JP2015161296A - エンジン作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの始動を容易に行うことができ、かつ軽量なエンジン作業機を得る。【解決手段】回転軸201を係合部104Aに係合させた状態で、作業者がロープ202を引く動作を繰り返し行うことによって、回転軸201を正方向に回転させることができる。これによって、蓄力軸104を駆動し、蓄力式駆動部100におけるゼンマイバネ103に蓄力をすることができる。その後、ゼンマイバネ103が充分蓄力された後に、クランク軸43を駆動することができる。この際、ゼンマイバネ103に蓄力がされるために、この際にクランク軸43が駆動されるトルクは、作業者がロープ202によってリール203を回転させるトルクよりも充分に大きくすることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、小型のエンジンが用いられるエンジン作業機、例えば刈払機等の構造に関する。
刈払機、送風機、チェーンソー、パワーカッタ等、作業者が携帯して使用する携帯用作業機や、発電機には、動力源として小型のエンジンが用いられる。
こうした刈払機の形状の一例を図10に示す。図10(a)は、この刈払機310の形態を示す側面図であり、図10(b)は、その後端部側に設けられた動力部を拡大した部分断面図である。図10(a)は、この刈払機310が地上に設置された際の形態を示しており、以下においては、上下方向とはこの場合における上下方向を意味し、この図における左側を前方、右側を後方とする。
この刈払機310においては、前後方向に細長い操作棹20の後端(一端)側には、刈刃11を駆動するための動力部330が設けられ、先端(他端)側に、回転する刈刃11が設けられる。動力部330における動力源としては、小型かつ軽量の2サイクル空冷式のエンジン340が用いられる。操作棹20の内部には、操作棹20と同軸とされエンジン340のクランク軸と遠心クラッチ(共に図示せず)によって接続された伝達軸(図示せず)が設けられる。クランク軸の回転速度が高まり遠心クラッチが接続された際には、この伝達軸はエンジン340によって回転運動をする。この回転運動が、操作棹20の先端に設置されたギヤケース12に伝達され、適切な減速比で刈刃11を回転させる。刈刃11の下側には、刈り取られた草木が作業者側に飛散することを抑制するための飛散防御カバー14が設けられる。操作棹20における前後方向の中央付近には、作業者が把持するためのハンドル13が左右に(図10(a)における紙面垂直方向に2つ)それぞれ設けられている。
動力部330において、エンジン340の左右(図10(a)における紙面手前側と向こう側)には、それぞれ吸気口、排気口が設けられ、吸気口側には気化器(図示せず)及びエアクリーナ50が、排気口側にはマフラ(図示せず)がそれぞれ接続されている。
気化器には、エアクリーナ50を介して空気が導入されると同時に、燃料(混合ガソリン)も供給され、これによって混合気が生成され、エンジン340に供給される。燃料は、エンジン340の下部に固定された燃料タンク60内に溜められ、燃料タンク60からチューブを介して気化器に導かれる。作業者は、燃料タンク60に設けられたタンクキャップ61を取り外し、燃料タンク60内に燃料を供給することができる。エンジン340の運転時には、吸気の際に発生する負圧によって燃料が燃料タンク60側から気化器側に吸い上げられる。燃料タンク60の下には、刈払機30が地面に設置される際にこれを支持すると共に、燃料タンク60の下側を覆う、樹脂材料で構成された保護カバー(スタンド)15が装着される。
この刈払機310を使用するに際しては、まず、エンジン340を始動する必要がある。始動のためには、気化器まで燃料を供給した状態で、停止しているエンジン340のクランク軸を強制的に回転させる必要がある。このため、特許文献1に記載されるように、クランク軸を手動で回転させることによってエンジン340を始動させる手動式のスタータ(リコイルスタータ)341が設けられている。スタータ341においては、ワンウェイクラッチを介してクランク軸に接続されたリールにロープが接続され、このロープを作業者が強く引くことによって、エンジン340内部におけるピストンの圧縮の際の圧力に逆らって強制的にクランク軸を回転させることができる。また、ロープが引かれた後では、バネによって自動的にロープはリール側に巻き戻される構成とされる。このため、こうした1回の操作でエンジン340が始動しない場合でも、作業者は、エンジン340が始動するまでロープを引く操作を繰り返し行うことができる。
また、エンジン340の温度が高い状態(停止後間もない状態)と比べて、一般的に冷間時にはエンジン340の始動は容易ではない。こうした場合には、始動時のみエンジン340に供給される混合気の燃料濃度を一時的に通常運転時よりも高めた方が始動は容易となる。このため、気化器には、その操作によって一時的に混合気を濃くするチョークレバーも設けられる。この場合、始動の際には、チョークレバーを操作(オンして混合気を濃くした状態でスタータ341を操作してエンジン340を始動し、エンジン340が始動した後でチョークレバーの動作を解除(オフ)して混合気を通常の濃度として、エンジン341を運転することができる。
上記の構成のスタータ341は非常に単純な構成であるために軽量であり、スタータ341が用いられたとしても、これが刈払機310全体の中で占める重量はわずかであり、刈払機310全体を軽量とすることができる。また、チョークレバーも、通常の気化器において装備されており、チョークレバーに関わる機構が全体に占める重量もわずかである。このため、上記の構成の刈払機310を軽量とすることができる。また、上記のとおり、スタータ341の操作は非常に単純であるため、これを用いてエンジン340を容易に始動することができ、刈払機310を用いた作業を行うことができる。
特開2013−40600号公報
しかしながら、刈払機が使用される環境(例えば気温、湿度等)は様々であり、環境に応じてエンジンを始動させるために最適な条件は変化する。この際、上記の構成によってエンジンを始動する際に、チョークレバーをオンする操作、あるいはこれをオフする操作が適切に行われない場合もあった。例えば、上記のとおり、気温が低くエンジンの温度も低い場合にはチョークレバーをオンすることによって混合気を充分に濃くすることが有効であるが、エンジン停止後間もないためにエンジンの温度が高くなっている場合には、チョークレバーを操作しない(オフする)場合の方がエンジンの始動は容易である。こうした場合には、チョークレバーをオンすることによってむしろ始動は困難となる。こうしたチョークレバーの操作の判断は作業者によってその都度なされるため、操作が適正に行われなかったために始動が困難となった場合もあった。また、厳寒時には、チョークレバーをオンした場合でもエンジンの始動は容易ではなかった。
このように始動が困難となった場合には、スタータの1回の操作ではエンジンは始動せず、始動するまで作業者はスタータを繰り返し操作する必要があり、作業者にとってはエンジンの始動が大きな負担となった。こうした問題は、特に作業者の腕力が弱い場合においては、顕著となった。
こうした問題を解消するためには、刈払機において使用されるエンジンにおいても、自動車等に搭載されるエンジンのように、モータ(セルモータ)によって強制的にクランク軸を連続的に回転させるセルスタータを装着することが有効である。しかしながら、この場合には、セルスタータに加え、その電源となる電池も必要になるため、これらが装着されたエンジン全体の重量は大きく増加する。こうした状況は、作業者が携帯して使用する刈払機等にとって好ましくないことは明らかであるため、従来は、刈払機等にはセルスタータの使用は一般的ではなかった。
すなわち、エンジンの始動を容易に行うことができ、かつ軽量なエンジン作業機を得ることは困難であった。
とは困難であった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記の問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明のエンジン作業機は、エンジンが搭載されるエンジン作業機であって、蓄力されたゼンマイバネによって前記エンジンのクランク軸にワンウェイクラッチを介して回転させる蓄力式駆動部を具備し、蓄力軸を回転させることによって前記ゼンマイバネが蓄力される構成とされ、外部の回転軸が着脱可能とされた係合部が前記蓄力軸に設けられたことを特徴とする。
本発明のエンジン作業機において、前記係合部は、前記蓄力軸の端部に形成された非円形状部であることを特徴とする。
本発明のエンジン作業機において、前記係合部は、前記エンジン作業機の載置時において前記クランク軸よりも上方に設けられたことを特徴とする。
本発明のエンジン作業機は、前記エンジンがその一端側に固定された操作棹と、当該操作棹に装着され作業者に把持されるハンドルと、前記ハンドルを挟んで前記操作棹の他端側に設けられ、前記エンジンによって駆動される刈刃と、を具備する刈払機であることを特徴とする。
本発明のエンジン作業機は、前記係合部が含まれる領域に着脱可能とされ、前記回転軸と前記回転軸を回転させる始動機構とが設けられた始動装置を具備することを特徴とする。
本発明のエンジン作業機は、前記係合部が含まれる領域に着脱可能とされ、前記回転軸と前記回転軸を回転させる始動機構とが設けられた始動装置を具備し、前記係合部が含まれる領域に装着されない状態の前記始動装置又は前記始動装置を構成する一部を前記操作棹に固定する始動装置固定具が前記操作棹に設けられたことを特徴とする。
本発明のエンジン作業機は、モータによって前記回転軸を駆動する前記始動機構が用いられた前記始動装置を具備することを特徴とする。
本発明のエンジン作業機は、手動によって前記回転軸を駆動する前記駆動機構が用いられた前記始動装置を具備することを特徴とする。
本発明のエンジン作業機は、モータによって前記回転軸を駆動する前記始動機構が用いられた前記始動装置と、手動によって前記回転軸を駆動する前記始動機構が用いられた前記始動装置とが、相互に切り替え可能に前記係合部が含まれる領域に装着可能とされたことを特徴とする。
本発明は以上のように構成されているので、エンジンの始動を容易に行うことができ、かつ軽量なエンジン作業機を得ることができる。
本発明の実施の形態となる刈払機における動力部の構成を示す、クランク軸に沿った断面図である。 本発明の実施の形態となる刈払機における動力部を前方から見た透視図である。 本発明の実施の形態となる刈払機において用いられる蓄力式駆動部の動作を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態となる刈払機において用いられる蓄力軸の端面の形状の2つの例である。 本発明の実施の形態となる刈払機の動力部において、手動式の始動装置が使用される際の形態を示す図である。 本発明の実施の形態となる刈払機の動力部において、電動式の始動装置(その1)が使用される際の形態を示す図である。 本発明の実施の形態となる刈払機の動力部において、電動式の始動装置(その2)が使用される際の形態を示す図である。 本発明の実施の形態となる刈払機における動力部の変形例の構成を示す、クランク軸に沿った断面図である。 本発明の実施の形態となる刈払機の構成を示す側面図である。 一般的な刈払機の構成を示す図である。
本発明の実施の形態となるエンジン作業機(刈払機)の構成について説明する。ここでは、小型のエンジンが使用され、このエンジンを始動させるための機構に特徴を有する。このエンジン作業機においては、エンジンの始動のために、蓄力式の駆動機構が用いられる。蓄力式の駆動機構においては、蓄力軸を回転させることによって、ゼンマイバネに蓄力がなされる。ゼンマイバネに充分蓄力がなされた後で、ゼンマイバネの反力によってエンジンのクランク軸が駆動されることによって、エンジンが始動する。この際、ゼンマイバネに蓄力されるために、大きなトルクがクランク軸に加わり、エンジンの始動を容易に行うことができる。
ここで、この駆動機構においては、蓄力軸を外部から回転させることができる構成とされている。このため、蓄力軸を回転させるための機構(始動装置)をエンジンに固定する必要はないため、刈払機自身を軽量化することができる。また、始動装置が着脱可能であるために、複数の種類の始動装置を適宜選択して用いることができる。
図1は、ここで用いられる動力部30の構成を示す、この動力部30は、図10における動力部330に代わりに用いられる。図1は、エンジン40のクランク軸に沿った断面図であり、図2は、前方側(図1における左側)から見たその透視図である。ここで用いられるエンジン40は、2サイクルの空冷エンジンであり、その始動に関わる機構以外については、通常知られるものと同様である。
このエンジン40においては、シリンダ41中におけるピストン42の上下方向の往復運動がクランク軸43の回転運動に変換されて出力される。クランク軸43の回転運動は、遠心クラッチ44を介して操作棹20中の伝達軸21に伝達される。シリンダ41の上側には、ピストン42の上側に形成された燃焼室に導入され圧縮された混合気を点火する点火プラグ45が装着され、点火プラグ45にはこれに通電をするためのプラグキャップ46が装着される。この電流は、クランク軸43の回転に伴ってジェネレータ(図示せず)で発生した電流がイグニッションコイル(図示せず)で昇圧されることによって生成され、適正なタイミングで点火プラグ45に流れる。シリンダ41は、上側から上部カバー47で覆われており、クランク軸43に固定された冷却ファン(図示せず)によって生成された冷却風が、上部カバー47で覆われた内部を流れることによって、シリンダ41が冷却(空冷)される。
図2に示されるように、エンジン40の左側(図2における右側)に設けられた吸気口には、気化器70が、インシュレータ71を介してシリンダ41に接続されている。気化器70には、その左側に装着されたエアクリーナ50を通して空気が導入される。また、エンジン40の下側には、燃料タンク60が設けられ、作業者はタンクキャップ61を取り外してこの中に燃料(ガソリンと2サイクル用オイルの混合燃料)を供給することができる。気化器70には、燃料タンク60内の燃料パイプ62の先端に設けられた燃料フィルタ63から燃料パイプ62を介して燃料が供給される。エンジン40の運転中においては、ピストン42の上下運動(クランク軸43の回転運動)に伴って発生した負圧によって、エアクリーナ50から気化器70に空気が吸入され、この流れによって燃料も気化器70に吸い上げられ、空気と燃料との混合気が生成されてシリンダ41内の燃焼室に導入される。
また、エンジン40の右側(図2における左側)に設けられた排気口には、箱状のマフラ80が装着され、排気ガスはマフラ80を通ってから大気中に排出される。マフラ80中には複数の膨張室が設けられ、これらの内部には触媒が設けられているために、排気ガスの浄化が行われ、かつ排気音の低減も行われる。運転時に高温となるマフラ80も、マフラカバー81で覆われている。
エンジン40の始動後(運転時)には、燃料は負圧によって気化器70側に吸い上げられるものの、始動時(運転前)において気化器70内に燃料が存在しない場合には、まず、燃料を気化器70側に導く必要がある。このため、気化器70には、手動で動作するプライミングポンプ72が装着されている。作業者がプライミングポンプ72を操作する(押す)ことによって、気化器70側に向かう圧力を発生させ、燃料タンク60側から燃料パイプ62を経由して気化器70側に燃料を導くことができる。プライミングポンプ72は透明の樹脂材料で構成された半球状であり、この中に燃料があることを目視で確認することができる。また、気化器70内に燃料が溜められた後、余分な燃料はリターンパイプ64を介して再び燃料タンク60内に送られる。燃料タンク60は半透明の樹脂材料で構成されるため、燃料がリターンパイプ64から燃料タンク60に戻る状況も目視で確認することができる。燃料パイプ62とリターンパイプ64は、それぞれ燃料タンク60上部に設けられた貫通孔62a、64aを貫通し、貫通孔62aと燃料パイプ62の間、貫通孔64aとリターンパイプ64の間は、ゴムブッシュ62b、64bで密封されている。
また、気化器70で生成される混合気の濃度(空気に対する燃料の比率)は、気化器70の設定で定まり、この設定は、運転時において効率的にエンジン40の出力が発揮されるように最適化される。しかしながら、一般には、エンジン40の温度が低い場合(冷間時)の始動時には、混合気の濃度は、運転時の濃度よりも高くした方が、エンジン40を容易に始動することができる。このため、気化器70においては、チョークレバー73が設けられる。チョークレバー73がオンされた(引かれた)場合においては、空気の通路を狭窄させることによって混合気の濃度を高めることができる。このため、作業者は、始動時にチョークレバー73を引いた状態でエンジン40を始動し、エンジン40が始動したら、チョークレバー73を戻すことによって、エンジン40を運転状態とすることができる。このため、冷間時にエンジン40を始動させるためには、通常は、まずプライミングポンプ72を用いて燃料を気化器70まで導き、チョークレバー73を引いた状態で、クランク軸43を強制的に回転させることが必要となる。
上記の動力部30においては、クランク軸43を強制的に回転させるために、クランク軸43の後方(図1における右方)に、蓄力されたゼンマイバネによってクランク軸43を回転させる蓄力式駆動部100が設けられている。図3は、蓄力式駆動部100の図1におけるA−A方向の断面図を蓄力の状況に応じて示した図である。ここで、図3(a)においては初期状態、図3(b)においては蓄力された状態、図3(c)においては蓄力が開放されクランク軸43を回転させる際の状態、がそれぞれ示されている。
蓄力式駆動部100においては、ケース101の内部に、ゼンマイケース102が内部にゼンマイバネ103を収容した状態で回転可能に設けられる。ゼンマイケース102は、後方(図1における右側)に設けられた蓄力軸104と接続される。また、ゼンマイバネ103が図3(b)に示されるように巻かれることによって蓄力がなされる。一方、ゼンマイケース102の中央には中心軸105が設けられ、中心軸105は、前方(図1における左側)に設けられたワンウェイクラッチ106と接続される。ワンウェイクラッチ106は、正回転(通常運転時におけるクランク軸43が回転する方向の回転)時においては、中心軸105からクランク軸43へ回転を伝達するが、クランク軸43から中心軸105側へは回転を伝達しない。このため、クランク軸43が停止している場合に、中心軸105を正回転させれば、クランク軸43を駆動(回転)させることができ、エンジン40を始動させることができる。一方、始動後に中心軸105が停止した場合、クランク軸43が回転しても中心軸105はクランク軸43の回転の影響を受けない。
図3に示されるように、ゼンマイバネ103は、中心軸105を巻回する形態でゼンマイケース102内に装着される。ゼンマイバネ103の内側端部は中心軸105に固定され、その外側端部はゼンマイケース102の内面に固定される。また、ゼンマイケース102の外面には、爪107が設けられ、この爪107は、ゼンマイバネ103の端部を固定しており、ゼンマイバネ103がゼンマイケース102から脱落することを防止している。また、ゼンマイケース102は蓄力軸104に圧入されており、蓄力軸104が駆動することでゼンマイケース102も駆動することができる。一方、中心軸105とゼンマイケース102は分離した構造になっており、ゼンマイケース102からの駆動力はゼンマイバネ103を介して中心軸105に伝達されることになる。このため、クランク軸43が固定された場合には、蓄力軸104を回転させることによって、図3(b)に示されるようにゼンマイバネ103を巻き、蓄力をすることができる。
ここで、蓄力軸104の後端には、外部からこれを回転させることができるように、外部の回転軸を係合させることのできる係合部104Aが設けられている。具体的には、後方側(図1における右側)から見た蓄力軸104の端面の形状を図4(a)に示すように、蓄力軸104の後端部には、四角形の凹部とされた係合部104Aが形成されている。係合部104Aと同様の形状を具備する凸部を先端に具備する回転軸を係合部104Aに係合させることによって、蓄力軸104を正回転させることができる。このため、中心軸105が固定された状態で、蓄力軸104(ゼンマイケース102)を正回転させ、ゼンマイバネ103に蓄力をした図3(b)の状態とすることができる。なお、係合部104Aの形状は、こうした動作が可能である限りにおいて任意であり、例えば図4(b)に示されるように、係合部104Aを六角形状としたり、スプライン軸や対角上の二面など、凹部が形成された非円形であり動力の伝達が可能であればよい。また、蓄力軸104の係合部104Aは凸部として形成したが、凹部として形成し、凸部により回転させるようにしてもよい。
ここで、前記の通り、ゼンマイケース102を正回転側に駆動した場合には、ゼンマイバネ103を介して連結された中心軸105も正回転側に駆動され、これによってクランク軸43も正回転側に駆動される。しかしながら、動作していない状態のエンジン40において、ピストン42が上死点に向かう圧縮行程においては燃焼室の圧力が高まり、この圧力に逆らえる力を加えない限り、クランク軸43を更に正回転させることはできない。このため、この圧力によって、クランク軸43及び中心軸105が回転することは抑制され、ゼンマイバネ103にこの圧力に逆らえる力が蓄力されるまでは中心軸105は固定され、蓄力軸104(ゼンマイケース102)の回転に伴って、図3(b)に示されるように蓄力がなされる。
その後、ゼンマイバネ103が充分蓄力され、ピストン42による圧縮の際の圧力に逆らうことのできる程度の力が蓄力されたら、ゼンマイバネ103によって、中心軸105及びクランク軸43が回転する。この際には、図3(c)に示されるようにゼンマイバネ103に蓄えられた力が一気に解放されるため、ピストン42が複数回往復するようにクランク軸43を強い力で回転させることができる。これによって、エンジン40が始動する。エンジン40が始動しクランク軸43が自発的に回転した後は、ワンウェイクラッチ106の存在によって、クランク軸43の回転が中心軸105側に伝達されることは抑制される。このため、蓄力軸104もクランク軸43の回転の影響を受けない。すなわち、ワンウェイクラッチ106によって、エンジン40の始動後には中心軸105よりも後方側はエンジン40の影響を受けることがない。
このため、上記の動力部30においては、蓄力軸104(係合部104A)を外部から正回転させることによって、エンジン40を容易に始動することができる。ここで、蓄力式駆動部100は、上記のとおり、軽量なワンウェイクラッチ106、ゼンマイバネ103等で構成されるため、蓄力式駆動部100を軽量とすることができる。このため、刈払機全体を軽量とすることができる。
一方、係合部104Aを介して蓄力軸104を回転させる始動装置は、刈払機とは別体として、エンジン40の始動時においてのみ蓄力軸104に装着可能なものを用いることができる。この始動装置としては、係合部104Aに係合可能な回転軸と、この回転軸を駆動する始動機構を具備するものであれば、任意のものを用いることができる。この始動方式としては、手動、電動、あるいは、高圧空気によるものを用いることができる。ただし、刈払機のように、主に屋外で使用されるエンジン作業機の場合には、設備用力との接続を要さない手動、あるいは電池を電源とした電動が特に好ましい。
図5は、手動の始動装置200が用いられる際の構成を示す図である。ここで用いられる始動装置200としては、通常知られるリコイルスタータ、例えば特開2012−140904号公報に記載の構造によって回転軸を駆動するものを用いることができる。図5の右側においては、始動装置200の回転軸201に沿った断面が示されている。回転軸201の前端(図5における左端)は、係合部104Aと係合するように、軸方向視において四角形状とされる。
この始動装置200においては、ロープ202が巻回されたリール203が用いられ、リール203からロープ202を引き出すことによって、リール203が正回転する。リール203が正回転した場合には、その前方にあるプーリ204も正回転し、プーリ204に固定された回転軸201が回転する。また、バネ205によって、引き出されたロープは、リール203に巻き戻されるが、この際には、ラチェット機構によって、巻き戻される際の逆回転はプーリ204側には伝達されない。リール203、プーリ204等はカバー206で覆われ、ロープ202はカバー206から外側に引き出されている。
このため、回転軸201を係合部104Aに係合させた状態で、作業者がロープ202を引く動作を繰り返し行うことによって、回転軸201を正方向に回転させることができる。これによって、蓄力軸104を駆動し、蓄力式駆動部100におけるゼンマイバネ103に蓄力をすることができる。その後、前記の通り、ゼンマイバネ103が充分蓄力された後に、クランク軸43を駆動することができる。この際、ゼンマイバネ103に蓄力がされるために、この際にクランク軸43が駆動されるトルクは、作業者がロープ202によってリール203を回転させるトルクよりも充分に大きくすることができる。このため、通常のリコイルスタータを用いてエンジンを始動する場合と比べて、容易にエンジン40を始動させることができる。
この構成においては、回転軸201を係合部104Aに係合させた状態で始動装置200のカバー206を蓄力式駆動部100のケース101に固定できるように、例えば、カバー206、ケース101の一方に凹部、他方にこれに係合する凸部を設けることが好ましい。
こうした始動装置200を用いることによって、エンジン40の始動時においてのみ図5左側の形態とし、始動した後には始動装置200を取り外し、刈払機を使用することができる。エンジン40の始動時には始動装置200が装着されるために全体は重くなるが、始動作業は刈払機を地面等に載置した状態で行われるために、その重量は問題とはならない。また、蓄力式駆動部100が用いられるために、エンジン40の始動は特に容易となり、ゼンマイバネ103における蓄力が開放される1回の動作によって容易にエンジン40を始動させることができる。一方、作業時には始動装置200は装着されないため、刈払機(エンジン40)を軽量とすることができる。
次に、電動式の始動機構を具備する始動装置を用いる場合について説明する。図6は、この始動装置210を使用する場合の形態を図5と同様に示す。始動機構210における大きな構成要素は、回転軸211を駆動するDCモータ212と、その電源となる蓄電池213であり、DCモータ212はモータケース214に、蓄電池213は蓄電池ケース215内に収容されている。始動装置210においては、全長を短くするために、モータケース214と蓄電池ケース215とが、回転軸211と垂直な方向において隣接している。蓄電池213からの電流は、ターミナル216を介して制御回路217で制御されてからDCモータ212に流れる。このオン・オフは、モータケース214又は蓄電池ケース215の表面に設けられたスイッチ(図示せず)で制御することができる。DCモータ212の出力軸にはピニオンギヤ218が固定され、ピニオンギヤ218の回転が遊星歯車機構219を介して始動に適正な減速比でスピンドル220に伝達される。回転軸211はスピンドル220に固定される。制御回路217によって、DCモータ212に流される電流が適正に制御されるため、過負荷時のDCモータ212等の焼損等を防止することができる。
この始動装置210も、前記の手動式の始動装置200と同様に用いることができる。すなわち、回転軸211を係合部104Aに係合させ、スイッチをオンすることにより、エンジン40を容易に始動させることができる。この際、モータケース214をケース101に係合させることができる構成とすることが好ましい。DCモータ212と蓄電池213を具備するために、この始動装置210は前記の手動式の始動装置200よりも重くなるが、やはり作業時には始動装置210は不要となるために、始動装置210を取り外し、刈払機を軽量とすることができる。
また、図7(a)に、電動式の始動装置210の変形例である始動装置230を用いた場合の構成を示す。前記の始動装置210においては、全長を短縮するために、モータケース214と蓄電池ケース215とが長手方向(回転軸211の方向)と垂直な方向において並んだ構成とされた。これに対し、この始動装置230においては、モータケース231と蓄電池ケース232とが長手方向で連結される。このため、始動装置230は前後方向で細長くなるものの、作業者がこれを把持しやすくなる。このため、この構成の場合には、モータケース231をケース101に係合させることなく、作業者がモータケース231を把持して回転軸233を係合部104Aに係合させることが容易となる。この際、モータケース231の表面にスイッチ234を設ければ、回転軸233を係合部104Aに係合させながら、このスイッチ234を操作することも容易である。
この始動装置230においては、前後方向の全長が長くなるために、取り扱いを容易とするため、図7(b)に示されるように蓄電池ケース232とモータケース231の間で屈曲が可能とすることが好ましい。蓄電池ケース232とモータケース231の間には電気配線は設けられるが、回転を伝達するための機械的構造物は存在しないため、ヒンジ構造等を用いて、こうした構成とすることは容易である。
また、こうした構成の始動装置230を用いる場合には、蓄力式駆動部をこれに対応した構成とすることにより、エンジン40の始動をより容易とすることもできる。図8(a)、(b)は、この場合における構成を図7(a)(b)と同様に示す。ここで用いられる蓄力式駆動部110においては、ゼンマイケース102、ゼンマイバネ103、中心軸105、ワンウェイクラッチ106については、前記の蓄力式駆動部100と同様に用いられ、ワンウェイクラッチ106とクランク軸43との間の接続も同様である。ただし、ここで用いられる蓄力軸111は、クランク軸43の延長線上には設けられず、クランク軸43よりも上側に設けられる。この蓄力軸111は、蓄力軸111に固定されたゼンマイケース駆動ギヤ112を介してゼンマイケース102を駆動する。蓄力軸111の後端部が係合部111Aとなることは前記の場合と同様である。ケース113は、これらの構成全体を覆うために、前記のケース101よりの上下方向に大きくなる。なお、この場合には、蓄力軸111(回転軸233)を回転させる方向は、クランク軸43の正方向と逆の方向となる。
一般に、刈払機におけるエンジン40の始動は、刈払機を地面に載置した状態で行われる。また、図1等に示されるように、一般にクランク軸43はエンジン40における下方に設けられる。このため、始動時においては、通常はクランク軸43は地面に近い箇所に位置する。こうした場合においては、図8に示されるように、蓄力軸111をクランク軸43よりも高くすることによって、始動装置230の操作が特に容易となる。特に、細長い始動装置230を屈曲させた状態での使用が容易となる。なお、この形態で手動式の始動装置200を用いることができることも明らかである。また、クランク軸に対して蓄力軸が角度を有して構成され、蓄力軸の係合部がクランク軸より高い位置にくるようにしてもよい。なお、操作性を考慮しなければ、蓄力軸がクランク軸43の延長線上にあっても、始動装置230を始動させることも可能である。
また、特に刈払機においては、こうした細長い始動装置230を、これを蓄力式駆動部に接続しない状態において、刈払機自身に装着することもできる。図9は、こうした刈払機400の構成を示す側面図であり、図9(a)は、始動装置230を装着した際の形態、図9(b)は装着しない場合の形態をそれぞれ示す。図9(a)(b)においては刈刃11の記載が、図9(b)においては更にハンドル13の記載が省略されている。
この構成においては、操作棹20の中央付近に設けられた始動装置固定具22を用いて始動装置230を操作棹20に沿って固定することができる。この際、操作棹20の固有振動モードにおける腹の部分(振動の振幅が大きくなる部分:図9においては中央部)に細長い始動装置230を装着すれば、刈払機400の全体重量は重くなるものの、始動装置230が錘の役目を果たすことで操作棹20の振動や変形を抑制することもできる。また、始動装置230を使用しない際にこれを紛失することも防止される。
図7、8に示されるように始動装置230をエンジン40の後端部に装着した状態では、刈払機の後端部が特に重くなるために、操作棹に装着されたハンドルを用いて刈払機を操作することが困難となり、作業性が悪くなる。これに対して、細長い始動装置230が操作棹20に沿って装着された図9の構成においては、始動装置230の重量が作業性に及ぼす悪影響は低減される。
また、例えば、モータケースと蓄電池ケースとが分離可能とされる場合には、これらのうちの一方のみ、例えばモータケースのみを装着できる構成とすることもできる。他の作業機器の電源としても使用可能な蓄電池ケースが用いられる場合には、こうした形態が特に好ましく、刈払機に装着される部分の重量を低減することができる。このように、始動装置の一部のみを刈払機に装着することもできる。また、特にこのように装着される部品が小さく軽量となる場合には、操作棹における装着位置の自由度が高くなり、更に、操作棹以外、例えば燃料タンクと保護カバーの隙間にこれを装着することもできる。
また、上記のように、始動装置としては、手動式の始動装置200、電動式の始動装置210、230を用いることができるが、これらにおける回転軸の先端部分が係合部と係合可能である限りにおいて、どの始動装置を用いるかは任意である。例えば、通常は作業が特に容易である電動式の始動装置210、230を用いる構成とし、蓄電池の残量がなくなりモータを回転させることが困難となった場合の非常用として手動式の始動装置200を用いることもできる。
上記の例においては、エンジン作業機が刈払機であるものとしたが、同様にエンジンが用いられる作業機、例えばチェーンソー、カルチベータ等においても、上記の構成が有効であることは明らかである。また、エンジンの構成は任意であり、4サイクルエンジンにおいても上記の構成は有効である。
11 刈刃
12 ギヤケース
13 ハンドル
14 飛散防御カバー
15 保護カバー(スタンド)
20 操作棹
21 伝達軸
22 始動装置固定具
30、330 動力部
40、340 エンジン
41 シリンダ
42 ピストン
43 クランク軸
44 遠心クラッチ
45 点火プラグ
46 プラグキャップ
47 上部カバー
50 エアクリーナ
60 燃料タンク
61 タンクキャップ
62 燃料パイプ
62a、64a 貫通孔
62b、64b ゴムブッシュ
63 燃料フィルタ
64 リターンパイプ
70 気化器
71 インシュレータ
72 プライミングポンプ
73 チョークレバー
80 マフラ
81 マフラカバー
100、110 蓄力式駆動部
101、113 ケース
102 ゼンマイケース
103 ゼンマイバネ
104、111 蓄力軸
104A、111A 係合部
105 中心軸
106 ワンウェイクラッチ
107 爪
200、210、230 始動装置
201、211、233 回転軸
202 ロープ
203 リール
204 プーリ
205 バネ
206 カバー
212 DCモータ
213 蓄電池
214、231 モータケース
215、232 蓄電池ケース
216 ターミナル
217 制御回路
218 ピニオンギヤ
219 遊星歯車機構
220 スピンドル
234 スイッチ
310、400 刈払機
341 スタータ(リコイルスタータ)

Claims (9)

  1. エンジンが搭載されるエンジン作業機であって、
    蓄力されたゼンマイバネによって前記エンジンのクランク軸をワンウェイクラッチを介して回転させる蓄力式駆動部を具備し、
    蓄力軸を回転させることによって前記ゼンマイバネが蓄力される構成とされ、外部の回転軸が着脱可能とされた係合部が前記蓄力軸に設けられたことを特徴とするエンジン作業機。
  2. 前記係合部は、前記蓄力軸の端部に形成された非円形状部であることを特徴とする請求項1に記載のエンジン作業機。
  3. 前記係合部は、前記エンジン作業機の載置時において前記クランク軸よりも上方に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン作業機。
  4. 前記エンジンがその一端側に固定された操作棹と、
    当該操作棹に装着され作業者に把持されるハンドルと、
    前記ハンドルを挟んで前記操作棹の他端側に設けられ、前記エンジンによって駆動される刈刃と、
    を具備する刈払機であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエンジン作業機。
  5. 前記係合部が含まれる領域に着脱可能とされ、前記回転軸と前記回転軸を回転させる始動機構とが設けられた始動装置を具備することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のエンジン作業機。
  6. 前記係合部が含まれる領域に着脱可能とされ、前記回転軸と前記回転軸を回転させる始動機構とが設けられた始動装置を具備し、
    前記係合部が含まれる領域に装着されない状態の前記始動装置又は前記始動装置を構成する一部を前記操作棹に固定する始動装置固定具が前記操作棹に設けられたことを特徴とする請求項4に記載のエンジン作業機。
  7. モータによって前記回転軸を駆動する前記始動機構が用いられた前記始動装置を具備することを特徴とする請求項5又は6に記載のエンジン作業機。
  8. 手動によって前記回転軸を駆動する前記駆動機構が用いられた前記始動装置を具備することを特徴とする請求項5又は6に記載のエンジン作業機。
  9. モータによって前記回転軸を駆動する前記始動機構が用いられた前記始動装置と、手動によって前記回転軸を駆動する前記始動機構が用いられた前記始動装置とが、相互に切り替え可能に前記係合部が含まれる領域に装着可能とされたことを特徴とする請求項5又は6に記載のエンジン作業機。
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