JP2015159672A - モールド部付電線保護部材の製造装置 - Google Patents

モールド部付電線保護部材の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】長尺のモールド部付電線保護部材を製造でき、モールド部付電線保護部材の連続成形が可能なモールド部付電線保護部材の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】係止具付電線保護部材を製造するための製造装置11は、線状の電線保護管15を長手方向に沿って搬送する搬送装置37と、搬送装置37により搬送される電線保護管15の長手方向の長さを測定する測長装置39と、測長装置39が測定した長さ情報に基づいて搬送装置37の搬送量を制御する制御装置41と、搬送装置37により所定の搬送量が搬送された電線保護管15を切断する切断装置43と、搬送装置37により所定の搬送量が搬送された電線保護管15の所定位置に係止具13を一体成形する成形装置45と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、モールド部付電線保護部材の製造装置に関する。
自動車等には、電線が他部材と接触して傷つかないようにするためのコルゲートチューブ等の保護管がしばしば用いられる。この保護管には、必要に応じて車体パネルの取付孔に係止される係止具が緊縛される。ところが、保護管は、係止具を結束バンド等で緊縛すると潰れることがある。潰れの生じた保護管は、電線収容空間が減少し、電線保護機能が低下する。
そこで、例えば図6に示すように、係止具501が電線502を保護する保護管(電線保護管)503に一体成形された係止具付保護管505が提案されている(特許文献1参照)。
このような係止具付保護管505を製造する製造装置507は、図7(a)に示すように、保護管503の外周面に係止具(モールド部)501を成形する射出成形装置509と、保護管503の外周面に成形される係止具501の成形位置を調整する位置決め装置511と、を備えている。
射出成形装置509は、成形金型513としての下型515と、上型517と、を備えている。成形金型513は、図7(b)に示すように、保護管503を収容する保護管キャビティ519と、係止具501の外形に沿って形成された係止具キャビティ521と、保護管キャビティ519内に設けられ係止具キャビティ521を挟んで両側にそれぞれ設けられた堰止部523と、を備えている。
位置決め装置511は、レール525と、車輪527と、車体529と、駆動装置531と、車体529の走行位置を検出する図示しない直線位置検出器と、直線位置検出器が検出した位置情報に基づいて駆動装置531を制御する図示しない制御装置と、油圧シリンダ533の先端部に設けられた支持部535と、支持部535に支持され射出成形装置509側に向かって水平方向に延長された心棒537と、を備えている。支持部535には、心棒537に外嵌された保護管503の一端が当接する当接面が設けられている。
そして、図6に示した係止具付保護管505を製造するには、先ず、上型517と下型515とに設けられた保護管キャビティ519の間に心棒537が配置される。
次いで、保護管503の一端が支持部535の当接面に当接するまで保護管503が支持部535側に向かって押しまれる。
次いで、保護管503の外周面上に係止具501が形成される所定の位置に位置決め装置511が移動され、保護管503の位置決めがされる。このとき、位置決め装置511は、直線位置検出器により車体529の位置を検出して、事前にコンピュータに入力された所定の位置に移動する。なお、作業員が目視によって位置を確認しながら手動で位置決め装置511を移動させてもよい。
次いで、成形金型513が型締めされる。このとき、保護管503の凸部539の外周面が成形金型513の保護管キャビティ519の内周面と堰止部523とに当接すると共に、保護管503の凹部541の外周面が堰止部523の円弧状突条543に当接し、かつ、保護管503の凹部541の内周面が心棒537の外周面に当接する。
次いで、係止具501を一体成形するための溶融樹脂が係止具キャビティ521に充填される。
係止具キャビティ521に充填された樹脂が硬化した後に、上型517を上方に移動させて成形金型513が開放され、位置決め装置511の油圧装置545によって油圧シリンダ533が上方に伸長され、保護管503が下型515から取り出される。このとき、保護管503の外周面には、係止具501が一体成形されている。
そして、心棒537から係止具付保護管505を抜脱し、係止具付保護管505が製造される。
特開2012−217295号公報
しかしながら、上述した従来の製造装置507は、所定長さの保護管503を心棒537に外嵌した状態で、保護管503の外周面上に係止具501が形成される所定の位置に位置決め装置511(車体529)を移動させ、保護管503の位置決めをしなければならないので、心棒537(中子)よりも長尺の係止具付保護管505を製造できない。また、従来の製造装置507は、所定長さに切断した保護管503を心棒537に外嵌した状態で位置決めを行う。このため、製造の都度、所定長に切断した保護管503を心棒537に外嵌する作業が発生し、係止具付保護管505の連続成形が困難である。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、長尺のモールド部付電線保護部材を製造でき、モールド部付電線保護部材の連続成形が可能なモールド部付電線保護部材の製造装置を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 筒状の電線保護管の外周面にモールド部が一体成形されたモールド部付電線保護部材を製造するための製造装置であって、前記電線保護管を長手方向に沿って搬送する搬送装置と、前記搬送装置により搬送される前記電線保護管の長手方向の長さを測定する測長装置と、前記測長装置が測定した長さ情報に基づいて前記搬送装置の搬送量を制御する制御装置と、前記搬送装置により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管を切断する切断装置と、前記搬送装置により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管の所定位置に前記モールド部を一体成形する成形装置と、を備えることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造装置。
上記(1)の構成のモールド部付電線保護部材の製造装置によれば、線状の電線保護管の搬送経路に沿って、測長装置と、切断装置と、成形装置と、が任意の順で配置される。なお、この構成においては、搬送装置は、搬送経路の任意位置における電線保護管を長手方向に沿って搬送できるものとする。
搬送装置によって搬送される電線保護管の搬送量は、測長装置によって測定される。測長装置によって測定された長さ情報は、制御装置に入力される。制御装置は、入力された長さ情報に基づき、搬送装置に、電線保護管の搬送制御信号を出力する。
具体的には、測長装置は、通過する電線保護管の任意の位置を基点として検出することができる。基点が切断位置であれば、電線保護管は、基点で切断され、この切断位置が電線保護管の搬送方向下流側の一端部となる。電線保護管の一端部から所定の位置にモールド部が成形され、モールド部が成形された位置から搬送方向上流側の所望の位置で電線保護管が切断されることにより、モールド部から電線保護管の一端部及び他端部までをそれぞれ所望の長さとしたモールド部付電線保護部材の製造が可能となる。
これにより、両端部から任意の距離にモールド部が成形された(即ち、所望の全長となった)モールド部付電線保護部材の製造が可能となる。
(2) 上記(1)の構成のモールド部付電線保護部材の製造装置であって、前記電線保護管が、前記測長装置、前記切断装置、前記成形装置の順に搬送されて前記モールド部付電線保護部材が製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造装置。
上記(2)の構成のモールド部付電線保護部材の製造装置によれば、測長装置によって、電線保護管の搬送方向下流側の一端部である切断位置又は該切断位置から所定の位置が、基点として検出される。制御装置は、この基点から所望の長さの位置が成形装置に到達した時、搬送装置を一旦停止した後、成形装置を作動させてモールド部を電線保護管の所定位置に一体成形する。そして、制御装置は、モールド部が一体成形された電線保護管における基点から所望の長さの位置が切断装置に到達した時、搬送装置を一旦停止した後、切断装置を作動させて電線保護管を切断する。そして、切断装置により切断されて所望の全長となったモールド部付電線保護部材を成形装置から取り出す。
この構成では、モールド部が成形されていない電線保護管を一般的な切断装置に通すことができ、専用の切断装置を用意する必要がない。
(3) 上記(1)の構成のモールド部付電線保護部材の製造装置であって、前記電線保護管が、前記測長装置、前記成形装置、前記切断装置の順に搬送されて前記モールド部付電線保護部材が製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造装置。
上記(3)の構成のモールド部付電線保護部材の製造装置によれば、測長装置によって、電線保護管の搬送方向下流側の一端部である切断位置又は該切断位置から所定の位置が、基点として検出される。制御装置は、この基点から所望の長さの位置が成形装置に到達した時、搬送装置を一旦停止した後、成形装置を作動させてモールド部を電線保護管に一体成形する。そして、制御装置は、モールド部が一体成形された電線保護管における基点から所望の長さの位置が切断装置に到達した時、搬送装置を一旦停止した後、切断装置を作動させて電線保護管を切断する。
この構成では、搬送方向最下流に設置された切断装置によって電線保護管の他端部が切断されてモールド部付電線保護部材の製造が完了するまで、電線保護管が測長装置から連続した状態となる。これにより、モールド部の取付位置、モールド部付電線保護部材の全長を高精度に製造できる。また、切断装置により切断されて所望の全長となったモールド部付電線保護部材は、成形装置から取り出す手間を省くことができる。
(4) 筒状の電線保護管の外周面にモールド部が一体成形されるモールド部付電線保護部材の製造方法であって、搬送装置により搬送される前記電線保護管の長手方向の長さを測定する測長工程と、前記測長工程で測定した長さ情報に基づいて前記搬送装置により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管を切断する切断工程と、前記搬送装置により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管の所定位置に前記モールド部を一体成形する成形工程と、を備えることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造方法。
上記(4)の構成のモールド部付電線保護部材の製造方法によれば、線状の電線保護管を搬送経路に沿って、測長工程と、切断工程と、成形工程と、が任意の順で実施される。なお、この構成においては、搬送装置は、搬送経路の任意位置における電線保護管を長手方向に沿って搬送できるものとする。
これにより、両端部から任意の距離にモールド部が成形された(即ち、所望の全長となった)モールド部付電線保護部材の製造が可能となる。
(5) 上記(4)の構成のモールド部付電線保護部材の製造方法であって、前記電線保護管が、前記測長工程、前記切断工程、前記成形工程の順に製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造方法。
上記(5)の構成のモールド部付電線保護部材の製造方法によれば、切断工程において、モールド部が成形されていない電線保護管を一般的な切断装置に通すことができ、専用の切断装置を用意する必要がない。
(6) 上記(4)の構成のモールド部付電線保護部材の製造方法であって、前記電線保護管が、前記測長工程、前記成形工程、前記切断工程の順に製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造方法。
上記(6)の構成のモールド部付電線保護部材の製造方法によれば、搬送方向最下流の切断工程において電線保護管の他端部が切断されてモールド部付電線保護部材の製造が完了するまで、電線保護管が搬送方向上流の測長工程から連続した状態となる。これにより、モールド部の取付位置、モールド部付電線保護部材の全長を高精度に製造できる。また、切断工程において切断されて所望の全長となったモールド部付電線保護部材は、成形工程において成形装置から取り出す手間を省くことができる。
本発明に係るモールド部付電線保護部材の製造装置及び製造方法によれば、長尺のモールド部付電線保護部材を製造でき、モールド部付電線保護部材を連続成形することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るモールド部付電線保護部材の製造装置の概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るモールド部付電線保護部材の部分斜視図である。 図1に示した成形装置の要部分解斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るモールド部付電線保護部材の製造装置の概略斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るモールド部付電線保護部材の製造装置の概念図である。 従来の係止具付電線保護部材の斜視図である。 (a)は従来の製造装置の側面図、(b)は(a)に示した成形金型の縦断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るモールド部付電線保護部材の製造装置11(以下、単に製造装置11とも云う)は、車体パネル(図示略)の取付孔に係止される係止具13が、筒状の電線保護管15の外周面にモールド部として一体成形された係止具付電線保護部材(モールド部付電線保護部材)17(図2参照)を製造するものである。
図2に示すように、本実施形態に係るモールド部としての係止具13は、電線保護管15の外周面に設けられる筒状部19と、筒状部19から立設された本体部21と、本体部21の先端に立設された係止部23と、本体部21の先端から拡径された押圧部25と、を備えている。係止部23は、本体部21の先端から立設された柱状部27と、柱状部27の先端から本体部21に向かって延長されて形成された係止片29と、を備える。
電線保護管15は、軸線に沿う方向に谷山を構成する凸部31と凹部33とが交互に繰り返して設けられた所謂コルゲートチューブである。電線保護管15は、長手方向に亘ってスリット35が設けられている。
本実施形態に係る係止具付電線保護部材の製造装置11は、搬送装置37と、測長装置39と、制御装置41と、切断装置43と、成形装置45と、を有する。以下にこれらを順に説明する。
本実施形態に係る搬送装置37は、線状の電線保護管15を長手方向に沿って搬送する。本実施形態による搬送装置37は、測長装置39と一体に設けられた挟持式のものとなっている。この搬送装置37は、搬送シリンダ47によって移送ロット49が往復作動される。移送ロット49の先端には、挟持機構51が設けられている。挟持機構51は、一対の挟持爪53からなるチャック55を備える。挟持機構51は、制御装置41によって制御され、移送ロット49の後退位置においてチャック55で電線保護管15を挟み、進出位置でチャック55を開く。次いで、チャック55は、開いたまま後退し、再び後退位置で電線保護管15を挟んで伸長する。これにより、電線保護管15が、移送ロット49の1ストローク分ずつ図1中右から左へ搬送される。
なお、本実施形態の搬送装置37は一例であり、この他、搬送装置としては、搬送経路の任意位置での電線保護管15を長手方向に沿って搬送できる例えばコンベア式のものとすることもできる。
測長装置39は、搬送装置37により搬送される電線保護管15の長手方向の長さを測定する。本実施形態において、測長装置39は、搬送装置37と一体的に構成されている。測長装置39は、搬送装置37のストロークをカウントするとともに、移送ロット49の移動長さをカウント値に加算することにより、電線保護管15の搬送長を測長する。この測長値は、制御装置41へ出力される。
なお、本実施形態の測長装置39は一例であり、この他、測長装置は、電線保護管15の移動に伴って従動回転する検出ローラや、電線保護管15の凸部31または凹部33をカウントする非接触式の光学センサ等を備える構成としてもよい。また、これら測長装置39は、搬送経路の任意の位置に任意の数設けられてもよい。
本実施形態に係る制御装置41は、測長装置39が測定した長さ情報に基づいて搬送装置37の搬送量を制御する。制御装置41としては、CPU57を備えたコンピュータを用いることができる。制御装置41には、内部記憶装置59、I/Oインターフェース61等が設けられる。制御装置41は、搬送装置37、測長装置39、切断装置43、成形装置45の相互の相対距離が既知の長さ情報として内部記憶装置59に格納されている。制御装置41は、搬送装置37、測長装置39、切断装置43、成形装置45からの作動状態信号63がI/Oインターフェース61を介して入力される。この作動状態信号63や既知の長さ情報に基づき、CPU57は、搬送装置37の搬送発停信号65、切断装置43の切断信号67、成形装置45の成形開始終了信号69(手動の場合除く)等の出力タイミングを演算する。制御装置41は、演算された出力タイミングに応じて、搬送発停信号65、切断信号67、成形開始終了信号69等をI/Oインターフェース61を介して搬送装置37、測長装置39、切断装置43、成形装置45へ出力する。
本実施形態に係る切断装置43は、搬送装置37により所定の搬送量が搬送された電線保護管15を切断する。本実施形態において、切断装置43は、下方側の固定刃を収容すると共に電線保護管15を案内支持する固定ガイド部71と、上方側の可動刃73とを有する。可動刃73は、切断用アクチュエータ75によって、制御装置41からの切断信号67に基づき作動が制御される。切断用アクチュエータ75には、空気圧または電磁力等によって作動される。
本実施形態に係る成形装置45は、搬送装置37により所定の搬送量が搬送された電線保護管15の所定位置に係止具13を一体成形する。成形装置45は、成形機台77に、複数(図例では2本)のガイド軸79が立設されている。ガイド軸79には、昇降板81の基端側が昇降自在に支持される。昇降板81の先端側には、上型83が固定されている。上型83は、下型85と共に成形金型87を構成する。下型85は、装置フレーム(図示略)等に配設される。上型83には、溶融樹脂が注入される注入管89がノズル(図示略)を介して接続されている。
成形金型87へ溶融した熱可塑性樹脂を注入するためのこの成形装置45には、例えばマイクロ成形機を用いることができる。マイクロ成形機は、電動機等の外部動力を不要として作業員一人で操作できる樹脂成形機であって、上型83と、下型85を開閉する型締装置91と、成形金型87に溶融樹脂を加圧注入する低圧射出装置(図示略)と、を有する。低圧射出装置は、ポリプロピレン等の合成樹脂等を加熱して溶融するヒータが設けられた加熱筒と、加熱筒の溶融樹脂をノズルから射出するプランジャと、プランジャを前進させる射出シリンダと、加熱筒の加熱温度を所望の温度に保持する温調器等と、を有して構成される。
なお、マイクロ成形機とは、一回の射出成形で成形できる樹脂の量が最大で数十g程度のものであって、かつ、成形金型87の型締め時に、エアシリンダまたはリンク等を用いて手動で行うことができるものをいう。低圧射出装置は、電動機やエア等の外部動力によって射出シリンダを駆動するものであってもよい。より具体的にマイクロ成形機としては、例えば、特開2010−260297号公報、特開2012−30429号公報及び特開2013−103492号公報などに開示された公知の「射出成形装置」を用いることができる。
昇降板81と成形機台77とには、型締装置91が設けられている。型締装置91は、リンク機構93と、連動部材95と、を有する。リンク機構93は、一端側が成形機台77に連結され、他端側が昇降板81に回動自在に固定された操作ハンドル97に連結されている。連動部材95は、昇降板81と下型85とを接近移動及び離反移動自在に連結している。
リンク機構93は、図1に示した起立姿勢となる操作ハンドル97が手前に倒されるように操作されると、昇降板81を下降させる。連動部材95は、昇降板81が下降されると、成形装置45と下型85とを接近方向に移動させる。つまり、成形装置45は、図1の状態から操作ハンドル97を押し下げると、成形装置45と下型85が接近した後、上型83と下型85とが型締めされるようになっている。なお、成形装置45と下型85との接近移動は、何れか一方が何れか他方に移動されてもよく、双方が接近する方向に移動されてもよい。成形装置45及び下型85は、スライドテーブル等(図示略)に設置することで上記のような移動が可能となる。そして、成形装置45は、操作ハンドル97が持ち上げられることで、上型83が上昇されて型開きされるとともに、成形装置45と下型85とが再び図1に示した状態に離れて配置される。
なお、この成形装置45は、操作ハンドル97を駆動する成形用アクチュエータを付設することで、自動で作動させることができる。この場合、成形用アクチュエータは、制御装置41によって作動が制御されることになる。
図1に示したように、本実施形態に係る成形金型87は、上型83と、下型85、からなる。上型83及び下型85は、電線保護管15を収容する保護管キャビティ99と、保護管キャビティ99に連通されて係止具13を成形するための係止具キャビティ(モールド部キャビティ)101と、保護管キャビティ99に設けられ係止具キャビティ101を挟んで両側にそれぞれ設けられた一対の円弧状突条105と、をそれぞれ有する(図3参照)。
なお、成形金型87は、本実施形態のように複数(2つ)の保護管キャビティ99を並設し、複数本(2本)の同一径の電線保護管15に係止具13を同時に成形する構成としたり、複数本の直径が異なる電線保護管15に係止具13を同時に形成する構成としたりしてもよい。また、成形金型87は、複数の保護管キャビティ99の間に複数の係止具キャビティ101を設け、一本の電線保護管15に複数個の係止具13を同時に成形する構成としてもよい。
円弧状突条105は、電線保護管15の外周面に設けられた凹部33に当接するように半円形状に形成されている。円弧状突条105は、係止具キャビティ101に導入された溶融樹脂が保護管キャビティ99に浸入するのを堰き止める。円弧状突条105は、電線保護管15の隣接する複数の凹部33に当接するよう複数並設されてもよい。係止具キャビティ101は、係止具13の係止部23を成形するための係止部キャビティ107を備えている。
搬送装置37と成形金型87には、それぞれ中子109が設けられている。本実施形態に係る中子109は、搬送装置37及び成形金型87に対してその軸線方向の移動が規制されると共に、保護管キャビティ99に収容される電線保護管15が挿通(中子109の外周側に電線保護管15の内周側が挿し通)される。中子109は、電線保護管15の内径に略同一で挿入可能となった中子本体部110(図4参照)と、この中子本体部110の外周から半径方向の外側に突出して、軸線に沿って延在した突片部111と、で構成される。中子109は、搬送装置37及び成形金型87にセットされる前の電線保護管15に、突片部111をスリット35に差し入れながら中子本体部110が挿入される。これにより、チャック55の挟持時や高温となった成形樹脂の注入圧力によっても電線保護管15が潰れなくなる。また、電線保護管15から突出した突片部111が成形金型87の突片部収容部98に配置されることで、成形品となった係止具付電線保護部材17におけるスリット35と係止具13との円周方向の相対位置を決めることができる。
搬送装置37に設けられる中子109は、突片部111がスタッドボルト113によって装置フレーム等に支持される。成形金型87に設けられる中子109は、昇降シリンダ115によって下型85等に対して昇降自在に設けられる。これにより、成形の完了した係止具付電線保護部材17に対して、中子109を上方へ持ち上げて下型85からの成形品の取り出しを可能としている。
なお、中子109は、所定の回転角度(例えば90°)毎に保持が可能となることが好ましい。これにより、係止具13と電線保護管15のスリット35との円周方向の相対位置が選択可能となる。この場合、中子109の回転向きにより、突片部111が成形金型87の型開き方向に突出する場合には、上型83または下型85に突片部111を収容する溝(図示略)が形成された成形金型が使用される。
次に、上記実施形態に係る製造装置11を用いた係止具付電線保護部材17の製造方法を説明する。
先ず、中子109の回転方向の位置を所定の向きにセットする。搬送される電線保護管15は、搬送装置37の手前で、始端が中子109の中子本体部110に挿通される。電線保護管15のスリット35には、同時に突片部111が挿入される。成形装置45が手動の場合は、操作ハンドル97が持ち上げられて成形金型87が型開き状態となっていることを確認する。なお、成形装置45が自動の場合には、製造装置11の作動開始時、制御装置41からの成形開始終了信号69により成形金型87は型開きされる。
次いで、製造装置11を作動し、搬送装置37によって電線保護管15の搬送を開始する。
先ず、搬送装置37により搬送される電線保護管15の長手方向の長さが測長装置39により測定される(測長工程)。
制御装置41は、測長装置39により測定された長さ情報に基づいて電線保護管15の始端が切断位置に到達したと判断したなら、搬送装置37を一旦停止し、切断装置43に切断信号67を出力する(切断工程)。制御装置41は、この切断位置である電線保護管15の搬送方向下流側の一端部を基点として記憶する。
制御装置41は、再び搬送装置37を作動させる。電線保護管15は、成形装置45の手前で一端部が中子109の中子本体部110に挿通される。電線保護管15のスリット35には、同時に突片部111が挿入される。
制御装置41は、測長装置39により測定された長さ情報に基づいて電線保護管15の成形位置(基点から所望の長さの位置)が成形金型87に到達したと判断したなら、搬送装置37を一旦停止し、成形装置45に成形開始終了信号69を出力する。成形装置45は、成形が開始される。このとき、中子109の外周面と、電線保護管15の凹部33の内周面とが当接する。
手動の場合には、例えば、成形開始終了信号69により点灯されたランプ等を合図として型締装置91の操作ハンドル97を手前に倒すことで、リンク機構93を作動させ、昇降板81を下降させる。この際、リンク機構93及び連動部材95によって、上型83と下型85とは、上下位置となるまで接近移動された後、最終動作で型締めされる。このとき、電線保護管15の凸部31の外周面が成形金型87の保護管キャビティ99及び係止具キャビティ101の内周面に当接すると共に、保護管キャビティ99の円弧状突条105が電線保護管15の凹部33の外周面に当接し、かつ、電線保護管15の凹部33の内周面が中子109の外周面に当接する。このため、電線保護管15の凸部31と凹部33とが、係止具キャビティ101に射出された溶融樹脂の圧力で変形することが防止されると共に、溶融樹脂が保護管キャビティ99に浸入することが防止される。
次いで、射出装置から溶融樹脂が成形金型87に射出され、係止具キャビティ101に溶融樹脂が充填される。即ち、所定の搬送量が搬送された電線保護管15の所定位置(成形位置)に係止具13が一体成形される(成形工程)。このとき、溶融樹脂は、電線保護管15が塑性変形しない温度とされる。
所定の樹脂硬化時間を経て、係止具キャビティ101に充填された樹脂が硬化したなら、型締装置91の操作ハンドル97を上方へ持ち上げ操作し、上型83を上方に移動させて成形金型87を開放する(図1参照)。成形装置45は、上型83が上昇されると、上型83と下型85とが水平方向へずらされ、下型85の上方に、製品取り出し用の作業空間117(図1参照)が確保される。
次いで、成形装置45は、再び搬送装置37を作動させる。制御装置41は、係止具13と切断装置43の距離が所望の長さ(測長装置39により測定された基点から所望の長さ)となったと判断した時、搬送装置37を停止し、切断装置43を作動させて電線保護管15を切断する(切断工程)。これにより、電線保護管15は、係止具13から搬送方向上流側の所望の位置で切断される。これにより、電線保護管15の外周面に係止具13が一体成形された所望の全長を有する係止具付電線保護部材17が形成される。
そして、中子109から係止具付電線保護部材17を抜き出すことにより、係止具付電線保護部材17の製造が完了する。以降、上述の製造方法を繰り返して、係止具付電線保護部材17が連続的に製造される。
次に、上記構成を有する係止具付電線保護部材17の製造装置11及び製造方法の作用を説明する。
本実施形態に係る係止具付電線保護部材17の製造装置11及び製造方法では、線状の電線保護管15の搬送経路に沿って、測長装置39(測長工程)と、切断装置43(切断工程)と、成形装置45(成形工程)と、が任意の順で配置される。なお、この構成においては、搬送装置37は、搬送経路の任意位置における電線保護管15を長手方向に沿って搬送できるものとする。
搬送装置37によって搬送される電線保護管15の搬送量は、測長装置39によって測定される。測長装置39によって測定された長さ情報は、制御装置41に入力される。制御装置41は、入力された長さ情報に基づき、搬送装置37に、電線保護管15の搬送発停信号65を出力する。
具体的には、測長装置39は、通過する電線保護管15の任意の位置を基点として検出することができる。搬送経路に設置されている測長装置39と、切断装置43と、成形装置45との相対距離は、既知の長さとして制御装置41の内部記憶装置59等に記憶されている。従って、測長装置39を通過した電線保護管15の或る点が基点とされれば、制御装置41は、この基点から切断装置43に対応する電線保護管15の位置、成形装置45に対応する電線保護管15の位置が判断可能となる。換言すると、制御装置41は、基点から所望の長さの位置が切断装置43や成形装置45に到達するよう搬送装置37を制御して電線保護管15を搬送することができる。
上記の基点が切断位置であれば、電線保護管15は、基点で切断され、この切断位置が電線保護管15の搬送方向下流側の一端部となる。これにより、電線保護管15の一端部から所望の長さの位置に、係止具13を成形した係止具付電線保護部材17の製造が可能となる。勿論、係止具13が成形された位置から搬送方向上流側の所望の位置で電線保護管15が切断されることにより、係止具13から電線保護管15の他端部までをそれぞれ所望の長さとした係止具付電線保護部材17の製造が可能となる。
これにより、両端部から任意の距離に係止具13が成形された(即ち、所望の全長となった)係止具付電線保護部材17の製造が可能となる。
また、一本の長尺の電線保護管15を連続搬送しながら、電線保護管15の一端部と他端部を所定の位置毎で切断して行くことで、両端部から所望の位置に係止具13が成形された係止具付電線保護部材17を、連続して製造することが可能となる。
また、本実施形態に係る係止具付電線保護部材17の製造装置11及び製造方法では、電線保護管15が、測長装置39(測長工程)、切断装置43(切断工程)、成形装置45(成形工程)の順に製造されて係止具付電線保護部材17が製造されることが望ましい。
本実施形態に係る係止具付電線保護部材17の製造装置11及び製造方法によれば、測長装置39によって、電線保護管15の搬送方向下流側の一端部である切断位置又は該切断位置から所定の位置が、基点として検出される(測長工程)。制御装置41は、測長装置39により測定された長さ情報に基づいて電線保護管15の成形位置(基点から所望の長さの位置)が成形金型87に到達した時、搬送装置37を一旦停止した後、成形装置45を作動させて係止具13を電線保護管15に一体成形を開始する(成形工程)。更に、制御装置41は、係止具13が一体成形された電線保護管15における基点から所望の長さの位置が切断装置43に到達した時、搬送装置37を一旦停止した後、切断装置43を作動させて電線保護管15を切断する(切断工程)。そして、切断装置43により切断されて所望の全長となった係止具付電線保護部材17を成形装置45から取り出す。
この構成では、係止具13が成形されていない電線保護管15を一般的な切断装置43に通すことができ、専用の切断装置を用意する必要がない。また、電線保護管15に不要となる残余切断部が発生しない。即ち、切断装置43が成形装置45の下流に位置する場合、一端部と係止具13の長さが、切断装置43と成形装置45の距離よりも短いと、残余切断部の発生が避けられない。これに対し、切断装置43(切断工程)が成形装置45(成形工程)の上流に配置される本実施形態の構成によれば、残余切断部の発生がない。
次に、本発明の他の実施形態に係る係止具付電線保護部材17の製造装置121及び製造方法を説明する。なお、上記製造装置11と同様の構成部材については、同符号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示すように、係止具付電線保護部材17の製造装置121(以下、単に製造装置121と云う)及び製造方法は、電線保護管15が、測長装置39(測長工程)、成形装置45(成形工程)、切断装置43(切断工程)の順に搬送されて係止具付電線保護部材17が製造される構成とされている。
この他の実施形態に係る係止具付電線保護部材17の製造装置121及び製造方法では、測長装置39によって、電線保護管15の搬送方向下流側の一端部である切断位置又は該切断位置から所定の位置が、基点として検出される(測長工程)。制御装置41は、この基点から所望の長さの位置が成形装置45に到達した時、搬送装置37を一旦停止した後、成形装置45を作動させて係止具13を電線保護管15に一体成形する(成形工程)。手動の場合は、操作ハンドル97によって成形作業を行う。そして、搬送が再開され、係止具13が一体成形された電線保護管15における基点から所望の長さの位置が切断装置43に到達した時、制御装置41は、搬送装置37を一旦停止した後、切断装置43を作動させて電線保護管15を切断する(切断工程)。
この係止具付電線保護部材17の製造装置121及び製造方法によれば、搬送方向最下流に設置された切断装置43によって電線保護管15の他端部が切断されて係止具付電線保護部材17の製造が完了するまで、電線保護管15が測長装置39から連続した状態となる。これにより、係止具13の取付位置、係止具付電線保護部材17の全長を高精度に製造できる。また、切断装置43により切断されて所望の全長となった係止具付電線保護部材17は、切断装置43の下流側に設けられる完成品投入箱119等へ投入される。そこで、成形装置45から係止具付電線保護部材17を取り出す手間を省くことができる。
なお、切断装置43の固定ガイド部71Aは、係止具13が一体成形された電線保護管15を案内支持できるように、上記固定ガイド部71よりも大きなガイド挿通孔72を有する。
次に、本発明の他の実施形態に係る係止具付電線保護部材17の製造装置123及び製造方法を説明する。なお、上記製造装置11と同様の構成部材については、同符号を付して詳細な説明を省略する。
図5に示すように、係止具付電線保護部材17の製造装置123(以下、単に製造装置123と云う)及び製造方法は、電線保護管15が、成形装置45(成形工程)、切断装置43(切断工程)、測長装置39(測長工程)、の順に製造されて係止具付電線保護部材17が製造される構成とされている。
この他の実施形態に係る係止具付電線保護部材17の製造装置121及び製造方法では、搬送方向最下流に設置された測長装置39によって、通過する任意の位置が基点として検出される(測長工程)。この基点から所望の長さ上流側の電線保護管15の位置が成形装置45に到達した時に、制御装置41は、搬送装置37を一旦停止した後、成形装置45を作動させて係止具13を電線保護管15に成形する(成形工程)。手動の場合は、操作ハンドル97によって成形作業を行う。搬送が再開され、係止具13の成形位置から所定の長さ搬送方向上流側となった位置が切断装置43に到達した時、制御装置41は、搬送装置37を一旦停止した後、切断装置43を作動させて電線保護管15を切断する(切断工程)。この切断位置が電線保護管15の搬送方向上流側の他端部となる。
この係止具付電線保護部材17の製造装置123及び製造方法によれば、供給された線状の電線保護管15に最初に係止具13が成形されるので、例えば測長装置39が挟持式の搬送装置37を有する場合、電線保護管15の係止具未成形外周面に測長装置39を触れさせないようにできる。
このように、本発明の実施形態に係る係止具付電線保護部材の製造装置及び製造方法は、線状の電線保護管15の搬送経路に沿って、測長装置39(測長工程)と、切断装置43(切断工程)と、成形装置45(成形工程)と、を任意の順で配置することができる。
従って、本実施形態に係る係止具付電線保護部材の製造装置11,121,123及び製造方法によれば、成形装置45における中子109よりも長尺の係止具付電線保護部材17を製造でき、係止具付電線保護部材17を連続成形することができる。
ここで、上述した本発明に係る係止具付電線保護部材の製造装置及び製造方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] 筒状の電線保護管15の外周面にモールド部(係止具)13が一体成形されたモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17を製造するための製造装置11であって、線状の電線保護管15を長手方向に沿って搬送する搬送装置37と、前記搬送装置37により搬送される前記電線保護管15の長手方向の長さを測定する測長装置39と、前記測長装置39が測定した長さ情報に基づいて前記搬送装置37の搬送量を制御する制御装置41と、前記搬送装置37により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管15を切断する切断装置43と、前記搬送装置37により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管15の所定位置に前記モールド部(係止具)13を一体成形する成形装置45と、を備えることを特徴とするモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造装置11。
[2] 上記[1]の構成のモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造装置11であって、前記電線保護管15が、前記測長装置39、前記切断装置43、前記成形装置45の順に搬送されて前記モールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17が製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造装置11。
[3] 上記[1]の構成のモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造装置121であって、前記電線保護管15が、前記測長装置39、前記成形装置45、前記切断装置43の順に搬送されて前記モールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17が製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造装置121。
[4] 筒状の電線保護管15の外周面にモールド部(係止具)13が一体成形されるモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造方法であって、搬送装置37により搬送される前記電線保護管15の長手方向の長さを測定する測長工程と、前記測長工程で測定した長さ情報に基づいて前記搬送装置37により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管15を切断する切断工程と、前記搬送装置37により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管15の所定位置に前記モールド部(係止具)13を一体成形する成形工程と、を備えることを特徴とするモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造方法。
[5] 上記[4]の構成のモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造方法であって、前記電線保護管15が、前記測長工程、前記切断工程、前記成形工程の順に製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造方法。
[6] 上記[4]の構成のモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造方法であって、前記電線保護管15が、前記測長工程、前記成形工程、前記切断工程の順に製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材(係止具付電線保護部材)17の製造方法。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、電線保護管15が所謂コルゲートチューブである場合について説明したが、電線保護管15はストレートチューブであってもよいし、コルゲートチューブ部分とストレート部分の双方を有するコルゲートチューブであってもよい。
また、上記実施形態では、モールド部付電線保護部材である係止具付電線保護部材17がモールド部として係止具13を備える場合について説明したが、モールド部の形状や機能はこれに限定されるものではない。例えば、電線保護管15の所定軸方向長さに亘って複数の凹部33を埋めるように外周面に設けた筒状の屈曲規制部をモールド部として電線保護管15に一体成形することもできる。
11…製造装置
13…係止具(モールド部)
15…電線保護管
17…係止具付電線保護部材(モールド部付電線保護部材)
37…搬送装置
39…測長装置
41…制御装置
43…切断装置
45…成形装置

Claims (6)

  1. 筒状の電線保護管の外周面にモールド部が一体成形されたモールド部付電線保護部材を製造するための製造装置であって、
    前記電線保護管を長手方向に沿って搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送される前記電線保護管の長手方向の長さを測定する測長装置と、
    前記測長装置が測定した長さ情報に基づいて前記搬送装置の搬送量を制御する制御装置と、
    前記搬送装置により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管を切断する切断装置と、
    前記搬送装置により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管の所定位置に前記モールド部を一体成形する成形装置と、
    を備えることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造装置。
  2. 請求項1に記載のモールド部付電線保護部材の製造装置であって、
    前記電線保護管が、前記測長装置、前記切断装置、前記成形装置の順に搬送されて前記モールド部付電線保護部材が製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造装置。
  3. 請求項1に記載のモールド部付電線保護部材の製造装置であって、
    前記電線保護管が、前記測長装置、前記成形装置、前記切断装置の順に搬送されて前記モールド部付電線保護部材が製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造装置。
  4. 筒状の電線保護管の外周面にモールド部が一体成形されるモールド部付電線保護部材の製造方法であって、
    搬送装置により搬送される前記電線保護管の長手方向の長さを測定する測長工程と、
    前記測長工程で測定した長さ情報に基づいて前記搬送装置により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管を切断する切断工程と、
    前記搬送装置により所定の搬送量が搬送された前記電線保護管の所定位置に前記モールド部を一体成形する成形工程と、
    を備えることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造方法。
  5. 請求項4に記載のモールド部付電線保護部材の製造方法であって、
    前記電線保護管が、前記測長工程、前記切断工程、前記成形工程の順に製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造方法。
  6. 請求項4に記載のモールド部付電線保護部材の製造方法であって、
    前記電線保護管が、前記測長工程、前記成形工程、前記切断工程の順に製造されることを特徴とするモールド部付電線保護部材の製造方法。
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