JP2015161380A - 管端キャップ - Google Patents

管端キャップ Download PDF

Info

Publication number
JP2015161380A
JP2015161380A JP2014037954A JP2014037954A JP2015161380A JP 2015161380 A JP2015161380 A JP 2015161380A JP 2014037954 A JP2014037954 A JP 2014037954A JP 2014037954 A JP2014037954 A JP 2014037954A JP 2015161380 A JP2015161380 A JP 2015161380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
end cap
diameter
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014037954A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6349567B2 (ja
Inventor
岡本 晃
Akira Okamoto
晃 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aron Kasei Co Ltd filed Critical Aron Kasei Co Ltd
Priority to JP2014037954A priority Critical patent/JP6349567B2/ja
Publication of JP2015161380A publication Critical patent/JP2015161380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6349567B2 publication Critical patent/JP6349567B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

【課題】 受口用と差口用を兼ねることができ、複数の口径に適用できる管端キャップを提供する。
【解決手段】 この管端キャップは、その略中央に設けられた隔壁によって、前記受口と嵌合する受口用筒部と、前記差口と嵌合する差口用筒部とに区画され、前記受口用筒部及び前記差口用筒部は、少なくとも、パイプと嵌合する内管と、この内管の外周面を覆うように設けられ、前記パイプよりも大きい口径を有するパイプと嵌合する外管とを略同心に配置した多重管構造を有するので、一つでパイプの受口と差口の両方を閉塞できると共に、一つで複数の口径のパイプに適用することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、下水道の敷設に際し使用される、パイプの管端に設けられる管端キャップに関するものである。
より詳しくは、パイプの端部に嵌合させて、その端部を一時的に閉塞するための管端キャップに関するものである。
下水道配管などのパイプの工事は、一日で終わることは少なく、工事を中断する場合がある。
その際、パイプ内に、雨水や土砂、昆虫・小動物の侵入を防止するため、管端を一時的に閉塞する管端キャップが管端に装着される。
このような管端キャップの一例が、例えば、特許文献1〜4に開示されている。
1)特開平08−133329号公報(特許文献1)においては、
一端部を差口とし、他端部を拡径して前記差口が挿入される受口とした合成樹脂管の両端を閉塞できる管端キャップであって、
有底筒状をなす本体の奥側に、前記受口の内周面に装着したゴムリングと弾性的に圧接する外径を有する小径筒部を設けると共に、
前記小径筒部の開口側に、傾斜段部を介して大径筒部を設け、
前記大径筒部の内周面を、前記差口の外周面とほぼ同径に形成すると共に、
当該大径筒部の外周面を、前記受口の先端部内周面より若干小径となるように形成したこと
を特徴とする管端キャップが提案されている。
この管端キャップは、合成樹脂管の差口と、受口のいずれを閉塞する場合にも使用できるので、品揃えが容易であるだけでなく、パイプの径サイズに応じた一種類のキャップを準備するだけでよいので、管端部の閉塞作業が簡単に行なえる、とされている。
2)特開2001−124286号公報(特許文献2)においては、
(1)外径が異なり互いに反対方向に突出する突出部、又は、内径が異なり互いに反対方向に突出する周壁を有する配管キャップ;
(2)配管を挿入するための周壁と、その周壁からつづく配管に挿入するための突出部とを有し、上記周壁の内径と上記突出部の外径とが異なる配管キャップ;
(3)配管を挿入するための凹部を有し、その凹部が外径の異なる複数の配管を嵌合可能な多段凹部である配管キャップ;並びに
(4)配管に挿入するための凸部を有し、その凸部が内径の異なる複数の配管へ嵌合可能な多段凸部である配管キャップ
が提案されている。
この配管キャップは、突出部、周壁、凹部又は凸部を設けたことによって、1つの配管キャップで、複数の配管に嵌合させることを可能とするとされている。(図1)。
3)特開2001−295982号公報(特許文献3)においては、
外面が、リブパイプ受口の内径に適合する径を有してテーパー状に形成され、かつ、
内面が、リブパイプ差口のリブ部外径に適合する径を有してテーパー状に形成された本体部分と、
前記本体部分の径小側を閉塞する閉塞部分を備える、
リブパイプ用キャップが提案されている。
このキャップは、仮封鎖すべきリブパイプの端部が、受口および差口のいずれであっても対応できるので、二種類のキャップを製造する必要はなく、二種類のキャップのいずれかを選択する必要もなくなるというものである。
4)実公平07−39822号公報(特許文献4)においては、
管の内・外周壁に螺旋状の凹凸を有する大径コルゲート管と、小径コルゲート管のいずれの管端部をも閉塞できるキャップであって、
有底筒状キャップの筒部の外周面に、大径コルゲート管の内周壁の凹溝と螺合する突起を設けると共に、
前記筒部の内周面には、小径コルゲート管の外周壁の凹溝と螺合する突起を設けたことを特徴と管端閉塞キャップが提案されている。
このキャップは、径寸法が異なる数種類のコルゲート管の端部を、一個のキャップで閉塞できる兼用型であるので、キャップを製造する金型を削減できると共に、製品管理の簡素化、製作コストの軽減を計ることができるとされている。
5)実開昭61−73892号公報(特許文献5)においては、
一端面を開口した円筒形状のキャップ体の、他端側閉塞端面の内面より、外側壁と同心円をなす筒状の突壁を一体に突設したこと
を特徴とする管端閉塞用キャップが提案されている。
この管端閉塞用キャップは、一つで異なる径のパイプの開口端を閉塞することができ、コストが低く、開口端を閉塞したときに抜けなくなることがなく、確実に管端を閉塞でき、外観上の体裁が悪くなることがないとされている。
特開平08−133329号公報(特許請求の範囲,図1) 特開2001−124286号公報(特許請求の範囲,図1〜4) 特開2001−295982号公報(特許請求の範囲,図1) 実公平07−39822号公報(実用新案登録請求の範囲,図1,2) 実開昭61−73892号公報(実用新案登録請求の範囲,図1)
パイプは、一般に一方が受口、他方が差口となっているため、一つのパイプに対して、受口用と差口用の二種類の管端キャップが必要となる。
したがって、管端キャップをパイプの口径(サイズ)毎に準備する必要があるため、管端キャップの種類が非常に多く、製品管理が複雑になる上に、在庫スペースが増え、コスト削減の阻害原因となっていた。
前記特許文献1〜3に開示されている管端キャップは、受口用と差口用を兼ねるものである。
一方、前記特許文献4及び5に開示されている管端キャップは、2種類の口径に対応するものである。
しかしながら、これらの管端キャップにも、パイプの口径毎に準備する必要があるという問題があった。
この発明はかかる現状に鑑み、受口用と差口用を兼ねることができ、複数の口径に適用できる管端キャップを提供せんとするものである。
すなわち、この発明にかかる請求項1に記載の発明は、
多種類のパイプの受口と差口のいずれにも装着可能な管端キャップであって、
その略中央に設けられた隔壁によって、前記受口と嵌合する受口用筒部と、前記差口と嵌合する差口用筒部とに区画され、
前記受口用筒部及び前記差口用筒部は、少なくとも、パイプと嵌合する内管と、この内管の外周面を覆うように設けられ、前記パイプよりも大きい口径を有するパイプと嵌合する外管とを略同心に配置した多重管構造を有すること
を特徴とする管端キャップである。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の管端キャップにおいて、
前記受口用筒部及び前記差口用筒部は、
パイプと嵌合する内管と、この内管の外周面を覆うように設けられ、前記パイプよりも大きい口径を有するパイプと嵌合する外管とを、略同心に配置した二重管構造を有し、
前記受口用筒部の内管及び外管は、その外周面において、前記パイプの受口の内周面と当接し、
前記差口用筒部の内管及び外管は、その内周面において、前記パイプの差口の外周面と当接すること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の管端キャップにおいて、
前記内管および外管は、
その中央部にそれぞれ隔壁が形成され、外管の隔壁は、その一部が開口側に偏倚していること
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の管端キャップにおいて、
前記外管の外周には、
持ち手として環状帯が形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載の管端キャップにおいて、
前記持ち手は、
その断面が略T字状に形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の管端キャップは、一つでパイプの受口用と差口用を兼ねるものであるため、受口と差口の両方を閉塞できると共に、一つで複数の口径のパイプに適用することができるものである。
したがって、管端キャップを受口用と差口用で別個に製造する必要はなく、パイプの口径に応じて準備する管端キャップの種類を減らすことができ、これにより製品管理が容易となり在庫スペースを少なくすることができる。
また、前記外管の外周に持ち手として環状帯を設けた場合には、管端キャップの取り外しが容易となる。
この発明の管端キャップの一実施形態を示した断面図である。 この発明の管端キャップの一実施例を示した断面図であって、パイプ8又は9の受口を閉塞した状態を示すものである。 この発明の管端キャップの一実施例を示した断面図であって、パイプ8又は9の差口を閉塞した状態を示すものである。 この発明の管端キャップを適用しうるパイプの一例を示す片側断面図である。 この発明の管端キャップを適用しうるパイプの一例を示す片側断面図である。 この発明の管端キャップを適用しうるパイプの一例を示す片側断面図である。 この発明の管端キャップの一実施例を模式的に示した断面図である。
以下、この発明の管端キャップの実施の形態を説明する。
なお、この発明は図示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲内において種々改良を加えることができるものである。
この発明の管端キャップは、隔壁によって、パイプの受口と嵌合する部分と、パイプの差口と嵌合する部分とに区画されると共に、少なくとも、パイプ(小口径のパイプ)と嵌合する内管と、この内管の外周面を覆うように設けられ、前記パイプよりも大きい口径を有するパイプ(大口径のパイプ)と嵌合する外管とを、略同心に配置した多重管構造を有する。
すなわち、この発明の管端キャップは、一つで多種類(少なくとも二種類)のパイプ(小口径のパイプ及びこれよりも口径が大きい複数の大口径のパイプ)に対して、その受口と差口のいずれにも装着可能なものである。
図1において、管端キャップ1は、その内部が略中央に設けられた隔壁2によって、パイプの差口と嵌合する差口用筒部3と、パイプの受口と嵌合する受口用筒部4とに区画されるよう構成されている。
したがって、前記差口用筒部3の開口側の端部が、パイプの差口に被せられてパイプの他端を閉塞し、前記受口用筒部4の開口側の端部が、パイプの受口に挿入されてパイプの一端を閉塞するものである。
前記管端キャップ1の差口用筒部3は、内周面において、パイプ(小口径のパイプ)の差口の外周面と当接する内管5aと、この内管5aの外周面を覆うように設けられ、内周面において、前記パイプよりも大きい口径を有するパイプ(大口径のパイプ)の差口の外周面と当接する外管6aとを略同心に配置した二重管構造を有する。
そのため、前記差口用筒部3において、前記内管5aの内周面は、前記小口径のパイプの差口の外周面と略同径に形成され、前記外管6aの内周面は、前記大口径のパイプの差口の外周面と略同径に形成されている。
前記管端キャップ1の受口用筒部4は、外周面において、パイプ(小口径のパイプ)の受口の内周面と当接する内管5bと、この内管5bの外周面を覆うように設けられ、外周面において、前記パイプよりも大きい口径を有するパイプ(大口径のパイプ)の受口の内周面と当接する外管6bとを略同心に配置した二重管構造を有する。
そのため、前記受口用筒部4において、前記内管5bの外周面は、前記小口径のパイプの受口の内周面と略同径に形成され、前記外管6bの外周面は前記大口径のパイプの受口の内周面と略同径に形成されている。
すなわち、図1で明らかなように、前記受口用筒部4における内管5bの内径dは、前記差口用筒部3における内管5aの内径dよりも小さく形成され、前記受口用筒部4における内管5bの外径Dは、前記差口用筒部3における内管5aの外径Dよりも小さく形成されている。
一方、前記受口用筒部4における外管6bの内径dは、前記差口用筒部3における外管6bの内径dよりも小さく形成され、前記受口用筒部4における外管6bの外径Dは、前記差口用筒部3における外管6aの外径Dよりも小さく形成されている。
この発明においては、図1に示されるように、管端キャップ1の受口用筒部4の内管5b及び/又は外管6bの開口側端部の外周面、ならびに/あるいは差口用筒部3の内管5a及び/又は外管6aの開口側端部の内周面を、開口側に向かって拡径するテーパー状に形成することができる。
すなわち、図1において、
<D<D
<D<D
<d<D
<d<Dの関係にある。
このようにテーパー状に形成することによって、管端キャップ1にパイプを容易に挿入することができる。
パイプの差口を管端キャップ1に挿入し、あるいはパイプの受口に管端キャップ1を挿入してパイプを閉塞する場合、パイプの口径に応じて最適な挿入長さが存在し、例えば、パイプの口径が大きくなるほど、最適な挿入長さが長くなる。
したがって、この発明では、管端キャップ1の長さは、閉塞すべきパイプの口径に応じて適宜選択される。
例えば、管端キャップ1の差口側内管に小口径のパイプの差口を、その先端が隔壁に当接するまで挿入したときの挿入長さが、最適なものとなるよう設定する。
この発明においては、図1に示されるように、前記内管5(5a,5b)および外管6(6a,6b)の中央部にそれぞれ隔壁を形成し、外管の隔壁を、その一部が開口側に偏倚するようにして、突出部7を形成することができる。
かかる構成によって、小口径のパイプの受口に内管5bが挿入された場合には、受口の開口側の端部が、内管5bと突出部7の側壁との間のくぼみ16と嵌合する。
一方、大口径のパイプの受口に管端キャップ1の外管6bが挿入された場合には、パイプの受口の開口側の端部が、外管6bの外周上において、突出部7の先端の位置よりも先の位置に到達するようになる。
さらに、大口径のパイプの差口が、管端キャップ1の外管6aの内周面に当接するよう挿入された場合に、パイプの差口先端が、外管6aの内周面上において内管5aの内部の隔壁2の位置よりも先の位置に到達することとなる。
したがって、パイプの最適な挿入長さを確保しつつ、管端キャップ全体の長さを短くすることができ、よりコンパクトなものにすることができる。
前記管端キャップ1の材質については、特に制限はない。
例えば、ポリエチレンや、ポリプロピレン、塩化ビニルなどの樹脂材料を選択することができる。
ポリエチレンなどの可撓性を有する樹脂材料を選択することが好ましく、このような材料を選択した場合には、硬質塩化ビニルより変形し易いため、パイプ側の寸法にバラツキがあっても、その装着・取り外しが容易なものとなる。
なお、管端キャップ1の製造については、特に困難はない。
例えば、ポリエチレンの射出成形などの従来法によって製造することができる。
前記管端キャップ1には、嵌合するパイプの口径や、受口・差口側の識別をすることができるよう着色をしたり、文字、記号、図形などを付したりしてもよい。
以下、この発明の管端キャップの実施の一例を、具体的に説明する。
なお、この発明は図示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲内において種々改良を加えることができるものである。
図2及び3に記載されている管端キャップ1は、図1に記載されているものと同様のものである。
図2及び3において、パイプ8,9は、図6に示される、外周に多数のリブを有する、いわゆるリブ付き管である。
したがって、パイプ8,9の外面には、複数のリブ10が管軸Xの方向へ一定の間隔を隔てて形成されている。
このパイプ8,9は、その一端に受口12を有し、他端に差口13を有する。
図2に示したように、小口径のパイプ8の受口12に管端キャップ1を装着させる場合には、管端キャップ1の内管5bを受口12に挿入する。
管端キャップ1の内管5bの外径Dは、パイプ8の受口12の内径dに適合するよう略同径となっている。
前記管端キャップ1の内管5bの外周面は、開口側に向かって拡径するテーパー状に形成されている。
したがって、内管5bを受口12内に挿入すると、内管5bの外周面のうち、受口12の内径dと略同径の部分が受口12の内周面に密着し、その位置において内管5bと受口12とが嵌合される。
なお、大口径のパイプ9の受口12に管端キャップ1を装着させる場合も、前記小口径のパイプ8の場合と同様である。
前記パイプの受口12に、管端キャップ1の内管5b又は外管6bを挿入する場合、受口12の縮径部11が、内管5b又は外管6bの端面に当接するまで挿入する。
この縮径部11により、それ以上の差し込みが禁止される。すなわち、縮径部11がストッパとして機能する。
前記管端キャップ1の内管5および外管6においては、その中央部にそれぞれ隔壁2が形成され、外管6の隔壁2においては、その一部が開口側に偏倚し、突出部7が形成されている。
したがって、小口径のパイプ8の受口12に内管5bを挿入すると、前記受口12の開口側の端部が、内管5bと突出部7の側壁との間のくぼみ16と嵌合する。
さらに、大口径のパイプ9の前記受口12に外管6bを挿入すると、受口12の開口側の端部が、外管6bの外周上において、突出部7の先端の位置よりも先の位置に到達する。
このような構成によって、管端キャップ1の全長を短くすることができ、よりコンパクトなものにすることができる。
図3に示したように、前記小口径のパイプ8の差口13に管端キャップ1を装着させる場合には、管端キャップ1の内管5aを差口13に被せる。すなわち、管端キャップ1の内管5aに差口12を挿入する。
管端キャップ1の内管5aの内径dは、パイプ8の受口12のリブ10を含む外径D10 に適合するよう略同径となっている。
さらに、管端キャップ1の内管5aの内周面は、開口側に向かって拡径するテーパー状に形成されている。
したがって、前記差口13を内管5a内に挿入すると、内管5aの内周面のうち、差口13のリブ10を含む外径D10 と略同径の部分が、リブ10の外周に密着し、その位置において内管5aと差口13とが嵌合される。
なお、大口径のパイプ9の差口13に管端キャップ1を装着させる場合も、前記小口径のパイプ8の場合と同様であるが、管端キャップ1の外管6aにパイプ9の差口を挿入する場合には、パイプ9の差口の先端が、突出部7に当接するまで挿入されることとなる。
前記パイプの受口12又は差口13に装着した、管端キャップ1を取り外す場合には、管端キャップ1を管軸Xの方向へ引っ張るだけでよい。
さらに、図7に示されるように、管端キャップ1の外周の所要の位置、好ましくは長手方向の略中央近傍には、管端キャップ1の取り外しを容易にするためのリング状の持ち手19を形成することができる。
この持ち手19は、指掛りをよくするため、断面が略T字形状に形成されている。
前記パイプ8,9は、図6に示されるように、差口13のリブ10間にゴム輪受容部17を設け、このゴム輪受容部17にゴム輪18を装着してもよい。
この場合には、管端キャップ1の内面と差口13の外面との隙間が、前記ゴム輪18によってシールされる。
この実施例においては、リブ付き管に適用する例を挙げたが、受口の内周面(ゴム輪やOリングなどのシール部材の内周面を含む)が、管端キャップ1の受口用の内管5b又は外管6bの外周面と略同径であるか、あるいは差口の外周面(リブの外周面を含む)が管端キャップ1の差口用の内管5a又は外管6aの内周面と略同径であるパイプであれば、いずれのパイプにも装着することができる。
したがって、図4に示されるような、一般的なパイプにも適用することができる。
さらに、図5に示されるような、内周面に環状溝14などが形成されると共に、この環状溝14にゴム輪15などが配されている管にも適用することができる。
前記環状溝14は、パイプの内周面上の全周に亘って形成されている。この環状溝14の深さは、前記ゴム輪15の直径と同程度に設定される。
但し、前記ゴム輪15は、ベロ部15aを有するものであってもよい。
この場合であっても、環状溝14の深さは、ゴム輪15の直径と同程度に設定すればよい。
このようなパイプに管端キャップ1を装着した場合には、パイプに配されたゴム輪15によって、受口12の内面と管端キャップ1の外面との隙間をシールすることができる。
前記パイプの材質については、特に制限はなく、例えば、硬質塩化ビニルなどが選択される。
なお、この発明の管端キャップ1は、着脱可能な仮止めのキャップとして用いることができるが、接着剤などの固定手段を用いてパイプに固定することもできる。
この発明の管端キャップは、パイプの端部に嵌合させて、その端部を一時的に閉塞することができるので、パイプの受口用と差口用を兼ねることができ、かつ複数の口径のパイプに適用できるので、複数の口径のパイプに幅広く利用されるものである。
1 管端キャップ
2 隔壁
3 差口用筒部
4 受口用筒部
5 内管
5a 内管(差口用)
5b 内管(受口用)
6 外管
6a 外管(差口用)
6b 外管(受口用)
7 突出部
8 パイプ(小口径)
9 パイプ(大口径)
10 リブ
11 縮径部
12 受口
13 差口
14 環状溝
15 ゴム輪
15a ベロ部
16 くぼみ
17 ゴム輪受容部
18 ゴム輪
19 持ち手
T テーパー面
X 管軸

Claims (5)

  1. 多種類のパイプの受口と差口のいずれにも装着可能な管端キャップであって、
    その略中央に設けられた隔壁によって、前記受口と嵌合する受口用筒部と、前記差口と嵌合する差口用筒部とに区画され、
    前記受口用筒部及び前記差口用筒部は、少なくとも、パイプと嵌合する内管と、この内管の外周面を覆うように設けられ、前記パイプよりも大きい口径を有するパイプと嵌合する外管とを略同心に配置した多重管構造を有すること
    を特徴とする管端キャップ。
  2. 前記受口用筒部及び前記差口用筒部は、
    パイプと嵌合する内管と、この内管の外周面を覆うように設けられ、前記パイプよりも大きい口径を有するパイプと嵌合する外管とを、略同心に配置した二重管構造を有し、
    前記受口用筒部の内管及び外管は、その外周面において、前記パイプの受口の内周面と当接し、
    前記差口用筒部の内管及び外管は、その内周面において、前記パイプの差口の外周面と当接すること
    を特徴とする請求項1に記載の管端キャップ。
  3. 前記内管および外管は、
    その中央部にそれぞれ隔壁が形成され、外管の隔壁は、その一部が開口側に偏倚していること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の管端キャップ。
  4. 前記外管の外周には、
    持ち手として環状帯が形成されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の管端キャップ。
  5. 前記持ち手は、
    その断面が略T字状に形成されていること
    を特徴とする請求項4に記載の管端キャップ。
JP2014037954A 2014-02-28 2014-02-28 管端キャップ Active JP6349567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014037954A JP6349567B2 (ja) 2014-02-28 2014-02-28 管端キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014037954A JP6349567B2 (ja) 2014-02-28 2014-02-28 管端キャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015161380A true JP2015161380A (ja) 2015-09-07
JP6349567B2 JP6349567B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=54184609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014037954A Active JP6349567B2 (ja) 2014-02-28 2014-02-28 管端キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6349567B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108180325A (zh) * 2017-12-07 2018-06-19 广东永高塑业发展有限公司 一种带注塑电热熔承插接头内肋波纹管及其接头的生产方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52118225U (ja) * 1976-03-05 1977-09-07
JPS5421768Y2 (ja) * 1973-08-03 1979-08-01
JPS6173892U (ja) * 1984-10-19 1986-05-19
JP3045891U (ja) * 1997-06-30 1998-02-20 ミヤコ株式会社 給・排水管の養生キャップ
US5915418A (en) * 1997-05-16 1999-06-29 Turner; Glennard Bruce Closure for pipes and the like
JP2001124286A (ja) * 1999-10-22 2001-05-11 Hitachi Chem Co Ltd 配管キャップ
JP2011012717A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Kitz Corp ユニオンナット等の位置保持具とその保持具を用いた継手構造

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421768Y2 (ja) * 1973-08-03 1979-08-01
JPS52118225U (ja) * 1976-03-05 1977-09-07
JPS6173892U (ja) * 1984-10-19 1986-05-19
US5915418A (en) * 1997-05-16 1999-06-29 Turner; Glennard Bruce Closure for pipes and the like
JP3045891U (ja) * 1997-06-30 1998-02-20 ミヤコ株式会社 給・排水管の養生キャップ
JP2001124286A (ja) * 1999-10-22 2001-05-11 Hitachi Chem Co Ltd 配管キャップ
JP2011012717A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Kitz Corp ユニオンナット等の位置保持具とその保持具を用いた継手構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108180325A (zh) * 2017-12-07 2018-06-19 广东永高塑业发展有限公司 一种带注塑电热熔承插接头内肋波纹管及其接头的生产方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6349567B2 (ja) 2018-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3544119A (en) Pipe couplings
US3592491A (en) Pipe couplings
US6343623B2 (en) Sealing ring for connecting the spigot of a corrugated pipe with a pipe socket having a smooth inside wall
US3963268A (en) Pipe couplings
US9638363B2 (en) Hose nipple and corresponding hose arrangement
JP2019510625A5 (ja)
IE33601L (en) Pipe couplings
US4112979A (en) End cap for pipes
KR20180031328A (ko) 이물질 유입 방지부를 이용한 육안용이 식별형 산업용 멀티 레이어 유체배관 클램핑 연결시스템 플라스틱 이음구조체
JP6349567B2 (ja) 管端キャップ
CN101614308B (zh) 一种直推连接管接头
US1461958A (en) Coupling
US20070007762A1 (en) Fitting for converting from one type of socket to another
JP7323288B2 (ja) 管継手
WO2019235930A3 (en) Pipe coupling with seal
CN202032207U (zh) 万能管接头
JP2005090553A (ja) 樹脂パイプ用継手
JP6297840B2 (ja) 管継手
TWM467623U (zh) 容器塞及其軟塞構造
JPS6233184Y2 (ja)
KR20170003104U (ko) 하수관거
JP2011033141A (ja) 継手
JP4648763B2 (ja) 管接続具
JP6234881B2 (ja) パイプ継手
KR20170041421A (ko) 하수관거

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180410

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6349567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250