JP2015159364A - 受信機及び放送システム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の目的は、上述した課題を解決する受信機及び放送システムを提供することにある。
図1は、一実施形態による放送システム1の構成を示す概略ブロック図である。
放送システム1は、放送送出装置100、サーバ装置200、受信機300を備えるシステムである。なお、放送送出装置100及びサーバ装置200は放送事業者が所有するものであり、受信機300は利用者が所有するものである。
映像パケット生成部101は、映像コンテンツをPES(Packetized Elementary Stream)データ、MFU(Media Fragment Unit)データまたはMPU(Media Processing Unit)データに格納する。
基本字幕パケット生成部102は、基本字幕情報をPESデータ、MFUデータまたはMPUデータに格納する。基本字幕情報は、TTML(Timed Text Markup Language)の形式で記述された情報である。また、基本字幕情報には、一の時刻に画面に表示される字幕文字列が含まれる。つまり、基本字幕情報は、経時的に変化する映像コンテンツの内容に合わせて逐次変化する。
基本字幕情報は、図2に示すように、一の時刻に画面に表示される字幕文字列を格納するTTML形式のデータである。図2に示す例では、00:00:11:06から00:00:12:14までの時刻に表示される字幕文字列が基本字幕情報に格納されている。このように、基本字幕情報に一の時刻に画面に表示される字幕文字列を格納することで、基本字幕情報のデータサイズが小さくなり、放送送出装置100は、基本字幕情報を短時間で確実に送出することができる。また、基本字幕情報には、字幕文字列ごとに異なるIDが割り振られる。
なお、図2に示す例は、基本字幕情報が字幕文字列の表示時刻及び非表示時刻を格納するものであるが、これに限られず、基本字幕情報は、表示時刻及び非表示時刻を格納していなくても良い。この場合、受信機300は、当該基本字幕情報を受信した場合に、即時に字幕情報を表示装置に表示させる。
図3に示す拡張字幕情報は、JSON形式で記述されたものである。拡張字幕情報は、図3に示すように、字幕文字列のIDと、当該字幕文字列を表示する際の装飾方法とを格納する。当該IDは、基本字幕情報に含まれるIDに対応している。図3に示す例では、ID「s01」に関連付けられた字幕文字列の背景として、200,300の座標の位置に、画像「http://xxx.yyy.zzz/image/blowoff01.jpg」を表示させ、字幕文字列の色を「0xFFF(『0x』は16進数表記を示す接頭辞である)」とすることを示す装飾方法が関連付けられている。また、ID「s02」に関連付けられた字幕文字列の背景として、250,800の座標の位置に、画像「http://xxx.yyy.zzz/image/blowoff02.jpg」を表示させ、字幕文字列の色を「0xF77」とすることを示す装飾方法が関連付けられている。また、ID「s03」に関連付けられた字幕文字列の背景として、200,350の座標の位置に、画像「http://xxx.yyy.zzz/image/blowoff03.jpg」を表示させ、字幕文字列の色を「0x77F」とすることを示す装飾方法が関連付けられている。
図4に示す拡張字幕情報は、XML形式で記述されたものである。XML形式で記述された拡張字幕情報も、図3に示すJSON形式で記述された拡張字幕情報と同様に、字幕文字列のIDと、当該字幕文字列を表示する際の装飾方法とを格納する。
放送受信部301は、放送送出装置100から送出された放送波を受信する。
トランスポート復号部302は、放送波に多重されたTSまたはMMTPパケットを、PESデータ、MFUデータまたはMPUデータとセクションデータとに分離し、PESデータ、MFUデータまたはMPUデータを映像・音声復号部303へ出力する。
基本字幕復号部304は、トランスポート復号部302から受け付けたPESデータ、MFUデータまたはMPUデータを基本字幕情報に復号することで、基本字幕情報を取得する。基本字幕復号部304は、基本字幕取得部の一例である。
拡張字幕受信部305は、映像・音声復号部303が複合した映像コンテンツに係る拡張字幕情報をサーバ装置200から受信する。拡張字幕受信部305は、拡張字幕取得部の一例である。
アプリケーション実行部307は、HTML5に準拠して記述されたアプリケーションを実行する。アプリケーション制御部が実行する当該アプリケーションには、字幕情報を処理するアプリケーションが含まれる。
図5は、映像コンテンツ及び字幕情報を取得するHTML5アプリケーションの例を示す図である。
アプリケーション実行部307が実行するアプリケーションは、HTML5に準拠して記述されている。当該アプリケーションにおいて、映像コンテンツは、図5(A)に示すvideoタグ、または図5(B)に示すobjectタグにおいて参照される。そして、字幕情報は、図5(A)、(B)に示すように、映像コンテンツを参照するタグに内包されるtrackタグにおいて参照される。なお、複数の言語の字幕情報が存在する場合、図5(A)、(B)に示すように複数のtrackタグを用いてそれぞれの言語の字幕情報を参照する。なお、多言語の字幕文字列の参照方法は、これに限られず、例えば、1つの字幕情報の中に複数の言語の字幕文字列を格納しても良い。この場合、字幕文字列は、divタグによって言語ごとに分割される。また、図5に示す例には、アプリケーションにおいて拡張字幕情報を読み込む手段が記述されていないが、アプリケーション実行部307は、JQueryなどのAPI(Application Programming Interface)を利用してXML形式やJSON形式で記述された拡張字幕情報を読み込むことができる。
そして、図5(C)に示すように、アプリケーションにJavaScript(登録商標)によりtrackタグによって参照される字幕情報のキュー(字幕文字列)を取得する命令を記載されていることで、アプリケーション実行部307は、字幕情報を処理することができる。
第1の例として、字幕表示アプリケーションについて説明する。字幕表示アプリケーションは、拡張字幕情報を用いて字幕文字列を表示させるアプリケーションである。本実施形態では、字幕表示アプリケーションは、レジデントアプリである基本字幕処理部306とは別個に設けられるが、これに限られず、他の実施形態では、受信機300が基本字幕処理部306に代えて、当該字幕表示アプリケーションを実行する字幕処理部をレジデントアプリとして備えても良い。
アプリケーション実行部307は、利用者の操作によって字幕表示アプリケーションを実行すると、拡張字幕受信部305から拡張字幕情報を取得する(ステップS101)。また、アプリケーション実行部307は、基本字幕復号部304から基本字幕情報を取得する(ステップS102)。次に、アプリケーション実行部307は、取得した基本字幕情報からIDを抽出し、当該IDに関連付けられた装飾方法を、拡張字幕情報から抽出する(ステップS103)。次に、アプリケーション実行部307は、基本字幕情報に含まれる字幕文字列を、抽出した装飾方法で装飾して表示させる指示を、表示制御部308に出力する(ステップS104)。
これにより、アプリケーション実行部307は、アプリケーションを字幕文字列の装飾のパターンごとに用意することなく、1つのアプリケーションの実行によって、任意の装飾を加えた字幕情報を表示することができる。
アプリケーション実行部307は、利用者の操作によって字幕検索アプリケーションを実行すると、拡張字幕受信部305から拡張字幕情報を取得する(ステップS201)。次に、アプリケーション実行部307は、利用者から検索文字列の入力を受け付ける(ステップS202)。このとき、検索文字列は、字幕文字列であっても良いし、内容情報であっても良い。例えば、役者Aのセリフを検索したい場合、利用者は、検索文字列として「役者A」を入力することができる。利用者が赤外線リモコンやスマートフォンなどの入力装置を介して検索文字列を入力すると、アプリケーション実行部307は、入力を受け付けた検索文字列が、拡張字幕情報に含まれるか否かを判定する(ステップS203)。なお、検索文字列として番組のキーワードを検索する旨を示す文字列が入力されていた場合、「セリフに番組のキーワードが含まれるか否かを示す情報」の値が「キーワードを含む」ことを示すものがあるか否かを判定する。アプリケーション実行部307は、検索文字列が拡張字幕情報に含まれないと判定した場合(ステップS203:NO)、現在視聴している番組において検索文字列に該当する発言が出てこない旨を表示させる指示を、表示制御部308に出力する(ステップS204)。これにより、利用者は、現在視聴している番組に目的の話題が出現しないことが分かる。
例えば、上述した実施形態では、サーバ装置200が拡張字幕送信部201を備える場合について説明したが、これに限られない。例えば、放送送出装置100が拡張字幕情報をPESデータ、MFUデータまたはMPUデータに格納する拡張字幕パケット生成部を備え、放送部103が当該PESデータ、MFUデータまたはMPUデータを放送波に多重して送信しても良い。この場合、放送部103は、拡張字幕送信部201の一例である。
Claims (8)
- 映像コンテンツを取得する映像取得部と、
前記映像コンテンツに重畳して一の時刻に画面に表示される字幕文字列を含む基本字幕情報を取得する基本字幕取得部と、
前記映像コンテンツに重畳して表示させる字幕文字列の装飾方法を格納する拡張字幕情報を取得する拡張字幕取得部と
を備える受信機。 - 前記映像取得部は、放送波に多重された映像コンテンツを取得し、
前記基本字幕取得部は、放送波に多重された前記基本字幕情報を取得し、
前記拡張字幕送信部は、放送波に多重された前記拡張字幕情報、またはネットワークを介して送信された前記拡張字幕情報を取得する
請求項1に記載の受信機。 - 前記基本字幕情報は、前記字幕文字列に関連付けて当該字幕文字列のIDを格納し、
前記拡張字幕情報は、前記装飾方法に関連付けて当該装飾方法で装飾する字幕文字列のIDを格納する
請求項1または請求項2に記載の受信機。 - 前記表示制御部は、前記基本字幕情報に含まれる字幕文字列のIDと同じIDを有する装飾方法を前記拡張字幕情報から抽出し、前記字幕文字列を、当該装飾方法で装飾して、前記映像コンテンツに重畳して表示させる
請求項3に記載の受信機。 - 映像コンテンツを取得する映像取得部と、
前記映像コンテンツに重畳して一の時刻に画面に表示される字幕文字列を含む基本字幕情報を取得する基本字幕取得部と、
前記映像コンテンツに重畳して表示させる字幕文字列の内容に係る情報である内容情報を格納する拡張字幕情報を取得する拡張字幕取得部と
を備える受信機。 - 前記映像取得部は、放送波に多重された映像コンテンツを取得し、
前記基本字幕取得部は、放送波に多重された前記基本字幕情報を取得し、
前記拡張字幕送信部は、放送波に多重された前記拡張字幕情報、またはネットワークを介して送信された前記拡張字幕情報を取得する
請求項5に記載の受信機。 - 前記基本字幕情報は、前記字幕文字列に関連付けて当該字幕文字列のIDを格納し、
前記拡張字幕情報は、前記内容情報に関連付けて当該内容情報が示す内容を有する字幕文字列のIDを格納する
請求項5または請求項6に記載の受信機。 - 映像コンテンツを送信する映像送信部と、
前記映像コンテンツに重畳して一の時刻に画面に表示される字幕文字列を含む基本字幕情報を取得する基本字幕取得部と、
前記映像コンテンツに重畳して表示させる字幕文字列の装飾方法または当該字幕文字列の内容に係る情報である内容情報を格納する拡張字幕情報を取得する拡張字幕取得部と
を備える放送システム。
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