JP2015161809A - 肌色見本シート - Google Patents

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淳子 照沼
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Abstract

【課題】使用者の肌色に合ったベースメイク化粧料を選択することが可能な肌色見本シートを提供することを主目的とする。【解決手段】本発明は、基材と、上記基材上に形成された複数の異なる肌色着色層とを有し、2つの上記肌色着色層が平面視上隣接する肌色隣接部と、比較対象と、を平面視上隣接させて比較する比較領域を有することを特徴とする肌色見本シートを提供することにより、上記目的を達成する。【選択図】図1

Description

本発明は、ベースメイク化粧料を選択する際に用いる肌色見本シートに関する。
コンシーラ、ファンデーション等のベースメイク化粧料は、使用者の肌の色、色ムラ、光沢等を補正して、肌をより美しくみせるために用いられている。
また、近年では、ベースメイク化粧料を使用した状態の肌を、より素肌に近い自然な状態として見せることが求められている。そこで、ベースメイク化粧料においては、使用者自身の肌の性質に馴染みやすいもの、すなわち使用者自身の肌色により近いものを適切に選択することが望まれている。
ベースメイク化粧料を選択する方法としては、例えば、直接、複数のベースメイク化粧料等の肌に塗ることにより比較して選択する方法が用いられている。しかしながら、この方法は比較後にベースメイク化粧料を洗い落とす必要があり、利用できる環境が限られるという問題がある。
また、すでに顔に化粧を施している場合は、実際に使用したい部分で複数のベースメイク化粧料の比較をすることが困難な場合もある。
そこで、上記方法に代わり、基材と、基材上に形成された肌色着色層とを有する肌色見本シートを用いることが検討されている。
従来の肌色見本シートを使用したベースメイク化粧料の選択方法としては、例えば、1枚ごとに異なる肌色着色層が形成された複数の肌色見本シートを用い、それぞれを顔等の比較対象に当てることで使用者の肌色に適したものを選択する方法が挙げられる。
また、化粧料の分野ではないが、特許文献1には、医療分野で用いられる肌色見本シートとして、複数の異なる肌色の色見本を透明な支持体(基材)上に所定の間隔を空けて配置し、各色見本と、色見本の間に設けられた間隔において見える皮膚の色とを比較することができるものが開示されている。
また、化粧料の分野ではないが、特許文献2には、印刷分野で肌色見本シートとして、基材と、基材上に所定の間隔を空けて形成された複数の異なる肌色着色層とを有し、肌色着色層に相当する基材に開口部を有するものが開示されている。
しかしながら、上述した肌色見本シートにおいては、いずれの場合も、各色の肌色着色層または肌色見本と使用者の肌との差分を比較する場合は、使用者の記憶に基づいて比較する必要があることから、使用者の肌色に合ったベースメイク化粧料を適切に選択することが困難となる場合がある。
特開2006−204901号公報 特開平08−201174号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、使用者の肌色に合ったベースメイク化粧料を選択することが可能な肌色見本シートを提供することを主目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、基材と、上記基材上に形成された複数の異なる肌色着色層とを有し、2つの上記肌色着色層が平面視上隣接する肌色隣接部と、比較対象と、を平面視上隣接させて比較する比較領域を有することを特徴とする肌色見本シートを提供する。
本発明によれば、比較領域を有することにより、平面視上隣接する2つの肌色着色層と比較対象との肌色の差を同時に比較することができることから、2つの肌色着色層のうち比較対象の肌色により近いものを選択することができる。よって、使用者の肌色に合ったベースメイク化粧料を選択することが可能な肌色見本シートとすることができる。
上記発明においては、上記肌色見本シートが、3つ以上の異なる上記肌色着色層を有し、任意の1つの上記肌色着色層が、他のすべての上記肌色着色層と平面視上隣接する上記肌色隣接部を有し、すべての上記肌色隣接部に対応する上記比較領域を有することが好ましい。複数の比較領域を有することができ、より多くの肌色着色層のなかから、比較対象の肌色に近いものを好適に選択することができる。
上記発明においては、上記肌色見本シートが、上記肌色隣接部を含む領域に開口部を有し、上記開口部の外周に上記比較領域を有することが好ましい。開口部の外周において比較領域を有することにより、例えば、複数の比較領域を有する場合は、開口部の外周に複数の比較領域を集約させることができるから、開口部に比較対象が位置するように肌色見本シートを使用することにより、比較対象とそれぞれの肌色着色層との肌色の差を同時に比較しやすくすることができる。
本発明の肌色見本シートは、使用者の肌色に合ったベースメイク化粧料の選択することが可能であるといった作用効果を奏する。
本発明の肌色見本シートの一例を示す概略平面図および断面図である。 本発明の肌色見本シートを使用した肌色の選択方法の一例を説明する説明図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図および断面図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図である。 本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図である。 本発明の肌色見本シートにおける基材にゲル膜を適用した場合の一例を示す模式図である。 本発明の肌色見本シートにおける基材の形成方法の一例を説明する説明図である。 本発明の肌色見本シートにおける基材の形成方法の一例を説明する説明図である。 2色の肌色見本について対比させた画像である。 モデルの頬の色と2色の肌色とを対比させた画像である。
以下、本発明の肌色見本シートについて説明する。
本発明の肌色見本シートは、基材と、上記基材上に形成された複数の異なる肌色着色層とを有し、2つの上記肌色着色層が平面視上隣接する肌色隣接部と、比較対象と、を平面視上隣接させて比較する比較領域を有することを特徴とするものである。
本発明において、「肌色」とは、人間の肌の色だけでなく、色ムラ、光沢等の目視により識別可能な要素を含むものとする。
また、「複数の肌色着色層が異なる」とは、複数の肌色着色層において、肌の色、色ムラ、および光沢の少なくともいずれかがそれぞれ異なることをいう。
また、本発明においては、複数の肌色着色層同士、または比較対象および肌色着色層における肌の色、色ムラ、および光沢の少なくともいずれかの差を肌色の差と称して説明する場合がある。
また、「比較対象」とは、人間の肌をいう。また、比較対象は、肌色を認識できる部位であればよいが、ベースメイク化粧料が使用される部位であることが好ましい。比較対象としては、例えば、顔全体であってもよく、頬、目元等の顔の一部であってもよい。
本発明の肌色見本シートについて図を用いて説明する。
図1(a)は本発明の肌色見本シートの一例を示す概略平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図である。
図1(a)、(b)に示すように、本発明の肌色見本シート1は、基材2と、基材2上に形成された複数の異なる肌色着色層3aおよび3bとを有する。また、2つの肌色着色層3aおよび3bが平面視上隣接する肌色隣接部wを有する。本発明においては、肌色隣接部wと、比較対象とを平面視上隣接させて比較する比較領域xを有することを特徴とする。図1(a)、(b)においては、肌色見本シート1が2つの異なる肌色着色層3aおよび3bを有し、1つの肌色隣接部wと2つの比較領域xとを有する例について示している。
また、図1(a)、(b)においては肌色着色層3aおよび3bが基材2上の全面に形成されている例について示している。
図2は本発明の肌色見本シートを使用した肌色の選択方法の一例を示す説明図である。
図2に示すように、本発明の肌色見本シート1を使用した肌色の選択方法においては、比較対象10の表面上に、比較対象10と肌色見本シート1の基材2側とが対向するように肌色見本シート1を配置する。本発明の肌色見本シート1は比較領域xにおいて、比較対象10および肌色着色層3aの肌色の差と、比較対象10および肌色着色層3bの肌色の差とを同時に比較することができ、2つの肌色着色層3aおよび3bのうち比較対象10の肌色により近いものを選択することができる。図2においては、比較対象10および肌色着色層3aの肌色の差がより小さい例について示している。
図3(a)は本発明の肌色見本シートの他の例を示す概略平面図であり、図3(b)は図3(a)のA−A線断面図である。図3(a)、(b)に示すように、本発明の肌色見本シート1においては、肌色着色層3aおよび3bは、少なくとも比較領域xにおいて比較対象と肌色隣接部wを構成する2つの肌色着色層3aおよび3bが平面視上隣接するように形成されていればよく、基材2上に部分的に形成されていてもよい。
なお、図3において説明していない符号については図1で説明した符号と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
本発明によれば、比較領域を有することにより、平面視上隣接する2つの肌色着色層と比較対象との肌色の差を同時に比較することができることから、2つの肌色着色層のうち比較対象の肌色により近いものを選択することができる。よって、使用者の肌色に合ったベースメイク化粧料の選択をすることが可能な肌色見本シートとすることができる。
上述したように従来の肌色見本シートにおいては、比較対象と複数の肌色着色層との差同士については、使用者の記憶に基づいて比較する必要があることから、適切な選択を行うことが困難である場合がある。
また、ベースメイク化粧料においては、個々の使用者の素肌により近いものが求められることから色、色ムラ、光沢の差を微妙に変化させたものも多い。そのため、上述した選択方法においては、複数の肌色着色層からより使用者の肌色に適したものを適切に選択することが困難である実情がある。
これに対して、本発明の肌色見本シートにおいては、2つの肌色着色層と比較対象とを平面視上隣接させて同時に比較することができることから、各色の肌色着色層と比較対象との肌色の差を同時に見て判断することが可能となる。よって、2つの肌色着色層における肌色の差が小さい場合も、比較対象の肌色により近いものを選択することが可能となる。
以下、本発明の肌色見本シートの詳細について説明する。
I.肌色見本シートの形態
本発明の肌色見本シートは、複数の異なる肌色着色層を有し、2つの肌色着色層が平面視上隣接する肌色隣接部と、比較対象と、を平面視上隣接させて比較する比較領域を有することを特徴とする。
ここで、「2つの肌色着色層が平面視上隣接する」とは、肌色見本シートを肌色着色層側から平面視上で見た場合に、2つの肌色着色層が直接接して形成されていることをいう。
また、比較領域において、「肌色隣接部と、比較対象と、が平面視上隣接する」とは、比較対象の表面上に肌色見本シートを配置して肌色着色層側から平面視上で見た場合に、肌色隣接部を構成する2つの肌色着色層と比較対象とが直接接して配置されていることをいう。
したがって、本発明における比較領域においては、2つの肌色着色層と比較対象とがそれぞれ平面視上直接接して配置されており、肌色隣接部と各色の肌色着色層および比較対象の境界との交点を有する。
1.肌色着色層の形態
本発明の肌色見本シートは、比較領域を有することを特徴とするものである。ここで、本発明における比較領域は、通常、肌色見本シートの用途等に応じて肌色着色層の平面視形状、配列等の肌色着色層の形態を調整することにより、設計されるものである。
そこで、まず本発明における肌色着色層の形態について説明する。
本発明に用いられる異なる肌色着色層の数としては、2つ以上であれば特に限定されないが、2つ〜5つの範囲内であることが好ましく、なかでも3つ〜5つの範囲内であることが好ましい。
異なる肌色着色層の数が上述した範囲内である場合は、比較対象の肌色と各色の肌色着色層の肌色との差を良好に判断することができるからである。
複数の異なる肌色着色層の配列としては、比較領域を有することができれば特に限定されない。
例えば、肌色見本シートが2つの異なる肌色着色層を有する場合は、所定の平面視形状を有する2つの異なる肌色着色層の平面視上隣接して配列させることができる。
また例えば、肌色見本シートが3つ以上の異なる肌色着色層を有する場合は、肌色見本シートによる肌色の比較の態様に応じて肌色着色層を配列することができる。
例えば、3つ以上の異なる肌色着色層を有する肌色見本シートにおいて、任意の1つの肌色を他のすべての肌色と比較する場合は、3つ以上の異なる肌色着色層のうち任意の1つの上記肌色着色層が、他のすべての上記肌色着色層と平面視上隣接する肌色隣接部を有するように肌色着色層が配列される。またこの場合は、肌色見本シートは、通常、すべての上記肌色隣接部に対応する比較領域を有する。
より具体的には、図4に示すように、肌色着色層3a、3b、3c、および3aの順に一列に、3つの異なる肌色着色層3a〜3cを配列することができる。この場合、肌色見本シート1は肌色隣接部w〜wを有することができ、比較領域x〜xを有することができる。
また、図5(a)〜(f)に示すように、肌色着色層3a〜3cの平面視形状を任意の図形とし、図形を組み合わせて配列することができる。図5(a)においては肌色着色層3aがL字形状、肌色着色層3bおよび3cが四角形状であり、3個の肌色着色層3a、3bおよび3cを組み合わせて四角形状を構成する配列を示している。図5(b)においては肌色着色層3a、3bおよび3cが四角形状であり、3個の肌色着色層3a、3bおよび3cを組み合わせて四角形状を構成する配列を示している。図5(c)においては肌色着色層3a、3bおよび3cが三角形状であり、3個の肌色着色層3a、3bおよび3cを組み合わせて三角形状を構成する配列を示している。図5(d)においては肌色着色層3a、3bおよび3cが円形状を3等分した形状であり、3個の肌色着色層3a、3bおよび3cを組み合わせて円形状を構成する配列を示している。図5(e)においては肌色着色層3bが円形状であり、肌色着色層3aおよび3cが円の一部に切り欠き部を有する形状であり、3個の肌色着色層3a、3bおよび3cを組み合わせて円形状同士を重ね合わせた形状を構成する配列を示している。また、図5(f)においては肌色着色層3a、3bおよび3cが六角形状であり、各六角形状の辺同士が接する形状を構成する配列を示している。図5(a)〜(f)に示す場合、肌色見本シート1は肌色隣接部w〜wを有することができ、比較領域x〜xを有することができる。
また、図6に示すように、3つの異なる肌色着色層3a〜3cのうち選択される2つの肌色着色層のすべての組み合わせで肌色着色層を一列に配列することができる。この場合、肌色見本シート1は肌色隣接部w〜wを有することができ、比較領域x〜xを有することができる。
また、4つの異なる肌色着色層3a〜3dを有する場合は、例えば、以下の図形を組み合わせて比較領域を有するように肌色着色層を配列することができる。すなわち図7に示すように、肌色着色層を3a、3b、3c、3d、3aおよび3bの順に配列し、矩形状の肌色着色層3aおよび3c間に位置する肌色着色層3bを肌色着色層3aおよび3cの短辺と接するようにT字状に形成する。また、肌色着色層3dを、矩形状の肌色着色層3aおよび3bの短辺と接するようにL字状に形成する。この場合、肌色見本シート1は肌色隣接部w〜wを有することができ、比較領域x〜xを有することができる。
また、図8に示すように、4つの異なる肌色着色層3a〜3dのうち選択される2つの肌色着色層のすべての組み合わせで肌色着色層を一列に配列することもできる。
なお、図8においては、説明の容易のため、肌色隣接部および比較領域の符号については省略して示している。
また、5つの異なる肌色着色層3a〜3eを有する場合は、例えば、図9に示すように、5つの異なる肌色着色層3a〜3eのうち選択される2つの肌色着色層のすべての組み合わせで肌色着色層を一列に配列することができる。
なお、図9においては、説明の容易のため、肌色隣接部および比較領域の符号については省略して示している。
なお、上述の説明においては、肌色見本シートが、2つ〜5つの異なる肌色着色層を有する場合を例に説明したが、これに限定されず、6つ以上の異なる肌色着色層を有する場合についても、例えば、6つ以上の異なる肌色着色層のうち選択される2つの肌色着色層のすべての組み合わせで肌色着色層を一列に配列することができる。
また、例えば、肌色見本シートが3つ以上の異なる肌色着色層において、各肌色着色層における特定の要素を段階的に比較する場合は、各肌色着色層をその要素が段階的になるように一列に配列することができる。
より具体的には、各肌色着色層における肌の色の濃淡を比較する場合、図10(a)、(b)、図11、図12に示すように肌色着色層3a〜3eを濃淡について階調を有するように一列に配列することができる。図10(a)、(b)に示す肌色見本シートは、肌色隣接部w〜wを有することができ、比較領域x〜xを有することができる。図11に示す肌色見本シートは、肌色隣接部w〜wを有することができ、比較領域x〜xを有することができる。図12に示す肌色見本シートは、肌色隣接部w〜wを有することができ、比較領域x〜xを有することができる。
また、肌色着色層の平面視形状としては、比較領域を有するように複数の異なる肌色着色層を配列することができれば特に限定されない。肌色着色層の平面視形状としては、例えば、図1(a)および図5(b)等に示される四角形状、図5(c)等に示される三角形状、図5(f)に示される六角形状等の多角形状、図5(e)および図10(b)に示される略円形状、または略円同士を重ね合わせた切り欠き部を有する形状、図5(d)に示される略円形状を等分した形状等を挙げることができる。また、図7に示される肌色着色層3bにおけるT字形状、肌色着色層3dにおけるL字形状等を挙げることができる。また、肌色見本シートが、図13に示すように開口部yを有する場合は、肌色着色層の平面視形状としては、開口部に該当する箇所に切り欠き部を有するものが挙げられる。なお、図13については後述する。
また、肌色見本シートにおける各肌色着色層の大きさ(面積)としては、同等であってもよく、異なっていてもよい。
各肌色着色層の平面視形状の大きさ(面積)としては、比較領域において肌色隣接部を構成する2つの肌色着色層と比較対象とを対比することができれば特に限定されないが、例えば、40cm以下であることが好ましい。各肌色着色層の平面視形状の大きさが大きすぎると、肌色見本シート自体の大きさが大きくなり、肌色見本シートを顔等の比較対象の表面上に配置して、比較対象と肌色着色層との肌色の対比を行うことが困難となる可能性があるからである。
また、各肌色着色層の平面視形状の大きさとしては、なかでも、1cm〜25cmの範囲内であることが好ましい。各肌色着色層の平面視形状の大きさが上述の範囲内である場合は、本発明の肌色見本シートを例えば頬等の比較対象の表面上に配置した場合に、十分な比較領域を確保することができるからである。
また、各肌色着色層の平面視形状の大きさの下限としては、例えば、1cm程度である。各肌色着色層の平面視形状の大きさが小さすぎる場合は、肌色の差を目視により見分けることが困難となる可能性があるからである。
また、基材における肌色着色層の形成位置としては、比較領域に対応する基材上に肌色着色層が形成されていればよく、例えば、図1に示すように基材2上の全面に複数の異なる肌色着色層3a、3bが形成されていてもよく、図3(a)、(b)に示すように基材2上に肌色着色層3a、3bが形成されていない部分を有していてもよい。
2.比較領域
本発明における比較領域は、肌色隣接部と、比較対象と、を平面視上配置して、2つの肌色着色層と比較対象との肌色の差を比較する領域である。
また、本発明における肌色隣接部は、2つの肌色着色層が平面視上隣接するものである。また、肌色隣接部は、2つの肌色着色層が平面視上隣接することにより構成される境界をいう。
本発明における比較領域は、通常、肌色見本シートに設けられた連続する肌色隣接部の少なくとも一端に設けられていればよく、図1および図13に示すように、連続する肌色隣接部w、w〜wの両端に設けられていてもよく、図5(a)〜(f)に示すように肌色隣接部w〜wの一端のみに設けられていてもよい。
また、肌色見本シートにおける比較領域の形成位置としては、肌色見本シートにおける肌色着色層の数、形状、肌色見本シート自体の形状等に応じて適宜選択され、特に限定されない。
例えば、図1に示すように、肌色見本シート1がその外周部分に比較領域xを有していてもよい。また、図13に示すように、肌色見本シート1が、肌色隣接部w〜wを含む領域に開口部yを有する場合は、上記開口部yの外周に上記比較領域x〜xを有していてもよい。また、この場合は、さらに肌色見本シートの外周部分に比較領域を有していてもよい。本発明においては、なかでも、肌色見本シートが、肌色隣接部を含む領域に開口部を有し、上記開口部の外周に上記比較領域を有していることが好ましい。開口部の外周において比較領域を有することにより、例えば、複数の比較領域を有する場合は、開口部の外周に複数の比較領域を集約させることができるから、開口部に比較対象が位置するように肌色見本シートを使用することにより、比較対象とそれぞれの肌色着色層との肌色の差を同時に比較しやすくすることができる。
また、比較領域における2色の肌色着色層と比較対象との境界の形状としては、肌色見本シートの用途等に応じて適宜選択され、特に限定されない。例えば、図1等に示すように直線形状であってもよく、図5(c)、(e)、(f)、図10(b)、図13(b)、(d)に示すように角度を有していてもよい。また、図5(d)、(e)、図10(b)、図13(c)、(d)に示すように弧状であってもよい。例えば、上記境界の形状が角度を有する場合または弧状である場合は、例えば、比較対象の一部にしみ、ほくろ等の色素沈着が存在する場合に、上記色素沈着を避けて肌色見本シートを比較対象の表面上に配置することができる。
3.肌色見本シートの形態
本発明の肌色見本シートにおいては、開口部を有していてもよい。また、この場合、上記肌色隣接部を含む領域に開口部を有していてもよい。
開口部の形状としては、例えば、円形等であってもよく、多角形状であってもよく、これらを組み合わせた形状であってもよい。また、開口部の大きさについては、肌色見本シートの用途等に応じて適宜選択することができる。
また、肌色見本シートが3つ以上の肌色着色層を有する場合、例えば、図5(a)〜(f)に示すように、複数の肌色隣接部の交点を有する肌色比較領域zを有していてもよい。肌色比較領域においては、複数の異なる肌色着色層における肌色の差を同時に比較することが可能となる。
肌色見本シートの平面視形状については、上述した複数の異なる肌色着色層の配列に応じて適宜選択することができる。
肌色見本シートの大きさとしては、その用途に応じて適宜選択することができ、特に限定されないが、例えば、80cm以下であることが好ましい。肌色見本シートの大きさが大きすぎると、肌色見本シートを顔等の比較対象の表面上に配置して、比較対象と肌色着色層との肌色の対比を行うことが困難となる可能性があるからである。
また、肌色見本シートの大きさとしては、なかでも、2cm〜50cmの範囲内であることが好ましい。肌色見本シートの大きさが上述の範囲内である場合は、本発明の肌色見本シートを例えば頬等の比較対象の表面上に配置した場合に、十分な比較領域を確保することができるからである。
また、肌色見本シートの大きさの下限としては、例えば、2cm程度である。肌色見本シートが小さすぎる場合は、比較領域についても小さくなり、各肌色着色層および比較対象の肌色の差を十分に比較することが困難となる可能性があるからである。
本発明の肌色見本シートの形態については、例えば、上述のものが挙げられるが、なかでも、3つ以上の異なる上記肌色着色層を有し、任意の1つの上記肌色着色層が、他のすべての上記肌色着色層と平面視上隣接する上記肌色隣接部を有し、すべての上記肌色隣接部に対応する上記比較領域を有するものであることが好ましい。複数の比較領域を有することができ、より多くの肌色着色層のなかから、比較対象の肌色に近いものを好適に選択することができるからである。
II.肌色見本シートの構成
本発明の肌色見本シートは、基材と、複数の異なる肌色着色層とを有する。
1.基材
本発明における基材は、肌色着色層を支持するものである。
このような基材としては、後述する肌色着色層を形成することができれば特に限定されず、肌色見本シートの用途に応じて適宜選択することができる。
また、基材としては、透明性を有していてもよく、透明性を有していなくてもよい。基材が透明性を有する場合は、基材の可視光の全波長範囲に対する透過率が80%以上であることが好ましく、なかでも85%以上、特に90%以上であることが好ましい。
上記透過率は、例えば、JIS K 7375(プラスチック−全光線透過率の求め方)に準拠した方法により求めることができる。
基材としては、可撓性を有するものであってもよく、可撓性を有しないものであってもよい。本発明においては、なかでも基材が可撓性を有するものであることが好ましい。
比較対象の表面上に追従させて配置することができるため、より良好に肌色の差を対比することができるからである。
基材の材料としては、例えば、紙、ガラス、樹脂フィルム、ゲル膜等を挙げることができる。本発明においては、なかでもゲル膜であることが好ましい。ゲル膜は非常に厚さが薄いため皮膚等の表面への高い密着性を有しており、高い柔軟性を有している。また、ゲル膜は高い凹凸追従性を有している。よって、本発明の肌色見本シートに適用した場合は、後述する粘着層を用いることなく、比較対象である肌の表面上に十分な強度で密着させて配置することができる。また、高い追従性を示すことから、肌に直接ベースメイク化粧料を塗布した状態に近い状態で肌色見本シートを用いることができることから、肌色の選択をより好適に行うことが可能となる。
図14(a)〜(b)は本発明の肌色見本シートにゲル膜を適用した場合の一例を示す模式図である。まず、指を曲げた状態で、水で湿らせた指の関節部分の皮膚表面に、肌色見本シート1のゲル膜の面を表面張力で密着させ貼付する。この場合、貼付後に指を伸ばし皮膚表面にシワが形成されてもシワの形状に追従して肌色見本シート1も変形することができる。また、肌色見本シート1は指の曲げ伸ばしを繰り返しても剥がれにくい。すなわち、本発明の肌色見本シートの基材としてゲル膜を適用した場合は、優れた凹凸追従性を有しており、皮膚のように動きのある微細な凹凸表面に貼付された場合でも剥がれにくいのである。
ゲル膜としては、基材として使用することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ヒドロゲル膜、乾燥ゲル膜が挙げられる。
ここで、「ヒドロゲル」とは、高分子が結合して形成された網目状構造物に多量の水が保持された状態のゲルを指す。
以下、ヒドロゲル膜および乾燥ゲル膜に分けて説明する。
(1)ヒドロゲル膜
ヒドロゲル膜としては、基材として使用することができるものであれば特に限定されるものではないが、生体に対する安全性が高いことから、生体由来材料からなることが好ましい。例えばタンパク質、多糖類を挙げることができる。具体的には、コラーゲン、ヒアルロン酸、ペプチドハイドロゲル、ラミニン、コンドロネクチン、グリコサミノグリカン、プロテオグリカン、その他の細胞外マトリックス成分タンパク質、ゼラチン、アガロース、セルロース、オリゴ核酸、ポリ核酸等の高分子化合物によるゲルが挙げられる。また、生体から抽出したものではなく、人工的に合成された生体由来材料模倣材料も用いることができる。例えば、各種の人工ペプチドおよびその誘導体、人工オリゴペプチドおよびその誘導体、人工ポリペプチドおよびその誘導体、人工多糖類およびその誘導体等が挙げられる。さらに、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド等の水溶性高分子も用いることができる。
ヒドロゲル膜の形成方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、ヒドロゲル膜は泡膜をゲル化させたものであってもよい。この場合、ヒドロゲル膜は、ゲル原料を含む水溶液の泡膜を、水を含有する状態でゲル化して調製されたものであることが好ましい。
上記の場合、ゲル原料としては、水溶性を有し、かつ、界面活性を示すものであり、泡膜を形成可能なものであれば特に限定されるものではない。具体的には、上述の材料を用いることができる。中でも、ゼラチン、コラーゲン、アガロースが好ましく用いられる。ゼラチン、コラーゲン、アガロースはいずれも界面活性を有するため、泡膜の表裏の両表面にはそれぞれ、これらの化合物の分子が疎水部分を外側、親水部分を内側となるように配置していると考えられる。泡膜は表裏が均質な構造を有していることから、泡膜から調製されるゲル膜は表裏が均質であり表裏の区別なく利用可能である。
ゼラチンの起源は特に限定されないが、ブタの表皮、ブタの骨、牛の皮膚、牛の骨、魚等に由来するゼラチンを使用することができる。
コラーゲンの起源は特に限定されないが、ブタの皮膚、ブタの骨、牛の皮膚、牛の骨、魚等に由来するコラーゲンを使用することができる。
アガロースの起源は特に限定されないが、海藻等に由来するアガロースを使用することができる。
また、ヒドロゲル膜は、適宜、界面活性剤、乳化補助剤、湿潤剤等を含有していてもよい。界面活性剤、乳化補助剤、湿潤剤は、ゲル膜を形成する際に泡膜を安定化させる目的で使用されるものである。
界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル等の生体に対する安全性の高い界面活性剤が好ましい。
乳化補助剤としては、メチルセルロース、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、スクロース、ポリグリセリン等の生体に対する安全性の高い乳化補助剤が好ましい。ゲル化前の泡膜からの水の揮発は泡膜破裂の原因となる。乳化補助剤は、泡膜からの水の揮発を抑制する作用、すなわち泡膜の湿潤剤としての作用を有するため、泡膜破裂を抑制することを目的として添加することができる。また、ポリエチレングリコール等の乳化補助剤は、湿潤剤としての作用に加えて、ゲル膜を構成する高分子の間に入り、高分子間の架橋形成を抑制して膜の柔軟性を高めるという作用も有する。このため、乳化補助剤を含む水溶液から調製されたゲル膜は柔軟性が高く、皮膚等の生体表面に対する密着性が高いという有利な効果を有する。
ヒドロゲル膜の厚さとしては、基材として使用することができる厚さであればよく、具体的には、100nm〜200μmの範囲内であることが好ましく、1μm〜200μmの範囲内であることがより好ましく、1μm〜100μmの範囲内であることがさらに好ましい。ヒドロゲル膜の厚さが上記範囲内である場合、膜の柔軟性が非常に高いため、皮膚等の微細な凹凸を有する表面への密着性が高く、貼付後に膜が剥がれ難いため有利である。
ここで、ヒドロゲル膜の厚さは、光学顕微鏡により膜−空気界面の位置を、焦点を合わせることで測定し、計測した値である。光学顕微鏡には、オリンパス社製のナノサーチ顕微鏡 OLS3500を用いることができる。
(2)乾燥ゲル膜
乾燥ゲル膜としては、基材として使用することができるものであれば特に限定されるものではなく、上記ヒドロゲル膜と同様の材料を用いることができる。
乾燥ゲル膜の形成方法としては、後述するように所定の厚さを有する乾燥ゲル膜を形成可能な方法であれば特に限定されるものではないが、例えば、乾燥ゲル膜は泡膜をゲル化させたものであってもよい。この場合、乾燥ゲル膜は、ゲル原料を含む水溶液の泡膜を、水を含有する状態でゲル化し乾燥させて調製されたものであることがより好ましい。ゲル原料としては、上記ヒドロゲル膜と同様である。
また、乾燥ゲル膜は、適宜、界面活性剤、乳化補助剤、湿潤剤等を含有していてもよい。界面活性剤、乳化補助剤、湿潤としては、上記ヒドロゲル膜と同様である。
乾燥ゲル膜の厚さとしては、基材として使用することができる厚さであればよく、具体的には、100nm〜10μmの範囲内であることが好ましく、200nm〜1μmの範囲内であることがより好ましい。乾燥ゲル膜の厚さが上記範囲内である場合、膜の柔軟性が非常に高いため、皮膚等の微細な凹凸を有する表面への密着性が高く、貼付後に膜が剥がれ難いため有利である。また、乾燥ゲル膜の厚さが上記下限値以上である場合には光干渉による構造色が目視で観察できるため、極薄であるにも関わらず着色剤により着色しなくとも乾燥ゲル膜を目視により識別可能である。
ここで、乾燥ゲル膜の厚さの測定に際しては、カバーガラス表面を水で濡らし、乾燥ゲル膜をガラス表面に表面張力で密着させ、1時間真空乾燥し水を完全に揮発させ、光学顕微鏡により膜−空気界面とガラス表面の段差を測定し、乾燥ゲル膜の厚さとした。光学顕微鏡には、オリンパス社製のナノサーチ顕微鏡 OLS3500を用いることができる。
(3)ゲル膜の形成方法
ゲル膜の形成方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、泡膜形成用支持枠を用いてゲル原料を含む泡膜形成用水溶液の泡膜を形成し、泡膜をゲル化する方法(第1方法)や、親水性表面を有する基材上にゲル原料を含む溶液を塗布して塗膜を形成し、塗膜上に保持用支持枠を載置し、保持用支持枠を載置した状態で塗膜をゲル化し、ゲル膜を保持用支持枠ごと基材から剥離する方法(第2方法)等が挙げられる。
以下、それぞれの方法について説明する。
(a)第1方法
本発明におけるヒドロゲル膜の形成方法としては、例えば、泡膜をゲル化したヒドロゲル膜を形成可能な方法であればよい。ヒドロゲル膜の形成方法は、ゲル原料を含む泡膜形成用水溶液の泡膜を泡膜形成用支持枠の開口に形成する泡膜形成工程と、上記泡膜を水を含有する状態でゲル化させ、ヒドロゲル膜を形成するゲル化工程とを有することが好ましい。
また、本発明における乾燥ゲル膜の形成方法としては、例えば、泡膜をゲル化した乾燥ゲル膜を形成可能な方法であればよい。乾燥ゲル膜の形成方法は、ゲル原料を含む泡膜形成用水溶液の泡膜を泡膜形成用支持枠の開口に形成する泡膜形成工程と、上記泡膜を水を含有する状態でゲル化させ、ヒドロゲル膜を形成するゲル化工程と、上記ヒドロゲル膜を乾燥する乾燥工程とを有することが好ましい。
図15(a)〜(c)および図16(a)〜(e)は本発明におけるゲル膜の形成方法の一例を示す工程図である。まず、図15(a)および図16(a)に示すように、少なくとも1つの開口21が形成された泡膜形成用支持枠20を用意する。次に、図16(b)に示すように、泡膜形成用支持枠20を泡膜形成用水溶液22に浸し引き揚げて、図16(c)に示すように、開口21を塞ぐように張られた泡膜形成用水溶液の泡膜23を形成する。次いで、図15(b)および図16(d)に示すように、泡膜23を水を含有する状態でゲル化することにより、ヒドロゲル膜2aを形成する。続いて、図15(c)および図16(e)に示すように、ヒドロゲル膜2aをさらに乾燥させることにより、乾燥ゲル膜2bを形成する。
以下、ゲル膜の形成に用いられる泡膜形成用支持枠およびゲル膜の形成方法における各工程について説明する。
(i)泡膜形成用支持枠
泡膜を形成するための泡膜形成用支持枠の材質としては、ゲル原料を含む泡膜形成用水溶液の泡膜を形成可能なものであれば特に限定されるものではなく、例えば、樹脂、ガラス、金属等を挙げることができる。また、泡膜形成用支持枠は可撓性を有していてもよく有さなくてもよい。中でも、泡膜形成用支持枠は可撓性のフィルム状部材であることが好ましい。
泡膜形成用支持枠の寸法および形状は適宜選択すればよい。泡膜形成用支持枠に形成された開口の面積は泡膜を形成可能な程度であればよいが、100mm2〜40000mm2の範囲内であることが好ましく、300mm2〜2000mm2の範囲内であることがより好ましい。開口の形状は特に限定されず、目的に応じて円形、三角形、四角形等の多角形等、任意の形状であることができる。中でも、開口の形状は、円形や、角部が丸みを帯びた多角形が好ましい。これらの形状の場合、泡膜の周縁にかかる応力を低減できるので、泡膜の取扱いやすさを向上させることができる。
(ii)泡膜形成工程
泡膜形成工程では、ゲル原料を含む泡膜形成用水溶液の泡膜を泡膜形成用支持枠の開口に形成する。
なお、ゲル原料については、上述したのでここでの説明は省略する。
ゲル原料がゼラチン、アガロース、コラーゲンの場合の泡膜の形成については、特開2013−223644号公報に記載の方法と同様である。
また、泡膜形成用水溶液中には、医薬として有効な成分や化粧料として有効な成分等の皮膚等の生体に供給されるべき所望の成分を配合することも可能である。泡膜形成用水溶液に含まれる成分は、ヒドロゲル膜および乾燥ゲル膜において高分子の網目構造中に取り込まれ保持されることができる。
(iii)ゲル化工程
ゲル化工程では、泡膜を水を含有する状態でゲル化させ、ヒドロゲル膜を形成する。
ゲル化工程では泡膜が乾燥する前に水を含んだ状態でゲル化してヒドロゲルを形成する。ゲル化の条件は、泡膜の水分が完全に保持される条件であることは必須ではなく、水を含んだ状態のヒドロゲル膜が形成される条件であればよい。
ゲル原料がゼラチン、アガロース、コラーゲンの場合のゲル化については、特開2013−223644号公報に記載の方法と同様である。
(iv)乾燥工程
乾燥工程では、ヒドロゲル膜を乾燥する。乾燥ゲル膜は、ヒドロゲル膜をさらに乾燥させることにより調製することができる。
ゲル化工程と乾燥工程とは別々の工程として実施される必要はなく、泡膜からヒドロゲル膜が形成され、引き続きヒドロゲル膜の乾燥が進行する条件において泡膜を処理して、中間産物としてヒドロゲル膜を取得することなく乾燥ゲル膜を得ることもできる。
乾燥条件については、特開2013−223644号公報に記載の方法と同様である。
乾燥ゲル膜中の水分は特に限定されないが、好ましくは水分量が10質量%以下になるまで乾燥させる。
(b)第2方法
第2方法に用いられる基材は、静的水接触角が45°以下である親水性表面を有するものである。このような基材はゲル膜との接着力が十分に弱いため、非常に薄いゲル膜であっても、基材表面からの剥離時に損傷することなく回収することができる。
親水性表面は、炭素酸素結合を有する有機化合物の皮膜を基材の表面に形成することにより得ることができる。
基材の材料は、その表面に炭素酸素結合を有する有機化合物の皮膜を形成することが可能な材料であることが好ましい。具体的には、国際公開第2008/143149号パンフレットに記載の材料を挙げることができる。
また、親水性表面は、炭素酸素結合を有する有機化合物により形成される、静的水接触角が45°以下である親水性膜により形成することができる。
ここで、炭素酸素結合とは、炭素と酸素との間に形成される結合を意味し、単結合に限らず二重結合であってもよい。炭素酸素結合としてはC−O結合、C(=O)−O結合、C=O結合が挙げられる。
親水性膜の主原料としては、水溶性高分子、水溶性オリゴマー、水溶性有機化合物、界面活性物質、両親媒性物質等の親水性有機化合物が挙げられる。これらが相互に物理的または化学的に架橋し、基材と物理的または化学的に結合することにより親水性膜となる。具体的には、国際公開第2008/143149号パンフレットに記載の材料を挙げることができる。
基材および親水性膜の厚さ、基材表面への親水性膜の形成方法については、国際公開第2008/143149号パンフレットを参照することができる。
本発明に用いられる保持用支持枠としては、上述の泡膜形成用支持枠と同様とすることができる。
本発明においては、例えば、基材の親水性膜上にゲル原料を含む溶液を塗布して塗膜を形成し、塗膜上に保持用支持体を載置し、保持用支持体を載置した状態で塗膜をゲル化する。この際、ゲル膜は基材上に剥離可能に設置されており、ピンセット等を用いて保持用支持体の部分を摘み、基材から剥離することができる。
(4)ゲル膜
本発明に用いられるゲル膜については、例えば、特開2013−223644号公報、特開2013−224281号公報、国際公開第2008/143149号パンフレットに記載のものを用いることができる。
(5)その他
基材の材料が、紙、ガラス、樹脂フィルム等である場合、一般的な紙、ガラス、樹脂フィルム等を用いることができる。
また、この場合、基材の厚さとしては、肌色着色層を形成することができる程度であれば特に限定されないが、1cm以下であることが好ましい。基材が厚すぎる場合は、比較領域において、比較対象と肌色着色層との間に基材の厚さ部分が目視で観察される場合があり、比較対象と肌色着色層との肌色の対比を十分に行うことが困難となる可能性があるからである。また、使用者が使用者自身の顔の表面上に肌色見本シートを配置して肌色を対比する場合においては、肌色見本シートを斜め方向から観察する場合があることから、基材の厚さ部分が目視で観察されやすくなり、比較対象と肌色着色層との肌色の対比を十分に行うことが困難となる可能性があるからである。
基材の厚さの下限については、特に限定されないが、肌色見本シートの強度を確保する観点から、例えば、100nm程度とすることが好ましい。
2.肌色着色層
本発明における肌色着色層は、基材上に形成されるものである。また、複数の異なる肌色着色層は、上述した肌色隣接部および比較領域を有するように配列されて形成される。
(a)肌色
本発明における肌色とは、人間の肌の色だけでなく、色ムラ、光沢等の目視により識別可能な要素を含むものとする。
肌色着色層における肌色の種類については、通常、ベースメイク化粧料のメーカーの規定に応じて適宜選択されるが、例えば、肌色着色層の材料としてベースメイク化粧料と異なる材料を用いる場合、肌色着色層における肌色の調整方法としては、例えば、対比させるベースメイク化粧料の塗布時における肌の色、光沢、色ムラ等を測定し、測定値を基に調整する方法が挙げられる。
肌色着色層における肌の色は、例えば、肌の色は可視光領域における分光分布、Lab値、XYZ値、ならびにマンセル表色系における色相、明度、および彩度等を測定して調整することができる。これらの値はいずれも一般的な分光光度計等を用いて測定することができ、より具体的には、日本電色工業株式会社製 分光色彩計 SD7000シリーズ、コニカミノルタ株式会社製 蛍光分光濃度計 FD−7等を用いて測定することができる。
また、肌色着色層における色ムラは、例えば、株式会社ケイワイトレード製 輝度色度ユニフォミティ測定装置 UA−1000A、コニカミノルタ株式会社製 ムラ測定ソフトウェア CA−Mura等を用いて測定することができる。
なお、色ムラはベースメイク化粧料の塗布時における塗布表面の粒状感を示す指標である。
また、肌色着色層における光沢としては、例えば、ISO 2813において規定されている鏡面光沢度を測定することができる。鏡面光沢度の測定方法としては、ISO 2813に準拠した測定方法により測定することができ、より具体的には、コニカミノルタ株式会社製 光沢計 GM−60Plus、GM−268Plus、日本電色工業株式会社製 光沢計 VG7000等を用いて測定することができる。
(b)肌色着色層
本発明における肌色着色層は、基材上に形成されるものである。
このような肌色着色層の平面視形状、配列、大きさ等については上述した「I.肌色見本シートの形態 1.肌色着色層の形態」の項で説明した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。
本発明に用いられる肌色着色層の材料としては、例えば、ベースメイク化粧料自体を用いることができる。この場合、肌色着色層の形成方法としては、一般的な印刷方法とすることができる。また、複数のベースメイク化粧料自体を基材上に直接塗布して肌色着色層を形成してもよい。
また、肌色着色層の材料としては、顔料および樹脂を含有するインクを用いることもできる。顔料については、ベースメイク化粧料に使用されるものを用いることができる。また、樹脂としては、一般的なインクに用いられるものと同様とすることができる。この場合、肌色着色層の形成方法としては一般的な印刷方法とすることができる。
肌色着色層の材料としてベースメイク化粧料自体または上述のインクを用いた場合、肌色着色層の厚さとしては、肌色着色層の材料に応じて適宜選択され、特に限定されない。
また、肌色着色層としては、基材がゲル膜である場合は、ゲル膜上に形成されゲル膜の貼付性に影響を与えない層であることが好ましい。ゲル膜上に肌色着色層が形成されている場合は、ゲル膜の厚さ以上の粒径をもつ顔料等も貼付用シートの貼付性や使用感を劣化させることなく適用可能である。
ここで、「貼付性」とは、皮膚等の生体または生体材料の表面への貼付性をいう。
「ゲル膜の貼付性に影響を与えない」とは、ゲル膜上に肌色着色層を形成した後も比較対象の表面に貼付可能な程度にゲル膜の貼付性が維持されていることをいう。
基材としてゲル膜を使用する場合、肌色着色層はゲル膜上に部分的に形成され、ゲル膜上には肌色着色層が形成されていない部分が存在することが好ましい。このようなゲル膜上に肌色着色層が形成されていない部分では、ゲル膜の密着性を高めることができ、皮膚等に強固に密着させることができる。
ゲル膜上に肌色着色層が部分的に形成されている場合は、中でも、ゲル膜の端部において肌色着色層が形成されていない部分が少なくとも2箇所あることが好ましい。貼付用シートを被貼付物の表面に少なくとも2箇所で密着させれば固定することができ、貼付用シートのずれを抑制できるからである。
ゲル膜に対するゲル膜上に肌色着色層が形成されていない部分の面積比率は、肌色見本シートを被貼付物の表面に固定し得る程度であれば特に限定されるものではなく、目的に応じて適宜調整される。
肌色着色層に用いられる材料としては、肌色見本シートの用途に応じて適宜選択することができ、ベースメイク化粧料に使用されるものを用いることができる。また、例えば、肌色着色層としては、微粒子を含有するもの、バインダーと微粒子とを含有するものを含有するものを挙げることができる。
微粒子としては、化粧料や医薬等に使用されるものを用いることができ、目的に応じて適宜選択される。例えば顔料、紫外線散乱剤、光反射材等が挙げられる。また、微粒子は1種類であってもよく2種類以上であってよい。
微粒子の平均粒径としては、所定の肌色を示す肌色着色層を形成することができる程度であれば特に限定されないが、1nm〜100μmの範囲内であることが好ましく、より好ましくは10nm〜50μmの範囲内、さらに好ましくは100nm〜20μmの範囲内である。微粒子の粒径が小さいと分散性に劣るからである。本発明においては、ゲル膜の厚さに対して微粒子の粒径が大きくても比較対象に肌色見本シートを貼付可能であるが、微粒子の粒径が大きすぎると上記ゲル膜上またはバインダー中に微粒子を分散させることが困難であったり肌色見本シートの貼付性が劣ったりする場合がある。
ここで、平均粒径は、顕微鏡観察による平均粒径である。顕微鏡観察による平均粒径は、例えば、100倍で顕微鏡観察を行い、画像処理ソフト等により任意の微粒子の粒径を100個測定して個数平均することにより得られる。なお、粒径とは微粒子の長軸径と短軸径の平均値を指す。
肌色着色層に用いられるバインダーとしては、ベースメイク化粧料に使用されるものと同様とすることができる。
肌色着色層がバインダーおよび微粒子を含有する場合、肌色着色層中のバインダーの含有量は、バインダーとしての機能を発揮し得る程度であれば特に限定されるものではなく、目的に応じて適宜調整されるものであり、0.01質量%〜99.9質量%の範囲内で設定することができる。
また、肌色着色層中の微粒子の含有量は、微粒子に求められる機能を発揮し得る程度であれば特に限定されるものではなく、目的に応じて適宜調整されるものであり、0.01質量%〜99.9質量%の範囲内で設定することができる。
肌色着色層が微粒子を含有する場合には、微粒子が肌色着色層中に均一に分散されていてもよく、微粒子が肌色着色層の面方向に濃度勾配をもって分散されていてもよい。
肌色着色層の厚さとしては、特に限定されないが、1nm〜100μmの範囲内であることが好ましく、より好ましくは10nm〜50μmの範囲内、さらに好ましくは100nm〜20μmの範囲内である。肌色着色層の厚さが上記範囲内であれば、ゲル膜上に肌色着色層を形成可能である。本発明においては、ゲル膜の厚さに対して肌色着色層の厚さが厚くても皮膚等に貼付用シートを貼付可能であるが、肌色着色層の厚さが厚すぎるとゲル膜上に肌色着色層を形成することが困難であったり肌色見本シートの貼付性が劣ったりする場合がある。
また、肌色着色層は厚さが均一であってもよく、厚さ勾配を有していてもよい。
肌色着色層の形成方法としては、ゲル膜上に肌色着色層を部分的に形成可能な方法であれば特に限定されるものではなく、肌色着色層に用いられる材料の種類等に応じて適宜選択される。例えば、上述の材料を溶媒に溶解もしくは分散させた肌色着色層形成用組成物を用い、この肌色着色層形成用組成物をゲル膜上に部分的に塗布する方法が挙げられる。肌色着色層形成用組成物は塗布後に乾燥させてもよい。
溶媒としては、ゲル膜を溶解等しないものであればよく、上述の材料の種類等に応じて適宜選択される。
肌色着色層形成用組成物の塗布方法としては、ゲル膜上に部分的に塗布可能な方法であれば特に限定されるものではないが、非接触方式であることが好ましく、例えばインクジェット法、ディスペンサー法、マスクを用いたスプレー法等を挙げることができる。非接触方式であれば、塗布時のゲル膜の破損を抑制することができるからである。また、肌色着色層が微粒子を含有する場合であって、微粒子が面方向に濃度勾配を有する肌色着色層を形成する場合や厚さ勾配を有する肌色着色層を形成する場合には、肌色着色層形成用組成物の塗布方法として、インクジェット法やディスペンサー法を用いることができる。
3.その他の構成
本発明の肌色見本シートは、基材と、肌色着色層とを有するものであれば特に限定されず、必要に応じて他の構成を適宜選択して追加することができる。
(1)粘着層
本発明の肌色見本シートは、基材の肌色着色層が形成された表面とは反対側に形成された粘着層を有していてもよい。肌色見本シートを比較対象の表面上に固定することができることから、より各色の肌色着色層および比較対象の肌色の差をより良好に対比することが可能となる。
粘着層としては、肌色見本シートを比較対象に貼付した後、剥離することができるものであり、生体又は生体材料に用いられる粘着層として公知のものを用いることができる。
粘着層の形成位置としては、比較対象の表面上に肌色見本シートを固定することができれば特に限定されず、基材上の全面に形成されていてもよく、部分的に形成されていてもよい。
(2)情報表示部
本発明の肌色見本シートは、肌色着色層上に情報表示部を有していてもよい。
肌色着色層上に情報表示部を有する場合、例えば、肌色着色層の肌色に対応するベースメイク化粧料の型番、在庫状況等を容易に調べることができるからである。
情報表示部を有する場合は、通常、複数の異なる肌色着色層のそれぞれに情報表示部が形成される。
情報表示部の平面視形状としては、個々の肌色着色層の情報を区別して表示することができれば特に限定されず、例えば、数字、文字、バーコード、QRコード(登録商標)等を挙げることができる。
情報表示部は、一般的な印刷法により形成することができる。
III.肌色見本シート
肌色見本シートは、ベースメイク化粧料を選択する際に好適に用いることができる。
ベースメイク化粧料としては、コンシーラ、ファンデーション、色付の化粧下地等を挙げることができる。
本発明の肌色見本シートを用いた肌色の選択方法においては、肌の色、色ムラ、および光沢の少なくともいずれかについて、複数の肌色着色層から比較対象の肌色にあったものを選択することができる。そのため、例えば、上述した複数の要素のうち、1つの要素のみが異なる複数の肌色着色層を有する肌色見本シートを用いて、各肌色着色層と比較対象との肌色の差についても良好に判断することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下に実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
[参考例]
パソコンの画面上に下記の2色の肌色見本を表示して、2色の比較を行った。
図17(a)に示すように、白色を背景にして、色a(RGB値 R:236,G: 180,B:98)と、色b(RGB値 R:240,G:186,B:106)の2色を、それぞれ2.8cm×4.2cmの長方形状で両者を離して表示した。
また、図17(b)に示すように、上述した色aと色bとの2色を上述の長方形状で短辺が平面視上隣接するように表示した。
色aおよび色bを離して表示した場合、両者は目視上でほぼ同色に見えた。一方、色aおよび色bを平面視上隣接させて表示した場合は、2色の差を目視で確認することができた。
なお、図17は2色の肌色見本について対比させた画像である。
[実施例]
図18に示すようにモデルの頬の色と2色の肌色とをパソコン画面上で対比させ、画像処理による肌色見本シートのシミュレーションを行った。図18は、モデルの頬の色と2色の肌色とを対比させた画像である。
より具体的には、まず、モデルの顔写真を画面上に表示した。次に、上記顔写真の頬上に下記の2色の肌色見本を表示した。色a(RGB値 R:236,G:180,B:98)と、色b(RGB値 R:240,G:186,B:106)の2色について、2.8cm×4.2cmの長方形状で、短辺が平面視上隣接するように表示した。また、肌色隣接部である短辺部分と、上記顔写真の頬とが平面視上隣接するように表示した。
上述した表示において、色a、色b、および上記顔写真の頬の色を比較したところ、上記顔写真の頬は色aに近い色であることが判断できた。
上述のシミュレーションから、本発明の肌色見本シートにおいては、肌色の差が小さい場合も比較対象である頬の色により近いものを選択することができることが確認できた。
1 … 肌色見本シート
2 … 基材
3、3a、3b、3c、3d、3e … 肌色着色層
10 … 比較対象

Claims (3)

  1. 基材と、前記基材上に形成された複数の異なる肌色着色層とを有し、
    2つの前記肌色着色層が平面視上隣接する肌色隣接部と、比較対象と、を平面視上隣接させて比較する比較領域を有することを特徴とする肌色見本シート。
  2. 前記肌色見本シートが、3つ以上の異なる前記肌色着色層を有し、任意の1つの前記肌色着色層が、他のすべての前記肌色着色層と平面視上隣接する前記肌色隣接部を有し、すべての前記肌色隣接部に対応する前記比較領域を有することを特徴とする請求項1に記載の肌色見本シート。
  3. 前記肌色見本シートが、前記肌色隣接部を含む領域に開口部を有し、前記開口部の外周に前記比較領域を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の肌色見本シート。
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