1 表示制御部、F2 操作受付部、F3 走行状態判定部(停車判定部)、F4 位置検出部(位置取得部)、F7 操作完了判定部、F8 準備動作判定部、1a メモリ(操作情報記憶部)、2 入力装置、9 通信装置(信号機情報取得部)

Claims (12)

  1. 車両で用いられ、
    入力装置(3)を介してユーザの操作を受け付ける操作受付部(F2)と、
    前記操作受付部が受け付けた前記操作に基づいて表示装置(2)に表示する画面を制御する表示制御部(F1)と、
    前記車両が停車しているか否かを判定する停車判定部(F3)と、
    少なくとも前記車両が停車中であると前記停車判定部が判定している間に、前記操作受付部が受け付けた操作に関連する情報である操作関連データを記憶する操作情報記憶部(1a)と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記停車判定部によって前記車両が停車したと判定されると、前記操作情報記憶部が記憶する前記操作関連データのうち、停車中において受け付けたユーザ操作の履歴の一部又は全部を表す想起情報を前記表示装置に表示することを特徴とする車両用表示制御装置。
  2. 請求項1において、
    停車中において受け付けた最後のユーザ操作が、所定の機能を実行させるための一連の操作の途中であるか否かを判定する操作完了判定部(F7)を備え、
    前記表示制御部は、
    前記操作完了判定部が、停車中において受け付けた最後のユーザ操作が一連の操作の途中であると判定している場合に、前記想起情報を表示することを特徴とする車両用表示制御装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記想起情報は、前回の停車中において前記車両の走行が開始される直前に前記操作受付部が受け付けた操作、及び、その操作につながる連続的な操作の履歴を表す情報であることを特徴とする車両用表示制御装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項において、
    前記操作受付部は、前記表示装置に表示されている複数の選択肢から何れか1つを選択する操作を受け付け、
    前記操作情報記憶部は、前記操作関連データとして、前記ユーザの操作によって選択された対象を記憶することを特徴とする車両用表示制御装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項において、
    前記操作情報記憶部は、前記操作関連データとして、前記操作受付部が受け付けた操作に基づいて表示された画面を記憶することを特徴とする車両用表示制御装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記操作受付部は、前記表示装置に表示されている複数の選択肢から何れか1つを選択する操作を受け付け、
    前記表示制御部は、前記想起情報として、
    前回の停車中において前記車両の走行が開始される直前に前記操作受付部が受け付けた操作及びその操作につながる連続的な操作のそれぞれ基づいて前記表示制御部が表示した画面の履歴と、各画面においてユーザが選択した対象とを、1つ画面にまとめて表示することを特徴とする車両用表示制御装置。
  7. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記操作受付部は、前記表示装置に表示されている複数の選択肢から何れか1つを選択する操作を受け付け、
    前記表示制御部は、前記想起情報として、
    前回の停車中において前記車両の走行が開始される直前に前記操作受付部が受け付けた操作及びその操作につながる連続的な操作のそれぞれ基づいて前記表示制御部が表示した画面を、各画面において前記ユーザが選択した対象が分かるように、順次遷移させて表示することを特徴とする車両用表示制御装置。
  8. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記操作受付部は、前記表示装置に表示されている複数の選択肢から何れか1つを選択する操作を受け付け、
    前記表示制御部は、前記想起情報として、
    前回の停車中において前記車両の走行が開始される直前に前記操作受付部が受け付けた操作、及びその操作につながる連続的な操作のそれぞれにおいて前記ユーザが選択した対象の履歴を表すテキストを表示することを特徴とする車両用表示制御装置。
  9. 請求項2において、
    前記操作完了判定部は、前回の停車している状態から走行が再開された時点において表示している画面の種別に応じて、前回の停車中において前記車両の走行が開始される直前に前記操作受付部が受け付けた前記ユーザの操作が、複数の操作によって動作する機能を動作させるための一連の操作の途中の操作であるか否かを判定することを特徴とする車両用表示制御装置。
  10. 請求項1から9の何れか1項において、
    前記ユーザが前記入力装置に対する操作をしようとする準備動作をしたか否かを判定する準備動作判定部(F8)を備え、
    前記表示制御部は、前記車両が停車したと前記停車判定部が判定したことに加えて、前記ユーザが前記準備動作をしたと前記準備動作判定部が判定した場合に、前記想起情報を表示することを特徴とする車両用表示制御装置。
  11. 請求項10において、
    前記準備動作判定部は、前記ユーザの視線方向が、前記表示装置が配置されている方向となった場合に、前記ユーザが前記準備動作をしたと判定することを特徴とする車両用表示制御装置。
  12. 請求項1から11の何れか1項において、
    現在位置を取得する位置取得部(F4)と、
    前記車両の進行方向に存在する信号機の点灯状態、及びその点灯状態の継続時間を含む信号機情報を取得する信号機情報取得部(9)と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記車両が停車したと前記停車判定部が判定した場合、前記位置取得部が取得した現在位置と、前記信号機情報取得部が取得した前記信号機の点灯状態から、前記車両が信号待ちで停車したか否かを判定し、
    前記車両が信号待ちで停車したと判定した場合には、前記継続時間に応じて前記想起情報の表示時間を変更することを特徴とする車両用表示制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019003690A (ja) * 2018-09-26 2019-01-10 京セラ株式会社 電子機器、電子機器の制御方法、及び電子機器の制御プログラム
US10854071B2 (en) 2016-05-27 2020-12-01 Kyocera Corporation Electronic device, control method, and non-transitory computer-readable medium
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JP7505364B2 (ja) 2020-10-20 2024-06-25 株式会社Jvcケンウッド 表示装置、および表示制御方法

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